2011年度 1.基礎分野 生 活 と 心 生 命 倫 理 生 活 と 法 律 社 会 福 祉 統 計 基 礎 化 化 生 物 分 子 生 物 英 英 会 話 英 会 話 生 活 と 健 体 理 学 学 論 学 学 学 学 学 語 1 2 康 育 (1010) (1020) (1030) (1040) (1050) (1060) (1070) (1080) (1090) (1100) (1110) (1120) (1130) (1140) ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 2.専門基礎分野 解 剖 解 剖 学 実 生 理 生 化 学 生 化 学 生 化 学 実 医 学 概 安 全 管 理 感 染 予 防 病 理 学 病 理 学 微 生 物 血 液 免 疫 薬 理 健 康 食 品 総 公 衆 衛 生 公 衆 衛 生 学 実 保 健 医 療 福 祉 総 医 用 工 医 用 工 学 実 生 活 と 情 学 習 学 1 2 習 論 学 学 1 2 学 学 学 学 論 学 習 論 学 習 報 (2010) (2020) (2030) (2040) (2050) (2060) (2070) (2080) (2090) (2100) (2110) (2120) (2130) (2140) (2150) (2160) (2170) (2180) (2190) (2200) (2220) (2230) ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ 15 16 17 18 18 20 21 22 23 24 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 3.専門分野 臨 床 医 学 総 論 (3010) 臨 床 検 査 医 学 総 論 (3020) 臨 床 検 査 医 学 演 習 ( 1 年 生 ) (3030) 臨 床 検 査 医 学 演 習 ( 2 年 生 ) (3040) 病 態 解 析 演 習 ( 2 年 生 ) (3050) 病 態 解 析 演 習 ( 3 年 生 ) (3060) 病 理 検 査 学 1 (3070) 病 理 検 査 学 2 (3080) 病 理 検 査 学 3 (3090) 病 理 検 査 学 実 習 (3100) 病 理 検 査 学 演 習 ( 1 年 生 ) (3110) 病 理 検 査 学 演 習 ( 2 年 生 ) (3120) ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ 36 37 38 38 39 39 40 41 42 43 44 44 シラバス目次 血 液 検 査 学 1 (3130) ・・・・・・・ 血 液 検 査 学 2 (3140) ・・・・・・・ 血 液 検 査 学 実 習 (3150) ・・・・・・・ 血 液 検 査 学 演 習 ( 1 年 生 ) (3160) ・・・・・・・ 血 液 検 査 学 演 習 ( 2 年 生 ) (3170) ・・・・・・・ 医 動 物 学 (3180) ・・・・・・・ 生 化 学 検 査 学 1 (3190) ・・・・・・・ 生 化 学 検 査 学 2 (3200) ・・・・・・・ 生 化 学 検 査 学 実 習 (3210) ・・・・・・・ 生 化 学 検 査 学 演 習 ( 1 年 生 ) (3220) ・・・・・・・ 生 化 学 検 査 学 演 習 ( 2 年 生 ) (3230) ・・・・・・・ 基 礎 検 査 学 1 (3240) ・・・・・・・ 基 礎 検 査 学 2 (3250) ・・・・・・・ 基 礎 検 査 学 実 習 (3260) ・・・・・・・ 基 礎 検 査 学 演 習 ( 1 年 生 ) (3270) ・・・・・・・ 基 礎 検 査 学 演 習 ( 2 年 生 ) (3280) ・・・・・・・ 遺 伝 子 関 連 検 査 学 (3290) ・・・・・・・ 遺伝子関連検査学実習(2年生) (3300) ・・・・・・・ 遺伝子関連検査学実習(3年生) (3310) ・・・・・・・ 微 生 物 検 査 学 1 (3320) ・・・・・・・ 微 生 物 検 査 学 2 (3330) ・・・・・・・ 微 生 物 検 査 学 実 習 (3340) ・・・・・・・ 微 生 物 検 査 学 演 習 ( 1 年 生 ) (3350) ・・・・・・・ 微 生 物 検 査 学 演 習 ( 2 年 生 ) (3360) ・・・・・・・ 免 疫 検 査 学 1 (3370) ・・・・・・・ 免 疫 検 査 学 2 (3380) ・・・・・・・ 免 疫 検 査 学 実 習 (3390) ・・・・・・・ 免 疫 検 査 学 演 習 ( 1 年 生 ) (3400) ・・・・・・・ 免 疫 検 査 学 演 習 ( 2 年 生 ) (3410) ・・・・・・・ 輸 血 ・ 移 植 検 査 学 (3420) ・・・・・・・ 輸 血 ・ 移 植検 査 学 実 習 (3430) ・・・・・・・ 生 理 機 能 検 査 学 1 (3440) ・・・・・・・ 生 理 機 能 検 査 学 2 (3450) ・・・・・・・ 生 理 機 能 検 査 学 3 (3460) ・・・・・・・ 生 理 機 能 検査 学 実 習 1 (3470) ・・・・・・・ 生 理 機 能 検査 学 実 習 2 (3480) ・・・・・・・ 生理機能検査学演習(1年生) (3490) ・・・・・・・ 生理機能検査学演習(2年生) (3500) ・・・・・・・ 画 像 検 査 学 1 (3510) ・・・・・・・ 画 像 検 査 学 2 (3520) ・・・・・・・ 画 像 検 査 学 実 習 (3530) ・・・・・・・ 検 査 情 報 処 理 科 学 (3540) ・・・・・・・ 検 査 情 報 処理 科 学 実 習 (3550) ・・・・・・・ 検 査 機 器 学 (3560) ・・・・・・・ 検 査 管 理 運 営 総 論 (3570) ・・・・・・・ 検査管理運営総論実習(臨地) (3580) ・・・・・・・ 45 46 47 48 48 49 50 52 53 54 54 55 56 57 58 58 59 60 60 61 62 63 65 65 66 67 68 69 69 70 71 72 73 74 75 76 78 78 79 80 81 82 83 84 85 86 基 礎 検 査 臨 地 実 習 病 理 検 査 臨 地 実 習 生 理 機 能 検査 臨 地 実 習 生化学検査臨地実習 血 液 検 査 臨 地 実 習 微生物検査臨地実習 免 疫 検 査 臨 地 実 習 87 88 89 90 91 92 93 (4010) (4020) (4030) (4040) (4050) (4060) (4070) ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・ 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生活と心理 前期 2 1学年 担当者名 高橋 耕一 (1010) 〔目的〕 人間の行動(言語活動も含む)と行動から推測される感情や認知(思考)の法則を学ぶ。人間の心 理的な発達や性格形成、対人行動、精神疾患(心の病)やカウンセリングなどをテーマとし、自分自 身や他者をより深く理解できることを目標としたい。 〔内容〕 1.心理学とは何か :心理学の定義、研究対象、目的など 2.精神疾患1 :ストレス、心身症、ノイローゼ 3.精神疾患2 :うつ病、総合失調症、パーソナリティ障害 4.カウンセリング :カウンセリングの基本的な考え方 5.夢の心理学 :夢には意味があるのか?夢から何がわかるのか 6.知覚心理学1 :図と地、錯視 7. :知覚の恒常性、その他 〃 2 8.発達心理学1 :乳児期 9. 〃 2 :児童期∼思春期 10. 〃 3 :青年期∼ 11.性格心理学1 :性格、人格、気質、性格テスト 12. :性格の類型論 〃 2 13.社会心理学1 :個人と集団 14. :対人魅力 〃 2 15.コミュニケーション :無意識のコミュニケーション、非言語的なコミュニケーション 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「図解雑学 心理学入門」 ナツメ社 〔参考書〕 テーマごとに紹介する - 1 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生命倫理学 前期 1 1学年 (1020) 担当者名 近藤 陽一 中原 英臣 〔目的〕 生命と人間の尊厳に対する現代社会における判断や行動を倫理学的に考察する。 生命がどのようなものかを考え、現代は生命と疾病に対する考え方が著しく変化しつつあり、この変 化に関する様々な要因や急激な進歩を遂げている生命科学と医療技術のあり方、それに呼応する生命 科学論や倫理学の基礎的知識を理解し現代社会における医療の意味を考察する。 〔内容〕 1.生命倫理学とは :生と生命、生命の尊厳、ヒトの生と誕生、生存権と自立権 2.科学的医学 :健康・病気・医療、治療の理解、インフオームドコンセント 3.脳死とヒトの死 :安楽死、尊厳死、ターミナル・ケア、自己決定,QOL 4.知と実践の倫理 :生殖技術、出生前検査・診断、優生思想、中絶、胎児人格論 5.生殖技術 :不妊治療、人工授精、体外受精、代理母 6.移植医学 :臓器移植、人工臓器 7.遺伝技術 :遺伝子治療、クローン技術をめぐる倫理 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 プリントをその都度配布し教材とする。 〔参考書〕 新版看護学全書別卷9 医学概論 - 2 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生活と法律学 前期 1 1学年 担当者名 小林 健一 (1030) 〔目的〕 法についての基本的思考法と態度、それらを具体例に即して検討することにより、法学的思考に ついての理解を深める。 〔内容〕 1.社会規範としての法律 : 法的なものの見方(自由と責任、権利と義務、 自由と放縦)と憲法の話 2.私的自治(契約自由)の原則: 日常生活に法はどのように関わるか 3.経済と市民生活 : 消費者金融、利息制限法、悪徳商法等 4.生命の尊厳と法律 : 生命科学の進歩と人権(クローン、人工授精、 人工妊娠中絶、臓器移植、安楽死など) 5.未成年者の法律上の地位 : 未成年者は、社会の中でどのように扱われてい るか(少年犯罪をめぐって) 6.結婚と離婚について : 夫婦間の法律関係をどう理解するか 7.借地借家法について : 借地借家の基礎的知識について 8.相続について : 遺言や相続についての基礎的知識について 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 レポート、授業態度により評価する。 〔教科書〕 配布プリント 〔参考書〕 - 3 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 社会福祉論 前期 1 1学年 担当者名 岩崎 雅美 (1040) 〔目的〕 本講義では、社会福祉の内容やとらえ方について、理論と実践の2つの側面から理解を図ることを目 標にしている。講義の概要としては福祉制度の課題や歴史的な成り立ちを押さえたうえで、相談機関に おける援助者に求められる判断や関係づくりについて、具体的な事例を題材に演習やグループ討議を交 えながら考察を深め、専門職養成の一助に貢献できればと考えている。 なお、講義のポイントとしては次の3つの視点から理解を深めてもらえればと考えている。 ① 社会福祉がどのような歴史背景を踏まえ、現在にいたっているのかを理解する。 ② 施策や制度の実際について、児童・高齢・障害の3分野から外観する。 ③ 社会福祉援助技術の体系を踏まえ、実践場面における具体的なかかわりのスキルを習得する。 〔内容〕 1.自己理解のすすめ 2.かかわりの演習① 3.価値と倫理 映画『パッチアダムス』から考える医療におけるかかわり 4.かかわりの演習② 5 病い体験のとらえ方 6.転移・逆転移 漫画『おたんこナース』と『おじゃる丸』を例に 7.児童虐待と信頼感 映画『トイストーリー2』を児童精神科医の視点で分析する 〔授業方法〕 講義と演習形式、ビデオ観賞による考察 〔成績評価〕 レポートまたはテスト、授業態度により評価する。 〔教科書〕 プリント 〔参考書〕 - 4 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 統計学 前期 2 1学年 (1050) 〔目的〕 実際に問題を解きながら、統計の基礎概念や理論を学習する 〔内容〕 1.データの分類・度数分布表とヒストグラム 2.平均標準偏差・電卓の利用 3.確率の基礎・確率分布 4.無作為抽出・乱数表 _ 5.X の分布 6.点推定と区間推定 7.μの推定 8.スチューデントのt分布・小標本法 9.信頼区間 10.仮説の検定 11.平均値の検定 12.平均値の差の検定 13.小標本法の検定 14.相関と回帰 15.まとめ 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 初等統計学(ホーエル著)培風館 〔参考書〕 - 5 - 担当者名 三好 善彦 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 基礎化学 通年 2 1学年 担当者名 髙濱 眞紀子、伊藤 昭三 (1060) 〔目的〕 一般化学と言われる広い範囲の中から、臨床検査技師に必要な計算を中心に必要に応じて演習問題 を行いながら、概念・法則・式などが実際に使えるようにする。 〔内容〕 1.基礎的事項1:SI単位、指数、対数計算 2.基礎的事項2:当量、比重、単位換算 3.酸、塩基、pH 4.pH、 緩衝液 5.緩衝液 6.溶液と濃度1:水和物と溶液、モル濃度 7.溶液と濃度2:液体試薬からの溶液の調整 8.溶液と濃度3:パーセント濃度、浸透圧濃度 9.1回から8回の復習 10.補講 11.比色分析1 :検量線 12.比色分析2 :モル吸光係数 13.比色分析3 :酵素反応とモル吸光係数 14.精度管理1 :正確度と精密度、度数分布 15.精度管理2 :標準偏差 〔授業方法〕 講義および演習 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査に必要な計算技法」メディカルサイエンス 〔参考書〕 - 6 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 化学 前期 2 1学年 担当者名 伊藤 昭三 (1070) 〔目的〕 臨床検査技師として必要な化学の基礎事項と専門科目を理解するのに必要な化学に関する知識を 習得する 〔内容〕 1.物質の構成 : 元素、単体、化合物、単位(原子質量単位、モルなど) 2.原子の構造 : 3.原子軌道、化学結合: 4.気体 : 5.液体、固体 : 6.溶液 : 7.コロイド : 8.コロイド : 9.復習と中間試験 : 10.化学変化 : 11.反応速度と化学平衡: 12.電解質と電離 : 13.無機化合物 : 14.無機化合物 : 15.有機化合物 : 〔授業方法〕 ボーア模型、電子配置、元素の周期律 共有結合、混成軌道と分子構造、 分子運動論、実在気体 蒸気圧、結晶の構造 濃度、溶解度、沸点上昇と凝固点降下 分散系の種類、透析、チンダル現象 電気的性質、拡散、沈降 前回までの重要事項の復習と中間試験 反応熱、酸化還元、電気化学 反応速度論、触媒、化学平衡 pH、電離定数、滴定 典型元素と遷移元素、金属と非金属 配位化合物、原子核反応 基本構造、分子構造決定の物理化学的方法 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査講座 化学」医歯薬出版 〔参考書〕 授業で紹介する - 7 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生物学 前期 2 1学年 担当者名 新沼 和彦 (1080) 〔目的〕 ヒトを含む生物の生命現象の解明を通して医学的基礎を学び、医療の重要性を認識する手助けになればと 考える。 〔内容〕 1.生命を支える物質Ⅰ ○生体を構成する元素 2.生命を支える物質Ⅱ ○細胞を構成する物質(2)③糖質 3.生命の単位Ⅰ ○原核細胞 4.生命の単位Ⅱ ○真核細胞(2)③小胞体 ○細胞を構成する物質(1)①水 ○真核細胞(1)①細胞膜 ⑤核酸 ②核 ④ゴルジ装置 ⑤リソソーム ⑧細胞骨格 ⑨中心体と線毛 ⑦色素体 5.ヒトの体の構成と機能Ⅰ ④脂質 ○体の構成と機能 ①組織 ②タンパク質 ⑥ミトコンドリア ②器官とその機能 ○内部環境の調節(1)①恒常性 6.ヒトの体の構成と機能Ⅱ ○内部環境の調節(2)②体液と循環系 ③神経系 ④内分泌 ○生体の防御 7.生命活動とエネルギーⅠ ○酵素 8.生命活動とエネルギーⅡ ○呼吸 9.細胞の増殖・生殖細胞の形成 ○光合成 ○細胞周期 ○ヒトの配偶子形成 10.遺伝−ヒトを中心に−Ⅰ ○メンデルの法則 ○遺伝情報と形質の発現(1)①遺伝子の本体 11.遺伝−ヒトを中心に−Ⅱ ○遺伝情報と形質の発現(2)②DNA・RNAのはたらき ○ヒトの染色体と遺伝子 12.遺伝−ヒトを中心に−Ⅲ ○ヒトの遺伝性疾患の分類と発生頻度 13.受精・発生・分化Ⅰ ○生殖 ○受精 14.受精・発生・分化Ⅱ ○発生・分化のしくみ 15.