.物質の比重 査した研究によると 、 ウエルシュマウンテン・シエ ツ 比重という単語はよく目にする 。 これは 、 ある物 卜ランドなどのサラブレ ッ ド以外の馬たちでは体重に 質の密度(単位体積あたりの質量)と 、 基準となる 占める骨格筋の重さの割合は 42% であ っ たのに対 標準物質の密度との比率のことをいう 。 普通は標準 0 物質として 4 C の水が用いられる 。 つまり 、 比重が 0 し 、 サラブレ ッ ドでは 52% であ っ たという 。 測定さ れたサラブレ ッ ドの年齢やトレーニンク状態は不明 1 ということは 、 閉じ体積であれば 、 4 C の水と同 であるが 、 明らかにサラブレ ッ ドの骨格筋の割合は じ重さであることを意味する 。 比重が 1 よりも大き 高 L 、 。 新生子馬においては 、 サラブレ ッ ドの骨格筋 ければ、その物質は水に沈む 。 比重の重い金属とし の重量比は 36% だ っ たので 、 成長とともに筋肉が発 ては金が知られており、純金の比重は 19 . 8 である 。 達してい く ことがわかる 。 これは、純金は水の 19 . 8 倍重いことを示している 。 .サラブレッドの比重 人間の比重については 、 0.923 ~ 1.002 あるいは JRA 競走馬総合研究所が調べた成績によると 、 サ ラブレッドの成馬は子馬に比べて、四肢の上部の筋 肉、 たとえば前駆の筋肉でいうと広背筋・僧帽筋・ 1.003 などといわれており 、 データの出典によ っ て多 上腕頭筋など 、 後駆でいうと中啓筋・大腿二頭筋・ 少の違いがあるようである 。 一方、サラブレ ッ ドの 半腿半膜様筋などが発達していたことがわか っ ている 比重を求めた JRA 競走馬総合研究所の成績による ( 図1) 。 サラブレ ッ ドは長い肢の先端の方をできるだけ と、 その比重は 0 . 95 であ っ たという 。 いうまでもな 軽く し、 肢を実質的に動かす上部の大きな筋肉を周 く水の比重 1 よりも小さいので、普通であればサラ いることで速く走るわけなので、成長に伴 って観察され ブレ ッ ドは水に浮くことになる 。 た筋肉の発達変化はリーズナフルな変化といえよう 。 比重 0 . 95 の物体力、>k に浮いている時 、 水に沈んで 馬の体の重心位置は 、 横から見ると体のほぼ真ん いる部分の体積は全体の 95% である 。 つまり 、 浮い 中 、 解剖学的にいえば 、 第 12 肋骨の後縁あたりに ている部分の体積は 5 % ということになる 。 サラブ ある ( 図 2 ) 。 馬術関係の成書などに 、 馬の重心位置 レ ッ ドの体全体の密度が均ーであるとすると(均一 は腹帯のあたり ( 第 4~6 肋骨あたり ) であると書いて ではないカず )、 体重 500kg の馬の 5% は 25kg である 。 あるのを見かけることもあるが 、 これは明らかな間 サラブレ ッ ドの頭の重さは 20kg 強なので 、 頭 1 つ分く 遣いである 。 サラブレ ッ ドの骨格筋はよく発達して らいは浮かぶ計算になる 。 おり 、 特に後肢の筋肉量は多く 、 .サラブレッドの体の構成 方、 サラブレ ッ ドに限らず 、 動物の体はいろいろなも のから構成されている 。 すなわち 、 筋肉・骨・内臓 などである 。 馬の体の骨格筋や骨などの構成比を調 そのため重 \'\ 0 - 胸部は横から見ると大きいので、 相当重いので はないかと感じられる 。 し かし 、 大きく見える胸部 は 、 内部の大部分を占めるのは肺である 。 肺はスポ ンジ状で大変軽 L 、 。 したが っ て 、 全体として見ると 胸部の重さは相対的には軽くなるというわけである 。 第 4 12 図 肋 2 骨 のウ 後マ 縁の に重 あ心 るの 。位 およそ 企図 1 サラ フレ γ ド は成長とと も に 、 前 駆では広背筋 ・ 僧帽筋・上腕頭 筋 な ど 、 後駆 で は中 殿筋 ・ 大腿 ニ頚筋 ・ 半腿半膜様筋 などか発 達していた。 4・ 樹園 田町- 輔 副 , .刊 から事 I 1純
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