教育理念 - IMSグループ

イムス横浜国際看護専門学校
教育ビジョン
【教育理念】
設置主体である医療法人財団明理会の「愛し愛されるイムス」という基本理念を掲げている。本校
は、その理念を尊重し、
「人類愛」を基盤に生命の尊厳、人間尊重の精神と豊かな人間性を持つ人材
を育てることにある。そして、さらに看護に必要な専門的基礎知識と技術を習得し、自己研鑽に努め
ながら地域社会に貢献できる人材の育成を目的とするものである。
【教育目的】
看護に必要な知識・技術・態度を習得し、社会に貢献できる看護師を育成する。
【教育目標】
1.生命尊重の精神を基盤とした調和のとれた豊かな人間性を養う。
2.人間とその生活を総合的に理解する能力を養う。
3.科学的根拠に基づいた看護が実践できる基礎的能力を養う。
4.あらゆる状況に応じた看護を安全に実践できる基礎的能力を養う。
5.保健医療福祉の役割を担う一員として、看護に対する責任を自覚した専門職業人としての姿勢を
養う。
6.看護の学習を通して、自己をみつめ主体的に看護を探求する姿勢を養う。
教育理念・教育目的の考え方
医療法人財団明理会は、神奈川地域に看護師の質の向上と需要を感じ、平成21年4月に、イムス
横浜国際看護専門学校を設置した。平成22年4月から看護学科(3年課程)を開校する。本校の教
育理念は、設置主体の創設者である中村哲夫博士の「愛し愛されるイムス」という基本理念に基づい
ている。
本校の、系列校として同じ理念をもつ44年の歴史のある板橋中央看護専門学校がある。本校も系
列校と同様に設置主体の基本理念を受け継ぎ「人類愛」を建学の精神として確かな技術を修得し、豊
かな人間性を持った看護師の育成を目指していく考えである。
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教育目標の考え方
1.生命尊重の精神を基盤とした調和のとれた豊かな人間性を養う。
生命とは何か。よく生きるとは何か。生と死、人間を理解する過程で根源となるものを自己
に問いながら自分自身を成長させていく力を養うことを目指したい。医療福祉の現場において
は、多くの人々の生き様に出会う、その一人ひとりの出会いから多くを感じ取り、自分自身の
糧となる学習の基礎を盛り込んでいる。
2.人間とその生活を総合的に理解する能力を養う。
人は共通の基本的な欲求を持つ存在ではあるが、個性を持ち唯一の存在でもある。また健康
はその人にとって意味のある状態でもある。このような人々に提供する看護はその人にあった
ものでなくてはならない。人を理解する事は、自らが積極的に人との相互のかかわりを通して
いくことであり、その人を取り巻くあらゆる環境を理解することでもある。そのためには、人
類愛に基づく人間関係能力の育成を必要とする。
3.科学的根拠に基づいた看護が実践できる基礎的能力を養う。
看護を提供するためには、知識の活用と分析、応用能力が求められる。そのためには科学的
根拠に基づいた論理的思考による問題解決能力を必要とする。そのための基礎的知識を習得す
る学習内容を盛り込んでいる。
4.あらゆる状況に応じた看護を安全に実践できる基礎的能力を養う。
対象の状況に応じた看護実践のためには、基本的な看護技術の修得が必要である。しかし、
対象の健康段階の状況は多様であり、時間、状況によって看護援助はいつも同様とは限らない。
そこで、あらゆる状況にあわせ実施した援助の振り返りが技術の向上につながる。看護実践に
は常に状況判断が必要であり、どのような場合でも安全は優先されなければならない。
5.保健医療福祉の役割を担う一員として、看護に対する責任を自覚した専門職業人としての姿勢を
養う。
医療保健福祉を取り巻く職種は、それぞれに専門化し様々なニーズにこたえている。同時に、
健康問題を持つ人々の身近にいる看護師は、その間を連携する役割として専門性を発揮するこ
とが求められている。他医療職種を理解し、その調整者としての役割を担う姿勢を必要とする。
また、看護は専門職業として行った行為に責任を持たなくてはならないことを基本姿勢とする
態度を身につける。
6.看護の学習を通して、自己をみつめ主体的に看護を探求する姿勢を養う。
基礎的な看護の学習や実習を通して、自己のありようを含め、死生観や人生観、看護観など
探求する姿勢をもち生涯学習として意識できる教育を提供して行く必要がある。
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本校の特色
1.人類愛を基盤にした豊かな人間性を持つ人材の育成を目指した看護教育を実践します。
1)人としての存在の意味、生き方、倫理、環境との相互作用など幅広い知識を用い「人間」を探
求する学習をします。
2)異文化圏の人々や地域の人々との交流を通して、自己理解、他者理解につながる学習を進め、
国際的な感覚を持つことが出来る学習をします。
3)人間関係能力を養うための演習を多くし、様々な人々との交流の場を取り入れています。
2.確かな専門知識に基づいた看護実践能力を養います。
1)ヘルスアセスメント能力を高めるための科学的根拠に基づいた学習をします。
2)原理や原則を理解するための基礎的学習に力を入れています。
3)お互いに論理的に思考する学習を進め、さらに意見を交換する場を設け、論拠に基づいた発言
ができる機会を多く設けています。
4)プレゼンテーション能力を高める学習をします。
5)実習施設や関連病院との協力に基づき、基礎看護技術の習得能力を確実にすることができます。
卒業時到達目標(卒業時に得られる能力)
1.幅広い知識に基づき、国際感覚あふれた感性が育まれ、豊かな人間性を持った看護師への素地を
得ることができます。
2.確かな基礎知識をもち、根拠に基づいた看護実践能力の基礎が養われます。
3.人を尊重し積極的な関わりを持つ姿勢を持ち、相互の理解を深められる関係性が育まれます。
4.専門職業人としての責任を自覚し、安全な看護実践を提供する姿勢と生涯学習に努め探求してい
く精神が身につきます。
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教育の特色
カリキュラム編成の基本となる主要概念は、
「人間」「環境」「健康」「看護」
「イムス」です。
看護の対象である人間は、環境と常に相互作用しながら生活を営んでおり、自らの健康・維持・回
復するためにさまざまな活動を行っています。
「看護」
「イムス」は人間と環境に働きかけることで
健康に働きかけるものです。
[主要概念図]
健康とは、精神と肉体の調和のとれた状態であり、
社会・文化・経済・個人の価値観により影響され
変化します。そして、健康は個別的であり、自ら
つくるものです。
人間は、生理的・精神
的・社会的なニード゙
環境は、人間の生活や
をもち、自立した存在
健康に影響を及ぼし、
健康
であり、固有の価値
健康状態を変化させま
観・信念をもち、自己
す。
実現をめざして生き
ています。
環境
人間
(相互作用)
イムス
(働きかけ)
看護
イムスは、まず「愛し愛される」グルー
(働きかけ)
看護は、あらゆる健康段階、あらゆ
る発達段階の人間を対象とし、健康
プの理念を基に、
「人類愛」を基本とし人
に焦点を当てて、人間と環境に働き
間関係能力、コミュニケーション能力を
かけます。つまり、対象となる人間
育成することを基盤としています。
の健康状態を保持・増進・回復、あ
イムスが求める看護師像は、生命の尊厳、
るいは尊厳ある死に至るように支援
人間尊重の精神をもつ豊かな人間性を育
しています。
てることをめざしています。
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教育目標と卒業時の学生の姿との関連
関連科目
教育目標達成のための卒業時の学生の具体的な姿
教育目標
①生命とは何かを探求し、生命に対する畏敬の念を理解できる。 ②生命の尊厳を守ることができる。
1.生命尊重の精神を基盤とし調和のとれた
③自己および他者を尊重できる。
④他者の思いに寄り添い、配慮することができる。
⑤自己洞察でき、他者と協調することができる。
関連科目
⑥ 人間に対する興味関心を持つことができる。
