平 成 事 業 財団法人 2 3 報 年 度 告 書 全日本交通安全協会 -2 目 1 次 交通安全に関する広報啓発活動の推進 (1) 第52回交通安全国民運動中央大会の開催・・・・・・・・・・・・・ 1 (2) 全国交通安全運動の実施・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 (3) 交通安全年間スローガン、ポスターデザインの募集と普及・・・・・ 1 (4) 各種媒体を活用した交通安全広報の推進・・・・・・・・・・・・・ 2 (5) ホームページによる広報啓発・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 (6) 反射材を普及促進するための反射材フェアの開催・・・・・・・・・ 3 (7) 交通安全アクション2011への参画・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 (8) 飲酒運転根絶のためのハンドルキーパー運動の推進・・・・・・・・ 3 (9) 交通安全ファミリー作文の募集・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 (10) 自転車月間の効果的推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 2 交通安全対策等の推進 (1) 第46回交通安全子供自転車全国大会の開催・・・・・・・・・・・・ 4 (2) 第44回二輪車安全運転全国大会の開催・・・・・・・・・・・・・・ 4 (3) 幼児・子供の交通安全対策の推進・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 (4) 高齢者、身体障害者等の交通安全対策の推進・・・・・・・・・・・ 6 (5) 自転車の交通安全対策の推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 (6) 原付、二輪車運転者の交通安全対策の推進・・・・・・・・・・・・ 8 (7) 自動車運転者の交通安全対策の推進・・・・・・・・・・・・・・・ 9 (8) 企業の交通安全対策の推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 (9) 反射材の普及促進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 (10) 道路使用等の適正化に関する対策の推進・・・・・・・・・・・・・ 10 3 交通安全表彰の実施 (1) 交通栄誉章「緑十字金・銀・銅章」表彰・・・・・・・・・・・・・ 10 (2) 交通安全優良団体等表彰・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 (3) 交通安全協会、安全運転管理者協議会の優良職員表彰・・・・・・・ 11 (4) 優良二輪車安全運転指導員等表彰・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 4 交通安全教育指導者育成のための研修会等の開催 (1) 安全運転教育指導者中央講習会・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 (2) 幼児・高齢者交通安全教育指導者講習会・・・・・・・・・・・・・ 12 -1 (3) 自転車安全教育特別指導員講習会・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 (4) 二輪車安全運転特別指導員中央研修会及び特別指導員養成講習会・・・ 12 (5) 四輪車安全運転実技指導員研修会・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 (6) 安全運転管理指導者講習会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 (7) 安全運転管理者5日課程研修会・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 (8) 交通事故相談担当者研修会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 (9) 都道府県道路使用適正化業務担当責任者研修会・・・・・・・・・・・ 13 (10) 地域交通安全活動推進委員全国研修会・・・・・・・・・・・・・・・ 13 5 交通安全教育及び啓発宣伝用資料・資器材等の作成、普及 (1) 交通安全教育指針に基づく指導者用手引書・・・・・・・・・・・・・ 13 (2) 各種教本、パンフレット等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 (3) 映画・ビデオ等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 (4) 保安用資器材等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 6 都道府県交通安全活動推進センターとの連携、交通安全活動資機材の支援 (1) 都道府県交通安全活動推進センターとの連絡調整・・・・・・・・・・ 16 (2) 交通安全活動支援協力事業の推進 (3) 交通安全広報車等の整備 