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感染性胃腸炎

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感染性胃腸炎 1
感染性胃腸炎というとむずかしく聞こえますが、
細菌やウイルスに感染して胃や腸に炎症を起こす
病気です。下痢・嘔吐・熱・腹痛などの症状がみ
られます。
原因
子どもの胃腸炎は、ウイルスによる場合が多く、ロタウイルス・ノロウイルスが有名
ですが、他にも胃腸炎の原因となるウイルスはあります。
《ロタウイルス》
乳幼児のウイルス性胃腸炎の原因として多く見られます。冬に多く、激しい嘔吐、発
熱、米のとぎ汁のような白っぽい下痢になります。
《ノロウイルス》
感染力がとても強いウイルスで、冬に流行し、嘔吐、下痢がみられ、通常は1〜2日
で治ります。ウイルスに感染した人の便や吐物にさわったりした手指を介してウイル
スが口に入って感染します。カキなどの二枚貝を充分加熱しないで食べた場合に感染
することもあります。症状がおさまっても、数週間便からウイルスが出ているともい
われています。
また、原因となる主な細菌には、大腸菌、サルモネラ菌、カンピロバクターなどがあ
ります。細菌性が疑われる場合は、便の検査(培養して菌がいるかどうかを調べる)
をしますが結果が出るのには数日かかります。細菌性胃腸炎の場合の多くは、食品や
調理器具を通して感染すると考えられます。
治療
ウイルス性胃腸炎には特効薬はないので、熱、吐き気や下痢等の症状をやわらげる
薬が処方され、脱水症状がある場合には点滴を行うなどの治療となります。乳幼児
の場合は特に、脱水に気をつけなければなりません。
細菌が原因である場合は、抗生物質が処方されることがあります。
札幌北楡病院小児思春期科
感染性胃腸炎 2
家庭で気をつけること
• 症状の変化を見ましょう。症状の出方はさまざまです。
下痢がいつからはじまり、回数・量・色はどうでしょう。
嘔吐がいつからはじまり、回数・内容物はどうでしょう。
熱はありますか?
顔色、きげん、おしっこの量・回数・色、水分をとれるか、食欲はどうでしょう。
• 水分補給に気をつけましょう。
脱水の症状は、おしっこの量が少ない・色が濃い、くちびるが乾いている、顔色
が悪い、ぐったりしている、皮膚にはりがないなどです。
脱水にならないように水分を少しずつ何回も与えましょう。ただし、吐いた
あとすぐに水分を与えると、その刺激で吐いてしまうことがあります。吐いた直
後は1〜2時間様子を見て、吐き気がないようでしたら、少量の水(スプーンなど
で数口)を与えてみましょう。そこで吐かなければ徐々に1回料を増やしましょう。
乳幼児では最初は10〜30mlくらいからはじめてみましょう。
水分がとれるようになったら、食事を始めてみましょう。消化がよい炭水化物
を中心に考えてみましょう。
→症状「嘔吐」「下痢」を参考にしてください。
• 下痢が多いときはおしりがただれやすいので、おしりはこすらないように拭きま
しょう。下痢のたびにシャワーなどで洗い、充分乾かしてからオムツや下着を着
けましょう。
• 便、吐いたものの処理に気をつけましょう。
→「吐いたものの処理方法」を参考にしてください。
予防
ふだんからしっかり手を洗いましょう。タオルは患者さんとわけて使いましょう。
下痢をしている方の入浴は、最後にする方が良いでしょう。
ノロウイルスやロタウイルスは通常のアルコール消毒に抵抗性です。手や皮膚は
せっけんと流水ででしっかり洗い、吐物の処理などの際には次亜塩素酸ナトリウム
製剤(家庭用漂白剤を薄めたもの)を使いましょう。
食品や調理器具のあつかいに気をつけましょう。鮮度の良い食品を早めに調理しま
しょう。野菜やくだものなど生で食べるもの以外は、十分に加熱しましょう。冷蔵
庫で保管するものも期限に注意しましょう。
受診のめやす
4日以上の熱、血便が続くなど
下痢、嘔吐の程度が強い、吐き終わっても水分がとれない、おなかがへこみ活気がない
下痢や嘔吐と共に腹痛が強まっている、おなかが常にはっている
札幌北楡病院小児思春期科
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