五家荘の偉人・佐倉宗吾（さくらそうご）伝説（泉第八小学校児童への講話）八代市泉町葉木在住五家荘の偉人佐倉宗吾伝説佐倉荘緒方勢一民宿・佐倉荘経営緒方勢一みなさん、こんにちは。佐惣五郎は、何人かの名主たち倉荘の緒方です。きょうは、と相談して将軍様つまり今でみなさんに、農民から神様いう総理大臣に直接会っておと言われた人のお話をした願いすることにしました。でいと思います。・・・・・。も、その行いは厳しく禁止ささて、みなさんは、この人れており、死刑となる決まりになっています。を知っていますか？この人惣五郎は、そのことも知っの名前は、佐倉宗吾（さくていたので誰にも言わずに一らそうご）といって、大変人で実行することを決めたの有名な人です。本当の名前です。罰が家族にかかることは、木内惣五郎（きうちを考えて、お嫁さんと離婚し、そうごうろう）といいます。子どもたちも嫁の実家に帰し、惣五郎は、むかしの江戸泣き叫ぶ子どもと別れて宗吾時代つまり、お侍さんの時は誰にも分からないように佐代に、下総国（しもうさの倉藩を抜け出しました。くに）佐倉藩（現在の千葉次の日、宗吾の目の前を将県）のもとで名主（なぬし）つまり今で言えば町長さ軍様の行列が通りかかりましんとか市長さんのような仕た。将軍様（家綱）の駕籠が事をしていました。目の前にきたところで、惣五その頃、佐倉藩では今でい郎は飛び出しました。う税金となる米や野菜が殆「お願いでございます。」どできない不作が何年も続「お願いでございます。」きました。村の人たちは食べるものが無く死んでしま一瞬、将軍様の駕籠が止まりう人が出るくらい苦しんでいました。ます。直ちに惣五郎は取り押人々の苦しむ姿を見た惣五さえられます。駕籠の中の将郎は、税金を減らしてくれ軍様は、そばにいた者に短いるように役人に頼みました命令を出します。惣五郎の手紙は、その者が受け取りまが、聞き入れてもらえませしたが、すぐ惣五郎は捕まえられました。そして将軍のん。惣五郎は村人の足りな駕籠は再び何もなかったかのように動き出しました。い分を自分で出したのですが、それでも、まだ足りなお城に戻ってから手紙を読んいのです。何度も何度も税金を減らすように頼みましだ将軍の命令により税金が３たが、全く聞き入れてもらえません。それどころか、年間減らされ、村人たちは惣もっと税金を納めるように命令をされました。五郎のお陰でやっと普通の生絶望した村人たちは死ぬこ活に戻り、とても感謝しましとを覚悟で戦う一揆をしよた。うと言いだしましたが、惣ところが惣五郎は決まりを破五郎は、絶対に死人を出しったということで死刑にするてはいけないと必死になっことが決まったのです。村人て止めました。たちは全員で惣五郎の命を助けてくれるように一生懸命に -1- 頼みましたが、聞き入れてはもらえず、とうとう次の本堂では、佐倉宗吾の供養年の９月３日に村中の人たちが手を合わせ念仏を唱えが毎年行われ、たくさんの参る中で惣五郎は磔（はりつけ）、子どもは打ち首にさ拝者が訪れています。れて殺されました。この話は今でも本や歌舞伎・劇でも取り上げられるほところで私が、なぜ皆さんに、ど日本で有名な話になって佐倉宗吾の話をすると思いまいます。のちに佐倉藩主のすか？堀田正晃（ほったまさすけ）が過ちを認め、惣五郎に「宗吾道閑居子そうごどうか皆さんは、この石碑をどこんこじ」の法号（ほうごう）かで見たことはありませんを与えたので、それ以来、か？村人達から「宗吾様」と呼ばれるようになりました。そうです。佐倉荘のすぐ近くこのお寺は、その佐倉宗吾に立っています。思い出しまの霊をまつる堂がある千葉したか。実は、その石碑に、県の東勝寺（とうしょうじ）すごいことが書いてあるんでです。す。後で説明しますね。その石碑の横の石段を登って東勝寺の中に、大変立いる途中にも佐倉宗吾のこと派な佐倉惣五郎の墓があを説明してあるボードが見えります。てきます。４０段くらいの階段を上り終えた所に、大きなご神木にこれは、佐倉宗吾郎記囲まれて、ひっそりと佐倉宗念館です。惣五郎につい吾をまつる祠（ほこら）が見て詳しい資料が飾ってあえてきます。ります。ここに立つと、いつの間にこれは、東勝寺の本堂にか心の中が落ち着くと誰もが向かう参道です。言います。薄暗い祠（ほこら）の中に入ると、真っ暗で見えにくいそして、これが本堂ですですが佐倉宗吾のご神体が祀って（まつって）あるのです。 -2- 一体なぜ、ここに佐倉そして、佐倉宗吾のよう宗吾が祀ってあるのでしに周りの人の幸せを思ってょうか？佐倉宗吾と五家行動できるような立派な人荘は何か関係があるのでになって欲しいと心から願しょうか？・・・・。っています。古い本を読めば佐倉宗吾は、五家荘葉木の役人これで、おじさんのお話である緒方左右衛門（さを終わります。えもん）の次男坊として生まれ、五家荘で育ったことなどが詳しく書いてあるのです。実は、佐倉宗吾が生まれ育った家のあったところが今の佐倉平成２２年３月４日荘なのです。そのことが（文責八代市立泉第八小学校長佐倉荘の前の塀や、すぐ横の石碑に詳しく書いてあります。最初は、緒方惣吾郎という名前でした。下総（しもうさ）の国に引っ越ししていた叔父さんの光全和尚（こうぜんおしょう）を頼って下総を訪れ、木内（きうち）家の養子となったので、名前が木内宗吾郎に変わったのです。宗吾は、今でも千葉県に住む人たちから神様のように思われています。ところで、おじさんの名前を知っている人はいますか。おじさんの名前は、「緒方勢一」と言います。何か気づきませんか？・・・・そうです。宗吾もおじさんも名字は同じ「緒方」です。つまり、おじさんは宗吾と親戚なのです。おじさんは、宗吾の活躍をとても誇りに思っています。だから、いま宗吾の生まれ育った場所で佐倉荘という名前で民宿をしているのです。佐倉宗吾は、五家荘の出身です。みなさんの大先輩でもあります。おじさんの願いは一つ、是非みなさんに五家荘のことをもっともっと知って五家荘大好き人間になってもらいたいと思っています。 -3- 米多等）