平成26年度 酪農教育ファーム認証研修会 概要

平成26年度
酪農教育ファーム認証研修会
概要
主催:一般社団法人
中央酪農会議
1.研修会のねらい:
酪農教育ファーム活動のねらいと意義、酪農教育ファーム認証制度の仕組み、酪農体験学習
時の安全衛生対策などを学ぶとともに、酪農家の基本活動である酪農教育ファームファシリテ
ーターについて理解する。
2.開催日時・場所:
日時:平成27年1月15日(木)~16日(金)札幌
平成27年1月29日(木)~30日(金)東京
平成27年2月19日(木)~20日(金)大阪
*時間はいずれも、1日目
13:30~17:30
2日目
9:00~11:00(予定)
*日時は講師の予定により変更の可能性あり。
場所:
札幌/北農ビル第5会議室
東京/東京都内会議室
大阪/大阪市内会議室
宿泊先:会議室周辺の宿泊先
3.対象者:
新たに酪農教育ファームファシリテーター認証を申請する者
各会場最大30名程度を予定
4.プログラム(案)
:
【1日目】
●開会・オリエンテーション(10分)
●「酪農教育ファーム」とは/中央酪農会議(30分)
①活動のねらいと社会的、産業的な意義
・「酪農体験を通して、食といのちの学びを支援する」というねらいの意味を共有化する。
②活動の条件と認証制度
・ファシリテーターについての説明
③酪農教育ファームの制作物やツールの紹介
・ 認証看板の掲示と体験時のファシリテーター認証書携帯について
*今年度開催する専門委員会の結果を踏まえ、内容を変更する。
●酪農教育ファームファシリテーターの役割(180分)
講師/【札幌】 NPO 法人ねおす
上田融氏
【東京】
株式会社マチトビラ取締役・事務局長
【大阪】
fence
石川世太氏
works 橋本仁美氏
酪農体験を通して、子どもたちは食やいのちの大切さを自ら気付き、それを学びに変え、日
常生活に活かしていく。それを支援するファシリテーターの役割とは何かを、参加型のプロ
グラム(ワークショップ)の中で具体的に見つけていく。
【2日目】
●酪農教育ファーム認証牧場における安全・衛生の基準(90分)
講師/【札幌】帯広畜産大学 畜産フィールド科学センター家畜防疫研究室長 教授 木田克弥氏
【東京・大阪】千葉県農業共済組合連合会南部家畜診療所
係長
山嵜敦子氏
酪農教育ファーム活動をおこなう上で注意しなければならない安全・衛生のポイントや、体
験者の安全や衛生を確保し安心して行える酪農体験について、事例を踏まえながら紹介。さ
らに、口蹄疫対策(防疫対策)についても、飼養衛生管理基準を元にお話しいただく。
●まとめ(20分)
研修会を受講して何が一番印象に残ったのか、新しく気づいたことなど、各自発表する。
●閉会・事務連絡/事務局(10分)
5.講師プロフィール:
*順不同
◆上田融(とおる)氏【NPO 法人ねおす
理事】
1973 年生まれ。19996 年より北海道の小学校で 6 年間勤務。2002 年より 4 年間、登別市教育
委員会社会教育グループで社会教育主事としてふぉれすと鉱山の運営に携わる。2006 年より、
NPO 法人ねおすの活動へ参画し、2009 年より苫東・和みの森運営協議会副会長。プロジェクト・
ワイルドファシリテーター、小学校教諭 1 種、幼稚園教諭 1 種等の資格を持つ。
◆石川世太氏【株式会社マチトビラ取締役・事務局長】
東京のはしっこ生まれ、2011 年 4 月に鹿児島へ移住。東京都立国立高校、東京農工大学農学
部を経て環境・地域活性の分野でのサラリーマンの後、現在はファシリテーター・長期実践型
インターンシップ「鹿児島起業家留学」(株式会社マチトビラ取締役)の二足のわらじ中。鹿
児島において新しい概念であったこともあり、主に九州でいろいろな引き合いをいただく日々。
若者の成長・モチベート・チームワークづくりのノウハウは 10 年物。これまで延べ約 26,000
人、1,369 時間のワークショップ・講義を担当。「自分のことも、相手のことも大事にするあ
り方」がよりよい人間関係・社会をつくると感じている。009 年度「国連持続可能な開発のた
めの教育の 10 年」円卓会議メンバー。2010 年度環境 NGO エコ・リーグ代表理事、全国大学生
環境活動コンテスト実行委員・選考委員。
◆橋本仁美氏【fence
works】
1986 年生まれ。
「目的を持たない生命体的集団
fence works」スタッフ。"ただ聞く事"をコ
ンセプトとした傾聴クラスや、参加者が思いのまま・気の向くままに自分自身を語り、あるい
は語らずに座る「円坐」という場を開いている。その他、自由な雰囲気のなかで自身の感覚に
耳を傾ける時間を持つためのワークショップツアーを企画。また、楽器のレッスンも随時行っ
ている。劇団「シアター坐フェンス」所属。観客から言葉を頂き、それを依り代に舞台表現を
行う「きく・みる・はなす縁坐舞台(えんざぶたい)」に関わる。近頃は自分の音楽体験と、
聞くこととの接点を思索中。
◆木田克弥氏【帯広畜産大学畜産フィールド科学センター家畜防疫研究室長
教授】
1955年北海道滝上町生まれ。1980年帯広畜産大学大学院畜産学研究科修士課程(獣
医学専攻)修了。同年北海道の滝上町農業共済組合(現オホーツク NOSAI)滝上家畜診療所へ
就職し産業動物臨床現場に7年、北海道農業共済組合連合会家畜臨床講習所で獣医師の卒業教
育に18年。この間に、乳牛の代謝プロファイルテストの技術開発・普及に従事。2005年
帯広畜産大学畜産フィールド科学センター准教授となり、現在同家畜防疫研究室室長、教授と
なる。
◆山嵜敦子氏【千葉県農業共済組合連合会
南部家畜診療所】
1966年千葉県生まれ。子どもの頃に牛舎で第四胃変位手術をする獣医師たちを見て、牛
の臨床獣医師に憧れ、現在に至る。1992年日本獣医畜産大学(現・日本獣医生命科学大学)
卒業。同年、千葉県農業共済組合連合会に就職。
以上