まとめ 〔授業方法〕 講義形式は教科書を中心に進行。生物・理科関連の資料をプリントして随時配布 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により総合評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 生物学」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 8 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 分子生物学 前期 2 1学年 担当者名 藤田 和博 (1090) 〔目的〕 生物の最小単位である細胞、その中にかくされた遺伝情報を分子レベルで解明を学び、遺伝子検査 学の基礎とする 〔内容〕 1.分子生物学概論 1 2.分子生物学概論 2 3.遺伝とDNA 4.ゲノムプロジェクト 5.細胞の分子生物学 6.形態形成 7.応用分子生物学 8.医療と分子生物学 9.試験解説日 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 松橋 通生、真野佳博 編 「ポイントがわかる分子生物学」丸善株式会社 〔参考書〕 - 9 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 担当者名 英語 前期 2 1学年 デズモンド・トマス・ベル (1100) 〔目的〕 国際的な視野を持つ人材の育成を目標とするために、教育、健康、医学などの幅広い分野における 基本的な英語語彙の理解と、さらに基礎的な文章の読解能力の向上を目指す。さらに基礎的な文献 (雑誌や論文)などの読解能力の向上を図り、英語による教養を高めることを当科目の目的とする。 〔内容〕 1.Introduction to Language Management Skills 2.Sounds, Letters and Spelling 3.The Secrets of Words – prefixes, suffixes and roots 4.Isolating Titles; Headings and Subheadings 5.Writing Simple Introductions 6.Finding Lists in Text 7.Writing Simple Summaries 8.Isolating the Topics of Paragraphs 9.Expanding Introductions to a Topic 10.Isolating Keywords 11.Writing Keywords to Text 12.Converting Conversation to Text 13.Converting Text to Conversation 14.Consolidation 15.試験解説 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 〔参考書〕 「Gateway to Medical English」ピアソン・エデュケーション - 10 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 担当者名 英会話1 後期 2 1学年 デズモンド・トマス・ベル (1110) 〔目的〕 日本の急速な国際化に対応するため、グローバルな視野を持つ人材の育成が必要となっている。本講義 では、英語による幅広い分野の語彙を学び、そして読む、書く、聞く能力を磨き、英語によるコミュニケー ション能力を向上させ、必要に応じて様々な場面で英語による会話ができるようになることを目的とする。 〔内容〕 1.Course Introduction – Conversation and Presentation 2.Enunciation and Clarity 3.Presentation Techniques 4.Presentation Organization 5.Finding Information – Compiling & Organizing Notes 6.Introducing a Topic 7.Expressing Aims and Objectives 8.Presenting Simple Arguments 9.Expanding the Topic 10.Presentation Practice & Discussion 11.Illustrations Tables and Graphs 12.Presentation Practice & Discussion 13.Presentation Practice & Discussion 14.Final Report and Presentation 15.試験解説 〔授業方法〕 講義および会話形式での演習 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 〔参考書〕 「Gateway to Medical English」ピアソン・エデュケーション - 11 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 担当者名 英会話2 後期 2 1学年 デズモンド・トマス・ベル (1120) 〔目的〕 オーストラリア研修は本学園の教育目標のひとつである「国際的な視野をもつ人材の育成」の具体化の 一環として、海外の医学施設の見学、臨床検査講座のある大学の訪問、現地の大学生との交流会、フライングドク ター施設の見学などを通し、国際性に富んだ臨床検査技師の養成を目的とする。研修前には実際に研修中に役 に立つ日常会話、医学施設の見学の際に必要となる医学専門用語を学ばせる。 〔内容〕 1.英会話① 市中での会話 2.英会話② 病院、医療機関での会話−1 3.英会話③ 病院、医療機関での会話−2 4.現地病院の臨床検査室見学 5.現地医科大学の病理博物館見学 6.現地の僻地医療機関の見学 7.現地医学部学生との交流会 8.帰国後発表会まとめ、発表 〔授業方法〕 講義および会話形式での演習 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 プリント 〔参考書〕 - 12 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生活と健康 後期 1 1学年 (1130) 〔目的〕 生体における健康維持機構を理解する 〔内容〕 1.生活と健康(1) 2.生活と健康(2) 3.生活と健康(3) 4.自己実現 5.生活習慣病 6.呼吸 (1):呼吸器の解剖と呼吸の仕組み 7.呼吸 (2):酸素と二酸化炭素の運搬・消費/酸−塩基平衡 8.呼吸 (3):呼吸器の疾患と検査の実際 9.循環系(4)血圧と調節 10.循環系(5)心拍出量と生体の関係 11.循環系(6)循環器系の病気(脳循環を含む) 12.循環系(7)循環器検査の基礎 13.免疫 (1):免疫を司る細胞と免疫の仕組み 14.免疫 (2):抗原・抗体と免疫反応の性質 15.免疫 (3):抗原抗体反応の応用(ワクチン・不適合妊娠娠など) 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 生理学」医歯薬出版、プリント 〔参考書〕 授業内にて紹介する - 13 - 担当者名 横尾 智子 授業科目名(科目コード) 体 育 開講時期 単位数 対象学生 通年 2 1学年 担当者名 菊地 潤 (1140) 〔目的〕 本授業では生涯スポーツとなり得る種々なスポーツ種目を取り上げ、それらを積極的に行うことにより 体力の維持・向上を目指します。また、さまざまなチームスポーツを通してチームメイトや他者と協力し合 いながら運動を楽しむ能力・態度を養うことも目的とします。 〔内容〕 1∼ 2: 運動ゲームをしながらクラス全員と仲良くなる 3∼ 6: インディアカ、ボールゲーム 7∼10: フットサル(パス、ドリブルなど基本からゲーム) 11∼12: ビーチボールバレー 13∼16: フライングディスク(スロー、キャッチングの基礎) 17∼20: アルティメット 21∼24: バレーボール(パス、スパイクなど基本からゲーム) 25∼30: バスケットボール(パス、ドリブルなど基本からゲーム) *この他、テニス、バドミントン、卓球も随時行っていく。 〔授業方法〕 実技形式 〔成績評価〕 出席状況および授業態度などを考慮して評価します。 運動能力、技術レベルは評価の対象としません。 〔教科書〕 なし 〔参考書〕 なし - 14 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 解剖学 前期 1 1学年 担当者名 関野 佳久 (2010) 〔目的〕 医学の最も基礎的な領域である解剖学は、マクロ的な解剖(肉眼解剖学)、ミクロ的解剖(顕微解 剖学)及び組織学を中心に、正常なからだの形態と構造について理解する。 〔内容〕 1.解剖学概論、器官と組織、骨格系、筋 2.消化器、肝胆膵 3.泌尿器 生殖器系 4.血管系 5.呼吸器系 6.内分泌系 7.神経系と感覚器 8.解説日 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「入門 人体解剖学」南江堂 〔参考書〕 なし - 15 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 解剖学実習 後期 1 1学年 担当者名 犬塚 則久、久保 麦野 (2020) 〔目的〕 模型と光学顕微鏡を用いて人体の器官,組織,細胞を観察し、正常な人体の構造と機能を理解する。 〔内容〕 1.解剖学総論 :細胞学・組織学・解剖学 ・顕微鏡の用法・観察の要点・スケッチの仕方・細胞分裂 2.上皮組織 :表皮・粘膜・腺上皮 ・口唇(重層扁平上皮・脂腺・汗腺・口唇腺・動静脈・毛細血管) 3.支持組織 :結合組織・軟骨組織・骨組織 ・椎間円板(線維軟骨)・耳介(弾性軟骨)・胎児の指(ガラス軟骨) 4.筋組織・神経組織:食道(横紋筋・平滑筋)・小脳(プルキンエ細胞) 5.運動器 :骨の分類・機能・筋の形態・作用 ・骨学実習(人骨の観察)・筋学実習(スライド・人体模型の観察) 6.内臓学 :消化呼吸器系・泌尿生殖器系 ・内臓学実習(内臓のスライド・人体模型の観察) 7.消化管 :口・咽頭・食道・胃・小腸・大腸 ・食道(上皮)・胃(胃腺)・十二指腸(パネート細胞)・大腸 8.消化腺 :大唾液腺・肝臓・膵臓 ・顎下腺(混合腺)・肝臓(中心静脈・グリソン鞘)・膵臓(膵島) 9.呼吸器 :鼻腔・喉頭・気管・気管支・肺 ・気管(多列線毛上皮・ガラス軟骨)・肺(呼吸細気管支・肺胞) 10.泌尿器 :腎臓・尿管・膀胱・尿道 ・腎臓(腎小体・ボウマン嚢・尿細管・緻密斑)・尿管(移行上皮) 11.生殖器 :性腺・導管・付属器・交接器 ・精巣(セルトリ細胞・ライディッヒ細胞)・卵巣(卵胞・黄体) 12.循環系 :血管・心臓・造血器 ・動静脈壁・心臓(心筋・プルキンエ線維*)・脾臓(中心動脈) 13.内分泌系 :下垂体・甲状腺・副腎 ・下垂体*・甲状腺(濾胞・濾胞傍細胞)・副腎(皮質・髄質) 14.感覚器 :皮膚・視覚器・平衡聴覚器: ・指尖(ファーターパチニ層板小体・マイスナー触覚小体) 15.期末試験 16.試験解説、発生学 〔授業方法〕 実習講義と観察実習 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、定期試験、レポートにより評価する 〔教科書〕 牛木辰男著「入門 組織学」南江堂 藤田恒夫著「入門 人体解剖学」南江堂 〔参考書〕 犬塚則久著『「退化」の進化学-人体に残る進化の足跡-』講談社 - 16 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生理学 通年 2 1学年 担当者名 河西 美代子 (2030) 〔目的〕 生体には、それを取り巻く外部環境がどのように変化しても、体内の内部環境はいつも恒常に保つ という働きが備わっている。この恒常性を維持するために、内分泌機能、神経機能、そして自律神経 機能などがどのように有機的に協調しあい調節されているかを学ぶ 〔内容〕 = 前期 = = 後期 = 1.生命現象の特性 1.脳と神経性調節 3 2.細胞の基本構造と組織のしくみ 2.脳と神経性調節 4 3 3.運動系 1 体液・血液・リンパ液 4.脳と神経性調節 1 4.運動系 2 5.脳と神経性調節 2 5.運動系 3 6 感覚1 6.内分泌1 7.感覚2 7.内分泌2 8.循環系 1 8.消化器系 1 9.循環系 2 9.消化器系 2 10.循環系 3 10.栄養と代謝 1 11.循環系 4 11.栄養と代謝 2 12.呼吸器系 1 12.体温調節 13.呼吸器系 2 13.排泄系 14.呼吸器系 3 14.生殖系 15.解説 15.解説 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、提出物、出席、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 生理学」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 17 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 担当者名 生化学 1学年後期 2 1学年 伊藤 昭三、 (生化学1:1年生:2040) 2学年前期 2学年 髙濱 眞紀子 (生化学2:2年生:2050) 〔目的〕 生化学とは,「細胞の化学的構成成分およびそれらの構成成分が示す化学反応と代謝機序を取り扱 う科学である」という機能的な定義をすることができ、細胞生物学、分子生物学および分子遺伝学の 分野が包含される.この授業では生命現象を維持するために必要な生体物質の種類、構造、性質、お よび働きを理解し、それらが生命の基本単位である細胞レベルでどのように働き、また合成、分解さ れていくかを学ばせ、ひいては、生化学検査学への結びつきを理解させる。 〔内容〕 1.序論 、糖質の種類、構造、性質 2.糖質の種類、構造、性質 3.脂質の種類、構造、性質 4.脂質の種類、構造、性質 5.タンパク質とアミノ酸、種類、構造、性質 6.タンパク質とアミノ酸、種類、構造、性質 7.核酸の種類と構造 8.核酸の種類と構造 9.酵素の分類、構造 10.酵素の分類、構造 11.糖質代謝 12.糖質代謝 13.脂質の代謝 14.脂質の代謝 15.試験の解説 16. 糖質代謝 : 1年後期の糖質代謝の復習、血糖と糖質代謝調節 17. タンパク質代謝 : タンパク質の消化と吸収 18 .タンパク質代謝 : 窒素平衡、アミノ酸の代謝、尿素合成、 19 .脂質代謝 : 脂質の消化と吸収、血液中の脂質とリポタンパク質 20 .脂質代謝 : 脂肪酸と中性脂肪の合成と分解、ケトン体の生成、 21 .エネルギー代謝 : 呼吸商、高エネルギー化合物の生成、 22 .核酸代謝 : 核酸の消化と吸収、ヌクレオチドと核酸の合成、分解 23 .器官の生化学 1 : 血液の機能と成分、血液凝固、ヘモグロビンの合成、分解 24 .器官の生化学 2 : 電解質と水分代謝 25 .器官の生化学 3 : 尿の生成と成分、異常尿 26 .器官の生化学 4 : 組織の生化学、結合組織、肝臓、腎臓、筋肉 タンパク質の合成と分解 酸塩基平衡 - 18 - 27 .器官の生化学 5 : 内分泌の生化学、ホルモンの種類と作用機序 28 .栄養生化学 : 栄養の概要、基礎代謝、エネルギーならび栄養所要量 29 .栄養生化学 : ミネラルとビタミン 30 .遺伝の生化学 : タンパク質の合成と遺伝、DNAの複製, 転写, 翻訳 遺伝子の異常 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査講座 生化学」医歯薬出版 〔参考書〕 - 19 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生化学実習 後期 1 1学年 (2060) 担当者名 伊藤 昭三、髙濱 藤田 和博、叶 眞紀子 一乃 〔目的〕 医療の進歩を支えた臨床検査は、現在ほぼ自動化されている。なかでも、生化学検査は、その検査 の基礎となる反応や分析法などは理解しがたいのが現状である。そこで、生化学実習を通じて臨床に 応用された検査の基礎反応、分析法を理解する。 〔内容〕 1.オリエンテーション : 2.中和滴定 :シュウ酸標準液による水酸化ナトリウムの標定 3.酸化還元滴定 :シュウ酸標準液による過マンガン酸カリウムの標定 4.緩衝液の性質 :酢酸と水酸化ナトリウムの滴定曲線の作成 5.タンパク質の性質 :タンパク質の構成成分(窒素など)の検出 タンパク質の諸性質を調べる 6.糖質の性質 :単糖類を中心とした諸性質を調べる 7.酵素Ⅰ :アミラーゼの性質 8.寒天ゲル電気泳動法 :タンパク泳動法 モル吸光係数 :芳香族アミノ酸の吸収曲線を作成しモル吸光係数を求める 薄層クロマトグラフィーによる脂質の同定 9.反応曲線 :無機リンの測定法の反応曲線を求める 10.核酸の抽出と同定 :ヒト白血球の核酸の抽出及び同定 11.