4年 国語科実践事例 1 .単 元 2 .指 導時 期 3 .目 標 愛の心をえがいた物語を読もう 世界一美しいぼくの村(東京書籍 4年下) 10月 ○ 物語の場面設定、時間設定、人物設定を読み取り、物語の構成を理解 する。 ○ 場面の移り変わりや情景などについて、变述を基に、想像しながら 読む。 ○ 読み取ったことを交流し、一人一人の感じ方の違いに気付く。 4.指導にあたって 本単元では、 「世界一美しいぼくの村」を読んだ後、主題につながりのある本を読み広げる ことで、豊かな感性や情操、思いやりの心をはぐくみ、読書の楽しさを味わえるようにした い。 また、読書会を開き、友達のいろいろな読み方を知ることで、新しい発見をしたり、自分 の考えを深めたりすることが期待できる。 本教材は美しい自然や、家族の豊かな愛情、郷土愛に包まれて生活する尐年ヤモのある一 日が描かれているが、衝撃的な結末を迎える。日常をたった一瞬で破壊する戦争の恐ろしさ を強烈に感じさせる作品である。 作品の構成は、大きく3つに分かれる。「アフガニスタンとパグマンの村の情景」「ヤモ親 子が町に果物を売りに行って村に帰るまでの一日の出来事」 「村が戦争で破壊されたことを伝 える一文」から構成されている。特に最初のパグマンの村の情景が美しく描かれているがゆ えに、最後の結末の一文の悲惨さが際立つ作品である。 指導にあたっては、時間設定や場面設定、人物のかかわりなど「表現のしくみ」 (24ペー ジ参照)に着目して読む力を育てたい。 第Ⅰ次では、初読の前に、タイトルである「世界一美しいぼくの村」とはどんな村なのか、 自由に想像させる。第Ⅱ次の読解を深めていく過程で「ぼくの村」が第Ⅰ次で想像したよう に自然の美しさだけではないことに、子ども自身が気付くことができるようにするためであ る。 「世界一美しい」という表現は、ヤモの郷土を愛する思い、そこに共に暮らす家族や自分 の生活を心から愛する思いが言葉になったものであることに気付くことができるようにした い。 第Ⅱ次では、作品が大きく3つの場面から構成されていることを押さえる。冒頭のパグマ ンの村の情景描写については、变述を基に想像を膨らませるため、絵や文で表現する。この 絵は、結末で村が失われたことを伝える一文を読む際、もう一度振り返り、対比させること で戦争の悲惨さを実感させたい。中の場面は、果物を売りに行った町の中の様子が描かれて いるが、ヤモのいる場所が移動している。場の設定に着目し、その場での登場人物のかかわ りからヤモの心情のゆれを読み取るようにする。その際、会話文や行動を表す言葉に着目さ せたい。また、本作品は、結末に至るまでに、戦争を暗示する影が、要所要所で描かれてい る。それをたどっていくことで、結末部分が衝撃的であるけれども予感できなくはない展開 になっていることに気付かせることができる。 また、最後に、春に込められているヤモの思いについても読み深める。この際、春が物語 の中でどのような意味を有しているかについて読み取らせたい。春は花が咲き乱れ、ヤモの 村では大変美しい季節である。また、兄が戦争から帰ってくるのも春である。次の春を待ち こがれるヤモの思いを十分に押さえたい。 最後の場面では、衝撃的な最後の一文について考える。その際、 「今はもうありません」に 注目することで、建物や村が消えること、そこに住む多くの人が死んでしまったり、村を捨 てざるをえなくなったりしていることに気付かせたい。物語は最後の一文までヤモに寄り 添って進むが、最後の一文ではこれまで寄り添ってきたヤモがどうなったのか一言も触れら れていない。読み手はヤモについて何も知らされず、不安な思いをすることになる。これも 作者の表現の工夫の一つであるといえる。 第Ⅲ次では、グループで読書会を開く。ここでは、戦争にかかわる作品や愛の心を描いた 作品、同じ作者(小林豊)の作品など、本を選ぶ際の視点を助言する。グループごとに本を 選んで読み、 「世界一美しいぼくの村」と似ている点について話し合う。登場人物や出来事な どの似ている点や、主題について似ているところに気付かせたい。また、グループで話し合っ たことを発表し合い、自分とは異なる友達の読み方に気付くことができるようにしたい。 