12/08 - AKchem.com

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-海外雑誌の主要タイトルとサブタイトル紹介による情報-
*記事の詳しい内容については、各誌をご覧ください。
海外雑誌(ネット情報誌含む):
Kunststoffe international
European Plastics News;
Chemical & Engineering News;
IHS Chemical Week;
Plastics Technology;
PRA E-News;
Plastics News.com/China;
〈8 月度のトピックス〉
今月のトピックスは、「バイオプラスチックの自動車用途」について取り上げます。自動車
材料に占めるプラスチックの割合は、1986 年~2001 年の間、7.3~8.2 重量%で推移(日本自
動車工業会資料)していましたが、近年になって材料物性の向上や軽量化の必要性(燃費や排
出ガスに関する法規制)を背景に、明らかな増加傾向にあります。例えば Mercedes Benz CLS
350 車の場合、構成材料の 13.7 重量%が熱可塑性樹脂と発表されています。
自動車部材に用いられるプラスチックの大部分は化石資源を原料とするものですが、最近は
内装材を中心に、植物を原料とするバイオプラスチックを採用した車も現れています。バイオ
プラスチック採用の主な理由は、製造プロセスにおける CO2 排出量の削減です。バイオプラ
スチックの利点の 1 つに、石油価格の影響が相対的に少ないことを挙げる自動車メーカーもあ
ります。ガラス繊維より軽い天然繊維を石油系樹脂の強化材に用いることで、部材の軽量化と
CO2 排出量削減を狙った車もあります。
これらの材料に関する自動車メーカー各社の取り組みを以下に紹介します。
Ford 社(米):
シート用発泡ウレタンの代替材料として、Ford 社が Lear Corporation 社(米) と共同で開
発した大豆原料の発泡樹脂は、2008 年型 Ford Mustang 車に採用され、現在はすべての Ford
車のシート背もたれと座面のクッションに採用されています。この発泡樹脂は、同社の 75%の
車のヘッドレストにも採用されています。これらにより毎年の石油使用量を 2,300 トン、CO2
排出量を 9,000 トン、それぞれ削減した、と同社はいっています。
同社は、植物やその繊維を補強材とする樹脂の開発も行っています。2010 年型 Ford Flex
車の内装材には、麦わら強化プラスチックが用いられました。また新しい Escape 車のドア内
装材には、熱帯植物ケナフの繊維と PP 樹脂(50:50)のコンポジットが採用されています。
Fiat 社(伊)
:
Fiat 社は、燃料ライン用に「ひまし油」を原料とする DuPont 社の PA1010 樹脂 Zytel® RS
と、シート材用に大豆由来の発泡樹脂を、年間 100 万台以上の車に採用しています。
トヨタ自動車(株):
本件についてのお問い合わせは、(株)旭リサーチセンターhttp://www.asahi-kasei.co.jp/arc/までお願い申し上げます。
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トヨタのプリウス、カローラ、Matrix、RAV4、レクサス RX 350 などのシートには、大豆
から作られた発泡樹脂が用いられています。またレクサス HS 250 の複数の部品にもバイオプ
ラスチック部品が採用されており、トリムカバーなどにはポリ乳酸(PLA)と PET のブレン
ド樹脂を、またスカッフプレートなどの射出成型部品には、微粉砕した PLA を PP に分散した
樹脂を用いています。さらに同社は内装表面などにサトウキビから作られた PET を世界で初
めて使用しました。同社は 2015 年までに、自動車用プラスチック部品の 20%をバイオ系材料
にすることを目標に掲げています。
マツダ(株)
:
マツダは、複数の企業や大学と共同で、従来の PLA 樹脂に比べて耐衝撃性を 3 倍、耐熱性
を 25%向上させた PLA 樹脂を開発し、同社の Premacy Hydrogen RE ハイブリッド車の内装
部品(射出成型品)に採用しました。
BMW 社(独):
BMW 社は新しい同車 3 シリーズに、Johnson Controls 社(独)の木材繊維強化プラスチッ
