一緒にみんなで、考える力と想像力を育てましょう。学長からのメッセージこれから大切なことってなんだろう。それは考える力とひとの気持ちが分かること。考える力皆さんは、「あいつは頭がいいな、自分は頭がことがあるんですが、スーパーで売っている鶏の悪くてだめだな」とひそかに悩んだり、劣等感をモモ肉がありますよね。このモモ肉を骨から自動もったりしたことはありませんか。でも、ちょっとで切り取る自動脱骨機を作ろうと思ったひとがい待ってください。「頭がいい」とはどういうことですたそうです。肉と骨の間に刃を入れて骨だけ切りか。多分そのときに思い浮かべるのは、試験でい取るんですが、骨に肉がくっついて、どうしても骨い点数をとることでしょう。だけ切り離せません。さんざん苦労してあるとき、それではこのとき、頭の何がはかられているんふと気がつきました。でしょう。例えば、教科書に書いてあることを、一「そうか、切るんじゃなくて、鶏肉を骨から引っ回読んだだけで覚えてしまうひと、これは記憶力張って剥がせばいいんだ」と思いついたんです。がいいひとです。また教科書に書いてある難しいこれで骨から肉がきれいに剥がれる自動脱骨機の開発に成功しました。今まで誰も考えなかったのいいひとですよね。ことを、さんざん苦労して思いついたわけです。でも頭を使うというのはこういう場合だけではこれが考える力です。ありません。たまたま面白い専門の論文を読んだ想像力それから、例えば同じクラスのあの子は、どうしちがよく分かって、その子にとても優しくなれるよていつもあんなにいじけたものの見方をするのうになり、あげくの果てに、仲良くなってしまいまだろう、いやな子だと思っていました。けれども、した。ある時、その子が小さい頃両親と離ればなれにこれは相手の気持ちを、相手の身になって思うなり、それからずっとひとりぼっちで、隅っこで生想像力、言い換えれば、共感する力ですよね。きてきたことを知りました。途端にその子の気持つまり、考える力と想像力が大切なんです。記憶力と理解力と考える力と想像力（共感するところが、皆さんの考える力や想像力は、まだ試力）です。験されたことがありません。そもそもペーパーテこの四つを比べてみてください。記憶力と理解ストではほとんど、はかれないんです。だからこの力、これは既に分かっていることを記憶したり、理考える力や想像力が皆さんにどれだけ潜んでいる解したりする力です。まだ分かっていないことはのか、それはまだ誰にも分かっていません。しかも記憶も、理解も出来ないからです。不思議なことに、このふたつの力は、使えば使うほところが後のふたつ、考える力と想像力というど、その力がついてくるのです。のは、分かっていないことを考え出したり、想像し確かに記憶力や理解力はあると便利です。しかたりする力です。しこれだけでは足りないんです。だから長野大学皆さん、これまで学校の試験で試されてきたのでは、専門的な能力が羽ばたく前提として、この考は、このうちの記憶力と理解力だけです。これで皆える力や想像力を大切にし、自分のうちに潜んでさんはあいつは頭がいいとか、自分は頭が悪いといるこの力を皆さんが自分で育てていく、そのおか言ってきたのです。ところが実際の社会で生き手伝いをしたい、そう思っています。ていくときには、既に分かっていることよりも、何皆さん、一緒におもしろい大学生活を送りまが何だか、まだ分からないことの方が多いんです。しょう。長野大学学長説明を、すぐに分かってしまうひと、これは理解力さて、これまで頭の使い方を四つあげました。