(PDF:5.03MB)[2009年6月24日] - 学校法人-暁星学園

識と情熱をもって観戦し、大
建学の精神
会の運営にまで言及している
6
暁星学園理事長
ことに驚かされます。後年、
彼は小学校の時、父、鉄幹か
らのヨーロッパみやげである
大切な懐中時計を運動に熱中
して、何度も壊してしまった
こと、中学生の時、陸上競技
建学の精神の体現者として、今回は与謝野秀(1904
∼1970)を紹介します。
2016年のオリンピック大会、東京招致が大きな関心
に夢中であったこと、当時の
暁星中学には日本一のスプリ
ンター高木君がいて、東京の
旧制一高時代の与謝野秀氏
事となっていますが、与謝野秀はアジアで初めて開催
中学校大会において、リレーの部で度々、優勝したこ
された東京オリンピック(1964年)組織委員会の事務
となどを述懐しています。また、進学先の一高では陸
総長を務めた人物です。彼は歌人、詩人として余りに
上部に属し、東大ではラグビー部に入り、4年生時の
も有名な与謝野鉄幹、晶子夫妻の次男として東京に生
試合で怪我をして緊急手術をしたことなどを回想して
れました。子供たちの教育に熱心であった夫妻は、長
います。
(
『一外交官の思い出のヨーロッパ』筑摩書房)
男(光)
、次男(秀)を暁星に入学させました。兄弟と
東大卒業後は外務省に入り、外交官としての道を歩
もに暁星中学の校友会誌に度々、投稿していますが、
みます。外務省欧亜局の課長時代には、日独伊三国同
今回は与謝野秀のみを紹介します。
盟の結成に反対の見解を表明し、反枢軸派のレッテル
4年生時に「競技連合会所感」と題して、東京の駒
を貼られます。残念ながら彼の考えとは反対に日本は
場で開催された第2回全国学生陸上競技会について書
ナチスドイツ、ファシストイタリアと全体主義的な枢
いています。現代に置きかえれば、それは大学生の競
軸を結成し、第二次世界大会に突入しました。彼は戦
技会ですが、まだ中学生にすぎなかった彼が相当な知
争ただなかの1943年から終戦直後の1946年まで、ヨー
ロッパに駐在し、困難かつ重大な状況下で自らの最
善を尽しました。その間、ナチスドイツ占領下のパ
リ、イタリア降服時のローマ、ドイツ降服直前のベ
ルリン、日本に対するポツダム宣言などを直接体験
し、緊迫した状況下で最善の対応に努めました。
スイスに駐在していた折、赤十字国際委員会を重
視するよう進言しましたが当時の日本政府は冷淡で
した。戦争が進行し、日本人の捕虜や在外邦人に関
する情報や連絡のため、赤十字に頼らざるを得なく
なり、はじめて、これを重視するようになります。
写真右はスペイン大使の頃
の与謝野秀氏とご家族
(1956年マドリードにて)
与謝野は大使館の仕事ではない赤十字の仕事をボラ
ンティアで手伝いました。特に捕虜に関する情報を
(次ページに続く)→
(前ページよりの続き)
その家族に伝えるため、日本語の書類を翻訳し、感謝
も音楽、絵画、演劇などに深く通じ、文化人との交流
されます。
も極めて多彩でした。暁星中学3年生時に、
「人と趣味」
彼の見識、言動は戦後、高く評価されます。エジプ
と題する一文を寄稿したこともうなずけるところです。
ト大使、スペイン大使、国連総会代表を歴任し、東京
第二は人間尊重の精神です。ドイツ占領下のパリで、
オリンピック組織委員会事務総長、原子力委員会委員
彼は勝者と敗者に同じ人間性を見ています。また、赤
を勤め、その在任中、66歳の若さで病没します。
十字国際委員会の仕事、特に捕虜に関する情報収集と
与謝野秀の人生と暁星建学の精神について、紙面の
都合により、2点だけを挙げたいと思います。第一は
家族への伝達についての深い関心と協力に、彼の人間
尊重の精神が現われています。
全人教育です。自分は特別な秀才ではなかったがスポ
与謝野秀は与謝野馨現国務大臣(財務相、金融相、
ーツに熱中しながらも、勉学にも努力したので浪人す
経済財政政策担当大臣)の父君にあたられます。最期
ることなく、一高に合格し、経済的に親孝行にもなっ
の病床で父は子に次の言葉をのこしました。
「馨、偉く
たと書いています。人生を通じて彼はスポーツ以外に
