『心理臨床学研究』執筆要項 研究論文,資料論文,文献展望の投稿を希望される方は,倫理規定・倫理基準を厳守の上,以下の執筆要項(詳 しくは「心理臨床学研究・論文執筆ガイド」 )にしたがって投稿してください。 【投稿資格】 1.論文の投稿資格は,本学会会員(正会員・名誉会員)に限る。ただし,編集委員会からの依頼論文について は,この限りではない。 【論文の内容と文字数】 2.論文の内容は未公刊のものに限る。 (また本誌の論文審査中に別の論文を続けて投稿することを控える。 ) 3.論文は,内容によって原著,研究論文,資料論文,文献展望に分けられる。 a)研究論文(Research and Practice) :心理臨床学に関する学術論文を示し,A4判で 40 字×40 行×11 枚,を限度とする。なお,研究論文のうち,心理臨床学の発展に顕著な貢献が認められると判断された ものについては,原著(Article)として,巻頭に掲載するものとする。原著の判断については,編集委 員会がこれを行う。 b)資料論文(Brief Report) :事例・調査・実験・方法・理論等に関するレポートを示し,A4判で 40 字 ×40 行×5.5 枚,を限度とする。 c)文献展望(Review):特定のテーマに関する重要な文献を総説的,批判的にまとめた内容を示し,A4 判で 40 字×40 行×11 枚,を限度とする。 *)上記いずれの場合にも,図表類はその大きさを本文に換算して,枚数に算出すること。 【原稿作成に関する一般的注意】 4.原稿は A4 判の用紙を用い,1 ページあたり 40 字×40 行とすること。余白は標準の形式を用いる。 5.原稿は,ワープロソフトを用いて作成する。 6.原稿は横書きで,原則として常用漢字・新かなづかいを用い,数字は算用数字を用いること。 7.読点は「,」 ,句点は「。 」とする。 8.母親を Mo.とするなどの略語は,原則として使用しない。ただし,記述が煩瑣になることを避けるために用 いる場合には, 初出の際にその略語の意味を明示して使用すること。Th や Cl の略号は必要に応じて使用可。 <略語使用例> スクールカウンセラー(以下,SC と略記) ,認知行動療法(以下,CBT と略記) 【プライバシーへの配慮】 9.本誌の性質上,クライエントに関する情報を記載する必要が生じる場合も多いと思われるが,その際には記 載する情報は最小限度とし,プライバシーに十分配慮すること。 a)イニシャルの付け方にも注意すること。例えば, 「佐藤」という人名の論文中でのイニシャルを「S」と するのは望ましくない。地名や施設名に関しても同様に配慮すること。 b)面接経過における年号の記載は,X 年,X+1 年のようにすること。 【論文中で用いる用語】 10.論文中で用いる用語については,以下のような点について熟考し,使用すること。 a) 「診断」 「治療」 「治療者」 「患者」 「症例」などの医学用語は可能な限り使用を避け, 「アセスメント」 「セ ラピー」「援助」「セラピスト」「面接者」「クライエント」「事例」などの心理臨床学用語を用いること が望ましい。ただし,医療機関における処遇を記載する必要がある場合,文献の引用部分にこうした用 語が用いられている場合,あるいはそうした表現を特に用いる必要がある場合は,この限りではない。 b)差別的な用語や言い回しがないか点検する。 【外国語の表記】 11.外国の人名,地名等の固有名詞は,原則として原語を用いる。その他の外国語はなるべく訳語を用いること。 外国語を用いる場合は,初出の際,訳語に引き続いて( )をつけ示すものとする。 <人名・地名例> Freud, S./Sullivan, H.S./New York/London <外国語例> コミットメント(commitment)/分離不安(separation anxiety)/抱えること(holding) 【図・表】 12.図や表は,図1,表1など順序をつけ,それぞれに題と内容を原則として和文で記載すること。 【引用】 13.本文中に文献を引用した場合は,引用した箇所を「 」でくくり明示すると同時に,著者名と公刊年を記載 すること。 a)本文中に,著者名を記載する場合 山本(1995)は, 「○○○」と述べている。 b)引用の終わりに,著者を示す場合。 “○○○” (山本,1995) 。 c)訳本の場合には,原典の発行年と訳本の発行年を, “/”で併記する。 本文中記載:Sullivan(1953/1990) 引用末記載:(Sullivan, 1953/1990) d)著者が 3 人以上いる場合,本文中では,筆頭者のみを挙げ,和文献であれば“ら” ,洋文献であれば“et al.”を用いる。ただし,文献リストでは,全員の著者名を記載する。 <和文献の例> 本文中記載:河合ら(2001) 引用末記載:(河合ら,2001) <洋文献の例> 本文中記載:Shore et al.(1986) 引用末記載(Shore et al., 1986) 【引用文献】 14.引用文献は,本文の終わりに「文献」の見出しで,著者の姓を規準にしてアルファベット順に一括して記載 すること。 a)雑誌の場合:著者名,公刊年(西暦),論題,誌名,巻(太字),号,記載頁の順序による。なお,雑誌 名の記載に際しては,和・欧いずれの場合でも,「心研」「J.Clin.Psychol.」といったような略記をしてはな らない。 <洋雑誌例> Shore, J.H., Tatum, E.L., Villmer, W.M. (1986). Psychiatric reactions to disaster: The Mount of Helens experience. American Journal of Psychiatry, 143, 590-596. <和雑誌例> 一丸藤太郎・倉永恭子・森田裕司・鈴木健一 (2001).通り魔殺人事件が児童に及ぼした影響 ―― 継続実 施した S-HTP から.心理臨床学研究,19(4),329-341. b)単行本の場合:著者名,発行年度(西暦) ,書名,発行所,引用頁の順序とする。ただし編者と担当執筆 者の異なる単行本の場合は,該当執筆者を筆頭にあげ,以下,発行年度,論題,編者名,書名,発行所, 頁の順とする。 <洋書例> Fiscalini J (1995): Narcissism and self-disorder. Lionells M, Fiscalini J, Mann CH, Stern DB (Eds) Handbook of interpersonal psychoanalysis. New York: Analytic Press, pp333-374. <和書例> 河合隼雄 (1967).ユング心理学入門.培風館.pp. 20-29. <訳本例> Sullivan, H.S. (1953). The Interpersonal Theory of Psychiatry. New York: Norton. 中井久夫・宮崎隆 吉・高木敬三・鑪 幹八郎(訳)(1990).精神医学は対人関係論である. みすず書房. c)著者名を基準にした一括記載の場合,同一著者で 2 種以上の文献がある場合は発刊年度順とし,さらに 同年度に同一人の 2 種以上の文献がある場合には 1980a,1980b のように区別して記載すること。 【謝辞】 15.謝辞等を記載する場合は,本文の終わりに一行あけ, 「付記」の見出しで書くこと。 【添付票】 16.原稿には添付表を作成して付ける。A4判 1 枚に以下の項目について箇条書きする。 (1)論文種別(研究 論文・資料論文・文献展望) , (2)論文タイトル, (3)著者名・会員番号・所属機関(共著者も同様に 記 載),(4)筆頭著者の連絡先(〒番号,住所,e-mail など),(5)原稿枚数,(5)図・表のそれぞれの数, (6)謝辞があれば転記する。 【英文要約】 17.研究論文については,上記のほかに 100~175 語以内の英文要約と,5つ以内のキー・ワードを添えて投稿 すること。これらの投稿要領は次による。 a)英文要約(ABSTRACT)として,英語の論題と氏名・所属につづけて,要約を記述すること。 b)Key Words として,3 種の英語をアブストラクト本文の 2 行下段に記載すること。 c)英文要約の邦文訳(400 字以上 450 字以下),および邦語のキー・ワードを A4 用紙 1 枚に記載して添え ること。 d)英文は英語の専門家の校閲を経ていること。 【特別な費用が必要な場合】 18.論文の掲載に際して,印刷上特別の費用を要する事情が生じた場合は,当該投稿者が負担するものとする。 【抜刷の贈呈】 19.研究論文,資料および文献情報の論文については,抜刷 30 部を贈呈する。それ以上の部数を必要とする場 合は,当該投稿者がその費用を負担するものとする。 【投稿原稿の提出】 20.投稿原稿は,研究論文,資料論文,文献展望の別を明記し,かつ投稿原稿(正)とは別に,そのコピー3部 (副)計4部をとりそろえ編集委員会係(誠信書房内)宛,提出すること。コピーにおいては、著者が特定 されないように,氏名、所属、謝辞を切り取り(削除し) ,印刷中の文献の氏名も切り取っておく。 【外国語論文】 21. 外国語論文(英語等で書かれた研究論文)は,原則として 5,000 語を限度とする。また,要約は 100~175 語とする。その他の点は,上に記した日本語論文の条件に準ずるものとする。
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