⑦創造性を高めることができる。
⑧社会に関心を持つことができる。
⑨国際的視野を持つことができる。
⑩自己の考えを積極的に発言することができる
豊かな人間性を養う。
学習と文章
論理的思考
情報科学
心理学
人間総合科学 人間関係論
英語
国際交流
スポーツトレーニング 精神看護学
⑪心の健康を維持するための対処能力を持つことができる。
①人間を身体的・精神的・社会的側面から統合体として捉えることができる。
2.人間とその生活を総合的に理解する能力
②成長発達段階から人間を捉えることができる。
③基本的欲求を持つ存在として人間を捉えることができる。
環境論
人間総合科学
ボランティア論
心理学
人間関係論
を養う。
④人間には多様な価値観があることを認識できる。
教育目的
3.科学的根拠に基づいた看護が実践できる
豊かな人間性を
養い、看護に必
要な知識、技術、
態度を教授し、
社会に貢献でき
る人材を育成す
る。
①あらゆる健康段階から対象を捉えることができる。
②セルフコントロールにより自立(自律)できる存在として対象を捉えることができる。
基礎的能力を養う。
4.あらゆる状況に応じた看護を安全に実
③理論を活用してアセスメントすることができる。
④根拠に基づいた看護援助を考えることができる。
①看護技術の基本を身につけることができる。
②対象の状況にあわせて創意工夫し援助することができる。
③行った援助を振り返り、技術の向上を図ることができる。
践できる基礎的能力を養う。
④看護におけるリスクマネジメントの重要性を理解することができる。
5.保健医療福祉の役割を担う一員として、看
①看護の専門性、独自性を理解することができる。
②看護者として責任を自覚することができる。
③チームの一員として協調することができる。
④他職種の役割を理解することができる。
⑤他職種との連携調整の必要性を理解することができる。
⑥社会資源の活用と調整方法を理解することができる。
護に対する責任を自覚した専門職業人とて
の姿勢を養う。
基礎看護学 成人看護学
老年看護学 小児看護学
母性看護学 精神看護学
在宅看護論 看護の統合と実践
人間関係論
関係法規
基礎看護学
公衆衛生学
保健医療論
学習と文章 論理的思考
倫理学 基礎看護学
看護の統合と実践
6.看護の学習を通して、自己をみつめ主体
的に看護を探究する姿勢を養う。
論理的思考 生物学 微生物学
解剖生理学Ⅰ・Ⅱ 病理学
生化学・栄養学 疾病と治療Ⅰ~Ⅳ
薬理学 治療論 基礎看護学
感染症 看護形態機能学 看護物理学
①看護者として倫理に基づいた行動をとることできる。
②看護を探求する姿勢を持ち続けることができる。
③主体的に学び続ける姿勢を持つことができる。
④自己の看護観を表現することができる。
看護の 4 つの基本概念
イムス横浜国際看護専門学校では、ヴァージニア・ヘンダーソンの看護理論を基盤とし、「人間・健康・環境・看
護」の 4 つの基本概念を下記のように考える。
概 念
関連科目
①人間は共通の基本的欲求(14 項目)を持つ存在である。
心理学 人間総合科学 人間関係論
②人間は各人がさまざまなニーズを満たしながら、自己実現を目 倫理学 学習と文章
人
学
指して生きている。
解剖学 生理
栄養学 看護形態機能学
③人間は一人一人異なる価値観・信念をもち、多様な生活様式を 看護学概論 精神看護学 成人看護
学 老年看護学 母性看護学 小児看
持っている。
間
④人間は生理的・精神的・社会的なニードをもち、自立した存在で 護学 在宅看護論
看護の統合と実
践
ある。
⑤人間は一人ひとり基本的欲求の充たされ方・行動の仕方が違う
個別の存在である。
環
①人間は社会に受け入れられることで満足する。
環境論 ボランティア論 国際交流
②社会的・文化的背景は、基本的欲求に影響する。
人間関係論 人間総合科学 情報科
③環境は人々の生活や健康状態に変化を及ぼす。
学 関係法規
④社会は大人が何らかの役割をはたすことを期待している
基礎看護学 精神看護学 成人看護
境
公衆衛生
学 老年看護学 母性看護学 小児看
護学 在宅看護論
看護の統合と実
践
①健康は身体的・精神的・社会生活上に問題がない、14 の基本的 ス ポ ー ツ ト レ ー ニ ン グ
ニーズを独立して充足できる状態である。
健
康
解剖学
生理学 環境論 公衆衛生 薬理学
②健康は精神と肉体および霊的に調和のとれた状態である。
微生物 感染症 保健医療論
③健康は社会・文化・経済・個人の価値観のより影響される。
基礎看護学 精神看護学 成人看護
④健康は自らつくるものである。
学 老年看護学 母性看護学 小児看
⑤健康は環境との相互作用であり、健康状態には連続的な段階が 護学 在宅看護論 看護の統合と実践
あり常に変化している。
① 看護の対象は、あらゆる健康段階にある個人・その家族または 国際交流 情報科学 公衆衛生 社会
集団である。
看
福祉 基礎看護学 精神看護学 成人
②看護は対象の基本的ニーズを満たすために、身体的ケア、心の 看護学 老年看護学 母性看護学 小
支え、再教育また治療計画との調整を行い、その人の自立に向 児看護学 在宅看護論 看護の統合と
けて援助する。
護
実践 各臨地実習
③看護はその人が本来もっている生命力を活かしながら、健康の
保持・増進・健康への回復・苦痛の緩和を行い、尊厳ある死に寄
与する。
④看護は保健医療福祉チームの中で協働しながら専門職としての
機能を発揮する。
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カリキュラム構成の考え方
はじめに、本校のカリキュラムの構成を考えるにあたり、2 つの要素を盛り込みました。
一つは、看護の主要概念をヘンダーソンの看護観に基づくことです。ヘンダーソンは、看護の対象
である人間は基本的欲求をもつ存在であり、その欲求の充足は、生活行動や対象を取り巻く環境との
相互作用であり、様々な欲求を満たしながら自己実現をめざすものと考えています。その基本的欲求
を満たすために、身体ケア、心の支え、再教育または治療計画との調整を行い、その人の自立に向け
た看護を行う必要性を説き、人の生活の流れを維持することが看護と述べており、看護の視点を日常
生活から捉えることができると考えています。
二つ目に、設置主体であるイムスグループの基本理念である「愛し愛されるイムス」の具現化です。
看護の対象である人々を理解し、人間関係能力の育成を基本に置くことを考えています。これには、
学生の感性や創造力、自己洞察力を磨いていく必要があります。これらを刺激しながら看護を考える
力を養い、人類愛を基盤にし、豊かな人間性と確かな技術をもった看護師を育てていくための構成に
します。
カリキュラムの土台となる基礎分野には、看護学への栄養素となる科目を配置します。特に、
「愛
し愛される」の基本となる人類愛は、あらゆる人々の価値を認め、他者に対する深い理解といたわり
の気持ちや思いやる心が必要です。それは「豊かな人間性」を培う基盤となる精神です。そのために、
「人間総合科学」
「人間関係論」により、多角的なものの見方や人間関係を構築していく上で必要なコ
ミュニケーションスキルを学習するとともに、人間理解を深めていく心理学や倫理学などの科目で構
成しています。さらに、国際交流セミナーでは、グローバルな発想で看護が社会に貢献しなければな
らない役割を意識する必要があります。
そこで海外からの看護学生との研修を通して、
異文化圏の人々
や地域の人々との交流を積極的に取り入れ、多様な価値観に触れることにより、そこから自己理解、
他者理解に繋がる学習を行い、国際的な感覚を含めた学習ができるようにしています。
次に、基礎分野と同時に看護学を学んでいく土台を築く専門基礎分野では、人間の身体構造や機能
の理解、疾病とその回復過程を学んでいく専門的知識と同時に、看護実践の中核となる日常生活行動
を捉えるために、看護の枠組みで思考できることをねがい、
「看護形態機能学」
「看護物理学」を配し
ました。これにより、看護をより科学的に考えることができ、根拠をふまえたよりよい実践活動に繫
がることをねらうものです。
看護実践能力の根幹を支える専門分野Ⅰには、看護の対象としての人間を理解する看護学概論は、