なれよ、でも、偉くならなくてもいいんだぞ」
。
守るべきもの
暁星中学・高校 校長
昨年の秋から、H5N1型の新型インフルエンザへの
対応を進めていたこともあり、今回の新型インフルエン
ザについては、第一段階としては、迅速かつ適切な対応
ができたのではないかと思っております。感染症に詳し
い学校医の指導助言、保健室の養護教諭たちの尽力、危
機管理担当に人を得たことなど、学園の教職員の人材に
層の厚さを感じました。また、直接生徒たちを指導する
担任、副担任をはじめとする教員たちの責任ある対応に
教育者としての有り様を感得しました。
もちろん、危機管理上の問題としては、幾つかの改善
点、反省点を認識しております。行動計画を実行に移す
場合の人員配置の問題、教職員間の情報伝達の一層の円
滑化の必要、より正確な情報分析の必要、必要物品のよ
り細かな項目化と早期調達など、これら反省点を危機管
畠山紗帆先生
●幼稚園
理委員会で検討し、今後に資するよう努めていきたいと
考えております。
新型インフルエンザのみならず、教育事業体としての
学校には、いろいろな危機が発生し、それらに対し沈着
冷静かつ迅速な対応を迫られるケースが、現代のような
複雑な社会情勢では増加しても減少することはありませ
ん。教育機関としての本質にかかわるような危機が発生
する場合もあるでしょう。危機が発生した場合、守るべ
きは何かが問われることになります。最優先されるべき
は言うまでもなく生徒たちの安全安心です。私立学校の
建学の精神に基づく健全な教育を生徒たちが安全安心な
状況で受けられることこそが何よりも優先されるべきで
す。カトリック学校としての暁星学園では、安全安心な
環境の中でカトリックの教えに基づく教育理念に沿った
教育を堅持することが最重要です。学園におけるすべて
の教育の根底には、カトリックの価値観が置かれている
のです。
今年度より暁星幼稚園で勤めさせていただ
く事になりました。
長年の夢であった幼稚園の先生として毎
日、子どもたちと触れ合える事を本当に幸せに感じます。子ども
の気持ちに寄りそって、喜びや悲しみ、楽しさなどを分かち合い、
新任教員
紹介
共感できるような保育者でありたいと思っています。
子どもたちと一緒に神様のお恵みを感じながら、共に成長して
いきたいです。よろしくお願い致します。
その他の新任教員
● 中学・高校
池田章光 齋藤法明
原晋一 中村 亮
岸本 斉 坂本 登
森本康幹
● 小学校
蛭田 量 本 潤
大串崇文
が ま ん
考えてから言動に移せる子を目指す」ということなので
す。
「立ち止まって考える勇気」ということができます。
闇雲に行動に移す、すぐに結果を出そうとするというこ
暁星小学校 校長
ここ数年、小学校では学校をあげて「心の教育の推進」
に取り組んでいます。中でも、子どもの自発的な行動に
表れる根底の心の有り様をいかに育てていけばよいのか
という実践を大切なものと考えています。
今年度のテーマを「僕の中にある勇気―がまん―」と
しました。
「我慢」という言葉の意味を辿ってみますと、
「①自分をえらく思い、他を軽んずること。高慢。②我
意を張り他に従わないこと」であり、それが「③耐え忍
ぶこと」となっています。
(
『広辞苑』より)
私たちが考えた「がまん」とは、何かに耐え続けると
いうことではなく、子どもたちが他者に対して言葉を発
したり行動を起こしたりするときに「一度立ち止まって
とではなく、しっかりと自分の考えを持つことの大切さ
を「勇気」と捉え、
「がまん」を自分自身の考えをしっ
かり持って行動できる人になるために大切なものと考え
ました。それは、自分中心の考え方ではなく、他者の喜
び、悩み、苦しみ、痛みなどに「共感する心」を持った
人に育ってほしいという願いからです。
ところで、
「がまん」は子どもにだけ求めるものでは
ありません。教師として、子どもの自覚ある行動をじっ
くりと待つ、子どもを信じ、子どもの可能性を考えると
いうように教育の根本ともいえる面を持ち、私たち一人
ひとりの問題でもあります。また、親として、我が子の