クから作られたドアパネルを採用しました。従来の材料より 20%軽量です。
Daimler 社(独):
Daimler 社もコンセプトカーBiome のドアライニング材に、ケナフ、亜麻、サイザル麻など
の天然繊維で強化したプラスチックを用いました。採用の理由は、車重の軽量化に有効なこと
と、車の寿命終了時は堆肥化可能であることとされています。
(European Plastics News, 7 月号 p.31-32)
〈主 要海外誌 記事のデ ィクショ ナリー〉
【中国・ASEAN・インド・韓国関係】
PolyOne 社は上海に技術イノベーションセンターを開設、重点分野は自動車用途など
米国のコンパウンド会社 PolyOne は、上海に技術イノベーションセンターを開設しました。
投資額は 800 万ドルです。従業員は 200 人で、加工設備やテスト機器など計 55 種類の機械が
設置されます。業務の重点分野は自動車、グリーン包装、医療などです。同社は蘇州とシンガ
ポールにも技術センターを持っていますが、上海のセンターはアジアで最大規模のものです。
同社の 2011 年度売上高(世界)は 29 億ドルで、そのうちアジアの割合は 9%です。
(Plastics News.com/China, 6 月 25 日)
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米国の Key Safety Systems 社は北京近くに工場を建設、ステアリングホイールなどを生産
自動車部品の Key Safety Systems 社(米)は、ステアリングホイールなどを生産する工場
を北京の近くに建設しました。工場は、中国での合弁事業 Yanfeng Key Safety Systems 上海
が操業し、100 人を雇用して 8 月に生産開始の予定です。同社は上海の浦東康橋エリアにも新
(Plastics News.com/China, 7 月 2 日)
工場を建設中です。
中国の建設関係の支出は 2015 年まで 9.4%/年で増加の予想
Freedonia Group 社(米)の市場調査報告「中国の建設展望」によれば、中国の建設関係の
支出は 2015 年まで年率 9.4%で増加すると予想されています。その背景として、国内経済の成
長、都市化と工業化の進行、海外投資資金のリバウンド、インフラのさらなる整備、所得増大
(Plastics News.com/China,7 月 13 日)
などが挙げられています。
中国コンパウンド会社が、Styrolution 社からライセンスを受けて ABS 樹脂などを製造
スチレン系樹脂の Styrolution 社(独)とコンパウンドの Plastic World(PW)
(中)社は、
Styrolution 社の樹脂に関する製造ライセンス契約で合意しました。これを受けて PW 社の工
場(広東省、深圳市)は、Styrolution 社の ASA 樹脂、ABS 樹脂、耐熱 ABS 樹脂を、生産能
力 4,500 トン/年で製造を始める予定です。PW 社によれば、これらの樹脂の用途として中国の
自動車市場があり、目標の 1 つは広東省の日本の自動車生産拠点との事業構築としています。
(Plastics News.com/China,7 月 24 日)
Evonik 社はシンガポールに PA12(2 万トン/年)のプラントを建設、稼働は 2014 年
Evonik 社(独)は、アジアにおける新しい PA12 樹脂製造設備の場所としてシンガポール
を選びました。プラントは 2 万トン/年の製造能力を有し、2014 年に稼働の予定です。同社に
よれば、爆発事故で停止中のドイツのシクロドデカトリエン(CDT;PA12 樹脂の原料)製造
設備は、2012 年第 4 四半期に再稼働の予定です。
(IHS Chemical Week, 7 月 2 日/ 7 月 9 日号 p.6)
(Plastics News.com/China, 7 月 9 日)
マレーシアのプラスチック製品輸出は前年比 6.2%増、同国協会は中国より高品質と評価
マレーシア・プラスチック製造業者協会(MPMA)によれば、プラスチック製品工業の売上
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高は 2011 年に前年比で 2.1%増加し、161.4 億リンギット(50.4 億米ドル)に達しました。輸
