増改築資金ご寄附のお願い

病と闘う子どもと家族のサポートハウス
増改築資金ご寄附のお願い
福島で命をつなぐ
子どもたちのために
特定非営利活動法人 パンダハウスを育てる会
(2013 年 10 月 4 日 認定取得)
理事長
山本
佳子
パンダハウス増改築
趣意書
「パンダハウスを育てる会」ご紹介
パンダハウスは、小児がんなどの難病と闘っている子どもとその家族を支援するため
「病院近くの我が家」として日本で初めて皆様からのご寄付によって建設され、1997 年
10 月に福島県立医科大学にほど近い福島市蓬萊町にオープンしました。居室を3室備え
た 64 坪のカナダからの輸入住宅です。
今年で 17 年目を迎え、これまでに(2013 年9月 30 日まで)3,707 家族、延べ2万2,0
27人が利用しています。また、利用される方々にとって「安心」「安全」「安価」なハ
ウスであり、なおかつ、ご家族全体の闘病意欲が増すようなホスピタリティを重視した対
応を心掛けてきました。
今では、利用された方々の声を聞くにつけ長期治療を受ける子どもと家族にとってなくて
はならない大切な施設となっています。
増改築の社会的背景と医療的現状
2011 年3月の東日本大震災・原発事故後は避難しながら入院治療を受けなければなら
ない患者家族を優先的に受け入れるよう対応してきました。しかしスペース的に一日3家
族しか受け入れられず、利用日数も原則7泊8日までと短期間となっているため、長期的
に安定した生活の場所が確保できず、利用者のストレスは想像以上のものがありました。
長期治療が必要な患者にはそれに対応できるような長期滞在を可能にすることが必要で、
そのためにはハウスの増築が必須であると考えました。
更に、震災後ますます勢力的に、福島県立医科大学附属病院は、高度な先進医療を進め
ており、全国から患者が紹介されてきています。これに伴いハウスの需要は格段に増大し
ています。これまで、県外の利用者は2割程度でしたが、今年は5割近くまで増えていま
す。東北関東圏ばかりでなく北海道・名古屋・広島などの遠方からの利用者は特に長期滞
在を希望しているためこの点からもハウス増築は急務であると考えます。
これに加え、福島県立医大病院は、小児医療センター構想、小児腫瘍科の開設、小児I
CUの設置を期して広範囲を対象とした小児医療体制の充実を目指しています。
今後、パンダハウスの需要はさらに増すものと思われ、そのような子どもへの医療体制
を支えるためにも、ハウスの増室、設備の充実が望まれています。
以上の様な現状をふまえ、2013 年 10 月 4 日に認定特定非営利活動法人となったパンダ
ハウスを育てる会は、福島県立医科大学の 2016 年の新病院棟完成に合わせ、増築と築 20
年を迎える現在の建物の改築を同時に行います。
増改築費用は後述のとおり 6,000 万円となります。今まで、建設から維持運営まで、会
員の方々を中心とした会費やご寄附でやりくりしてまいりましたが、この費用は捻出でき
ません。増改築費用は皆様からのご寄附に頼らざるを得ない状況です。
つきましては、趣意書にご賛同いただけましたら是非ともご寄附を賜りたく、ここにお
願い申し上げます。
2012 年 11 月 16 日
増改築の歩みと今後の計画
2012.11.17
2013.10.4
2013.10.5
2013.11.16
2013.11.24
パンダハウス増改築を第2回通常総会で承認
認定取得
増改築キックオフイベント第1弾 福島駅前街頭募金・チャリティーバザー
第3回通常総会にて増改築予定設計図・模型を提示
増改築キックオフイベント第2弾 チャリティーコンサート
2016.4.
2016.9.
2016.9.
2016.12.
