「里山アドベンチャー」STAGE プログラム 10月3日(金) 講習会 ラペリング(懸垂下降) ナビゲーション(地図読み) 10 月 4 日(土) 06:00-08:00 受付 08:30 開会式 09:00 アドベンチャーダービー(多種目リレー) 10:00 利根川スペシャル(ラフティング) 12:00 サバイバルランチ(マスつかみ取り) 14:00 トレイルデザイナー(MTB&写生) 17:30 ナイトキング(温泉街で射的&ナイトラフティング) 19:00 夕食 20:00 ファイヤーバトル(火おこし&たいまつウオーク) 22:00 登ってナイト(谷川岳トレッキング) ∼5日05:00 10 月 5 日(日) 08:00 13:00 ジャングルリッジ&ハングオーバー(トレッキング&懸垂下降) 表彰式、閉会式 - 33 -9/24/2003 STAGE01 アドベンチャーダービー(多種目リレー) アドベンチャーフェスティバル版チームトライアスロンでアドベンチャー チームメンバー各々が、①ランニング②マウンテンバイク③ハイドロスピード(ボディボードの川下り版)の順でリレーし、 最後にチームメンバー全員で④担架をつくり集会コースにゴールするまでのトータルタイムを競う。 ①∼③はトライアスロンリレーとも言える異種目リレーで、各チームメンバーの得手不得手を考慮する必要がある。 ④は、指示 を出すメンバーをどれだけ信頼して思い切った行動ができるかが鍵となる。しょっぱなから、多くの観戦者の前でチームの特徴と チームワークの良し悪しをさらけ出すステージとなることでしょう コース ①第1走者 ②第 2走者 ③第 3走者 ④チーム3名 ランニング(約 1km) 親水公園∼河原を十手アキコ∼親水公園 マウンテンバイク(約 1km)親水公園∼アキコ∼親水公園∼紅葉橋∼親水公園 ハイドロスピード(約 150m) 親水公園前 目隠しお神輿(約 200m) 親水公園の芝生広場 競技説明 第1走者は一斉スタートによりランニングで周回コースを1周走る。 第1走者のタッチを受けた第 2 走者はマウンテンバイクで、同じ周回コースを1周走る。 さらにタッチを受けた第 3走者はハイドロスピードで、親水公園の池の前から親水公園終わりまで川を下り(岩の障害物があるス ラロームコース。フィンは付けない)、上陸したらハイドロスピードを持ってスタート地点に走って戻る。 続いて、「担架」をチーム3名全員で行う。 必要装備 運動靴(各自)、マウンテンバイク(1)、ヘルメット(1)、水着、 用意するもの ハイドロスピード、リバーヘルメット、ライフジャケット、ウェットスーツ、パドル ねらい 目に見えるアドベンチャーダービー 今回のイベント「つかみ」的レース。 「里山アドベンチャー」と「会場アドベンチャー」 「お好みアドベンチャー」をつなげるた めに連携をする開催。水紀行館から見える範囲で、かつ短時間で結果の出るもの。一般の人から「いけいけ。そこそこ。このボケ!」 なんてヤジが飛んでくれたら大成功としたい。選手にもリレーにすることで、競争心を掻き立ててもらいたいため、やはりレース 最初に行う。一般の人が興味を示すか示さないか、一発目なので大切に大切にしたい。 - 34 -9/24/2003 STAGE02 利根川スペシャル(ラフティング) 水上町のひとつの顔、ラフティングでアドベンチャー 水上町といえば利根川ラフティング!自然むき出しの急流にガイドなしで挑みます。2 チームまとめてのチームワークが要求され、 強力なリーダーシップの存在が不可欠です。川は流れています。ジッとしていても刻々と状況は変化していきます。素早い決断 が随時求められます。 この時期の利根川は低水量でさほど危険ではありませんが、川の要所要所にはプロのリバーガイドがレスキ ュースタッフとして配置されます。 コース 水紀行館・親水公園前から銚子橋まで約 2.5km の区間 競技説明 ステージ1の上位と下位でチームを組んでいく。2 チーム6名が 1 つのラフトボートに乗り、ガイドなしで川を下る。 混雑を避けるため、2 分おきにスタート。スタートしてすぐにリバークロッシング、対岸に渡渉する。川原を下流に少し走り、通称 「A・KI・KO」からラフティング開始。銚子橋を越え、右岸にボートを着けたらスイムで銚子橋下左岸へ。遊歩道を使ってゴール 対岸まで走る。 最後にリバークロッシングをしてゴール。最終ゴールまでのタイムを競う。水量があれば親水公園前から、直接ラフティングから のスタートとする。 注) 「A・KI・KO」にセットしきれないラフトボートは右岸から送り出す。 