センター年報 2004

武 庫 川 女 子 大 学
情報教育研究センター年報
2004
Institute for Educational Computing and Research
武庫川女子大学 情報教育研究センター年報
2004
巻頭言
ネット環境の普及と就職活動
情報教育研究センター長
濱谷
英次
1.情報教育における「2006年問題」とは何か…………………………………………………………………………………1
情報教育研究センター長
濱谷
英次
2.LMSを利用した学習支援 ò
1 …………………………………………………………………………………………………7
情報教育研究センター研究員
小野賢太郎
3.情報基礎教育のレディネスとなる学習目標リストの作成…………………………………………………………………9
―大学入学者に実施するプレイスメントテスト開発のための目標分析―
情報教育研究センター研究員
中野
彰
4.Java 3 Dによる3次元グラフィックス教育の提案 …………………………………………………………………………16
情報教育研究センター研究員
福井
哲夫
5.講義収録システムによる教材作成とコンテンツの活用……………………………………………………………………26
―短大食生活学科における取り組み―
情報教育研究センター研究員
松浦
寿喜
6.ユーザビリティを踏まえた学習支援システムの構築………………………………………………………………………30
情報教育研究センター助手
岡田由紀子
センター関係諸規程
É武庫川女子大学情報教育研究センター規程………………………………………………………………………………43
É武庫川女子大学・武庫川女子大学短期大学部情報処理教育委員会規程………………………………………………44
É武庫川学院キャンパスネットワーク運営委員会規程……………………………………………………………………45
É武庫川学院キャンパスネットワーク運用規約……………………………………………………………………………46
GGG 巻
頭
言
ネット環境の普及と就職活動
情報教育研究センター長
濱
谷
英
次
インターネットという言葉が一般社会に定着するようになって、まだわずか十数年しか経ていないが、
社会全体に与えた影響の大きさは計り知れない。IT産業というときには、殆どの場合、インターネット
と何らかの関係をもっている。また、インターネット利用料は世界的にみても最も安い状況が実現して
おり、家庭でのインターネット利用率は急上昇した。大学においても、こうした社会環境の変化に呼応
して、キャンパスネットワークの構築とインターネット利用環境の整備を行ってきた。さらに、教育内
容も専門分野により濃淡はあるが、情報環境を活用した取り組みが活発になっている。
こうしたインターネットという仕組みが急速に広まるきっかけになったのは、研究者のティム・バー
ナーズ・リーが研究情報の共有の容易化を目指してWebの仕組みを提案したことに始まる。それに続き、
文字情報に加え、画像なども同一画面に表示できる「MOSAIC」という今日のブラウザのルーツに当る
ものがイリノイ大学のマーク・アンドリーセンらによって開発され、広く一般に公開されたことで急速
にWebの世界が実現することとなった。
このWebの世界では、インターネットに接続された多数のコンピュータに蓄積されている電子情報に、
ブラウザを介して簡単な操作で短時間にアクセスできる。利用者は、リンクという機能に支えられるこ
とによって、自分の関心や興味の赴くまま、次から次へと情報の世界を渡り歩くことができる。こうし
た事態は、それ以前の状況を知る者にとっては、驚愕の事態であった。しかし、今日の若者にとっては、
至って日常の風景にしか過ぎない。さらに、携帯電話の普及により、モバイル環境からインターネット
の世界にアクセスできるようになった。画面上の「ボタン」を選ぶだけで、歩きながらでも海外の情報
にもアクセスできるのである。興味のある情報を「ゲット」するには、目と指だけを動かすだけでよい
のである。まさに、利便性の極致といってもよい状況である。
この操作感覚は、操作の快適さに裏付けられているだけに、一度知ってしまうと、いわゆる「ハマっ
た」状況になる。そして、意識としては、世界中のあらゆる情報を手にしている気分になる。図書館で
文献や雑誌を検索したり、実際に足を運んで資料を手にする行為に較べると、遥かに「効率的に見える」
のである。それは事実の一部ではある。しかし、Webという仕組みで、情報がどのように発信されてい
るかを学び、また、グラフィックスソフトを使うと、夕闇の風景でも日中の風景に変えたり、人の髪の
毛の色を黒色から茶色に変えることが簡単にできることを知っていると、指の操作だけで次々と画面に
表示される映像を、「素直に」受け止めてよいのかどうかを「問う」瞬間が復活する。しかし、それでも
なお、チャットや電子掲示板に書き込まれたメッセージから、自分の期待する人物像を相手にイメージ
したり、メッセージの文字に過敏に反応することは、インターネット利用者の多くが経験しているので
はなかろうか。
このように考えてくると、就職活動の際に、オンラインの就職情報サービスに登録することで、条件
に適う企業情報を短時間で手に入れたり、複数企業へのエントリーシートを一括して行ったり、あるい
は、画面上で職業適性診断を受けたりすることで、就職活動を熱心に行っているという錯覚を学生が持
つ可能性も大きい。オンラインの就職情報サービスは、確かに多数の企業情報を提供してくれるが、そ
れはあくまで企業自身が発信している情報であり、第三者による判断が加わったものではないことが見
落とされやすい。つまり、都合の悪い情報は発信されないのである。と同時に、こうした就職情報サー
ビスは、大規模な個人情報収集のシステムであることも忘れてはならない。
こうした制約が付随することを十分に承知した上で利便性を生かしつつ、足を運び、自ら人と会い情
報を求めてゆくという本来の就職活動に取り組ませるには、情報リテラシー教育の面でも、更なる創意
工夫が必要であること意味していよう。
情報教育における「2006年問題」とは何か
濱
谷
英
次
あるが、情報機器の操作や基礎知識を学ぶ機会が保障
1.はじめに
された訳であるから、この点では改善といえる。しか
現在、多くの大学で話題になっているのが「2006年
し、現状の高校における情報教育は、むしろ大学教育
問題」である。高校において、2003年度から実施され
における情報基礎教育の構築という点では深刻な影響
た新指導要領のもとで教育を受けた高校生が2006年度
を及ぼしかねない。
には大学に入学する。新指導要領では学習内容が、従
例えば、3科目から選択となった「情報A」、「情報
来より約三分の一減っているという。このことから、
B」、「情報C」の採択状況は、表1(注1)のようになっ
2006年度入学生の基礎的学力が全般に低下することに
ている。
加え、一層の多様化が進むことにより、大学教育の質
表1
的維持が困難になると予想され、こうした状況全般を
情報A・情報B・情報Cの採択率(単位%)
指して、「2006年問題」と一般に呼ばれている。
情報A
H17
ところで、この「2006年問題」を情報教育という視
75.4
10.6
14
情報B
点から見るとき、別の側面があることが分かる。すな
情報C
わち、前述の高校新指導要領では、教科「情報」が新
H16
81.7
H15
83.8
8.4
9.9
設され、「情報A」、「情報B」、「情報C」の3科目から
いずれか1科目を選択履修することが義務付けられた
のである。この結果、全国の国公私立いずれの高校で
0
20
40
7.6 8.6
60
80
100%
も、教科「情報」を実施している状況が生まれ、従来
よりも情報リテラシーレベルの向上が期待される。し
表1から分かるように、この3年間で情報Aを採択
かし、各種の調査によれば、むしろ多様化の度合いが
する率が年々低下しつつある。このことは、平成18年
進み、大学での情報基礎教育が従来通りには実施でき
度以降の新入生の情報に関する学習知識は一層分散化
ない可能性が高いことが明らかになりつつある。この
することを意味している。
事態は、情報教育における「2006年問題」と呼ぶこと
選択対象となっている科目の目的とするところも、
ができるが、予想される事態通りになるとすれば、相
情報Aでは、情報活用の実践力であり、情報Bでは、
当の覚悟で大学の情報教育を再構築する必要が生じる。
情報の科学的な理解、情報Cでは、情報社会に参画す
本稿では、この情報教育における「2006年問題」に対
る態度となっている。いずれも情報リテラシーの枠内
する対応策について考察を行う。
にあるとはいえ、学習の重点の置き方に違いがある。
従って、情報 A に対し情報 B や情報 C を学んだ学生の
2.高校の情報教育の現状
割合が増加するにつれ、新入生の情報リテラシーの分
2003年度から実施された新指導要領では学習内容が
散化傾向は顕著になると予想される。
さらに、情報Aを学習した場合でも、高校での指導
従来よりも圧縮されたことにより、基礎学力に対する
不安が指摘されているが、一方で新たな教科として
の中身は、学校や担当教員により異なるであろう。
この点について、日本情報教育開発協議会( JA
「情報」が設けられたことは、情報化の進む現代社会
DIE)が調査した結果が興味深い。
を反映したものといえる。一般論としては、情報リテ
ラシーの向上が期待できるはずであるが、各種の調査
この調査では、西野ら(注2)が初等・中等教育にお
を踏まえると、こうした期待を持つことは難しいよう
ける情報教育の内容を3領域、16分野、72項目に分類
に思われる。
を行っている。(表2)
確かに、従来は高校では系統的な情報教育は実施さ
れていなかったのに対し、3科目からの選択必修では
Eiji HAMATANI 情報教育研究センター長 心理・社会福祉学科教授
What is“2006 year problem”in information education?
−1−
表2
学習
領域
実
践
的
・
応
用
的
な
学
習
領
域
基
礎
的
・
系
統
的
な
学
習
領
域
情報教育の学習領域・分野・項目
学習分野
学
習
項
ア.情報の特性
イ.情報の受発信とその手段
問題解決と情報
の活用
ア.問題の発見と明確化
イ.問題解決の過程と評価
ウ.情報の統合と創造
エ.情報の受信・発信共有
オ.グループプロジェクト
情報の収集と
整理
ア.情報収集の手段と方法
イ.情報検索
ウ.情報の整理と選択
情報の加工
ア.情報の加工
イ.ワープロソフトの利用
ウ.表計算ソフトの利用
エ.情報の分析と評価
情報の発信と
評価
ア.情報発信の工夫
イ.情報発信にともなう留意点
ウ.情報の評価と更新
情報の
ディジタル表現
ア.情報と情報量
イ.アナログとディジタル
ウ.文字と数字の表現
エ.図形と画像の表現
オ.音の表現
カ.動画の表現
キ.データ圧縮
ア.アルゴリズム
イ.データ構造
ウ.プログラミング
エ.ソフトウェア
モデル化と
シミュレーション
ア.モデル化
イ.情報の表現と利用
ウ.シミュレーション
エ.データベース
情報機器
社
会
的
・
総
合
的
な
学
習
領
域
ア.情報表現の工夫
イ.イメージプレゼンテーション
ウ.サウンドプレゼンテーション
エ.マルチメディア表現
オ.プレゼンテーションの企画
カ.プレゼンテーションソフトの
利用
キ.プレゼンテーションの実践・
評価
情報の
定式的処理
ア.情報システムの普及
イ.学習方法の変化
ウ.労働形態の多様化
エ.電子政府
オ.電子商取引
情報社会の
問題点
ア.情報ネットワーク社会
イ.情報格差
ウ.有害情報
エ.個人情報の流出
オ.身体的な影響
コミュニケー
ションの拡大
ア.コミュニケーションとその変遷
イ.情報表現の多様化
ウ.通信手段の使い分け
エ.情報の受信・発信
オ.メディアリテラシー
情報社会におけ
る個人の役割
ア.情報の信頼性と信憑性
イ.情報の管理とセキュリティ
ウ.インターネットと犯罪
エ.ネットワークの安全利用
オ.知的財産権
目
情報の特質と
情報手段
情報の表現
情報社会の進展
西野らはさらに、表2に示した72の学習項目につい
て、その72項目がどの程度学習されているかを4都府
県27高校について調べている。その結果、 最高は71
項目、最低は9項目、平均で40項目、標準偏差が16
となっている。
この結果を踏まえるならば、平成18年度の新入生の
教科「情報」での学習状況は、項目数にして、24∼56
項目を学んだ比率が約三分の二を占め、24項目未満し
か学んでいない学生が約17%、56項目以上学んだ学生
が約17%ということになる。これは、統計的な面から
の予測であるが、3科目のうちのいずれの科目を学習
したかということ以上に、新入生の情報リテラシーは
多様化することはほぼ間違いない。
3.大学教育としての情報教育の再構築
前節までに述べたことからも分かるように、大学教
育の入り口段階での情報リテラシー教育の再構築が急
務となる。すなわち、
ア.コンピュータの構成
イ.コンピュータの動作とOS
ウ.入力装置
エ.出力装置
オ.記憶装置
カ.周辺機器
情報通信
ネットワーク
ア.情報通信ネットワークの仕組み
イ.標準化と通信プロトコル
ウ.インターネットの仕組み
セキュリティ
技術
ア.認証とパスワード
イ.暗号化の仕組みと応用
ウ.アクセス制御とファイアウォール
エ.不正アクセスの防止
É新入生の情報リテラシーの多様化
への対応可能な教育の実現である。
本学では平成11年度から情報基礎教育の再構築に取
り組んできており、平成13年度には全学規模での教育
体制を確立し、今日に至っている。しかし、平成18年
度(2006年度)以降は、一層の工夫が情報基礎教育に
求められる。本学のこれまでの取り組みの概略を表3
に示す。
−2−
表3
年度
つつある。例えば、
本学の情報基礎教育の取り組み
Éプレゼンテーション能力を低学年の段階から習得
取り組みの主な内容
させたい。
11
現状分析(専門と基礎の重複)
12
新カリキュラム検討、外部委託の試行
É論文の書き方を早くから教えて欲しい。
13
全学規模で情報基礎教育体制確立、補習実施
É統計に関する基礎知識とデータ処理の仕方を学ば
14
テキスト等の改善
15
多様化に対応し、補充講座の開講
ÉWeb作成能力をつけたい。
16
習熟度別講座編成(2段階)
Éグラフィックスデータの加工を習得させたい。
17
クラス分けテストのオンライン化
せたい。
これらは、いずれも学科専門での教育の一層の充実
本学の取り組みの特徴としては、
を図ろうという思いから出たものである。こうした要
1年前期に「情報活用の基礎」(必修)の設定
①
望が強まってきたこと自体、初年次での情報教育の成
É全学部の学生に受講を義務付け
果が浸透してきたことの証左であろう。勿論、社会の
1年後期に「情報活用の応用」の設定
②
情報化を踏まえた各学科での専門教育の対応という要
É学科専門との接続性を踏まえ、設定の可否、受講
因が根底にあることはいうまでもない。
の必修・選択を学科で決定
現状では、こうした要望は1年次後期科目の「情報
「情報活用の基礎」、「情報活用の応用」について
③
活用の応用」で、ある程度実現させてきているが、さ
は専任教員と外部講師による役割分担
らに1年次前期の段階でも、具体化できないかという
É日常の指導は外部の専門講師(外部委託)
思いが強まってきている。しかし、前期科目は多様
É評価や単位認定、学生指導は専任教員
化・分散化している新入生の情報リテラシー能力を一
「情報活用の基礎」の補習の実施
④
定水準以上に揃えることが、第一の目標であるため、
É学習目標に到達できない場合
学科からの期待を現状のままで反映することは難しい。
É出席状況が一定条件を満たさない場合
とはいえ、既に数年にわたり情報基礎教育の確立に
上記の場合、受講を義務化し学習の徹底
努力してきた経緯を踏まえると、学科専門との接続性
習熟度別講座編成による多様化への対応
⑤
は大学教育として大きな意味合いを持つため、何らか
Éプレイスメントテストの実施
の創意工夫を模索する必要がある。
Éテストのオンライン化
こうした状況は、情報基礎教育に対して、学科専門
⑥ プレイスメントテスト問題のDB化
の立場からの期待や要望が多様化してきた結果ととら
Éテスト問題の独自開発
えることができる。とすれば、今後の情報基礎教育は
É将来は診断テストとして活用
2つ目の「多様化」にも対応を迫られることを意味す
る。
このように、本学においては既に学生の情報リテラ
シーの多様化・分散化に対応した教育体制が確立され
4.2つの多様化へ対応
ているといってもよい。学生自身による授業評価も良
ò
1
新入生の情報リテラシーレベルの分散化
好で、全学の全ての科目の平均点を上回る結果がでて
最初の多様化に関して「2006年問題」というときの
いる。また、外部の組織が2004年度実施した学生の満
意味合いは、高校で教科「情報」を学んだ学生が入学
足度調査(注3)では、調査対象となった大学の中で、
することにより、情報リテラシーレベルが分散化し、
「情報処理教育」の項目でトップとなっている。「情
従来の情報教育では対応できなくなり、見直しを迫ら
報処理教育」という以上、学科専門も含まれるが、1
れる状況を指していると考えられる。しかし、この捉
年次での情報基礎教育体制の確立が相当影響している
え方には、教科「情報」の学習成果に相当程度のバラ
と推測される。
ツキがあることが前提になっている。確かに、本稿2
現状では、学生の状況を踏まえた情報基礎教育が実
節でも述べたように、平成18年度の新入生の情報リテ
現していると判断できるが、新たな課題も提起されつ
ラシーが一層分散化すると予想させる事象が指摘され
つある。
ている。
本学の場合、こうした情報教育の全般的な在り方は、
けれども、この議論はあくまでも高校生の全般的な
学科代表委員を含む情報処理教育委員会で議論される
状況に対して言えることであって、例えば、本学の平
が、近年学科専門の立場から基礎教育への要望が増え
成18年度の新入生が、こうした全般的な状況と類似す
−3−
るのかどうかは、現時点では断定できない。分散化と
る。すなわち、1年次の情報教育は、その後の専門教
いう意味では、過去数年間、入学直後に行っている情
育での基礎となる知識・理解・技能などを習得するこ
報リテラシー調査で、年々平均値が上昇してることや、
とが主眼となる。これは、大学を受ける上での「教養」
分散化の度合いが高まっていることが集計結果から得
としての意味合いが強い。従って、全ての学生が共通
られている。
して学ぶ内容が中心となる。
こうした点を踏まえると、2006年度になった時点で
一方、学科専門からの要請としての内容は、全ての
初めて多様化が顕在化するのでないということである。
学生に対して共通して学ぶべき内容というよりも、専
確かに、教科の一つとして学習経験を持っていること
門基礎という意味合いでの学習が期待されるところか
は、現在の大学生が高校生であったときよりも、系統
ら、具体的なカリキュラムとして位置づける場合、関
的な理解や技能は進んでいるかもしれない。その点で
係する学科向けの講座を設定することになる。1学科
は、これまでの新入生よりも平均的な情報リテラシー
のみが必要とする内容であれば、学科独自科目として
レベルは向上しているであろう。そうであったとして
の開講が現実的であろうが、複数学科に共通する学習
も、「2006年問題」と呼称するほどの大きな変化が起
目標であるならば、関係学科向けの共通講座として科
るとは考え難い。繰り返しになるが、既に現状でも相
目を設定することが可能になろう。
当程度分散化しており、そうした状況への対応を行っ
こうした学科専門からの要請や期待の背景には、学
ている。
科独自に開講する場合の講座数の制約や指導者確保の
「2006年問題」ということで、事態を過小評価しな
面で困難を伴う場合が多いためと思われる。
いまでも、過大評価しすぎると事の本質を見誤る虞が
例えば、統計の基礎知識やコンピュータを用いた処
ある。重要なのは、受け入れた学生の情報リテラシー
理方法の学習などは、処理結果の解釈に当該学科の専
の状況を、できるだけ精緻に把握分析することであろ
門的知識をあまり必要としないのであれば、全学的な
う。とはいえ、カリキュラムは前年度に決定せざるを
教育の一環として、講座を設けることが現実的と考え
えず、新入生の状況を的確に反映できるのは、2007年
られる。
度になる。しかし、実情が分かっているのであれば、
統計に関する教育の場合、一つの学科内においても、
その年度の授業でも指導に反映することができ、現実
学科の学生が全員必要とするとは限らない場合も多く、
に適した教育が実現できよう。
それだけに学科独自の科目設定が困難な場合もある。
従って、入学直後に行う情報リテラシーに関する調
こうした事情を抱える複数の学科があるのであれば、
査が重要な意味を持つ。本学では平成16年度より1年
全学共通的な教育の機会を具体化することは、大学全
前期科目「情報活用の基礎」を習熟度別講座編成で行
体の教育の質的向上の面でも寄与すると思われる。
うことになり、プレイスメントテストという位置付け
5.多様化対応のロードマップ
で実施している。このテストを、単にクラス分けの判
断材料としてのみ活用するのではなく、新入生個々の
教科「情報」を学んだ高校生が、どのような情報リ
情報リテラシーレベルを診断することを目的として、
テラシーを身に付けて大学へ入学してくるのかは、平
テスト問題の最適化を図る必要がある。この点につい
成18年度になって初めて明らかになる。しかし、既に
ても、平成16年度より従来のテスト問題の分析を行い、
述べてきたように、大学入学時の情報リテラシーレベ
高校の学習指導要領や大学教育として期待される情報
ルの分散化傾向は明らかになっており、今後、この傾
リテラシーレベルなどを考慮しながら、オリジナルの
向が一層顕著になる可能性が高い。こうした認識のも
問題を作成し、データベース化を図りつつある。
とに、もう一つの多様化も含めた対応を検討してみよ
う。
ò
2
学科専門からの情報教育への期待の多様化
なお、以下の対応では、実際の指導は外部の専門講
師に委ねること(外部委託)を前提にしている。
情報基礎教育が制度的に整備され、実践を重ねるに
つれ、上級学年での情報リテラシーも、一層の改善を
ò
1
図りたいという期待が高まる。従来は、2年次以降の
習熟度別講座編成
学年で行っていた指導の一部を、可能ならば1年次で
本学では既に平成16年度より1年次前期の「情報活
教育しておきたいと思いが強まることは、自然な流れ
用の基礎」について具体化している対応策である。名
であろう。
簿上のクラス単位の指導では、前提知識や技能の差が
具体的な例については3節に示したが、こうした期
大きくなるにつれ、学習進度の維持や学生対応で困難
待は、1年次に行う情報教育の前提とは異なる点があ
が増しつつあった。このため、同一学科内の複数クラ
−4−
スを、プレイスメントテストの結果に基づいて、「ア
評価基準が提示できるかどうかが問われる)
ドバンスクラス」と「ベーシッククラス」の2段階に
ò
3
分けて、授業クラスを構成することとした。従って、
名簿上のクラスは解体し、学生はテスト結果に基づく
学習ユニットの導入
習熟度別講座編成に加え、専門教育との接続性の改
授業クラスに参加する。
善の意味で、1年次前期科目でも学科専門の期待する
この対応の長所としては、
内容を反映できるようにしたものである。
①
従来よりも学生の状況に応じた指導が可能
②
結果として学習効果の改善
習項目を見直し、その中のいくつかの項目については、
③
学生の満足度の向上
明示的に指導内容に違いを出すことで、学科の要望に
学習ユニットとは、従来の「情報活用の基礎」の学
などがある。
少しでも応えようとするものである。
一方、短所としては、
①
学習ユニットの考え方を図示すると、図1のように
出席状況や成績について、授業クラスのデータか
なる。
ら名簿上のクラスへの転記という実務が発生
②
図1
プレイスメントテスト結果で、境界付近の学生に
不満が残りやすい。(「ベーシッククラスに入ったが
学習ユニットとは
2A
アドバンスクラスで学びたかった。」、「アドバンス
4A
5A
2B
4B
5B
ユニット1
ユニット2
ユニット3
1
クラスに入ったが自信がないのでベーシッククラス
3
で学びたかった」など)
③
3段階以上の習熟度別講座編成は難しい。
これは、アドバンス、ベーシックの両クラスともシ
図1では、数字は第何回目の授業であるかを表す。
ラバスは同一にしており、科目名も同じになっている。
具体的には、学習項目は同じになっており、各項目を
図では、第2回目、第4回目、第5日目がそれぞれ学
学習する際、演習を行う問題のレベルや問題数が異
習ユニットになっており、ある学習項目について、学
なっている。従って、3段階以上にした場合、同一の
習する細目の構成が異なっている。例えば、第2回目
科目名、同じシラバスで行うことは、教務上無理が生
で「統合文書」という学習項目であった場合、Word
じる。
とExcelの両方を含めて学ぶが、2AではWordに重点
また、3段階以上に講座編成を行うことは外部委託
が、2B では Excel に重点がある。実際の授業計画で
する際の契約内容がより細かなものとなり、一般には
は、各学習ユニットは最低でも2回の授業が配当され
経費の増加を招く。
る。次年度計画では、学習ユニットは、前述の「統合
文書」の他、「プレゼンテーション」、「総合課題演習」
ò
2
1年次後期科目「情報活用の応用」の見直し
を予定している。その他の学習項目は、いずれのクラ
スも同一内容を学習する。
学科の専門教育との接続性を保証するため、必要と
なお、各学習ユニットの選択は、個人単位ではなく、
する学科は、この科目を設定している。この科目も、
学科で決定する。
前期の「情報活用の基礎」同様、外部委託で実施して
学習ユニットの長所は、
いる。
現状の「情報活用の応用」の内容は、学科の特色が
①
学科専門への接続性が従来より改善
色濃く反映されており、プレゼンテーション重視、グ
②
将来状況が変化しても授業内容の変更が容易
一方、短所としては、
ラフィックス重視、表計算の応用重視など、バラエ
ティに富んでいる。
この科目を設定することの長所は、
①
学科の専門教育との接続性が改善
②
指導内容については学科本位で決定可能
②
統一的なテキストの作成が困難
③
評価基準について、より綿密な検討が必要
前節では2つの多様化への対応策を実効性のあるも
外部委託しているため、学科の専門性を強く出し
のにするには、いくつかの課題がある。
過ぎると、外部講師による指導は困難
②
教材の選択や指導案の準備が煩雑
6.今後の課題
一方、短所としては、
①
①
学習成果に対する評価基準が、専任教員が行うよ
うな柔軟性は期待できない。(客観的に明示できる
−5−
ò
1
診断テストの精緻化
が確立されていなければならないが、現状では実現し
学生の実態を踏まえた情報基礎教育のカリキュラム
ていない。
策定のためには、新入生の情報リテラシーに関して、
以上をまとめると今後取り組まねばならないのは、
Éより精緻な診断テストの実施
精緻な診断を行うことが不可欠である。現在、情報教
Éテスト結果に応じた「学習モデル」の提示
育研究センターでは、高校での教科「情報」の学習目
標を分析するとともに、プレイスメントテストの結果
を含む教育を具体化しなければならない。
について正答率や相関係数、あるいは項目分析理論を
学習機会の保障としては、
適用して、診断に適した問題作成に取り組んでいる。
É単位を付与する正規講座
今後、オリジナルの問題作成を重ね、データベース化
É課外の補充講座、応用講座
を図ってゆく予定である。
É自主学習を支援するLMSの一層の活用
などが考えられる。これらを、どのような割合で実現
ò
2
「浮きこぼし」の解消
し、相互にどう連携させるかは、教科「情報」を学ん
本学に限らず多くの大学の関心事は、新入生の情報
だ高校生が入学する平成18年度以降、取り組みの重点
リテラシーレベルの分散化、特に遅進者への対策であ
項目になってこよう。
る。しかし、分散化という以上、下位から上位まで分
7.むすび
布していることを踏まえるならば、上位者に対する情
報リテラシー教育をどのように具体化するかが検討さ
情報基礎教育として具体化されている情報リテラ
れねばならない。「浮きこぼし」とは、こうした上位
シー教育について検討してきたが、これらは1年次対
者へのケアが十分出来ない状況を意味している。現状
象の教育に焦点がある。しかし、こうした教育を受け
では、上位者に該当する学生数はそれほど多くはない
た学生が上級学年になったとき、情報リテラシーレベ
が、年々増加しつつある。5節で述べたように多様化
ルを維持し、さらに発展させているかどうかについて
への対応を進めてはいるが、上位者へのケアはこれか
の調査研究はあまり行われていない。上級学年でも診
らの課題である。より高度の内容を学習する機会を設
断テストを行い、その結果を分析し、今後の情報基礎
けることや、診断テストとは別の「検定試験」などを
教育の在り方に反映させる努力が今後必要となること
行い、一定水準以上であれば情報基礎教育の講座の受
を指摘してむすびとしたい。
講を免除するなどが考えられるが、具体化に際して一
(注1)
層の検討が必要である。
高橋参吉「高校情報教育の現状と大学初年度の情報リ
ò
3
個々の学生へのフィードバック
テラシー教育の在り方」岡山理科大学における講演
会資料
情報リテラシーレベルの向上を目指した情報基礎教
2004年12月
(注2)
育の現状と対応策、課題を論じてきたが、こうした取
り組みの核心は、集団としての情報リテラシーという
西野和典 『大学入学時における情報の能力差は開く
よりも、個々の学生の情報リテラシーレベルの改善で
か』「教育システム情報学会30周年記念全国大会講
ある。現状のプレイスメントテストでは個々の学生に
演論文集」教育システム情報学会、 pp 139−140.
