地域産業科学技術情報誌 システックニュース CSTC NEWS The Public Foundation of Chubu Science & Technology Center 公益財団法人 中部科学技術センター No.214 夏号 2015.07 特集 平成26年度中部科学技術センター顕彰 振興賞 高意匠ミリ波エンブレムの開発 豊田合成(株) 活動報告 科学技術週間記念講演会 「3D プリンターで骨組みをつくる !? トンボやハチドリのように宙を舞う 飛行機」開催報告 表紙デザインに込めたメッセージ 温度があまり低くなく、圧力があまり高くな い気体は、分子が自由に動ける理想気体と なる。人もあたたかくて圧力の低い中では 自由に進むことができる。 CSTC NEWS No.214 2015.07 夏号 CONTENTS 巻頭言 03 ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ~自助努力と切磋琢磨~ 公益財団法人中部科学技術センター理事 東邦ガス株式会社 取締役専務執行役員 中村 修 1 特集 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 04 ミリ波エンブレム ─顕彰受賞技術の紹介─ 平成26年度中部科学技術センター顕彰 振興賞 高意匠ミリ波エンブレムの開発 豊田合成株式会社 前田 英登氏、久野 浩司氏、丸岡 洋介氏 2 Center Guide (センターガイド)・・・・・・・・・・・・・・・・08 ・平成26年度 事業報告 ・平成26年度 決算報告 ・「モノづくり現場体験学習2015」開催のご案内 ・「青少年のための科学の祭典2015・名古屋大会」開催のご案内 ・平成27年度 役員名簿 ・平成27年度 賛助会員名簿 3 活動報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ FDK電池 15 ・第7回通常理事会、第4回定時評議員会 開催報告 ・CSTC 活動報告 2015.04〜2015.06 ・第56回科学技術週間記念行事開催報告 4 新技術の広場 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ トグロンⓇハードシリーズ 17 ・ファルマバレープロジェクトを推進する医療・介護用機器の開発 静岡県工業技術研究所 沼津工業技術支援センター 研究統括監 八木 淳一氏 ・使おう!開放機器 あいち産業科学技術総合センター「粗さ形状測定装置」 5 顕彰 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ キーホルダー作り体験 案内標識 19 ・平成27年度 文部科学大臣表彰科学技術賞 受賞者紹介 ・平成27年度 文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞 受賞者紹介 6 Information (関係機関)・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 ・名古屋市科学館だより ・学会だより ・中部経済産業局だより ・産総研だより ・第41回(平成27年度)発明大賞 候補者募集 アイカ工業株式会社 本社・本社工場 7 Center Network (掲示板・会員情報)・ ・・・・・・・・・26 ・株式会社イワタツール ・株式会社キクテック ・アイカ工業株式会社 ・愛知時計電機株式会社 コラム「アフタヌーンティー」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32 編集後記・奥付 02 CSTC NEWS No.214 水管理用電磁流量計 Water maX 巻頭言 ~自助努力と切磋琢磨~ 公益財団法人中部科学技術センター理事 東邦ガス株式会社 取締役専務執行役員 中村 修 今年も5月の連休は京都を訪ねました。寺院、特に仏 感じます。 像を拝見するのが好きで毎年連休は古都へ出かけます。 私が身を置くエネルギー業界でも、同様の傾向があ 京都では非公開文化財特別公開がこの時期と秋にあり、 ります。エネルギーは人々の生活に直結し、安全にも 楽しみが何倍にも増しています。今年もある古寺を訪 関わる切実な問題であるにもかかわらず、実情とかけ ね、非公開の仏像や庭園を拝見。堂々たる体躯と近づ 離れ、実現コストや副作用の弊害を全く考慮せず、 「何々 きがたい威圧感を持つ如来像や天部。人の心を和ませ であったらいいのに」と言った夢のような話がしばし る美しさの中に、官能的魅力さえたたえる菩薩像。ま ば持ち出され、混乱を招いています。 さに至福のひと時を過ごしました。 今の日本社会は、これまでに築き上げてきた技術、 私には、釈迦の教えや功徳、仏像の宗教的意図や文 設備、仕組み、そして、社会の全般にわたる信頼関係 化財としての価値を語る資格も知識もありませんが、 の上に成り立っていると思います。これらは先人達が、 精巧で力強くまた美しいそのお姿に、仏師たちの匠の 一つひとつ築き上げた結果であることは言うまでもあ 技と全生涯をかけた真摯な魂が伝わってきます。また、 りません。それぞれの分野の発展にかける強い信念と その歴史をたどると、衆生の祈り、真剣な願いが込め 磨き上げた技術を次の世代に引き継いできたのです。 られた「挑戦」とも言える強い心持ちが垣間見えます。 私たちも今を生きる者として、同様に未来へつないで こうして造られた仏像たちは、その後の日本の変化を 行く使命を持っています。 長い間、静かに見つめていることでしょう。 そのように考えると、今、若年層の教育にもっと力 時は流れて近年、価値観の変貌は見違えるほどです。 を入れる必要があるのではないでしょうか。物事を成 政治、テレビや新聞の報道ぶり、社会運動、さらには し遂げようとする「意欲」、負けてたまるかという「気概」。 日常生活における価値観、例えば、人生や結婚に対す 一人ひとりがそれを自覚し、生き方の筋を通す。そん る考え方、余暇の過ごし方、娯楽、家族観など、かつ な人材を育てて行かなければなりません。鼓舞すれば、 てはほぼ単一的な価値観でしたが、世の中の変貌とと 青臭さ・無鉄砲さも出てきますが、それは若者の特権 もに多様化しました。また、新しい制度、技術の進歩 です。年長者や上司は、それを受け入れる度量を身に から生まれる新製品、若者を中心とした日常的な流行 付け、成長のインセンティブを与え続ける必要があり 文化などは、加速しながら変化しているように思えます。 ます。年齢・知識・経験の差を自分を守る鎧のように これは自分が歳をとった証拠かもしれませんが、やは 身にまとい、保身に走ることは恥ずべきことでしょう。 りそれだけではないと思います。皆様も感じるところ 若者が自分を超えて成長することを真に願って行きた ではないでしょうか。 いものだと思います。 一方、そんな変化の中、社会全般が自分で頑張るこ 日本社会の将来にわたる発展・成長は、自助努力と とを失いつつあるように感じます。 「政治が悪い」、「人 切磋琢磨の先にしかありません。 が悪い」 、 「誰も何もしてくれない」云々。管理される 最後にもう一度仏像に登場してもらいましょう。歴 ことに慣れきってしまったようです。規制やルールな 史の変遷の中で培われた日本の伝統文化や四季折々の どの枠や天井があると安心してしまうのでしょうか。 伝統行事は、私たちに豊かな時の流れを感じさせてく また、多様化に乗じて 「ご都合主義」 や 「わがまま」 れます。しかし、その歴史的背景を辿ると、多くの場合、 も蔓延しており、安易な競争回避や難しい問題をポピュ 苦難とそれを乗り越える力強い営みがあります。そん リズムで片づける風潮も強くなりました。「民意」 と言 なことを考えながら、はるか昔から静かにたたずむ仏 う名のもとに目先のことしか考えない論調が多く、長 像に手を合わせた時、その威厳と美しさを前に私の心 期的視点、将来目標を明確にした骨のある論調も少な は大きく揺さぶられ、時には凝固してしまいます。そ くなりました。自助努力、切磋琢磨の大切さが忘れら して、感慨を胸にして寺院を出る時は、それがやすら れたかのようです。人材不足は深刻さを増していると ぎへと変わり潤されて行くのです。 CSTC NEWS No.214 03 特 集 顕彰受賞技術の紹介 平成26年度中部科学技術センター顕彰 中部科学技術センターでは、科学技術水準の向上と中部地域にお ける産業発展に寄与することを目的として、優れた研究・技術開 発に携わった企業の研究者等を表彰しています。今回は第13回 (平成26年度)振興賞を受賞された技術をご紹介します。 振 興 賞 高意匠ミリ波エンブレムの開発 豊田合成株式会社 前田 英登氏、久野 浩司氏、丸岡 洋介氏 1 はじめに 漫然運転といった不注意によるものが大半 は2013年比で2016年には2.5倍、2020 を占めている。 年では4倍と大きく増加していくことが予 自動車において、近年、レーダーやカメ 測されている。そのシステムの主要技術と 自動車による交通事故は、死者数こそ ラを用いた予防安全システムが普及が進み して期待されているのが、天候の影響を受 1970年をピークに減少傾向ではあるが、 つつある。欧州の安全性能評価基準である け難く、相対速度を精度良く測定できるミ 交通事故件数については依然高い水準で推 Euro NCAP で は2014年 か ら 自 動 車 ブ リ波レーダーである。 移している。 レーキ、2016年からは歩行者を検知する このミリ波レーダーの性能を最大限に発 その多くは、追突や正面衝突など前方方 機能が評価項目に加わることが予定されて 揮するためには、フロントグリルの中央部、 向への動作にて起こっており、その発生理 いる。北米、日本においても同様な評価項 すなわちエンブレムの位置が最も適してい 由は安全不確認、脇見運転、動静不注視、 目が追加されつつあり、予防安全システム る。そのため、各カーメーカーがその位置 交通事故の発生件数・死傷者数の推移(グラフ) 発生件数 死亡者数 負傷者数 1,400,000 18,000 16,000 1,200,000 死亡者数 14,000 1,000,000 発 生 件 数 ・ 負 傷 者 数 12,000 負傷者数 800,000 10,000 8,000 600,000 6,000 400,000 発生件数 4,000 200,000 2,000 0 0 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52 54 56 58 60 62 元 3 5 7 9 11 13 15 17 年次(昭和・平成) 交通事故発生件数と死亡者、負傷者数 正面衝突:3% その他:13% 右折時:9% 追突:41% 左折:5% 出会頭:29% 自動車交通事故内訳 04 CSTC NEWS No.214 その他 26% 安全不確認 31% 運転動作不適 7% 脇見運転 漫然運転 17% 8% 動静不注視 11% 自動車交通事故原因内訳 死 亡 者 数 1 特集 安全予防システム でのレーダー搭載検討を行っている。