酵素Ⅱ :ペルオキシダーゼ、カタラーゼの反応及びその他の反応 〔授業方法〕 実習形式 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、実技試験、レポートにより評価する 〔教科書〕 プリント 〔参考書〕 なし - 20 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 医学概論 前期 1 1学年 担当者名 長田 充 (2070) 〔目的〕 医学とはなんであるかを医学の分野、教育、哲学を学び、付随して医学の歴史を学び、先人の足跡を学ぶ。 また、医学概論を学ぶことによりよい臨床検査技師になることを目標とする。 〔内容〕 1.医学概説:健康と病気,医学と医療,患者の心理 2.医学の歴史的変遷1:医学の起源,原始医術,古代の医学(1) 3.医学の歴史的変遷2:古代の医学(2),中世の医学(1) 4.医学の歴史的変遷3:中世の医学(2),15 ∼ 19 世紀の西洋医学,近世の中国医学 5.医学の歴史的変遷4:20 世紀の医学,日本の医学の変遷(1) 6.医学の歴史的変遷5:日本の医学の変遷(2)と・医療の質 7.病院の各部門の役割医療法・医療保険制度と社会保障 8.わが国の医療制度(1)臨床検査の意義 9.わが国の医療制度(2) 10.医療提供体制 11.医療法とその改正 12.医療保険制度 13.社会保障費と医療財政・病院医療の質の維持と向上 14.患者の心理・医の倫理と医療従事者の心構え 15.試験解説 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度等により評価する。 〔教科書〕 プリント 星和夫著「臨床検査学講座 保健医療福祉概論」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 21 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 安全管理学 前期 1 3学年 (2080) 担当者名 近藤 叶 陽一、高加 国夫 一乃 〔目的〕 近年、医療現場における「質の管理」・「安全管理」が切実な課題になっている中で、専門的な知識を 有する人材の養成が急務となっている。この科目では、「安全管理」、「リスクマネージメント」につい ての考え方、実践の仕方を学ぶ。 〔内容〕 1.安全とは 2.安全管理とは 3.医療事故と安全管理1 4.医療事故と安全管理2 5.医療機器の安全管理1 6.医療機器の安全管理2 7.薬品の安全管理 8.廃棄物の安全管理 9.放射能物質と安全管理 10.経済と安全管理 11.健康と安全管理 12.検体検査と安全管理 13.生理機能検査と安全管理 14.法律と安全管理 15.試験解説・補講 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査技術学2 検査機器総論・検査管理総論」医学書院、プリント 〔参考書〕 なし - 22 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 感染予防学 後期 1 1学年 担当者名 近藤 陽一、柴田 明佳 (2090) 〔目的〕 病院感染対策の理論から実践に至るまでの基礎を教授する 〔内容〕 1.病院感染を行う組織 :院内感染対策委員会やインフェクション・コントロール・チーム等の 役割と業務について 2.サーベイランスと アウトブレイク :サーベイランスの目的および種類について 3.標準予防策 :手洗いの重要性およびその方法、手袋、マスク等の バリアプリコーションについて 4.感染経路別予防策(1):感染経路別対策の成り立ちと空気感染、飛沫感染、接触感染について 5.感染経路別予防策(2):対象微生物別感染対策について(滅菌法、消毒法を含む) 6.針刺し事故防止等 :個々の業務における感染防止について 7.感染予防のまとめ :病院で行われている対策の実際 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 〔参考書〕 微生物学/微生物検査学」医歯薬出版、プリント なし - 23 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 病理学 1学年後期 2 1学年 入江 宏、福島 (1年生:病理学1:2100) 2学年前期 2学年 久保 淑幸、横尾 尾形 隆夫 (2年生:病理学2:2110) 担当者名 純一、 智子 〔目的〕 病理学の総論的な領域に重点を置き、主として先天異常、原因別障害、炎症、腫瘍について把握する ことにより臨床へのつながりの基礎づくりを行う。 病気の原因・経過および結果を追求し、病気における形態と機能の変化を明らかにすることにより病気 の本態を究明する 〔内容〕 1.病理学序論 病理検査、病因論、剖検ビデオ 2.先天異常、代謝障害① 3.代謝障害② 循環障害① 4.循環障害② 5.炎症と免疫、膠原病① 6.炎症と免疫、膠原病②、腫瘍① 7.腫瘍② 8.試験解説 9.病理学検査.脳、神経疾患.骨関節疾患 10.血液疾患 11.内分泌疾患 12.呼吸器疾患 13.循環器疾患 14.消化器疾患 15.腎・生殖器疾患 16.筋疾患.膠原病 17.試験解説 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「系統看護学講座 専門基礎4 疾病のなりたちと回復の促進[1]病理学」医学書院 〔参考書〕 なし - 24 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 微生物学 通年 1 1学年 担当者名 柴田 明佳 (2120) 〔目的〕 微生物学のなかでも医学の学問領域にかかわる微生物に関して、主として微生物の形態、生理と機能、 遺伝などの基礎的分野をはじめとして、ひいては感染症など臨床へのつながりとその応用を理解する。 〔内容〕 1.微生物学・臨床微生物学・病原微生物の分類 2.細菌の形態と構造 3.細菌の観察法と染色法 4.細菌の代謝と発育 5.細菌の発育条件と培養 6.細菌培養法 7.遺伝と変異 8.滅菌および消毒 9.バイオハザード 10.化学療法とワクチン 11. 〃 12.正常細菌叢とその変動 13.病原性と抵抗力 14. 〃 15.病院感染と新興・再興感染症、細菌検査の精度管理 16.らせん菌 17.リケッチア 18.クラミジア・マイコプラズマ 19.真菌Ⅰ 20.真菌Ⅱ 21.真菌Ⅲ 22.解説日 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 岡田 淳他編「臨床検査講座 微生物学/臨床微生物学」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 25 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 血液学 前期 1 1学年 担当者名 新倉 春男 (2130) 〔目的〕 血液の形態、生理と機能、遺伝を学び、血液検査学の基礎とする 〔内容〕 1.血液と造血 :血液の成分と機能、血球の産生と崩壊、造血部位、幹細胞、 サイトカイン 2.赤血球 :赤血球の形態・機能・代謝、赤血球産生、ヘモグロビン、 鉄代謝、ビタミンB12と葉酸 3.白血球 :白血球の分類と形態・機能、免疫機構〈リンパ球サブセット、 形質細胞、免疫グロブリン〉 4.白血球、血小板 :白血球の分化・産生と崩壊、巨核球と血小板の産生、 血小板の機能と代謝 5.造血器、止血機構 :骨髄、リンパ組織、脾臓、胸腺、1次止血と2次止血 6.止血機構 :血液凝固と線溶〈凝固因子、線溶因子、生理的阻止物質〉 7.幹細胞移植、血液学のまとめ 8.前期定期試験の解説 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 奈良信雄 他 著「臨床検査学講座 血液検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 - 26 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 免疫学 前期 2 2学年 (2140) 〔目的〕 臨床検査に必要な免疫学の基礎知識を学ぶ 〔内容〕 1.免疫、臨床免疫学とは、免疫応答と機能歴史 2.免疫応答と機能 3.抗原 4.抗体 5.アジュバンド、補体 6.抗原抗体反応 総論 7.沈降反応 凝集反応 8.凝集反応 溶解反応 9.補体結合反応 中和反応 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 免疫検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 27 - 担当者名 青野 悠久子、半藤 厚司 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 薬理学 前期 1 3学年 担当者名 大谷 道輝、大沢 幸嗣 (2150) 〔目的〕 薬物と生体との相互作用を理解するため、薬物の構造、使用法を理解する。また、薬物使用にかんする法 律の目的を理解する。 〔内容〕 1.薬理学総論 1: 概念 法令 作用 他 2.薬理学総論 2: 代謝 副作用 処方箋 他 3.神経系作用薬 1: 中枢神経に作用する薬物 他 4.神経系作用薬 2: 末梢神経に作用する薬物 他 5.各器官作用薬 1: 心臓系 血液・造血系 呼吸器系 6.各器官作用薬 2: 消化器系 泌尿器・生殖器系 皮膚・粘膜系 7.物質代謝関連薬 1: ホルモン ビタミン 8.物質代謝関連薬 2: 輸血剤 栄養剤 電解質 他 9.病原微生物に対する薬物 1: 局所適用抗感染薬(消毒薬他) 10.病原微生物に対する薬物 2: 化学療法薬 抗悪性腫瘍薬 他 11.病原微生物に対する薬物 3: 抗寄生虫薬 抗ウイルス薬 他 12.予防診断薬 1: 生物学的製剤 (ワクチン他) 13.予防診断薬 2: 診断用薬 造影剤 14.薬物中毒と対応 15.期末試験 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 薬理WORKBOOK 〔参考書〕 - 28 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 健康食品総論 通年 1 1学年 (2160) 担当者名 伊藤 昭三、髙濱 石森 眞子 眞紀子 〔目的〕 現在の健康食品に関する様々な問題に対し、的確な判断力を有する人材の養成教育を目標とし、保健 機能食品およびいわゆる健康食品にかかわる安全性、薬剤との関係、これら食品を摂取する対象者の的 確な選択、食品摂取者の健康状態の判断の仕方について学ぶ。 〔内容〕 1.健康食品概論 :健康食品管理士とは、健康食品の現状 2.食品としての健康食品 :食品の機能、健康食品の分類と補助食品、 保健機能用食品、特別用途食品、医薬品と健康食品 3.栄養科学 :3大栄養素と代謝、ビタミンC、ミネラル 4.疾患と栄養1 :肝疾患、腎疾患、糖尿病、癌 5.疾患と栄養2 :動脈硬化・肥満、アレルギー、貧血 6.NSTの臨床 :NSTとは、NSTの臨床、臨床検査技師の関わり 7.健康食品の正しい摂り方:健康食品の目的、健康食品の危険性 8.健康食品各論1 :抽出成分が食品として扱われているもの−1 9.健康食品各論2 :抽出成分が食品として扱われているもの−2 10.健康食品各論3 :一般食品のように扱われているもの 11.健康食品各論4 :一般食品として扱われているもの 12.医薬品との相互作用1 :食事の薬物吸引に及ぼす影響、相互作用 13.医薬品との相互作用2 :薬物代謝に影響を及ぼす食品 14.食品添加物 15.テスト解説・補講 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 新版 健康食品学、新版問題解説集(健康食品管理士認定協会) 〔参考書〕 なし - 29 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 公衆衛生学 (2170) 後期 2 1学年 担当者名 野寺 誠、下杉 彰男 〔目的〕 公衆衛生学は地域社会の組織的な努力を通じて疾病を予防し、生命を延長し、心身の健全と効率の増 進を図る科学と技術を学ぶ。 〔内容〕 1.公衆衛生の概念 重要性、定義 2.衛生統計(人口静態統計、人口動態統計) 3.民族衛生(人口問題、優生学) 4.環境衛生(住居・被服衛生) 5.気候、水の衛生 6.公害病 7.大気汚染、水質汚濁 8.騒音、振動、悪臭 9.地球の温暖化 10.廃棄物処理 (屎尿、塵芥) 11.公害対策 12.栄養 (栄養の現状と改善策) 13.栄養素 14.食品衛生(食中毒と予防)−1 15.食品衛生(食中毒と予防)−2 16.疫学の目的と研究方法 17.急性伝染病・結核の予防 18.健康管理の概念 19.母子保健(流早死産の原因と予防、妊娠中毒症、中絶) 20.乳幼児保健 (成長発育、疾患と予防) 21.口腔衛生 (むし歯、歯槽膿漏) 22.学校保健 23.体育 (運動と身体障害)、保健管理 24.労働条件と労働環境 25.職業性疾患と災害 26.精神衛生 27.高齢者保健 (人口比率、成人病) 28.衛生行政 (保健所、社会保障) 29.都市生活環境と農村生活環境 30.試験解説 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 〔教科書〕 定期試験、授業態度により評価する。 「新簡明衛生公衆衛生」南山堂、「厚生の指標 「臨床検査学講座 〔参考書〕 関係法規」医歯薬出版 なし - 30 - 国民衛生の動向」厚生統計協会、 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 公衆衛生学実習 通年 1 2学年 担当者名 近藤 陽一、河西 美代子 (2180) 〔目的〕 地域社会の組織的な努力を通じて疾病を予防し、生命を延長し、心身の健全と効率の増進を図る科学 と技術を学ぶ 〔内容〕 1.粉塵の測定 2.大気汚染物質の測定 3.騒音の測定 4.照度の測定 5.温度条件の測定 6.大気圧測定 7.施設見学 1).メルシャン軽井沢ウイスキー蒸溜所見学(食品衛生) 2).軽井沢町浄化管理センター見学(水質汚濁) 3).軽井沢町愛宕浄水場見学(水質汚濁) 4).東京都健康安全研究センター(衛生行政) 5).日立メディコ柏工場見学(産業保健) 〔授業方法〕 実習および施設見学 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、定期試験、レポートにより評価する。 〔教科書〕 プリント、「新簡明衛生公衆衛生」南山堂 〔参考書〕 なし - 31 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 保健医療福祉総論 後期 1 2学年 担当者名 興梠 清美、下杉 彰男 (2190) 〔目的〕 医療の現場で共に働く看護職者の役割を理解し、協働者として対象に貢献できる素地をつくる。 憲法第25条に規定する社会保障や社会福祉について臨床検査技師が最低必要な知識等について 学び、医療人としての目的達成に資する。 〔内容〕 1.看護学とは 1)近代看護の成り立ち 2)看護の定義 ①健康の保持・増進への援助/②健康の回復への援助/③安らかな死への援助 3)看護の本質にかかわる いくつかの基本概念 ・対象である人間をどうみるか/健康の概念/環境と健康問題のとらえかた 2.看護の方法 1)理論の活用 2)看護過程の活用 3)看護技術 ・看護技術の意味/かかわりと看護技術 3.看護の専門家としての看護職 ・養成課程・状況/就業の場/求められる能力 4.他職種との連携・協働における看護職者の役割 5.社会福祉とは :根拠、福祉の概念、社会福祉の概念 6.法的根拠 :福祉3法から福祉6法への拡大 7.具体的実践方法 :社会生活の基本要求、社会福祉事業の区分 8.社会福祉従事者の種類 9.社会保障制度の内容 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 プリント、「臨床検査学講座 保健医療福祉総論」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 32 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 医用工学 (2200) 前期 2 1学年 担当者名 安達 敏彦 〔目的〕 波形、生理現象などをコンピュータで処理する方法を学ぶさらに、臨床検査領域で使用される医用 電子装置を中心に機器の使用目的、構成、特徴などを理解する。 〔内容〕 1.医用工学の概要: 医学と理工学のかかわり、生体の特性、ME技術 と臨床検査機器 2.電気・電子工学の基礎Ⅰ: 受動素子、オームの法則、抵抗の接続、 ホイートストン・ブリッジ、電力、交流、コンデ ンサ、リアクタンス、インピーダンス、コイル)演習問題配布 3.電気・電子工学の基礎Ⅱ: 周波数特性、遮断周波数、時定数、CR 微積分回路、半導体、ダイオード、接合トランジス タ、FET、集積回路、電子管、演習1解説 4.電子回路Ⅰ: 増幅器の概要,デシベル、増幅器の周波数特性と時定数、オペアンプ、差動増幅器、弁別比、 負帰還増幅器、発振回路、 フィルタ、変調・復調回路、電源回路、演習2解説 5.電子回路Ⅱ: ブール代数、真理値表、論理回路、半加算器、全加算器、パルス回路、 非安定・単安定・双安定マルチバイブレータ、パ ルス回路の応用、演習3解説 6.生体からの情報収集: 生体電気信号、電極、不分極電極、電極インピーダンス、トランスデューサ、圧・変位、 振動・音響・超音波、 流速・流量、熱・温度、光、イオン・ガス変換、演習4解説 7.