は総合点が知らされるのみであり、テスト結果の詳細
2005年8月
(注3)
はフィードバックされていない。現状でも、結果の詳
朝日新聞社編「大学ランキング」2006年版 朝日新聞
細について本人に知らせることは可能であるが、知ら
社
せる以上、個々の学生が弱点を補強するための手立て
−6−
pp49
2005年4月
LMSを利用した学習支援 ò
1
小
野
賢太郎
授業を活性化するための手段として、学生が課外で学習する手立てを設ける方法がある。本論ではLMS(Leraning
Management System)を利用して学生の課外学習を促進した実践を中心に述べる。
キーワード :LMS、学習支援、課外学習
ò
1
対面授業での利用
1.はじめに
毎回の対面授業は、おおむね以下の進め方で行った。
É前回の課題のヒント(解答は行わない)
授業は学生の予習復習によって深化し、また、活性
化するきっかけとなるはずである。実際、対面授業だ
Éプレゼンテーション形式で本時の説明
けでは時間的に不足し、大学として単位を与える以上、
É今日の課題の説明
課外での学習を保障する必要がある。今までは「宿題」
毎回の課題は次の4つの形式に分類できる。
A
ò
という形で課外学習を保障してきた。「宿題」を忘れ
てくれば授業についていけない、または評価が悪くな
正解するまで何度でも答えられる択一式問題
(五択、二択など)
B
ò
るといった状況であった。学習者である学生から見れ
一度しか答えられない択一式問題
ば、学習したいときに学習できる環境が用意されてい
(この科目では無かった)
れば、今まで以上に課外学習に取り組むはずである。
C
ò
何度でも提出できる記述式課題
D
ò
一度しか提出できない記述式課題
2.実施の概要
それぞれの具体例を図1から図3に示す。
私が担当する科目のいくつかでは、昨年度(平成16
図1
年度)に導入したLMS(WebCT)を利用して、学習
支援を行っている。ここでは平成17年度4月から7月
までに開講した、大学文学部教育学科3年生の教職必
修科目「算数科指導法」でLMSを用いた実践につい
て述べる。
ここで言う「授業」とは学生が課外に学習するべき
予習復習をも含めたもので、通常言われる授業のこと
は「対面授業」と書くこととする。
この「算数科指導法」の科目は3クラスのリピート
開講で、合計で198名の受講者がいた。3クラスとも
対面授業にパソコン実習室を使用することができたの
で、対面授業中にも LMSを活用できるよう工夫した。
表1
受講人数
受講人数
クラス1
64名
クラス2
62名
クラス3
72名
合
Kentarou ONO
計
198名
情報教育研究センター研究員
Learning Assisted System Using LMS ò
1
文学部教育学科助教授
−7−
A の例
5択問題ò
図2
C ò
D の問題
記述式ò
ワードは対面授業の中で公開した。
ò
2
問題点
実施中に、いくつかの問題点が浮上した。
①
課題のパスワードを公開するタイミングによって
は、早すぎると公開以後の授業を聞かずに課題に取
り組み始める学生が多く出た。
②
パスワードの公開が遅すぎると、問題を説明する
時間がなくなり個別の質問が増えた。
③
LMSが学外から使えないことへの不満が多い。
④
今回は提出期限を最終授業日とした課題が多かっ
たため、各課題の解答や説明の時間を取れないもの
が多かった。
① ②については、今回の実践授業が、通常の対面
授業を LMS に置き換えただけだったのでこのような
問題が発生した。問題の説明を LMS上に、より丁寧
図3
に示すことで解決できる。
課題提示のみを行った例
③については、すでに解決済みである。
④については、授業の組み立て方を工夫することで
解決される。また、授業後に LMS上で解説を加えた
り質問を受けたりすることで解決する。教師は忙しく
なるが、対面授業以外での学習促進には効果的である
と思われる
今回の受講学生は、 LMS をまったく初めて使用す
表2
るので、「学生がLMSを利用できるか」ということを
LMSで提示した課題一覧
式
当初心配していたが、なんら問題とはならなかった。
A 5択式
ò
複数回解答可
LMSの使用方法については、一部の学生から質問を
基礎知識2
A 5択式
ò
複数回解答可
算数教育史
(1945年まで)
D 記述式
ò
提出1回のみ可
算数教育史
課題4
(1945年から)
D 記述式
ò
提出1回のみ可
課題5
学習指導要領の変遷
D 記述式
ò
提出1回のみ可
課題6
整数と計算
D 記述式
ò
提出1回のみ可
課題7
小数・分数と計算
C 記述式
ò
提出複数回可
また、授業内容を事前に、周到な準備ができる講義
課題8
量と測定・図形
C 記述式
ò
提出複数回可
科目などでの利用は、対面授業のあり方を大きく変化
課題9
数量関係
C 記述式
ò
提出複数回可
できる可能性を持っている。現在行われている対面授
課題10
評価問題作成
C 記述式
ò
提出複数回可
業での教師の「講義」は LMS 上に資料や動画として
課題11
算数科指導案作成
C 記述式
ò
提出複数回可
準備して置き、それを事前学習した学生が対面授業に
その他
授業評価とアンケート
C 記述式
ò
提出複数回可
参加して、「討議」形式で対面授業を行うような形式
課 題※
内
課題1
基礎知識1
課題2
課題3
容
形
受けたが、大多数は教師が特に説明をしなくても、学
生同士で情報交換しながらいろいろな機能を使ってい
た。
3.まとめにかえて
LMS の利用は対面授業が活性化するだけでなく、
学生の課外での学習を促進させるのに有効である。
も可能となる。
※課題を出さない授業もあるので授業回数と課題数は異なる
各課題には、開始時にパスワード入力を要求した。
これにより学生が課題の存在を知っても、パスワード
を訊くまでは課題に取り組めないようにした。パス
−8−
情報基礎教育のレディネスとなる学習目標リストの作成
― 大学入学者に実施するプレイスメントテスト開発のための目標分析 ―
中 野
彰
標は、変化の激しい現代を主体的に「生きる力」とし
1.はじめに
て情報と情報手段を利用できる力、を育成しようとし
大学等における情報基礎教育では、入学者の情報リ
ているのである。一方、大学入門期における情報教育
テラシーの全体的な向上とばらつきの拡大という問題
の目標は、主として専門教育への接続性や教養として
が顕在化してきている。情報リテラシーの向上につい
の情報リテラシー育成に力点が置かれている。二つめ
ては、コンピュータやネットワークが身近になってき
の理由は、コンピュータやソフトウェアの操作に関す
たことに加え、初等中等教育段階で系統的な情報教育
るいわゆる操作技能が学習指導要領に盛り込まれてい
が実施されてきている効果と考えることができる。一
ないことである。これは、文部科学省が情報機器操作
方、ばらつきについては、初等中等教育段階での情報
に関する学習が情報教育の本質ではないというメッ
教育の実施の内容や取り扱いの方法による差が大きい
セージを教育現場に送ったものと判断できる。
ことが考えられる。この傾向は、高等学校で教科「情
本論では、大学入門期における情報教育の目的を検
報」の履修者が大学へ入学してくる2006年度以降の数
討しつつ、高等学校「情報科」教科書を分析すること
年間はさらに顕著になるのではないかと危惧されてい
によって、詳細な学習目標リストの作成を試みた。教
る。その理由として、「情報」が新教科であることに
科書に登場する学習内容に関して、学習指導要領の各
よる取り扱いのゆらぎをあげることができる。ゆらぎ
目標・内容に基づき検討するだけでなく、学習展開の
の原因は、高等学校で使用される教科書の内容的な差、
中で用いられている操作技能に関する学習も系統的に
情報 A , B , C という履修科目による違い、さらには、
付加して学習目標リストを作成した。
各学校での内容の取り扱いの差などによって生じると
2.大学入門期の情報リテラシー
考えられる。これからの大学入門期における情報教育
大学入門期における情報リテラシーを考えるに当
を効果的に行うためには、大学入学者の情報リテラ
シーの実態を的確に把握することが重要となってくる。
たって、検討しておけなければならないことがいくつ
そのためには情報リテラシープレイスメントテストを
かある。学習目標(学習内容)に関しては、第1義的
開発し、的確な学習診断を行わなくてはならない。プ
には学習指導要領の分析である。しかし、前述したよ
レイスメントテストの質(信頼性・妥当性)を高めて
うに、操作技能などに関する学習内容が記述されてい
いくためには、多くの入学生を対象としてテストを実
ないため、操作技能を中心とした学習目標リストを加
施し、データを積み上げていかなくてはならない。
味しなければならない。学習指導要領における「情報
ところで、大学入学者に必要な情報リテラシーに関
教育」と大学入門記の「情報教育」、同じ「情報教育」
する明確な基準は現在のところ存在しない。本来なら、
であっても、その内容・概念が異なれば同一の用語を
この基準に沿って作成されなければならない情報リテ
使うことは誤解を生む可能性がある。ここでは、情報
ラシーに関するプレイスメントテストも多くの大学で
教育を巡る用語の検討も併せて行うことにする。
は経験に基づいて作成されているのが実態である。本
ò
1
研究では、大学入学時に必要とされる情報リテラシー
初等中等教育における情報教育
初等中等教育における情報教育の目標は、「情報化
を明らかにし、学習目標リストを作成する。
大学入学者に必要とされる情報リテラシーの内容が
の進展に対応した初等中等教育における情報教育の推
明確になっていない理由は、次の2点である。その一
進等に関する調査研究協力者会議」において分類され
つは、学習指導要領における情報教育の目標と大学入
た「情報活用能力」の育成である。「情報活用能力」
門期に行われる情報教育の目標が異なっていることで
は、以下の3要素から構成されている。
ある。つまり、初等・中等教育における情報教育の目
①
Akira NAKANO 情報教育研究センター研究員 日本語日本文学科教授
Achievement Standard on Readiness for Basic Information Education
−9−
情報活用の実践力:課題や目的に応じて情報手段
を適切に活用することも含めて、必要な情報を主体
て活用することを通して、(以下略)
的に収集、判断、表現、処理、創造し、受け手の状
この内容の取り扱いについては,「周辺機器やソフ
況などを踏まえて発信・伝達できる能力
②
トウェアなどの活用方法を扱うが,技術的な内容に深
情報の科学的理解:情報活用の基礎となる情報手
入りしないようにする」と記述されている。
ここでは、情報 A を見てきたが情報 B も情報 C も同
情報活用を評価・改善するための基礎的な理論や方
様である。つまり、具体的な操作技能に関する目標に
法の理解
ついては学習指導要領においては記述されていない。
③
段の特性の理解と、情報を適切に扱ったり、自らの
情報社会に参画する態度:社会生活の中で情報や
ò
2
情報技術が果たしている役割や及ぼしている影響を
理解し、情報モラルの必要性や情報に対する責任に
大学における一般情報教育
大学における一般情報教育の目標(大岩ら2002)は、
ついて考え、望ましい情報社会に参画しようという
次の3点にまとめられている。
態度
A
ò
リテラシー教育としての情報教育
これら3つの観点は独立したものではなく、総合す
B
ò
教養としての情報教育
ることによって「情報活用能力」を高めることができ
C
ò
考える訓練、知的な創造のための実習としての
る(文部科学省 2002)、とされている。
情報教育
「情報活用能力」の依って立つ考え方は、今回(平
このうち、大学入門期における一般情報教育(情報
成10年、11年告示)の指導要領の基本的思想である
A の「リテラシー教育」が大
基礎教育)に関しては、ò
「生きる力」の育成である。「情報活用能力」は、学
いに関係している。それは、特に情報基礎教育におい
習者が生涯にわたって、社会の様々な変化に主体的に
ては専門課程で行われる情報教育、またはコンピュー
対応できる基礎基本とされており、これはまさしく
タを活用した専門領域における活動(問題解決や表現
「生きる力」に他ならない。「情報活用能力」では、
活動など)への接続性を重視するからである。
問題の解決力や表現力を重視しており、コンピュータ
ここで、「リテラシー」の概念を明確にする必要が
やソフトウェアの操作技能やネットワークの利用技能
ある。基礎的情報教育で育成が期待されている「リテ
は重視されていない。というよりも、道具として使う
ラシー」を定義することによって、大学入門期におけ
コンピュータの操作技能は問題解決や表現活動の前提
る情報教育の意味と役割がはっきりすると考えられる。
条件となっていると考えられる。「情報活用能力」に
ò
3
コンピュータ等の操作技能が含まれなかった理由とし
用語「リテラシー」の検討
て、次の3点を上げることができる。第1に、コン
本来は、「読み・書き」の基礎的能力を意味する
ピュータの利用技能はあくまでも手段であり目的では
「リテラシー(literacy)」に、現在では、「情報リテ
ないという考え方である。第2に、コンピュータは日
ラシー」
、「メディアリテラシー」、「コンピュータリテ
進月歩であり、操作技能が学習者が生涯にわたって活
ラシー」
、「ネットワークリテラシー」などの用語が教
用できる力とはなり得ないこと、また第3に、情報機
育の世界に登場している。また、これらとの類似の用
器操作といういわば皮相的な学習が目的になってしま
語として、「情報活用能力」「情報処理能力」「IT活用
うことを危惧したこと、である。そのため、「情報活
能力」などもある。
用能力」では、コンピュータやソフトウェアの操作技
このうち、「メディアリテラシー」と「ネットワー
クリテラシー」に関しては基礎的情報教育との関連は
能については文章表現上は全くふれられていない。
大きくないようである。「メディアリテラシー」とは、
学習指導要領においても同様で、高等学校の教科
「情報」の科目「情報A」学習指導要領から関連の記
メディアを読み解く能力のことである。「ネットワー
述を拾ってみると次のようになる。
クリテラシー」は、「国際的にネットワークされた情
情報A−2−ò
2−アでは、
報資源とサービスの範囲を認識すること」「様々な情
報検索ツールを利用してネットワークから特定の情報
情報通信ネットワークやデータベースなどの活用を
を取得する能力」などの知識・技能(山内 2003)を
通して、(以下略)
指している。
この内容の取り扱いについては,「情報通信ネット
「コンピュータリテラシー」と「情報リテラシー」
ワークなどを活用した実習を中心に扱うようにする」
と記述されている。
について検討する。「コンピュータリテラシー」には、
情報A−2−ò
3−アでは、
いろいろな定義が存在する。サトン(1994)は、「コ
ンピュータが動作する方法に関する一般的知識を指す。
コンピュータの機能とソフトウェアとを組み合わせ
−10−
(中略)これにより、コンピュータの利用者はより簡
習指導要領の指導項目を達成すべく様々な教材を使っ
単にコンピュータを利用することができる」また、坂
ての学習展開がなされている。「情報リテラシー」に
元(1987)は、コンピュータリテラシーを「コンピュー
関わる内容についてはこれらの中に埋め込まれている。
タに関する能力」とし、「コンピュータについての理
学習指導要領以外に系統的な情報リテラシーの目標に
解力」と「コンピュータ技能」に分類している。これ
準拠して情報基礎教育のレディネスを考える必要があ
は、コンピュータのことを知り、使いこなす基礎的な
る。
能力をさしている。
「情報リテラシー」は、「e­Japan重点計画」(2002)
3.研究の方法
ò
1
の中に「すべての国民の情報リテラシーの向上を図る」
情報科教科書による目標分析
という目標があげられている。ここでいう「情報リテ
普通教科「情報」の中で、情報 A , B , C のすべて
ラシー」とは、「情報機器を活用して情報化社会を生
の科目の教科書を出版している会社の教科書で、採択
き抜いていく能力」(山内 2002)と解釈されている。
率の高いものを調査することにした。3社各3科目計
また、若山(2001)は、「基本的能力と同じように、
9冊の教科書から学習目標を抽出する際の留意点は次
コンピュータによるデータ処理能力を持つこと」とし
のようなものである。
ている。菊沢ら(2001)は、「情報リテラシーといえ
ä目標は行動目標レベルとする。
ば、コンピュータ等の操作技能を思い浮かべるが、広
ä評価観点としては、知識・技能を中心に抽出する。
い意味では情報処理に関する理解、さらに情報および
(関心、意欲に関する目標は含めない)
情報手段を主体的に選択し、収集活動するための能力
ä高等学校段階の知識であるかどうかにかかわらず抽
出する。
と意欲まで含められる」と述べている。多くの定義が
存在する中で、「情報リテラシー」の概念を最大公約
äソフトウェア(ワープロ、表計算)の操作について
数的なイメージでとらえることは可能であろう。文部
も記述のあるものは抽出する。(情報科の教科書で
科学省認定の検定試験で、情報処理活用能力検定があ
は、操作に関しての網羅的な扱いがされていない)
るが、この3級が「情報リテラシー」の出題範囲であ
学習目標を文字に表現する際の留意点としては以
下の通りである。
る。これを見ると、「情報化の進展に主体的に対応で
きる能力」「個人環境での情報機器の操作・活用を行
äできるだけ具体的に表現する。
う能力」「パソコンの各種機器の役割と機能」「応用ソ
ä行動目標の形式で表現するが文末を行為動詞にする
必要はない。
フトの種類と機能」「情報技術用語などの基礎知識」
ä一つの学習目標には単一の内容のみ記述する。
を評価する、としている。この試験の出題範囲を見て
みると、「コンピュータやネットワークに関する技術
学習目標を表計算ソフトで整理するためにフィール
の基礎知識」「アプリケーションソフトウェアに関す
ド名を設定した。各フィールド名と入力されるデータ
る基礎知識」「情報、および情報社会についての基礎
の意味を次に示す。
知識」が中心となっている。
[教 科 書]:出版社名
[科
これらのことから、大学における情報教育、中でも
目]:情報A,B,Cのいずれか
情報基礎教育のねらいとするものは、「情報リテラ
[ペ ー ジ]:当該教科書のページ番号
シー」の育成に非常に近い概念である。高等学校まで
[連続番号]:同一教科書についての連続番号
の情報教育の目標は「情報活用能力」育成であり、大
[コード1]:学習指導要領によるコード
学入門期の情報教育の目標は「情報リテラシー」の育
[コード2]:情報リテラシーのコード
成であると考えられる。
[学習目標]:行動目標の形式での目標記述
[キーワード1]:関連の用語
ò
4
情報基礎教育のレディネス
[キーワード2]:複数の用語に関連する場合
[観
今まで見てきたように、初等中等教育における情報
点]:知識または技能
活用能力の育成を目的とした情報教育と大学入門期に
ò
2
おける情報リテラシーの育成を目的とした情報基礎教
学習指導要領によるコード化
フィールド名としては、[コード1]がこれにあた
育は、接続性が良いとは言えない。
従って、情報基礎教育のレディネスを考えるときに、
る。図1に目標コードとそれぞれの学習項目を示す。
高等学校までの学習指導要領に準拠するだけでは不十
学習指導要領では、領域(科目)
−指導内容−指導
分である。高等学校の教科「情報」の教科書には、学
事項というように、学習内容が階層的に整理されてい
−11−
る。そのため、図1に示すとおり、G−科目(1∼3)
面の一部として埋め込まれているため、学習指導要領
−指導内容(1∼4)
−指導事項(1∼3)のように
の指導事項にはうまく適合しない。また、問題解決場
コード化した。
面で必要に応じてソフトを活用しているので、操作技
能としての網羅性に欠ける。従って、操作技能のため
図1
学習指導要領に基づく学習項目
目 標
目
コード
G111 問題解決の工夫
標
項
の学習目標を学習指導要領とは別に用意する必要があ
る。これを情報リテラシー関連目標と呼ぶことにする。
目
情報リテラシーに関しては、2項で詳細に述べてき
G112
情報伝達の工夫
たようにいくつかの基準がすでに存在する。ここでは、
G121
情報の検索と収集
G122
前述の文部科学省認定の検定試験「情報処理活用能力
情報の発信と共有に適した情報の表し方
G123
情報の収集・発信における問題点
検定」の3級とパソコン検定協会の検定試験であるp
G131
コンピュータによる情報の統合
G132
情報の統合的な処理
試験内容(学習目標)が存在するが、脱落している内
G141
情報機器の発達とその仕組み
容もある。また、情報処理活用能力検定には詳細な学
G142
情報化の進展が生活に及ぼす影響
習目標が公開されていない。特に、p検に関しては、
G143
情報社会への参加と情報技術の活用
中等教育における情報教育とリンクしている点を重視
G211
問題解決における手順とコンピュータの活用
G212
した。
コンピュータによる情報処理の特徴
G221
コンピュータにおける情報の表し方
G222
コンピュータにおける情報の処理
G223
情報の表し方と処理手順の工夫の必要性
G231
L111
パソコンの起動・停止方法を知っている。
モデル化とシミュレーション
G232
L112
ハードウェアとソフトウェアの意味がわかる。
情報の蓄積・管理とデータベースの活用
G241
L113
パソコンとワープロ専用機の違いがわかる。
情報通信と計測・制御の技術
G242
L114
パソコンOSの種類を知っている。
情報技術における人間への配慮
G243
L115
形状によるパソコンの種類がわかる。
情報技術の進展が社会に及ぼす影響
G311
情報のデジタル化の仕組み
L116
周辺機器とパソコンの電源を正しく取り扱うこと
ができる
G312
情報機器の種類と特性
L117
パソコンと周辺機器の接続が正しくできる
G313
情報機器を活用した表現方法
L118
形から周辺機器の名称が言える
G321
情報通信ネットワークの仕組み
L119
マウスを正しく使用できる。
G322
情報通信の効率的な方法
L120
キーボードのキー入力の方法を知っている
G323
コミュニケーションにおける情報通信ネットワー
クの活用
L121
音量を調節することができる
G331
情報の公開・保護と個人の責任
L122
記憶メディアの種類ごとに正しい取り扱い方法を
知っている
G332
情報通信ネットワークを活用した情報の収集・発信
G341
L123
社会で利用されている情報システム
パソコン画面がフリーズしたときの対処法を知っ
ている。
ò
3
検4級をもとに作成し直した。p件に関しては詳細な
図2
コード
情報リテラシー関連目標のコード化
情報リテラシー目標の一部
目
標
L124
プリンタの紙詰まりなどのトラブルに対処できる。
L125
リムーバブルメディアの着脱が正しくできる
L126
B を知っている
情報量の単位ò
情報科学習指導要領が育成を期待している能力は、
L127
コンピュータの歴史を知っている
「情報活用能力」であり、コンピュータ操作技能では
L128
情報社会で一般的に使われる用語を知っている
ない。このことはすでに詳細に述べてきた。しかし、
L129
CPUの役割を知っている
情報科教科書ではかなりのページ数をアプリケーショ
L130
メモリの役割を知っている
L131
ハードディスクの役割と知っている
L132
ディスプレイの種類と特徴を知っている
L133
入力装置の種類と特徴を知っている
L134
画像ファイルの種類と特徴を知っている
ンソフトの操作に充てている。例えば、本研究で調査
の対象とした実教出版の情報Aでは、情報リテラシー
というコラムで12ページにわたって、
アプリケーション
ソフトの操作を解説している。コラム以外でも問題解
ò
4
決のプロセスでアプリケーションソフトやコンピュー
情報リテラシー関連目標のコード化
タの操作の解説をしている部分が約33ページあり、全
情報リテラシーのコードを次のように設定した。L
体153ページの約3分の1が操作技能の解説などに充
−分類(1∼9)−シーケンシャルコード(1∼? )
てられていることになる。
とした。Lはliteracy、分類は、次の通りである。
1.パソコンの一般知識と技能
アプリケーションソフトの操作技能は、問題解決場
−12−
2.OS
9.プレゼンテーションソフト操作
3.ネットワーク
これらの分類を[コード2]フィールドに入力して
4.インターネット
いった。この結果、学習目標によっては[コード1]
5.情報倫理
のみのもの、[コード2]のみのもの、[コード1]、
6.ワープロソフト操作
[コード2]の両方記述があるもの、さらに、どちら
7.表計算ソフト操作
にも分類しにくいものの4通りが存在することになっ
8.データベース
た。
図3
A出版
目
標
コード1
g211
A出版
g211
出版社
A出版
目
標
コード2
L127
科
目
コード化による目標整理のプロセス
ページ
目
標
情報B
9
問題解決が出来る。
情報B
9
システム思考の意味が分かる。
情報B
12
コンピューターができた歴史を知る。
A出版
g212
情報B
14
算盤と電卓の能力の違いが分かる。
A出版
g212
情報B
15
電卓とコンピュータの能力の違いが分かる。
A出版
g212
情報B
15
コンピュータと人間の能力の違いが分かる。
A出版
L122
情報B
16
マルチメディアの意味が分かる。
A出版
L111
情報B
16
パソコンの活用方法を知っている。
A出版
L112
情報B
22
ソフトウェアの働きが分かる。
A出版
L120
情報B
25
キーボードから文章を入力できる。
A出版
L133
情報B
25
音声入力ができる。
情報B
30
電気信号で情報を表す仕組みが分かる。
情報B
31
ビットの意味が分かる。
A出版
g221
A出版
L126
A出版
g221
情報B
31
ディジタルでは雑音の影響を受けにくいことが分かる。
A出版
g221
情報B
31
ディジタルの意味が分かる。
A出版
g221
情報B
31
アナログの意味が分かる。
A出版
g221
情報B
32
2進数が分かる。
A出版
g221
情報B
32
10進数が分かる。
A出版
g221
情報B
33
16進数が分かる。
A出版
g221
情報B
34
文字コードの意味が分かる。
A出版
g221
情報B
34
1バイトに意味が分かる。
A出版
g221
情報B
35
ピクセルの意味が分かる。
A出版
g221
情報B
35
光の3原則の意味が分かる。
A出版
g221
情報B
35
フルカラーの意味が分かる。
ò
5
図3に示す例は、目標コード1(学習指導要領準拠)
と目標コード2(情報リテラシー準拠)がそれぞれ重
キーワード
キーワードによる整理
出版社、科目別に学習目標を次のキーワードで再
複していないし、空白のコードもないが、先述したよ
度整理し、キーワードフィールドに入力した。
うに目標コードによる分類では4つの場合が存在する。
各目標にキーワードをつけた後、次のような方法で
このままでは全体を整理するのに不都合であるので、
目標の整理を試みた。
新たに統一的なキーワードで整理することにした。
(a) 表の結合
表計算ソフトで整理したすべてのファイル(3社、
図4
目標に付加したキーワード
3種類の教科書別)をマージし、大きな一つの表にま
01 情報とは
08 ネットワーク
02 情報社会
09 インターネット
03 問題解決
10 マルチメディア
04 表現の方法
11 ワープロソフト
05 コンピュータ
12 表計算ソフト
06 情報モラル
13 データベースソフト
ワードの中を目標の文言でソートを行うと、ほぼ同じ
07 セキュリティ
14 プレゼンテーションソフト
表現の目標や内容が同じでありながら表現の違う目標
とめた。この表を、キーワードをキーとしてソートを
行った。
(b) 目標の整理
各キーワードごとに整理した後、それぞれのキー
などが見やすくなる。それらを削除、編集し、目標を
−13−
次ページ図8に実際に作成した学習目標リストの一
整理した。
(c) キーワードの統合・整理
部をあげる。
キーワード単位の目標の数に大きなばらつきができ
ò
6
た。そこで、あらためてキーワードの統合や削除等の
プレイスメントテストの作成
整理を行った。例えば、01と02をあわせて「情報と社
ここに報告した学習目標リストに従ってプレイスメ
会」とすることや、03や04を他の操作技能中心とした
ントテストを作成した。作成の趣旨、具体的方法、結
項目に埋め込んでしまったことである。
果の評価等については別に報告する。
図5
4.課
新たに設定したキーワード
01 情報と社会
05 情報科学の基礎
02 コンピュータ基礎
06 ワープロ
03 ネットワーク
07 表計算とデータベース
04 情報モラルとセキュリティ
08 プレゼンテーション
題
この種の作業には時間と労力がかかるものであるが、
今後の大学における情報基礎教育を効果的に進めるた
めには欠くべからざる資料となるはずである。このよ
うな学習目標のリストを元にプレイスメントテストを
(d) 小見出し(中項目)の作成
作成し、実施・評価を行い、学生の情報リテラシーの
図5で新たに設定したキーワードを大項目として、
的確な評価と指導法の開発まで行うことが可能となる。
中項目に当たる小見出しをに作成した。次に具体的な
しかしながら、本研究ではこの中で目標リストの作
例を示す。
成まで報告した。今後、プレイスメントテスト実施後
図6
の評価、学習者個々の学習診断、効果的学習方法の開
大項目−学習目標の関連
発につなげていかなければならない。
学習目標コード:010105
<大項目> <中項目> <学習目標>
学習者個々の学習診断に関しては、本学週目標リス
トとプレイスメントテストを元に、学習者個人に開示
情報と社会(01)
する情報としての個人カルテ作成の仕組みを開発する
ことができると考えている。これによって、学習者は
情報社会(01)
自分の弱点を知り、自律的に学習できる情報を得るこ
情報社会とはどのような 社会かがわかる(05)
とができる。この仕組みに CMSを組み合わせること
により、自学自習に基づく自律的リメディアル教育の
実現に近づいていくことができると考えている。
これらをすべての大項目について行った結果、次の
ような約600にのぼる学習目標リストを作成すること
【参考文献】
ができた。
1)文部科学省
図7
2002
化
目標リストの内訳
2)大岩元ら
コード
大
項
目
中項目数
目 標 数
01
情報と社会
6
42
02
コンピュータ基礎
9
135
03
ネットワーク
7
81
04
セキュリティと情報モラル
6
61
05
情報科学の基礎
9
105
06
ワープロソフト
07
表計算ソフト
11
68
08
データベース
4
27
09
プレゼンテーション
8
35
68
599
合
計
情報教育の実践と学校の情報
8
2002
大学等における一般情報処理教
育のあり方に関する調査研究,情報処理学会
3)山内祐平
2003
デジタル社会のリテラシー
岩
波書店
4)若山芳三郎
東京
謝
学生のための情報リテラシー
電機大学出版会
5)菊沢正裕ら
45
2001
2001
情報リテラシー
森北出版
辞
本研究は、平成16年度武庫川女子大学研究助成の支
援を受けて実施したものである。関係各位に改めて謝
意を表します。
−14−
図8
分
類
101
102
103
104
105
106
中 項 目
情報社会
コンピュータの利用
デジタルとアナログ
問題解決と情報活用
情報収集
情報伝達
学習目標リストの一部
コード
目 標
コード
g111
01
「情報」とは何かが理解できる。
g141
02
身近な情報機器にどういうものがあるかが分かる
学
習
目
標
g142
03
身の回りの事例を通して、情報と生活の関わりについて調べる
g142
04
社会が情報化されることによる、身の回りの生活の変化について理解する
g342
05
IT革命の意味がわかる
L128
06
情報社会とはどのような社会かわかる
g122
07
確実な情報伝達網を確立するために、様々な工夫や技術があることを理解する
g112
01
コンピュータは、機能などの違いにより様々な目的に使われていることが分かる
g122
02
情報機器を利用することにより情報をより効果的に活用できることがわかる
g141
03
身の回りにある器具の中でコンピュータが入っているものを指摘することが出来る
g312
04
各種情報機器の機能と特性をあげることができる
g221
01
デジタルとアナログの違いがわかる。
g311
02
身のまわりのディジタル器具を理解する
g312
03
ディジタル化した情報の特徴を説明できる。
g312
04
ディジタル情報機器の特性を理解する
g312
05
ディジタル情報を記録できる機器や媒体を挙げることができる
g111
01
問題を明確化することができる
g111
02
具体的な問題解決活動を通してその方法や工夫を理解する
g111
03
問題解決の基本的な手順が分かる(問題の発見、分析、解決)
g111
04
調査すべき情報をリストアップすることができる
g111
05
問題解決のために、情報を収集することができる
g332
06
情報の整理・分析の手順がわかる
g122
07
情報の収集から発信までの手順や方法を調べ、情報活用の計画を立てる
g121
08
複数の情報収集手段から目的に合ったものを選択ことができる
g111
09
問題解決のために、情報の整理・分析をすることができる
g123
10
収集した情報を適切な方法で整理・分析することの重要性を理解している
g111
11
問題解決のために、解決案を検討することができる
g112
12
複数の情報伝達やメディアから目的や対象に合ったものを選択ことができる
g111
13
情報機器を適切に活用して問題解決を効率よく行うことができる
g111
14
問題解決の手段に情報機器を使うべきかどうか検討できる
g121
01
情報収集の一手段としての取材活動の役割を理解している
g121
02
情報を効果的に収集するために、基本的な検索の仕方を理解する
g121
03
調査、観察などを計画実行するときの方法と注意点を知っている
g121
04
調査、観察など実際の現象に直接触れる方法を目的に応じて使い分けることができる
g121
05
情報源を目的に応じて使い分けることができる
g121
06
情報通信ネットワークやデータベースなどを活用して、情報を効率的に検索・収
集できる
g112
01
情報を分かりやすく伝えるとはどういうことかを理解する
g112
02
情報をうまく伝達するために、表現方法を工夫することができる
g122
03
電話や手紙のマナーや習慣を、情報伝達の観点から整理できる
g122
04
情報の効率的な発信や共有のために、工夫や取り決めなどが必要なことを理解し
ている
g122
05
情報の受け手の立場に立って情報の表現を行うことができる
g112
06
情報伝達にはさまざまな手段があることを理解している
−15−
Java 3 Dによる3次元グラフィックス教育の提案
福
井
哲
夫
キーワード :3次元グラフィックス、Java3D、視覚化、情報処理教育
は、この面倒な数学を知らなくても描画面への投影を
1.はじめに
自動的に計算してくれるところにある。
武庫川女子大学・情報メディア学科では、2002年度
からJava1)プログラミング教育を行っている2)。学生
からの教育効果に対する反応を調査したところ、約
3/4の学生が好印象を持ち、約4割の学生が今後も
プログラミングを深く勉強したいと答えた3)。
本論文では、中級段階のプログラミング教育として、
希望の多かった3次元グラフィックスの本学学生向け
教育プログラムの提案を行う。文理融合型学科の大き
な問題点は、先の調査3)から、座標や図形など数学的
基礎が十分でない学生が多いことである。本提案はそ
のような学生にも、興味を失わせない配慮をしている。
図1
第2章、3章に、提案する教育プログラムの内容を
3次元グラフィックスにおける三要素
まとめる。Java3Dにおける例題など広内哲夫氏の文
[3次元空間の表現]
献4)を大いに参考にした。記して謝意を表す。
3次元空間とは、光景を作り出すための舞台のセッ
2.3Dグラフィクスの考え方
トのようなもので、さまざまな大・小道具(物体)を
[三要素]
配置する。プログラムでそれを実現するために、舞台
一般に、3次元グラフィックスにおいて仮想世界を構
空間として3次元座標を用いる。舞台の中心を原点と
築するには
して、左右にx軸、上下にy軸、そして前後にz軸の目
å物体(表示の対象)
盛りを当て、3つの数値( x , y , z )で位置を表現する
å視点(仮想世界を眺めるカメラの位置)
(図2)。長さの単位はメートル(m)を使い、角度
å描画面(映し出す2次元スクリーン)
にはラジアンを使う。
の3つが重要である4) (図1)。この描画面は実際、
y
ディスプレイ内のウィンドウに映し出すのであるが、
2次元グラフィックスではここに直接図形を描く命令
を記述していた。しかし、3次元の場合は簡単にはい
かない。なぜなら、描きたい物体が決まっても、物体
原点(0,0,0)
x
の置き方や視点の位置によって画面の見え方は違って
くるからである。
z
そこで、3次元グラフィックスでは、まず物体の形
図2
を、見え方に関係なく、設計図のように寸法で決める。
3次元座標空間
さらに、物体の色や質感も与えておく。次に空間のど
[シーンとシーングラフ]
こに配置するかを決め、視点(カメラ)の位置や向き
も指定する。後は、その光景を描画面に投影するのだ
先にも述べたように、舞台に使う物体と配置、視点
が、これは情報数学の公式(射影幾何学)によって機
の位置(カメラ)が決まれば、描画面にシーン(光景)
械的に行うことが可能である。 Java3Dのいいところ
を作り出すことができる。このシーンを決める情報
Tetsuo FUKUI
情報教育研究センター研究員 情報メディア学科教授
Educational points for 3D computer graphics programming by Java3D
−16−
[コンパイル方法]
(物体や視点とそれらの配置)を保管するデータ構造
OSのコマンドライン(Windows:コマンドプロン
が、シーングラフと呼ばれるもので、多くのデータの
プト、 MacOSX :ターミナル)から通常と同じよう
集合体である。
シーングラフは木構造(グラフ理論)をもったデー
にソースファイルをコンパイルすればよい。
> javac Example.java
タで、例えば2つの物体を配置したシーングラフは図
3のように表される。
[アプレットとして実行]
リスト1のような、htmlソース“Example.html”
3次元空間
シンプルユニバース
とコンパイル済みの“Example.class”が同じフォル
ダー内に保存されていれば、このホームページを、
Webブラウザで開けばよい。
シーングラフ
基準座標系
視 点
リスト1
光 源
Java3Dアプレットのhtmlソース
<html>
物体1
<head>
物体2
図3
<title>Java3Dアプレット</title>
シーングラフの例
</head>
<body>
3.Java3D入門
<applet code=“Example.class”width=“600”
height=“480”></applet>
Java3Dとは4)∼6)
ò
1
Java3Dは、サン・マイクロシステムズ社がJava2
</body>
用に開発した3次元コンピュータグラフィックスの
</html>
API(Application Programming Interface)で、パッ
[アプリケーションとして実行]
ケージ化されたクラスライブラリとして提供されてい
実行ファイルExample.classはコマンドラインから
る。
次のように実行する。
機能としては、あらゆる3次元形状を定義・配置で
> java Example
きるだけでなくテクスチャマッピング(面へのイメー
ジ画像のはめ込み)にも対応しており、マウスやキー
[基本プログラム構造]
ボードによるインタラクティブコントロール機能やア
Java3Dにおける基本のプログラム構造をリスト2
ニメーション機能を備えており、十分実践で使えるも
に示す。作成する3次元グラフィックスのタイプとし
のである。
特徴としては、Javaの特徴でもある、プラットフォー
ては、大きくò
Ⅰ 3D 静止画、ò
Ⅱ イベント更新型、ò
Ⅲ
ムに依存しない実行が可能で、MacOSXやWindows、
3D アニメーションに分けられるが、いずれもリスト
UNIXで動作する。しかも、ホームページに埋め込ん
2の基本構造は同じである。
でインターネット上のコンテンツとしてプログラムを
プログラムは、メインクラスとして、3次元画像を
公開することも可能となっている。
作り出すための三要素(物体、視点、描画面)を定義
ただし、 Java3D を利用・実行するためには、その
し(initメソッドò
4∼ò
9)、生成しò
2、メインフレーム
コンピュータにあらかじめJava3D パッケージ7) をイ
に埋め込むò
3だけである。それだけで、3次元画像を
ンストールしておく必要がある。
計算するレンダリングスケジュールやイベント処理、
アニメーションのためのループスレッドが自動的に動
ò
2
Java3Dの基本プログラミング
き出す。
Java3Dによるプログラムは、アプレットとアプリ
メインクラスは Applet クラスを継承して作成し、
ケーションが融合されたものであり、ホームページに
アプリケーションでもあるため main メソッドでメイ
埋め込まれたアップレットウィンドウに表示すること
ンフレームを生成する。メインフレームとは実行時の
も、単独のウィンドウフレームを開いて実行すること
ウィンドウのことで、自由にサイズを指定できる。描
も可能となっている。
画面はCanvas3Dクラスで、フレームのレイアウト機
能によって埋め込むò
5。
−17−
付録に直方体を描いた基本プログラムの実例を載せ
の基準座標系(図2)が3次元グラフィックスにおけ
ておく。以後、ここで紹介するサンプルのメインクラ
る舞台の中心となる。物体をマウスでコントロールし
スは、このプログラムに基づいて作成される。
12 の
たり、キーボードによる操作を実現したい場合はò
つぎに、三要素を保存するためのルートとなるシン
インターフェース機能の追加を行う(付録参照)。手
プルユニバースを生成しò
6、視点情報ò
7や、物体の情
14 の物体を生成し、ローカル座標系に配置すること
順ò
報を含むシーングラフò
8を結びつけてò
9木構造を構築
がJava3Dにおけるプログラミングの中心である。最
する(図3参照)。
15 、
後に、物体のローカル座標系を基準座標系に接続しò
16 すれば完成である。
シーングラフのルートに接続ò
リスト2.基本プログラム構造(具体例は付録参照)
[物体の生成と配置の基本]
ò
1 Java3Dパッケージのインポート
public class メインクラス extends Applet
手順ò
14 の物体を生成し、ローカル座標系に配置する
ことは、図4のようなグラフを構成することに対応し、
{
public static void main(String[] args)
17 ∼ò
23 の様に行う。一般の物体は複
サブルーチン手順ò
{
ò
2 メインクラス生成
ò
3 メインフレーム生成(サイズ指定)
数の部品から構成されており、それぞれの部品の形状
と質感を決定して、物体の中心を表すローカル座標系
に配置する(図4)。
}
配置のための座標変換とローカル座標系の実際につ
public init()
いては、3.ò
6節で解説する。物体の形状の作り方に
{
ò
4
ò
5
描画面キャンバスの生成
ついては3.ò
4節で説明し、物体の色など質感の与え
フレームに描画面キャンバスを埋め込む
方は3.ò
5節で述べる。
ò
6
ò
7
シンプルユニバースの生成
ò
8
ò
9
シーングラフの構築
視点の設定
物体のローカル座標系
シンプルユニバースにシーングラフを接続
}
シーングラフ構築(ò
8の詳細)
{
ò
10
ò
11
ò
12
配置1
配置2
配置3
部品1
部品2
部品3
シーングラフのルート生成
3次元空間の基準座標系生成
形状
質感
形状
質感
形状
質感
( 必要なら、インターフェース機能の追加 )
ò
13
ò
14
ò
15
光源の生成・接続
ò
16
シーングラフのルートに基準座標系を接続
図4
ローカル座標系に物体を配置
基準座標系に物体のローカル座標系を接続
ò
3
}
環境機能
[視点](リスト2−ò
7)
<標準的視点設定>
14 の詳細)
ローカル座標系に物体を配置(ò
{
ò
17
物体の形状や質感と配置を構成するグラフ
ViewingPlatform vp = universe.getViewingPlatform();
vp.setNominalViewingTransform();
配置のための座標変換を生成
ò
18
ò
19
座標変換によるローカル座標系生成
物体の材質(色など)を設定
(解説)シンプルユニバースから視点の状態が記録さ
ò
20
ò
21
物体の質感を設定
れているViewingPlatformクラスのオブジェクトを取
物体の形状を生成
ò
22
ò
23
り出す。初め、視点は原点に位置しているが、多くの
物体に設定した質感を与える
場合物体を原点に置くため、その様子を(上下左右
完成した物体をローカル座標系に加える
1m四方が見えるように)眺めるために一歩下がって
}
(視野角45°
、z=2.41mに)視点を取る。
}
<一般の視点の移動>
ViewingPlatform vp = universe.getViewingPlatform();
[シーングラフ構築の基本]
手順ò
8のシーングラフ(図3)の詳細な構築方法は、
10 ∼ò
16 の様に行う。ò
11 の3次元空間
サブルーチン手順ò
−18−
TransformGroup vpTg =
vp.getViewPlatformTransform();
Transform3D vpmove = new Transform3D( );
vpmove.setTranslation(new Vector3d(0.0, 0.0, 5.0));
//ò
18 配置を決めるローカル座標系
TransformGroup arrange = new TransformGroup(spin);
vpTg.setTransform(vpmove);
Box box=
21 直方体の生成
//ò
new Box(0.35f, 0.30f, 0.25f,
(解説)これは、視点を z= 5 m に移動した例である。
Box.GENERATE_NORMALS, null);
arrange.addChild(box);//ò
23 物体のローカル座標系への接続
return arrange;
移動手順の意味の詳細は、3.ò
6節で解説する。
13 )
[光源](リスト2−ò
}
物体に立体感を出すためには、面に明暗をつける必
要がある。明暗は光源からの光の当たり方を計算して
表現される。したがって、舞台効果としてはこの光源
(照明)の当て方が重要になってくる。Java3Dでは
次の4つを設定できる。
å平行光線
:太陽が発するような光線
å環境光
:周囲の環境から反射する光
åポイントライト:電球のような点光源
åスポットライト:1点からある方向に向かう光
図5
<平行光線>
DirectionalLight light = new DirectionalLight(色,向き);
直方体の実行画面(リスト3より)
[球体]
light.setInfluencingBounds(影響範囲);
Sphere(float r, int flag, int division, Appearance ap)
bg.addChild(light);
(解説)rは球体の半径、flagは明暗を付ける際のモー
(解説)1行目で光の色と向きを指定して、平行光線
ド番号、divisionは面の分解数、apは質感属性である。
を生成している。2行目は、光線の影響範囲を球の中
リスト4.