一方 く、メタリック色などエンブレムとしての ムを蒸着することで形成していた。そのた で、フロントグリルは自動車の「顔」と呼 様々なデザインが要求される。 め、プライマー層の膜厚よりも小さい凹凸 べるべき部品であり、その中央に位置する しかし、外観意匠の面ではミリ波透過性 がそのプライマー層で埋没されることによ エンブレムは高い意匠性を求められている。 の確保のために犠牲となる要件も多く、特 り、シャープデザインが表現できなかった。 このレーダーのカバーとして透過性能を有 に光輝部の面精度やメタリックカラーの表 我々はプライマーなしでも付着性、耐食性 しながら、エンブレムとしての意匠性を兼 現はできていない等、カーメーカーのデザ を満足するミリ波金属膜を形成する技術を ね備えているのがミリ波エンブレムである。 イン要望に応えきれていなかった。 開発し、プライマー層を廃止することで、 今回、デザインニーズに応えるために 数ミクロンの樹脂成形面微細シボによるコ ①エンプレムのシャープデザイン表現が出 ントラスト表現、文字部のシャープなキャ 来るようにダイレクトミリ波透過薄膜技術 ラクターラインの表現等が可能とした。ま ミリ波エンブレムはミリ波透過要件によ を開発 ②メタリックデザインへの対応の た、プライマー層はシャープデザインを損 り全体を一定板厚にした透明材で形成され ため、ミリ波透過+メタリック外観が表現 なうだけでなく、ブツ不良等の原因となる た意匠部と取付け部の2層で構成される。 できる塗料の技術開発を行ったのでその内 ため、歩留まりが悪化し、コストアップの 意匠部(透明材)の裏面にはエンブレムの 容を紹介する。 主要因となっていた。今回のプライマーレ 2 ミリ波エンブレムの構成と課題 デザインを表現するための形状、加飾層が 形成されている。加飾層は主にめっきエン ブレムと同じクロム外観が求められるが、 フロントグリルに使用されるクロムめっき スでのダイレクトミリ波透過金属薄膜技術 3 高意匠デザイン技術の開発 により、シャープデザインと低コスト化を 実現できた。 3-1.シ ャープデザインへの対応(ダ ではミリ波透過を悪化させるため使用する イレクトミリ波透過薄膜技術) ことはできない。そのため、ミリ波を透過 従来のミリ波透過金属膜は、透明材との (ミリ波透過メタリック塗料) する特殊な金属膜で形成されている。また、 付着性と耐食性を確保するために、塗装に メタリック表現には一般にアルミ等の金 加飾層はめっき並みのクロム外観だけでな よるプライマー層を形成した後にインジウ 属フィラー顔料の入ったメタリック塗料が 3-2.メタリックデザインへの対応 ミリ波エンブレム構成図 CSTC NEWS No.214 05 特 集 顕彰受賞技術の紹介 従来技術と開発技術の比較 (微細表現のモデル図) トヨタミリ波エンブレム 電磁波透過減衰量の理論式(Schelkunoffの理論式) GMミリ波エンブレム 仕様 性能 外観 従来技術と開発技術の比較 開発品 A社 B社 C社 ミリ波透過性 ◎ ○ ○ ○ めっき同等の光輝感 ○ ○ △ ○ メタリック色表現 ○ × × × シャープデザイン表現 ○ × × × ▲30% - - - コスト プライマーレスによる効果 開発品の他社との比較 使用される。しかし、通常のメタリック塗 論式より材料の比導電率が高いほど悪化す これらの技術を用いることにより、世界 料は含有している金属フィラーがミリ波透 る。通常のメタリック塗料は、金属フィ トップレベルのミリ波透過減衰量を確保し 過性を悪化させるためミリ波エンブレムの ラーが不規則に密着し重なりあうためこの ながら、従来技術を活用した場合に比べ、 加飾には使用できない。今回、ミリ波透過 比導電率が高く、反射損失、吸収損失が大 大幅な外観品質の向上とコストダウンの両 メタリック塗料を開発することで、ミリ波 きくなり、ミリ波透過減衰量が増大する。 立ができた。また、従来のめっき仕様と比 を透過し且つメタリックの外観を表現する 我々は、この金属フィラー間距離と重な 較しても、よりデザイン性の高いエンブレ ことを可能としている。 り枚数を制御することでミリ波透過性とメ ムを提供することができた。 電磁波透過減衰量は Schelkunoff の理 タリック外観の両立を可能にした。 06 CSTC NEWS No.214 1 特集 メーカーにも採用されております。今後、 後も、ミリ波レーダーシステムの フロントグリルを始め、他の外装製品への 搭載は増加していくと予測され、交通事 拡販にも貢献していくものと考えます。 故低減への効果も大きいと考えます。ま 本開発技術によりミリ波エンブレムはミ また、エンブレムとして、様々なデザイ た、ミリ波レーダー単独のみならず、ス リ波透過性と高意匠性とを両立させた商品 ンに対応した、美しさとミリ波透過機能を テレオカメラとのフュージョン化などに となりました。現在、トヨタ、ホンダ、マ 併せ持つミリ波エンブレムを提供すること より更に交通事故低減効果は大きくなり、 ツダ、三菱、スズキといった国内メーカー で、ミリ波レーダーシステムの普及に役立 本開発はより安全な車社会造りのために だ け で な く、GM や Jaguar、SKODA、 つことができ、より魅力のある安全、安心 必要な技術であると考えています。 現代といった今まで取引のなかった海外 な車造りへの貢献ができたと考えます。今 4 おわりに 問い合わせ先 採用実施例 豊田合成(株) IE・SS 開発部 関谷 隆(sekiya takashi) Tel 0587-34-3338 E-mail [email protected] CSTC NEWS No.214 07 Center Guide センターガイド 中部科学技術センターからのご案内です 平成26年度 事業報告 (平成26年4月1日~平成27年3月31日) 公益財団法人に移行後、3年目を迎え、公益目的事業活動の中心となる「科学技術に関する普及啓発事業」と「地域産業振興事業」の 事業について、より充実した内容になるよう努めました。 「科学技術に関する普及啓発事業」では、青少年のための科学の祭典(名古屋大会・東三河大会)を着実に実施しました。また、モノづ くり見学会では、ものづくり現場での体験学習を取り入れ、次世代を担う若年層が将来に向け科学技術に対する関心を高められるよう工夫 を凝らしました。 当センターのもう一つの重要な柱である「地域産業振興事業」では、共同研究開発支援事業として地域の中小企業の技術力向上のため の支援を積極的に行っていますが、その支援活動の一貫である産業振興プロモート活動やイノベーション創出研究会活動等を通して、本年 度から補助事業となった国の「戦略的基盤技術高度化支援事業」へ提案し、2件の採択となりました。また、多様なネットワークを活用し た技術支援事業では、中核的な役割を担う機関として、中部8県に跨る研究機関や技術支援機関によるネットワークを拡大しつつ、技術情 報の拡充、他の地域産業振興団体等との連携を強化、展示会への出展等を積極的に行い、地域の企業に対する技術支援の拡充を図りました。 Ⅰ.公益目的事業 公益1 科学技術に関する普及啓発事業 青少年のための科学の祭典(名古屋大会・東三河大会) ・名古屋大会 開催日:平成26年10月4日(土)・5日(日) 場 所:名古屋市科学館・でんきの科学館 入場者:6,480名(昨年:5,704名) ・東三河大会 開催日:平成27年1月24日(土)・25日(日) 場 所:こども未来館ここにこ(愛知県豊橋市) 入場者:5,308名(昨年:5,288名) モノづくり見学会 「モノづくり現場体験学習2014」 小・中学生がモノづくりに関係する地元企業を訪問・見学し、 身の周りにある製品の工程を体験しました。さらに、作業体験と 現場で働く方の熱い思いを聴く機会を設けました。 ・A コース 有 機循環農業の農法の取組みの紹 介と農業体験や調理体験 開催日:平成26年7月23日(水) 場 所:福津農園(愛知県新城市) 参加者:17名 ・B コース 鋳 物製造の現場見学と小物鋳物の モノづくり見学会の様子 製作体験 開催日:平成26年7月28日(月) 場 所:新東工業(株) 豊川製作所(愛知県豊川市) 参加者:30名 エネルギー等科学技術広報事業 科学の不思議さと面白さの体験を 通じて楽しく学べる工作教室を開催 しました。 ・あ いち産業科学技術総合センター 主催事業「知の拠点あいち夏休み こども科学教室」 工作教室の様子 開催日:平成26年8月22日(金) 場 所:あいち産業科学技術総合センター(愛知県豊田市) 参加者:18組(親子参加) ・岐阜県先端科学技術体験センターサイエンスワールド主催事業 ①「秋の工房アラカルト」 ②「冬の工房アラカルト」 開催日:①平成26年11月23日(日) ②平成27年3月1日(日) 場 所:岐阜県先端科学技術体験センターサイエンスワールド 参加者:①50組(親子参加) ②52組(親子参加) 08 CSTC NEWS No.214 科学技術講演会等の開催 「発明の日」(4月18日)を中心とした科学技術週間行事として 講演会と映像祭入選作品の映写会を開催しました。 開催日:平成26年4月19日(土) 場 所:名古屋市科学館 サイエンスホール 入場者:205名 〈記念講演会〉 演題:『 「南海トラフ巨大地震」っ てどんなもの? -海の不思議と名古屋の 講演会場風景 防災を考える-』 講師:国立大学法人名古屋大学 減災連携研究センター 特任教授 金田 義行 〈上映会〉 第55回科学技術映像祭入選作 文部科学大臣賞 「NHK スペシャル 足元の小宇宙 ~生命を見つめる植物写真家~」 中部科学技術センター学術奨励研究助成事業 7件を採択しました。 応募申請数:75件 海外研究者招へい事業助成 8件を採択しました。 応募申請数:16件 中部科学技術センター顕彰 大賞1件・振興賞2件・奨励賞3件を表彰しました。 (コーディネート賞は該当なし) 応募申請数:17件 中部公設試験研究機関研究者表彰 研究功績者4名・指導功労者2名を表彰しました。 応募申請数:10名(研究功績者7名、指導功労者3名) 叙勲、国家褒章、文部科学大臣表彰等の候補者推薦 ・文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞の候補者推薦 (推薦自治体:愛知県、三重県、岐阜県、静岡県) 推薦者数:1,089名 受賞者数:143名 ・文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)の候補者推薦 推薦者数:3件 受賞者数:1件((株)小糸製作所) ・ものづくり日本大賞の候補者推薦 推薦者数:2件 ・永井科学技術財団賞「技術賞」 推薦件数:1件 受賞件数:1件(アサヒ繊維工業(株)) ・発明大賞「考案功労賞」 推薦件数:1件 受賞件数:1件(小島プレス工業(株)) 2 センターガイド 公益2 地域産業振興事業 共同研究開発支援事業 ・イノベーション推進研究会1件を採択しました。