ヘンダーソンの看護観であるニード論を用い基本概念の学習を行い、問題解決思考の訓練をするため
に看護過程の学習に取り入れ、各看護学に応用できるように構成します。また、基礎看護技術教育に
おいては、看護コミュニケーションを中心とする「共通基本技術Ⅱ」を独立させ、演習から実習へと
連動させるようにします。特に、コミュニケーションスキルを段階的に組み、早期の段階から自己の
傾向を踏まえた学習へと転換ができるよう人間関係能力の強化を図っていきます。さらに基礎看護技
術教育においては、専門基礎分野の学習を具体的な各看護技術の科目に繋げ、科学的根拠に基づいた
安全で安楽な技術の授業を目指します。そこでは、基礎看護学実習後の学生個々の事例を展開させ、
体験を振り返ることで科学的思考に基づく患者の理解と援助の方法について深められるように構成し
ています。そして看護技術教育の構成は、卒業時の看護技術の到達を段階的に配置し、領域との関連
を考慮して、看護実践能力の強化を図れるように構成します。技術の到達については、学年ごとに目
標を設定し、技術習得過程が学生に明確に伝わるようにし、学習課題を認識して学習への動機づけに
なるようにしています。
専門分野Ⅰをふまえながら、
枝葉を大きく広げる専門分野Ⅱは、
人間を理解していく過程において、
人々の「生活」を理解する能力が求められています。近年、慢性疾患の増加、在院日数の短縮など医
療が地域へ拡大していく中で、看護師は退院支援という重要な役割を担うことになります。そこで保
健医療福祉制度と他職種の役割を理解し、人々が社会的資源を活用できるようそれらを調整できる基
礎的能力を養う学習を考えています。それに加え、人への関心と関係を築いていく力が必要です。そ
こで、精神看護学を用いて、コミュニケーションスキルの学習を自己理解から他者理解へ発展させ、
患者・看護師関係へと転換できるように考えています。そのためには授業から実習への学習を2年次
に配置して人間関係能力の基礎的学習を行い、人間関係能力の基盤を築き、3年次の学習へと繋げる
構成とします。次に各看護学においては、演習による学習内容を強化し、確かな実践能力を身につけ
るために、
様々な健康レベルや発達段階に応じた看護展開ができるように学習内容を構成しています。
それに伴い、専門分野Ⅰの基礎看護学実習をさらに段階的に成人看護学実習と関連させ、問題解決能
力の基盤づくりをねらいます。
緑豊かな樹木は、一つの大きな木として地(知)に根を深く這わせ、学習をゆるぎないものとして
いくことが大切です。やがては花が咲き、実をつけることを期待し、積み上げてきた学習の統合を図
る分野では、在宅看護論により、施設内における看護活動が地域に広がっていきます。人の営みは生
活している地域社会と家庭との関係で成り立っています。施設内で行われていた看護を在宅に転用す
るには、根拠をふまえた技術が問われます。在宅看護論の学習を通して、生活者である人の理解を深
め、限られた情報を活かすアセスメント力、家族支援を含めた人間関係能力について考えることを学
習に取り入れます。統合分野では、演習を通して、体験してきた技術を再確認することで組み合わさ
れた技術の一つ一つを意識し、振り返ることができ、臨床看護技術として学習が深まると考えていま
す。そして、国際看護や災害看護の科目を通して、看護の社会的要素、看護の場の広がり、対象のニ
ーズの多様性などを学習し、看護の役割と機能、責任が時代とともに変化している昨今の社会情勢に
対応できる能力の認識を深めることができるように考えています。
また、実際の看護活動は、複数の患者を受け持ち、チームの中で協働して展開されます。複数の患
者を受け持つことは、多重課題に対応する能力が必要となります。そこで患者の24時間の生活状況
を知り、ニードを把握し、優先順位を考えた看護の実際を体験でき、実践活動への糸口とできるよう
に考えています。さらに自らがチームの一員としてどのように振る舞うのか、課題をどのように解決
していくのかなどを学んでいく体験になると考えています。
最終的に看護の統合と実践では、既習の知識と技術を統合して看護実践能力を発展できるように、
体験した事例について理論を用い、科学的な目を養い、看護を探求する基礎としてケーススタデイを
取り入れています。看護の専門職業人として、3 年間で養われた豊かな人間性と確かな技術をもって、
社会へはばたいていく看護師を育成する構成としています。
教育課程
分
教育
野
内容
科目の概要
科目名
科目の特徴
学習と文章
自己が感じ、考えたことを整理し、筋道を立てて考える力、表現する力、
それを伝達する力を養う。
論理的思考
論理的思考の形式と法則を学び、文章の読解、ディベートを通じて論理
的思考の基礎を養う。
生物学
生 物 を 形 成 す る 細 胞 、組 織 、固 体 レ ベ ル で の 特 性 と 基 礎 を 学 ぶ 。人 体 の 解
剖生理を理解するための基礎とする。
情報科学
あ ら ゆ る 情 報 が 氾 濫 す る 高 度 情 報 化 社 会 で は 、機 器 を 用 い て 情 報 を 効 果 的
に 能 率 よ く 処 理 す る 能 力 が 求 め ら れ る 。ま た 、医 療 の I T 化 も 急 速 に 進 で
いる。それに対応できるように基本的文書作成と統計的処理の基礎をぶ。
科
心理学
様式を学ぶ。人間の示す行動様式と心理的行動の基礎となる原理を理解
学
し 、人 間 理 解 を 深 め る 。さ ら に 、自 己 や 他 者 に つ い て も 洞 察 で き る 力 を 養
的
う 。ま た 臨 床 場 面 で の 患 者 心 理 を 理 解 し 、カ ウ ン セ リ ン グ 理 論 や 技 法 を 学
思
考
び必要な看護援助を考える。
倫理学
の
社会における道徳について学ぶとともに患者権利と医療をとりまく諸問
題 に 触 れ ケ ア を す る 側 の 倫 理 観 を 養 い 、自 己 及 び 他 者 を 尊 重 す る こ と の 意
基
礎
心 の 中 心 で あ る 脳 と 心 の 関 係 、感 覚・知 覚 、人 間 の 記 憶 、学 習 、思 考 等 の
味を学ぶ。
生命倫理
基
生命に関する倫理的問題を扱う分野である医学、医療技術の進歩により、
そ の 重 要 性 を 増 し て い る 。高 齢 化 や 生 殖 医 療 、脳 死 、治 療 の 選 択 な ど 、人 々
礎
が 様 々 な 場 面 で 新 た な 選 択 を 迫 ら れ る 。自 己 決 定 権 と そ れ に 基 づ く イ ン フ
分
ォ ー ム ド コ ン セ ン ト が 重 要 に な る が 、そ れ と と も に 看 護 の 果 た す 役 割 に つ
野
人
いて学ぶ。
人間総合科学
間
の 文 化 遺 産 を 学 び 、未 来 に 生 か す こ と も で き る 。人 間 に と っ て 教 育 が い か
と
に 重 要 で あ る か を 理 解 し 、人 を 育 て 、大 切 に す る 意 味 と 価 値 に つ い て 考 え
生
ら れ る よ う 教 育 学 を 含 め た 内 容 と す る 。ま た 、ひ と の 存 在 の 意 味 、生 き 方
活
を 考 え 、「 人 間 」を 探 求 す る 姿 勢 を 養 う と と も に 、今 後 の 看 護 師 と し て の
・
社
自己についても考える。
人間関係論
会
現代社会における様々な人間関係のあり方や良好な人間関係を作る基礎
を 学 ぶ 。人 間 関 係 が 基 盤 で あ る 看 護 に お い て 、対 象 と の 良 好 な 人 間 関 係 を
の
理
人 間 は 教 育 に よ り 人 間 と し て 生 き い く 能 力 を 獲 得 す る 。教 育 を 通 し て 過 去
保つための人間関係の理論と技法を学ぶ。
環境論
解
あらゆる生物は環境の中で生き、生命と環境は常に関係性を保っている。
大 量 の 廃 棄 物 、エ ネ ル ギ ー の 大 量 消 費 は 資 源 を 枯 渇 さ せ 、生 態 系 を 破 壊 し 、
地 球 規 模 の 環 境 問 題 に 発 展 し 、生 物 の 健 康 に も 影 響 を 与 え て い る 。環 境 と
