34症例における立位骨折整復術後の短期間および長期間の結果

軽種馬育成調教センター 軽 種馬診療所
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34症 例 における立位骨折整復術後の短期間および長期間の結果
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はじめに
混透性 ドレープを中節骨 の高さに3xきま
無西野を作 るためィく
した (図1)。 ラグスクリュー回定 は過去に報告 された方法で
英国のサラブ レッド抗た馬において、1カ )J聞1頭あたり
行 い、内側類i折 は外側か らのアプ ローチで実施 しました。
の甘'子
発i率 は115%と 推;卜
されていまえ 第二Ⅲ手骨およ
びⅢ足十 の標部骨打 と基節骨 (第一指骨 ll骨)の 矢状骨
折 は、一 般 的な竹折部位 として知 られてお り、ある調査で
馬 の種類、性 別、年齢 、手術 日、‖折部位、は肢の位置、
ラグスクリュー の本 教、 入院中および手術 中の 合併 41、 関
は競走馬の傷害の145%と 104%を 高めると年
に■されていま
丸 その治掠 には外科手術が実施 されますが、全 L7麻酔下
での骨折墜復 は比較的高 い麻酔田道死のリスクを伴 い、第
二中足骨内側顆の期部骨折回定後に、骨折線の近位方向へ
の仲長を原因とした悲椋!的な信折が起 こることもありまV元
一方、過去10年で、全身麻口
々ドか ら立位鎮部下で実施す
るようになった外科手niは件牧、和頌ともに増加 してお り、
連 のある病雄 について、病院の記録か らn3査しました。また、
レー シングポストウェブサイトでの競 走成績、手術 か ら出走
までのチ
喝円について訓べ ました。 全ての馬について、馬二 ま
たは調教 miに電 話 でアンケー トを行 い、li後に異常 が な く
なったか、前 教に後帰 したか、競 たに復帰 したか、 レース
で 3者 以 内 または勝 ったか、 最終 的 な馬 の 行 く末 につ いて
の剛き取 りを行 いました。
また、比破対月
1とするために、Rossdales馬病 境で2006
立併での骨折整復術 についての報告 もありまれ 第二中手
年 1月 1日か ら2010年12月31日までに同 じ術 者 により、全身
■お よび中足骨内側順の螺旋状縦骨折 の4症 例と第二中手
麻 酔下で同 じ部位の骨折 を手術 した馬 に関 しても同様 の rl
骨お よびⅢ足骨順部骨折 のい症例における報告では、いず
査 を行 い ました。
れも結果は良好でした。
この,F究では、Rossdaに
s馬 病院において、立l‐
鎮部下
で球 宮
伊の行折整復をした症例の結果およびそれ ら症例の短
期出か ら長期間の追跡調査 の結果を報告しま丸
2 方 法
R o s s d a l e s 馬病 「
. で 2 0 1 1 年6 月 1 日までに1 人の納i 者によ
り、立位鎮部 下で ド版 部骨折 を整 復 した今ての馬 をこの' F
究 に用いました。
図 対 立 位 鎮 静下 で の骨折 整 復
無菌野を作るために業部同国に不浸遷性 ドレープが置かれ 近 位部に無
須 D l l W R 苗包申を巻きまキ
術 野 へ の汚染 防止を合入りに行 い、患 版 と刊l P l の
にカテーテルを留世 し、手術3 0 分前にデ トミジンとブ トルファ
ノールを静脈 内投与 して、対 続 的 な鎮 部 を得 ました。 術 者
3 結 果
は忠 肢 と同側 に位置 し、毛 X u りは肺 冠 か ら手根部 にか けて
行 い、前肢 は H i g h 4 、後破 は H i g h 6 ポイント和Ⅲ
経 ブ ロッ
1 ) 対 象馬
クを実 施 し、 さらに局所l l T 酔
を省 Ⅲ位部 で輪状 に行 いまし
3 4 頭の競走汚がこの切F 究の対 象 となり、サラブ レッドが
た。術 町 の近位部か ら枕付 まで は1 〔
西粘 希性 包帯で被 い、
3 0 頭 ( 8 8 2 % ) で 、 残 りの 4 頭 ( 1 1 8 % ) は アラブで した。
OX‐
ユス
人日〕子が最 も多 く(14頭、412%)、
基節骨 のイく
先 全矢】
続い
て第二中手‖ のタト仙1願官打 (12頭、353%)、 第二 中手骨 の
8頭 (司727%)、 内 側 類2頭 (同40%)で した (表 1)。 1,後
の初出走 デー タは2 0 頭中1 5 頭について判明 し、手術 か ら平
206%)、 第二 十
内lHl順
骨折 (7頭 、
lr姉 の外 lnl 骨折
l「 (1頭 、