データの記録・表示装置: 自動平衡記録器、ペン書き記録器、ペン圧と記録波形、ダンピング、サーマル記録器、 オシロスコープ、データレコーダ、数値表示素子、演習5解説 8.電子計算機−マイクロコンピュータ: コンピュータの概要、ハー ドウェア、ソフトウェア、コンピュータの応用、演習6解説 9.医用機器: 心電計・脳波計・呼吸流量計ほか臨床計測機器、生体の超音波特性、超音波診断・超音 波ドプラほか超音波機器、サーモグラフィ、Ⅹ線CT・MRIほか画像機器、演習7解説 10.安全対策: 医用電気機器設備安全への要求事項、マクロショック、ミクロショック、電撃の電気回路、 医用機器のクラス別と型別、接地設備、EPRシステム、機器設備の点検法ほか、演習8解説 11.定期試験解説と補講 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 北村清吉著「臨床検査講座 医用工学概論」医歯薬出版 〔参考書〕 - 33 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 医用工学実習 後期 1 1学年 担当者名 安達 敏彦、 木元 章平 (2220) 〔目的〕 医用工学の教育目標を実習で確認する 〔内容〕 1.「テスタの使い方・素子の性質」: 最も一般的な電気計測器であるテスタの使用法に習熟し、実際にいろいろな電子素子について 測ってみて、それらの性質を理解する。 2.「オシロスコープの使い方・オペアンプの諸特性」: 代表的な電子計測器であるオシロスコープ及び信号発生器の使用法に習熟し、電子計測器の 基本であるオペアンプの諸特性とその応用について理解を深める。 3.電極の特性・サーミスタの性質」: 生理検査、検体検査に必要な電極の基礎的性質を理解する。また、基本的なセンサー素子であ るサーミスタの温度特性、直線性を調べた後に電子温度計を構成し、温度校正を試みる。 4.「電子回路の性質・心電計の諸特性」: 最も基本的なCR回路や簡単なフィルタ等の特性を調べ、それらの意義を理解した上で、 代表的な医用機器である心電計の諸特性を実際に測定して心電計で基本機能を理解する。 5.「光電脈波の測定・呼吸数の測定」: トランスデューサ(センサ)を用いる生体計測の代表である心拍数及び呼吸数の測定を、 全て自作により行い、無侵襲計測の実際に直接触れて理解する。 6.「皮膚電気反射の測定・反応時間の測定」: 精神動揺を反映する皮膚電気反射を検出できる電子回路を作成し、被検者の反応を調べる。 反応時間を測定するため論理回路とアナログ回路を作成し、時間測定を経験・理解する。 7.「マルチバイブレータの動作・パルス回路の応用」: マルチバイブレータ等、デイジタル演算処理の基礎である基本パルス回路の動作を習得し、 シーケンス制御回路や計数回路など応用回路の動作を理解する。 8.「論理回路の動作・パルス系列の発生」: パルス回路とともに、デイジタル演算処理の基礎である基本論理回路の動作を習得し、パルス系 列の例としてリズムの発生や制御を行い、感覚的に論理演算を理解する。 〔授業方法〕 実習形式 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、定期試験、レポートにより評価する 〔教科書〕 北村清吉著「臨床検査講座 医用工学概論」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 34 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生活と情報 前期 1 1学年 担当者名 太原 (2230) 〔目的〕 情報科学の基礎的理解 〔内容〕 1.情報理論概論1 2.情報理論概論2 3.情報理論概論3 4.情報理論概論4 5.情報理論概論5 6.コンピュータ概論1 7.コンピュータ概論2 8.コンピュータ概論3 9.コンピュータ概論4 10.コンピュータ概論5 11.コンピュータ概論6 12.コンピュータ概論7 13.ネットワーク概論1 14.ネットワーク概論2 15.試験解説 〔授業方法〕 : 情報とは何か : : : : : : : : : : : : : 情報を測る ― 情報量とエントロピー 通信と情報量 情報の表現 ― 符号化 符号と情報量 コンピュータにおける数値データの表現 コンピュータにおける文字データの表現 コンピュータの基本動作 論理演算と論理回路 演算装置と記憶装置 プログラミング オペレーティングシステム コンピュータネットワーク インターネットの仕組み ― DNSとメールシステム 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 情報科学」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 35 - 育夫 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 臨床医学総論 後期 2 1学年 担当者名 山田 俊彦 (3010) 〔目的〕 臨床医学では,臨床医学全般を概観した上で,臨床検査技師に必要な医学の基礎を学ぶ。主要疾患の病 態について概観し,診断・治療の概要を学ぶ。また医術・医学の歴史を踏まえて,臨床検査の役割,現状 についても学ぶ。 〔内容〕 1. 臨床医学総論1 2. 臨床医学総論2 3. 消化器疾患 4. 肝・胆・膵疾患 5. 代謝・栄養障害 6. 呼吸器系疾患 7. 心臓・循環器疾患 8. 腎・尿路系疾患 9. 脳・神経・筋肉系疾患 10. 感覚器疾患 11. 内分泌系疾患 12. 血液疾患 13. アレルギー性疾患,膠原病 14. 感染症 15. 試験解説 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 臨床医学総論/臨床検査医学総論」医歯薬出版 〔参考書〕 「検査を築いた人びと」 「診断術の歴史」 酒井シヅ S.J.ライザー 時空出版 平凡社 - 36 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 臨床検査医学総論 前期 2 2年生 担当者名 近藤 成美 (3020) 〔目的〕 現代の医療において臨床検査は重要な位置を占め、疾患の診断、治療に不可欠となっている。疾患の病 態生理と臨床検査を結びつけるのが臨床検査医学である。この授業では、1年時の「臨床医学総論」をふま え、疾病と臨床検査の関係について総合的に学ぶ。 〔内容〕 1. 臨床検査の意義 2. 消化器疾患 3. 肝・胆・膵疾患 4. 代謝・栄養障害 5. 呼吸器系 6. 心臓・循環器疾患 7. 腎・尿路系疾患 8. 電解質・酸塩基平衡 9. 遺伝性疾患/その他遺伝子検査 10. 脳・神経・筋肉系疾患 11. 感覚器疾患 12. 内分泌系疾患 13. 血液疾患 14. アレルギー性疾患,膠原病 15. 感染症 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 臨床医学総論/臨床検査医学総論」医歯薬出版 〔参考書〕 「検査を築いた人びと」 「診断術の歴史」 酒井シヅ S.J.ライザー 時空出版 平凡社 - 37 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 臨床検査医学演習 通年 2 1年生 (1年生:3030、2年生:3040) 担当者名 藤田 和博 2年生 〔目的〕 疾患の病態生理と検査法を結びつけられるべく、その年に取り組むテーマに挙げた1つの疾患のマ カニズムや検査項目とその意義について研究する。文献検索や情報収集、ときには実際を知るために 医療現場を訪れ見学を行うなどして報告書を作成し、最終的に研究発表することを目的とする。本講 座では、挙げたテーマから発表に至るまでの過程について学ぶとともに、先輩・後輩の交流を深め、 医療現場に必要なチームワークを考えさせる。 〔内容〕 【第1テーマ】 1.テーマ選択 2.調査−1 3. 〃 −2 4. 〃 −3 5.論文作成−1 6. 〃 −2 7.まとめ、校正 8.発表 【第2テーマ】 9.テーマ選択 10.調査−1 11. 〃 −2 12. 〃 −3 13.論文作成−1 14. 〃 −2 15.まとめ、校正 16.発表 〔授業方法〕 講義、演習 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、発表、レポートにより評価する 〔教科書〕 「臨床検査学講座 臨床医学総論/臨床検査医学総論」医歯薬出版など 〔参考書〕 - 38 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 病態解析演習 後期 2 2学年 担当者名 伊藤 昭三、柴田 明佳、 (2年生:病態解析演習1:3050) 横尾 智子、半藤 厚司 (3年生:病態解析演習2:3060) 河西 美代子、髙濱眞紀子 藤田 和博、尾形隆夫、 叶 一乃、髙嶋 眞理 〔目的〕 臨床検査で得られた数値、画像、形態などより、検査結果と病態との関連を問題形式で学び、その 結果の示す意味合いなどを考えさせる。また異常検査結果、偽陽性、偽陰性の発生する要因となる因 子を解析し、より正確な検査結果が得られるための必要条件などを細部についても検証させる。 〔内容〕 2年 1.生理機能検査学演習 2.基礎検査学演習 3.生化学検査演習 4.病理検査学 5.血液検査学 6.微生物検査学 7.免疫検査学 8.輸血学演習 3年 1.医用工学 2.情報科学 3.検査機器総論 3.臨床検査医学 4.公衆衛生学 〔授業方法〕 講義、演習 〔成績評価〕 定期試験、卒業試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査技師国家試験問題集 解答と解説」医学書院、他 〔参考書〕 - 39 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 病理検査学1 前期 1 2学年 (3070) 担当者名 熊谷 佑子、横尾 尾形 隆夫 智子 〔目的〕 病理診断検査技術を学ぶに当たり、必要となる知識、理論を修得する。 〔内容〕 1.組織標本作成の意味①(切り出し、固定) 2.組織標本作成の意味②(脱水脱脂、脱灰、包埋など操作の流れを理解する。) 3.染色理論、色素、染色法、その他。 4.結合組織染色について(膠原繊維、弾性繊維、細網繊維) 5.鍍銀(ナウメンコフェイギン)染色(過ヨウ素酸メセナミン銀染色含む)、マッソン・トリクローム染色(アザン染色含む) 6.ベルリンブルー染色・アミロイドなどの特殊染色 7.凍結切片作製法、免疫染色、クリオスタット、電子顕微鏡標本作製法 8.まとめ 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 プリント、「臨床検査学講座 病理学/病理検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 「入門 人体解剖学」南江堂、「入門 組織学」南江堂、「新 - 40 - 染色法のすべて」医歯薬出版 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 病理検査学2 後期 1 2学年 (3080) 〔目的〕 病理学的診断における細胞診断検査の知識と細胞識別能力の習得 〔内容〕 1.細胞診の基礎 2.女性生殖器 1)子宮頸部の細胞診 3.女性生殖器 2)子宮体部・卵巣の細胞診 4.呼吸器の細胞診 5.乳腺の細胞診 6.甲状腺の細胞診 7.泌尿器の細胞診、体腔液の細胞診 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「細胞診断学入門」名古屋大学出版会 〔参考書〕 なし - 41 - 担当者名 横山 宗伯、尾形 隆夫 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 病理検査学3 後期 1 3学年 (3090) 担当者名 熊谷 佑子、横尾 入江 宏、前田 尾形 隆夫 智子、 昭太郎、 〔目的〕 1年次・2年次で学習してきた解剖学、組織学、病理学の総論・各論を臨地実習で学んだ知識や体 験とリンクさせて理解修得させる。また、病理診断に結びつく染色方法の理解、および染色標本の仕 上がりの評価も可能となる能力を身につけさせる。病理検査学は形態検査のため標本を数多く見るこ とが重要であり、その修練のため練習問題、スライド、プリントなどを資料を多用し理解させる。 〔内容〕 1.組織標本作成の意味(切り出し、固定、脱水脱脂、脱灰、包埋) 2.染色理論、色素、染色法、。結合組織染色について(膠原繊維、弾性繊維、細網繊維) 3.鍍銀(ナウメンコフェイギン)染色(過ヨウ素酸メセナミン銀染色含む)、マッソン・トリクローム染色(アザン染色含む)、 ベルリンブルー染色・アミロイド・核酸などの特殊染色 4.凍結切片作製法、免疫染色、電子顕微鏡標本作製法 5.細胞診の基礎、子宮・卵巣の細胞診 6.呼吸器の細胞診 7.乳腺の細胞診、甲状腺の細胞診 8.泌尿器の細胞診、体腔液の細胞診 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 卒業試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 プリント、「臨床検査学講座 病理学/病理検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 「臨床検査知識の整理 病理学/病理組織細胞学」医歯薬出版 - 42 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 病理検査学実習 前期 2 2学年 (3100) 担当者名 熊谷 佑子、佐藤 好恵 嘉野 美枝子、 横尾 古田 則行、武藤 尾形 隆夫 智子 毅 〔目的〕 病理診断検査に要求される知識と技術の修得を目的とする。 〔内容〕 1.オリエンテーション(学習法、器具の点検と説明、脱水脱脂と脱パラ透徹の列準備、 試薬作製の注意と実際、切り出し、スケッチ) 2.脱水・脱脂列スタート、薄切準備、染色準備、その他。 3.包埋、台木付け、パラフィンブロック作製、薄切準備 4.薄切、脱パラフィン、透徹列、封入操作 5.薄切、ヘマトキシリン・エオジンン染色、各種染色液作製 6.染色液作製 7.薄切、脱パラフィン、透徹列、封入操作、ヘマトキシリン・エオジン染色 8.薄切、ヘマトキシリン・エオジン染色、PAS(過ヨウ素酸シッフ)染色、アルシアン青染色 9.PAS(過ヨウ素酸シッフ)染色、アルシアン青染色、結合組織、弾性線維染色、細網線維染色 10.マッソン・トリクローム染色(アザン染色含む)、鍍銀(ナウメンコフェイギン)染色(過ヨウ素酸メセナミン銀染色含む) 11.中枢神経系の染色、生体内色素鑑別、その他。 12.クリューバー・バレラ染色 13.凍結切片作製、ズダンⅢ染色、ズダン黒B染色、クリオスタット迅速標本作製 14.予備、講義、鏡検。 15.実習終了試験( 筆記、実技) 16.試験解説 〔授業方法〕 実習形式 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、定期試験、レポートにより評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 病理学/病理検査学」医歯薬出版、サブテキスト 〔参考書〕 「組織アトラス」医歯薬出版、「ひとの組織学」メディカルサイエンス社、「新 - 43 - 染色法のすべて」医歯薬出版 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 病理検査学演習 通年 2 1学年 (1年生:3110、2年生:3120) 担当者名 横尾 智子、尾形 隆夫 2学年 〔目的〕 病理学の分野で関心あるテーマを1つ取り上げ、グループ内で分担して資料収集等を行う。その資 料を基にどのような切り口で発表するかを決定し、指導者共々検討を重ね、発表内容をまとめてい く。必要に応じて、病理標本の染色や写真撮影、スライド作製なども行い追加資料とする。原稿の 推敲を重ねることで、解りやすい表現方法、見やすい掲示を実現させ、より良い発表形式を模索す る。メンバー同士も発表しあうことで、この演習を通して協調と意見を伝える難しさも学ばせる。 〔内容〕 【第1テーマ】 1.テーマ選択 2.調査−1 3. 〃 −2 4. 〃 −3 5.論文作成−1 6. 〃 −2 7.まとめ、校正 8.発表 【第2テーマ】 9.テーマ選択 10.調査−1 11. 〃 −2 12. 〃 −3 13.論文作成−1 14. 〃 −2 15.まとめ、校正 16.発表 〔授業方法〕 講義、演習 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、発表、レポートにより評価する 〔教科書〕 プリント、「臨床検査学講座 病理学/病理検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 - 44 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 血液検査学1 後期 1 1学年 (3130) 〔目的〕 血液検査に必要な知識と技術および血液疾患診断への応用に関して理解を深める 〔内容〕 1.赤血球数,ヘモグロビン量,ヘマトクリット,恒数 2.血小板数(B-C法)白血球数,赤沈,自動血球計数機 3.血液像,塗抹標本作製法 4.