7 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 交通安全に関する調査研究等の実施 (1) 交通安全に関する調査研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 (2) 国際交通安全協会等諸外国の交通安全団体との交流及び諸外国における 調査研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・18 8 交通安全事業に対する寄付金の活用・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18 9 各種行事に対する協賛、後援等の実施・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 10 東日本大震災被災地に対する支援活動の実施・・・・・・・・・・・・・ 19 0 平成23年度 事 1 業 報 告 書 交通安全に関する広報啓発活動の推進 (1) 第52回交通安全国民運動中央大会の開催 国民総ぐるみの交通安全運動を推進するため、平成24年1月16日(月)・17日 (火)の両日、東京都内において、第52回交通安全国民運動中央大会を警察庁と 共催で開催した。 1日目は、ホテルグランドヒル市ヶ谷において、地域・家庭部会、交通安全 教育部会、企業部会の3部会を開催し、各部会において、平成24年中に実施す る交通安全運動の推進方策について協議した。 2日目は、日比谷公会堂において、秋篠宮同妃両殿下のご臨席を仰ぎ、内閣 総理大臣、衆議院議長、参議院議長、国家公安委員会委員長ほか多数の来賓の ご列席の下、都道府県の交通安全活動の関係者、受賞者など2,000余名の参加 を得て本会議を開催し、表彰、大会宣言等を行った。(警察庁と共催、内閣府 ・文部科学省・国土交通省・財団法人全国安全会議の後援) (2) 全国交通安全運動の実施 春の全国交通安全運動(平成23年5月11日(水)から同月20日(金)までの10日 間)及び秋の全国交通安全運動(平成23年9月21日(水)から同月30日(金)までの 10日間)を関係各省庁、団体との共催により実施し、全国ラジオキャンペーン の展開、交通安全運動用のポスター、チラシの作成・配布、反射材の普及促進、 飲酒運転根絶のためのハンドルキーパー運動の推進、「交通事故死ゼロを目指 す日」の広報啓発などの交通安全活動を行った。 (3) 交通安全年間スローガン、ポスターデザインの募集と普及 平成23年7月1日(金)から9月30日(金)までの間、平成24年使用の交通安全 年間スローガンを全国から募集した。(毎日新聞社と共催、内閣府・警察庁・ 文部科学省・日本放送協会の後援、全国共済農業協同組合連合会・日本自動車 工業会の協賛) 応募総数は、165,630点に達し、審査の結果、最優秀作品3点、優秀作品7 点、佳作12点を選定して全国に普及を図った。 交通安全年間スローガン最優秀入選者3名(内閣総理大臣賞)の表彰は、平成 24年1月17日(火)の交通安全国民運動中央大会の席上において行われた。 その他、優秀作品7名に対する表彰(内閣府特命担当大臣賞、警察庁長官賞 1 各3点、文部科学大臣奨励賞1点)は、受賞者が在住する都道府県交通安全協 会において表彰状を伝達交付した。(佳作については表彰状を本人に送付) 最優秀作品は次のとおりである。 ○ 運転者(同乗者を含む)に対するもの 車にも 乗せよう マナーと思いやり ○ 歩行者・自転車利用者に対するもの 自転車も 安全速度と 気配りを ○ こどもからの募集 いそいでも かならずかくにん みぎひだり また、交通安全ポスターデザインは、平成23年11月30日(水)から平成24年1 月31日(火)までの間、全国から募集した。応募総数は、2,907点に達し、審査 の結果、各部門ごとの最優秀作品に内閣総理大臣賞各1点の計3点、優秀作品 に内閣府特命担当大臣賞、警察庁長官賞それぞれ各1点の計6点、文部科学大 臣奨励賞(こども部門)1点、優良作品に全日本交通安全協会会長賞、毎日新聞 社賞それぞれ各1点の計6点及び佳作17点(全日本交通安全協会会長賞)を選 定し、表彰した。 なお、最優秀作品の3点は、交通安全思想の普及を図るため、平成24年春の 全国交通安全運動用のポスター、チラシに活用し、また、内閣府特命担当大臣 賞の3点を平成24年秋の全国交通安全運動用のポスター、チラシに活用するこ ととしている。 (4) 各種媒体を活用した交通安全広報の推進 ア 定期広報誌の発行 交通安全活動に携わる方々を対象とした月刊機関誌「人と車」を発行(各 月約2万部)し、交通安全教育及び啓発宣伝用資料として各都道府県交通安 全協会をはじめ関係先に配布し、交通安全活動に役立てた。また、高速道路 の交通安全情報誌「セイフティエクスプレス」を毎月発行し、高速道路での 交通事故防止に活用した。 イ ポスター、リーフレット等の作成配布 春・秋の全国交通安全運動用として、交通安全年間スローガン入りポスタ ー192,200枚及び交通安全運動用リーフレット280,000枚を作成し、内閣府作 成のポスター40,000枚とともに、各都道府県交通安全協会等に配布した。 ウ ラジオスポット放送による交通安全広報の実施 春・秋の全国交通安全運動期間中、運動重点である歩行者・自転車利用者、 高齢ドライバーの交通事故防止、反射材使用の促進、シートベルト・チャイ 2 ルドシート着用の徹底及び飲酒運転の撲滅をテーマに、全国を網羅したAM 及びFM放送局による20秒スポット放送による交通安全広報を春、秋にそれ ぞれ104回実施した。 (5) ホームページによる広報啓発 ホームページに、改正道路交通法や自転車安全対策、飲酒運転根絶のための ハンドルキーパー運動、反射材の普及促進、交通安全ロゴマークや「交通事故 死ゼロを目指す日」の広報啓発などの交通安全活動に関する最新情報、トピッ クス等を掲載するとともに、定期的にトップページのリニューアルを行い、交 通安全の広報啓発活動を行った。 また、業務及び財務に関する資料を積極的に公開するなど、交通安全協会の 組織及び公益事業等についての理解を深めるための広報を行った。 (6) 反射材を普及促進するための反射材フェアの開催 反射材用品の普及促進、広報啓発を図るため、平成23年10月15日(土)・16日 (日)の2日間、東京都豊島区池袋サンシャインシティアルパ「噴水広場」にお いて、当協会の主催、警察庁の後援、警視庁交通部・東京交通安全協会・全国 反射材普及促進協議会等の協力の下に、「反射材フェア2011~着けよう反射 材!防ごう夜間の交通事故」を開催し、各種反射材用品の掲示、反射材にかか る交通安全キャンペーン等を実施した。 また、平成23年11月19日(土)・20日(日)の2日間、京都市「みやこめっせ」 において、当協会と京都府交通安全協会等の共催で、「反射材フェアinきょ うと」を開催した。 (7) 交通安全アクション2011への参画 平成23年5月14日(土)・15日(日)の2日間、東京臨海副都心「パレットタウ ン」メガウェブ1階会場において、日本自動車会議所主催、内閣府・警察庁・ 国土交通省の後援により開催された「交通安全アクション2011」に協力団体と して積極的に参画し、反射材の普及促進や自転車のルール・マナーの周知、ハ ンドルキーパー運動の推進などの広報啓発活動を実施した。 (8) 飲酒運転根絶のためのハンドルキーパー運動の推進 飲酒運転の根絶を図るため、警察や都道府県交通安全協会、日本自動車連盟、 日本フードサービス協会など関係機関・団体と連携して、ハンドルキーパー運 動(自動車で仲間と飲食店に行って飲酒する場合、飲まない人「ハンドルキー 3 パー」を決め、その人は酒を飲まず、仲間を自宅まで送る運動)を推進し、ハ ンドルキーパー運動の周知や実践の観点から、ポスター、チラシ及び笛付スト ラップ等を作成配布したほか、本運動をテーマとして、全国ネットのAM及び FM放送局による20秒スポット放送を春・秋の全国交通安全運動期間中、延べ 40回実施した。 (9) 交通安全ファミリー作文の募集 家庭における交通安全に関する話合いを進め、交通安全意識の一層の高揚を 図るため、交通安全ファミリー作文を、平成23年7月1日(金)から9月10日 (土)までの間、全国の小学生、中学生、一般(高校生以上)の3部門に分けて募 集した。(内閣府等と共催) 応募総数は、18,777点に達し、審査の結果、各部門ごとの最優秀作品に内閣 総理大臣賞各1点の計3点、優秀作品の内閣府特命担当大臣賞に、小学生の部 6点、中学生の部2点、一般の部1点、佳作は小学生の部29点、中学生の部14 点、一般の部4点を選定した。 最優秀入選者の表彰は、平成24年1月17日(火)の交通安全国民運動中央大会 の席上において行われた。 (10) 自転車月間の効果的推進 自転車の安全利用の促進を図るため、他の31関係団体と連携して、「自 転車月間推進協議会」を組織し、毎年5月を「自転車月間」に指定している が、23年度は、月間中に「自転車月間キャンペーンポスター」33,000枚を作 成し、各都道府県交通安全協会等に配付した。 2 (1) 交通安全対策等の推進 第46回交通安全子供自転車全国大会の開催 自転車の正しい乗り方を通じて、小学校児童に交通ルールやマナーを身につ けさせるため、平成23年8月3日(水)、東京ビッグサイトにおいて、都道府県 代表44チーム、176名の選手の参加(東日本大震災に伴い岩手、宮城、福島県の 選手は不参加)を得、第46回交通安全子供自転車全国大会を開催した。 (警察庁と共催、内閣府・文部科学省・日本放送協会・朝日新聞社等の後援) (2) 第44回二輪車安全運転全国大会の開催 二輪車運転者の安全運転技能の向上を図るため、平成23年8月6日(土)・7 日(日)の2日間、三重県鈴鹿サーキットにおいて、都道府県代表44チーム全国 4 から選抜された174名の選手の参加(東日本大震災に伴い岩手、宮城、福島県の 選手は不参加)を得て、第44回二輪車安全運転全国大会を開催した。(当協会の 主催、内閣府・警察庁・文部科学省・全国二輪車安全普及協会・日本自動車工 業会の後援、三重県警察本部・三重県交通安全協会の協力、全国軽自動車協会 連合会等の協賛) また、大会に向け事前に、大会PR用ポスター3,000枚、チラシ150,000枚を 作成し、各都道府県交通安全協会等に配布した。 (3) 幼児・子供の交通安全対策の推進 ア 幼児教育用教材の作成、普及 幼稚園、保育園、幼児交通安全クラブ、家庭における幼児教育用教材とし て、次の教材を作成、配布した。 (ア) 交通安全教本 幼児交通安全教本(中央交通安全対策会議制定)の普及版「子どもと保護 者の交通安全ブック」を作成し、同教本の普及に努めた。 (イ) 交通安全絵本 交通安全絵本「おばあちゃんのたんじょうび」2,570,000部を作成し、 幼稚園・保育園に配布した。