モロッコの言語 三班 モロッコ人はみんなマルチリンガル!? ●モロッコ アフリカの北西端にある国。イスラム教国。面積 44.7万㎢、人口3392万人(2015年) ☆モロッコ人は多くの人が、3ヶ国語、4ヶ国語を 話すことができる 疑問1なぜこんなに多くの言語 を話すことができるのか? モロッコの多数言語使用の状況 公用語・・・ アラビア語・ベルベル語(1980年ごろから学校で指導) 正式アラビア語(フスハー)、アラビア語モロッコ方言 (ダリジャ)に分かれる フスハー:書き言葉・公文書・商品・案内表記・新聞 ダリジャ:話し言葉で文字がない。日常生活で主に使用 第二言語・・・フランス語(1980年ごろより前はフランス語で教育) →政府・メディア・教育・ビジネス・公文書・商品・案内表記・新聞 全世代に通用する ~フランス語教育~ 大学以上の高等教育はフランス語→進学したい場合はフラ語が必 須! →みんなフラ語を学習する 公立 小3~ 語学教育としてフランス語 +語学学校、塾、家庭教師 私立 幼稚園からする場合も! 小1~ フランス語 大人になるころにはほぼ母語なみに身につく ☆教育システムはすべてフランス式 その他の言語:北部モロッコ→スペイン語 山岳地帯→ベルベル語 英語も学習(公立 中1~、私立 小3~) 結論 公用語として教育されているアラビア語、 ベルベル語に加えてフランス語の教育もなされ ていて、さらに英語教育にも力をいれている。 →3,4ヶ国語を使用できるようになった 疑問2 なぜフランス語とスペイン語が使用され ているのか? モロッコの歴史が深く関係している! 668年 アラブ人によるモロッコ征服→イスラム教伝来 740年 モロッコ人がイスラム教に改宗しはじめる 19c末~20c初 アフリカ分割でモロッコもヨーロッパの標的になる 1904年 英仏協商でモロッコを狙っていた英仏の妥協 →フランスがモロッコにおける優越権獲得 1909年 北部リーフ地方でベルベル人vsスペイン人→第二次リーフ戦争 1912年 フェス条約:国土の大部分がフランスの保護国領のフランス領モロッコ 仏西条約:北部リーフ地方はスペイン領モロッコ 結論 フランスの保護国領かつスペインの委任統治 下という歴史的背景が影響している!
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