環境マネジメント

環境報告
グローバルな企業市民として
美しい地球を次の世代に引き継ぐために、
環境保全に配慮した企業活動を行います
環境マネジメント
環境に対する基本的な考え方
サンデングループは、食品流通機器、
自動車機器、住環境
機器の各事業で製品・システム・サービスを提供する企業
として、製品のライフサイクルでの環境負荷低減などを通じ
て地球環境問題の解決に貢献していくことが社会的責任
であると認識しています。
また、企業理念の中で「地球環境保全」を普遍的な価値
と捉え、
その理念と行動指針を
「サンデン環境憲章」
で定め
ています。
これに基づいて国内外グループ全社の社員が環
境保全に配慮した活動を展開しています。
サンデン環境憲章
環境理念
サンデンは、
グローバルな企業市民として、地球環境の保全が
人類共通の最重要課題の一つであることを認識し、安全で美
しい地球を次の世代の人々に引き継ぐために、企業活動のあ
らゆる面で環境の保全に配慮して行動する。
サンデングループ
「中期環境基本方針」
指 針
サンデングループは、環境のパイオニアとして、技術開発とモ
ノづくりを基本に、顧客のためになるよい製品・システム・サー
ビスを提供し、社会に貢献する。
戦 略
①Green Technology:独自環境技術開発による製品環境価
値の向上
[目標] 製品環境指標の達成(目標値は製品別に設定)
②Green Process:あらゆるムダの徹底排除による環境負荷低減
[目標] 環境負荷低減 ・エネルギー使用量 15%以上
・廃棄物排出量 15%以上 ・水使用量 5%以上
・有害化学物質排出量 5%以上
(すべて原単位 2013年度実績比)
③Green Management:グローバル環境ガバナンス強化によ
る環境活動レベル向上
[目標] 環境活動レベル 全サイトA以上
④Green Communication:外部連携と情報発信による、環境
ブランド向上
[目標] 外部評価 Aレベル
環境マネジメント推進体制
サンデングループでは、
環境マネジメントのレベルを継続
環境行動指針
的に高めるため、環境マネジメントシステムに関する
「ISO
1. 地球環境の保全活動を推進するための組織を整備するとと
もに、その活動を確実にするために、環境監査を実施し、活
動の維持向上に努める。
14001」
などの認証取得を進めています。
2013年度末時点で
2. 企業活動により生じる環境負荷を的確に把握し、環境目
的・目標を設定し、技術的・経済的に可能な範囲で、継続的
な環境負荷の低減を図る。
3. 地球環境に関するあらゆる環境規制を遵守するにとどまら
ず、自主管理基準を設定し、汚染の予防とより一層の地球
環境保全に取り組む。
4. 地球環境に負荷を与える有害物質は、代替技術の採用、代
替物質への転換、回収、
リサイクルなどを行い、可能な限り
削減する。
5. 企業活動のあらゆる面で、省資源、省エネルギー、
リサイク
ル、廃棄物の削減に取り組む。
6. 地球環境保全に関する意識の向上を図るために、全社員に
対して、環境教育、社内啓蒙活動を実施する。
7. 広く社会に目を向け、地域社会の環境保全活動に自主的
に参加することにより、地域社会の一員として社会に貢献
する。
環境マネジメントを推進する体制として、中央環境委員
会、国内グループ環境代表者会議および環境推進担当者
会議、世界環境会議を開催し、環境方針の周知徹底と環境
にかかわる課題・情報の共有を行っています。
また、各拠点で環境委員会を設置し、内部環境監査を実
施。環境活動のPDCAサイクルを回しています。
■環境マネジメント推進体制
社長
経営会議
中央環境委員会
(委員長:環境推進本部長)
年として取り組んでいきます。
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SANDEN CSR REPORT 2014
テーマ別委員会、
ワーキンググループ
て策定しました。2014年度にスタートし、2018年度を目標
(事務局)
環境推進本部
国内グループ
環境推進担当者会議
3次の中期的環境活動の方針を「中期環境基本方針」
とし
国内グループ
環境代表者会議
2010年)、
「環境ビジョン」
(2011年~2013年)
に代わる第
世界環境会議
サンデングループは「エコビジョン2010」
( 2006年~
東京本社・国内フロント
安全衛生環境委員会
寿地区
環境推進委員会
赤城地区
環境管理委員会
第3次中期環境基本方針を策定
得率100%)
、
海外21拠点
(取得率78%)