(トヨタ自動車(株)の寄贈) (ウ) 交通安全紙芝居 交通安全紙芝居「クックとおねえちゃんのおつかい」46,000部を作成し、 全国の幼稚園、保育園等に配布した。(トヨタ自動車(株)の寄贈) イ 交通安全教育用壁新聞の発行 (ア)幼稚園児、保育園児を対象として道路での歩き方などの交通安全ルール をわかりやすく解説した交通安全教育壁新聞「よいこのこうつうあんぜ ん」を年4回延べ133,920部を作成し、全国の幼稚園・保育園(約33,480 園)に各1部ずつ配布した。 (イ)小学校児童を対象として自転車の安全な乗り方などの交通安全に必要な 知識を解説した交通安全教育用壁新聞「みんなの交通安全」を年4回、 延べ85,573部作成し、全国の小学校(約21,400校)に各1部ずつ配布した。 ウ チャイルドシート着用に関する広報啓発 子供の自動車乗車中の交通事故による被害軽減を図るため、DVD「チャ イルドシートで守ってね!」などを活用し、運転者、保護者等に対し、チャ イルドシートの必要性、着用の効果を認識させ、チャイルドシートを正しく 取り付けるよう広報啓発活動を積極的に推進した。 エ 交通安全教育用「こどもの交通教室車」の整備 5 幼児、児童の交通安全教育を推進するため、交通安全教育用資機材を搭載 した「こどもの交通教室車」17台を下記の各府県交通安全協会に配分した。 (日本宝くじ協会の助成) 宮城、山形、福島、新潟、山梨、静岡、石川、岐阜、滋賀、京都、兵庫、 鳥取、島根、広島、山口、大分、鹿児島 オ 新入学児童への黄色いワッペンの配布 新入学児童の登下校時の交通事故防止と児童の交通安全意識の高揚を図る ため、「黄色いワッペン」(交通事故傷害保険付)1,140,000枚を全国の小 学校新入学児童に配布した。(㈱みずほフィナンシャルグループ、㈱損害保 険ジャパン、(相)明治安田生命保険及び㈱第一生命保険の寄贈) (4) 高齢者、身体障害者等の交通安全対策の推進 ア 高齢者に対する交通安全教育普及活動 高齢者の交通事故防止を図るため、高齢者用の交通安全教育用資料として、 「高齢者の交通安全」を改訂し、その普及に努めた。 イ 反射材用品の普及促進 夜間における歩行者及び自転車利用者の交通事故防止を図るため、反射材 用品の普及促進に努めた。 また、反射材用品の普及活動の一環として、ちびまる子ちゃん安全安心反 射ストラップ、反射材スポークライト、レインボーホルダー等4,000個を反 射材フェア2011で配布した。 ウ 高齢者自転車大会普及事業の実施 高齢者の自転車乗用中の交通ルールの遵守とマナーの向上を図るため、都 道府県で実施される高齢者自転車大会の開催拡大を図り、大会を実施した39 都府県交通安全協会に対し、開催に要した費用の所定額を助成した。 エ 高齢運転者の安全運転対策の推進 高齢者の自動車運転中の事故防止を図るため、日本自動車連盟及び日本自 動車工業会との共催により、24都道府県24会場において、参加・体験型講習 会(シニア・ドライバーズスクール)を実施し、340名が参加した。 オ 高齢運転者標識(高齢者マーク)及び身体障害者標識(身体障害者マーク)の 普及 高齢運転者や肢体不自由な運転者の保護のために、高齢者が自動車を運転 するときは高齢者マーク、肢体の不自由な方が自動車を運転するときは身体 障害者マークを付けるよう広報し、同標識の使用の普及を図るとともに、一 般運転者に対して、これらの標識を付けた車の側方に幅寄せしたり、前方に 6 無理に割り込ませないように広報啓発を行った。 カ 高齢運転者等専用駐車区間制度の周知徹底 高齢運転者等専用駐車区間制度の概要、高齢運転者等専用駐車区間を指定 する道路標識、高齢運転者等専用駐車区間に駐車することができる者、高齢 運転者等以外が同区間内に駐車をした場合には駐車違反となることなどを高 齢運転者等はもちろん、すべての運転者に周知するよう広報啓発を行った。 キ 視覚障害者用交通信号機付加装置の整備 視覚障害者の交通事故防止を図るため、関係都県警察の協力を得て、ニッ ポン放送から寄託されたラジオ・チャリティー・ミュージックソンの募金に より視覚障害者用信号機付加装置16基を設置し、視覚障害者の交通安全に寄 与した。 (5) 自転車の交通安全対策の推進 ア 自転車安全教育推進委員会の開催 自転車利用者に対する交通安全教育の普及や自転車安全対策の推進を図る ため、平成24年2月17日(金)、警察庁、内閣府、文部科学省、経済産業省、 国土交通省等関係省庁、学識経験者及び関係団体による自転車安全教育推進 委員会を開催(東京都)し、自転車利用者の交通安全教育の推進方策等につい て協議した。 イ 自転車安全教育特別指導員の認定、登録 地方委員会(都道府県交通安全協会)から申請のあった自転車安全教育特別 指導員79名の認定、登録を行った。 ウ 自転車安全教室開催の推進 自転車事故の防止のために、都道府県の交通安全協会が小・中・高校の児 童・生徒、母と幼児、主婦、高齢者等に対する自転車安全教室を効果的に開 催できるよう、北海道以下28都道府県を強化都道府県に指定し、都道府県自 転車安全教育推進委員会及び自転車安全教室等所要の教育活動経費の助成を 行うなどして支援した。 また、自転車のルールとマナー周知のために、教本「自転車の交通安全ブ ック(自転車の安全な乗り方)」15,000部、小冊子「自転車安全教室」1,690, 000部、講習修了証(シール)1,690,000部等を各都道府県交通安全協会に配布 した。 