スクーリングコード 217 スクーリング単位 2 単位 教 科 書 科 目 名 労働法(集団的労働法)/ 労働法1(団体法) 担当教員 唐津 博 日 程 9/2(金)〜 9/4(日) 会 場 駿河台 近藤昭雄『労働法(集団的労働法)/労働法1(団体法)』 中央大学通信教育部 ◆授業の目的・到達目標 1.労働者の組織する労働組合と使用者の間で展開される集団的労働関係を規律する法ルール(制定 法・裁判例等)の基本的な仕組みを理解している。 2.集団的労働関係において生じる労使紛争を法的に整理し、解決するための法ルールの内容につい て、基礎的な知識を習得している。 ◆授業の概要 労働者の任意的・自主的組織である労働組合は、憲法 28 条・労働組合法によって、労働組合員の賃 金・労働時間等の労働条件を設定(決定・変更)する権限を付与されています。この労働組合と使用者 間で展開される労働関係(集団的労働関係)を規律する法的な枠組みはどのようなものであるのか、こ の枠組みのもとで生成・形成されてきた法ルール(制定法・裁判例等)はどのような内容なのか、指定 教科書と参考文献(特に、判例解説集である『労働判例百選』[第8版])を使用しながら、解説し、検 討します。 ◆授業の計画 各日の各時限につき、下記のテーマを取り上げます。 1.第1日目 ①集団的労働関係法の歴史と労働基本権保障の意義 ②労組法上の「労働者」と「使用者」 ③団結権の保障と労働組合 ④労働組合の運営(組織強制・内部統制) 2.第2日目 ①団体交渉権の保障と労使協議 ②労働協約制度 ③団体行動権の保障:争議行為の法的保護 ④争議行為と賃金・ロックアウト 3.第3日目 ①団体行動権の保障:組合活動の法的保護 ②不当労働行為制度 ③複数組合併存と不当労働行為 ④スクーリング試験 ◆学習指導 ・各日の各時限に取り上げるテーマについて、指定する教科書の該当箇所を読んで、予習しておいて ください。 ・関心の高いテーマについては、参考文献にも目を通しておいてください。 ◆成績評価 スクーリング試験または科目試験により最終評価する。 ◆教 材 教科書 村中孝史・荒木尚志『労働判例百選』[第8版]<別冊ジュリスト 197 >(2009 年) 有斐閣(2,674 円) ◆参考・推薦文献 西谷 敏『労働組合法』[第3版](2012 年) 有斐閣(4,428 円)
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