フラッシュストレージのビジネス価値の向上: IT意思決定者向けの実践ガイド

Infrastructure Economics: What IT Leaders Can Learn from the CFO Organization (and Vice Versa)
フラッシュストレージのビジネス価値の向上:
IT 意思決定者向けの実践ガイド
HPE 社提供による経営幹部向け資料
バイスプレジデント – クラウドコンピューティング
2016 年 10 月
フラッシュストレージのビジネス価値の向上:IT 意思決定者向けの実践ガイド
はじめに
急速に変化するビジネス環境において、企業のリーダーが常に警戒しているのは、状況を一変させてしまうような競合他社
の行動です。Frost & Sullivan が CEO や IT 意思決定者に対して最近実施した調査では、次のような結果が明らかにな
りました 1
•
53%のCEOが競争の激しい環境を主要なビジネス課題として指摘
•
65%の企業がビジネスの成功には増加するデータの管理が重要と認識
•
58%がITインフラストラクチャはビジネスアジリティと市場応答性をサポートする必要があると回答
•
45%が業界で破壊的変革の要因となる可能性が最も高いのは競合他社によるデータや分析の使
用と回答
企業は自社で破壊的変革を起こせなければ、他社の破壊的変革の影響を受けるしかありません。また、データ
は (収集、集約、分析してインサイトを引き出すことにより) ビジネスイノベーションや成果の促進につながってい
ます。
適切に対応できなければ大きな損失が発生するため、先見の明のある企業はビジネスに最大の価値をもたらす
データストレージテクノロジーに投資しています。その際に使用されるのが、データセンター用のオールフラッシュ
ソリューションです。
近年、フラッシュは現在のデータ駆動型ビジネスをサポートする上で最適なテクノロジーと認識されるようになり
ました。早期に導入した企業は、生産性、エンドユーザー満足度、コスト効率を従来のストレージよりも高められ
ています。このような理由から、多くの企業は将来的なオールフラッシュデータセンターの構築を検討しています。
オールフラッシュデータセンターへの移行を加速すれば、
データから最大の価値を引き出せるようになります。
しかし、なぜ待つ必要があるのでしょうか。将来のビジネスに十分なメリットがあるならば、今すぐ導入しない理由
は何でしょうか。オールフラッシュデータセンターへの移行を加速すれば、データから最大の価値を引き出せるよ
うになります。
このホワイトペーパーでは、企業が直面しているストレージの課題を考察します。オールフラッシュデータセン
ターの事例を検討し、フラッシュに最適化されたデータ保護戦略の重要性を説明するほか、お客様のビジョンに
対してビジネスリーダーから支持を得るためのヒントも紹介します。
1
Frost & Sullivan「成長、イノベーション、リーダーシップに対する世界各国の CEO の視点」(2016 年) および Frost & Sullivan「IT 意思決
定者の調査」(2015 年)。
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Stratecast | Frost & Sullivan
企業にとってストレージが課題である理由
大半の企業はデータの保管に苦労しています。Frost & Sullivan が毎年実施している IT 意思決定者の調査では、
過去 5 年間にわたり、データセンターの特に重要な課題としてストレージの増大が挙げられています 2。企業が収
集、複製、保管するデータは、かつてないほど急増しているため、十分なストレージ容量の確保だけでも簡単で
はありません。
状況をさらに困難にしているのは、企業が保管データを有効活用したいと考えるようになっていることです。デー
タは貴重な企業資産、競争上の差別化要因であり、新たなビジネスモデルや収益源の創出、インテリジェンスの
向上、運用の合理化、コストの削減につながると認識されるようになりました。また、急拡大するモノのインター
ネット (IoT) やビッグデータ分析などの市場動向により、新しいビジネスチャンスが生まれていますが、IT 組織
はそれに対応する準備が間に合っていません。
今日の環境において、企業のストレージソリューションは、以下のような新しい複雑な状況に対応できる必要が
あります。
•
データが複数のファイルタイプやフォーマットで構成されている (特に、急増しているビデオ/画像/ファイルな
どの非構造化データ)。
•
データが長期間にわたり保管/活用されて、履歴や動向のレポートをサポートする。
•
データが複数のアプリケーションによってアクセスされる可能性がある (ほぼリアルタイムでの処理が必要
な、レイテンシの影響を受けやすい高性能アプリケーションを含む)。