エ 自転車のルール・マナーの周知 自転車の通行方法やヘルメットの着用などに関する道路交通法や教則の改 正内容を含めた自転車のルール・マナーの周知を図るため、DVD「なぜ、 7 自転車事故は起こったか」、リーフレットなどを作成し、各都道府県交通安 全協会に配布した。 (6) 原付、二輪車運転者の交通安全対策の推進 ア 二輪車安全運転推進委員会の開催 二輪車の安全運転教育を推進するため、平成24年3月2日(金)、警察庁、 内閣府、文部科学省等関係省庁、学識経験者及び関係団体による二輪車安全 運転推進委員会を開催(東京都)し、二輪車の事故防止対策を協議した。 イ 二輪車安全運転特別指導員等の審査・認定、登録 二輪車安全運転教育の充実強化を図るため、二輪車安全運転推進委員会の 審査及び都道府県二輪車安全運転推進委員会からの申請に基づき審査した結 果、特別指導員28名及び指導員115名の認定、登録を行った。 ウ 二輪車安全運転指導員審査助成事業の推進 二輪車安全運転推進委員会の基盤である指導員制度の充実強化を図るため、 指導員育成のための審査を実施した13都府県のうち11県に対し、審査に要し た費用の所定額を助成した。 エ 原付講習の推進 都道府県交通安全協会が実施している原付免許取得時の原付講習及び普通 免許取得者で原付講習の受講を希望する者に対する講習について支援した。 オ 原付安全運転講習会の推進 原付等を日常に運転している者の運転技能向上を図るため、都道府県交通 安全協会が都道府県・地区二輪車安全普及協会等と協力して、原付安全運転 講習会を全国各地で125回実施するのを支援した。 カ 二輪車安全運転講習会の推進 二輪免許を取得しようとする者及び二輪免許既得者の運転技術の向上を図 るため、都道府県交通安全協会が都道府県・地区二輪車安全普及協会等と協 力して、二輪車安全運転講習会を全国各地で378回開催するのを支援した。 キ ヘルメットの着用の啓発普及 原付及び二輪車の乗車用ヘルメットの正しい着用について、各種講習会そ の他の機会を通じて、啓発普及に努めた。 ク 安全運転教本の作成配布 二輪車の安全教育を推進するため、原付及び二輪車の安全運転教本「あな たもライダー」、「ライディング入門」及び「二輪ライダーのために」を一 部改訂し、各種研修等において配布した。 8 (7) 自動車運転者の交通安全対策の推進 ア 教育用資料・資器材の配布 運転者に対する各種講習会の教育用資料(「交通の教則」「人にやさしい 安全運転」などの教本、リーフレット、チラシ、ビデオ等)や教育用資器材 を作成、配布し、教育効果の向上を図った。特に、道路交通法や教則の改正 内容が正しく確実に周知されるように、多数の運転者が受講する更新時講習 に使用される「交通の教則」「人にやさしい安全運転」などの教材の改訂を タイムリーに工夫を凝らして行い、都道府県交通安全協会と連携して、その 広報啓発を図った。 イ シートベルト、チャイルドシート着用の徹底 すべての座席においてシートベルト着用が義務化されていることから、運 転席、助手席はもとより、着用率の低い後部座席におけるシートベルト着用 を習慣化させるため、DVD「時速100㎞の衝撃」、DVD「チャイルドシ ートで守ってね 子供の安全は親の責任」やリーフレットの作成、講習用教 材の作成やラジオなどの広報媒体を通じた広報啓発活動を積極的に推進した。 ウ 走行中の携帯電話の使用禁止等についての広報啓発活動 走行中の携帯電話の使用禁止及び正しいカーナビゲーションの使用につい て、ホームページ等を通じて広報した。 エ 安全運転実技講習会の開催 乗用車の事故防止対策の一環として、日本自動車連盟及び日本自動車工業 会との共催により、26道府県31会場において、応募した606名に対し、参加 ・体験型の安全運転実技講習(セーフティー・トレーニング)を実施した。 オ 若年、初心運転者に対する交通安全教育の充実強化 若年、初心運転者の事故防止を図るため、安全教育用資料等を作成したほ か、都道府県交通安全協会が開催する参加・体験型講習への参加を督励する など、安全意識の高揚を図った。 カ 高速道路における安全運転の促進 高速道路における事故防止を図るため、都道府県高速道路交通安全協議会 と緊密な連携をとりながら、安全教育用資料を作成するなど、安全運転の促 進を図った。 (8) ア 企業の交通安全対策の推進 都道府県安全運転管理者協議会専務理事等会議の開催 都道府県安全運転管理者協議会との緊密な連携を図るため、平成23年10月 6日(木)、都道府県安全運転管理者協議会専務理事等会議を開催(東京都)し、 9 企業における安全運転管理の効果的な推進方策等について協議した。 イ 教育用資料・資器材の普及促進 企業の安全運転管理対策の向上を図るため、「企業における交通安全対策 ・実践の手引」を作成し、普及に努めた。 ウ 安全運転管理能力向上のための対策の推進 企業における安全運転管理能力の向上を図るため、都道府県安全運転管理 者協議会等との連携協力により、安全運転管理指導者講習会を開催し、その 機会を利用して、安全運転管理手法等の検討を実施するとともに、安全運転 管理者課程5日間研修会を開催した。 (9) 反射材の普及促進 夜間における歩行者、自転車利用者の交通事故防止のため、反射材用品の 普及促進や研究開発を推進した。また、関係省庁、団体等と連携して反射材 活用推進委員会を開催した。 (10) 道路使用等の適正化に関する対策の推進 ア 道路使用適正化業務担当者が現場で有効に活用できるよう、実際の事 故事例に基づく具体的な安全対策等を盛り込んだ「道路使用の手引・ポケ ット版」の普及に努めた。 