成長をしっかりと賢く見守る確かな目とも共通するもの
だと思います。
幼児期ならではの育ち
大切に今年度の教育活動を充実させて参りたいと思って
暁星幼稚園 園長
色とりどりの草花が園庭に咲き誇る中、期待に胸ふく
らませて入園を迎えた子どもたちは少しずつ幼稚園での
生活がわかり、保育室や園庭で安心して過ごせるように
なりました。
年長組も進級によって様々な環境が変わりましたが、
変化を楽しみながら大きくなった喜びを感じています。
年少組との触れ合いや着替えのお手伝いなども成長を実
感できることのひとつです。
幼稚園は子どもたちが夢中になって遊び、友達とかか
わり、様々な体験をし、成長していく場です。
おりしも幼稚園教育と小学校教育との連携が今回の幼
稚園教育要領改訂の中で強調されています。そのことも
もくじ
おります。
しかし、早速小学校教育を幼稚園に取り入れ学習する
ことではないことは言うまでもありません。この時期の
子どもならではの心の動きや体の成長に合った遊びと生
活を通して人として大切なことを学ぶ、その基礎作りが
今の時期なのです。
園庭の木の下にアリの大群を発見し、どこまで続いて
いるのか大群を追い、行く先を見つめる子どもたちの真
剣な目、友達と味わう感動。
グループによるこいのぼりの制作でうろこの色を何色
にするか、自分の考えを話し、友達の考えを聞き、ひと
つのものを作り上げていこうとする真剣な姿。
自分から物事に取り組み、考え、友達と感動を共有し、
目的の実現に向けて力を出し合ったりしながら豊かに成
長していって欲しいと願っています。
建学の精神 その体現者(6)……… 1
学園行事 2009年度4月∼9月 …4
2009年度 大学合格者実績 ……… 6
暁星の理念と教育実践 ……… 2・3
学園ウオッチング ………………… 4
後援会レポート ……………………7
学園 人の動き………………………2
クラブ活動………………………… 5
同窓会だより ……………………… 8
2009年度 4月∼9月
4月、学園は例年のように新しい園児、生徒を迎えました。幼稚園は新入園児50名
(男子40名、女子10
名)
を迎え95名、小学校は120名の新入生を迎え711名、中学校は184名の新入生を迎え562名、そして
高等学校は518名、学園としては総数1886名
(昨年比6名増)
で平成21
(2009)
年度をスタートしました。
幼稚園
1学期
4月
5月
父母と手をつないて入園式へ
6月
7月
小学校
中学・高等学校
・始業式/入園式
・保護者会
・誕生会
・復活祭の集い
・始業式/入学式
・保護者会
・校外学習
・イースターデー
・入学式/始業式
・実力テスト
・保護者会
・校外活動
・遠足
・マリア祭
・誕生会
・一日動物村
・健康診断
・那須合宿
(6年、4年、3年)
・中間試験
・内科検診
・日本丸遠足
・ファミリーデー
・後援会総会
・誕生会
・那須合宿(2年、5年)
・参観日
・後援会総会
・修学旅行(高校2年)
・フランス語
フェスティバル
・運動会
・後援会総会
・編入試験
・誕生会
・お泊り保育
・終業式/夏休み
・サッカー大会
・終業式/夏休み
・水泳実習
・期末試験
・学校見学会
・終業式/夏休み
・校外学習(中学1年)
・夏休み
・夏休み
・夏休み
・教職員研修会
・始業式
・誕生会
・幼稚園説明会
・教職員研修会
・始業式
・水泳大会
・保護者会
・学校説明会
・那須合宿(3年、2年)
・教職員研修会
・始業式
・校内実力テスト
新しいお友達がいっぱい
8月
2学期
9月
保 健 室 よ り
新型インフルエンザ
への対策
新型インフルエンザの国
内感染が確認され、罹患数
の増加や感染地域の拡大を
示す情報が更新されるごと
に、医療現場や教育現場また社会生活での混
乱は増大しています。当初、強毒型H5N1鳥イ
ンフルエンザの流行を想定して厳重な対策が
策定されていたため、今回の弱毒型H1N1豚
インフルエンザ流行に適した対策への模索が
更なる混乱や困惑を招いたように思われます。
しかし、弱毒型とは言え、高校生を中心と
した若者に流行が拡大している事実に非常な
