ブラジルの食文化

★◆ ブラジルの食文化 ◆★
ブラジルといえば、今年のサッカーワールドカップの開催国ですね~(^O^)サッカーの
他にも、コーヒーやサンバが有名で印象が強いですが、実はお料理もとっても美味しいんですよ
~!!
「食」についてお話をする前にブラジルについて少し紹介したいと思います。正式名称は
「REPÚBLICA FEDERATIVA DO
BRASIL」
(ブラジル連邦共和国)となります。面積は
851.2 万平方キロメートル(日本の 22.5 倍)、
人口は約 1 億 9.840 万人と世界で 5 位となります。
首都はブラジリアで言語はポルトガル語になります。
そんな大きな国であるブラジルは、世界各地から新天地を求めて来た移民によって形成され
た国です。そのため、食文化もさまざまです。例として幾つかあげてみますと、ポルトガル由来
とされる(①)バカリャウ(乾燥塩鱈)はブラジルでは炒め煮にしたバカリャウと潰したジャガ
イモを混ぜた生地に衣を付けて揚げる(②)
「クロケッチ・デ・バカリャウ」
(日本でいうコロッ
ケ)やジャガイモ、トマトなどと一緒にオーブンで焼いた(③)「バカリョアーダ」やココナッ
ツミルクをベースに煮込んだシチューのような(④)
「ムケッカ」は一般的な食べ方になります。
バカリャウは日本でのアンコウのような高級食材になります。その他に、今日のメニューにも入
っている(⑤)
「コウベマンテイガ」
(ケール)は西アフリカ由来になり、
(⑥)
「マジオッカ」
(キ
ャッサバ芋)はブラジルの先住民のインディオが由来です。その他にも、イタリアやレバノン、
パレスチナ等と、本当に世界各地から集まった食材によってブラジルの食文化が出来上がってい
ると言っても過言ではありません。
ブラジル人は何かにつけて家族や友人を招いてパーティーを開くのが大好きです。季節やテ
ーマに合わせて気の合う仲間と楽しい時間を過ごす事で日々の生活を頑張る力を得ているので
す。
次にブラジルの普段食について少し紹介します。まずは朝食。ブラジルの日常的な朝の光景
は家族の誰かが「パダリア」と呼ばれるパン屋さんへ出向き、焼きたての小ぶりなフランスパン
やハム、モルタデーラ、サラミ、チーズや牛乳等を買いに行きます。毎朝、出来たてで新鮮な品
を食べられる事に凄く幸せを感じるのです。一方で昼食と夕食での主食はお米です。インディカ
米(タイ米に似たもの)をタマネギやニンニクで炒め、焼き上げた油ごはんに煮込み豆(フェイ
ジョン・カリオカ(茶色)フェイジョン・プレット(黒色))、生野菜のサラダにお肉類がポピュ
ラーな献立です。ブラジルでは日本のようにお魚をたくさん食べる習慣がありません。肉類を好
みますが、なかでも牛肉を好みます。食卓で食べる時には、焼いたり、煮込んだり、ミラネーゼ
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にしたりするのが一般的。そして、毎食にジュースを飲むことを好みます。もちろん市販のもの
もありますが、ブラジルにはフレッシュな果物の種類が豊富なことから、毎食、自分で作って飲
む方が多いです。
その他にもブラジル人が愛してやまないのが「シュラスコ」と呼ばれるバーベキューのこと。
日本のバーベキューのように野菜や麺類などと一緒に焼くことはなく、とにかく肉、肉、肉の世
界になります(笑)炭火でステーキ状または塊を鉄串に刺して焼きます。そのまま食べたり、
(⑦)
「ヴィナグレッチ」(タマネギ、トマト、ピーマン等を粗みじん切りにして、お酢、オリーブオ
イル、塩、こしょうで味付けしたもの)や(⑧)
「ファロッファ」
(キャッサバ芋の味付き粉)を
かけて食べたり、フランスパンにはさんで食べたりするのが主流です。
地域によっても、各地でしか食べられない食材や作り方がまだまだたくさんありますが、以
上の事が主なブラジルの食文化になるのではないかと思います。
① バカリャウ
② クロケッチ・デ・バカリャウ
③ バカリョアーダ
④ ムケッカ
⑤ コウベマンテイガ
⑥ マジオッカ(生)
⑦ ヴィナグレッチ
⑧ ファロッファ
マジオッカ(煮た物)
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