人間のかかわりについて学ぶ。
ボランティア論
ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 を 通 し て 、ひ と が 地 域 社 会 で よ り よ く 生 活 す る た め の 援
助とボランティアの意義について考え、今後の看護活動への一助とする。
英語Ⅰ・Ⅱ
社 会 は 国 際 化 が 進 み 、医 療・看 護 の 中 で も 英 語 を 使 用 す る 機 会 が 増 加 し て
いる。今後の看護活動に役立てられるよう日常英会話を学ぶ。
国際交流
国 際 交 流 セ ミ ナ ー を 通 し て 、諸 外 国 学 生 と 交 流 す る こ と に よ り 、語 学 力 だ
け に 頼 ら な い コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 方 法 、多 角 的 な 人 間 関 係 を 学 ぶ 。ま た 、
異 文 化 に 触 れ 感 性 を 広 げ 、国 際 的 な 視 野 を 持 つ こ と の 意 義 と 他 国 の 看 護 に
ついて考える。
分
教育
野
内容
人
体
の
構
造
と
機
能
科目名
科目の特徴
解剖生理学Ⅰ
生 物 学 的 視 点 で 人 間 を 捉 え る た め の 基 礎 知 識 と し て 学 ぶ 。人 体 を 構 成 す る
解剖生理学Ⅱ
組 織 、器 官 の 関 係 性 、位 置 関 係 、形 状 、内 部 構 造 と 生 体 に お け る 機 能 、メ
カ ニ ズ ム を 学 ぶ 。そ れ に よ り 、統 合 的 に 機 能 す る 人 体 と し て 形 態 と 機 能 を
関連付け、看護援助の判断の科学的根拠とする。
看護形態機能学
日 常 生 活 の 食 べ る 、 トイレに 行 く 、 眠 る 等 の 生 活 行 動 は 、 す べ て か ら だ の
働 き に 基 づ く も の で あ る 。日 々 の 生 活 を 支 え る た め の ケ ア を す る に は 、日
常 生 活 行 動 そ の も の の 仕 組 み を 理 解 し て い る こ と が 必 要 で あ る 。そ の た め
に 、日 常 生 活 行 動 を 看 護 の 枠 組 み で 捉 え な お す こ と が 必 要 と な り 、さ ら に
疾 患 に よ り ど の よ う な 障 害 が 起 こ っ て い る の か を 理 解 し て い く こ と は 、具
体 的 な 援 助 技 術 の 用 い 方 の 根 拠 と な り 得 、同 時 に よ い 技 術 を 導 く こ と が で
専
門
基
礎
分
野
疾
病
の
成
り
立
ち
と
回
復
の
促
進
きる手がかりとなる。
生化学
身 体 の 中 で 様 々 な 物 質 が 変 化 し 、協 調 し な が ら 身 体 の 健 康 を 維 持 し て い て
い る 。身 体 が ど の よ う な 成 分 か ら 成 り 立 ち 、そ れ が ど の よ う に 変 化 し 調 整
さ れ 、生 体 の 恒 常 性 を 維 持 し て い る の か 、人 の 生 体 内 に お け る 様 々 な 反 応
を学ぶ。
栄養学
人 間 に と っ て の 栄 養 の 意 義 、健 康 な 生 活 を 営 む た め の 適 切 な 栄 養 に つ い て
学 ぶ 。ま た 、そ れ ぞ れ の 疾 病 に 対 し て 栄 養 補 給 だ け で な く 、予 防 と 治 療 の
視点からの効果的な食事療法について学ぶ。
看護物理学
科 学 的 思 考 訓 練 の 1 つ の 方 法 と し て 学 び を 深 め る 。看 護 に お い て は 、バ イ
オ メ カ ニ ク ス と い う 人 間 の 運 動 力 学 の 学 び 、医 療 機 器 を 正 し く 使 用 で き る
よ う に 作 動 原 理 の 基 礎 的 な 知 識 と 理 解 が 必 要 と な る 。医 療 や 看 護 で 実 際 に
起 こ り う る 事 象 や 、使 用 す る 機 器 類 を 想 定 し て 、物 理 学 的 な 理 論 や 技 法 を
取り入れ具体的なイメージをもって学ぶ。
病理学
疾 病 に よ る 形 態 や 機 能 、代 謝 の 異 常 が ど の よ う な メ カ ニ ズ ム で 生 じ る か を
学 ぶ 。疾 病 の 原 因 や 発 生 、進 展 、転 帰 を 細 胞 、組 織 、臓 器 の 変 化 と し て 捉
え、看護援助の基礎知識とする。
疾病と治療Ⅰ
(呼 吸 器 ・ 血 液 ・
造血器・免疫)
疾病と治療Ⅱ
(循環器・腎)
疾病と治療Ⅲ
(消 化 器・内 分 泌 ・
代謝)
疾病と治療Ⅳ
呼 吸 器 系 、血 液 、免 疫 系 が 障 害 さ れ た 時 の 症 状 、病 態 、検 査 、治 療 に つ い
て学習し、看護援助の基礎知識とする。
循 環 器 系 、腎 が 障 害 さ れ た 時 の 症 状 、病 態 を 学 習 す る 。ま た 、検 査 、治 療
について学習し看護援助時の基礎知識とする。
消 化 器 系 、内 分 泌・代 謝 系 が 障 害 さ れ た 時 の 症 状 、病 態 、検 査 、治 療 に つ
いて学習し、看護援助の基礎知識とする。
運 動 器 、脳 神 経 系 が 障 害 さ れ た 時 の 症 状 、病 態 、検 査 、治 療 に つ い て 学 習
( 運 動 器・脳 神 経 ) し 、 看 護 援 助 の 基 礎 知 識 と す る 。
疾病と治療Ⅴ
女 性 生 殖 器 、乳 腺 泌 尿 器 、感 覚 器 、歯 、口 腔 が 障 害 さ れ た 時 の 症 状 、病
(女 性 生 殖 器 ・ 乳 腺 態 を 学 習 す る 。ま た 、検 査 、治 療 に つ い て も 学 習 し 、看 護 援 助 時 の 基 礎 知
泌 尿 器・感 覚 器・歯 )
識とする。
微生物学
微 生 物 の 特 徴 、生 体 に 及 ぼ す 影 響 と そ の 対 策 に つ い て 学 び 、看 護 援 助 の 基
礎知識とする。
薬理学
薬 物 と 生 体 の 関 係 、薬 物 が 生 体 に 及 ぼ す 影 響 と メカニズム、代 表 的 な 薬 剤 の
主 作 用 と 副 作 用 を 学 び 、薬 物 治 療 の 適 切 な 判 断 と 行 動 が と れ る た め の 基 礎
知識とする。
治療と看護
手 術 療 法 、麻 酔 、理 学 療 法 、放 射 線 療 法 、検 査 に つ い て 学 習 し 、看 護 援 助
の基礎知識とする。
分
教育
野
内容
科目名
科目の特徴
公衆衛生学
人 々 の 健 康 は 環 境 や 生 活 様 式 と ど の よ う に 関 連 し 、健 康 を 享 受 す る た め に
健
は ど の よ う な 生 活 が 望 ま し い か を 学 ぶ 。さ ら に 、公 衆 衛 生 活 動 の 基 礎 と 特
康
性について学び看護者の役割について考える。
専
支
門
援
等 の 社 会 福 祉 に つ い て 学 び 、今 後 の 看 護 活 動 に お い て 保 健・医 療・福 祉 の
基
と
役割を理解し、協働する方法を学ぶ。
礎
保
分
障
野
制
度
社会福祉
関係法規
国 民 の 生 存 権 を 保 障 し 、人 々 が よ り よ い 生 活 を 実 現 す る た め の 政 策 、制 度
医 療・看 護 の 法 の 基 礎 知 識 と 必 要 な 法 規 を 学 び 、専 門 職 業 人 と し て の 法 的
責任を自覚した行動をとるための基礎を学ぶ。
保健医療論
社 会 構 造 、社 会 情 勢 、人 々 の 医 療 に 対 す る 考 え も 変 化 し て き て い る 。こ れ
ら の 状 況 を 知 り 、人 間 が よ り よ く 生 き る た め の 社 会 資 源 の 活 用 の 実 際 を 学
ぶ。
看護学概論
看 護 学 概 論 は 、全 て の 看 護 学 の 基 礎 と な る 科 目 で あ る 。看 護 は「 健 康 」と