こ の単元での基本重要語彙 場面設定 (場面の)移り変わり 結末 比較 読書会 ○ 場面の移り変わりに注意しながら、登場人物の性格や気持 ちの変化、情景などについて、叙述を基に想像して読む。 この単元で重視した言語活動 ○ 友達の意見を、共通点や相違点に気を付けて聞き、それぞ れの違いを理解する。 ○ 視点をもって読書をし、友達の考えや感想に関心をもつ。 5.学習指導計画(全10時間) 次 時 Ⅰ 学習活動(活動のねらい等) 指導上の留意点 「世界一美しいぼくの村」について、題名からイメージする村の様子を話し合い、 読み取りへの意欲、関心を高める。 1 1.タイトルから、イメージで きる村の様子を想像する。 ・美しい村とありますが、どのような村だと 思いますか。 ・花がたくさん咲いていると思います。 ・湖のある村を想像しました。 2.範読を聞き、初発の感想を 書く。 【ワークシート①】 「世界一美しいぼくの村〔1〕」 ○「美しい村」というキーワードがもつイメージ を膨らませて、読み取りの際の手がかりとなる ようにする。また、読むことへの意欲関心を高 める。 Ⅱ 物語を3つの場面に分けよう。 2 1.物語を通読し、物語を3つ の場面に分ける。 ○場所や時間、転換を手がかりに、場面を3つに 分けることを助言する。 ・今日のことが書いてあるのは、どこからどこ 【ワークシート②】 まででしょう。 「世界一美しいぼくの村〔2〕」 ・町に入ってからヤモが行った場所にサイドラ インを引きましょう。 3 物語の舞台、パグマンの村の様子を想像しよう。 1.p.6~p.7 を読み、变述を基 ○アフガニスタンという国が舞台であることを に、村の様子を想像し、考 押さえ、地図などで確認する。また、新聞、テ えを文章や絵で表現する。 レビなどのニュースで知っていることを発表 する。 【ワークシート③】 「世界一美しいぼくの村〔3〕」 ○作品に描かれているパグマンの様子を变述を 基に読み取り、想像を膨らませる。 ○どの言葉から想像したのか、サイドラインを引 き、必ず根拠を挙げて意見を述べるようにす る。 2.兄の人物設定を読み取る。 4 ○前半の説明が、パグマンの美しく豊かな自然や 収穫時の村人の陽気な生活なのに対して、第 4 段落はじめの「でも」から以降は、兄のおかれ ている今の状況を対比的に描いていることに 気付くようにする。 ・主語に着目することを助言する。 第2場面を読み、場所を表す言葉に着目して、出来事を読み取ろう。 1.p.8,L1~p.15,L14 を読み、 ○「町」 「大きな広場」 「屋根付きバザール」 場所を表す言葉を抜き出 「チャイハナ」 「広場のモスク」 「羊の市場」 「村」 す。 など。 【ワークシート④】 「世界一美しいぼくの村〔4〕」 2.それぞれの場所の様子やそ こでの出来事を整理する。 5 第2場面の人物の関係を読み取ろう。 1.ヤモとかかわる人びととの やり取りのなかで、ヤモの 心情のゆれや、互いを思い やる親子の優しさを読み 取り、関係図に表す。 【ワークシート⑤】 ○ヤモとかかわりのある人物の言動を表す言葉 に着目するよう、助言する。 ○ヤモの心情を書くよう指示するとともに、その 際、根拠とした变述についても相関図の中に書 き入れさせる。 「世界一美しいぼくの村〔5〕」 6 ( 本 時 ) 最後の一文について考えよう。 1.最後の一文を視写する。 【ワークシート⑥】 ○「その年の冬、村は戦争ではかいされ、今はも うありません。 」を書くよう指示する。 「世界一美しいぼくの村〔6〕」 2.戦争により破壊され、なく ○「今はもうありません」に注目し、 「村の人び なってしまったものについ との命」 、 「美しい村」 、 「豊かな自然」 、 「家族や て考える。 村への愛」など、すべてがなくなってしまった ことを意味することを押さえ、戦争の悲惨さを 感じ取らせる。 3.最後の一文で終わっている ○衝撃的な一文で物語が終結していることによ 作者の表現の工夫について り、一層戦争の悲惨さを読み手に伝える作者の 考える。 表現の工夫に気付かせる。 4.この物語を通して、感じた ○本時2の活動を振り返ったり、題名と最後の一 ことを話し合う。 文とを対比したりするよう助言し、物語から感 じたことを話し合うことができるようにする。 7 作者の表現の工夫について考えよう。 