Vol.36,No.7

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VOL.
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7
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日本 学校保健 学会
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99
4年 1
0月20日発行
学
三
幸
章
票
目
第3
6巻
第 7号
次
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学食活性化の ための施策 を
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里芋
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高校生 を対象 とした飲酒 に関す る調査
-・453
-エ タノールパ ッチテス トの併用 - ------・
・
・
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丸山 規雄 ,甲田 勝康, 田中
諭,吉田 隆子,竹内 宏一
学齢期 における成人病予 防の基礎的検討 (
第4報 )食生活 と血清脂質 との関係 -- ---- --46
4
-
波速 黄次,天野
-
教子
R,心拍数,皮下体温の変動 - -・ ・・
---・
----470
小学生の授業過程 における生体情報 -GS
-
寺田
光世,初田
・
・
宏明
保健学習 における教材型 と興味関心の関連性 に関す る研究
村松
常司,野村
和雄 ,北井美奈子,村松
園江,秋 田
武
小川
浩,片岡 繁雄,金子 修 己,校本 東 巳,江川 愛美
テ レビたばこCM による中学生の喫煙 に対 す るイメー ジへの影響
伊藤
武樹
悩 み対処行動 を規定す る要因の構造
桓二
二
回
常任理事会議事要録
編集委員全記録
第 5報 )
第41回 日本学校保健学合 の ご案内 (
回 日本学校保健学会プ ログラム
第41
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‥
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二
十
第41回近畿学校保健学全 の開催報告
第42回九州学校保健学全 の開催報告
回関東学校保健学合 の開催 と演題募集 につ いて
第41
∴ヰ
内山 源
編著 「
性教育 ・エ イズ教育の理論か ら展開へ -性教育 はこれで よいか- -・
・
・---・
・
-・506
〔
お知 らせ 〕 ◎第1
5回健康教育世界会議
◎第 1回 日本教育保健研究会 の開催報告
研究大食 開催案内
⑳全国養護教諭教 育研究会 第 2匝卜
.
34
◎日本学術会議 だ よ りNo
◎学会事務局か らのお願 い
投稿規定
編集後記
・
学校保健研究
巻頭 言
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学会活性化のための施策 を
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近年,学会の数が急激 に増加 しつつある.大
学院の充実 によって研究者の数が増加 したこと
に もよるのであろ うが, それ以上 に各学問領域
・分野の専門分化が進 んだことによると考 えら
れ る. その結果,一人の研究者が加入 している
学会 の数 も増加 しているように思 える.研究活
動が遅れないように, 自分の専門領域 ・分野 と
関連す る学会 に加入 し,最新情報 を入手す るこ
とに努め るのである.
だが一方では,加入す る学会 の数 を精選す る
研究者 も多 くなってきているように思 える.以
前 に比較す ると,学会 に加入 していな くとも最
新情報の入手が簡単にで きるようになって きた
ことなどによるのであろ う. この ようにみて く
ると,今後発展 を続 ける学会 と衰退 してい く学
会 とが出て くるように思われ る.
日本学校保健学合 はどちらの方向 に進 んでい
くのであろ うか.学会発展の尺度 を会員数の動
向 に求め るならば, いまの ところ会員数 は僅 か
なが らも年 々増加の傾向 にあるという. しか し,
いつ まで も続 くという保証 はない.
発展 してい くためには学会の研究活動の高度
化,活性化,個性化,国際化 などが問われ るが,
どの程度 これ らが実現 しているといえるのであ
ろ うか. この間に正 しく応 えようとす るならば,
いまあちこちの大学ですすめ られている自己点
検 ・自己評価 を学会 で も実施す ることが不可欠
である. よ り前向 きに考 えるな らば,他者点検
・他者評価 の導入 も必要である.
高校生の理科離れ を問題視 し,関連学会が対
策 にの り出 したとの報道がなされている.学校
5日制が進め られ,教育課程 の再編成 は必至で
ある.保健 を含めて教科編成 はどうあるべ きか,
学校生活の編成はどうあるべ きか, こうした問
題 に対す る専門家集団 としての 日本学校保健学
合 の研究成果 を結集 し,積極的 に具 申すべ きと
きにあるのではなかろ うか.研究成果が ないな
らば,そ うした研究 に学会 として早 急 に取 り組
むべ きではなかろ うか.
こうした時々の緊急問題 に対 して, 日本学校
保健学会 は一定の取 り組み を果 た して きた歴史
がある.近 くは,臨教審 に対 しての提言である.
に もかかわ らず,近年 はなぜか対応す る感性 と
エネルギーが衰退 して しまっているように思 え
てならない.
夏休暇 にかかわ らず,大学院生 を対象 に して
学会主催のサマー ・セ ミナー を開催 している学
会 も少 な くない と聞 く. 自然科学系の学会 であ
るが,学会 として優秀 な後継者 を育てるための
企画 としてこうした教育 に取 り組 んでいるので
ある.一大学だけで養成 を考 えて も間に合わな
い時代 だ という. セ ミナーにおいて最先端の科
学の成果 を学ぶ ことによって,研究の魅力 を知
り,後継者 として育 って くるというのである.
学校保健や健康教育 を専攻する大学院生 もか
な りの数 になって きている. こうした大学院生
を対象 に して学会 として魅力あるセ ミナー を企
画す ることは可能 なはずである.優秀 な後継者
を育 てられ るだろ うし,や りがいのあることで
ある.
出版社 などが企画 した現職教員 (
養護教諭)
を対象 に した全国 レベルの研修会 はかな りの数
にのぼ っている.学会主催の魅力ある研修会 を
開催す るならば一定の参加者 を確保 で きるであ
ろ うし,学会加入 を希望 す る者 も出て くるはず
である.そもそも日本学校保健学会の研究は 「∼
につ いての研究」でな くして,「
-のための研究」
であ らねばならない.子 どもや教師のための研
究である. とす るな らば, いわゆる現場 との交
流 と現場への研究成果の還元 は必要不可欠 なこ
とである.
この ように考 えて くると,学会総合時のみな
らず 日常的 な学会活動の活性化のための施策が
必要である. ともあれ,学会活動の硬直化 を防
ぐためには,学会役員の任期 を制限す るなどし,
役員の交替 を活発化 し,斬新 な考 えと若 きエネ
ルギーの導入が必要 に思 えてならない.
(
筑波大学体育科学系)
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原
著
高校生 を対象 とした飲酒 に関す る調査
-エ タノールパ ッチテス トの併用 一
小
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岡 山大 学教 育学 部
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キー ワー ド :飲酒,高校生,エ タノールパ ッチテス ト
緒
言
行動 に影響 を与 えていることも明 らかにされて
いる. また, イ ッキ飲 みの危険性がマスコミに
最近 は,本邦で も飲 酒の若年化 に伴 い,未成
もと りあげ られ話題 になっているが,高校生 に
年者 における飲酒が増加傾向 にあ り,問題飲酒
おける実態 につ いては未だ明 らかにされ ていな
も増 えている.
i
)さらに,大学生 を対象 とした調
い.未成年者 である高校生 における飲酒の実態
査2)により,高校生時代の飲酒経験 は将来の飲酒
や意識 を把揺 す ることは, アル コール教育 を行
4
5
4
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h36;1994
なってい く上 で も重要 と考 えられ る.飲酒 に関
1年生か ら 3年生 までほぼ同数の生徒計489人を
しては,岡山県の高校生 における実態 は明 らか
対象 に,飲酒 に関す るア ンケー ト調査お よびエ
にされていない.
一方, 日本人 を含む黄色人種 では, アルデ ヒ
タノールパ ッチテス トを1
991
年 9月か ら11月に
かけてクラス単位 に集合調査で実施 した. クラ
LDH2
アイソザイムが欠
ド脱水素酵素の うちの A
ス単位 に集合調査 で行 なった理由は,最 も組織
損 している者が半数近 くお り, この人たちが飲
化 された集団に対 して調査がで きたか らである.
酒す ると,顔面発赤 などのアル コール不耐症 を
また,条件 を一定 にす るため,回答者か らの質
呈す る3)4)ことはよく知 られている. さらにエ タ
問は受けつけなかった.回収率は1
00%であった
ノールパ ッチテス ト5)により,簡便 に A
LDH2
欠
が,有効回答数 は,男女 それぞれ2
4
6
,2
3
2
人の
場者 であるアル コール に弱 いタイプの者 をスク
計478人であった.
リーニ ングで きるようになっている.著者 は,
調査内容は以下の とお りである.回答様式 は
LDH2
欠損者 とみ
大学生 を対象 とした調査で,A
各項 目における [
選択肢]の中か ら該当す るカ
なされ るパ ッチテス ト陽性 グループの者 は,陰
テゴ リー を選ぶ 自記式質問紙法 とした.
性 グループの者 に比べ飲酒頻度が低 く量 も少な
1)まず,性,学年,所属 クラブ,などの属性
いなど,
飲酒 に関 して雨 グループ間での相違点 を
項 目.
明 らかに した.
2
)
6
)
高校生 に関 しては,未だこの様
な報告 は見出せ ない.
度 とイッキ飲みの経験 について尋ねた.飲酒頻
2)飲酒の実態 に関連す る項 目として,飲酒頻
今回,高校生 における, イッキ飲 み を含めた
過 1回以上,月 1- 3回,お祭 りや打 ち
度は,[
飲酒の実態お よび意識 を明 らかにす る目的で,
岡山県内の高校生 を対象 として飲酒 に関す るア
上 げ等の特別な時だけ, ほとんど飲 まない]の
中か ら選択 させ た.家族状況 との関連 をみるた
ンケー ト調査 を行 なった. さらに, アル コール
め,家族 との同居状況 と,同居家族の飲酒状況
に強 いタイプ,弱 いタイプのグループ間で,飲
を調べ た. その他,お酒が好 きか否かにつ いて
酒時の状態や飲酒の実態 における相違点 も明 ら
も尋ねた.
かに したい と考 え,今回対象 とした高校生 に対
「
テス トによる判定」 と,「
飲めるタイプ,飲
して もアンケー ト調査 にエ タノールパ ッチテス
め ない タイプの 自己判定」 とを比較 するため,
トを併用 して実施 し,陽性,陰性 グループ を判
飲め る体質であると思 うか否か を尋ねた.
別 し,ア ンケー トで得 られた結果 をこの両 タイ
プ間で比較 した.
陽性 ・陰性者が,飲酒時の状態 をどの程度認
識 しているか比較するため,「
飲み始めてす ぐに
さらに, アル コール に対す る感受性 を正 しく
真 っ赤 になる」, 「
頭痛や吐 き気がす る」, 「ドキ
認識 す ることの教育的効果 について も調べ るた
め,将来の飲酒 についてエ タノールパ ッチテス
ドキす る」, 「
何 ともな い 」か否か をそれぞれ尋
ねた.
ト前後 で同 じ質問 をし,前後 での回答 を比較検
飲酒 に対する意識 を調べ るため,「
いつ頃か ら
討 した. これは,飲めないタイプの者 と飲め る
飲 んで もいいと考 えるか」 を尋ねた. これに対
タイプの者がいることを理解 し, さらに, 自己
しては,[
中学生,高校生,高校卒業後,2
0才以
のアル コールに対す る感受性 を知 ることが,棉
上〕のいずれか を選択 させ た. さらに,高校年
来の飲酒 に対す る態度 を好 ましい方向に変 える
が飲酒す ることの是非 について も尋ねた.
ことがで きれば,教育的意義がある もの と考 え
て調べ た ものである.
調 査 対象 お よび方 法
協 力の得 られた岡山県内の普通科高校 4校の
将来の飲酒 について調べ るため,「
将来飲酒 し
ようと思 うか」 および 「
将来 イッキ飲み をしよ
うと思 うか」 を尋ねた.
3)以上の質問に記入 させ た後, アル コールに
弱 いか,強 いか を判別す るためエ タノールパ ッ
4
5
5
小出 :
高校′
l
三
を対象とした飲酒に関する調査
欠損者のスク リーニ ング法話
)
チテス トを ALDH2
性 の雨 グループ間,飲酒頻度の各群 で,各 々比
0分 で局所 に
に準 じて行 なった.パ ッチ除去後 1
較 した. さらに,x2検 定 を用 いてグループ間の
発赤が認め られた場合 を "
陽性" (
ALDH2欠損
有意差 を検討 し,0.
05% 以下の危険率 で差 があ
者 でアル コールに弱 いタイプの者)
,発赤の無 い
った場合 を有意 とした.
ALDH2正常者 でアル コールに強
者を "
陰性" (
結
い タイプの者) と した. テス トによる結果 を本
人 に知 らせ ると共 に, その意義 を説明 した
4)パ ッチテス ト終 了後, テス ト前 に尋ね た将
果
パ ッチテス トによる判 定 では,陽性率 は男女
共 に46% であった.以降, これ を陽性 グループ
来 の飲酒 についての項 目と同 じ質問 「
将来飲酒
と し,陰性 であった もの を陰性 グループ と した.
しようと思 うか」, 「
将来 イ ッキ飲 み を しようと
飲酒頻度 (
表1)は過 に 1回以上 が8.
2% , 月 1-
思 うか」 を再度尋ねた. これ は, テス ト前後 で
3匝抽ゞ
1
4.
9% で, これ らを合わせ た月 1回以上
の回答 を比較 す ることによってアル コール教育
飲 む定期 的飲酒群 (
飲酒群 )は23.
0% , お祭 り
の資料 を得 るため である.
など特 別 な時 だけ飲 む もの (
時 に飲 む群 )は31.
6
5)最後 に本調査 お よびエ タノールパ ッチテス
%であった. ほ とんど飲 まない もの (
非飲酒群 )
ト施行 に対する感想 を [よか った,面 白か った,
は半数 を割 っていた.以降,飲酒頻度の多い順
くだ らない, その他]の中か ら選択 させ た. こ
に,飲酒群 , 時 に飲 む群,非飲酒群, と した.
れは,パ ッチテス トを実際 に受 けることで 自己
男子の飲酒群 は女子 の約 2倍 となってお り,覗
のアル コールに対す る体質 を知 ることが どの程
らかな性差が認め られ た. その ため,他項 目と
度興味 をもって受 け入れ られ たか を調べ るため
飲酒頻度 との関連 は,男女別のみで記 した.飲
である.
酒頻度 には,陽性,陰性 の グループ間で有意 の
調査 の分析 は各項 目における各 カテゴ リーの
割合 を単純集計す ると共 に,男女 間,陽性 ・陰
差 は認め られ なか った.
飲酒頻度 と表 2で示 した飲酒 の実態 には有意
表 1 飲酒頻度
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2(9.
3, 1.
2
0.
0(
15.
2, 4.
8)
◆
数値 は各カテゴリーにおける割合 を%で表わ したもの.同様 に,以下の表で特 に
説明がない数値の単位は%である.
辛 :p<0.
05, **:p<0.
01で有意差があることを表わす.
表側 ( )内の数値は表側の各カテゴリーにおける総数 を表わす.
Posi
t
i
ve:陽性 グループ,Ne
gat
i
ve:陰性 グループ,以下の表では各々P,Nと略
す.Scar
cel
y:非飲酒群,Occasi
onal
l
y:時に飲む群,Re
gul
ar
l
y:月1
回以上の
/M は月に1-3軌 1-/W は,週1回以上)
,以下の表で
定期飲酒群 (
その中で1-3
は各々S,0,Rと略す.
4
5
6
学校保健研究
J
PnISc
ho
o
I
He
a
l
t
h36:1
9
9
4
表 2 アル コールへの晴好性 とイ ッキ飲 みにつ いて
2.イ ッキ飲 みにつ いて
1.アル コールへの晴好性
P(
n-22
0)
N(
n-2
5
8)
25.
0
1
6.
7
44.
1
48.
8
3
0.
5
3
4.
5
Boys(
n-2
46)
22.
7
37.
3
4
0.
0
1
3.
2
1
6.
7
1
9.
1
1
7.
4
2
0.
9
P(
n-11
3)
2
5.
7 3
7.
2 3
7.
2
N(
n-1
33)
2
0.
3 3
7.
6 42.
1
Tot
l
a(
.
n-478) Ne
2
0
g
.
a
5
t
. 46
?
.
8 A3
f
f
2
i
.
r
7
m.
21.
0
2
0.
2
21.
1
** 11
5)
.
E
2xper
i
enc
e
■ ◆
22.
1
2
0.
3
2
1
8
)
Ur
.
2gi
ng
S(
n-1
0
0
0
(
n
7
1)
)
R(
n- 73)
4
1.
0
1
6
.
9
4.
1
4
0
49
2.
.
2
1
6.
4
1
0
0
4
0.
.
9
79.
5
Gi
r
l
s(
n-2
32)
1
8.
1
56.
8
25.
1
9.
2
1
5.
2
P(
∩-1
07)
N(
n-1
2
5)
2
4.
3
1
2.
8
5
2.
3
6
0.
8
23.
4
2
6.
4
5.
6
1
2.
0
1
5.
9
4
1
4,
S(
(
∩-1
1
4).
)
34
3.
.
3
0
n
8
0
8
5
9.
.
6
5
9
0
0
.
7
3
6.
1
***
* * *
t
.:否定, ?:わからない,Af
f
i
r
m.:肯定,( )内の
Ne
ga
数値は表側の各カテゴリーの数を表わす.以降の表で数の記
載のないカテゴリーの数はこの表 と同 じ. * 日 :p<0.
0
01,
Tot
al (
n-3
75) 75.
2
.
6
l3
l.
4
**
(
n-3
9
7) 31.
8
Fat
her
1
6.
9
Boys
21.
1
1
8.
7
S
0
R
1
9.
0
2
9.
6
1
6.
4
1
9.
0
2
3.
9
1
3.
7
1
5.
1
(
n-1
93) 78.
3
(
n-2
00) 3
4.
0
P
N
(
n- 86) 75.
6
(
n-1
07) 80.
4
(
n- 9
0) 2
8.
9
(
∩-1
1
0) 3
8.
2
Gi
r
l
s
21.
6
S
0
良
(
n- 81) 72.
8
(
n- 5
0) 82.
0
(
n- 61) 82.
0
(
n- 81) 33.
3
(
n- 5
4)
.31.
5
(
n- 63) 45.
2
S
0
R
1
5
8
2
3.
.
8
35.
1
Gi
r
l
s
(
n-1
82) 72.
0
9.
0
(
n-1
97) 2
S
(
n- 96) 75.
0
(
a- 61) 6
8.
9
(
n- 2
4) 70.
8
(
n-1
03) 2
6.
2
(
n- 67) 3
4.
3
(
n- 2
6) 3
0.
8
( )内の数値 は表側 の各 カテ ゴ リーにおける
父親,母親 との同居数 を表 わす.
P,N,S,0,Rの略号 については,表 1を参
照
.
辛
9.
.
6
1
6
3
31.
0
■
表 5 体質の自己判断 (
飲めると′
E
i
L
うか)
(
n- 81) 5
6.
8 *
* (
n- 9
0) 21.
2 ◆
(
n-1
01) 84.
2
(
n-1
07) 36.
5
0
R
Mot
her
Tot
al 21.
3
Boys
P
N
8
8
*
1
3.
.
8 *
1)イッキ飲みをした経験の割合
2)イッキ飲みを勧めた経験の割合
Mot
her
5 *
* (
n-1
80) 25.
0 *
(
n-1
67) 66.
(
n-2
08) 82.
2
(
∩-21
7) 3
7.
4
P
N
9.
1 ■
◆
2
8
.
2
3
0.
2
* * *
表 4 父母 との非同居率
表 3 親 の飲酒率
Fat
he
r
3.
.
1
2
4
0
41.
1
Yes
?
No
Tot
al 41.
4 37.
9 2
0.
7
P
N
31.
4 40.
5 2
8.
2
5
0.
0 35.
6 1
4.
4
Boys
42.
7 3
8.
2 1
9.
1
P
N
37,
2 3
8.
9 23.
9
47.
4 3
7.
6 1
5.
0
■ ◆
Gi
r
l
s 40.
8 36.
7 22.
5
P
26.
2 41.
1 32.
7 **
4
5
7
小出 :高校生 を対象 と した飲酒 に関す る調査
た.
の関連性が認め られた. 「
お酒は好 きである」 (
義
211)を肯定 した ものは全体の約 3分の 1であ り,
テス トによる判定 と,「
飲めるタイプ,飲めな
飲酒群 で肯定率が高 く,お酒の噌好 と飲酒頻度
いタイプ」の自己判断 とを比較 (
表 5) してみる
との間に高い関連性 を認めた. 「イッキ飲み をし
と,陰性 グループでは約半数が 「
飲 め る」 と正
た経験 ・勧めた経験」 (
表22)
, いずれ も飲酒群
しく判断 していた. しか し,陽性 グループでは,
で骨定率が高 く飲酒頻度 と密接 な関連性が認め
「
飲めない」 と判断 した者 は2
8% にす ぎなかっ
られた.
た. テス トによる判定 と自己判断 との不一致傾
向は特 に男子陽性 グループで顕著 であった.
飲酒頻度 と同様, アル コールへの晴好, イッ
キ飲みをした経験 は, いずれ も男子では高率で
飲酒時の状態 (
表6) についてみると,顔面発
有意の性差があったが, イ ッキ飲 み を勧めた経
赤 を認めた ものは,陽性,陰性 グループ間で明
験 については性差 はなかった. グループ間の比
らかな差が認め られた.頭痛 を認めた ものは,
較 では,飲酒頻度, アル コールへの晴好, イ ッ
全体 で も少 なか った ものの,陽性 グループでは,
キ飲み をした経験 に,有意差 はなか った ものの,
陰性 グループの 2倍 で差がみ られ た. また 「ど
いずれ も陽性 グループ に比較 し陰性 グループで
きどきす る」 と,動博 を肯定 した ものは男子の
肯定率が高い傾向があったのに対 し, イッキ飲
陽性 グループでは陰性 グループの 2倍 であった
み を勧めた経験 は,逆 に陽性 グループで高かっ
が,女子ではグループ間でほ とん ど差が認め ら
た. しか し,有意の差 ではなかった.
何 ら変化 を認めなかった」者は陰
れなかった. 「
性 グループでは,陽性 グループの約 2倍 の出現
同居 している父母の飲酒状況 につ いては,父
率であった.
母各々が過 1回以上飲 む者の割合 を表 3に示 し
「いつ頃か ら飲んで もよいと考 えるか」 (
表7
た.子 どもの飲酒頻度 との間には関連性 はなか
った. グループ間 で比較 す る と,陰性 グルー
1)に対 して,2
0才以降 と答 えた者は少なかった.
プ女 子 の両親 はいずれ も同陽性 グループ に比
1
0%が 「
中学生か ら」,2
7%が 「
高校生か ら」 と
較 して飲酒者が有意 に多かった.本人である子
答 えてお り,合わせ ると3
7%が 「
中学生,高校
どもの飲酒頻度 と父母 との同居 との関連 を表 4
竺」の うちか ら飲 んで もよいと考 えていた.男
女共 に飲酒頻度が多いほど,高校以前 に飲 んで
に示 した.女子では,飲酒群 では父親 あるいは
母親 との非同居率 は他の群 に比べ高 く,親 との
もいいとする率が多 く, この項 目と飲酒頻度 と
非同居 と飲酒頻度 との間 に有意の関連性 を認め
の間には密接 な関連 があった. また,高校生が
表 6 飲酒時の状態
Fa
c
i
a
lFl
us
hi
ng
To
t
a
l2
5.
53
3.
241.
3
P
N
4
1.
33
8.
92
7.
1
2.
035.
25
2.
8
十 ■ ★
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82
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7
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5
t
.
1
2.
831.
55
5.
* * *
7
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l
s2
5.
43
4.
93
9.
7
P
Pal
pi
t
a
t
i
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5.
931.
06
3.
2
Bo
ys 2
5.
631.
742.
7
P
N
He
a
da
c
he
1
5.
13
2.
852.
1
Anyc
ha
nge
2
4.
73
8.
73
6.
1
8.
23
5.
95
5.
9 ** 1
7.
73
6.
845.
5 辛
3.
92
6.
76
9.
4
1
2.
82
9.
55
7.
8
3
0.
54
5.
02
4.
1
9.
83
3.
346.
4.
13
0.
16
5.
9
2
4.
33
8.
23
7.
4
A
5
f
f
.
i
r
33
.8
?
.
15
N
6
e
g
.
a
t
.
3.
02
3.
37
3.
6
ll
.
031.
75
7.
3
辛
7
5
* * *
9
1
A
5
f
f
.
i
r
03
.7
?
.
24
N7
e
g
.
a
8
t
.◆ ◆ 2
A
7
f
f
.
i
r
44
.6
?
.
02
N6
e.
a
5
t **
7.
52
7.
16
5.
4
21.
831.
646.
6
g
.
7.
831.
96
0.
9
1
9.
43
4.
146.
6
2
5.
03
9.
23
5.
8
4
2.
02
9.
92
8.
1 *** ll.
23
3.
65
5.
1
2
0.
63
6.
443.
0
3
3.
643.
92
2.
4 ◆■
Af
f
i
r
∴ 肯定, ?:わからない,Ne
ga
t
∴ 否定
4
5
8
学校保健研究
J
P
)
IISc
/
z
l
)
o
I
He
al
t
h36:1
9
9
4
表 7 飲酒に対する態度
1.
いつ頃から欽んで もよいと考えるか
Tot
al
Juni
or
9.
5
Seni
or
2
6.
5
P
N
8.
3
l
O.
6
2
7.
5
25.
6
45.
9
45.
7
Boys
1
4.
7
2
7.
8
S
0
R
8
.
0
l
l.
3
2
7.
4
Gi
r
l
s
S
0
2.
高校生が飲酒することについて
8.
2
(
1)
55.
2
(
2)
36.
4
1
8.
3
1
8.
1
7ー
8
8.
6
51.
6
5
8.
4
40.
6
33.
1
4
40.
1
7.
.
1
8.
9
47.
2
43.
9
1
7.
0
3
2
.
4
3
8.
4
4
6.
.
0
4
5
1
2
7.
4
2
8
.
0
1
1.
3
6.
8
1
7
.
0
2.
8
2.
7
5
0.
.
0
5
4
9
3
7.
0
3
3.
.
0
4
2
3
6
0.
3
4.
0
2
5.
1
51.
5
4
1
9.
7.
4
63.
9
2
8.
7
0
9
2.
5
1
4
9
3
1.
3
5
1.
8
7
5
27
9.
8
,
5
1
3
.
2
2.
5
6
4
.
0
6
7.
5
2
2.
8
2
8
.
8
Af
t
er
Af
t
e
r
Hi
gbs
chool
Schqo1 2
0year
s
45.
8
1
8.
2
***
* * *
卜
宅
* Ne
ga
t
i
Ve
*
*
*
**
Af
f
i
r
mat
i
Ve
(
1)二少 しだけなら良い
(
2):他人に迷惑をかけなければよい
表 8 将来の飲酒に対する態度
1.
将来の飲酒について
1)
Bef
or
ePT
慧 l ?
wi
l
l
Tot
al 1
0.
72
7.
86
1.
5
P
N
1
3.
22
9.
05
7.
8
8.
52
6.
76
4.
8
2.
イッキ飲みについて
2)
Af
t
erPT
Wi
not
l
l ?
1)
Bef
or
ePT
wi
l
l
l
l.
92
7,
46
0.
0
Wi
not
l
l ?
wi
l
l
2)
Af
t
erPT
Wi
no
t
l
l ?
wi
l
l
7
1.
92
1.
5 6.
6 - ■→ 7
8.
51
4.
5 7.
0
6
0
3.
62
0.
0 6.4 ・
.
・
.
・
.
-.
.
**う8
4.
41
0.
5 5.
1
1
5.
53
5.
94
8. ** 7
7
0.
52
2.
8 6.
7
7
3.
51
7.
9 8.
6◆
8.
92
0.
17
1
.
Boys 1
0.
62
0.
36
9.
1
1
2.
22
3.
16
4.
7
N
9
.
82
1
8.
8
7
1
.
4
P
l
l.
5
2
.
16
6
.
4
Gi
r
l
s 1
0.
83
5.
75
3.
5
l
l
.
33
1
7.
35
7
1.
. 辛 6
6.
.
92
2
3,
3
9.
.
8
6
3.
.
11
2
4
0
2.
.
9
1
3
.
3
0
.
0
6
6
7
2
2
.
lュ
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7*
i
l
*
7
6
7
5.
.
21
8
1
・
・
.
・
.
**
→ 8
l
l.
63
1.
85
6.
6
7
7.
12
0.
2 2.
7一
8.
3 8.
7 3.
0
P
1
5.
03
6.
44
8.
6
PT :e
t
hanolpat
cht
est
6
7.
02
2.
71
0.
3
4
7
6
9.
32
0.
01
0.
7
!
*
0
*
1
7.
84
2.
04
0. * 8
0.
31
7.
8 1.
9 - *一
一
う
ー9
2.
5 5.
6 1.
9 I
- 辛-は,
パ ッチテス ト前後で有意の変動があることを示す.
飲酒す ることについて (
表7-2) よ くないと思 っ
陽性 グループは,陰性 グループ に比較 して 「
飲
てい る者 も少 なか った. 飲酒頻度が高 い程 ,他
む まい」が多 く, 「
飲 もう」 とす る ものが少 な く
人 に迷惑 をかけなければ飲 んで も良 い, と考 え
なってお り, グループ間で有意 の差が生 じた.
ている者 が多かった.
また, 「イ ッキ飲 み を しようと思 うか」 (
表 8-2-
将来 の飲酒 につ いては,
表 8) に示 した.将来
飲 む まい, と思 っている者 は全体 の 1
1
%で,陽
性,陰性 グループ間で有意の差 は認め られ なか
.パ ッチテス ト後 での同 じ質問
った(
表 8-ト1))
) に対 して,「
する」 と答えた ものは男子で10% ,
1)
女子 で 3%であった.全体 でみ ると, テス ト後
(
表8-2
-2)
) は, 「
わからか 、
」が減 り 「
す まい」
が増 え,有意の変動 となった. グループ別 にみ
(
表 8-ト2)
)に対 しては,全体 ではテス ト前 とほ と
ると,陰性 グル-プでは変化が ないのに対 し,
ん ど変わ らなかった.しか しグループ別 にみると,
陽性 グループでは変動が明 らかであった. この
4
5
9
小出 :高校生 を対象 とした飲酒 に関する調査
表9 感
想
飲酒時 の状 態 では,顔面 発赤,頭痛,動博,
いずれ にお いて も明 らかに陽性 グル「プ での出
Good Fun ?
,
e
上
c. Bad
Tot
a
l 61.
5 2
4.
5 6.
8 7.
2
P
N
5
0.
0 2
8.
8 1
1.
2
7
0.
9 2
0.
7 4.
1
Boys 5
6.
9 2
4.
1
P
N
9.
2
9.
6
4.
3
***
本調査結果 での陽性 グループでの出現率 は40%
43.
7 2
8.
5 1
4.
4 1
3.
4 ◆◆◆
6
8.
1 2
0.
4 5.
4 6.
1
■
5.
4
3.
5
5
7.
5 29.
2
8.
6
4.
7
酒時 の状態 をある程度把捉 しているこ とが認め
られ た. しか し,顔面発赤の場合 を例 にす ると,
9.
8
Gi
r
l
s 6
6.
3 2
4.
8
P
現率 は陰性 グループ よ りも高 く,高校生 で も飲
程度 で,同 じく成人の約8
0%7
)
や大学生の6
0%2
)
∼70%6
)
に比べ ると低 いのは, まだ飲酒経験が浅
く,飲酒時 の状 態 を明確 には自覚 していないた
■
め と思 われ る. これは, 「
飲 める,飲めない」 の
自己判断 とパ ッチテス ト結果 との不一致 が多 い
こととも関連 している と考 え られ る.
テス ト前後 での変動 は特 に女子 で顕著 であ った.
飲酒頻度 につ いては,過 1回以上飲酒 してい
パ ッチテス ト実施 に対 す る感想 につ いて (
塞
る者 は未成年 である高校生 に しては8.
2% (
男女
9) は, 「よかった,面 白か った」 とした ものが
各 々1
2.
6%,3.
4%) と高率であると思 えた. し
ほ とんどであった.特 に女子では 「くだ らない」
か し,高校生 を対象 に した最近 の他の報告 と比
とした者が少 な く,感想 には性差 がみ られ た.
較 してみると,同 じく千葉県8)の1
2.
9% (
同1
8.
3
グループ別 にみ ると,陽性 グループ は陰性 グル
% , 7.
4% ) や , 神 奈 川 損 都 市 部 9)の 1
9.
5%
ープに比較 し, 「よか った」が少 な く, 「くだ ら
(
2
4.
0%,1
3.
6%) に比べ ると少 な く,本調査
ない」が多かった.特 に男子で グループ間の差
では特 に女子 での差 が顕著 である.同 じ岡山県
が顕著 であった.
7.
7% (
30.
3%,4.
8%)
2
)
∼
下での大学生では,1
考
察
ALDH2
欠損者 は飲酒時顔面 フラ ッシング反応
22.
0% (
37.
1%,7.
5%)
6
)
と男女差がみ られ るの
は今回の高校生 における調査結果 と同様 である.
-敗 に都市部 の方が郡部 に比べ て飲酒率が高 く,
が認め られ るため,質問紙法 で も判別可能 であ
男女差 も少 ない10)といわれ ている. また諸外国
欠
るが,エタノールパ ッチテス トの方が ALDH2
で青少年 を対象 と して調 べ た最近 の報告 11
)と比
損者のスク リーニ ング と しては優 れ ているf
)今
較 す ると, オース トラ リア, チ リ, ノール ウェ
回実施 したパ ッチテス トに よる陽性者 は全体 の
イにおける過 1回以上 の飲酒率 は, それぞれ,
46% であった. 日本人における ALDH2
欠損者は
26%,1
5%,1
2% と,対象者が約 1
3-1
5才の 8
人 口の半数弱であ るとい う報告 と一致 す る. エ
- 9年生 であるに もかかわ らず本調査 よ り高 い.
タノールパ ッチテス トによる判 定 には, 5%程
また,1
0年 ほ ど前 のアメ リカの高校生 (
seni
or
度の誤差があるとされ るf
)他 の報告 でのパ ッチ
hi
ghschoolst
udent
s) を対象 と した調査 では
2
7% であった.
1
2
)
本調査 における飲酒率 はこれ ら
テス トによる陽性率 と比較 す る と,小児 の41
%,
成人の4
8%f
)大学生 を対象 と して調べた42%2
)
と
諸外国 と比較 して も低 い. しか しそれ で も未成
もほほ」致する. このテス ト結果 と,体質の 「
飲
年者 である高校生 の うち男子では 1割 を超 える
め る,飲めない」 の 自己判定 とを比較 した結果
飲酒者が存在 す るこ と自体 が問題 であ り,未成
では,特 に陽性 グループで 「
飲 め るタイプ」 と
年者 の飲酒率が増 え続 けている13)ことか ら考 え
した不一致が多か った. 同 グル ープで 「
飲めな
あわせ て も油断 はで きない.現 にアル コールが
い」 と自覚 していた もの は2
8% で同 じく大学生
好 きであるとした ものが全体 の 3分 の 1に達 し
の5
9%2
)
に比べはるか に少 か 、
. これは,飲酒経
てお り,都合地 に比べれば飲酒頻度 の少 ない岡
験 の差 による もの と考 え られ る.
山児下 での高校生 で も, すでにアル コールへの
460
晴好が浸透 しているもの と考 えられ る.
飲酒頻度 につ いては,陽性,陰性者 で有意の
学校保健研究 ノかlI Sc
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al
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h36:1994
有意の差が認め られなかったと推定 され る.親
子間での飲酒の相 関性 を検討す るにあたっては,
差 はなかった.一方,高校生 よ り飲酒頻度の高
特 に黄色人種である日本での調査 には,環境 因
い大学生ヲ)6)成人14)では,陰性 グループは陽性 グ
子 よ りもむ しろアル コールに対す る感受性 の遺
ループ に比較 して飲酒頻度が有意 に高 い. これ
伝要素が関与 していることを考慮 に入れておか
らの結果 との違 いは,今回対象 とした高校生で
なければな らないであろ う.環境要因 として̀,
は飲酒者 も少 な く, まだ飲酒経験が浅 いために
父母 の同居 との関連性 を調べ た結果,女子では
生 じた ものであろ う.同 じ大学生で も週 1回以
飲酒頻度が多い者 ほど父母 いずれか との非同居
上 の飲酒者が男女 それぞれ1
8%,1
0% と少 ない
率が高 く,子 どもの飲酒 には親 との別居が影響
鳥取 県下 での調査 15)では, グループ間で飲酒頻
を与 えていることが明 らかになった.父親不在
度 に有意の差 はなかったと報告 している.
の高校生には問題飲酒群が多かったという報告 9)
高校生 における飲酒頻度 につ いては多 くの報
とも矛盾 しない.
告があるが, イ ッキ飲みについては見当たらな
高校生が飲酒す ることに対す る高校生 自身の
い.今回の調査結果 では, イ ッキ飲 みの経験者
態度 としては, これ を良 くないと回答 した者 は,
は全体 で1
5.
2% であ り,男女 それぞれ2
0.
9%,
わずかに全体の 8% であ り,未成年者 である高
9.
2% と,性差が認め られた.大学生 になると-
校生が飲酒す るのは非であるという自覚が希薄
年次生でこの率が男女それぞれ8
7%,52%6
)
と高
であるとわかった. しか も飲酒者では,他人に
率 になることか らも高校生の うちか ら予防す る
迷惑 をかけなければ飲んで も良い, と考 えてい
必要があると思 われ る.一方, イ ッキ飲 み を勧
るものが多かったことか らも,現代 の高校生気
めた経験 については,男女差がほ とん どないこ
0%,
質の一端が伺 える. また,男女 それぞれ約4
と,有意差 はないが,飲め る陰性者 よ りもむ し
3
0%が,中高生の うちか ら飲 んで もよい と回答
ろ飲 めない陽性者 で多いことが特徴 である.飲
してお り,飲酒者 で高率であったこと, また実
酒群 では, イッキ飲 みの経験,勧めた経験, い
際 に飲 んでいる者がその ように回答 したと推定
ずれ も多か ったことか ら,高校生 では,未成年
す ると, この率が実際の飲酒者率 を表現 してい
者 である高校生 における飲酒 自体 を少 な くす る
るとも考えられ,飲酒者率 は高率 となる.発育
ことがイ ッキ飲 み を防止す ることにつ なが ると
期 における飲酒の危険性 16)-19)という面か ら考 え
考 えられ る.
飲酒頻度, イ ッキ飲 み等の飲酒の実態 に関 し
あわせ て も,早期 の飲酒防止教育が必要 となる
であろ う.
ては陽性,陰性 グループ間で有意差 は認め られ
パ ッチテス トによ り,アル コール に強い体質
なかった. しか し,親の飲酒 との関連 では,陽
か,弱い体質か を自覚 させ, これが,将来の飲
性 グループ に比べて,陰性 グループの生徒の両
酒 に対す る意志 に影響 を与 えることが大学生で
親 は共 に飲酒者が多か った.特 にこの傾向は女
は確 かめ られている?
)今回の高校生 を対象 とし
子 に顕著 であった. ところが,男女 ともに親子
た調査結果 では,パ ッチテス トの影響 は大学生
間での飲酒状況 には関連性 はみ られなか った.
ほど明確 な ものではなかった.
遺伝的 にみて陰性者の生徒の親 はアル コールに
テス ト前後で,将来の飲酒 に対す る意志 に全
強 いタイプの者が多い と推定 され ること,成人
体 では変化 はみ られなかった. しか し, グルー
では,陰性者は陽性者 に比較 し飲酒頻度が高い14)
プ別 にみるとテス ト後,男女 ともに陽性 グルー
こと等か ら,陰性者の子の親 は飲酒率が高い も
プでは陰性 グループに比較 し,飲酒 はす まいと
の と考 えられ る.今回対象 とした高校生 では,
す る禁酒の意志 を示 した者が多 くな り, グルー
まだ飲酒率が低 く, グループ間で飲酒頻度 に有
プ間で将来の飲酒 に対す る態度 に有意の差 を認
意の差 はなかったため,親子間での飲酒状況 に
め る結果 を得 た.将来のイ ッキ飲 みについては,
4
61
小出 :高校生 を対象 とした飲酒 に関する調査
全体 でテス ト後 には 「
す か 、」 とい うものが増
えたが, これは主 に陽性 グループ における変動
中学校 では平成 5年 か ら,高校 では同 6年か ら、
、
必修 となっている.対象 とした岡山県の高校生
によるもので,陰性 グループではむ しろ 「
すま
に関 しては,現状 では未だ飲酒率が低 いが,将
い 」 が減 っていた.
来は都会地 と同様 に飲酒率が増 えてい くのか,
自己のアルコール に対す る感受性 を知 ること
あるいは減少 してい くのか, また,飲酒 に対す
で飲めない陽性 グループに対 しては飲酒行動 に
る態度 は変わってい くのであろ うか,注 目され
対 して 「
将来,アル コールは飲 む か 、
, イ ッキ
る.今後 もフ ォローア ップ を続 け,今回の結果
飲みはす まい」 とい う様 な方向 に働 く反面,陰
と比較検討 してい きたいと考 えている.
性 グループに対 しては,む しろ 「
飲め る体質で
結
あるか ら飲んで も大丈夫」 とい う安心感 を与 え
て しまう危険性 もある. テス ト施行 に対す る感
論
岡山県内の高校生 を対象 に,飲酒 に関す るア
想 については約90%が 「よか った,興味深 かっ
ンケー ト調査お よびエ タノールパ ッチテス トを
た」 としてお り,興味 を持 って好意的 に受 けと
1
991
年 9月か ら11月にかけて実施 した.結果 は
め られていた. しか し,7%は くだ らなかった,
以下の とお りである.
としていた. これ をグループ間で比較 す ると,
1.今回実施 したパ ッチテス トによる陽性者 は
陽性者では, くだ らなかったとす るものが陰性
男女 ともに全体 の46%であ った.
者の 2倍以上 となってお り,一部の陽性者 にと
2.飲酒時の状態では,顔面発赤,頭痛,動摩,
って, 自分が飲めない体質であることを知 るこ
いずれ も陽性 グループでの出現率 は陰性 グルー
とは,あまり面 白いことではなさそ うであった.
プ よ りも有意 に高 く,高校生 で も飲酒時の状態
しか し,特 に陽性 グループでは,飲め ないタイ
を認識 している者が多いと考 えられ る. しか し,
プであるのに "
飲め る" と誤解 している者が多
グループ間での差 は大学生 ほど明 らかではなか
かったことから, 中には慣れれば もっと飲め る
った.
ようになるだろうと考 えて無理 に飲 んだ りす る
3.飲酒頻度 につ いては,過 1回以上飲酒 して
危険性 もあ り, 自己のアル コール に対す る体質
いる者は男女各 々1
2.
6%,3.
4%,全体 では8.
2
を知 ってお く必要があるもの と思われ る.
%であった.陽性,陰性 グループ間で有意の差
パ ッチテス トを用 いることは, アル コール に
は認め られなか った.都会地 に比べれば対象 と
対す る感受性 には個 人差がある事 を科学的 な裏
した岡山県の高校生の飲酒率 は未だ低 い. しか
付けをもって理解 させ ることがで き, また興味
し, アル コールへの晴好性 を示 した者や,中高
を持 たせ ることでアル コール教育 に有用 と思わ
生の うちか ら飲 んで もよい と考 えていた者が い
れ る.都合地 に比べれば本調査 で対象 とした高
ずれ も約30%いた事か ら, アル コール教育への
校生の飲酒率は未だ低 いが,すでにアル コール
取 り組みの重要性 を確認 した.
への晴好性 を示 した者や,中高生の うちか ら飲
4. イ ッキ飲みの経験 があった者 は全体 で1
5.
2
んで もよいと考えていた者が相 当数 いたこと等
%であ り,男女 それぞれ2
0.
9%,9.
2% と明 らか
か ら考 えあわせ ると,アル コール教育の必要性
な性差が認め られた.一方, イ ッキ飲み を勧め
は以前か らもいわれて久 しいが,高校教育の中
た経験 を持つ者 は,同 じく,21.
0%,15.
2%で
での重要性 をここで改めて確認 した.
あ り,性差 はみ られなかった. イ ッキ飲み, イ
最近,社会的に もアル コール問題が重視 され
て きてお り, イッキ飲み防止のキャンペー ンや
ッキ飲み を勧 めた経験, いずれ も飲酒頻度 と密
接 な関連が認め られた.
酒類 の 自販機撤廃 の検討等がなされている.節
5.環境要因 として,親 の不在 との関連性 を調
学習指導要領20)21)に従 い,学校現場 で もアル コ
べた結果,女子 では飲酒頻度が高 い者 ほど父母
ール教育が重視 され 「アル コール健康教育」が
いずれか との非同居率が高 く,親 との別居 は子
4
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6:1
9
9
4
学校保健研究 J
PT
IIS
ど もの飲 酒状 況 に影響 を与 え る こ とが わ か った.
