給食だより 6月号 <給食での衛生管理の様子

給食だより
6月号
平成26年6月5日
新潟市立浜浦小学校
もうすぐ梅雨の季節に入ります。梅雨時は湿度が高いため,普段より食べ物がいたみやすくなります。給
食室でも細心の注意を払いながら毎日の調理をしています。その様子を紹介いたします。
<給食での衛生管理の様子>
<調理を始める前>
調理員は白衣・帽子・マスク・エプロンを着用し
ます。帽子は髪の毛が 1 本も外に出ないようにかぶ
ります。マスクは,鼻と口がきちんと覆われるよう
に着けます。
次に,念入りに手を洗い,最後にアルコール消毒
アルコール噴霧器
をして調理を始めます。
(手の消毒液)
<下処理>
野菜などの食材は,調理室で調理する前に,三槽のシンクを
使用し,流水で三回洗います。これは,食材を十分に洗浄し,
汚染されたものが調理室に入らないようにするためです。
左の写真は,調理員が三槽シンクの三槽目で野菜を洗ってい
る様子です。
<調理>
加熱する食材や料理は,75℃(食材によっては 85℃の場合も
あります)で1分以上の加熱を確実にしています。ほとんどの
食中毒菌は 75℃(85℃以上の場合もあります)の加熱を1分以
上すると死滅します。万が一,食品に食中毒菌がついていたと
しても,加熱することで菌を死滅させ,食中毒を未然に防ぐこ
温度計を使って,温度が確実に
上がっているか確認している
様子です。
とができます。
*新潟市では,サラダ等のあえ物に使用する野菜は,加熱調
理した野菜を使用しています。
<今月の給食について>
6月13日に開幕するサッカー・ワールドカップに合わせ,対戦国などの料理が給食に登場します。各国
の料理を通じて,気候や風土,食文化を学び,サッカーワールドカップを盛り上げましょう。
コートジボワール共和国
コートジボワール共和国とは,フランス語で「象牙の海岸」という意味
です。この名前は,15世紀以降,多くの象牙の取引がコートジボワー
ルの海岸で行われたことから由来します。
コートジボワール共和国は,カカオの生産量が世界一です。
チェブヤップ
西アフリカでよく食べられている,肉と野菜の炊き込みご飯です。チェ
ブは,ご飯で,ヤップは肉のことです。牛や羊などが使われます。
プレ・ヤッサ
プレは鶏肉,ヤッサはマリネという意味です。ポルトガル料理の影響を
受け,ポルトガル料理のエスカベーシュなどの流れを受け継ぐ料理と言
われています。
ギリシャ共和国
バルカン半島の南端部およびエーゲ海の島々からなり,古代文明の発祥
地です。
ギリシャ料理は,オリーブオイルと新鮮な野菜や肉・魚を使ったものが
多いです。また,ヨーグルトやヤギのチーズなどもよく食べられていま
す。
ムサカ
ギリシャの代表的な料理です。なす・じゃがいも・ひき肉とホワイトソ
ースの重ね焼きです。
レヴィスィア
ひよこ豆のスープのことです。ひよこ豆は,スープの他に,ごはんに混
ぜてピラフにして食べられています。
コロンビア共和国
コロンビアの国名は,アメリカ大陸の発見者クリストファー・コロンブ
スにちなんで名づけられたと言われています。
コロンビアの食文化は,先住民,スペイン人,アフリカ人というこの土
地に住み着いた3種類の人種の文化が融合されています。
アロス・コン・ポーヨ
「アロス」はご飯,
「コン」はいっしょに,
「ポーヨ」は鶏肉を意味して
います。アロス・コン・ポーヨは香辛料で煮込んだ鶏肉の炊き込みご飯
で,週に一度は食卓に並ぶ代表的な家庭料理です。
アヒアコ
コロンビア伝統のスープ料理です。ジャガイモをとろけるまで煮込み,
とり肉やトウモロコシを加えて作ります。