イ 都道府県道路使用適正化業務担当責任者研修会等の機会を利用して、相 互に意見交換等を行い、道路使用適正化対策の在り方等について協議した。 3 交通安全表彰の実施 (1) 交通栄誉章「緑十字金・銀・銅章」表彰 ア 交通栄誉章緑十字金章及び同銀章表彰 多年にわたり交通安全活動に尽力し、抜群な功績等があった交通安全功労 者、優良安全運転管理者及び優良運転者に対し、平成24年1月17日(火)、日 比谷公会堂で開催した第52回交通安全国民運動中央大会の席上において、次 のとおり表彰した。 (ア) 交通栄誉章緑十字金章表彰 交通安全功労者・優良安全運転管理者106名、優良運転者45名に対し、 交通栄誉章緑十字金章表彰を行い、また、同章受賞配偶者に感謝状を贈 呈した。 (イ) 交通栄誉章緑十字銀章表彰 交通安全功労者・優良安全運転管理者366名、優良運転者231名に対し、 交通栄誉章緑十字銀章表彰を行い、また、同章受賞配偶者に感謝状を贈 10 呈した。 イ 交通栄誉章緑十字銅章表彰 交通安全功労者・優良安全運転管理者2,994名、優良運転者5,607名、合計 8,601名に対し、各都道府県交通安全協会において交通栄誉章緑十字銅章表 彰を行った。 (2) 交通安全優良団体等表彰 交通安全活動等を積極的に推進し、交通事故防止に顕著な功績があった次の 団体に対し、平成24年1月17日(火)、日比谷公会堂において開催した第52回交 通安全国民運動中央大会の席上において、表彰した。 ア 交通安全優良団体表彰 (ア) 交通安全優良団体 交通安全活動を積極的に推進し、交通事故の防止に顕著な功績のあった 43団体 (イ) 交通安全優良事業所 交通安全対策を積極的に推進し、交通事故の防止に顕著な功績のあった 92事業所 (ウ) 交通安全優良学校 交通安全教育活動を積極的に推進し、児童、生徒の交通安全教育と事故 の防止に顕著な功績のあった学校51校 (エ) 優良交通安全協会 交通安全活動を積極的に推進し、交通事故の防止に顕著な成績をあげた 58交通安全協会 (オ) 優良安全運転管理者協議会 交通安全活動を積極的に推進し、交通事故の防止に顕著な成績をあげた 49協議会 イ 交通安全協力団体に対する感謝状贈呈 交通安全思想の普及啓蒙に積極的に協力をいただき、交通安全の推進に顕 著な功績のあった毎日新聞社に対し、感謝状を贈呈した。 (3) 交通安全協会、安全運転管理者協議会の優良職員表彰 平成23年11月16日(水)、永年にわたり職務に精励し、交通安全活動の推進 又は事務能率の向上に顕著な功労があった職員95名の表彰を行った。 (4) 優良二輪車安全運転指導員等表彰 11 平成24年3月16日(金)、二輪車の安全運転教育活動を積極的に実施してい る各都道府県の特別指導員・指導員53名に対し、表彰楯を送付した。 4 交通安全教育指導者の育成のための研修会等の開催 都道府県における交通安全教育の指導者を育成するため、各種の交通安全教育 指導者研修会等を開催した。 (1) 安全運転教育指導者中央講習会 安全運転指導員の養成と更新時講習等の講師の指導能力の向上を図るため、 平成24年3月15日(木)・3月16日(金)の2日間、東京都内において、各都道府 県から応募のあった108名に対し講習を行った。 (2) 幼児・高齢者交通安全教育指導者講習会 幼児交通安全教育指導者の指導能力の向上を図るとともに、高齢者に対する 地域のリーダーとしての交通安全指導員を養成するため、平成24年2月8日 (水)~2月10日(金)の3日間、東京都内において、各都道府県の指導者95名に 対し、安全講習の実演などを重視した講習を行った。 (3) 自転車安全教育特別指導員講習会 自転車安全教育特別指導員の指導能力の向上を図るため、平成23年6月9日 (木)・10日(金)の2日間、東京都内において、各都道府県から応募のあった78 名に対し、講習を行った。 (4) 二輪車安全運転特別指導員中央研修会及び特別指導員養成講習会 二輪車安全運転特別指導員の再教育のため、平成23年10月24日(月)・10月25 日(火)の2日間、茨城県内の自動車安全運転センターにおいて、特別指導員23 名に対し、平成23年11月24日(木)・11月25日(金)の2日間、熊本県内の交通教 育センターレインボー熊本において、特別指導員20名に対し、それぞれ中央研 修会を開催した。 また、平成23年5月26日(木)・27日(金)の2日間、三重県鈴鹿サーキットに おいて、各都道府県から応募のあった28名に対し、特別指導員養成講習を行っ た。 (5) 四輪車安全運転実技指導員研修会 高度の運転技術と知識を兼ね備えた指導員を養成するため、平成23年10月10 日(月)~10月14日(金)(5日間)に、自動車安全運転センター安全運転中央研 12 修所において、各都道府県から応募のあった41名に対し、研修を行った。 (6) 安全運転管理指導者講習会 企業の安全運転指導者の管理能力の向上を図るため、大阪府(平成23年6月 23日(木)・6月24日(金))、東京都(平成23年9月15日(木)・9月16日(金))及 び福岡県(平成23年11月9日(水)・11月10日(木))の3都府県内において、各都 道府県から応募のあった288名に対し、講習を行った。 (7) 安全運転管理者5日課程研修会 安全運転管理者に「運転適性検査・指導者資格」を取得させ、企業等におけ る安全運転管理の適正を期するため、平成24年2月13日(月)~2月17日(金)の 5日間、自動車安全運転センター安全運転中央研修所において、各都道府県か ら応募のあった16名に対し、運転適性及び安全運転指導に関する研修を行った。 (8) 交通事故相談担当者研修会 都道府県交通安全活動推進センターにおいて、交通事故相談・指導を担当す る職員の実務能力の向上を図るため、平成23年11月10日(木)・11日(金)の2日 間、東京都内において、各都道府県から応募のあった59名に対し、研修を行っ た。 (9) 都道府県道路使用適正化業務担当責任者研修会 都道府県交通安全活動推進センターにおける道路使用等の業務の適正な運用 を図るため、平成23年4月28日(木)、東京都内において、担当責任者40名に対 し、研修を行った。 (10) 地域交通安全活動推進委員全国研修会 地域交通安全活動推進委員の実務能力の向上を図るため、平成23年12月2日 (金)、東京都内において、各都道府県から応募のあった140名に対し、研修を 行った。 5 交通安全教育及び啓発宣伝用資料・資器材等の作成、普及 交通安全教育や交通安全の広報・啓発を推進するため、下記の交通安全教育及 び啓発宣伝用資料・資器材等の作成、普及を図った。 (1) 交通安全教育指針に基づく指導者用手引書 交通安全教育指針(普及版) 13 交通安全教育指針・実践の手引(安全運転管理者用) 地域交通安全活動推進委員のための交通安全対策ハンドブック (2) 各種教本、パンフレット等 交通の教則(基本版及び運転者用) 人にやさしい安全運転 ルールとマナー 安全運転自己診断 わかりやすい道路交通法 子どもと保護者の交通安全ブック 自転車の交通安全ブック(自転車の安全な乗り方) 自転車安全教室 目でみる自転車のルール 二輪ライダーのために ライディング入門 バイクと法令 あなたもライダー 原付試験問題集 危険予測パンフレット 危険の予測 交通事故現場での応急救護処置 企業における交通安全対策重点項目11 ー交通対策推進プログラムに応えてー 道路使用の手引き(ポケット版) 人と車 セイフティエクスプレス 春の全国交通安全運動用ポスター及びリーフレット 秋の全国交通安全運動用ポスター及びリーフレット 道路標識一覧表 14 点数表・反則金カード あなたの運転は あなたが考える安全運転適性 適性検査用紙 (3) 映画・ビデオ等 疾走の迷宮 飲酒運転の悲劇 飲酒運転の禁止 飲酒運転根絶宣言 飲酒運転が人生を狂わせた 危険な心が事故を呼ぶ あなたも今日からベストドライバー 奪われた命 ドライブレコーダーは見た! 心に刻め!命にスペアはないことを 人に優しい自転車の乗り方 自転車も車両です ストップ自転車の危険運転 あなたの運転間違っていませんか 小学生の自転車の安全な乗り方 真剣に考えよう自転車のこと 小学生のための自転車安全教室 中学生の自転車事故 道路はルールのあるグラウンド 自動二輪の二人乗り 検証!二輪車事故 ~事故から学ぶ安全運転~ 原付ライダーの皆さんへ ~危険を読め!死角を消せ!~ 楽しく街にでましょう 犬塚弘のおじいちゃんの自転車交通ルール通信簿 高齢者の自転車と歩行 シルバーエイジの交通安全 ヒヤリ・ハットに学ぶ高齢者の交通安全 15 マギー司郎のお年寄りの交通安全 誰もがいずれは高齢者 林家たい平の高齢者ドライバーの交通安全 ケーシー高峰の交通事故を防ぐ高齢者のための処方箋 (4) 保安用資器材等 反射材等 124品目 子供用黄色い帽子 交通指導員帽子 二輪車安全運転指導員ユニホーム 警報器付横断指導旗(ポンピー) 横断旗 初心運転者標識 高齢運転者標識 聴覚障害者標識 身体障害者標識 代行運転自動車標識 6 都道府県交通安全活動推進センターとの連携、交通安全活動資機材の支援 (1) 都道府県交通安全活動推進センターとの連絡調整 都道府県交通安全活動推進センター(都道府県交通安全協会)との緊密な連携 を図るため、次の連絡会議を開催した。 ア 都道府県交通安全協会専務理事会議 平成23年6月2日(木)、東京都内 平成24年3月22日(木)、東京都内 イ 主要都道府県交通安全協会専務理事会議 平成23年11月24日(木)、東京都内 (2) 交通安全活動支援協力事業の推進 都道府県交通安全協会が各種の交通安全活動を効果的に推進できるよう、子 どもや高齢者に対する交通安全教室を実施するために必要な交通教室セットや 着ぐるみ人形、自転車や二輪車の交通安全教育に必要なプロテクター、乗車用 ヘルメット、夜間の歩行者、自転車事故の防止のための反射材や交通安全教育 に必要なビデオなどの視聴覚教材などの資器材を購入し、都道府県交通安全協 16 会に配分したほか、都道府県交通安全協会が購入した資器材の費用を支援した。 (3) 交通安全広報車等の整備 ア 交通安全広報車の配分 都道府県交通安全協会が効果的に交通安全活動を実施するため、交通安全 広報車38台を購入し、下記の各都道県交通安全協会に配分した。 北海道、青森、岩手2台、宮城2台、秋田、福島2台、東京、茨城、 栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡、富山、 福井、岐阜、愛知、三重、兵庫、和歌山、広島、香川、愛媛、高知、 福岡、佐賀、長崎、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 イ 交通安全広報用テントの配布 交通安全運動及び各種交通安全活動等に使用するため、交通安全広報用テ ント47張を各都道府県交通安全協会へ配分した。