(例)Sphereサイズ(半径0.4m),
心と半径で指定する。一般に物体をすっぽり納める範
Sphere.GENERATE_NORMALSは光源による明
囲を指定する。3行目は、生成した光源をシーングラ
暗を付けるモード。分解数=30、質感はなし。
フのルートであるBranchGroupクラスオブジェクトに
public TransformGroup arrangeObject(){
Transform3D spin = new Transform3D();//ò
17 原点配置
追加している。影響範囲100mの例を次に示す。
//ò
18 配置を決めるローカル座標系
TransformGroup arrange = new TransformGroup(spin);
白 色 光 :new Color3f(1.0f, 1.0f, 1.0f)
Z軸逆向き:new Vector3f(0.0f, 0.0f,„1.0f)
Sphere obj= //ò
21 球体の生成
new Sphere(0.4f, Sphere.GENERATE_NORMALS,
影 響 範 囲:new BoundingSphere(new Point3d(0.0, 0.0,
0.0) ,100.0)
ò
4
30, null);
arrange.addChild(obj);//ò
23 物体のローカル座標系への接続
return arrange;
基本の物体(プリミティブ)
}
基本の物体(プリミティブ)として、つぎの4つを
紹介する。
å直方体:Box
å球
体:Sphere
å円
錐:Cone
å円
柱:Cylinder
[直方体]
Box (float x, float y, float z, int flag, Appearance ap)
(解説)x, y, zは直方体の軸方向の幅、flagは明暗を
付ける際のモード番号、apは質感属性である。
図6
リスト3.
(例)Boxサイズ (0.35m, 0.3m, 0.25m),
flag = Box. GENERATE_NORMALS は光源によ
球体の実行画面(リスト4より)
[円錐]
Cone (float r, float h, int flag, int rd, int hd, Appearance ap)
る明暗を付けるモード。質感はなし。
(解説)rは円錐底辺の半径、hは高さ、flagは明暗を
public TransformGroup arrangeObject(){
Transform3D spin = new Transform3D();//ò
17 原点配置
付ける際のモード番号、 rd は底面の分解数、 hd は側
−19−
面の分解数、apは質感属性である。
ò
5
リスト5.
(例)Coneサイズ(半径0.4m、高さ0.8m),
[材質の色(拡散光色)の設定]
19 ,ò
20 )
物体の色と質感(リスト2−ò
1)材質クラスMaterialに色をセットし、
Cone.GENERATE_NORMALSは光源による明暗
Material material=new Material( );
を付けるモード。分解数は両方30、質感はなし。
material.setDiffuseColor(new Color3f( R, G, B ));
public TransformGroup arrangeObject(){
Transform3D spin = new Transform3D();//ò
17 原点配置
2)質感クラスAppearanceに材質をセットし、
18 配置を決めるローカル座標系
//ò
TransformGroup arrange = new TransformGroup(spin);
Appearance ap = new Appearance( );
Cone obj =
ap.setMaterial( material );
21 円錐の生成
//ò
new Cone(0.4f, 0.8f,
Cone.GENERATE_NORMALS, 30, 30, null);
3)形状にその質感を指定して生成する。
arrange.addChild(obj);//ò
23 物体のローカル座標系への接続
return arrange;
リスト7.
(例:赤い円錐)
public TransformGroup arrangeObject(){
Transform3D spin = new Transform3D( );//ò
17 原点配置
}
18 配置を決めるローカル座標系
//ò
TransformGroup arrange = new TransformGroup(spin);
//(19)材質の色(拡散光色)の設定
Material material = new Material( ) ;
material.setDiffuseColor( new Color3f (1.0f, 0.0f, 0.0f));
//赤色
//(20)質感の設定
Appearance ap = new Appearance( ) ;
ap.setMaterial( material );
Cone obj =
図7
21 ò
22 質感のある円錐の生成
//ò
new Cone(0.4f, 0.8f,
円錐の実行画面(リスト5より)
Cone.GENERATE_NORMALS, 30, 30, ap);
[円柱]
arrange.addChild(obj);//ò
23 物体のローカル座標系への接続
return arrange;
Cylinder (float r, float h, int flag, int rd, int hd, Appearance ap)
(解説)rは円柱底辺の半径、hは高さ、flagは明暗を
}
付ける際のモード番号、 rd は底面の分解数、 hd は側
面の分解数、apは質感属性である。
表1 (参考)色名とRGB値との対応表
R(赤)
G(緑)
B(青)
名
1.0
1.0
1.0
リスト6(例)Cylinderサイズ(半径0.3m、高さ0.7m),
白
色
色
Cylinder.GENERATE_NORMALSは光源による明
灰
色
0.75
0.75
暗を付けるモード。分解数は両方30、質感はなし。
ねずみ色
0.5
0.5
0.5
黒
色
0.0
0.0
0.0
赤
色
1.0
0.0
0.0
緑
色
0.0
1.0
0.0
青
色
0.0
0.0
1.0
黄
色
1.0
1.0
0.0
赤紫色
1.0
0.0
1.0
水
色
0.0
1.0
1.0
茶
色
0.5
0.0
0.0
深緑色
0.0
0.5
0.0
public TransformGroup arrangeObject(){
Transform3D spin = new Transform3D();//ò
17 原点配置
18 配置を決めるローカル座標系
//ò
TransformGroup arrange = new TransformGroup(spin);
Cylinder obj = new
21 円柱の生成
//ò
Cylinder(0.3f, 0.7f,
Cylinder.GENERATE_NORMALS, 30, 30, 30, null );
arrange.addChild(obj);//ò
23 物体のローカル座標系への接続
return arrange;
紺
}
0.75
色
0.0
0.0
0.5
黄土色
0.5
0.5
0.0
紫
色
0.5
0.0
0.5
青緑色
0.0
0.5
0.5
[金属光沢(鏡面光色)の設定]
19 ,ò
20 において、
リスト2−ò
1)材質クラスMaterialに色+鏡面光色+輝度を、
Material material = new Material( );
material.setDiffuseColor(new Color3f( R, G, B ));
material.setSpecularColor(new Color3f( R, G, B ));
図8
material.setShininess( float 輝度 0∼128.0 );
円柱の実行画面(リスト6より)
−20−
2)質感クラスAppearanceに材質をセットし、
Material material = new Material( );
3)形状にその質感を指定して生成する。
material.setEmissiveColor(new Color3f(R, G, B));
リスト8.
(例:金属光沢を追加した円錐)
2)質感クラスAppearanceに材質をセットし、
public TransformGroup arrangeObject( ) {
Transform3D spin = new Transform3D( );//ò
17 原点配置
3)形状にその質感を指定して生成する。
18 配置を決めるローカル座標系
//ò
TransformGroup arrange = new TransformGroup(spin);
//ò
19 材質の色+鏡面光色+輝度の設定
Material material = new Material( );
material.setDiffuseColor(new Color3f(1.0f, 0.0f, 0.0f));
//赤色
material.setSpecularColor(new Color3f(1.0f, 0.0f, 0.0f));
//鏡面
material.setShininess(70.0f); //輝度
20 質感の設定
//ò
Appearance ap = new Appearance( );
図9
ap.setMaterial(material);
発光する円錐の例
Cone obj =
21 ò
22 質感のある円錐の生成
//ò
new Cone(0.4f, 0.8f,
[透明度の設定]
物体を半透明にするには、TransparencyAttributes
Cone.GENERATE_NORMALS, 30, 30, ap);
arrange.addChild(obj);//ò
23 物体のローカル座標系への接続
クラスを用いる。リスト2−ò
19 ,ò
20 において、
return arrange;
1)材質クラスMaterialに色をセットし、
}
2)透明特性クラスTransparencyAttributesに透明化
[環境光色の設定]
するモードと透明度を設定し、
TransparencyAttributes transAttr = new
環境光とは月明かりや壁からの反射光のような微弱
TransparencyAttributes(TransparencyAttributes.
な光のことで、この機能を利用するとより現実感を表
NICEST, 0.6f );
現できる場合がある。
3)質感クラスAppearanceに材質および透明特性を
public BranchGroup createSceneGraph( )
{
float型 0.0∼1.0(→完全な透明)
<透明度>
1)環境光源を設定(リスト2−ò
8の詳細の中で)
//シーングラフの構築
BranchGroup bg=new BranchGroup( ) ;
セットする。
Appearance ap = new Appearance( );
…中略
ap.setMaterial(material);
13 環境光源の生成
//ò
AmbientLight Alight =
ap.setTransparencyAttributes(transAttr);
new AmbientLight(new Color3f(1.0f, 0.0f, 0.0f));
Alight.setInfluencingBounds(//影響範囲の設定
4)形状にその質感を指定して生成する。
new BoundingSphere(new Point3d(0.0,0.0,0.0),100.0));
bg.addChild(Alight) ;
上記のように、透明度0.6の円柱の内部に球が存在
//光源オブジェクトの接続
する場合の実行例を図10に示す。
…中略
return bg;
}
2)材質クラスMaterialに色+環境光色をセットし、
Material material=new Material( );
material.setDiffuseColor(new Color3f(R, G, B));
material.setAmbientColor(new Color3f(R, G, B));
3)質感クラスAppearanceに材質をセットし、
4)形状にその質感を指定して生成する。
図10
透明度を使った例
[発光(放射光色)の設定(図9)]
19 ,ò
20 において、
リスト2−ò
ò
6
1)材質クラスMaterialに放射光色をセットし、
[座標変換]
物体の空間への配置
物体の配置には、まず物体のための座標系(ローカ
−21−
Box box=
ル座標系図4)を考え、その原点に置く。そこから、
//ò
21 直方体の生成
new Box(0.15f, 0.15f, 0.15f,
3つの座標変換å平行移動、å回転、å拡大縮小を組
Box.GENERATE_NORMALS, null);
arrange.addChild(box);//ò
23 物体のローカル座標系への接続
み合わせて、好みの配置に持って行く。
平行移動は、文字通り、向きを変えずに場所の移動
return arrange;
に使う。回転は向きを変える。拡大縮小は物体をミク
}
ロサイズにしたり、巨大な物体を作り出すときに使う。
この座標変換の情報を記録するクラスが、Transform
3D クラスである。このオブジェクトに対して次のよ
うな変換メソッドを使って配置を定義(記録)する。
<座標変換メソッド>
setTranslation
(移動量)
rotX
(角度)
rotY
(角度)
rotZ
(角度)
setRotation
(軸角度)
:平行移動
:x軸周りの回転
:y軸周りの回転
:z軸周りの回転
:任意軸周りの回転
setScale
(拡大縮小率)
mul
(座標変換)
:拡大縮小
図11
リスト10.[回転の例](x軸周りに30°回転)
[変換の量]
<位置クラス>
平行移動の実行例(リスト9より)
:座標変換の合成
public TransformGroup arrangeObject(){
Transform3D trans = new Transform3D();//ò
17 座標変換
(単位:メートルm)
Point3d(x, y, z) :座標(x,y,z)の点
Point3f(xf, yf, zf):float値の座標 (xf, yf, zf)
<ベクトルクラス>
trans.rotX(Math.PI/6.0) ; //x軸周りに30°
回転
trans.setTranslation(new Vector3f(0.5f, 0.0f, 0.0f ) );
//平行移動
TransformGroup arrange = new TransformGroup(trans);
(単位:メートルm)
Vector3d(vx, vy, vz) :ベクトル (vx, vy, vz)
Vector3f(vxf, vyf, vzf):float値ベクトル (vxf, vyf, vzf)
//ò
18
Box box =
//ò
21 直方体の生成
new Box(0.15f, 0.15f, 0.15f,
ベクトルとは方向と移動距離を表す量で、座標と同
Box.GENERATE_NORMALS,null);
じく3つの値(vx, vy vz)で、原点から点 (vx, vy, vz)ま
arrange.addChild(box);//ò
23 物体のローカル座標系への接続
return arrange;
で引いた矢印の向きと長さを意味する。
}
<角度>(単位:ラジアン)
ラジアンは角度を単位円周の長さで表す単位で、
180°がπラジアンとなる。一般に
A°=A×π/180(ラジアン)
(30°の例)30.0 * Math.PI / 180.0 = Math.PI / 6.0
(45°の例)45.0 * Math.PI / 180.0 = Math.PI / 4.0
(60°の例)60.0 * Math.PI / 180.0 = Math.PI / 3.0
(90°の例)90.0 * Math.PI / 180.0 = Math.PI / 2.0
<軸角度クラス>
AxisAngle4d(vx, vy, vz, 角度) :軸まわりの角度
AxisAngle4f(vxf, vyf, vzf, 角度f):float値角度
図12
軸ベクトル(vx, vy, vz)の、右ねじを回す方向に角
回転の実行例(リスト10より)
リスト11.[拡大縮小の例]
度fラジアン回転を表す。
(拡大率:x:1.2倍,y:0.8倍,z:1.6倍)
public TransformGroup arrangeObject( ) {
Transform3D trans = new Transform3D();//ò
17 座標変換
リスト9.[平行移動の例](x方向に0.5m 移動)
public TransformGroup arrangeObject( ) {
Transform3D trans = new Transform3D( );//ò
17 座標変換
trans.setScale(new Vector3d(1.2, 0.8, 1.6 ) );//拡大縮小
trans.setTranslation(new Vector3f(0.5f, 0.0f, 0.0f ) );
trans.setTranslation(new Vector3f(0.5f, 0.0f, 0.0f));
//平行移動
TransformGroup arrange = new TransformGroup(trans);
//平行移動
TransformGroup arrange=new TransformGroup(trans);
//ò
18
Box box =
//ò
18
−22−
//ò
21 直方体の生成
new Box(0.15f, 0.15f, 0.15f,
リスト13.複数部品の配置プログラム
Box.GENERATE_NORMALS, null);
public TransformGroup arrangeObject(){
arrange.addChild(box);//ò
23 物体のローカル座標系への接続
18 基準のローカル座標系
//ò
TransformGroup tgLocal = new TransformGroup();
return arrange;
}
19 −ò
23
//円柱部分ò
Material material = new Material(); //材質(色)の設定
material.setDiffuseColor(new Color3f(0.8f, 0.5f, 0.7f ) ) ;
Appearance appearance = new Appearance();
appearance.setMaterial(material);
//質感の設定
Cylinder body1 = new Cylinder(0.3f, 0.4f,
Cylinder. GENERATE_NORMALS, 30, 30, appearance);
tgLocal.addChild(body1);
//円錐上部分ò
17 −ò
22
Transform3D spin = new Transform3D();
//座標変換
spin.setScale(new Vector3d(1.0, 2.0, 1.0)); //拡大
spin.setTranslation(new Vector3f(0.0f, 0.4f, 0.0f ));//移動
図13
TransformGroup arrangeBody2 = new TransformGroup
拡大縮小の例(リスト11より)
(spin);
Cone body2 = new Cone(0.3f, 0.2f,
Cone.GENERATE_NORMALS, 30, 30, appearance);
リスト12.[変換の合成例](リスト2−ò
17 で)
arrangeBody2.addChild(body2);
Transform3D trans = new Transform3D();//ò
17 座標変換
Transform3D trans 2 = new Transform3D();//座標変換
trans.rotX(Math.PI/6.0) ;
trans2.rotY(Math.PI/4.0);
17 −ò
22
//円錐下部分ò
Transform3D spin3 = new Transform3D( ) ;//座標変換
spin3.rotX(Math.PI) ; //180°回転
//x軸周りに30°
回転
//y軸周りに45°回転
spin3.setScale(new Vector3d(1.0, 2.0, 1.0 ) ); //拡大
spin3.setTranslation(new Vector3f(0.0f, „0.4f, 0.0f));//移動
trans.mul(trans2) ; //x軸周りに30°かつy軸周りに45°
rans.setScale(0.7) ; //さらに、全体を0.7倍
TransformGroup arrangeBody3 = new TransformGroup
trans.setTranslation(new Vector3f(0.5f, 0.0f, 0.0f ) );
(spin3);
Cone body3 = new Cone(0.3f, 0.2f,
//平行移動
TransformGroup arrange = new TransformGroup(trans);
Cone.GENERATE_NORMALS, 30, 30, appearance);
arrangeBody3.addChild(body3);
18
//ò
23 ローカル座標系に部品を接続
//ò
tgLocal.addChild(arrangeBody2);
(変換合成の注意)合成する順番が異なると、一般に
tgLocal.addChild(arrangeBody3);
変換結果も異なる。
return tgLocal;
[複数の部品からなる物体]
}
図14のような円柱の上下に円錐が配置されているよ
うな3つの部品からなる物体を考える。まず、円柱の
y2
重心を物体のローカル座標系とし、上部の円錐は、拡
y
大と平行移動によって、下部の円錐は拡大、回転、平
拡大
y
x2
平行移動
行移動によって配置する(図15)。この物体のシーン
x
グラフはちょうど図4のように構成される。具体的な
x
y3
プログラム(物体の生成と配置)はリスト13の様にな
y3
拡大
る。
x3
x3
回転
図15
ò
7
平行移動
部品の座標変換の組立
さまざまな物体
[立体文字]
図16のような立体文字を物体として表示することも
可能になっている。プログラム例をリスト14に示す。
図14
複数の部品からなる物体(リスト13)
−23−
å基本プログラム構造を統一して、すぐに、興味の
ある題材に取り組めるようにすることである。
実際、3章の知識を応用すれば、図17のような画像
(文献4)3.5.1参照)を作り出すことは容易である。
図16.立体文字(リスト14より)
リスト14.立体文字のプログラム例
public TransformGroup arrangeObject( ){
Transform3D arrange = new Transform3D( );//ò
17 座標変換
arrange.setScale(new Vector3d(0.3, 0.3, 0.3));
arrange.setTranslation(new Vector3f(0.0f, 0.15f, 0.0f ) );
TransformGroup tgLocal = new TransformGroup(arrange);
図17
応用図形例
//ò
18
今回の提案では、 Java3Dのその他の機能である、
//立体文字
Font font = new Font(“Osaka”, Font. BOLD, 1 );
テクスチャーマッピングやポリゴン集合による任意形
//文字フォント
Font3D font3D=new Font3D(font,new FontExtrusion());
状については扱わなかった。理由は、3次元座標の概
Text3D text = new Text3D(font3D,“Java3D教育”) ;
念や空間形状の認識、写像の概念が必要とされるから
//文字列
text.setAlignment(Text3D. ALIGN_CENTER);
である。これらの項目は、3章までの内容や図17のよ
うな応用問題を訓練した後に、次なる段階で指導する
Shape3D shape = new Shape3D( );
shape.setGeometry(text); //ò
21 立体文字形状生成
Material material = new Material( );//ò
19 材質(色)の設定
ことを提案したい。
material.setDiffuseColor(new Color3f (1.0f, 0.0f, 0.0f ) );
究のテーマとして国土地理院データによる立体地図表
最後に、福井ゼミではこれらの知識を使った卒業研
Appearance appearance = newAppearance( );//ò
20 質感の設定
示8)や立体視など実践的応用に取り組んでいる。
appearance.setMaterial(material);
shape.setAppearance(appearance); //ò
22 質感を与える
tgLocal.addChild(shape);//ò
23 文字をローカル座標系に接続
【参考文献】
return tgLocal;
1)サン・マイクロシステムズ㈱:J2SDK,
}
http://java.sun.com/j2se/1.4/ja/index.html
[背
2)福井哲夫、小西久美子、村田紀子:「Javaによる
景]
背景色を生成するにはBackgroundクラスを使う。
プ ロ グ ラ ミ ン グ 教 育 の 実 践 − C 言 語 か らの 移
new Background(色)
行−」
,生活情報学研究第2号
pp.22„29 (2002)
3)福井哲夫、高松芽生、和泉志穂、西田幸加:
「Java
14 で、
図16のような背景の例:リスト2−ò
Background sky=new Background(new Color3f(0.5f,1.0f,0.5f));
アプレットによるプログラミング教育の取り組
BoundingSphere bounds =
み」,武庫川女子大学・情報教育研究センター年
new BoundingSphere(new Point3d( ),
Double.POSITIVE_INFINITY); //影響範囲
報2003 pp.20„28 (2004)
4)広内哲夫:『 Java3D グラフィックス』,小学館
sky.setApplicationBounds(bounds) ; //影響範囲の設定
tg.addChild(sky);
15 基準座標系に背景を接続
//ò
(2004)
5)えんどうやすゆき他著:『 Java3D プログラミン
グ・バイブル』,夏目社
4.3次元グラフィクス教育への提案
(2003)
6)田中成典編集:『Java3Dグラフィックス入門』,
以上、2章、3章でまとめた内容と扱った例題が、
森北出版
(2002)
7)サン・マイクロシステムズ㈱:Java3D SDK,
文理融合型学生への教育プログラムである。
http://java.sun.com/products/java-media/3D/
提案の方針は
8)平岡佐知子、余米和子:「Java3Dによる立体地図
å3次元グラフィックスの考え方が2次元場合と大
表示」,武庫川女子大学・生活環境学部・情報メ
きく異なることに気づかせること。
å三要素(物体、視点、描画面)を理解させ、3次
ディア学科
元座標変換による空間配置の概念を訓練すること。
−24−
(2005)
平成16年度卒業論文
福井研究室
付録.Java3Dの基本プログラムサンプル(直方体)
import
import
import
import
import
import
import
import
javax.media.j3d.*;
o
com.sun.j3d.utils.universe.*;
com.sun.j3d.utils.geometry.*;
com.sun.j3d.utils.applet.*;
java.applet.*; p // ò
1Java3Dパッケージのインポート
java.awt.*;
com.sun.j3d.utils.behaviors.mouse.*;
javax.vecmath.*;
r
q
q
public class Example extends Applet
{
public static void main(String[ ] args){
Example example= new Example( ) ;
// ò
2メインクラス生成
MainFrame frame = new MainFrame(example,600,480) ;
// ò
3メインフレーム生成(サイズ指定)
}
public void init(){
Canvas3D canvas=new Canvas3D(SimpleUniverse.getPreferredConfiguration( ) ) ;
// ò
4描画面の生成
this.setLayout(new BorderLayout( ) ) ;
// ò
5画面レイアウトの設定
this.add(canvas, BorderLayout.CENTER) ;
SimpleUniverse universe = new SimpleUniverse(canvas) ;
// ò
6シンプルユニバースの生成
universe.getViewingPlatform( ).setNominalViewingTransform( ) ;
// ò
7視点位置の設定
BranchGroup scene = createSceneGraph( ) ;
// ò
8シーングラフの構築(↓サブルーチンへ)
universe.addBranchGraph(scene) ;
// ò
9シンプルユニバースにシーングラフを接続
}
public BranchGroup createSceneGraph( ){
// シーングラフの構築サブルーチン(ò
8の詳細)
BranchGroup bg = new BranchGroup( ) ;
