おりがみ 折ろうよ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おりがみ 折ろうよ!
幼いころのおもいで ゆっくり、ゆっくり話しながら…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~子どもも、おとなも、共に安らげる「おりがみの部屋」があったらいいな~
時おり集まって、そんな願いを語りあっているみなさんに、おりがみの魅力をお尋ねしました。
★おりがみを通して、どんなふれあいがありますか?
出かける時は、いつもバッグに、ジャンプする蛙と羽が動く鶴を入れています。
海外のお客さんに出会うと、Where are you from?と話しながら おりがみを
プレゼントしています。
みなさん、とたんに「Oh!」
、ニコッ!! 周りの人々も笑顔満載!!
ひとりでしょんぼりしている子どもを見かけると「ピョンピョンかえるだよ!こ
のつるさん、羽を動かせるよ。ほら、ね!」と話しかけます。
たちまち、興味津々、瞳がくるくる動き出します。
「バイバイ、また会おうね!」
★こころに残るおりがみの思い出をお話しください。
入院していた時のことです。
「はばたく鳥」
(伝承)
病室ではカーテンを閉め切っていて、同室の患者さんとの会話はありません。
退院が近づいたある日、川崎ローズを折っていたら、向かいのベッドの患者さん
が「折り方、知りたいな」と話しかけてこられました。いっしょに折りました。
病室に小さな薔薇が咲き始め、ことばのつぼみも膨らみ始めました。
★おりがみを見て、うれしいと感じたことは?
事情があって退職するとき、同僚に薔薇のおりがみとカードを贈りました。
半年後、元の仕事場を訪ねると…、
玄関のウエルカムボードに、その薔薇たちが飾られていました。
「ぴょんぴょんカエル」
(伝承)
「そう、いつもみんながいてくれて、一人じゃない私が、いま、いる」
★おりがみは日本以外の国でも受け入れられていますか?
いまや、おりがみは、世界中の人々に知られています。
大きなものを小さく折りたたんで、はるかかなたに送り、その場に到着してから
広げる手法など…宇宙開発にもおりがみの原理は応用されています。
★日々の生活のなかでも、おりがみは活用できますか?
紙を折ってものを包む日本古来の礼儀作法、折形(おりかた)に通ずる使い方はい
「ひらいたバラ」
(川崎敏和)
かがでしょうか? 誰かに借りた小銭を返す時や、包装のないお菓子を差し上げ
る時に包んでみるなど、ちょっとした心配りで優雅な所作がうまれますよ。
★ぶっく★まーくの読者のみなさまにお伝えしたいことはありますか?
このごろなぜか、ちょっと疲れたみたい。少しやすみたいな~と感じたら、温か
いお茶を飲みながら、おりがみ、折ってみてください。
ただ紙を折るだけ。
「何ができるかな?鶴さん?亀さん?・・・誰にプレゼントしょ
※参考書籍
(鳥・カエル)
「博士の折り紙夢 BOOK」
(バラ)「折り紙 夢 WORLD」
いずれも 朝日出版社
川崎敏和(著)
うかな?」想像の世界が広がり、こころが軽くなってきますよ。
掲載の折り紙は、保育士・
きっと…ね。
伊藤久美子さんの作品です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・