危機感を覚えます。新型インフルエンザの大
きな特徴の一つとして、若い世代の重篤化が
予測されていましたが、予測通りの若年層で
の流行を目の当たりにすると、集団生活であ
る学校での予防や対策の重要性を改めて痛感
します。学園では、子どもたちの体調を毎日確
認し、うがい・手洗いの励行、登下校時のマス
ク着用、また体調が優れない場合は早めの受
診を勧めています。今後は、関東や日本全国
に感染が拡大した場合の学校閉鎖等も視野に
入れて、
健康面・学習面の対策を講じています。
新型インフルエンザ感染拡大の今後の動向
は予測し難く、また強毒型のインフルエンザ
がいつ発生するともわかりません。今秋以降
の季節性のインフルエンザの大流行も懸念さ
れます。正確な情報のもと、慎重かつ適切な
対応をとることができるよう、今後もご家庭
との連絡を密にしてご協力をお願いしたいと
思います。新型インフルエンザ最前線の現場
で仕事に従事されているご家庭も多いかと存
じます。子どもたちを含め、ご家族皆さまで
体調管理に気をつけてくださいますようお願
い申し上げます。
ちょっと、変わりました!
那須校外学舎
学園では、子供たちが自然との触れ合いや
宿泊での集団生活体験の場として栃木県の那
須に校外学舎を持っています。小学生は、必
ず年に1回は行くようなカリキュラムが現在
も用意されています。また高校3年生が夏休
み期間に勉強合宿(特訓?)を行うこともあ
ります。
この校外学舎は、1965(昭和40)年に建
設され、2001(平成13)年に耐震工事が完
了しましたが、44年前の建物ですから、内
ここでは皆まだ元気いっぱい
だったが……
発表会の準備で責任感を
人前での演奏で達成感を
部員のほとんどは楽器経験者
「室内楽」とは、
「二つ以上の独奏楽
器による小規模編成の洋楽」
(
『広辞苑』
より)のことです。室内楽研究部では
こうした小規模編成により、主にクラ
シック音楽を取り扱っています。当ク
ラブではそれぞれの部員の能力・特性を
生かした編成を心がけています。部員
のほとんどは楽器経験者で、ピアノや
バイオリン、チェロ、クラリネット、ギ
ターなど演奏する楽器はさまざまです。
コンクール出場などは目指さず、人
前で演奏することによる達成感や、発
表会の準備などで必要な裏方としての
責任感などを学ぶことをクラブの目標
としています。発表会は文化祭と各学
期末に行います。
外部とも老朽化が目立ちます。毎年、色々な
修繕・改善を行っていますが、今年は、①食
堂の蛍光灯の交換 ②生徒の畳ベッドや教員
用居室の畳替え ③屋外トイレの改修 ④食
堂の回転窯の交換等を実施しました。これか
ら10月末まで、約1000名の子供たちがこ
の施設を利用します。都会では経験のできな
い貴重な体験ができるようサポートします。
創立125周年記念事業
●建築委員会
1月から3月にかけて、学園周辺の測量
や地質調査を実施しました。建て替えの候
補となっている「中高体育館・学園講堂・
学園聖堂(チャペル)」及び「グラウンド整
備及びその周辺」の基本コンセプトがほぼ
固まった状況ですが、さらなる検討、詰め
を実施中です。
菜畑山から赤倉岳へ
2泊3日の楽しい合宿
ゴールデンウィーク中の5月3日か
ら、山岳部は道志山中にでかけました。
3名の教師を入れて総勢20名。人の少
ない菜畑山から赤倉岳にかけての縦走
は、思った以上にアップダウンが多く
て、一同バテ気味になりました。それ
でも、地元のお饅頭をみなで食べ、夜
はカレーライスや焼きそばを食べ、夜
は恒例のキャンプファイアー。消灯直
厳しい練習を乗り越え
諦めないチームに成長
豊かな時間の共有を
目指して
木曜日の6時間目の体育館には、子
ども達の元気な声が響いています。今
年度卓球部は24名の大所帯。前半の基
本練習の時間は5年生と6年生が4つ
のグループに分かれて活動し、後半は
6年生が自主的に計画した活動内容で、
試合や自由練習を活発に行っています。
卓球は、卓球台やネットを助け合い
ながら準備したり、ダブルスや団体戦
など、同じ目標に向かって活動したり
前に引率教師が山のこわーい話をした