必要装備 運動靴、水着 用意するもの ラフトボート、パドル、リバーヘルメット、ライフジャケット、ウェットスーツ、ウェットジャケット(寒い時) ねらい 自力でのラフティング 諏訪峡は遊歩道がある景勝地。そこを選手同士で下る!とにかく事故の発生がないように留意して充分な対策を立てる。初見で下 ってもらうことになるので、スカウティングポイント、それようの固定タイムなどを設定する。フリッパーズのスカウティングポ イントでは、そこにどんなリスクがあるのか、最低 3つ各チームで意見することを義務付けるなどしてリスクマネジメントおよ びオウンリスクの考え方を必ず伝えること。この内容はよーくセーフティトークを聞いておけばわかるようにしておく。フリッ プリカバリーポイント、スローバックポイント、ホワイトウォーターフローティングポジションポイントなどを設けることもあ りうる。 時間と相談しつつ盛り込む課題はいくらでもある。 - 35 -9/24/2003 STAGE03 サバイバルランチ(マスつかみ) マスつかみで命の大切さを知る〝食〟のアドベンチャー 元気いっぱいに泳ぐマスを捕まえる時間を競います。捕まえたマスは自分でさばき、炭火で焼きます。生き物を捕まえて食するこ とは、生命のありがたみを感じることができるかもしれません。その他、昼食として炊き出しを行います。 コース 親水公園内の「ジャブジャブ池」 競技説明 各チーム1人ずつリレー形式でマスつかみを行ないます。チーム内の最終者がマスをつかんでゴールレーンを切るまでの時間で 順位をつけます。 必要装備 濡れても良い服装、ナイフ(マスをさばくためにチームで1個用意)、おわん、皿、箸、コップ 主催者用意 マス、焼き串、炭火など ねらい 食べるものを捕まえて料理する マスを捕まえるだけでなく、必ず各人が捕まえたマスをさばき、焼いて食べるまでを徹底する。他人にやってもらうだけの人が いないようにフォローすることが大切。 - 36 -9/24/2003 STAGE04 トレイルデザイナー(MTB&写生) 地球がキャンバス、デザインから考えるアドベンチャー マウンテンバイクを駆使して森の奥へと入っていきます。 急な坂道、未舗装の林道、ほとんど道のない森林エリア、快適だったり怖 かったりする下り道などバラエティに富んだコースを走破します。担ぎ上げも有り?山ヒル出現も有り?見晴らしの良い東屋で ゴール。 その後、ちょっと寄り道をして谷川岳絶景ポイントでお絵描き。 あなたはフィールドそしてキャンバスにどんなラインを描きます か? コース 水紀行館∼建明寺∼母谷沢林道∼シングルトラック∼愛宕山東屋∼川上体育館∼諏訪神社∼水紀行館。 競技説明 水紀行館より母谷沢林道入り口までは移動区間。設定タイムには遅れないように、チーム毎に注意すること。 タイムを計測するのは、母谷沢林道入り口より愛宕山東屋区間。コース内に数ヶ所のチェックポイントがあり、コントロールカー ドにチェックしていく。チーム 3人は離れすぎないこと。ゴールしたチームから写生ポイントへ移動 写生時間は 15 分以内。水上のマークの入ったはがきサイズの用紙に色をつける。採点は選手どうし、もしくは観客、画伯? 17:15以降についたチームはキャンセル。写生終了後、キャンセル決定後は速やかに水紀行館に移動すること。 (次のセクションは17:30よりトップ 2チーム毎に 1分おきスタート。 注)国道横断箇所だけ人を立たせる(15:30→17:30) 必要装備 MTB、ヘルメット、グローブ、レインウェア、ヘッドライト、ザック、水、行動食、鈴(熊よけ)、コンパス、マップケース、携帯電話、色鉛 筆 推奨装備 リペアキット、ポンプ、ファーストエイド、虫除け(ヒル除け) 主催者用意 写生用用紙 ねらい ローインパクトと自然への観察眼を持つ マウンテンバイクは、トレイル(山道)を多少なりとも傷つけてしまうことを事前に留意させる。紙には上手に描けることを、 トレイルにはまったくなにも描かないことを目指したい。 以下はリスクマネジメント上公開する情報<アテンションポイント> ヤブ漕ぎ − ヒル多い 林道 − 道は良いので牽引もできる(すべて上り) シングルトラック − 崖の危険箇所あり(要対策) 沢渡り − 歩いて渡れる小さな沢あり ルートチョイス − 指示の仕方で難しくもなる - 37 -9/24/2003 STAGE05 ナイトキング(温泉街で射的&ナイトラフティング) 開催地水上町の〝文化〟を知るアドベンチャー 突然、水上駅前の温泉街に突撃します。