ライト・ギムザ染色,網赤血球数,白血球分類 5.P-O染色,アルカリフォスファタ−ゼ染色,耳朶血塗抹標本作成 6.赤血球形態,幼若細胞,LE細胞,マラリア 7.ハムテスト,赤血球抵抗 8.全血凝固時間,血餅収縮試験 9.APTT,カルシウム再加時間,自動機械 10.PT,TT,HP,自動機械 11.FDP,Dダイマ−,Ⅷ因子定量 12.フィブリノゲン定量,ATⅢ定量(合成基質法) 13.TEG,出血時間,毛細血管抵抗試験,血小板凝集能 14.骨髄像,鉄,SBB,ES,PAS染色 15.補講 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 奈良信雄 他 著「臨床検査学講座 血液検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 45 - 担当者名 新倉 春男 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 血液検査学2 後期 1 3学年 (3140) 担当者名 大竹 東 順子、新倉 克巳、髙嶋 春男 眞理 〔目的〕 血液学的検査に関する幅広い知識と技術の統合を図り、検査の実施∼検査結果の評価∼報告に至る までの一連のプロセスを総合的に理解し実践出来ることを目標とする。また検査結果と疾患の関係を 的確に理解し診断に必要となる検査の選択する能力を養わせる。 〔内容〕 1.血液の成分と機能、血球の産生と崩壊、練習問題解説 2.造血部位、幹細胞、サイトカイン、練習問題解説 3.赤血球の形態と機能、赤血球産生、練習問題解説 4.ヘモグロビン、鉄代謝、ビタミンB 12 と葉酸、練習問題解説 5.白血球の分類と形態・機能、免疫機構 練習問題解説 6.リンパ球、形質細胞、免疫グロブリン、練習問題解説 7.白血球の分化、生成と崩壊、練習問題解説 8.血小板の産生、巨核球、血小板の機能と代謝、練習問題解説 9.造血器;骨髄、リンパ球、脾臓、胸腺、練習問題解説 10.止血機構、練習問題解説 11.血液凝固と線溶、練習問題解説 12.凝固因子、線溶因子、生理的阻止物質、練習問題解説 13.幹細胞移植 14.白血病の治療 15.定期試験 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 卒業試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 古沢新平著「臨床検査技術学 血液検査学」医学書院 〔参考書〕 - 46 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 血液検査学実習 前期 2 2学年 (3150) 担当者名 大竹 東 髙嶋 順子、藤浪 克巳、藤田 眞理 〔目的〕 血液学的検査の知識と、正確な検査操作と技術、画像判断力を修得する。 〔内容〕 1.赤血球数,ヘモグロビン量,ヘマトクリット,恒数 2.血小板数(B-C法)白血球数,赤沈,自動血球計数機 3.血液像スケッチ,塗抹標本作製 4.ライト・ギムザ染色,網赤血球数,白血球分類 5.P-O染色,アルカリフォスファタ−ゼ染色,耳朶血塗抹標本,特染標本鏡検のみ 6.赤血球形態,幼若細胞,LE細胞,マラリア,スケッチ 7.ハムテスト,赤血球抵抗,LE細胞デモ 8.全血凝固時間,血餅収縮試験 9.APTT,カルシウム再加時間,自動機械 10.PT,TT,HP,自動機械 11.FDP,Dダイマ−,Ⅷ因子定量 12.フィブリノゲン定量,ATⅢ定量(合成基質法) 13.TEG,出血時間,毛細血管抵抗試験,血小板凝集能 14.未知検体の検索 15.骨髄像,鉄,SBB,ES,PAS染色スケッチ 16.実技・筆記試験 17.試験解説 18.補講 〔授業方法〕 実習形式 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、定期試験、レポートにより評価する 〔教科書〕 古沢新平著「臨床検査技術学 血液検査学」医学書院 〔参考書〕 血球カラーアトラス(武藤化学) - 47 - 朋子 和博 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 血液検査学演習 通年 2 1学年 (1年生:3160、2年生:3170) 担当者名 髙嶋 眞理 2学年 〔目的〕 血液の形態、生理、機能、遺伝の復習を礎とし、様々な血液病とその病態を学習することで、血液 検査全般の理解を深めさせる。また、グループによる分析実験を行い、検査結果としてとらえられた 現象について各自の知識および文献検索等により得られた知識をもとにディスカッションを行う。そ して単に文献のまとめではなく、自分達の見解を含めた研究発表を行わせることが最終目標である。 〔内容〕 【第1テーマ】 1.テーマ選択 2.調査−1 3. 〃 −2 4. 〃 −3 5.論文作成−1 6. 〃 −2 7.まとめ、校正 8.発表 【第2テーマ】 9.テーマ選択 10.調査−1 11. 〃 −2 12. 〃 −3 13.論文作成−1 14. 〃 −2 15.まとめ、校正 16.発表 〔授業方法〕 講義、演習 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、発表、レポートにより評価する 〔教科書〕 古沢新平著「臨床検査技術学 血液検査学」医学書院、など 〔参考書〕 - 48 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 医動物学 後期 1 1学年 担当者名 山浦 常 (3180) 〔目的〕 原生生物界の一部である原生動物と動物界に属する生物のなかで医学に関係あるものについて、学名、 形態と生活史、疾病の分類、疫学、感染経路、検査を中心に理解する。 〔内容〕 1.寄生虫学序説・総論 : 原虫・蠕虫 2.原虫1 : 蠕毛虫・根足虫 3.原虫2 : 胞子虫・その他 4.蠕虫1 : 線虫 5.蠕虫2 : 吸虫 6.蠕虫3 : 吸虫 7.蠕虫4 : 条虫 8.試験・解説 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 医動物学」医歯薬出版 新臨床検査技師教育研究会編「新訂臨床検査知識の整理 〔参考書〕 - 49 - 医動物学」医歯薬出版 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生化学検査学1 通年 2 2学年 (3190) 担当者名 石橋 みどり、関口 中里 一久、伊藤 光夫 昭三 〔目的〕 総論 各項目の分析について定量法の種類、原理、測定法を系統立てて理解する。 各論 各項目の分析について定量法の種類、原理、測定法を系統立てて理解する。 RI RIの分析法の種類、原理、測定法を系統立てて理解する 放射線・放射性物質が人及びその集団に及ぼす影響とそれらの様々な分野での利用実態をまず感慨 する。 〔内容〕 総論(石橋) 1.臨床化学と臨床化学分析の成り立ち: 臨床化学とその歴史、臨床化学分析の特徴、臨床化学分析の単位、分析器具と洗浄、 誤差の要因と許容誤差、精度管理 2.正確さとその管理 :正常範囲と基準範囲、分析用試薬、検体の取り扱い方 3.臨床化学分析の原理と方法(1) : 定量法の手順と種類、分離法とその操作、容量および重量分析 4.臨床化学分析の原理と方法(2) : 比色法、炎光光度法と原子吸光分析法、電気泳動法、屈折率の測定法、ガス分析 5.臨床化学分析の原理と方法(3) : 電気化学分析法、超遠心分離法、簡易測定法、自動化学分析法 6.酵素活性の測定法 : 酵素法 7.免疫化学的測定法 : 腎臓機能検査 8.試験解説・補足 各論(関口) 1.無機質 : 生体と無機質 Na、K、Cl、Ca、IP、Fe、Cu、他 2.糖質、糖質関連成分 : 血糖、尿糖 、ヘモグロビンA1c、糖化タンパク 3.脂質、リポタンパク : コレステロール(HDL-C,LDL-C)、中性脂肪、リン脂質、リポタンパク 4.ホルモン : ペプチドホルモン、チロシン誘導体ホルモン、ステロイドホルモン 5.非タンパク性窒素成分 : アンモニア、尿素窒素、クレアチニン、尿酸 6.タンパク質 ・酵素 : アルブミン、総蛋白、蛋白分画、臨床酵素 7.血中薬物濃度の測定 他: 血中薬物測定の意義、その他 8.試験解説・補足 - 50 - RI(中里) 1.放射線・放射能の存在の紹介 :学生の持つ「放射線」・「放射能」に対するイメージも確認 2.放射線物理学・化学 概論(1): 放射線と人類との関係を障害その他の歴史的事例との関連において見つめ、そこから「放射 線」とは何かを見つめる。 3.放射線防護学 : 放射線防護学の根底を構成する様々な考え方を紹介し、併せて管理の基となるICRPの 考えを重点的に説明する。 4.放射線測定・管理学 : 様々な放射線計測技術を習得し、それらを用いて臨床検査に応用する基礎を習得する。 5.放射性医薬品 : 放射性医薬品の実態を知り、その製造に係わる科学的事項を理解する。また、臨床検査領域 での利用の実態を習得する。 6.in vivo検査法 :臨床検査分野での放射性医薬品を利用したin vivo検査法を概観する。 7.in vivo検査法 :医療分野でのin vivo検査法を広く理解する。核医学との関係も説明。 8. 試験の解説・補足 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 総論・各論:「臨床検査講座 RI:「臨床検査技術学 臨床化学検査学」医歯薬出版、プリント 放射性同位元素検査技術学」医学書院、プリント 〔参考書〕 なし - 51 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生化学検査学2 後期 1 3学年 担当者名 伊藤 昭三 (3200) 〔目的〕 生化学は、医学を深く理解する上で重要な基礎科目の一つであり、検査においても常に生化学が基 本になる。1年次・2年次の生化学、生化学検査学1、学内実習を履修後、臨地でどのように生かさ れているか学ばせた上で、総合的に生化学、生化学検査を教授する。特に臨床検査技師の社会への最 初の1歩として必要な知識及び技術、臨床の現場における活用を念頭に生化学、生化学検査項目の基 礎、定量法種類、原理、測定法及び臨床的意義を理解させる。 〔内容〕 1.臨床化学と臨床化学分析の成り立ち: 臨床化学とその歴史、臨床化学分析の特徴、臨床化学分析の単位、分析器具と洗浄、 誤差の要因と許容誤差、精度管理 正確さとその管理:正常範囲と基準範囲、分析用試薬、検体の取り扱い方 2.臨床化学分析の原理と方法 定量法の手順と種類、分離法とその操作、容量および重量分析 比色法、炎光光度法と原子吸光分析法、電気泳動法、屈折率の測定法、ガス分析 電気化学分析法、超遠心分離法、簡易測定法、自動化学分析法 3.酵素活性の測定法: 免疫化学的測定法: 酵素法 腎臓機能検査 4.無機質、糖質、脂質、ホルモン、 5.非タンパク性窒素成分、タンパク質、酵素 血中薬物濃度の測定 6.放射線物理学・科学 : 血中薬物測定の意義 概論、放射線防護学 7.放射線測定・管理学、放射性医薬品、臨床検査領域での利用 8.in vivo検査法 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 卒業試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査講座 臨床化学検査学」医歯薬出版、プリント 〔参考書〕 なし - 52 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生化学検査学実習 前期 2 2学年 (3210) 担当者名 伊藤 昭三、髙濱 杉山 弘、 村本 下村 弘治、栗原 由利子 遠藤 繁之、石井 澄和 〔目的〕 生体成分を化学的に正確に分析する知識と技術を養う 〔内容〕 1.無機リン(Feske-SubbaRow法直接法、同時再現性) 2.血糖(GOD法、NADの吸収曲線作成) (HK-G6PDH法:UV法、NADHの吸収曲線作成) 3.尿素窒素(ウレアーゼ・インドフェノール法,添加回収率) 4.クレアチニン(Jaffe法-直接法)、クレアチニンクリアランス 5.A/G比(BCP色素結合法、ビウレット法) タンパク分画(セルローズ・アセテート膜泳動法) 6.血清鉄(TPTZ法、同時再現性) 7.アルカリ性ホスファターゼ(4-ニトロフェニルリン酸法、Kmの測定) 8.ビリルビン(アルカリアゾビリルビン法、吸収曲線(Hb、bil)作成) 9.LDH(UV法:L→P) LDHアイソザイム分画(セルローズ・アセテート膜泳動法) 10.トリグリセリド(アセチルアセトン法) 11.コレステロール(酵素法)、HDL−コレステロール、採血技術 12.AST(UV法)、CK 〔授業方法〕 実習形式 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、定期試験、レポートにより評価する 〔教科書〕 「臨床検査講座 臨床化学検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 53 - 眞紀子、 良三、 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生化学検査学演習 通年 2 1学年 (1年生:3220、2年生:3230) 担当者名 髙濱 眞紀子 2学年 〔目的〕 疾患による生化学的性状を、検査項目および検査値について研究させる。グループごとに分析実験、 文献検索を行い、研究発表することを目的とする。本講座では、挙げたテーマから発表に至るまでの 過程について学ぶとともに、先輩が後輩にアドバイスを与え、交流を深め、医療現場に必要なチーム ワークを考えさせる。 〔内容〕 【第1テーマ】 1.テーマ選択 2.調査−1 3. 〃 −2 4. 〃 −3 5.論文作成−1 6. 〃 −2 7.まとめ、校正 8.発表 【第2テーマ】 9.テーマ選択 10.調査−1 11. 〃 −2 12. 〃 −3 13.論文作成−1 14. 〃 −2 15.まとめ、校正 16.発表 〔授業方法〕 講義、演習 〔授業方法〕 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、発表、レポートにより評価する 〔教科書〕 「臨床検査講座 臨床化学検査学」医歯薬出版、など 〔参考書〕 - 54 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 基礎検査学1 通年 2 1学年 担当者名 宿谷 賢一 (3240) 〔目的〕 臨床検査の中で筆頭に位置する重要科目で、その内容は臨床検査の概念、臨床検査に対する心構え、 検体採取法・保存法、精度管理といった臨床検査の基本項目から尿検査、糞便検査、髄液検査などいわゆる 一般検査の術式と結果の解釈まで幅広い分野を学ぶ。 〔内容〕 1.臨床検査技師の役割と使命 2.臨床検査技師の心構えと一般的注意 3.採血法(採血の範囲、関係法規) 4.採血条件と血液検体の取り扱い 5.一般検査の概論 6.尿検査(基礎) 7.尿検査(試験紙法) 8.尿検査(化学的検査) 9.尿検査(尿沈渣検査) 10.腎機能検査・糞便検査 11.脳脊髄液検査 12.穿刺液検査・関節液検査・精液検査 13.その他の体液検査全般 14.テスト解説 15.補講 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査講座 臨床検査総論」医歯薬出版 〔参考書〕 - 55 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 基礎検査学2 後期 1 3学年 担当者名 伊藤 昭三 (3250) 〔目的〕 臨床検査の中で筆頭に位置する重要科目であり、その内容は臨床検査の概念、臨床検査に対する心 構え、生体成分の変動、基準値、検体採取法・保存法、精度管理といった臨床検査の基本項目から尿 検査、大便検査、髄液検査などいわゆる一般検査の術式と結果の解釈まで幅広い分野を学ばせる。ま た寄生虫など医動物学を検査の立場から学ばせる。特に臨床検査技師として必要な知識、技術を念頭 に総合的に基礎検査学を教授する。 〔内容〕 1.臨床検査技師の役割と使命、臨床検査技師の心構えと一般的注意 2.採血法(採血の範囲、関係法規)、採血条件と血液検体の取り扱い 3.抗凝固剤の使い方、溶血の影響 4.採血方法(耳朶、指頭、静脈)、採血時の注意点 5.検体の取り扱い方(尿、便、喀痰、血液) 6. 〃 (血清分離と保存方法) 7. 〃 (全血、血清の保存の影響) 8.腎の構造とその生理学的機能 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 卒業試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査講座 臨床検査総論」医歯薬出版 〔参考書〕 - 56 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 基礎検査学実習 後期 1 1学年 (3260) 担当者名 脇田 満 尾形 山浦 常、川畑 隆夫、 貞美 〔目的〕 臨床検査の中で筆頭に位置する重要科目で、その内容は臨床検査の概念、臨床検査に対する心構え、 検体採取法・保存法、精度管理といった臨床検査の基本項目から尿検査、大便検査、髄液検査などい わゆる一般検査の術式と結果の解釈まで幅広い分野を実習を通して学ぶ。また寄生虫などの医動物学 の実習も併せて行い医動物学の理解を深める。 