心臓血管外科の治療方針とスタッフ

患者様一人一人に、チーム一丸となって最適な手術を丁寧に行うことを心がけています。
当院は3学会合同心臓血管外科基幹施設、
日本胸部外科認定施設、日本外科学会認定施設です。
7 名の医師で診療にあたっていますが、心臓血管外科専門医は4名です。また、手術成績をす
べて日本心臓血管外科手術データベースに報告しています。
手術方針
1.弁膜症手術:
僧帽弁閉鎖不全に対しては弁形成術を第一選択
僧帽弁置換例に対して心機能温存に優れた後尖温存人工弁置換術
心房細動合併症例に対しては、メイズ術追加
2.冠動脈バイパス手術:
動脈グラフトの積極的使用
脳梗塞既往例や大動脈に病変を有する例には人工心肺を用いない拍動下冠動脈バイパス術虚血
性心筋症に対して重症心不全例には左室形成術を追加
3.大動脈に対する手術:
弓部大動脈瘤手術では脳合併症を防ぐための、順行性脳灌流、大動脈非遮断を用いた術式
広範な置換を要する弓部から胸部下行大動脈瘤にかけての手術に段階的手術
胸部下行大動脈瘤手術にはほとんどステント内挿術
胸腹部大動脈置換術では対麻痺防止対策として、脊髄液ドレナージを併用し分節遮断下に肋間
動脈を灌流し、肋間動脈を再建
腹部大動脈瘤手術では高齢者や手術危険性が高い場合はステント内挿術
4.小児に対する心臓術
傷を最小限にとどめる手術
5.高齢者心臓手術
80 歳以上の高齢者には呼吸器からの離脱直後よりICUにて運動器リハビリと早期の心臓リ
ハビリを行い、早期回復をはかる
心臓血管外科学分野スタッフ
宮崎大学医学部付属病院心臓血管外科
教授:中村都英(昭和 56 年卒) 心臓血管外科専門医
講師:中村栄作(平成 3 年卒) 心臓血管外科専門医
助教:遠藤穣治(平成 5 年卒) 心臓血管外科専門医
助教:古川貢之(平成 7 年卒) 心臓血管外科専門医
助教:石井廣人(平成 16 年卒) 日本外科学会専門医
助教:落合昂一郎(平成年卒)
宮崎市郡医師会病院心臓血管外科
科長:矢野光洋(昭和 61 年卒) 心臓血管外科専門医
医長:松山正和(平成 4 年卒) 心臓血管外科専門医
医員:西村征憲(平成 14 年卒) 心臓血管外科専門医
医員:川越勝也(平成 21 年卒)日本外科学会専門医
宮崎県立延岡病院心臓血管外科
部長:早瀬崇洋(平成 2 年卒) 日本外科学会専門医、臨床研修指導医
医長:新名克彦(平成 5 年卒)
心臓血管外科専門医
医長:横田敦子(平成 16 年卒)心臓血管外科専門医
宮崎県立宮崎病院心臓血管外科
副医長:白崎幸枝(平成 22 年卒)
福岡市立こども病院心臓血管外科
医員:阪口修平(平成 21 年卒)日本外科学会専門医