出は 6.2%増えて、売上高の 60%以上を占めています。MPMA は、輸出増加の原因は中国やベ
トナムの製品より高品質なことにあり、競争力維持のために技術向上やトレーニングへの投資
を続けることが、同国の工業にとって重要と言っています。
(Plastics News.com/China, 7 月 2 日)
2012 年 JEC アジア技術革新賞、東大の CF 強化樹脂プレプレグの低コスト量産技術など
6 月 26 日シンガポールで開催された、JEC アジア・コンポジット見本市において、JEC 技
術革新賞が発表されました。主な受賞団体(企業、大学)と対象技術は下記の通りです。
*東京大学(日):炭素繊維強化熱可塑性樹脂プレプレグの低コスト量産技術。PP 樹脂や PA
樹脂をマトリクス材として使い、自動車部品の重量を 40~70%削減。
*DK Composites 社(マレーシア)
:韓国鉄道研究所のために、列車部品用の GF コンポジッ
トパネルを開発。独、英の企業と共同開発。
*Wuxi Adesso Nanotech 社(中):再使用可能なエポキシ樹脂、強化繊維も回収可能
*Tractile Pty 社(豪):発電と水の加熱が可能な屋根材シート
*インド技術研究所(印):GF 強化樹脂を、内装を含めて大量に使用するハウスボート
*Quickstep Technology 社(豪):樹脂スプレートランスファー製造技術
*Petronas(マレーシア):石油パイプの修理や腐蝕防止に使われる複合エポキシ樹脂
(Plastics News.com/China, 7 月 2 日)
コンポジットへの熱可塑性樹脂使用は世界的トレンド、課題は生産性の大幅な改善
JEC アジア・コンポジット見本市(シンガポール、6 月 26~28 日)では、コンポジットに
熱可塑性樹脂を使用する世界的トレンドが見られました。熱可塑性樹脂コンポジットは、世界
のコンポジット全体の約 35%を占めています。自動車メーカーは、低密度(軽量性)とリサイ
クル性から、同コンポジットに大きな関心を寄せていますが、一層の普及には、生産性の大幅
な改善が必要といわれています。
(Plastics News.com/China,7 月 2 日)
自動車部品の Faurecia 社は、インドに内外装、シートなどの技術センターを開設
自動車部品サプライヤー Faurecia 社(仏) はインドの Pune に技術センターを開設しまし
た。同センターでは CAE(コンピュータ支援設計・エンジニアリング)なども行います。同社
はインドで 9 つの生産施設と 1,600 人以上の従業員を有し、
Ford、Hyundai、Mahindra、Maruti
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-スズキ、Tata、トヨタと Volkswagen などの自動車メーカーと取引があります。
(Plastics News.com/China,7 月 5 日)
トヨタやホンダはインド専用車を社内基準にとらわれずに設計し、部材を大幅に削減
インドで製造・販売する自動車の開発では、インド人の習慣や好みを反映させるだけでなく、
大幅なコストダウンが必要です。トヨタとホンダはインド専用車を、従来の社内基準にとらわ
れずにゼロから設計して、トヨタは 2010 年に小型車 Etios を、ホンダは去年ハッチバック車
Brio を上市しました。設計変更は部材の必要性見直しにも及び、例えばホンダは、ブラケット
が少なくストレートなステアリングコラム(ハンドル軸)を採用し、トヨタは通常ルーフとド
ア間に装着されるゴムモールディングを廃止しました。両社はこのような手法を、インド以外
の新興市場へも広げる予定です。
(Plastics News.com/China,7 月 16 日)
【欧米・中東関係】
2011 年のドイツのプラスチック生産量は経済不況前のレベルに回復
ドイツのプラスチック業界団体 PlasticsEurope Deutschland の発表によれば、2011 年のド
イツのプラスチック生産量は前年比 1.4%増で 2,070 万トン、売上高は 7.5%増えて 253 億ユー
ロになり、ドイツ工業が経済不況前と同等以上のレベルになりました。売上高の内訳は、国内
110 億ユーロ(9.8%増)、輸出 143 億ユーロ(5.8%増)でした。
(European Plastics News, 7 月号/8 月 p.9)
バイオプラスチックの生産量は、数年以内に世界で 100 万トンに達する見込み
