今月は逆流性食道炎についての特集です

今月は逆流性食道炎についての特集です
あなたは胸やけを感じたことがありますか? 今月は、最近増える傾向にある胸やけ
などを主症状とする逆流性食道炎についての特集です。
逆流性食道炎は、強い酸性の胃液や、胃で消化される途中の食物が食道に逆流して、
そこにとどまるために、食道が炎症を起こし、びらん(粘膜がただれること)や潰瘍
(粘膜や組織の一部がなくなること)を生じる病気です。
このため胸やけや胸の痛みなどさまざまな症状が生じます。
逆流性食道炎では胸やけのほかに、
呑酸(どんさん:酸っぱい液体が口まで上がってくること)、
胸痛(狭心症に似た痛み)咳、のどの違和感や声がれ、
不眠などさまざまな症状がみられます
逆流性食道炎の原因となる胃液や胃の内容物の逆流は、食事の内容、肥満、加齢、
体型などによって下部食道括約筋等の食道を逆流から守る仕組みが弱まったり、胃酸
が増えすぎることで起こります。
脂肪の多い食事、食べ過ぎ
脂肪分のとりすぎや食べ過ぎを繰り返すことで、特に何も食べていないのに下部
食道括約筋がゆるみ、胃液が食道に逆流してしまうことがあります。
また、脂肪の多い食事は胃酸を増やすので胃液の逆流を起こしやすくします。
タンパク質の多い食事
消化に時間がかかり、胃に長くとどまるため、胃液の逆流が起こりやすくなります。
加齢
年をとると、下部食道括約筋の働きが悪くなります。また、食道のぜん動運動、
唾液の量なども少なくなるため、逆流した胃液を胃に戻すことができなくなります。
背中の曲がった人
背中が曲がると、おなかが圧迫され、胃の中の圧力が高くなるため、胃液の逆流が
起こりやすくなります。
肥満
腹圧の上昇によって逆流しやすいといわれています
生活習慣の改善と薬物療法が中心です
逆流性食道炎の治療でまず大切なのは食事、姿勢、服装など、逆流性食道炎をおこす
生活習慣を変えていくことです
*食生活の
食生活の改善 改善 胃液の
胃液の逆流を
逆流を起こしやすい食
こしやすい食べ物を減らす
脂肪分やタンパク質の多い食事をとりすぎない。チョコレート・ケーキなどの甘い
もの、唐辛子・コショウなどの香辛料、みかんやレモンなどの酸味の強い果物、消
化の悪い食べ物などはとる量を減らしましょう。
*一度に
一度に食べ過ぎないように
*アルコール、
アルコール、コーヒー、
コーヒー、緑茶を
緑茶を減らしましょう。
らしましょう。胃酸の
胃酸の分泌が
分泌が多くなるため
*肥満を
肥満を解消しましょう
解消しましょう
*姿勢 姿勢 姿勢と逆流性食道炎は深く関係しています。日中は前かがみの姿勢を避けましょう。
寝る時は、少し上半身を高くして寝ると、逆流が起こりにくくなります。
* 禁煙しましょう
禁煙しましょう
服装 お
* 服装
お腹をしめつけないようにしましょう
現在、逆流性食道炎に非常に効果的な薬があり、ほとんどの方は、こうした薬で症状を
なくすことができます。薬による治療を始めると、多くの方では、すみやかに症状はな
くなります。ただ、症状がなくなっても、食道の炎症、びらん、潰瘍はすぐに治るわけ
ではありませんので、しばらくは薬を飲み続ける必要があります。また、現在使われて
いる薬では、胃から食道への逆流を根本から治すことはできないため、治癒した後に服
薬をやめると再発する方が少なくありません。そうした方では、薬を長い間飲み続ける
治療(維持療法)も行われます。
【 薬の種類 】
1.ヒスタミンH
ヒスタミンH2受容体拮抗薬(
受容体拮抗薬(H2ブロッカー)
ブロッカー)
ガスター、ザンタック、プロテカジン、アシノン等胃酸の分泌をおさえます。
2.プロトンポンプ阻害薬
プロトンポンプ阻害薬(
阻害薬(PPI)
PPI)
タケプロン・オメプラール・パリエット等胃酸の分泌を強力におさえます。
3.粘膜保護薬(
粘膜保護薬(アルギン酸
アルギン酸ナトリウム)
ナトリウム)
食道の粘膜をおおって、逆流してきた胃液から食道を守り、炎症の改善をたすける
働きがあります
4.制酸薬(
制酸薬(水酸化アルミニウムゲル
水酸化アルミニウムゲル、
アルミニウムゲル、水酸化マグネシウム
水酸化マグネシウム)
マグネシウム)
胃で分泌された胃酸や、食道に逆流してきた胃酸を中和して、食道粘膜が傷害され
る程度を軽くしたり、症状を速やかに和らげる働きがあります。
【 逆流性食道炎と似た症状がある他の病気 】
1.狭心症:胸の痛み
2.食道がん:胸焼け
最後に、上記のような病気もありますので、きちんと検査を受けて、他の病気が
ないか、確認することが大切です。
参考:逆流性食道炎(アステラス製薬)
http://www.astellas.com/jp/health/healthcare/gerd/ (2009/01/08)
コンドロイチンは、動物の粘質性分泌液から得られた多糖
の一種です。人体ではコラーゲンと共に軟骨、骨、角膜、
水晶体、血管壁、皮膚などの結合組織を構成しています。
コンドロイチンは全身の関節が柔軟にスムーズに動くための
重要な働きをします。加齢とともに減少していくため、外から
の補充が必要となります。 中高年になって関節に痛みが出
た場合などグルコサミンと共に摂取が進められる成分です。
調理時間:30分以下 カロリー:53 kcal(1人分)
かぶ 2 個 えび 40 g
水溶き片栗粉(片栗粉 小さじ1・水 小さじ1)
ゆず,果皮(せん切り) 適宜
片栗粉 小さじ 2/3
[A]
しょうが汁 小さじ 1/2 卵白 8 g
片栗粉 小さじ 1/2 酒 小さじ 1/2
塩 0.2 g
[B]
みりん 小さじ 1/2 酒 大さじ 1/2
淡口醤油 小さじ 1/2 塩 小さじ 1/6
だし汁 1/2 カップ
1. かぶは、座りがいいように底を切って皮をむき、中身を
くり抜く。えびは背わたを取って殻をむき、細かく切って
包丁でたたく。
2. えびにAを加えて混ぜ合わせる。かぶのくり抜いた部分
に片栗粉をまぶし、えびのすり身を詰める。
3. 耐熱容器に入れたかぶを蒸気の上がった蒸し器に入れ
7〜8分蒸す。鍋にBを入れて煮立て、水溶き片栗粉で
とろみをつけてあんを作る。器にかぶを盛り、あんをかけ
ゆずの皮をあしらう。
くり貫いたかぶに、叩いて蒸したえびを詰めて蒸し、あんをかければ出来
上がり。わずか53kcalと低カロリー。消化がよく、とろりとしたあんがか
かっていますので、歯の悪い方や、食べ物が少し飲み込みにくい方にも喜ん
でいただけるメニューです。