260625 青ペンの効用

平成 26 年度
生徒指導通信
文責 宍戸 猛
ACTION
2014/06/24
http://www.nikko.e
d.jp/kobayashi-jh/
No.18
私
は約 10 年以上前から学習ノートをクラスの取組として進めて参
りました。しっかりやり遂げることが出来た生徒を沢山見てきてい
ます。そのうちの一部は各教科の先生に渡して、生徒の参考にして
もらっています。1 年生の保護者には懇談の際に見てもらいました。ノート
を見ると一様に感心すると思います。ただし、あのノートを作った生徒が特
別なわけではありません。日々の積み重ねがあって“振り返ると”立派な成
長を実感できたと言うだけです。
私の学習ノートは、併せて「青ペン」の活用を推奨しました。その効用は
最近の新聞記事に取り上げられたのでそちらも掲載します。私の青ペン哲学
を紹介します。
僕は無駄が嫌いです。例えばせっかく書いたものを消しゴムで消してし
まうのももったいないと思ってしまいます。また、以前の僕はきれいな文
字が書けないと納得するまで書き直していたりしました。そんなこだわり
は必要ないと思ったこととがありました。そこで、消せないボールペンで
書いてしまえとなったのです。
また、僕はクラスの生徒分、青ペンを 1 人 1 ダース買ってしまいます。
せっかく買ったのに使わないのはもっ
たいない、となるわけです。
みなさんはボールペンを 1 本使い切
ったことはありますか?インクのない
ボールペンは売っていません。自分で作
るしかないのです。学習ノートを進めて
いるとだいたい 1 冊半~2 冊弱でボー
ルペン 1 本がなくなります。しかも、
全て自分の力でなくすのです。なくなっ
たボールペンの数だけ自分の努力の証
となるのです。
また、ある生徒は青いインクを見ると
家庭学習のスイッチが入ると言ってい
ました。家庭学習は孤独です。自分との
戦いなのは、入試当日にも似ています。
そんな時に青ペンで自分を奮い立たせ、
気持ちをオンにするわけです。入試はボ
ールペンでは書けませんが、日々の学習
の励みになるようです。
御意見御感想、御要望等担任を通して宍戸までお願いします。