「 対 象 」に 関 わ る 仕 事 で あ り 、そ れ を 通 し て 生 命 の 神 秘 、人 間 対 人 間 の 交
流を思案に人間を対象とする職業人としての倫理を学びどうあるべきか
を 追 究 す る 学 問 で あ る 。ヘンダー ソンの 看 護 観 を 用 い て 、看 護 学 の 核 と な る 看
護 と は 何 か 、看 護 の 対 象 で あ る 人 間 と は 何 か 、環 境 と は 何 か 、看 護 の 役 割
と は 何 か を 学 ぶ 、こ れ ら は 覚 え る の で は な く 考 え 、理 解 し た こ と を 各 看 護
学に応用できる基本的な視点を習得する。
共通基本技術Ⅰ
看護は実践の科学である。基礎看護技術は対象の生命の尊重と人権を守
( ボディメカニクス、
り 、対 象 に と っ て 安 全・安 楽 な 技 術 を 提 供 す る こ と が 求 め ら れ る 。こ こ で
環境)
は 、看 護 援 助 の 基 本 と な る 技 術 の 考 え 方 、動 作 経 済 性 を 学 び 、医 療 事 故 防
止のための医療安全と対象の療養環境整備の技術を学ぶ。
専
共通基本技術Ⅱ
対 象 は 身 体 面 、精 神 面 、社 会 面 、経 済 面 、対 象 を 支 え る 家 族 な ど 多 種 多 様
(看 護
な 側 面 を 持 っ て い る 。看 護 実 践 で は 、対 象 の 状 態 把 握 や 治 療 的 関 係 を 保 つ
コミュニケーション)
等 対 象 と の 相 互 関 係 を 成 立 し・発 展 さ せ る 必 要 が あ る 。対 象 の 思 い を 対 象
門
基
と の 関 係 の 中 か ら 気 づ き 、感 じ 、考 え る 事 が 重 要 で あ る 。こ こ で は 、看 護
分
礎
の 提 供 場 面 に 必 要 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 技 術 の 基 礎 知 識 を 学 び 、対 象 を 尊
野
看
Ⅰ
護
ヘルス
対 象 の 健 康 上 の 問 題 を 生 活 の 視 点 で 捉 え る 必 要 性 を 理 解 し 、観 察 の た め の
学
アセスメント
具 体 的 方 法 に つ い て 学 ぶ 。看 護 師 の「 目 」と「 手 」と「 耳 」を 使 い 、対 象
重するとはどのようなことかを考え看護に必要な共感的態度を学ぶ。
の 生 活 を 通 し て 見 え る 現 象 を 観 察 す る 。そ こ か ら 得 ら れ た 情 報 に 基 づ き 看
護 を 実 践 す る た め の 、重 要 な 情 報 を キ ャ ッ チ す る フ ィ ジ カ ル ア セ ス メ ン ト
の基礎知識を学ぶ。
生活援助技術Ⅰ
対象の日常生活行動に対する理解を深め健康問題を有する対象の日常生
(身 体 の 清 潔 援 助
活 を 整 え る た め に 必 要 な 援 助 技 術 を 科 学 的 根 拠 に 基 づ い て 学 ぶ 。ま た 、人
技術)
間 に と っ て の 清 潔 の 意 義 を 理 解 し 、身 体 各 部 位 の 清 潔 の 援 助 方 法 と 衣 生 活
を整える援助を学ぶ。
生活援助技術Ⅱ
さ ら に 、臨 床 に お け る 対 象 の 状 況 を 想 定 し 、日 常 生 活 を 整 え る た め の 援 助
(日 常 生 活
技 術 の 原 理 原 則 を 踏 ま え な が ら 実 践 す る 。状 況 に 対 応 で き る 能 力 を 養 う た
援助技術)
め に 、食 事 や 排 泄 と い っ た 生 活 行 動 に 治 療 的 な 行 為 が 伴 っ た う え で の 援 助
生活援助技術Ⅲ
(日 常 生 活
援助技術)
方法について学ぶ。
分
教育
野
内容
科目名
科目の特徴
基礎看護学方法論
健康上の問題を有するあらゆる年齢層に共通した薬物・輸血療法と看護、
Ⅰ
検 査 時 の 看 護 に つ い て 、対 象 に と っ て 安 全・安 楽 か つ 的 確 に 実 施 で き る た
(治 療・処 置 に 伴 う
技術)
めに必要な基礎的な看護技術について学ぶ。
基礎看護学方法論
臨 床 の 場 で 活 用 す る 頻 度 が 高 く 、健 康 上 の 問 題 を 有 す る あ ら ゆ る 年 齢 層 に
Ⅱ
共 通 し て い る 創 傷 保 護・酸 素 療 法・吸 引 療 法 と 救 命 処 置 に 伴 う 基 礎 的 技 術
(生命機能維持・
救命処置技術)
を 対 象 に と っ て 安 全・安 楽 か つ 的 確 に 実 施 で き る た め に 必 要 な 基 礎 的 知 識
について学ぶ。
基礎看護学方法論
ヴ ァ ージニアヘンダーソンの ニ ー ド 論 を 用 い 対 象 の ニ ー ド の 充 足 、未 充 足 を 情 報 収
専
基
Ⅲ
集 し 、対 象 が 日 常 生 活 で 困 り 不 自 由 に 思 う こ と を 援 助 す る こ と に 主 眼 を お
門
礎
(看護過程)
く 。問 題 と い う 考 え 方 で は な く 、対 象 の 生 活 上 の 課 題 と し て ア プ ロ ー チ し
分
看
野
護
Ⅰ
学
ていく。
基礎看護学方法論
学 ん だ 知 識・技 術 を 事 例 の 状 態 と 結 び つ け 、対 象 の 健 康 上 の 問 題 を 考 え そ
Ⅳ
の 問 題 を 解 決 す る た め の 技 術 方 法 を 学 ぶ 。演 習 で は 、判 断 技 術・看 護 介 入
(統合技術)
技 術 を 使 い 、必 要 な 援 助 を 判 断 し 生 活 行 動 援 助 技 術 を 決 定 し 、援 助 を 実 施
するまでの看護技術の基礎をしっかり身につける。
基礎看護学方法論
看 護 研 究 の 意 義 、種 類 、進 め 方 、文 献 の 活 用 方 法 な ど 看 護 実 践 か ら の 自 ら
Ⅴ
の 疑 問 を 看 護 研 究 と し て 発 展 さ せ て い く プ ロ セ ス を 学 ぶ 。ま た 、看 護 研 究
(看護研究)
基礎看護学実習
Ⅰ・Ⅱ
を行う上で重要な研究倫理についても理解を深める。
基 礎 看 護 学 実 習 Ⅰ:病 院 で 療 養 す る 対 象 の 療 養 環 境 を 知 り 、看 護 技 術 の 原
理・原則を踏まえた日常生活援助を実施する。
基 礎 看 護 学 実 習 Ⅱ:対 象 の 全 体 像 を 捉 え 、看 護 過 程 を 使 い 、対 象 に 沿 っ た
看護を展開するプロセスを理解する。
成人看護学概論
成 人 期 に あ る 対 象 を 理 解 し 、成 人 看 護 の 目 的 や 役 割 を 及 び 成 人 看 護 の 基 礎
と な る 理 論 の 概 要 を 学 ぶ 。ま た 、成 人 期 の 健 康 に 影 響 を 及 ぼ す 因 子 や 健 康
の 保 持・増 進 や 疾 病 予 防 の 看 護 を 理 解 し 、成 人 期 の 保 健 動 向 と 保 健 対 策 を
概括的に学ぶ。
専
成
門
人
分
看
野
護
Ⅱ
学
成人看護学方法論
成 人 期 の 特 徴 を 理 解 し 、健 康 上 の 課 題 を 抱 え た 対 象 及 び 家 族 が 、健 康 の 保
Ⅰ A・ B
持 増 進 セ ル フ ケ ア を 獲 得 す る た め に 必 要 な 看 護 に つ い て 学 ぶ 。さ ら に 、疾
(セルフマネジメン
トと セ ル フ ケ ア
再獲得に向けた
看護)
病 の 病 態・症 状 の 基 礎 知 識 を 理 解 し 、対 象 理 解 と 健 康 課 題 の 状 況 判 断 か ら
全体像を捉え、看護過程を展開・実践する基礎を学習する。
成人看護学方法論
成人期にある対象の危機状況、家族を含めた対象の特徴やニーズを理解
Ⅱ A・ B
し 、急 性 期 か ら 回 復 期 に あ る 対 象 者 の 状 況 に 応 じ た 看 護 を 理 解 す る 。さ ら
(生命の危機状況
に 演 習 を 取 り 入 れ 、成 人 看 護 学 領 域 に お い て 臨 床 で 行 わ れ て い る 代 表 的 な