河野裕明,新美洋一,原田勝二,菱田洋介 :エ タ
6.将 来 の飲 酒 に対 す る態度 をパ ッチ テ ス ト前
ノールパ ッチテス ト,その1
-Lo
wKm ALDH欠
後 で比較 した. 禁酒 の意志 を示 した率 は全体 で
損者のスクリーニ ング法, アル コ-ル研究 と薬物
は変化 は なか ったが, グル ープ別 にみ る と, チ
ス ト後, 陽性 グル ープ は陰性 グル ープ に比較 し
2
Suppl
.
,
S2
1
8
,1
9
8
7
依存,2
6)小出禰生 :大学生 における飲酒の実態に関す る
肯 定率 が高 くな り, グループ 間 で将 来 の禁酒 意
調査,岡山大学教育学部研究集録,9
2
,1
1
7-1
2
5
,
志 に有意 の違 いが生 じた. イ ッキ飲 み につ いて
1
9
9
3
は, テ ス ト後 には 「
す ま い 」 とい う者 が 全体 で
7)村松太郎,樋 口進 :エ タノールパ ッチテス トと
増 えた. アル コール に対 す る体 質 を認識 させ る
ALDH2
,医学のあゆみ,1
5
4
,8
2
9-8
3
2
,1
9
9
0
事 が この様 な変化 を もた ら した もの と思 われ る.
パ ッチテ ス トを用 い る事 は, アル コール に対 す
る感 受性 には個 人差 が あ る事 を科 学 的 な裏付 け
の もとで理 解 させ る事 が で き, また興 味 を持 た
せ る事 で アル コール教 育 に有 用 と思 われ た.
8)大津-義 :中 ・高校生の飲酒行動に関する研究-
その1 自我状態 と飲酒傾向 との関連 につ いて-,
9
,2
8
9-3
0
0
,1
9
8
7
学校保健研究,2
9)鈴木健二,松下率生,村松太郎,村岡英雄 , 山
田耕一,量感憲司,高木敏,河野裕明 :最近の高
校生における問題飲酒者 についての研究,アルコ
本論 文の要 旨は第3
9
回 日本学校保健学会 (
1
9
92
午 ) にお い て発表 した.
謝
辞
本調査 に御協力いただ きました各高校教諭の先生
方 に心か ら感謝致 します. また,御指導,御校閲賜
わ りました岡山大学医学部教授青山英康先生 に深 く
感謝致 します.
文
献
1
)高木敏 :飲酒 と健康 ,7
9-8
2
,-橋出版,1
9
9
2
) 小出禰生 :フラッシャー, ノンフラ ッシャーに
2
おける飲酒の実態 と意識 -エ タノールパ ッチテス
2
,3
8
2-3
8
8
,1
9
9
0
トの併用,学校保健研究,3
ール研究 と薬物依存,2
6
,1
4
2-1
5
2
,1
9
91
5名 :青少年の喫煙 ・飲酒行動 1
0)川畑徹朗他 1
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日本公衆衛生誌 ,3
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1
3)栗山欣弥 :飲酒 をめ ぐる今 日的課題 と動向-若
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,2年者の飲酒 を中心 として一学校保健研究,3
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1
4)童盛憲司,村松太郎,丸山鷹也 :某事業所 にお
けるALDHZ
表現型 と飲酒行動について,産業医学,
Fuj
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1
5)久住喜代子,石飛和幸,田中宏尚,飯田啓子,
3
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Re
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矢倉紀子,吾郷美奈恵,笠置綱清 :飲酒に関す る
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意識調査 とエ タノールパ ッチテス ト,第2
1
回中国
5)樋 口進,村松太郎,斎藤稚養,量感憲司,笹生
光男,山田耕一,村 岡英雄,高木敏,丸山勝也,
・四国大学保健管理センター報告書,6
1
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9
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0
歳前 に飲酒 してはいけないか,
1
6)高木敏 :なぜ 2
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保健室 ,2
1
7)Ko
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小出 :高校/
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を対象とした飲酒に関する調査
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0)文部省 :中学校学習指導要領,81-83,大蔵 省
Neur
osc
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ence
s,1
2,47-5
7,1
9
86
1
8)小出禰生,小出典男,加太英 明
:マ ウスの発育
9
89
印刷 局,1
21)文部省 :高等学校学習指導要領 ,91-93,大蔵
お よび脳内過酸化脂質含量 に与 えるエ タノールの
9
89
省印刷局,1
5,1
00-1
02,1
9
89
影響,脳研究全会誌,1
1
9)小出禰生 :長期 エ タノール投与マウスにおける
(
受付
93.
1
0.
1
2 受理
94.5.9)
連絡先 :〒7
00 岡山市津島中三丁 目ト1
発育 と妊娠 ・出産 ・生存 につ いて,岡山大学教育
岡山大学教育学部 (
小出)
,77-83,1
9
89
学部研究集録,81
全国養護教諭教育研究会 第2回研究大会 開催案 内
1. 日 時 :1
9
9
4年 11月2
7日(
日) 9:
3
0-1
6:
00
2.場 所 :ホテル
アウ ィ-ナ大 阪 (
なにわ会館)
交通 -近鉄上本町駅 か ら徒歩約 3分
43大阪市天王寺区石 ヶ辻町 1
9-1
2 TEL(
06)
7
72-1
441
所在地 -・
〒5
3,メインテーマ :養護教諭の力量形成 にむけて
4.内 容 :
(
1
)
シンポジウム 「
養護実習」 (
午前 )
座長 松本敬子 (
熊本大学教育学部 )
演者
小林春子 (
鈴鹿短期大学 )
実習生 を送 り出す立場 か ら
橋本淑子 (
岡山県久米町立 久米 中学校 )
教員番成実地指導講師の立場 か ら
岡部英味 (
大阪市立鶴浜′
j
、
学校 )
実習協 力校 の養護教静の立場 か ら
長谷川 ちゆ子 (
兵庫殿西脇市立孟春小学校 )
同 上
明瀬好子 (
神戸市立鷹匠中学校 )
同
上
(
2
)
研究発表 (
午後 )
①全国養護教諭養成機 関 における養護実習評価 の現状
研究世話人
②養護実習 における終 日実習のあ り方 とその評価 に関す る一考察
堀 内久美子 (
変数大)
他
安部寮生 (
北散大 附旭川小 )
他
③養護実習 での対応記録 の検討
盛
昭子 (
弘前大 ・教育)
④臨床医学 ・看護学臨床実習 につ いて
中村朋 子 (
茨城大 ・教育)
⑤養護教諭 に必要 な観察能力 につ いて
郷木養子 (
順正短大 )
小山和栄 (
岡山市立福 谷中 )
他
⑥養護教諭活動 における救急処置の考 え方 ・進め方
大谷尚子 (
茨城大 ・教育)
⑦新入生向け授業 内容の構 築 をめ ざ して
下村淳子 (
愛教大附高 )
⑧養護教諭養成課程学生 の附属 高校保健室の見学 につ いて
大塚典子 (
横浜市立金沢 中)
⑨保健指導 におけ るコンピュー タ活用 につ いての一考察
(
3)
参加薯 :会員2
000円,非会 員300
0円
5.研究大食 につ いての問い合わせ は大会実行委員長 (
下記 )へ
〒70
0 岡山市津島 や3
-1
-1 岡山大学教育学部
石原昌江
TEL・
FAX(
086)
25ト7
702
6.人合手続 きは入会 申込書 (
事務局 にあ り)を送付 し,食 費300
0円 (
1
9
94年度分 )を郵便振替 で納入す る.
研究会の 目的 ・事業等 の問い合わせ は返信用封筒 を添 えて研究会事務 局 まで.
8刈谷市井 ケ谷町広沢 1 愛知教育大学養護教育教室
事務局 :〒44
堀 内研究室 内
TEL(
0566)
36-3111内線485,FAX(
05
66)
3
67795
郵便振替 口座番号 :00
880-8-86
41
4 加入者名 :全国養護教諭教育研究会
学校保健研究 J
PnI Sc
ho
o
IHe
al
t
h36;1994;464-469
報
学齢期 における成人病予防の基礎 的検討
告
(
第4報 )
食生活 と血清脂質 との関係
丸
山
規
吉
雄
甲
田
隆
田
子
勝
康
竹
内
中
田
諭
一
宏
浜桧医科大学 公衆衛生学教室
A Bas
i
cSt
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os
i
si
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l
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4)
Rel
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i
ons
hi
pbet
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um Li
pi
d
No
r
i
oMa
r
uya
ma Ka
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uya
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De
par
t
me
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,Hamamat
s
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v
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7
1
S
i
l
ySc
ho
o
lo
fMe
di
c
i
ne
は じめに
近年,わが国の食生活や生活習慣 の欧米化 に
伴 い,動脈硬化症 に起 因す る虚血性心疾患や脳
血管疾患 などの成人病が増加 している. そ して,
動脈硬化 は小児期 よ り始 まっていることが,分
調査 して血清脂質 との関係 について検討 したの
で報告す る.
対象および方法
平成 4年度静岡県 Ⅰ市内の中学 1年生の うち,
平成 4年 4月に行われたいわゆる小児成人病予
かって きてお り,小児期 か らの予防が大切 であ
防検診の結果か ら,血清総 コレステロール値200
る.1ト 3)動脈硬化 を促進する危険因子 には,肥満,
mg
/dl
以上の者54名 (
男28名,女26名 :以下高 TC
高脂血症,低 HDLコレステロール血症,高血圧,
群)
,対照 として 1つの中学校の 3つのクラスの
糖尿病,家族性因子などがあるが,静岡県 Ⅰ市の
未
生徒の うち血清 コレステロール値が200mg/dl
中学 1年生 について,危険因子の保有状況 に関
満であった94名 (
男52名,女42名 :以下正常群)
して第 1報 4)において,運動 と肥満,血清脂質 と
を対象 とした.
の関係 について第 2報 5)において報告 した.
血清脂質の検査法 につ いて,血清総 コレステ
第 1報 で報告 したように多 くの子 ども達が動
ロールは酵素法で,HDLコレステロールはデキ
脈硬化 を促進す る危険因子 を保有 していること
ス トラン硫酸 リンタングステン酸 Mg法 で測定
がわかったが, その中で も高脂血症が約 1
0% に
した. なお,動脈硬化指数は, 憤 怒コレステロ
み られた. したが って,将来の成人病 を予防す
ール ーHDLコレステロール)/HDLコレステ
る上 で高脂血症の対策が大切 であると思われ る.
ロ一両 の式 よ り算出 した.検査 は,静岡県予
高脂血症 は,食事,運動,成長 ・発育,遺伝 な
防医学協会 に委託 し,採血は朝食後午前 9時か
ど様 々な要因の影響 を受 けるとされている. そ
0時の間に行われた.
ら1
の中で も食事 と高脂血症 との関係 は成人につ い
食生活 については,平成 4年の 6月にあらか
ての報告6
)
はあるが,子 どもについてはまだ十分
じめ栄養士が対象者 に説明 を した後 , 3日間の
明 らかではない.
食事 内容 を記録 させ た後,栄養士が聞 き取 り調
そこで今回,Ⅰ市内の中学 1年生 を対象に,食
査 にて確認 をして,ヘルスメイク Ve
r
.
4(
-ル
事 と血清脂質 との関係 を見 るために,食生活 を
スメイクシステム研究所) を用 いて分析 した.
4
6
5
丸山ほか :学齢期 におけ る成人病予防の基礎的検 討 (
第4
報)
そ して,男女別 に正常群 と高 TC群 につ いて,
栄養素等の摂取状況,食品摂取量 などの比較 を
行 った.検定は対応のない t検定 によった.
群 において正常群 に比べて有意 に少 な く,P/S
比 は有意 に高か った (
p<0.
05-0.
01)
.女子で
の摂
は,蛋 白質,脂質,糖質,秩, ビタミン B1
取量が高 TC群 は正常群 に比べて有意 に少 なか
結果な らびに考察
対象者の身長,体重,肥満度の平均値 を表 1
った (
p<0.
05-0.
01)
.栄養所要量 を第 4次改
定 「日本人の栄養所要量」 (
厚生省)に基づ いて
に示す.肥満度は,村田 らの標準体重 をもとに
摂取エネルギー :男 2,
350kcal
,女 2,
250kca
l,
算出 した.男女 とも高 TC群 は正常群 に比べて,
蛋 白質 :80g, カル シウム :男800mg,女700mg,
p<0,
05
有意 に身長が低 く,肥満度が高かった (
秩 :12g,ビタミン A :1,
500I
U,ビタミン B1
:
)
. このことから,高 TC群 と正常群の間
-0.
01
0.
9
mg
, ビタミン B2:男 1.
3mg
,女 1.
2m
g
, ビタミ
で,体格や発育に差があることが示唆 された.
ンC :
50mgとす ると,男女 ともビタ ミンA,Bl
,
対象者の血清脂質の平均値 を表 2に示 した.男
82
,C,カルシウムに関 しては,両群 とも所要量
女 とも高 TC群は正常群 に比べて,HD
Lコレス
を満 た していた.男子では,高 TC群 において
テロールには差がみ られ なかったが,動脈硬化
摂取エネルギーが,女子では,高 TC群 におい
指数は有意に高かった (
p<0.
01)
.
て摂取エネルギー と蛋 白質が所要量 を満 た して
いなかった. また男女 とも,正常群,高 TC群
C群と正常群の食事内容の比較
高T
ともに鉄の所要量 を満 た していなかった.鉄の
摂取不足 は貧血の予防のため に も注意す る必要
1)栄養素等摂取状況
TC群別にみた栄養素等の摂取状況 を衰 3に示
した.
がある.
食塩 については, 1
0g以下の摂取が望 ましい
摂取エネルギーは,男女 とも高 TC群 は正常
とされているが どの群 もやや過剰摂取 の傾向が
p<0.
01)
.男子
群に比べて有意 に少なかった (
み られた. P/S比 は,摂取脂肪の うちの多価不
では脂質,糖質, ビタ ミン B1の摂取量が高 TC
飽和脂肪酸 (
Pol
yunsat
urat
edf
at
t
yaci
d) と飽
表 1 対象者の身長,
体重,
肥満度の平均値
Mean±S.
D.
体
男
正 常 群(
N-52)
高T
C群 (N-28)
4
1
52.
0±6.
1
47.
6±8.
2
女
正 常 群(
N-42)
高T
C群 (N-26)
1
50.
4±6.
0
4±5.
1
1
47.
重
肥 満 度
41.
3± 5.
4
48.
3±12.
9
0.
8± 8.
9
2
4.
6±2
4.
5
40.
9± 6.
1
43.
5± 8.
3
1.
7±1
0.
0
1
0.
9±1
8.
5
高TC群はTC≧2
00mg
/dl
以上
・p<0・
05 日 p<0・
01
表 2 対象者の血清脂質の平均値
Mean±S.
D.
男
正 常 群(
N-52)
高T
C群 (N-28)
総コレステロール
1
62.
6±21.
4
22
7.
3±2
3.
1
女
正 常 群(
N-42)
高 TC群 (
N-2
6)
1
66.
4±1
5.
5
225.
3±2
4.
8
高TC群はTC≧2
0
0mg
/dl
以上
HDLコレステロール
動脈硬化指数
5
6.
3±1
0.
8
4
8.
3±12.
9
2.
0(
)±0.
70
21
3.
5
0±1.
5
7.
1± 9.
4
5
8.
2±11.
8
1.
96±0.
47
-3.
02±0.
88
・p<0・
05 *
*p<0・
01
学校保健研究 h nIS
c
ho
o
IHe
a
l
i
h3
6;1
9
9
4
表 3 TC群別にみた栄養素等摂取状況
Me
a
n±S.
D.
女
男
エ
蛋
ビ
シ鉄 ミ ミ ミ ミ
脂糖食 カ
ピ
ピ
ピ
ピ
正常群
ネ ル ギ ー(
kc
a
l
)
白
質 (g)
質 (g)
質(g)
塩 (g)
/
レ
ウ ム(
mg)
(
m
g)
タ
ン A(
I
U)
タ
ン Bl
(
mg)
タ
ン B2
(
mg)
タ
> C(
mg)
タ ミ ン E(
mg)
P / S 此
コレステロール(
m
g)
食 物 繊 維 (g)
高TC群
2
487± 461
97.
3±2
0.
8
73.
7±1
6.
5
351.
2±72.4
11.3± 3.
3
882± 32
8
ll.
8± 2.
6
411
5±1
91
6
i.
5
2±0.
43
1.
86±0.
5
4
1
07± 3
6
1
0.
1± 2.
7
1.
4± 0.
3
47
8± 32
0
1
9.
6± 7.
4
22
07± 41
2
**
8
8.
0±2
6.
2
6
4.
0±1
8.
9*
3
07.
0±56.
0**
11.
0± 3.
6
825± 431
11.
1± 4.
3
3363±1
31
8
1.
27±0.
3
8*
1.
63±0.
5
6
1
00± 5
8
9.
1± 2.
5
1.
6± 0.
3*
3
86± 1
7
7
1
7.
1± 5.
5
正常群
高TC群
2
23
7± 3
63
87.
5±1
8.
1
7
0.
5±1
8.
2
3
03.
3±5
3.
8
1
1.
1± 2.
9
75
2± 2
05
1
0.
9± 2.
9
3
2
09± 93
8
1.
32±0.
2
8
1.
5
9±0.
3
8
1
09± 42
9.
6± 2.
9
1.
5± 0.
3
4
02± 1
85
1
7.
4± 4.
0
正常群 と高TC群の間での t検 定
1
9
49± 23
8**
75.
9±11.
6**
5
8.
7±1
2.
1
**
2
66.
6±40.
2
**
1
0.
8± 2・
2
735± 1
86
9.
7± 1.
7*
3
400±1
32
0
1.
1
3±0.
26
串*
1.
50±0.
3
4
93± 3
6
8.
5± 2.
0
1.6± 0.
3
3
61± 1
43
1
6.
0± 4.
0
*p<0.
05 **p<0・
01
表 4 TC群別にみた蛋白質,
脂質の動物性比率 とPFCエネルギー比率
Me
a
n±S.
D.
正常群
高TC群
正常群
高TC群
5
8.
2± 9.4
55.
2±1
0.
0
5
7.
4±11.
5
53.
9±1
0.
4
6
0.
6±1
0.
8
5
3.
1± 9.
8
5
8.
2± 6.
9
5
0.
9± 8.
7
PFCエネルギー比率
蛋 白 質(
%) 15.
8± 2.
0
脂
質(
%) 27.
0± 4.
0
糖
質(
%) 5
7.
2± 4.
5
1
6.
0± 2.
0
26.
6± 4.
3
5
7.4± 5.
6
1
5.
9± 1.
6
2
8.
8± 4.
9
55.
3± 5.
2
1
6.
1± 1.
7
2
8.
3± 4.
1
5
6.
3± 4.
9
動物性比率
蛋 白 質(
%)
脂
質(
%)
和脂肪酸 (
Sa
t
ur
a
t
e
df
a
t
t
ya
c
i
d)の比 であ り,
1.
0-2.
0程度が望 ま しい とされ ている.男子で
群 で 6人 (
22% )
,正常群 で16人 (
31% )
,女子
は,高 TC群が正常群 に比べて有意 に P/S比が
いた.食物繊維 は, コレステロール を低下 させ
の高 TC群で 4人 (
15%)
,正常群で 8人 (
19%)
高か ったが, いずれ も適正範 囲内 にあ り問題 は
る とい う報告 もあ り,坂 田 らは, コレステ ロー
ない と思 われ る. コレステ ロール につ いては,
ルの高 い者 は食物繊維 の摂取が少ないと報告8)し
小児 においては,適正摂取量 につ いてはっ き り
ている.今回の調査 で も有意 な差 はなか ったが,
と した基準 は示 されていないが,厚生省 の研究
男女 とも高 TC 群 は正 常群 に比べ て,食物繊維
班 では500mg
前後 にす るように指導す るべ きであ
の摂取量がやや少 ない傾向がみ られた.食物繊
ると している.
7
)今 回の調査 では, コレステ ロー
維 は,便秘,大腸癌 などの予 防 に もつ なが る と
ルの摂取量 は,平均値 は300-500mgで男女 とも
され成人では20-25g程度 の摂取 が望 まれ てい
高 TC 群 と正常群 の間に有意 な差 はみ られ なか
る.子 ど もにおいて も20g程度の摂取 が望 まれ
った. 500mg以上摂取 している者が男子の高 TC
るが正常群 で も摂取量 は,平均値 が20gに滴 た
4
6
7
丸山ほか :学齢期における成人病予防の基礎的検討 (
第4報)
ない とい う結果 で あった. また,摂取 した食品
がみ られ るが,今 回 は, その よ うな結果 はみ ら
数 に関 しては男女 と も高 TC群 と正 常群 では差
れず, 食品の摂取 量 につ いて, 高 TC群 と正 常
が な く, いずれの群 も30品 目以上 を摂取 してい
群 の間 に大 きな相 違 はみ られ なか った.
た.
一般 に成人 で は,近年 食生活 の欧米化 か ら,
次 に TC群別 にみた蛋 白質,脂質 の動物性比
脂肪,特 に動物性 の脂肪摂取 の過剰 に よ り高脂
率 と PFCエネルギー比率 を表 4に示 した.男女
血症 が み られ る とされ てい る11)が,今 回の調査
とも,費 白質,脂質の動物性比率 と PFCエ ネル
か らは,高 TC群 と正 常群 の間 に,脂肪摂取状
ギー比率 には有意 な差 はみ られ なか った.動物
況や その他 の栄 養摂取状 況 に大 きな差 はみ られ
性比率 は蛋 白質,脂質 と も, 全 ての群 で50% を
なか った. 他 の研究 で も子 ど もにお いて脂肪や
越 えてお り, これ以上 増 えない よ うにす るべ き
コレステ ロール の摂取 と血清脂質値 との間 に明
であ る.脂質 のエ ネル ギー比率 は, この年齢 で
か な関係 が み られ ない とい う報告 12)1
3
)も見 られ
は,25-30% とされ ているが, どの群 も平均値
る.今 回の結果 か ら も,検 言
寸した範 囲 では高脂
はその範 囲内 にあ った. しか し, 30% 以上摂取
血症 と食事 の間 に明か な関係 を兄 いだす こ とは
TC群 で 3人 (
1
1
%)
,正常
で きなか った. この こ とは,成長期 にあ る,千
している者 は男の高
1
7% )
,女 の高 TC群 で 7人 (
37% )
,
群 で 9人 (
ど もの血清脂質値 には,遺伝 的要 因や,成 長,
26% ) いた.
正 常群 で11人 (
発育,運動 など食事以外 の要 因が影響 を及 ぼ し
ているこ とや脂 質代 謝 には個 人差 が あ るため で
2)TC群別 にみた糖尿病 単位 に よる食品摂取量
あ る と思 われ る.
を表 5に示 した. なお糖尿病単位 は 1単位8
0kc
a
l
また,第 1報 4)で も報告 したの と同様 に今 回 も
TC群 は正
高 コ レステ ロール群 は正 常群 よ りも男女 と もに
常群 に比 べ て肉類 の摂 取 が 有 意 に少 なか った
有意 に肥満度 が高 い とい う結果 か ら高 コレステ
(
p<0.
05)
.女子 では,高 TC群 は正常群 に比
ロール血症 さらに成 人病 の予 防 とい う観 点 か ら
べ て穀類,肉類 の摂取 が有意 に少 なか った (
p<
み て小児期 か らの肥満 の予 防 とい う ものが重要
0.
01)
.穀類 につ いて は, 味 方 らの報 告 9)で も,
であ る といえる.
と して算 出 してい る. 男子 では,高
中学生女子について,TCの高 い群 は飯の摂取が
一 方 で,平均値 でみれ ば, あ ま り問題 が な さ
少 ない と している. また コレステ ロールの高 い
そ うに も見 える ものの,個 々につ いてみれ ば正
者 は緑黄色野菜の摂取頻度が少 ないとい う報告 10)
常群 の 中 に も,鉄 の摂取 不足 , コ レステ ロール,
表5
TC群別にみた糖尿病単位 による食品摂取量
Mean±S.
D.
男
穀
芋
果
魚
肉
・
介
類
豆
実
類
類
卵
:
E
.
!
'
.
腐
牛
乳
油
脂
緑黄色野菜
その他の野菜
女
正常群
高T
C群
正常群
高T
C群
1
2.
5±3.
3
0.
7±0.
5
0.
5±0.
4
1.
6±0.
9
2.
3±1.
2
1.
1±0.
7
0.
8±0.
4
3.
1±1.
8
2.
0±1.
1
0.
2±0.
1
0.
8±0.
3
11.
4±2.
8
0.
6±0.
4
0.
4±0.
4
1.
6±0.
8
1.
8±0.
8*
1.
1±1.
5
0.
8±1.1
2.
6±1.
3
1.
7±0.
6
0.
2±0.
2
0.
8±0.
3
1
0.
4±1.
4
0.
8±0.
6
0.
5±0.
5
1.
6±1.
2
2.
2±1.
1
1.
0±0.
6
0.
7±0.
5
2.
4±1.
2
2.
1±1.
4
0.
2±0.
1
0.
8±0.
2
9.
1±1.
9**
0.
7±0.
4
0.
5±0.
4
1.
4±0.
7
1.
4±0.
7**
0.
9±0.
6
0.
7±0.
4
2.
4±1.
3
1.
8±0.
7
0.
2±0.
1
0.
8±0.
2
4
6
8
学校保健研究 J
P7
7I Sc
/
z
o
o
lHe
al
t
h3
6:1
9
9
4
脂 肪 の摂取 過剰 な ど食生活 のバ ラ ンスが崩れ て
者 が男 の高 T
C群 で11%,正常群 で17%,女 の
TC群 で37%,正常群 で26% いた.
い る者 も少 なか らず いるこ とか ら,将 来 の疾病
高
予 防 とい う観点 か らみ る と,血清脂質値 が正常
7)食品摂取量 につ いては,男子 では高 TC群 は
であ って も楽観 す るのではな く,チ ビ も達 の食
正 常群 に比 べ て肉類 の摂取 が有意 に少 なか った
生活 の実態 を把握 して,食生活 に関す る正 しい
(
p<0.
05)
.女子 では, 高 T
C群 は正常群 に比
知識 とそれ を主体 的 に実践 して身 につ けてい く
p<
べ て穀類, 肉類 の摂取 が有意 に少 なか った (
健康 教 育が必要 であ る と思 われ る.
0.
01).
また,血清脂質異常者 に関 しては身体 の発育
今 回の調 査 か らは, 食事 と血清脂質値 との間
や,成長 とい うこ と も考慮 して,個 別 に検 討 し
に特 に明か な関連 はみ られ なか った. しか し肥
て食事指 導 な どの対応 を行 ってい くべ きであ る
満 と高脂血症 との関係 がみ られ, また個 々にみ
と思 われ る.
る と栄 養 のバ ラ ンスが乱 れ ている者が少 なか ら
今 回の調 査 は断面調査 であ り, 今後食生活 に
ず い るこ とがわか り,疾病 予 防,健康づ く りと
つ いては過去 の状 況 を,血清脂質値 につ いては
い う観点 か ら も学齢期 か らの健康教育の重要性
縦 断的 な調査 を通 して検 討 して い く予定 であ る.
が認識 され た.
ま とめ
静岡県 Ⅰ市内の中学 1年生 を対象 に食事 と血清
稿 を終えるにあたり,調査にご協力いただいた Ⅰ市
中学校養護教諭の先生方,栄養士の皆様,検診に従
脂質値 との関係 につ いて検 討 した.
事 して下 さった静岡県予防医学協会の皆様に深謝い
1)栄養素等の摂取状況 について男子では,高 TC
た します.
群 は正 常群 に比べ て摂取 エ ネル ギー,脂質,糖
の摂 取 量 が有 意 に少 なか った
質 , ビ タ ミン B1
(
p<0.
05-0.
01)
.女子 では,高 TC群 は正 常
群 に比べ て摂取 エ ネル ギー,蛋 白雷,脂質,糖
文
献
1
)大国英彦 :小児期からの予防,臨床成人病,1
0
(
5)
,1
1
1-1
1
6
,1
9
8
0
の摂 取 量 が有意 に少 なか った
質 , ビ タ ミン B1
2) 田中健蔵 :′
ト児,若年者の動晩硬化の現状 と展
(
p<0.
05-0.
01).
2)男女 と もビタ ミンA,Bl
,B2
,C, カル シウ
望 一病理学的立場から-,小児科MOOK4
7(
小
ム につ いては,所要量 を満 た していた.男子 で
3)岡田知雄,戸田顕彦言 亀川逸朗他 :高脂血症,
は,高
TC群 にお いて摂取 エ ネル ギーが,女 子
では,高 TC群 において摂取 エ ネル ギー と蛋 白
児成人病)
,1
3-4
9
,1
9
8
7
2(
4)
,5
8
3-5
8
8
,1
9
9
0
小児内科,2
4) 丸山規雄,大堀兼男,田中諭他 :学齢期 におけ
質 が所要量 を満 た していなか った.
る成人病予防の基礎的検討 (
第i
報)-動脈硬化促
3) 食塩 につ いては, どの群 もやや過剰摂取 の傾
進危険因子 を中心 として-,学校保健研究,3
4
,
向がみ られ た.鉄 につ いては, どの群 も摂取 不
足 で あった.
3
2
9-3
3
5
,1
9
9
2
5
)丸山規雄,大堀兼男,甲田勝康他 :学齢期 にお
4) コレステ ロールの摂取量 の平均値 は3
0
0-5
00
ける成人病予防の基礎的検討 (
第2
報)一文部省ス
mgで,高 TC群 と正常群 との間 に有意 な差 はな
ポーツテス ト成績 と肥満,血清脂質 との関係 一学
か った.
5
)男女 と も高 TC群 は正常群 に比べ て,食物繊
5
,3
5
2-3
6
0
,1
9
9
3
校保健研究,3
6)上島弘嗣 :循環器疾患の発生率の異なる集団の
維 の摂取 量がやや少 ない傾向が み られ た.
血清総 コレステロール値 と食物摂取状況およびそ
6)動物性比率 は蛋 白質,脂質 と もに5
0% を越 え
8
,2
6
4-2
7
8
,1
9
8
1
の関連性, 日本公衛誌,2
ていた. 脂質 のエ ネル ギー比率 は,平均値 では
0%以上摂取 してい る
通性範 囲内 にあったが ,3
7)薮内宮治,畠山富而,多田啓也他 :高脂血症小
7
年度小児
児の生活指導指針に関する研究,昭和5
4
6
9
丸山ほか :学齢期における攻入病予防の基礎的検討 (
第4報 )
慢性疾恩 (
臓器系)に関する研究報告書,1
0
0-1
06,
1
9
82
ll)石川俊次
:
高脂血症 と栄養,現代医療 ,2
3(
1
2)
,
71-75
,1
9
91
8)坂田貴美子, 酒匂美津江,中山 月儀他 :沼津市
1
2)矢野敏雄,上 島弘嗣,飯田恭子他 :若年者の循
における小 ・中学生の血清脂質 と栄養状態 (
第1
報)
,
環器疾患 トー
次予防)に関す る基礎的研究 一時 に
小児保健研究 ,44,555-5
6
4,1
9
85
血清総 コレステロール値 に影響 をお よぼす要因 に
9)味方陽子,梅 原佳代子 , 川村貴 子他 日召津市 に
おける小 ・中学生の血清脂質 と栄養状態 (
第2
報)
,
47-5
57,1
9
85
つ いて, 日本公衛誌 ,33,5
1
3)松崎俊 久,旗野傾-,柴田博 :日本 人小児の血
清総 コレステロール値 ・食事 と成長 に関す る疫学
4,56
5-5
72,1
9
85
小児保健研究,4
1
0)前 田清,橋本修二,岡本和士 :名古屋市近郊の
的研究,臨床成 人病 ,1
2(
1
0)
,1
78-1
79,1
9
82
(
受付
年女子生徒の血清 コレステロ
一地域 における中学 3
-ル値 と家族歴,食習 慣,身体 発育 との関係, 日
9
4.3,
2
9 受理
9
4.6.6)
連絡 先 :〒43ト31 静岡県浜松 市半田町 36
00
浜松医科大学
衛誌 ,41
,6
40-647,1
986
公衆 衛生学教室 (
丸山)
第41
回関東学校保健学金 の開催 と
地方の活動
演題募集 につ いて
下記の要領 にて, 第41回開発学校保健学合 を開催致 しますので, 多数 ご応募下 さい.
1.年次学会長
浦中
淳 (
茨城県学校保健学会長)
2.期
日 平成 7年 2月18日は) 午前 10時 ∼午後 4時
3.会
場 茨城教育全館 (
茨城 県水戸市三の丸 ト1
-1 想02
92-31561
1)
4.演題 申込締切 日 平成 6年 11月18日励 必着
5.申 し込み方法
(
1
) 題 名,発表者の住所,氏名 (
連 名の場合 は発表者 に○印)及び簡単な要 旨 (
400字以内)を添 えて,
下記宛へ郵送 の こと.
(
2) 発表時 間は 8分,質疑 応答 は 2分 の予定.
(
3
) 発表者へ は,抄録集専 用の原稿 用紙 をお送 りし,1
2月1
6日軸 まで に探 出 していただ きますので,
予め ご予定下 さい.
(
抄録集 は,演題 ・氏 名 ・本文 ・図表 を含め 3枚以 内.原稿 1枚が約 60%縮 小 で B5版 1ペー ジと
な ります. オフセ ッ ト印刷 )
6.演題 申込先及び問い合わせ先
〒31
0;
p
天城児水戸市文京
p
t
'
2-1
-1 茨城大学教育学部教育保健講座内
第41回関東学校保健学会事務 局
電話0292-2
6-1
621
内線 5
87(
浅野 )
,5
83(
中村 )
,5
79(
浦 中)
学校保健研究 J
PnISc
ho
o
IHe
al
t
h36;1
9
9
4;4
7
0-4
7
8
小学生の授業過程 における生体情報
-GSR,心拍数,皮下体温 の変動 波
速
責
次
天
野
敦
子
愛知教育大学養護教育教室
A St
udyonVi
t
alReact
i
onsofSchoolChi
l
dr
endur
i
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s
Fl
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i
o
n
,
Ai
c
hiUni
v
e
r
s
i
t
yo
fEdu
c
at
i
o
n
Ⅰ.緒
言
そこで著者 らは,児童の学習活動 (
授業)時
の情動の変化 を知 る目的で,授業時に GS
Rを中
児童 ・生徒の学習時の様子 については, ビデ
心 に,心拍数,皮下体温 を指標 として測定 を試
オ分析 などである程度把握 され る. しか し,情
みた. その変動の様子か ら授業の受 け とめ方や
動的な様子 まで把揺す ることはなかなかで きに
参加 との関連 など-例 えば,緊張, リラックス
くいので生理的な指標 を用いた分析が試み られ
など一につ いて,個 人の変動記録や授業時の行
ている.皮膚電気活動 による方法 もその一つで
動記録か ら検討 を行 った.
ある. GS
R(
ga
l
va
ni
cs
ki
nr
e
f
l
e
x
,生体皮膚電
気反射 )はその代表的な ものであ り,情動的な
刺激 によって皮膚の電位や電気抵抗値が反射的
に減少す る現象 を利用 し,数値 として導 くもの
丑.方
法
1.測定年 月日
測定は協 力の得 られた愛知県下 3小学校 (
Ⅹ,
である.
1
)大脳への情動刺激 は交感神経系 を経 て
Y,Z)で行 った.対象校はいずれ も地域 は異 な
汗腺細胞 に興奮が伝達 され る. その結果 ,汗腺
るが田園地 にあ り,環境 は似か よっている.刺
細胞の電気活動の減少,膜透過性 の先進 とな り,
定年 月 日は表 1に示す とお りである.
刺激 か ら0.
5
秒 - 2秒の潜時 をおいて電位や電気
2.被検者
抵抗値の減少反射 となって現れる.
2
)GS
Rはこの
被検者 は表 1に示す ように,各 クラス 4名ず
汗腺細胞の電位や電気抵抗値 の変化 を測定す る
つ計 20名であ り,男子児童 5年生, 6年生であ
ものであ り, いわゆる精神性発汗 といわれ るも
り,測定は計 5回 となる.高学年 を対象 とした
のであるが,必ず しも "
発汗"その もの を意味
のは,授業 に集中す ること,測定 に慣れ る (
気
す る ものではない?
)
に しな くなる)のが早 いことなどを考慮 したた
授業時の教師 ・被教育者の皮膚の電気活動 に
つ いての報告 をみると,堀3)4)は大学生 を対象 と
めである. また,後述するように,機器の装着,
行動記録者の同席 などを考慮す ると,被検者 は
して検討 し,村井 ら5)は小学生,教育実習生,教
)
は小学
師 を対象 として検討 し,本間ヲト9)清水 ら10
学年(
被検者通 し記号)
表 1 測定年月日,
坐,教師 を対象 として検討 している. また,隻
A.B.C.
D)
Ⅹ小学校 1989.2.5 5年生 (
活場面 では,上 月11
)は子 どものテ レビ視聴時間
Rを検言寸し,報告 している. さらに,
における GS
徳 田 12)はこの電気的 に得 られ る波形の分析方法
につ いて検討 している.
Y小学校 1
990.
1
0.9 5
6
年生(
(
E.
I.
F.
J.
K
G.
.
H)
L)
准速ほか .小学生の授業過程における生体情報
1 クラス 4名がほぼ限界である.
3.測定時の教科
471
頭下,右乳頭下 にアース
◎ 1分毎のデー タを記憶
測定は 1単元45分間である.教科 の好 き嫌 い
との関連 を検討す るため に科 目を統一す ること
ne製携帯型皮下体温測定装置
③皮下体温 - Vi
⑳電極装着部位 は胸骨上縁か ら約 2cm下
とし,すべて算数 とした.算数 を選 んだのは,
⑳ 1分毎のデー タを記憶
教科 の中で も好 き嫌 いが比較的はっきりしてい
本装置の電極 (
プ ローブ)はテルモ社深部温
ること,体育や実習が行われ る教科 は運動や移
モニ ター用の ものであるが,必ず しも深部温 と
動が激 しいため分析 を複雑 にす ることや装着 し
はいえないので,本報告 では "
皮下体温" と記
た電極の脱落のおそれがあることで避 け, また,
すこととした.
GSRの電極の装着が指先であるため指先 を多用
する教科 は避 けた.
電極, コー ドなどは学習時の邪魔 にな らない
ように手首や肩 などにテープで同意 し, その上
測定 にあたっては, いずれ も正規の算数の授
か ら衣服 を着 るように し, コー ドと本体 メモ リ
業時であ り,特 に枠 の移動 などは行わなかった.
ー部 と接続 した.本体 メモ リー部 は携帯用小型
4.測定機器および装斎方法
測定は下記に示す 3項 目であ り, それぞれの
であ り,-指 して袋 に入れ腰の ところで安定 さ
せ た.
5.装肴,測定のタイムテー ブル等
機器 を用いた.
① GS
R-Vi
ne製携帯型 GSR測定装置
皮下体温電極 はあ らか じめ被検者皮下体温近
R」
測定であ り,安静暗
⑳本装置は「
通電法 GS
くまで暖めてお く必要がある.従 って,測定開
s
ki
nr
e
s
i
s
t
a
nc
el
e
ve
l;SRL)
および
の基線 (
始お よそ3
0-40分前 には被検者 に装着 した.同
一過性 の反射値 (
s
ki
nr
e
s
i
s
t
a
nc
er
e
f
l
e
x;
R,心拍数の電極 も装着 した.
時 に GS
SRR)をその まま加算 して記録す る.
◎電極装着部位 は左手中指 お よび環指 の手掌
側の基部 (
図 1)
◎2
0
0回/ 1分間のデー タを記憶
②心拍数 -Vi
ne製携帯型心拍数測定装置
◎電極装着部位 は右鎖骨下中線上 お よび左乳
装着時刻,測定時刻の タイムテーブルは表 2
に示す とお りである. この他,室内環境条件 と
して,温度,湿度,照度等 を測定 し, あわせ て
表 2に示 した.
6.行動記録等
授業 は通常 どお り担任が行 い,授業中の被検
GSR測 定 装置 心 拍数 測 定装 置
図 1 GS
R,心拍数および皮下体温の各測定装置の電極装着部位
472
学校保健研究 J
PnI Sc
ho
o
IHe
al
t
h3
6;1
9
9
4
表 2 装着,
測定時刻および教室内環境条件
ト1限++ 2限++ 3限++ 4限+畳+ 5限+十6限」
Ⅹ小学校
Y小学校
一
一
装着
ll:
4
0-1
2:
2
5
測定
●
↓
↓
■
装着
9:
40-1
0:
25
測定
装着
1
5:
1
0-1
5:
55
測定
儀
+
Z小学校
+
8:
45-9:
3
0
装着測定
+
+
装着
1
1:
40-1
2:
2
5
測定
定
注)測定は授業開始5-1
0分前,終了5-1
0分後にスター トスイッチのON ・OFFを
行っている.
照度差は窓側席,廊下側席の違いによるもので,個人机面が大 きく変化 したもの
ではない.
者 の行動 は被検者 1人 に大学生の記録者 1人が
の測定例
a) は授業過程 での被検者 Ⅰの G
S
Rの
図 2(
担 当 し,可能 な範 囲で詳 しく記録 した. さらに,
授業 の流れや,学級全体 の雰囲気 をつかむため
測定例 を示 したものである.G
S
Rは47分間で9400
に,授業過程 を録音 した.
のデー タが記憶 され る.パ ソコンによるデー タ
7.調査
表示 は ドッ ト数の関係上,実際 は重 なっている
測定直前 または直後,被検者 に学習への関心
部分が 多い. しか し,実測値 をすべ て表示す る
皮,健康状態 につ いて面接調査 お よびア ンケー
ことは困難 なので, ここでは,最 初の 5分 間の
ト調査 を行 った.本報告 ではその一部 の項 目に
GS
Rの変動 を図 2(
b)に示す.秒単位 での変
つ いて分析 に用 いた.
動 が あることがわか る.図 3は同 じ授業過程 で
8.デー タ解析
の被検者 Ⅰの (
a)心拍数, (
b)皮下体温の測定
GS
R,心拍数,皮下体温のデー タはすべ て専
例 を示 した ものである.
用 インターフ ェース を介 し,専周 ソフ トプ ログ
2.GS
R実測値および変化値の波形か らみた分
ラム を用 い,PC-9801シ リーズで解析 した.
類
Ⅱ
.結
果
1.授業過程における GSR,心拍数,皮下体温
GS
Rは当然 なが ら個 人によ り波形 が異 なる.
大 き く変動す る ものや小 さい もの もある. また,
GS
Rは微小時間でたえず変動 している. そこで,
473
渡逮ほか 二小学生の授業過程 における生体情報
心拍放 (
拍ノ
分)
0
6
1
0
1
5
20
25
時
30
35
40
間 (分 )
図3 授 業過程 での心指 数 お よび皮下体温 測定例 (
被検者 Ⅰ)
15 1
7
474
学校保健研 究 J
PnI Sc
ho
o
IHe
al
t
h36:1
9
9
4
変動の様子 をみる別の方法 として G
SRの変化値,
本報告 では次の ような設定 を行 った. すなわち,
すなわち,「
GS
R後値 -GSR前値」 を求め実測
実測値 では全体 の変動幅が おおむね20Ⅰ
く
Qを越 え
値 と対応 させ た.以下 にその 4例 を示 す.
る もの,変化値 では一度 の変動幅がおおむね +
図 4は授業中における被検者 F
,Ⅰ
,
T,
Sの GSR
3か ら- 3K
E
2を越 える ものがそれぞれ幾度 か繰
の実測値 (
上段 )
,変化値 (
下段 ) を一部のみ示
り返 され る もの を大 とし, そ うでない もの を小
した ものである.
と した .
被検 者 Fの実 測 値 は全体 的 に変動 が小 さ く,
被検者 Ⅰの実測値 は変動が小 さいが,比較 的
大 きな変化値の増減の繰 り返 しが続 く. (これ を
また,変化値 も小 さな増減 の繰 り返 しである.
Ⅰ- B型 とす る.)
. ただ し,実 値,餐
(これ を Ⅰ-A型 とする)
測
被検者 Tの実測値 は全体の変動が大 きい. そ
化値 の大 または小の評価 に基準値 はないので,
(
故横 着F)
実測値
G
S
R
r
仰
5
0
K
a
醐瑚 梱 晦
2
5
G
S
ヱ
K
a
o
∴
3
0
,
_
:二
二
-三,
2
0
主
=
_
20
25
(ト
3
0
2
0
表3
2
5
3
0
2
0
25
3
0
25
(Ⅱ- B型 )
(n-A型 )
B型 )
3
8
時
図4
2
0
脇
幸 = 二
二
;
_
=_
;
_
:
T
l.
鰭:
_
I
.
:==十
(ト A型)
0
3
0
25
(
被
検
書
T
)
・
㌦
苗 軸
(
被検者 S)
(
被検者 I)
2
0
2
5
3
0
2
0
間 (
分)
GS
R値の実測値および変化値
GS
Rの実測値および変化値の波形による分類
ⅠA型
ⅠB型
Ⅰ
トA型
トB型
壁
(
実測値.
変化値) (
小.
,
J
、
) (
小.
大) (
大.
小) (
大.
大)
Ⅰ
変化値 :「
GS
R後値 -GS
R前値」を示す,
大 :実測値では全体の変動幅が概ね20K
E
2
を越えるもの,
変化
値では一度の変垂
加畠が概ね+ 3-- 3K
Qを越えるものが,
幾度か繰 り返 されるものとした.