// ò
10 シーングラフのルート
(ブランチグループ)生成
TransformGroup tg = new TransformGroup( ) ;
// ò
11 3次元空間の基準座標系生成
initMouse(bg,tg) ;
// ò
12 マウス操作を可能にする
DirectionalLight light = new DirectionalLight(new Color3f(1.0f, 1.0f, 1.0f), new Vector3f(0.0f, 0.0f, –1.0f)) ;
// ò
13 光源の生成
light.setInfluencingBounds(new BoundingSphere(new Point3d(0.0, 0.0, 0.0),100.0)) ;
//影響範囲の設定
bg.addChild(light) ;
//光源の接続
TransformGroup box = arrangeObject( ) ;
// ò
14 ローカル座標系に物体の生成と配置(↓サブルーチンへ)
tg.addChild(box) ;
// ò
15 物体を座標系に接続
bg.addChild(tg) ;
// ò
16 シーングラフのルートに座標系を接続
return bg;
}
public void initMouse(BranchGroup bg, TransformGroup tg){
// マウス操作を可能にするサブルーチン
tg.setCapability(TransformGroup.ALLOW_TRANSFORM_READ) ;
tg.setCapability(TransformGroup.ALLOW_TRANSFORM_WRITE) ;
BoundingSphere bounds = new BoundingSphere(new Point3d( ), 100. 0) ;
MouseRotate mouseRotate = new MouseRotate(tg) ;
mouseRotate.setSchedulingBounds(bounds) ;
bg.addChild(mouseRotate) ;
}
public TransformGroup arrangeObject( ){
// ローカル座標系に物体の生成と配置サブルーチン (ò
14 の詳細)
Transform3D spin = new Transform3D( ) ;
// ò
17 配置のための座標変換生成
TransformGroup arrange = new TransformGroup(spin) ;
// ò
18 配置を決めるローカル座標系
Material material=new Material( ) ;
// ò
19 物体の材質(色)を設定
material.setDiffuseColor(new Color3f(1.0f, 0.0f, 0.0f)) ;
Appearance appearance = new Appearance( ) ;
// ò
20 物体の質感を設定
appearance.setMaterial(material) ;
Box box = new Box(0.35f, 0.30f, 0.25f, Box.GENERATE_NORMALS, appearance) ;
// ò
21 ,ò
22 直方体(形状+質感)
の生成
arrange.addChild(box) ;
// ò
23 完成した物体のローカル座標系への接続
return arrange;
}
}
−25−
講義収録システムによる教材作成とコンテンツの活用
― 短大食生活学科における取り組み ―
松
浦
寿
喜
保健・医療・福祉・介護システムの中で、栄養・給食
1.はじめに
関連サービスのマネジメントを行うことができる能力
平成14年、栄養士、管理栄養士養成カリキュラムの
を養うこと、⑤健康の保持増進、疾病の一次、二次、
大幅な改正が行われた。なかでも大きな変更点は、従
三次予防のための栄養指導を行う能力を養うことの5
来に比べより実践的な内容の講義および実習が増加し
項目が教育目標となっている。特に、本学学生および
たことである。大学における教育、研究は、基礎的な
卒業生が目指す管理栄養士については、臨床的資質の
内容に終始することが多く、現場から長く離れている
高い栄養士の養成を主眼においた教育内容が求められ
あるいは現場の経験のない教員にとって今回の改正は
ている。そこで、社会で活躍する本学科卒業の栄養士・
自己の専門分野を見直さざるを得ないほどの大きなも
管理栄養士と学生・教員の間の情報交換を密にし、学
のであった。また、管理栄養士国家試験の受験を目指
生に学問上での理論と臨床現場の実態とのギャップを
す既卒者にとっても、学生時代に学習した内容に加え、
認識させるとともに、臨床現場が直面している課題に
従来のカリキュラムにない新しい内容を独自に学習し
ついて学生、卒業生および教員の3者でともに考える
なければならないことから、大きな不安材料となって
場の提供を試みた。
いる。
本研究では、栄養士、管理栄養士カリキュラム改正
に伴う新しい内容の講義を収録し、インターネットを
通して配信することで、既卒者の管理栄養士国家試験
の受験に貢献するとともに、在校生の予習、復習など
の学習に役立つコンテンツの作成を試みた。
また、本学卒業の栄養士や管理栄養士が職場で得た
栄養・衛生に関する知識や技術情報を収集し、データ
ベース化することにより、実践的な教育・研究の推進
に活用するとともに、得られた最新情報を卒業生に
フィードバックし、大学、学生、栄養士、管理栄養士
間の情報交換を推進するためのツールについても検討
した。なお、本研究は文部科学省「私立大学教育研究
高度化推進特別補助」により実施した。
図1
2.栄養士・管理栄養士・学生・教員間の情報
食物栄養学科・食生活学科ホームページ
まず、学生、卒業生および教員のコミュニケーショ
交換システムの構築
ンの場として「リエゾン」を設け、情報交換用掲示板
学生や卒業生が集うホームページを目指して、短大
設置した(図2)。現在、150名余りの学生、卒業生、
食生活学科ホームページを一新した(図1)。今回の
教員がこのサービスを利用している。内容としては、
カリキュラムの改正では、①管理栄養士が果たすべき
現在のところ卒業生から教員に対する質問が主であり、
多様な専門領域に関する基本となる能力を養うこと、
管理栄養士国家試験や栄養教諭試験対策に関する質問
②管理栄養士に必要とされる知識、技能、態度および
も見られる(図3)。臨床現場の実態など生の情報を
考え方の総合的能力を養うこと、③チーム医療の重要
期待しているが、現在のところ掲示板への書き込みよ
性を理解し、他職種や患者とのコミュニケーションを
り、電子メールによる相談が多い。
円滑に進める能力を養うこと、④公衆衛生を理解し、
教員間の情報交換の場として「教員専用ページ」を
Toshiki MATSUURA
情報教育研究センター研究員 食物栄養学科助教授
Development of Online Teaching Materials Using the Lecture Recording System
−26−
設置した。意見交換および情報共有を目的としたもの
「武庫食チャンネル」は、卒業生の卒後教育および
で、現在、各種会議の案内、電子会議室として活用し
学生の学習支援を目的として開設したページで、主に
ている。
最新の講義をネット配信し、栄養士や管理栄養士とし
て社会で活躍する卒業生の基礎的知識の維持・向上お
よび学生の予習・復習に活用されている(図4)。将
来的には、これらの講義を180分程度に再編集し、電
子化したテキストとともに管理栄養士国家試験対策に
役立てる計画である。
3.講義収録システムを用いた教材の作成
講義の収録は、パナソニック SS マーケティング株
式会社が開発した講義録オーサリングシステムを用い
て行った。すなわち、ミニDVカメラレコーダー(パ
ナソニック社製、AG-DVX100)、ワイヤレスマイク
ロホン(パナソニック社製、WX-TB840)、ワイヤレ
図2
ス受信機(パナソニック社製、 WX - RJ700 )により、
リエゾン
教員の講義映像および音声を収録し、講義録オーサリ
ングシステム(パナソニック社製)にて編集した。パ
ワーポイントを使用する講義については、教員用パー
ソナルコンピュータに表示される画像を動画として保
存し、教員の講義映像と連動して配信することとした。
OHCを使用する講義に関しても同様に、OHC画像を
動画として保存し、講義映像と連動して配信すること
とした。
図3
リエゾン内掲示板
図5
SMILファイル
配信するコンテンツは、SMIL形式にて外部ASP配
信サーバに保存した。「 SMIL (スマイル)」とは、
W3C(World Wide Web Consortium)のXMLに準拠
したタグ言語で、これを使用することで音声、動画、
静止画、テキストなどのマルチメディアデータを組み
合わせたプレゼンテーションを作成することができる。
SMILは、HTMLと同様にテキスト形式で記述でき
図4
るため、プレゼンテーションのレイアウトを自由に表
武庫食チャンネル
−27−
現できるとともに、時間設定、制御のタイミング等が
エリアには、講義の様子を撮影した動画を配置し、遠
正確にコントロールできるという特徴をもっている
くはなれた教室や家庭でも臨場感あふれる講義を受講
(図5)。
できるようにした。教材表示エリアには、教員が作成
コンテンツのストリーミング配信は、 ASP サービ
したパワーポイント画像、エクセルやワードなどで作
スを利用して行った。 ASP 方式を利用する最大の理
成した書類、 OHC 書類等を比較的大きく提示し、講
由は、トータルコストの削減であり、サーバ機器、高
義の進行に伴って自動的に表示できるように設定した。
速回線およびソフトウエアの導入コストがかからず、
インデックスエリアには、講義の小項目ごとのイン
安定したストリーミング配信が可能となった。
デックスを作成し、これをクリックすることで希望の
次に、配信する講義については、新しい栄養士・管
時間帯に移動できるようにした。
理栄養士養成施設カリキュラムに対応する科目の中か
ら専任教員によって開講されている科目を選択した
(表1)。
表1
栄養士・管理栄養士養成施設カリキュラム
管理栄養士養成
項
目
礎
項
目
対応する科目名
社会・環境
と健康
公衆衛生学
環境科学
健康管理学
社会福祉概論
社会生活と
健康
公衆衛生学
社会福祉概論
人体の構造
と機能
解剖生理学
生化学
臨床医学入門
分子細胞生物学
人体の構造
と機能
解剖生理学
運動生理学
生化学
病理学
食べ物と健康
食品学
食品機能学
食品衛生学
食品加工学
調理科学
食品と衛生
食品学総論
食品学各論
食品衛生学
食品加工学
調理科学
専
門
基
対応する科目名
栄養士養成
分
野
図6
講義コンテンツのイメージ
4.今後の課題
ò
1
対面授業の重要性とオンライン講義コンテンツの
利用法
大学教育の基本は、教員と学生が対面する教室での
基礎栄養学
基礎栄養学
栄養教育論
応用栄養学
応用栄養学
応用栄養学
健康スポーツ栄養学
専 栄養教育論
栄養教育論
栄養教育論
授業が進行している。一方、オンラインで提供される
門 臨床栄養学
臨床栄養学
臨床栄養学概論
講義コンテンツは、使い方によっては教員からの一方
分
公衆栄養学
公衆栄養学
公衆栄養学
通行の「教える」授業となってしまうため、学生の学
野 給食経営管理論
給食経営管理論
栄養の指導
総合演習
ヘルスプロモーション演習
臨地実習
臨地実習
栄養の指導
給食の運営
授業である。教室での授業では、教員と学生の双方向
の授業が行われており、学生の理解度を確認しながら
習意欲を損なうことにもなる。したがって、対面授業
調理学
給食計画論
給食実務論
臨地実習
では学生の考えを引き出し、自ら学ばせることを重視
した「学ぶ」授業を展開し、講義コンテンツは対面授
業に必要な予備知識を学生に自主的に準備させ、問題
平成17年8月現在、収録を終了し、配信を開始して
点や疑問点を明確にさせるために利用するといった認
いる科目は、専門基礎分野から「解剖生理学」、
「解剖
識が学生にも教員にも必要になる。
生理学Ⅱ」、「生化学」、「生化学Ⅰ」、「食品機能学」、
ò
2
「食品衛生学」、「調理科学」、専門分野から「基礎栄
情報機器、学内ネットワークの整備
養学」、「公衆栄養学」、「給食経営管理論Ⅰ」であり、
管理栄養士養成施設カリキュラムにおける施設・設
平成17年度内には「食品学総論」、「食品加工学」、「調
備については、教育上必要な研究室、実験・実習室と
理学」、「応用栄養学Ⅲ」を加えた14科目の配信を予定
ともに、栄養教育、臨床栄養、給食経営管理の実習を
している。
行うのに必要な設備を備えた専用の実習室を有するこ
講義コンテンツは、図6に示したように動画表示エ
とが義務づけられている。また、栄養評価・情報処理
リア、インデックス表示エリア、教材表示エリアおよ
に関する設備としてコンピュータ、栄養教育等に関す
びテキスト表示エリアからなる。テキスト表示エリア
る設備としてスライド映写機、オーバーヘッドプロ
には、講義項目および担当者名を配置した。動画表示
ジェクター、 VTR装置一式などマルチメディア機器
−28−
を備えることが望ましいとされている。さらに、精密
とができる。
機器室や情報処理室を有することが望ましいとされて
5.まとめ
いる。本学では、すでにマルチメディア機器を有する
教室および実習室が整備されており、栄養評価や情報
本研究では、栄養士、管理栄養士カリキュラム改正
処理に用いるコンピュータも整備済みである。この点
に伴う新しい内容の講義を収録し、インターネットを
では、他大学に比べ恵まれていると思われる。
通して配信することで、既卒者の管理栄養士国家試験
の受験に貢献するとともに、在校生の予習、復習など
学内ネットワークについては、順次整備が進められ
の学習に役立つコンテンツの作成を試みた。
ており、近い将来ネットワーク環境が整うことは確実
である。一方、セキュリティー対策上、外部ASPサー
平成17年8月現在、収録を終了し、 ASP サービス
ビスにより配信している講義コンテンツ(動画)を学
によるストリーミング配信を開始している科目は、専
内で閲覧することができないため、学内専用サーバに
門基礎分野の7科目、専門分野の3科目の合計10科目
よる講義コンテンツの配信を検討している。今後セ
であり、平成17年度内には「食品学総論」、「食品加工
キュリティー対策を含めたネットワーク管理システム
学」、「調理学」、「応用栄養学Ⅲ」を加えた14科目の配
の整備が必要と考えられる。
信を予定している。
セキュリティー対策上、外部 ASP サービスにより
ò
3
医療関連情報のデータベース化と教材の開発
配信している講義コンテンツ(動画)を学内で閲覧す
臨床栄養に重点をおいた管理栄養士の教育において
ることができないことから、学内配信用サーバを設置
は、臨床データベースの構築が不可欠であることから、
し、学内ネットワークを通じて講義コンテンツのスト
医療現場と大学間のデータの共有が必要となってくる。
リーミング配信を検討している(図7)
。
また、臨床栄養、社会環境、給食経営については、医
療福祉現場のノウハウを盛り込んだ新しい教材が必要
であり、教材作成にあたっては、厚生労働省、都道府
県庁、保健所、栄養士会等の団体、病院などからの情
報提供が必要となる。しかし、患者のプライバシーや
個人情報保護の観点から医療現場から大学への情報提
供には困難な面がある。
ò
4
教材の電子化
すでに一部の講義科目においては実施されつつある
が、講義コンテンツに準じた教科書、講義ノート、質
図7
疑応答集、練習問題、補習用教材などの電子化が必要
講義コンテンツ配信サービスの流れ
である。特に、食品衛生学、公衆衛生学など変化の激
しい科目や学問の進歩が速い科目では、紙媒体の教科
今後、臨床現場との情報共有を進め、実践的な教科
書では改訂が追いつかず、常に新しい内容のプリント
書を作成するとともに、時間や場所に制限されない学
を作成し、配布することが必要になる。教科書を電子
習環境の整備を行う。
化することで、常に最新の情報を掲載できるとともに、
6.謝
リンク機能をもたせることで講義コンテンツと同時に
辞
本研究を行うにあたり、講義収録にご協力ください
利用できたり、必要な参考書類を即座に取り出せるな
ど、紙媒体の教科書にはない新しい機能を持たせるこ
ました食物栄養学科・食生活学科
大鶴勝教授、田代
とができる。
操教授、福田滿教授、谷郷悦子教授、福尾惠介教授、
堀江登教授、高橋享子助教授、升井洋至助教授、橋本
これらの電子化教材については、武庫川女子大学の
学習支援システムであるμ Cam を使って公開するこ
加代講師に深く感謝いたします。
−29−
ユーザビリティを踏まえた学習支援システムの構築 ò
1
岡
田
由紀子
大学・短大約1万人の学生が学ぶ本学では、学習の効率化と質的向上をめざしCMSを検討した結果、平成16年度
後期にWebCT(本学の愛称μCam:ミューキャン)を導入した。本稿では、導入の中心的な役割を担った情報教育
研究センターが、これまでに実施したさまざまな導入の工夫とその成果、今後のシステム構築の課題について報告す
る。
キーワード :ユーザビリティ、CMS、WebCT、μCam、カスタマイズ、学習支援
2.学習支援システムμCamとは
1.はじめに
ò
1
大学の授業の活性化を図るには、これまでの授業形
導入の経過
態を見直し、全ての授業に事前・事後学習を実現する
センターは、平成15年度から新しい学習環境として、
必要がある。それを実現する手段の一つとして情報教
文字や画像などのデジタルコンテンツを総合的に管理
育研究センター(以下、センターと略す)は、現在、
するCMS(Course Management System)を利用した
利用者のユーザビリティを踏まえた学習支援システム
学習支援システムの導入を計画し、国内外の複数の製
の構築に取り組んでいる。
品を比較検討した結果、平成16年度後期にブリティッ
シュコロンビア大学で開発され、現在全世界の80カ国
本学では、平成14年度から利用が開始された日下記
以上、2,600を超える高等教育機関で利用されている
念マルチメディア館(MM館)をはじめ、これまでハー
WebCTを導入することになった。
ド面のインフラ整備に力を注いできた結果、マルチメ
μCamの概要
ò
2
ディア教室やネットワークを利用した、さまざまな授
本学が導入したWebCTには、多くの利用者に親し
業形態が可能になった。(図1、図2)
んでもらうためにμCam(ミューキャン)「Mukogawa
また、同じく本学では、平成14年度より電子教材作
成ツール Mmoa (モア)「 Mukogawa multimedia
Online Campus」という愛称をつけた。(図5)
Original Annotation」を三菱電機と共同開発し、一部
μCamの概要は以下のようになる。
の授業では、動画を含む電子教材を学内でネット配信
①
μCamは本学の学習支援システムである。
(VOD[Video On Demand]形式)し、授業の復習、
②
μ Cam は教員の授業と学生の学習活動を、 Web
欠席者・公欠者の学習の補完、テスト勉強に役立てて
を利用したさまざまな機能で支援する。
いる。(図3、図4、図5)
μCamは「コース管理システム」
(本学はWebCT)
③
平成17年度からは、教務部が情報を提供する教育支
と呼ばれているソフトウェアをベースにしている。
援システムMUSES(ミューズ)
「Mukogawa women's
④
「コース」とは、担当科目やゼミなどで使用する
University System for Educational Support」の利用も
コンテンツを置く場所をあらわす。
開始され、履修登録や休講・補講等の情報確認などが
Web上でできるようになった。(図6)
こうした状況を反映し、学内のeラーニングへの関
○○概論
○○実習
○○ゼミ
○○クラス
⑤
μCamの主な機能
É授業の予定を知らせる
心が今まで以上に高まっている。
É講義資料を公開する
Éテスト・アンケート
É用語集
Yukiko OKADA
情報教育研究センター助手
Construction of a study support system based on usability ò
1
−30−
など
É教員・学生間でコミュニケーションを図る
É快適に学習できる(レスポンス)
(電子会議室、電子メール、チャットなど)
ò
3
図1
マルチメディア操作卓(MM館)
先進校の調査
今回の取り組みにあたっては、すでにWebCTを導
入しeラーニングを実践されている先進校を事前にセ
ンタースタッフが訪問し、聞き取り調査を行った。
■聞き取り内容の概要
ÉWebCTは予習・復習に活用しやすい
É学生とのコミュニケーションが図れる
Éシステム導入だけでは不十分
É具体的な実践例を示すことが大事
É普及のための運用・支援活動が必要
図2
コンピュータ実習室(MM館)
É教育支援はおしつけがましくなくきめ細かく
É学務システムとの役割分担と連携が必要
3.ユーザビリティの重視
本学の教員数は約千人(非常勤講師、助手・副手を
含む)にのぼることから、センタースタッフのみでμ
Camのサポートを行うことは難しい。
また、他大学で貴重な戦力となっている大学院生も
少なく、本学では戦力になりにくい状況である。
これらの状況を踏まえ、従来のWebCTに本学独自
図3 Mmoa教材:創作ダンス
のカスタマイズを行い、できるだけ手のかからない、
ユーザビリティに優れたシステム開発を行った。
ユーザビリティ(usability)とは、一般的にはソフ
トウェアや、 Web ページなどの「使いやすさ」を意
味する言葉として使われているが、利用者が目標の操
作を完了するまでに費やした「労力」を示す指標でも
ある。
μCamを授業で使用してもらうには、
“使いやすさ”
や“便利さ”をアピールする必要がある。
■学習支援システムのユーザビリティ
É簡単にWebからアクセスできる
É簡単に教員自身でコースが作れる
図4 Mmoa教材:西洋服飾史
É簡単に教員自身で学生登録ができる
Éシステムで何ができるのかがわかる
É簡単に利用申込ができる
É頻繁に利用講習会が受けられる
Éシステムの使い方を自学自習できる
Éいつでも利用相談ができる
Éいつでも誰かに質問できる
Éいつでも個別指導が受けられる
É学生が使い方を知っている
É教員と学生の意見交換ができる
É教員同士の意見交換ができる
É時間と場所に関係なく学習ができる
−31−
図5
μCamとMmoaの紹介(学内掲示)
員自身がコースに学生を登録できるようにする。
μCamの基本DBである「グローバルユーザデー
④
タベース」には学生のデータが用意されている。
É学生データは、 ID 、姓、名、学籍番号、学科、
クラス、番号の一覧に属性値を付ける。
É更新作業は年度末から年度始めにかけて年1回。
μ Cam の利用申込みをセンターのホームページ
⑤
からもできるようにする。
ò
2
カスタマイズの効果
カスタマイズの結果、利用申込み時に必要な管理者
の一連の作業が減り、利用申込から利用までのサイク
ルが効率的に機能し、教材の作成支援などに十分な時
間を費やすことができるようになった。
①
教員をグローバルデータベースに登録する
②
教員の学生権限の ID を作成し、グローバルユー
ザデータベースに登録する
教員を「μ Cam 利用者コミュニティ」コースに
③
学生として登録する
表1は、本学が行った主なカスタマイズを示したも
図6 MUSES(新教育支援システム)
のである。(表1)
表1 従来のWebCTとμCamの比較
項
目
WebCT μCam
ユーザをグローバルユーザDBに登録
サーバへコースを作成
管 理 者
管理者
サーバからコースを削除
学科・組単位で学生を追加・削除
教
員
管 理 者
管理者
教
員
μCamの利用・運用ルール
ò
3
カスタマイズ後、μ Cam の利用・運用ルールを定
めた。以下は、ルールの一部である。
[目
4.カスタマイズの概要
本学のシステム導入に際しては、従来のWebCTに
めに有効に利用することを目的にする。
[利用者]利用者は、MWU-netの利用を許可された本
いくつかの利用しにくい点があり、以下のカスタマイ
ズを行った。
的]μCamは本学の教育・研究活動の活性化のた
学の教職員・学生とする。
[学生データ登録]センターは、年度始めに全学生の
データを登録する。
ò
1
カスタマイズの内容
[コースの作成およびコースへの学生登録]コースの作
本学が行ったカスタマイズの内容を以下に示す。
成およびコースへの学生登録は、デザイナ権限を付与
①
エントリーページをμCam用にする。
された教職員が行なうことを原則とする。
図8のマウスを配したロゴはスタッフが作成した。
②
5.μCamの使い方
「μ Cam 利用者コミュニティ」コースから、教
ò
1
員自身がコースを登録できるようにする。
μCamのボタンとMUSESのボタンは画面中央に並
※ただし、誤ってコースを消さないために「コース
③
大学のホームページからログオン
削除」は管理者が行う。
んでいる。現状では、MUSESは学外からの利用が可
「μ Cam 利用者コミュニティ」コースから、教
能だが、μCamもまもなく利用可能となる。
−32−
図7
μCamへの入口
図10
コースの新規作成
ò
4
コースへの学生登録
①
同じく「コースの学生登録」を選択する。
図11
「μCam利用者コミュニティ」コース
μCamログオン画面
ò
2
μ Cam のログオンには MWU の ID とパスワードを
入れる。
図8
エントリーページ
②
学生登録の絞込みには次の3種類の方法を選び必
ò
3
コースの作成
修フィールドを選択して、直下の「次へ」ボタンを
①
「μ Cam 利用者コミュニティ」コースのホーム
クリックする。
É所属クラスの名票
ページから、「新規コース作成」をクリックする。
É所属クラスの出席番号
図9 「μCam利用者コミュニティ」コース
É学籍番号
図12
②
「コース名」に任意のコース名を入力し、「新規
コース作成」ボタンをクリックするとコースが作成
される。
−33−
コースへの学生登録
③
登録対象の学生を確認する。チェックが入ってい
基礎教育のプレイスメントテストについて解説した。
る学生が登録される。ここでチェックを付けたりは
また、教育学科の小野賢太郎助教授の「算数科指導法」
ずしたりできる。確認できれば「登録」ボタンをク
における確認テスト及び小レポートの実践例を紹介し
リックする。登録が完了する。
た。
第10 -2号(平成17年10月19日発行)
⑤
図13
コースへの学生登録
日文学科の中野彰教授のμ Cam を利用した「初級
シスアド(システムアドミニストレータ)試験対策」
の取組みの紹介と、μ Cam で利用できるようになっ
た日本データパシフィック社製の3種類のeラーニン
グ教材の利用方法を紹介した。
ÉINFOSS情報倫理
É統計学入門
Éプレゼンテーション入門
■「学園通信」(2回)
vol.75(平成17年2月10日発行)
①
保護者や学生にμCamを紹介した。
vol.76(平成17年7月19日発行)
②
6.μCamの学内広報
新入生全員がμ Cam で受験した情報基礎教育のた
次に、センターがこの1年学内で実施した、さまざ
めの事前クラス分けテストの実施について紹介した。
まなμCamの広報活動について述べる。
■「μCam利用ガイドブック−教員用−」(平成17年
4月発行)
ò
1
μ Cam の利用の手引書として本学の教員全員に配
学術講演会とデモンストレーション
布し、教員が自分自身でμ Cam の基本的な使い方を
平成16年6月2日に、広島大学大学院の安武公一先
生による学術講演会「学習支援システムを活用した教
マスターできるようにした。
育実践」を開催し、講演後、WebCTのデモンストレー
また、μCam(学習支援システム)とMUSES(新
ションを行った。
教育支援システム)の違いを明らかにするため、「利
用に際しての留意事項」をガイドブックの冒頭に記載
ò
2
出版物
し、教員に注意を促した。(図14、表2)
■「情報教育研究センターニュース」(5回)
図14
第9-1号(平成16年6月9日発行)
①
「μCam利用ガイドブック−教員用−」
学習支援システムとは、授業はどのように変わるの
かなどをやさしく解説した。
第9-2号(平成16年10月13日発行)
②
本学のWebCTの愛称μCam(ミューキャン)の紹
介と試行開始の連絡を行う。
第9-3号(平成17年1月21日発行)
③
μ Cam 特集号として、システムの概要を紹介した。
実践例では、情報メディア学科の福井哲夫教授の「プ
ログラミング演習」と「言語情報処理論」を取り上げ、
電子会議室を利用すれば電子教材がなくてもμ Cam
このように、ユーザビリティという観点から、初心
が使い始められることを紹介した。
第10 -1号(平成17年6月8日発行)
④
者にも読みやすく、情報を見つけやすい構成に心がけ
センターがμ Cam で平成17年度に実施した、情報
た。(図14)
−34−
表2
用講習会を開催し、利用促進を図っている。
目次と利用に際しての留意事項
■INDEX
ò
1
1.μCamとは?
利用説明会
講
2.標準コースの構成
師:株式会社エミットジャパンより講師を派遣
参加者:54名
3.どんな教材が使えるの?
日
4.μCamにログオン
時:平成16年11月2日、16日、19日
16:30∼18:30
5.コース一覧
容:μCamの主な機能の説明
内
6.コースはどうなっている?
7.教材を追加するには?
ò
2
8.課題を設定するには?
利用講習会
師:株式会社CSKより講師を派遣
講
9.学生の課題を採点するには?
参加者:30名
10.テストの問題を追加するには?
日
11.テストを設定するには?
時:平成17年1月21日、2月8日、3月3日
10:00∼12:30(全体講習会)
12.学生のテスト結果を確認するには?
13:00∼18:00(個別利用相談)
13.電子会議室について
容:午前は全体講習会としてμ Cam の使い方
内
14.カレンダーに予定を入れるには?
について操作を交えながら説明書にそっ
15.コントロールパネルについて
て解説。午後からは具体的な質問や操作
16.コースに新しいページやツールを追加するには?
方法の解説を行う個別相談(電子教材持
17.コースの言語を切替えるには?