再生可能材料のコンサルタントなどを行う Nova-Institut 社によれば、現在バイオプラスチ
ックの生産量は世界で 70~80 万トンですが、数年以内に 100 万トンに達する見込みです。現
在の樹脂別生産量比率は、バイオ PE(28%)、澱粉系樹脂(16%)、ポリ乳酸(PLA)
(15%)、
ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)(12%)、バイオポリエステル樹脂(8%)です。
(European Plastics News, 7 月/8 月号 p.14)
ロシア自動車市場は 20~30%/年で成長、部品製造投資は 2020 年までに 44 億ユーロ
ロシア産業貿易省によれば、ロシアの自動車市場は今後 20~30%/年で成長し、部品製造へ
の投資は 2020 年までに 44 億ユーロに達すると予想しています。その大部分は海外からの投資
です。国内の部品メーカー(推定 2,000 社)はまだ外国企業と競合できず、主にローテク製品
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の生産に特化しています。同分野におけるロシアの技術レベルは欧米に比べて 30~40 年劣り、
自動車 1,000 台毎のクレーム平均数は欧米の 300 倍といわれています。
(European Plastics News, 7 月/8 月号 p.14)
主要自動車メーカーは、部品軽量化とコスト削減のために発泡樹脂を使用
BMW、Ford、Volkswagen(VW)などの自動車メーカーは、車重軽量化とコスト削減のた
めに、構造材を含むさまざまな部材について、発泡樹脂の使用を検討しています。
*Ford :Trexel 社(米)の微細発泡技術 MuCell® を用いたエアコン制御パネル(GF17%強
化 ABS 樹脂)、Ecoboost エンジンカバー、Ford Kuga CUV のインスツルメントパネル。
*VW : 水平ボディパネル用に無機フィラー充填 PC-ABS 発泡樹脂などを検討。同社 Golf 7
のインスツルメントパネル成形には微細発泡技術 MuCell®を採用。
*BMW : 1 シリーズと 3 シリーズのインスツルメントパネルに、Borealis 社の長繊維 GF
60%強化 PP 樹脂の発泡成形品を採用。
(European Plastics News, 7 月/8 月号 p.30)
Lanxess 社は環境対応自動車向け材料事業を強化、2015 年売上目標 27 億ユーロ
エンプラの Lanxess 社(独)は株主総会で、環境に優しい電気自動車などの材料(樹脂と金
属のハイブリッド材料など)の事業に注力することを表明しました。同社の 2011 年同事業の
売上高は 15 億ユーロですが、2015 年までに 27 億ユーロにすることを目標に掲げています。
(Kunststoffe international, 6 月号 p.5)
Lanxess 社はトルコで事業を拡大、西欧より高い経済成長率を予想
Lanxess 社は、トルコで自動車材料を中心とする事業を拡大しています。トルコでの 2011
年売上高は 1 億 2,500 万ユーロで、2009 年の約 3 倍でした。 同社は 2013~2016 年の間のト
ルコ経済成長率を 4~5%/年と予想し、西欧より高い成長率を見込んでいます。トルコの自動
車市場成長率は 2013 年に 8.5%/年、建設市場は 4~5%/年と予想されています。
(PRA E-News, 6 月号)
三菱化学はイソソルビドを原料とする BPA フリーの PC 樹脂を今夏から商業生産の予定
イソソルビドは、ブドウ糖誘導体のソルビトールの脱水により製造され、ポリエステル、ポ
リカーボネート系ポリマーなどの原料となります。またイソソルビド・ジエステルはフタレー
ト系可塑剤を代替可能といわれています。加工食品などの Roquette 社(仏)は、高純度イソ
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ソルビド(商品名 Polysorb®)5,000 トン/年の製造設備を 2011 年から運転しています。同社
によればイソソルビドのポリマーは透明で、機械的物性、耐熱性、耐薬品性、スクラッチ耐性
などが優れています。
三菱化学は、イソソルビドを原料に用いて、ビスフェノール A(BPA)フリーのポリカーボ