における看護)
基 礎 的 技 術 を 学 び 、救 急 看 護・ク リ テ ィ カ ル ケ ア 看 護・周 手 術 期 の 看 護 の
特徴について理解を深める。
成人看護学方法論
Ⅲ
(治療困難な状況
における看護)
人 間 の死 を医 療 ・倫 理 の両 側 面 から捉 え、緩 和 ケアを必 要 とする対 象 者 及 び、
家 族 のニーズを理 解 し、その状 況 に応 じた看 護 の役 割 を学 び援 助 の方 法 につい
て考 える。
分
教育
野
内容
科目名
科目の特徴
成人看護学実習Ⅰ
慢 性 期 にある対 象 を理 解 し、健 康 問 題 を抱 えている対 象 および家 族 に疾 病 との
成
共 存 を促 し、自 己 管 理 に向 けて自 己 効 力 感 を高 めるための看 護 を考 えることが
人
基 礎 を学 ぶ。
看
成人看護学実習Ⅱ
護
学
急 性 期 および回 復 期 にある対 象 を理 解 し、機 能 回 復 および社 会 復 帰 に向 けて
の看 護 が実 践 できる能 力 を養 う。
成人看護学実習Ⅲ
終 末 期 に あ る 対 象 お よ び 家 族 を 理 解 し 、人 間 の 生 命 に 対 す る 思 い を 深 め る
とともに、全人的苦痛の緩和と安らかな死への援助のための看護ができ
る。
老年看護学概論
老 年 期 と い う 発 達 段 階 の 特 徴 と 高 齢 者 を 取 り 巻 く 環 境 に つ い て 学 ぶ 。老 化
に 伴 う 身 体 的 、心 理 的 、社 会 的 側 面 の 変 化 に つ い て 理 解 を 深 め る 。さ ら に 、
老 年 看 護 は 、高 齢 者 政 策・制 度 の 変 遷 に 伴 い 、病 院 、在 宅 、介 護 保 健 施 設
な ど 多 様 な 場 へ と 広 が り を 見 せ て い る 。老 年 看 護 活 動 の 場 と 機 能 及 び 、老
年看護の特性と基本的姿勢について学ぶ。
老年看護学方法論
Ⅰ
(老年の日常生活
援助技術)
老 化 が 日 常 生 活 に 及 ぼ す 影 響 を 踏 ま え 、日 常 生 活 能 力 の 維 持・改 善 に 向 け
老 年 の 健 康 障 害 時 の 看 護 で は 、高 齢 者 の 特 徴 的 な 疾 患 と 健 康 段 階 に 応 じ た
た援助方法を学ぶ。
老
老年看護学方法論
専
年
Ⅱ
門
看
分
護
(老年の健康障害
時の看護)
野
学
老年看護学方法論
老 年 の 看 護 過 程 で は 、健 康 を 障 害 さ れ た 高 齢 者 の 生 活 機 能 の 観 点 か ら ア セ
Ⅲ
ス メ ン ト し 看 護 を 展 開 で き る 方 法 を 学 ぶ 。こ こ で は 、老 化 が 関 連 し た 高 齢
(看護過程)
者特有の疾患として運動器系障害(大腿骨頸部骨折)の事例を展開する。
老年看護学実習Ⅰ
地域や施設における高齢者との関わりを通して、老年期の特徴を理解し、
Ⅱ
看護について理解できる
看 護 者 の 役 割 に つ い て 理 解 す る 。ま た 、老 化 に よ る 変 化 を 踏 ま え 高 齢 者 の
日常生活援助について学ぶ。
老年看護学実習Ⅱ
健 康 障 害 の あ る 高 齢 者 の 特 徴 を 理 解 し 、対 象 と そ の 家 族 へ 看 護 実 践 で き る
基礎的能力を養う。
小児看護学概論
小児看護の理念、小児看護の歴史と子どもの権利について学習する。成
長・発 達 に つ い て 、そ の 原 則 、影 響 因 子 を 理 解 し た 上 で 、小 児 各 期 の 形 態
的・機能的・精神運動的発育について学習する。小児の健康の保持増進、
健 康 の 回 復 、健 全 な 成 長・発 達 を 促 進 す る た め に 社 会 が ど の よ う に 小 児 を
保 護 し 保 健 対 策 を 講 じ て い る か 、統 計 的・法 的 な 側 面 も ふ ま え て 理 解 す る 。
小
小児看護学方法論
小 児 の 特 性 を 正 し く と ら え 、ふ さ わ し い 生 活 や 環 境 を 理 解 し た 上 で 、そ れ
児
Ⅰ
ぞ れ の 発 達 段 階 に 応 じ た 世 話 と 健 康 増 進 の た め の 看 護 を 学 習 す る 。プ レ パ
看
レ ー シ ョ ン の ス テ ッ プ に 基 づ き 、子 ど も や 親 の 対 処 能 力 を 引 き 出 す 方 法 に
護
(小児の健康増進
のための看護)
学
小児看護学方法論
健 康 障 害 を 持 つ 小 児 と そ の 家 族 の 状 況 を 総 合 的 に 判 断 し 、看 護 の 方 向 性 を
Ⅱ
見 出 す た め の 必 要 な 基 礎 知 識 を 学 習 す る 。小 児 に 特 有 な 健 康 障 害 に つ い て
(健康障害をもつ
小児の看護)
は 、そ の 病 態 や 診 断・検 査・治 療 を 理 解 し 、特 有 な 症 状 と そ の 看 護 に つ い
ついて学習する。
て 学 習 す る 。さ ら に 、健 康 障 害 や 入 院 が 小 児 の 成 長 発 達 や 家 族 に 及 ぼ す 影
響 に つ い て 理 解 を 深 め る と と も に 、健 康 障 害 の 経 過 に 応 じ た 小 児 と 家 族 へ
の 看 護 や 、検 査・処 置・手 術 な ど 、臨 床 で の 様 々 な 場 面 に お け る 小 児 と 家
族への看護について学習する。
分
教育
野
内容
科目名
科目の特徴
小児看護学方法論
小 児 看 護 技 術 を 実 施 す る 際 は 、子 ど も の 権 利 を 擁 護 し 、発 達 段 階 に 応 じ た
小
Ⅲ
援 助 技 術 の 選 択 や そ の 用 い 方 を 対 応 さ せ る 必 要 が あ る 。本 科 目 で は 、演 習
児
(小児看護技術)
看
護
学
を取り入れ、小児看護に必要な看護技術を習得する。
また、看護過程を用いて小児の看護展開の考え方を学習する。
小児看護実習
小 児 の 成 長 発 達 を 理 解 し 、健 全 な 育 成 を め ざ し て あ ら ゆ る 健 康 段 階 に あ る
小児と家族に対して適切な看護が実践できる基礎的能力を養う。
母性看護学概論
母 性 看 護 独 自 の 特 徴 を 理 解 し 、母 性 看 護 に お け る 概 念 と 、各 ラ イ フ ス テ ー
ジにおける看護の実際を学習する。
母性看護学方法論
Ⅰ
母
性
看
護
専
学
門
分
野
看護について学ぶ
(正常な経過を
たどる妊・産・褥婦
と新生児の看護)
母性看護学方法論
Ⅱ
こ れ ま で に 学 ん だ 知 識 を 基 盤 と し て 、更 に 周 産 期 に お け る 健 康 障 害 の 知 識
や対応する技術、看護者に必要な態度を学ぶ。
(健康障害をもつ
妊・産・褥婦と新生
児の看護)
母性看護学方法論
正 常 褥 婦 と 新 生 児 の 看 護 過 程 の 特 徴 を 学 び 、母 子 を 統 合 し て 捉 え る 視 点 の
Ⅲ
重要性、更に対象のセルフケア能力を高めるための保健指導の実際を学
(母性看護技術)
Ⅱ
母 性 看 護 学 概 論 で 学 ん だ 知 識 を 基 盤 と し て 、周 産 期 の 正 常 な 経 過 と 必 要 な
母性看護学実習
ぶ。
生 命 の 神 秘 や 尊 厳 に つ い て 理 解 を 深 め 、周 産 期 を 中 心 に 母 子 と そ の 家 族 へ
看護を実践する基礎的能力を養う。
精神看護学概論
現 代 社 会 で は 、こ こ ろ の 問 題 が 増 加 傾 向 で 、そ の 原 因 も 様 々 で あ り 、誰 も
が 罹 り う る 可 能 性 を 秘 め て い る 。人 間 の 健 康 は 、身 体 上 の 疾 患 の み な ら ず
「 こ こ ろ 」に も あ る 。こ れ を ラ イ フ サ イ ク ル 各 期 に お け る 精 神 の 発 達 を 通
し、こころの健康・不健康について学ぶ。
精
精神看護学方法論
