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12月 - 広島県立五日市高等学校

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★ 教室掲示を,お願いします。
図書室だより
図書室だより
師走号
おススメの本
本
数学科
村上眞冶先生
おススメの
広島県立五日市高等学校図書室
平成27
平成27年
27年12月
12月11日発行
11日発行VOL, 11
『茶の本』
★ 冬至近く
冬至近 く , 校
舎の窓に文読
む君の姿を夕
日が照らす。
らす。
『幼年画』
幼年画』
岡倉覚三(
岡倉覚三(天心)
天心)著
岩波書店
もともと英文
もともと英文で
英文で書かれた本
かれた本なので原文
なので原文で
原文で読めると
いいですね。
いいですね。日本文化の
日本文化の特徴がよくわかります
特徴がよくわかります。
がよくわかります。
原民喜著
サウダージ・ブックス
『岸辺のヤービ
岸辺のヤービ』
のヤービ』
梨木香歩著
講福音館書店
まず原民喜と聞けば,読んではいなくてもオレンジ色と黒い雲の印象的
な表紙の文庫本・『夏の花』を思い浮かべる五高生は多いと思う…。さて,
本書は著者が亡くなる前に自らが編んだ連作短編小説集である。10編の
物語が収められている。『夏の花』にも感じるが独特の静けさを持つ精緻
な文章であり,極めて客観的である。自身が広島で暮らした幼い頃の(も
ちろん原爆が投下される以前の…)記憶の物語である。物語の多くに登場
する「雄二」は,著者なのかどうかは分からないが,今の君達も70年前
の少年少女達も同じく,ちょっとしたことに笑い,そして悲しみ生きてき
たことを教えてくれる懐かしい物語だ。読みやすく,書写し易い文章であ
り,物語を作ろうとする諸君には手本にしてほしい一冊でもある。
「世界ってなんてすばらしいんで
しょう!」…あの晴れた夏の日,
わたしが岸辺で出会ったのは,ふ
わふわの毛につつまれた,二本足
で歩くハリネズミのようなふしぎ
な生きものでした…。物語を愛す
るすべてのひとに贈る,驚きと喜
びに満ちたファンタジー…。ある
意味,人間は永遠の子どもでもあ
る。物語は,寄宿学校の教師であ 『神様のいる
神様のいる書店/
のいる書店/まほろばの
書店/まほろばの夏
まほろばの夏』
『アルタッドに捧
金子薫著
河出書房新社
る「わたし」がヤービと出会い, 三萩せんや
角川書店
アルタッドに捧ぐ』
三萩せんや著
せんや著
ヤービから様々な話を聞いていく
若き新人の登場である。第51回「文藝賞」受賞作で,かつ全国図書館
流れで進む…岸辺に住む一族の生 本好きの高校2年生,紙山ヨミ
協議会推薦だという…。さて,物語の始まりから俄然,一気に引き込まれ ★「それはね,じぶんの,そんざい 活や周辺の様々な出来事が,次々 が夏休みのバイト先として紹介
ていく感じである。ページをめくる楽しさがある。小説家・本間少年は自 の,すべてが,ひていされる,きも にとても楽しく興味深く語られて された「まほろば屋書店」…そ
分がこれから縦横無尽・あるいは空前絶後の大活躍をさせようと目論んで ちになるものなのよ」…文中より
くる。一気に読み進めるのが,も こは魂の宿る生きた本「まほろ
登場させようとしているアロポポルサボテンを白人から守る,エニマリオ
ったいない感じの珠玉の物語だ。 本」を扱うという世にも不思議
族の少年モイパラシアは,あっさりとソナスィクセム砂漠を走る貨物列車
あながちTM・ヤンソンの『ムー な書店だった。ヨミは,そこで
に轢かれて?死んでしまう!そして,机上の原稿用紙の上にモイパラシア
ミン』・シリーズやK・グレアム まほろ本の「中の人」サクヤと
少年の左腕が投げ出された…。驚き途方に暮れながらも,本間はその黒イ
の『楽しい川辺』を思い浮かべる 出会う…。
ンクが血のように滴る左腕を書きかけの原稿用紙にくるみ庭に葬ってやろ
が,それとは全く違う不思議な時
うと,穴をほり埋めようとして土をかけ始めた…。と,その時モイパラシ
間が流れる世界が展開する傑作。
ア少年が飼っていたオオトカゲの(まだ子どもで20cmだが…)アルタ
ッドが現れた!本間少年とアルタッドの大冒険?が今始まる。
『たすけて、
たすけて、おとうさん』
おとうさん』
大岡玲著
平凡社
『冥途あり
長野まゆみ
講談社
冥途あり』
あり』
長野まゆみ著
まゆみ著
ピノッキオの冒険」・「変身」・
前作の『兄と弟あるいは書物と燃える石』や宮沢賢治・あるいは稲垣足
「星の王子さま」・「月と六ペンス」
穂らの影響が散見できる『少年アリス』的な世界とは全く違う世界を描き
・太宰治の「トカトントン」・「老
『
あげている佳作である。川の流れる東京の下町で生まれ,実直な文字職人
人と海」等,誰もが読んだことの 『きのうの影踏
きのうの影踏み
影踏み』
として生きてきた父…。しかし亡くなった後,遠ざかる昭和の原風景の中
ある小説を下敷きにして,現代の 辻村深月著
角川書店
に語られなかった父の人生が浮かび上がってくる!
一家は昭和20年
物語にした12編である。表題作
2月,父が15歳の時に戦火を避けて広島に疎開する。爆心地から2・5
の「たすけて、おとうさん」は父 本書は辻村深月による“新し
㎞外れた町だった。運命の8月6日の朝…父は爆心地近くの職場へ勤労動
親の借金を,け げにも夜勤のバ い怖さ”の怪談集である。怪談
員で通っていたが…。死ぬまで原爆の体験を語ることもなく黙々と文字職
イトをしながら返済している息子 には死者の“思い”が込められ
人として勤め上げて静かに死んだ。被爆者手帳も持たないままだったこと ★「ある朝,不安な夢から目を覚ま のマツキ君の物語だ。彼は溺れて ている…。人の喪失に寄り添っ
も…。主人公の「わたし」は海水浴場で見た父の裸の背中を思い出す。豆 すと,グレゴール・ザムザは,自分 いる自分を見て,笑っている父親 てきた文学の一ジャンルが『怪
粒大の鏡がはめ込まれたように,背中はキラキラ光っていた。父はその がベッドの中で馬鹿でかい虫に変わ の夢 を良く 見るの とい うのだが 談』と言える。人と人の絆を描
…。ユーモア一杯の力作。
く13の物語を収める。
沢山のガラス片を埋めたまま彼岸へと渡って行った…。
っているのに気がついた」…文中より
「
…
な
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