の合計40拠点です。
八斗島事業所
環境委員会
8. 地域環境の保全についての理解と協力を得るために、広く
社会に対して広報活動を行い、必要に応じて情報を公開
する。
の環境マネジメントシステムの取得状況は、
国内19拠点
(取
拠点別環境委員会
サンデン 環境マネジメント 検索
http://www.sanden.co.jp/csr/disp.cgi?mode=detail&id=17
目標と実績
第2次環境ビジョンによる中期目標をもとに設定した、2013年度の環境目標に対する活動結果について、報告いたします。
*1 自己評価の基準 A:達成 B:概ね達成 C:不十分
活動領域
2013年度中期目標
(基準年2010年度)
2013年度環境目標
2013年度活動結果
評価
*1
製品環境指標0.9以下 各事業
1機種以上市場投入
ショーケース、
自動販売機、
自動車用HVAC、
自動車用コンプレッサーは1機種以上市場投入
● エコキュートは開発完了しましたが市場投入は
翌年度になりました
B
製品環境指標の目標達成のための
開発プロセスの確立・運用
デザインレビューにおける製品環境指標の検証実施を
図った開発プロセスの確立・運用
A
有害化学物質の削減を推進する
ELV、RoHS、REACH対応の継続
製品含有化学物質管理システムの運用
● グリーン調達ガイドラインの改定完了
● 化学物質管理関連教育の実施
● サプライヤー調査、
勉強会の実施
A
自動販売機エコリーフ環境ラベル*3の
取得(ヒートポンプ機)
●
●
●
●
エコプロダクト
(製品開発)
製品環境指標 を
0.9以下にする
*2
ヒートポンプ機 11機種新規登録、26機種追加登録
A
革新技術によって製品使用時の
環境負荷を低減する
ハイブリッド車用電動スクロールコンプレッサーの
開発、市場投入
● 蓄冷機能搭載小型・軽量HVACユニットの開発、
市場投入
● CO 2 冷媒搭載コンビニエンスストア用冷蔵・冷凍
ショーケースの開発、市場投入
● CO 2 冷媒搭載超省エネルギーヒートポンプ自動販
売機の開発、市場投入
A
CO2排出量売上高原単位を
2010年度比30%削減する
<連結>
● CO2 排出量売上高原単位 −9%
<サンデン>
● CO2 排出量売上高原単位 −26%
● CO2排出量
売上高原単位*4で
30%削減する
エコ
ファクトリー
(生産活動)
廃棄物排出量
売上高原単位で
30%削減する
物流における国内輸送
エネルギー使用
売上高原単位で
3%削減する
C
B
<連結>
生産時の廃棄物排出量売上高原単位を ● 廃棄物排出量売上高原単位 −14%
<サンデン>
2010年度比30%削減する
● 廃棄物排出量売上高原単位 −27%
C
B
<サンデン><国内グループ各社>
サンデンおよび国内グループ8社で、
再資源化率99%以上(ゼロエミッション)
再資源化率99%以上でゼロエミッションを継続
を継続する
A
<サンデン>
輸送でのエネルギー使用原単位を
1%以上削減する
(前年度比)
● 国内輸送エネルギー使用原単位 −3.3%
A
環境大会、環境朝礼の開催
中央環境委員会、世界環境会議の開催
● 国内各拠点の内部環境監査の実施
● 国内グループ環境代表者会議の実施
● 国内グループ環境推進担当者会議の開催
● 事業所別化学物質管理委員会の開催
A
eco検定受験の推奨(222名合格)
ISO14001内部監査員教育の実施
● 環境EXPOの開催
● 化学物質管理関連教育の実施
A
環境活動レベル評価の実施および環境改善提案書の
発行
● マテリアルフローコスト会計
(MFCA)
の継続深化に
より日本品質奨励賞品質革新賞受賞
● サプライチェーンにわたるロスの見える化手法として、
「GRIP」
を導入
● ライフサイクルアセスメント(LCA)手法の継続
(開発部門)
● エネルギーの見える化手法の継続
A
●
●
環境方針の展開と
環境マネジメントシステムを強化する
●
エコ
マネジメント
現在の活動の
継続・発展を目指す
環境教育の実施・啓発を行う
●
●
環境評価(見える化)手法を展開する
*2 製品環境指標:P11参照。
*3 エコリーフ環境ラベル:
(社)産業環境管理協会(JEMAI)
が管理する制度。ISO14001で規定されているタイプⅢ
(原料調達から製造、輸送、使用、
廃棄、
リサイクルまでの過程で与える環境負荷を、
ライフサイクルアセスメント手法を用いて分析し、
その結果を定量的情報として公開するもの)。
*4 原単位:燃料の使用や、CO2の排出等を、
