平成27年度自主文化事業 文化振興に関しては、市民会館が休館したことにより、大きな運営方針の変更をする必要が出てきまし た。 市民会館が持つ最大の魅力は、多数の集客が可能であり、それにより収益を上げられる興行的イベント の開催が可能であったこと(イベント開催にあたっては、そのイベントを都市部で開催する場合の通常料金 ×1500人の集客で、ほぼとんとんの収支というのが基本にある)、ステージ及び袖スペースが他の文化施 設より広く、公演しやすい環境であったことです。 しかし休館により、市内の他の文化施設では集客数がその半分であることから、収入によるイベント開催 は無理でになりました。 よって、今後は教育的観点からの文化振興を冒頭に据え、市民参加型、文化振興+α (街中賑わいや国 際交流など)の事業の企画、ホール以外での文化事業開催などを考えていく必要があります。 項 目 単価 金額 開催月 ①島田ミュージックフェスティバル 協働創造型 2,000,000 3月 ②ゴスペルフェスティバル(国際文化事業) 市民参加型 4,000,000 3月 ③「向日葵の丘」映画上映会 協働創造型 500,000 1月 支 援 型 300,000 1月 ⑤デビッド・マシューズ音楽教室 市民参加型 700,000 2月 ⑥街角ライブ 市民参加型 300,000 11月 ④米村でんじろうサイエンスショー 合 計 備 考 ワークショップ含む 宝くじ助成事業 音響機器リース代 7,800,000 ①島田ミュージックフェスティバル この事業は、青少年の文化事業の振興・支援を目的に、平成24年度から実施してきている。27年度は4 回目を迎えるとこから、文化課が単独主催となるのではなく、㈱まちづくり島田と共催したり、実行委員会 を主管団体とするなど、運営形態を考えた開催をしていく。 また、現在は「ミュージックフェスティバル」という言葉を使っているが、実際には「ダンス&パフォーマン スコンテスト」であることから、実態にあった形のイベントとしていく。 ②ゴスペルフェスティバル(国際文化事業) ゴスペルは、旧川根町が『新たな文化の創造』を目指し推進してきた事業で、合併後の平成24年度に は、アメリカ合衆国コネチカット州ハートフォード市のラター・レイン・フェローシップ教会の聖歌隊(クワイ ヤー)「へヴンリィ・クワイヤー」を招聘し、笹間神楽とのコラボレーションイベントを行い、参加者・マスコミ・ 観客など各方面から高い評価をいただいた。 また、その際には市民聖歌隊を結成し、100人を超える人が参加した。その後もゴスペル事業について はワークショップを継続して開催し、「フェスタしまだ」などに参加している。 今回は市民クワイヤーの結成はもとより、市外で活動するゴスペルるワイヤーにも呼び掛け、世界NO1 の実力を誇るへヴンリィ・クワイヤーと共演することにより、『新たな文化の創造』に努める。 ③「向日葵の丘」映画上映会 昨年島田市を中心に撮影された、太田隆文監督の「向日葵の丘」の映画会を開 催する。 現在藤枝市の映画館で上映中であることから、年明けの開催とする。 ④米村でんじろうサイエンスショー この事業は、川根文化センターより希望があったものであり、自治総合センター助成(宝くじ助成)を受 けて行うものである。 公演料等基本経費については、自治総合センターが受け持つことになり、収入については自治総合セ ンターと開催市の折半になるため、主管団体への経費配分のために、委託料として支払う。 ⑤デビッド・マシューズ音楽教室 優秀な指導者を招聘し、学校に派遣したり、指導のための教室を開催することにより、市民文化の底辺 底上げを図る。 講師 デビッド・マシューズ マシューズ氏は、ピアニスト・曲のアレンジャーとして有数の成績を上げており、現在は世界最 強と言われるジャズバンド「マンハッタン・ジャズ・オーケストラ(M.J.O)」のリーダーとして活躍して いる。彼は音楽アレンジ部門において、アメリカ最高峰のグラミー賞を何回も受賞するなど、世界 の音楽会の中に多大な影響を与えている。(最近、松田聖子の新曲もアレンジした。日本人初?) マシューズ氏の奥様は、熊本県出身の日本人であることから、同氏も日本に滞在していることも 多く、この企画に対する内諾はいただいている。 内容 中学校・市内高校の音楽部及び社会人による音楽団体に対し、音楽レクチャーを行う。 3年間継続事業として行う。 3年目には、日本最大級のジャズフェスティバル「横浜ジャズプロムナード」への参加を目指す。 ⑥街角コンサートの開催 市がリースする音響機器を活用し、街角コンサートなどを開催し、市民文化力の向上などを目指す。 名称 内 容 街角コンサート おび通り・島田駅前・ばらの丘公園でのライブ 空き店舗ライブ 本通り空き店舗を活用してのライブ 川越街道ライブ 東海道事業に協賛してのライブ お店ライブ 飲食店等からの依頼を受けてのライブ 地域出張ライブ 地域のお祭り等での出張ライブ 慰問コンサート 病院・介護施設等での慰問ライブ 27年度その他関連事業 ①東海道街道文化創造事業 徳川家康没400年にちなんだ事業として、東海道をテーマにした事業を藤枝市と協働で行っています。 予算としては、各市の負担金と静岡県市町村振興協会の補助金により実施しています。 事業期間は、平成26年度~28年度までの3年間で、27・28年度については、メインの継続事業として次 のような事業を計画しています。 A、演劇制作 SPACに依頼し、東海道にちなんだ市民参加型の演劇を制作し、28年度に上演。 B、東海道音楽祭開催 音楽家、小椋桂氏及びデビッド・マシューズ氏に曲の依頼を行い、その曲を活 用したり、地域にある曲を活用したりし、市民合唱や学校の吹奏楽部などにより音楽祭を開催する。 ②国際陶芸フェスティバル 川根町笹間地区で2年に1度開催されている同事業に対し、市の助成と人的支援を行う。 *詳細 別紙チラシ
© Copyright 2024 Paperzz