1.作者の表現の工夫について 話し合い、気付いたことを ワークシートに書く。 ・題名のつけ方の工夫 ・美しさを強調するための描写 ・戦争を感じさせる書き方 ・ 「その年の冬」という時間の移 り変わりの書き方 ・作者は自分の伝えたいことが、読み手に伝わ るようにどんな表現の工夫をしていますか。 ・題名と最後の一文との違いで読む人にショック を与え、戦争の悲惨さを感じさせています。 ・人物の関係について考えた学習で、ヤモが不安 に感じたところがありました。読み手の私たち も悲しくて不安な気持ちにさせられました。 ・第3場面には、ヤモのことが書かれていないので、 【ワークシート⑦】 「世界一美しいぼくの村〔7〕」 以後ヤモがどうなったのか心配になりました。 ○児童が、 「結末への暗示」の伏線に気が付かな い場合は、以下のような発問をし、作者の伏線 も工夫の1つであることに気付かせる。 ・最後の一文を読むまでに、この物語の中で「戦 争の怖さ」や「不安」を感じたところに赤鉛 筆で線を引いてみましょう。 ・ 「今年の夏、兄さんはいません。 」 ・ 「若者は次々と戦いに……。 」 ・ 「戦争で足をなくしたおじさん」 ・ 「南の方の戦いは、かなりひどいと…。 」 ○物語の時間(季節)の移り変わりに着目させる ことで、作者の表現の工夫に気付かせてもよ い。 2.ワークシートに書いたこと を交流する。 Ⅲ い さ れ 、 も う あ り ま せ ん そ の 年 の 冬 … 村 は は か 来 年 の 春 … 帰 兄 る さ ん が 戦 争 か ら 今 年 の 夏 … ヤ に モ 町 は へ 果 物 を 売 り 今 年 の 夏 … 兄 さ ん は い な い 夏 … 果 実 が た わ わ に 実 る 春 … 花 が さ き み だ れ る 読書会を開こう。 8 9 1.グループで読みたい本を選 ○戦争にかかわる作品(例: 『一つの花』 『ちいち ぶ。 ゃんのかげおくり』)や愛の心を描いた作品 10 (例:教科書 p96、97 参照) 、同じ作者の作品 (例: 『ぼくは弟と歩いた』 )などの視点で選ぶ とよいことを助言する。 2.グループで話し合う課題を ○「一番強く心に残ったこと」 「人物がしたこと 決める。 や言ったことの意味」などの視点で、話し合う 課題を設定するとよいことを助言する。 3.課題にそって、思ったこと ○友達の考え方や感じ方のよいところを見つけ や感じたことを話し合う。 るよう助言する。 6.本時の展開(6/10)使用するワークシート【ワークシート⑥】 学習活動(活動のねらい等) 指導上の留意点 「最後の一文について考えよう」という学習課題をつかむ。 1.最後の一文を音読し、 ○「その年の冬、村は戦争ではかいされ、今はもうあ 視写する。 りません。」という最後の一文をワークシートに書 以前の美しいパグ くよう指示する。 マンの村と何もな くなった「今」を 戦争により失われたものは何だったのかについて考える。 2.戦争により破壊され、 ○「今はもうありません」に注目するよう助言し、 なくなってしまった 戦争により破壊されたものは何かについて考えさ ものについて考え せる。 対比させること で、戦争の悲惨さ に気付かせたい。 る。 ○「村の人びとの命」「美しい村」「豊かな自然」「家 ワークシートに書 族や美しい村への愛」など、すべてがなくなってし いたことを発表さ まったことに気付かせ、戦争の悲惨さを感じ取らせ せる際には、根拠 る。 を明らかにしなが ら話すよう助言す いきなり最後の一文で終わっていることについて考える。 る。 2、計算の仕方を考えるための見通しをもつ。 3.最後の一文で終わっ ○最後の一文で物語を終結させることで、より衝撃的 ていることにより、 な印象を読み手に与えるということに気付かせる。 読み手に与える印象 について考える。 ・今まで春が来るのを楽しみにしながら、 読み進めてきたのに、最後の一文以外何 も書かれていなくて、村がどうなったの かもわからず、とてもショックを受けま した。 この物語から感じたことを話し合う。 2、計算の仕方を考えるための見通しをもつ。 4.この物語を通して、 感じたことを伝え合 う。 ・この物語からどんなことを感じたり、考え たりしましたか。 ・学習を深めるた めに一人の児童 の発言から次に つないでいける ようにすること が大切である。 ・自分の考えとの 共通点や差異点 に注意して聞く ように促す。 ・ 「~と同じく~と 思いました。~ ・戦争は、絶対にしてはいけないということ を感じました。それは、戦争が、この物語 の舞台である美しいパグマンの村のすべて を奪ってしまったからです。 ・作者は、自然も、人びとの心も、その美し いすべてのものを戦争がこわしてしまった というのを強調したかったから、 「世界一美 しいぼくの村」という題名をつけたのだと 思います。 さんはどうです か。」「~さんと すこし違って、 ~と思いまし た。」「~に付け 加えて、~と思 いました。 」とい う話型に慣れさ せる。 板書例 も を の 一 し ゅ ん に し て は か い し て し ま う お そ ろ し い ・ 戦 争 は 、 家 族 、 住 む 場 所 、 自 然 な ど す べ て の も の て し ま う 悲 し い も の ・ 戦 争 は 、 人 の 命 も 、 自 然 も 、 村 も 何 も か も こ わ し こ の 物 語 か ら 感 じ た こ と ・ ヤ モ た ち は ど う な っ た の か 不 安 に な る ・ 悲 し く な る ・ と て も シ ョ ッ ク を 受 け る 最 後 の 一 文 で 終 わ っ て い る こ と ・ ・ ・ ・ 美 し い 村 へ の 愛 ・ 豊 か な 自 然 ・ 村 の 人 び と の 命 ・ 家 族 へ の 愛 ・ 美 し い 村 な く な っ て し ま っ た も の 今 は も う あ り ま せ ん 。 そ の 年 の 冬 、 村 は 戦 争 で は か い さ れ 、 さ い 後 の 一 文 に つ い て 考 え よ う 世 界 一 美 し い ぼ く の 村 小 林 豊 ワークシート活用のポイント 【国-4年-世界一 ワークシート①】 ☆ ★ い は か て お 争 持 中 う し 心 に 強 く の こ っ た こ と 、 登 場 人 物 に 聞 い て み た い こ と な ど を 書 き ま し ょ う 。 の 、 ら い 兄 が ち か な い は で 一 だ る さ 起 に ら 感 村 じ 、 文 。 こ ん こ な 、 じ で め び し さ と も っ っ 何 が 、 、 っ か い が そ て た と し 人 パ く 書 後 書 の い 。 な た び グ り か の か 戦 て そ く 。 と マ し れ ペ れ 争 、 れ 悲 で も ン た て ― て に ヤ は し も 幸 は 。 い ジ い 行 モ 、 い 、 せ 、 な に た っ の 戦 気 と そ 美 「 世 界 一 美 し い ぼ く の 村 」 を 読 ん で 、 感 想 を 書 こ う 。 学 習 の め あ て を 書 き ま し ょ う 。 四 年 組 名 前 ( 世 界 一 美 し い ぼ く の 村 〔1〕 重視した言語活動 「物語を読んで、初発の感想を書 く」 ○「心に強く残ったこと」「登場 人物に聞いてみたいこと」等の 視点で、初発の感想を書く。 ) 【国-4年-世界一 ワークシート②】 三 場 面 二 場 面 16 ページ 1 行目 ~ 終わり 8 ページ 1 行目 ~ 15 ページ 14 行目 れ 、 村 は な く な っ た 。 場 で さ く ら ん ぼ を 売 る ヤ モ 。 そ の 年 の 冬 、 戦 争 で は か い さ 初 め て 父 さ ん と 町 へ 行 き 、 市 一 場 面 はじめ ~ 7 ページ 15 行目 グ マ ン に つ い て 。 フ ガ ニ ス タ ン や 、 美 し い 村 パ ま文 と章 まの り ペ ー ジ と 行 何 十 年 も 戦 争 が 続 い て い る ア お も な で き ご と ② ① サ イ ド ラ イ ン を 引 い た 言 葉 を 手 が か り に し て 、 物 語 を 三 つ の 場 面 に 分 け ま し ょ う 。 場 所 や 時 間 を 表 す 言 葉 に サ イ ド ラ イ ン を 引 き ま し ょ う 。 物 語 を 三 つ の 場 面 に 分 け よ う 。 ☆ 学 習 の め あ て を 書 き ま し ょ う 。 四 年 組 名 前 ( 世 界 一 美 し い ぼ く の 村 〔2〕 ) 重視した言語活動 「場面の移り変わりに注意し ながら読む」 ○時間や場所を表わす言葉を 手がかりにして3つの場面 に分ける。 ○それぞれの場面の内容を短 い言葉でまとめる。 【国-4年-世界一 ワークシート③】 ★ ★ 今 、 ヤ モ の 兄 さ ん は ど う し て い る で し ょ う 。 パ グ マ ン に 遊 び に い こ う 。 東京書籍4年下 6~7ページ本文 ( 「世界一美しいぼくの村」冒頭部分) ( 何 が 見 え る か な 、 何 が 聞 こ え る か な 、 言 葉 や 絵 で 表 そ う ) 四 年 組 名 前 ( 世 界 一 美 し い ぼ く の 村 〔3〕 重視した言語活動 「叙述を基に想像して読む」 ○パグマンの村の情景につい て想像したことを絵や文で 表す。 ○兄の人物設定について読み 取ったことを書く。 ) 【国-4年-世界一 ワークシート④】 羊 の 市 場 広 場 チ ャ イ ハ ナ ・ お い の り の 声 羊 を 一 頭 買 う 。 ・ も う け た お 金 を 全 部 使 っ て 、 真 っ 白 な 子 ・ 父 さ ん と す も も を 売 る 。 ・ お い し そ う な に お い ・ ・・ 南ると父 の。なさ 方 りん の にと 戦 いお い たそ が おい 、 じ昼 ひ さご ど んは い がん と 声。 知 を る か 。 け て く 飲 む 人 。 さ く ら ん ぼ は 飛 ぶ よ う に 売 れ た 。 ・ 女 の 子 と 足 の な い お じ さ ん の お か げ で 、 ザ屋 ー根 ル付 き バ 大 き な 広 場 ・ ・ 買いが色 いる、と 物。所り せど を まり す しの る と小 人 なさ 。 らな お ん店 茶 で を ・ 人 が 行 き か う し た こ と を 知 る 。 ・ 足 の な い 人 と 話 を す る 。 戦 争 で 足 を な く ・ 女 の 子 が 買 い に 来 る 。 ・ ヤ モ が さ く ら ん ぼ を 売 る 。 ☆ 町 第 二 場 面 の 場 所 の 様 子 や そ こ で の で き ご と を ま と め よ う 。 場 所 パ ン の 焼 け る に お い ・ るい 。よ い よ 店 開 き 。 父 さ ん が す も も を 売 ・ シ シ カ バ ブ ( 焼 き 肉 ) や い み た い し て い る 。 ・ 戦 争 な ん か ど こ に も な ・ に ぎ や か な 声 ・ 町 の に ぎ わ い に 、 ヤ モ は む ね が ど き ど き ・ 初 め て 町 へ 果 物 を 売 り に 行 く 。 様 子 で き ご 学 習 の め あ て を 書 き ま し ょ う 。 四 年 組 名 前 ( 世 界 一 美 し い ぼ く の 村 〔4〕 重視した言語活動 「場面の移り変わりに注意し ながら、作品に書かれている情 景や出来事について叙述を基 に想像して読む」 ○場所を表す言葉に着目し、第 2場面の場所設定とその様 と ) 子、そこでの出来事を表にま とめる 【国-4年-世界一 ワークシート⑤】 ☆ ★ う 。 登 場 人 物 ・ 「ヤモのおかげです の や よ。 」 り ・ 「びっくりする所に と り うんとおまけをして 父さんを思いやる。 行くとするか。 」 や やりました。 ・もうけたお金を全 行 動 部使って… と ・ 「おかげで足をなくし 、 てしまってね。 」 そ こ ヤモをよろこばせて 足のない人 か やりたい。 ら 読 兄さんを思い出す。 ・ハルーン兄さんなら み 取 だいじょうぶ、 っ ・何だかむねがいっぱ た 登 ・ 「南の方の戦いは、 いに… 信じている。 場 ・白い子羊に「バハー かなりひどいという 人 待っている。 物 ル(春) 」という名前 し。 」 早く帰ってほし の をつけようと… 気 い。 持 兄さんの 兄さんが帰って ち を ことを考 くると言った春 書 え て 不 安 き が ま ち ど お し おじさん ま 兄さん になる。 い。 し ょ 女の子 第 二 場 面 の 人 物 の か か わ り を 読 み 取 ろ う 。 