増殖と運動によるパターン形成-バクテリアコロニーを例に

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の見方をすると、コロニーを構成するパクテワア細胞は自
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のパター
ロニーの成長パターン
l) アコロニーの成長はパターン形成の宝庫だということができる。ま,山
パタテリアは増殖し運動する生物集団の振舞いを調べるためのプロトタイプな系と見る
ことも可能である。
タテリアコロニーはパターン形成の研究に対して少なくとも二つの利点を持つ。ま
どごく普通のパクテリアは産笹 0.5 ~ I.Ou潟、長さ 2 ~
あれば容易
ることができる。こうして関々の縮臨の振舞いがどのように
コロニーの巨視的な成長に影響するかを調べられる。これは生物系のみならず、パター
ン博成研究一般における利点である。第二に、理境条件を変えることによりバクテリア
の振舞いを大幅に、質的に変化させることができる。例えば、栄華が貧弱だと彼らの増
はずっと{まくなるし、培地が圏いとその上を能動的には動けない。こういった条件
クテワアは全く受動的に成長するので、生き物が作ったコロニーとはいえ樹校
されるパターンとそれほど違わない。地方、栄養が豊富だと
いし、暗 1告が遺産に柔らかいとその jニを龍動的に重力吉田る。このような条件下
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コロニーパターンを
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ることによってあるいは生
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パターン(領域 E )であるのこれらは国 1 のモルフォロジー@ダイアグラム上で再現性
よく得られるので、突然変異のせいではない。興味深いのは、これらのパターンのいく
っかは物理化学系でもしばしば見ら
ーンの存在を暗示する。
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コロニーの成長界面近傍を顕微鏡で観察すると、コロニー形成機構の解明のヒントが
得られるであろう。寒天が固い領域A と B ではコロニーが成長しつつある界面でも個々
のバクテリアは能動的には動けず、しかも成長・分裂した細胞が分離しない。従って、界
面を構成するバクテリア細胞はあたかも一連のソーセージのようであり、それが東になっ
て成長するために、領域 B で見られるような特徴的な自己アフィン界面が形成される。他
方、領域 C 、 D 、 E では寒天が柔らかいために、コロニー界面近傍のバクテリアは活発
な能動的運動を示す。(図 1 の太い破線は能動的運動の有無の境界を表す。)領域D では
バクテリアは一様等方に広がるだけであるが、領域 C では広がりと停止を周期的に繰り
返し、結果として特徴的な同心円状コロニーを形成する。また、領域 E では成長してい
る枝の先端部に特に活発に運動するバクテリアが集中して指の爪のような構造を取って
おり、それが枝の先端の成長を駆動してし、る。
このように、コロニー形成の際の環境条件として栄養濃度と寒天濃度を変えるだけで
も、コロニーパターンは大幅にかつ定性的に変化する。次の大きな問題は、これらの特
徴的なパターンを統一的に再現するような現象論的モデルを構築できるかということで
ある。我々はバクテリア細胞の密度と栄養濃度を変数とする反応・拡散形のモデルを提
案している。 4,5)このモテ’ルの本質は、コロニーを構成するバクテリアには活発に動き
回り、成長・分裂を繰り返す能動的細胞と全く何もしない非能動的細胞の 2 種類がある
と仮定する点にある。領域 E での観察(成長しつつある枝の先端部分に見られる活発な
バクテリアによる指状構造)がこの仮定を強く支持している。このモデルにはパラメー
タとして初期栄養濃度と、バクテリアの易動度と栄養分子の拡散係数の比が含まれるが、
後者は寒天培地の柔らかさに直接対応する量である。(なぜなら、寒天培地そのものは 9
0% 近く水分からなるので、栄養分子の拡散係数は寒天濃度の変化にはほとんど依らな
し、から")従って、これらを変えて得られるパターンはそのまま図 1 に対応することにな
る。このモデ、ノレの数値計算で得られた典型的なバターンを図 21こ示す。パターンが似て
いるだけでなく、得られた相図も図 1 に近い。これまでに反応・拡散方程式をペースに
したいくつかのモデルト8)が提案されているが、図 1 のすべてのパターンをこれほど再
現するようなモデ、ノレは他にない。
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図2
1 )松下貢、松山東平:科学, Vol.64 (
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