ある一定量当たりの数値で算出することにより、総量ではなく、体質として増加/減少の傾向を明らかにす
る手法。
サンデンでは、主に売上高当たりの原単位を使用しています。
SANDEN CSR REPORT 2014
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環境報告
環境への様々な取り組み
MFCAへの取り組み
SMEがエネルギーウィークを開催
サンデンでは、2005年度からMFCA(マテリアルフロー
Sanden Manufacturing Europe S.A.S.(フランス)
は
コスト会計)
に取り組んでいます。2013年2月に開催した環
2013年6月に
「エネルギーウィーク」
を開催し、
様々なイベン
境大会で社長から
「MFCAの全社展開」
「『ロスの見える化』
トを行うことで社員の省エネルギーに対する意識を高めると
とモノづくり改革」
に取り組むことが発表され、国内各工場
ともに、
同社の取り組みを近隣の自治体にアピールしました。
において、MFCAの考え方によるロスの低減とモノづくり
プロセスの改善を積極的に実施し、資源の有効活用とコス
ト削減に寄与しました。また、
これらの取り組みにより、日
本品質奨励賞品質革新賞を受賞しました
(P16参照)。
MFCAとは
製造プロセスにおける資源
やエネルギーのロスに着目
し、そのロスに投入した材
料費、加工費、設備償却費
などを「負の製品コスト」
と
して、総合的なコスト評価を
行う原価計算、分析の手法。
eco検定
2009年度から受験を推奨している
「eco検定(環境社会
®
検定試験) 」において、2013年度はサンデンおよび国内
関連会社の社員を合わせて222名が合格し、累計の合格者
(エコピープル)数は1,664名となりました。
自然資本の算定
サンデンは、
プライスウォーターハウスクーパースサステ
ナビリティから提供されたサプライチェーンでの環境リス
ク・機会評価サービス
「ESCHER(エッシャー)」
による自然
資本への負荷算出を行いました。
算出の結果、
地域によって
「水」資本に対するリスク
(名)
2,000
1,500
1,106
1,000
0
展開での留意事項とする
ことにしました。算出され
1,289
1,442
1,664
680
500
が予想され、今後の事業
∼2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度
た上流のスコープ3(サプ
サンデンみどりの日制定 環境大会
ライチェーンにおける温室
「緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」受賞を記念
効果ガス排出量)はCDP
*
の回答として認められてお
り、CDPへの報告に活用し
ました。
*CDP(Carbon Disclosure
Project)
:機関投資家が連携
し、企業に対して気候変動へ
の戦略や具体的な温室効果
ガスの排出量に関する公表
を求めるプロジェクト。
自然資本とは
自然を「価値ある資本(ストッ
ク)」
と見なす考え方。
「 動物相」
「植物相」
「 水」
「 土壌」
「 大気」を
自然資本の5要素とし、自然資
本評価ではこれらに対するサプ
ライチェーン上流での負荷を明
らかにする。ESCHERによる算
出では、
このうち
「水使用量」
「土
地利用面積」
「温室効果ガス排出
量」
について評価しました。
し、4月26日を
「サンデンみどりの日」
に制定しました。八斗
島事業所では、
サンデンフォレスト・赤城事業所から届いた
記念樹の
「植樹式」
を開催し、森の木とともに自然保護活動
への思いを移植しました。
また、2014年4月に制定記念式
典と同時に開催された環境大会では、社長から、MFCAの
活用により優 れた成 果
を挙 げたエアコン事 業
工場のチームへ「グリー
ンプロセス賞」が授与さ
環境EXPOを開催
れるとともに、サプライ
サンデンの創立70周年
チェーンでのムダ の 徹
記 念イベントとして開 催
底排除へ向けた「GRIP
された「アニバ ー サリー
(Green Innovation
EXPO」の一環として、
「環
of Processes)活動」の
境EXPO」を開催しました
取り組み宣言が行われま
(P15参照)。
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■エコピープル数推移
SANDEN CSR REPORT 2014
した。