〔内容〕 1.基礎検査実習について :試薬作製 2.血液観察 :採血、抗凝固剤、血清分離他 3.尿検査① :一般的性状、比重、反応(pH)、試験紙 4.尿検査② :蛋白定性 5.尿検査③ :蛋白定量、ベンズ・ジョンズ蛋白の検出 6.尿検査④ :糖定性試験、ケトン体 7.尿検査⑤ :ウロビリノゲン、ビリルビン、潜血反応 8.尿検査⑥ 便潜血検査 :バニリルマンデル酸、妊娠反応検査 9.尿沈渣① :健康人尿 10.尿沈渣② :健康人尿・患者尿 11.腎機能検査 :PSP検査 12.髄液検査 :細胞数、グロブリン反応 13.血糖検査 演習 14.自動分析尿検査 15.医動物学実習 16.補講 :自己血糖測定 演習 : :マウスの解剖、寄生虫の顕微鏡観察 : 〔授業方法〕 実習形式 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、定期試験、レポートにより評価する 〔教科書〕 「臨床検査講座 臨床検査総論」医歯薬出版 「尿沈査検査法2000」社団法人日本臨床衛生検査技師会 〔参考書〕 「新・カラーアトラス尿検査」医歯薬出版 - 57 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 基礎検査学演習 通年 2 1学年 (1年生:3270、2年生:3280) 担当者名 伊藤 昭三 2学年 〔目的〕 主に腎疾患や寄生虫による疾患について、その病態と診断に必要な検査項目、検査結果、主な治療 法、経過観察の検査結果などをグループごとに文献、インターネットなどを駆使して調べさせる。ま た必要に応じて検査の検討や阻害物質の影響などの実験を行う。問題解決能力を養うことで、自分で 研究の方法の企画、調査などが行え、研究発表が出来るようになることを目的とする。 〔内容〕 【第1テーマ】 1.テーマ選択 2.調査−1 3. 〃 −2 4. 〃 −3 5.論文作成−1 6. 〃 −2 7.まとめ、校正 8.発表 【第2テーマ】 9.テーマ選択 10.調査−1 11. 〃 −2 12. 〃 −3 13.論文作成−1 14. 〃 −2 15.まとめ、校正 16.発表 〔授業方法〕 講義、演習 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、発表、レポートにより評価する 〔教科書〕 「臨床検査講座 臨床検査総論」医歯薬出版 〔参考書〕 - 58 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 遺伝子関連検査学 後期 1 2学年 担当者名 藤田 (3290) 〔目的〕 遺伝子検査に必要とされる基礎知識および臨床との関わりについて系統的に学ぶ. 〔内容〕 1.遺伝子に関する基礎知識 2.遺伝子解析に用いる酵素 3.基配列の決定 4.PCR法 5.サザンブロット法 6.遺伝子診断 7.変異とその検出 8.発症前診断、多型 9.癌 10.血液悪性腫瘍 11.細菌、ウイルス 12.遺伝子検査の実情 13.バイオテクノロジー 14.クローン動物 15.解析 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査講座 遺伝子・染色体検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 59 - 和博 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 担当者名 遺伝子関連検査学実習 2学年後期 1 2学年 髙濱 眞紀子、藤田 (2年生:3300、3年生:3310) 3学年後期 3学年 今西 昭雄 和博 〔目的〕 分子生物学的手法を用いた遺伝子検査は、医療分野への関わりが大きくなってきている。このよう な状況のなか、遺伝子関連検査学実習では同学(遺伝子関連検査)で学んだ知識と理解を実習で確認 させる。実習ではヒト白血球から核酸をフェノール抽出、分離同定を行うことで抽出の基本を学ばせ、 次に臨床応用の実際としてNALC-NAOH処理をした喀痰の結核菌の分離増幅、Hybridizationを行い酵素 標識による発色測定をさせる。また、染色体診断の基礎としてヒトリンパ球を培養、染色などの一連 の操作を通して実習させる。最後に、個人情報の医倫理などについても併せて考え、まとめさせる。 〔内容〕 1.遺伝子関連検査の基礎 核酸抽出 2.PCR① : PCRの基礎、手順、注意 3. 〃 ② : 抗酸菌の核酸検査−1 4. 〃 ③ : 抗酸菌の核酸検査−2 5.PCRの新技術 : RT-PCR法、Nested-PCR法、マルチサイクリックRT-PCR法、CRT-PCR法など 6.染色体検査① : 染色体検査の基礎 7. : 染色体検査の実際と報告書作成 〃 ② 8.まとめ 〔授業方法〕 実習形式 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、定期試験、レポートにより評価する 〔教科書〕 プリント、「臨床検査講座 遺伝子・染色体検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 60 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 微生物検査学1 前期 1 2学年 (3320) 〔目的〕 臨床微生物検査に必要な微生物の知識、検査と技術の知識を学ぶ 〔内容〕 1.ミクロコッカス科 2.ストレプトコッカス属、エンテロコッカス属、 ナイセリア科 3.腸内細菌科 4.腸内細菌科 5.ビブリオ科、エロモナス科 6.パスツレラ科、シュードモナス科 7.レジオネラ科、ボルデテラ属、ブルセラ属、 フランシセラ属 8.カンピロバクター属、ヘリコバクター属、バシラス属 リステリア属、コリネバクテリウム属 9.マイコバクテリウム属 10.嫌気性菌 11.スピロヘータ科、レプトスピラ科 12.マイコプラズマ、リケッチア、クラミジア 13.真菌 14.ウイルス 15.試験講評 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 微生物学/臨床微生物学」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 61 - 担当者名 叶 一乃 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 微生物検査学2 後期 1 3学年 (3330) 担当者名 柴田 明佳、中村 奥住 捷子、叶 良子 一乃 〔目的〕 本講義では臨地実習で学んだ臨床微生物検査の結果について解析し、評価することより、臨床に有 意義な検査について考察させる。また、これまで学んできた微生物学および微生物検査学について総 合的に知識を整理、確認させる。 〔内容〕 1.ミクロコッカス科 2.ストレプトコッカス属、エンテロコッカス属、 ナイセリア科 3.腸内細菌科 4.腸内細菌科 5.ビブリオ科、エロモナス科 6.パスツレラ科、シュードモナス科 7.レジオネラ科、ボルデテラ属、ブルセラ属、フランシセラ属 8.カンピロバクター属、ヘリコバクター属、バシラス属、リステリア属、コリネバクテリウム属 9.マイコバクテリウム属 10.嫌気性菌 11.スピロヘータ科、レプトスピラ科 12.マイコプラズマ、リケッチア、クラミジア 13.真菌 14.ウイルス 15.試験講評 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 卒業試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 微生物学/臨床微生物学」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 62 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 微生物検査学実習 後期 4 2学年 (3340) 担当者名 叶 一乃、柴田 明佳 大澤 育子、伊藤 河西 美代子、髙嶋 一広 眞理 〔目的〕 臨床的な微生物検査に必要な知識、また正確かつ安全な検査技術を学ぶ 〔内容〕 1.実習器具の説明/基本操作①エーゼ作成、無菌操作、器具の取り扱い方/滅菌、消毒 について/培地の作製法① 培地作製用器具の滅菌/染色①(単染色・グラム染色) 講義:「培地について」 2.基本操作②エーゼの使い方・シャーレ等の扱い方無菌操作、ピペット操作/菌液濃度の調整方法(Mc Farland 0.5の作製)/培地の作製法②/空中落下細菌の検出①/グラム陽性球菌検査① 講義:「常在菌について」 3.基本操作③無菌操作/染色② 染色、鏡検〔G(+)菌、G(-)菌〕/空中落下細菌の検出②培地観 察、染色、鏡検/常在菌の検出②培地観察、染色、鏡検/釣菌の仕方/グラム陽性球菌検査② 混釈培養 4.基本操作④結果判定/グラム陽性球菌検査③純培養、確認培地接種、カタラーゼテスト、コアグラーゼテスト、 オプトヒンテスト、CAMPテスト 5.グラム陽性球菌検査④溶血性観察、グラム染色、ラテックス凝集反応、結果判定 6.ジフテリア菌検査①異染小体染色液、HB培地・レフレル培地に接種/ 結核菌検査検査①小川培地作製、抗酸染色液(チールネルゼン染色、蛍光染色)/【小テスト①】 7.ジフテリア菌検査②グラム染色、異染小体染色、カタラーゼテスト 8.ジフテリア菌検査③培地観察/結核菌検査検査②検体接種(小川培地)、抗酸染色(蛍光染色、 チールネルゼン染色)/ナイセリア属検査①/ヘモフィルス属検査① 9.ナイセリア属検査②/ヘモフィルス属検査②分離培養、CTA培地接種、ろうそく培養法、XV 因子要求試験、ヒツジ血液寒天発育試験 10.ナイセリア属検査③/ヘモフィルス属検査③結果判定、グラム染色 11.腸内細菌検査①検体分離培養/未知菌株検査①検体分離培養、確認培地接種 12.腸内細菌検査②分離培地の観察、グラム染色、チトクロームオキシダーゼテスト/未知菌株検査②結果判定 13.腸内細菌検査③確認培地接種、血清凝集反応、ヒス染色/【小テスト②】 14.腸内細菌検査④結果判定/ブドウ糖非発酵菌検査① 15.ブドウ糖非発酵菌検査②検体分離培養、確認培地接種/ビブリオ属検査① 16.ブドウ糖非発酵菌検査③グラム染色、チトクロームオキシダーゼテスト、鞭毛染色/ビブリオ属検査②グラム染 色、チトクロームオキシダーゼテスト/結核菌検査③判定 17.未知菌株検査①検体(平板培地)の観察、グラム染色、確認培地接種 18.未知菌株検査②結果判定/真菌検査①サブロー培地、コーンミール培地 19.嫌気性菌検査①芽胞染色/真菌検査②培地接種、スライドカルチャー - 63 - 20.嫌気性菌検査②嫌気培養法、検体分離培養 培地作製(GAM寒天、GAM半流動)/薬剤感受 性検査①/真菌検査③培地およびスライドカルチャーの観察(酵母類) 21.嫌気性菌検査③培地観察、グラム染色/真菌検査②培地およびスライドカルチャーの観察(酵 母類、糸状菌)、ラクトフェノールコットンブルー染色、ジャイアントコロニーの観察、墨汁染色/結核菌検 査④最終判定 22.薬剤感受性検査②/未知検体検査①各自の咽頭培養、検体直接塗沫のグラム染色、分離培地接種、 確認培地接種 23.薬剤感受性検査③/未知検体検査②分離培地コロニーの観察とグラム染色、確認培地結果判定 講義「検体の扱い方①」 〔授業方法〕 実習形式 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、定期試験(実技、筆記)、レポートにより評価する 〔教科書〕 「臨床検査学講座 微生物学/微生物検査学」医歯薬出版、プリント 〔参考書〕 臨床微生物ハンドブック(三輪書店) - 64 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 微生物検査学演習 通年 2 1学年 (1年生:3350、2年生:3360) 担当者名 柴田 明佳、叶 一乃 2学年 〔目的〕 自らが自主性をもち興味の対象を見出し、その対象物(微生物)に対し臨床微生物検査の知識と技 術を駆使し、実験計画をたて実際に行いデータをとらせる。もしくは文献検索による考察を行い、系 統的に事象を解析する能力を身につけることを目的とする。更に、解析結果を簡潔に図、表を用いプ レゼンテーションする訓練をしながら、疾患による生体の変化と、診断、病態管理に必要な検査項目 および結果値について学ばせる 。最後に論文形式にまとめる練習を行い、多くの人々に知見を発表 し、伝えるための能力を養わせる。同時に選択演習において、 グループで学習することにより協調 しながら仕事を進める事を学ばせる。 〔内容〕 【第1テーマ】 1.テーマ選択 2.調査−1 3. 〃 −2 4. 〃 −3 5.論文作成−1 6. 〃 −2 7.まとめ、校正 8.発表 【第2テーマ】 9.テーマ選択 10.調査−1 11. 〃 −2 12. 〃 −3 13.論文作成−1 14. 〃 −2 15.まとめ、校正 16.発表 〔授業方法〕 講義、演習 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、発表、レポートにより評価する 〔教科書〕 「臨床検査学講座 微生物学/微生物検査学」医歯薬出版、など 〔参考書〕 - 65 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 免疫検査学1 後期 1 2学年 (3370) 〔目的〕 臨床免疫検査に必要な知識の修得 〔内容〕 1.TIA,NIA,標識抗原抗体反応 2.生体内免疫反応 アレルギー、ウイルスの免疫学 3.実習の基礎、基本、管理 4.性感染症 5.自己免疫疾患、移植免疫、腫瘍免疫 6.検査全般、免疫応答 7.アポトーシス 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 免疫検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 66 - 担当者名 青野 悠久子、藤田 半藤 厚司 和子 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 免疫検査学2 通年 1 3学年 (3380) 担当者名 青野 悠久子、平井 半藤 厚司 徳幸 〔目的〕 臨地実習において免疫学的検査を習熟した後の知識の総合的な整理を目的とし、 検査結果の解析 や評価、疾病との関連性や検査への応用力を身につけさせる。抗原抗体反応の理論や種類、免疫応答 の仕組みといった基礎知識をもう一度整理し、アレルギー反応と検査、感染症の免疫検査学、自己免 疫疾患と検査、腫瘍免疫と検査など全般的な知識の整理を行わせる。 〔内容〕 1.免疫 練習問題解説 2.免疫応答と機能 3.抗原 練習問題解説 練習問題解説 4.抗体 1 練習問題解説 5.抗体 2 練習問題解説 6.抗体 3 練習問題解説 7.アジュバンド補体 8.補体 練習問題解説 練習問題解説 9.抗原抗体反応 総論 練習問題解説 10.沈降反応 凝集反応 練習問題解説 11.凝集反応 溶解反応 練習問題解説 12.補体結合反応 13.中和反応 練習問題解説 練習問題解説 14.まとめ 15.定期試験 〔授業方法〕 講義形式 〔授業方法〕 〔成績評価〕 卒業試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 〔参考書〕 免疫検査学」 - 67 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 免疫検査学実習 後期 1 2学年 (3390) 担当者名 半藤 厚司、髙濱 眞紀子 藤田 和子、橋本 寿美子 〔目的〕 免疫学的検査に必要な基礎的知識と技術、また臨床検査に必要な技術を学ぶ 〔内容〕 1.基本操作(検体処理、専用器具の取り扱い、希釈法) 2.直接凝集反応(ポールバンネル反応) 3.間接凝集反応(TPHA法、梅毒ガラス板法、RPRカードテスト) 4.溶血反応(溶血素価) 5.補体価(CH50) 6.細胞性免疫検査(ロゼット形成試験) 7.標識抗体法①(EIA) 8.標識抗体法②(抗核抗体) 9.沈降反応(オクターロニー法.毛細管法) 10.免疫電気泳動法① 11.免疫電気泳動法② 12.免疫電気泳動法③(解説)/実習総括発表準備 ① 13.研究総括発表準備② 14.研究総括発表会 15.試験解説 〔授業方法〕 実習形式 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、定期試験、レポートにより評価する 〔教科書〕 「臨床検査学講座 免疫検査学」医歯薬出版、プリント 〔参考書〕 なし - 68 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 免疫検査学演習 通年 2 1学年 (1年生:3400、2年生:3410) 担当者名 半藤 厚司 2学年 〔目的〕 1年次、2年次の講義を通じて習得した免疫学、免疫検査学1、その疾患等広く免疫に関わる事項 の中から取り組むべきテーマを1つ決め、文献検索あるいは実験データ等をまとめ報告書を作成し、 学内発表をさせる。本講座では、1つのテーマを多角的に探求し、知識の総合的理解を深めることが でき、また学年を超えて編成された研究グループ活動となるため、活動を通じてお互いの役割を認識 し、理解し、チーム医療の一員として必要な協調性を養うことを目的とする。 〔内容〕 【第1テーマ】 1.テーマ選択 2.調査−1 3. 〃 −2 4. 