参)を実施。
18.デザイナによるコースの作成
19.デザイナによるコースへの学生登録
教材に役立つ講習会(μCamコース)
ò
3
20.μCam用語集
師:株式会社CSKより講師を派遣
講
参加者:13名
■利用にあたっての留意事項
日
時:平成17年7月26日、29日
学生からは、教務部が提供する新教育支援システ
13:00∼17:30
ム(MUSES)と学習支援システム(μCam)との
容:μ Cam の主な機能の説明の他、利用相談。
内
区別はつきにくいものです。そこで、以下の項目に
É学科で取組んでいる国家試験対策にμ
ついて十分留意していただき、ご利用下さいますよ
Camを利用したい。
うお願いします。
ÉExcelでテスト問題を作成し、μCamへ
(以下、本文の要約)
取り込みたい。
É教務上の履修登録とμ Cam でのユーザ登録は連
○非常勤講師
動していない。
7月の講習会は、非常勤の先生方にも案内を配布
É履修登録の確認は、教務部から配布される「履修
し参加を呼びかけたが、受講希望はなかった。その
確認・変更届」で行うよう指導する。
理由は、μ Cam を学外から利用できないため授業
Éμ Cam を利用して学生の参加状況を知ることが
準備がしにくいことが考えられる。
できるが、出席確認は出席簿で行う。
Éカレンダーへの書込みは、教員が責任を持って行
ò
4
う。
利用講習会受講者の反応(アンケート)
調査方法:μCamのアンケート機能を使用
É公的な情報の書き込みは極力避け、学内の掲示板
調査日時:平成17年1月∼3月
やMUSESで提供されている情報を見るように指
調査結果:
導する。
①パソコンの利用経験年数は5年以上が一番多く、
É教員の書き込みミスにより、学生が不利益を被ら
基本操作に慣れている人が多かった。②講習会の
ないよう細心の注意を払う。
理解度では、「だいたい理解できた」「よく理解で
きた」が大半を占め、指導方法が適切であったと
7.利用説明会と利用講習会の実施
思われる。③μCamの感想では、「ぜひ利用して
センターでは、定期的にμ Cam の利用説明会や利
みたい」が一番多いが、「操作が難しい」と感じ
−35−
①
た人も見受けられる。④講習会の時間は約4時間
ÉμCamをどう活用してよいのかわからない
と長かったが、「適当」という回答が多かった。
É従来の方法とこのシステムを併用したい
ÉμCamをどう使うかを考える時間が必要
パソコンの利用経験年数(N=22)
1.1年未満
単位:人
2.1∼3年未満
1
3.3∼5年未満
1
■導入の課題
É教材作りや学生対応などに時間がかかる
Éコメントや答案を確認するのが面倒である
17 4.5年以上
5.無回答
É自分なりに使ってみたいと思います
1
É学生数やクラスが多いと管理やケアが大変
2
É課題の採点に追われることになるのではと心配
講習会の理解度(N=22)
②
1.よく理解できた
■電子会議室の活用
É利用する先生方の共通のボードが必要
7
12
2.だいたい理解できた
Éいろいろな授業の事例を示してほしい
3.全く理解できなかった 0
4.無回答
Éさまざまなテクニックを教えてほしい
3
É質問できる担当者を決めてほしい
μCamの感想(N=22)複数回答可
③
1.ぜひ利用してみたい
3.操作が難しい
ò
5
13
しかし講習会に参加した教員は、講習会の内容をよ
4
4.その他
6
5.無回答
2
く理解し、利用したいと感じている人が多かった。
また、色々な意見の中から、平成17年度は以下の3
つの要望を具体化した。
講習会の時間(N=22)
④
1.長すぎる
2.適
参加者の要望を実現化
1
2.想像していたものと違った
É自分が作成したコースを、自分自身が学生として体
18
当
教員に学生権限のIDを発行した
①
1
験してみたいという要望に応じた。
3.短すぎる 0
②
1
4.その他
5.無回答
教員が共通で利用できるコースを作成した
É「利用者コミュニティ」コースに電子会議室を設置
2
し教員相互のコミュニケーションを図った。
《受講者の主な意見・感想》
μCamの使い方を学生に指導した
③
É1年次前期に「情報活用の基礎」関連科目で指導し
■講習会
É演習が入っていたので分かりやすかった
た。
É講習会を定期的に開いてほしい
8.μCamの利用状況
É学科単位の講習会を開いてほしい
次に、μ Cam のこの1年間(平成16年度後期∼平
É大勢の教員に講習会を受講してほしい
É実労する時点で再度講習会を受講したい
成17年度後期)の利用状況を示す。
É個人的な指導をしてほしい
ò
1
É講習時間を短くしてほしい
平成16年度後期・特別学期(試行運用期間)
この期間はμ Cam に関心の高い教員で利用実験を
É課題の採点に関する方法を教えてほしい
行った。そのため、コースを作成した教員は7名と少
■学生の操作
É学生画面を見られるようにしてほしい
なかった。
É学生権限のIDを発行してほしい
センター関係の教員以外では、英文学科の教員が次
É操作を学生に指導してほしい
年度の授業準備を行った。(表3)
その他、平成17年度1年次の情報基礎教育を担当す
■授業への導入
É少しずつ自分の授業に導入していきたい
る外部講師(株式会社富士通ラーニングメディア)が
É従来の教材との使い分けが課題である
μCamに慣れるための練習を行った。
−36−
表3
平成16年度後期・特別学期 コース作成
(コース数14:登録者数1,049)
所
属
コ
ー
ス
名
作
情
報
プログラミング演習
情
報
情報数学応用演習
9月
情
報
卒業研究・卒業基礎研究
9月
共
通
ホームページの作成(基本編)
9月
日
文
コンピュータ概論
10月
日
文
情報処理技法B
10月
日
文
言語情報処理論
10月
教
育
初期演習
10月
英
文
情報社会と英語情報処理B
11月
英
文
英語科指導法Ⅰ
英
文
初級シスアド資格のためのデータベース設計
英
文 Semi2004
1月
英
文
卒業研究2005ゼミ
2月
共
通
学院キャンパスネットワーク利用講習会
3月
図15
クラス分けテスト
成
H16/9月
μ Cam によるテストは教員・学生とも初めての経
験であったため、以下の点に留意した。
H17/1月
ò
1
システムダウンやパソコンのトラブルへの対策
Éシステムダウンに備え、マークカードにも回答さ
1月
せた。
É端末が起動しないことを想定し、問題冊子を用意
した。
É今回、同じ時間帯に最高700名が受験する場面が
平成17年9月29日現在
あったが、幸いシステムはダウンしなかった。
ò
2
外部講師への指導
ò
2
平成17年度前期
Éテスト実施の手順書を作成した。
①
1年次前期必修科目「情報活用の基礎」
ÉμCamの練習期間を設置した。
ò
3
「情報活用の基礎」(名称は異なる学科がある)と
初心者への対応
Éパソコンの操作やμ Cam の操作ができない学生
は、学生の情報リテラシーを一定レベル以上に引き上
げ向上させることを目的とした科目で、平成13年度か
の状況を調べたが、該当者は僅かであった。
É ID やパスワードを忘れた学生に対応するため、
ら1年生全員を対象として開講している情報基礎教育
科目のことである。
それらが書かれた短冊を用意したが、利用者はな
同科目は、指導の均一性を保つため、授業を業者へ
かった。
ò
4
外部委託している。
教室間の進行状況
Éテストにはセンタースタッフが立会い、教室間の
同科目は、平成16年度から習熟度別クラス編成によ
る授業を実施しており、各クラスは、メイン講師1名
進行状況の違いなどを確認した。
Éパソコン初心者の人数の割合で進行状況に多少違
と、学生の人数に応じて、サブ講師を配当する(学生
数約20人ごとに1名のサブ講師を配置)。
いはあったが、各教室ともテストは順調に行われ
平成16年度は問題用紙とマークカードによるテスト
た。
を実施していたが、平成17年度は、クラス分け作業を
迅速に行うため、μCamのテスト機能を利用した。
テストは、授業開始第1週目の授業時間帯に実施し
た。クラス分け作業は、テスト最終日にμ Cam から
また、実際の授業の中でも講義資料の配布や課題の
やりとりにμCamが利用された。
成績をダウンロードし、学科ごとの平均点などを考慮
②
して行った。
クラス分けテスト(プレイスメントテスト)
テスト問題(50問)はセンターの常任委員が中心と
掲示用のデータ作成はその翌日にほぼ完成した。
なって作成し、受験可能回数や受験日時を設定した。
その後、欠席者・聴講生等の成績を加え、次週の授
(図15)
業で習熟度別クラスを発表することができた。
当初、問題用紙とマークカードによるテストを実施
した昨年度と比較すると、よりスピーディにテスト及
び事後処理の実施ができると予想していたが、この授
−37−
業は外部委託科目であるため、外部講師全員に事前に
れる。
μ Cam によるテストを説明する必要があり、テスト
また、入学直後に使い方を体験するため、その後の
の手順書を作成し発言内容を統一するなどの準備に時
μ Cam 利用の練習になることや、μ Cam を利用した
間を費やした。
テストは、紙資源の節約(環境にやさしい)になるこ
ただし、平成17年度からはそのような必要もなくな
とが実感できた。
り、平成16年度よりは手間がかからなくなると思わ
表4
所
属
日
文
英
文
英
所
属
言語データ処理
5 月
薬
学
初期演習
4 月
英語科指導法
5 月
薬
学
研究指導
5 月
文 社会学
7 月
薬
学
薬学英語ⅢA
7 月
英
文
英語科指導法Ⅰ
7 月
情
セ
情報倫理
4 月
英
文
アメリカ研究
7 月
情
セ
管理者コース
4 月
文
大英1年 C 組初期演習
4 月
情
セ プレイスメントテスト2005
4 月
4 月
情
セ 情報機器の操作_短教1ABCD
4 月
4 月
情
セ 情報活用の基礎_大音1
4 月
情
セ 情報活用の基礎_大英1CD
4 月
情
セ 情報活用の基礎_大英1AB
4 月
4 月
英
英
英
教
ー
初期演習
ス
名
コース作成(コース数69:登録者数5,956)
作 成
英
コ
平成17年度前期
MFWI留学
文
短英
文
情報社会と英語情報A(2005)
文
初期演習:MFWI留学関連(大英1年)
育 算数科指導法(大教3年)
4 月
4 月
コ
ー
ス
名
教
育
初期演習(短教1D:小野)
健
康
バイオメカニクス
7 月
情
セ 情報機器の操作Ⅰ_大教1ABCDEF
4 月
健
康
バイオメカニクス
7 月
情
セ 情報活用の基礎_短健1AB
4 月
心
福
初期演習大心1C
6 月
情
セ 情報活用基礎演習_短生1CD
4 月
心
福
大心心理統計法
7 月
情
セ コンピュータ基礎_大情1CD
4 月
環
境
アパレルコンストラクション
7 月
情
セ 情報活用の基礎_短人1AB
4 月
環
境
卒業研究
5 月
情
セ コンピュータ基礎_大情1AB
4 月
食
物
初期演習
4 月
情
セ 情報活用の基礎_大心1ABCD
4 月
食
物
食品衛生学
7 月
情
セ 情報活用の基礎_大食1ABC
4 月
食
物 Sypkuhingaku
7 月
情
セ 情報活用の基礎_大健1ABCD
4 月
食
物 食品学
7 月
情
セ 情報活用基礎演習_短生1AB
4 月
情
報 統計学2005前期
4 月
情
セ 情報活用の基礎_大日1ABC
4 月
情
報
6 月
情
セ 情報活用の基礎_短英1AB
4 月
情
報 統計学CD
7 月
情
セ 情報活用の基礎_大食1DE
4 月
情
報
テスト統計学CD
7 月
情
セ 情報活用の基礎_短食1CD
4 月
情
報 AB統計学テスト
7 月
情
セ 情報活用基礎演習_大環1ABC
4 月
情
報
初期演習
4 月
情
セ 情報活用の基礎_短食1AB
4 月
情
報
プログラミング論
4 月
情
セ 基礎薬学情報学Ⅰ_大薬1ABCD
4 月
情
報
ソフトウェア論
4 月
情
セ パソコン用語100
7 月
情
報
情報システム論
7 月
情
セ
情報処理技法
7 月
情
報
初期演習
4 月
情
セ
岡田新規コース
7 月
情
報
4年ゼミ
4 月
情
セ INFOSS情報倫理
4 月
情
報
3年ゼミ
7 月
情
セ
プレゼンテーション基礎
4 月
薬
学
基礎薬学実習Ⅱ
4 月
情
セ
統計学基礎
4 月
薬
学
薬学生物学
4 月
感性コーディネート論
4 月
情
セ 情報活用の基礎_短日1AB
作 成
平成17年9月29日現在
−38−
この表からわかることは平成17年度前期にコース数
テストは、クラス担任とセンタースタッフ各1名が
が急激に増えたのは、「情報活用の基礎」関連科目
実施した。問題は1回目と同じく50問だったが、学生
(1年次必修)の授業にμ Cam を利用したからであ
がテスト方法に慣れていたため回答時間が半分に短縮
る。
できた。
その他のコース作成者の顔ぶれは余り変わらないが、
■テスト実施の課題
文学部や生活環境学部の授業コースが増えており、今
テストを情報関連科目ではない「初期演習」で実施
後、学部・学科単位の利用が始まれば、コース数は一
したため、実施日時や教室変更手続きの方法などをセ
挙に増加すると考えられる。
ンターと教員で事前に打合せる必要があった。
■μCamテストの良い点
太い罫線内のコースは「情報活用の基礎」関連科目
のコース。同学科・同時間帯・同レベルで22コースに
前期に行ったプレイスメントテストでは、学生に得
分かれている。(表4)
点などの成績を公表しなかったが、今回の確認テスト
では、テスト終了直後に得点を公表し、全学科のテス
ò
3
平成17年度後期
ト終了後、各問題の正誤を示し、正解になるまで何度
平成17年度後期は前期と比べてコース作成数が少な
もテストを受けられるように設定した。
いが、その理由は、教員が夏期休暇中に後期の授業準
[結果通知方法]
É受験終了後
備をしている可能性が考えられる。
:テストの合計得点を表示
É受験期間終了後:受験可能回数(無制限)
センターは、前期のプレイスメントテスト(約3千
人)に引続き、千人規模のμ Cam によるテストを実
:複数回受験時の得点(最高点を
施した。(表5)
表示)
確認テストは全クラス(24クラス)センタースタッ
表5
平成17年度後期 コース作成
(コース数9:登録者数1,955)
フが立会い実施した。
その際、テスト実施と同時に採点が行われている様
所
属
教
育
育
教
コ
ー
ス
名
作 成
子を見た教員から、“μCamは便利だね”という驚き
教育方法の研究(大教2AB)
9 月
の声が多かった。
教育方法の研究(大教2CD)
9 月
このことから、今までにさまざまな広報を実施して
きたが、学内のμ Cam の認知度はまだまだ低く、実
教
育
教育方法の研究(大教2CD)
9 月
教
育
マルチメディア教育の研究(大教4年)
9 月
教
育
ホームページの作成(基本編)2005後期
9 月
健
康
スポーツ心理学
9 月
を実施させていただいた結果、実際のμ Cam の画面
薬
学
臨床統計解析法
8 月
を見ながら教員に対してじっくりとμ Cam の説明が
薬
学
生化学Ⅰ
9 月
できたことは、予想外の収穫であった。
情
セ
基礎確認テスト2005
(「情報活用の基礎」確認テスト)
9 月
ò
4
際に見たり使ったりしてみなければμ Cam の良さは
わからないことを実感した。
また、今回「初期演習」の時間を使って確認テスト
μCamの利用状況
平成17年9月29日現在
①
表6
「情報活用の基礎」確認テスト
■確認テストの概要
「情報活用の基礎」関連科目の履修者の学習成果を
利用状況
延べ利用者数
約9,000人
利用申込者数
101人
コース数
探るため、各学科から協力クラスを募り、「初期演習」
約100コース
コース作成者数
の授業の中でμ Cam による確認テストを実施した。
20人
平成17年9月29日現在
調査期間は、平成17年9月末∼10月末の約1ヶ月間。
μ Cam によるテストは学生にとって2回目であっ
この1年間に作成されたコースは約100コース、延
たため、1回目に必要であった準備物(問題冊子、マー
べ利用者数は約9,000人に上り、利用申込者数は100人
クカード、パソコン初心者への対応、μ Cam の操作
を越えたが、コース作成者数は20人とまだ少ない状況
の指導、ID・パスワード忘れへの対応)は不要になっ
である。(表6)
た。
−39−
表7
る状況である。
学科別申込状況
属
日
文
1
0
1
り組み(資格試験対策など)が計画されているところ
英
文
7
4
11
もあり、今後の展開が期待される。
教
育
2
0
2
健
康
3
0
3
心
福
3
0
3
情
報
4
7
11
食
物
3
0
3
環
境
1
0
1
薬
学
2
0
2
共
通
2
0
2
ケーションツールを利用した連絡業務などさまざま
外
部
44
0
44
な役割を分担し、的確な管理を行う。
情
セ
1
8
9
②
小
計
73
19
92
システム管理者、指導に当たる教育スタッフのス
職
員
9
9
キルアップを図る。TA(ティーチングアシスタン
101
ト)をμ Cam の使い方の指導、ディスカッション
合
教
員
助
手
さらに、μ Cam を利用した学部・学科単位での取
所
人
計
9.今後の課題
利用者からの要望を反映し、本学の学習支援システ
ムをより一層発展させる。
■保守管理体制の確立
①
サーバ管理、ユーザ管理、コース管理、コミュニ
所
属
日
文
教
学科別コース作成者
■利用促進の推進
所
属
1
英
文
3
É実施時期・方法など利用者のニーズを把握する。
育
2
健
康
2
É教材をμ Cam 上で利用する技術習得を支援す
心
福
1
環
境
2
食
物
2
情
報
4
音
楽
0
薬
学
2
共
通
0
情
セ
1
合
人
教育支援体制
のフォローやネチケットの指導に活用する。
平成17年9月29日現在
表8
システムの管理者の役割分担
計
人
①
定期的な利用説明会や利用講習会を開催する。
る。
②
コミュニケーションツールの充実
É電子会議室、電子メール、チャットなどネット
ワークを活用する。
É疑問点を利用者同士で解決する仕組みを計画す
20
る。
過去にコースを持っていたが、現在はコースをもっていない
教員を省く。
平成17年9月29日現在
③
非常勤の先生方に対する柔軟な対応
É趣旨説明と使い方の説明を行う。
É学外接続による利用者の増加に対応する。
学科別では英文学科と情報メディア学科の利用申込
が多い。「外部」とは情報基礎教育科目担当の外部講
④
定期的なパソコン講座を開催する
É情報機器を使いこなす技術習得を支援する。
師を示している。(表7)
É教材を電子化する技術習得を支援する。
学科によるコース作成者の偏りはさほど見られない
が、コース作成者の少ない学科には、引き続き広報が
⑤
学生への操作説明
É1年生は「情報活用の基礎」関連科目で指導す
必要である。(表8)
る。
μ Cam を導入した科目では、授業時間だけでなく
É2年生以上の上級学年への指導を行う。
ÉTAなど教育のサポートスタッフの指導。
課外での利用も活発で、導入当初予想された “学生
は簡単に使えるのか?”という心配も無く、μ Cam
■MUSESと連携したデータの自動更新の実現
は学生に抵抗なく受け入れられているようである。
また、“μCamを利用して教室以外(Web上)で対
μCamの学生データはMUSESのデータを利用し
面授業のサポートをしてみたい”、“学習情報の共有や
年1回更新しているが、年度途中の変更処理(所属
学生同士、教員と学生または教員同士のコミュニケー
変更、クラス変更など)はその都度管理者が手動で
ションを図りたい”と考える教員も徐々に増えつつあ
行っている。同じく教員データは、利用申込時に随
−40−
④
時管理者が登録を行っている。今後データ更新の頻
テストの設定と評価
度を調査し、MUSESとのデータ連携を強化する。
テスト終了後に学生個人の得点を確認させ、今まで
1回のテストで評価を行ってきたが、これからは受験
■学内広報の強化
回数無制限で評価でき、アクセスログ情報なども評価
この1年センター関係の出版物(主に紙媒体)で
に利用することができる。
繰り返し学内の広報に努めてきたが、利用状況から
まだ十分とは言えない。今後は今までの方法に加え、
⑤
電子メールなどの電子媒体を利用した広報を増やす。
電子会議室
学生は、携帯メールには慣れているが電子会議室に
は慣れていないので、教員は電子会議室内のディス
■コンテンツ(教材)の充実
①
カッションをフォローし、活性化するための努力をす
コンテンツの蓄積
る必要がある。
eラーニングの成否はコンテンツにあるといって
⑥
も過言ではない。質の高いコンテンツを学内で開発
学生の利用環境への配慮
することは重要だが、それと共に優れた市販のコン
学生の自宅の学習環境を調査し、コンテンツを作成
テンツを導入し充実を図る。平成17年度は情報倫理
するソフトやバージョンに気をつける。また、対応し
など3種類の教材を導入したことにより、情報教育
ていない学生へのフォローが必要である。
のための環境が整備された。
②
11.おわりに
授業の補完以外の利用
学外接続が可能になると、入学前教育、卒業生に
本稿では、学習支援システムμ Cam 導入の工夫と
対する教育、地域社会に対する教育など、時間と場
その成果について報告し、最後に今後のシステム構築
所を選ばないeラーニングは大学教育にとって欠か
の課題について述べた。
今回のμ Cam によるテストでは、学生が機器の操
せない存在となる。そのためにも、本学独自の教材
作に慣れていることが判明した。これはここ数年で飛
の蓄積とシステム作りが重要である。
躍的にインターネット人口が増加し、入学前にパソコ
10.教員支援に関する項目
①
ンに触れる機会が増えたことを意味する。
このことから、μ Cam の利用方法については簡単
著作権教育
電子教材は簡単に複写され不特定多数に配信される
な説明のみで十分であるため、コンテンツの内容を充
可能性があり、取扱い(複写、印刷、また貸し禁止)
実させ、教員が積極的に参加することがμ Cam の活
についての教育が必要であり、著作権に関する理解が
性化を図る秘訣である。
不十分な教員に対しては、他人の著作物を利用する場
12.謝
合には、必ず利用許諾をとる必要があることを知らせ
辞
最後に、今回の取り組みを進めるにあたり貴重な体
る必要がある。また、著作権処理に関する学内組織が
験談やアドバイスをいただきました広島大学情報メ
あると望ましい。
ディア教育研究センターの隅谷孝洋先生、広島大学大
②
情報交換の場の設置
学院社会科学研究科の安武公一先生、熊本大学総合情
センターは、電子教材作成ツールMmoaの利用促進
報基盤センターの中野裕司先生、九州大学情報基盤セ
のために「教材の電子化に関する懇話会」を開催した
ンターの井上仁先生、多川孝央先生、帝京大学理工学
ことがある。それと同じく平成17年度は「μ Cam 利
部ラーニングテクノロジ開発室の渡辺博芳先生、名古
用懇話会」を開催し、学部・学科を超えた教員同士が
屋大学情報メディア教育センターの山里敬也先生、岡
お互いの活用事例を気軽に話しあえるコミュニティを
田啓先生に深く感謝いたします。
また、システム開発などで協力を受けた株式会社
形成する。
CSK(2005年10月株式会社 CSK システムズに社名変
③
更)の岩澤亮祐氏、尾崎正和氏、株式会社 CSK コ
共同利用のため検索情報
教材やコースの共同利用を図るため、国際規格LO
ミュニケーションズの森本結佳氏、瀧美渚子氏、周孟
M(Learning Object Metadata)などを調査し、教材
青氏(株式会社エミットジャパン、現在は名古屋大学
に検索情報(タイトル、作成者、学系、キーワード、
情報連携基盤センター)、に謝意を表します。
概要)の実装。
さらに、情報教育研究センターのスタッフの皆様、
−41−
本研究に際してご指導、ご助言くださいました、情報
14)社団法人私立大学情報教育協会コンテンツ標準化
教育研究センターの濱谷英次教授に感謝いたします。
検討委員会:「教育改革を目指したeラーニングの
すすめ」社団法人私立大学情報教育協会(2005)
【参考文献】
15)岡田由紀子:「「情報活用の基礎100問チェック」
1)日下直也:「ログオンメッセージおよび課題提出
による理解度調査 3年間(平成13年度∼平成15
システム構築によるユーザビリティの向上」平成
年度)の比較」武庫川女子大学・同短期大学部情
14年度大学情報化全国大会、社団法人私立大学情
報教育研究センター年報2003(2004)
報教育協会(2002)
2)佐々木康成、川嶋健太郎、小野寺涼子:「 PC ・
ネットワーク利用ガイドにおけるユーザビリティ
の向上について」平成15年度大学情報化全国大会、
社団法人私立大学情報教育協会(2003)
3)市川尚、鈴木克明:「Web構築支援システムの開
発研究」日本教育システム情報学会研究報告Vol.
99 No.3(1999)
4)隅谷孝洋、稲垣知宏、長登康、中村純:「 Web
CTのカスタマイズ」第1回WebCT研究会(2003)
5)安武公一、三次友紀子:「主体的な学習意欲形成
を促すWebCTハイブリッド授業環境の構築」第
1回WebCT研究会(2003)
6)中野裕司、喜多敏博、杉谷賢一、松葉龍一、右田
雅裕、武蔵泰雄、入口紀男、辻一隆、島本勝、木
田健、秋山秀典:「複数教官による大規模同一内
容講義における WebCT の利用」第1回 WebCT
研究会(2003)
7)井上仁、多川孝央:「 WebCT の導入および活用
戦略とその実施」第2回WebCT研究会(2004)
8)渡辺博芳、高井久美子、佐々木茂、荒井正之、武
井惠雄:「 WebCT を活用したオブジェクト指向
プログラミング教育の実践例」第1回WebCT研
究会(2003)
9)中島英博、山里敬也、岡田啓、中井俊樹:「eラー
ニングハンドブックの制作」第1回WebCT研究
会(2003)
10)岡田由紀子、小野賢太郎、濱谷英次:「文系主体
の私立大学におけるWebCT導入の工夫」第3回
日本WebCTユーザカンファレンス(2005)
11)中野彰、岡田由紀子:「情報基礎教育プレイスメ
ントテストの開発」平成17年度大学情報化全国大
会、社団法人私立大学情報教育協会(2005)
12)小野賢太郎、濱谷英次:「「2006年問題」を踏まえ
た情報基礎教育の構築」平成17年度大学情報化全
国大会、社団法人私立大学情報教育協会(2005)
13)武庫川女子大学情報教育研究センター:「μCam
利用ガイドブック−教員用−」武庫川女子大学情
報教育研究センター(2005)
−42−
センター関係諸規程
武庫川女子大学情報教育研究センター規程
[平成6年4月1日]
[規程
(設
第3号]
置)
第1条
武庫川女子大学(以下「本学」という。)に武庫川女子大学情報教育研究センター(以下「センター」とい
う。)を置く。
(目
的)
第2条
センターは、高度情報社会におけるマルチメディアが、教育や文化に及ぼす影響等について基礎的かつ先導
的な研究を行い、それらの成果を学院の情報化の推進に資することを目的とする。
(所掌業務)
第3条
センターは、前条の目的を達成するため、次に掲げる業務を行う。
コンピュータ及びその利用技術に関する研究
情報教育及び情報教育に関する調査研究
学院の情報化に関する企画調整
公開講座・研究会等の開催
研究及び調査の受託
資料の収集と情報の提供
センター年報・報告書の発行
その他目的達成のために必要な業務
(センター長)
第4条
センターにセンター長を置く。
2
センター長は、理事長が専任教授のうちから任命する。
3
センター長の任期は2年とし、再任を妨げない。
4
センター長は、学長の命を受け、所掌の業務を処理する。
(専任教員)
第5条
センターに所要の専任教員を置く。
2
専任教員は、センターの教授、助教授、講師及び助手とする。
3
専任教員は、センター長の指導監督のもとに、センターの研究業務及びセンターの必要業務に従事する。
(研究員)
第6条
センターにセンター業務の内容に応じて、学長の承認を得て所要の研究員を置くことができる。
2
研究員は、教授、助教授、講師又は助手をもって充てる。ただし、兼務とする。
3
研究員は、センターの研究業務及びセンターの必要業務に従事する。
(嘱託研究員)
第7条
センターの必要に応じて嘱託研究員を置くことができる。
2
嘱託研究員は、センター長が推薦し、学長が委嘱する。
3
委嘱期間は、1年以内とする。ただし、必要があれば更新することができる。
4
嘱託研究員は、特定又は共同研究の業務に従事する。
(事務職員)
第8条
2
センターに所要の事務職員を置く。
事務職員は、事務局長の指導監督のもとに、センター長の指示を受けてセンターの事務を処理する。
−43−
(補
則)
第9条
この規程に定めるもののほか、センターの管理運営に関し必要な事項は、別に定める。
附
則
この規程は、平成6年4月1日から施行する。
附
則
1
この規程は、平成10年4月1日から施行する。
2
武庫川学院情報システム化委員会規程(平成5年4月1日)は廃止する。
武庫川女子大学・武庫川女子大学短期大学部情報処理教育委員会規程
[平成2年7月20日]
[規
(設
程
第10号]
置)
第1条
武庫川女子大学及び武庫川女子大学短期大学部の情報処理教育を推進するために、「武庫川女子大学・武庫
川女子大学短期大学部情報処理教育委員会」(以下、「委員会」という。)を置く。
(目
的)
第2条
委員会は、学長の諮問に応じ、次の事項について審議し、処理する。
全学の情報処理教育及びカリキュラムの総括的な企画並びに調整に関する事項
情報処理教育に関する教材整備に関する事項
情報処理教育に関する将来計画の策定、立案並びに調整・研究に関する事項
その他情報処理教育に関し必要な事項
(構
成)
第3条
委員会は、各学部・学科の専任教員のうちから学長が委嘱する委員をもって構成する。
2
委員会に委員長を置き、学長が委嘱するものをもって充てる。
(委員の任期)
第4条
(会
委員の任期は、1年とする。ただし、引き続き再任することを妨げない。
議)
第5条
委員会は、必要に応じて委員長が招集し、その議長となる。
2
委員長に事故あるときは、あらかじめ委員長の指名した者が議長となり、その職務を代行する。
3
委員長は、必要に応じ会議に委員以外の者の出席を求め、その意見を聴くことができる。
(庶
務)
第6条
委員会の庶務は情報教育研究センターがこれにあたる。
附
則
この規程は、平成2年7月20日から施行する。
−44−
武庫川学院キャンパスネットワーク運営委員会規程
[平成9年4月1日]
[規
(設
程
第1号]
置)
第1条
(目
武庫川学院にキャンパスネットワーク運営委員会(以下「運営委員会」という。)を置く。
的)
第2条
運営委員会は、情報システム化委員会の方針に基づき、武庫川学院キャンパスネットワーク
(Mukogawa
Women's University Network 以下「MWUnet」という。)に関して教育、研究、広報、その他関係業務の電子情
報の発信、収集を円滑に行うことを目的とする。
(所掌業務)
第3条
運営委員会は、前条の目的を達成するため、次に掲げる業務を行う。
MWUnet利用に関する電子データの取り扱いに関する事項
IDの申請及び発行に関する事項
ホームページなど情報の作成及び運用に関する事項
MWUnet運用規約及び運用細則に関する事項
その他、前条の目的達成のために必要な事項
(構
成)
第4条
運営委員会は、大学院、各学部・学科、各研究所、附属図書館、広報室、附属中学校・高等学校、その他関
係部署のうちから理事長が委嘱する委員をもって構成する。
2
運営委員会に委員長を置き、理事長が委嘱する者をもって充てる。
(委員の任期)
第5条
(会
運営委員の任期は1年とする。ただし、再任を妨げない。
議)
第6条
運営委員会は、必要に応じて委員長が招集し、議長となる。
2
委員長に事故あるときは、あらかじめ委員長の指名した者が議長となり、その職務を代行する。
3
委員長は、議事を円滑に行うため、運営小委員会を設けることができる。
4
委員長は、会議に運営委員以外の者の出席を求め、その意見を聞くことができる。
(その他)
第7条
(補
委員長は、必要に応じワーキング・グループを委嘱し、専門的事項について検討することができる。
則)
この規程に定めるもののほか、MWUnet運用規約及び運用細則は別に定める。
第8条
(庶
務)
第9条
運営委員会の庶務は、事務システム開発室が担当する。
附
則
この規程は、平成9年4月1日から施行する。
−45−
武庫川学院キャンパスネットワーク運用規約
(趣
旨)
第1条
この規約は、武庫川学院キャンパスネットワーク運営委員会規程第8条の規定に基づき「MWUnet」の運
用について必要な事項を定めるものとする。
(目
的)
第2条 MWUnetは、教育、研究、広報、その他の関係業務に関する電子情報を有効に活用することを目的とする。
(ドメイン名)
MWUnetのドメイン名は、「mukogawau.ac.jp」とする。
第3条
(管理、運用)
第4条 MWUnetの管理、運用は、武庫川学院キャンパスネットワーク運営委員会(以下「運営委員会」という。)
の合意のもとに情報教育研究センターが当たる。
(ガイドライン)
第5条
MWUnetの管理・運用及び利用に関する具体的な事項については、別途武庫川学院キャンパスネットワー
ク運用・利用ガイドライン(以下「ガイドライン」という。)を定め、遵守するものとする。
(利用と申請)
第6条
MWUnetのサービスを利用する者は、この規約及びガイドラインに従い、運営委員会に申請し、許可を得
なければならないものとする。
(利用資格)
MWUnetを利用できる者は、次の各号のいずれかに該当するものとする。
第7条
武庫川学院職員、学生及び生徒
その他、運営委員会が適当と認めた者
(提供するサービス)
MWUnetは、次に掲げるサービスを提供する。
第8条
電子メール
電子会議室、電子掲示板
Webによる情報発信
学外インターネットへの接続
その他、教育、研究、広報などに必要なこと
(禁止事項)
MWUnetの利用に当たって、次の行為をしてはならない。
第9条
他人のプライバシーを損なうおそれのある記述又は公序良俗に反する記述
コンピュータウィルスなど有害なプログラムの使用又は提供
ネットワークを利用した犯罪行為、他人に対する誹謗中傷、他人の秘密の漏洩、市販ソフトウェアのコピー・売
買・交換、他人の著作権侵害などの違法行為
ネットワークを利用した営業活動や営利を目的とする広告
その他、本学院の規則、法令及び社会慣行に反する行為
−46−
(利用の停止及び禁止)
MWUnetの利用者が、第6条又は第9条に違反した場合は、運営委員会は、利用を停止又は禁止すること
第10条
ができる。
(電子データの削除)
第11条
利用者又は電子データが次のいずれかに該当するとき、運営委員会は、当該利用者に連絡の上電子データの
削除を求める。なお、緊急やむを得ない場合、運営委員会は利用者の電子データを予告なしに削除することができ
る。
第6条又は第9条の各号に規定する内容のいずれかに違反した場合
第8条で定めるサービスの電子データが所定の期間を経過した場合
(利用権の喪失)
第12条
第7条に定めた利用資格を喪失した時をもって利用権を失うものとする。
(通信機器の停止)
第13条
MWUnetのサービスを良好な状態で運用するため、運営委員会は、利用者に事前通知なしにその運用を一
時停止し、保守点検をすることができる。
(損害の免責)
第14条
MWUnetの運用に当たって、いかなる場合もサービスの遅延、中断又は停止により利用者が被った損害に
ついて、運営委員会は、責任を負わない。
MWUnetの運用に当たって、サービスから得た情報の内容、又はその表示により利用者が被った損害につ
2
いて、運営委員会は、責任を負わない。
(ガイドラインの変更)
第15条
附
MWUnetの運用上必要と認めた場合、運営委員会は、ガイドラインを変更することができる。
則
この規約は、平成9年4月1日から施行する。
附
則
この規約は、平成14年4月1日から施行する。
−47−
武 庫 川 女 子 大 学
情報教育研究センター年報
2004
― 活動報告編 ―
武庫川女子大学
情報教育研究センター年報
2004
(活動報告編)
1.情報教育研究センター概要
ò
1
運営方針・重点目標……………………………………………………………………………………………………………1
ò
2
組織………………………………………………………………………………………………………………………………1
ò
3
業務内容(教員)………………………………………………………………………………………………………………1
ò
4
業務内容(事務室)……………………………………………………………………………………………………………2
ò
5
センターカレンダー……………………………………………………………………………………………………………3
2.情報処理教育委員会
ò
1
情報処理教育委員………………………………………………………………………………………………………………4
ò
2
委員会日時・内容………………………………………………………………………………………………………………4
3.学院キャンパスネットワーク状況
ò
1
ネットワークの整備……………………………………………………………………………………………………………5
ò
2
情報セキュリティ………………………………………………………………………………………………………………5
ò
3
ID発行状況 ……………………………………………………………………………………………………………………7
ò
4
IP発行状況 ……………………………………………………………………………………………………………………9
ò
5
ネットワーク利用講習会・センター利用説明会……………………………………………………………………………10
4.ホームページについて……………………………………………………………………………………………………………11
5.情報処理教育
ò
1
全学情報処理教育カリキュラム………………………………………………………………………………………………12
ò
2
全学情報処理教育施設・設備概要……………………………………………………………………………………………17
ò
3
自主学習状況……………………………………………………………………………………………………………………18
ò
4
情報教育教材(ソフト)一覧…………………………………………………………………………………………………20
ò
5
外部委託の実施…………………………………………………………………………………………………………………22
ò
6
教育支援パソコン………………………………………………………………………………………………………………23
6.マルチメディア環境整備…………………………………………………………………………………………………………24
7.学術講演会…………………………………………………………………………………………………………………………25
8.電子教材開発への取り組み………………………………………………………………………………………………………26
9.教員対象パソコン講座……………………………………………………………………………………………………………27
10.学外活動……………………………………………………………………………………………………………………………28
11.発行物一覧…………………………………………………………………………………………………………………………30
1.情報教育研究センター概要
ò
1
運営方針・重点目標
社会の高度情報化に対応した情報環境の実現と教育の情報化に関する支援環境を整備する。
◎調査・研究
・マルチメディア環境の整備と活用に関すること
・キャンパスネットワークの効率的な運用と教育利用に関すること
・大学教育としての情報教育の在り方に関すること
◎教育の情報化
・教材の電子化に関すること
・学習支援システムの構築に関すること
◎情報教育の推進
・情報基礎教育の具体化に関すること
・専門教育の支援に関すること
◎研修・広報
・ユーザー教育に関すること
・センター並びにネットワーク利用に関する研修・広報に関すること
◎管理・運用
・キャンパスネットワークの安全かつ円滑な運用管理に関すること
・マルチメディア環境の維持管理に関すること
・情報教育環境の維持管理に関すること
特に、16年度はMUSESとの取り組みを連携しつつ、14年度に導入された各種システムの円滑な運用を実現する
ため新たに生じた業務を踏まえつつ、インフラのより一層の活用を図るため、既存業務との調整を行う。
ò
2
組織
・総括
(センター長
濱谷)(課長
上元)
・教員関係[常任委員/研究員]宮本、中野、小野、福井
・非常勤助手・副手
[専任助手]
岡田
三島、河村、富田、富永、橋本、村上、上村、裏山
・事務関係(情報教育支援課)谷澤、跡部、田中、小林、馬殿、松本、*田坂
ò
3
*臨時職員
業務内容(教員)
A.ネットワークの運用・構築(常任委員
小野、福井)
MWU-netの運用とシステムの管理、対外接続への対応(SINET、OCN、IIJ)、セキュリティ対策の実施、
稼動状況の分析(モニター項目の明確化)、新規構築・拡充・改善計画の検討
B.情報教育の推進(常任委員
宮本、小野)
基礎的情報教育の実施(専門基礎教育の外部委託への対応)
、共通教育情報処理関連科目の再構築、
学科専門科目の支援、実習環境の整備(既存施設設備、新規施設設備)
C.教育の情報化への取り組み(常任委員
小野、中野、岡田)
学習支援システムの検討、教材の電子化の推進(学内プロジェクト立ち上げ、取り組みの組織化、開発ツー
ルの公開)、教員向け教材開発支援、開発ツールの説明会開催・支援
D.研修・広報の強化(常任委員
中野、福井、岡田)
学術講演会・ワークショップの企画・実施、マルチメディア教室・遠隔授業システムの利用説明会、
教員向け研修講座の企画・実施、センター年報の発行、センターニュースの発行(年4回)
、センターHP
コンテンツ更新体制の具体化、各種広報・啓蒙パンフレットの発行
E.調査・研究の推進(常任委員
中野、宮本、福井、小野、岡田)
各種調査の企画・実施(定期的、随時)
*基礎的情報教育の調査・研究、情報機器利用調査、情報関連スキル調査、研修講座希望調査など
関連委員会等への参考資料作成、私情協等外部資料の調査、研究活動の推進(教育用DBの開発、学習環境
のマルチメディア化)
−1−
ò
4
業務内容(事務室)
総
予
務
1
2
3
4
5
センター職員の勤務に関すること
公文書の収受・処理に関すること
センター関係文書の整理に関すること
センター所管の規程に関すること
将来計画に関すること
算
1
2
3
センターの予算申請と執行に関すること
補助金申請に関すること
センター図書に関すること
1
2
キ ャ ン パ ス 3
ネットワー ク 4
5
6
ネットワークのID・IP発行と管理に関すること
ネットワークの管理と運用に関すること
MIETの管理と運用に関すること
ネットワークの利用相談に関すること
ネットワーク利用講習会の企画・実施に関すること
ネットワークの利用状況に関すること
育
1
2
3
4
5
教務事務関係に関すること
情報基礎教育アウトソーシングに関すること
教育支援パソコンの貸出・返却および管理に関すること
パソコン資格講座に関すること
電子教材開発に関すること
会
1
教員対象パソコン研修会に関すること
センター広 報
1
2
3
4
5
各種発行に関すること
年報の企画・編集・発行に関すること
センターニュースの企画・編集・発行に関すること
各種ガイドブックに関すること
センターホームページに関すること
情
報
研
教
修
1
2
委員会事務処理
3
4
情報処理教育委員会に関すること
学院キャンパスネットワーク運営委員会に関すること
情報教育研究センター常任委員会に関すること
マルチメディア教室の管理・運用に関する連絡会に関すること
マルチメディア教室
1
2
マルチメディア教室(装置)の運用・利用相談・利用状況・障害対応に関すること
メディアホールの装置利用に関すること
学
1
2
3
私立大学情報教育協会に関すること
官公庁等からの調査回答・報告書に関すること
研究助成・委託研究に関すること
外
交
渉
1
他部署との連携 2
3
新教育支援システムMUSESプロジェクト
教室管理連絡会
新教学局システム連絡窓口
1
2
3
4
5
6
情報教育の支援・
7
利 用 者 対 応
8
9
10
11
12
13
授業サポートに関すること
副教材の印刷・整理に関すること
教室環境の整備に関すること
オープン・クローズに伴う施錠に関すること
センターフロア等の環境整備・清掃等に関すること
センター利用者の対応・サポートに関すること
総合インフォメーションに関すること
センター所有ソフトウェアのバージョンアップ・整理・登録・保管に関すること
センター関係掲示に関すること
センター関係資料作成に関すること
施設見学者対応に関すること
図書の整理・保管に関すること
センター利用者集計に関すること
−2−
−3−
1日
ー
関
係
センターニュース(第9-2号)
発行
教材作成に役立つパソコン講座
MM-106・107移転
鳴尾中学「トライやるウイーク」活動
受入
情報教育研究センター学術講演会
センターニュース(第9-1号)
発行
14・22日
15日
21日
21日
8・14・15日
3日
16日
H17.