均2 2 6 日 ( 7 4 ケ月、幅 1 4 3 ∼4 3 3 日、9 5 % 信 頼 区阿1 7 7 ∼2 7 5 日)
29%)の
グスクリューで雅復 されました。そ の他は2本 9頭 、3本 9頭 、
で誠走後帰 しました ( 表1 ) 。術後の競走成績 は2 0 頭全てで
得 られ、1 2 頭 ( 6 0 % ) は その後 少な くとも1 レ ースで 3 者 以
rlでした。
4木 2」
内 または F j 利しました。 なお、長期 とは競 定後 l ‐
後 の競 走
2)規 期追跡 調査
馬 としての期 間で丸
川
Rで した。 また、 多く(14頭、412%)は
1本 のラ
30頭 は周納i期に出題 は起 こりませんで した。1頭 は内科
5 ) 比 1 交対l R 馬
治 rrfに
反応せ汽 術後 10日に 盲腸破 裂 により安 栄ク
ビが選択
Rossdaに
s ヽ 病 r c で2 0 0 6 年1 , 1 1 日か ら2 0 1 0 年1 2 月3 1 日ま
ldに 感染性 の大 腸 炎が 発
されました。 2111は術後 に C dl■
でに同 じ1 1 者により、全身麻 酔 ドで3 9 頭が 手術 を受 けまし
■ しましたが、両症例 とも内科治凍 により可復 しました。1
た ( 表1 ) 。1 9 頭 ( 4 8 7 % 、 9 5 % 信
頭 は包帝 による怪 度 の納創 が 発生 しましたが、消14に より
手 術 後 に競 走複 帰 し、 手 術 か ら平 均3 0 8 日 ( 1 0 1 ケ月、 l r t
し復 しました。 な方、短刃jの調 査期 間 とはli前か ら術 後告
1 3 5 ∼5 ‐
4 日、9 5 ●
. 信 順区田2 5 6 ∼3 5 9 日) カ ウヽり、 これ らの
理 までの入院別 阿で、2週 阿か らlヵ月程度で坑
馬 と比べ て立位 で 手術 した馬 は平均8 1 日早 く競 走復 帰 しま
3)Ⅲ 朗追跡調否
した ( P = 0 0 2 7 ) 。
順 区問3 3 0 ∼ 6 4 4 % ) 1 ま
33Hrが無手 に退 院 しました。 3頭 は手術 か ら十分 な,明問
が経 過 していないため、追跡デー タは回収 で きませんでした。
4 ま とめ
残 りの30頭 は速歩での歩様 に央■が なく、 28頭 は前教に復
せ 点 一 度前教 を開
帰 しました。 3頭 は息版の販 行 がll17消
立位における骨折1“復術 は、全身麻酔下における骨折整 復
始 した ものの引退 しました。 4頭 は訓教 を開始 しましたが、
術 と比べ て、競た復帰キ および手初iか ら城 た までの期 出に
能力の欠加 により引退 しました。 1頭 は前教に復帰 しました
ついて良好なili米が 得 られました。 この立位 での 手技 は全
が、 その後の道跡が出来 ませんで した。 なお、 中期 とは退
院か ら城 走複帰 までの朝 円でチ
L7麻rtが抱 えているリスクを回逆で きるといった強みを1すつ
一方で、感染や人H3の安 全などの 題が危慎 されましたが、
世」
4)長 刃j道跡 調査
この調査では‖J担は発生 してお ら式
また過去 にも報告 され
4頭 は進 跡 で きなか った、 または 十分 な期 間が 経 過 し
ていません。立位鎮静下 での下腋 部 の骨折整復 は、 清棟法
て い ない ため、 枕 走 成 ll lの
調 査 か ら除 夕│しました。20頭
の 選択 肢 の1つ として非常 に有用 と思 われ ますが、手 li用
(667%、 95%信
順区問498∼ 835%)は
競 走復帰 し、各
行折刊`位別では、来節骨10頭 (その部位 Ⅲ714%)、 外側順
施設 と笥度な技1,が要求 され る術者の経験が必要 不可欠で
あると考えられました。
表 1 骨 折部位 と術後の競定成績
堆複方法
1す
〕予
i卜l
性タト
頭抜
不 "ヽた jl数
ネl l ■の
不先企矢状‖打
立位ダ【‖
分三中手‖および
足‖外仙l 類付折
10
分三中手‖および
+ 定 ■内仙Ⅲ
町■打
=術
10
14
11
19
99
16
103
芥三中手1 1 および
Ⅲ足■夕ヽ
l U 町1 寸
折
第二 1 手 1 1 および
中足■内l U 肘[ 丹折
り
l E 節目の
不完全矢, 快
打
可" i
イ
ヽ身 fll t
r術 から出たまで
の平均円1い
,(,")
出た" 〔
依
104
後か ら十分 なlllい
1が稚 過 して い な い ま たは也跡前杢が 出】│な くて険外。
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