小 :上記が,
繰 り返 されないものとした.
2
5
3
0
概達ほか :小学生の授業過程における生体情報
475
れ に対 して,変化値 は小 さな増減の繰 り返 しで
ある. (これ をⅠ
Ⅰ-A型 とす る.)
まず,授業 中全体的 には緊張 していなかった
と担任教師 より許 された Jは極めて変動幅が大 き
被検者 Sの実測値 は全体 の変動が大 きいが,
また,変化値 も非常に激 しく増減 の繰 り返 しが
続 く. (これ をⅠ
Ⅰ-B型 とす る.)
く, その様子は挙手 ・指 名 ・本読 み ・発言時 に
GSRの低下が顕著である.すなわち, この時 に
は緊張が発現 した もの と考 えられ る. さらに,
以上の型でみると,各被検者 は表 3に示す よ
特徴 としては,他人の本読みの時に も GSRの低
3
うに,授業過程 で実測値 の変動が小 さい もの1
下が認め られ ることである.一方,緊張 してい
塞 (Ⅰ型)
,大 きいもの 7名 (Ⅰ
Ⅰ型)に分 け られ
なかったと許 された L,緊張 していた と許 され
た. 4つの型では Ⅰ- A型が最 も多 く半数以上
た Ⅰと Kは変動幅が少ないが, それで もすべて
を占めた.最 も少 ないのは, Ⅰ- B型の 2名で
あった.
ではないが挙手 ・指名 ・発言時に GSR の低下が
3.GSR実測値および変化値の分類型 と調査項
目との関連
認め られ る. また,筆記 などの作業時 にはフラ
ッ トな状態が続 いて変動が小 さ くなっているこ
とも観察 された. この ような時 は集中の持続が
算数)の好 き嫌
上記の GSRの各型は,科 目 (
いあるいは性格的 なことと関連があるのだろう
表 4 GSRの分類型と調査 との関連
か. そこで,調査項 目との関係 を調べた. その
ⅠA型 ⅠB型 Ⅰ
卜A型 Ⅰ
トB型
結果 を表 4に示す.デー タが分散 した感 はある
が,「きんちょうする- 」, 「あきやすい- 」 につ
【
間.あなたは,
算数が好 きですか,
嫌いですか.】
いては,際立 った特徴 は確認 されなかった.他
好
き
4
1
4
2
についてあげれば,次 の ようなことがいえよう.
普
通
2
0
0
1
被検者2
0名の各型の出現頻度 と比較 すれば,
嫌
い
5
1
0
0
,『好 き』 と回
「
算数の好 き嫌い」 との関係 では
Ⅰ型両方いる ものの Ⅰ
Ⅰ型の出現
答 した者は Ⅰ ・Ⅰ
率が高 くなった (7名 車 6名, Ⅰ型は1
3名中 5
塞)
. また,11
人中 8人が A 型 を示 した.一方,
『
嫌 い』 と回答 した者 は 6人 ともⅠ型 を示 した.
,
「
ひっこみ じあん- 」 との関係でみると 『
進ん
でや る』 と回答 した者の中ではⅠ
Ⅰ型の出現率が
3名 車 5名)
.
高 くなった (7名中 5名, Ⅰ型 は1
,
「くよくよ-」 との関係 でみると 『あまりしな
い』 と回答 した者の中では Ⅰ型の出現率が高 く
,
なり 『
す ぐ忘れ る』 と回答 した者の中ではⅠ
Ⅰ型
の出現率が高 くなった (7名中 5名, Ⅰ型は1
3
【
間.あなたは,たくさんの人の前にでたとき,きん
ちようしますか.】
と て もす る
3
1
0
0
す こ しす る
5
1
3
2
あまりしない
3
0
1
1
【
間.あなたは,あきやすいほうだと思いますか,そ
れともねぼ り強いほうだと思いますか.】
あ きや す い
5
0
0
2
ね ぼ り強 い
2
1
2
1
よくわからない
4
1
2
0
【
問.あなたは,ひっこみ じあんなほうだと思います
か,
いますか.
それとも自
】 分で進んで何かするほうだと思
名車 6名)
. また,11人中 9人が A型 を示 した.
ひっこみじあん
3
1
1
1
4.授業過程における個人の GSRの変動
進 ん です る
4
1
3
2
Y小 6年生の被検者 Ⅰ
,
J,K,Lの GSR を図 5
に示 し,授業過程 での行動 とあわせ て検討 して
よくわからない
4
0
0
0
みたい. なお, この図では個人的 な行動 にかか
【
間.あなたは,
失敗 したときにいつまでもくよくよ
しますか.】
わ る部分 はそれぞれ記入 したが,学級全体 にか
くよくよする
0
1
0
0
かわることは Ⅰの図中に記 し,他の被検者 を含
あまりしない
6
0
0
2
めて☆で示 した.
4
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学校保健研 究
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(
被検者 Ⅰ )
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毒笠 ,
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先生が
考えを
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啓-ように
指示
九1が近-にいる
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(
分)
図 5 授業過程における被検者の行動とG
S
Rの変動
起 こっているもの と考 えられ る.
Ⅳ.考
察
ある.記録 の しかたは本間 とは異 なるが,本測
定で も確 かに大 きく反応 を示す もの, あま りし
ない ものが現れた.
GS
Rの測定結果 は個人差が認め られたが,あ
今回,算数の授業中は席が えや移動 を伴 って
る程度は分類することも可能であった.本間7)は
の学習はな く, その意味では被検者個 々人に対
学習時において見 られる G
S
Rの反応についてそ
す る外的な環境 一照度,温度,湿度 など-は一
の波形か ら,「
単純型」 と 「
微動型」 に分類 して
定 してお り, これ らが測定値 に大 きく影響 して
いる. 「
単純型」 は 1回の反応が短時間に起 こ り,
概 して波形 は大 きく明快 であ り, そのあ と典型
いないと判断で きる.従 って,われわれは,測
定結果 は各被検者の授業 に伴 う生体反応が現れ
的な減衰曲線 を示す ものであ り, 「
微動型」 は全
た もの として考察 した.
体 として大 きな波形の中にあって も常 に何 らか
個人の観点か らいえば,担任教師か ら緊張 し
の変動があ り,小刻 みに微動が見 られ る波形 で
ていたようだ と評価 された者 ほど, また算数が
4
7
7
波 速ほか :
小学生の授業過程におけるf
f
三
体情報
嫌 いと答 えた者ほ ど全体の変動や変動幅が少 な
は 「
授業」 とい う負荷 による緊張あるいは集 中
い という傾向 を示 した. これには次の ような分
の持続 に伴 う生体反応 と考 えられ る. さらには,
析が考 えられ る.前者 でいえば,授業 中の緊張
日内 リズムによる体温上昇 もその要因 として加
感の持続 によ りかえって緊張 と リラ ックスの転
わ ったのではないか と考 えられ る.
換がで きず,変動幅 を少 な くした.後者 でいえ
)は個人の G
S
Rの変動 は個 人のみの情動
本間 S
ば,算数嫌 いゆえの緊張感の持続, あるいは授
に対応す るのではな く,学級集団 と相互作用の
業 に参加 した くないとい う無気力感が変動幅 に
中で進 んでい く 「
空間的」反応 であると述べて
反映 したと考 えられ る. この ことは被検者の行
いる.本測定は本間が行 ったような30名の児童
動記録か らも予測 で きる.例 えば,算数好 きの
を一度 に被検対象 とす る無線方式 ではな く,そ
児童 は積極的に授業 に参加 してお り,挙手や発
の意味では氏の述べ る 「
個 人-中集団 -クラス
言 も多い. この児童の G
S
Rの変動は非常に激 し
全体」の空間的状況 を把握 するまでには至って
く,む しろ緊張 - リラックスのセルフコン トロ
いない.現在,客観的な波形分析方法 も提示 さ
ールの繰 り返 しが うまくいっている もの と考 え
れつつある.12)これ らの手法 も取 り入れていけば,
られ る.逆 に算数好 きといっている者であって
いわゆる空間的状況の一部が見 えるのではない
も授業 にあまり参加せず, あ くび, よそ見など
か と考 えている.
をしていた児童は全体の変動が小 さ く,算数嫌
甘.ま
いといっている者で も担任教師が授業 に積極的
と め
に参加 させ ようとして,指 名 した り,本読 みさ
3小学校の 5, 6年生20名延べ 5クラスの 「
算
せ た りした児童は全体 の変動が大 きい. これは
数」の授業過程 における G
S
R,心拍数,皮下体
本間8)が述べ る し一時間の授業 に関す る限 り,
温の変動 を携帯型測定装置 を用 いて検討 した結
GS
R反応のよさ,従 って,授業 によく入 りこめ
莱,次の ようなことがいえた.
るか どうかは, 日常その教科が得意か不得意か
(
1
) 被検者の GS
Rの実測値および変化値の波形
には直接 は関係 しない.」 と一致 し, よく理解で
きる.
-A型),小
か ら,実測値 ・変化値 を小 ・小 (Ⅰ
心拍数 も状況で変勤 しやすい. その中で,授
(Ⅰ
Ⅰ- B型)の 4つの型 に分類 したところ,そ
業開始後 に心拍数の減少,終 了間際 に心拍数の
・大 (I- B型)
,大 ・小 (
Ⅰ
Ⅰ- A 型)
,大 ・大
れぞれ11
, 2, 3, 4名 となった.
増加あるいはそれ らの傾向が多 くの被検者 で認
(
2
) 算数の好 き嫌 いとの関係 では,
『
嫌 い』 と回
め られたのは興味深 い.心理的 な理 由づ け とし
答 した者 はすべ て Ⅰ型 を示 した.
ては,例 えば次の ようなことも考 えられ るであ
(
3)
性格調査 との関係 か らみると,各項 巨
=こ対
ろう.すなわち, (
被検者 という人為的要因 もあ
し積極性 をもつ と考 えられ る者 ほどⅠ
Ⅰ聖の出現
って)緊張感はむ しろ授業直前の方が強 く,授
率が高 くなる (
Ⅰ
Ⅰ型 は 7名 車 5- 6名に対 し,
業開始早 々担任教師の一言で緊張がほ ぐれた.
Ⅰ型 は1
3名 車 5- 6名)傾向がみ られた.
授業過程 と G
S
Rの変動 をみると,挙手 ・指
授業終 了間際は今行 っていた授業 内容 に対す る
(
4)
例 えば "
面 白かった'
'
,"
積極的 に参加で きだ '
名 ・本読み ・発言 など積極的 に授業へ参加 した
というような充実感や興奮反応が現れた といっ
者 ほど G
S
Rの変動が大 きく現れた.
たことである. こういった精神面が神経伝達系
を介 しての生体反応へ影響 したことが考 えられ
る.
最後に,研究にご理解 とご協力を戴いた学校各位,
校長先生はじめ諸先生方,被検者となってくれた皆
また,授業中被検者の多 くに体温の上昇が観
さん,研究に参加 してくれた愛知教育大学学生諸氏
察 された. これは授業 に対 して積極的参加であ
に謹んで感謝の意を表 します.本研究の一部は文部
れ消極的参加であれ,授業 を していない時 より
45011
2:
代表
省科学研究費補助金 (
一般研究 B 01
4
7
8
学校保健研究 J
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9
9
4
反応類型 (
1)-,宮城教育大学紀要,1
8
,8
6
1
0
0
,
天 野敦 子 ) に よる.
1
9
83
参考 文献
8) 本 間明信 :授 業 におけ る試行 と情動 のかかわ り
1)新美良純 :皮膚電位測定法 (
苧 阪良三,宿 )心
およびその集団相互作用, 日本教育工学雑誌,8 (
3)
,
理学研究法3
,5
1
7
6
,東京大学出版会,東京,1
9
7
3
9
7
-1
0
6,1
9
8
4
9)本 間明信 :G.
SR.
による授業 の研究,宮城教帝
2)橋本 邦衛,他 :精神 電流反応 (
皮膚 電気反射 )
,
生体機能の見かた,6
1
-69, 日本出版サー ビス,東
京 ,1
9
73
大学紀要 ,2
0,2
74
9,1
9
85
1
0)清 水貞夫 :情動測定 による授業分析法 の開発 と
3) 堀忠雄 :生理心理測定 に よる教授 ・学習過程 の
教授学への利用 一授業 GSR- ン ドブ ック一,昭和
5
6・5
7
年度研究成果報 告書 ,1
9
8
3
分析 ,福 井大 学教 育実践 研 究指導 セ ンター紀要,
4,4
85
8,1
9
8
0
ll)上 月節子 :心 身障害 児のテ レビ視聴 時 におけ る
生理 ・心理反応, 日本教育工学雑誌,1
0 (3),3ト
4)堀忠雄 :皮膚電位測 定法 に よる学習過程 の分析,
,5
4福井大学教育実践研究指導 セ ンター紀要 ,5
6
3
,1
9
81
4
2
,1
9
86
1
2)徳 田哲男 :自発性 皮膚電位反射分析 用プ ログラ
ムの開発 に関す る研究, 人間工 学 ,2
2
,1
4
9
1
5
2
,
5)村 井護 ,他 :皮膚電気活動 か らみ た授業分析 ,
1
9
8
6
7
82
,1
9
85
日本教大協研究集会 発表要 旨,7
6)本間明信 :GSRによる授業研究 一授業場面 での
個 人のGSR-,宮城教育大学紀要 ,1
7
,3
2
0
3
3
4
,
(
受付
9
3.7.
3
0 受理 9
4.7.8)
連絡 先 :〒4
4
8愛知 県刈谷市井 ヶ谷町広沢 1
1
9
8
2
愛 知教育大学養護教育教室 (
波速 )
2)一授業 GSR
7)本間明信 :GSRによる授業研究 (
学会事務局か らのお願 い
◎本学合 の会計年度 は 4月 1日か ら翌年 の 3月3
1日までです.
0
0
0円 をお支払 い下 さい. お支払 い方法 は郵便振替 による
平成 6年度合 資未納 の会 員 は年会 費7,
こ とにな ってお ります 。現金書留等 に よる送金 は ご遠慮噸 い ます.
なお, 1年 間以上会 費未納 の場合 は,新年度 か らの機 関誌の発送 を停止 してお りますのでご了
泉下 さい。
◎本年度 を もって過食 を希望 され る会 員,及 び,住所 または所属 を変更 され た会 員 は,事務 局 まで
速や か に文書 にてご連絡下 さい。
連絡先
〒1
02東 京都 千代 田区三番町 1
2
大妻女 子大学 人間生活科 学研究所 内
日本学校保健学合事務 局
電話 0
3
5
2
75
6
0
4
7
振替 口座番号 :0
01
8
0
2
71
9
2
9 加入者 名 :日本学校保健学会
学校保健研究 J
PnI Sc
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6:1
9
9
4:4
7
9-4
8
6
保健学習 における教材型 と
興味関心 の関連性 に関す る研究
寺
田
光
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田
宏
明
京都教育大学
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on.
キー ワー ド:保健学習,保健教材,教材型,興味関心,高校生
1.緒
言
材型 としては,学習領域 に もよるが,概 して医
学 ・生物学的 な ものに偏 りやすい. しか し基本
保健学習はお もに健康 に関す る知識理解 と問
的 には学習 目標達成 に向けて教師が生徒の興味
題認識 を深める場であ り, もとよ り教師 は生徒
関心 に配慮 しつつ適切 な もの を選ぶべ きである
が学習 に対 して高い興味 と関心 を示す ことを願
との基本的な考 え方 に立 ち,今回,高校生 を対
っている. しか し現実 には生徒 はそれほど高 い
象 に して,本研究 における独 自の教材型別の教
興味関心 を示 していないようであ りきト 5)どの よう
材 に対 す る生徒 の興味関心度 を12学習主題 にわ
に して興味関心 を高め るかにつ いては今 日大 き
たって調べ ようとした.本研究の 目的 は保健 に
な課題 として残 され ている.
これ まで保健学習 に対す る生徒 の興味関心 を
高め る方法 として教材の視聴覚化や実験実習化
が提唱1)6)され
また教科書中心の授業が改め ら
礼, いろいろな授業形式が提案 されて きた?)7)し
か しこれ らはいずれ も授業 に臨む ときの方法 で
おける教材型が生徒 の学習 に対す る興味関心 に
影響 を及ぼす との仮説 を生徒 に対す る調査 によ
って確 かめ ることである.
2.対象および方法
1)調査方法
あ り,生徒 たちが どの ような保健学習の教材 を
調査対象は京都府下の高校 2校 で,対象者 は
求めているか とい う基本的な調査研究 に関 して
第 1- 3学年の男女 である.調査実施方法 とし
は必ず しも進 んでいないように思われ る.
学問領域か らみた保健学習の教材 の属性 をこ
こで教材型 と呼ぶ ことにす ると,保健学習の教
ては,第 2学期 に教師の指導下で質問紙 に無記
名, 自記式で記入 させ, その場で回収 した.育
効回答数は男子3
63名 (1年生 157名, 2年生 185
4
8
0
学校保健研究 J
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表 1 本研究 において用いた主題 と教材項 目1
か らだの発育の しくみ
か らだの発育 して きたようす と私 たちの行動
か ら だ の 発 育 i… か らだの発育 に影響 をお よばす生活環境 の問題
呼
呼吸のはたらさと肺の しくみ
呼吸や肺の病気 と闘 う人の ようすや予防のための私 たちの行動
と 肺 (≡ 呼吸や肺の病気 ヒ生活環境 の問題 の関係
吸
血液のはたらきと心臓の しくみ
血管や心臓の病気 と闘 う人々のようすや予防のための私 たちの行動
血 液 と 心 臓 (≡血管や心臓の病気 と生活環境 の問題 の関係
か らだ の 成 熟
思春期 におこる声変わ りや乳房のふ くらむ しくみ
思春期のか らだの変化 と私 たちの行動の変化
暖 かい家族)
…母乳保育の現状 と生活環境 の問題 (
(
思春期 におこる女性 の月経の しくみ
女子の二次性散 と私 たちの行動 として注意す ること
女 子 二 次 性 徴 ‡… 思春期の女子がすこやかに成長で きる生活環境
男 子 二 次性 徴
エ
イ
エイズ という病気 とその伝染の しくみ
エイズ と闘 う人々の ようす と予防のための私 たちの行動
ズ i… エイズの世界的な広が りと生活環境の問題 としての予防方法
心 身
の 相 関
精 神
の 発 達
欲 求
と悩 み
家庭生活 と健康
男 女 の 役
思春期 におこる男性の精通の しくみ
男子の二次性徴 と私 たちの行動 として注意す ること
‡…思春期の男子がす こやかに成長で きる生活環境
心 と身体 のつなが りと健康の しくみ
豊かな心 と身体 をきたえるための私 たちの行動
… みんなが健康的 に生 きられ るような生活環境の問題
‡
人間の脳 と知情意の発達の しくみ
自己への意識 と自分 らしくなるための私 たちの行動
… よ りよ く生 きるための生活経験 と生活環境 の問題
‡
思春期青年期 におこる欲求の広が りと適応の しくみ
思春期青年期の不安や悩 み と私 たちの行動
… 思春期青年期の生活環境 と遺徳 を守 ることの大切 さ
t
妊娠,出産,生命の誕生す るしくみ
結婚 して子 ど もを育てる家庭生活,私 たちの行動
‡… 子 どもの数が減 った r
),離婚が増 えている生活環境 の問題
思春期のか らだ (
男はがっ しりと女 はふ っ くらとなるか らだつ き)の しくみ
思春期の私 たちの行動の変化 (
男 らしく,女 らしくなる)のようす
…社会,学校,家庭生活の中で男性の役割,女性の役割がで きて くる生活環境の問題
割‡
ilはB型,2はP型,3はS型教材 であることを示す.
なお,下記の ような5
段階で興味関心度 を回答 させ た.
興味関心が強 くある----5
興味関心がある-興味関心があま りない---2
興味関心がない--
・
4
・
l
どち らで もない-・
・
---・
3
寺田ほか :
保健学習における教材型と興味関心の関連性に関する研究
481
塞, 3年生21名)
,女子384名 (1年生219名, 2
にB
,P,および S型教材の順 に配置 し,文意 を
年生 159名, 3年生 6名)である.
正確 に伝 えられ るように各文中において特 に強
調査内容 としては保健学習の 「
現代社会 と健
康」, 「
生涯 を通 じる健康」
,および 「
集団の健康」
調す る語句にア ンダーラインを付 けた.
本調査 は生徒 の保健教材 に対す る興味関心の
の中か ら,身体,精神, またはそれ らの両方に
強 さを測 る ものであ り, その成績 は基本的 に生
関連す る12主題 (
以下,学習主題 とい う) を任
徒 の学習意欲 を含 む生活態度 ・行動 に影響 され
意 に設定 し,各主題 にそれぞれ 3つの教材項 目
ることが十分予測 され る. したが って,将来の
(
教材 にな り得 る素材 を含む.以下, それぞれ
同調査 と比較 す るために も,調査時点 における
を型 または教材型 という)
,合計 3
6
教材項 目を揺
日常生活態度お よび行動 に関する生徒集団の属
示 して,それぞれに対す る学習の興味関心度 を
性 を明 らかに してお く必要があると考 えられ る.
5段階評価で回答 させ た.教材型の提示文は表
そのため本調査 と同時 に運動,食事,睡眠,隻
lの通 りである. また教材型の内容 としては次
活意欲,学習意欲,人間関係 につ いて 1項 目づ
の ようである.
つの本研究独 自の質問 を設 け, 5段階法 によっ
B型教材 :医学 ・生物学的 (
以下,Bi
ol
o
gi
c
a
l
の B を記号にする)な考 え方 をとることを想定
て自己評価 させ た.質問文は表 2の通 りである.
した教材 であ り,主 にか らだの科学的 メカニズ
教材型ご との興味関心度 は 5段階評価の平均
ムに関す る知識理解 と問題認識 を深め ることを
得点 とその標準偏差 で表 し,B,P,および S
意図 した教材 として位置付ける.質問紙上 では
型教材の得点の平均値 をその主題 の興味関心度
「しくみ」 とい う言葉 で表現 した.
2) 統計解析方法
とした.平均得点の教材型間の差の検定 には分
P型教材 :個人生活行動 (
以下,Pe
r
s
ona
lの
Pを記号にする)を顧みる教材であ り,主に個人
he
f
f
6の多重比較法8)を,男女間では
散分析 と Sc
生活 における健康の知識理解 と問題認識 を深 め
した. なお結果 の分析 にあたっては, まず学年
ることを意図 した教材 として位置付 ける.質問
別性別の成績 をみ ることに したが, この うちと
t検定 をそれぞれ用 い,危険率 5%以下 を有意 と
紙上 では「
私 たちの行動」とい う言葉で表現 した.
くに学年別 につ いては調査結果 に関 し有意の差
S型教材 :社会科学的 (
以下 ,So
c
i
a
lの Sを
異が認め られなかったため,本報告では学年 を
記号 にす る)な考 え方 をとることを想定 した教
-持 して分析 す る方法 をとった.
材 であ り,主に健康問題の社会科学的 な理解 と
3.結
問題認識 を深め ることを意図 した教材 として位
置付ける.質問紙上 では 「
生活環境 の問題」 と
いう言葉で表現 した.
果
生徒 の 日常生活態度および行動 に関す る自己
評価の結果 を表 2に掲 げた.最 も高 い得点は男
生徒 に回答 させ るに先立 ち, まず調査 目的 と
女 とも 「
人間関係」 であ り,低 い ものは男子で
用語の説明を行なった. とくに教材型 を示す用
は 「
睡眠」,女子では 「
運動」であった.男子は
語 につ いては誤解の生 じないよう文章お よび 口
女子 に比べ て 「
運動」 と 「
生活意欲」の得点が
頭 で説明 した.説明内容 としては全生徒 に統一
高 く,「
人間関係」 と 「
睡眠」の得点が低 いこと
的にとらえられるようにするため, 「しくみ」 と
が認め られた. 「
食事」 に関 しては性差 は認め ら
はか らだの科学的 メカニズム, 「
私 たちの行動」
れなかった.
とは自分,家庭,友達 など身近 な人の 日常的 な
主題 に対する興味関心度,すなわち B,P,お
行動,そ して 「
生活環境 の問題」 とは社会生活
よび S型の平均得点 は表 3の通 りである. ほ と
を営む上 でみんなが考 えるべ き問題, であると
定義 した.
すなわち 「どち らで もない」 との回答 であった.
教材型の提示文作成 にあたっては各主題 ごと
ん どの主題 に対 して興味関心度 は 3付近 の数値
呼 吸 と肺」
この うち特徴的 な もの としては, 「
4
8
2
学校保健研究 J
PJ
lISc
k
o
o
I
He
al
i
h36:1
9
9
4
表 2 生徒の u常生活態度 ・行動の自己評価
運
男子
女子
動a
3.
5±1.
2
41
2.
9±1.
29
食
事b
3.
9±0.
97
4.
0±0.
95
睡
眠C
3.
0±1.
081
3.
2±1.
06
生活意欲
学習意欲e
人間関係 f
3.
3±1.
2
9
3.
4±1.
2
3
4.
0±0.
961
4.
3±0.
72
d
3.
2±1.
12
1
3.
0±1.
07
女子 に比べて有意
質問 「よく運動 した り,身体 をきたえた りしていますか」
質問 「
食事は好 き嫌 いな く,おい しく食べていますか」
質問 「
夜は ぐっす りと眠れ,朝 はすっきりと起 きられ ますか」
質問 「自分の能力や興味 ・関心 を伸ばそうと何か努力 していますか」
質問 「
学校での学習や部活動 に自分か らすすんで取 り組んでいますか」
質問 「
家族,友達,先生 など, まわ りの人々と仲 よく生活 していますか」
表 3 主題 に対する興味関心度
主
題
学習主題
3.
02±0.
96
2
2.
90±1.
00
2.
91±0.
9
8
3.
1
0±0.
96
3.
01±0.
98
2.
91±0.
96
3.
65±1.
00
3.
2
0±0.
9
8
3.
1
2±1.
00
3.
1
5±0.
97
3.
22±1.
04
3.
1
6±0.
96
か らだ の 発 育
呼 吸 と 肺
血 滴 と心 臓
か らだ の 成 熟
女 子 二次性 散
男 子 二次性 徴
エ
イ
ズ
心 身 の相 関
精 神 の 発 達
欲 求 と悩 み
家庭生活 と健康
男 女 の 役 割
回答法は表1に同 じ
平均 ±標準偏差
>
n
男 子
女
S,B>PI
S,P>B
ns
2
P,
子
S>P,B
P>S>B
p>S>B
S>P>B
BBSB
> ,> >
sS S B S
ns ns ∩s ∩
>> II
D
⊥D
⊥P P
興味関心度 1
S
>
s s s s s s s sB
nnn∩∩nnn
か らだ の 発 育
呼 吸 と 肺
血 液 と心 臓
か らだ の 成 熟
女 子二 次性徴
男 子二 次性 徴
エ
イ
ズ
心 身 の相 関
精 神 の 発 達
欲 求 と悩 み
家庭生活 と健康
男 女 の 役 割
衰4 興味関心度の教材型間の差異
I 印は有意差のあるこ とを示す
2 sはB,P,お よびS教材型のそれぞれの間 に
有意差の な い ことを示す.
「
血液 と心臓」 な どの人体 の基礎 的 な主題 に関
子二次性徴 」 「
エ イズ」 お よび 「
心身の相 関」 の
しては興 味 関心 が低 く,エ イズ に関 しては興味
4主題 では B
PSの間 に有意差 は認 め られなかっ
関心 が高 い ことであ った.
たが, 「
か らだの発育」 と 「
か らだの成熟」 では
教材型 に対 す る男女別 の興味 関心度 は図 1の
S型教材 が有意 に高 く, また
「
呼吸 と肺 」 「
血液
通 りである.図中の B
PS各軸 はそれぞれ教材型
男女の役割」 お よび 「
欲
と心臓」 「自己の形成」 「
の得点 を表 し,M 軸 (
Mea
nの意 )はそれ ら 3
求 と悩 み」 で は P型教材 が有意 に高 い こ とが,
着 の平均 点 を表 す. また教材 型 間 の得 点 の男女
そ して 「
家庭生活 と健康」 では Pと Bが Sよ り
別有意差検 定 の結果 は表 4の通 りであ る.男子
高 い こ とが それ ぞれ認 め られ た.
か らだの発 育 」 で は Sと B
では12主題 の うち 「
これ らの結果 か ら男女差 につ いて まとめ た も
が Pよ り高 く, 「
呼吸 と肺」 で は Sと Pが Bよ
のが表 5である.B型教材 につ いて男子の方が
り高 く, そ して 「
男女 の役割」 では Pと Bが S
興味関心度が高 い ものは 2主題 ,女 子 のそれ は
よ りそれ ぞれ高 い ことが認 め られ た. その他 の
3主題 であ った.P型教材 につ いては男子の方
9主題 に関 しては BPSの間に有意差 は認め られ
が興 味関心度が高 い もの はな く,女 子 の方が興
男
なか った.一方,女子では 「
女子二次性徴 」 「
味関心度が高 い もの は 9主題 であ った. また S
483
寺田ほか :保健学習 における教材型 と興味関心の関連性 に関する研究
M
M
呼吸 と肺
血液 と心臓
M
M
M
女子二次性徽
男子二次性徴
エ イズ
か らだの発育
精 神 の発達
-
男子
家庭生活 と健康
欲求 と悩 み
一
一
一
- - 女子
男女 の役 割
図 1 教材 型 に対 す る主題 別男女 別 の興 味 関心 度
表 5 主題 に対 する興味関心度 の男女差
P型教 材
S型教材
F2
F F nSF nSF nSF nSF nS
S
ns
l
ns nsms F nSF aS ∩S nSF M
か らだ の 発 育
吸 と 肺
血 液 と心 臓
か らだ の 成 熟
女 子 二 次性 徽
男子二次性徴
エ
イ
ズ
心 身 の 相 関
精 神 の 発 達
欲 求 と悩 み
家庭生活 と健康
男 女 の役 割
呼
B型教材
nF F F F aSF nSF F F F
学習主題
nsは男女間に有意差が な いことを示す
Fは女子の興味関心度が男子 よ り有意 に高 いこ とを示す
M は男子の興味関心度が女子 よ り有意 に高 い こ とを示す
4
8
4
学校保健研究
ノ
如 JSc
ho
o
IHe
al
t
h3
6,1
9
9
4
表 6 男女別にみた 5段階評価1による平均興味関心度
男子
女子
B型教材
P型教材
3.
03±0.
76
3.
07±0.
6
5
3.
03±0.
792
3.
2
6±0.
66
a
S型教材
3,
03±0.
771
3.
22±0.
69
…
l
5段階評価の回答法は表 1に同 じ
女子に比べて有意に低い
女子B型教材に比べて有意に高い
型教材 につ いて も男子の方が興味関心度が高 い
に興味関心度の低 さを表 している. この うちと
ものはな く,女子の方が興味関心度が高 い もの
血液 と心臓」などの人体の基
くに 「
呼吸 と肺」 「
は 7主題 であった.
礎的な主題 に関 しては興味関心が低 いこと,エ
全主題 の興味関心度の平均得点 は表 6の通 り
である.男子は 3教材型の間に興味関心度の違
イズに関 しては興味関心が高いことが特徴的で
あると思われ る.
いはみ られないこと,女子では P型教材 と S型
教材 の型の分類 としては要素的認識 を養 う教
教材 に対す る興味関心度が B型教材 に対するそ
材,概括的認識 を養 う教材,実践的認識 を養 う
れ よ り高 いこと,および,女子は男子 に比べて
教材 などに分 ける方法が これ までに報 じられて
P型教材 と S型教材 に対す る興味関心度が高 い
1、る.ll
)これ に対 して本研究 においては一つの学
ことがそれぞれ認め られた.
習主題 に関連 して
4.考
察
上記の結果か ら,お もに身体,精神,お よび
B,P,および S型 とい う三
つの教材型 を生徒 に提示す る方法 を採用 した.
保健教材づ くりの在 り方に関す るこれ までの報
告3)10)12)-3)14)15)においても,このように学習主題
身体 と精神 の関連 に関す る学習主題 においては
に対 して BPS, またはそれに類似 した複数の教
教材型 と生徒 の興味関心度 には一定の関連性が
材型 を設定する方法 に関 して言及 された ものは
あること,興味関心度 には男女差があることな
な く, これにつ いては本報告がは じめての もの
どか示唆 された. このことは,同一主題 を掲 げ
であると思われ る.
る授業 において も,取 り上 げる教材 の型 によっ
「
教材」 とは 「
教授者」 と 「
学習者」の間 を
て, また男女間で学習 に対す る生徒 の興味関心
1
6
)
あるいは一定の教育 目的 に した
媒介す る もの,
度が変わ る可能性 のあることを示 している.
が って選 ばれた教育内容 を学習者 に教 える際の
高校生の保健学習内容 に対す る興味関心度の
材料 となるもの16)と説明 され,教育 目的の設定
調査 としては,これまでに高校教師に対 して 「
生
次第で,教材 は教育内容その ものであった t
),
徒 はどの ような内容 に関心 を示 しますか」 との
別の ものであった りするとされる.
1
6
)
言 い換 える
質問 を行 ない,単元 ごとに 5段階評価 で回答 を
と, ある主題 を掲 げる授業 において,教材 の性
求めた ものがある?
)また同様 に教師 に対 して保
格 は教師が子 どもを前 に してこれ にいかに教育
健学習項 目につ いての教師 自身の興味 を調査 し
的働 きを持 たせ るか とい うことにかかっている
10)しか し個 々の学習主題 に対
た ものがみ られ る.
ことになる.
1
6
)
本研究では, この ような教材の考
す る興味関心度 を生徒 に尋ねた報告 としては,
え方に したがい,B,P,および S型教材 をそれ
中学生 に関 しては報 じられているがヲ
)高校生 に
自身教育内容 として扱 うことも可能であるが,
関す る ものは見 当たらないようである.調査結
基本的には主題 にかかわる 「
授業のね らい」 に
果 としては表 3の ようにほとんどの ものが3.
0
付
沿 った教育内容 を学習 させ るための教材 として
近 の数値 すなわち興味関心 につ いて 「どちらで
取 り扱 うことを想定 している.
もない」 とす る回答が多いようであ り,全般的
教材型 によって興味関心度が変化す る主題 と
寺田ほか :保健学習における教材型と興味関心の関連性に関する研究
485
しては, 12主題 の うち男子 では 3主題 ,女子 で
関連性 を検 索す るため, か らだの科学的 メカニ
は 8主題 であ U,女子 にやや 多い傾向がみ られ
ズムに関す る知識理解 と問題 認識 を深 め るため
た.内容 をみ ると女 子 ではその大部分 において
に用いる B型教材,個 人生活 におけ る健康 の知
P型教材 と S聖教材 に興味関心 を示 し,B型教
識理解 と問題認識 を深め るために用 いる P型教
材 に対 してそれ を示 さない傾向があ るようであ
材, お よび健康 問題 の社会科学的 な理解 と問題
U, これが女 子の特徴 ではないか と考 え られ る.
認識 を深 め るため に用 いる S型教材 をそれぞれ
この ような男女の特徴 は表 2に現 われ ている日
学習主題 ごとに設定 し,男女高校生747名 を対象
常生活態度 ・行動の性差 に何等 かの関連性 があ
にこれ らの教材 に対す る興味関心度 を 5段 階評
ることか も知れ ない.
価法 によって調査 した.結果 は次 の通 りであっ
本研究 における基本的事項 と して,各教材型
た.
の提示方法 にそれぞれ妥 当性 があ るか どうか と
(
1
) 身体,精神, またはそれ ら両方 に関連 す る
い う点 に関 しては明確 な結論 を得 るに至 ってい
学習主題 に対す る興味関心度 としては,3.
0
付近
ない. これ については調査実施 にあたって生徒
の数値 すなわち 「どち らで もない 」 とす る回答
全員 に用語説明 を統一的 に行 ない, かつ各文嚢
が多 く,全般的 に学習 に対 す る興味関心 の低 さ
中の強調箇所 にア ンダー ライ ンを付 けるなどの
血
を表 している. この うち とくに 「
呼吸 と肺」 「
方法 でで きるか ぎ り誤解や誤答 を避 けるように
液 と心臓」 など人体 に関す る基礎的学習 には興
した. しか し教材型の中には文章表現上 でやや
味関心が低 いこ と, また-一
方エ イズ に関 しては
分か りに くい部分が含 まれ るので, この点 につ
比較 的興味関心 が高 いことが特徴的 であった.
いては本成績 を踏 まえて今後検 討す る必要が あ
(
2)
ると思われ る. この よ うな課題 は残 され ている
1
2主題 の うちには,B
,P,および S型教材 の間
身体,精神 , またはそれ ら両方 に関連 す る
が, しか し保健学習 における教材型が高校男女
で興味関心度 に差 が認め られ る主題 と,認め ら
生徒 の保健学習 に対す る興味関心度 に影響 を及
れ ない主題 があった.B
P
S間で興味関心度 に差
ぼ している可能性 は本研究結果 か ら十分示唆 さ
が生 じた主題 は,男子 では 3主題 ,女子 では 8
れ る.従来の保健学習 において,一つの学習主
主題 であ り,女子 に多 い傾 向が認 め られ た.
題 に対 して定型的 な教材 が画一的 に取 り上 げ ら
(
3
) 女子では B型教材 よりも P型教材 と S型教
れ る傾向があるとすれば,生徒 の学習への興味
材 に興味関心 を示 す傾向が認 め られ た. また男
関心 を高め る観点か らみて今後改めてい く必要
子 では興味関心 の高 い教材型が主題 によって異
が あるのではないか と考 えられ る.
本研究 は生徒 の保健教材型 に対 す る興 味関心
なるため,興味関心 の高 い教材型 の傾向 を特定
す ることはで きなか った.
の強 さを測 る ものであ り,表 3-6と図 1に掲
(
4)
げ る成績 は基本的 に生徒 のその時点 における生
保健学習の展開 に関 してみ る と,上 記の成績 か
身体,精神 , またはそれ ら両方 に関連 す る
活態度 ・行動 に影響 され ることが予測 され る.
ら,今後一つの学習主題 に対 して定型的 な教材
そのため,本研究結果 を将来のそれ と比較 す る
をL
1-的 に取 り上 げ られ るのではな く,生徒 の
うえで も,対象集団の生活態度 ・行動 の成績 を
学習への興味関心 を高め る観点か ら,学習主題
明 らかに してお く必要 がある. この ような観点
に応 じた B
P
S型教材の適切 な組 み合わせが重要
か ら,本研究 における興味関心度 の成績 は,塞
であ ることが示唆 され る.
本的 には表 2に掲 げ るような成績 をもつ生徒集
団 につ いて言 い得 る ものであろ うと思 われ る.
5.要
約
保健学習 における教材型 と生徒 の興味関心 の
引用文献
1
)藤井英美,寺田光世 :高校保健教育の現状から
みた教育方法の改善に関する研究,学校保健研究,
No.
1
40,402
407,1
9
71
4
8
6
2)探野明 :保健授業 を育てるには一問題点 と対策
(
高校 )
,学校保健研究,2
0,47347
8,1
9
78
3) 内山源,住谷里子 :保健授業 を育てるには-問
題点 と対策 (
高校)
,学校保健研究,2
0,479
4
89,
1
9
7
8
4)和暦正勝,下村義夫,面沢和子,永瀬春美,也
本百合子 :生徒 か らみた保健の授業の実態 につい
て,学校保健研究,21
,52
3-531
,1
979
5)上野純子,大津一義,大沢清二 ,川畑徹郎,斎
藤治俊,沢山信一,柴若光昭,田村誠,野村和雄,
藤田和也,森昭三 :教師 (
中 ・高校) を対象 に し
た保健授業 の実態 に関する調査研究,学校保健研
究,2
3,452
462,1
981
6) 文部省 :学習指導の工夫,地区別高等学校教育
過程講習会 (
保健体育)
,11
6-1
3
0,1
991
7)保健教材研究全編 : 「
授業書方式」 による保健
の授業,大修館書店,東京,1
9
87
8
)高木麿文,佐伯圭一郎,中井里史 :HALBAUに
よるデー タ解析入門,8489,現代数学社,京都,
1
9
89
9)大津一義,大沢清二,斎藤治俊,笹沢道明,沢
山信一,柴著光昭,野村和雄,藤田和也,森昭三 :
学校保健研究
J
PnIS
c
ho
o
IHe
al
i
h36;1
9
9
4
中学校 ・高等学校 における保健授業 に関す る調査
研究,学校保健研究,21
,5
0251
2,1
9
79
1
0)山崎秀夫 :高校 「
保健」における興味 と重視教
材に関する研究,学校保健研究,31
,2
75
2
85
,1
9
89
ll)和暦正勝 :保健科教育の授業過程,小倉学編,
現代保健科教育法,2
59
,大修館書店,東京,1
974
1
2)佐伯重幸 :保健教材の特性 と指導方法,学校保
健研究,2
0,45
7461
,1
97
8
1
3)森昭三 :保健の教材づ くり (
高校)
,学校保健研
究,21
,2
6ト265,1
9
79
1
4)田原靖昭 :保健 の教材研究 一保健の教材づ くり
(
中学)
,学校保健研究,21
,2
66-2
71
,1
9
79
1
5)和暦正勝 :わが国の保健学習に関す る最近の研
究動向,学校保健研究,35,3
66369,1
9
93
1
6)奥 田兵丈,河野童男監修,安彦忠彦,新井邦夫,
飯長喜一郎,木原孝博,児島邦宏,堀 口秀嗣編 :
現代学校教育大事典,P3
48351
, ぎょうせ い,東
京,1
9
93
(
受付
9
4.5.
3
0 受理
9
4.7.8)
遵絡兜 :〒61
2京都市伏見区保革藤森町1
京都教育大学 (
寺田)
学校保健研究 h7
7I Sc
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9
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4:487-49
5
報
C
Mによる中学生 の
テ レビたば こ
告
喫煙 に対 す るイメー ジへの影響
村 松
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江
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美 *8
*1
愛知教育大学
*2
愛知教育大学大学院
>
:
く
4愛知みずほ大学
*3
東京水産大学
*5
北海遺教育大学旭川校
*7日南町立岩見西小学校
*6中部大学
*8
安城市社会福祉協議会
AStudyon theimageofSmokingamongJuniorHigh SchoolStudents
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ng.
C
M
キー ワー ド :喫煙, イメー ジ, 中学生, テ レビたば こ
Ⅰ.は じめに
現在,我が国の成人喫煙者率 は男性 6
0%,女
また,最近 では青少年 の喫煙者率 の増加 と,喫
未成年
煙 開始年齢 の若年化 2)が指摘 され てお り,
か らの喫煙 開始 と健康影響 との関係 を考 えると,
性 13% であ り,経年的 にみて男性 では徐 々に低
音少年 に喫煙 の習慣 を身 につ けないようにさせ
下 しているが,
青年期女性 では増加傾向 にある.1)
ることは極 めて重要 である.
4
8
8
学校保健研究
最近 の我 が国では, テ レビ ・ラジオや新聞 ・
雑誌等の たば こ CM や たばこの 自動販売機 が 目
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6こ1
9
9
4
1.テ レビたば こ CM の収録方法
(
1
)1
993年 8月1
5日(
日)
か ら一週 間, 中部地区の
立 ち,青少年 の喫煙 を直接 的又 は間接 的 に促 し,
5局 (
NATV,CHTV,CBTV,TOTV,AI
TV)
彼 らを喫煙行垂加こ誘 っているといって よい状況
で放映 されたすべ てのたば こ CM を VTR に収
にあ るヲ
)
録 した.
諸外国の たば こ CM 規制4)をみ る と,米国,
(
2) VTR に収録 したたばこ CM 21
本の中か ら,
英 国 を始 め として,多 くの国 々でテ レビ ・ラジ
放映本数の多か った11
本 9銘柄 を選 び, それ ら
オ に よるたば こ CM が法律 で禁止 され ている.
の CM ll本 を表 1に示 す順序 に編集 した.
しか し,我 が国 にはテ レビのたば こ CM を禁止
2.たば こ CM に対す る中学生のイメー ジ調査
す る法律 はない. 日本 たば こ協会 が独 自の 自主
(
1) 対象者
規制 5)を実施 しているに過 ぎず,
午後 1
0時 5
4分以
対象者 は愛知県下 の A 中学校 2年生 1
5
7名(
男
)
降 には,たば こ CM が大量 に放映 され てお り㌘
子83名,女子7
4名)
,B中学校 2年生 116名 (
男
その内容 は興味 を引 きやすい ものである.現代
子62名,女子5
4名)の計 2
73名であった.
の青少年 に とってテ レビは生活 の一部 になって
(
2) 調査方法
お りf
)たば こ CM を放映 す ることによって,た
1)調査 内容
ば こに対 して肯定的 イメー ジを植 えつ けて しま
村松 ら8)が先 に報告 したイメー ジ調査 を参考 に
して,視聴前 には,テ レビのたば こ CM に対す
う可能性 が ある_
.
本研究 は,テ レビで放映 されているたば こ CM
るイメー ジと,①家族の喫煙状況,②家族の喫
に対 して, 中学生 にどの ようなイメー ジを持 っ
煙 に対す る関心,③本人の喫煙状況,④ 2
0歳 に
てい るか を明 らか にす ることを目的 と した.