1月
2月
3月
教材作成に役立つパソコン講座
センターニュース(第9-4号)
発行
教材作成に役立つパソコン講座
教材作成に役立つパソコン講座
センターニュース(第9-3号)
発行
Mmoa利用講習会
センター年報2003発行
2・16・19・ μCam利用説明会
25日
13日
27・28・29日
26日
2日
9日
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
6・26日
センター利用説明会・ネットワーク
利用講習会
教職員対象ネットワーク利用講習会
センター利用説明会・ネットワーク
利用講習会
教職員対象ネットワーク利用講習会
センター利用説明会・ネットワーク
利用講習会
教職員対象ネットワーク利用講習会
メディアホール点検
センター利用説明会・ネットワーク
利用講習会
教職員対象ネットワーク利用講習会
メディアホール点検
センター利用説明会・ネットワーク
利用講習会
教職員対象ネットワーク利用講習会
メディアホール天井カメラ移設
マルチメディア操作卓点検
ネットワーク利用講習会
センター利用説明会・ネットワーク
利用講習会
教職員対象ネットワーク利用講習会
センター利用説明会・ネットワーク
利用講習会
教職員対象ネットワーク利用講習会
18日
7・8・11・14・15・24・25日
8日
1・4・7・11・12・16・18日
センター利用説明会・ネットワーク
利用講習会
教職員対象ネットワーク利用講習会
マルチメディア操作卓点検
メディアホール点検
1・3・4・9・12・15・18・21・ センター利用説明会・ネットワーク
24・26日 利用講習会
3・15・28日 教職員対象ネットワーク利用講習会
17日
14・18・22・28・31日
3・14日
2・3・7・11・15・17・21・24日
12・24日
1日
2・5・8・12・13・17・19・22・29日
1・5・8・9・11・15・19・21・
25・29日
1・14・26日
27日
17・27日
22日
13・14・15・16日
17・21・22・24・27・29・30日
10・30日
1・13・28日
2・5・9・14・16・20・23・27日
8・18日
1・4・10・14・18・23・25・29日
センター利用説明会・ネットワーク
利用講習会
教職員対象ネットワーク利用講習会
センター利用説明会・ネットワーク
利用講習会
教職員対象ネットワーク利用講習会
MM館マルチ卓実習環境説明会
MM館以外マルチ卓説明会
新入生対象ネットワーク利用講習会
(ID一括発行)、
センター利用説明会
ネットワーク・マルチメディア関係
7・8・11・14・19・24・28日
タ
5月
ン
12・13・14・15・16・19・21・23・
24・27・30日
3・5・9・15・20日
3・5・9日
3・5・9日
10日
セ
センターカレンダー
H16.
4月
月
ò
5
2日
17日
2日
24日
19日
27日
1日
16日
10日
18日
13日
21日
30日
7日
15日
24日
12日
27日
22日
委
員
会
関
係
情報処理教育委員会
キャンパスネットワーク運営
委員会
情報処理教育委員会
キャンパスネットワーク運営
委員会
情報処理教育委員会
キャンパスネットワーク運営
委員会
情報処理教育委員会
キャンパスネットワーク運営
委員会
情報処理教育委員会
キャンパスネットワーク運営
委員会
情報処理教育委員会
キャンパスネットワーク運営
委員会
キャンパスネットワーク運営
委員会
情報処理教育委員会
キャンパスネットワーク運営
委員会
キャンパスネットワーク運営
委員会
情報処理教育委員会
キャンパスネットワーク運営
委員会
キャンパスネットワーク運営
委員会
7日
23日
26日
11日
25日
19日
22日
25日
4日
10日
19日
20日
22日
13日
15日
19日
25日
4日
8日
10日
11・12日
25日
28日
23日
27日
センター施設利用・見学
見学(大阪府立金岡高校)
見学(神出学園)
施設利用(知的障害のある方のオープン
キャンパス)
見学(オープンキャンパス)
見学(吉利大学)
見学(甲西高校PTA)
見学(尼崎北高校)
見学(地域別教育懇談会)
見学(MFWI)
見学(明石北高校)
見学(オープンキャンパス)
見学(関西私立女子大学研修会)
施設利用(知的障害のある方の夏季大学)
見学(大阪市立淀商業高校)
見学(阪南高校)
見学(中高大施設見学会)
見学(オープンキャンパス)
見学(セントマーチンズ大学)
見学(倉吉西高校教諭)
見学(札幌大学)
施設利用
(私情協
「教育の情報化フォーラム」
)
見学(尼崎小田高校)
見学(有馬高校)
(国際交流室)
見学(東灘高校)
(明石南高校)
見学(西脇高校)
2.情報処理教育委員会
ò
1
情報処理教育委員
中野
彰(日文)
笹部
井上
雅勝(人間)
奈良田朋子(音楽)
ò
2
徹(英文)
萬代
悟(教育)
西田
徹(環境)
石崎由美子(食物)
松野
純男(薬学)
徳家
雅子(健康)
伊佐治せつ子(情報)
委員会日時・内容
第1回 平成16年5月12日(水)16:10∼17:50
ò
1 情報基礎教育の習熟度別クラス編成について
ò
2
第6回 平成16年12月1日(水)16:15∼17:45
ò
1 平成18年度以降情報基礎教育カリキュラムにつ
平成16年度前期共通教育(情報関連科目)履修
いて
ò
2
申込状況について
ò
3
ò
4
情報教育の今後について
各学科における情報関連施設等の整備計画と
第7回 平成17年1月19日(水)16:00∼17:55
ò
1 平成18年度以降情報基礎教育カリキュラムにつ
ネットワーク接続について
ò
5
その他
その他
①
情報教育研究センターからの掲示連絡について
②
学習支援システムの講演とデモについて
第2回
いて
ò
2
その他
①
平成16年6月2日(水)16:10∼18:20
第8回 平成17年2月2日(水)15:45∼17:45
ò
1 平成18年度以降情報基礎教育カリキュラムにつ
学習支援システムの実践報告とデモンストレー
ション
いて
ò
2
講演「学習支援システムを活用した教育実践」
平成17年度情報処理関連科目カリキュラム予定
学習支援システムのデモンストレーション
について
第3回 平成16年7月7日(水)16:10∼17:40
ò
1 情報教育の今後について
ò
2
ò
3
ò
3
平成17年度MM館コンピュータ実習室開講希望
科目におけるソフトウェアの使用について
ò
4
平成17年度外部委託による情報基礎教育科目連
「情報活用の基礎」実施状況について
絡窓口担当について
ò
5
その他
① MM館のプリンタ利用状況について
第9回 平成17年3月2日(水)16:10∼17:15
ò
1 平成18年度以降情報基礎教育カリキュラムにつ
い
について
ò
2
ò
3
16年度前期外部委託科目「情報活用の基礎」実
施報告
ò
3
ò
4
次年度「情報活用の基礎」開講計画について
16年度前期外部委託科目「情報活用の基礎」の
ò
4
ò
5
平成16年度後期外部委託科目授業アンケート結
果について
平成16年度「情報活用の基礎」前後のテスト結
平成17年度新入生オリエンテーションおよび新
入生対象学院キャンパスネットワーク利用講習
その他
①
平成17年度情報処理関連科目開講予定について
果について
確認テスト実施について
学習支援システム「μCam」の利用について
ò
5
ò
6
その他
① 平成17年度前期「情報機器の操作Ⅰ」について
第4回 平成16年10月13日(水)16:30∼17:30
ò
1 16年度後期共通教育情報処理関連科目申込状況
ò
2
平成17年度の「情報活用の基礎」
会等について
全学共用プリンタ
*上記全て[報告・連絡事項]
第5回 平成16年11月10日(水)17:15∼18:30
ò
1 平成18年度以降情報基礎教育科目カリキュラム
について
ò
2
ò
3
学習支援システム「μCam」の機能について
その他
−4−
3.学院キャンパスネットワーク状況
ò
1
ネットワークの整備
平成16年度学内LAN増強として、以下の項目について整備を行った。なお、整備にあたっては、文部科学省私学
助成「情報通信装置(学内LAN装置)」の補助を一部受けて行った。
①
新館へのネットワーク延長
新設の健康科学館(HS)へ南館(S)を経由して基幹線を延長、館内への支線延長および情報コンセントの新
設を行った。
②
基幹部分の高速化
ATMネットワークから高速ギガビットネットワークへの移行を順次行うことを計画した。平成16年度はATM
スイッチを公江記念館(KM)からマルチメディア館(MM)への移設およびギガビットスイッチ(OmniSwitch
7800)の新規導入、文学1号館(L1)への光ケーブルの更新を行った。
③
既存機器および支線ネットワークの強化
基幹部分の増速に伴う通信機器の強化(L1・L2・C)および支線部分の増速を図るための通信機器の増強(P・
PⅦ)を行った。
④
ネットワーク監視機能の強化
ネットワーク監視装置( NetVital エージェント装置、 LAN
対応プローブ、ASTECプラットホーム・Eyes基本パッケージ)
を導入した。
⑤
メールサーバ増強
新教育支援システム(MUSES)稼働開始などメール利用の
増加に対応するため、メールサーバ機(SS-UF280R)を導入
した。
⑥
侵入検知システム導入
不正侵入を検知するため、侵入検知システム( SecureSoft
T-100)およびパーソナルファイヤーウォールソフト(Black­
Ice)を導入した。
ò
2
ネットワーク増強概要図
情報セキュリティ
■コンピュータウイルス
H16年度は、4月に「警戒レベル2」が発令された他、2件のウイルス感染報告があった。
①
「警戒レベル2」発令
平成16年4月28日(水)、コンピュータウイルス「WORM_BAGLE.X」に感染したメールが学内から発信され
ていることが確認された。「警戒レベル2」を発令し、ウイルス対策ソフトのパターンファイル更新、ウイルスス
キャン及びWindows Updateの実施について学内アナウンスを行った。5月7日(金)に「警戒レベル2」を解除
した。
②
感染報告
平成16年6月21日(月)、学科実習室1教室で、ユーザ2名のローカルディスクにコンピュータウイルス
「TROJ_AGENT.NL」が見つかり、業者の対応により削除した。また、実習室内の各端末でスパイウェアが13∼
60個見つかったため、フリーソフト(Spy Bot)でこれを削除した。
平成17年2月10日(木)、メディア(MO)の共用を介して、研究室のパソコンがコンピュータウイルス「RED­
LOF.A」に感染していることが判明した。研究室のパソコンのウイルス対策ソフトのパターンファイルを更新し、
Windows Updateを行った。さらにウイルススキャンを実施し、感染ファイルが「隔離」の状態になったことを確
認した。
−5−
■不正アクセス
以下のとおり、不正アタックによる障害が5件発生した。サーバに対して最新のセキュリティパッチを適用すると
共に、F/Wの学外側に設置していたWWWサーバ、PPP認証サーバをF/Wの学内側に移動させる等、セキュリティ
の確保を行った。
①
平成16年9月8日(水)
Web Mailサーバ(Webmail01)
障害内容:Web Mailサーバへアクセスできない
対
②
応:ファイルが改竄されていたため、サーバをOSから再構築し、最新セキュリティパッチを適用した。
平成16年9月21日(火)
学外公開WWWサーバ
障害内容:学外公開WWWサーバから外部へ異常な量のトラフィックが送出
対
応:システムに侵入されていることが確認されたため、9月21日(火)
、WWWサーバを停止。OSの再イ
ンストール、最新セキュリティパッチの適用を行い、9月23日(木)に学院ホームページの閲覧のみ
復旧。10月1日(金)より全運用を再開した。
③
平成16年9月28日(火)
リモートログインサーバ
障害内容:リモートログインサーバから外部へ異常な量のトラフィックが送出
対
応:システムに侵入されていることが確認されたため、9月28日(火)、リモートログインサーバを停止。
最新セキュリティパッチの適用を行い、9月29日(水)に復旧した。
④
平成17年2月25日(金)
図書館
外部検索サーバ
障害内容:学外より検索サービスが利用できない
対
応:システムに侵入されていたことが確認されたため、2月25日(金)、当該サーバを停止。最新セキュ
リティパッチの適用を行い、3月1日(火)より一部サービス運用再開。3月2日(水)より全運用
を再開した。
⑤
平成17年3月12日(土)
F/Wの学外側に設定している学科サーバ
障害内容:学内からのインターネット接続、学外からの学院ホームページの閲覧及びメールサーバへのアクセス
ができない。
対
応:F/Wの学外側に設定している学科サーバ1台から異常な量の通信が送出され、ネットワーク基幹機
器の動作が不安定になっていることが確認されたため、当該サーバをネットワークから切断し、その
後、ネットワークが復旧した。当該サーバは、IPによるアクセス制限、OSのバージョンアップの対
応後、ネットワークに再接続した。
■スパイウェア
元々マーケティングリサーチを目的に作られたものであるが、有害プログラムを侵入させるなど、悪意のあるスパ
イウェアが増えてきている状況をふまえ、H16年7月、スパイウェアについて学内アナウンスし、注意を促した。
■無線LAN
H16年10月、無線LANの危険性について学内アナウンスと、無線LANの利用状況調査を並行して行った。調査結
果を受けて、無線LAN利用者にセキュリティ対策報告書の提出を求めると共に、無線LANの利用ガイドライン作成
に向けて準備を進めることになった。
−6−
ò
3
ID発行状況
MWU-net
平成17年3月18日現在
■大学院・専攻科
所
属
1
修 士
博 士
専攻科
■大学
所
大
大
大
大
大
大
大
大
大
大
小
属
日
英
教
健
人
環
食
情
音
薬
計
年
67
6
7
2
年
187
246
252
131
179
148
212
171
51
215
1,792
2
1
年
47
2
3
年
204
260
272
149
176
142
213
180
60
242
1,898
3
年
合
4
年
196
228
287
160
172
164
226
183
46
203
1,865
■短大
所
短
短
短
短
短
短
短
小
計
114
12
7
4
年
233
269
223
157
182
167
187
127
40
231
1,816
合
計
820
1,003
1,034
597
709
621
838
661
197
891
7,371
属
日
英
教
人
健
食
生
計
■その他学生
所
属
研究生
科目等履修生
小 計
1
年
125
140
187
141
120
207
233
1,153
合
2
年
125
134
158
115
112
198
209
1,051
合
計
250
274
345
256
232
405
442
2,204
計
0
14
14
■教職員(特定業務用IDは除く)
所
属
合 計
教 員
484
事務職員
243
小 計
727 総合計 10,449
I
D取得率
56.8%
大学院・専攻科
所
属
43.2%
大学
99.9%
短大
99.9%
44.8%
教員
55.2%
76.4%
事務職員
0%
10%
20%
30%
40%
23.6%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
在籍数
234
在籍数
7,377
在籍数
2,205
在籍数
1,080
在籍数
318
取得済
未取得
I
D取得者数比較
8,000
7,247 7,371
7,000
6,548
6,000
H13年度
H14年度
H15年度
H16年度
5,700
5,000
4,000
2,756
3,000
2,482
2,118 2,204
2,000
1,000
57 89 106 133
380 414 446 484
196 220 235 243
教員
事務職員
0
大学院・専攻科
大学
短大
所属
−7−
MIET
平成17年3月18日現在
■大学院・専攻科
所
属
1
修 士
博 士
専攻科
■大学
所
大
大
大
大
大
大
大
大
大
大
小
属
日
英
教
健
人
環
食
情
音
薬
計
年
67
6
7
1 年
187
246
252
131
179
148
212
171
51
215
1,792
2
年
47
2
2 年
204
260
272
149
176
142
213
180
60
242
1,898
3
年
合
4
3 年
196
228
287
160
172
164
226
183
46
203
1,865
■短大
所
短
短
短
短
短
短
短
小
計
114
12
7
4 年
233
269
223
157
182
167
187
127
40
231
1,816
合
計
820
1,003
1,034
597
709
621
838
661
197
891
7,371
属
日
英
教
人
健
食
生
計
■その他学生
所
属
研究生
科目等履修生
小 計
■教職員
所
属
教 員
事務職員
その他*
小 計
1
年
125
140
187
141
120
207
233
1,153
合
計
0
14
14
合
計
494
250
94
838
2
年
125
134
158
115
112
198
209
1,051
合
計
250
274
345
256
232
405
442
2,204
総合計
10,560
*その他:業務用ID、システム管理用ID、テスト用ID等
I
D取得率
56.8%
大学院・専攻科
所
属
43.2%
大学
99.9%
短大
99.9%
45.7%
教員
54.3%
78.6%
事務職員
0%
10%
20%
30%
40%
21.4%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
在籍数
234
在籍数
7,377
在籍数
2,205
在籍数
1,080
在籍数
318
取得済
未取得
I
D取得者数比較
8,000
7,247 7,371
7,000
6,561
H13年度
H14年度
H15年度
H16年度
5,969
6,000
5,000
4,000
2,756
3,000
2,482
2,118 2,204
2,000
1,000
57 89 106 133
394 424 463 494
222 235 247 250
教員
事務職員
0
大学院・専攻科
大学
短大
所属
−8−
ò
4
IP発行状況
1、グローバルIP発行状況
利
用
目
IP発行数
的
研
究
室
157
サ
ー
バ
87
ネットワーク中継機器
35
ネットワーク基幹機器
74
そ
合
の
他
44
計
397
2、ローカルIPでの接続状況
場
中央図書館(C)
文学1号館(L1)
文学2号館(L2)
東館(E)
南館(S)
日下記念マルチメディア館
(MM)
所
備
1階、2階、3階、6階
図書課
L1-202、204
大英・短英
L1-305、306、401
大人・短人
L1-402、403
マルチメディア教室(卓のみ)
L2-23
マルチメディア教室
L2-21(H16年9月より)、L2-27
大英・短英
L2-31
大教・短教
L2-41A、L2-41B
大日・短日
L2-42、43
大人・短人
L2-46
大日
E-201、202
マルチメディア教室(卓のみ)
E-302(H16年8月まで)
大環・短生
E-401
大日・短日
S-21、22、35、36、37
マルチメディア教室
B1、1(MM-106除く)、2階
各部署
MM-106(H16年9月より)
大環・短生
2階 情報教育研究センター内
3、4階、MM-808、812
情報教育研究センター
7、8階(MM-808、812除く) 大情
第1体育館(G1)
G1-32
大健・短健
生活環境1号館(H1)
建物全体
大環・短生
生活環境2号館(H2)
建物全体
大食・短食
生活環境1号館別館(H3)
建物全体
大環・短生
公江記念館(KM)
1階
就職課
健康科学館(HS)
建物全体(H16年9月より)
大食・短食
薬学部全体(PⅠ∼PⅧ)
大薬
浜甲子園キャンパス
考
附属中学・高校全体(H16年9月より) 附属中学・高校
−9−
ò
5
ネットワーク利用講習会・センター利用説明会
■学生対象
キャンパスネットワーク利用者ID新規申請者、パスワード再設定申請者は「ネットワーク利用講習会」の受講を
必須とした。また、初めて情報教育研究センター(MM館2階、3階、4階、808、812のパソコン)を利用する方対
象に、利用方法の説明を目的とした「センター利用説明会」をネットワーク利用講習会と同時に開催した。
学
期
前
期
後
期
回
数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
開
催
日
平成16年4月10日(土)
4月12日(月)
4月13日(火)
4月14日(水)
4月15日(木)
4月16日(金)
4月19日(月)
4月21日(水)
4月23日(金)
4月24日(土)
4月27日(火)
4月30日(金)
5月7日(金)
5月8日(土)
5月11日(火)
5月14日(金)
5月19日(水)
5月24日(月)
5月28日(金)
6月1日(火)
6月4日(金)
6月10日(木)
6月14日(月)
6月18日(金)
6月23日(水)
6月25日(金)
6月29日(火)
7月2日(金)
7月5日(月)
7月9日(金)
7月14日(水)
7月16日(金)
7月20日(火)
7月23日(金)
7月27日(火)
8月10日(火)
8月30日(月)
9月17日(金)
9月21日(火)
9月22日(水)
9月24日(金)
9月27日(月)
9月29日(水)
9月30日(木)
10月1日(金)
10月5日(火)
ネットワーク
利用講習会
受講人数
2,895
29
33
20
13
41
29
14
40
27
18
30
7
7
10
7
6
11
3
7
6
3
7
1
4
2
6
3
1
4
1
4
2
6
2
5
6
6
4
5
19
11
11
14
20
4
センター
利用説明会
受講人数
2,895
18
15
3
4
6
6
1
0
0
1
1
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
1
0
0
1
1
0
0
1
0
0
0
1
0
0
0
0
0
備
学
期
考
※新入生対象
後
期
特
前期受講者数:3,299名
別
学
期
−10−
回
数
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
開
催
日
10月8日
(金)
10月9日
(土)
10月11日
(月)
10月15日
(金)
10月19日
(火)
10月21日
(木)
10月25日
(月)
10月29日
(金)
11月2日
(火)
11月5日
(金)
11月8日
(月)
11月12日
(金)
11月13日
(土)
11月17日
(水)
11月19日
(金)
11月22日
(月)
11月29日
(月)
12月2日
(木)
12月3日
(金)
12月7日
(火)
12月11日
(土)
12月15日
(水)
12月17日
(金)
12月21日
(火)
12月24日
(金)
平成17年1月14日
(金)
1月18日
(火)
1月22日
(土)
1月28日
(金)
1月31日
(月)
2月1日
(火)
2月4日
(金)
2月9日
(水)
2月12日
(土)
2月15日
(火)
2月18日
(金)
2月21日
(月)
2月24日
(木)
2月26日
(土)
3月1日
(火)
3月4日
(金)
3月7日
(月)
3月11日
(金)
3月12日
(土)
3月16日
(水)
3月18日
(金)
合
計
ネットワーク
利用講習会
受講人数
90
18
10
17
6
4
17
8
4
6
8
2
4
5
6
1
1
1
0
5
2
2
3
1
1
2
1
6
3
7
3
10
2
5
3
9
4
3
5
17
1
0
3
1
0
3
3,714
センター
利用説明会
受講人数
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2
1
0
0
1
1
13
1
0
2
0
0
0
2,979
備
考
後期受講者数:327名
特別学期受講者数:88名
■教職員対象
学生と同様、キャンパスネットワーク利用者ID新規申請者、パスワード再設定申請者は「ネットワーク利用講習
会」の受講を必須とした。
学期
前
期
後
期
特
別
学
期
回数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
開 催 日
受講人数
備
考
平成16年4月3日(土)
46 ※新任教職員オリエンテーション
4月5日(月)
4
4月9日(金)
10
4月15日(木)
2
4月20日(火)
5
5月6日(木)
15
5月26日(水)
3
6月8日(火)
1
6月18日(金)
11
7月1日(木)
2
7月13日(火)
1
7月28日(水)
2 前期受講者数:102名
9月17日(金)
6
9月27日(月)
3
10月1日(金)
3
10月14日(木)
13
10月26日(火)
7
11月4日(木)
2
11月12日(金)
2
11月24日(水)
5
12月3日(金)
2
12月14日(火)
1 後期受講者数:44名
平成17年1月17日(月)
4
2月15日(火)
2
3月18日(金)
3 特別学期受講者数:9名
合
計
155
4.ホームページについて
H16年度は、大きな構成変更は行わず、主に以下の内容を日々更新した。
■学外向けホームページ
「利用案内」……センターオープン時間、自主学習開放教室、講習会日程等
■学内向けホームページ
「センターからのお知らせ」……コンピュータウイルス情報、Windows Update情報
ネットワーク停止のお知らせ等
「講習会スケジュール」……学生対象 講習会日程、教職員対象 講習会日程
−11−
5.情報処理教育
ò
1
全学情報処理教育カリキュラム(MM館全学共用コンピュータ実習室開講分)
前 期
所
属
大
日
科
目
名
情報活用の基礎
必・選
単位
必
2
FLM
2
FLM
2
2
岡田 俊一
FLM
2
FLM
2
FLM
情報活用の応用Ⅱ
短
日
視聴覚教育メディア論
情報活用の基礎
必(博)