パンダハウス増築部分工事開始予定
パンダハウス増築部分完成予定
パンダハウス改築部分工事開始予定
パンダハウス改築部分完成予定
【増改築予定平面図】
【既存棟】
【新設棟】
【駐車場】
【増改築予定模型】
増改築費用
増築費(消費税込)
3,600万円(60 万円/坪×60 坪)
改築費(消費税込)
1,400万円
内装備品、増改築活動費
1,000万円
合計
6,000万円
ご支援のお願い
寄付の方法
○郵便振替
口座記号番号:02200‐9‐110330
加入者名 特定非営利活動法人パンダハウスを育てる会
※他金融機関から、郵便振替の場合:店名 二二九(ニニキュウ)店
○東邦銀行 振込先
本店(101) 普通預金 口座番号 3748288
特定非営利活動法人パンダハウスを育てる会
理事長
当座預金 110330
山本佳子
※寄付金の税制優遇について
1
個人が認定NPO法人に寄付をした場合
⇒ 寄付金控除を受けられます。
認定NPO法人に対する寄付は、確定申告を行うことで税金が還付されます。
「所得控除」か「税額控除」から、いずれか有利な方を選択することができます。
なお、年末調整では申告できませんのでご注意ください。
「所得控除」の場合
下記の計算式による金額が“所得”から控除されます。
(寄付金合計-2,000円)×(所得税率)=(寄付金控除額)
※寄付金の合計の上限は、所得額の40%です。
※所得税率は課税所得により異なります。
「税額控除」の場合
下記の計算式による金額が“所得税額”から控除されます。
(寄付金合計-2,000円)×(40%)=(寄付金控除額)
※寄付金の合計の上限は、所得額の40%です。
※税控除の対象となる寄付額は、所得税額の25%が上限です。
2
法人が認定NPO法人に寄付をした場合
⇒ 損金算入限度額の枠が拡大されます。
法人が認定NPO法人に対して支出した寄付金は、一般の寄付金の損金算入限度額
とは別に、下記の特別損金算入限度額の範囲内で損金に算入できます。
(資本金等の額×当期の月数/12×0.375%+所得の金額×6.25%)÷2
※詳しくは最寄りの税務署へお尋ねください。
3
相続人が認定NPO法人に寄付をした場合
⇒ 寄付をした相続財産が非課税になります。
例えば、1億円の相続財産があった場合、このうちの8千万円を認定NPO法人に
寄付すれば相続税の課税対象額は2千万円になります。
※上記は金銭の場合です。不動産(土地・建物等)等は扱いが異なる場合があります。
(みなし譲渡所得課税)
寄付申込書
パンダハウスを育てる会 行き
電話024-548-3711
FAX024-548-3711
Email:[email protected]
趣旨に賛同し、以下の寄付をします。
金額
円
入金方法
(
)郵便振替
口座記号番号:02200-9-110330
(
)東邦銀行
本店(101)普通預金
(
)現金
お名前(貴社名)
ご住所
ご連絡先
TEL
FAX
E-mail
領収書の宛名
口座番号37488288
利用者さんの感想
『私の利用体験から感じたパンダハウスの意義』
私は骨髄移植を受ける為、福島医大へ長期入院していました。家族が毎日お見舞いに
来てくれたのが大きな支えだった事、およそ5年経った今も忘れる事はありません。
そして、その支えはパンダハウス無しでは出来なかったと感じています。
私の自宅はいわき市にあり、同じ福島県内ですが高速道路利用で約2時間の距離にあ
ります。もし、そこからお見舞いに来ていたなら、毎日のように足を運ぶ事は出来なか
ったと思います。
パンダハウスという、入院患者家族が宿泊できる場所があったからこそ、負担少なく
お見舞いに来る事ができたと言っていました。
また、病院から外泊許可を頂いた時も、パンダハウスで宿泊した為、いわき市の自宅
までの移動時間が無くなり、家族で過ごす時間を増やす事ができました。
その時に買って食べたお刺身がとても美味しかったのを、今でも覚えています。私た
ちにとってまさにそこは「もうひとつの我が家」でした。
福島医大は、私より遠方から来る患者さん、長期に渡って入院している患者さんも多
く、仕方無いかもしれませんが、支える家族の負担は「遠方であるほど、入院期間が長
いほど」増えてしまいます。
「自宅が遠く、家族がなかなかお見舞いに来られない」
「必要な買い物があっても気軽に頼めない」
「せっかくの外泊でも、自宅への移動、病院へ戻るだけで丸2日分つぶれてしまう」
これは患者、その家族のどちらにとっても大きな負担になる事です。そんなネガティブ
さを解消してくれるのがパンダハウスの存在だ
と思っています。