父さん ・ 「パグマンのさくらんぼ、 ちょうだい!」 ・ 「父さんと食べよう と思って取っておい たんだ。 」 ・うれしくなって、 ヤ モ 学 習 の め あ て を 書 き ま し ょ う 。 四 年 組 名 前 ( 世 界 一 美 し い ぼ く の 村 〔5〕 重視した言語活動 「登場人物の言動に着目し、人 物の関係を図に表す」 女の子 足のない人 ○ヤモとかかわりのある人物 の言動に着目し、互いの気持 ちを想像する。 ) 【国-4年-世界一 ワークシート⑥】 お そ ろ し い 。 と て も 悲 し く な っ た 。 美 し い 村 や あ た た か い 人 び と を 一 し ゅ ん で は か い し た 戦 争 は 予 想 し な か っ た て ん 開 で 、 と て も シ ョ ッ ク を 受 け た 。 あ ん な に ★ い き な り 最さ い 後ご の 一 文 で 終 わ る こ と に よ っ て 、 ど ん な 感 じ が し ま し た か 。 ( そ の う ち 三 つ ) 豊 か な 自 然 家 族 へ の 愛 美 し い 村 へ の 愛 な ど そ れ は 町 だ け で な く ・ ・ ・ 村 の 人 び と の 命 美 し い 村 ( 三 つ 書 き ま し ょ う ) ★ 「 今 は も う あ り ま せ ん 」 と あ り ま す が 、 何 が な く な っ て し ま っ た の で し ょ う 。 ☆ ★ そ の 年 の 冬 、 村 は 戦 争 で は か い さ れ 、 今 は も う あ り ま せ ん 。 最さ い 後ご の 一 文 を 書 き 写 し ま し ょ う 。 さ い 後 の 一 文 に つ い て 考 え よ う 。 学 習 の め あ て を 書 き ま し ょ う 。 四 年 組 名 前 ( ) 世 界 一 美 し い ぼ く の 村 〔6〕 重視した言語活動 「文章を読んで考えたことを 発表し合う」 ○最後の一文に着目し、戦争の 悲惨さを読み取る。 ○この物語を通して作者が伝 えたかったことを発表し合 い、一人一人の感じ方の違い について気付く。 【国-4年-世界一 ワークシート⑦】 く 表 げ ん で き て い る と 思 い ま し た 。 ま し た 。 ヤ モ が ど う な っ た の か 書 か な い こ と で 、 戦 争 の 悲 し み を よ り 強 後 、 ヤ モ が ど う な っ た の か 、 読 み 手 が 不 安 に な る と い う 意 見 を 言 っ て い ○ ○ さ ん が 、 第 三 場 面 に は 、 ヤ モ の こ と が 書 か れ て い な い の で 、 そ の ★ 友 だ ち の 考 え を 聞 い て 、 学 ん だ こ と や な る ほ ど と 思 っ た こ と を 書 き ま し ょ う 。 な ど 何 も な く な っ た 村 戦 争 で は か い さ れ 、 ・ 世 界 一 美 し い 村 と 、 さ を 読 み 手 に 強 く つ た え る 。 に し て は か い す る 戦 争 の お そ ろ し 「 世 界 一 美 し い 村 」 を い っ し ゅ ん ・ 題 名 の つ け 方 な の か き ょ う み を も っ て 読 ま せ る 。 「 世 界 一 美 し い 村 」 と は ど ん な 村 そ の ひ 表 ょう 現 げん の く ふ う が 読 み 手 に ど の よ う な こ う か を 与 え て い る の か を 書 き ま し ょ う 。 ★ ☆ 上 の だ ん に 作 者 の ひ 表 ょう 現 げん の く ふ う だ と 思 う こ と を 書 き ま し ょ う 。 下 の だ ん に は 、 学 習 の ま と め を し ま し ょ う 。 四 年 組 名 前 ( ) 世 界 一 美 し い ぼ く の 村 〔7〕 重視した言語活動 「文章を読んで考えたことを 発表し合う」 ○作者の表現の工夫について 考える。 ○作者の表現の工夫について 考えたことを発表し合う。
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