5 子どもが「こんな冒険・サバイバルしてみた 保護者の感想 かったんよ」とすごく嬉しそうに語っていま した。無人島生活が始まり、仲間と協力・助 【小5 男子】 け合いをしないと生活が出来ないということ このたびは、御五神島でのキャンプに参加 は分かったみたいで班をまとめるのがとても させていただきまして、本当にありがとうご 大変と言っていました。日常生活は水があり、 ざいました。 火があり、電気もありと便利な生活を送って 参加を決めたものの、はじめは不安でいっ いたけど、島ではどうすれば生活が出来るか ぱいで、辞めさせた方がいいのではないか、 沢山考え、沢山知恵を出し、生活していたよ 本人を送り出した後も、元気にしているか、 うです。息子から板ハガキが自宅に届いた時 友達はできたのだろうかなど、毎日が不安で は島での様子が詳しくかかれていて、バッタ した。御五神島から帰ってきて、顔を見たと を食べたとか嵐がやってきてテントが危な き本当にほっとしました。 かったなど自然界で生き延びる大変さを実感 その後、自宅に帰り、無人島での食事のこ していたようです。この島での経験は生涯記 とや仕事をして薪をもらえたこと、釣りやシ 憶に残る体験だったと思います。スタッフの ュノーケリングのこと、いろいろな体験をし 皆様、本当にお疲れさまでした。 た話を聞き、自分達だけでは絶対にできない 素晴らしい経験をさせて頂けたことを嬉しく 【中1 男子】 思いました。私が、『こんな経験ができたこ 「行ってみたいんよ。」 と、連れて行ってくれた人たちに感謝しない 参加資格のある五年生から、ずっと言って といけないね。』と言うと、『うん』と返事 いました。念願叶って、やっと参加すること がありました。その返事にはいつもと違う「想 ができた今年。海大好き、サバイバル大好き い」がこもっていました。 の息子にとって、この十日間の体験は、本当 自分のことだけではなく、他の人のことも に素敵な宝物になりました。 大切にすることを学んだ 10 日間になったの 帰ってきた日、いろんな話を聞きました。 ではないかと思います。一生忘れることのな その中で一番嬉しかった言葉。それは、「島 い思い出を作ってくださり、本当に感謝で で何がキツかったって、家族と会えんことが いっぱいです。 一番こたえた。」でした。普段そんなことを 最後になりますが、資材や食糧、イノシシ 口にする子ではないので、何だか新鮮で感動 の見張りなど陰で子どもたちを支えてくだ しました。次に、とても成長を感じた行動。 さったみなさま、何も分からない子どもたち それは、お手伝いを進んでするようになった を助け、指導してくださったみなさま、暑い ことです。「島では、誰かが作業していると 中すごく大変だったと思います。本当にあり きに手伝うのは当たり前やったけん。」今ま がとうございました。 でとは明らかに違う雰囲気を醸し出す息子 を、とても眩しく頼もしく感じました。 【中3 男子】 『友情・協力・感謝の心』の大切さを、身 この度は無人島生活に参加させて頂き本当 をもって学んで帰ってきた息子。ここで培っ にありがとうございました。最初、子どもか たすべてのことは、今後の人生において大き ら「無人島に行きたい」と言われた時は、 な糧となることは間違いありません。貴重な えっ!!無人島??なんで?と質問すると、 体験をさせていただき、感謝しております。 - 40 - 本当にありがとうございました。 過ごしていただいた深い愛情を感じました。 沢山の友達が出来、皆様に助けて頂き、感謝 【小5 男子】 しております。一番に私は、子ども自身が自 夏休み前、学校からの参加募集のご案内を 分で経験を手に入れた事、この気持ち、チャ いただき、子どもの方から「これ行きたい」 レンジをいつまでも忘れないで、そしてこの と一言・・・。6月末に、学校行事の「少年 十日間の貴重な時間を生かし何事にも力強く 自然の家」から帰って数日の頃でした。とて 生きていってほしいと思っております。 も楽しかったようで、もしかすると同じよう 本当に、全ての方に感謝します。 な行事内容と思っていたのかもしれません。 10日間の体験を終えた息子をお迎えに行っ 【小5 男子】 た時は、笑いながら「久しぶり」と答えまし まったりのんびりどんよりの息子、どんな た。久しぶりの我が家で体験したことをお話 ふうに変身しているかしらと、期待を胸に閉 ししてくれました。