(申請1件) ・戦略的基盤技術高度化支援事業研究開発(サポイン) 2件を採択しました。(提案4件) 継続は3件です。 CSTC フォーラムの開催 ・第94回 CSTC フォーラム(第106回東海技術サロン) 開催日:平成26年9月12日(金) 参加者:68名 ・第95回 CSTC フォーラム(第107回東海技術サロン) 開催日:平成27年2月10日(火) 参加者:59名 ・第96回 CSTC フォーラム(第27回中部科学技術交流会) 開催日:平成27年2月17日(火) 参加者:60名 インターネット等による情報提供事業 ・CSTC NEWS(システック ニュース)の刊行 4月、7月、10月、1月に発刊しました。 ・第4回次世代ものづくり基盤技術産業展 - TECH Biz EXPO 2014- ブース出展をしました。 技 術支援や、共同研究の組成などの支援、技術情報の提供、 科学技術の普及啓発など、各種事業の紹介をしました。 開催日:10月22日(水)~24日(金) 場 所:ポートメッセなごや 多様なネットワークを活用した技術支援事業 ★中部イノベネット 中小企業をはじめ、地域の企業に対する技術支援のため、中 部8県の大学・高等専門学校・研究機関・公設試験研究機関、 技術支援機関で広域的なネットワークを構築しています。参 加機関が60機関から61機関になりました。 ・研究機関のシーズ集[産業技術の芽] 588件(181件追加) ・技 術支援者情報[中部の技術ガイド] 686件(38件追加) を Web 上に掲載しました。 ・TECH BIZ EXPO 産学官連携交流会(主催:大府市役所)に おいて、広域連携ネットワーク「中部イノベネット」を紹介 しました。 ・ 「産業技術の芽」シーズ発表会を福井市、名古屋市で開催しま した。 ★名古屋駅前イノベーションハブ 名古屋駅前(愛知県産業労働センター)に設置した研究機関、 技術支援機関(8機関)による技術支援活動拠点「名古屋駅前 イノベーションハブ」において、事務局を担いました。 〈実績〉イノベーション研究会:3回 イノベーション研究会国際シンポジウム:1回 快適性開発研究会:2回 次世代産業研究会:2回 技術シーズ発表会:6回 技術相談:248件 コーディネータ連絡会議:11回 ★地域オープンイノベーション促進事業 ・東海産業競争力協議会区域において運営協議会を設置し、地 域の技術シーズや社会・市場ニーズに基づいて導入する設備 機器やその効果的な利活用等を検討し、その検討結果に基づ き設備の導入及び利活用促進を行いました。 ・経済産業省中部経済産業局から「運営協議会の設置及び運営 に関する業務」「設備機器の導入・利活用事業」の2つの事業 委託を受け、当センターと一般財団法人ファインセラミック スセンターが共同で実施しました。 ・公設試験研究機関、技術支援機関等及び産業技術総合研究所 の代表者で構成される「オープンイノベーション促進運営協 議会」を設置しました。 ・広域連携コーディネータ40名による企業訪問(231社) ・設 置した設備の技術講演会(1回)・講習・見学会(5回)を 各地で実施しました。 公益3 グレーター ・ ナゴヤ ・ イニシアティブ(GNI)事業 名古屋市を中心とする、半径約100km に広がる地域をグレー ター・ナゴヤと称し、世界から優れた企業・技術や人材・情報 を呼び込むと共に、地域内企業の海外展開を促進する、双方向 により新しいビジネスチャンスを創出し、世界をリードする創 造的経済社会の実現を目指す活動をグレーター・ナゴヤ・イニ シアティブと呼んでいます。 対日投資促進事業及び海外展開支援事業 ・GNI のサポート等により進出を遂 げた外資系企業の累計114件 ・国際コンポジットシンポジウム in グレーター・ナゴヤ ・ミッション派遣事業 (英国、タイ・カンボジア、米国) ・GREATER Nagoya – U.S. 英国ミッションの様子 Aerospace Symposium 2015 (ファンボロー・エアショー) ・Eco-friendly Vehicle Seminar (環境に優しい自動車セミナー) Ⅱ.収益・その他事業 個別受託事業 平成26年度は受託実績なし その他事業1 科学技術諸団体の業務支援事業 ・化学関係学協会合同事務局(14団体) ・一般社団法人電気学会東海支部 ・一般社団法人日本繊維技術士センター東海支部 ・一般社団法人科学技術と経済の会名古屋支部 ・研究会「車載組込みシステムフォーラム」に関する事務局 ・公益財団法人応用生化学研究所 その他事業2 科学技術系人材育成の業務支援事業 ・名古屋少年少女発明クラブ ・名古屋市科学館サイエンスクラブ ・高校生燃料電池自動車プロジェクト Ⅲ.法人会計 会議の開催 理事会 ・第5回通常理事会 平成26年5月23日(金) ・第6回通常理事会 平成27年3月11日(水) ・書面による理事会(第9回~第11回) 評議員会 ・第3回定時評議員会 平成26年6月10日(火) ・書面による評議員会(第5回) 中部科学技術推進会 平成26年11月28日(金) アドバイザリー委員会 平成26年12月4日(木) 事業報告書・収支決算書・事業計画書・収支予算書を 当センターホームページにて公開しております。 http://www.cstc.or.jp/disclosure.html 賛助会員の維持・拡充 賛助会員数:(団体)124社、(個人)30人 (平成27年3月31日現在) CSTC NEWS No.214 09 Center Guide センターガイド 平成26年度 決算報告 決算概況 公益財団法人に移行後3年目を迎え、初回の内閣府による定期監査を受けた結果、大きな問題も無く公益財団法人として適正な業務運営が確 認出来ました。 事業においては、公益目的事業活動の中心となる「科学技術に関する普及啓発事業」と「地域産業振興事業」の事業について、より充実し た内容になるよう努め、会計においては安定的な財務運営を達成しつつ、公益財団法人として存続していくために毎期クリアする必要のある「公 益認定基準」を十分に理解した上での会計処理を行いました。 始めに、当財団運営の根幹となる基本財産・特定資産運用益については景気の回復基調が運用利率に影響し、昨年度と同等の運用益を得る ことが出来ました。また賛助会費については、当財団の各事業を通じての勧誘推進に努めるなど、あらゆる機会を通じて賛助会員へ働きかけた 結果、例年通りの収益を達成することが出来ました。これに加え、助成金の獲得やイベント開催時の広告掲載依頼等の新たな収入源を得ること で更なる充実した事業展開を行うことが出来ました。 今年度の当期損益プラス要因としては、国の補助事業である「戦略的基盤高度化事業」や委託事業の「地域オープンイノベーション促進事業」 採択が大きく影響しました。 しかしながら、これらの事業は変動要素が大きく必ずしも獲得出来る事業ではないことから、今後も事業内容のブラッシュアップ・経費削減 に努め、地域社会に貢献出来る魅力ある公益財団として、存在意義を高めていく所存です。 貸借対照表 平成27年3月31日現在 (単位 : 百万円) 科 目 26年度 25年度 増 減 Ⅰ 資産の部 1.流動資産 253 229 24 (1)基本財産 803 803 0 (2)特定資産 446 511 △ 65 5 7 △2 1,254 1,321 △ 67 1,507 1,550 △ 43 1.流動負債 71 57 14 2.固定負債 3 2 1 74 59 15 1,038 1,104 △ 66 ( う ち 基 本 財 産 へ の 充 当 額 ) (800) (800) 0 ( う ち 特 定 資 産 へ の 充 当 額 ) (238) (304) △ 66 2.固定資産 (3)その他固定資産 固定資産合計 資産合計 Ⅱ 負債の部 負債合計 Ⅲ 正味財産の部 1.指定正味財産 寄 付 金 2.一般正味財産 395 387 8 ( う ち 基 本 財 産 へ の 充 当 額 ) (3) (3) 0 ( う ち 特 定 資 産 へ の 充 当 額 ) (204) (205) △1 正味財産合計 1,433 1,491 △ 58 1,507 1,550 △ 43 負債及び正味財産合計 10 CSTC NEWS No.214 2 センターガイド 平成26年度 正味財産増減計算書内訳表 (単位:百万円) 当期経常増減額の公益目的事業では収支相償※ ※収支相償 公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律(認定法)第5条第6号 「その行う公益目的事業について、当該公益目的事業に係る収入がその実施に要する 適正な費用を償う額を超えないと見込まれるものであること。」 正味財産増減計算書 全体の経常増減額 前年度実績との比較表 (単位:百万円) CSTC NEWS No.214 11 Center Guide センターガイド 「モノづくり現場体験学習2015」開催のご案内 中部科学技術センターでは、次世代層への普及啓発活動としてモノづくり見学会を毎年開催しています。 本事業は、小学校4年生から中学校3年生を対象に、ふだん身の周りにある製品が、どのような行程を経て、製品化されているのかを体験で きる学習会として実施しております。平成25年度より、現場での体験や働く方への質疑などを取り入れて、子供たちが将来について考えられる、 勉強できる場を設け、 「モノづくり現場体験学習」と銘打って開催しています。 本年度は A コースでは電池作り体験、B コースでは金属加工キーホルダー作り体験をします。 A コース 福井ファイバーテック株式会社 愛知県豊橋市 FDK エナジー株式会社 静岡県湖西市 B コース 株式会社デンソー デンソーギャラリー 愛知県刈谷市 株式会社デンソー 技研センター 愛知県安城市 開催日:平成27年8月25日(火) 開催日:平成27年8月27日(木) 工業製品のモノづくりを現場で体験学習します。いつも見ている 自動車や電化製品などが作られる過程の技術を現場で体験学習し サッカーゴールの網や電池ってどうやって作られているのだろう、 ます。技能研修ってどういうことだろう、学習しよう。技研センター 学習しよう。FDK エナジーで電池も作るよ! でキーホルダーも作るよ! キーホルダー 作り体験 定 員:A コース30名(子どものみ参加) 参加費:A コース1,000円 定 員:B コース30名(子どものみ参加) FDK電池 参加費:B コース1,000円 「青少年のための科学の祭典2015・名古屋大会」開催のご案内 rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr 今年で20回目の開催となる 「青少年のための科学の祭典2015・名古屋大会」は、当センターの主要な事業「科学 技術に関する普及啓発事業」の一つです。我が国が科学技術立国として引き続き力強 く歩み進める環境づくりに貢献するには、次代を担う子ども達に科学の面白さを広く 昨年度 開催時の様子 伝えることが重要です。 子ども達に科学のおもしろさを実体験してもらえる科学の祭典を、名古屋市科学館・ でんきの科学館にて開催しますので、みなさまのご来場お待ちしています。 ※本イベントの詳細は9月にホームページに掲載します。 DATA 開催日時:平成27年10月3日(土)~ 4日(日)9時30分~17時00分 会 場:名古屋市科学館 理工館地下2階イベントホール でんきの科学館 1階、2階 主 催: 「青少年のための科学の祭典」名古屋大会実行委員会、名古屋市科学館、 中日新聞社、(公財)日本科学技術振興財団、科学技術館、 (公財)中部科学技術センター 後 援:文部科学省、中部経済産業局、(一社)中部経済連合会、名古屋商工会議所、 愛知県教育委員会、他40団体予定 協 賛:愛知県などの企業・団体、計70社予定 参 加 費:無料 12 CSTC NEWS No.214 科学の夢 わくわくドキドキが いっぱい 2 センターガイド 平成27年度 役員名簿 (平成27年6月16日現在) 平成27年度 役員名簿 (平成27年6月16日現在) <順不同・敬称略> <順不同・敬称略> 氏 名 団体名・役職 会長 水谷 良亮 中部電力株式会社 顧問 専務 理事 神﨑 修三 理事 21名 監事 2名 氏 名 団体名・役職 評議員 西村 和彦 24名 愛三工業株式会社 執行役員 公益財団法人中部科学技術センター 専務理事 野村 一衛 愛知製鋼株式会社 執行役員 永井 淳 新東工業株式会社 代表取締役社長 浅田 一吉 アサダ株式会社 代表取締役会長 岡部 道生 大同特殊鋼株式会社 代表取締役副社長 大野 一茂 イビデン株式会社 取締役執行役員 中村 修 東邦ガス株式会社 取締役常務執行役員 技術開発本部長 吉田 文彦 岡谷鋼機株式会社 常務取締役 小西 工己 トヨタ自動車株式会社 常務役員 加藤 明男 小島プレス工業株式会社 専務取締役 鈴木 清美 名古屋鉄道株式会社 取締役 久野 博司 株式会社シーテック 総務部長 川崎 真司 日本ガイシ株式会社 基盤技術研究所長 髙宗 誠二 株式会社ダイヘン 中部支社長 鈴木 雅彦 ブラザー工業株式会社 執行役員 竹尾 聡 中電興業株式会社 取締役社長 山口 幸蔵 アイシン・エイ・ダブリュ株式会社 取締役副社長 石原 正 中電不動産株式会社 代表取締役社長 中村 隆次 アイシン精機株式会社 専務役員 髙木 洋隆 中部精機株式会社 代表取締役社長 秋田 憲宏 アイシン高丘株式会社 専務役員 浅野 晴彦 久留島豊一 株式会社LIXIL LIXIL Water Technology Japan 品質保証部 品質技術室 室長 株式会社中部プラントサービス 代表取締役社長 髙木 浩 中部冷熱株式会社 代表取締役社長 熊谷 忠信 株式会社ジェイテクト 技監 宮木 正彦 株式会社デンソー 取締役副社長 田中 宣 株式会社槌屋 技術開発本部 専務執行役員 野村 聡一 筒井 宣政 株式会社東海メディカルプロダクツ 会長 東亞合成株式会社 取締役研究開発本部長 兼R&D総合センター長 大竹 敏雄 東海旅客鉄道株式会社 執行役員 総合技術本部 副本部長 技術開発部長 内藤 雄順 東海コンクリート工業株式会社 取締役社長 株式会社トーエネック 取締役常務執行役員 情報通信本部長 鈴木 明 株式会社東芝 中部支社長 三石 拓治 橋本 正一 豊田合成株式会社 常務執行役員 山岸 俊哉 株式会社豊田自動織機 執行役員 吉村 一孝 株式会社豊田中央研究所 取締役 中根 秀樹 トヨタ車体株式会社 常務役員 菊野 仁史 株式会社日立製作所 中部支社 支社長執行役員 板谷 研二 日新電機株式会社 中部支社 中部支社長 藤森 利雄 名港海運株式会社 代表取締役社長 中田 悟 日本メナード化粧品株式会社 専務取締役 内藤 進 リンナイ株式会社 代表取締役会長 萩原 義昭 萩原電気株式会社 取締役会長 田島 和憲 田島和憲公認会計士事務所 公認会計士 山田 信二 マルヤス工業株式会社 取締役副会長 相羽 繁生 株式会社東郷製作所 取締役社長 梶田 吉晴 美濃窯業株式会社 取締役執行役員 CSTC NEWS No.214 13 2 センターガイド Center Guide センターガイド 公益財団法人中部科学技術センター賛助会員名簿(平成27年6月30日現在) 公益財団法人中部科学技術センター賛助会員名簿(平成27年6月30日現在) <順不同・敬称略> 団体 122社 アイカ工業 (株) (株) ジェイテクト (株) 東海メディカルプロダクツ 愛三工業 (株) (株) 十六銀行 (株) 東海理化電機製作所 昭和電線ケーブルシステム (株)中部支店 アイシン化工 (株) 白川電気土木 (株) (株) 東光高岳 中部支社 アイシン精機 (株) 新東工業 (株) (株) 東郷製作所 (株) ヒメノ アイシン高丘 (株) 新日本ヘリコプター (株)名古屋支社 (株) 東芝 中部支社 (株) フジキカイ 愛知金属工業 (株) セイノーホールディングス (株) 愛知時計電機 (株) アサダ (株) (株) セキソー 東海旅客鉄道 (株) 総合技術本部 パナソニックエコシステムズ (株) (株) 日立製作所 中部支社 アイシン・エィ・ダブリュ (株) 愛知製鋼 (株) <順不同・敬称略> 東邦液化ガス (株) 東邦ガス (株) 大同特殊鋼 (株) (株) トーエネック (株) 大同分析リサーチ 徳倉建設 (株) ビーティーティー (株) 日比野工業 (株) (株) フジクラ 中部支店 富士特殊紙業 (株) ブラザー工業 (株) (株) 豊栄工業 朝日インテック (株) (株) ダイヘン 中部支社 豊田合成 (株) (一財) 北陸産業活性化センター 天野エンザイム (株) (株) 大丸松坂屋百貨店 トヨタ自動車 (株) (株) マキタ (株) 荒川印刷 瀧上工業 (株) 石塚硝子 (株) 中央精機 (株) イビデン (株) 中央電気工事 (株) (株) イワタツール エナジーサポート (株) (株) 大垣共立銀行 岡谷鋼機 (株) オザワ科学 (株) 兼房 (株) (株) 豊田自動織機 トヨタ車体 (株) (株) 豊田中央研究所 中電興業 (株) (株) 中電シーティーアイ 中電不動産 (株) 中部ガス (株) 川北電気工業 (株) 関西電力 (株)東海支社 (株) キクテック クロダイト工業 (株) (株) 小糸製作所 小島プレス工業 (株) (株) 佐藤鉄工所 マルヤスエンジニアリング (株) (株) 三井住友銀行 名古屋支店 豊田バンモップス (株) 三菱日立パワーシステムズ(株)中部支社 トヨタ紡織 (株) 三菱電機 (株)中部支社 中島特殊鋼 (株) 三菱電線工業 (株)中部支店 中日本建設コンサルタント (株) (株) 三菱東京UFJ銀行 (一社) 中部航空宇宙産業技術センター 中部精機 (株) 河合石灰工業 (株) マルヤス工業 (株) (株) ナガラ 名古屋商工会議所 (一財) 中部電気保安協会 名古屋鉄道 (株) 中部電力 (株) (株) 中部プラントサービス 中部冷熱 (株) 美濃窯業 (株) 名港海運 (株) (株) 明電舎 中部支社 名古屋トヨペット (株) メイラ (株) 日新電機 (株)中部支社 名菱電子 (株) 日本ガイシ (株) 矢作建設工業 (株) (株) 槌屋 日本車輌製造 (株) UHT (株) (株) テクノ中部 日本特殊陶業 (株) (株) LIXIL 電源開発 (株)中部支店 日本メナード化粧品 (株) (株) デンソー 野村證券 (株)名古屋支店 (一社) 産業環境管理協会 東亞合成 (株) (株) シーテック 東海コンクリート工業 (株) リンナイ (株) (株) ワーロン (株) ノリタケカンパニーリミテド 萩原電気 (株) 個人 27名 淺野 雅己 (株) フタバ化学 代表取締役社長 志水 双葉 アサヒテック (株) 浅野撚糸 (株) 代表取締役社長 鈴木 元 (株) プリンシプル 代表取締役社長 中西 高義 アサヒテック (株) 水野 賢太 (株) ペイントサービス 代表取締役会長 村瀬 栄次 アスカテック (株) 代表取締役社長 石田 慎一郎 前田工繊 (株) 名古屋支店長 村田 富彦 アルファ (株) 代表取締役 堀 富士夫 前田特許事務所 所長 前田 勘次 前田特許事務所 副所長 大矢 正代 (株) 今仙技術研究所 代表取締役社長 山田 博 岐セン (株) 常務取締役 後藤 勝則 品野セラミックタイル工業 (株) 取締役技術開発部長 佐藤 市周 新興窯業 (株) 代表取締役社長 松原 義明 (株) 精研 (株) 丸十 丸ス釉薬 (資) (資) マルワイ矢野製陶所 代表取締役副社長 坂野 和佳子 (株) レーテック 代表取締役 加藤 孝保 代表社員 鈴木 貞彦 代表社員 矢野 仁 代表取締役社長 糸井川 均 X-TREME COMPOSITE JAPAN 代表者 (合) 角屋 守 タイムオートマシン (株) 技術部 部長 武藤 和彦 中部産商 (株) 代表取締役社長 井上 幸次 星野 章 山田 茂人 岡本 英樹 東海タイプ商会 日本エムティ (株) 14 CSTC NEWS No.214 代表取締役社長 伊藤 和勝 活 2 3 活 動 報 告 活動報告 活 動 報 告 法人会計業務 第7回通常理事会、第4回定時評議員会 開催報告 第7回通常理事会 第4回定時評議員会 報告事項として、 「会長及び専務理事の職務執行状況報告に ついて」及び「中部サイエンスネットワーク(仮称)の進捗状 況について」を報告しました。次に、議決事項として「平成26 年度事業報告(案) 、決算報告(案)及び監査報告について」 及び「第4回定時評議員会の開催(案)について」を審議し、 出席理事全員一致で可決しました。 日 時:平成27年5月26日(火) 15:00~16:30 場 所:ホテル名古屋ガーデンパレス(鼓の間) 出席者:理事23名中19名、監事2名 議決事項として「平成26年度決算について」及び「評議員 及び理事の補充選任(案)について」を審議し、出席評議員全 員一致で可決しました。次に、報告事項として、 「平成26年度 事業報告について」及び「中部サイエンスネットワーク(仮称) について」を報告しました。 日 時:平成27年6月16日(火) 15:00~16:30 場 所:ホテル名古屋ガーデンパレス(鼓の間) 出席者:評議員24名中18名、監事1名 第7回通常理事会 第4回定時評議員会 CSTC活動報告 2015.04〜2015.06 事業区分 事業 ❖事業名 1.科学技術に関する普及啓発事業 Ⅰ 公益目的 事業 ❖第56回科学技術週間 記念講演会・映画祭 (平成27年4月18日) ❖中部科学技術センター学術奨励研究助成事業 (公募:平成27年4月15日~5月15日) ❖中部科学技術センター顕彰 (公募:平成27年5月7日~7月24日) ❖中部公設試験研究機関研究者表彰 (公募:平成27年5月7日~6月19日) 2.地域産業振興事業 ❖CSTC NEWS 213号(4月春号)発刊 (平成27年4月) ❖名古屋駅前イノベーションハブ 第29回技術シーズ発表会 (平成27年5月26日) 3.グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ(GNI)事業 ❖グレーター・ナゴヤ・タイ商談会(平成27年4月21日) Ⅱ 収益・その他 事業 Ⅲ 法人会計 ❖研究会「車載組込みシステムフォーラム」に関する事務局 事業 総会(平成27年4月13日) ❖名古屋少年少女発明クラブの業務支援 ①モノづくり教室(デリバリー)第1期テーマ 「太陽電池で歩く二足歩行ロボットをつくろう」 (平成27年4月4日~、土曜日に計4回) ②名古屋市科学館内事業 ロボット教室、ものづくり教室、ロボット工房、ものづくり 工房、地球工房を開催 ❖高校生燃料電池自動車プロジェクト 燃料電池実験セミナー(平成27年5月4日~6日) 法人会計業務 ❖第7回通常理事会(平成27年5月26日) ❖第4回定時評議員会(平成27年6月16日) CSTC NEWS No.214 15 活 動 報 告 3 活動報告 活 動 報 告 第56回科学技術週間記念行事開催報告 公益事業 4月18日(土) 、第56回科学技術週間を記念して、名古屋市科学館サイエンスホールにて講演会を開催しました。 本年度から科学技術週間記念講演会の趣旨に沿い、小学4年生~中学3年生の子ども達を対象とした講演会として実施しました。 未来につながるモノづくりにおいて、複雑で精巧な生物から多くのことを学び発見し、応 用することは大切な視点のひとつです。 今回の講演テーマは「3D プリンターで骨組みをつくる !? トンボやハチドリのように宙を 舞う飛行機」 (バイオミメティクスの応用) 。羽ばたいて飛ぶ生きものの進化の歴史から、バ イオミメティクスという生き物の知恵に学ぶこと、またその模型作りにおける3D プリンター の使い方を、高橋氏の用意した羽ばたき飛行機の実機による飛行実演や多くの映像にて紹介 頂きました。 サイエンスホール内を羽ばたき飛行機 が飛ぶと、大きな歓声が上がりました。 ご講演される高橋氏 質問する少年 子ども達から、 「製作についての大変だったこと」 、 「何 を使って羽を付けるのか?」、「一番の力 作は?」 、 「作ったきっかけは?」等多く の質問があり、興味・関心を惹きだすこ とができた講演会となりました。 会場を飛行する羽ばたき飛行機 講演会に続き、第56回科学技術映像祭入選作の中から、研究開発・教育部門を受賞した「自 然を知る新たな知を求めて~映像で語る生命誌研究館の20年~」 ・ 「生命の誕生 絶滅危惧 種日本メダカの発生」の2作品と、特別上映として名古屋市科学館 椙山女学園大学共同作 品「静電気のひみつ~サイエンスショ―の舞台裏」を上映しました。 生命誌研究館は、大阪府高槻市にあります。クモ、カエル、コバチ、チョウなど身近な 生きものの発生・進化・生態系を探る実験研究や、様々な分野の専門家や一般の方々との 交流を行っています。映像から「自然を知り、その中で生きているという感覚を持つこと の大切さ」というメッセージが伝わってきました。 今回より会場入り口のホワイエを活用 し、講演や映像祭の作品に合わせて、ご 来場の方に科学技術への興味・関心を 持っていただけるよう、模型やパネルを 展示しました。 子ども達には、高橋さんの飛行機や3D プリンターが人気で、さらに学習を深め る機会となりました。 DATA 講師紹介 開催日時:平成27年4月18日(土)14:00~16:25 羽ばたき飛行機製作工房 高橋 祐介(たかはし・ゆうすけ) 開催場所:名古屋市科学館サイエンスホール(生命館 B2) 会社員・ Maker ・ Fablab Kitakagaya メンバー 講 演:「3D プリンターで骨組みをつくる !? トンボやハチドリのように 羽ばたき飛行機の魅力にとりつかれて10年、オリジナルデザイン 宙を舞う飛行機」 講 師:羽ばたき飛行機製作工房 高橋 祐介氏 参 加 者:205名 16 CSTC NEWS No.214 の機体を発表し続けている。代表作は「学研大人の科学マガジン デルタ・ツイスター」(原型デザイン担当) 3 新技術の 広場 中部科学技術センターでは、中部地域8県の公設試験研究機関、(独)産業技術総合研究所中部 センターとの連携強化と地域の科学技術振興課題に向けた対応策や、諸情報の相互交流強化に よる地域産業の育成を目的とした「機関長会」を開催しております。このコーナーでは機関長会 に参画する21の公設試験研究機関を中心に、最新の新技術・研究情報をご紹介します。 4 ファルマバレープロジェクトを推進する医療・介護用機器の開発 静岡県工業技術研究所 沼津工業技術支援センター 研究統括監 八木 淳一氏 1.概要 ファルマバレープロジェクトは、製薬・ 医療機器関連の工場や研究拠点が多い静 岡県東部地域の医療・介護・健康産業の 集積を目的とした政策です。この推進の ため、介護・医療現場のニーズを踏まえ て平成25年度から3年計画で、 (1)地域 包括ケアシステムを支える見守りシステ ムの開発と(2)手術室・病室のロボット 化に応用できる要素技術開発を行ってい ます。 図1 試作した見守りセンサ 2.特色 (1)地域包括ケアシステムを支える見守 りシステムの開発 ることを確認しました。 て駆動するアクチュエータ(以下、MH 今後は、センサ情報をモニタリングし、 アクチュエータ)の適用です。MHアクチュ 訪問看護・介護事業所や在宅介護家族 異変を介護者、家族等に報知できる小型 エータは無騒音、無振動で緩衝性のある 等のニーズを基にして、ベッド上の要介 コントロール装置を用いた見守りシステ 出力が可能で、手術室・病室での使用に 護者を拘束することなく、呼吸や脈拍の ムを開発し、介護現場での実証試験を行っ 適しています。開発では、MH 合金1g を 回数と波形及び離床・在床等を検知でき た上で実用化を目指します。 40℃まで加熱することで、駆動部である る新規センサシートを用いた見守りシス テムを富士工業技術支援センター等で開 発しています。 (2)手術室・病室のロボット化に応用で 直径50mm のベローズから20N の力を出 力できました。また、ベローズに力センサ きる要素技術開発 県内外の6医療機関に手術室・病室のロ を設置して接触面に働く荷重をフィード 新規センサシートは、マットレス下に設 ボット化の要望調査をしたところ、褥瘡と バックすることで、MH アクチュエータの 置しても、マットレス上の要介護者の呼 医療関連機器圧迫創傷の予防システムが 駆動が制御できました。 吸と脈拍を計測できるエアーセル構造と 共通のニーズとしてありました。いずれも 今後は、温度制御に熱電素子を用いた 空圧センサで構成されます。このセンサ 長時間の局所圧迫による皮膚の創傷です。 アクチュエータ部及び力センサのモニタ シートの呼吸信号は呼吸バンドと、脈拍 そこで、この予防システムに必要な身体 リング部で構成される要素技術を開発し、 信号は指尖光電脈波とそれぞれ相関性が 表面に働く負荷の軽減や再分配が可能な 地域企業への技術移転を進めます。 高いことが確認され、要介護者に意識さ 要素技術を沼津工業技術支援センター等 せることなく呼吸数と脈拍数を計測でき で開発しています(図2) 。 ました。次に、図1に示すように、モニタ この要素技術は力の再 にノートパソコンを用いた見守りセンサを 分配を行うアクチュエー 試作し、呼吸と脈拍について回数の記録 タ部及び身体とアクチュ 及び波形の表示等を確認しました。また、 エータ駆動部の接触面に 離床センサは要介護者に存在が分かると 働く力を計測するモニタ 避けられたり、外されたりすることが課 リング部で構成されます。 題となっています。そこで、マットレス下 特色は、水素吸蔵合金(以 に設置して検知できる離床センサを開発 下、MH 合 金)による水 し、寝具や体位によらずに離床検知でき 素の吸蔵・放出を利用し 図2 開発中のアクチュエータ 静岡県工業技術研究所 沼津工業技術支援センター 研究統括監 八木 淳一 照会先 〒410-0022 静岡県沼津市大岡3981-1 TEL 055-925-1100 FAX 055-925-1108 CSTC NEWS No.214 17 新技術の 広場 中部の公設試験研究機関(略称 公設試)にある、企業の方が利用可能な 試験研究・検査設備を、シリーズで紹介する新コーナー! 使おう!開放機器 あいち産業科学技術総合センター「粗さ形状測定装置」 VOL.2 4 平成25年度補正予算事業【地域オープンイノベーション促進事業】(東海地域) 公設試の紹介 粗さ形状測定装置は、円筒形状を評価する真円度測定機と表面 粗さを三次元的に測定するレーザー顕微鏡の2機種から構成さ れています。 企業の皆様と地域を支える技術パートナー 真円度測定機 レーザー顕微鏡 談、依頼試験、研究開 利用料(1測定) : 利用料(1測定) : 発を行っています。講 ①真円度の測定 1,700円 ①レーザー顕微鏡による測定 5,500円~ 演会やセミナーなどに ②粗さの測定 2,000円 ②原子間力顕微鏡による測定 8,400円~ 製造業の盛んな愛知県において、機械、金属、プラ スチック、木材、物流など幅広い業界を対象とした、 工業技術分野の技術支援を行っています。 県内の中小 企 業をサ ポートするため技術相 よる技術情報の提供も 最大測定直径:φ350mm 最大高さ:500mm ゲージレンジ:最大±2mm スピンドル回転精度: ±(0.01μm+0.0003μm/mm) コラム軸真直度:0.2μm/500mm 表面性状解析:円周方向・垂直方向 行っていますので、ぜひご活用ください。 平成26年度 新規導入機器の紹介 非接触三次元デジタイザー ATOS Triple Scan 16M(GOM 社) 特殊なパターン光を測定物に投影し、パターン形状 の変化から三次元表面形状を求める装置です。非接 触で短時間に広い面積を測定できることが特徴で、 三次元 CAD 図面との比較も可能です。工業部品など の三次元形状の評価、検査にご利用いただいています。 (平成26年度 JKA 補助事業) レーザー顕微鏡機能 最大サンプル高さ:70mm 視野:128μm (100倍) 、256μm (50倍) 、 640μm (20倍) 、2560μm (5倍) 高さ方向正確さ:0.2+L/100μm 以下 走査型プローブ顕微鏡機能 最大視野:30μm 測定モード:ダイナミック、表面電位など 真円度測定機では、機械部品の真円 度や円筒度などを高精度に測定するこ とができます。さらに、粗さ測定機能 を使用することで円筒面内全周の粗さ や形状などを評価することもできます。 シリンダ内面の粗さやロケットエンジン 部品のシール面の評価など、一般的な 触針式表面粗さ測定器では難しかった 測定を一台ですることができます。 レーザー顕微鏡は、レーザーを用い て表面の凹凸を三次元計測できる装置 です。対物レンズにより測定視野を変 えることができ、ステッチングにより画 像を連結して広範囲な視野を測定する ことも可能です。また、同一装置で走 査型プローブ顕微鏡に切り替えること ができるため、レーザー顕微鏡と同一 場所でナノメートルオーダーの三次元 計測や表面解析をすることができます。 利用者の声 当社で保有していない高精度な測定機器による測定と技術レベルの高いアド バイスが頂けるので助かっています。