心 の 健 康 を 保 つ た め の 技 術 を 理 解 す る 。看 護 技 術 と し て 、患 者 を 知 る 上 で
Ⅰ
必 要 と す る 、自 己 の 振 り 返 り・コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン・カ ウ ン セ リ ン グ の 演
(心の健康維持と
習 を 中 心 に 理 解 を 深 め る 。「 自 己 洞 察 」を 行 う こ と か ら 、自 己 の 傾 向( 感
精神保健)
情・行 動・理 解・不 安 等 )を 理 解 す る 。そ の こ と か ら 、「 他 者 理 解 」へ と
神
つ な げ る 。ま た 、精 神 保 健 の 係 わ る 問 題 と 社 会 と の つ な が り で あ る 社 会 精
看
神 医 学 的 問 題 を 知 る 。そ こ か ら 、社 会 生 活 を す る 上 で 、心 の 健 康 を 保 つ 難
護
しい状況を踏まえて自己を考えていく。
学
精神看護学方法論
心身の病や障害をもつ人やその家族との援助的人間関係を築き発展させ
Ⅱ
る た め に 必 要 な 知 識・技 術・態 度 を 習 得 す る と と も に 、対 象 が そ の 人 ら し
(精神に障害のあ
る人の看護)
く、地域や病院で自立的に生活することを助けるために必要な知識・技
精神看護学方法論
精 神 に 障 害 を も つ 患 者 の 情 報 を 系 統 的 に 整 理 し 、患 者 の 生 活・人 間 背 景 ・
術・態度を習得する。
Ⅲ
状況を考慮し対象の健康的な部分と病的な部分また常に病的な部分が出
(精神に障害のあ
る人の看護過程)
現 す る の で は な く 、健 康 な 部 分 も あ る こ と を 理 解 す る 。セ ル フ ケ ア レ ベ ル
精神看護学実習
精 神 に 障 害 を も つ 人 と そ の 家 族 を 理 解 し 看 護 の 必 要 性 を 学 び 、人 間 尊 重 す
の 目 標 を お さ え て 、 患 者 の QOL に つ い て の 学 習 を 深 め る 。
る態度を養う。
分
教育
野
内容
科目名
科目の特徴
在宅看護論概論
在宅看護の対象で中心となるのは療養者とその家族であり、家族の形態、
機 能 に つ い て 理 解 す る こ と は 重 要 で あ る 。生 活 の 場 が 療 養 の 場 で あ る こ と
も 在 宅 看 護 の 大 き な 特 徴 で あ る 。ま た 、よ り よ い 在 宅 療 養 の た め に 、さ ま
ざまな関連職種及び機関の人々と連携し、社会資源の活用が重要である。
在 宅 ケ ア を 支 援 す る た め の 法 、制 度 、社 会 資 源 を 理 解 し 情 報 提 供 す る こ と
も 看 護 の 役 割 で あ る 。こ こ で は 、在 宅 看 護 の 概 念 、基 本 的 知 識 を 学 習 す る 。
在
在宅看護論方法論
在 宅 看 護 の 中 心 と な る 訪 問 看 護 で は 、訪 問 者 と し て の 一 般 常 識 や マ ナ ー が
Ⅰ
求 め ら れ る 。そ し て 、そ れ が 療 養 者 家 族 と の 人 間 関 係 づ く り に も 影 響 を 及
(在宅における基
本看護技術)
ぼ す 。ま た 、援 助 に お い て は 療 養 者・家 族 の 意 思 を 尊 重 し な が ら そ の 家 庭
に 合 っ た 援 助 方 法 を 理 解 し 、在 宅 療 養 に お け る 工 夫 を 知 る こ と が 必 要 と な
宅
る。ここでは、在宅看護における基本的な技術である、訪問時のマナー、
看
生活援助技術について学習する。
護
在宅看護論方法論
在宅看護で接する療養者は慢性の病状が多いが、疾患の種類は多岐に渡
論
Ⅱ
り 、重 複 疾 患 や 障 害 を も つ こ と が 多 い 。最 近 は 、医 療 の 進 歩 に よ り 在 宅 で
(在 宅 療 養 者 の 状
態・処置別看護)
も 複 雑 な 疾 病 管 理 が で き る よ う に な り 、そ れ に 伴 い 多 く の 医 療 処 置 が 実 施
さ れ る よ う に な っ た 。こ こ で は 、在 宅 看 護 で 接 す る こ と の 多 い 状 態 、疾 患
の看護、代表的な医療処置と管理の方法について学ぶ。
在宅看護論方法論
よ り よ い 在 宅 療 養 の た め の サ ー ビ ス 利 用 の マ ネ ジ メ ン ト に つ い て 学 び 、基
統
Ⅲ
本 的 な 考 え 方 を 理 解 す る 。認 知 症 高 齢 者 で 核 家 族 化 に 伴 う「 老 老 介 護 」の
合
(在 宅 ケアマネジメン
トと 看 護 過 程 )
ケ ー ス を 通 し 在 宅 療 養 者 と 家 族 の QOL を 考 え た 援 助 、ケ ア マ ネ ジ メ ン ト
分
野
在宅看護論実習
の方法について学ぶ。
地 域 で 生 活 し て い る 人 々 の 健 康 の 保 持・増 進 の 活 動 や 、地 域 で 療 養 し て い
る 人 々 と そ の 家 族 を 理 解 し 、在 宅 で 充 実 し た 生 活 が 送 れ る よ う に 援 助 す る
ための基礎的な能力を養う。
看護の統合Ⅰ
医 療 に お け る 安 全 の 重 要 性 、病 院 に お け る 事 故 防 止 対 策 、患 者 の 安 全 の 確
(医療安全と
保 、看 護 事 故 等 に つ い て 学 び 、医 療 安 全 の 基 礎 的 知 識 を 身 に つ け る 。ま た 、
災害看護)
災 害 時 の 看 護 の 基 礎 的 知 識 を 学 ぶ 。 1995 年 の 阪 神 ・ 淡 路 大 震 災 は 防 災 や
災 害 に 対 す る 日 本 人 の 認 識 を 大 き く 変 え る こ と と な っ た 。災 害 は す べ て の
人 に 襲 い か か る 可 能 性 が あ り 、看 護 師 は 専 門 職 と し て そ の 対 応 を 迫 ら れ る
と 認 識 さ れ る よ う に な っ た 。施 設 内 に と ど ま ら ず 地 域 全 体 で 災 害 か ら 人 々
の健康と生活を守る必要性がある。
看
看護の統合Ⅱ
看 護 の 経 済 性 、効 率 性 に つ い て 考 え 、看 護 管 理 の 基 礎 的 な 知 識 を 学 ぶ と と
護
(看護管理と
看護の動向)
も に 、国 際 社 会 に お け る 保 健 医 療 福 祉 の 実 情 を 知 り 、国 際 協 力 に つ い て 考
の
統
合
と
実
え る 。ま た 看 護 の 動 向 、看 護 行 政 、看 護 教 育 に つ い て 学 び 、看 護 に 対 す る
広 い 視 野 を 持 つ と と も に 、現 在 、今 後 の 看 護 に お け る 課 題 に つ い て 考 え る 。
看護の統合Ⅲ
国 際 交 流 を 通 し た 学 び を 基 に 、国 際 社 会 に お け る 日 本 の 役 割 と 看 護 に つ い
(国際看護・ケー
ススタディー)
て学習を深め、医療・看護における国際協力について自己の考えを深め、
践
視野を広げる学びへ発展できる。
看 護 理 論 を 参 考 に し な が ら 学 生 が 実 習 で 実 施 し た 看 護 実 践 を 意 味 づ け 、看
護 に な り 得 た か 否 か を ま と め る 。更 に 、統 合 実 習 後 に 自 己 の 看 護 観 を 構 築
する。
看護の統合Ⅳ
卒業時点で看護専門職として身につけているべき基本的技術を確実に習
(臨床看護技術)
得 し 、臨 床 実 践 能 力 の 基 本 を 確 立 さ せ る こ と を 目 的 と し て 、統 合 実 習 前 に
臨 床 看 護 技 術 演 習 を 行 い 、 客 観 的 臨 床 能 力 試 験 ( OSCE) を 行 う 。
統合実習
病 棟 管 理 の 実 際 を 知 る と と も に 、チ ー ム の 一 員 と し て 看 護 を 実 施 し 、看 護
専門職としての役割を理解し、自覚と責任感を養う。
!