「バッタ」を食べ、おい 会式に臨みました。顔も体も少ししまった感 しかった話、初めての魚釣りをした話など、 じ、元気そうでホッと一安心。開会式には見 いろいろとし、もちろん仲間の話などもして られなかった班の仲間との笑顔でのやりとり くれました。辛かった事もあったと思います にまたも一安心。キャンプでの楽しい経験が が、楽しかった事の方が多かったみたいです。 想像できました。 好き嫌いが多い息子でしたが、とりあえず一 帰りの車の中でも、「めっちゃ楽しかった 口食べるようになりました。息子が大人に よ。」と声を弾ませ色々と話してくれました。 なった時、本当にいい体験をしたと感じてく 三十センチのホゴを釣った事、班の仲間はよ れる事を願います。小学生で貴重な体験をさ くけんかした事、キャンプファイヤーの出し せていただき、ありがとうございました。 物の創作劇がおもしろかった事等、まだまだ ありますが、子どもにとってどれも初めてで 【中2 男子】 貴重な経験であることには間違いありませ 体調悪く薬までお願いしないといけない見 ん。と親としては、参加させて本当に良かっ 送りで皆様にはご迷惑をおかけすると申し訳 たと胸をなでおろしたのもつかの間、帰宅後 ない気持ちと子供への心配で開会式に出席し 一目散にゲームに走り、あれあれあれれ。で ましたが、心温まる皆様の笑顔と勢い、そし も、確実にこの体験は、彼の心に刻まれ、実 て子供の前向きな姿に「行ってらっしゃい。」 生活に良い形となって現れてくれるに違いな と声をかけられました。毎日寝る前に、無人 いと信じています。こんな風に感じられる私 島体験日程表に赤線でラインを入れる事の嬉 たち親も成長させていただく良い経験でし しさ、無事終えたという安堵の気持ちで過ご た。ありがとうございました。 していまいた。 アートハガキが届き枠いっぱいに家族への 【中2 手紙が書いてあり本当に安心しました。涙が 出ました。 男子】 自分の少年期と比べると自然に触れる機会 が随分と減少している現在にあって、子供に そして、閉会式後ろ姿がとても広く我が子 どのように自然を感じさせることができるの だろうか?と急に私の方が恥ずかしくなりま かと模索しているときにこの様な事業に参加 した。皆様の言葉を聞いているとあついもの できたことを光栄に思います。 が胸に…涙が出ました。言葉の中に同じ時間 - 41 - 参加する前から気乗りのしない息子がどん な体験をするのか、また少しでも精神的に成 長して帰ってくる事を期待して送り出しまし 【小5 た。 男子】 何もかもが初めて体験する事だったと思い まず、帰宅した息子を見て、日焼け姿と虫 刺されだらけの姿が無人島での生活の厳しさ ます。とても充実した体験をさせて頂き、あ りがとうございました。 が想像されました。しかしながら、本人の無 無人島から帰ってきて少し変わったなと思 人島話はなかなか楽しそうな話ばかりで少し う点は、食事を残さなくなった事、何かを手 拍子抜けというのが私の素直な感想です。 伝うと声をかけてくれだした事です。少し大 今回参加者の中でも最高学年ということで わがままや弱音を吐ける立場ではないと自分 人になった様子で、周りに気配りも出来るよ うにもなっていました。 なりに言い聞かせ頑張ってきた様です。 急激には変化はないものの、この生活を 残念なことに私の思惑に反して息子の大き な変化は今のところ感じることはできません 送った自信と感じ取った何かを大切に、大き く成長していってくれるとうれしいです。 が、きっと今回の経験が息子の長い人生にお いて思い出に残る貴重な体験となっている事 【小6 と期待しております。 男子】 無人島への参加前、本人から 特に班のリーダーとしてどれくらいリーダ 「誰も知らん人ばっかりやけん不安や。」 ーシップを発揮できたかは疑問ですが、少な と、聞きました。参加当日に全く話したこと くとも人をまとめる難しさを経験ができたこ のない人と班になりましたが本人の不安もす とが息子にとって大きな収穫になったことと ぐに消え、笑顔で会話をしていて安心しまし 思います。 た。 末筆ではございますが、この事業の関係者 島で友達と意見が合わなかったりした様で 並びに同行スタッフの皆様には深くお礼申し すが、不足・不便・不自由な状況の中では、 上げます。 協力して物事に取り組む事が大切であること を学んだようです。