〃 −3 5.論文作成−1 6. 〃 −2 7.まとめ、校正 8.発表 【第2テーマ】 9.テーマ選択 10.調査−1 11. 〃 −2 12. 〃 −3 13.論文作成−1 14. 〃 −2 15.まとめ、校正 16.発表 〔授業方法〕 講義、演習 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、発表、レポートにより評価する 〔教科書〕 「臨床検査学講座 免疫検査学」医歯薬出版、など 〔参考書〕 - 69 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 輸血・移植検査学 後期 1 2学年 担当者名 半藤 厚司 (3420) 〔目的〕 安全な輸血医療を実現するために必要な基礎知識、および検査の方法から適正な血液製剤の供給方 法までの正確な知識を習得させる。移植医療に関する検査の正確な知識を習得させる。 〔内容〕 1 輸血検査に必要な免疫学の知識 :輸血の概念.輸血医学の歴史. 必要な検査から輸血実施までのながれ. 抗原.抗体.補体.抗原抗体反応.遺伝. 血液型 2 血液型とは.種類と分類. ABO血液型 :ABO血液型の抗原、遺伝、検査法. ABO血液型亜型検査法. 3 4 5 6 7 8 Rh血液型 :Rh血液型の抗原、遺伝、検査法. その他の血液型 :その他の主な血液型 抗グロブリン試験 :DAT.IAT.目的. 不規則性抗体検査(1) :概念、特性、検査法の種類. 不規則性抗体検査(2) :検査結果の解釈. 血液製剤 :血液製剤の種類、保管法、適応. 交差適合試験 :検査法と解釈.血液製剤の選択. 輸血副作用 :種類、発生機序、防止策. 輸血の安全対策 :検体採血マニュアル、輸血事故、検査室の安全管理 自己血輸血 :種類、目的、貯血方法. 新生児溶血性疾患 :発症のメカニズム、検査法、輸血療法 HLA.HPA :概念、遺伝、検査法. 臓器移植.造血幹細胞移植 :移植の種類、拒絶反応. 試験解説 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験により評価する。 〔教科書〕 プリント、「臨床検査学講座 免疫検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 「輸血検査の実際」日本臨床衛生検査技師会 - 70 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 輸血・移植検査学実習 後期 1 2学年 (3430) 担当者名 半藤 厚司、石井 規子 横尾 智子、藤田 和博 〔目的〕 輸血検査に必要な基礎知識および正確な検査の方法、技術を習得させる。 〔内容〕 1.血液型検査:ABO血液型(オモテ試験/ウラ試験)、Rh血液型、D陰性確認試験 2.ABO亜型検査:(唾液中A型・B型物質検査、吸着解離試験) 3.解離液中の抗体の確認(唾液による凝集抑制試験)、血液型検査のまとめ 4.直接抗グロブリン試験、抗体解離試験、間接抗グロブリン試験、ブロメリン液の検定 5.不規則抗体スクリーニング(生食法、ブロメリン法、アルブミン法、間接抗グロブリン法) 6.不規則抗体同定 7.交差適合試験(生食法、ブロメリン法、アルブミン法、間接クームス法) 赤血球抗原検査(Rh、MNSs、Lewis) 8.母児間血液型不適合検査(1): 母子血液型(ABO、Rh)、不規則抗体SC、DAT、抗体解離試験(DT解離法) 9.母児間血液型不適合検査(2): DT解離液の抗体同定、血清中のIgG抗体(抗A、抗B)価測定 10.交差適合試験、交換輸血用血液の選択交差適合試験 11.終了テスト(実技、筆記) 〔授業方法〕 実習形式 〔成績評価〕 出席状況、定期試験、レポートにより評価する 〔教科書〕 「輸血検査の実際」日本臨床衛生検査技師会 「臨床検査学講座 免疫検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 71 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生理機能検査学1 (3440) 前期 2 2学年 担当者名 石山 陽事、河西 美代子 〔目的〕 生理機能検査学は心電図・心音図・脳波・筋電図・呼吸機能検査など患者に直接接触し検査するのが特 徴であるため、患者の緊急事態への対応を念頭におきながら、各検査項目の検査法および正常波形と検査 に用いる機器の原理・構造を修得すると共に、本検査学では主に心臓を主とした循環器系と脳神経系に関 する各種疾患の異常波形の判読法について教授する。 〔内容〕 1.心臓の電気生理学的特長および心電図波形と心筋興奮電位との関係 3.正常心電図とその誘導法の概念と心電計 4.不整脈心電図と臨床疾患 5.心筋梗塞心電図と負荷心電図法 6.ベクトル心電図及びベクトル心電計の特徴 7.心音図の概念と心音・心雑音と心音計の特徴 8.頸動脈波、心尖拍動図、指先容積脈波(光電式容積脈派計を含む) 9.中枢神経系の電気生理学的概要 10.正常脳波及び睡眠脳波 11.突発性異常波と脳波計 12.誘発電位(視覚、聴覚、体性感覚) 13.筋電図の基礎と臨床 14.誘発筋電図と筋電計の構成(筋電図検査法を含む) 15.誘発筋電図と神経伝導速度検査法 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 生理機能検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 - 72 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生理機能検査学2 後期 1 2学年 担当者名 遠藤 和彦、河西 美代子 (3450) 〔目的〕 呼吸機能検査は直接患者に接触し検査する事と、患者の検査に対する理解により得られるデータが 大きく異なる性質を持つ。また患者に大きな努力を求める負荷がかかる検査法もあるので検査法の説 明や患者対応には十分な教授をおこなう。検査中に緊急事態の発生が予測されるので緊急対応につい ても十分な理解と対応能力を修得させる。 〔内容〕 1.経皮的血液ガス分圧検査とサーモグラフ検査 2.呼吸について(換気とガス交換)、気道の構造、換気と血流 、呼吸の調節 気体の表示法(ATPS, BTPS, STPD, ボイル・シャ−ルの法則、肺気量分画 3.スパイロメトリー(肺活量、努力性呼気曲線、最大換気量)スパイロメーターの原理 スパイロメトリーの評価、フローボリューム曲線 4.機能的残気量の測定(ガス希釈法と体プレチスモグラフ法) 5.肺内ガス分布、クロージングボリューム 肺拡散能力、呼気ガス分析 6.換気力学(コンプライアンスと抵抗) 7.血液ガスの測定原理、酸素の運搬(酸素解離曲線) 8.酸塩基平衡(アシドーシスとアルカローシス)基礎代謝 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 生理機能検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 - 73 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生理機能検査学3 後期 1 3学年 (3460) 担当者名 三浦 純子、河合 利子 石山 陽事、遠藤 和彦 桑山 美知子、河西 横尾 智子 美代子 〔目的〕 1、2学年の生理学及び生理機能検査学検査の講義・実習を通じて習得した知識の上に立ち、結果 の解析や評価、疾病との関連性や検査への応用力を身につけさせる。また、臨床の現場で必要となる 実践的な知識を養うために、練習問題を解く形式での授業も行い、基本やポイントを繰り返し解説し、 確実な知識を向上を目指す。 〔内容〕 1.臨床生理検査学の概要(生体の物理・電気現象と生理学について) 心電図波形の意味と心筋興奮電位との関係、正常心電図とその誘導法の概念と心電計 不整脈心電図と臨床疾患、心筋梗塞心電図と負荷心電図法 2.ベクトル心電図及びベクトル心電計 心音図の概念と心雑音と頚動脈波について 頸動脈波、心尖拍動図、指先容積脈波(光電式容積脈派計を含む)について 3.正常脳波及び睡眠脳波、突発性異常波と脳波計 誘発電位(視覚、聴覚、体性感覚) 4.筋電図の基礎と臨床、誘発筋電図と筋電計の構成(筋電図検査法を含む) 平衡機能検査(電気眼振図、重心動揺検査を含む)) 5.超音波検査の原理、心臓超音波検査の原理、腹部その他超音波検査 MRIの原理、MRI画像と臨床、眼底底検査、経皮的血液ガス分圧検査とサーモグラフ検査 6.呼吸について(換気とガス交換)、気道の構造、換気と血流 、呼吸の調節 気体の表示法(ATPS, BTPS, STPD, ボイル・シャ−ルの法則、肺気量分画 スパイロメトリー(肺活量、努力性呼気曲線、最大換気量、データの評価) スパイロメーターの原理、フローボリューム曲線 機能的残気量の測定(ガス希釈法と体プレチスモグラフ法) 7.肺内ガス分布、クロージングボリューム、肺拡散能力、呼気ガス分析、 換気力学(コンプライアンスと抵抗) 8.血液ガスの測定原理、酸素の運搬(酸素解離曲線) 酸塩基平衡(アシドーシスとアルカローシス)基礎代謝 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 卒業試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 生理機能検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 - 74 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生理機能検査学実習1 通年 1 1学年 (3470) 担当者名 河西 美代子、半藤 尾形 隆夫、叶 川名 ふさ江 厚司 一乃、 〔目的〕 生理検査学実習は患者に直接接触し検査するという特徴がある。生体に対しての安全性の確保が最 重要課題であるので、電気的安全の知識、機器の構造、準備、使用方法に至るまで完全な理解と遂行 能力の修得が要求される。検査技師としての心構えや患者心理の習得はもとより、心電図、心音図、 脳波、筋電図及び肺機能などの検査項目の中には負荷法、賦活法を伴う検査もあり、検査中に緊急事 態の発生が予測されるので緊急対応についても十分な理解と対応能力を修得させる。更に、講義で得 た知識や理論を実際に実践し体得させるために基本検査の手技・手順を学び、将来の臨地実習を履修 するに当たり基礎的な知識と技術を身に付けさせることを目的とする。 〔内容〕 1.血圧測定 2.呼吸機能検査 3.心電図検査 4.皮膚感覚 5.視機能検査 6.聴力検査 7.平衡感覚 8.発汗、味覚、臭覚 〔授業方法〕 実習形式 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、定期試験、レポートにより評価する 〔教科書〕 「臨床検査講座 生理学」医歯薬出版 〔参考書〕 - 75 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生理機能検査学実習2 通年 1 2学年 (3480) 担当者名 横尾 智子、髙濱 河西 美代子、半藤 藤田 和博、尾形 隆夫 石山 陽事、遠藤 和彦、 叶 一乃、川名 眞紀子 厚司、 ふさ江、 桑山 美知子、三浦 加藤 光恵 純子、 〔目的〕 生理検査学実習は患者に直接接触し検査するという特徴がある。生体に対しての安全性の確保が最 重要課題であるので、電気的安全の知識、機器の構造、準備、使用方法に至るまで完全な理解と遂行 能力の修得が要求される。検査技師としての心構えや患者心理の習得はもとより、心電図、心音図、 脳波、筋電図及び肺機能などの検査項目の中には負荷法、賦活法を伴う検査もあり、検査中に緊急事 態の発生が予測されるので緊急対応についても十分な理解と対応能力を修得させる。更に、講義で得 た知識や理論を実際に実践し体得させるために基本検査の手技・手順を学び、将来の臨地実習を履修 するに当たり基礎的な知識と技術を身に付けさせることを目的とする。 〔内容〕 1.機器取り扱いの基礎(アース、皮膚接触抵抗)、心電図四肢誘導記録 2.脳波計の基本スイッチとその機能 3.脳波電極位置、脳波電極取付操作、皮膚接触抵抗 4.心音記録 5.脳波記録 6.脳波記録紙と心電図記録紙、脳波基本波形 7.心電計操作と心電図記録、心電図胸部電極位置 8.表面筋電図、ホルター心電図、双極誘導 9.指尖脈波記録、負荷心電図 10.心電図波形、心電図基本波形、脈拍数計測 11.心電図異常波形 12.アーティファクト 13.超音波の基礎 14.科学的視点からの臨床生理実習(1) 15.科学的視点からの臨床生理実習(2) 16.科学的視点からの臨床生理実習発表 17.超音波検査(心臓) 18.脳波検査 19.筋電図 20.誘発電位・平衡機能 21.基礎代謝実習超音波検査(腹部) - 76 - 22.呼吸検査実習 23.血液ガス実習 24.自動呼吸能検査 25.超音波検査(婦人科) 〔授業方法〕 実習形式 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、定期試験、レポートにより評価する 〔教科書〕 プリント、「臨床検査学講座 生理機能検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 77 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生理機能検査学演習 通年 2 1学年 (1年生:3490、2年生:3500) 担当者名 河西 美代子 2学年 〔目的〕 疾患による生体の変化と、診断、病態管理に必要な検査項目および結果値について学ばせる。生理 機能検査学分野の研究テーマを決め、それを多角的に探求することにより、知識の総合的理解を深め ることができる。更に、学年を超えて編成された研究グループ活動となるため、活動を通じてお互い の役割を認識し理解し合い、チーム医療の一員として必要な協調性を養うことができる。また、実験 と文献検索による考察も行い、それらをまとめて研究会で発表する事を目的とする。 〔内容〕 【第1テーマ】 1.テーマ選択 2.調査−1 3. 〃 −2 4. 〃 −3 5.論文作成−1 6. 〃 −2 7.まとめ、校正 8.発表 【第2テーマ】 9.テーマ選択 10.調査−1 11. 〃 −2 12. 〃 −3 13.論文作成−1 14. 〃 −2 15.まとめ、校正 16.発表 〔授業方法〕 講義、演習 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、発表、レポートにより評価する 〔教科書〕 プリント、「臨床検査学講座 生理機能検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 - 78 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 画像検査学1 後期 1 2学年 担当者名 石山 陽事 (3510) 〔目的〕 各種画像診断検査に必要な基礎知識と画像装置の原理・構造、各種画像検査法について修得すると 共に、正常画像および各種疾患に対する異常画像の判読法について教授する。 〔内容〕 1.音の性質と生体物性(組織伝播速度や組織音響インピーダンス) 2.超音波診断装置の構造と原理 3.心臓超音波検査法(ドプラ法による血流測定を含む) 4.心臓超音波画像の正常画像の判読法 5.心臓疾患と超音波像の判読法 6.腹部超音波検査法(判読に必要な音響雑音を含む) 7.腹部超音波画像の正常画像の判読法 8.肝臓・胆嚢・膵臓・その他臓器疾患とその超音波像の特徴 9.MRI装置の構造と原理および検査時の注意点 10.MRI画像の判読のポイント 11.サーモグラフの原理と対象疾患 12.サーモグラフィと眼底検査の目的 13.眼底検査法と正常・異常眼底写真の判読法 14.前庭動眼系および前庭脊髄路系の機能と機能疾患について 15.電気眼振検査法と重心動揺検査法の要点 〔授業方法〕 講義形式(板書が主となるためしっかりノートをとること) 〔成績評価〕 定期試験、授業態度および出席日数により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 生理機能検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 「臨床生理検査学」講談社サイエンテイフィック - 79 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 画像検査学2 後期 1 3学年 (3520) 担当者名 三浦 純子、河合 利子 石山 陽事、桑山 美知子、 河西 美代子、横尾 智子 〔目的〕 1年次、2年次に学修した医用工学理論と生体現象解析理論の知識をもう一度整理し、臨地実習に おいて臨床検査の現場を体験し習熟した超音波検査、MRI検査、熱画像検査、眼底写真検査の知識 との整理統合を目的とし、検査結果の解析や評価、疾病との関連性や検査への応用力を身につけ、報 告に至るまでの一連のプロセスを理解し実践出来ることを目標とする。また、必要に応じMRI検査 を除く超音波検査、熱画像検査、眼底写真検査については所有する機器を使用し検査知識の確認、知 識の定着などのため基本画像のデモンストレーションをおこなう。 〔内容〕 1.臨床生理検査学の概要(生体の物理・電気現象と生理学について) 2.