装いは後のラフティングに備えてウェットスーツですが、温泉街気分を満喫していただ きます。温泉街では射的で各人 3 発ずつ打ってポイントを稼いだら、次にそなえてアイテムをゲットしていく。頼りになるのはイ ラストマップ一枚。船着き場(スタート地点)を見つけたら暗闇の中をラフティング!!午前中行った「利根川スペシャル」 (ラフ ティング)の反省を活かして 2 回目のトライとなります。コース中の水上峡はライトアップされていますが、部分的には、明か りが届かないところもあります。紅葉橋のしたでゴールになります。 コース 水紀行館から温泉街を通過、湯原橋下もしくは保育園前からラフティングスタート。紅葉橋ゴール。 競技説明 水紀行館でウェットスーツ上下を着てから下駄、浴衣を着用。MTB セクションの上位 2 チームずつで1分おきにスタートして温泉 街に徒歩で向かう(タイム計測なし) 。まず射的をする(この結果もレース成績に反映する) 。温泉街にちりばめられたラフティン グ装備(ヘルメット、ライフジャケット、パドル)をピックアップしつつ、ラフティングスタートポイントへ。スタート時間は 18: 00 から2分おき。遅れた時間はそのままロスタイムとして加算される。ラフティングはラリー形式で主催者が指定したタイムに 近い時間でゴールしたチームに高得点が与えられる。 必要装備 水着、運動靴(ラフティング用)ゲタと交換 主催者用意 ラフトボート、パドル、ウェットスーツ、ウェットジャケット、ライフジャケット、リバーヘルメット、浴衣 ねらい 開催地水上町の提供する〝観光〟から考える 温泉街の雰囲気はなにが作っているのか?なぜ、夜中に川がライトアップされているのか?いろいろ疑問が浮かぶ人も、その環 境に感動する人も千差万別だとおもいます。 町に見られる裏路地的なところにラフティングの装備を置くことで、その面白さも感 じてもらいたい。 - 38 -9/24/2003 夕食 説明 場所は親水公園。 炊き出しの食事が用意される。 ねらい 前半戦の結果、チーム紹介をする。STAGE01と同様「お好みアドベンチャー」と「会場アドベンチャー」の連携を目指します。 おもしろいエピソードやこれまでの感想が各チームから聞けると良い。会場の参加者は後半戦の予想。総合 1 位の投票。選手と 一般の人との交流。ダービー(予想投票)を盛り上げる。もちろん空腹を埋めるのも優先事項! - 39 -9/24/2003 STAGE06 ファイヤーバトル(火おこし&たいまつウォーク) 気づかないけどいつも身近に在る〝火〟のアドベンチャー サバイバルの基本はなんと言っても火おこし。まいぎり法の道具と麻紐を使う。 コース 親水公園から「みなかみの森」遊歩道を使う。 競技説明 親水公園で、全チーム一斉に火おこしをする。種火を作り、たいまつに火がつくまでの時間を競う。 たいまつに火がついたチームから、その明かりで「みなかみの森」の上あたりを目指す。 上あたりで、花火を打ち上げ、引き返す。親水公園がゴール、ゴールするまで火がともっていること。 主催者用意 火おこし器セット、たいまつ ねらい 不便さを楽しむ ライターですぐ点火できる世の中ですが、あえて原始的な火おこしをしてもらいます。本来不便で過去の技術なのですが、やっ てみると意外におもしろいことに気付くはずです。このアクティビティーを起点に、不便さを楽しむ姿勢が生まれたら成功とし たい。 - 40 -9/24/2003 STAGE07 登ってナイト(谷川岳トレッキング) チームの体力、気力の限界に挑戦するアドベンチャー 移 MTB で移動して、その後オーバーナイトトレッキングセクション!! 月明かり下のトマの耳(谷川岳)を登り、同じ道を戻り ます。夜間に活動すること自体抵抗を持つ人がいるでしょう。しかし、ここからがアドベンチャーレースの醍醐味を感じるステ ージです。眠気、けだるさ、集中力切れを起こす者がいれば、ある者は目が冴えギンギンとなるでしょう。3人寄れば千差万別。 次の日を考えて早めに折り返すのもあり、ペナルティ覚悟でチームの限界まで頑張るのもあり。行くのか?行かないのか?仲良 くけんかもして決めてください。このステージではとにかくチームの限界に挑戦し、できる限り速く遠くに挑戦してみてくださ い。 。 コース 水紀行館より温泉街を抜け、曲水、中学校、湯テルメ、ホワイトバレー、小屋、肩の小屋、トマの耳を折り返す。 競技説明 水紀行館より MTB でホワイトバレーに全体で移動。ヘッドランプもしくは MTB に取り付けられるライト必携。 