自分に与えられた役割を 【中2 女子】 きちんと実行することはもちろん、道具を大 今回の無人島生活の参加に際しましては、 切にしたりあいさつをすること、命を大切に 各スタッフ皆様方のご尽力により楽しく、か すること等たくさんの学びがあり、帰ってき つ安全に終えることが出来ましたこと、深く てから今ある当たり前の状況が幸せであるこ 御礼申し上げます。 とに気付いたと思います。 さて、今回は親子が共に十日間の長期間離 一人では生きられない。家族や友達、仲間 れて生活する初めての経験でしたので、私ど の大切さと協力すれば何とかなるということ も親として多少の不安をぬぐえませんでし をこれからの人生で役立ててもらいたいと思 た。しかし、解散式後に子どもの顔を見た時 います。貴重な体験ありがとうございました。 に、黒く日焼けした元気な様子に安心いたし ました。また、全体の少し大人びた様子にも、 【3中 うれしさを感じました。彼女は彼女なりに何 男子】 今回、無人島での生活を初めて体験させて かを感じ、何かを得たのではないでしょうか。 頂きました。正直、出発する前から、水道も そう思っています。今後もそのことを持ち続 電気もない所で 10 日間も過ごせるのか、とて けてほしいと願っております。 も不安でした。又、毎日暑い日が続いていた - 42 - ので、熱中症にならないだろうかと心配でし 参加するにあたり、親元を離れ、全く異なっ た。10 日間が過ぎ、すごい日焼けと虫さされ た環境の中で、知らない友達との約十日間に の体でしたが、すがすがしい顔で帰って来ま わたる自給自足生活を通して、自主性や協調 した。家に着くと「わあ、蛇口をひねると水 性、自立心、忍耐力等を少しでも身に付けて が出る」とか「エアコンがかかって涼しい」 くれればと期待して送り出しました。 と嬉しそうでした。無人島での生活を聞いて 閉会式で、我が子の真っ黒に日焼けした姿 みると、毎日、食事のことばかり考えていた や元気そうな笑顔、満足そうな表情、自信に ようですが、周りの人達と仲良くなって楽し 満ちた様子を見た時、安堵の気持ちと同時に、 く過ごせたようでした。一番苦痛だった事は、 直感的にすばらしい体験をしてきたんだなと テントの中は狭くて虫が入って寝苦しかった 感じました。案の定、帰りの車中では、機関 ようです。食後の片づけが大変だったようで 銃のように次から次へと無人島での出来事を す。でも、ふとした時に「あ~無人島楽しかっ 楽しそうに話してくれました。 たなあ」と言っていました。何もかも不自由 無人島体験から十日あまりが過ぎました なく生活できる今をありがたいと思いつつ、 が、驚くことに、「自分のことは自分で」と 苦しい事も協力し合って乗り越えられること いう姿勢が見られるようになり、片づけや身 ができたという自信を持ってこれから生活し の回りの整理整頓も進んでできるようになり てもらいたいと思います。10 日間もの間いろ ました。 いろとお世話になりました。一生の思い出に なりました。ありがとうございました。 何より、いろいろなことに自信をもって取 り組めるようになったことが一番の収穫で す。 【小6 男子】 以前、兄が参加して色々な体験話を聞いて、 このように子どもが成長することができた のも、スタッフの方々をはじめ、関係者の皆 今回弟が参加する事になり、とても楽しみに 様のご指導、ご支援のおかげと感謝いたして して出発しました。開会式での緊張していた おります。心よりお礼申し上げます。本当に 顔とはうって変わり、閉会式では達成感に満 ありがとうございました。 ちた笑顔で、安心しました。 帰りの車の中でたくさんの友達の話、火が 【小5 女子】 使えず缶詰を食べた話、風で海パンが飛んで 我が家では、4年前に、長女が同じように いった話、虫を食べた話、つった魚の話等、 無人島生活に参加させていただいてから、し たくさん聞きました。「すごく楽しかった。 ょっちゅう御五神島の話がされていました。 また行きたい。」と言っていました。 今回、次女も参加させていただいたおかげで、 仲間のみんなに寄せ書きしてもらった水筒 二人の会話もヒートアップ。どんな事をした を飾って、一人一人の話をしてくれています。 か、楽しかった事などをずっと話してくれて 今回は、テレビで島での様子が見れて良かっ います。 たです。一生忘れられない体験だったと思い 何も決められて形がない。 ます。 