•
適切な目標復旧時点 (RPO) と目標復旧時間 (RTO) に対応できるバックアップ/リカバリソリューションを使
用して、データの可用性を常に確保する必要がある。
•
企業が革新的でインテリジェントなプラットフォームやアプリケーションの導入を進めており、データが継続的
に分析される場合が増えている。
現在のストレージ環境がビジネスの足かせに
新しいビジネス環境においては、データを新たな方法で保管/管理する必要があります。しかし、ビジネスリー
ダーはデータや分析が将来の成功にどれほど重要かを認識しているにもかかわらず、過去にとらわれたスト
レージソリューションを使用しています。
現在、大半の企業は多数のワークロードやアプリケーションに対応するために、異種混在のストレージ環境を使
用しています。複数のベンダーのストレージシステムで構成されており、さまざまなテクノロジー (ハードディスク
ドライブ (HDD)/フラッシュ、スタンドアロン/ハイパーコンバージドシステム、場合によってはクラウドオブジェクト
ストレージなど) が含まれています。このような環境の大半は、熟考された計画の結果ではありません。多くの場
合、複雑なレガシー環境は企業合併/買収の結果として発生します。また、ハードウェアの更新や容量の追加に
伴って、自然に生まれる場合もあります。
多くの異種混在環境では、個別の管理ソフトウェアで各システムの運用/アップグレード/管理を行う必要がありま
す。また、ストレージアレイの拡張に対してシステムごとにさまざまな制約があるため、スケーリング作業は容易
ではありません。バックアップなどのデータ保護手法は使いづらく、データ量が増加するとメンテナンスウィンドウ
が長くなりすぎます。システム間やサイト間でのデータモビリティ/移行は困難な課題であり続けており、57%の IT
意思決定者が「データ移行の課題」を最重要問題として指摘しています。
2
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Frost & Sullivan「IT 意思決定者のクラウド調査」(2010~2015 年)
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フラッシュストレージのビジネス価値の向上:IT 意思決定者向けの実践ガイド
このような無計画に構築された異種混在ストレージ環境は、最適なストレージ環境とは言えません。企業もレガ
シーシステムが理想的ではないと気付いていますが、新しいプラットフォームへのアップグレードにはサービスの
中断が伴うと認識しており、中断してまで移行する価値があるかどうかを確信できていませんでした。
しかし、オールフラッシュストレージが主流になったことで、その認識は変化しています。フラッシュシステムが実
現するアプリケーションパフォーマンス、データ保護、管理効率がいかに優れているか、企業が理解し始めたの
です。実際に、多くの企業がデータセンタートランスフォーメーションの触媒としてフラッシュを使用するようになり、
投資の価値を最大限に高めています。
フラッシュテクノロジーが必要な理由
多くの企業のストレージ環境では、新しいフラッシュベースのシステムは一部のみで、従来型のハードディスク
ベースソリューションが大部分を占めています。この 2 種類のテクノロジーについて、以下で改めて比較します。
ストレージテクノロジー
ハードディスクドライブ (HDD)
フラッシュドライブ (ソリッドステートド
ライブ、SSD)
仕組み
機械式のアームに取り付けられた「ヘッ
ド」により、磁気回転ディスクにデータが
書き込まれる。古いレコードプレーヤーの
ように、ヘッドはディスクの上に浮いてい
る。
トランジスタを使用したメモリチップ
を相互接続し、そこにデータが書き
込まれる。
メリット
▪
大半のストレージシステムや PC が
標準で対応している。
▪
高速な処理速度 (読み取り/書
き込みの実行)
▪
大量のデータを低コストに扱える。
▪
IOP あたりのコストが HDD より
低い
▪
パフォーマンスに影響を与えず
に大容量と拡張性を実現
▪
容量効率 (データ圧縮テクノロ
ジーを活用)
▪
データセンターの効率向上 (小
さな設置面積で多くのデータを
保存。電力/冷却の需要を削減)
▪
非常に高速かつ詳細なスナップ
ショットを実行可能で、保管/リカ
バリ用のオフロードも可能
▪
raw 容量あたりのコストが HDD
より高い。ただし、コストの低下
やシステムの効率化により、総
コストは HDD とほぼ同等に
なっている。
デメリット
▪
レイテンシが大きいため、アプリケー
ションのパフォーマンスに悪影響を
与える可能性がある。
▪
密度が低く、容量を追加するとデータ
センターのスペースを多く取られる。