必
情報活用の応用Ⅱ
大
英
情報活用の基礎
初期演習
ライティングⅠA
必
必
2
必
(中高) 1
活用文法A
ライティングⅡ
現代コミュニケーション英語ⅤA
卒業研究ⅠA
コンピュータによる英語研究ⅠA
英語情報データ処理A
英語クリニックⅠA
卒業研究Ⅱ
オフィス・イングリッシュA
短
大
必
必
必
必
必
担
当
西嶋 久雄
M. S. クーパー
2
D. B. メロン
藤木 隆義
1
2
2
2
1
1
4
2
桑原
西嶋
西嶋
W. R.
W. R.
W. R.
西嶋
W. R.
啓二
久雄
久雄
ホワイト
ホワイト
ロレンズ
久雄
ロレンズ
英
情報活用の基礎
必
2
FLM
必
教
初期演習
英語科指導法Ⅱ
英語プレゼンテーション法A
欧米の文化A
情報機器の操作Ⅰ
2
2
2
2
1
笹部
徹
西嶋 久雄
W. R. ホワイト
中植 雅彦
FLM
2
八木
北口
教育演習
教科算数演習
幼児と数・量
卒業研究
必(中)
必
小幼
幼【保】
必
(幼)
必
1
2
2
2
1
義雄
勝也
小野賢太郎
小野賢太郎
八木 義雄
田村 嘉崇
FLM
短
教
情報機器の操作Ⅰ
必
幼【保】
大
健
情報活用の基礎
必
(中高) 2
FLM
健康・スポーツ科学演習
スポーツ栄養学Ⅱ
卒業論文
必
(ア専)
必
2
2
4
必
必
2
2
田中 繁宏
寺田 雅子
田中 繁宏
伊達萬里子
足立 長彦
FLM
必
(障)
必
2
1
2
保井 俊英
保井 俊英
FLM
必
2
FLM
田中 武
FLM
FLM
健
初期演習
情報活用の基礎
大
人
初期演習
障害者スポーツ指導法実習
情報活用の基礎
短
人
情報活用の基礎
大
環
ビジネスライティングⅠ
情報活用基礎演習
必
2
1
短
生
情報活用基礎演習
必
1
短
−12−
教
室
MM-301
MM-306
MM-401
MM-306・307連携
MM-401
MM-301
MM-407
MM-301
MM-401
MM-407
MM-403
MM-301
MM-401
MM-812
MM-401
MM-303
MM-406
MM-407
MM-406
MM-406
MM-408
MM-407・408
MM-307
MM-401
MM-301
MM-808
MM-408
MM-403
MM-403
MM-301
MM-401
MM-406・407
MM-305
MM-406
MM-302・303
MM-301
MM-302
MM-303
MM-304
MM-305
MM-306
MM-408
MM-407
MM-408
MM-401
MM-306
MM-408
MM-106
MM-302
MM-303
MM-304
MM-305
MM-302
MM-303
MM-304
MM-408
MM-301
MM-408
MM-305
MM-306
MM-302・303
MM-401
MM-407
MM-407
MM-302
MM-303
MM-304
MM-305
MM-401
MM-402・403
MM-402・403
MM-301
MM-302
MM-303
MM-306・307
MM-407・408
MM-406
MM-407
曜日
時限
受講クラス
受講者数
木
木
木
金
金
金
水
金
金
金
金
火
火
火
火
火
火
火
4
4
4
2
2
2
3
1
1
2
2
1
1
2
2
4
2
1
1A
1B
1C
2A
2B
2C
4ABC
1A
1B
2A
2B
1A
1B
1C
1D
1A
1A前半
1D後半
1B後半
1C
1D
2ABCD
3A
3ABCDE
3D
3D
3DE
4ABCDE
4D
4E
1A
1B
1A
2AB
2B
2B
1A
1B
1C
1D
1E
1F
3ABCDEF
3ABCDEF
3ABCDEF
4ABCD小・幼
4ABCD幼・保
4ABCD
4ABCD
1A
1B
1C
1D
1A
1B
1C
3ABCD
4CD
4ABCD
4ABCD
1B
1A
1B
1B
2B
1A
1B
1C
1D
1A
1B
1B
1A
1B
1C
1C
1D
1A
1B
64
63
62
64
65
63
39
64
63
39
36
65
65
65
62
63
32
32
33
58
58
18
58
10
49
50
66
17
33
10
71
70
70
4
49
65
45
43
42
42
41
42
8
18
18
37
19
5
20
48
47
47
46
44
43
44
14
65
13
14
44
68
53
54
46
45
45
45
44
71
70
70
50
49
50
62
62
56
55
○
○
○
○
連携
連携
連携
水
水
木
火
木
木
木
木
木
木
木
土
火
木
水
水
水
水
水
水
水
2
1
2
1
4
4
3
2
3
3
2
1
2
2
1
1
1
1
1
1
1
○
○
火
金
金
土
火
火
火
火
木
木
木
火
水
木
金
3
3
4
2
1
1
1
1
3
3
3
2
2
2
2
○
連携
水
水
2
2
○
○
連携
連携
連携
連携
木
木
木
木
木
木
1
1
1
1
1
1
○
金
金
金
火
火
木
木
3
3
3
1
1
1
1
所
大
属
食
必・選
単位
情報活用の基礎
科
目
名
必
2
FLM
臨床栄養学実習Ⅰ
必
1
高岸
和子
爲房
恭子
栄養教育論実習Ⅰ
必
1
担
当
田中 敬子・中森 京美
宮崎 由子・中森 京美
短
大
食
情
必
2
FLM
栄養教育論実習Ⅰ
(栄)
1
増村美佐子
石崎由美子
川西 正子
コンピュータ基礎
必
(高家)
(上)
2
FLM
2
礒野
2
肥後有紀子
2
太田
2
2
三宅 宏司
伊佐治せつ子
大森いさみ
丹田 佳子
情報活用の基礎
情報系英語A
コンピュータ基礎演習
視覚情報論
初期演習
(中高家)
(高情)
(高家)
(上)
(高情)
(上・W)
必
統計学演習
プログラミング論
データベース演習
感覚情報論
情報数学応用論
プログラミング応用論
ニューメディア処理演習
昌弘
健一
必
(高情)
(上)
(高情)
2
福井
哲夫
2
野村
典子
(高情選)
(情)
2
2
2
1
伊佐治せつ子
太田 健一
白尾 嘉章
野村 典子
大
音
情報活用の基礎
必
2
FLM
大
薬
データ統計処理
基礎薬学情報学Ⅰ
必
2
1
辻 幸恵
FLM
1
1
2
2
1
1
本玉
元
小野賢太郎
平井 尊士
平井 尊士
杉本 節子
杉本 節子
大他科
大文専
図書館司書
課程
学校図書館
司書教諭課程
共通教育
総合演習Ⅱ
教科教育学演習ⅣA
資料特論
情報機器論
レファレンスサービス演習
情報検索演習
(中高)
選必
必
必
青木
堅司
2
平井
尊士
ホームページの作成
(基本編)
1
小野賢太郎
Excelを使って社会を斬る
データ処理演習Ⅰ
プレゼンテーション基礎演習Ⅰ
1
1
1
奥
奥
奥
正夫
正夫
正夫
マルチメディア自由自在
Webデザイン(JS編)
デジタル画像自由自在
1
1
1
川本
川本
芝田
俊行
俊行
道
Webデザイン(CSS編)
テキスト情報処理演習Ⅰ
実務に役立つビジネス文書の管理
レポート自由自在
コンピュータ音楽入門
ツールによるホームページの作成
グラフィックス自由自在
Accessデータベース基礎
Word発展的な機能の活用
Excel発展的な機能の活用
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
芝田
榛沢
榛沢
岡田
振津
FLM
FLM
FLM
FLM
FLM
道
美保
美保
俊一
郁江
学校図書館メディアの構成
必
教
室
MM-402
MM-406
MM-407
MM-402
MM-403
MM-305
MM-305
MM-304
MM-402
MM-402
MM-403
MM-403
MM-305
MM-305
MM-305
MM-302
MM-304
MM-305
MM-407
MM-403
MM-306
MM-302
MM-304
MM-808
MM-812
MM-808
MM-808
MM-301
MM-301
MM-812
MM-812
MM-406
MM-403
MM-406
MM-808
MM-808
MM-812
MM-812
MM-808
MM-808
MM-812
MM-808
MM-808
MM-808
MM-808
MM-305
MM-306
MM-402
MM-301
MM-306
MM-401
MM-407
MM-402
MM-307
MM-406・407 連携
MM-406・407 連携
MM-303
MM-303
MM-303
MM-303
MM-303
MM-406・407・408 連携
MM-401
MM-401
MM-301
MM-402
MM-402
MM-402
MM-402
MM-403
MM-403
MM-403
MM-403
MM-403
MM-406
MM-406
MM-306
MM-106
MM-407
MM-407
MM-407
MM-406
MM-402
曜日
時限
受講クラス
受講者数
金
金
金
金
金
火
火
金
木
木
火
火
木
金
金
金
金
金
金
火
木
土
土
水
水
水
水
木
木
金
金
水
水
水
木
木
木
木
金
金
3
3
3
1
1
3∼5
3∼5
3∼5
3∼5
3∼5
3∼5
3∼5
3∼5
3∼5
3∼5
2
2
1
1
1∼2
1∼2
1∼2
1∼2
2
2
3
4
1
2
4
2
1
3
3
1
2
2
1
4
3
1A
1B
1C
1D
1E
3A
3B
3C
3D
3E
3A
3C
3B
3D
3E
1A
1B
1C
1D
2B
2A
2C
2D
1AB
1CD
1AB
1CD
1AB
1CD
1AB
1CD
1A
1C
1D
2AB
2CD
2AB
2CD
2AB
2CD
3ABCD
3ABCD
3ABCD
4A
4B
大声1
大器1
大声器4
1A
1B
1C
1D
2
大文専1
大司書3
大司書3
大司書4
大司書4
大司書4
大司書4
大司書4
大3
43
43
42
40
41
47
47
45
45
43
46
45
47
46
44
50
52
52
53
49
50
49
46
86
85
37
23
89
87
85
89
43
42
42
79
86
94
91
82
92
36
43
94
63
62
26
26
6
52
53
52
54
28
4
88
71
37
54
○
木
金
火
火
火
火
水
金
金
金
金
5
2
1
3
2
2
1
4
4
4
4
○
火
土
土
月
月
金
土
土
土
4
3
4
3
4
2
3
4
5
月
月
月
月
水
月
水
月
月
月
水
月
月
月
水
月
月
月
月
水
水
1
2
4
2
4
3
5
3
4
1
4
2
2
3
5
2
2
1
3
4
3
大1∼4
短1∼2
前期合計
−13−
60
117
56
54
52
49
53
40
52
40
52
57
53
52
56
50
49
18
51
54
52
55
56
8,013
後 期
所
属
大
短
大
日
日
英
科
目
名
必・選
情報活用の応用Ⅲ
2
FLM
ネットコミュニケーション
図書館情報学
情報活用の応用Ⅰ
2
2
2
奥
正夫
羽田
潤
FLM
情報活用の応用Ⅲ
2
FLM
2
FLM
情報活用の応用
必
必
西嶋
郷路
三宅
M. S.
久雄
行生
弘晃
クーパー
教
英語プレゼンテーション
現代コミュニケーション英語ⅤB
英語情報データ処理B
インターネット情報発信B
英語クリニックⅠB
資格英語演習B
卒業研究ⅠB
オフィス・イングリッシュB
卒業研究Ⅱ
欧米の文化B
英語プレゼンテーション法B
情報機器の操作Ⅱ
教育演習
卒業研究
2
藤木
隆義
2
2
1
2
1
2
2
2
4
2
2
1
W. R. ホワイト
西嶋 久雄
W. R. ホワイト
兼重
昇
W. R. ロレンズ
兼重
昇
西嶋 久雄
W. R. ロレンズ
西嶋 久雄
中植 雅彦
S. R. ホワイト
FLM
必
必
2
2
必
必
必(中)
小幼
幼【保】
(保)
1
幼【保】
1
FLM
初期演習
情報活用の応用
必
必
2
2
田村 嘉崇
FLM
健康・スポーツ科学演習
健康・スポーツ科学の統計学演習
卒業論文
必
2
1
4
2
田中 繁宏
會田
宏
田中 繁宏
徳家 雅子
FLM
2
2
1
2
保井 俊英
保井 俊英
伊達萬里子
FLM
2
乳児保育ⅡB
教
情報機器の操作Ⅱ
大
健
大
必
(中高)
必
必
必
八木
田村
八木
八木
短
短
2
必
(中高) 1
活用文法B
大
当
FLM
ライティングⅠB
英
担
2
初期演習
短
単位
情報活用の応用Ⅰ
必
健
情報活用の応用
必
(障)
人
初期演習
障害者スポーツ論
スポーツ心理学実験
情報活用の応用
心理学基礎実験Ⅱ
(心)
義雄
嘉崇
義雄
義雄
短
人
情報活用の応用
2
井上 雅勝
北村 瑞穂
FLM
大
大
環
食
初期演習
情報活用の応用
必
2
2
後藤 薫子
FLM
公衆衛生学実習
必
1
内藤
義彦
実践英語
必
2
岩井
千春
−14−
教
室
MM-301
MM-401
MM-401
MM-407・408
MM-306・307
MM-301
MM-303・304
MM-403
MM-306・307
MM-407
MM-406
MM-304
MM-306・307
MM-401
MM-306・307
MM-301
MM-301
MM-808
MM-407・408
MM-402
MM-402
MM-808
MM-808
MM-808
MM-403
MM-401
MM-302
MM-403
MM-301
MM-305
MM-402
MM-408
MM-306・307
MM-406
MM-402
MM-406
MM-305
MM-406
MM-406
MM-403
MM-406
MM-109
MM-408
MM-402
MM-407
MM-305
MM-303
MM-406
MM-403
MMー109
MM-403
MM-402
MM-402
MM-307
MM-302・303
MM-307
MM-406
MM-407
MM-304
MM-403
MM-408
MM-403
MM-403
MM-407
MM-305
MM-403
MM-402
MM-407
MM-306・307
MM-401
MM-402
MM-401
MM-403
MM-302
MM-305
MM-304
MM-301
MM-407
MM-407
MM-407
MM-301
MM-302
MM-302
MM-407
MM-302
MM-305
連携
連携
連携
連携
連携
連携
曜日
時限
受講クラス
受講者数
金
金
水
木
木
木
火
金
水
水
金
金
木
水
火
金
水
2
3
2
1
1
1
3
4
2
2
4
4
3
1
4
1
2
1A
1B
1C
2A
2B
2C
2ABC
3ABC
1A
1B
2A
2B
1A
1B
1C
1D
1A
1C
1D
1D前半
1D後半
1C
1D
2C
3A
3D
3D
3DE
3DE
3ABCDE
4DE
4ABCDE
2B
2B
1A
1B
1C
1D
1E
1F
3ABCDEF
4ABCD
4ABCD
3CDE
3ABF
1A
1B
1C
1D
1A
1A
1B
1C
3ABCD
3ABCD
4ABCD
4ABCD
1A
1B
1B
2B
1B
1A
1B
1C
1D
2ABC
2ABC
1A
1B
1A
1A
1B
1C
1D
1E
1A
1B
1C
1D
1E
2A
2B
2C
2D
2E
61
66
61
62
68
62
84
8
64
60
26
30
63
64
66
65
63
60
62
30
32
60
62
65
58
50
49
34
90
10
21
17
63
28
42
45
43
45
41
43
8
20
5
20
41
48
47
47
45
48
44
43
43
14
122
13
14
56
51
54
14
46
43
44
46
38
118
○
○
連携
火
火
3
4
○
○
連携
木
土
火
金
木
金
火
木
木
木
3
1
1
4
4
3∼5
4
3
4
4
○
金
金
木
水
火
金
火
水
金
2
3
2
3
3
3
4
3
4
○
○
火
木
木
木
3
4
4
1
○
連携
火
木
木
火
水
木
2
2
4
2
2
2
○
木
水
2
2
○
○
○
連携
火
火
金
火
火
火
火
金
木
水
水
水
水
水
火
金
木
木
火
3
3
3
4
1∼2
1∼2
3
2
1
4
4
4
4
4
3∼5
3∼5
3∼5
3∼5
3∼5
○
○
○
○
○
69
67
50
39
42
42
42
35
43
43
44
42
41
42
42
38
44
43
所
大
属
食
科
目
名
必・選
単位
必
1
栄養教育論実習Ⅱ
担
当
田中 敬子・中森 京美
宮崎 由子・中森 京美
臨床栄養学実習Ⅱ
短
大
食
情
爲房
恭子
由子
宮崎
初期演習
栄養教育論実習Ⅱ
必
(栄)
2
1
石崎由美子
石崎由美子
岸本三香子
川西 正子
必
2
三宅 宏司
伊佐治せつ子
大森いさみ
礒野 昌弘
初期演習
アンケート調査法
データベース論
(中高家) 2
(高 情)
2
(高 情) 2
(上・W)
2
丹田
佳子
野村
典子
丹田
佳子
野村
典子
統計学
(高 情) 2
(上・W)
2
丹田
佳子
情報処理システム演習
(高
情) 2
福島
秀行
アルゴリズム論
白尾
嘉章
福井
哲夫
福井
福島
哲夫
秀行
情報活用の応用
基礎薬学情報学Ⅱ
(高 情) 2
(上・W)
(高 情) 2
(上・W)
2
(高情必) 1
(情)
2
1
総合演習Ⅰ
教科教育学演習ⅣB
専門資料論
(中 高) 1
選必
1
必
2
プログラミング演習
情報数学応用演習
システム設計演習
レファレンスサービス演習
情報検索演習
学校図書館
司書教諭課程
共通教育
悦子
和子
1
デジタル表現論
大他科
大文専
図書館司書
課程
谷郷
高岸
必
統計学演習
音
薬
1
栄養教育論実習Ⅱ
情報系英語B
大
大
必
必
必
1
1
FLM
FLM
本玉
元
小野賢太郎
高階 時子
杉本
節子
高階
時子
杉本
節子
青木
堅司
資料組織演習Ⅱ
必
1
学校図書館メディアの構成
情報メディアの活用
ホームページの作成
(基本編)
必
必
2
2
1
前畑 典弘
藤井 千年
藤井 千年
金子
豊
平井 尊士
平井 尊士
小野賢太郎
Excelを使って社会を斬る
データ処理演習Ⅰ
プレゼンテーション基礎演習Ⅰ
1
1
1
奥
奥
奥
正夫
正夫
正夫
Webデザイン(JS編)
マルチメディア自由自在
デジタル画像自由自在
1
1
1
川本
川本
芝田
俊行
俊行
道
Webデザイン(CSS編)
テキスト情報処理演習Ⅰ
実務に役立つビジネス文書の管理
レポート自由自在
コンピュータ音楽入門
ツールによるホームページの作成
グラフィックス自由自在
Accessデータベース基礎
Word発展的な機能の活用
Excel発展的な機能の活用
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
芝田
榛沢
榛沢
岡田
振津
FLM
FLM
FLM
FLM
FLM
道
美保
美保
俊一
郁江
教
室
MM-407
MM-407
MM-407
MM-407
MM-403
MM-403
MM-403
MM-403
MM-403
MM-402
MM-402
MM-305
MM-402
MM-402
MM-402
MM-402
MM-403
MM-808
MM-406
MM-302
MM-302
MM-401
MM-401
MM-301
MM-301
MM-301
MM-301
MM-812
MM-812
MM-812
MM-808
MM-808
MM-808
MM-808
MM-808
MM-808
MM-401
MM-401
MM-812
MM-812
MM-303
MM-301
MM-306
MM-305
MM-402
MM-406
MM-408
MM-401
MM-303・304 連携
MM-303
MM-303
MM-305
MM-305
MM-303
MM-303
MM-303
MM-303
MM-407
MM-407
MM-407
MM-303
MM-406
MM-406
MM-301
MM-301
MM-401
MM-402
MM-402
MM-402
MM-402
MM-403
MM-403
MM-403
MM-403
MM-403
MM-406
MM-406
MM-306
MM-109
MM-305
MM-305
MM-407
MM-406
MM-406
曜日
時限
受講クラス
受講者数
木
木
金
金
3∼5
3∼5
3∼5
3∼5
3A
3B
3D
3E
3A
3B
3C
3D
3E
3D
3E
1A
2A
2B
2C
2D
1A
1C
1D
1AB
1CD
1AB
1CD
1AB
1CD
2AB
2CD
2AB
2CD
2AB
2CD
2AB
2CD
2AB
2CD
2AB
2CD
3ABCD
4A
4B
大声器1
1A
1B
1C
1D
1
大文専1K
大司書3
大司書3
大司書4
大司書4
大司書4
大司書4
大司書4
大司書4
大司書4
大司書4
大司教4
大司教4
大司教4
大司教4
大司教4
大司教4
大1∼4
短1∼2
43
47
45
45
45
47
46
45
43
45
45
49
50
49
49
46
43
42
42
15
14
81
77
88
96
74
75
80
88
64
89
59
83
89
63
93
87
31
61
62
30
45
51
51
53
29
4
45
118
39
44
19
23
25
22
36
27
21
39
25
29
24
50
53
55
53
56
54
51
34
54
38
57
57
55
57
57
54
18
55
56
56
57
56
8,230
○
○
○
○
○
○
○
○
水
水
土
土
水
水
水
火
火
木
木
木
木
火
木
火
火
火
火
火
火
木
木
木
木
金
木
木
水
金
金
金
金
1∼2
1∼2
1∼2
1∼2
2
2
2
4
3
3
4
4
3
2
2
3
2
4
3
5
4
2
5
4
1
1
4
3
4
4∼5
4∼5
4∼5
4∼5
○
火
火
火
月
金
4
3
4
4
2
○
○
月
金
土
土
3
3
3
4
○
○
○
○
土
土
月
月
月
水
月
月
水
月
月
月
水
月
月
月
水
月
月
月
月
水
水
4
5
1
2
4
4
2
3
5
3
4
2
3
1
3
2
4
2
1
2
3
4
5
後期合計
−15−
特別学期
所
属
科
短
情報活用の応用
英
目
名
必・選
単位
2
担 当
FLM
教
MM-301
室
MM-401
集
中
英語科指導法Ⅰ
2
西嶋
久雄
MM-306
講
義
図書館
司書課程
学校図書館
司書教諭課程
所
属
2
高階
時子
MM-407・408
情報サービス概説
必
2
高階
時子
MM-406・407・408
情報サービス概説
必
2
青木
堅司
MM-407・408
情報メディアの活用
必
2
北
克一
MM-303
必・選
単位
科
目
担 当
教
MM-401
特別研究Ⅱ
特別研究
特別研究Ⅰ
卒業研究
西嶋
西嶋
西嶋
田村
久雄
久雄
久雄
嘉崇
MM-307
MM-407
MM-307
MM-109
教育演習
田村
嘉崇
MM-109
教育演習
八木
義雄
MM-406
4410
デジタル画像に強くなる
濱谷
英次
MM-307
4420
プレゼンテーションに強くなる
濱谷
英次
MM-306
大
英
大
教
TOEFL試験対策
名
久雄
丹田
野村
河原
芝田
佳子
典子
美子
道
4650
あなたもモデル
情報メディア入門
これからの女性のステキなキャリア創り
インターネットで仲間が増え、
趣味が広がる
携帯電話用ホームページの作成
MM-808
MM-808
MM-406
MM-303
芝田
道
MM-302
4630
4640
3440
2750
全
必
西嶋
大英・短英
学
科
プ
ロ
グ
ラ
ム
専門資料論
室
4661
デジタル画像の利用①
芝田
道
MM-302
学
4662
デジタル画像の利用②
芝田
道
MM-302
プ
グ
4680
2760
4690
4700
4711
テキストエディタを使いこなそう
サイバー犯罪に遭わないために
BLOG入門
フリーソフトでコンピュータミュージック
在宅ワークとSOHO ①
芝田
川本
川本
川本
榛沢
道
俊行
俊行
俊行
美保
MM-302
MM-302・303
MM-303
MM-307
MM-305
ラ
4712
在宅ワークとSOHO ②
榛沢
美保
MM-305
ム
4730
「図解表現法」の活用
奥
正夫
MM-402
4740
Excelを多角的に活用する試み
奥
正夫
MM-402
正夫
MM-402
ロ
4750
「プレゼンテーション」の意味と実践法
奥
4761
FrontPageで簡単ホームページ作成①
小野賢太郎
MM-403
4762
FrontPageで簡単ホームページ作成②
小野賢太郎
MM-403
4763
FrontPageで簡単ホームページ作成③
小野賢太郎
MM-403
日 程
時限
1月31日
2月2日
2月3日
2月7日
2月9日
2月10日
1月31日
2月2日
2月3日
2月7日
2月9日
2月10日
1月27日
1月28日
1月29日
1月31日
2月2日
2月5日
1月27日
1月28日
1月31日
2月7日
2月8日
2月9日
2月1日
2月2日
2月8日
1∼2
1∼2
1∼2
3∼4
1∼2
1∼2
1∼2
1∼2
1∼2
3∼4
1∼2
1∼2
1∼2
1∼2
1∼2
3∼4
3∼4
1∼2
1∼4
1∼4
1∼4
1∼4
1∼4
1∼4
1∼4
1∼4
1∼4
受講クラス 受講者数
日 程
時限
履修クラス 受講者数
2月15日
2月16日
2月17日
2月2日
2月15日
3月1日
2月2日
2月9日
2月16日
2月16日
3月2日
1月11日
1月18日
2月10日
2月17日
2月7日
2月14日
1月27日
1月28日
2月3日
2月7日
2
2
2
2
3∼4
2
3
3
2
3
2
4
4
1∼2
1∼2
2∼4
2∼4
3∼4
2
昼∼4
3
全クラス
75
3
2∼4
2
4
4
4
3
3
3ABCDEF
3ABCDEF
大1∼4
短1∼2
10
90
18
15
54
1B
71
1AB
16
大3
37
大3
130
大3
62
大4
25
1月31日 1∼2
2月7日 1∼2
2月2日 3∼4
2月9日 3∼4
2月18日 3∼4
2月25日 3∼4
1月28日 3∼4
2月14日
3
2月14日 1∼2
2月7日 1∼4
1月31日 1∼2
2月7日 1∼2
2月14日 3∼4
2月28日 3∼4
2月2日 3∼4
2月9日 3∼4
1月31日 1∼2
2月7日 1∼2
2月2日 1∼2
2月9日 1∼2
1月27日 3∼4
2月3日 3∼4
2月7日 3∼4
2月14日 3∼4
2月8日 3∼4
2月15日 3∼4
特別学期合計
平成16年度合計
−16−
1A
18
9
23
24
60
45
31
23
34
30
30
24
84
20
20
13
20
5
40
31
37
25
16
1,265
17,508
ò
2
全学情報処理教育施設・設備概要
MM-201(オープンフロア)
Apple
・パソコン
*印はリース物件
MM-209
PowerPC G4 iMac
Power Macintosh G3
Evo Desktop D500 SF
パネルトップPC LA46J26100
Apple
PowerPC G4 iMac
24台*
・パソコン
Compaq
Evo Desktop D500 SF
4台*
Compaq
57台* MM-210
EPSON
Apple
PowerPC G4 iMac
15台*
・パソコン
Compaq
Evo Desktop D500 SF
・プリントシステム一式
1式×4*
FUJI XEROX DocuPrint C2220
(内訳)
プリンタ
・NetServer E200一式
MM-211
タッチパネル TPS
9416TD15/H2-1
ICカードリーダー AVIO
RD3123B
Apple
PowerPC G4 iMac
・パソコン
EPSON
LP-1800
Power Mac G4
・プリンタ
1台*
PM-5000C
Compaq
Evo Desktop D500 SF
1台*
XEROX
DocuPrint C2220(PS対応)
HP
JORNADA 690
1台*
HP
Designjet 5000ps
SHARP
RW-A240
1台*
EPSON
ES6000HS
SONY
VAIO PCG-C1XE
・スキャナ
6台*
ES-8000
PCG-GT1
1台*
TOSHIBA
Dynabook SS3410
・情報提示装置(PDP)一式
1式
XEROX
DocuPrint 210
・マルチメディア操作卓一式
1式
・プリンタ
MM-109
MM-212
Apple
Power Macintosh G3 iMac
・パソコン
21台*
・コンピュータ実習用機器一式
EPSON
LP-1800
・プリンタ
1台*
・コンピュータ実習用管理装置他一式
PM-5000C
1台*
・キャンパスネットワークシステム通信装置(サーバ)一式
QMS
QMS-2060/F2
1台*
・マルチメディア装置(運用制御サーバ)一式
EPSON
GT-7000U
・スキャナ
1台*
・教育用コンテンツ開発・利用支援システム(サーバ)一式
YAMAHA
EX-5
・シンセサイザー
21台* MM-212・準備室
Apple
PowerBook G3 333
・情報提示装置(LCD)一式
1式
・パソコン
MM-110
EPSON
PC286ノートF
NEC
Lavie-F
Compaq
Evo Desktop D500 SF
・パソコン
6台*
PC-9801N
・ノンリニア編集システム一式
1式×2
TOSHIBA
DynaBook Satellite 2540S
・マルチメディア編集用装置一式
1式
DynaBook Satellite 2520 CDT
・教育用コンテンツ開発・利用支援システム(映像編集装置)一式
1式
DynaBook Satellite PA
MM-203
DynaBook Satellite Pro
Compaq
Evo Desktop D500 SF
・パソコン
3台*
DynaBook GT-S575
HP
Vectra VL420SF
5台*
DynaBook EZ486P
XEROX
DocuPrint 210
・プリンタ
1台*
DynaBook J3100SS
MM-204
Apple
Power Macintosh G3
SHARP
WD-A751M
・ワープロ
・パソコン
1台*
HP
Vectra VL420SF
WV-700M
5台*
XEROX
DocuPrint 210
Canon
BJC-210J
・プリンタ
1台*
・プリンタ
MM-205
BJC-240JU
Compaq
Evo Desktop D500 SF
ELP-5500
・パソコン
1台*
・液晶プロジェクタ SONY
Evo Notebook N110
MITSUBISHI LVP-XL1
12台*
XEROX
DocuPrint 210
・テレビ会議システム一式
・プリンタ
1台*
DocuPrint C2220
1台* KM中央コンピュータ室
・キャンパスネットワークシステム通信装置一式
1式×4*
KM中央コンピュータ室・準備室
1式
TOSHIBA
DynaBook EZV42501
・パソコン
DynaBook EZ486
1式
NEC
PC-9801 ES2
PC-9821AP/U2
2台*
NEC
PC-PR201J
・プリンタ
1台*
・コンピュータ実習用管理装置他一式
・マルチメディア装置(システム制御コンソール)一式
・教育用コンテンツ開発・利用支援システム
(コンテンツ制作端末、システム制御端末)一式
MM-208
Apple
PowerPC G4 iMac
・パソコン
Compaq
Evo Desktop D500 SF
XEROX
DocuPrint 210
・プリンタ
MM館
3、4、8Fコンピュータ実習室
・パソコン
HP
Vectra VL420SF
・スキャナ
EPSON ES6000HS
・情報提示装置(LCD)一式
・マルチメディア操作卓一式
・Campus Esper一式
1台*
1台*
1式
1台*
1台*
1台*
3台
1台
3台
3台
2台
1台*
1式*
1式*
1式
1式
1式
3台*
1台
2台
1台
2台
13台
9台
2台
5台
4台
1台
1台
4台
2台
5台
1台*
1台*
1式
1式
4台
7台
1台
1台
1台
学院備品台帳・リース契約書に記載されている機器のうち主なものを挙げた。
301
302
303
304
305
306
307
401
402
403
406
407
408
808
812
100
61
63
63
62
61
25
100
62
62
63
62
25
97
96
1
98
1
60
1
60
2
1
60
2
1
60
1
1
60
1
24
1
98
1
60
1
1
60
1
1
60
2
1
60
1
1
24
1
96
1
94
*
1
3
2
2
2
2
2
1
1
3
2
2
2
2
1
3
1
3
*
3
2
2
2
2
2
1
3
2
2
2
2
1
3
3
2
1
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
1
1
2
1
1
2
1
2
1
2
1
2
1
1
1
2
1
2
1
*
(内訳)教師用
学生用
移動式
車椅子対応
・プリントシステム一式
(内訳)
XEROX
プリンタ
TPS
タッチパネル
ICカードリーダー AVIO
1台*
1台*
1台*
DocuPrint C2220
9416TD15/H2-1
RD3123B
−17−
−18−
54,504
員
計
職
合
生
員
教
学
54,504
113
140
122
科目等履修生
留
112
科
攻
専
1,571
生造
193
2,806
食物
院
1,087
1,790
健康
人間
1,081
2,268
教育
英文
717
音楽
716
2,643
情報
1,352
7,934
食物
日文
2,536
環境
薬学
2,507
人間
5,833
教育
6,337
7,668
健康
4,978
英文
201
日文
学
31,363
1,330
2,101
2,395
3,921
3,684
14,669
112
903
820
2,883
1,846
1,662
374
0
1,739
2,352
1,345
633
302
10,764
95
960
862
1,906
1,484
1,206
321
0
1,490
1,360
765
315
303
14,767
88
1,023
875
2,677
2,070
1,757
330
0
1,881
2,164
1,475
427
304
8,575
0
0
0
1,803
1,560
1,031
263
0
1,006
1,436
1,082
394
305
11,382
0
0
0
2,800
1,760
1,179
291
0
1,282
2,303
1,376
391
306
8,825
0
0
0
1,457
1,250
1,057
288
0
1,021
1,841
1,378
533
307
31,363
35
27
13
40
297
972
1,890
523
868
1,095
886
1,196
270
131
2,576
4,967
1,579
1,361
3,000
3,270
3,378
2,989
301
14,669
7
6
15
19
96
398
1,125
286
430
413
312
699
106
43
981
2,326
616
528
1,882
1,429
1,636
1,316
302
10,764
3
14
15
9
31
270
803
260
282
395
254
465
51
67
875
1,345
381
461
1,531
1,126
993
1,133
303
14,767
16
9
25
20
81
422
921
336
365
453
301
692
107
66
1,199
2,293
652
669
1,879
1,376
1,602
1,283
304
8,575
14
4
7
17
73
219
645
201
240
229
169
200
72
48
668
1,801
326
488
671
890
922
671
305
11,382
7
11
7
20
33
370
708
336
337
369
211
298
75
64
1,465
1,895
539
458
713
1,258
1,282
926
306
8,825
7
3
3
17
34
234
481
217
318
286
119
200
100
73
885
1,418
424
358
817
920
1,035
876
307
実習室ごとの所属別利用者数(延べ人数)
計
1,323
3,028
1
3
5,867
12
3,255
6,422
11
2
6,211
3,365
1,480
2,797
9
10
4,110
578
6,117
7
4,449
2,612
1,338
301
657
7,659
6
8
6,531
5
教室
大
大
短
学
大
月
②
合
H17
H16
4,637
201
4
教室
実習室ごとの月別利用者数(延べ人数)
①
月
自主学習状況
ò
3
1,115
0
1
3
0
3
15
65
30
49
49
25
23
12
8
145
53
40
90
125
153
143
83
401
91
36
1,257
0
0
0
101
0
197
0
0
267
565
1,257
0
0
2
0
8
26
88
53
34
43
49
26
4
8
221
161
36
46
106
178
90
78
402
Windows
1,115
0
0
0
128
415
312
13
0
106
92
49
0
402
Windows
401
0
416
0
1
0
0
2
11
27
1
22
40
14
11
2
15
40
54
6
24
15
48
54
29
403
416
0
0
0
191
0
0
0
0
113
0
112
403
0
0
0
323
0
0
1
0
0
7
36
4
9
23
8
8
0
3
20
64
11
13
28
34
35
19
406
323
0
0
0
231
0
0
0
0
92
406
0
0
0
0
0
0
96
0
0
0
0
0
2
8
3
4
7
3
1
3
0
1
3
5
6
15
9
11
15
407
96
0
0
0
13
64
19
407
0
0
0
0
0
0
0
0
3
84
0
0
0
0
0
0
12
1
1
2
0
2
2
1
15
7
0
6
12
1
19
408
84
0
0
0
84
408
0
0
0
768
0
0
0
0
3
8
34
16
25
28
2
16
9
4
72
179
26
35
57
85
117
52
808
768
0
0
0
688
58
0
0
0
22
808
15,104
9
23
8
47
53
186
431
266
129
325
237
333
111
53
5,304
1,595
388
546
1,007
1,191
1,453
1,409
812
15,104
67
647
763
3,476
2,330
292
0
0
1,260
3,225
2,059
985
812
174,012
211
239
0
221
301
907
4,711
10,080
3,620
4,903
4,838
4,858
5,522
1,640
1,301
17,110
26,095
7,565
7,596
18,195
17,801
20,438
15,860
小計
174,012
3,015
8,889
8,743
28,226
22,943
18,288
6,157
1,235
20,506
27,446
18,875
9,689
小計
344
0
23
321
英語
(201)
344
0
3
2
7
5
29
9
0
71
96
50
72
英語
(201)
3
388
35
9
0
0
2
37
0
0
0
6
1
7
7
22
28
31
129
22
6
19
24
201
388
36
11
24
44
16
13
18
1
38
66
108
13
201
2
Mac
0
1
Mac
247
0
0
0
0
0
0
0
5
0
1
1
0
0
5
10
0
2
6
0
216
106
247
2
89
65
29
26
10
2
0
8
4
10
106
4
635
35
9
0
0
0
2
37
0
5
0
7
2
7
7
27
38
31
131
28
6
235
24
小計
635
38
100
89
73
42
23
20
1
46
70
118
15
小計
44
0
1
43
英語
(201)
44
0
0
0
0
1
0
0
0
11
32
0
0
英語
(201)
175,035
246
272
364
221
301
909
4,748
10,080
3,625
4,903
4,845
4,860
5,529
1,647
1,328
17,148
26,126
7,696
7,624
18,201
18,036
20,462
15,864
合計
175,035
3,053
8,992
8,834
28,306
22,991
18,340
6,186
1,236
20,634
27,644
19,043
9,776
合計
0
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
(人)
30,000
0
H16.4 5
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
(人)
30,000
7
8
9
10
5
11 12 H17.1 2
4
5
3
2
1
5.8F
4.4F
3.3F
2.2F
1.1F
3
5.8F
4.4F
3.3F
2.2F
1.1F
実習室ごとの所属別利用者数(延べ人数)
6
4
3
2
1
実習室ごとの月別利用者数(延べ人数)
職員
教員
留学生
専攻科
大学院
生造
食物
人間
健康
教育
英文
短大日文
薬学
音楽
情報
食物
環境
人間
健康
教育
英文
科目等履修生
大学日文
③
学年ごとの月別利用者数(延べ人数)
月
H16.4
1年
869
学年
大
学
短
5
6
7
3,947
6,226
2,821
8
91
9
10
11
12
H17.1
2
3
合計
1,007
4,842
5,375
8,778
1,260
755
168
36,139
2年
2,202
4,293
6,180
4,852
155
1,253
4,158
5,667
5,375
1,093
1,145
428
36,801
3年
2,071
3,464
4,649
5,079
268
1,177
2,482
3,639
4,228
1,694
2,709
1,240
32,700
4年
2,431
2,364
3,022
2,409
457
1,243
2,532
3,514
4,146
3,497
2,355
522
28,492
1年
224
2,199
3,944
1,919
21
458
2,428
2,618
3,577
477
1,379
413
1.大学1年
25,000
2年
1,767
2,534
3,246
3,287
178
853
1,674
2,010
2,014
686
510
174
18,933
合
計
9,564
18,801
27,267
20,367
1,170
5,991
18,116
22,823
28,118
8,707
8,853
2,945
172,722
2.大学2年
1
3.大学3年
4.大学4年
20,000
19,657
大
学年ごとの月別利用者数(延べ人数)
(人)
30,000
5.短大1年
2
6.短大2年
15,000
3
10,000
4
5,000
5
6
0
④
H16.4 5
6
7
8
9
10
11 12 H17.
