ふ~ん、なるほど!「コーヒー講座」その2 「最初にコーヒーを飲んだ日本人は・・・・」 ★それは江戸時代、長崎の出島に出入りした人たちといわれています。 日本での最初のコーヒー・・・、さまざまな説があるようです。ともあれ、記録に残っ ているものとしては、江戸時代のこと。 長崎のオランダ商館に持ち込まれたもののようです。1776年(安永5年)、スウェ ーデン人ツンベルクという人が日本の紀行文の中に「二、三の通訳のみがコーヒーの味を 知っている」と記録しています。 また、1797年(寛政9年)、「長崎寄合町諸事書上控帳」の中に、長崎丸山の遊女がも らったものとして「コヲヒ豆(→コーヒー豆)一箱。チヨクラート(→これは、チョコレ ートですね)」と書かれています。 ★シーボルトとコーヒー 1823年(文治6年)に、オランダ商館の医師「シーボルト」が来日した頃には、かな りの愛好家もいたようです。 彼は、「日本人は我々と一緒にいるとコーヒーを飲むのが好きだ」と書き、さらに「あ まり飲まないのは勧め方が悪いからだ。体に良いことを説明すれば、もっと飲むようにな るだろう」と書き添えています。 ★日本で最初の喫茶店は・・・ 日本でコーヒーが一般の人にも飲まれるようになったのは、鎖国が解かれてから。 1888年(明治21年)には東京・上野黒門町に、日本で最初の喫茶店「可否茶館(コー ヒーサカン)」が開店します。 洋行帰りの鄭永慶(てい えいけい ← 日本人ですよ)が、自宅を洋館に改造して開いた もの。フランスのカフェを目指した、豪華でハイカラな店でしたが、残念ながら、4~5年 で閉店してしまったそうです。 気になるコーヒーのお値段は・・・・、1 杯が1銭5厘、牛乳入りで2銭だったそう。 1銭5厘といえば、当時のもり蕎麦が2人前食べられたそう、今なら1500円くらいで しょうか。 ん~、ちょっと高かった、かな? (こちら、可否茶館とは無関係です、念のため)
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