ホワイトバレー下の駐車場にテントを張りよりトレッキングスタート。トマの耳(谷川岳)を最終折り返し地点とし、他に4箇所 折り返しポイントを設ける。 内3箇所は有人ポイントとする。(ファーストエイド、数チームの仮眠可能) 。3 人の行動は必ずともにすること。お互いの行動が 確認しあえる範囲。チェックポイントは 3 人で通過すること。トマの耳で折り返し、トップでホワイトバレーに戻ってきたチーム が1位。 同じポイントで折り返した場合はタイムで順位を決める。早く戻ってきたチームはここで仮眠を取ることができる。次のスター トに間に合うように撤収して水紀行館に移動すること。一斉スタート。 必要装備 ヘッドライト、予備電池(最低 7h もつ事)ザック、水、行動食、レインウェア上下、防寒着(フリースなど)、コンパス、マップケース (ジップロックで代用可)、携帯電話(ジップロックなどで防水加工すること)、腕時計、鈴(熊よけ) 推奨装備 虫除け(ヒル除け)、ファーストエイド 移動手段 MTB、ヘルメット、ヘッドランプもしくは MTB に取り付け可能なライト 水紀行館⇔登り口⇔折り返し⇔小屋⇔折り返し⇔肩の小屋 ねらい モチベーションの操作方法を知ってもらう。あるいは、気力と体力の関係に気付く。 世界各地で行われているアドベンチャーレースの特徴として夜間行動があります。実際、ここで差がついたりするのだが、今回は マップリーディングの要素は極力少なくして、夜間行動のたのしさ、けだるさ、眠気を感じてもらう。 体力の限界は気力が決定して いることに気付いてもらえれば成功。上記のようなことをシンボル谷川岳を舞台に体験してもらう。しかし「初めての人でも」 ということで選択の余地を作る。 - 41 -9/24/2003 STAGE08 ジャングルリッジ&ハングオーバー (トレッキング&ラペリング) 最後のひとふんばりでがんばるアドベンチャー 「遊歩道を走り、線路を越え、水上の森を越え、林道をしばらく走ったら要注意。右手に何かあり、そこからヤブヤブの尾根をほ ぼ 500m 直登。尾根をはずさないこと、くじけないこと、愚痴をこぼさないこと。また、ここから懸垂下降ポイントまで尾根を行く、 ほぼ下りの登山道になります。下降ポイントを見つけたらまず、その高さ、傾度をじっくり眺めてください。そして、ハーネスを つけたらよーくチェックしてください。ラペリングが 3 回もあります。最初からパンチが効いているのであなどる事なかれ。ひ るむな!おしりをどっかりすえて下るべし下るべし。3回目の下降は利根川にジャンプしてもらいます。 」 コース 水紀行館より竜ヶ瀬下、線路、みなかみの森、林道、洞窟、高檜山、水上館上、もみじ橋 競技説明 谷川岳ステージでの順位でスタートしていく。 コース内に数箇所のチェックポイントがあり、コントロールポイントにチェックす ること。 3 人そろって通過すること。もみじ橋をまわって竜が瀬もみじ公園を登る。線路を越えるが、スタッフの指示に従うこと。 懸垂下降ポイント最初の2箇所は1本のロープにつき1チーム。3 人が同じロープを使う。パスすることも可能だがペナルティ ータイムが加算される。最後の箇所は 3人同時に懸垂下降をする。 必要装備 クライミングハーネス,下降器,カラビナ,皮グローブ(イボ付き軍手でも可),ヘルメット,コンパス,マップケース(ジップロッ ク可),レインウェア,水行動食,ザック,携帯電話(ジップロックなどで防水加工すること),鈴(熊除け) 推奨装備 虫除け,簡単に言うとトレッキングをして洞窟に入り、 ヤブ尾根を直登400mぐらい進み、 懸垂下降をして、水紀行館でゴール。 一番の問題は懸垂下降のポイントでの渋滞。懸垂下降ポイントは3回連続なので、各自ハーネス所持が望ましい。 ねらい アドベンチャーレースの要素をぐっと凝縮 最後のステージで体力的につらいところですが、アドベンチャーレースの必須アクティビティであるラペリング(懸垂下降)の 連続体験が目玉のセクション。ほかにも洞窟に入ったり、道の無い山中を突き進んだり、学んだばかりの(?)コンパスワーク で気の抜けないナビゲーション体験と短いコースながら濃い内容を楽しんでもらう 最後はもみじ橋から懸垂下降で川まで落ちてもらいます。最終ゴールで疲れていながらも各選手から笑顔がこぼれるようにした い。 - 42 -9/24/2003 「里山アドベンチャー」競技者持ち物&服装など - 43 -9/24/2003
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