(日本宝くじ協会の助成) ウ 警報器付横断指導旗(ポンピー)の配布 横断歩道における交通事故防止を図るため、警報器付横断指導旗(ポンピ ー)4,700本を各都道府県交通安全協会に配布した。(日本宝くじ協会の助成) エ 反射幕の配布 反射材で製作した運転者向け標語「ぼくはここ チャイルドシートが 指 定席」入りの大型横断幕(900㎝×80㎝)47枚及び歩行者・自転車利用者向 け標語「行けるかな 渡れそうでも 待つ勇気」入りの小型反射幕(150㎝ ×45㎝)470枚を作成し、各都道府県交通安全協会に配布した。(日本宝くじ 協会の助成) 7 交通安全に関する調査研究等の実施 (1) 交通安全に関する調査研究 ア 交通安全広報活動の効果的な推進方策に関する調査研究 新聞、テレビ、ラジオ等の各種メディアを活用した広報活動の効果的な推進 方策等について調査研究し、交通安全広報活動の効果的かつ積極的な推進を図 ることを目的として設置した調査研究委員会において、各メディアのイメージ 訴求力、具体的な訴求内容、ターゲット、実施時期及び予算規模等について検 討した。 その結果、本年度も、ラジオを媒体とした交通安全広報を行うこととし、春 ・秋の全国交通安全運動期間中、全国の民放ラジオAM・FM局を網羅したス ポット放送による交通安全広報を実施した。 イ 反射材の普及促進に関する調査研究 17 平成16年6月30日、当協会内に、靴、鞄、傘、アパレル用品等身の回り用 品の製造・販売業界、流通業界及び交通関係団体による「反射材活用推進委 員会」を設置し、反射材用品の活用促進に向けた検討を行っている。 本年度は、平成23年7月21日(木)に「平成23年度反射材活用推進委員会」 を開催し、反射材の普及活動及び広報啓発の推進について協議し、既述のと おり、反射材フェアを東京都内及び京都市内において、それぞれ開催した。 ウ 講習予備検査の進行要領に関する調査研究 警察庁が2ヶ年で実施中の講習予備検査の進行要領に関する検証に資する ため、当協会においては、専門家である臨床心理士等に講習予備検査の視察 及び記録画像等の確認を依頼し、報告を求めたうえで、同検査の進行要領に 関する調査研究を行った。 エ 幼児・児童のヘルメット着用率等に関する調査研究 幼児・児童の保護者を対象としてインターネットにより、ヘルメットの着 用率及び自転車に係わる交通ルールの周知状況についてアンケート調査を都 道府県ごとに実施し、その結果に基づく調査研究を行った。 オ 色覚異常者にも視認しやすいLED式交通信号灯器の視認性に関する調査 研究 LED式交通信号灯器の黄色表示と赤色表示が色覚異常者のために開発し た交通信号灯器の視認性について、現場導入の可否等に対する調査研究を行 った。 カ 運転免許保有者数等の将来予測に関する調査研究 今後の交通安全活動の効果的な推進を図る基礎資料とするため、運転免許 保有者数等の将来予測に関する調査研究を行った。 (2) 国際交通安全協会等諸外国の交通安全団体との交流及び諸外国における調査研 究 国際交通安全協会(PRI)、アメリカの全米安全協会(NSC)等の各国の交通 関係団体との交流を継続し、情報及び資料等の収集を行うとともに、諸外国にお ける交通事故防止対策等について調査し、交通安全教育推進月刊誌「人と車」で 紹介した。 また、平成24年1月27日には、韓国から研修目的で来日した「緑のお母さん中 央会」の団員16人との交流を図った。 8 交通安全事業に対する寄付金の活用 ㈱読売情報開発から200,000円が寄付されたので、小・中学生に対する自転車 18 安全教育に活用した。 9 各種行事に対する協賛、後援等の実施 他機関、団体と連携して交通安全活動を効果的に推進するため、平成23年度に おいては、下記行事に対し、協賛、後援等を行った。(略) 10 東日本大震災被災地に対する支援活動の実施 平成 23 年3月 11 日に発生した東日本大震災の被災地に対する支援活動とし て、文部科学省の「東日本大震災 子どもの学び支援ポータルサイト」の支援要 請情報の要請物品リスト等を端緒に、要請のあった被災地小・中学校等のニーズ を確認し、次の学校等に支援物品等を贈った。 ○ 宮城県南三陸町立志津川中学校 志津川中学校用地内仮説住宅区域の交通安全対策区画線工事一式、交通安 全対策横断歩道標識設置一式 ○ 宮城県気仙沼市立面瀬小学校 通学用ヘルメット 20 個、反射シール 40 枚、自転車リム用反射器 20 個、子 供大会練習用自転車5台 ○ 宮城県気仙沼市立小原木小学校 交 通 安 全 街 頭 指 導 者 用 ジ ャ ン パ ー 25 着 、 警 報 機 付 横 断 指 導 旗 25 本 、 反射材付児童傘 35 本 ○ 宮城県仙台市立岡田小学校 子供自転車大会練習用自転車5台 ○ 宮城県七ヶ浜町立七ヶ浜小学校 子供自転車大会練習用自転車5台 ○ 宮城県山元町立長瀞小学校 子供自転車大会練習用自転車5台 ○ 福島県楢葉町教育委員会 小・中学生用自転車ヘルメット 30 個、反射シール 60 枚、自転車リム用反射 器 30 個 ○ 福島県楢葉町災害対策本部会津美里出張所 中学生通学用自転車 10 台、通学用自転車ヘルメット 10 個、反射シール 20 枚、自転車リム用反射器 10 個 ○ 福島県楢葉町災害対策本部いわき出張所 中学生通学用自転車 20 台、通学用自転車ヘルメット 20 個、反射シール 40 枚、自転車リム用反射器 20 個 19
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