地域密着型金融推進計画の進捗状況 【 平成17年4月〜平成18年9月 】 目 次 ページ 1.17年度の評価と今後について 1 2.項目別進捗状況 1 (概要) ※ 地域金融機関が対応する個別項目のみを記載しているため、一部項目番号は連続しておりません。 1. 事業再生・中小企業金融の円滑化 (1) 創業・新事業支援機能等の強化 (2) 取引先企業に対する経営相談・支援機能の強化 (3) 事業再生に向けた積極的取組み (4) 担保・保証に過度に依存しない融資の推進等 (5) 顧客への説明態勢の整備、相談苦情処理機能の強化 (6) 人材の育成 2. 経営力の強化 (1) リスク管理態勢の充実 (2) 収益管理態勢の整備と収益力の向上 (3) ガバナンスの強化 (4) 法令遵守(コンプライアンス)態勢の強化 (5) IT戦略的活用 (6) 協同組織中央機関の機能強化 3. 地域の利用者の利便性向上 (1) 地域貢献等に関する情報開示 (3) 地域の利用者の満足度を重視した金融機関経営の確立 (4) 地域再生推進のための各種施策との連携等 3.公表数値目標の達成状況 1 1 2 3 4 5 6 6 6 7 7 7 8 8 9 9 9 9 10 1.17年4月〜18年9月の推進計画の全体的な進捗状況と今後について 地域密着型金融推進計画の最終年度に当たる平成 18 年度も上半期が終了しました が、全体的には当初計画に沿って概ね順調に推移し、進捗が図れたものと考えてお ります。しかし、個々に中身を見ていきますと具体的な実施計画通りに進捗してい る項目がほとんどではありますが、残念ながら依然として情報収集・検討段階にあ る項目もまだ僅かながらあるのが現状です。 当計画の推進期間も残すところあと半年になりましたが、当初の実施計画を基本 としつつ、前向きに計画の見直しを図り、最後まで確実な実行に取り組んでいく所 存です。 2.項目別進捗状況 各項目における主な進捗状況は次のとおりです。 特段の進捗のない項目につきましては省略しております。 そのため番号は連続しておりません。 1.事業再生・中小企業金融の円滑化 (1)創業・新事業支援機能等の強化 ① 融資審査能力(「目利き」能力)の向上 ・全信協主催の「目利き力養成ステップアップ講座」および「目利き力養成基 礎講座」に職員を派遣しました。(5 名) ・融資部主催の融資担当者実務研修を実施しました。(19 名) ・創業支援商品「あすなろ」を継続して取扱い、51 件、109 百万円の実績とな りました。 ・17 年 10 月に「建設業の経営改善支援」の研修を、信金中金より講師を招き 実施しました。 ・17 年 10 月と 18 年 2 月の各 2 日間、外部講師による「地域密着型金融に求め られる提案営業」研修を実施しました。(計 60 名) ・17 年 11 月より 3 名の庫内中小企業診断士を講師とした能力養成講座「WI NG」を月1回開講し、継続しています。 (22 名参加) ・18 年 4 月、融資担当役席研修として審査の基本と、業種別審査研修の一環で 不動産賃貸業を中心に実施しました。(14 名) ・18 年 8 月、9 月の 2 回、外部講師を招き「地域密着型金融に求められる提案 営業」研修を開催しました。 (20 名参加) ② 起業・事業展開に資する情報の提供 ・新潟産業創造機構(NICO)主催の各種セミナー等に積極的に参加しまし た。 ・「新潟しんきん経営サポート情報掲示板」を各店ロビーに設置しました。 ・国民生活金融公庫と協調で創業資金の融資を実行しました。(2 件、総額 97 −1− 百万円) ・国民生活金融公庫と創業資金についての勉強会を実施しました。 (33 名) ・「にいがた産学交流フェア2005」への視察と「新連携創出フォーラム」 に出席しました。 ・17 年 4 月の定例人事異動で中小企業診断士を 1 名経営相談支援室に配属しま した。 ・18 年度上期に(株)新潟TLOへの増資を引き受けました。 (20 口、100 万 円) ・NICO主催の各種セミナーの案内を「新潟しんきん経営サポート情報掲示 板」に随時掲載し、お客様に積極的にアピールしています。 ③ 創業・新事業の成長段階に応じた適切な支援 ・中小企業金融公庫を招き、CLOの勉強会を実施しました。 ・出資先新潟産業創造ファンドの 17 年度投資実績は 6 社で 250 百万円でした。 ・新潟産業創造機構(NICO)主催のセミナーに参加しました。 ・NICO主催の新潟エンジェルネットワーク第 4 回事業発表会に参加。 ・出資先新潟産業創造ファンドの 18 年度上期投資実績は 2 社で 80 百万円でし た。 (2)取引先企業に対する経営相談・支援機能の強化 <その1> ① 取引先のニーズに応じた経営情報の積極的な提供や広範なビジネス・マッ チング情報の提供、M&A業務への取組み ・当金庫「信友会」会員の「新潟しんきんビジネスマッチングサービス参加企 業」による取引マッチングについて 17 年度 2 件の成功事例がありました。 ・18 年度上期は、9 件の実績がありました。 ② 中小企業に対するコンサルティング機能及び情報提供機能の一層の強化 ・17 年度定例人事異動で経営相談支援室に中小企業診断士を 1 名配置しました。 また3名の庫内中小企業診断士を講師にした能力養成講座「WING」を、 22 名の参加のもと月 1 回のペースで開催しています。 ・中小企業基盤整備機構との共催で「中小企業会計啓発・促進セミナー」を開 催し、取引先企業 56 名が出席しました。 ・新潟商工会議所との連携で、当金庫の無担保融資商品「あすなろ」と「商売 繁盛」について、同会議所会員向けに優遇金利での提供を開始しました。 ・(社)中小企業診断協会新潟県支部と業務提携しました。 (18 年7/25) <その2>要注意先債権等の健全債権化等に向けた取組みの強化 ①キャッシュフローのモニタリング強化等による不良債権の新規発生防止の強化 ・当庫格付システムと信金中金SDBとの整合性を検証し、当庫格付の精度を −2− 高めています。信金中金SDBによる外部格付ランクを稟議書に反映させる システムを構築し、活用中です。 ・財務データ(試算表等)の未徴求先・未作成先について徴求・作成を営業店と ともに促進、分析結果を営業店にフィードバックしました。 ・営業店、経営相談支援室との協議により経営改善支援対象先を79先選定し、 お客様と共に経営の改善に向け努力し、7件ランクアップしました。 ・17 年度、全信協「目利き力養成講座」へ職員を4名派遣しました。 ・18 年度上期、全信協「目利き力養成講座」へ職員を1名派遣しました。 ・新潟県信用金庫協会主催による信用金庫セミナー「信用リスク管理の高度化 最終局面に向けて」に 2 名参加しました。(18 年 6/28) ・信金中金SDB地区説明会に 1 名参加しました。(18 年 7/5) ② 要注意先債権等の健全債権化に向けた各種取組みの一層の強化 ・経営支援業務の体系化を図るため、 「取引先企業経営支援業務要領」を策定 しました。 ・平成 17 年度支援先の見直しを行い今年度 79 先を選定、その結果 7 先のラ ンクアップとなりました。 ・全信協主催の「企業再生講座」に営業店担当者を 3 名派遣しました。 ・実態把握によるローンレビューの実施と重要性について、毎月の店長会議で 啓蒙しています。 ・11 月に、中小企業大学校三条校開催の「リレバン時代の企業再生講座」に 3 名派遣しました。 ・平成 18 年度の支援先の見直しを行い、18 年度の取組み先数を 82 先、ラン クアップの目標数を 14 先、ランクアップ率を 17%に決定しました。また、 この支援業務に対する営業店へのインセンティブとして、 「ランクアップ表 彰制度」を別途制定しました。 <その3>健全債権化等の強化に関する実績の公表等 ・要注意先債権等の健全債権化等の強化に関する実績の公表及び公表内容の拡 充 ・本アクションプログラムの所定の様式に基づき債務者区分の遷移実績を当金 庫ホームページ上に公表しました。 (3)事業再生に向けた積極的取組み <その1>事業再生に向けた積極的取組み ・中小企業の過剰債務の解消や社会のニーズの変化に対応した事業の再構築に 向けた積極的取組み ・17 年 5 月、FASトーマツ㈱主催「DDS活用セミナー」に参加しました。 (1 名) ・信金中央金庫を招き 17 年 8 月にDDS・DESセミナーを開催(9 名参加) 、 −3− 3 月に「事業再生手法(DDS)にかかる説明会」を開催しました。 ・全信協主催の「企業再生講座」に職員を3名派遣しました。 ・民事再生適用会社2社に対しDIPファイナンスを実行しました。 ・取引先(建設業)に対し、中小企業再生支援協議会、新潟県信用保証協会、 他行と連携を図り再生計画策定、金融支援を実施しました。 ・取引先(製造業)に対し、(株)整理回収機構の債務整理に絡み、中小企業 再生支援協議会、新潟県信用保証協会との連携による金融債務の正常化支援 を実施しました。 ・17 年 10 月、中小企業再生支援協議会から「事業再生ファンド」立ち上げに 向けての研究会・勉強会への参加要請を受け、新潟県中小企業再生ファンド 研究会に出席しました。(2 名) ・「新潟県中小企業再生ファンド」は、研究を重ねた結果立ち上げを断念しま した。 ・中小企業経営戦略セミナー「中小企業のM&A成功事例のご紹介」に出席し ました。 (18 年 7/4) ・(株)整理回収機構(RCC)との情報交換会で、RCCの取組みや企業再 生について勉強会を行いました。(18 年 4/28) ・(社)中小企業診断協会新潟県支部と業務連携を締結しました。 (18 年 7/25) ・平成 17 年 11 月から庫内の中小企業診断士 3 名を講師に、能力養成講座「W ING」を開講。22 名が参加し、毎月 1 回のペースで実施。 (各内容の中で、 支援現場に立った考え方、手法等を紹介しています。) ・過去に再生計画に取組んでいた建設業 1 社に対し、再度、中小企業再生支援 協議会等と連携して、事業計画の策定に向けた取組みを開始しました。 (18 年 9/27) (4)担保・保証に過度に依存しない融資の推進等 ① 担保・保証に過度に依存しない融資の推進 ・ローンレビュー充実のため、実施済の賃貸マンション(アパート)建築資金 貸出分に加えて、不動産業の商品仕入貸出分と信用保証協会保証付きの設備 資金貸出分に対しても実施しました。 ・既存の「包括根保証契約」の「限定根保証契約」への切換に関して、6月開 催の融資担当役席会議で事務手続統一のための説明を行いました。 ・担保・保証に過度に依存しない戦略商品である「しんきんダッシュ21」の 平成 17 年度の実績は件数で 113 件、金額で 2,410 百万円でした。またサポ ートローン「商売繁盛」については、136 件、278 百万円の実績でした。18 年度上期は「しんきんダッシュ21」が 11 件の 187 百万、 「商売繁盛」が 41 件の 74 百万の実績がありました。 ・貸出稟議書にSDBデフォルト率データを記入し、融資審査で活用を始めま した。また 18 年度からは、SDBのデフォルト率蓄積により、内部格付け システムとの整合性を検証し、スコアリングモデルに合わせた適正貸出金利 −4− を設定するための検討を始めました。 ・融資担当役席会議で、定期的な財務データの徴求分析と、Face To Faceにより得られた信用情報による顧客管理の徹底を指示しました。 ・信金中金SDB地区別説明会に 1 名参加しました。 (18 年 7/5) ②中小企業の資金調達手法の多様化等 <その1>中小企業の資金調達手法の多様化等に向けた取組みの推進 ・「売掛債権譲渡担保融資」の取扱実績は 17 年度は 25 件 128 百万円で、前 年度と比較し件数では 3 件減少しましたが、金額では 54 百万円の増加とな りました。18 年度上期は、11 件 59 百万円で、前年度上期と比較して件数 で 1 件、金額で 5 百万円増加しました。 ・17 年度、私募債発行適債見込先リストを作成し、適債基準クリア先のリスト アップを終え、9月に本部関係部署合同による勉強会を開催しました。その 後 18 年 1 月に制度改正によりリストアップを更新し、2 社勧誘したものの 実績には至りませんでした。 ・18 年度中の私募債発行の目標を 1 件以上とし、再度本部関係部署合同での 勉強会を開催しました。(18 年 9/20) ・17 年 7 月、9 月に信金中金講師による「信用金庫の経営モデル」勉強会に出 席しました。 ・17 年 7 月 26 日TKC新潟支部交流会に参加し、情報交換を行いました。 ・シンジケート・ローンに取組み、17 年度は 3 件 2,209 百万円、18 年度上期 は 3 件 700 百万円の実績がありました。 ・中小公庫と同公庫取扱のCLOについての情報交換会を常時実施していま す。 ・TKC 新潟支部交流会に参加し、情報交換会を実施しました。 (18 年 8/11) ・新潟商工会議所との連携で、同会議所会員向けに金利優遇した「メンバーズ ローン」の取扱を開始しました。