自分で考えることの苦手な娘なので、その お世話して下さった方々に感謝していま す。ありがとうございました。 点は苦労したと思いますが、リーダーたちに 相談しながら、食事係として、毎日がんばっ てごはんを作ったとのこと。今度、何か作っ 【小5 男子】 てもらおうと思います。 - 43 - わずか10日ほどですが、私にべったり だった娘が、少し「自分で」という気持ちが 番困ったとか、なかなか言う事を聞いてくれ ない子がいたとか・・・。 出ることがあります。この調子で、どんどん 大変だった無人島生活をして、当たり前に 自分で考えて行動できる人間に育ってくれれ 便利な生活をしていた事のありがたさが少し ばと思います。 は分かったようです。でも、皆で協力して作っ 一生の思い出となる貴重な体験をさせてい ただき、本当にありがとうございました。 たご飯はおいしかったし、初めて食べたバッ タもおいしかったとか・・・。色々な事がう まくできたことで自信につながったようで 【小6 女子】 す。 学校から募集の申込書を持って帰って来る 絶対に行きたいと思う願いが届いて、この なり、「無人島へ行きたいから申し込んで」 無人島体験に参加することができて、息子は と言うので、私は多分いっときすると冷める 本当によかったです。知らない子達の中でも かな?と思っていたのですが、「お母さん、 仲良しになり絆を深めたり、心もずいぶん成 申し込んでくれた?」と言われて、ハガキを 長しました。貴重な体験をさせていただいて 書きながら、我が子の無人島へ行く目的を聞 本当にありがとうございました。 いて、すごく色々と考えているのに感心した。 そして、応募した結果のハガキが届いて、そ 【小6 男子】 の後にアンケートも届き、話しをしながら、 先日は無人島体験事業に参加させていただ とっても楽しみにしていた7月29日の夜に き、ありがとうございました。今まで10日 私への心配しないでの手紙を枕元にしのばせ 間も離れて生活したことがなかったので、 ていたのには、出発した夜だったが、きっと 行っている間中、「楽しんでやっているかな」 すばらしい体験をしてくるだろうと確信し とか「寝れているだろうか」とか、台風も2 た。 つ程近くを通過したりして、本当にやってい あっという間の9泊10日だったようで、 けているだろうかと思っていましたが、「楽 「バッタなんかを食べた」と聞いて、いろん しくやっているよ」の板ハガキが届いた時は、 なサバイバル体験がどれも楽しかった様子 本当にうれしかったです。そして、迎えに行っ で、自分で希望しただけあって、充実したの た時、子どものすごくイキイキとした、満面 がすごく行かせて良かったです。 の笑顔を見て、素敵な日々を過ごしたのだな 事務局の方々はもとより、指導者の方々に あと実感しました。 は何かと大変だと思いますが、今後とも続け 海のきれいさ、自分達で採った魚貝の豊富 ていただきたい事業です。大変お世話になり さ、そして夜空一面に見える星の美しさなど、 ました。ありがとうございました。 普段の生活では味わえないことに感動したよ うです。ウニ入りの海鮮ピザや初めて食べた 【小6 男子】 ナマコの味が忘れられないようで、「また食 迎えに行った時の少し照れた顔が印象的で べたい」と何回も言っていました。でも、帰っ したが、より黒くなったからか、たくましく てからはしばらく牛肉ばかり食べていまし 見えました。帰りの車の中で10日間の様子 た。(笑) を色々と聞かせてくれました。ご飯を作って この10日間は、子どもにとって今までに は食べて片付けての繰り返しで大変だったと ないすばらしい体験だったようです。物の大 か、トイレとテントに入ってくるフナ虫が一 切さ、たくましさ、人に対してのやさしさな - 44 - ど一段と増してひとまわり大きくなったよう だんだろうなと確信しました。 な気がします。 班内でケンカが絶えなかったこと、みんな 最後になりましたが、無人島チャレンジ実 で分け合って食べることがどんなにおいしい 行委員会の方々やスタッフの皆様のご支援が かということ、トイレのある生活はどんなに あったからこそ、すばらしい体験ができまし 幸せかということ、学年が下の男の子と打ち た。心から感謝いたします。本当にありがと 解けれたこと、全員が役割を持っていること、 うございました。 