納品先のお客様から当社の高い評価と信 頼に繋がっています。技術職員の方も親身に相談に乗っていただけるので、頼 りにしています。 相談先 担当者より あいち産業科学技術総合センター 産業技術センター 総合技術支援・人材育成室 愛知県刈谷市恩田町1丁目157番地1 TEL 0566-24-1841 E-mail [email protected] http://www.aichi-inst.jp/sangyou/ ご紹介した機器だけでなく三次元測 定機による測定も行っています。依頼 測定では迅速かつ正確な計測を心がけ ていますので、困ったことがあればお気 軽にご相談ください。 Chubu Innovation Creation Network 中部イノベネット事業のご紹介 中部地域のイノベーションを創出するために 大学・高専・公的研究機関・技術支援団体によって 構成する広域連携ネットワークです。(現在63機関) 中部イノベネット事務局 (公財)中部科学技術センター イノベーション創出支援室 E-mail [email protected] URL http://www.cstc.or.jp 18 CSTC NEWS No.214 「産業技術の芽」 企業との共同研究を 目指した研究機関の技 術シーズ集 http://www.cstc.or.jp/ cicn/seeds/ 「中部の技術ガイド」 大学 高専 公設試 技術課題の解決をサ ポートする研究者情報 研究機関 中部イノベネット 支援機関 研究機関 支援機関 支援機関 無料技術相談 地域企業が抱える技術課題の解決を支援 http://www.cstc.or.jp/ cicn/supporterslist/ C ommending 5 顕彰 顕 彰 平成27年度 文部科学大臣表彰科学技術賞 受賞者紹介 当財団からの推薦で5名が受賞 この賞は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績 を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、もって我が国の科学技術水準の向上に寄 与することを目的として行われています。 主 催:文部科学省 表彰式:平成27年4月15日(水) 文部科学省 3階講堂 〇開発部門 受賞者:株式会社小糸製作所 佐々木 勝 システム商品企画室 室長 渡邉 重之 製品開発部 主管補 時田 圭 研究所 主管 石田 裕之 研究所 主管 池谷 澔基 製品開発部 主管 〇業績名 世界初 LED ヘッドランプの開発 〈業績の概要〉 自動車の CO2排出量削減のためにヘッドランプの消費電力低 受賞者一同 (左より石田 裕之氏、池谷 澔基氏、 減が切望されているが、一方で事故防止のためにはいっそうの明 佐々木 勝氏、渡邉 重之氏、時田 圭氏) るさ向上が望まれている。この相反する要求を実現し得る新光源 として白色LEDが注目されていたが、明るさの不足やエンジンルー ムの過酷な温度環境による劣化などにより、LED ヘッドランプの実現は困難であった。 本開発では、世界最高の明るさと長寿命を両立する LED の開発を推進するとともに、LED の光を無駄なく利用する新しい光 学技術、車載の過酷な使用環境に耐える信頼性を実現する放熱技術などのランプ構造を開発し、世界初での量産化に結びつけた。 さらにその後の継続した技術開発により、広範な普及に必要な低コストと軽量化も合わせて実現した。 本開発により従来比1/3の省電力化によるCO2削減、明るさ向上による安全性向上、長寿命で電球切れの心配のない安全なヘッ ドランプを実現した。 本成果は高級車だけでなく軽自動車にまで広く搭載され、LED 技術による省電力ヘッドランプ搭載の世界的潮流を生み出し、 世界規模での CO2削減の加速に寄与している。 『叙勲、国家褒賞などの候補者の推薦について』 当財団では、国をはじめとする各種表彰主催者からの推薦依頼に基づき、科学技術に関する各種表彰の推薦 を行っています。下記の関するお問い合わせを随時受け付けております。 ご希望の方は、是非お問い合わせください。 ○叙勲 ○国家褒賞 ○文部科学技術大臣表彰 (科学技術賞、若手科学賞、 創意工夫功労者賞) ○ものづくり日本大賞 ○その他団体表彰 ・井上春成賞 ・永井科学技術財団賞 ・新機械振興賞 ・発明大賞 ・市村賞 ・とやま賞 など 照会先 (公財)中部科学技術センター 総務部 竹内 寿徳 TEL 052-231-3043 FAX 052-204-1469 Eメール [email protected] CSTC NEWS No.214 19 C ommending 顕 彰 平成27年度 文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞 受賞者紹介 当財団からの推薦で143名が受賞!! 文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞は、優れた創意工夫提案をもって科学技術振興の基礎づくりに貢献 した方に対し、文部科学大臣が表彰するもので、創意工夫の最高峰に位置づけられているものです。 (順不同・敬称略) 会社名 愛知県 香田 昌一 鈴木 智哉 長坂 充 森田 辰朗 吉野 聡 星野 正人 本池 公太 藤根 正義 松田 康高 アイシン機工(株) 浅谷 輝 釣段 美津男 アイシン高丘(株) 加藤 智史 鷲見 隆史 アイシン辰栄(株) 岩本 敏洋 小澤 康仙 川⻆ 洋平 田口 涼治 内浜化成(株) 室山 智志 小島プレス工業(株) 今川 陽平 伊藤 賀一 梅田 淳 大谷 和也 鎌田 義人 熊谷 和也 佐野 敦 高橋 和希 早川 宗孝 水野 一英 奈須 拓也 水鳥 真帆 三宅 隆也 山崎 祐矢 (株)シーテック 鍵谷 学 西 哲史 (株)CNK 中條 俊幸 (株)ジェイテクト 阿部 峰光 門脇 誠晋 坂口 晃規 新東工業(株) 稲垣 克欣 鈴木 朝康 吉口 裕章 真和工業(株) 石田 博嗣 礒本 康裕 桑原 崇敏 槌屋ティスコ(株) 吉原 勇樹 槌屋デカル工業(株) 大島 寛 槌屋マグネックス(株) 南雲 健一 浅井 淳一 板倉 宏樹 岩月 一大 遊上 誠一 尾﨑 繁央 楠生 竜太 塚﨑 文憲 中山 善貴 伴 祐一 福原 亜希 室崎 裕司 森下 賢一 安江 健一 豊田合成(株) 江口 純也 小川 弘恭 服部 益久 安井 大介 トヨタ自動車(株) 伊藤 将義 上田 勉 小笠原 毅 梶間 康次 加藤 勝 亀井 善広 川北 貴史 清水 幸春 末広 博司 宗像 弘美 高木 真二 髙月 陽介 簗瀬 弘幸 友枝 哲 不破 亙 南田 優 山部 泰詩 横山 嘉徳 米満 隼人 浦木 洋典 貝谷 昌彦 川原 隼人 木村 優樹 近藤 貴哉 德田 敦司 中村 雅俊 福田 祐一 藤井 光 渡邊 風樹 豊田中央研究所 石井 靖弘 ⻆田 貫一 日下部 誠 増谷 隆志 豊田バンモップス(株) 栁田 純 皆川 尚弘 富安 寛 トヨタ紡織(株) 安藤 慎二 岡田 章吾 坂部 正行 鈴木 正悟 武馬 宏和 野田 真樹 山本 賢 吉田 勝志 磯貝 聖慈 磯村 安明 岩本 智穂 大須賀 学 岡田 明 菊川 直樹 杉浦 重彦 鈴木 知文 竹田 浩章 德留 雄二 中島 勇介 堀部 和夫 森 有史 山本 洋嗣 日本自動車部品総合研究所 127名 日本車輌製造(株) 近藤 正綱 渡邊 純一 岐阜県 中部電力(株) 衣斐 久就 尾関 大輝 槌屋ティスコ(株) 安立 博之 吉田 博幸 協和電機化学(株) 大澤 竜一 中部電力(株) 藤牧 和広 トヨタ車体(株) 三浦 良輔 小糸製作所 大釜 初久 髙橋 正貴 望月 義弘 山本 勝己 豊田合成(株) 伊藤 長利 伊藤 政彦 鎌田 篤志 佐々木 裕晃 三重県 2名 静岡県 9名 CSTC NEWS 林 光明 アイシン化工(株) トヨタ車体(株) 20 氏 名 アイシン・エィ・ダブリュ(株) 金子 裕二 (株)デンソー 5名 5 顕彰 No.214 鈴木 英夫 古川 智三 5 関係機関インフォメーション I N F O R M A T I O N 名古屋市科学館 だより 夏の特別展 6 人間の五感から生じる錯覚という身近で不思議な 現象を体験できます。止まっているものが動いて見 えたり、同じ色のはずなのに違った色に見えたり、 聞こえていないものが聞こえたり、何もないのに触っ ている感じがしたり、自分の信じている感覚が裏切 られる体験ができます。様々な錯覚を体験する中で、 人の感覚の不思議を感じながら錯覚を科学的に学ぶ ことができる展覧会です。 ●期間 7月18日(土)~ 8月31日(月) 午前9時30分~午後5時 (入館は午後4時30分まで) 休館日 毎週月曜日(祝日の場合は直後の平日) 8月31日は特別開館 第3金曜日(祝日の場合は第4金曜日) 8月21日は特別開館 9月1日(火)9月3日(水)は臨時休館 錯視画像@Akiyoshi Kitaoka ●料金 区 分 一 般 高校・大学生 小・中学生 当日券 1,000円 700円 500円 前売券 800円 500円 300円 名古屋市科学館 秋の特別展 照会先 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2-17-1 (芸術と科学の杜・白川公園内) 電話:052-201-4486 FAX:052-203-0788 交通 地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」駅下車、 平成27年10月17日(土)~12月13日(日) 4・5番出口から南へ徒歩5分 ホームページ http://www.ncsm.city.nagoya.jp/ CSTC NEWS No.214 21 I N F O R M A T I O N 学会行事案内(2015年7~9月) 学会 だより 中部科学技術センターでは、科学技術関連団体の業務支援として、化学関係学協会合同事務局事業を 行っています。化学関係14団体の中部支部、東海支部等の合同事務局としてホームページの維持・管 理を行うとともに、学術講演会、講習会等の諸行事の開催を支援します。 各学協会では毎月、多彩な行事を展開しています。ご参加をお待ちいたしてしております。 