(18 年 7/18) (5)顧客への説明態勢の整備、相談苦情処理機能の強化 ・17 年 4 月の融資担当役席者会議にて、顧客への説明義務について規程に基づ き説明し事務手続の徹底を図りました。 ・17 年 6 月の融資担当役席者会議にて、疑問・質問事項について説明し事務の 統一を図りました。 ・17 年度の臨店監査マニュアルの監査項目に基づき臨店監査を実施し、各種融 資契約に関する説明書の徴求状況を点検するとともに、担当者とのヒアリン グにより説明態勢が適切に行われているか検証しました。 ・17 年 5 月の店長会議にて、平成 16 年度下期(16 年 10 月〜17 年 3 月)の苦 情・相談・要望等を報告しました。 ・17 年 10 月の店長会議にて、平成 17 年度上期(17年 4 月〜17 年 9 月)の 苦情・相談・要望等を報告しました。 −5− ・17 年度 16 店舗、101 名の役職員を対象に(与信取引に関する説明義務チェッ クシート)を検証した結果、保証履行リスク、金利変動リスク等の説明にや や説明不足の点がありましたので、今後一層遵守を徹底することにいたしま した。 ・18 年 4 月 19 日法務監査部、事務部との合同会議で、営業店の事務担当役席 (23 名)に対し、顧客への説明態勢についての 17 年度における全店の監査 結果から不備事項を中心に説明し、原因及び今後の改善策を検討しました。 ・18 年 4 月 21 日融資担当役席会議で、役席者 23 名に対し顧客への説明態勢に ついて質問を受け実態把握に努め、規程・要領等の周知を再徹底しました。 ・18 年度の店長会議(6 月・7 月・9 月)の場で、顧客からの苦情・相談・要望等の 件数、及びその内容を説明し、注意を喚起しました。 ・18 年度上期の臨店監査を 10 店舗実施し、各種融資契約に関する説明書の徴 求状況を点検すると共に、担当者とのヒアリングにより説明態勢が適切に行 われているか検証しました。 (6)人材の育成 ・全信協研修所の目利き力養成講座、企業再生支援講座へ職員を派遣しました。 (平成 17 年度 4 名)(18 年度上期 3 名) ・リレーションシップバンキング関連通信教育の実施(17 年度 29 名受講)と 検定試験の受験を奨励しました。(17 年 6 月に 3 名、9 月に 1 名受験し、3 名 合格)18 年度は、通信教育 4 名受講し、検定試験は 8 名受験しました。 ・中小企業診断士、税理士資格取得のため報奨制度の充実を図りました。 (奨励 金を 10 万円から最高 50 万円に引上げ) ・経営相談や支援に関する庫内研修を行い、職員の実践的な支援スキルを醸成 しました。(17 年 10 月に 28 名及び 18 年 2 月に 33 名受講) ・中小企業診断士を講師とした庫内研修、勉強会を毎月開催しています。 ・中小企業基盤整備機構の地域金融機関職員研修に職員を 3 名派遣しました。 (17 年 11 月に 3 名) ・事業創造に関する専門知識を持った職員を育成するために、事業創造大学院 大学へ入学してMBA(経営管理修士)の資格取得を奨励し、1 名の受験を決 定しました。 ・平成 18 年 4 月、事業創造大学院大学に 1 名合格し在学中です。 ・経営相談や支援に関する庫内研修を行い、職員の実践的な支援スキルを醸成 しました。(18 年 8 月及び 9 月に 22 名) ・18 年度上期、中小企業診断士の試験に 4 名受験しました。 2.経営力の強化 (1)リスク管理態勢の充実 ・17年度、統合リスク管理、リスクの計測、リスク資本の配賦等について信金中 −6− 央金庫の勉強会を実施しました。 ・18年度、バーゼルⅡの研修会として全国信用金庫協会に2名(8/1) 、共同事務 センターに2名(8/3) 、 (社)金融財政事情研究会に1名(8/29)参加しました。 ・金庫内の関係部署が集まり、 「バーゼルⅡ対応会議」を開催しました。 (18年 9/6) (2)収益管理態勢の整備と収益力の向上 ① 債務者区分と整合的な内部格付制度の構築 ・企業格付ランクとSDBランクのマトリクスを作成中です。データの蓄積を 積み重ね、両者の整合性の検証と、合わせてマッピングを行い乖離状況を検 証し格付の精度を高めています。 ・SDBデフォルト率データの蓄積を実行中ですが、18 年度下期には格付け対 象先の拡大を検討しています。 ・SDBに関する知識・情報を取得すべく、研修や勉強会を行ないデータの取 得に努めると共に、信用リスクについてもセミナー等に参加し知識の向上に 努めました。 ② 必要なリスクに見合った金利設定を行っていくための体制整備 ・SDBデフォルト率のデータの蓄積を推進中です。 ・企業格付ランクとSDBランクのマトリクスを作成中でデータの蓄積後に、 この二つの関連及び整合性を検証することとしています。 ・1 月、信金中金より講師を招き、信用リスクを含めた「統合リスク管理」の勉 強会を開催しました。 ・18 年 9 月に短期プライムレートの引き上げを実施。それに伴い預金担保貸出 金利、債務保証料率の見直しを行った。 (3)ガバナンスの強化 <その2>協同組織金融機関におけるガバナンスの向上 ① 半期開示の充実 ・17 年 11 月末に、17 年 9 月末時点の状況を「新潟しんきんデータクリップ」 という名称で公表しました。 ・18 年 9 月期の半期開示についての変更点を検討した。 (4)法令遵守(コンプライアンス)態勢の強化 <その1>営業店に対する法令等遵守状況の点検強化等 および <その2>適切な顧客情報の管理・取扱いの確保 ・職場内研修…各部署で法務関連知識(個人情報保護法等)や問題事例を中心 に研修を実施し、翌月始めに報告を受け内容を点検しました。 ・定例報告(第一次チェック)…17 年 3 月末(第9回)と 17 年 9 月末(第 10 −7− 回)の結果を集計、内容を分析、意見を付し理事長に報告しました。 ・17 年度、各部署に対し自己チェック(第一次チェック)の結果及び不備事項 の改善策をコンプライアンス通信で提示し、臨店時(第二次チェック)に改 善結果の検証を行うこととしており、17 年度 4〜9 月で 10 店舗、10〜3 月で 13 店舗実施、これを第2次チェック表にまとめ、結果と概要を付し理事長に 報告しました。 ・定例報告(第 1 次チェック)…18 年 3 月末(第 11 回)の結果を集計、内容 を分析、意見を付し理事長に報告を行い、コンプライアンス通信で提示しま した。 ・17 年6月および9月実施の個人情報保護オフィサー検定試験に 118 名が受験 し、84 名が合格しました。また 18 年 1 月と 5 月では 29 名が合格しました。 ・コンプライアンス検定試験に(SCOに 24 名、ACOに 14 名受験) 、それぞ れ 10 名ずつ計 20 名が合格しました。 ・公益通報者保護規程を制定しました。(18 年 4 月) ・18 年 4 月の組織変更に伴い、 「経営支援室」 「お客様相談室」のコンプライア ンス・チェックシートを制定しました。 ・保険業法その他関係法令等の改定で「保険販売業務に関するコンプライアン ス」を改定しました。 ・ 18 年度、臨店監査により推進態勢の第 2 次チェックの検証を実施しました。 (6 月〜9 月で 10 店舗) ・18 年 11 月 1 日より開始する「投資信託の窓口販売」に関し、信金中金作成 の「投信窓販コンプライアンス解説集」を店内勉強会での参考資料にし、取 扱開始に備えるように指示しました。 (5)IT戦略的活用 ・システム委員会を開催しWEB−FBの導入について検討した結果、共同 センター提供の法人WEB−FB導入を決定しました。 ・10 月 24 日を法人WEB−FBのサービス提供開始日と決め、準備をしま した。 (6)協同組織中央機関の機能強化 ・平成17年4月から毎月VaR法によるリスク量の計測を行ない、運用枠の 設定を行いました。 ・平成17年10月にVaR法によるリスク量の計測を行ない、運用枠が適正 であるか確認を行ないました。 ・平成18年3月に野村の株式MISコースの契約を行いました。 ・外貨MISコースについては外債投資を行なう予定がないので、契約は行な いませんでした。 ・VaR法によりユーロ円債の個別リスク量とその他保有有価証券及び満期保 有目的有価証券のリスク量を計測しています。 −8− ・株式MISコース契約により、株式VaR登録を行っています。 3.地域の利用者の利便性向上 (1)地域貢献等に関する情報開示 <その1>地域貢献に関する情報開示 ・17 年 8 月 5 日に 17 年 3 月末時点の状況をディスクロージャー誌にて開示 し、ホームページにも掲載しました。 ・18 年 7 月 28 日に 18 年 3 月末時点の状況をディスクロージャー誌にて開示 し、ホームページにも掲載しました。 <その2>充実した分かりやすい情報開示の推進 ・お客様からの問い合わせを基本とした「回答事例集(Q&A) 」を作成し、営 業店の窓口に設置しました。 (3)地域の利用者の満足度を重視した金融機関経営の確立・地域の特性等をも踏 まえた利用者満足度アンケート調査等の実施及びその結果の経営方針への 反映 ・17 年 11 月にアンケート調査を実施、その内容を集計・分析し、改善策を検 討。できるものについては実施しました。 ・18 年 6 月 30 日にアンケート調査の集計結果をホームページ上に公表しまし た。 ・18 年度のアンケートについて、質問内容や実施方法などについて検討しまし た。 (4)地域再生推進のための各種施策との連携等 ① 地域におけるPFIへの取組み支援やまち再生施策に係る支援等の地域再 生推進に向けた各種施策との連携 ・17 年 8 月 30 日、国土交通省の「街なか居住再生ファンド」説明会に出席 し、中心市街地活性化のための施策と「街なか居住再生ファンド」につい て、情報を収集しました。 ・PFI事業の取組みに向けた情報の収集と同事業に対するシンジケートロ ーンの取組みを検討しました。 以 −9− 上 (別紙様式3) 3.公表数値目標の達成状況(17年4月〜18年9月) 信用金庫(信用組合)名 公表数値目標 (注2) 公表数値目標の内容 18年9月末 (17〜18年度上期中) 目 標 (注3) 「推進計画の進 捗状況(18年度 上期)」において 18年9月末時点 達成状況を公表 18年9月末 での目標に対 (予定を含む)し (17〜18年度上期中) する達成状況 ている公表数値 実 績 の評価 目標 (注4) (注5) 実 績 19年3月末 (17〜18年度中) 目 標 新潟信用金庫 評 価 経営改善支援取組み総先数 ― 161先 161先 ① ○ 債務者区分ランクアップ率 ― 13% 9% ③ ○ リレーションシップバンキング関連通信受講者数 ― 41名 33名 ③ ○ 中小企業大学校への職員派遣 ― 2名 0名 ③ ○ 中小企業基盤整備機構の地域金融機関職員研修 派遣 ― 6名 3名 ③ ○ 備 考 18年度取組み先数の見直しを行った。 (注1)本表の数値の記載に当たっては、数値の単位(百万円、億円、件、箇所等)も含めて記載すること。また、単位は公表数値目標の単位に統一して記載すること。 (注2)「公表数値目標」とは、「地域密着型金融推進計画」(以下「推進計画」)において公表した数値目標をいう。 公表数値目標について追加、見直し等を行っている場合は、追加、見直し等後の数値を記載すること。また、公表数値目標について追加、見直し等を行っている場合は、その旨備考欄に記載すること。 (注3)「18年9月末(17〜18年度上期中)目標」については、各半期毎に公表数値目標を設定している場合は18年9月末(17〜18年度上期中)の公表数値目標を記載すること。なお、各半期毎に公表数値目標を 設定していない場合は「−」を記載すること。 (注4)「18年9月末時点での目標に対する達成状況の評価」については、 <「18年9月末(17〜18年度上期中)」の公表数値目標を設けている場合> 「目標を概ね上回り順調」の場合は「①」を記載、「目標に対し概ね順調」の場合は「②」を記載、「目標の達成に向け引き続き努力」の場合は「③」を記載すること。 <「18年9月末(17〜18年度上期中)」の公表数値目標を設けていない場合> 「19年3月末(17〜18年度中)の目標を概ね上回る見込みで順調」の場合は「①」を記載、「19年3月末(17〜18年度中)の目標の達成に向け概ね順調」の場合は「②」を記載、「19年3月末(17〜18年度中) の目標の達成に向け引き続き努力」の場合は「③」を記載すること。 (注5)「『推進計画の進捗状況(18年度上半期)』において達成状況を公表(予定を含む)している公表数値目標」については、本報告期限の11月6日時点で、達成状況の公表(予定を含む)を行っているものに 「○」を付すこと。 −10−
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