笑いありなみだあり台風あり大雨あり晴天あ り、親が望む全ての体験をしてくれたんだな 【小5 男子】 無人島へ行ってしまってからは、大丈夫だ と、事務局の皆様、参加者の友達全員に本当 に感謝しています。 ろうか?と心配をしたりして、思っていたよ 今は、反動で大いにわがまましております りも長い10日間でした。迎えに行って子ど ・・・。本当にありがとうございました。ご もの顔を見てほっとしたのと、今まで見慣れ 苦労様でした。 た顔が、なぜかとてもりりしく、りっぱになっ た様な顔をしていたのに驚きました。指導者 【小6 男子】 の方々の話を聞いて納得しました。大変な1 交流の家へ送り出してから、スケジュール 0日間を過ごしたのだな・・・と、なんとか 表をながめ、何をしているのかを確認するの 耐え抜いてがんばったという感じだったので が日課となっていました。親としては10日 しょうか?最初から詳しく知っていたら、も 間も離れて暮らすことは初めてで、いないも しかしたら応募していなかったかもしれない の足りなさで、帰る日をあと何日と待つ生活 と思いました。島で体験したロープのことや になっていました。 ナイフやナタを使った作業、火のおこし方(大 帰ってくるとすぐ、無人島での火おこし、 切さ)などたくさん話してくれました。どの つり、シュノーケル、テント生活、班の仲間 話も大変だったけれど、できたことを自信 のこと、次々と話してくれました。不便でつ 持って話してくれたことは、この体験をした らかったという話はいっさいなく、どんなこ から見ることができたんだと感謝していま とも班の仲間と協力し、助け合うことができ す。本人は一日がとても長く感じたり、今ま た喜びの方が大きかったようでした。 での生活のありがたさとかが身にしみたよう この10日間で便利な生活では味わうこと です。貴重な体験をさせてもらって、本当に のできない幸せを感じ、一生忘れることのな ありがとうございました。 い貴重な経験をさせてもらうことができまし た。また、仲間、家族の大切さを改めて感じ、 【中2 男子】 大きく成長した日々を過ごさせていただきま 小学校の頃からの夢であった無人島体験の した。スタッフの皆様、本当にお世話になり 参加は、わがままな性格ですので周りの人に ました。ありがとうございました。 は多々ご迷惑をおかけしたことと思います が、本人は大満足の10日間だったろうと思 【 います。 ? 】 うちの子どもは、担任の先生からの情報で、 解散直前の記念撮影での全員の生き生きと 子どもが興味を持ち応募しました。なかなか した様子を見たときは、本当に全員が目に見 当選しないとのことですが、運よく参加する えない何かを乗り越え、大きなものをつかん ことができました。 - 45 - 準備物はこれでいいか、天気はどうか、体 かなど。でも、娘からアート葉書が届いたら、 調をくずさないだろうか心配しましたが、子 思っていたことが吹き飛び、とても楽しいこ どもは、不安よりも初めての体験を楽しみに とが分かり安心しました。 して、期待の方が大きいようでした。 帰ってきた娘は、満面の笑みでした。話を 無事帰ってきて、子どもは何でもすぐに素 聞いたり、書いてもらったメッセージを読む 直に受け入れる受容力と忍耐力を持っている と、娘がいつも笑顔で接し、とても楽しく生 ことがよく分かりました。親の方が、いろい 活できていたことがよく分かり、とても安心 ろなことに不満を言ったり、がまんができな し、とても感動しました。 かったり、便利に慣れてしまい合理的なこと この貴重な体験に参加させていただけた全 ばかり選んで、楽ばかり考えているように思 ての方々にとても感謝しています。本当にあ えて反省しました。 りがとうございました。 子どもを送迎した時、どの子どもさんの目 も輝いていました。参加した子どもさんは、 【1中 強い心と協調性のあるすばらしい子どもさん だと思います。 男子】 四人姉弟の末っ子長男で、つい甘やかして きたので、ワイルドな男になってくれること 私も、毎日、子どもからいろいろなことを を期待しながら申し込みをしました。途中手 教えてもらいます。子どもと共に、親として 紙が来たときは、「元気でがんばっています。 人として勉強しています。私も子どもも、こ 帰ったらおいしいご飯を作ってください。」 の体験は一生忘れることはないと思います。 の言葉に思わずほろりとなりました。