資 料 6 (改正)輪ゴム 工業標準等調査審議報告書(制定・改正) 制定・改正の別 改正 工業標準案(制定)・日本工業規格の改正案(改正)の番号及び名称 規格番号 JIS Z1701 規格名称 ゴムバンド 改正の場合、現行規格名称 ゴムバンド [団体規格を基礎とした場合は団体規格番号及び名称] 主務大臣 経済産業大臣専管 制定・改正の内容等に関する事項 ・制定・改正の必要性及び期待効果 この規格の前回改正は1995年であり、我が国で流通しているゴムバンドの製品規格であ るが製造年月日の表示規定がないなど、製品規格として幾つかの不備が見られるので、改正 することにした。ゴムバンドは一般消費者が野菜、弁当箱など食品の結束に用いている他、 包装用途などにも広く利用されている。 多様化した需要の変化、安全面の観点から、ゴムバンドの品質・性能、寸法、取扱いの注意 事項などを見直して、時代にふさわしい規格として改正する。 この改正によって生産者と需要先、利用者との取引き等において、品質、仕様に対する相互 理解と円滑な取引きを行うことができると期待される。 ・規定項目又は改正点 JISZ1701は1995年以降改定がなされていないため、市場にマッチしていない。 品質面での外観、性能、寸法を含め、全体的に見直しが必要である。改正のポイントは以下 のとおりである。 1.引用規格の最新版への変更 2.性能における、SI単位と従来単位が併記されており、SI単位に統一する。 3.品質要求事項の見直し 外観、性能、寸法要件の追加修正 4.試験方法の見直し 例)引張試験において、回転させる有効径20mmでは、呼び6、7及び8は正確な測定が 出来ず他の呼びとの整合性がない。 5.取扱い上の注意事項の記載 例)ゴムバンドは、温度、圧力などによって、その品質に影響を受けやすいので、保存及び 取扱いに際して、次の事項を守ることが望ましい。 ①直射日光や高温の場所を避けること。 ②外圧を避けること。 ③オゾン等の多い場所では,ゴムバンドにき(亀)裂が生じやすいので使用後は包装の口を 止めること。 6.表示 品質劣化への対応のため、製造年月又はその略号の表示がないので追加規定する。 原案作成に関する事項 原案作成機関名 日本ゴム工業会 特定標準化機関以外 財団法人 日本規格協会 特定標準化機関以外 ・原案作成区分 法12条による ・原案作成委員会の構成表及び開催状況 別紙に記載のとおり。 日本工業標準調査会の審議に関する事項 ・部会名:標準部会(部会長:二瓶 好正) ・専門委員会:消費生活技術(専門委員会長:小川 昭二郎) ・審議経過 WG 議決年月日 専門委員会議決年月日 部会議決年月日 年 月 日 年 年 月 月 日 日 ・審議中問題となった点 国際流通への影響に関する事項 ・対応する国際規格及びそれらの規格との整合性 無 ・既制定の類似・関連 JIS との関係 なし ・関連する強制法規 名称 食品衛生法(厚生省告示370号)規格基準に該当する材料 被引用の有無 無 ・関連する公共調達基準 無 ・工業所有権等知的財産権 無 別紙 1.工業標準原案名 ・ ゴムバンド 2.原案作成委員会の委員構成表 JIS Z 1701 原 案 作 成 委 員 会 構 成 表 氏名 所属 (委員長)宮城 善一 明治大学理工学部 (中立者) (委員) 山根 啓 経済産業省 製造産業局化学課(中立者) 柳原 聡子 経済産業省産業技術環境局環境生活標準化推進室(中立者) 渡邉 道彦 財団法人日本規格協会(中立者) 近藤 武志 財団法人化学物質評価研究機構(中立者) 今井 勇 日 本 ゴ ム 工 業 会 (株 式 会 社 ブ リ ヂ ス ト ン )( 中 立 者 ) 有田 貴子 主婦連合会(使用者) 浦濱 圭彬 日本粘着テープ工業会(使用者) 田端 勝利 社団法人 全日本文具協会(使用者) 白井 武雄 東京包装材料商業協同組合(使用者) ○東 伸行 東華護謨工業株式会社(生産者) ○井手 達 オカモト株式会社(生産者) ○大野 章雄 株式会社共和(生産者) ○和田 法明 バンドー化学株式会社(生産者) (事務局)米山 健 日本ゴム工業会 注記 ○印は,分科会委員を示す。 開催状況 2006年 12月 6日 (出席 10名 ) 、 2007年 3月 7日 ( 出 席 13名 )
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