7月 ブラジルの献立 ☆鶏肉のガーリックライス ☆パステウ ☆コールスローサラダ ☆フェジョアーダ ☆コーヒープリン 今年の8月、第31回夏季オリンピックがブラジルで開催されます。サッカーやカーニバルが有名で すが、料理もとても美味しいそうです。 移民の国であるブラジルは、料理もまさに多国籍で、ポルトガルやイタリアなどのヨーロッパ、先住 民のインディオ、レバノンやパレスチナなどの中近東、アフリカやアジアなど、世界各地にルーツを持 つ豊かな食文化が根付いています。 <鶏肉のガーリックライス> ブラジルの主食はご飯と煮込み豆で、ポルトガル語で「arroz com feijão (アホ スとフェイジョン)」と言います。カレーのように煮豆をご飯の上にかけて食べる ブラジルの食卓に欠かせないものです。ブラジルの米は粒が長いインディカ米で、 粘りけが少なくパサパサとした食感です。ブラジル米を炊くときは、まず油で炒め て、にんにくを入れ、そこに塩味をつけます。これにフェイジョン(煮込み豆)を かけます。ブラジルではそれに肉料理や魚料理を一緒に食べます。給食では、ガー リックライスに鶏肉を入れたピラフで登場します。 <パステウ> パステウは、誕生日、卒業式などのお祝い事には欠かせない、ブラジルで愛 されているポピュラーなスナックです。おやつとしても、普通の食事の中でも 食べられます。チーズやトマト、オレガノ、ひき肉、トウモロコシ、ヤシの芽 (パルミット)など、いろいろな中身を生地に詰めて、カリっと揚げて作りま す。ブラジルでは四角い形で売られていることが多いのですが、おなじみの餃 子の形をしたパステウもあります。 <フェジョアーダ> フェジョアーダとはブラジルの国民食です。具材が多く入るので、フェイジョン (煮込み豆)の豪華版といえます。栄養満点の黒豆と牛肉、豚肉、玉ねぎ、香辛料 で煮込んだものでブラジルの代表的な家庭料理として親しまれています。手間のか かる料理なので、家庭では家族や友人が集まった週末に作ることが多いです。リオ のレストランでは、一般的に土曜日か金曜日、そしてサンパウロは土曜日か水曜日 がフェイジョアーダの日になっています。給食では黒いんげん豆を使い、味付けは 食べやすいようにアレンジしてあります。 <コーヒープリン> 現在コーヒーは世界60カ国以上で生産されています。たくさんの国の中で一番生産量 が多いのがブラジルです。世界のコーヒー生産量の3分の1を占めています。日本では コーヒー豆をほぼ輸入に頼っていて、ブラジルからの輸入量が一番多いです。今日の コーヒープリンは、ブラジル産コーヒーの風味を感じる豆乳を使ったプリンです。
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