ので、みんなテントに入る前に一緒に
なってトイレを済ませていました。充
実した楽しい2泊3日の合宿でした。
バスケットボール部は、中高に分か
れて週4回の練習に励んでいます。4
月の春季大会から高校は年間4回、中
学は年間3回の公式戦に参加します。
通常の練習はOBのコーチを招
いています。中学は基礎練習か
ら始め、バスケットボールの楽
しさを体感するような練習を、
高校は基礎練習はもちろんのこ
と、フォーメーションの確認や、
状況に応じたプレーの練習をし
ています。
近年は厳しい練習を乗り越え、
諦めないチームに変わってきま
した。まだまだ発展途上の部分
は多いですが、応援よろしくお
願いします。
することができる競技です。一人一人
が技術の向上を目指すと共に、一つの
ボールを通してお互いを認め合い、豊
かな時間を共有して欲しいと思ってい
ます。
毎週木曜日の卓球部の練習
2009年度大学合格者実績(卒業生169名)
◆ 国公立大学 ◆
大学名
合格者数
北海道大学
1
弘前大学
1
東北大学
2
茨城大学
1
筑波大学
2
千葉大学
1
東京大学
7
東京工業大学
1
東京医科歯科大学
1
東京学芸大学
2
東京外国語大学
2
一橋大学
5
横浜国立大学
3
信州大学
2
金沢大学
1
京都大学
1
鹿屋体育大学
1
首都大学東京
2
横浜市立大学
1
合計
37
◆ その他の大学 ◆
大学名
合格者数
防衛大学校
3
防衛医科大学校
1
合計
4
◆ 東京大学 ◆
学部名
合格者数
文科Ⅰ類
4
文科Ⅱ類
2
文科Ⅲ類
1
合計
7
◆ 私立大学 ◆
大学名
合格者数
早稲田大学
67
慶應義塾大学
44
上智大学
27
東京理科大学
18
愛知医科大学
1
青山学院大学
2
麻布大学
2
岩手医科大学
1
大阪医科大学 1
学習院大学
2
神奈川大学
1
神奈川歯科大学 1
金沢医科大学 1
北里大学
6
杏林大学 3
國學院大學
4
国際基督教大学
2
駒澤大学
埼玉医科大学
芝浦工業大学
順天堂大学
昭和大学
駿河台大学
成蹊大学
成城大学
聖マリアンナ医科大学
専修大学
大正大学
大東文化大学
拓殖大学
玉川大学
中央大学
鶴見大学
帝京大学
東海大学
東京医科大学
東京歯科大学
東京慈恵会医科大学
東京薬科大学
東邦大学
東洋大学
獨協大学
獨協医科大学
日本大学
日本医科大学
日本歯科大学
日本獣医生命科学大学
日本薬科大学
法政大学
武蔵野美術大学
明海大学
明治大学
明治学院大学
明治薬科大学
立教大学
立命館大学
合計
2
2
1
6
3
1
4
1
3
4
1
1
1
1
19
1
2
2
7
1
5
1
3
1
1
3
16
7
4
2
1
11
3
2
26
2
1
16
1
352
◆ 医学部 ◆
大学名
合格者数
弘前大学
1
東北大学
1
筑波大学
2
東京医科歯科大学
1
信州大学
2
金沢大学
1
横浜市立大学
1
愛知医科大学
1
岩手医科大学
1
大阪医科大学
1
金沢医科大学
1
北里大学
5
杏林大学
慶應義塾大学
埼玉医科大学
順天堂大学
昭和大学
聖マリアンナ医科大学
帝京大学
東海大学
東京医科大学
東京慈恵会医科大学
東邦大学
獨協医科大学
日本大学
日本医科大学
防衛医科大学校
合計
3
1
2
6
1
3
2
1
7
5
3
3
3
7
1
66
◆ 早稲田大学 ◆
学部名
合格者数
政治経済学部
18
法学部
5
文学部
5
文化構想学部
3
教育学部
5
商学部
10
基幹理工学部
2
創造理工学部
3
先進理工学部
1
人間科学部
5
社会科学部
5
国際教養学部
5
合計
67
東京大学の合格発表
◆ 慶應義塾大学 ◆
学部名
合格者数
経済学部
17
法学部
7
商学部
10
医学部
1
理工学部
3
総合政策学部
3
環境情報学部
3
合計
44
◆ 上智大学 ◆
学部名
合格者数
文学部
1
法学部
9
経済学部
9
外国語学部
3
理工学部
5
合計
27
ご 挨 拶
をお迎えすることができ、盛大に開催されました。
さて平成21年度の総会が来る6月20日土曜日12時30分より
後援会活動へのご理解と
ご支援に深く感謝!