催 事 名 北陸地区講演会 第20回陶磁器部会講演会 第8回機器分析講習会 平成27年度若手研究者のための セミナー 平成27年度東海化学工業会 見学会・講演会 平成27年度有機合成セミナー 高校生のための化学講座 第25回基礎及び最新の分析化学 講習会と愛知地区講演会 高分子講演会 高校生のための化学講座 高校生のための化学講座 第97回講演見学会 「キリンビール名古屋工場見学」 第2回初歩からの化学工学数学 演習講座 第34回分析化学中部夏期セミナー 第97回 CSTC フォーラム (第108回東海技術サロン) 「パワー半導体の現状と将来展望に ついて」 第3回初歩からの化学工学 概論・演習講座 色材分析講座 日 時 会 場 7月3日(金) 福井大学 15:00~17:00 7月10日(金) ウインクあいち 13:30~17:00 7月10日(金) 愛知県産業労働センター 13:30~17:00 (ウインクあいち) 7月11日(土) 名古屋工業大学 13:15~17:15 7月16日(木) 美濃和紙の里会館 9:00~16:00 オンダ製作所 7月27日(月) 豊橋技術科学大学 14:00~16:30 8月1日(土) 信州大学理学部 13:00~17:00 8月4日(火)~ 愛知工業大学 5日(水) 本山キャンパス 8月7日(金) 岐阜大学工学部 13:00~16:45 8月10日(月) 岐阜大学工学部 13:00~17:00 8月21日(金) 三重大学工学部 9:30~16:00 8月21日(金) キリンビール株式会社 14:15~16:15 名古屋工場 名城大学名駅サテライト 8月28日(金) 13:30~16:45 13階 8月31日(月)~ 三保園ホテル 9月1日(火) 9月11日(金) 14:30~19:00 9月14日(月)~ 15日(火) 9月25日(金) 13:00~ 第26回東海地区光電気科学研究会・ 9月25日(金)~ 2015年東海地区ヤングエレクトロ 26日(土) ケミスト研究会合同講演会 9月28日(月) 静岡地区講演会 13:30~17:00 第25回東海ミニシンポジウム 9月29日(火) 今池ガスビル 主 催 日本分析化学会 中部支部 日本セラミックス協会 陶磁器部会 化学工学会東海支部 有機合成化学協会 東海支部 東海化学工業会 有機合成化学協会 東海支部 日本化学会東海支部 日本分析化学会 中部支部 高分子学会東海支部 日本化学会東海支部 日本化学会東海支部 化学工学会東海支部 化学工学会東海支部 日本分析化学会 中部支部 中部科学技術センター、 東海化学工業会、 化学工学会東海支部 名城大学名駅サテライト 化学工学会東海支部 名市工研 色材協会中部支部 名古屋大学 電気化学会東海支部 静岡県立大学 日本分析化学会 中部支部 豊田中央研究所 厚生センター 高分子学会東海支部 ★詳細は学協会合同事務局ホームページ http://www.c-goudou.org をご覧ください。 22 CSTC NEWS No.214 関係機関インフォメーション 中部経済産業局 だより 知財総合支援窓口のご案内 6 中部経済産業局 地域経済部 産業技術・人材・情報政策課 特許室 照会先 住所:〒460-8510 愛知県名古屋市中区三の丸二丁目五番二号 電話:052-951-2774 FAX:052-951-1764 メール:[email protected] CSTC NEWS No.214 23 I N F O R M A T I O N ―新しい組織体制で第4期中期計画をスタート― 産総研 だより 国立研究開発法人産業技術総合研究所中部センター 所長代理 山内 幸彦 産業技術総合研究所(産総研)は平成13年4月の発足 織化技術の開発により耐環境性及び信頼性に優れたエネ 以来、社会ニーズ、産業ニーズに対応して研究成果を「製 ルギー・環境部材やヘルスケア部材を提供すること」の 品化」に繋ぐ事を目的に、基礎研究から実用化研究まで 2つの流れで推進します。具体的な研究開発内容として、 一体かつ連続的に取り組む「本格研究」を推進してきま 次の4つの戦略課題を進めます。 した。最近の政府の科学技術戦略では、産総研など公的 ①無 機系新機能粉体合成と高効率製造技術の開発では、 研究機関の革新的技術シーズを事業化に結びつける「橋 ナノクリスタルやコアシェル粒子等、セラミックスや 渡し」機能がより強く求められています。そこで、独立 金属等の無機系新素材の機能粉体などへ新機能を発現・ 行政法人から国立研究開発法人となり、新しい中期計画 付与するためのメカニズムの実証、合成技術の確立や が始まる2015年4月1日を契機として、「本格研究」と 量産化技術を開発して実用化を図ります。 して行ってきた「橋渡し」をさらに充実・強化すること ②高 次機能部材化及び集積技術の開発では、粒子による を目的に、産総研全体の研究体制を6分野から7領域(5 構造制御や高機能集積化を行い高温対応の機能性部材 領域・2総合センター)へと再編しました。 として、エネルギー・環境関連のデバイスの耐環境性 産総研における機能部材開発の拠点である中部セン と信頼性向上を図ります。 ターも、今までの3研究部門1研究センターから2研究部 ③機 能融合部材化技術の開発では、ガラス材料やハイブ 門に再編、再スタートするとともに、産学官連携を担う リッド材料の部材化に必要な高度精密加工技術の確立 中部産学官連携センター機能を強化しました。また、産 や、材料の最適化及び界面制御等の材料複合化プロセ 業界への直接的な「橋渡し」に加えて基盤的な課題に産 スの構築による実用レベルの部材創成を図ります。 学官連携で取り組むために、高効率モーター用磁性材料 ④グ リーン磁性材料及び機能化技術の開発では、高性能 技術研究組合、新構造材料技術研究組合、未利用熱エネ バルク磁性材料を開発するとともに、様々な実用化技 ルギー革新的活用技術研究組合が中部センター内に研究 術及び、磁気冷凍などの新規モジュール・システム化 拠点を置き、研究部門と連携して国家プロジェクトを推 技術を開発して、バルク磁性材料の市場拡大の礎を築 進しています。以下に中部センターで新しく発足しまし くべく取り組みます。 た無機機能材料研究部門と構造材料研究部門の概要を紹 介します。 【構造材料研究部門】研究部門長:田澤 真人 私たち構造材料研究部門は省エネルギー社会構築に貢 献することを目的とし、輸送機器の軽量化による輸送エ ネルギーの削減、住宅やオフィスといった生活環境での 比較的低い温度領域での熱制御、あるいは工場やデバイ スといった産業分野で使われる低温から高温にわたる広 い温度領域での熱制御のための材料の研究を行います。 構造材料というと、構造を保つための材料を意味しま すが、私どもの研究部門では構造材料に人工物の形状を 保つ効果ばかりでなく、使用することによってエネルギー 制御効果が得られ、結果的に省エネルギー効果が得られ る構造材料の開発を目指しています。 具体的には Mg 合金や Al 合金などの軽量金属及び無 機/樹脂複合材料の設計やプロセスの研究による輸送機 器の軽量化、新規の窓材料、表面処理技術、資源循環型 の材料プロセス技術、高温での熱制御性に優れたセラミッ 【無機機能材料研究部門】研究部門長:淡野 正信 新しい材料・部材の開発・実用化によって省エネルギー センターの材料研究者を含め70余名の常勤研究職員で構 社会構築に貢献するため、企業の皆様との連携を積極的 成されています。研究開発の方向性としては、「新機能粉 に進めさせていただく所存です。 体の創成及びそのスケールアップ製造技術により新機能 粉体の実用化を実現すること」、及び「新素材のバルク組 24 CSTC NEWS クスの製造・評価に関する研究を実施します。 無機機能材料研究部門は中部センターを主として関西 No.214 関係機関インフォメーション 第41回(平成27年度)発明大賞 候補者募集 ~独創的な製品・技術の応募をお待ちしています~ 6 募集期間 平成27年7月1日~9月30日 「発明大賞」 は、優秀な研究開発によって、わが国科学技術の振興、産業の発展、国民 生活の向上、環境問題の解決等に寄与した中小企業または発明研究者を表彰し、その功 績を広く社会に紹介するものです。中堅・中小企業を対象とする表彰制度の中では最も 歴史が古く、各方面より高い評価を受けております。 主 催/公益財団法人 日本発明振興協会、日刊工業新聞社 後 援/文部科学省、経済産業省、特許庁、中小企業庁、東京都、日本商工会議所、日本弁理士会、 東京商工会議所、(地独)東京都立産業技術研究センター 応募資格 中堅企業・中小企業(資本金10億円以下の企業)及び個人またはグループで、独創性に富む優秀な技術・ 製品を生み出した方。 賞の種類 1.発 明 大 賞 発明大賞本賞 1件 賞状・副賞100万円 発明大賞東京都知事賞 1件 賞状・副賞 50万円 発明大賞日本発明振興協会会長賞 1件 賞状・副賞 50万円 発明大賞日刊工業新聞社賞 1件 賞状・副賞 50万円 2.発 明 功 労 賞 7件 賞状・副賞 20万円 3.考 案 功 労 賞 10件 賞状・副賞 10万円 4.発 明 奨 励 賞 5件 賞状 審査及び審査結果 学識経験者による審査を行い、 結果は3月に申請者宛てに通知します。 受賞者の発表と表彰式 日刊工業新聞紙上に発表。表彰式は3月中旬、東京都内にて行います。 前回(第40回)の主な受賞者 発明大賞本賞 ◆ 「吸遮音性に優れた通気性サンドイッチパネル」㈱静科 発明大賞東京都知事賞 ◆ 「光触媒を用いた紫外線空気清浄機」ユーヴィックス㈱ 発明大賞日本発明振興協会会長賞 ◆ 「金属製品の表面層組織を微細化する瞬間熱処理法」㈱不二機販 発明大賞日刊工業新聞社賞 ◆ 「『リトライ』機能付き雨水緊急遮断弁」㈱カワデン 考案功労賞 ◆ 「小型化した電子部品実装装置」小島プレス工業(中部科学技術センター推薦) 他 【お問い合わせ先】公益財団法人 日本発明振興協会 東京都渋谷区桜丘町4番22号 電話 03(3464)6991 FAX 03(3464)6980 E メール [email protected] 応募要領の詳細は、(公財)日本発明振興協会HP(http://www.jsai.org/)をごらんください。 当財団で候補者推薦をい たしますので是非お問い 合わせください!! 公益財団法人中部科学技術センター総務部 竹内 照会先 〒460-0011 名古屋市中区大須1-35-18 一光大須ビル7F 電話 052-231-3043 FAX 052-204-1469 メール [email protected] CSTC NEWS No.214 25 Center Network 掲示板・会員情報 会員紹介 中部科学技術センターでは、広く皆様のご支援・ご協力により、科学技術の向上・産業の発展に関する諸事業の拡充強化を図り、 中部地域の経済発展に貢献する為、賛助会員制度を設けています。 会員企業をご紹介いたします。 新会員 株式会社イワタツール 2015年 愛知ブランド企業に認定 イワタツールは80年を越える歴史を刻みました。 会社 紹介 センタードリル日本初の国産化に成功して以来、高い信頼 性を持つ切削工具を作りつづけてきました。そして、安定 に甘んじることなく、飽くなき探究心と限界に挑戦しつづ ける心を持って、SP センター、トグロン、極小径工具を はじめとする新しい視点の製品を発表してきています。 高性能な工具を供給することにより、お客様の製品性能向 上とコストダウンを実現させることがイワタツールの使命 HRC40~72の焼き入れ鋼に穴があく トグロンⓇハードシリーズ です。 切削工具を通して、人類の未来を豊かにします。 企業 理念 〈品質方針〉 当社は、自らの品質マネジメントシステムの効果的運用と 有効性の継続的改善に努める。 これにより、製品やサービスの間違いのない供給を目指す。 