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フラッシュテクノロジーが重要なビジネス要件をサポート
優れたフラッシュテクノロジーがもたらすメリットは、アジリティ、市場投入期間、生産性、データ保護などのビジネ
ス目標の達成に貢献します。以下に具体的なメリットを示します。
•
分析ベースのワークロードのサポート – 継続的分析やビジネスインテリジェンスを利用した革新的な新しい
ワークロードは、従来のHDDでは実現不可能です。
•
市場投入期間 – 次世代フラッシュシステムは配備や拡張が容易で、HDDに比べて手動の構成/テスト/調
整が少なくて済みます。また、オールフラッシュアレイでは、多大な労力を必要とする書き換えなしで、アプリ
ケーションの実行を効率化できます。
•
アプリケーションパフォーマンスと拡張性 – フラッシュは従来のHDDよりも高速にトランザクションを処理で
きるため、ストレージにアクセスするアプリケーションのパフォーマンスが向上します。また、フラッシュを使用
すると、パフォーマンスを低下させることなくデータの増加に対応できます。
•
データ保護 – フラッシュシステムでは、スナップショット (高速な目標復旧時間を実現) とバックアップ (高
い整合性を持った長期間のデータ保管を実現) を組み合わせ、迅速かつ整合性を維持してデータを保護で
きます。
•
費用対効果 – データ圧縮テクノロジーにより、高密度なフラッシュシステムの費用対効果がさらに高まりま
す。また、非常に効率的で柔軟なフラッシュシステムを使用すれば、電力や冷却のコストを削減でき、システ
ムを保守する技術スタッフの人件費も節約できます。
オールフラッシュデータセンターに関する否定的意見への対応
残念ながら、フラッシュテクノロジーの優れたパフォーマンスを認めているにもかかわらず、オールフラッシュデー
タセンターの導入には反対しているビジネスリーダーが少なくありません。適切なシステムへの投資は賢明かつ
不可欠な投資であることを意思決定者や影響者に納得してもらうには、どのような方法があるでしょうか。以下で
オールフラッシュに関する 6 つの一般的な誤解を取り上げ、対応方法を紹介します。
1.
2.
「フラッシュは少数の高性能アプリケーションには適しているが、大半のアプリケーションには過剰である」
対応: この考え方は、古いテレビドラマの再放送を見たくなった場合に備えて、リビングルームに古い白
黒テレビを残しておくようなものです。「ハイビジョンテレビでは過剰な番組」もあるかもしれませんが、類
似した複数のシステムを維持して、個別のスペースを割り当てる必要があるため、メリットが相殺されて
しまいます。また、フラッシュのメリット (コスト削減や効率向上など) は、フラッシュに移行するワーク
ロードが多いほど増大します。古いテクノロジーは手放して、真のメリットを実現しましょう。
「レガシーアプリケーションのデータにはハードディスクで事足りている」
対応: 旧式の携帯電話でも通話には十分でした。しかし、スマートフォンの登場により、電話以外のビジ
ネスチャンスが新たに生まれました。同じ論理がフラッシュにも当てはまります。つまり、HDD では不可
能な、データや分析をベースとした新たなソリューションを実現できるのです。古いシステムに保管され
ているデータには、価値が隠されている可能性があります。たとえば、顧客の購買行動や潜在的なシス
テム効率について、分析ソフトウェアで明らかにできます。しかし、それを実現するには、フラッシュベー
スのソリューションによってデータへの迅速かつ継続的なアクセスを可能にすることが不可欠です。
5
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3.
「古いストレージでも機能には問題なく、オールフラッシュへのアップグレードで中断のリスクを冒したくない」
対応: 自宅の地下室にある古い冷蔵庫についても、そのように感じるかもしれません。しかし、現在支
払っている電気代が、新しい高効率なモデルに置き換えるコストよりもはるかに高いと知ったら、その考
えは変わるはずです。古いストレージは、メンテナンスや電力、冷却のコストが高く、多くの設置面積も
必要です。さらに、古いストレージシステムでは、バックアップやリカバリの計画が非効率的で複雑なた
め、重要なビジネスプロセスがすでに中断のリスクにさらされている可能性が高いのです。それでもアッ
プグレードに伴う中断が心配な場合は、新しいストレージの導入時に、一部のストレージソリューション
に組み込まれているデータ移行機能や連携データモビリティ機能を利用できます。また、熟練したサード
パーティの専門家にアセスメントを実施してもらうことや、フラッシュストレージへの移行およびフラッシュ
に最適なデータ保護対策への移行を支援してもらうことも可能です。
4.