!
!
教 育 課 程
教育内容
科
学
基的
礎思
考
の
基
礎
分
野
学
習
と
文
章
論
理
的
思
考
生
物
情
学
報
科
学
心
理
学
倫
理
学
生
、
人
社
間
会
と
の
生
理
活
解
命
人
間
人
倫
総
間
ボ
理
合
科
関
環
学
係
論
境
ラ
ン
論
テ
ィ
ア
論
英
語
Ⅰ
英
語
Ⅱ
国
際
交
流
基礎分野 小計
人
体
の
構
造
と
機
体
解
剖
解
看
生
剖
形
生
疾
病
回
の
復
成
の
り
促
立
進
ち
と
Ⅰ
学
機
Ⅱ
能
学
化
栄
学
養
看
護
学
物
理
学
理
学
疾
病
と
治
療
Ⅰ
疾
病
と
治
療
Ⅱ
疾
病
と
治
療
Ⅲ
疾
病
と
治
療
Ⅳ
疾
病
と
治
療
微
生
Ⅴ
物
薬
健
会
康
保
支
障
援
制
と
度
社
学
理
態
病
専
門
基
礎
分
野
理
生
護
学
理
学
治
療
と
看
護
公
衆
衛
生
学
社
会
福
関
係
法
保
健
医
祉
規
療
論
専門基礎分野 小計
看
専
門
分
野
Ⅰ
臨
習地
実
学
概
論
共
通
基
本
技
術
共
通
基
本
技
術
ヘ
基
礎
看
護
学
護
ル
ス
ア
セ
ス
メ
Ⅰ
Ⅱ
ン
ト
生
活
援
助
技
術
Ⅰ
生
活
援
助
技
術
Ⅱ
生
活
援
助
技
術
Ⅲ
基
礎
看
護
学
方
法
論
Ⅰ
基
礎
看
護
学
方
法
論
Ⅱ
基
礎
看
護
学
方
法
論
Ⅲ
基
礎
看
護
学
方
法
論
Ⅳ
基
礎
看
護
学
方
法
論
Ⅴ
基
礎
基
礎
1年次
本校
学科目
看
護
学
実
習
Ⅰ
看
護
学
実
習
Ⅱ
専門分野Ⅰ 小計
単位
時間
前期
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
14
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
2
1
1
21
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
15
30
30
15
30
30
15
15
30
30
15
15
30
15
30
330
30
30
30
30
15
30
30
30
30
30
30
30
30
30
30
30
30
30
15
540
30
30
15
30
30
30
15
30
30
30
30
15
45
90
450
30
2年次
後期
前期
3年次
後期
前期
後期
30
15
30
30
15
15
30
30
15
15
30
15
150
30
90
30
75
0
0
15
15
15
0
0
0
30
30
30
15
30
30
30
30
30
30
30
30
30
30
30
30
30
90
30
30
15
30
30
30
255
150
30
15
30
30
30
30
15
45
90
405
30
15
教育内容
成
成
人
看
護
学
概
論
成 人 看 護 学 方 法 論 Ⅱ - B
小
児
看
護
学
小
人
看
年
護
看
学
方
護
法
学
論
概
Ⅲ
論
老
年
看
護
学
方
法
論
Ⅰ
老
年
看
護
学
方
法
論
Ⅱ
老
年
看
護
学
方
法
論
Ⅲ
児
看
護
学
概
論
小
児
看
護
学
方
法
論
Ⅰ
小
児
看
護
学
方
法
論
Ⅱ
小
児
看
護
学
方
法
論
Ⅲ
母
性
看
護
学
概
論
母
性
看
護
学
方
法
論
Ⅰ
母
性
看
護
学
方
法
論
Ⅱ
母
性
看
護
学
方
法
論
Ⅲ
精
臨
地
実
習
学
成 人 看 護 学 方 法 論 Ⅱ - A
老
看
精
護
神
学
護
成 人 看 護 学 方 法 論 Ⅰ - B
老
年
看
護
学
看
母
護
性
学
看
成 人 看 護 学 方 法 論 Ⅰ - A
成
専
門
分
野
Ⅱ
人
神
看
護
学
概
論
精
神
看
護
学
方
法
論
Ⅰ
精
神
看
護
学
方
法
論
Ⅱ
精
神
看
護
学
方
法
論
Ⅲ
成
人
看
護
学
実
習
Ⅰ
成
人
看
護
学
実
習
Ⅱ
成
人
看
護
学
実
習
Ⅲ
老
年
看
護
学
実
習
Ⅰ
老
年
看
護
学
実
習
Ⅱ
小
児
看
護
学
実
習
母
性
看
護
学
実
習
精
神
看
護
学
実
習
専門分野Ⅱ 小計
在
看
在
護
宅
論
統
合
分
野
宅
看
護
論
概
論
在
宅
看
護
論
方
法
論
Ⅰ
在
宅
看
護
論
方
法
論
Ⅱ
在
宅
看
護
論
方
法
論
Ⅲ
看
護
実の
践統
合
と
看護の統合Ⅰ(医療安全・災害看護)
臨
習地
実
在
看護の統合Ⅱ(看護管理と動向)
看護の統合Ⅲ(国際看護とケースレポート)
看 護 の 統 合 Ⅳ ( 臨 床 看 護 技 術 )
統
宅
看
護
合
統合分野 小計
合計
1年次
本校
学科目
論
実
実
習
習
単位
時間
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
2
2
2
2
2
2
2
38
1
1
1
1
1
1
1
1
2
2
12
100
30
30
30
30
30
30
30
30
30
15
30
30
30
15
30
30
30
15
30
30
30
15
90
90
90
90
90
90
90
90
1320
30
15
30
15
30
15
30
30
90
90
375
3015
前期
2年次
後期
前期
3年次
後期
前期
後期
30
30
30
30
30
30
30
30
30
15
30
30
30
15
30
30
30
15
30
30
30
15
90
90
90
90
90
90
90
0
150
90
390
300
30
480
15
30
15
30
15
30
30
90
90
0
0
1140
30
45
1065
300
810
年間行事予定表
月
4
1 年次
2 年次
3 年次
入学式
始
始
業
業
入学オリエンテーション
入学式
入学式
健康診断
健康診断
保健所オリエンテーション
防災訓練
防災訓練
健康診断
国家試験模試①
5
6
基礎学力試験①
国家試験模試①
系統別看護学実習開始
国家試験模試②
看護フェステイバル
看護フェステイバル
保健所オリエンテーション
成人看護学実習Ⅰ
国家試験対策講義
国家試験模試②
国家試験対策模試③
国際交流(招待学生交流会)
災害看護演習
基礎看護学実習Ⅰ‐1
7
客観的臨床能力技術試験
8
9
夏季休暇
夏季休暇
夏季休暇
看護フェステイバル
看護フェステイバル
国家試験模試④
防災訓練
防災訓練
防災訓練
国家試験模試①
看護フェステイバル
保健所オリエンテーション
救命救急講習会①
国家試験模試③
国家試験模試⑤
IMS 運動会
看護学生のつどい
保健所オリエンテーション
すずらん祭
すずらん祭
すずらん祭
救命救急講習会②
老年看護学実習Ⅰ-1
客観的臨床能力技術試験
看護フェステイバル
10
統合実習
基礎看護学実習Ⅰ-2
11
国家試験模試④
救命救急講習会③
各論実習終了
災害看護演習
統合実習
国家試験模試②
12
救命救急講習会④
老年看護学実習Ⅰ-2
冬季休暇
2
国家試験模試⑤
国家試験模試⑤
国家試験対策講義
救命救急講習会⑤
精神看護学/成人看護学Ⅰ実習
国家試験模試⑥
客観的臨床能力技術試験
精神看護学/成人看護学Ⅰ実習
国家試験激励会
基礎看護学実習Ⅱ
事例発表会
看護師国家試験
事例発表会
3
国家試験模試⑤
冬季休暇
冬季休暇
1
国家試験対策講義
事例発表会
卒業式
卒業式
卒業式
春季休暇
春季休暇
看護師国家試験発表