学園聖堂において開催されます。総会後には生徒達の日頃
暁星学園後援会 会長
加いただける予定です。例年、全国学校音楽コンクール等
の活動を紹介する一環として、小学校聖歌隊による特別演
奏会を開催いたします。今回は聖歌隊OBのメンバーもご参
で高い評価を受けている聖歌隊は学園を代表する一つの顔
桃の時節となり、暁星学園関連の皆様には益々ご清栄
桜 のことと存じます。この4月にお子様方のご入園、ご
でもあり、また聖堂での演奏はコンサートホール等でのも
入学で後援会会員となられました皆様も新しい生活リズムに
「天使のような」歌声を聞ける非常に貴重な機会となります。
慣れてこられたことと思いますが、あらためましてご入会に
引き続き学園食堂におきまして会員懇親会もございますの
心からの歓迎の意を表させて頂きますとともに、これからの
で、一人でも多くの会員の方々にご出席賜われますようお
学園と後援会活動へのご理解、ご協力をお願いいたします。
願い申し上げます。
のと違った、とても崇高で清冽な雰囲気の中で生徒達の
また3月のご卒業、ご卒園にあたり退会されました会員の皆
最後になりますが、息子の高等学校卒業に伴い、この総会
様にはこれまでのご献身に対し衷心からの御礼をさせて頂き
において私も会長職を退任、暁星学園後援会を退会させて頂
ます。特に長年にわたり常務理事会でご活躍をいただきまし
きます。思い返せば3年間、何一つ皆様また学園に貢献する
た副会長の佐藤順哉様ご夫妻と監事の小澤英二様ご夫妻、そ
こともできない会長ではありましたが、皆様に支えられ職務
して学年代表理事を務めて頂きました横川敏男様ご夫妻に
を終えることができます。会員また暁星学園関連の方々には
は、その寛大で真摯なご尽力に、後援会一同を代表いたしま
お詫びとともに心からの謝意を表させていただきますと共
して深甚なる感謝を申し上げます。
に、学園の発展のため今後も倍旧のご支援をお願い申し上げ
後援会では去る1月の新春文化講演会に駐日フランス特命
ます。私も一同窓生また後援会のOBとして陰ながら暁星学
全権大使フィリップ・フォール閣下を講師としてお迎えし、
園の発展を見守らせていただきます。ありがとうございまし
暁星学園に対する大きな期待のお言葉を賜りました。百年に
た。Je vous remercie pour tout. Thanks for everything.