「フラッシュは高価で購入できない」
対応: これは古い考え方で、ビジネスに悪影響を与えかねません。フラッシュシステムは効率が高く、
GB あたりのコストも急速に低下しているため、従来型 HDD と同程度のコストで導入できます。その証
拠に、オールフラッシュアレイですべての HDD を置き換えた場合には、18 か月未満で投資を回収でき
ることが複数の ROI 分析で示されています。
フラッシュテクノロジーは高密度なため、購入/設置する必要があるストレージシステムの量を削減でき
ます。つまり、お客様が予想しているよりも少ない資金で導入でき、電力や冷却のコストも節約できます。
また、システムの配備や拡張も容易になります。
また、フラッシュが収益拡大などのビジネス目標達成にどのように役立つかについて、従来のストレージ
と比較して検討する必要もあります。たとえば、フラッシュを導入すると、カスタマーサービス担当者が 1
時間に処理できるトランザクション数が増加します。これにより、顧客満足度や定着率が向上し、収益も
拡大します。お客様の事業部門の担当者は、全体的なビジネス価値の算出作業を喜んで手伝ってくれ
るでしょう。
5.
「データ保護戦略を再評価する必要はない。フラッシュでも、既存のストレージソリューションと同じ戦略になる」
対応: すべてのデータ保護プロセスが同じように有効なわけではありません。データ保護機能の実行方
法を再検討すると、パフォーマンスの大幅な向上やコストの著しい削減を実現できる可能性があります。
貴重なデータを十分に保護するには、フラッシュに最適な戦略を導入して、効果的かつ効率的なデータ
保護技術を組み合わせて提供する必要があります。たとえば、迅速なバックアップ用のスナップショット
や、長期的な保護を実現するフルバックアップなどです。
6.
「オールフラッシュデータセンターを導入するのではなく、必要に応じて徐々にフラッシュを追加していく方が安心
できる」
対応: 一度にフラッシュに移行することは必須ではありません。もちろん、大容量の HDD はこれからも
長期間にわたって利用されます。しかし、大規模なフラッシュの導入を遅らせれば遅らせるほど、競合他
社にリードを奪われる可能性があることに注意してください。将来的なオールフラッシュへの移行が避け
られないと認識している場合は、今すぐ移行を開始することをお勧めします。オールフラッシュストレージ
ソリューションを導入すれば、アプリケーションのパフォーマンス/可用性や、ビジネスアジリティ、セキュ
リティに対するメリットをすぐに実現できます。
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フラッシュベンダーを選択するためのヒント
オールフラッシュへの移行を決断すると、やがて、すべてのフラッシュシステムが同じではないことに気付くでしょ
う。オールフラッシュデータセンターへの投資から最大限の価値を引き出すには、適切なテクノロジーに加えて、
適切なベンダーとソリューションを選択する必要があります。個別の機能や宣伝文句ではなく、ソリューション全
体について検討することが重要です。
適切なオールフラッシュデータセンターを構築すれば、パフォーマンス、可用性、整合性、使いやすさ、コストなど、
さまざまな点で大きな価値を実現できます。なお、ベンダーが特定の環境での優位性を主張した場合には、惑わ
されないでください (ラボテストだけを根拠にしている場合が大半です)。お客様のソリューションは、実際のデー
タセンター内で機能し、実際のビジネス上の制約事項やニーズに対応できる必要があります。さまざまな要素の
バランスがお客様のビジネスにとって最適となるソリューションを探してください。
最適なフラッシュストレージプロバイダーを見つけるヒントを以下で紹介します。
•
複数のベンダーを調査します。現在使用しているベンダーに満足している場合でも、そのベンダー
のフラッシュやハイブリッドソリューションが最適であると思い込まないようにします。ビジネス価値を
最大化するには、ベンダーを乗り換える準備をしておく必要があります。徹底的な調査を実施して、
各ベンダーの契約やサービスレベル契約、規約、支払いオプション (従量制の支払い方式など) を
理解し、お客様のニーズに最も合ったベンダーを判断してください。
•
データ保護と耐障害性を重視します。フラッシュプラットフォームは、データ保護、整合性、可用性に
関する重要なビジネスニーズに対応できる必要があります。ベンダーのプラットフォームが、単一の