しかし、パンダハウスの部屋数は3つと多く
なく、部屋が取れるとは限りません。
私の家族が利用していた分、負担を感じた患
者さん、そのご家族がいたと考えると、なんと
も悲しい事です。
今後、医療技術が発展し、長期入院する患者
さんが大幅に減るかも知れません。でも、それ
を待っていられない方が今も大勢いらっしゃい
ます。
患者さん、ご家族の負担を少しでも解消できるよう、支援の輪が広がれば良いと感じ
ています。
『パンダハウスを利用した感想』
8歳の長女が福島県立医科大学附属病院で急性骨髄性白血病の治療のため入院中です。
妻が長女に付き添い、4歳の長男は自宅でママと姉が早く帰れるよう祈りつつお留守
番です。長女は以前より長期入院を繰り返してきました。入院生活の中で困るのは、遠
方からの入院患者にとって病院内や近くに入院患者の家族のための宿泊施設が少ない病
院が多いことです。長期入院の子供たちは、社会や学校との繋がりが少ないので、家族
が何よりの支えになりますので少しでも家族と会う機会が必要だと思います。
しかし、遠方よりの入院ですと子供に会うためには交通費、宿泊費や移動の労力など
相当な負担がかかることを経験してきました。
今、福島で入院中の子供に会いに来る時はパンダハウスを毎回利用させて頂いていま
す。利用させて頂いていつも思うことは、①いつ来ても清潔感があり安心できる ②病院
の近くにあり便利 ③病院から戻りゆっくり休める環境が整っている ④お米まで用意し
ていただいているので着替えだけ持参すればよいくらい備品が配慮されている ⑤宿泊費
がとても安く経済的な負担が軽くなる等があります。
今まで子供が入院する度に様々な負担を強いられてきましたが、福島ではパンダハウ
スのおかげで快適に過ごすことができ、とても助かっています。4歳の長男も居心地の
良いパンダハウスがすっかりお気に入りとなり、宿泊を楽しみにしています。
ただ残念なことは部屋が3室しかないため、宿泊の予約がとれないことがあることで
したが、この度増改築を行うとの話を伺い、さらに多くの方たちがステキなパンダハウ
スを利用できることを大変うれしく思います。
パンダハウスに宿泊すると、いたるところに
スタッフやボランティアの皆さんの暖かい心遣
いを感じることができます。パンダハウスは、
入院中の子供たちが家族と外泊で利用しても、
自分の家のように過ごせる素晴らしい施設です。
新しいパンダハウスがさらに素晴らしい施設
になり、多くの入院患者さんに安らぎを提供し
ていただけることを楽しみにしています。
『パンダハウスの思い出』
昨年の 10 月に医大に入院。ハプロ移植の治療の為、都内からの転院です。息子は医大
に入院しすぐに移植の準備に入った為、結局、パンダハウスを訪れることはできません
でした。今年の4月に 14 才でこの世を去りました。闘病生活5年間のうちの約7ヶ月間、
パンダハウスには大変お世話になりました。
移植後、GVHDが重症化し、いつ何が起こってもおかしくない状態だった為、主人
と 11 才の妹は、週末ごとに福島に来てパンダハウスを利用。スタッフの皆様の声かけ、
とても親切な対応に重症な息子に付き添う私達家族はどれ程救われたでしょう。
主人と私は交代で娘とパンダハウスに宿泊。毎晩ギリギリまで病室にいた為、タクシー
での移動。息子の様に長期で重症な患者家族にとっては、遠いのが何より不便でした。
夜、バス停からパンダハウスまで歩いて、まっ暗でとても怖かったです。
< 註:その後、各部屋に置いてある懐中電灯をお持ちいただくようお勧めしています。By パンダハウス >
一歩、パンダハウスに入れば、「ホッ」とします。掃除が行き届いている事、何より、
季節感が感じられる飾りや装花が出迎えてくれます。秋、冬、春の7ヶ月。最後にリビ
ングから見た桜は、一生忘れることはないでしょう。真夜中には娘とリビングで映画鑑
賞をしました。病室とは違い広い空間は、息の詰まる日常から少し解放された気分にな
ります。ボランティアの方が揃えてくれたDV
D、本当に助かりました。娘と二人鍋をしたこ
ともあります。とにかく温かい出来たての物を
食べたかったので調理器具が全て揃っているの
は、とても有難かったです。
息子とも泊まりたかったパンダハウス。支え
てくれたスタッフに改めて感謝いたします。
特定非営利活動法人「パンダハウスを育てる会」事務局
〒960-8157 福島市蓬莱町8丁目15番地1
TEL&FAX:024-548-3711
(電話は10時~15時まででお願いします)
E-mail:[email protected]
http://pandahouse.org