さらに、この品質マネジメントシステムを参考に生産性を 高め、開発を行い、社会に高性能ツールを提供することで、 会 社 名 株式会社イワタツール 会社 概要 本 社 名古屋市守山区花咲台二丁目901番1 (テクノヒル名古屋 E-3) 代 表 者 代表取締役社長 岩田 昌尚 設 立 昭和3年6月 資 本 金 4,000万円 それらを利用する顧客の製品品質向上とコスト低減に貢献 する。 株式会社キクテック ~社会のために 優れた技術 豊かな心~ 私たちキクテックは、創業者である先代社長 新美喜久雄が 会社 紹介 昭和37年(1962)設立以来、路面標示や道路標識など交 通安全に関する製品の開発・製造・施工を通じ、公共環境 の整備に取り組んできました。 半世紀に亘る「ものづくり」の経験を活かし、人の暮らし から発想する開発提案型の事業で時代のニーズに応え、品 質・コスト・環境配慮などに優れた魅力ある製品の提供を 通じて、キクテックはこれからも社会の発展に貢献してい きます。 〈企業理念〉 企業 理念 社会のために 優れた技術 豊かな心 〈品質方針〉 26 案内標識 会 社 名 株式会社キクテック 会社 概要 本 社 名古屋市南区加福本通1丁目26 代 表 者 代表取締役社長 新美 政衛 ・お客様にいつも満足して使って戴ける品質の製品を作る 設 立 昭和38年12月 ・時流に適応し、お客様の要求を満たす製品を提供する 資 本 金 8,000万円 CSTC NEWS No.214 7 センターネットワーク アイカ工業株式会社 今こそ、 「挑戦と創造」のとき。 さらなる成長を目指すとともに社会から信頼される企業であり続けます。 アイ力工業は、1936年(昭和11年)の創業以来、素材・ 会社 紹介 デザイン・技術を創造する化学メーカーとして、着実な 成長を続けてきました。 化成品や建装・建材、電子製品など既存分野における軸 足を強固なものにする一方、自動車部材用材料や電子材 料など機能材料分野を柱に、非建築分野の展開も積極的 に進めています。また、世界経済が大きく変わるなか、 アジアを中心とした海外展開にも力を注いでおり、生産・ 販売拠点の拡充とともに事業提携も含め積極的な展開を 本社・本社工場 アイカエコエコボンド(接着剤) 図っています。 経営理念である「挑戦と創造」の精神のもと事業構造を 変革し、グローバルに成長し続けるアイカの活躍の場は、 ますます広がっています。当社は今後も持続可能な社会 の発展に貢献し、広く社会から信頼されるグッドカンパ ニーを目指します。 会 社 名 アイカ工業株式会社 会社 概要 本 社 愛知県清須市西堀江2288番地 代 表 者 代表取締役社長 小野 勇治 設 立 昭和11年10月 資 本 金 98億9,170万円 「挑戦と創造」 経営 理念 われわれは、共生の理念のもとに、たえざる革新により 新しい価値を創造し、社会に貢献してまいります。 愛知時計電機株式会社 はかる・感じる・支えあう Making the Sensors of Tomorrow 1898年の創業時の時計製造で培った『精密加工技術』 企業 紹介 の他、基盤事業である水道メーター、ガスメーター事業 で培った『流体計測技術』をコア技術に据えて、計測機 器の他、医療機器向けなど各種流量センサー及びシステ ムのメーカーとして事業を展開し、社会に貢献をしてお ります。 今 後 も コ ア 技 術 を 活 か し、 差 別 化 さ れ た 製 品 及 び ソ リューションを『創造』し続け、お客さまの立場・利用 環境に合わせた提案でお客さまのお役に立ち(『奉仕』)、 より広く世界中のお客さまから『信頼』を獲得できるグ ローバルオンリーワンメーカーを目指してまいります。 『創造』をベースにお客さまのお役に立ち(『奉仕』)、 『信 経営 頼』を獲得し続けます。 理念 水管理用電磁流量計Water maX 会 社 名 愛知時計電機株式会社 会社 概要 本 社 名古屋市熱田区千年1丁目2-70 代 表 者 取締役社長 神田 廣一 創 立 1898年(明治31年)7月 設 立 1949年(昭和24年)6月 資 本 金 32億18百万円 CSTC NEWS No.214 27 賛助会員入会のご案内 公益財団法人中部科学技術センターは、広く皆様のご支援・ご協 力により、科学技術の向上、産業の発展に関する諸事業の拡充強 化を図り、中部地域の経済発展に貢献するため、賛助会員制度を 設けております。ご賛同のうえ、ご入会くださるようにご案内申 し上げます。 ◎会費/年会費 団体一口10万円(一口以上) 個人一口 1万円(一口以上) ◎入会手続き/センター事務局へご連絡ください。 「入会申込書」を送付させていただきます。 ◎主な特典・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・中部科学技術センターが実施する講演会・フォーラム・セミ ナー・技術交流会等へ無料または実費でご参加いただけます。 ・公設試、大学等の試験研究機関の利用に関し、仲介・助言が受 けられます。 ・調査報告書等の配付が受けられます。 ・情報誌「CSTC NEWS」の配付が受けられます。 ・新製品・新技術のPRができます(「CSTC NEWS」に無料で掲 載いたします)。 〒460-0003 名古屋市中区錦1-11-11 名古屋インターシティ10階 ・叙勲・国家褒賞を始め科学技術に関する各種表彰の推薦が受け られます。 ・科学技術に関する施設の「無料入館券」の配付が受けられま す。 ◎賛助会費の税法上の優遇措置について・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 当財団は、内閣総理大臣より「公益財団法人」の認定(平成24年 3月19日付け認定、平成24年4月1日に法人登記)を受けておりま す。このため、従来の「特定公益増進法人」の証明書は必要がな くなりました。当財団が発行する賛助会費の領収書が、税法上の 優遇措置を受ける証明書となります。 また、制度改正で個人からの協賛金に関しても税法上の優遇措置 が受けられますので、別途お問い合わせください。 ▶照会先 公益財団法人 中部科学技術センター 総務部 竹内 〒460-0011 名古屋市中区大須1-35-18 一光大須ビル7階 電話 052-231-3043 FAX 052-204-1469 Afternoon Tea ー ティ ヌーン アフタ うちの子!? 我が家は現在、3人(?)家族である。 ソファの裏に隠れたままで出てこな 自転車は4台、トイレは4個。それは い。ゴハンの時だけ出て来て食べて隠 さておき毎年、年賀状作成の際、氏 れる、を繰り返し1週間。ようやく家 名の欄に竹村○○(これは夫) 、初美 の中を探検開始。我が家はこの子で4 (私) 、美有(○歳)と書いて送る。さ 代目の猫である。猫をもらうときの鉄 るんだよ。 」といってハロッズで買っ すがに最近は言われることはなくなっ 則は、正面から見て顔が左右対称であ たというエプロンを見せてくれた。な たが、10数年前までは、 (当時は確か) ること。清少納言の「枕草子」ではな るほど真ん中にいるのは、ぼやっとし りり子(1歳)と書いて出すと、数人 いが、小さきは皆かわいいで、これが た柄の猫。そういえば私の持ってるハ からは、「お嬢さん誕生、おめでとう 大きくなるにつれて左右対称でないと ロッズバッグの真ん中にも家の子そっ ございます」と勘違いをされて冷や汗 無茶柄になり、かわいさは誰が見ても くりが真ん中。急に美有がますます超 ものだった。美有は、我が家にとって 半減となる(人間も同じかな?) 。し 美人に見えてきたのは親バカだろうか。 は大事な家族。そう、もうお気づきで かし美有は、これまでの我が家の猫に さて、最近の美有の様子はもらって すね。ニャンコです(トイレ2個は猫 比べ、柄は無茶苦茶、マッカレルタ きた当初とは違い、まずは朝、かん高 用)。彼女は現在、7歳。うちの子と ビー(渦巻かない縞柄)の一種ではあ い猫声(これまで飼った猫で一番高い いっても人間にして40歳を超えてる るが…。茶トラ、キジトラ、アメショー トーン)でご飯を催促。次はりードを 美魔女? 7年前、嵐の夜に里親掲示板 (もどき)と3代続き、4代目は無茶苦 つけて猫草を食べるだけの庭の散歩を で見つけたシャム猫をもらいに常滑ま 茶柄。うちの夫いわく、「サシコ程度、 数分。それが終わると脱兎のごとく、 で。実際に会ってみるとイメージと違 そこらへんの子」 (サシコファンには 自分の寝場所(この季節はロッキング い、帰ろうかと思った時に、同じ姉妹 ごめんなさい) 。しかし、かかりつけ チェア)に一目散。こうなると、急に でもまるで違う小さな末っ子を見つけ の猫病院、Ms’ キャットクリニック 恐い目になって、我々に「早くいなく た。生後2ヶ月くらいだろうか、とっ の鈴木先生いわく、 「日本人の目は黒 なれ!」と言わんばかりの女王様態度。 てもかわいくて怖がりな子をもらった。 いから、はっきりした柄の猫が好きだ 飼っているつもりが、お世話係にされ その子を見た瞬間、美有と命名! けど、西洋人は青い目なので、この子 ているのは人間のほうかしら。猫ばか さて、我が家に連れてきたものの、 のようなグラデーションの子が人気あ 日記より。 公益財団法人中部科学技術センター事務局長 竹村 初美 CSTC NEWS システック ニュース No.214 夏号 2015.07 発 行 日 平成27年7月(季刊発行) 編 集 公益財団法人 中部科学技術センター 事務局長 竹村 初美 発 行 公益財団法人 中部科学技術センター 〒460-0011 名古屋市中区大須1-35-18 一光大須ビル7階 電 話 052-231-3043(代表 総務部) F A X 052-204-1469 E - m a i l info@cstc.or.jp ホームページ http://www.cstc.or.jp/ 印刷・製本 株式会社荒川印刷 編集 後記 ■名古屋・栄で開催される音楽イベント「栄ミナミ音楽祭」にボランティアとして、今年も参加してきま した。50会場・400組を超えるアーティストが参加するなど、年々素晴らしいイベントに成長しています。 こうした経験をイベント活動に活かしたいと思います。 (総務部 竹内) ■もう今年が半分終わってしまいました!少し焦っています!!自堕落な毎日で過ぎ去った半年を取り戻 すべく、楽しい夏休みの予定を考えたいと思います☆ (総務部 木本) ■最近の春は天候が不安定だったり、花粉に悩まされたりするので、夏が来るとホッとします。 (科学技術普及部 松岡) ■暑い夏は、身体に無理が生じ、体調を崩しやすい季節です。ビタミン・ミネラルをたっぷり摂って規則 正しい生活を心がけ、暑い夏を元気に乗り切りましょう。 (イノベ創出支援室 宮島) ■ラジオ体操で夏を乗り切る健康な体づくりを始めます!短時間で、有酸素運動、筋トレ、ストレッチ、 バランス運動と総合的な運動ができ、効率よく無理なく全身を動かせる究極の全身運動で大人にうれし い効果がいっぱいなのだとか。皆様も一緒に始めてみませんか? (学協会合同事務局 犬飼)
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