閉会式 この体験を企画されることは、とても大変 で久しぶりに見た顔は少し大人びて、体験を で、関係者の方も子どもを預かることにかな やり通した自信にあふれ、友達と楽しそうに り気苦労されたと思います。でも、親として 話す姿に、すばらしい経験をしたんだなとう は、長年の経験のある指導者のもとなので安 れしく思いました。帰りの車の中では、クモ 心しておりました。これから先もずっとずっ やバッタはさすがに食べる勇気がでなかった と続けてほしいです。 ことや、ナマコを初めて食べたことなど、楽 うちの子は、小学校の先生になることを夢 しかったことや失敗したことを家に着くまで 見ています。次は愛大の学生として、またそ しゃべり続けました。あれから何かにつけ私 の次は、教員として参加できることを楽しみ が口をはさむと、自分の意見をちゃんと言え にしています。本当にありがとうございまし るようになってきたかなと思います。この体 た。大変感謝の気持ちでいっぱいです。 験が将来プラスになる時がきっと来ると思い ます。 【中1 女子】 「無人島チャレンジに行ってみたい」 つらい時や悩んだ時に無人島での体験を思 い出し、やればできないことはないんだと意 娘からそう言われた時、家族全員が大賛成 志をもって歩んで行ってほしいと思います。 でした。しかし、毎年応募数が多く、なかな か当選しないと聞き、葉書が送られてくるま 【小6 ではドキドキでした。見事、行けることになっ たら、今度は別の意味でドキドキ。家族と1 男子】 島から帰ってきた息子は、思ったよりも元 気で、生き生きとしていました。 0日間も離れたことがないこと、女子の数は 島での生活で、「仲間」とのかかわり合い 少ないと聞いたこと、みんなと仲良くできる の大切さ、「共に生きる力」を学んできたと - 46 - 思いました。 前は、本人も少し緊張していたようで、あま 出会ってすぐの人たちと共同生活を送るこ り食事もできなかったので、逆に大丈夫かな とも、はじめは不便に思う一つだと思います。 あ?食べ盛りですごく毎日食べるのに・・・ 仲良くしようとするのだけど、そのために自 と思っていました。しかし、帰ってきた時の 己主張をし、それから起きてしまう衝突、か 顔を見るとホッとしました。食べたことのな といって黙ったままでは何も解決しない現 い物や経験したことのない活動などを、帰っ 実、自分たちに一任された毎日の中で、団結 て沢山話してくれました。「バッタはえびの 力の尊さや個々の考えをまとめていくことの しっぽみたいな味がしておすすめやわあ」な 難しさをいやというほど体験したと思いま ど、聞いている方がびっくりで目をまんまる す。 にして聞いていました。(笑)せっかくいろ 昨今、メールや絵文字でのコミュニケーシ いろな場所から集まった子ども達やお兄さ ョンは便利ですが、こういう関係の持ち方だ ん、お姉さん、大人の方、年に一回いや半年 からこそ生まれる強い絆と忘れられない友達 に一回位は集まってほしいなと主人や子ども を得る大切さが分かったと思います。 と話していました。 参加できて本当に良かったです。ありがと うございました。 大事な仲間達との一生の思い出、忘れるこ とは決してないでしょう。帰ってきてから「二 度と無人島なんか行きたくない」との言葉は、 【小5 男子】 一回も聞きませんでした。すばらしいですね。 無人島に参加させていただき、息子の成長 ぶりを期待していたのが大きかったのか、こ 最後これだけは改善してほしいです。お迎 えの曜日は、土日の方が助かると思いました。 れといって大きな変化は見られません。 無人島での出来事は、どれも初めての体験 【小6 ばかりで、帰ってきてからは、キャンプでの ことを目をキラキラさせ、興奮しながら、沢 女子】 今回の無人島体験生活では、大変お世話に なりました。 山話してくれました。各班に与えられるマッ 最初に無人島体験に応募すると言った娘に チやトイレットペーパー、どれも皆が考え、 猛反対したことを今でははずかしく思いま 足りなくなることなく生活でき、「すごかろ」 す。 と自慢げに話して暮れました。 8月7日に元気に帰ってきた娘は、友達が 普段は、すぐに兄弟とケンカ、TVもゲー 沢山できたこと、バッタやクモを食べたこと ムも好きな時にできる、エアコンやおやつも など、主人や私も体験したことのない無人島 ある、こんなあたりまえの生活ですが、少し での生活の話を目をキラキラさせて話してく はありがたく思っているようです。