豊島病院広報誌 第 30 号 発行:平成 25 年 5 月 15 日 ~ 目次 ~ ・CT検査ってなぁに? ・眼瞼下垂について -放射線科- -形成外科- ・薬剤師の病棟常駐を実施しております -薬剤科- 健康相談 AED講習 ~看護の心をみんなの心に~ 看護の日イベント・平成 25 年 5 月 10 日(金)開催 ~CT 検査ってなぁに?~ 放射線科 ●CT 検査とは ・X 線とコンピューターを使用して、身体の輪切り画像などを作成し、 身体内部の細かいところまで知ることができる検査です。 ●CT 検査を受けるにあたって ・検査時間は、10~20 分程度です。検査中は検査台に 仰向けに寝て、身体の力を抜いてリラックスしてください。 検査部位によって、金属類があると撮影ができませんので、 あらかじめ外していただきます。 ●当院の機器は ・64 列マルチスライス CT(東芝製 Aquilion/CXL)に加え、 最新型 80 列マルチスライス CT(東芝製 PRIME)は、被ばく量が 上の画像:腹部 右の画像:腰椎 少ないので患者さんに対して優しい検査が行えます。 ★★ 豊島病院予約センター 03-5375-5489(ゴヨヤク) ★★ がんけん か す い 眼瞼下垂について - 形成外科 - 「以前と比べて、どうも前が見えづらくなった。」 「最近、テレビを見るときに顎を上げてしまう。 」 がん けん か す い こんな症状をお持ちのかたはいらっしゃいませんか?ひょっとしたら、それは“眼瞼下垂”のせいかも知 れません。 眼瞼下垂には先天性(生まれつき)のものと後天性(生まれたあと徐々にまぶたが下がってくる)のもの があります。 こうてんせい がん けん か す い 後天性眼瞼下垂 には主に加齢性のものとハードコンタクトで生じるものがあります。後天性眼瞼下垂の原 きょきんけん まく けんばん 因は加齢・コンタクトレンズ使用・目の手術後などにより、挙筋腱膜(まぶたを引き上げる組織)と瞼板(ま ぶたの形を維持している薄い板状の組織)のゆるみや離解を生じ、まぶたを引き上げる力が低下することに より起こります。治療は、手術によりゆるんだ挙筋腱膜と瞼板を引き締め、皮膚のたるみがある場合は皮膚 も合わせて切除します(写真)。手術は基本的に外来通院のみで可能ですが、血液をさらさらにするお薬を 飲まれている方や単身で住まわれている方など、危険を伴う患者さんの場合は入院が必要になります。また、 左右両方に症状がある方の場合は、原則的に一度に両方を手術します。 中には上まぶたを引き上げる機能(挙筋機能)は正常で皮膚だけがたるんでいる方もいらっしゃいます。 ろうじんせい がん けん ひ ふ しかんしょう こういった方は老人性眼瞼皮膚弛緩症と言われ、皮膚を切除するだけで改善する場合があります。 ただし、注意していただきたいのはこの治療(手術)はあくまでまぶたの機能を回復させ見やすくさせる ためのものであり、美容目的に行うものではありません。 眼瞼下垂症の治療は保険治療であり、一般的には形成外科もしくは眼科で行っています。当院では形成外 科で手術を行っております。眼瞼下垂かなと思われる方は一度、当科に御相談下さい。 予約専用電話 03-5375-5489 (ゴヨヤク) 手術前 手術後 (この写真は患者さんのご厚意により掲載しております。術前に比べ術後ではまぶたが見開き、 眉毛の位置が少し下がっています。 ) 形成外科医長 越智 正和 薬剤師の病棟常駐を実施しております 4 月より薬剤師の病棟常駐を実施しております。患者さんが 安心してお薬を服用できるよう、持参薬の管理や使用の効果など のご説明、また患者さんからのご質問・ご相談にお答えします。 広報誌に関するご意見・ご感想は [email protected] までお寄せください。 ※豊島病院の1階には、 「パティオ(スペイン語で中庭の意味) 」と呼ばれる、患者さんや職員にとっての憩いの場所があります。 患者さんとの一層の交流を深めるため、この名称を本誌に採用しました。 公益財団法人東京都保健医療公社豊島病院 http://www.toshima-hp.jp 東京都板橋区栄町33-1:(病院代表)03-5375-1234: (予約専用)03-5375-5489 豊島病院広報誌第 30 号 発行者:荒井 邦佳(豊島病院副院長) 編集:企画係 服部 親昭
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