なった時の喫煙意志,6)
たば こ CM に対す る関
心 の 5項 目を調査 した.視聴後 には,① たば こ
Ⅰ.調 査方 法
CM に対す るイメー ジ,② たば こ CM に対す る
テ レビのたば こ CM を収録 し,それ を中学生
関心,③ テ レビの視聴時間の 3項 目を調査 した.
収録方法 な らび にたばこ CM に対す るイメー ジ
2)テ レビたば こ CM に対す るイメー ジ
たば こ CM の イメー ジは楽 しい, さわやか,
調査 は以下 に示 す とお りである.
明 るい,大 人っぽ い, きれ い,男 らしい,気持
に視聴 させ, その前後 のイメー ジを比較 した.
ちが よい,格好 いい,面 白い,派手, おい しそ
5
う,活発,健康的, 自由気 まま,やす らぐの1
表 1 視聴 させたたばこCMの銘柄
視聴順
銘
柄
項 目につ いて,まった く思 わない (0点)
,思 わ
秒数
ない (1点)
, あ ま り思 わない (2点 )
,やや思
1
ラーク .ライ ト
3
0
う (3点)
,思 う (4点)
, とて も思 う (5点 )
2
サムタイム .スーパーライ ト
1
5
の 6段階のいずれかに回答す るよう求めた.
3
フィリップモリス.
スーパーライト
3
0
3)配布,回収 の方法
4
ケン ト.スーパーライ ト
3
0
配布,剛 又は教師の指導 の もとに,Aq
l
学校
5
七一ラム .ライ ト
3
0
では帰 りの時間,B 中学校 では理科 の時間 に行
6
キャスターマイル ド
3
0
った. 回収 は個 人の秘密 を守 るため に各 自の封
7
バージニアス リム.メンソール
3
0
筒 に入れ て行 った.
3.デー タ処理 な らびに比較の方法
8
ラッキース トライク .ライ ト
3
0
9
サムタイム .スーパーライ ト
3
0
デー タ処理 は名古屋大学大型計算機 セ ンター
1
0
キャビン .スーパ-マイル ド
3
0
FACOM -M 3
82を使用 し,演算 には SPSS第 9
l
l
フィリップモリス.
スーパーライト
6
0
版 を用 いた.検定 はx2
検 定 な らびに コルモ ゴロ
村松ほか :テレビたばこ C
Mによる中学生の喫煙 に対するイメージへの影響
4
8
9
フ ・ス ミル ノフ検 定 を用 い た. イ メー ジの 関連
0% と高 率 で, 次 いで,
での喫 煙 者 は, 父親 が 87.
要 因 の分 析 の ため に重 回帰 分 析 を行 った.
祖 父1
4.
1% ,母 12.
5% で あ った.
皿
.調査結果
家 庭 内 に喫煙 者 (
喫煙 家 庭 の生徒 を対 象 ) が
6%
い る こ とに対 して,「
何 と も思 わ な い」が 51.
(
1
) 家族 の喫煙 状 況 と家族 喫 煙 に 対 す る関 心
と高率 で あ り, 次 いで, 「
残 念 に思 う」 33.
2% ,
家 庭 内 に喫煙 者 が い る (
以 下 , 喫煙 家 庭 )者
「
良 い と思 う」4.
7% で あ っ た.男 女 別 で は 「
何
は70.
3% ,い ない (
以 下 ,非 喫 煙 家 庭 )者 は 29.
7
と も思 わ な い」 は それ ぞれ 55.
0%,45.
8% で あ
% で,喫 煙 者 が い る家庭 が 多 か っ た. 喫 煙 家庭
4% ,37.
3% で あ り, い
り, 「
残 念 に思 う」 は 29.
表 2 たば こCM に対 す るイメー ジ
N -2
72
健
康
的
(
%)
思
まった
(
わ
o点
ない
)
く 思(
わ
1点
ない
) 思
あ(
わない
2
ま
点)
り やや思
(3点)
う 思(4点 )
つ 思と(5
て
点)
つ
も 較
規準前
後1
の比
)
視聴前 1
91(
7
0.
2) 49(
1
8.
0) 29(1.
7) 2(0.
7) 1(0.
4) 0(0.
0)
視聴後 15
5(
5
7.
0) 55(
2
0.
2) 45(
1
6.
5) 8(2.
9) 4(1.
5) 5(1.
8)
**
おい しそう 視聴前 1
52(
55.
9) 5
5(
2
0.
2) 36(
1
3.
2) 1
3(4.
8) 7(2.
6) 9(3.
3) N.
S.
視聴後 1
3
4(
49.
3) 47(
1
7.
3) 51(
1
8.
8) 1
6(5.
9) 9(3.
3) 1
5(5.
5)
活
発
視聴前 1
3
6(
49.
8) 63(
2
3.
1) 59(
21.
6) ll(4.
0) 3(1.
1) 1(0.
4)
視聴後 96(
35.
3) 5
4(
1
9.
9) 7
0(
2
5.
7) 2
8(
1
0.
3) ll(4.
0) 1
3(4.
8)
気侍が よい
視聴 荊 1
35(
49.
5) 61(
2
2.
3) 52(
1
9.
0) 1
5(5.
5) 8(2.
9) 2(0.
7)
視聴後 9
4(
3
4.
6) 6
8(
25.
0) 63(
2
3.
2) 29(
1
0.
7) 8(2.
9) 1
0(3.
7)
面
白
い
視聴前 1
3
3(
49.
1) 6
8(
2
5.
1) 52(
1
9.
2) 1
3(4.
8) 3(1.
1) 2(0.
7)
視聴後 76(
2
8.
0) 62(
2
2.
9) 6
7(
2
4.
7) 3
4(
12.
5) 20(7.
4) 1
2(4.
4)
安
ら
ぐ 視聴前 1
29(
47.
3) 61(
22.
3) 43(
1
5.
8) 2
0(7.
3) 9(3.
3) ll(4.
0)
視聴後 1
05(
3
8.
6) 52(
1
9.
1) 6
0(
2
2.
1) 25(9.
2) 1
5(5.
5) 1
5(5.
5)
き れ
派
い
手
視聴前 1
2
8(
47.
1) 66(
2
4.
3) 6
5(
23.
9) ll(4.
0) 2(0.
7) 0(0.
0)
視確級 79(
2
9.
0) 62(
2
2.
8) 76(
2
7.
9) 27(9.
9) 1
8(6.
6) 1
0(3.
7)
覗 .前 1
2
4(
45.
4) 6
3(
2
3.
1) 5
9(
21.
6) 2
0(7.
3) 3(1.
1) 4(1.
5)
視聴後 77(
2
8.
3) 53(
1
9.
5) 64(
23.
5) 42(
1
5,
4) 1
8(6.
6) 1
8(6.
6)
さわや か
視聴前 11
9(
43,
6) 6
9(
2
5.
3) 60(
22.
1) 1
7(6.
2) 5(1.
8) 3(1.
1)
視 後 6
7(
2
4.
7) 5
8(
21A) 6
0(
22.
1) 45(
1
6.
6) 25(9.
2) 1
6(5.
9)
楽
し い
視聴前 11
4(
41.
8) 73(
2
6.
7) 71(
26.
0) 1
3(4.
8) 2(0.
7) 0(0.
0)
視聴後 69(
25.
4) 5
0(
1
8.
1) 70(
25.
7) 47(
1
7.
3) 2
6(9.
6) 1
0(3.
7)
明
る
い
視聴 前 1
0
8(
3
9.
7) 70(
25.
7) 6
7(
2
4.
6) 2
0(7.
4) 5(1.
8) 2(0.
7)
視聴後 5
4(
1
9.
9) 5
7(
21,
0) 5
0(
1
8.
1) 75(
2
7.
6) 22(8.
1) 1
4(5.
1)
格好 いい
視聴前
視聴後
91(
33.
3) 65(
2
3.
8) 60(
22.
1) 2
5(9.
2) 1
7(6.
2) 1
5(5.
5)
59(
21.
8) 43(
1
5.
9) 66(
2
4.
4) 53(
1
9.
6) 2
4(8.
9) 26(9.
6)
男 ら しい
視聴前
視聴後
84(
3
0.
8) 5
0(
1
8.
3) 5
7(
2
0.
9) 43(
1
5.
8) 22(8.
1) 1
7(6.
2)
5
6(
2
0.
6) 43(
1
5.
8) 60(
22.
1) 5
0(
1
8.
4) 31(
ll.
4) 32(
ll.
8)
**
**
**
*
**
**
**
**
**
**
*
自由気 まま 視聴前
視聴後
81(
2
9.
7) 5
0(
1
8.
3) 46(
1
6.
8) 4
8(
1
7.
6) 21(7.
7) 2
7(9.
9) N.
S.
6
0(
2
2.
1) 45(
1
6.
5) 49(
1
8.
0) 5
4(
1
9.
9) 35(
1
2.
9) 29(
1
0.
7)
大人 っぽ い
5
3(
1
9.
4) 41(
1
5.
0) 47(
1
7.
2) 70(
25.
6) 3
8(
1
3.
9) 2
4(8.
8) N.
S.
視聴 前
* * :p<0.
01, * :p<0.
05,N.
S.:有意の塞が か
-(コル モゴロフ・ス ミル ノフ検 定 による)
490
学校保健研 究
JPn
I Sc
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IHe
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t
h3
6:1994
ずれ も有意 な差 は認め られなか った. また,寡
別でみると, 「いや な思 いをす る」 はそれぞれ
庭内に喫煙者がいない (
非喫煙家庭の生徒 を対
65.
6%,76.
5% であ り,「
何 とも思わない」はそ
2% と高
象 )ことに対 して,「
良 いと思 う」が85.
れぞれ2
7.
6%,1
7.
3% であった.
率 であった.
(
4) 将来
(
2) 本人の喫煙状況
(
2
0
歳になった時)の喫煙意志
将来 (
2
0歳 になった時)「
吸わない 」とす る者
喫煙 したことがある者は全体 で1
7.
9% であ り,
は5
6.
0%, 「
吸 う」は9.
5%, 「
分 らない」は3
4.
4
男子2
6.
9%,女子7.
8%であ り,男子の方が有意
%であった.「
吸わない」の割合 を男女別でみ る
に高かった (
p<0.
01)
.家族の喫煙状況別 に比
較 す ると,喫煙家庭では2
1.
9%,非喫煙家庭 で
と,それぞれ40.
0%,74.
2% であ り,女子の方
p<0.
01)
.「
吸 う」はそ
が有意 に高率であった (
は8.
6% あ り,喫煙家庭の方が有意 に高か った
れぞれ1
5.
2%,3.
1% であった.また,喫煙家庭,
(
p<0.
01
)
.
非喫煙家庭別 にみると,「
吸わない」はそれぞれ
(
3) 喫煙者 と隣席 した時の反応
51.
6%, 66.
7% であった. 「
吸 う」 はそれぞれ
喫煙者 と隣席 した時 に, 「いや な思 いをす る」
は6
8.
9%,「
何 とも思わない」 は2
4.
5%,「
分ら
1
2.
5%,2.
5% であった.
(
5) テ レビたばこ CM に対するイメージ
ない」 6.
6% であった. 性別 にみ ると, 男子の
テレビたばこ CM に対するイメージは表 2に
「いやな思 いをする」 は61.
4%,女子 は77.
3%
示す. イメージ1
5
項 目で高率 を示 したのは,視
であ り,女子の方が有意 に高かった (
p<0.
01)
.
また, 「
何 とも思 わない」 はそれぞれ31.
7%,
聴前では,「
大人 っぽ い」を除 く1
4項 目で 「まっ
た く思わない」 であ り,次 いで,「
思わな い 」,
1
6.
4% であった. また,喫煙家庭,非喫煙家庭
「あまり思 わな い 」 などであった. いずれ もた
N-2
73
(
%)
的
やす らぐ
康
自由気 まま
健
発
図 1 たばこC
M視聴前後の比較
活
手
[
コ視聴後
お いし そ う
派
おも し ろ い
聴前
格 好 い い
い
視
気 特 がよ い
れ
い
男 ら し い
き
る
い
大 人 っぽ い
明
し
さ わ や か
楽
国
村桧ほか :テレビたばこC
Mによる中学生の喫煙に対するイメージへの影響
4
9
1
ぽ こ CM に対 しては否 定的 イ メー ジであ った.
ま り思 わ ない」 とす る否定的反応 を視聴 前後 で
なお,「
大 人 っぽ い」につ いては 「
やや思 う」が
比較 した ものが図 1であ る. 15項 目すべ てにお
25.
6% と高率 であ った. 同様 に,視聴後高率 を
いて肯 定的反応 が増 加 し, 「お い しそ う」 「自由
示 したのは,楽 しい,明 るい,男 ら しい,格好
気 まま」「
やす ら ぐ」を除 く12項 目にお いて有意
いい,大 人 っぽ いの 5項 目を除 く10項 目で 「ま
な増加が認め られ た.中学生 のテ レビたば こ CM
った く思 わ ない」 で あ った.視聴 前 に比 べ て視
に対 す るイメー ジは,たば こ CM を視聴 す るこ
聴 後 すべ ての項 目にお いて,「
やや思 う」「
思 う」
とに よ り肯 定的 にな るこ とが認め られ た.
「とて も思 う」 の肯 定的 イメー ジが増 加 した.
視聴後 に肯 定的反応 が有意 に増 加 した項 目を
視聴前後 の イメー ジは 「おい しそ う」「自由気 ま
表 3に示 す.男 子 では11
項 目,女 子 で は10項 目
大 人 っぽ い」を除 く12項 目に有意差 が認 め
ま」「
であ り,喫煙 家庭 ,非喫煙 家庭別 では, それ ぞ
られ わ.
れ 12項 目, 7項 目で あ り, また,喫煙 の経験別
テ レビたばこ CM の イメー ジをみた15項 目に
では, それ ぞれ 9項 目, 12項 目で あ った. いず
対 して,「とて も思 う+思 う+やや思 う」とす る
れ もたば こ CM に対 す る肯定的 イメー ジはたば
肯 定的反応了 まった く思 わ ない+思 わ ない+あ
こ CM を視聴 す るこ とに よって増 加 した.
表 3 視聴後 に肯定 ・許容のイメージが有意に増加 した項 目1
)
項
目
項 目数
名
子
(
N-1
45)
楽 しい, さわやか,明るい, きれい,男 らしい,気特がよい,
格好 いい,面白い,派手,活発,健康的
l
l
子
(
N-1
2
8)
楽 しい, さわやか,明るい,大人っぽ い, きれい,男 らしい,
格好いい,面白い,派手,活発
1
0
喫 煙 家 庭
(
N-1
92)
楽 しい, さわやか,明るい,大人っぽ い, きれい,男 らしい,
気梓が よい,格好 いい,面白い,派手,活発,健康的
1
2
N-8
1)庭
非(
喫
煙家
楽 しい, さわやか,明るい, きれい,格好いい,派手,活発
7
喫煙経験 者
(
N-49)
楽 しい, さわやか,明るい, きれい,気拝がよい,格好いい,
面白い,派手,活発
9
喫煙未経験希
楽 しい, さわやか,明るい,大人っぽ い, きれい,男 らしい,
1
2
タ享
女
1)p<0.
01またはp<0.
05で有意の増加がみ られた,
表 4 -人当た りの視聴前後のイメージの得点(
平均 ±標準偏差)
総 合 得 点
平均±標準偏差
A)
視 聴 前(
1
7.
4±1
3.4
平均
視 ±標準偏差
聴 後(
B) …B
i (
/A
倍)
25.
4±1
6.
8**
1.
5
人 数
2
73
男
子
1
9.
6±1
3.
9
2
7.
9±1
7.
7
**
1.
4
1
45
女
子
1
4.
9±1
2.
3
22.
6±1
5.
3
**
1.
5
1
2
8
喫 煙 家 庭
1
8.
8±1
2.
9
27.
3±1
6.
6**
1.
4
1
92
非喫煙 家庭
1
4.
1±1
3.
9
2
0.
6±1
6.4**
1.
5
81
喫煙経験者
2
5.
0±1
3.
2
35.
9±1
6.
0* *
1.
4
49
**:p<0・
01(コルモゴロ7・
ス ミル ノフ検定による)
4
9
2
学校保健研究 ノ
かII Sc
ho
o
IHe
al
l
h3
6:1
9
9
】
(
6
) テ レビたば こ CMに対す るイメー ジの得点
と分布
テ レビの たば こ C
Mの放映 に対 して了何 と も
4% と高率 で,次 いで,「あ ま り
思 わ ない」は50.
たば こ C
M に対 す るイメー ジの15項 目の合計
点 の平均得 点 と標 準偏差 は表 4に示 す.視聴 後
流 してほ しくな い」26.
8%,「
や め たほ うが いい」
24.
6% ,「よ くない と思 う」23.
9% であ った.ま
の総合得 点,男女 別,家族 の喫煙状況別,喫煙
M放映 に対 して 「いい と思 う」は
た,テ レビ C
経験 別 の得 点 は いずれ も視聴 前 に比べ て有意 に
男子 に,一方,「あ ま り流 してほ しくな い 」は女
A でみ る と,視聴 前 に比
高 くな った. また,B/
子 に高率 で あった.
し視聴後 には1.
4-i.
5
倍 とな った.視聴 後 の得
(
8
) 重 回帰分析
点分 布 は高得 点 の方 に有意 に分布 した. また,
重 回帰分析 を行 うに当たって,各要 因 に与 え
男女別,家族 の喫煙状 況別,喫煙経験 別 にお い
Mに
た点数 は表 5に示 した.視聴後 の たば こ C
て も,視聴 後 の平均 得点 の分布 は高得点 の方 に
対 す るイメー ジの15項 目の合計 点 を目的変数 と
有意 に分布 した.
し, 20歳時 の喫煙 の意志,受動喫煙時 の反応,
(
7) テ レビたば こ CMに対す る関心
家族 の喫煙状況,喫煙経験 の有無,性 を説 明変
テ レビの 「たば こ C
Mが多 い」は18.5% で あ
M を見 て,「たば こを買
った.また,たば この C
数 に して童 剛 爵分析 を行 った.結果 は表 6に示
01
す.T 値 の絶対値 は20歳時 の喫煙 の意志 の3.
2% であ った.C
M の最後
う人が増 える」 は58.
が最 も高 く,次 いで受動喫煙時 の反応,家族 の
にあ る未成年者喫煙禁止 の瞥告 につ いて,「
効果
喫煙状 況,喫煙経験 の有無,性 の順 となった.
8% と少 な く,「
思 わ ない」は91.
2%
が あ る」は8.
す なわ ち,20歳時 の喫煙 の意志別 では吸 う ・分
と高率 であ った. テ レビの たば こ C
M を見 て,
らな い とす る方 が , 受 動 喫 煙 時 の反 応 別 で は
3% であ り,男
「たば こを吸 ってみたい」 は17.
何 と も思 わ な い ・分 らな い とす る方 が, 家族
2%,8.
6% であ り,男子 の
女別 ではそれ ぞれ25.
の喫煙状 況別 で は喫煙者 あ りの方が,喫煙経験
01)
.
方が有意 に高 か った (
p<0.
の有無別 では経験 あ りの方が,性 別 では男子の
表 5 たばこC
Mのイメージの重回帰分析 で考慮 した要因 と与 えた点敬
説 明 因 子
与
え
た
点
数
受 動 喫 煙 時 の反 応
何 とも思わない .分 らない-1,いやな思 いをする-2
2
0歳時の喫煙の意志
吸 う .分 らない-1,吸わない-2
喫煙 経験 の有無
経験 あ り-1,経験 な し-2
家族 の喫煙状 況
喫煙者あ り-1,喫煙者な し-2
表 6 視聴後 におけるたばこC
Mのイメー ジについての重回帰分析結莱 (N-268)
説 明 因 子
偏 回帰 係 数
(
B)
Bの標準誤差
(
C)
T
値
(
B/ C)
準 化
偏 回帰 係 数
標
2
0歳時の喫煙の意志
-6.
86757
受 動 喫 煙 時 の反 応
-5.
6
4870
2.
3
02
03
-2,
45
-0.
1
56
49
家族 の喫煙状 況
-4.
3111
7
2.
096
48
-2.
06
-0.
11
739
喫煙経験 の有無
-5.
5
45
87
2.
79
409
-1.
9
8
-0.
1
2595
2.
2
79
88
-3.
01
定数 -62.
31
32
6,重相関係数 (
R)-0.
423
82,F値 -l
l.
472
9
4
-0.
2
03
41
村松 ほか :テ レビたば こ
C
Mによる中学生の喫煙に対するイメ-ジへの影響
493
方が肯定的 イメー ジが強 い.標準化偏 【
緋爵係数
思わな い 」は5
0% と高率であった.「あま り流 し
の絶対値か らの順位 では,家族の喫煙状況 と喫
てほ しくな い 」 は男子21
%,女子3
4% であ り,
煙経験の有無の順位が逆 となった.
Ⅳ.考
察
飽 戸'
j
'
は,「イメー ジは行動の準備状態の一つ
「いいと思 う」 は男子2
4%,女子 1
2% であ り,
M に対 しては男子 は肯定的,女子 は否
たばこ C
定的 な認識 を持 っていることが伺 える.
我が国のテ レビにおけるたばこ C
Mの放映 に
であ り,行動 ときわめて密接 な関連 にある. イ
は自主規制措 置 (
2
2
時5
4分以前 は放映 しない)
メージか ら行動が予測 で き, イメージを改変す
は とられてはいるが,2
2
時5
4分以降 は数多 くの
ることにより行動 を操作す るとがで きる. そ し
Mが放映 され ている.そのほ とん どが
たばこ C
て,知識 よりイメー ジの方が行動への インパ ク
Mの手法 をとり三
o
)
見ている人の興味
イメージ C
トは大 きい 」 としてお り,喫煙行動 を変容 させ
や関心 を引 くものである.今回の中学生のテ レ
るために, まず喫煙 につ いての イメー ジの内容
ビ視聴時間の調査 では,2
2
時5
4分以降の視聴率
分析が重要な課題 となる.
は少 ない ものの,最近 における中学生の就寝時
Mの視聴後 にイメージ
今回,テ レビたばこ C
の1
5
項 目すべてにおいて肯定す る反応が増加 し,
刻の深夜化の中で中学生がテ レビたばこ C
Mを
視聴 す る可能性 は極 めて高 い.
2
項 目において有意 な増加が認め られ
その うち1
では,rたばこ広告 を行 な う場
たば こ事業法 11)
た. また,男女別,家族の喫煙状況別,喫煙経
合は,喫煙 と健康 に関 して注意 を喚起す るとと
験 の有無別のいずれにおいて も視聴後 には肯定
もに,喫煙 の健康 に及ぼす影響 に関 して誤解 を
の内容が増加 している.
与 えるおそれのある広告 は行 なわないこと」 と
M に対す るイメ
本研究では,テ レビたばこ C
され ているが, しか し,放映 され るたばこ C
M
0歳時の喫煙の意志,受
ー ジを目的変数 とし,2
はその商品 を安全 とみなすイメージf
i
)
を持 ちやす
動喫煙時の反応,家族の喫煙状況,喫煙経験の
くしてお り,たばこ C
M に対す る肯定的 イメー
有無,性 を説明変数 として重回帰分析 を行 った.
M の最後の警告
ジは視聴後 に上昇 してお り,C
その結果 ,T 値の絶対値が最 も高かったのは2
0
表示 はあま り意味 を持 たない と考 えられ る. た
歳時の喫煙の意志であった.すなわち,2
0歳時
ばこ事業法 は無意味 になっているといえる.
の喫煙の意志がテ レビたばこ C
M に対するイメ
登場す る人物が画面 で商品 を飲 んだ り,食べ
0
歳時 に喫煙 し
ー ジに最 も影響 を与 えてお り,2
た りすればその宣伝 はよ り効果的 12)である.チ
ないとする者はたばこ CM に対 して否定的イメ
Mでは登場人物がたばこを吸 っ
レビのたばこ C
ー ジが強かった. このことは小中学校 の喫煙防
ている画面 を使用 し, うまさ,格好 よさを強調
止教育実践の中でたばこに対す る否定的 イメー
している.
8
)さらに,低 タール,低 ニ コチ ンを売
ジを強化することは2
0
歳時の非喫煙 につ なが る
り物 に,青少年が喫煙 で きるようなイメー ジを
可能性 を示 している. また,小中学校の喫煙防
作 り上 げている2)ことはたばこの健康への影響 を
止教育の効果 を評価す る上 で,2
0
歳時での喫煙
あま り考慮 していない様子が伺 える. おい しそ
の意志の確認は重要 な指標 となることが伺 える.
うにたばこを吸 う画面 を見た り, インパ ク トの
Mを
村松 ら8
)
の調査では,「テレビのたばこ C
強 い言葉 を問いた りした場合,その事柄 が いつ
見 て, たばこを買 う人が増 える」 と思 う児童 は
の間 にか潜在意識 の中に入 り込み,青少年のた
3
9% あ り,「テレビのたばこ C
M を見て,たばこ
ばこに対す る判断 を誤 らせ ると同時 に肯定的 イ
を吸 ってみたい」 と思 う児童 は 4% あった.本
メー ジを強化す る恐れがある.
調査の中学生 はそれぞれ5
9%,1
7% であ り,小
総理府世論調査 13)では,最 も心配 され るたば
学生 よ り中学生の方が高率であった. また, チ
こC
Mの影響 は,「未成年者の喫煙 を誘 うこと」
レビでたばこ C
M を流すことにつ いて 「何 とも
だ と指摘 されてお り,今回のイメー ジ調査の結
4
9
4
学校保健研究
果 か らも,同様 にたばこ CM は青少年の喫煙開
ノ
pnISc
ho
o
I
He
al
t
h36;1994
V.要
始 を助長 させ る危険性 はあることが示唆 された.
約
最近の我が国の成人男性 の喫煙者率は低下 し
今 日,世界各国が法律 によ りテ レビ, ラジオ
ているが,2
0-3
0歳代の青年期女性 の喫煙者率
のたばこ CM を禁止 しているが,我が国にはた
は増加1
)
している.この背景 には,女性の社会進
ばこ CM を禁止す る法律はな く,マスメデ ィア
出や,男女同権 の意識が高 くなったことなどが
にはたば この CM が 目立 っている.本報 では,
考 えられ るが,テ レビ ドラマなどの随所 に喫煙
テ レビで放映 されているたばこ CM に対 して中
場面が登場 し,「
喫煙 は格好 いい もの」 「おい し
学生が どの ようなイメー ジを持 っているか を明
い もの」 などのイメー ジが作 られていることや,
らかにすることを目的として,たばこ CM の VTR
低 ニ コチ ン,低 タール を売 り物 に したたばこ販
を見せ るイメー ジ調査 を行 い,以下 に示す成績
売の ターゲ ッ トが女性 に向けられ ていることな
を得 た.
ども考 えられ る.
(
1
) 視聴前のテ レビたばこ CM に対するイメー
本調査の喫煙経験者 は喫煙家庭 で2
2%,非喫
ジを項 目別でみると,「
大人っぽ い」の 「
やや思
煙家庭 で 9% あ り, また,2
0歳 になった時喫煙
う+思 う+とて も思 う」が4
8% と高率であ り,
す る意志がある者 は喫煙家庭 で1
3%,非喫煙家
次 いで 「自由気 まま」「
男 らしい」であ り,最 も
庭 で 3% あったことは,すでに報告 14)15)されて
低かったのは 「
健康的」の 1% であった.視聴
いる家族の喫煙習慣 と青少年の喫煙習慣形成 に
後は,「
大人っぽ い」は5
8% と高率で,次 いで 「自
関連があるとする結果 と同様 な結果が得 られ,
由気 まま」 「
男 らしい」であ り,低 かったのは,
喫煙者 と同居す ることによ り喫煙が誘発 されて
いることが伺 える.
「
健康的」の 6%であった.
(
2
) テ レビたばこ CM に対するイメージの肯定
我が国の青少年の喫煙防止教育 はまだ始 まっ
的反応 は視聴前 に比べて視聴後 にすべての項 目
たばか りである16) といってよい. 現在, 小 ・
において増加 し,1
2
項 目において有意 な増加が
中 ・高校生 に対 して各地 で喫煙防止教育が行わ
0
項
認め られた.男女別ではそれぞれ11
項 目と1
れま7ト 20)効果的な喫煙防止対策が模索 されている.
目,喫煙家庭,非喫煙家庭別では1
2
項 目と 7項
喫煙防止教育 による児童 ・生徒 の態度お よび行
2
項
目,喫煙経験者,未経験者別では 9項 目と1
動の望 ましい方向への変容 につ いては,最近の
目においてそれぞれ有意 な増加が認め られ,チ
喫煙 をめ ぐる周囲の状況 (
家庭内喫煙者, たば
レビたばこ CM を視聴 することで肯定的反応が
こ CM, たばこ自動販売機 など)が,教育効果
増加す ることが認め られた.
17)
を阻害 していることは充分考 えられ る.
(
3
) テレビのたばこの CM を見て,「たばこを買
今回の調査か ら,テ レビのたば こ CM は青少
年の喫煙 に対す るイメー ジを肯定的 に変化 させ
う人が増 える」 と思 う者 は58% と半数 を越 えた.
テ レビのたばこ CM を見て,「たばこを吸 ってみ
ることが示唆 された. WHO 21
)
は, たばこ CM
たい」 と思 う者 は1
7% であ り,男女別ではそれ
は最終的 には除去 を目指 して縮小すべ きもので
ぞれ25%, 9%であ り,男子の方が有意 に高か
あるとしてお り,諸外国の多 くがテ レビ ・ラジ
った.テ レビでたば こ CM を流す ことについて
オでのたばこ CM を禁止 しているように,今後,
0% あ り,「いいと思 う」
は「
何 とも思わない」が5
日本 において も青少年 を喫煙か ら守 るためには,
は男子 に高 く,「あま り流 してほ しくない」は女
テ レビによるたばこ CM の放映が禁止 されるこ
子 に高かった.
重回帰分析 の結果,
T値 の絶対値 は20歳時
とが望 まれ る. それ と同時 に,子供 たちを取 り
(
4)
巻 くたばこ環境 の制限すなわち家庭内の非喫煙 、
01
が最 も高 く,次 いで受動喫
の喫煙 の意志の3.
たばこの 自動販売機 の撤去 など社会的措置が施
煙時の反応,家族の喫煙状況,喫煙経験の有無,
され ることが急務 である.
0
歳時の喫煙の意
性 の順 となった.すなわち,2
村松はか こテレビたばこ C
Mによる中学生の喫煙に対するイメージへの影響
志 別 で は吸 う ・分 らな い とす る方 が , 受 動 喫 煙
時 の反 応 別 で は何 と も思 わ な い ・分 らな い とす
る方 が,家 族 の喫 煙 状 況 別 で は喫 煙 者 あ りの方
が ,喫煙 経 験 の有 無 別 で は経 験 あ りの方 が,性
別 で は男 子 の方 が肯 定 的 イ メー ジが 強 い.
4
9
5
査報告 ,3
8-43,1
9
81
ll) 衆議 院法制 局,参議 院法制局 :たば こ事業法,
たば こ事業,現 行法規総覧,第-法規 出版 ,9
043-
9
044,1
9
9
0
1
2)子 ど ものテ レビの合 :子 ど もの見 ている医療 品
(
5
) テ レビの た ば こ CM を見 る こ とに よ って,
CM,アル コール飲料 CM,FCT子 ど も向 けCM調
中学 生 には 肯定 的 な イ メー ジが 強 くな る こ とが
査報告 ,21-3
2,1
9
81
認 め られ た. この こ とは,毒 口放映 され て い る
M が 中学 生 の喫 煙 開始 を早 期
テ レビの たば こ C
化 させ ,助 長 させ る危 険性 を示 して い る. 従 っ
1
3)総理府広報室 :日本 人の酒 とたば こ,大蔵省印
刷 局,5
8-95,1
9
89
1
4)村松 常司,森 田稜,村松閲江 ほか :喫煙 の経験,
て, 青 少年 の喫煙 開始 を予 防 す るため には, チ
習慣 に影響 を及ぼす諸要因の研究,第2
率
私 男子大
レビたば こ CM の放映 禁 止 は急 務 で あ る.
学新 入生 につ いて,学校保健研究 ,1
8,3
4-39,
1
976
参考文献
1)厚生省 :喫煙 の状況,喫煙 と健康,喫煙 と健康
問題 に関す る報告書 第2
版,保健 同人社 ,5-1
3,
1
99
3
2)皆川輿栄 :喫煙 の低年齢化傾向 とその助長因子,
喫煙防止教育 とは,目的 と意義,喫煙 防止教育の
すすめ, ぎょうせ い,7-9
,1
993
3)皆川輿栄 :子供 を取 り巻 く社会環境 と喫煙 防止
教育,喫煙防止教育 とは,目的 と意義 ,喫煙 防止
教育のすすめ, ぎょうせ い,4-6
,1
9
93
4)
伊佐山芳郎 :たばこテレビCM禁止への遺 ,
TOPI
C,第5
号 ,2
8,1
9
87
665
7号 ,1
9
88年 1
1月 1日
5) 中 日新開 :1
6)金子修 己,村松 常司,村松成司ほか :テ レビた
ばこCMの放映 と問題 点, 中部大学工学部紀要第
2
8巻 ,1…9,1
9
92
7)子 どものテ レビの合 :テ レビ番組 と子 どもの心
の健康,テ レビと子 ど もの健康 ,FCTテ レビ診断
報告書 ,No
,
6,48,1
9
82
8)村桧常司,古田真司,村松 園江 ほか :テ レビた
1
5)高橋浩之,川畑徹朗 , 酉岡伸紀 ほか :青少年の
喫煙行動規定要 因 に関す る追跡調査,日本公衆衛
7,2
63-2
71
,1
9
90
生雑誌 ,3
1
6)厚生省 :青少年 の喫煙 防止教育,喫煙 と健康,
版,保健同人社,
喫煙 と健康 問題 に関す る報告書第2
21
5-22
2,1
993
1
7)村松 祭司,野村和雄,西川 房代 ほか :小学校 に
おける喫煙 防止教育の試み,1
年生 と4
年生 との合
,82-91,1
9
89
同授業,学校保健研究 ,31
1
8)西川房代,小川浩 ,富永祐 民 ほか :小学校 にお
ける喫煙 防止教 育の試み,学校保健研究 ,2
9,41-
49,1
9
87
1
9)村松 常司,片岡繁雄,小川浩 ほか :小学校 6年生
における喫煙防止授業の効果,
授業実施直後 ・1ヶ
月後の評価,学校保健研究 ,3
5,88-95,1
9
93
2
0)野津有司 :青少年 における喫煙 防止教 育の実験
,7
7-88,
的研究,秋 田大学教育工学研究報告 ,9
1
9
87
21)WHO:
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平 山雄,
ばこCMの放映状況 とCMに係 る小学生のイメージ,
他訳 )
,たば この害 とたたか う世 界,喫煙 の制限,
2,23
0-2
39,1
99
0
学校保健研究,3
結核予 防会 ,7
7-86,1
97
6
9)飽戸弘 :イメー ジの社会心理学,イメー ジの心
理学,潮出版社 ,2
5
8-2
65,1
9
70
10)子 どものテ レビの会 :子 ど もの見 ている医療 品
CM,アル コール飲料 CM,FCTチ ビ も向 けCM調
(
受付
94.6.3 受理
9
4.7.
2
0)
連絡先 :〒4
48愛知県刈谷市井 ヶ谷町広沢 1
愛知教育大学 (
村松 )
学校保健研究 J
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4
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6-5
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悩 み対処行動 を規定す る要因の構造
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宮崎大学教育学部保健体育科
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キー ワー ド :中学生,悩 み,対処行動,要因構造,パ ス解析
Ⅰ.緒
言
かなど何 らかの行動 をとる.心身の側 もそれに
応 じて様 々な反応 をす る. その時 に適切 な対処
思春期 にある中学生 は自分 自身の手で悩み を
行動が とれた場合,健康 は保 たれ る. しか し,
克服 し解決 しようと試みてはいるが,発育発達
逆 に能力 を越 えた り長期間持続 した りして多数
の途上期 であるため心身共 に情緒不安定であ り,
の悩 みが複合化す ると, ホメオスター シスの破
焦れば焦 る程 問題 を深刻化 させ解決 を困難 な も
のに している.
15)
綻 を来 し健康 は維持 で きな くなる.
近年,適切 な対処行動が取れ ないため,心理
人は悩 みなどのス トレッサ一に曝 された時,
的要因の絡 んだ身体症状や情緒的な問題 をもっ
それ を避 けるか解決克服す るか,或 いは耐 える
て保健室 を訪れ る生徒が増加傾向 にあるとの学
497
伊藤 :悩み対処行動 を規定する要因の構造
校現場か らの報告 を多 くみ るヲ)14)16)
領域 とした.個 人生活領域 では勉強,身体,隻
対処行動の健康 への影響 につ いて宗像 24)は,
活態度,将来,性格の悩 みの 5小領域 を,対人
不安や悩みなど様 々なス トレスに曝 され たとき,
生活領域 では異性,家庭,教師への悩 みの 3小
信頼 で きる人に相談 した り,趣味や娯楽, スポ
領域 を,集団生活領域 では友達, クラス,学校
ーツなどによって気分転換 を計 るなどの対処行
生活の悩 みの 3小領域 であ り,全11
小領域 によ
動が必要であ り,問題解決 に直接つ なが らない
って構成 した.各小領域 は更 に 9つの具体的悩
対処行動 をとる場合, 当面の問題や悩 みが解決
みによって構成 し,全項 目数 を99
項 目とした.
せず,ひいては神経症状態や半健康状態 に陥 り
やすいと述べている.
本調査内容 は,佐伯 11
)の悩 み調査表 を基本に,
)らの項 目を参考
内藤 ・遠藤,
1
9
)
広瀬ヲ
3
)
山形チ5)井川 1
よってこのような健康 リスクをも含め,悩 み
に構成 した.
問題 の解決 を図 るためには,悩 みその ものへの
悩 みの相談者 は,生活場面 を家庭,友達,学
対応 と共 に,その背景 に在 る生活環境や,悩 み
校 の三場面 に分 け,家庭場面 での相談者 を父母,
及び対処行動の相談者,或 いは対処行動 その も
兄弟,祖父母 とし,友達場面 での相談者 を親友,
のなど,多 くの背因への配慮が必要 である.
小倉9)も心身の健康の関連要因モデルに於 いて,
それ らの関連性 を認めている.
先輩 に,学校場面 での相談者 を担任,部活動の
教師,養護教諭 とした. そ して相談者が誰 もい
2
項 目によって構成 した. 回答 に当た
ないの計 1
そこで本研究は,中学生の悩 み と, それ を起
っては,その中か ら主 な相談者 を一人選 ばせ た.
因 とする健康問題 の合理的解決 のための対処行
自覚的健康度 は,CMI
健康調査表 (日本版
動の手掛 か りを得 ることを目的 に,対処行動が
1
4歳 ∼成人)10)を基本 とし,項 目数の選出 に当
如何 なる関連諸要因によって規定 されているの
たっては森等36)37)38)の中学生用簡易健康調査質
か を要因構造的に解明 しようと した.
問票 を参考に,「
身体的自覚症状」の12
領域 と 「
精
神的 自覚症状」 の 6領域 の計 1
8領域 とし, それ
‡.研 究方 法
ぞれの領域 に対 し各 2項 目の症状 を選 び出 し全
1・
.調査対象 ・調査方法
36
項 目を設定 した.
調査対象は,宮崎市内の中学校 3校 の生徒 で
4名 (1年生99名
あ り,男子33
2年生 1
08名
3年生1
2
7名)と女子341名 (1年生1
05名
生1
25名
2年
3年生 111名)の計657名である.
調査は質問紙調査法 によって行 った.調査 に
当たっては,保健指導の一貫 とし正課時間に実
施するよう依頼 した.調査時期 は,その学年の
生活がある程度習慣化 された時期 であ り,それ
らの生活環境 に対 し適不適応が顕在化 し始め る
6月 ∼ 7月に実施 した.
悩 み と本健康度 との関連性 につ いては,筆者
が前報 3)に於 いてx2
検定 を実施 した結果,36
項目
項 目に有意性 を認めた. また身体的 自覚症
中35
状合計点,精神的 自覚症状合計点及び全合計点
との関係 に於 いて も,悩 み得点が高 くなる程 自
覚症状 の得点 も高 くなる事 を認めた.
Cr
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phaの内的一貫性のテス トに於
839を得 ている.
いて も,信頼性係数 α-0.
生活環境 は,岡本 ・藤原7)の中学生用生活環境
診断検査用紙 を活用 した.本調査 は多面的 な生
活環境 の適否 を判定す る ものであ り,検査項 目
2.調査内容
主 な調査項 目は,悩 み得点,悩 みの相談者,
は家庭 と社会の 2大領城 か ら構成 され ている.
家庭領域 につ いては,父 ・母 ・その他の家族の
自覚的健康度,生活環境,悩 み対処行動の 5項
3領域 と学習環境及び家庭環境 の 5領域 によっ
目である.
て構成 され,社会領域 につ いては友人関係,教
悩 み得点の内容 は,生徒の生活場面か ら個 人
生活領域,対人生活領域,集団生活領域 の 3大
師関係,教科適応,学校適応 の 4領域 によって
構成 され,全質間数は 9領域 で1
66
項 目である.
4
9
8
学校保健研究
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表 1.悩み対処行動 を規定する予測変数 とその分布
変
数
名
説
平 均 値 標準偏差
明
4.
8
4
3.
1
2
0.
49
0.
5
0
悩 み 得 点 評定基準 (
悩み無 し- 1点 悩み有るが解る程では無い- 2点
少 し悩んでいる- 3点 とても悩んでいる- 4点)による各領域
平均値の1
1
領域合計点
1
9.
65
5.
2
3
生 活 環 境 評定基準 (1-生活環境悪い 2-生活環境普通 3-生活環境
良い)による
1.父 との関係 2.母 との関係 3.その他の家族との関係
4.学習環境 (・家族の教育的関心 ・学習の物的条件 ・家庭
内の文化的条件) 5.家庭環境 (・家庭内の一般的雰囲気 ・
家族の構成 ・家庭の経済的条件 ・家庭 と近隣 との関係)
6.友人関係 7.教師関係 8.教科適応 9.学校適応
以上の 9領域の合計点
1
8.
99
4,
07
0.
84
0.
36
8.
0
7
5.
51
対 処 行 動 対処行動の合計点
性
相
別
談
男子 - 1 女子 - 0
者 相談者有 り- 1 相談者無 し- 0
自覚的健康度 身体症状2
4項 目+精神症状1
2
項 目の計36
項 目合計点
悩 み対処行動 は表 3に示す ご と く,宗像ヲ
o
)
蘇
Ⅲ. 結
本 39)40)の成人用の対処行動 を参考 に, 中学生へ
の聞 き取 り調査 の上,悩 んだ ときによ くとる行
動 内容 を もって構成 した. その結果取 り上 げ ら
れ た項 目数 は17項 目であった. 回答 に当たって
果
1.パス解析か らみ た諸要因の対処行動への規
定力
全変数の標本特性 は表 1に示す通 り.従属変
は,悩 んだ時 に良 く取 る行動 を複数回答 させ た.
数である対処行動数 は平均 5行動 であった.独
集計 と解析 につ いては,宮崎大学情報処理 セ
立変数の性別特性 は,男子 をダ ミー変数 1とし
ン タ ー の 「社 会 科 学 統 計 解 析 プ ロ グ ラ ム
たことか ら標本 の48% が男子であ り,男女比 は
SPSSx」
ほぼ半 々である.生活環境 につ いては, ほぼ普
SPSSf
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ws
TMの
ア ドオン ・ソフ トウェアである 「
SPSSLI
SREL
7a
ndPRELI
STM」 5)12)13)を活用 した.
1
7)
26)
27)
28)と
パ ス解析 にあたっての各要因の基準 は表 1に,
通 と評価 され た.悩 み得点 につ いては,約 20点
であった. そこで悩み得点 4点で換算すれば,
何 らかの悩 み事 5領域 にとて も悩 んでいること
その結果 としての悩 み対処行動への要因構造 に
になる. また 3点 で換算すれば 6- 7領域 に少
つ いては図 1に示す通 りである.
し悩 んでいることになる. 自覚的健康度 は8/36
まず性別 は生得的変数 であるため外生変数 と
点 と22% 値 であ り,健康度 は平均 的 に良 い とい
し, その他 の要 因 を内生変数 とし処理 した.解
える.相談者 につ いては,84% の者が 悩み及び
析 に先立 ち,線形性 の前提 としての分散 の等質
対処行動 につ いての相談者 を持 っていた.
悼,正規性, 多重共線性 につ いて検 討 した. そ
の結果,解析上 問題 となる点 は認め られ なか っ
た.特 に多重共線性 につ いて も多重共線性の除
本仮説 に基づ く要因モデルの解析 結果 は,図
1のパ ス ・ダイアグラム と表 2の相 関関係 の分
割 に示 した.
去基準 として T
O
L
E
R
A
N
C
E (0.01) を指定 し検討
パ ス ・ダイアグラムによって独立変数 全 5要
した結果,除外 す る変数 は認め られなか った.