彼にとっ れました。中でも料理担当になり、朝昼夕の て今回の無人島生活が、何にも変えられない ご飯を班のみんなで協力して作って、なかな ステキな思い出になったことが一番です。次 かおいしいご飯が作れたという話に驚きまし 回は、兄や弟も参加させてみたいです。 た。私は娘が何もできないと思っていて、一 本当にありがとうございました。 番に食事の心配をしていたからです。 今まで危険だからという身勝手な理由で挑 【中2 男子】 戦する機会や成長する機会をうばっていたの この度は、とても貴重な体験をさせていた は私なのだと気付き、心から反省しました。 だき、ありがとうございました。連れて行く 私にとっても子育てする上で、なくてはなら - 47 - ない貴重な10日間でした。 帰ってからも、よっぽどバッタの唐揚げが おいしかったのか、食べたいと言っています。 【小5 女子】 食事を作ることの大切さも分かったよう 娘が通っている小学校は、全校児童13人 で、いろいろ手伝いもしてくれるようになり の小さな小学校です。同級生は1人で、4年 ました。 生から最高学年のため、上の学年の子と接す ることも、大勢の子ども達と交流する機会も 貴重な体験をさせていただき、ありがとう ございました。 少ない環境です。今回のキャンプでは、42 人の子ども達の中で10日間生活すること自 【小5 女子】 体が、新鮮で刺激ある毎日だったと思います 「何をすればいい?」 し、貴重な体験をさせていただきました。 朝食の用意をする私に、娘が言いました。 娘からは、班はトラブルが多かったけど、 協力し合って過酷な生活を乗り越えたから、 普段からよくお手伝いをしてくれますが、手 伝うよとは違う響きに驚きました。 仲間の存在の有り難さや、チームワークの大 姉妹ゲンカで、自分の気持ちをはっきり言 切さを学んだし、一生忘れられない体験がで うようになったと、姉は言っています。普段 きたと聞きました。 の会話の声も大きくなったと思います。 キャンプ中娘が具合が悪くなり、病院で 無人島体験は、辛いけれど楽しかったそう 会った時は、回復しても泣きながら帰りたい です。「家族と離れること、外のテントで寝 と言いましたが、「ここで帰ったら絶対後悔 ること、トイレ以外全て楽しかった。家に帰っ するよ」と説得をして、御五神島にまた行か て、水が出る、電気がつく、温かいお風呂に せました。閉会式で同じ班の仲間と楽しそう ふかふかのお布団。そして、家族がいること に話したり、別れを惜しむ姿を見て、途中で をうれしく思った」と言っていました。 連れて帰らず最後まで頑張らせて本当に良 かったと、胸が熱くなりました。 もうすぐ2学期が始まります。この体験を 生かし、自分の考えをしっかり持って積極的 な学校生活をしてほしいです。 【小6 男子】 無人島体験、私も子どもの頃に見た無人島 最後に、貴重な体験をさせて下さった皆様 に深謝いたします。ありがとうございました。 のテレビ番組で、クモを食べて「ミルクチョ コレートの味がする」と言っていたのが忘れ 【小5 男子】 られなくて、息子が去年、「行きたい」と言っ 「おかえり」 た時、即承諾しました。去年ダメだと分かっ 満面の笑みで帰ってくることができまし た時、「僕は行けるまで応募する」と言って た。帰りの車の中では、出てくる出てくるい いたので、今回行くことができて親子共々と ろんな名前。初めて会ったのに家族のような てもうれしかったです。 話ぶりに、私はあ然とただ聞くばかり。食欲 自給自足の時に「バッタ食べておいで」と もすごくて、レストランに飛び込んで二人前 言っていたら、アート葉書の方に「約束通り のハンバーグ定食。家でも残さず食べるよう バッタを食べました。家に帰ったらアイスが になり、野菜の残食はなし。帰宅してすぐに 食べたいです」と書いてあり、親への感謝の 息子がしたことは、手紙(ハガキ)を買いに 気持ちではなく、"アイス”という所が息子ら 行ったこと。宿題の合間をみては、ハガキを しいなあ・・・と思いました。 時間かけて書いていましたよ。毎日ポストを - 48 - 見に行く様子がほほえましかったです。 自分のことばかり言っていたのがなくな レギュラー争いの激しいサッカーも、以前 より本腰を入れて練習しています。8月末の り、細かいことが気にならなくなったのでは ないか?と思います。 試合にメンバー入りすることができたので、 気持ちを引きしめているところです。 