アーキテクチャー内での統合型データ保護 (高可用性、ディザスタリカバリ機能など) をサポートし
ていることを確認してください。また、フラッシュストレージと長期データ保管用のプラットフォームと
の統合が可能なベンダーを探してください。
•
サービスレベル契約や保証がビジネスニーズに対応しているか確認します。データ保護、整合性、
可用性に関するお客様のニーズを理解し、強力なSLAを通じて責任を引き受けてくれるソリュー
ションベンダーを探します。同様に、ベンダーがフラッシュシステムに対して、例外なくベストプラク
ティスの5年間保証を提供していることも重要です。
•
長期的な投資戦略を考慮します。今日実施する投資が、新しい不揮発性メモリテクノロジーが登場
した場合にも適応できるようにします。また、社内の財務チームやベンダーと連携して、ビジネス
ニーズに合った消費モデルを検討します。たとえば、設備投資を実施するべきか、または運用予算
から毎月料金を支払う方が適しているかなどです。
•
マネージドサービスやプロフェッショナルサービスを活用してビジネスリスクを軽減します。自社のス
タッフのスキルだけでITトランスフォーメーションや最適化の作業に対応できる企業はほとんどあり
ません。ビジネスの中断を最小限に抑制し、成功に必要な専門知識を利用できるようにするには、
幅広いマネージドサービスやプロフェッショナルサービス (移行、データセンター最適化など) を提
供しているベンダーを探してください。
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フラッシュストレージのビジネス価値の向上:IT 意思決定者向けの実践ガイド
最後に
デジタル環境においては、データ以上にビジネスの成功を左右する資産はありません。データを収集、活用、分
析、保護、管理する能力は、どの企業が業界で破壊的変革を起こし、どの企業がその破壊的変革の影響を受け
るか、つまり繁栄する企業と消滅する企業を決定します。しかし、従来のストレージソリューションでは、そのよう
な重要なビジネス資産を最適な方法で扱えません。企業は従来のストレージの代わりに、オールフラッシュデー
タセンターを導入する必要があります。
IT リーダーは、戦略的ビジネスイネーブラーとしての新しい役割を担うようになっています。柔軟で将来性に優れ
たフラッシュストレージソリューションへの投資により、ビジネスを確実に保護する責任を負っています。適切なフ
ラッシュソリューションを導入すれば、重要なビジネスニーズ (アジリティ、迅速な成長、市場投入期間、データ保
護、アプリケーションパフォーマンス、費用対効果) に対応できると同時に、メンテナンスや管理の負担を最小化
できます。
競争の激しい今日のビジネス環境では、「様子見」している企業は競合他社に引き離されます。競合他社が優位
に立つ事態を防ぐには、今すぐオールフラッシュデータセンターへの移行を開始してください。
Lynda Stadtmueller
バイスプレジデント – クラウドコンピューティング
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フラッシュストレージソリューションを評価する際の重要な考慮事項については、
以下の有益なガイドをダウンロードしてご確認ください。
適切なフラッシュストレージソリューションへの投資:テクノロジーに精通したバイヤーのためのガイド
オールフラッシュストレージのためのデータ保護戦略
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•
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Stratecastについて
Stratecastは、クライアントが急速に進化する非常に競争の激しい情報/通信テクノロジー市場で賢明な経営判断を下すことができる
よう、協力体制を築いています。アクション指向型の定期購読調査報告書とカスタマイズ型のコンサルティング契約を組み合わせて
活用することにより、Stratecastはお客様が協力者となり、今日のパートナーが明日の競合企業にもなる、アジリティとイノベーション
が成功に不可欠な要素となっている業界において、長年にわたる実際の経験の中でしか得られない
知識や視点を示します。担当のアカウントエグゼクティブにお問い合わせのうえ、Stratecastの豊富な経験を成長目標の達成にお役
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