一度と言われる世界的な経済危機の中、創立120年を迎えた
本学園が、その歴史の中で培われた実績から、混迷し多極化
する国際社会に貢献できる人材の育成を可能とする重要な教
育機関であることを証明して頂きました。皆様には、他の男
子校にはない最大の特徴であり、暁星学園の根幹でもある、
宗教と仏、英2カ国語の外国語教育を中心とした学園環境の
発展が不可欠であることを再度認識されたことと存じます。
その後の懇親会もロシャール教育担当官はじめ多くのご来賓
新春文化講演会・懇親会を開催
新春文化講演会でフォール閣下のお話に聴き入った先生と会員の方々
社会での責任と役割と義務をどう果たすべきかを多言語
習得による多文化理解で示し、同様に国際社会の中で重
春吉例の文化講演会と懇親会
要な位置を占める日本の進むべきひとつの方向性に言及
が去る1月23日金曜日、ホテ
しながら、創立以来一貫して仏英2カ国語教育による多
ルメトロポリタンエドモントに於い
言語主義を実践してきた暁星学園に対して、次世代の人
て開催されました。講演会講師には
材育成機関として貢献すべき意義と学園の変わらない教
秒刻みの公務の中、駐日フランス特
育方針の必要性を的確にまた簡潔に明示していただきま
命全権大使フィリップ・フォール閣
した。
新
下にご登壇いただき、「多言語併用
主義―フランス、ヨーロッパそして
講演中のフォール閣下
引き続き懇親会には、田上理事長先生、中木副理事長
先生、倉橋中学・高等学校校長先生、佐藤小学校校長先
日本」と題して講演を賜りました。また同大使館フラン
生、逆井幼稚園園長先生初め学園の先生方、同窓会の浅
シス・メジエール次席文化参事官にもご臨席賜りました。
尾会長、横山副会長、フランス大使館からジャン=フラ
フォール閣下は、ウイットとユーモアを交えながら、今
ンソワ・ロシャール文化教育担当官はじめ400人以上の会
フランスが、拡大するEUの中でヨーロッパを牽引する
員の方々にご出席を賜り懇親を深めて頂きました。ご参
中心的役割を担い、混迷する世界情勢と多極化する国際
加賜りました皆様に心から御礼申し上げます。
理事会の若返りで
事業の幅も広がる
業生が多数参加して下さり、それと同時にご婦人
までもが仲良く参加されたことが大変素晴らしい
ことであり、さすがは暁星ボーイと暁星を見直す
ことにもなりました。
次に理事会の構成メンバーを充実することでし
暁星学園同窓会
た。ボランティアで仕事の合間に同窓会の運営を
会長
行うのは、かなりキツイものがありましたので、
理事をお願いすることが大変厳しい状況でした。
学園創立120周年に合わせた記念事業も、新年
そこで今までほとんど交流のない運動部のOB
会の高橋淳さんの講演を最後に無事に終わりまし
会に理事の推薦をお願いすることで、運動部とも
た。高橋さんは、今も毎日のように大空を飛んで
少しずつ交流が始まりました。幸いにもそれを発
いる名パイロット、1940年卒で86歳の大先輩です。
端としていろいろなOB会からも呼びかけがあり、
実際の体験をもとに大変有意義で興味深いお話で
交流の輪が広がっております。
した。暁星の卒業生は本当に多士済々あらためて
現在の理事会では、今まで考えられなかった若
感じ入りました。この高橋さんが3月には暁星小
い理事が増えたことで、年寄り同窓会も解消され、
学校3年生の授業に来校、飛行機の話と暁星小学
年齢差の相当ひらいた理事会ができ上がって参り
校在学時代の体験談の
ました。これによって
話に子供達は興味津々、
当初の目標でした活性
男の子らしく飛行機に
化による事業の幅の広
詳しい生徒が沢山いて、
がりや、若手の行動力
質疑応答も楽しい時間
によって同窓生に対し
でした。
てのサービスの向上、
この120周年を一つ
迅速な事務処理の遂行
の契機として、20世紀
などが、まだ完全では
から21世紀の新しい時
ないものの、良い方向
代を迎えても、ほとん
に向かっていることは
ど変り映えもせず保守
現役最高齢のパイロット高橋さんの特別授業
明白です。
的で閉鎖的になっていた同窓会を何とかしなけれ
また、学園に対してもお互いの意思の疎通がま
ばとの思いがありましたが、数年前から同窓会の
まならないことも過去にはありましたが、今は非
活性化と若返りによる発想の転換をして理事会が
常に良くなっていることも大変喜ばしいことであ
動き始めました。
ります。これからも同窓会は、学園あっての同窓
先ず始めたことが卒業生の皆さんに同窓会の存
会です。場合によっては苦言を呈することもある
在をより多く知らしめる事、そしてその事業に簡
かと思いますが、暁星学園が社会のニーズに応え
単に参加ができるように、同好会を発足させまし
てますます発展することを祈念し、全力でサポー
た。これによって、今まで参加したことのない卒
トをして参りたいと思っております。
暁 星 学 園 報
第7号
発行日 2009 年6月1日
発行者 田 上 保 幸
発行所 暁星学園事務室