3歳違いの弟がいるのですが、兄らしい様 子も見られるようになりました。 心の中に大切なものがあるということは、 学校の先生になって、もう一度無人島に行 これからのパワーになるにちがいないです くという目標もできて、嬉しく思います。子 ね。 どもの成長を見て、親として考えることも多 く、私も少し成長できたかな?と思います。 【中2 男子】 これまでの生活を変えるきっかけになれば 【小5 と送り出したものの、親に無理矢理行かされ 男子】 「無人島に持って行くとしたら何?」と質 ているんだといった無気力、無愛想な態度に、 問したところ、答えは「マッチ」でした。我 さぞご迷惑をおかけしたことと思います。 が家は薪で風呂を沸かしていて、低学年のう 帰ってきても、特にこれといった変化も成 ちから火を使うことを教えてきたので意外で 長も見られず、「どうだった?」と聞いてみ したが、火の当番は思ったより難しく、一番 ても、「えー、うん。」といった曖昧な返事 印象に残ったようでした。 ばかりでしたが、夜中にトイレに行ったのが 閉会式で、たくさんの方がこの事業を支え 大変だった、火の番をした、シュノーケルや てくださったことを知りました。中でも、「不 キャンプファイアは楽しかった、とのことで 便・不足・不自由」のお話が印象に残りまし す。 た。無人島では、現代の生活の基礎である電 口には出さないけれど、この10日間の体 気もガスも水道もないのですから、全てにお 験はきっと一生忘れられないと思うし、必ず いて大変でしょう。その中で班のみんなが協 良い種となっていつの日か芽を出し、花を咲 力して、また、他の班に交渉をしたり、働い かせてくれるものと期待しています。 たりと、いろいろな社会勉強、貴重な体験が 今回の無人島体験事業に参加できて、大勢 できたようでした。 の仲間と不足、不便、不自由を味わったこと 解散の際に、たくさんの方に声をかけてい は本当に幸運でした。スタッフの皆様、大変 ただきました。子どももみんなも、はじける お世話になりました。 ような笑顔でした。たくさんの仲間と交流し、 充実した10日間を送ったのだなと、私も笑 【小6 男子】 顔になりました。ありがとうございました。 無人島では大変お世話になり、ありがとう ございました。 【小5 男子】 テレビを見たり、子どもの話を聞き、楽し このキャンプは子どもが希望した。普段、 かったんだなあと思うと、行かせて良かった 親の言うことは聞かず、自分勝手なことばか と思います。 り主張している我が子が少し心配でもあった 帰ってからは、いろんなことに文句を言わ が、人のために、自分のために何ができるか、 なくなりました。手伝いを頼んだ時などは、 その何かを感じてくれればよいと思って申し 一言、言ってから動いていたのですが、素直 込んだ。キャンプを終え、子どもの心に何が にしてくれるようになりました。 残ったか、また、子どもがどう変わったかは - 49 - 残念ながら感じられない。ただ、わがままで、 しっかり感じたようです。何もかも当たり前 親が作った料理に文句を言って残していた息 ではなく、そして見知らぬ仲間との交流の中 子が、食べられることに感謝の気持ちを持ち、 で経験したことは、本人にとって心身共にと キャンプでは人のことを考え、班のみんなと ても良かったのではないかと感じています。 力を合わせて行動できたと話している息子を 家に帰ってまず食べた夕食は、食事のあいさ 見て、9泊10日を楽しく過ごした経験に意 つに始まり、行く前とは何か違うものを感じ 義があったと思っている。 ました。 今回の経験が、これからの人生にきっと役 今回の無人島体験は、本人の強い希望で参 立つと信じている。リーダー、班長、お世話 加しましたが、小学校生活最後の最高の思い いただいた皆様、班の皆様に感謝。素敵な時 出になったのではないかと思います。 間、夏休みをくださった皆様、ありがとうご ざいました。 貴重な経験を支えて下さった皆様に感謝し ています。ありがとうございました。いつか 【小6 男子】 毎日、何気なく過ごしていた生活ですが、 大人になって行くことができるなら、もう一 度参加してみたいそうです。 電気や水道、食事など10日間ありがたみを 各班の班旗 - 50 -
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