ネート Durabio® のパイロット設備を運転しており、商業プラント(5,000 トン/年)をこの夏
に始動させる予定です。
(Chemical & Engineering News, 7 月 2 日号 p.16)
SABIC 社は、超高分子量ポリエチレン樹脂 3 万 5,000 トン/年のプラント設計を委託
SABIC 社(サウジアラビア)は、超高分子量 PE 樹脂 3 万 5,000 トン/年のプラント建設に
ついて、エンジニアリング会社 Jacobs Engineering とプロセス設計と基本設計の委託契約を
交わしました。
(IHS Chemical Week, 7 月 2 日/ 7 月 9 日号 p.19)
デュポンは、米国のポリイミドフィルム生産設備を増強
Du Pont 社(米)は、米国のポリイミドフィルム Kapton® 製造設備の生産能力を 400 トン
/年増強すると発表しました。増強後の稼働は今年の第 4 四半期の予定です。Kapton® フィル
ムは広い温度範囲に渡って優れた機械的・電気的・化学的特性を有し、太陽光発電、航空宇宙、
自動車、工業設備などにおける過酷な条件下での使用に適します。
(IHS Chemical Week, 7 月 16 日/ 7 月 23 日号 p.4)
PlastiComp 社(米)の新しい長繊維 GF 強化 PA66 樹脂は、従来の 2 倍の耐衝撃性
PlastiComp 社(米)は、新しい長繊維 GF 強化 PA6 樹脂および PA66 樹脂のコンパウンド
Complet® MT(Maximum Toughness)を上市しました。この材料は、従来の長繊維 GF 強化
PA 樹脂に比べて最大 2 倍の衝撃耐性と、良好な流動性を有し、薄肉成形も可能です。
(Plastics Technology, 7 月号 Web Exclusive)
Rhodia 社の新しい耐熱性 PA66 樹脂の耐熱性は 210℃、用途はエンジンルーム部品
Rhodia 社(仏)の事業ユニット Rhodia Engineering Plastics は、ターボ装備自動車のエン
ジンルーム部品用に、新しい耐熱性 PA66 樹脂 Technyl® を上市しました。同社によれば、こ
の樹脂の耐熱性は 210℃で、従来グレードの耐熱性(200℃)を上回り、加工性も優れていま
す。
(PRA E-News, 6 月号)
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屋根、グレージングなどの PC 樹脂に統合された太陽電池パネルを SABIC 社が公開
SABIC 社は、屋根、クラッディング、グレージングなどの PC 樹脂に統合された太陽電池パ
ネルを公開しました。この新しい BIPV(building-integrated photovoltaic)パネルは、フレ
キシブルな太陽電池パネルを作る Solbian Alternative Energy 社(伊)と共同で開発され、2012
年後半に上市される予定です。
(PLASTICS NEWS.com/China, 6 月 25 日)
米の今年の自動車販売台数は前年比 20%増の見込み、各メーカーはフル操業で対応
北米で自動車販売台数が急増しています。米自動車メーカー3 社(Ford、Chrysler、GM)
は、複数の工場で恒例の夏季休止をせずに操業しており、部品サプライヤーも休みなしのフル
操業で対応しています。米国の昨年(2011 年)の自動車販売台数は 1,280 万台でしたが、今年
は 20%増の 1,410 万台と予想されています。市場アナリストは、安定生産を続けるには、サプ
ライヤーの設備増強と従業員雇用が必要といっています。
(PLASTICS NEWS.com/China, 7 月 19 日)
Ticona 社の低ホルムアルデヒド排出 POM 樹脂を、Daimler 社乗用車の部品に採用
Ticona 社(独)のホルムアルデヒド排出が少ない POM 樹脂 Hostaform® XAP2 が、Daimler
社 B クラス乗用車のシート締結部品などに採用されました。同社によれば、同樹脂のホルムア
ルデヒド排出量は、非着色グレードで 2 mg/kg(2ppm)以下、着色あるいは特注グレードで 5
mg/kg(5 ppm)以下です。
(PLASTICS NEWS.com/China, 7 月 23 日)
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