因の対 処 行動 へ の関係 をみ る と,重相 関係 数
R-.301
p<.
001であ り,有意 に諸要因の関連
4
9
9
伊藤 :悩み対処行動 を規定する要因の構造
表2 .相 関関係 の分割
独 立 変 数
悩 み 得 点
性
間接 効果
果
総 効 果
0
3
0
-.
0
-.
046
相関 係 数
みかけの相 関
-.0
3
0
0
-.0
2
7
-.6
42
0
.
0
01
726
41
52
5
2
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1
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49
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⋮
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5 57434
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37
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3 8
62
46
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32
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性
別
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生 活 環 境
相
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- .0
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01
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1
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2
対 処 行 動
得 環 炎
み活 言
自覚 的健康度
得 環
者
得
談
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相
効
-.
03
別 点 別 点 噂 別 古⋮蝿 者
生 活 環 境
直接
別
み
性 悩 性悩 生 性 悩 生相
従 属 変 数
-.
2
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<
0
1
*
*p
†p
<.
.
1
0
悩
(
R
み対処
-.
3
0
1
*
行動
*
*)
図 1.
悩 み対処 行動 を規定す る要 因のパ ス ・ダイアグラム
5
0
0
学校保健研究 J
PnI Sc
ho
o
IHe
al
t
h3
6;1
9
9
/
1
性 を認 め た, その中で も,性別, 自覚 的健康 度,
相 談者 が有意 な関連性 を示 した. また生活環境
て誘導形 の視点 か ら眺 め てみ た.
特 に相 談者 は性 別 と悩 み得点 を起点 と した経
につ いて も有意傾 向 を認め た.
路 か ら間接 的 な関連性 を大 き く受 けていた.
次 に全変数 の波 及効果 を直接 効果 に よって構
対処 行動 につ いては,悩 み得点 を起 点 と した
造形 の視 点 か ら眺 め てみ る と,対処行動 への各
経路 と性 別 を起 点 と した全経路 か ら間接 的 な関
要 因の順位 は性 別, 自覚 的健康 度,相 談者 で有
連性 が認 め られ た.
意 な関連性 を認 め た. また生活環境 につ いて も
波及効果 を総効果 に よって関連性 の強 い順 に
有意傾 向 を認 め た. しか し,悩 み得 点 につ いて
み る と, 第 1位 は悩 み得 点 か ら生活環境 へ の関
はパ ス係 数が小 さ く,直接 的関連性 の有意性 を
連性 であ った. 第 2位 は悩 み得点 か ら自覚 的健
認 め るこ とが で きなか った.
康度 へ, 第 3位 は性 別 か ら相 談者へ, そ して第
しか し,生活環境 は相談者 との間 に,悩 み得
点 は 自覚 的健康 度 との間 に,有意 に強 い関連 性
4位 も生活環境 か ら相 談者への関連性 が大 き く
認め られ た.
を認 め た こ とか ら,対処行動 の決 定 に間接 的 に
以上 の結果 か ら対処行動へ の関連性 は,直接
関連 してい るこ とを認 め た. また, 自覚 的健康
的関連性 の みな らず内生潜在 変数 間の副次効果
度 は特 に悩 み得点 か ら大 きな関連性 を受 け,相
もが存在 す るこ とを認 め た.
談者 は生活環境 と性 別 か ら大 きな関連性 を受 け
てい る. そ して生活環境 は,悩 み得 点 に よる関
連性 を大 き く受 けてい るこ とが認 め られ た.
2.主要 因の具体 的対処行動への関連性
パ ス解析 の直接 効果 か ら,対処行動 に有意 に
そ こで内生概 念 の波及効果 を間接 効果 に よっ
関連 の強 か った要 因は性 別, 自覚 的健康 度,相
表 3.
性別 ・相談者別 ・自覚的健康度別にみた対処行動実行状況
男
対
処
行
動
相 談者有
健康 度高
無
度低
相 談 者 有
相 談 者
健 康 度 高
健 康
m-1
9
*
* * *
* * *
串 * *
*
*
*
①④
④
③
①④
34 1 383 18 58 81 02 141
58
652
11
5「
0
51
54
2
32
16
84
2
62
4 53
⊥l
6
n-1
73
①② ③④
⑤
5
1
7
3
3
8
0
5
6
4
5
7
9
5
3
4
9
1
04
52
82
42
01
5740
86
178637
11
24
2
*
*
*
読
n-31
子
女
相談者 無
健康 度 低
7③
6 7 6 6 3 9 5 9 8 0 1①
3③
6 0①
3⑤
9
95
う
ー3
82
22
23
21
261
22
52
96
15
12
96
14
1
16
まず最初に誰かに悩みを聞いてもらう
TV ・ラ ジ オ で 気 を紛 らわ す
その悩みに立ち向かい努力して乗り越える
部 活 動 に 熱 中 す る
趣 味
に 熱 中 す る
友 達 の 家 に遊 び に行 く
書 に 集 中
す る
勉 強
に 集
中 す る
映 画
を 見 に 行 く
繁 華 街 に 出 か け る
当 て も無 く自転 車 で足 り回 る
自 分 の 部 屋 に 閉 じ龍 る
ファミコンゲームなどの遊びに熱中する
誰にも相談せずに落ち込み悩み続ける
腹が立ち誰にで も八つ当た りする
悩みが薄れるまで何もしないで我慢する
何 もす る気 になれず寝 て しまう
①②③⑤
④
70 99 76 7599 702 8038
45
45
03
73
13
62
12
01
99
11
34
71
11
83
23
4
5
12
n-1
61
子
(
%)
(
実行者のみ掲載)
501
伊 藤 :悩 み対処行動 を規定す る要 因の構 造
談者の三要因であった.
そこで次 に, これ ら三要因 を取 り上 げ,男女
相談せずに落ち込み悩 み続 ける」 「自分の部屋 に
閉 じ寵 る」 に,実行者が多 く認め られた.
別 に相談者の有 ・無及 び自覚的健康度 の高 ・低
Ⅳ.考
を加味 した新 たな指標 を作成 し,具体的対処行
動 との関連性 を検討 した.結果 につ いては,義
3に示す通 りである.
新 たな指標 によって選別 した結果,男子では,
健康的で相談者有 りの者が1
61
名,逆の者が31
名
察
筆者は前報 で数量化 Ⅰ類 を用い,悩 み得点の
多少 に対処行動が如何 なる関連 を及ぼすのか を
みた結果,両者間 に重相関係数 R -.
3
79とい う
関連性 を得 た.
2
)また自覚的健康度 と対処行動の
73名,後者が1
9
認め られた.女子では,前者が1
関連性 について も,特 に相談者が いない場合,
名認め られた.
重相 関係数 R -.
5
6
8 p<.
0
01と悩 みが多い程,
これ らの者の内,健康的で相談者有 り群の上
自覚的健康度が悪 い程,対処行動数が多 くなる
位 5位 までの対処行動 をみると,男女共同株同
といった関連性 を認めた?
)さらに悩 み及び自覚
順位の傾向を認めた. 「まず最初 に誰かに悩 みを
的健康度の良 し慈 しと対処行動 との関連 を数量
聞 いて もらう」「TV ・ラジオで気 を紛 らわす」
化Ⅰ
Ⅰ
類 で検討 した結果 に於 いて も,男女 で相関
「その悩みに立 ち向かい努力 して乗 り越 える」
の順であった. また 「
部活動 に熱 中す る」 も,
男女共 に上位の対処行動 として認めた.
比 符-.
2
9
8-.
2
3
2と同様 の関連性 を認めた.4)
しか し宗像31)は, ス トレス対処行動 とい うも
のは単一の動機 によってのみ決 まる ものではな
性差のある行動 としては,男子 では 「ファ ミ
く,多 くの相矛盾す る動機 の力関係 の中で決定
コンゲームなどの遊びに熱 中す る」 を,女子で
され,更 に人々の様 々な生活行動の習慣や,栄
は 「
何 もする気 になれず寝 て しまう」 を認めた.
張 をもたらす諸 々の出来事が複合 し継続す ると,
一方,不健康的且つ相談者無 し群 について も
重大 な健康障害 を起 こ し得 るとも述べ ている.
ある程度の共通性 を認めた. 「
悩 みが薄れるまで
これ らの関連性 は,本研究 に於 ける悩 み対処行
何 もしないで我慢する」「TV ・ラジオで気 を紛
動 において も同様 であると推察す る.
らわす」 「
誰にも相談せずに落ち込み悩み続ける」
そこで今回パス解析 を用 い,対処行動発現の
「
何 もする気になれず寝 て しまう」が上位 にラ
ンクされた.
要因構造 として性別,悩 み得点,生活環境,相
性差 については,男子では 「フ ァ ミコンゲー
決 と健康 リスク解消 にとっての有効対処行動の
ムなどの遊びに熱 中す る」 を,女子では 「自分
談者, 自覚的健康度の 5要因 を設定 し,悩 み解
解明 を試みた.
の部屋 に閉 じ寵 る」 「その悩 みに立 ち向かい努力
その結果, これ ら 5要因の対処行動への直接
して乗 り越 える」が上位 にランクされ たことを
認めた.
効果 は R -.
3
01 p<.
0
01と有意 であった. ま
た,生活環境,相談者, 自覚的健康度 につ いて
両群の有意差 につ いてはx2
検定の結果,男子
ち,要因が多 く関与するに従 いそれ らの重相関
の場合,「まず最初に誰かに悩みを開いてもらう」
係数が強 くなる傾向 を認めた. これ らの結果 に
が健康的且つ相談者有 り群 に,逆 に不健康的で
つ いて宗像32)は,住民の予防的保健行動 と実行
相談者無 し群 では 「
誰 に も相談せずに落 ち込み
要因 に関す るパス ・ダイアグラムにおいて,同
悩 み続ける」「
悩みが薄れ るまで何 もしないで我
様の関連性 を証明 している. また森本41)ち,日
慢 す る」 に実行者が多 く認め られた.一方女子
常いらだちごと尺度,性格,生活習慣,情緒的
については,「まず最初 に誰かに悩 みを開いて も
支援及び対処行動のス トレス反応への要因モデ
らう」 「
部活動 に熱中する」が,健康的で相談者
ル に於 いて,諸要因の関連性 を認めている.
有 り群 に,逆 に不健康 で相談者無 し群 では 「
悩
本報告の場合, これ らの要因の中で悩み対処
みが薄れるまで何 もしないで我慢 する」 「
誰にも
行動 に最 も強 く関連 を示 した要因は性別 であ り,
5
02
学校保健研究 hnI S
c
ho
o
IHe
al
t
h36;1994
女子 よ りも男子の方が より悩 み対処行動 を多 く
危険性 を排除す る意味か らもパス解析等の構造
取 る傾向が認め られた.次 に大 きな関連性 を示
方程式モデル を用い処理す ることの必要性 を認
した要因は自覚的健康度であったが, /
雁 数は.
1
2
2
め る.
に留 まった.
そこで今一度,直接効果 と間接効果 との関係
この点について永田ヲo
)Ha
r
r
i
s・Gut
e
n21)等は,
人は悩 み を軽減す る方向に動 くが, その対処行
を眺めてみると,悩 み得点及び生活環境共 に性
別 との間で符号の逆転が認め られ ることか ら,
動 は健康的か不健康的か を区別 しないで,悩 み
他の諸変数 を経 由す る間に対処行動への直接効
軽減 を目的 としてあらゆる行動 を起 こす と述べ
果が相殺 された もの と考 えられ る. これ らの符
ている. また, それ ら対処行動 は客観的 にみて
号の逆転が,全 5要因 と悩 み対処行動 との関連
効果 のある場合 もある し,効果 の無 い場合 もあ
3
01
へ と小 さくした もの と
性 を重相関係数 R -.
ると述べ ていることが関係 しているもの と推察
考 える.
す る.
この点 に関 し, 白倉 13)は,重回帰分析 は現実
次 に,強 い直接効果が認め られた要因は相談
を非常に単純化 した ものであ り,内生変数が複
yne
sヲ
2
Dunba
r・
者であった この点について Ha
St
unka
r
d,18)Muna
ka
t
a
35)
等は,保健行動の成
数個 あれば変数同士の直接 の効果の外 に,他の
否 に関 して,特 に家族の支援が大 きく関連す る
果のあることの方が現実的であると述べ ている.
ことを実証 している.宗像
加 えて,対処行動が単一の動機 で決 まる もので
ち,様 々な情緒的
29)
変数 を経 由す る副次効果,或 いは正負の相殺効
支援者 をもっていることが,予防的保健行動 を
はな く,相矛盾す る動機 の力関係 の中で決定 さ
促す上で有意 な関連性 (
β-.
1
3
7p<0.
001) を
持 ち,特 に思春期 において,友人仲間か ら得 る
れ ることと考 え合わせれば, この結果 の方が よ
手段的情緒的支援 は不可欠であるとも述べ てい
これ らの結果か ら,悩 み事が一次的 に対処行
る.
生活環境及び悩 み得点の対処行動への直接効
り現実的であると考 えられ る.
動 を決定 しているのではないことが実証 された.
即 ち容易に解決 で きないか ら現在 も悩 んでい
果 については, とて も小 さな関連性或 いは無視
るのであ り,中学生の場合, よ り有効的で よ り
してよい程度の関連性 であった.
多 くの悩 み対処行動 を実践 しようとす るならば,
生i
毒纂境について Ho
l
me
s・Ra
heヲ
6
La
z
a
r
us・
まず 自己の健康 の維持改善が重要 である. また
等は,慢性的或いは急性的ス トレス (
Cohe
n4
6
)
その為 には,生活環境 の改善 と良 き相談者か ら
生活環境 ) と疾病 との間で関連性が強いことを
のア ドバ イスを受けなが ら,効果的 な対処行動
仲尾 33)等 も生活 ス ト
報告 している. また宗像 ・
を実行す ることが必要であることを示 している.
22
8 p<.
01
レスと逃避的対処行動 との間にβ-.
の直接効果 を認めている. また森本42)もス トレ
宗像 34)は,問題解決 に直接つなが らない逃避
的 な対処行動 を取れば, 当面の問題や悩 み を解
スと生i
藷畏境 (
-日常苛立事尺度)との間にβ=.
2
31
決 で きず,無力感 をもちやす く,神経症状態や
p<.
05の直接効果 を認めてお り,本研究 とは異
なった結果 を示 した.
反健康状態 に陥 りやすい と述べている.
また中学生 は悩み を自分 自身で克服 し解決 し
確 かに本報告の場合直接効果 は小 さいが,間
ようとしているが,情緒不安定期 にあるため焦
接効果 においで悩み得点 との関連性がβニ ー.
6
43
れば焦 るほど解決 を困難 に してお り, もし悩 み
p<.
0
01と最 も大 きいことを認め, また相談者 と
が解決 も緩和 もされず内在化 した場合,習癖や
の間 に もβ-・
2
51 p<.
0
01の関連性 を認めた.
この結果 か ら要因構造 を単なる重回帰分析 で
身心症,神経症 に移行 した り,攻撃や反抗 とい
った反社会的行動 として行動化す るともいわれ
処理 した場合,関連性無 しとして生活環境要因
ている?
)よって対処行動 は何 で も良い とい うも
を削除 して しまう危険性が生ず る. この ような
のではな く,悩 み と健康 リスク解消 にとってよ
503
伊 藤 :悩 み対処行動 を規 定 す る要 因の構 造
リ積極的な内容の対処行動 を多 くとることが必
V.要
要 となる.そこでパ ス解析 の結果,性別, 自覚
的健康度及び相談者の三要因に有意性 が認め ら
約
本研究 は, 自主的 に悩 み を解決 しようと して
れたことか ら,次 に,悩 み対処行動 を性別 に,
いるが,情緒不安定期 にあるため焦れば焦 る程
自覚的健康度 と相談者の有無 との新 たな指標 か
問題 を深刻化 させ ている,中学生男女5
70名を対
ら眺めてみた.す ると男女共 ほぼ共通 して,健
象 に,悩 み解決 とその悩 み を起因 とす る健康 リ
康的で相談者有 り群の場合, よ り積極的 な対処
スクの合理的且つ意識的解決のための手掛 か り
行動 を多 く取 り,逆 に不健康的で相談者無 し群
を得 ることを目的 に,悩 み解決のための対処行
の場合,有効的 とは考 えに くい逃避的な対処行
動が如何 なる諸要因によって規定 され るのかを
動 を多 く取 ることが認め られた. この点 につい
パス解析 によって解明 した. また, それ らの諸
て森本43)は積極的対処行動 と情緒 的支援,生活
要因が如何 なる具体的対処行動 と関連 している
環境 との間に,男子で r-.
1
95
, r-.
21
6の関連
のか を明 らかに した.
1
83
, r-.
1
84の関連
性 を,女子についても r-.
解析 の結果,おお よそ以下の知見 を得 た.
性 を認めている. また自覚 ス トレス,抑欝度,
パ ス解析 の結果,対処行動 と全要因 との間に,
不定愁訴 といった健康評価が逃避的対処行動 と
R=.301 (p<.001) と関連性 が有意 に認め ら
関連することをも認めている.
れた. また相関関係の分解か ら,諸要因間 には
以上のことか ら悩 み を解決す ると共 に健康 に
つ いて も留意 しようとす るな らば,意識的かつ
積極的な対処行動 を取 ることが中学生 にとって
必要不可欠であると考 える.
また本報告では取 り上 げなか ったが,大人の
直接効果以外 に副次効果及び効果 の相殺等が認
め られ た.
構造形の視点か ら悩 み対処行動への関連性 を
みると,性別 (
β-.
265
)
,自覚捌妙案度 (
β=.
1
22
)
,
相談者 (
β-.
11
7)の要因が有意 に認め られ た.
場合,対処行動 との関係性が大 きい とされ るパ
また生活環境 (
βニー.
372) について も有意傾向
ー ソナ リテ ィー特性 についてであるが,今回中
が認め られた. しか し,悩み得点 (
β=.
01
3) に
学生の悩 みを対象 とした研究報告 を兄 いだすこ
つ いては,有意 な関連性が認め られ なか った.
とが で きなか っ た. しか し, Fr
i
e
dma
nと
パ ス解析 によって有意性が認め られた自覚的
Ros
e
nma
nヲ
4
)
Ul
me
r
25)らは,成人の場合 タイプ
健康度 ・相談者 ・性別 を用 いた新 たな指標 か ら
A 行動 とス トレスや虚血性心疾息 との関連性が
具体的対処行動の特徴 をみてみると,男女共健
強 いことを, また宗像
32)
康的で相談者がいる場合,「まず最初 に誰かに悩
動 とタイプA行動 との間にrニ ー.
223(
p<.
001)
み を開いて もらう」「TV ・ラジオで気 を紛 らわ
も,特 に逃避的対処行
の関連性 を認めている.安噴,森本44)も,主観
す」 「
その悩みに立ち向かい努力 して乗 り越える」
的ス トレス レベル,生活習慣 との間 に大 きな関
といった悩 み解決 にとって積極的 な内容の対処
連性 を認めている.
行動が上位 を占めた.逆 に,不健康的 で相談者
そ して宗像33)は, この ようなパー ソナ リテ ィ
がいない場合, 「
悩みが薄れるまで何 もしないで
ー特性 を持つ タイプは,健康管理上 で もいろい
我慢す る」,「TV ・ラジオで気 を紛 らわす」や
ろと手 を出 し,濫 しくかつ競争的 に取 り組 むた
「
誰 に も相談せずに落 ち込み悩 み続 ける」 とい
め,行動特性 を理解せずに保健指導 をす るとか
った悩 み解決 にとって逃避的 な内容の対処行動
えって不健康 を増悪化 することに手 を貸すこと
が上位 を占めた.
になると報告 している. よって今後 中学生の悩
両群の有意差 についてはx2
検定の結果,男子
みの研究 に於 いて も,パー ソナ リテ ィー特性 は
の場合,「まず最初 に誰かに悩み を開いて もらう
対処行動 を考 える上 で無視 で きない要因である
(p <.
ooユ)
」が,健康的で相 談者有 り群 に,逮
もの と考える.
に不健康的で相談者無 し群 では 「
誰 に も相談せ
5
0
4
PnISc
h
o
o
I
He
a
l
t
h3
6;1
9
9
4
学校保健研究 J
ず に落 ち込 み悩 み続 け る (p
<.001)」 「悩 みが
0
01)
」
薄 れ るまで何 も しないで我慢 す る (p<.
所紀要 3
7
, pp.
7
6-8
0
,1
9
7
1
1
2)J
6r
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c
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6r
bom/SPSS I
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.:
に, 実行者 が 多 く認 め られ た. 一 方女 子 につ い
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て は, 「まず最 初 に誰 か に悩 み を聞 い て もら う
Appl
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ons2ndEdi
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i
on,SPSSI
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,I
l
l
i
noi
s
1
9
8
9.
(pく・
001)
」 「部 活 動 に熱 中す る (p<.
05)
」
が,健 康 的 で相 談者有 り群 に,逆 に不健 康 で相
談者 無 し群 で は 「
悩 みが薄 れ る まで何 も しな い
で我慢 す る (p
<.001)」 「誰 に も相 談せ ず に落
1
3
)白倉幸男 編著 :LI
SRELモデルによるデー タ
7)
,北海道大学文学
解析 (
社会学研究報告 No.1
部社会行動学研究室 ,1
9
8
8
001)
」 「自分 の部屋 に
ち込 み悩 み続 け る (p<.
1
4)神保信一 :生徒指導の立場か ら,学校保健研究,
閉 じ寵 る (p<.
0
01
)
」 に,実行者が 多 く認め ら
2
7(
1)
, pp.
1
9-2
1
,1
9
8
5
1
5)高木俊一郎 :思春期 の心身症,石川 ・末稔編,
れ た.
参考文献
1)井川弥生 ・小倉学 :中学生の心身の健康 に関連
0(
1
0
)
,pp.
9
7
-1
0
7
,
する要因の研究,健康教亀 3
1
9
7
9
2)伊藤武樹 :中学生の悩 み とその対処行動,学校
5(
4)
, pp.
2
0
9-2
1
9
,1
9
9
3
保健研究 ,3
)伊藤武樹 :悩 み とその対処行動が中学生の健康
3
p.
5
4ト 5
4
9
,朝倉書店,東京,1
9
81
心身医学, p
1
6)高田君子 :保健室 を訪れる子 どもの実態 とその
対応
7(
1)
, pp.
一中学校 一 学校保健研究 ,2
l
l-1
4
,1
9
8
5
1
7)垂水共之 他 3名 :新版 SPSSX I
I 解析編
1, pp.
4
8-73,東洋経済新報社,東京,1
9
9
0
1
8)Dunba
r
,J.M.a
nd St
unka
r
d,A.J.
Adhe
r
e
nc
et
o Di
e
ta
nd Dr
ug Re
gi
me
n,I
n
5(
8)
, pp.
レベルに及ぼす影響,学校保健研究,3
Le
vy
,
氏.
,e
t
al
, (e
ds
.) Nut
r
i
t
i
on,Li
pi
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41
3-4
2
4,1
9
9
3
Cor
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Y Hea
r
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e
a
s
e
,pp.
3
9
1-4
2
3Ra
ve
n
4)伊藤武樹 :中学生の悩 み及び自覚症状 とその対
処行動の関連 一数量化 Ⅰ
Ⅰ
類 を用いた検言
寸-,学校
6(
3)
, pp.
1
4
5-1
5
7
,1
9
9
4
保健研究,3
5)SPSS I
nc. :SPSS LI
SREL 7 a
nd
PRELI
S, (Us
e
r
'
s Gui
de) , SPSS I
nc
.
I
l
l
i
noi
s
.1
9
9
3
6) 岡村達也 :子 どもは悩みにどう対応するか,児
7(
1)
, pp.
1
7-2
3
,1
9
9
3
童心理 ,4
7)岡本杢六 ・藤原喜悦 :生活環境診断検査解説 (
中
学校用)
,金子書房,東京,1
9
7
9
8)小倉学 ・中川悦子 :保健室 における養護教諭の
9(
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l)
, pp.
5
2
3対応の実態,学校保健研究,2
5
2
9
,1
9
8
7
9)小倉学 :子 ど もの心身の健康, こころの科学,
l
l
, pp.
3
7-4
3
,1
9
8
7
1
0)金子卓也 ・深町建 :CMI原文, コ-ネル ・メデ
Pr
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,1
9
7
9
1
9)内藤哲雄 ・遠藤徹 :中学生の悩 み (Ⅰ) 日本教
0回総合発表論文集 , pp.
4
1
2-41
3
,
育心理学会第2
1
9
7
8
2
0)永田硬変 :ス トレス診断- ン ドブ ック,河野 ・
,
5-2
8
,メデ ィカル ・サイエンス ・イ
吾郷編 , pp
ンターナシ ョナル,東京,1
9
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, pp.
1
7-2
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2)Ha
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,pp.
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,1
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6
2
3)広瀬玲子 ・小倉学 :中学生 における学業成績 と
1
3
8-1
5
4
,三京房,
ィカル ・インデ ックス, pp.
6(
1
0)
, pp.
6
5
精神衛生 との関連,健康救急 2
京都 ,1
9
7
6
8
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,1
9
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)佐伯栄三 :教育相談 に関す る研究一生徒理解 を
中心 とした高校生の事例研究-,広島県教育研究
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伊藤 :悩み対処行動を規定する要因の構造
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票の作成の試み (
第4
報)
,学校保健研究,2
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,
pp.5
2
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6
3
7)森息繁,他 2名 :中学生用簡易健康調査質問紙
票 の作成の試み (
第5
*)
,学校保健研究,2
9(
1)
,
pp.3
2-4
0,1
9
8
7
3
8)森息繁,他 2名 :中学生用簡易健康調査質問紙
Ps
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報)
,学校保健研究2
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,
票 の作成の試 み (
第6
2
7)Ma
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pp.9
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9
8
7
3
9)森本兼轟 :ライフスタイル と健康 一健康理論 と
1
-41,SPSS株式会社 ,
莱
6・
OJ (日本語版) ,pp.
1
9
9
3.
京,
2
8)三宅-郎 他 4名 :新版 SPSSX I
王
Ⅰ 解析編
1
3
,医学書院,東京,1
9
91
実証研究 -, p.
4
0)前掲普 :3
9)pp.1
6
0-1
6
6
41)前掲書 :3
9)pp.1
6-1
9
2
, pp.
2
2
3-31
0,東洋経済新報社,東京,1
9
91
4
2)前掲書 :3
9)p.1
9
2
9)宗像恒次 :行動科学か らみた健康 と病気, pp.
,メヂカルフ レン ド社,東京,1
9
8
7
1
01-1
02
43)前掲書 :3
9)p.1
4
9)
, p.1
01
3
0)前掲書2
4
4)前掲晋 :3
9)pp.1
7
2-1
7
8
4
5)山形 とみゑ :中学生の精神衛生問題への対応の
31)前掲書2
9)
, p.
6
3
実態 一第 1報
3
2)前掲書2
9)
, pp.
1-51
3
3)宗像恒次 他 3名 :都市住民のス トレス源 と精
, pp.
1
6
7学校保健その研究課題 と方法 (
第三集)
神健康度,精神衛生研究 (
国立精神衛生研究所紀
生徒対象調査結果 -,小倉学編,
1
7
7,東山書房,東京,1
9
8
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46) La
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, 良. S. and Cohe
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要)3
2
, pp.
4
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3
4)前掲書2
9)
, pp.
9
9-1
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5)Muna
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受付 9
4.3.
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4.9.
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6)森忠繁,他 2名 :中学生用簡易健康調査質問紙
(
至急掲載)
連絡 先 :〒8
8
921 宮崎市学園木花台西1-1
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06
学校保健研究
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「
性教 育 。エ イズ教 育の理論 か ら展開へ
一性教育 はこれで よいか一
内
山
源
編著
(ぎょうせい,1
9
9
4年 8月2
0日刊,定価 2,
300円)
弘の三
らない. その際 には,性 ・エイズに関する子 ど
氏が最近の学校 における性 ・
エイズ教育の問題点
もの認識面 での発達段階 とその個人差 について
につ いて各 々独 自の立場で見解 を提示 され た も
の理論的裏付 けや指導前の調査や,授業方法 ・
のである.問題点 として次の諸点が取 り上 げ ら
内容の構成 ・妥当性 などの検討が必要 となる.
れている. それは,1)
性交指導の是非 ,2)コン
これ らには,性 ・エイズに開通 す る,子 ども
本書 は,内山
源,武田 敏,松岡
ドーム教育のあ り方, 3)性教育 と個人差の問題, の学習理論,社会科学的なパ ラダイム ・知見,
4)
発達段階 に応 じた性 ・エイズ教育カ リキュラ
教育行政上の問題 お よび指導者の条件,加 えて
ム, 5)性教育 とエイズ教育 との関係, である.
実践研究 などが関わ る. また,国内外の研究 ・
これ らの問題 の対象 とされているのは,一時的
実践 の状況 ・動向 を冷静 に客観的 に評価す るこ
・突出的 ・過激 な性 ・エイズ教育 と,性 ・エイ
とも必要 である. これ らを踏 まえた批判 と見解
ズ教育の内容が 自然科学的 (
医学 ・生物学)事
を,理論的かつ実際的 に提示 で きるのは,本書
実 に偏 りが ちであること,お よび内容 ・学年段
の著者 ならではの ことと言 える. さらに,性 ・
階の妥 当性 につ いての学校 内教職員や保護者 ・
エイズ教育 において も,生涯学習 を前提 とした
PTA の合意形成 ・意思決定,である. このよう
子 どもの主体的な学習のために, 「i
f発間 」での
な問題 は,実践 ・経験 された場合 には少 なか ら
事前認識調査,子 ども自身 による調べ る作業,
ず疑 問な り準備 ・検討の不足 として感 じ取 られ
子 どもによる自己評価 ・授業評価 なども試行 さ
たことであろ う.学校教育 として性 ・エイズに
れている.
関わ る性交 を扱 う前 には,対象が子 どもである
しか し,残念 なことに,著者 らは学校保健学
ことの意味 ・特性 は もとよ り,家庭教育や地域
合 では評価 され,知 られた研究者 であって も,
の文化 との関連づ け,教育内容の構造的把握 ・
一般 の現場 などの教育関係者の間では他の タレ
整合性 につ いての準備検討が不可欠である. と
ン ト的 ・マニア的性教育家の ようには知 られて
ころが,本書で例示 されているように, これ ら
いないようである.学校教育 としで性 ・エイズ
の点 を不問 にす るかの ような一時的 ・突出的 ・
を扱 う場合 には,本書お よび著者 らの理論 ・実
過激 な性交や人工妊娠 中絶 などの指導が実施 さ
970年頃
践研究が活用 され るようでなければ,1
れ, その後 で慌 てふため いているケースがある.
の性教育ブーム と似 た動向 になるか,容認 で き
換言すれば, これ らは単 に分 か り易ければいい
ない実験授業 ・指導が さらに拡大 ない し現場の
とか,重大 な事柄 だか ら生 々 しさを伝 えなけれ
混乱 を招 くことにな りかねない.
ばな らない とか,子 どもの学習態度が熱心であ
本書 は,題 はさてお き,中身 は重厚である し,
った, などといった一元的 ・部分的 な評価 に馴
平易な表現 である.小学校 ・中学校 ・高等学校
染 む題材 ではない. その指導が大人ではな く子
における性 ・エイズ教育の準備 ・検討の材料 と
どもの場合 は,オバー トか否 か を問わず,個 々
して,本書 は管理職 ・一般教員 ・養護教諭 は じ
の子 どもの感情 ・認識 ・行動への影響や,事実
め教育関係者お よび教育学部学生 に,広 く読 ま
(
記述部) と社会 ・文化的お よび道徳的 な説明
部 ない し関連づ け, を慎重 に検討 しなければな
れ,活用 され るに充分 な書である.
(
森
美音夫
岐阜教育大学)
5
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学校保健研究 J
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第1
5回健康教育世界合議
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平成 7年 8月2
0日か ら第1
5回健康教育世界合
[
構
成]基調講演,一般演題発表 (口演 ・ポス
議 を暮張 メッセで開催致 します.
ターセ ッシ ョン ・ビデオセ ッション)
,
本会議は WH
O,UNI
CEF,UNES
COと共
同主権で,"
生涯 にわたる健康 をめざ して〟 をメ
インテーマに,健康教育 に関す る医学,医療,
保健,福祉,教育,社会,経済,環境,文化 な
どの多方面 にわた り, シンポジウムや研究発表,
スペ シャルセ ッシ ョン,展示 など
[
一般演題 テーマ]
Ⅰ. ス トラテジ イと方法 〔
計画,評価,調査 ・
研究,研修,政策,エ ンパ ワーメ ン ト等〕
Ⅰ
Ⅰ.保健行動 と健康 問題 〔
喫煙,飲酒,薬物乱
実践報告,討論 などを行 います. わが国のヘル
用,栄養,食行軌
スプ ロモーション,健康教育,保健医療,看護,
緒,社会的健康, 口腔保健,家族計画,性行
食習慣i運動,精神,情
福祉 などの各分野の研究者 ,指導者及び実践者
動 , HI
V感染/エイズ,性感染症,その他の
にとって大変有意義 な合議 となる もの と思われ
伝染病/感染症,熱帯病,成人病, その他の
ます.是非多数の方々にご参加 を項 きた く, こ
慢性疾患,不慮や故意の傷害 (
事故 ・暴力 ・
こにご案内申 し上 げ ます.
自殺)
,作業関連健康傷害,環境 問題等〕
Ⅰ
Ⅰ
Ⅰ
.総合課題 〔
異文化交流,ヘルスプ ロモー シ
[
会
期]平成 7年 8月2
0日(
日)
∼ 8月2
5日勧
E
場
所]幕張 メ ッセ国際会議場
[
主
催]第1
5回健康教育世界合議組織委員会
(
千葉市美浜区中瀬 2-1)
日本学術会議
ン
国際健康教育ユニオ
(
I
UHPE)
財団法人 日本ウエル
語] 日本語,英語,フランス語,スペイ
ン語 (
同時通訳 あ り)
UHPE会員 -30,000円
[
登録料〕I
(
平成 7年 1月 1日以降は3
5,
0
00円)
一般参加者*-4
0,
0
00円
(
平成 7年 1月 1日以降は45,
00
0円)
学
織〕組織委員長 船川棒大
副委員長 青山英康,江 口篤寿,内
山
◇
源,坂本元子,園田恭一,豊川
裕之,中川米造,野崎貞彦,福渡
靖
本会議 における研究発表 ならびに実践報告
ネス協会
[
言
ョン,倫理,健康教育理論 ,P
HC〕
[
組
生 -1
5,
00
0円
(
平成 7年 1月 1日以降は2
0,
0
00円)
*IUHPE個人会員の年会費 5,000円
(日本語での発表 も可)の応募 と参加申込 を
AX,電話
受け付けてお ります.-ガキ又は F
で下記事務局 までご連絡下 さい. なお,演題
締切 は平成 7年 1月31日です.
国立大学の教官で本会議 に出席 を希望 され
る方 には文部省か ら登録料並びに旅費の補助
が行われ ます.
第1
5回健康教育世界合議事務局
〒100東 京都 千代 田区永田町 2-1
0- 2
をお払 い込みいただ くと,会員 と
永田町 TBR ビル9
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4㈱吉香内
して参加登録 で きます.詳細 は事
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務局へお尋ね下 さい.
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学校保健研究
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常任理事会議事要録
平成 6年度
第 2回
日 時 :平成 6年 7月 2
日ヨ㈱ 1
7:3
0-2
0:0
0
場 所 :大妻女子大学 ・事務 局
出席者 :江 口篤寿 (
理事長 )
,武田英太郎 (
編集 )
,詫 間晋平 (
庶務 )
, 内山 源 (
国際交流 )
,大洋
清二 (
事務局長 )
,市村 国夫 (
幹事 )
,石井荘子 (
幹事 )
,戸部秀 之 (
幹事 )
.
1. 学会事務局,運営関係
1)会 員資格 (
未納者 の扱 い)につ いて
年会 費 2年間滞納者 には手紙 で連絡 をとっている.
会員資格 につ いては.継続審議事項 とす る.
2)協 定書 の扱 いにつ いて
江 口理事長 よ り, 「
学校保健研究」 の編集 ・発行 に関す る協定書 は,江 口理事長,詫間庶務
1日付 で正式 に文書 を取 り交わ した旨の報告
担 当常任理事 と保健研究社 間で,平成 6年 3月3
があった.
3)合計 中間報告 (
学会誌 の印刷,発行 を含 む) につ いて
① 大洋事務 局長 よ り平成 6年度 の経理 中間報告が なされた.
②
機 関蒔発送 につ いては,学術刊行物扱 いの申請書 を郵政省へ 7月末 までに提 出す るため
に,平成 5年度予算及 び決算書 につ いて報告 お よび検討 され た.
2. 庶務関係
1)学会 誌広告 の依頼文 につ いて
広告掲載料金,掲載依頼文及 び申込書 (
事務 局宛)等 につ いて,詫間理事 に早急 に原案作
成 をお煩 い した.
3.編集関係 (
武田理事 )
1) 「
学校保健研究」 の発行 につ いて
現在,便宜上,広告掲載料金案 を もとに広告掲載 の依頼 を し,広告掲載契約 を進 めている.
2)号数変更 につ いて
3
6,No.4)∼平成 7年 2月 (Vol.
3
6,No.9)で発刊 し,辛
平成 6年度 は 4月 (Vol.
3
7,No.1」 と切 り替 えて発刊 す る.
成 7年度 は 4月か ら 「Vol.
4. 学会活動関係 (
市村幹事 )
1) 7月1
5日常任学舎 活動委員会 を開催 し,要望課題,共同研究,学会活性化 な どにつ いて討
議 を行 った.
2) 9月 5日開催予定の常任学会活動委員会 で,学会総合 にむけて,委員会 と しての意見 をま
とめ る予定 であ る.
5. 国際交流 関係 (
内山理事 )
I
UHPEの事業 である第1
5回健康教育世界合議 の準備が進行中である.
6. その他
1)江 口理事長 よ り,国際健康教育ユニオ ン平成 7年度 グループ会員会費7
4
2フラン (
約1
5,
0
0
0
円)の振込依頼が あった.
2)第1
5回健康教育世界会議 に, 日本学校保健学合 の後援 名義 を承認 した.
学校保健研究
会
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編集委員全記録
報
平成 6年
第 1回
日 時 :平成 6年 2月 19日仕)
場
所 ・
.大阪ガーデ ンパ レス
欠席 6名)
出席者 :武田,荒島,佐藤 , 審成,友走,林 ,美坂,宮下,山本 (
資
32
料 :No.
No.
3
3
No.
3
4
No.
3
5
議
平成 5
L年 第 4回編集委員合議事録
投稿論 文-覧
機 関誌 「
学校保健研究」見本
機 関誌 「
学校保健研究」投稿規定の改正案 (
最終案 )
資料 No.
32)
題 :1.前回編集委員全議事録 の確認 (
前回の編集委員合 の議 事録 の確認が行われ た.
2.投稿原稿 に関す る報告 (
資料 No.
33)
2月1
8日現在 で,1
2月が 2編 , 1月が 2編, 計 4編 が前回委員食後新 たに受付 され ている.
3.時別企画 につ いて
4月号 につ いては,平 山宗宏先生 に予防接種法の改正 をめ ぐる背景 につ いて執筆依頼済 みであ
る. 6月号 につ いては,児童精神医学 における最近 の動向 (
神大 白瀧助教授 )を 1つの案 とす る
委員長案が例示 され た.
4.平成 6年 の機 関誌 の発行計画 につ いて (
資料 No.
34)
発行 は隔 月刊 とし,約 100京で印刷 す る.
郵送 は学術刊行物 とす るが,学術刊行物 と しての認定の事務手続 きが遅れ るため,少 な くとも
当初 4号分 は,書籍小包 とせ ざるを得 ない.
I
SSN番号 に関 して,発行所 の変更通知 を国会 図書館 を通 じて行 う必要がある.
新機 関誌 の表紙見本,奥付 け見本,論文組見本,封筒 などが示 され た. 1貫目は目次 , 2貫 目
4
00字 ×4枚 ),裏表紙 は英文 目次 とす ることなど構 成案が示 され た.
は巻頭言 (
発行形 態が変わ る際 に,従来購読継続 している図書館等への情報連絡 に配慮 す る必要がある.
5.投稿規定の見直 し (
最終案) につ いて (
資料 No.
35)
原稿の種類 につ いて,改正案の 「
文献紹介」 を 「その他」 とし,旧案の資料 を含めた形 で,内
容 としては,書評,論文の紹介,学校保健 に関す る重要 な記録 とす る.
「
論説」 は,投稿 を受 け付 け,原著,報告 と同様査読す る.
投稿規定 に投稿 され た論文 は査読 す る旨 を明記 す る.
倫理 に関す る条文 は,投稿規定 に盛 り込 まず, もし倫理上 問題 のある論文 に関 しては,歪読 の
際 に指摘 す ることとす る.
平成 6年
第 2回
日 時 :平成 6年 5月 14日仕)
場
所 :大阪ガ ーデ ンパ レス
出席者 :武田,佐藤,鈴木,寺田,堀 内,美坂,宮下, 山本,横尾 (
欠席 6名)
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資
学校保健研究 hnIS
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料 :No.
1
No.
2
No.
3
No.4
議
第 1匝腐 集委員会議事録
投稿論文一覧
時別企画 (
秦)
機 関誌 「
学校保健研究」投稿規定
題 :1. 前回編集委員合議事録の確認 (
資料 No.
1)
前回編集委員合の議事録の確認が行われた.
委員長か ら平成 6年機関誌の発行計画 につ いて以下の補足説明がなされた.
・学校保健研究発行 に関す る学舎 と保健研究社 との最終合意 はまだ得 られていないこと.
・機関誌の郵送料節約のために,所属機 関ごとに送付 していること.
NACSI
S)で検索,把
・機関誌購入図書館名を学術情報センターオ ンライン情報検索サービス (
握 に努めたこと. なお,該 当図書館へは,見本 として本誌 4号 と学会入金手続 き案内 を添 えて
送付 した.
2.投稿原稿 に関す る報告 (
資料 No.
2)
平成 6年 に入 ってか らの受付け論文数が 7編 で,前年同時期 に比べ てやや少数であ り,手持 ち
の受理論文の掲載は, 7, 8号の 2号分で消化可能である.
査読期間 を短縮 す るために,従来の 1か月間 を 2週間 としてお願 いする.
今後,編集委員,学会座長か らの投稿推薦 を行 うなどの原著論文の確保 に努め ることも考 える.
3.時別企画 について (
資料 No.
3)
委員長 よ り,37巻 3号 までの試案が提示 された.
特別企画案 として,「
学食 シンポジウムの収録」, 「
性教育」
,「
養護教諭等の立場か らみた学校現
場の問題」 を特集す る等の意見が出された.
巻頭言は,当面は,名誉金員,常任理事 を中心 にお願 い し,編集後記は,編集委員が名簿順 に
順次担 当す ることになった.
4. その他
委員長 よ り,平成 6年の機関誌発行 に関わ る経費は,ほぼ予算枠内で収 まる旨の支出見通 しが
報告 された. また,各委員 に対 して,機 関誌への広告スポンサ ーの推薦依頼がなされた.
機関誌の用紙サイズを将来 , A 4版 に改める必要のあること, また将来,年間 6号の うち 1号
を英文誌 としてはどうか という意見 も出 され,今後の検討課題 となった.
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地方の活動
第41
回近畿学校保健学会 の開催報告
会長
八木
保(
京都大学教授 )
第41
回近畿学校保健学合が平成 6年 6月11日京都大学医学部附属病院臨床講堂 において開催 され た.