1 2
学年別・所属別利用者数(延べ人数)
所属
日文
英文
教育
健康
人間
環境
食物
情報
1年
3,573
5,798
4,492
3,038
2,539
2,444
6,269
6,228
741
1,017
36,139
2年
5,445
3,086
5,246
3,805
1,067
1,514
8,487
7,430
216
505
36,801
3年
3,714
6,553
4,485
4,061
1,125
2,763
6,944
2,770
201
84
32,700
4年
3,132
5,025
3,813
7,297
2,893
975
4,426
720
170
41
28,492
短
1年
2,733
1,364
3,202
2,727
2,631
4,179
2,821
19,657
大
2年
2,796
3,496
1,643
2,176
994
5,901
1,927
18,933
21,393
25,322
22,881
23,104
11,249
4,748
172,722
学年
大
学
合
計
7,696
36,206
17,148
音楽
1,328
薬学
生造
1,647
合計
学年別・所属別利用者数(延べ人数)
(人)
40,000
1.大学1年
35,000
1
2.大学2年
3.大学3年
30,000
2
25,000
4.大学4年
5.短大1年
6.短大2年
20,000
3
15,000
4
10,000
5
5,000
0
⑤
日文 英文 教育 健康 人間
環境 食物 情報 音楽 薬学 生造
実習用共用プリンタ利用集計
月
H14年度
H15年度
H16年度
4月
11,439
42,072
80,231
5月
44,258
94,145
107,308
6月
83,457
142,438
203,302
7月
108,527
154,838
175,937
8月
4,831
9,500
18,262
9月
25,639
36,323
52,790
10月
71,057
117,975
124,126
11月
88,849
159,913
173,778
12月
103,048
183,312
192,640
1月
79,971
156,534
159,463
2月
99,108
191,345
142,734
15年度
56
16年度
60
50
利用件数
40
30
20
10
0
14年度
15年度
16年度
−19−
3月
60
2月
14
12
1月
14年度
大判カラープリンタ利用状況
11
月
70
10
月
利用件数
0
月
年度
50,000
9月
大判カラープリンタ利用集計
100,000
8月
1,476,822
150,000
7月
46,251
1,340,101
200,000
6月
51,706
745,919
H14年度
H15年度
H16年度
5月
25,735
合計
プリンタ利用状況
(枚)
250,000
4月
3月
⑥
6
3
ò
4
情報教育教材(ソフト)一覧
ソ
O
S
ビ
ジ
ネ
ス
ア
プ
リ
ケ
ー
シ
ョ
ン
フ
情報教育研究センターが所有するソフトは下記のとおりであるが、バージョンについては最も高いものを記載している
マルチメディア授業システム関連等に関するものは省略している
(5インチFD、MS-DOS環境動作のソフトは記載省略)
2005年3月31日
ト
Ver
(購入年)
名
●Windows
Windows2000 Server CAL Japanese
(2002)
Windows2000 CAL Japanese
(2002)
Windows98(英語版)
MS-Windows NT-Server(5クライアント アクセス ライセンス付) 4.0
MS-Windows NT-Workstation
4.0
MS-Windows 東芝J-3100
3.1
日本語MS-Windows
3.1
●Mac
Mac OS X Up Gradeアカデミックライセンス
10.1
Mac OS 8.5E(英語版)
8. 5
Macintosh 漢字Talk7.5
7.5.3
●統合ソフト(Office)
会 社 名
FD
マイクロソフト
マイクロソフト
マイクロソフト
富士通
富士通
東芝
NEC
CD-ROM
CD-ROM
FD,CD-ROM
アップルコンピュータ
アップルコンピュータ
アップルコンピュータ
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
Office XP Professional with FrontPage(R)
Enterprise Win32 Japanese Academic OPEN Level B
(2002)
Office Mac Japanese Upgrade Advantage Academic OPEN No Level
Office2001 for Mac(アカデミック版)
Office98 for Mac(英語版)
Office97 Standard Edition(英語版)
(2002)
(2000)
(2000)
(1999)
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
マイクロソフト
マイクロソフト
マイクロソフト
マイクロソフト
1.3.2
1.5
6.0
7/R.2
1.0
CD-ROM
FD
FD
FD
CD-ROM
FD
マイクロソフト
マーキュリー・ソフトウェア
クラリス
エルゴソフト
ジャストシステム
ジャストシステム
2.1J
5.0
FD
FD
アルダス
アルダス
●ワードプロセッサ
Word98
Solo Writer
マックライトⅡ
EG Word
一太郎/R.2 for Win95
一太郎 dash
●DTP
Persuasion
PageMaker
開
発
言
語
メディア
マイクロソフト
●表計算
Lotus 1-2-3 R5J(Win95対応)
●データベース
Access2000
R:BASE LITE
THE CARD for Win95
ファイルメーカーPro for Win95/Win-NT
ファイルメーカーPro for Mac(アップグレード)
5.0
CD-ROM
ロータス
(2000)
2.0
7.0
4.0
4.1
CD-ROM
FD
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
マイクロソフト
ビーコンシステム
アスキー
クラリス
クラリス
●統計
SPSS Base System
秀吉 Pro for Win
エクセル統計 2000 for Win
EXCEL太閤 グラフ編
EXCEL太閤 解析編
EXCEL太閤 集計編
Data Desk
PS-Graph
PS-Chara
12.0
4
(1999)
(1998)
(1998)
(1998)
4.1
1.0
1.0
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
FD
FD
FD
エス・ピー・エス・エス
社会情報サービス
社会情報サービス
エスミ
エスミ
エスミ
ヒューリンクス
社会情報サービス
社会情報サービス
●グラフ作成
Delta Graph Pro3.5
CA-Criket Graph
3.5
1.5
FD
FD
日本ポラロイド株式会社
ヒューリンクス
●プレゼンテーション
MORE
3.1
FD
誠和システムズ
●テキストエディタ
WZ Editor 3.0
VZ Editor(98,DOS/V)
3
1.6
CD-ROM
FD
ビレッジセンター
ビレッジセンター
4
5
5
(1998)
2.0
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
FD
FD
FD
ボーランド
ボーランド
ボーランド
ボーランド
マイクロソフト
電脳組
●プログラミング言語
JBuilder 4 Professional
Delphi 5 Professional
C++Builder 5.0 Professional
SQL Turbo Class for Delphi
Visual Basic
BASIC/98 Pro
−20−
ソ
マ
ル
チ
メ
デ
ィ
ア
フ
ト
Ver
(購入年)
名
●音楽編集
Finale2002 アカデミック
Overture 2.0.4J
EZ Vision 3.0J ハイブリッド
ミュージ朗55(MAC)
ミュージ(98)ADM-64N
●画像編集
CANVAS 8J
PhotoShop 6.0 Upgrade アカデミックライセンス for Mac
PhotoShop EL アカデミックライセンス
Paint Shop Pro 5J
STRATA VISION 3d(日本語版アップグレード)
PHOTO FINISH
クラリスインパクト
Kai's Power Tools
Art Works(Ultra PaintのV-UP)
Ultra Paint(日本語版)
Super Paint
InDesign CS for Mac(日本語版)
Flash MX Professional 2004(日本語版)
ユ
ー
テ
ィ
リ
テ
ィ
●素材集
ミュージックエナジーⅣ ハイブリッド版
ミュージックエナジーⅢ ハイブリッド版
ミュージックエナジーⅡ ハイブリッド版
ミュージックエナジー ハイブリッド版
音辞典VOL. 1「アニメ・ゲーム効果音」ハイブリッド版
音辞典VOL. 2「ジングル・ブリッジ」ハイブリッド版
音辞典VOL. 3「自然」ハイブリッド版
音辞典VOL. 4「人・アクション」ハイブリッド版
動く具①プレーンクラウズ/雲の映像
動く具②プレーンウォーター/水面の映像
動く具③コンポパーツ/合成用映像
Authorware クリップメディア サウンド1
Authorware クリップメディア ミュージック1
Authorware クリップメディア アート1
●日本語変換(FEP)
WXⅡfor Mac
WXⅡfor Win
ATOK8 for Win
●ウイルス対策・セキュリティ
Norton Education Total Solution
Norton Antivirus 8.0 for Mac
ウィルスバスター コーポレートエディション
PC-Cillin 6
●ユーティリティ
Norton Utilities for Win98/95
Norton Utilities for Mac
●OCR
イ
ン
タ
ー
ネ
ッ
ト
・
通
信
教
育
そ
の
他
読んで!!ココ
●HTML作成
PageMill
●Webブラウザ
Netscape Navigator
●ネットワーク・通信
INTERNET OFFICE 3.0J
ALIBABA
CD-ROM OS編
Acrobat 5.0 for Mac(日本語版)
Acrobat 5.0 for Win(日本語版)
会 社 名
(2002)
2.0.4J
3. 0
(1993)
(1989)
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
FD
FD
メガフュージョン
ローランド
メガフュージョン
ローランド
ローランド
8
6
(2002)
5.0.3
5.0
3.1
(1996)
2.0
(1994)
1.0R
3.5J
CD-ROM
DENEVA
(2004)
(2004)
●映像編集
Final Cut Pro3 Up Grade
DIRECTOR 6J for Mac
DIRECTOR
Microsoft Video for Win
Avid VideoShop
メディア
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
FD
FD
FD
FD
FD
CD-ROM
CD-ROM
アドビシステムズ
アドビシステムズ
P& A
ソフトウェア・トゥー
アスキー
クラリス
ビーピー・エス
誠和システムズ
誠和システムズ
アドビシステムズ
アドビシステムズ
マクロメディア
3
6.0
5.0
1.0J
2.0
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
アップルコンピュータ
マクロメディア
マクロメディア
マイクロソフト
アドビ・テクノロジー
(2000)
(2000)
(2000)
(2000)
(2000)
(2000)
(2000)
(2000)
(2000)
(2000)
(2000)
1.0
1.0
1.0
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
FD
FD
FD
キュービックエナジー
キュービックエナジー
キュービックエナジー
キュービックエナジー
データクラフト
データクラフト
データクラフト
データクラフト
A& P
A& P
A& P
2.7
2.11
R.2
CD-ROM
FD
FD
エーアイソフト
エーアイソフト
ジャストシステム
(2002)
8
3
(1999)
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
シマンテック
シマンテック
トレンドマイクロ
トレンドマイクロ
4
3.5
CD-ROM
CD-ROM
シマンテック
システムソフト
2.0
CD-ROM
エー・アイ・ソフト
3
CD-ROM
アドビシステムズ
3.01
CD-ROM
ソフトバンク
3.0J
(1997)
FD
FD
CD-ROM
CD-ROM
CD-ROM
トランス・コスモス
NEC
5
5
アスキー
アスキー
アスキー
日本コースウェア
アドビシステムズ
アドビシステムズ
はライセンスのみ所有
−21−
ò
5
外部委託の実施
平成12年度より導入した情報基礎教育科目の外部委託について、以下の通り実施した。
【実施状況】
開講期
科
目
名
Word発展的な機能の活用
Excel発展的な機能の活用
Accessデータベース基礎
ツールによるホームページの作成
グラフィックス自由自在
開講学科・学年
情報活用の基礎
期
情報活用の応用Ⅱ
情報機器の操作Ⅰ
情報活用基礎演習
コンピュータ基礎
基礎薬学情報学Ⅰ
情報活用の応用
情報活用の応用Ⅰ
情報活用の応用Ⅲ
情報機器の操作Ⅱ
基礎薬学情報学Ⅱ
【委託業者】
株式会社
1,754名
5
269名
○
10
443名
○
7
384名
○
○
2
4
66
1
1
1
1
1
170名
211名
3,499名
58名
56名
54名
55名
56名
23
986名
5
261名
5
246名
10
448名
4
52
118
200名
2,420名
5,919名
共通教育
後
平成16年度
33
○
(全学部・学科・学年)
大英1年
大健1年
大食1年
大声1年
大器1年
短英1年
短人1年
短健1年
大日1年
短日1年
大日2年
短日2年
大教1年
短教1年
大薬1年
計
合
受講者数
55名
56名
52名
51名
54名
共通教育
大日1年
大英1年
大人1年
大健1年
大食1年
大声1年
大器1年
短日1年
短英1年
短人1年
短健1年
短食1年
大日2年
短日2年
大教1年
短教1年
大環1年
短生1年
大情1年
大薬1年
計
Word発展的な機能の活用
Excel発展的な機能の活用
Accessデータベース基礎
ツールによるホームページ作成
グラフィックス自由自在
コマ数
1
1
1
1
1
(全学部・学科・学年)
前
期
必修
計
富士通ラーニングメディア
−22−
○
ò
6
教育支援パソコン
平成14年10月より運用を開始した教育支援パソコンの貸し出しを今年度も継続して行った。今年度は利用者からの
要望にこたえ新たにWindowsXP6台を加え、合計21台で運用した。
目
的 : 学内マルチメディア関連装置の活用ならびにマルチメディア教材作成の支援
対
象 : 専任・嘱託・非常勤の教員
機
器 : A4
ノート型パソコン
Dell Latitude
2種類(詳細下表)
V740
Mobile Pentium4
東芝dynabook-Satellite J32
1.6GHz
256MB RAM、
Pentium4
1.6GHz
496MB RAM、
30GB HDD(ATA/100)、14.1”TFT、FDD内蔵、40GB HDD(ATA/100)、14.1”TFT、FDD内蔵、
本
体
CD-RW(Rx24、Rx8、RWx4)、
DVD-ROM&CD-R/RWドライブ(Rx24、Wx
56Kモデムポート、LANポート(10/100Ethernet)
24、DVDx8)、
重量約3.2kg
56Kモデムポート、LANポート(10/100Ethernet)
重量約3.0kg
ソフト(OS)
ソフト
Windows2000
WindowsXP Professional SP2
Office XP Professional with FrontPage
Office Professional Edition 2003
(Word 2002/Excel 2002/PowerPoint 2002/
(Word 2003/Excel 2003/PowerPoint 2003/
Access 2002/FrontPage 2002)、
Access 2003)、Office FrontPage 2003、
Photoshop Elements、Norton AntiVirus
Photoshop Elements 2.0、
Corporate Edition
Norton AntiVirus Corporate Edition
InternetExplorer 6.0、
InternetExplorer 6.0、
(アプリケーション) AcrobatReader 5.0、FFFTP
Adobe Reader 6.0、FFFTP
Windows MediaPlayer 7.1、
Windows MediaPlayer9、
Macromedia Shockwave Player、
Macromedia Shockwave Player、
Macromedia Flash Player、
Macromedia Flash Player、
QuickTime 5.0、RealPlayer8Basic、
QuickTime 6.0、RealPlayer 10、
+Lhaca 0.72、Easy CD Creator5 Basic
+Lhaca 0.72
附
属
台
配置先
品
数
:
マウス、LANケーブル、ACアダプタ、
マウス、LANケーブル、ACアダプタ、
電源コード、キャリングケース(肩ひも付)
電源コード、キャリングケース(肩ひも付)
15台
6台
下表
Windows2000
WindowsXP
文学部事務室
3
1
4
生活環境学部事務室
3
1
4
音楽学部事務室
1
0
1
薬学部事務室
2
0
2
教育研究所事務室
1
1
2
情報教育研究センター
5
3
8
計
15
6
21
−23−
計
6.マルチメディア環境整備
ò
1
日下記念マルチメディア館1Fメディアホール
収録カメラ(近距離用)の移設
平成14年度に導入された日下記念マルチメディア館(MM館)1F大教室(メディアホール)について、利用者か
らの意見を踏まえて収録カメラ(近距離用)の1台を移動しながらの収録も可能となるように機能追加をした。
ò
2
マルチメディア装置環境維持
マルチメディア装置の導入当初の機能・性能を維持し、教育活動を円滑に進めるために、装置の定期的な保守点検
を実施し、必要に応じて簡易修理を行った。
教
装 置 ・ 設 備
平成10・11年度
マルチメディア教室AV設備
L1-402・403、L2-23、E-201・202、
S-21・22・35・36・37、
KM-1F・106、薬学部講義棟 講堂・大教室
年2回
MM館マルチメディア装置
MM-101
(メディアホール)
・201
(オープンフロア)
・
301・302・303・304・305・306・307・
401・402・403・406・407・408・808・812
MM-205・212(制御装置の保守)
年1回
中央キャンパス
マルチメディア装置
MM-505・506・701・723、
E-402・403・404
年2回
MM-101(メディアホール)
年2回
MM-101(メディアホール)
年2回
MM館大教室
平成14年度
マルチメディア装置
MM館大教室
マルチメディア装置(音響)
室
・
実
習
保守点検
回
数
導入年度
室
MM-101(メディアホール)・106(注1)・107(注1)・
教育用コンテンツ
開発・利用支援システム
108・109(注2)
301・302・303・304・305・306・307・
401・402・403・406・407・408・808・812
年1回
(注1)平成16年7月末まで
(注2)平成16年8月、MM-107より移動
ò
3
マルチメディア装置利用説明会
内
容
平成10・11年度導入
マルチメディア装置利用説明会
MM館コンピュータ実習室
マルチメディア装置利用説明会
開
催
日
時
間
平成16年4月3日(土)
11:45∼12:45
4月5日(月)
16:45∼17:45
4月9日(金)
13:00∼14:00
平成16年4月3日(土)
11:30∼12:30
4月5日(月)
16:30∼17:30
4月9日(金)
15:00∼16:00
−24−
場
所
S−21
MM−407
7.学術講演会
日
時:平成16年6月2日(水)合同教授終了後(16:00∼18:20)
場
所:日下記念マルチメディア館
メディアホール
テ ー マ:学習支援システムの実践報告とデモンストレーション
学習支援システムの導入が計画されている。このシステム導入の目的はネットワークを活用した新
しい教育・学習方法の実現にある。学習支援システムの利用によって大学や科目担当教員から学生へ
のオンラインによる小テストやアンケート実施など、授業を中心とした様々な活用方法が考えられる。
この種のシステムはすでに多くの大学で実際に導入され、活用が始まっている。
そこですでに学習支援システムなどのインフラを教育に活用されている大学教員を招き、実践報告
として教育現場の状況や活用に関しての考えを説明いただくとともに、導入予定の学習支援システム
のデモンストレーションを行う。
▼講演「学習支援システムを活用した教育実践」
広島大学大学院
社会科学研究科
安武
公一
氏
▼学習支援システムのデモンストレーション
学習支援システムを巡る状況
情報教育研究センター
参 加 者:教職員58名
−25−
8.電子教材開発への取り組み
2002年度(平成14年度)より開発に取り組んできた電子教材開発ツール
モ
ア
「Mmoa」の第1次開発分が完成し、学内広報および利用講習会を開催し
た。
なお、平成16年度分のシステム開発にあたっては、文部科学省大学教育
高度化推進特別補助「高等教育研究改革推進」経費に課題名「支援環境整
備を踏まえた授業活性化手法の開発」の一部として私学助成を受けた。
学内利用講習会は以下のとおり開催。参加申込者は43名。うち、24名に
「Mmoa」ツールCDの貸し出しを行った。
平成16年12月14日(火)16:30∼17:30
12月22日(水)16:30∼17:30
※2回とも同一内容
ミューキャン
「学習支援システム(μCam)」は、文部科学省大学
教育高度化推進特別補助「高等教育研究改革推進」経費
に課題名「支援環境整備を踏まえた授業活性化手法の開
発」の一部として私学助成を受けてシステムを導入、後
期よりテスト運用を行った。後期中には以下の利用説明
会を実施。83名が出席した。
平成16年11月2日(火)16:30∼18:00
μCam実験利用説明会
11月16日(火)16:30∼18:00
μCam利用説明会
11月19日(金)13:30∼15:00
μCam利用説明会
11月25日(木)16:30∼18:00
μCam利用説明会
学内一般利用をはじめた特別学期には、μCamを利用した教材準備のために、実際に操作をする講習会ならびに
個別利用相談を実施した。(「教材作成に役立つパソコン講座」の一部として開催)
平成17年1月21日(金)10:00∼16:00
利用講習会(利用相談含む)
2月8日(火)10:00∼16:00
利用講習会(利用相談含む)
3月3日(木)10:00∼16:00
利用講習会(利用相談含む)
−26−
9.教員対象パソコン講座
マルチメディア装置の整備に伴い、装置の活用促進およびマルチメディア教材作成の支援として、平成11年度より
本学教員(助手・副手含む)を対象に開催している「教材作成に役立つパソコン講座」について、本年度は以下のと
おり実施した。
【前期】
講 座 名
内
容
実施日
(募集時のアナウンス文より)
教
室
受講者数
SPSSの基本操作と統計分析の基礎知識を学習します。
SPSS
①
アメリカで94年に実施された一般社会調査のデータを
基本操作・
使用して質的データの集計、検定(銃所持と性別の関係
基礎統計
など)、量的データの分布(回答者の年齢の平均と分散
7/27(火) MM−407
26名
7/28(水) MM−407
17名
7/29(木) MM−407
18名
など)をみていきます。
実験データの分析によく利用される分散分析の基礎知
識を学習します。
SPSS
②
分散分析
平均値の差の検定を習得する講座です。2グループ間
の平均値の比較から、3グループ以上の平均値の比較に
拡張し、その後の検定を学びます。さらにカテゴリ変数
が2つある場合の二元配置の分散分析と、繰り返しがあ
る場合の分散分析を習得します。
アンケートの分析によく利用される因子分析などの基礎
SPSS
③
因子分析
知識を実習を通して学習します。
アメリカの各州に関する観測データをもとに各州の傾
向を分析します。
【後期】
講 座 名
内
容
(募集時のアナウンス文より)
実施日
教
室
受講者数
④
Power Point
2002基礎
スライドの作成や編集、プレースホルダの編集等、基
本的な操作をはじめ、イラストやグラフ、表の挿入、図
形の作成等の表現力を高める機能、ノート作成、リハー
サル機能等を学習します。
2/14(月) MM−408
6名
⑤
Excel
2002応用
関数を使った計算や複合グラフ、ピボットテーブルの
作成、マクロ機能、 Web 対応機能等、発展的な機能を
学習します。
2/15(火) MM−408
7名
⑥
SPSS
因子分析
アンケートの分析によく利用される因子分析などの基
礎知識を実習を通して学習します。
アメリカの各州に関する観測データをもとに各州の傾
向を分析します。
2/17(木) MM−408
10名
⑦
μCam利用講習会
4名
⑧
μCam利用講習会
⑨
μCam利用講習会
1/21(金) MM−307
学習支援システムμ Cam の使用方法について学習し
ます。また、引き続き具体的な質問や操作方法の解説を 2/8(火) MM−307
個別に受講できます。
3/3(木) MM−307
講
師:①②③⑥
エス・ピー・エス・エス株式会社
④⑤
富士通オフィス機器株式会社
⑦⑧⑨
CSK株式会社
9名
10名
インストラクター(富士通オフィス機器株式会社経由)
インストラクター
インストラクター
−27−
10.学外活動
【会議・講習会・大会等参加】
私立大学情報教育協会関係
開 催 日
5.31
会議・講習会・大会等
会
場
参 加 者
第36回通常総会
アルカディア市ヶ谷
濱谷
英次
6.11∼12
平成16年度
教育の情報化フォーラム
武庫川女子大学
6.12
平成16年度
短期大学部門検討会議
武庫川女子大学
7.2∼3
平成16年度
全国大学情報教育方法研究発表会
アルカディア市ヶ谷
濱谷
9.7∼9.9
平成16年度
大学情報化全国大会
アルカディア市ヶ谷
岡田由紀子
濱谷 英次
宮本 紘平
中野
彰
小野賢太郎
福井 哲夫
岡田由紀子
英次
(選考委員として)
11.25
第37回臨時総会
アルカディア市ヶ谷
濱谷
英次
11.30
平成16年度
アルカディア市ヶ谷
上元
田中
晋也
邦子
アルカディア市ヶ谷
濱谷
英次
H17.3.29
事務部門管理者会議
第38回通常総会
その他
開 催 日
会議・講習会・大会等
会
場
参 加 者
地域科学研究会・高等教育情報センターセミナー
「大学の情報セキュリティ対策の新展開」
東宝ビル
(東京都渋谷区)
中野
福井
跡部
6.3
New Education Expo 2004 in 大阪
大阪マーチャンダイズ・マート
岡田由紀子
7.7
県内大学・研究機関ネットワークの説明会
兵庫県民会館
福井
7.30
e-Learning WORLD 2004 Expo & Forum
東京ビッグサイト
小野賢太郎
9.14
日本WebCTユーザ会「第2回 WebCT研究会 in 淡路島」 ウェスティンホテル淡路
5.23∼24
㈱CSK 第49回CSK IT-SOLUTION SEMINAR
CSK青山ビル
10.4 「IT活用による教育改革へのチャレンジ
∼WebCT VISTA 日本語版発表セミナー∼」
彰
哲夫
誠
哲夫
中野
彰
濱谷
中野
英次
彰
彰
10.12
コンピュータリテラシープレースメントテストに
関する情報収集
福井県立大学
情報センター
中野
10.22
ò
財 コンピュータ教育開発センター
「先進IT活用教育シンポジウム in 岡山」
岡山コンベンションホール
ママカリフォーラム
小野賢太郎
10.22
次世代CMS研究会
大阪大学中之島センター
岡田由紀子
11.5
CTCアカデミックユーザアソシエーション
「第4回 CAUA合同研究分科会」
主婦会館プラザエフ
(東京都千代田区)
濱谷
英次
11.5
ひょうご学術・研究情報ネットワーク研究会
兵庫県民会館
福井
上元
哲夫
晋也
平成16年度
名古屋大学
岡田由紀子
11.26∼27
情報処理教育研究集会
−28−
開 催 日
12.11
会議・講習会・大会等
日本情報教育開発協議会
会
第1回フォーラム
場
参 加 者
拓殖大学 文京キャンパス
小野賢太郎
九州産業大学
岡田由紀子
ò
社 日本教育工学振興会
平成16年度 情報教育対応教員研修
全国セミナー「Education Seminar in Tokyo」
東京女子大学
善福寺キャンパス
小野賢太郎
独立行政法人 メディア教育開発センター公開講演
「教育におけるメディア活用と著作権について」
メディア教育開発センター
濱谷 英次
小野賢太郎
日本教育工学会研究会「確かな学力と授業実践」
メディア教育開発センター
岡田由紀子
WebCTを活用したプレースメントテスト作成に
関する情報収集
広島大学
情報メディア教育研究センター
濱谷 英次
岡田由紀子
3.8
WebCTを活用したプレースメントテスト作成に
関する情報収集
名古屋大学
情報メディア教育センター
中野
福井
彰
哲夫
3.8
㈱シマンテック「スパムをブロック!
メールセキュリティソリューションセミナー」
アクア堂島西館(大阪市)
跡部
誠
3.14
第2回 ひょうご学術・研究情報ネットワーク研究会
兵庫県民会館
福井
哲夫
ホテルフロラシオン青山
(東京青山会館)
小野賢太郎
岡田由紀子
京都大学
岡田由紀子
熊本大学
総合情報基盤センター
中野
彰
小野賢太郎
岡田由紀子
ò
社 日本教育工学振興会
12.12 平成16年度 情報教育対応教員研修
全国セミナー「Education Seminar in Fukuoka」
12.18
H17.1.28
2.19
3.8
ò
社 日本教育工学振興会
3.15 第21回教育情報化政策セミナー
∼省庁連携「教育情報化ポスト2005に向けて」∼
3.22∼23
3.24∼25
高等教育研究開発推進センター
第11回大学教育・研究フォーラム
WebCTを活用したプレースメントテスト作成に
関する情報収集
3.29
情報教育・研究に関する情報収集
九州大学
情報基盤センター
小野賢太郎
岡田由紀子
3.30
九州大学e-Learningシンポジウム
「ITを活用した実践的教育への取組み」
九州大学
小野賢太郎
岡田由紀子
−29−
11.発行物一覧
情報教育研究センター利用ガイドブック 2004
情報教育研究センターニュース 第9-1号
情報教育研究センターニュース 第9-2号
B5 48p オールカラー 11,200部 4月発行
A4 4p モノクロ 1,000部 6月発行
A4 4p モノクロ 1,000部 9月発行
センターおよび全学共用パソコンの
利用方法を掲載。インターネットをす
る感覚でメールの送受信ができる
Web メールについても紹介している。
学生にとっては授業・自主学習の参考
書、教員にとっては指導書として活用
できる1冊。
・学習支援システムの導入に向けて
・「情報活用の基礎」習熟度別クラス
編成について
・コンピュータウイルスQ&A
・コラム「MM館にLEGOロボット登場!」
・無線LANのセキュリティ対策
・学習支援システム「μCam」施行
始まる
・授業アンケート結果まとまる
・コラム「情報リテラシー」って何?
・キャンパスネットワークの増強
ほか掲載
情報教育研究センターニュース 第9-3号
情報教育研究センターニュース 第9-4号
A4 4p カラー 1,000部 12月発行
A4 2p モノクロ 1,000部 3月発行
ほか掲載
武庫川女子大学
情報教育研究センター年報 2003
A4 96p モノクロ 500部 12月発行
μCam特集号
・来春「メールシステム」リニューアル!
・μCamとは?
員をはじめとする先生方の研究論文を
・μCam実践例
・電子メール利用のワンポイント
―「Cc」
「Bcc」―
・μCam利用講習会のご案内
・全学共用プリンタ利用状況
動についても表・グラフを用いまとめ
ほか掲載
ほか掲載
−30−
情報教育研究センターの研究員の教
掲載。別冊には、日常のセンターの活
ている。