一般講演
1
01
. 保健室か ら見 える子 どもの ようす とその対応
岩本ス ミ子 (
堺市 ・百舌鳥小)
1
02
. 高等学校保健室頻回利用生徒の経過
北村陽英 (
奈良教育大 ・学校保健 )
1
03
. 高校生の易疲労性 と体型 ・欠食 ・運動の関連性
美馬
信 ・岡崎延之(
大阪女子短大 ・保健 )
1
0
4. 女子学生 における喫煙関連疾患 に関する知識 (
2)
平成 4年度 と平成 5年度の比較
柳生善彦 (
奈良股桜井保健所)
,山本公弘 ・北尾清美 ・根本愛子 (
奈良女子大保健管理セ ンター)
1
05
. 学齢期小児における血清総 コレステロールのTr
acki
ngに関する疫学的研究 :Gos
hi
kiHeal
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udy
黒田種樹
・川島 隆 ・券 羽 ・波速正樹 ・勝野最吾 (
兵庫教育大 疫学 ・健康教育)
松浦尊磨 (
五色町健康福祉総合セ ンター)
1
06. 学齢期小児 における脂肪酸摂取量の 8年間の変化 :Goshi
kiHeal
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hSt
udy
川島
隆 ・黒田種樹 ・察
羽 ・波速正樹 ・勝野昇吾 (
兵庫教育大
疫学 ・健康教育)
桧浦尊磨 (
五色町健康福祉総合セ ンター)
1
07
. 都市児童 ・生徒の血圧変動 につ いて(
第 i報)
1
08. 夜尿症児童の小児心身医学的考案
高島雅行 (
京都市学校医会 )
一生理,心理,親子関係 一
小林豊生 ・金井秀子 ・中嶋照夫 (
京都府立医大精神医学)
大嶺卓二 ・河内明宏 ・渡速 決 (
京都府立医大泌尿器科学)
早川浪人 ・古賀恵理子 (
茸琶湖病院)
1
09
. 小児の足 と靴 の縦断的検診か ら
荻原一輝 (
荻原みさき病院)
,南
和田
哲 ・田中洋一 (
神戸大発達科学)
定(
荻原み さき病院)
,渡辺
知(
荻原整形外科病院)
11
0
. 冷湿布マ ッサ ンマについて
瀬音竹子(
浜松市 ・中部中)
,川畑愛義 (日本生活医学研究所)
,瀬戸
進(
大谷大)
稲川秀子(
浜於市 ・佐鳴台中)
,外山貞子(
浜松市 ・瑞穂小)
名倉宏美 (
浜松市 ・追分小)
2
01
. TVゲームが脳機能 に及ぼす影響 につ いて
金田啓稔 ・田中直子 ・鈴木亜紀 ・思弁俊明 ・金井秀子 (
京都教育大)
2
02
. 大学生の コンピュータ操作 に対する感情 とパー ソナ リテ ィ要因 との関連性 につ いて :
交流分析 による検討
萱村俊哉 ・大崎千波 (
武庫川女子大 )
2
03
. 大学生のス トレス認知 とその反応
一対処法か らの検討 一
築山泰典 ・則安盛久 ・広瀬祐子 ・忠井俊明 ・金井秀子 (
京都教育大)
2
0
4, 全寮制肢体不 自由養護学校 における生徒の 自己健康把握 の実態
今井佳代子 ・番匠智津子 ・釜谷仁士 (
兵庫県 ・播磨養護学校 )
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2
05. 全寮制肢体不 自由養護学校 における生徒の健康問題 (
第Ⅰ
Ⅰ報)
(
運動機 能障害以外の障害 に関す る健康問題 )
兵庫県 ・播磨養護学校 )
釜石仁士 ・今井佳代子 ・番匠智津子 (
波速正樹 ・勝野最吾 (
兵庫教育大
2
06
. 初経発来前後 の身長発育 につ いて
疫学 ・健康教育)
後和美朝 (
和歌山医大衛生)
,校本健治(
鳥取大教育)
森岡郁暗 ・羅
維之 ・宮下和久 ・武田英太郎 (
和歌 山医大衛生)
2
07. ロー レル指数の変動か らみた過体重児童の発育パ ター ン
久泉由紀子(
滋賀大教育)
石塚智恵子 (
京都市立音羽川小学校)
,林
正(
滋賀大教育)
2
08. 下腿長 と身体四計測値 の成長曲線の比較検討(
2) -下腿長推計式のための変数選択 一
横尾能範 (
神戸大 ・国際文化)
,赤倉貴子 (
芦屋大 ・教育)
,菅野洋子(
京都市 ・第四錦林小)
2
09
. 比表面積 チャー トの作成
松 田智香子 ・石居宣子 ・三野 耕 (
兵庫教育大)
五十嵐裕子 (
神戸大附属明石 中)
,美崎教正 (
神戸大)
,後和美朝 (
大阪国際女子大)
小西博書(
京都工繊大 )
,武田最太郎 (
和医大)
21
0. 比表面積 と身体活動 との関係
石居宜子 ・松 田智香子
・三野 耕 (兵庫教育大 )
五十嵐裕子 (
神戸大附属明石 中)
,美崎教正 (
神戸大)
,後和美朝 (
大阪国際女子大)
成山公一 (
大阪女子短大 )
,小西博書(
京都工繊大)
,武田最太郎 (
和医大)
3
01
. 保健学習 における教材型が生徒の興味関心度 に影響 を及ぼすことについて
初田宏明 ・寺田光世 (
京都教育大)
3
02. 薬物科学教育のS
t
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gyに関す る研究
Ⅰ.学習指導要領の改訂 に伴 う基本方針の変化 と保健教科書の記述事項 の変化
武内克朗 ・川 島
隆 ・黒田種樹 ・波速正樹 ・勝野異吾 (
兵庫教育大
3
03. コンピュー タ利用の学校事故事例共有 システム開発の可能性(
2)
3
04. 西脇市内某小学校 における性教育の取 り組み と課題
3
05
. 中学校 における性教育の到達度 を考 える
疫学 ・健康教育)
横尾能範 (
神戸大国際文化 )
長谷川 ちゆ子 (
西脇市 ・量春小)
-指導後の生徒の感想文集約 と検討か ら一
明瀬好子(
神戸市 ・鷹匠中)
3
06. 高校生の性交体験群 と非体験群の意識 ・態度の比較検討
307
. 中学 ・高校生用エイズ教育教材の試作研究
308
. 高等学校 におけるエイズ教育の試み
岡本暁子 ・松岡
弘(
大阪教育大保健 )
校岡
弘(
大阪教育大保健 )
一全校的なエイズ教育実践 の事例 一
井谷恵子(
兵庫県 ・宝塚北高)
3
09
. AI
DSに関す る新聞記事の内容分析(
2) -1
9
82
年か ら1992年 までの記事内容 一
平田 繁,波速正樹 ・勝野異吾 (
兵庫教育大疫学 ・健康教育)
特別講演
「
健やかな身体 と心の調節 」
「
平安朝 と医心方」
京都大学総長
作家
井村
桟
裕未
先生
佐知子
先生
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第42回九州学校保健学合 の開催報告
地方の活動
会長
黒川
徹(
国立療養所酉別府病院院長)
第42回九州学校保健学合が平成 6年 8月28日大分 コンパルホール ・文化 ホール において開催 された.
一般講演
1.成長発育期の唆合力 と超勤負荷
今村隆子 ・木村光孝 (
九州歯科大学小児歯科 )
2.学童期の下顎底部皮質骨 と高 タンパ ク食
3. 当科 における腎生検 1
3
4
例 の臨床病理学的検討
高江洲
旭 ・木村光孝 (
九州歯科大学小児歯科 )
一学校検尿制度の意義 一
中西茂則 ・岩崎哲 巳 ・白幡
聡(
産業医科大学小児科 )
,中村外士雄 (
北九州市)
4.学童期の夜尿症の検討
岩元二郎 (
藤本小児病院)
5.小児循環器外来の受診状況の検討
竹内山水 ・井上敏郎 (
大分県立病院小児科 )
,梶原真人(
大分県立病院新生児科 )
6.佐賀県における小児成人病 モデル検診 とその成績
志田かおる ・酒井祐子(
佐賀医科大学小児科 )
田代克弥 ・有門美穂子 ・田崎
7.極小未熟児の精神発達 につ いて
考(
佐賀児医師会小児成人病対策委員会 )
手島千鳥 ・梶原真人 (
大分県立病院新生児科 )
8.精神遅滞児 ・者の肥満傾向 に関す る検 討
花井敏男 ・楢崎
9.大分県中津市 における子 どもの精神衛生活動の取 り組 み
治(
福岡市立 こども病院小児神経科 )
一地域小児科学の視点か ら一
井上萱生 (
井上小児科医院)
1
0. 医教連携の もとにすすめ る校 内感染対策 について
菊
奈津千(
大分県立石垣原牽護学校審議教諭)
l
l
.大 口保健所管内における結核定期外健康診断
小野星吾 ・中山龍一 ・穂森敏晴 ・宮 ノ前朋子 (
鹿児島県大 口保健所 )
馬門豊子(
鹿児島県大 口市役所)
1
2
.喫煙防止 をはかるための教材づ くり 一間接喫煙 に関す る授業実践事例 一
喝
政弘(
福岡県八女郡矢部中学校)
,照屋博行 (
福岡教育大学)
,九州地区健康教授学研究会
1
3
. テレビ ・ファミコン ・マルテ ィメデ ィアが子 どもに与 える影響 につ いての研究 (
第13報)
伊藤助雄 (
北九州市小児保健研究会 )
シンポジウム
学校保健 における最近の話題 と将来への展望
司会
高林一明(
大分脹小児科医合会長)
塩 月兼人 (
大分県立佐賀関高校校長)
保健室の現状
小児成人病--その考 え方 と現状
学校 に望 む登校拒否への対応
知的障害 をもつ子 どもの理解 と指導
飯田由美 (
大分県立中津南高校養護教諭)
阿南茂啓 (
阿南小児科,大分県医師会 )
帆秋書生 (
大分丘の上病院,
大分県医師会 )
佐藤緊之助 (
大分大学付属養護学校副校長)
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学校保健研究 J
特別講演
養護教諭の役割・
--カウンセ リングのあ り芳
高木俊一郎 (
西南女学院大学学長)
子 どもの権利
立花旦子 (
大分市,弁護士)
会長講演
黒川
重症心身障害医療 における最近の動向
徹(
国立療養所 酉別府病院長)
第 1回 日本教 育保健研究会 の開催報告
第 1回 日本教育保健研究会が,3月2
6日 ・2
7日の 2日間筑波大学 附属駒場高校 (
東京都 )で開催 され ました.
シンポジウム 1 : 「現代 の学校 と保健室」
司会 :数見隆生 (
宮城教育大学)
,山梨八重子 (
お茶の水大学附属 中)
シンポジス ト :富山芙美子 (
葛飾区高砂 中)
,横湯園子(
北海道大学)
,藤田和也 (
一橋大学)
一 指定討論者 :岡部初子(
千葉県柏南高校)
,中安紀美子 (
徳島大学)
シンポジウム 2 : 「"健康 に生 きる" ことと保健認識 の形成」
司会 :和暦正勝 (
宇都宮大学教育学部)
,野村和雄 (
愛知教育大学)
シンポジス ト :千葉保夫 (
仙台市鶴巻小)
,平野和博 (
埼玉県浦和商業高校 )
戸野坂厚子(
宮城学院女子大学)
指定討論者 :山本万富雄 (
愛媛大学教育学部)
,瀧滞利行 (東京大学)
一般 発表 :(
第 一分 科会 )
(
1)新 しい学力観 に立 った保健学習の取 り組み
安徳和幸 (
福岡児黒木町笠原小)
,照届博行 (
福岡教育大学)
(
2)教具 を生か した授業 に関する検討
佐藤洋子 (
郡 山ザベ リオ学園小)
,佐藤 理 (
福島大学教育学部)
近藤其庸 (
岐阜大学教育学部)
(
3)保健授業づ くりに関す る実践的研究(
1
)
(
4
)保健科教育 における熟練教師 と初任者の実践的思考様式 に関する研究
赤田信一 (
筑波大学大学院)
植田誠治 (
金沢大学教育学部)
(
5)学校健康教育のカ リキュラム開発研究序説
(
第 二分 科 会 )
(
1
)エイズ教育の有効性 と評価 に関す る一考察
福富和博 (
熊本県植木町五霊 中)
,木村正治 ・黒木幸博 (
熊本大学教育学部)
(
2)小学校 におけるエイズ指導の実践
薄井恵子 (
栃木児喜連川町河戸小)
(
3)明治前期保健教育史
野村良和 (
筑波大学体育科学系)
(
4)明治前期学校衛生史
邸
桧安 (
一橋大学社会学研究所 )
(
5)健康診断 を考 える
沢山信一 (
順正短期大学)
(
6) 健康 "概念の教育保健学的検討
数見陸生 (
宮城教育大学)
*なお,機 関紙 「日本教育保健研究会年報
国立市中 2- 1 一橋大学社会学部
1
86
第一号」が発刊 され ました.購入ご希望 の方 は,事務局 (
藤田和也)
へ ご連絡下 さい.
5
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4
会
第4
1回 日本学校保健学会の ご案内(
第 5報)
報
学会長
1.会
期
上延
蜜 久治 (
大 阪 教 育大 学 教 授 )
平成 6年 11月25日蝕 ・2
6日は)
2.会 場 八尾市文化会館 (プ リズムホール)
〒5
81大阪騎 八尾市光 町2
4
0 TEL 0729-24-5111
交通 -J
R大阪環状線鶴橋駅隣接 の近鉄大阪線の準急 または普通 に乗車 (
近鉄鶴橋駅 か
0分 )
,八尾駅 下車,線路北側 に沿 って東へ徒歩 4分 (
地図参照 )
ら準急約 1
3.日 程
9:
2
0
8:
3
0
l
l:
4
0
1
3:
4
0
1
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3
0 1
4:
5
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1
7:
0
0
1
6:
0
0 1
7:
3
0
4.行 事
(
1
)
学 会 本 部 行事
① 理事会
1
1月24日㈱
1
3:
00-1
5:
00 菊水按 (
祭良市 )
1
5:
3
0-1
7:
3
0 着水栓 (
黍良市 )
② 評議 員会
11月2
4日㈹
③ 総会
1
1月25日鰻) 12:
3
0-1
3:
3
0 八尾市文化会館
④ 学食 活動 委 員会
11月2
5日触
⑤ 編 集 委 員金
11月26日仕) 1
7:
3
0-ま
9:
OO 大 阪 ガ ー デ ンパ レス
1
1:
4
0-1
2:
3
0 八尾市文化会館
(
2)
年 次 学会 行事
(
訂全体 懇親 会
11月2
5日幽
1
8:
3
0-2
0:
5
0
会場 :ホテル
アウ ィ-ナ大阪
(
旧称
近鉄上本町駅 か ら徒歩約 3分
・
②展示
11月2
5E
l
睦) 9:
00-1
7:
00 八尾市文化会館
・J . .・1
00-1
6:
00 八尾市文化会館
11月26日は) 9:
なにわ会館 )
2
0:
5
0
1
8:
3
0
1
9:
0
0
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4
5
1
6
5.関連行革
(
1
)
教員養成系大学保健協議会
11月2
4日㈱
(
2
)
日本教育大学協会全国凄讃部門総合
9:
0
0-1
7:
0
0 猿沢荘 (
奈良市)
11月2
4日㈱
9二
0
0-1
5:
0
0 猿沢荘 (
奈良市)
同上
第 4回特別別科検討委員会
1
1月2
3日㈹
1
6:
0
0-1
8:
0
0 中小企業文化会館
同上
第 3回研究委員会
11月2
3日㈱
1
8:
0
0-21:
0
0 中小企業文化会館
(
3
)
日本教育保健研究会
11月2
6日仕) 1
6:
0
0-1
9:
0
0 八尾市文化会館
(
4)
全国私立短期大学養護教翰養成課程研究会
1
1月2
7日(
日) 9:
0
0-1
6:
0
0 ホテル アウ ィ-ナ大阪
(
なにわ会館 )
6.学会参加費及び懇親会費
0
0
0円,講演集 は当 日受付で手渡 します.
参加費 (
講演集 1冊 を含む)7
但 し,学生 当 日会員3
5
0
0円,講演集 のみの別売 り3
0
0
0円 (
郵送の場合 3
5
0
0円)
懇親会費 (
八尾-上本町の乗車券 をサービス)
6
0
0
0円
当 日の受付 も可能ですので,皆様 お誘 いあわせの上,多数 ご参加下 さい.
7.学会発表について
O-般演題の うち 「口演」 による発表時間は,講演 7分,討論 3分の計 1
0
分 です.時間を厳守 して下 さ
い.
発表 は,講演集 にそって行い, スライ ド,OHP等は使用で きません.配布資料がある場合は,あ らか
じめ各会場の係員 に提 出 して下 さい.
O-般演題の うち 「ポスター」 による発表要項 については, それぞれの座長及び発表者 に既 に通知 して
あ りますが, なお,以下の事項 にご留意下 さい.
第 1日日午前の発表者 は9:
3
0-1
0:
0
0の間にポスター を掲示 し,l
l:
3
0-l
l:
4
0の間に撤去 して ください.
午後 につ いては,1
4:
4
0-1
5:
0
0の掲示 ,1
6:
3
0-1
6:
4
0の撤去 とな ります.座長の司会の もとに各発表者 に
よる概要説明 (3分) と討論 (3分) を,午前の場合は,1
0:
3
0か ら約3
0
分間,午後は,1
5:
3
0か ら約3
0
分
間行 います. この間 4人の座長が,同時進行で運営 していただ くことにな ります.
第 2日日午前の発表者 は9:
0
0-9:
3
0の間にポスター を掲 示 し,l
l:
0
0-l
l:
1
0の間に撤去 して くだ さい.
座長の司会 の もとに各発表者 による概要説明 (3分) と討論 (3分)ばl
o:
0
0か ら約3
0
分間 を行います. こ
の間 4人の座長が,同時進行で運営 していただ くことにな ります.
oシンポジウム ・学会長要望課題 ・学会要望課題 の発表時間や質疑応答の方法 については,それぞれの
座長 または司会者 に-任 してあ りますので,指示 に従 って下 さい.
8.連絡 ・問い合せ先 (事務局)
〒5
82大阪府柏原市旭 ヶ丘46
9
8-1
大阪教育大学保健学科気付
第4
1
回 日本学校保健学合事務局
TEL 0
7
2
9
7
6
3
21
1(
代表)
FAX 0
7
2
9
7
63
2
65 (
学食専用)
,0
72
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2
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9(
代表)
学校保健研 究
J
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眉
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-等
浮
〝"ん〃〟"瓜
-
会場周辺案内図
関西国際空港 一特急 はるか -天王寺 (J氏)
関西国際空港 -特急 ラ ビー トー難波 (
南海)
関西国際空港 一近鉄上本 町
大阪国際空港 -近鉄上本 町
直通バ ス約5
0分
0
分
直通バ ス約3
-頚
室
川小
")Ⅵ
""-遜
--蔓
V
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養
慧
首領
小
月
湧
讃
潔
"
〟
-淫
遥
-〝ハ﹀川蔓等
)-条
受
急
5
湧月
F
m
や
"
局
-月
表
題
意
Wざ
実
幾
層
Wハ尊
重嘉
竜
遷
-)"
-
新大阪 一大阪 一鶴橋 (J氏)
JR京都 一近鉄奈 良 (
近鉄)
大阪乗 り換 え約2
5
分
西大寺乗 り換 え約3
0
分
JR隣接
近鉄 『
鶴橋駅 』
至京都室斌末
○近鉄八尾駅 まで :準急約1
0分
八尾市文化 会館 徒歩約 4分
○近鉄上本 町駅 まで :約 3分
ホテル アウイ-ナ大阪
(
一般懇親会会場)徒歩約 3分
布施
近鉄奈 良線
級
至奈良
I
O
-IIII-I----
蔓
蓬
召
一川名
"婆
V"八八- β
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表駕
篭
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近鉄 上本 町駅
至近鉄奈良 駅
○近鉄奈良駅 まで :
7
分
快速急行 約2
特急 (
有料)約2
5
分
菊水楼
(
役員会会場)
0分
車約 5分、徒歩約1
至
和歌
山
市至
和
歌I
L
1
学会場 プ リズムホール (
八尾市文化会館)
近鉄大殿線
至 国分
518
第2車 教師のための基礎的情報
第 1単元
第 2単元
第 3単元
学校健康教育 とライフスキル
健l
kな ライフスタイル形成へ の重職 つ1ナ ・
・川畑稚丈
朗
・
-・
皆 川輿栄
ライフスキルの形成 .
・
- 望 月吉防 4
2
タバ コ とアル コール ・
・
・丸谷宣 子 5
7
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第 5牡元 運動 と体 力 ・
KYBプ ログ ラム 日本版 の開発
-・
西 岡仲妃 7
5
-・野津有 司 9
0
.
・
JKYB研 究会 (
川畑徴朗)擬 A5判 、
1
4
8貫 ¥2.
5
0
0平成 6年 4月発行
第 6単フ
亡 賀 全 と応急 処蒜・
・I
・ 渡速j
]
:
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酎 1
07
-岡島佳酎 1
1
7
第7単元 歯 の健 --第 8牡光 埋康診断 ・
・
凍
本番の特色
1
9
27
1健凍 な生活 を送 るには子供の頃か ら、 そのための技 術 (
スキル)を粥終
す る必要があ る、 とい う考 えに基づ きア メ リカ健横 脚 室
T
が開発 Lた新
Know YourBody)
プ ログラムを悶 介 しますO
しい健康教 軒 去.KYB(
2KYBプ ログラムのね らいは,子 ど もたちが 自分の健横 に賀任 を持 ち、
タバ コ, アル コ-ル、'
安全、運酌、食生活な どの問題 に対 して、健壊
上好 ま しい決定 を下すのに必要なKAS、即 ち知汲(
Knowl
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,態度
(
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i
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)
、 スキル (
SkHI
s
)を身につけ るの を手助 けす ることにあ り
執筆者紹介
川軌
徹朗 (
神戸大学 発達科学部 ・健康 発達論講座 ・
助教授 )
皆川
輿栄 (
折 箱大学 敢商学部 ・
審議教 翰特 別別科 ・
教授 )
甥 月 毛勝 (
旭川医科大学 公衆衛f
j_
学務軽 .
助手)
ます。 意志決定や 自己主張 コ ミュニ ケー シ ョンな どの ライフスキル を
丸谷
教 え るこれか らの新 しい健嬢教育法 です。
i
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引弼 伸紀 (
鍬真
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大学 教育・
1
f
・
部・
葦護教諭特 別別科 ・
助糾 受)
野津
目
第
冨f
-(
神戸大学 発達科学部 .
生活環喝学講座 ・
教授 )
有司 (
軟田大学 数商学部 ・
保健体育研究纂・
肋教授)
渡洩 正樹 (
兵嘩教育大学 学校教酢 声部 生活・
健康系教育課酔 助教授)
r
品
l
亀 住樹 (
玉川大学 文学部 ・法師 )
中村 正和 (
御 大駁がん予防検診セ ンター,
調査部 ・
調査課艮)
次
1牽 KYBプ ログラム 日本版開発研究の概略
1.
KYBプ ログラム 日本版開発研究の経過
-川畑徽朗
学校健横増進プ ログラムKnow YourBo
dyの概要-川畑縦朗
2.
3.
KYB健康教湾 7
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)キュラムの教 帝内容 と教材 - ・川畑敬朗
-
-
3
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1
2
亀 田ブ ックサ ー ビス
新 潟 市 五 十 嵐 二 の 町 8602番地 6
〒950-21
・ 一
一 )
・エ ル カ イ ン ド著
D
久米 稔 訳
四 六 判 三 四〇 頁
価 二八 八 四円
.
川場所 のな い爪帯 たち j
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I
I.
人へけ
あ 期を
㌃
大 期 向 ての準備期 で る青年
取 り上 げられた (す な わ ち 、 青 年
期 と いう居場所 がな くな ってし ま った)若者 たち の問題 を扱 っている。
鍵
一
A5判 7八 二 責
達
、
・∴
価 二 二六 六 円
の 発
て
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う
(
高 橋 種 昭 ・高 野 陽 ほ か 著
性
価 四九 四 四円
家政教育社
父
A5判 四 七〇 点
どの
な役割を果たし' ど のような 父 子 関 係
を持 ち、 ど のような影響を子供 に与 え ているか に ついての実態把捉 と考察.
久米稔監訳
父親
が
家族・
家庭 にお い
M ・E ・ラ ム編 著
価 五 五 六 二円
非 伝 統 的 家 庭 の手 簡 等
A5判 六 四〇 頁
.. . .
今 日 の日本 の社 会情勢 を 見越 し て書 かれ たも の ではな いか と 思 わ れ る ほ ど
現在 の日本 に対 し て数 多 - の示唆 に富 んだ知 見を提示 し てくれ る。
山 下俊 郎 訳
ま
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、ま
価 五 五 六 二円
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児 の 心 理 学
児
神達 を (甜階ご繁 に、S)
A ・ゲ ゼ ル著
乳 幼
学
A5判 四 九 四 頁
理
精
神発 の徴を 段階
心
童 の身体的精 的発 の特徴 年齢 段
と
た特質 ご と に詳細 に調査 研究 し た成 果 が この書 に集約 され ている。
山 下俊 郎 訳
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五歳から十歳ま での
A ・ゲ ゼ ル著
童
十まで児
改訂 学
五歳 か ら 歳
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09
学校保健研究
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9
9
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1
9-5
4
2
第41回 日本学校保健 学会
プ
ロ
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ム
第 1日(
午前) A会場
⑳シンポジウム 王
(9 :20-ll:40)
健 康教育 に お ける養護 教 諭 の役 割
∼ その専 門性 をめ ぐって ∼
司会
柳川
協 (岡 山大学教 育学 部 教授 )
鈴 木 美 智子 (東京学 芸大 学 附属大 泉 中学校
養護 教 翰 )
l
aSOl 学級経営 に機 能す る健康教育 と養護教翰 -「
健康 な子供の姿」 に迫 る学校保健活動 を軸 として一
〇三本 とみ子 (
東京都江東区立第二亀戸小学校 )
1
aSO2 健康教育における役割
一番讃教静の専門性 をめ ぐって一
〇山梨八重子 (
お茶の水女子大学附属 中学校 )
l
aSO3 保健室来室生徒の実態か ら健康教育へ
○辻
l
aSO
4 北米 におけるスクールナースの現状 と課題
l
aSO5 教育における養護教諭の役割
立世 (
大阪府立鳥飼高等学校 )
○高野順子 (
大阪府立看護大学)
一小児科医の期待すること一
〇豊島協一郎 (
大阪府立羽曳野病院小児科 )
1
aSO
6 健康教育 における養護教諭の役割
-その専門性 をめ ぐって一
〇石原昌江 (
岡山大学教育学部)
第 1日(
午前 ) B会場
◆一般 口演
疾病予防 ・健 康 管理
(9 :20-1
0:00)
座長
村田
良輔 (
大 阪市立総 合 医療 セ ンター 小児 内科 部 長 )
1
aBOl 尿中の急性相反応物質 :小児科急性感染症 における尿中 トリプ シンインヒビターの臨床的検討
○竹村俊彦 (
大阪市立大学医学部)
,中野博之 (日本医学株式会社 )
毒多尾浩代 (
金沢大学教育学部)
,桑島士郎 (
大阪市立大学医学部)
l
aBO2 全寮制中学生 における感染症 の予防について
○加藤伴親 (
PL病院小児科 )
l
aBO3 交野養護学校 における感染予防対策の取 り組 み
○鈴木光養 ・北川末幾子(
大阪府立交野養護学校)
l
aBO
4 風疹,ム ンプス,麻疹 および水痘流行の周期性 と地域的特徴 に関する検討
○佐藤敏雄 ・津村直子 ・荒島真一郎 (
北海道教育大学札幌校 )
5
2
0
学校保健研究 J
PnISc
ho
o
I
He
al
t
h36;1994
(
1
0:00-1
0:40)
座長
安達
雅彦 (
柏 原 市 教 育 委 員 会 心 身障 率 児
適 正 就 学 指 導 委 員長 )
1aBO5 養護教静 に求め られ る総合的看護能力
第 1報 実践事例 か らみた分析結果
○福西武子(
横浜教育専 )
,天野洋子 (
東大 附中)
糸谷外代子 (
都 ・墨 田川 高 ・堤 )
,植井弘子 (
川崎中原中)
,嶋本恭子 (
都 ・竹早高 ・定)
末吉裕子 (
都 ・北野高校 )
,鈴木幸子 (
川崎今井 中)
,坪井美智子 (
都 ・小石川高 )
広井 直美 (
筑大坂戸高)
,橋本和子 (
学大 附竹早 中)
,山田万智子 (
京北高 )
山成幸子 (
学大附世 田谷 中)
,鈴木美智子 (
学大 附大泉中)
1
aBO6 養護教諭 に求 め られ る総合的看護能力
第 2報 救急処置の現職研修 をめ ぐる問題点 と課題
○山成幸子 (
学大 附世田谷 中)
福西武子 (
横浜教育専 )
,天野洋子 (
東大附中)
,糸谷外代子 (
都 ・墨 田川高 ・堤 )
植井弘子 (
川崎 中原 中)
,嶋本恭子 (
都 ・竹早高 ・定 )
,末吉裕子 (
都 ・北野高校 )
鈴木幸子 (
川崎今井 中)
,坪井美智子 (
都 ・小石川高 )
,広井直美 (
筑大坂戸高 )
橋本和子 (
学大 附竹早 中)
, 山田万智子 (
京北 高)
,鈴木美智子 (
学大 附大泉中)
l
aBO7
「
中央急病診療所転送患者」一学童児患者 につ いて一
〇藤丸睦子 ・岡野善行 ・新宅治夫 ・一色 玄 (
大阪市立大学小児科 )
鶴 原常雄 (
大阪市救 急医療事業 団)
,大笹宰伸 (
大阪市住吉市民病院小児科 )
laBO8 - ン ドポール競技 による外傷 ・障害 に関す る調査 第 1報
○小西博菩 ・常岡秀行 (
京都工芸繊維大学 )
,三野 耕 (
兵庫教育大学 )
石居宜子 ・吉田義昭 ・武田最太郎 (
和歌 山県立医科大学衛生学 )
(
1
0:4
0-ll:1
0)
座長
l
aBO9 小児の食習慣 と早朝尿 中Na/K比
1aBI
O ス トレスを受 け易 い子供 の特徴
上林
久雄 (
大 阪 成瑛 女 子 短 期 大 学 教 授 )
○山上孝司 ・鏡森定信 (
富 山医科薬科大学保健医学 )
一尿 中1
7KS値 を指標 として○川上吉昭 (
東北福祉大学 )
,土井
豊(
東光生活文化大学 )
l
aBll 痩 身 に伴 う身体的 ・精神的 ス トレスに関す る基礎 的研究 一尿 中1
7KS値 を指標 と して一
〇土井 豊 (
東北生活文化大学 )
,伊藤常久 (
順天堂大学大学院)
宮川 賢一 (
東京駒場学園高校 )
,川上 吉昭 (
東北福祉大学 )
(
ll:1
0-l
l:4
0)
座長
山本
公弘(
奈 良女 子 大学 教 授 ・保健 管 理 セ ンター 所 長 )
1a
B1
2 高校生 ・大学生 におけるエ タノールパ ッチテス トとAAI
Sとの関連 につ いて
○久根本康子 ・藤井 香 ・斎藤郁夫 ・永野志朗 ・
関原敏郎 (
慶鷹義塾大学保健管理 セ ンター)
1
aB1
3 救急用鮮創膏の貼布時間 と細菌汚染 に関す る実験的研究
○木原裕子 (
熊本 ・牛深市立天附中学校 )
,梶薄衣織 (
東京 ・堀越高等学校 )
甲斐理江 (
宮崎 ・県立福 島高等学校 )
,松本敬子 (
熊本大学教育学部 )
laB1
4 健 常者の運動 における血管 内溶血 につ いて
○佐藤正 臣 ・佐藤達也 ・溝畑
第
◆一般 口演
潤 ・岡村雅美 ・後藤英二 (
大阪教育大学保健 )
藤村 聡 (
大阪府立 中宮病院)
1日(午前) C会場
5
2
1
第4
1
珂日本学校保健学舎プログラム
保健 学習
(9 :20-10:00)
座長
田原
靖昭 (
長崎大 学教養 部 教授 )
l
aCOl 保健学習 における教材型 と興味関心の関連性 に関す る研究
○初田宏明 ・寺田光世 (
京都教育大学)
1
aCO2 保健学習における教師の 「力量」 についての一研究
その Ⅰ
Ⅰ 一教育実習生の授業分析 の特徴 一
〇赤田信一 (
静岡大学教育学部)
l
aCO3 最近の小学校 における保健学習の実態調査
○井筒次郎 ・大坪敏郎 ・富岡元信 ・吉田登一郎 (日本体育大学)
l
aCO
4 大学生の保健理論 に対す るレデ ィネス
○中馬充子 (
西南学院大学)
,小林勝法 (
文教大学)
(
1
0:00-1
0:30)
座長
寺田
光世 (
京都 教 育大学教 授 )
l
aCO
5 小学校 における 「
死生観教育」の内容構成 に関す る実証的研究(
2)
○射場利春 (
牟礼町立牟礼小学校 )
,藤田禄太郎 (
鳴門教育大学)
1aCO6
「
死 」 に関す る経験 ・態度 ・認識 についての調査研究(
1
4
)
○板谷幸恵(
女子栄養大学)
,藤田禄太郎 (
鳴門教育大学)
laCO7
「
死 」 に関す る経験 ・態度 ・認識 についての調査研究個
○藤田禄太郎 (
鳴門教育大学)
,板谷幸恵(
女子栄養大学)
エイズ
(
1
0:30-ll:10)
座長
勝野
虞吾 (
兵庫 教 育大 学疫学 ・健 康教 育学 教授 )
l
aCO
8 行動変容 を目指 した性 ・エ イズ教育プ ログラム(
2)
一小学校高学年 を対象 として,その教育効果 に目を向けて一
〇小池
晃(
新潟市立坂井給小学校 )
l
aCO9 わが国における大学生の性 ・エイズに関する調査研究
第 1報 性意識,性行動 について○木村龍雄 (
高知大学教育学部)
,皆川輿栄 (
新潟大学教育学部)
園山和夫 (
北海道教育大学)
,野津有司(
秋田大学教育学部 )
,植 田誠治 (
金沢大学教育学部)
三井淳蔵 (
岐阜大学教育学部 )
,益子詔次 (
宇都宮大学教育学部)
喜多村望 (
島根大学教育学部 )
,酉種子田弘芳 (
鹿児島大学教育学部)
l
aCI
O わが国における大学生の性 ・エイズに関す る調査研究
第 2報 エ イズの知識 ・態度 ・教育 について
○皆川輿栄 (
新潟大学教育学部)
,木村龍雄 (
高知大学教育学部)
西種子田弘芳 (
鹿児島大学教育学部 )
,喜多村望 (
島根大学教育学部)
三井淳蔵 (
岐阜大学教育学部 )
,益子詔次 (
宇都宮大学教育学部)
植 田誠治 (
金沢大学教育学部 )
,野津有司(
秋 田大学教育学部)
,園山和夫 (
北海道教育大学)
1aCl
l エイズ患者のためにで きること
一大学生の基礎的知識 と意識 に関する実態調査 一
(
ll:1
0-ll:40)
座長
林
〇鎌 田尚子 ・剣持智恵(
女子栄養大学)
謙治 (国立 公衆 衛 生院保健 統 計 人 口学部 長 )
1
aC12 英国の学校エイズ教育 ・性教育現場報告 と考察
○武田 敏 (
千葉大学教育学部)
l
ac1
3 -私立大学新入生のAI
DSに関す る知識の実態 につ いて
○兵頭圭介 (
大東文化大学経済学部教養 )
1
aC1
4 AI
DSの 自然史 (
NATURALHI
STORY)と健康教育
○勝野其吾 ・渡逮正樹 ・北山敏和 (
兵庫教育大学)
5
2
2
学校保健研究 J
PnISc
ho
o
IHe
al
t
h3
6;1
9
9
4
第 1日(
午前) D会場
◆一般 口演
発 育 ・発 達 ・体 力
座長
(9 :20- 9 :50)
宵山
1aDOl 学習雑誌 にみ るスポーツ ・健康情報 について
1
aDO2 小学生 における皮下脂肪厚の経年変化
昌二 (
三重大学教 育学部教授 )
○音成陽子
・
田中浩子(
中村学園大学)
○城川美佳 ・松井研一 ・内海 健 ・西川浩昭 ・
中谷弥栄子 ・高柳滴喜子 ・豊川裕之(
東邦大学公衆衛生)
加藤知己(
東京電塊大学)
l
aDO3 1
97
0年代の小学生 における体重の夏増加 と肥満 との関係
○荒居和子(日野市立平山台小学校)
,小林正子 ・東郷正美 (
東京大学教育学部)
1
aDO4 演題取消 し
l
aDO5 演題取消 し
(9 :5
0-1
0:30)
座長
東郷
正美 (
東京 大学教 育学部健 康教 育学教 授 )
laDO6 小学校高学年 における心身の不適応徴候 と肥満度 との関連 につ いて
○識名節子 ・平山清武 ・大山佐知子 (
琉球大学小児科 )
,喜屋武和恵(
多良間中学校 )
喜久川美沢 (
琉球大学附属小学校)
,森 忠繁 (
岡山県環境保健 セ ンター)
林 正(
滋賀大学教育学部)
laDO7 母親の回答 にみる小学 1・2年生の健康生活
一出生時及び現在の体重 につ いて一
〇鶴原香代子(
愛知淑徳短期大学)
池上久子 (
名古屋聖霊短期大学)
,石山恭枝 (
東京大学)
井上千枚子(
実践女子短期大学)
,青山昌二 (
三重大学)
l
aDO8 母親 の回答 にみる小学 1・2年生の健康生活
一肥疫の評価 について一
〇池上久子 (
名古屋聖霊短期大学)
鶴原香代子(
愛知淑徳短期大学)
,石山恭枝 (
東京大学)
井上千枝子(
実践女子短期大学)
,青山昌二 (
三重大学)
1
aDO9 母親の回答 にみる小学 1 ・2年生の健康生活
一身長及び体重の発育について一
〇青山昌二 (
三重大学)
,鶴原香代子(
愛知淑徳短期大学 )
池上久子 (
名古屋聖霊短期大学)
,石山恭枝 (
東京大学)
,井上千枝子(
実践女子短期大学)
座長
(
1
0:3
0-ll:0
0)
三野
耕(
兵庫教 育大学教 授 )
1
aDI
O 幼児の立体視機能の発達 一幼稚 園 と保育園の比較 - ○上野純子(日本体育大学女子短期大学)
太田恵美子(
女子栄養大学)
,正木健雄 (日本体育大学)
laDll 幼児期 における視機能の発達 と生活環境 との関わ りにつ いて
○太田恵美子 (
女子栄養大学)
,正木健雄 (日本体育大学)
上野純子 (日本体育大学女子短期大学)
1aD12 視聴覚 の年齢変化 と保健指導
○武田英太郎 ・森岡郁晴 ・黒田基嗣(
和歌 山県立医科大学衛生)
三野 耕 (
兵庫教育大学)
, 白石龍生 (
大阪教育大学)
影山セツ子 ・宮下和久(
和歌 山県立医科大学衛生)
,松本健治(
鳥取大学教育学部 )
(
ll:00-ll:3
0)
座長
竹内
宏一 (浜松 医科大学 公衆衛 生学教授 )
1aD1
3 比体表面積基準 チャー トの作成 とその利用について
○三野 耕 ・高柳紀子(
兵庫教育大学)
,稔 田智香子 (
神戸大学)
五十嵐裕子(
神戸大学附属明石 中学校 )
,後和美朝 (
大阪国際女子大学)
小西博書 (
京都工芸繊維大学)
,成山公一 (
大阪女子短期大学)
石居定子 ・武田最太郎 (
和歌 山県立医科大学衛生)
鳶号
音
署8月
遠
ノリ
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絹
3
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勺
写
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2
3
第4
1
回日本学校保健学会プログラム
l
aD1
4 女子体操選手の体重調整が身長成長 に及ぼす影響 につ いて
3""頚
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月
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深
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喜m ≦
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-身長の発育基準チャー トを利用 して○成山公- (
大阪女子短期大学)
高柳紀子 ・三野 耕 (
兵庫教育大学)
,於田智香子 (
神戸大学)
西野和代 (
鯖江市立中央 中学校)
,宮本泰子 (
大阪女子短期大学高等学校 )
白石龍生 (
大阪教育大学)
,石居宣子 ・武田最太郎 (
和歌 山県立医科大学衛生)
1
a
D1
5 最近の女子高生でみた初経 と身体発育の関連
○後和美朝 (
大阪国際女子大学)
校本健治 (
鳥取大教育)
,平瀬悦子 (
武庫川高校 )
石居宣子 ・森岡郁晴 ・宮下和久 ・武田最太郎 (
和歌 山県立医科大学衛生)
小西博署 (
京都工芸繊維大学)
第
1日(午前) E会場
◆一般 口演
薬物乱 用
(9 :2
0- 9 :5
0)
座長
藤田
和 也 (一橋 大学 社会学 部教 授 )
l
a
EOl 中学生 における薬物乱用者の特徴
〇呉 鶴 ・川 田智恵子 ・山崎憲比舌 ・
杉 山克己 ・吉 田 亨 (
東京大学保健社会学)
学 ・妹尾栄一 (
東京都精神 医学総合研究所 )
阿部恵一郎 (
武蔵野学院)
-薬物乱用 ・非乱用者の比較 を通 じて一
朝倉隆司(
東京学芸大学)
,斉藤
1
a
EO
2 薬物乱用防止 システムの国際比較研究(
5
)
-オランダの健康教育 一
〇渡遵正樹 ・武内克朗 ・北山敏和 ・勝野最吾 (
兵庫教育大学)
小沼杏坪 (
国立下総療養所)
,和 田 浦 (
国立精神保健研究所)
高橋浩之(
山形大学)
,石川哲也 (
文部省)
猪股俊二 (
国際武道大学)
,国崎 弘
1
a
EO
3 薬物乱用防止 システムの国際比較研究(
6)
-アメ リカの学校 における予防プ ログラム :LEARNI
NG TO LI
VE DRUG FREE一
〇武内克朗 ・北山敏和 ・涯連正樹 ・勝野最吾(
兵庫教育大学 )
小沼杏坪 (
国立下総療養所 )
,和 田 浦 (
国立精神保健研究所)
,高橋浩之(
山形大学)
石川哲也 (
文部省)
,猪股俊二 (
国際武道大学)
,国崎 弘
健 康意識
(9 :5
0-1
0:2
0)
座長
松岡
勇二 (
和歌 山大学 教 育学 部教 授 )
1
a
EO
4 保健の知識,心身の健康 および主観的健康観 につ いての研究
○佐藤季長 ・原鴫友子 ・井川正治(日本体育大学)
l
a
EO
5 女子学生 における自覚症状 の訴 えスコアの 日内変動 につ いて
○前橋
明(
岡山大学公衆衛生)
,中永征太郎 (ノー トルダム清心女子大学)
武田和久(
岡山大学公衆衛生)
l
aEO6 エイズに対する意識 について 一男子高校お よび女子高校の調査か ら一
〇薩田清明(日本医科大学衛生公衆衛生)
健 康管理
(
1
0:20-1
0:40)
座長
横尾
能範 (
神 戸大学 国際 文化学部 教 授 )
l
a
EO7 大学数職員の健康管理 とパ ソコンを用 いた管理 システム作成
○関原敏郎 ・斎藤郁夫 ・藤井
l
aEO8 遠見視力 と近見視力につ いての研究
香 ・田中雅子 ・久根本康子 ・星 山こず え
(
慶応義塾大学健康管理セ ンター)
○高橋 ひとみ(
桃 山学院大学)
5
2
4
学校保健研究 hnIS
c
ho
o
IHe
al
i
h36;1
9
9
4
座長
(
1
0:40-ll:1
0)
橘
重美 (
神 戸学 院大学 人文学 部教 授 )
laEO9 青年期 における健康問題 に関す る調査研究 (Ⅴ)
○須藤勝見 ・川畑麻紀 ・上延富久治(
大阪教育大学保健 )
l
a
EI
O 青年期 における健康 問題 に関す る調査研究 (Ⅵ )
○川畑麻紀 ・須藤勝見 ・土建富久治 (
大阪教育大学保健 )
l
a
Ell HLC尺度 を用 いた肥満小児の健康意識調査
○下村素子(
大阪市立貝塚養護学校)
,一色
(
ll:1
0-ll:40)
座長
佐藤
玄 ・稲田
浩(
大阪市立大学小児科 )
祐 造 (名古屋大学 総 合保健 体 育科学 セ ンター教 授 )
l
aE1
2 母親の回答 にみる小学 1・2年生の健康生活 一食事面 について一
〇石山恭枝 (
東京大学)
,鶴原香代子(
愛知淑徳短期大学)
池上久子 (
名古屋聖霊短期大学)
,井上千枝子(
実践女子短期大学)
西田良子 (
三重県立看護短期大学)
,青山昌二 (
三重大学)
l
a
E1
3 母親の回答 にみる小学 1・2年生の健康生活 一睡眠時間等 について一
〇西田良子(
三重県立看護短期大学)
,鶴原香代子 (
愛知淑徳短期大学)
池上久子 (
名古屋聖霊短期大学)
,石 山恭枝 (
東京大学)
井上千枝子(
実践女子短期大学)
,青山昌二 (
三重大学)
l
a
E1
4 母親の回答 にみる小学 1・2年生の健康生活 一運動量 につ いて一
〇井上千枝子 (
実践女子短期大学)
,鶴原香代子(
愛知淑徳短期大学)
池上久子(
名古屋聖霊短期大学)
,石山恭枝 (
東京大学)
西田良子 (
三重県立看護短期大学)
,青山昌二 (
三重大学)
第 1日(
午前 ) F会場
㊥一般 口演
学 校 保健 の原理 ・方 法 ・歴 史
座長
(9 :2
0- 9 :50)
森
昭三(
筑 波大学体 育科学 系教授 )
l
aFOl 健康教育理論史に関す る基礎的研究(
7
)
○瀧淳利行 (
国軍院大軍文学部非常勤)
和唐正勝 (
宇都宮大学教育学部)
,森 昭三 (
筑波大学体育科学系)
laFO2
「
明治前期保健教育史」
laFO3
「
帝国学校衛生合」の設立経緯の検討
一明治1
9年小学校令以降の 「
学校衛生」進展の背景 につ いて一
〇田 口菩久恵(
常葉学園富士短期大学)
○野村良和 (
筑波大学体育科学系)
座長
(9 :5
0-1
0:1
0)
l
aFO4 学校保健史か らみた肝油 に関す る論考
野村
和 雄 (愛知教 育大学教授 )
○小野忠義 (
大阪教育大学)
l
aFO5 小学校 における死生観教育 につ いての試論(
1
) - 「
死後の世界」の教育 について一
〇岩 洋徳幸 (
香川県土庄町立土庄小学校 )
,藤田禄太郎 (
鳴門教育大学)
心 身陣薯
(
1
0:1
0-1
0:40)
座長
荒 島真 一郎 (
北 海道教 育大学 札幌校数授 )
laFO6 不登校生徒の精神身体的愁訴の検討
○早川滋人 ・古賀恵里子(
琵琶湖病院)
,金井秀子 ・思弁敏 明(
京都教育大学)
小林豊生 (
京都府立医科大学精神医学)
5
2
5
第4
1
匝ほ 本学校保健学会プログラム
1
aFO
7 ダウン症候群, 自閉的傾向の児童 ・生徒 における発育発達の特性 について
○溝畑
潤 ・後藤英二 (
大阪教育大学保健 )
,藤村 聡 (
大阪府立 中宮病院)
佐藤達也 ・佐藤正 臣 ・岡村雅美 (
大阪教育大学保健)
l
aFO
8 心身障害児の健康情報の管理 につ いて
4
○斎藤美麿 (
山口女子大学)
第 1日(
午前 ) G会場
⑳ポスターセッション 提示
(
1
0:00-ll:3
0)
発 育 ・発達 ・体 力
討論
(
1
0:30-ll:00)
南
座長
哲(
神 戸大 学発 達 科学 部教 授 )
1
aGOl 赤血球の浸透圧抵抗お よび水分含有量 に及ぼす乳酸の影響 につ いて
○小河弘之 ・佐藤正 臣 ・後藤英二 (
大阪教育大学保健 )
1
aGO
2 女子競泳選手のBMD及 び%Fat
の年間変動 につ いて
○原鳴友子 ・佐藤季長 ・井川正治 (日本体育大学)
l
aGO
3 歩行時の相対心拍 レベル について
○石田 睦 (
大阪教育大学保健 )
吉岡隆之(
大阪市立大学生活科学部)
, 白石能生 ・後藤英二 (
大阪教育大学保健 )
討論
(
1
0二30-ll:00)
座長
瀬戸
進(
大 谷大学 文学 部教 授 )
l
aGO
4 女子学生 における足裏の形成 とバ ランス感覚 について
○井狩芳子(
和泉短期大学 )
,渡辺美佐子 (日本社会事業大学)
l
a
GO
5 思春期女子の身体意識 に関す る研究
○朝倉隆司(
東京学芸大学保健 )
l
aGO
6 女子短大生の体型 ・体力 と疲労 自覚症状
○美馬
信 ・岡崎延之(
大阪女子短期大学)
種村
玄 彦 (日本学 校薬 剤 師会副 会長 )
学校環境
討論
(
1
0:30-ll:00)
座長
l
aGO
7 照度お よび照明環境 に関す る環境保健教育学的研究 (
第 2報 )
一杉板教室の光及び空気環境 に関す る実態調査 と児童への影響評価 一
〇山崎昭紀 ・鈴木路子 (
東京学芸大学保健)
,田中千恵子(
東京学芸大学附属小学校 )
l
aGO
8 教室における空気環境保全のための応用実験研究 (
第 2報)
-植物の教室環境への取 り込み と在室者の反応 一
〇物部博文 ・山崎昭紀 ・鈴木路子 (
東京学芸大学保健 )
三坂育成 ・高橋幹雄 ・呂 俊民 (
竹中工務店 )
1
a
GO
9 保健室の設計 に関す る研究 (
第三報)
○大嶺智子 ・坂本明美 ・津田あかね ・加藤英世 (
杏林大学保健学部)
学校保健研究 J
PnIS
c
h
o
o
I
He
a
l
i
h36;1
9
9
4
526
健康意識 ・健康行動
討論
(
1
0:30-ll:00)
座長
天 冨美禰子 (
大 阪教 育 大学教 授 )
1
aGI
O 中学生の意識す る健康 目標 と健康 イメー ジ
○ 明瀬好子(
神戸市立鷹匠中学校 )
l
aGl
l 学生の性格傾向が健康生活 に及ぼす影響 (
第 3報)
○沢田孝二 (
山梨学院短期大学)
l
aG1
2 大学生の生活 と疲労 に関す る研究 一疲労の学部 による相違 一
〇梓住讃雄 ・平 田洋子 ・山本美紀 ・桧田芳子(熊本大学教育学部)
大嶺智子(
杏林大学保健学部)
第 1日(
午後 ) A会場
⑳総会
(
1
2:30-1
3:30)
⑳特別講演 Ⅰ
(
1
3:40-1
4:40)
「
心の健康 」とはなにか
講師
河合
隼雄
(
京都 大学 ・国際 日本 文化研 究 セ ンター 名誉教授 )
座長
⑳ シ ンポ ジウム
Ⅰ
川畑
愛義 (
京都 大 学 名誉教 授 )
江口
薦寿 (
筑 波大 学 名誉 教授 )
(
1
4:5
0-1
6:5
0)
ヘル ス プ ロモー シ ョンとライ フス タイル
司会
大山
良徳 (
和歌 山大学教 育学部 教授 )
○美坂幸治(
鹿児島大学教育学部)
l
pSOl 青少年の体力に及ぼすライフスタイルの影響
○竹下達也 ・森本兼轟 (
大阪大学環境医学)
l
pSO
2 ライフスタイル環境 と健康度 との関連性
○武田 敏 (
千葉大学教育学部)
l
pSO
3 生涯教育 としての性教育
○合 田悌二郎 (
奈良市立椿井小学校)
l
pSO
4 子 どものライフスタイル と学校給食
⑳ レセ プシ ョンコ ンサ ー ト(
1
7:0
0-1
7:5
0)
演奏
大阪教育大学管弦楽団
第 1日(
午後) B会場
◆一般 口演
養 護 教諭
(
1
4:5
0-1
5:2
0)
座長
池田
哲子(
北海道教 育 大学 名誉 教 授 )
l
pBOl 現実の子 どもの健康 の実態 と学校保健調査統計か ら考 えたい健康教育
○岩本ス ミ子(
堺市立百舌鳥小学校)
l
pBO2 養護教諭 に関す る評価 について
l
pBO3 北海道の養護教諭の勤務状況
○小林育枝 (
東京都立武蔵高等学校)
○土井芳美 ・荒島真一郎 ・下岡其里子 ・
円山世志子 ・岡安多香子 ・佐藤敏雄 (
北海道教育大学札幌校)
5
2
7
第4
1
回 日本学校保健学会プログラム
座長
(
1
5:2
0-1
6:00)
堀 内 久美 子 (愛知 教 育 大 学 教 授 )
l
pBO
4 国立大学附属学校 における養護教諭の職務 に関す る研究 (
第 5報)
-執務記録 にみ る特殊教育諸学校 の養護教諭の職務 の質的 ・量的分析 ・検 討 一
〇小笠 原紀代子 (
筑波大学附属聾学校 )
,小 田桐美穂子 (
東京学芸大学附養 )
中川優子 (
横浜L
司立大学棟浜 中学 )
,高松保子 (
東京芸術大学附属音楽高校 )
清水久栄 (
東京学芸大学附属大泉小学校 )
, 曽根睦子 (
筑波大学駒場 中 ・高校 )
斎藤美麿 (
山 口女子大学 )
,全国国立大学附属学校養護教諭
l
pBO5 国立大学附属学校 における養護教諭の職務 に関す る研究 (
第 6報)
-執務記録 にみ る小 ・申 ・高校 の養護教諭の仕事 の内容 と時 間 に関す る分析 ・検 討 一
〇小熊三重子 (
東京学芸大学附属甘辛 小学校 )
,田中千恵子 (
東京学芸大学 附属小金井小学校 )
加藤真弓(
東京学芸大学附属 小金井 中学校 )
,堀内玲子 (
筑波大学 附属 高校 )
曽根睦子 (
筑波大学駒場 中 ・高校 )
,生田愛子 (
千葉大学 附属 中学校 )
斎藤美麿 (
山 口女子大学 )
,全国国立大学 附属学校登護教諭
l
pBO6 国立大学附属学校 における養護教諭の職務 に関す る研究 (
第 7報 )
-執務記録 にみ る小 ・申 ・高校 の養護教諭の仕事 の重複性 に関す る分析 ・検 討 o山梨 八重子 (お茶の水女子大学附属 中学校 )
,近藤 とも子 (
筑波大学 附属 中学校 )
山成章子 (
東京学芸大学 附属世 田谷 中学校 )
,増 田かやの (
お茶の水女子大学附属高等学校 )
高木悦子 (
お茶の水女子大学 附属小学校 )
,鈴木美智子 (
東京学芸大学附属大泉 中学校 )
曽根睦子 (
筑波大学駒場 中 ・高校 )
,斎藤美麿 (山 口女子大学 )
全国国立大学 附属学校養護教諭
1
pBO
7 国立大学附属学校 におけ る養護教諭 の職務 に関す る研究 (
第 8報 )
-執務記録 にみる小 ・
中・
高校の養護教諭の執務内容 と自己評価及び養護教諭鶴 に関する分析 ・
検討 一
〇磨井直美 (
筑波大学附属坂 戸高等学校 )
,天野洋子 (
東京大学附属 や ・高校 )
橋本和子 (
東京学芸大学 附属竹早 中学校 )
,丸田文子 (
東京学芸大学 附属世 田谷小学校 )
遠藤真紀子 (
東京学芸大学 附属 高等学校 )
, 曽根睦子 (
筑波大学駒場 中 ・高校 )
斎藤美麿 (
山 口女子大学 )
,全国国立大学附属学校養護教諭
(
1
6:00-1
6:30)
座長
森田
譲 (愛 知 教 育 大 学 名誉 教 授 )
l
pBO
8 養護教諭の執務 の検 討 1報
一時代背景 によって変化す る養護教諭の執務 一
〇辻 立世 (
大阪府立鳥飼高等学校 )
大西雅美 (
高槻 南高等学校 )
,一色和枝 (
三島高等学校 )
金沢 昌代 (
菜木工業高等学校 )
,川村美樹 (
芥川 高等学校 )
,北野美波 (
島本高等学校 )
佐藤容子 (
吹田東高等学校 )
,土肥恭子 (
茨木東高等学校 )
,西谷鎮子 (
春 日丘高等学校 )
林 秀子(
高槻北高等学校 ),水野尚子 (
福井高等学校 ),矢部貴子 (
千里高等学校 )
増 田弘子 (
島上大冠高等学校 )
,桧 田理恵 (
阿武野高等学校 )
l
pBO9 養護教諭の執務 の検 討 2報
- 1学期 と 2学期 の執務の比較検 討 -
○大西雅美 (
大阪府立高槻 南高等学校 )
一色和枝 (
三島高等学校 )
,金沢 昌代 (
茨木工業高等学校 )
川村美樹 (
芥川 高等学校 )
,北野美波 (
島本高等学校 )
,佐藤容子 (
吹田東高等学校 )
辻 立世 (
鳥飼高等学校 )
,土肥恭子 (
茨木東高等学校 )
,西谷鎮子 (
春 日丘高等学校 )
林 秀子 (
高槻北高等学校 )
,水野尚子 (
福井高等学校 ),矢部貴子 (
千里高等学校 )
増 田弘子 (
島上大冠高等学校 )
,桧 田理恵 (
阿武野高等学校 )
l
pBI
O 養護教諭の執務 の検討 3報
一一人勤務 による執務 の困難性 につ いて一
〇一色和枝 (
大阪府立三島高等学校 )
大西雅美 (
高槻 南高等学校 )
,金沢昌代 (
茨木工業高等学校 )
川村美樹 (
芥川 高等学校 )
,北野美波 (
島本高等学校 )
,佐藤容子 (
吹田東高等学校 )
辻 立世 (
鳥飼高等学校 )
,土肥恭子 (
茨木東高等学校 )
,西谷鎮子 (
春 日丘高等学校 )
林 秀子 (
高槻北高等学校 )
,水野尚子 (
福井高等学校 )
,矢部貴子 (
千旦高等学校 )
増田弘子 (
島上大冠高等学校 )
,給 田理恵 (
阿武野高等学校 )
5
2
8
学校保健研究 hnIS
c
ho
o
IHe
al
t
h3
6;1
9
9
4
第 1日(
午後) C会場
◆一般 口演
養護 教 諭
(
1
4:50-1
5:2
0)
座長
田中
桂子 (淀川女子高 等学校養護教 諭 )
l
pCOl 保健室で行われ る援助活動の評価 に関す る研究
第 1報 子 どもと養護教諭の援助的関係 とは
○鈴木美智子 (
東京学芸大学附属大泉中学校)
天野洋子 (
東京大学附属 中 ・高校 )
,糸谷外代子 (
都立墨 田川 高校境校舎)
植井弘子 (
川崎 中原中学校 )
,坂田 淳 (
鳴門教育大学附属 中学校 )
平良千鶴子(
那覇大道小学校 )
,平若美爾子(
筑波大学附属桐が丘養 )
渡辺栄子 (
仙 台商業高等学校 )
,飯田澄美子(
聖路加看護大学)
l
pCO
2 保健室で行われ る援助活動の評価 に関す る研究
第 2報
援助的関係 を妨 げる要因について
○天野洋子 (
東京大学附属 中 ・高校)
糸谷外代子 (
都立墨 田川高校堤校舎 )
,植井弘子 (
川崎中原中学校)
坂田 浮(
鳴門教育大学附属 中学校 )
,鈴木美智子 (
東京学芸大学附属大泉中学校 )
平良千鶴子 (
那覇大道小学校)
,平岩美禰子 (
筑波大学附属桐が丘養 )
渡辺栄子 (
仙台商業高等学校 )
,飯田澄美子(
聖路加看護大学)
l
pCO
3 保健室で行われる援助活動の評価 に関す る研究
第 3報 保健室 における援助活動の意味
○平岩美禰子(
筑波大学附属桐が丘養)
天野洋子 (
東京大学附属 中 ・高校 )
,糸谷外代子(
都立墨田川高校堤校舎)
植井弘子 (
川崎 中原 中学校 )
,坂 田 淳(
鳴門教育大学附属 中学校 )
鈴木美智子(
東京学芸大学附属大泉中学校 )
,平良千鶴子 (
那覇城西小学校)
飯田澄美子 (
聖路加看護大学)
,渡辺栄子 (
仙台商業高等学校)
⑳ 学 会 長要 望課 題 (
1)
(
1
5:20-16:2
0)
学 校保健 に お け る地域 と学 校 との連 携
司会
武 田虞太 郎 (
和歌 山県立 医科大学教 授 )
柳井
1
pCO
4 八尾市立病院 における学校検尿異常者
勉(
大 阪教 育大 学教 授 )
○坂上義次 ・高瀬俊夫 (
八尾市立病院小児科 )
奥村勝彦 ・山中太郎 (
八尾市医師会 )
1
pCO5 地域 を基盤 とした総合健康福祉 システム と学校
北山敏和 ・永井純子 ・川島
〇枚浦尊麿 (
五色町健康福祉総合セ ンター)
隆 ・渡適正樹 ・勝野最吾 (
兵庫教育大学)
l
pCO
6 子供 の健康教室
∼肥満予防 を中心 に一
一地域保健 と学校保健 との連携 を目指 して一
〇西牧談吾 ・淵 勲 (
堺市宿院保健所)
,竹中恒夫 ・加納
薫(
堺市学校医会 )
第 1日(
午後) D会場
◆一般 口演
保健 指導
(
1
4:5
0-1
5:20)
座長
後藤
英二 (
大 阪教 育大学教 授 )
l
pDOl 学生 における医学知識 に関す る調査
(
1
)
アル フ ァベ ッ ト(
ABC)
を用いた用語 につ いて
○柳生菩彦 (
奈良県桜井保健所)
山本公弘 ・北尾清美 ・植本愛子(
奈良女子大学保健管理セ ンター)
5
2
9
第4
1
回日本学校保健学会プログラム
1
pDO2 片麻輝患者の運動療法 に関す る研究
○佐久本番代 (
九州工業大学)
,佐久本千寿 (日本体育大学大学院)
佐藤能啓 ・水 口伸二 ・三浦窓一郎 (
二瀬病院)
l
pDO
3 外傷多発傾向のある生徒の疲労の特徴 について
-フ リッカ一億検査, 自覚症状調査,背筋力測定,検尿 による疲労調査 一
〇楠本久美子 ・田中 議 (
大阪教育大学附属高校天王寺校舎 )
(
1
5:2
0-1
6:00)
座長
1
pD0
4 小学校 における一斉保健指導
1
pDO5 幼児期の保健指導
松岡
弘(
大 阪教 育大学 教授 )
一児童保健委員会の発表 を通 して一
〇前田千鶴 (
西宮市立瓦木小学校)
一基本的生活習慣 ・態度の形成 一
l
pDO6 幼児の発達段階に対応 した歯科保健教育の実践
〇坂本民意(
西宮市立鳩尾東幼稚 園)
○吉井教子 ・中桐佐智子(
順正短期大学)
1
pDO
7 小学生 を対象 とした自己評価 と行動基準の設定 による実験的歯科保健指導の検討
oT子智恵子 (
金沢市立安原小学校 )
,植 田誠治 (
金沢大学教育学部)
健康評価
l
pDO
8
(
1
6:00-16:40)
座長
向井
康雄 (
愛媛大学 教 育学部 教授 )
「
起立性調節障害」調査結果 と 「
体位血圧反射」調査結果 との関係 について
一東京都 ・N中学校の場合 一
〇藤岩秀樹 (日本体育大学大学院)
石川幸枝 (
東京都世 田谷区体育課)
,i
E木俊雄 (日本体育大学)
l
pDO9 中学生 におけるス トレス と日常生活 との関係 に関する基礎的研究
○玉江和養 (
広島大学大学院)
1
pDI
O 教育反省 にみ られ る健康評価
一特 に保健 室活動 を中心 に して一
〇明瀬好子 (
神戸市立鷹匠中学校 )
1
pDll 健康中学生 についての膳窟温の研究
季節による日内変動 (
第 i報)
○浮田佳代子(
姫路市立広嶺中学校 )
,正木健雄 (日本体育大学)
第 1日(
午後) E会 場
⑳学会要望課題(
1
)
国際学校保健
(
1
4:50-16:50)
司会
大洋
詫間
晋 平 (国立 特殊教 育総 合研 究所部 長 )
清二(
大 牽 女子 大 学 人間生活科 学研 究 所教授 )
l
pEOl イギ リス ・ナシ ョナルカ リキュラム と健康教育(
1
) 一健康教育の位置づ けを中心 に一
〇植 田誠治 (
金沢大学教育学部)
,高橋裕子(
愛知教育大学)
,皆川輿栄 (
新潟大学教育学部)
l
pEO2 イギ リス ・ナシ ョナルか ノキュラム と健康教育(
2) 一健康教育か ノキュラムに関 して一
〇高橋裕子 (
愛知教育大学)
,植田誠治 (
金沢大学教育学部)
,皆川輿栄 (
新潟大学教育学部)
1
pEO3 海外在住思春期生徒 と帰国子女 におけるメンタル-ルス調査 につ いて 一第 4報 一
〇竹内一夫 ・笹揮言明 ・鈴木庄亮 (
群馬大学公衆衛生)
,吉田規嬉子 (
群馬大学附属 中学校 )
1
pEO
4 日米比較 -養護教諭 とスクールナース(
第 3報)
-インタビュー調査 で とらえたスクールナースの仕事の実態 と意識 -
o藤田和也 (
一橋大学)
l
pEO5 束北タイにおけるOD調査 と方法上の問題 -タイ国ウボン県における健康生活学術調査(
第1
6
報)一
〇大澤清二 ・笠井直美 (
大妻女子大学人間生活科学研究所 )
国土将平 (
筑波大学体育科学系)
,佐川哲也 (
金沢大学教育学部)
5
3
0
学校保健研究 J
PnISc
ho
o
I
He
al
t
h3
6;1
9
9
4
第 1日(
午後 ) F会場
◆一般 口演
環 境 保健 ・環境教 育
(
1
4:5
0-1
5:2
0)
座長
宮下
和久(
和歌 山県立 医科大 学衛 生学助教 授 )
○渡辺紀子(
鹿児島大学教育学部)
l
pFOl 騒音の知的作業への影響
l
pFO2
トラ ック騒音が夜間睡眠 に及ぼす影響 一日中運動部活動 を行 った 日と行わない 日の検討 一
〇笹浮言明 ・桐生康生 ・川田智之 ・鈴木庄亮 (
群馬大学公衆衛生)
l
pFO3 騒音曝露が呼吸活動 に及ぼす影響 についての研究
一生理心理学的見地か ら一
〇青柳直子(
東京大学教育学部健康教育学)
山川雅弘(
大修館書店)
,東郷正美 (
東京大学教育学部健康教育学)
(
1
5:2
0-1
5:5
0)
座長
鈴木
路子 (東京学 芸大学教 授 )
1
pFO4 新 しい環境教育への取 り組み
○宮下和久(
和歌 山県立医科大学衛生)
,五十嵐裕子(
神戸大学附属明石 中学校 )
松本健治(
鳥取大学教育学部)
,今出悦子 (
西宮市教育委員会 )
, 白石龍生 (
大阪教育大学)
森岡郁晴 ・武田英太郎 (
和歌 山股立医科大学衛生)
1
pFO5 環境保健 に関す る大学生の意識調査
○藤津邦彦 (
筑波大学)
1
pFO6 校合建築材料の教育環境形成効果 に関す る研究 Ⅰ -教師の疲労 に及ぼす校舎環境 o服部誠司 ・橋 田絃洋 ・天野教子(
愛知教育大学)
座長
(
1
5:5
0-1
6:2
0)
新井
宏 明(山形大 学 医学 部 公衆衛 生学教 授 )
1
pFO7 自覚冷 え症者および非冷 え症者の寒冷環境 における生体反応の研究
一床材料の違 いか らみた皮膚温の検討 ○天野敦子 ・橋田絃洋 ・波速貢次 (
愛知教育大学)
,小山友子 (
名古屋市立山王中学校 )
長尾みゆ き(
安濃町立草生小学校 )
,服部誠司(
愛知教育大学大学院)
l
pFO
8 次亜塩素酸ナ トリウム希釈後の安定性
○高清清子 ・尾家豊治 ・神谷 晃(
山口大学医学部附属病院薬剤部)
1
pFO9 スケール剥離羊毛 を用いた環境浄化 に関す る実験的研究 (
第 3報)
-羊毛繊維の抗菌性発現機序の推定 と健康管理への応用に関す るい くつかの実験 一
〇鈴木路子 ・物部博文 (
東京学芸大学)
,伊予部志津子 (
群馬大学医学部)
皆川直人 (
グ リー ン ・ブル一株)
,北条博史 ・小倉俊昭 (
名川繊商株)
第 1日(
午後) G会場
⑳ポスターセ ッシ ョン 提示
(
15:00-16:30)
性 ・エイズ
討論
(
15:30-1
6:00)
座長
友定
保博 (山 口大 学教 育学部 助教授 )
l
pGOl ,
ト 中学校の親 ・教師 ・児童 ・生徒 はどんな性教育 を求めているか -性教育内容の検討 〇枚岡 弘(
大阪教育大学)
,照屋博行 (
福岡教育大学)
,屋麻戸浩 (
大阪市立五条小学校 )
入江悦子 (
大阪市立八幡屋小学校 )
,奥井利子(
守 口市立守 口小学校 )
川上照代 (
大阪市立北粉浜小学校 )
1
pGO2 高校生のエイズに関す る意識 (
第 2報)
○宮原時彦 ・大河内由香 ・中村留美子 ・竹内宏一 (
浜桧医科大学公衆衛生)
5
3
1
第4
1
回日本学校保健学舎プログラム
1
pGO
3 高校生 におけるエイズのイメージに関す る検討
○寮成文彦 ・藤原永子 ・川 田久美 ・為広 エ リカ ・
合田恵子 ・武田則昭 (
香川医科大学衛生公衆衛生)
,大須賀桂子 (
香川県看護専門学校 )
香西令子 (
香川鼎立高松南高等学校 )
,三好和子(
香川股立飯 山高等学校)
1
pGO
4 大学生の性 の意志決定 に影響 を与 える因子
○鈴木紀秀 (
千葉大学大学院教育学研究科 )
健 康管理 ・学校 安 全
討論
(
1
5:30-1
6:00)
座長
家田
重 暗 く中京 大学体 育学 部数 授 )
1
pGO
5 養護教諭が行 っている視 力管理
○野村和雄 (
愛知教育大学)
l
pGO
6 パ ソコン利用の学校事故事例共有 システムについて(
2
)
○横尾能範 (
神戸大学国際文化学部)
,板持絃子 (
滋賀大学附属 中学校 )
上武千鶴 (
奈良 ・生駒 中学校 )
,田中祐子(
神戸 ・夢野中学校)
,志村美好 (
滋賀 ・小野小学校 )
宮山台中学校 )
,久保博美 (
兵庫 ・津名中学校 )
中郷明子(
大阪 ・
名倉弘美 (
大阪 ・住吉商業高等学校 )
,渚千賀子(
大阪市立盲学校 )
岩本昌子(
兵庫 ・岩屋 中学校 )
,坂東 まさえ(
大阪 ・箕面小学校 )
山本克美 (
京都学園高等学校 )
,竹内か よ子 (
京都 ・西京極西小学校 )
1
pGO
7 安全教育 と安全管理 に関す る実態調査
○高崎裕治(
秋田大学教育学部)
栄養
討論
(
1
5:30-1
6:00)
座長
鎌田
尚子 (
女子 栄養 大学 助教 授 )
l
pGO
8 2年間の成人病予防検診 と食生活調査の結果 につ いて
○森岡郁晴 ・石居宣子 ・
後和美朝 ・左 誠一 ・宮下和久 ・武田異太郎 (
和歌 山股立医科大学衛生 )
虎谷良雄 ・中尾 修 ・鎌田俊彦 (
和歌 山県医師会 )
堺み ど り ・大塚量子(
和歌 山信愛女子短期大学)
l
pGO
9 学齢期の岨噛指導 による身体変動 について
○安井利一 ・中尾俊一 (
明海大学歯学部)
,吉田登一郎 (日本体育大学)
1
pGI
O 小児期か らの成人病予防健診の現状 と栄巷摂取状況
第 1報 唐津 ・東松浦地域 KARATSU STUDY(
1
9
9
3
年)
○林 辰美 (
中村学園大学食物栄餐 )
,伊藤雄平 (
久留米大学医療 セ ンター小児科 )
精神保健
討論
(
1
5:30-1
6:00)
座長
北村
陽英 (
奈 良教 育大 学 教授 )
1
pGl
l 子 ども時代 の楽 しみ体験 と自己概念 一看護学生の場合 一
〇小港遺子 (
埼玉県立衛生短期大学)
,上田礼子 (
茨城大学教育学部 )
1
pG1
2 TVゲーム負荷が生体の各種機能 に及ぼす影響
○金田啓稔 ・思弁俊 明 ・金井秀子(
京都教育大学)
l
pG1
3 大学生の不安 と不登校体験 について
○小林望生 (
京都府立医科大学精神医学)
,早川滋人 ・古賀恵里子 (
茸琶湖病院)
忠井俊 明 ・金井秀子 (
京都教育大学)
第 2日(
午前) A会場
⑳シンポジウムE
l
(9 :00-ll:00)
ア レル ギー児 童 の保健 指導
司会
堀内
康生 (
大 阪教 育 大学 教 授 )
四家正 一郎 (
金 沢 医科大 学 小児 科 教授 )
5
3
2
学校保健研究 h nIS
c
ho
o
IHe
a
l
i
h3
6;1
9
9
4
○長谷川 ちゆ子 (
西脇市立孟春小学校養護教翰)
2
a
SO
l ア レルギー性疾患児童への保健指導
2
a
SO
2 スウェーデ ンにおける曝息に対す るマネー ジメン トのチーム ・アプ ローチ
ーチームによる取組み一
〇 トーマス ・ジ ョンソン(
藤沢 アス トラ学術)
2
a
SO
3 学校 におけるア レルギーの知識
○飯倉洋治 (
国立小児病院ア レルギー科部長)
2
a
SO
4 公害健康被害補償予防協会 における乳幼児健康診査事業の見直 しについて
○井上裕司(
環境庁企画調整局環境保健部保健企画課医療専門官)
㊥特別講演 ‡
(
l
l:1
0-1
2:1
0)
親守 り子育て人の道
-ぼけを見つめて一
講師
早川
一光 (
総 合 人間科学 研 究所長
京都 ・堀川病院顧問)
座長
上延 富 久治 (
大 阪教 育 大学教授 )
第 2日(
午前 ) B会 場
⑳シンポジウム Ⅳ
(9:0
0-l
l:0
0)
環 境教 育 と学 校保健
特別発言(
提言)
学校保健 に環境教育の明確 な位置づ けを
司会
鈴木
阿部
2
a
Sl
l
2
a
S1
2
2
a
S1
3
2
a
S1
4
上延富久治 (
学会長)
幸次 (
大 阪教 育大学教授 )
治(
埼 玉大学教 育学部 助教 授 )
環境教育研究の立場か ら
○鈴木善次 (
大阪教育大学教授)
公衆衛生研究の立場か ら
○青山英康 (
岡山大学医学部教授)
諸外国における環境教育の現状
養護教諭の実践活動 を通 して
○阿部
治(
埼玉大学教育学部助教授)
-児童の保健委員会活動 を中心 に一
〇田口正美 (
阪南市立下荘小学校養護数翰)
2
a
S1
5 学校経営の立場か ら
○坂本禎男 (
八尾市立能筆小学校長)
第 2日(
午前 ) C会場
◆一般 口演
疾 病 予 防 ・健 康管理
(9 :0
0-9 :4
0)
2
a
CO
I QT延長症候群 と学校保健
座長
加藤
伴親 (
PL病 院 小児科部長 )
○田中 薫 ・江原英治 ・杉本久和 ・
村上洋介 ・村 田良師 (
大阪市立総合医療 セ ンター小児科 )
中川 正 (
大阪市立大正保健所)
2
a
CO
2 小児若年糖尿病息児 と学校生活 一息児,保護者,担任のアンケー ト調査 よ りo田中克子 (
大阪府立看護大学)
上原優子 ・今井龍也 ・西牧認吾 ・川村智行 ・稲田 浩 ・
新平鎮博 ・青野繁雄 ・一色 玄(
大阪市立大学小児科 )
5
3
3
第41
回日本学校保健学食プログラム
2aCO3 てんかん児の学校生活 について
○村田良師 (
大阪市立総合医療 セ ンター)
松 岡 収 ・服部英司 ・田中勝治 ・平 山 諌 ・林 かおる ・南浦保生 (
大阪市立大学小児科 )
2aCO
4 学校保健 におけるターナー症候群
○藤田敏之助 ・中島良一 (
大阪市立総合医療 セ ンター)
村上 博 ・稲 田 浩(
大阪市立大学小児科 )
板金康子(
大阪招済全病院小児科)
,一色 玄(
大阪市立大学小児科 )
(9 :40-1
0:2
0)
座長
鶴原
常雄 (
大 阪市 救急 医療 奉養 団理 事 )
2aCO5 福山市の院内学級の現状
○藤田仁志(
中国中央病院小児科)
2aCO6 学校 における嘆息児への対応 につ いて
一幼稚 園 ・小学校 ・病弱養護学校対象調査か ら一
〇石原昌江(
岡山大学教育学部 )
2aCO7 尿中ヒスタ ミン測定の有用性
○大滝久美子 ・畠中章五 ・今村育男 ・園藤吟史(
大阪市立大学環境衛生)
2aCO
8 高校生の立 ち くらみに関す る一考察 一保健室来室回数 との関連 一
〇山崎隆恵(
神奈川県立茅 ヶ崎北陵高校 )
,三輪正彦 (
神奈川 県立茅 ヶ崎北陵高校学校医)
(
1
0:2
0-1
0:5
0)
座長
一色
玄(
大 阪市 立 大学 医学部 小 児科教 授 )
2
aCO9 ′
ト 中学生の皮下脂肪厚 と血清脂質の 3年追跡研究
○松井研一 ・西川浩昭 ・
城川美佳 ・中谷弥栄子 ・高柳滴憲子 ・豊川裕之(
東邦大学医学部公衆衛生)
佐伯圭一郎 (
文教大学教育学部)
,宇佐見隆廉 (
凋協医科大学公衆衛生)
2
aCI
O 青年期肥満の成人病発症 に及ぼす影響 (
第 6報) -肥満発症年齢 と検査結果の検討 一
〇大洋 功 ・藤井輝昭 ・押田芳治 ・佐藤祐造 (
名古屋大学保健体育セ ンター)
神谷明子(
愛知県立看護短期大学)
,永井美奈子 (
中京女子大学家政学部)
2aCl1 3指数 〔
肥満度,BMI(
カウプ)
, ロー レル〕への対応 と対策
大阪府医師会若年性成人病対策委員会
○加藤昌太良(
大阪第 2瞥察病 院)
,若林 明 ・玉城晴孝 ・玉井太郎 (
大阪府医師会 )
一色 玄(
大阪市立大学医学部)
第 2日(
午前) D会場
◆一般 口演
養護 教諭
(9 :00- 9 :30)
座長
華表
宏有 (
産業 医科 大学 教授 )
2aDOl 養護教諭養成課程新入生の養護教諭志向度 と入学 までの経過 につ いて
○難波英子(
関西女子短期大学)
,大谷尚子(
茨城大学教育学部)
,中桐佐智子 (
順正短期大学)
2aDO2 養護教諭養成課程新入生の志望動機 -その内容 と背景 一
〇大谷尚子 (
茨城大学教育学部)
,中桐佐智子 (
順i
E短期大学 )
,難波英子(
関西女子短期大学)
2aDO3 養護教諭養成課程新入生の養護教諭観
○中桐佐智子 (
服正短期大学)
難波英子 (
関西女子短期大学)
,大谷鴻子(
茨城大学教育学部)
(9 :3
0-1
0:0
0)
座長
2aDO4 番讃教諭 と保健指導(
3) 一卒前教育 における一考察 一
2aDO5 養護教諭成立 に関す る基礎的研究
2aDO6 養護教諭養成教育の現状 と課題
難波
英 子 (関西 女子 短期 大 学 教授 )
〇小林例子(
千葉大学教育学部)
一岡山娘 における養護訓導 の誕生 一
〇郷木義子 (
順正短期大学)
○北 口和美 (
西富市立西宮高等学校 )
5
3
4
学校保健研究 J
PnISc
ho
o
I
He
a
l
l
h36;1
9
9
4
(
1
0:00-1
0:30)
座長
中綿佐 智子 (
順 正短期 大学教授 )
2aDO7 養護教静の課題 一養護教諭集団の多様性 と法令等諸規程への対応 について一
〇浦中 淳(
茨城大学教育学部)
2aDO8 養護教諭の生涯学習推進 にかかわ る大学の役割
一科 目等履修生及び免許法認定公開講座制度の推進,実施 につ いて一
〇浦中 淳(
茨城大学教育学部)
2aDO9 小 中学校 における医学生の学外実習
(
1
0:3
0-ll:00)
一受け入れ校 の累積年次状況 (
1
9
8ト9
4年度)一
〇華表宏有 ・松田晋哉 ・曽根智史(
産業医科大学公衆衛生)
座長
中川
八重 (
大 阪市 立 阿倍野 中学校養護教諭 )
2aDIO 養護教諭養成課程学生の臨床実習中における生活 と疲労 について
○佐藤和子 ・桧浦瑛治 ・藤盛其佐紀 (
愛知教育大学)
熊野佳子 (
愛知股立古知野高等学校 )
,水島和美 (
富山県下村村立下村小学校 )
2aDll 養護実習 における保健教育の実施内容 について
○畑 中高子 ・仲田由美子 (
神奈川県立衛生短期大学)
2aD12 -年課程 における養護実習の検言
寸 一実習内容調査 を通 して一
〇竹田由美子 ・畑 中高子(
神奈川県立衛生短期大学)
第 2日(
午前) E会場
◆一般 口演
精 神 保健
(9 :00- 9 :30)
座長
和唐
正勝 (
宇都 宮大学教 育学部教授 )
2a
EOl 東京都心部の中学校教師のス トレス反応 に影響 を及ぼす要因に関す る調査研究
○土井一博 (
筑波大学大学院)
,森 昭三 (
筑波大学体育科学系)
2aEO2 高校教師のための 自己理解調査票 (Ⅰ) -教師 自身の体験 と自己理解評定値の関係の分析 一
〇赤倉貴子 (
芦屋大学)
,木場探志 (
金沢女子大学)
,浦田 輩 (
石川県教育セ ンター)
2aEO3 高校教師のための 自己理解調査票 (I
I) JE
E
格特性, 自己肯定度 と自己理解評定値 一
〇木場深志 (
金沢女子大学)
,赤倉貴子 (
芦屋大学 )
,浦田 輩 (
石川県教育センター)
(9 :3
0-1
0:00)
座長
山下
節轟(
奈 良県立 医科 大学衛 生学教 授 )
2a
EO
4 登校拒否生徒対応 のための学校 内教育相談室兼適応準備教室の在 り方
援助)についての一考察
○染川清美 (
八尾市立八尾中学校 )
その 1 登校 入室刺激 (
2a
EO5 中学生用簡易健康調査の小学 6年生への適用の試み
森
2a
EO6 大学生のス トレス認知 とその反応
○築山泰典 ・忠井俊明 ・金井秀子(
京都教育大学)
(
1
0:00-1
0:3
0)
座長
2aEO
7 競技場面 と自己暗示
2a
EO
8
○板持紘子(
滋賀大学付属 中学校)
息繁 (
岡山県立環境保健 セ ンター)
,林 立 (
滋賀大学)
金井
秀子 (
京都教 育大学教授 )
○長谷川恵美子 ・東郷正美 (
東京大学教育学部)
「
生 と死」の意識 に関す る研究
一生徒 に対す る 「
生 と死の教育」のための基礎的調査 一
〇賓撃照子 (
松蔭女子学院)
,進龍太郎 (
大阪教育大学)
2a
EO9 海外帯同赴任 と家族関係 の変化
○白石淑江(
同朋大学社会福祉学部)
疲労
(
10:30-ll:00)
座長
田村
雅肴 (
奈 良教 育大 学教 授
保健 管理 セ ンター所長 )
5
3
5
第4
1
回日本学校保健学食プログラム
2aE1
0 中学生の疲労 に関す る研究 第 1観 音横的疲労調査の結果
○伊東純子 (
三好町立三好中学校 )
,林せつ子 (
安城市立安城北 中学校 )
佐 々木恵子 ・長山由利 ・森 千鶴 (
愛知教育大学大学院)
佐藤和子 ・天野教子(
愛知教育大学)
2aEll 中学生の疲労 に関する研究 第 2報 生活行動 と著横的疲労調査結果 との関連
○林せつ子 (
安城市立安城北中学校 )
,伊東純子(
三好町立三好中学校 )
佐 々木恵子 ・長山由利 ・森 千鶴 (
愛知教育大学大学院)
佐藤和子 ・天野敦子 (
愛知教育大学)
2aE1
2 高校生の食習慣 と疲労
一朝食摂取 と疲労感,及び生活背景等 との関連 一
長谷川路子 (
山形児船形町立長沢小学校 )
○富田 勤 ・佐 々木 胤 則 (
北海道教育大学札幌校 )
第 2日(
午前 ) F会場
◆一般 口演
(9 :00- 9 :30)
学校安全 ・安全教 育
座長
柴若
光昭(
東京大学教 育学 部 助教 授 )
2aFOl 交通安全の知識 ・態度 ・行動 に関す る研究 (その 1 :安全知識 と態度 につ いて)
○北井美奈子 (
愛知教育大学大学院)
,佐 々木恵子 (
北海道教育大学大学院)
村松常司 (
愛知教育大学)
,村松園江 ・秋田 武 (
東京水産大学)
,片岡繁雄 (
北海道教育大学)
2aFO2 交通安全の知識 ・態度 ・行動 に関す る研究 (その 2 :安全態度 と行動 について)
○佐 々木恵子 (
北海道教育大学大学院)
,北井美奈子 (
愛知教育大学大学院)
村松常司(
愛知教育大学)
,村松園江 ・秋 田 武 (
東京水産大学)
,片岡繁雄 (
北海道教育大学)
2aFO3 運転適性 に関す る研究
一各年齢層の運転意識 と反応時間一
〇岡本浄実(
中京女子大学研究生)
,藤井真美 (
中京女子大学)
(9:3
0-1
0:00)
座長
藤井
2aFO
4 学校管理下 における傷害の発生 と学校環境
真美 (中京女子 大 学教 授 )
○石樽清司(
滋賀大学教育学部)
2aFO5 保健 日誌の記録 か ら見 た児童の†
Ac
c
i
de
ntPr
o
ne
ne
s
s"につ いての事例的研究
○港 和則 (鳴門教育大学大学院),藤田禄太郎 (
鳴門教育大学)
2aFO6 EC委員会が作成 した安全教育教本 「セイフテ ィーパ ック」の特徴 について
○戸部秀之(
東京大学教育学部)
,渡途正樹 (
兵庫教育大学 )
後藤ひとみ(
北海道教育大学)
,家田量晴 (
中京大学体育学部)
学 校給食 ・栄養
(
10:00-1
0:40)
座長
2aFO7 学校給食指導 に関す る試論(
2)
2aFO8 子 どもにおける間食の人間学的基礎 とその育成化への試み
(
1
)
体験 として残 る間食世界か らの検討
武田
壌藤 (
膏 森 大学 教 授 )
○堀江康彦 (
鳴門教育大学大学院)
藤田禄太郎 (
鳴門教育大学)
○河内信子(
岡山大学教育学部)
2aFO9 学齢期 における成人病予防の基礎的検討
(
第 5報) -肥滴児,高 コレステロール値児の食生活の実態 一
〇吉田隆子 ・丸山規雄 ・大堀兼男 ・宮原輝彦 ・
竹内宏一 (
浜松医科大学公衆衛生)
5
3
6
学校保健研究 hn IS
c
ho
o
I
He
a
l
i
h3
6;1
9
9
4
視機 能
(
1
0:40-ll:00)
座長
西信
2
aFl
l 学業遂行上配慮 を必要 とす る児童 を選びだす色覚検査
宮尾
元嗣 (
奈 良県立 医科大学 眼科教 授 )
○高柳泰世 (
本郷眼科)
克(
名古屋大学公衆衛生)
,山 口昭子 (
愛知女子短期大学)
2
aF1
2 先天眼振 を有する児童 ・生徒 の体力 ・運動能力 ・性格 に関する基礎的研究
○藤山由紀子(
北里大学医療衛生学部)
小沢治夫 (
筑波大学附属駒場中 ・高校 )
,石川 哲 (
北里大学医学部)
第 2日(
午前 ) G会場
◎ポスターセッション 提示
(9 :3
0-ll:00)
発 育 ・発達
討論
(
1
0:00-1
0:3
0)
座長
2
aGOl 比体重,BMI
, ロー レル指数の時系列解析
2
aGO
2 発育 と教育の相互作用 につ いての研究
松本
健 治 (鳥取大 学教 育学部 教授 )
ノ
○東郷正美 (
東京大学教育学部)
-はだか保育園児の身長,体重の季節変動成分 に関す る環境保健教育学的検討, とくに感染 ・
発病 ・アレルギー等 との関連 について一
〇福井敦夫 ・鈴木路子 (
東京学芸大学保健学)
田中茂穂 ・東郷正美 (
東京大学)
Z
aGO3 北海道の中学生 における体重 と身長の時系列解析
○岡安多香子 ・田中良子 ・荒島真一郎 (
北海道教育大学札幌校 )
松 田紀子(
豊浦町立大岸中学校 )
生命観
討論
(
1
0:00-1
0:3
0)
座長
高折
和男(
大 阪教 育大学 助教授 )
2a
GO
4 不妊治療 に関す るア ンケー ト授業 の開発
○篠原有紀 (
東京理科大学諏訪短期大学)
2
aGO5 脳死移植 に関するア ンケー ト授業 の開発
○篠原菊紀 (
東京理科大学諏訪短期大学)
Z
aGO
6 高校生 における老人のイメー ジに関す る検討
○合田恵子 ・藤原永子 ・為広エ リカ ・
・武田則昭 ・寮成文彦 (
香川 医科大学衛生 ・公衆衛生)
大須賀桂子 (
香川県看護専門学校 )
,香西令子 (
香川県立高校南高等学校)
三好和子 (
香川鼎立飯 山高等学校)
川田久美
喫煙
討論
(
1
0:00-1
0:30)
座長
渡遜
正樹 (
兵庫 教 育大学助教 授 )
2
aGO
7 高校生 を
こおけるタバ コのイメージに関する検討
○武田則昭 ・藤原永子 ・川 田久美 ・
香川医科大学衛生 ・公衆衛生)
為広 エ リカ ・合田恵子 ・賛成文磨 (
香西令子(
香川県立高校南高等学校)
,大須賀桂子 (
香川県看護専門学校 )
三好和子 (
香川股立飯山高等学校)
2aGO
8 英 国の医学生の喫煙行動 と関連要因の検討
○望 月吉勝 (
旭川 医科大学公衆衛生)
AnneCha
r
l
t
o
n, Da
idWhi
v
l
e(
Uni
v.o
fMa
nc
he
s
t
e
r)
保健 教 育 ・その他
討論
(
1
0:00-1
0:30)
座長
散見
隆生 (
宮城 教 育大学教 授 )
2aGO
9 保健 の授業担 当者の意識 に関する調査研究
(
第 1報) J t
保健 の授業"という言葉か らのイメージ一
〇戸野塚厚子(
宮城学院女子大学)
,小浜明(
東北工業大学)
5
3
7
第4
1
回 日本学校保健学食プログラム
2aGI
O 保健の授業担 当者の意識 に関する調査研究
〇小浜明(
東北工業大学)
,戸野壕厚子 (
宮城学院女子大学)
(
第 2報) -自由記述文の分析 一
2aGll 保健指導の手作 り教材
○菅野洋子 (
京都市立第四錦林小学校 )
2aG1
2 長期集団宿泊活動 (自然教室)
が児童のセルフ ・エフ イカシイーに及ぼす影響 について
○下村義夫 (
岡山大学教育学部)
,青山英康 (
岡山大学医学部 )
第 2日(
午後) A会場
(
1
3:1
0-16:50)
⑳学会記 念公 開講 演 と狂 言 (一般 市 民 向 け特 別企 画 )
テ-マ
r
生涯 保健 をめ ざ して」
司会
2pKOl 生命誕生
安藤
格(
東 舞鶴 病 院長
元大 阪教 育大学 長 )
一胎児の発育 と遺伝 ・胎内環境 との関わ り一
塩田浩平 (
京都大学医学部教授)
Z
pKO2 次代 を担 う子 ども -健やかな成長 をめざ して一
高石昌弘(
大審女子大学教授 前国立公衆衛生院長)
2pKO
3 成人病
-その成 り立 ち と予防一
小町審男 (
大阪府立公衆衛生研究所長 筑波大学名誉教授 )
2
pKO
4 笑 う門 には福 きたる -狂言 と笑 い一
茂山千作 (
人間国宝
<狂言 >鯛牛
日本芸術院会員)
茂山千五郎 ・茂山千作 ・茂山逸平 地
第 2日(
午後) B会 場
◆一般 口演
養護教 論
(
13:10-1
3:40)
座長
安藤
志 ま(
東海学 校保健 研 究所長 )
2pBOl 養護教論の実践活動 (
第 1報) 保健室来室生徒-のかかわ り
○中丸弘子 (
広島県立広島観音高等学校 )
,藤本比登美 (
広島学院中 ・高等学校)
2
pBO2 養護教論の実践活動 (
第 2報) 保健室来室生徒へのかかわ り
○藤本此登美 (
広島学院中 ・高等学校 )
,中丸弘子(
広島県立広島観音高等学校 )
2pBO3 養護教論の実践活動 (
第 3報) 保健室来室生徒へのかかわ り
○藤本此登美 (
広島学院中 ・高等学校)
,中丸弘子 (
広島股立広島観音高等学校 )
⑳学会長要望課題 (
2)
(
13:40-14二40)
養護教 論の実践 活 動
座長
須藤
曽根
勝見(
大 阪教 育大学 教授 )
睦子(
筑波 大学 附属駒 場 申 ・
高等 学校 養護 教 論 )
2
pBO
4 学習障害 と思われ る児童生徒 に対す る養護教論の対応(
i
)
○佐 々木恵子(
愛知教育大学大学院)
,安田道子 (
愛知教育大学養護教育教室)
2pBO5 保健室登校 に対す る養護教論の支援(
2
) -小学校の事例 か ら一
〇安 田遺子(
愛知教育大学)
,大角友理 (
輪島市立西保 中学校 )
春藤由実(
緒方町立長谷川小学校 )
5
3
8
学校保健研究 h n IS
c
h
o
o
IHe
al
t
h36;1
9
9
4
2
pBO6 不登校生徒 に対す る学級担任 ・養護教論相互 の役割期待
清水花子 (
練馬区立光が丘第一 中学校 )
, 中島玲子 (
東京都立新宿高校 )
○根本節子(
練馬区立田柄 中学校 )
,松本幸子(
練馬区立光が丘第二中学校 )
森田光子 (
練馬区立総合教育セ ンター)
2
pBO7 中学校保健室 における不適応指導 についての事例 的報告
○丸岡啓子 (
徳島市川 内中学校 )
,藤田禄太郎 (
鳴門教育大学)
(
1
4:40-1
5:4
0)
座長
林
正(
滋 賀大学教 育学部 教授 )
天野
2pBO8 保健室頻回利用高校生
敦子 (
愛知教 育大 学教授 )
- 3年間の継続的研究 一
〇北村陽英 (
奈良教育大学学校保健)
,中村昭代 (
大阪府立今宮高等学校 )
2
pBO9 養護教論のあ り方 に関す る-孝察
一小規模校 (
5
0名乗滴)における面接調査か ら○後藤ひとみ(
北海道教育大学)
2pBI
O 養護教論の 日常活動 に対す る意識
○中川勝子(
伊勢市立浜郷小学校 )
,天野敦子 (
愛知教育大学)
2
pBll 業私立女子中学 ・高校 における保健室利用状況の推移
-S.
3
9年度,S.
62
年度,H.4年度の比較 一
〇江本厚子 ・佐藤玲子 ・飯田澄美子 (
聖路加看護大学)
森岡 愛 (
淀川 キ リス ト教病院)
第 2日(
午後) C会場
⑳一般 口演
性教 育
(
1
3:1
0-13:50)
2
pCOl 家庭 における性教育
玉城
晴孝 (
大 阪府 医師会学校 医部 会副部 会長 )
-その実態 と母親の意識 一
座長
〇鈴木道子 摘 綱女学院短期大学)
2
pCO2 これか らの性教育 につ いて
○安原
2
pCO3 最近の性の問題 に対す る医療従事者の意識調査
央(
箕面学園高等学校 )
,荒地秀明(
天理大学)
一大学生 と比較 して一
〇中山美由紀 ・小林 韓 ・日暮
真(
東京大学 )
2pCO4 学校性教育の教育効果 に関す る研究
一児童生徒の性知識 ・性意識 に関する調査 より一
〇黒木幸博 (
熊本大学大学院)
木村正治 (
熊本大学教育学部保健体育)
,福富和博 (
熊本大学大学院)
(
1
3:5
0-1
4:2
0)
座長
藤 田禄 太郎 (
鳴門教 育大学教 授 )
2
pCO5 教育学部女子学生の性教育実践 に対す る積極性 に影響 を及ぼす因子 について
○鈴木路津 (
千葉大学大学院)
2
pCO6 性教育-CAI
採用の取 り組 み
○友田尋子 ・宮田久枝 (
藍野学院短期大学 )
2
pCO7 家庭科 における 「
性の指導」のあ り方 につ いての考察(
1
) 一授業分析か ら一
〇西 賀代 (
徳 島県立小絵島西高校 )
,藤田禄太郎 (
鳴門教育大学)
(
1
4:2
0-1
5:00)
座長
木村
正治 (
熊本大学教 育学部 教授 )
2
pCO8 中学生 を対象 に したエイズの意識 と情報源 に関す る研究
○福富和博 (
熊本大学大学院)
,木村正治 (
熊本大学教育学部)
,黒木宰博 (
熊本大学大学院)
2pCO9 高校生 ・大学生 におけるAI
DS問題意識調査
○田中雅子 ・藤井 香 ・河辺博史 ・
斎藤郁夫 ・南里清一郎 ・永野志朗 ・関原敏郎 (
慶鷹義塾大学保健管理セ ンター)
2pCI
O
「
エイズ」 に関す る知識 と意識 について
2
pCll 中学校 のエイズ授業 における一考察
○藤田大輔 ・南
哲(
神戸大学発達科学部)
○小美濃亜矢子 (
杉並区立向陽中学校)
5
3
9
第4
1
回日本学校保健学食プログラム
(
1
5:00-1
5:40)
座長
木村
龍雄(
高知大 学教 育学部 教 授 )
Z
pC1
2 女子学生のAI
DSに関す る意識 ・知識調査 (
第 2報 )
○今中正美 ・道本千衣子(
跡見学園短期大学)
,薩田清明(日本医科大学)
楯 博(
凋協医科大学 )
,高橋昌巳(
筑波技術短期大学)
2pC1
3 AI
DS教育 による学生の意識 と行動の変容
一自作 テキス トの効果 一
〇村 田務 (白梅学園短期大学)
2pC1
4 高校生のAI
DSに関す る認識
○淵
勲 ・西牧談吾 (
堺市宿院保健所 )
2pC1
5 大阪府 内の小 中高校 における性 ・エイズ教育の実施状況 に関す る調査報告
○湯浅 実 ・陶山勝彦 ・加納 斉 ・竹中恒夫 ・井出亭彦 (
大阪府学校医会)
◆紙 上発 表
2
pC1
6 学校 における性教帝の概念 についての再構築のための試論(
2
)
-小学校教職員の認識調査結果 についての検討か ら一
色谷純一 (
和歌 山児橋本市立城 山小学校)
,藤田禄太郎 (
鳴門教育大学)
第 2日(
午後 ) D会場
◆一般 口演
喫煙 防止教 育
(
1
3:1
0-1
3:40)
座長
囲山
一俊 (
奈 良 県立 医科 大学衛 生学 非 常 勤講 師 )
2pDOl 喫煙 に対す るイメージ ・知識 ・態度及び行動 に関す る研究
-テレビたばこCM に関す る中学生のイメージo村松 常司 ・野村和雄 ・北井美奈子(
愛知教育大学)
村松園江 ・秋田 武 (
東京水産大学)
,小川 浩 (
愛知みずほ大学)
片岡繁雄 (
北海道教育大学旭川校 )
,金子修 己(
中部大学)
総本家己(
岩見西小学校 )
,江川愛美 (
安城市社会福祉協議会 )
2
pDO2 青少年の喫煙行動 に関す る拒否スキル -1
9
92
年 日英 ブ リガ ンテ ィア調査結果 一
〇野津有司(
秋田大学教育学部)
,皆川輿栄 ・西岡伸紀 (
新潟大学教育学部)
市村国夫 (
常磐大学短期大学部)
2
pDO3 青森県の中学校 ・高校 における喫煙 防止教育 と職員室喫煙規制の実態 につ いて
○如来和子 ・佐藤 恵(
弘前大学教育学部)
,須田敦子 (
秋田鼎立矢島高校笹子分校 )
(
1
3:40-1
4:2
0)
座長
園藤
吟史 (
大 阪市 立 大学 医学部 環境衛 生学教 授 )
Z
pDO
4 小学校低学年用喫煙防止プ ログラム 『
ケムケムケロ』の開発 - 2年生 を対象 とした介入評価 一
,田 口 圭 (筑波大学大学院)
〇野津有司(
秋 田大学教育学部)
2
pDO5 小学校高学年用喫煙防止プログラムの開発研究(
3) - 5年時お よび 6年時の教育効果 について一
,川畑徹朗 (
神戸大学発達科学部)
〇西岡伸紀 ・皆川輿栄 (
新潟大学教育学部 )
中村正和 ・大島 明(
大阪がん予防検診セ ンター)
,望 月吉勝 (
旭川 医科大学)
小池 晃 (
新潟市立坂井和小学校 )
2pDO6 喫煙防止教育や家庭喫煙 との関連 か らみた女子短大生の喫煙 につ いて
○囲山一俊 (
国立療餐所総額荘)
2
pDO
7
"
分煙行動"に関する研究
-その 2.女子大学生の意識 を中心 に して一
〇関 口 浮 ・大津一義 ・柳 田美子 (
順天堂大学健康教育学)
5
4
0
学校保健研究 J
PnIS
c
h
o
o
I
He
a
l
t
h36;1
9
9
4
⑳学会要望課題(
2)
(
14:20-16:20)
喫煙 防止 教 育
座長
内山
川畑
源 く茨城 大学教 育学部教授 )
撤朗(
神 戸大学 発達科学 部助教授 )
2pDO
8 青少年の喫煙実態全国調査の必要性 とその実現へ向けて
○大島
明(
大阪がん予防検診セ ンター)
○皆川輿栄 (
新潟大学教育学部)
2pDO9 国内外の青少年喫煙実態調査の方法 と内容
野津有司(
秋田大学教育学部)
,岩井浩一 (
大阪大学健康体育部)
波速正樹 (
兵庫教育大学)
,川畑徴朗 (
神戸大学発達科学部)
2
pDI
O 青少年の喫煙実態調査の信頼性
○渡過正樹 (
兵庫教育大学)
2pDll 青少年の喫煙実態調査の妥 当性
○中村正和 (
大阪がん予防検診セ ンター)
○川畑徹朗 (
神戸大学発達科学部)
2pD1
2 青少年 を対象 とした標準的喫煙実態調査法の提言
第 2日(
午後) E会場
◆一般 口演
発 育 ・発達 ・体 力
(
13:1
0-13:50)
座長
佐竹
隆 (日本大学 松 戸歯 学部 講 師 )
2
pEOl 身体発育史研究 に関す る基礎的研究(
1
)
,瀧津利行 (閲撃院大挙),高石昌弘(大妻女子大学)
○菊田文夫 (
聖路加看護大学)
○卜 昭明 ・東郷正美 (
東京大学教育学部健康教育)
2pEO2 保育園児の身長体重の時系列解析
2pEO3 時系列解析 による発育の研究
-3年間の追跡 一
〇岩城浮子 ・東郷正美 (
東京大学教育学部健康教育)
2pEO4 1日 2回継続測定 した身長 ・体重に現れ る波動の解析
○小林正子 ・東郷正美 (
東京大学教育学部健康教育)
(
1
3:5
0-1
4:2
0)
豊川 裕 之(東 邦大学 医学部 公衆 衛 生学教授 )
座長
2
pEO5 束北 タイにおける都都差が皮下脂肪厚お よび形態 に及ぼす影響 について
7報)一
-タイ国ウボン県 における健康生活学術調査 (
第1
〇軽部光男 ・大洋清二 ・笠井直莱(
大妻女子大学人間生活科学研究所)
国土将平 (
筑波大学体育科学系 )
,佐川哲也 (
金沢大学教育学部)
2
pEO6 東北 タイにおける児童生徒 の走能力について
8報 )一
〇国土将平 (
筑波大学体育科学系)
-タイ国ウボ ン児における健康生活学術調査 (
第1
大洋清二 ・軽部光男 ・笠井直美 (
大妻女子大学人間生活科学研究所)
佐川哲也 (
金沢大学教育学部)
2pEO7 東北 タイにおける児童生徒の形態発育について
-タイ国 ウボン県 における健康生活学術調査 (
第1
9報)一
〇笠井直美 ・大揮清二 (
大妻女子大学人間生活科学研究所)
国土将平 (
筑波大学体育科学系)
,佐川哲也 (
金沢大学教育学部)
(
1
4:2
0-1
4:4
0)
座長
八木
保(
京都 大学 総 合 人間学部教授 )
2pEO
8 発表取消 し
2pEO9 通学時の重量負荷 と健康
○戸田尚美 ・岡田弘子 ・小出蒲生 (
岡山大学教育学部)
第4
1
回日本学校保健学会プログラム
5
41
2
pEI
O 児童 ・生徒の身長の分布 特 にその男女差 について
座長
(
1
4:40-1
5:1
0)
○中塚晴夫 ・佐藤
小林
2
pEl
l 女子高校生の隠れ肥満 について
洋(
東北大学衛生)
芳文(
横 浜 国立大 学教 育学 部教 授 )
○梶岡多恵子 ・吉田 正 (
愛知教育大学)
2
pE1
2 栄養学専攻 の女子大生の体格 ・体力の推移
○木村馨子 ・太田恵美子 ・金子嘉徳 (
女子栄養大学)
2
pE1
3 大学生 におけるスポー ツ経験 とラテラ リテ ィ現象 との関係 につ いて
○慧村俊哉 (
武庫川女子大学)
,駒井説夫 (
高知大学)
(
1
5:1
0-1
5:40)
座長
2
pE1
4 高校生の体温 に関す る研究
白石
能生 (
大 阪教 育 大学助 教 授 )
○佐 々木隆 (
大阪市立桜宮高等学校 )
2
pE1
5 高校生のスポーツ活動の実態 と意識
○近江青苗 ・岡安多香子 ・土井芳美 ・佐藤敏雄 ・荒島轟一郎 (
北海道教育大学札幌校)
2pE1
6 気管支嘱息児 における課外活動の実態
○本田 晃 ・佐々木孝子 ・細山公子(
千葉優生病院小児科)
第 2日(
午後) F会場
⑳一般 口演
健 康意識 ・保健 行動
(
1
3:1
0-1
3:40) 座 長
浦中
淳(
茨城 大学教 育学 部 教 授 )
2
pFOl 児童生徒 の保健関連事象の体験 について
○江 口篤寿 (
筑波大学)
,内山 源 (
茨城大学)
坂本元子(
和洋女子大学)
,森 昭三 (
筑波大学)
,市村国夫 (
常盤大学)
斎藤駄能 (
横浜国立大学)
,和唐正勝 (
宇都宮大学)
,野津有司(
秋 田大学)
石井荘子 (
和洋女子大学)
,今村 修 (
東海大学)
,谷 健二 (
静岡大学)
坂田利弘(
愛知教育大学)
,林 立 (
滋賀大学)
,渡辺 功 (
静岡大学)
中平 順 (
四国学院大学)
,植 田誠治 (
金沢大学)
,喜多村望 (
島根大学)
Z
pFO2 中学生の肥痩度 と生活行動 との関係
その 2 -生活行垂加こ関わ る心理的特性 について一
〇佐藤 理 (
福島大学教育学部)
,田中正敏 ・中村和利 (
福島医大衛生学)
島井哲志 (
神戸女学院大学)
,高橋弘彦 (
仙 台大学健康学)
2pFO3 大学生のボデ ィー ・イメー ジと保健行動 (
第 2報)
○朝野 聡 ・野原忠悼 (
杏林大学)
,藤井陽江(
立教大学)
(
1
3:40-1
4:2
0)
座長
村松
常 司(愛知教 育大 学教 授 )
2
pFO
4 朝型 ・夜型の高校生 における生活習慣 (I) 十睡眠 と運動の実施頻度 一
〇簸竹昭宏(
山 口女子大学)
,桐原由美 ・市川紀子 ・小林倫子 (
聖 セシ リア女子短期大学)
前橋 明(
倉敷市立短期大学)
,中永征太郎 (ノー トルダム清心女子大学)
2pFO5 朝型 ・夜型の高校生 における生活習慣 (I
I) 一食事の とり方 ○中永征太郎 (ノー トルダム清心女子大学)
,前橋 明(
倉敷市立短期大学)
桐原由美 ・市川紀子 ・小林怜子(
聖セシ リア女子短期大学)
,鼻骨昭宏 (
山 口女子大学)
2
pFO6 若年者 におけるダイエ ッ汀 行動 と意識
○佐 々木胤則 ・早水 ちがや ・富田 勤 (
北海道教育大学札幌校 )
2
pFO7 短期大学学生の摂食行動 につ いての実状調査
○山本イツ子 (
食蘭短期大学 )
富原輝彦 (
浜於医科大学)
,北村陽英 (
奈良教育大学)
5
4
2
学校保健研究 J
PnISc
ho
o
IHe
al
t
h3
6;1
9
9
4
(
1
4:2
0-1
4:4
0)
座長
藤岡
千秋 (大 阪教 育 大 学 教 授 )
2
pFO
8 若者の障害者 に対す る意識 につ いて
-盲児 との 「
統合教育」 の実施校 と非実施校 出身者 を中心 に一
〇黄 京性 ・川 田智恵子 ・山崎書比古 ・吉田 亨 ・杉山克己(
東京大学大学院保健社会学)
2
pFO9 現代青年の生命操作技術 に関す る意識調査
(
1
4:40-1
5:1
0)
一 日韓教 育大生の比較 か ら一
〇朴 宣映 ・天冨美禰子 (
大阪教育大学家政 )
座長
中神
勝 (大 阪 府 立 大 学 総 合 科 学 部 教 授 )
2pFI
O 中学生の生活上 のス トレス と精神的健康 に関す る研究
○小林優子 (
東京学芸大学大学院)
,岩田
昇(
産業 医科大学産業生態科学研究所 )
朝倉隆司 (
東京学芸大学保健学研究室)
2
pFll 学齢期小児の健康 につ いての知識 とライフス タイル に関す る疫学的研究 :
GOSHI
KI HEALTH STUDY (
1
)
小学校低学年
○永井純子 ・北 山敏和 ・波速正樹 ・勝野異吾 (
兵庫教育大学 )
松浦尊麿 (
五色町健康福祉総合 セ ンター)
2pF1
2 学校 におけるライフス タイル教育プ ログラム に関す る研究
(
1)
学習指導要領 とライフスタイル教育
○北 山敏和
・
川島
隆 ・永井純子 ・渡追正樹 ・勝野最吾 (
兵庫教育大学 )
松浦尊麿 (
五色町健康福祉総合 セ ンター)
(
15:1
0-1
5:5
0)
座長
2PF1
3 女子大学生の月経異常 につ いて
柳生
馨 彦 (奈 良 県桜 井 保 健 所 長 )
○桂 田知恵 ・木村 直人 (日本体育大学衛生公衆衛生 )
2
pF1
4 児童 ・生徒 のア レルギー と生活 と人生観 に関す る研究
〇枚 島葉子 (
浜松市立三方原小学校 )
,川畑愛義 (日本生活医学研究所 )
進(
大谷大学 )
,松永育代 (
浜松市立与進 中学校 )
,菊池明子 (
浜松市立南部 中学校 )
市川純子 (
浜松市立都 田南小学校 )
,伊藤恵美子 (
浜松市立 曳馬小学校 )
瀬戸
2
pF1
5
「こども-よろず相 談」
2
pF1
6 今,靴 を考 える
一学童児の利用 につ いて一
〇鶴憤常雄 (
大阪市救 急医療事業団)
- 6年間の幼稚 園,学童の検 診か ら一
〇荻原一輝 (
荻原み さ き病院)
,南
哲 ・田中洋一 (
神戸大学発達科学部 )
⑳情報 コーナー (2 F)
学会期 間中,健康 に関す る各種 ビデオ を継続 して放映.
⑳懇親会
一合ア トラクシ ョン一 第 1日
(
18:30-20:50)
ホテル アウ ィ-ナ大阪 にて開催o
⑳ 自主シンポ ジウム
第 1日
(
17:00-18:30)
E会場
①
今 あ らためて学校健康診断の意義 を問 う
F会場
②
喫煙 問題 に関す る自由集合
一教育的アプ ローチ と予防医学的 アプ ローチー
世話人 森 昭三 (日本教育保健研究会)
世話人
川畑徹朗 (
神戸大学発達科学部 )
5
4
3
8本 学節 会題 だ よ S
]
No
.
3
4
第1
6
期最初 の総会 開催 され る
平成 6年 8月
日本学術会議広報委員会
日本学術会議 の第 1
6期が平成 6年 7月22日(
金)
か らスター トし, 7月2
5日か ら 7月2
7日までの 3日間, 第 11
9
回総会が開催 され ましたo今 回の 日本学術会議 だ よ りでは,総会の概要等につ いてお知 らせ しますO
日本学術会議第 1
1
9回総会報告
2日目 (
2
6日)は,午前 10時か ら総会が開催 され,
近藤前会長が 海外出張 中のため代理 として川田前副会
平成 6年 7月2
2日か ら, 第 1
6
期が開始 されましたが,
この第 1
6
期会員による最初 の総会 である, 日本学術会
長が第 1
5
期 の総括 的な活動報告 を行 い,続 いて,会員
推薦管理会報告 として,久保亮五委員長の代理 として
議第 1
1
9回総会が, 7月25日か ら27日までの 3日間に
6期会員の推薦 を決定す るまでの
高岡事務 総長が,第 1
わた って開催 され ました。
6
経過報告 を行 い ましたC引 き続 き,事務総長か ら第 1
初日 (
25日)の午前は,辞令交付式が,総理大臣官
期会員対 して実施 した 「第 1
6
期の 日本学術会議が取 り
0名 の会 員 の うち海外出張中等
邸 ホールで行 われ,21
組むべ き課題 につ いて」のア ンケー トの結果 につ いて
の2
2
名 を除 く 1
88名の会員が 出席 しましたo式は,村
説明があ りましたO総会終了後は,各選管審議会附置
山内閣総理大臣,五十嵐内閣官房長官,石 原官房副長
委員会,各部会,各常置委員会等が開催 され ま した。
育,文 田総理府次長等の出席 を得 て行 われ, 第 1部か
また,夕方 には,総理大臣官邸 ホールにおいて,村 山
ら第 7部 までの全会員の名前が読み上 げ られた後,会
内閣総理 大臣主催 の 日本学術会議 第 1
6
期会 員 との懇談
員 を代表 して最年長 であ る中田易直第 1部会員が,村
会が初めて開催 され ま した。懇談会 は,村 山内閣総理
山内閣総理大臣か ら辞令 を受 け取 りましたO この後,
大 臣のあいさつ で聞合 し,五十嵐内閣官房長官の発声
村 山内閣総理大臣が 「会員の皆様 には独創性豊か な学
に よる乾杯,伊 藤会長の答礼 のあいさつの後,・
懇談 に
術研究の発展等のため,総合 的観点に立 って学術研究
入 りました。来賓 として,与謝野文部大臣, 田中科学
に係 わる諸問題の解決に御尽 力いただ きたい」 とあい
技術庁長官,富 田農林水産政務次官,藤 田 日本学士 院
さつ し、 これに応 えて, 中田易直第 1部会貝が 「
微力
院長 ほか大勢 の方が 出席 され, あふれんばか りの人々
なが ら全力 を尽 くし,重要 な職責 を全 うし, 国民の期
で歓談が続 き盛会 とな りました。
待 に応 えたい」 とあいさつ しました。午後は, 日本学
3日目 (
2
7日)は,午前 1
0時か ら絵全が聞合 され,
術会議講堂 において,総会が開催 され,会長,副会長
会長か ら 「第 1
6
期 活動計画の作成について」の 申合せ
(2名 )の互選が行 われ ました。その結果,会長 には,
案 につ いて提案が あ り,原案 どお り可決 され ましたO
伊藤正 男第 7部会眉が, 人文科学部 門の副会長 には,
続 いて,第 1
6期の活動計画についての 自由討議が行 わ
利谷信義 第 2部会員が, 自然科学部 門の副会長 には,
れ,各部長か ら各部会 での意見が披露 され るな ど活発
西島安 則第 4部会員が, それ ぞれ選 出 され,伊藤会長
な発言があ りました。総会終 了後は,地区会譲合 同会
及び利谷副会長 (
西島副会長 は海外出張 中)か らそれ
読,各運営審議会附置委員会,各常置委員会等が行 わ
ぞれ就任 のあいさつ を行 い ました。続いて,各部会が
れ ました。 その後,運営審議会が開催 され, 第 1
6
期の
開かれ,各部 の部長,副部長及び幹事 の選 出等が行 わ
活動計画の素案作成のために,運営審議会構成員の中
れ ましたO (第 1
6
期の役員につ いては,別掲 を参照 )
か ら起草委展 を選 出 し,審議 に入 りました。
5
4
4
第1
6
期 日本学術会執役 員
会
長
伊藤
正 男 (第 7部 ・生理 科学 )
フ ロ ンテ ィア研 究 システム長
利谷
この度 任命 され た 2
1
0人の 第 1
6
期 日本学 術 会議 会 員
5
期)
の概 要 を以下 に紹 介 します 。 (カ ッコ内 は第 1
理 化 学 研 究所 国際
副会 長
第1
6
期 日本学術会議会員の概要 につ いて
信義 (第 2部 ・基礎 法学 )
1 性別
2 年 齢別
お茶 の水 女子 大学 (
生 活科学 )教授
西島 安 則 (第 4部 ・化 学 )
副 会長
日本 ユ ネス コ国内委 員会 会 長
〔
各部 役 員 〕
第 1部
第 3部
第 4部
第 5部
第 6部
2
6人
7
2人
5
0-5
4
歳
6
0-6
4歳
7
0-7
4歳
1人
長
中田
易直
(
歴 史学 )
副部 長
戸川
芳郎
(
哲学 )
幹
事
堀尾
輝久
(
教育 学 )
幹
事
森岡
清美
(
社 会学 )
部
長
中山
和久
(
社会 法学 )
公立 大学
副部 長
山口
定
(
政 治学 )
私立 大学
幹
事
兼子
仁
(
公法学 )
公私 立短 期大 学
幹
事
山 中永之 佑
(
基礎 法学 )
部
長
柏 崎 利之 輔
(
経済政策 )
(
2) 国立 私立試 験研 究機 関 ・病 院等
(
3) その他
最年 少
平均年 齢
3 勤務 機 関及 び職 名別
(
1
) 大学 関係
El
立 大学
計
副部長
岡本
康雄
(
経営学 )
幹
事
河野
博忠
(
経済政策 )
民 間会社
幹
事
二神
恭一
(
経営学 )
無職
部
その他
長
伊達
宗行
(
物理 科学 )
副部長
竹内
郁夫
(
生 物科学 )
幹
事
井口
洋夫
(
化学 )
幹
事
新藤
静夫
(
地質科 学 )
部
長
内田
盛也
(
応用化 学 )
法 人 ・団体 関係
計
4 その他 の分 類
(
1
) 前 ・元 ・新 別
前会 員
8
2人
元会 員
3人
新会員
1
2
5人
大橋
秀雄
(
機械 工学 )
事
増子
鼻
(
金属工 学 )
(
2) 地域削 (
居住地 )
幹
事
松尾
稔
(
土 木工 学 )
北 海道
部
長
志村
博康
(
農業工学 )
東
北
北 村 貞太 郎
(
農業工学 )
関
東
照
部
長
渥美
和彦
(内科 系科 学 )
中国 ・四国
副部 長
金岡
祐一
(
薬科 学 )
九・
)
・
ト
ト 沖縄
事
入江
寒
幹
事
細田
泰弘
(
家政学 )
中
部
(
農 芸化 学 )
近
畿
く内科 系科 学 )
(
注 )詳 細 につ いて は, 日本学術 会議 月報 7月号 を参 照
(
病理 科 学 )
〔
常 置委 員会 〕
(第 2部)
第 1常 置
委 員長
利谷
信義
第 2常 置
委 兵長
中塚
明
(第 1部 )
第 3常 置
委 員長
村上
英治
(第 1部 )
第 4常 置
委 員長
増本
健
(第 5部)
第 5常 置
委 員長
山中永之 佑
(第 2部 )
第 6常 置
委 員長
鹿取
腐人
(第 1部)
第 7常 置
委 員長
井口
洋夫
(第 4部 )
(注 )カ ッコ内 は,所属 部 ・専 門
人 人
淳子
5 6
島田
平日
( (
入 人
事
事
3 4
幹
幹
3人( 5人)
9人( 8人)
1
3
6人 (
1
3
3人)
人 人
19 34
′
ー
.I
.(
人 人
14 41
副部長
幹
幹
3人
9
3人
1
2人
7
5 歳 (
7
4 歳)
4
7 歳 (
5
4 歳)
6
3.
6歳 (
63,
3
歳)
最年 長
副部 長
第 7部
女性 1人
1人
人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人
59 2 1
11 2 1
74 9 5 6 14 2 27
第 2部
部
男性 2
0
9人
4
5-4
9
歳
5
5-5
9歳
65-6
9歳
7
5-7
9歳
「日本学 術会議 だ よ り」につ いて御 意 見, お 問 い
合 わせ 等 が あ りま した ら,下 記 までお寄せ くだ さ
いo
〒1
0
6東京都 港 区六本 木 7
2
2
3
4
日本学術会議 広報 委員会
電話0
3(
3
40
3)
6
2
91
5
45
学校保健研究 J
P7
1I Sc
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1
0
0
1He
al
t
h36;1994
機関誌 「
学校保健研究」 投 稿 規 定 (
平成6年 4月 1日改正 )
i.本誌への投稿者 (
共著者 を含 む)は, 日本学校保健
学全会員に限る.
2.本誌の領域 は,学校保健 およびその関連領域 とす る.
3.原稿 は未発表の ものに限 る.
4.本誌に掲載 された原稿の著作権 は 日本学校保健学合
に帰属する.
5.本誌に掲載する原稿の種類 と内容は,次の ように区
分す る.
原稿の種類
内
容
学校保健 に関する研究の総括,文献
解題
学校保健 に関する理論の構築,展望,
揺 貰等
学校保健 に関 して新 しく開発 した手
法,発見 した事実等の論文
学校保健 に関する論文, ケースレポ
ー ト,フ ィール ドレポー ト
学会が会員に知 らせ るべ き記事
学校保健 に関す る重要 な資料,書評,
論文の紹介等
ただ し,「
論説」
,「
原著 」
,「
報告」以外の原稿 は,痩
則 として編集委員合の企画によ り執筆依頼 した原稿 と
する.
6.投稿 された原稿 は,専門錦城 に応 じて選ばれた 2名
の評議員による査読の後,原稿の採否,掲戟順佼,種
類区分は編集委員合 で決定する.
7.原稿 は別記 「
原稿 の株式」 に したがって書 くこと.
8.原稿の締切 日は特 に設定せず,随時投稿 を受付 ける.
9.原稿は,正 (
オ リジナル) 1部のほかに副 (コピー)
2部 を添付 して投稿すること.
1
0
. 査読のための常用 として 5,
0
0
0円の定額郵便為替 (
文
字等 は-g
]
記入 しない)を投稿原稿 に同封 して納入す
る.
ll
.原稿 は,f記あてに書留郵便 で送付す る.
〒6
40 和歌 山市九番丁2
7
和歌山股立医科大学衛生学教室
「
学校保健研究」編集部
TEL 073
42
683
2
4
1
2
. 同-著者,同-テーマでの投稿 は,発行す る投稿原
稿 が受理 されるまでは受付 けない.
1
3
.掲載料 は刷 り上 り8真以内は学会負担,超過東分は
著者負担 (l東当た り6,
0
0
0円) とす る.
1
4
.「
至急掲載」希望の場合は,投稿時 にその旨を記すこ
至急掲載」原稿 は査読終了までは通常投稿 と同一
と. 「
に扱 うが,査読終 了後,至急掲載料 (
5
0,
0
00円) を振
り込みの後,原則 として 4ヶ月以内に掲載す る.
「
至急掲載」の場合,掲載料は全額著者負担 となる.
1
5
.著者校正は 1匝は する.
原稿の様式
1.原稿 は和文 または英文 とする.和文原稿 は原則 とし
てワー ドプロセ ッサを伺いA4用紙21
字 ×2
0
行 (
42
0
字)
横書 きとす る.
英文はすべてA 4用紙 にダブルスペースで タイプす る.
2.文章 は新仮名づかい, ひら仮名使用 とし,句読点,
か ソコ ( 『
,(
, 〔 など)は 1字分 とする.
3.外国語 は活字体 を使用 し, 1字分 に 2文字 を収め る,
4.数字 はすべて算用数字 とし, 1字分 に 2文字 を収 め
「
,
る.
5.図表の原図は選 または票 インクを使 って明瞭 に書 く.
縮小することが適 当と考 えられる図は,図内に数字 ま
たは文字 を縮小率 に応 じて大 きく書 く.
6.図表 はすべて本文 とは別紙 とし、本文中に挿入すべ
き箇所 を原稿 の欄外 に朱書 により明瞭 に指定す る (
図
8 または表 4など)
.
7.印刷 ・製版 に不適 当 と認め られ る図表 は,書換 えま
たは割愛 を求め ることがある (
専門業者 に製作 を依頼
した ものの必要経 費は,著者負担 とする)
.
8.原稿 には表紙 をつけ,表題,著者名,所属機関名,
代表著者の連絡先 (
以上和英雨文)
,表および図の数,
希望する原稿の種類, 別刷必要部数 を明記す る (
別刷
に関す る費用 はすべて著者負担 とする)
.
9.和文原稿には80
0
語以内の英文抄録,英文原稿には1,
5
00
字以内の和文抄録 をつけ, 5つ以内のキーワー ド (
初
文 と英文) を添 える. これ らのない原稿 は受付けない.
1
0
. 文献 は引用順 に番号 をつけて最後 に-指 し,下記の
-知 られているl)
.」 または,
形式で記す.本文中に も, 「
「・・・
2)
・
3) - ト 5)
」のように文献番号をつける.著者が 7
名以上の場合は最初の 3名 を記 し,あとは 「
ほか」 (
英
tal.) とする.
文では e
〔
定期刊行物〕著者名 :表題,雑誌名,巻 :頁一束,発
行年
〔
単 行 本〕 著者名 (
分担執筆音名) :論文名, (
編集
・監修者名)
,書名,引用東-京,発行所,
発行地,発行年
一記載例〔
定期刊行物〕
1)三木和彦 :学校保健統計の利 用 と限界,学校保健研
4:3
6
0-36
5,1
9
92
究,2
3) 西岡伸妃,岡田加奈子,市村国夫 ほか :青少年の喫
煙行動関連要因の検討-日本青少年喫煙調査 (
J
ASS)
の結果 よ り-,学校保健研究,3
5:6
7-7
8,1
9
9
4
1
0) Gl
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k,B.
,Hedbe
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g,G.
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cl
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ypes
Eur
.
J.Appl
.Physi
ol
.6
8:91
9,1
9
9
4
〔
単行本〕
22) 白戸三郎 ‥学校保健活動の将来 と展望 , (船川,高石
6-2
2
9
,杏林書院,東京,1
9
9
4
編)
,学校保健活軌 21
5
4
6
学校保健研究 J
PnJSc
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h3
6;1
9
9
4
編
集
「
担 当号 は,学食プ ログラム掲載号 とな ります」
と, 8月の編集委員金 の席 で,武田編集委員長か
ら注釈が入 った.編集後記 の担 当は,名簿順 の ロ
ーテー シ ョンとなっている.
学会 といえば,現場 にいる者の共同研究発表 は
それだけで も意味が あると思 っている. 第 1に,
実践科学領域 にいる者 には,緊急か非緊急かの判
別の次 に,何が何 だかわか らない うちにその主訴
につ きあい, とりあえず対応す ることが多い.大
したことではない と思 って手元処置 を して も,果
して, これで よか ったのか と,夜 中に- ツと目覚
め る経験等 は一人ではない. こ うした事例 を集め
て検証 しあい,時 には,既存 の理論修正 を しなけ
ればな らない宿命 を背負 っている, と自負 してい
るか らである.
後
雷
己
しか し演題 申 し込み,原稿締切 が 1学期末 とい
うのは現場泣 かせで もある.今年 も一週 間ほど延
長 して頂 きたい と思 い,お電話 をした ところ,上
延 です, と猛暑続 きの 7月下旬 に,学会長が直接
お出 ま しになった.心 か ら恐縮 し, 別件のみで受
講券 を置 いた.
現場 か ら学会へ参加す る者 は,同 じような思 い
をしているのではなかろ うか.現場金 員は一人で
も多 くの仲間 をお誘 い し, ロビーで も相互 に体験
を論 じ合 い,現場 で役 に立 て られ るような出合 い
を したい と期待 している.
永年本学金 の運営, と くに本誌の編集 に御尽力
いただいた福士 薬先生が去 る 8月1
2日御逝去 さ
れ ま した.慎 んで御冥福 をお祈 りしたい と思 いま
す.
(
鈴木美智子)
EDI
TORI
AL BOARD
「
学校保健研究」編集委員会
編集委員長 (
編集担 当常任理事 )
武田異太郎 (
和歌 山医大 )
編集委員
荒島真一郎 (
北海道教 育大,札幌校 )
岡崎 康夫 (
金訳大,教育)
佐藤 祐造 (
名大,総合保健体育科学 セ ンター)
賛成 文彦 (
香川 医大 )
鈴木美智子 (
東京学大,附属大泉 中)
寺田 光世 (
京都教育大 )
友志 保博 (
山 口大,教育)
林
談治 (
国立公衆衛生院)
堀 内久美子 (
愛知教育大 )
美坂 幸治 (
鹿児島大,教育)
宮下 和久 (
和歌 山医大 )
山本 公弘 (
奈良女子大,保健管理 セ ンタ-)
横尾 能範 (
神 戸大,国際文化 )
編集事務担 当
南出 京子 (
和歌 山医大 )
「
学校保健研究」編集部 【
原稿投稿 先】
Edi
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f
Shi
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〒6
4
0和歌 山市 九番丁2
7
和歌 山県立 医科大学衛生学教室内
7
3
4-2
6-8
3
2
4
電話 0
学校 保 健 研 究
第3
6
巻 第 7号
1
9
9
4
年1
0
月20日発行
J
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36 N
o
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7
口
編集兼発行人
江
発
日本学校保健学会
印
行
刷
所
所
篤
(
会員頒布
非売 品)
寿
事務 局
〒1
0
2東京都千代 田区三番町 1
2
大妻女子大学 人間生活科学研究所 内
3
5
2
7
5
6
0
4
7
電話 0
株式会社
昇 和 印 刷
〒6
4
0和歌 山市中之島 1
7
0
7
新
-
健
T効能 ・効果
下記疾惣又は状矧 こおける頻尿.尿宍粟
神経囚性僻跳.神経性頻鼠 不安定餅肌 腐航刺激状惣 (
慢性餅眺炎.慢性前立腺炎)
I用 法 .用 J
L
0
咽(
バップフォ-錠1
0として2証文はパップフォ-琵2
0
と
通常,成人には塩酸プロピペリンとして2
して l錠)を 1日 1回食後経E
j授与する。なお,年齢.症状により過賞増減する机 l日露濁投与丑
は4
伽E
痔 でとする。
)使用上の 注意
○一般的注寿/闘調節障乳 既乳 めまいがあらわれることがあるので,本別投与中の懇書には自
動車の運転等.危険を伴う横桟の操作に,
ま憩させること。
○次の愚老には授与しないこと/(
l
〉
幽門,十二指摺及び碍管が開寒している悪者 I
B下郡尿指が閉
寧している雷名
○次の患者にはt
IZ
81
こ投与すること/川排尿gj
難のある恐竜 (
本剤投与により残尿が増加し腎機能
に影響を及ぼす可能性がある) 朋 内陣の忍者 (
3塵賄な心窺悪のある懇書 l
d)
肝障害又は その
既往歴のある悪者 (
5常陸露文はその既往歴のある懇零
t
あら
Oil
作用/川鮒 ヒ器 口鳳 ときに便私 腹鼠 磁気 下軌 潟化不良.暇吐.食欲不振等力r
われることがあるQ旧泌尿器 、ときに排尿困難.尿閉,尿恐,
肖実 ,残尿等があらわれることがあ
る。(
3)
捕縛神経系 ときにめまい.頭痛.配気, しびれ.幻覚 ・せん妄等があらわれることがあ
るo(
4)
過敏症 -ときに環揮.苛麻疹.発疹等があらわれることがある。(
5)
駅 ときに調節陣容力、
あらわれることがある。(
6)
肝溌 ●ときにGOT,GPT,A卜Pの上昇等があらわれることがある。
(
7)
胃洗 ときに BUN. クレアチニンの上昇があらわれることがある。1
秒血液 .ときに白
流
少等があらわれることがあるBt
9)
その他 ときに浮腰.倦怠惑,脱力感.腰痛.頃声.動博,煩
のからみ等があら才
つれることがある。
○高齢者への投与/濁齢者では肝煉能,腎機能が低下していることが多いため.安全性を考慮 して
1
0
T
曙/E
]
より授与蘭始するなど傾恋に授与すること。
血球
保
適
郵
0妊婦,授乳婦への投与 r
l
)
妊校中の投与に関する安全性は張正していないのこ 妊婦又は妊娠 し
ている可能性のある婦人には授与しないこtが望ましい.(
a動均実験で乳汁中への移行か巧告さ
れているので,授乳中の婦人には授与しないこと力'
.
望ましい。
○小児への投与 ′
小児に対する臨床評価及び安全性は確立していないので、授与しないことが.
望ま
しいE
,
0相互作用 次の薬剤との供用により.本別の作用が増強されるとの感告かある。三煩累抗うつ剤、
フェノチアジン系薬剤,モノアミン較化群累阻害剤
(
l
)
改姓ラット及びマウスに2年間経口投与 したtころ,
雄ラットにおいて臨床岡まの1
2
2
○その他 /
倍(
4
9nE
;/k
B E
j)投与群に鞘健鳳 雄マウスにおいて臨床用並のL
l
47
倍(
1
7
9
m
g/k
B/日)投与群に
肝機項の莞生零が対照宅
引こ比べ濁いとの噂告がある。t
a外食において.調薬 (
煽較テロジリン)
の
慣用により有
余麻.QT延長.A>フロックあるいは心室性頻拍があらわれたとの汚告があるo
Iその他左
手矧 こつきましては‥ 恭付文霧をこ参照くださいO
尿
失
頻
尿
冶
寺
剤
〝
′
ヽ
W闇 〇・
2
0
禁 ・
欄
塩
酸
プ
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〟>
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a
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et・
1
0・
aO
だ
か
ら
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