超音波検査の原理 3.心臓超音波検査の原理 4.腹部その他超音波検査 5.平衡機能検査(電気眼振図、重心動揺検査を含む)) 6.MRIの原理 7.MRI画像と臨床 8.眼底検査について 9.経皮的血液ガス分圧検査とサーモグラフ検査 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 卒業試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 生理機能検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 - 80 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 画像検査学実習 後期 1 2学年 (3530) 担当者名 横尾 智子、髙濱 河西 美代子、半藤 藤田 和博、尾形 石山 陽事、叶 川名 ふさ江、桑山 三浦 純子 〔目的〕 画像診断検査用機器の安全で正確な取り扱いをマスターする 〔内容〕 1.臨床生理検査学の概要(生体の物理・電気現象と生理学について) 2.超音波検査の原理 3.心臓超音波検査の原理 4.腹部その他超音波検査 5.平衡機能検査(電気眼振図、重心動揺検査を含む)) 6.MRIの原理 7.MRI画像と臨床 8.眼底検査について 9.経皮的血液ガス分圧検査とサーモグラフ検査 〔授業方法〕 実習形式 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、定期試験、レポートにより評価する 〔教科書〕 「臨床検査学講座 生理機能検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 - 81 - 眞紀子 厚司、 隆夫 一乃、 美知子、 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 検査情報処理科学 後期 1 2学年 担当者名 金村 茂 (3540) 〔目的〕 精密で正確な検査結果値が得られるよう、精度管理の方法を正しく理解する 〔内容〕 1.精密管理の分類、精度保証とクオリティマネジメント (精度保証、良質な検査管理業務、クオリティマネジメント)、 測定値の変動因子(個人内変動、個人間変動、誤差変動)、基本的な統計量 2.誤差許容限界(医学的有用性、現行の技術水準、生理的変動)、 内部精度管理(手順、基本的管理、生体系検査形態系検査)、管理用試料、定量検査の精度管理 1)管理用試料を用いる方法 3.内部精度管理 1)管理用試料を用いる方法、各論および演習 4.内部精度管理 2)管理用試料(患者データを用いる方法)各論 5.外部精度評価(クロスチェック、精度管理調査)および演習 6.測定値の正確さの評価、測定値の正確さの評価法 (既知濃度の血清標準物質を用いる方法、患者試料を用いる比較実験、最終評価) 7.検査情報の活用(基準範囲、診断感度、特異度、カット・オフ値、ROC曲線) 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 検査管理総論」医歯薬出版 〔参考書〕 なし - 82 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 検査情報処理科学実習 通年 1 1学年 (3550) 〔目的〕 現代医療に欠かせない検査情報処理の方法及び技術を習得する 〔内容〕 1.基礎1 : Internet explorerを含む 2.基礎2 3.ワードプロセッサ(Word)−1 4. 〃 −2 5. 〃 −3 6.ワードプロセッサ(一太郎)−1 7. 〃 −2 8. 〃 −3 : 映像も含む 9.表計算(Excel)−1 10. 〃 −2 11. 〃 −3 12. 〃 −4 13.総合 14.テスト 15.予備日 〔授業方法〕 実際にコンピュータを操作しながらの実習形式 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、定期試験により評価する 〔教科書〕 新基礎コンピュータ演習 山本 誠次郎 他 実況出版 〔参考書〕 なし - 83 - 担当者名 清水 憲二、尾形 隆夫 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 検査機器学 前期 2 1学年 (3560) 担当者名 伊藤 昭三、髙濱 眞紀子 半藤 厚司、横尾 智子、 柴田 明佳、藤田和博、 尾形 隆夫、髙嶋 平井 徳幸 眞理、 〔目的〕 臨床検査は技術が原点である。検査に必要な基本的な機器・装置についての知識の習得は重要であ る。各領域で使用する共通機器と臨床系統別機器に大別し,その機器について原理,構造を述べて使 用法、目的を理解する。 〔内容〕 1.天秤、試薬、単位 2.天秤、試薬、単位の実際 3.光度計、顕微鏡 4.光度計、顕微鏡の実際 5.分離装置(遠心機,純水、その他) 6.分離装置(遠心機,純水、その他)の実際 7.恒温装置(水槽、滅菌機、その他) 8.恒温装置(水槽、滅菌機、その他)の実際 9.光度計(1)(吸収曲線・定量)天秤(標準液)他 10.光度計(2)(吸収曲線・定量)天秤(標準液)他 11.光度計(3)(吸収曲線・定量)天秤(標準液)他 12.検査系統別機器、顕微鏡(1) 13.検査系統別機器、顕微鏡(2) 14.検査系統別機器、顕微鏡(3) 15.医学写真技術 16.まとめ 〔授業方法〕 講義および演習形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査学講座 検査機器総論」医歯薬出版 〔参考書〕 - 84 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 検査管理運営総論 後期 1 3学年 担当者名 平井 徳幸、伊藤 昭三 (3570) 〔目的〕 検査室の精度管理および検査室の運営について学ぶ。 〔内容〕 1.精密管理の分類、精度保証とクオリティマネジメント(精度保証、良質な検査管理業務、 クオリティマネジメント) 2.測定値の変動因子(個人内変動、個人間変動、 誤差変動)、基本的な統計量 練習問題解説 3.誤差許容限界(医学的有用性、現行の技術水準、生理的変動)、 4.内部精度管理(手順、基本的管理、 生体系検査 形態系検査)、管理用試料、定量検査の 精度管理 練習問題解説 5.1)管理用試料を用いる方法 総論 6.管理用試料を用いる方法各論および演習 7.2)管理用試料(患者データを用いる方法)総論 8.管理用試料(患者データを用いる方法)各論 練習問題解説 9.外部精度評価(クロスチェック、精度管理調査) 10.外部精度評価(クロスチェック、精度管理調査)演習 11.外部精度評価(クロスチェック、精度管理調査) 12.外部精度評価(クロスチェック、精度管理調査)および 演習 13.測定値の正確さの評価 14.測定値の正確さの評価法、 (既知濃度の血清標準物質を用いる方法、患者試料を用いる比較実験、 最終評価) 練習問題解説 15.検査情報の活用とまとめ(基準範囲、診断感度、特異度、カット・オフ値、ROC 曲線) 練習問題解説 〔授業方法〕 講義形式 〔成績評価〕 定期試験、授業態度により評価する。 〔教科書〕 「臨床検査技術学2 〔参考書〕 検査機器総論・検査管理総論」医学書院 - 85 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 検査管理運営総論実習(臨地) 前期 2 3学年 担当者名 伊藤 昭三 (3580) 〔目的〕 2−3年次に学習した講義内容が実際に臨床の現場で実施されているかを勉強習得する 〔内容〕 1.精密管理の分類、精度保証とクオリティマネジメント(精度保証、良質な検査管理業務、 クオリティマネジメント) 2.測定値の変動因子(個人内変動、個人間変動、 誤差変動)、基本的な統計量 練習問題解説 3.誤差許容限界(医学的有用性、現行の技術水準、生理的変動)、 4.内部精度管理(手順、基本的管理、 生体系検査 形態系検査)、管理用試料、定量検査の 精度管理 5.1)管理用試料を用いる方法 総論 6.管理用試料を用いる方法各論 7.2)管理用試料(患者データを用いる方法)総論 8.管理用試料(患者データを用いる方法)各論 9.外部精度評価(クロスチェック、精度管理調査) 10.外部精度評価(クロスチェック、精度管理調査) 11.外部精度評価(クロスチェック、精度管理調査) 12.外部精度評価(クロスチェック、精度管理調査) 13.測定値の正確さの評価 14.測定値の正確さの評価法、 (既知濃度の血清標準物質を用いる方法、患者試料を用いる比較実験、 最終評価) 15.検査情報の活用とまとめ(基準範囲、診断感度、特異度、カット・オフ値、ROC 曲線) 〔授業方法〕 実習病院の該当検査室においての実習形式 〔成績評価〕 出席状況、授業態度、定期試験、レポートにより評価する 〔教科書〕 「臨床検査技術学2 〔参考書〕 検査機器総論・検査管理総論」医学書院 - 86 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 基礎検査臨地実習 前期 2 3学年 担当者名 伊藤 昭三 (4010) 〔目的〕 1−2年次に学習した内容が実際に臨床の現場で実施されているかを勉強習得する。尿、便、髄液など を調べることにより病気による体の中の変化を見つけるために広く実施される検査なので、一般検査 とも呼ばれている。検体数は病院を訪れた方々や入院患者の変化を患者の負担が少なくて多くの情報 が得られるため、最も多い検査室である。患者対応や検体確認、また検査の方法、結果の報告方法、 精度管理の方法など幅広い知識が要求されるため、それらを統合的に修得させる。 〔内容〕 尿検査 :尿定性試験、尿定量試験、尿沈渣、腎機能検査、特殊検査 十二指腸液、胃液検査:酸度測定 糞便検査 :潜血、虫卵 精液検査 :運動率 穿刺液検査 :髄液、関節液など 検査管理 :検体の取り扱い、検査機器の操作と管理、精度管理、報告書作成 〔授業方法〕 実習病院の該当検査室においての実習形式 〔成績評価〕 臨地実習先評価による成績および担当教員による総合評価(実習修了試験を行うことがある) 〔教科書〕 「臨床検査技術学9 臨床検査総論」医学書院 〔参考書〕 - 87 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 病理検査臨地実習 前期 2 3学年 担当者名 横尾 智子、尾形 隆夫 (4020) 〔目的〕 1−2年次に学習した内容が実際に臨床の現場で実施されているかを学習習得する。 病院内でしか体験 できない緊迫感をしっかりと感じ取り、検体の大切さを再確認させる。患者さんの 姿を良く見聞き し、命の大切さを考えに入れ検査の大切さを再認識させる。剖検には積極的に臨み、介助の様子をバ イオハザードも考慮しながら見学し臓器の重さを再認識させる。手術室から依頼の迅速診断、切り出し に始まる生検例 受付時の検体の処理、自動化機器の操作、酵素抗体法、クリオスタットによる脂肪染 色、薄切、特殊 染色など現場での検体の流れ、報告までの業務を理解させる。細胞診の受付、細胞検 査士に よるスクリーニングなども良く理解させ、電子顕微鏡標本作製にも関心を持たせる。 〔内容〕 病理解剖 :人体の構造の理解、解剖手順、剖検材料の処理 病理標本作製:固定、切り出し、脱灰、包埋、薄切、染色 鏡検 :鏡検方法、細胞診における正常細胞の理解、異常所見の理解 検査管理 :検体の取り扱い、感染防止対策、検査機器の操作と管理、精度管理、報告書作成 〔授業方法〕 実習病院の該当検査室においての実習形式 〔成績評価〕 臨地実習先評価による成績および担当教員による総合評価(実習修了試験を行うことがある) 〔教科書〕 「臨床検査学講座 病理学/病理検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 「新 染色法のすべて」医歯薬出版 - 88 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生理機能検査臨地実習 前期 2 3学年 担当者名 河西 美代子 (4030) 〔目的〕 1−2年次に学習した内容が実際に臨床の現場で実施されているかを勉強習得する。実際の検査の場で 先輩検査技師の指導の元、生理機能検査技師の心構えや患者心理の習得し、患者をに接して検査の持 つ重要性を理解させる。検査中に緊急事態の発生が予測されるので緊急対応についても十分な理解と 対応能力を修得させる。学内生理機能検査学実習等で身に付けた基本的技術、及び知識が実際に最先 端医療の病院の検査室においては、どのように活かされているかを体験させる。臨床現場で検査結果 の総合的な解釈を学ぶ。結果がどのように臨床に生かされるかも学ばせる。 〔内容〕 心電図検査 :電極の取り付け、データ評価、異常所見時の対応、負荷検査 呼吸機能検査:検査の種類と目的の理解、データ評価 脳波検査 :電極の取り付け、データ評価、異常所見時の対応、負荷検査 超音波検査 :測定モードと目的の理解、人体の構造と測定方法、データ評価 筋電図検査 :測定方法の理解、データ評価 その他の検査:聴力検査、眼底検査など 検査管理 :被検者への接遇、検査機器の操作と管理、精度管理、報告書作成 〔授業方法〕 実習病院の該当検査室においての実習形式 〔成績評価〕 臨地実習先評価による成績および担当教員による総合評価(実習修了試験を行うことがある) 〔教科書〕 「臨床検査学講座 生理機能検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 - 89 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 生化学検査臨地実習 前期 2 3学年 担当者名 髙濱 眞紀子 (4040) 〔目的〕 1−2年次に学習した内容が実際に臨床の現場で実施されているかを勉強習得する。 実際に生化学検査 の検体の流れ、取り扱いを見学、実習をし、実践力を身につけさせる。生化学検査の意味、目的、分 析の基礎である定量方法種類、原理、測定法が現場ではどのように行われているかを見学、実習させ る。自動分析機器などの取り扱い、その際の精度管理を習得させ、生化学検査学の検査値の変化や、 その相関、検査の臨床的意義など、検査の実践を臨床検査の現場で学ばせる。また、検査データの付 加価値を持たせる処理方法なども学ばせる。 〔内容〕 検体処理 :検査目的に応じた検体採取法・保存法・取り扱い 自動分析装置:測定原理、取り扱い、メンテナンス、検査システムとの連携 測定 :検査項目の臨床意義と標準値、測定方法、緊急検査項目 検査管理 :精度管理、報告書作成 〔授業方法〕 実習病院の該当検査室においての実習形式 〔成績評価〕 臨地実習先評価による成績および担当教員による総合評価(実習修了試験を行うことがある) 〔教科書〕 「臨床検査講座 臨床化学」医歯薬出版、プリント 〔参考書〕 - 90 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 血液検査臨地実習 前期 2 3学年 担当者名 藤田 和博、髙嶋 眞理 (4050) 〔目的〕 1−2年次に学習した内容が実際に臨床の現場で実施されているかを勉強習得する。学内で修得した知 識と技術を臨床の場に於いて実践するとともに、学内では知り得ない最先端医療の知識とテクノロジ ーを体験させる。検査用血液検体の静脈採血、耳朶採血、新生児踵採血。検査用検体の受付処理。検 体の検査前処理。検査用自動分析装置の機構と測定原理、操作方法、精度管理、廃液処理。臨床検体 を用いた血液検査結果に対し他の検査分野検査結果もふまえた上での総合的な解釈。骨髄検査用検体 採取見学および骨髄像検査用標本作製と細胞数算定を実践させる。 〔内容〕 検体処理 :採血方法、検査目的に応じた検体採取法・保存法・取り扱い 自動分析装置:測定原理、取り扱い、メンテナンス、検査システムとの連携 計数検査 :測定方法、細胞数の算定、臨床意義と標準値、緊急検査項目 凝固機能検査:測定方法、検査項目と臨床的意義、耳朶採血 塗沫標本作製:塗沫法(末梢血、骨髄液)、染色方法 鏡検 :細胞分類(正常細胞と異常細胞、封入体) 検査管理 :被検者への接遇、精度管理、報告書作成 〔授業方法〕 実習病院の該当検査室においての実習形式 〔成績評価〕 臨地実習先評価による成績および担当教員による総合評価(実習修了試験を行うことがある) 〔教科書〕 古沢新平著「臨床検査技術学 血液検査学」医学書院 〔参考書〕 - 91 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 微生物検査臨地実習 前期 2 3学年 担当者名 柴田 明佳、叶 一乃 (4060) 〔目的〕 1−2年次に学習した内容が実際に臨床の現場で実施されているかを勉強習得する。微生物検査学実習 で身に付けた、無菌操作や器具の取り扱い方等の基本的技術と鏡検による菌の推定。細菌の分離培養 および純培養、確認培地を使用した菌種同定。薬剤感受性試験等の基本検査の手技・手順を実際の現 場に適応させる訓練を目的とさせる。すなわち学内で学んだことが臨床の現場では、どのように生か されているかを体験させる。一度に大量の検体を処理する能力。短時間で必要な検査を選択する力。 報告された結果がどのように臨床に生かされるかを学ばせる。病院・衛生検査所等で臨床検査技師と して対応できる能力を養う事を目的とする。 〔内容〕 安全管理 :滅菌と消毒の概念と必要性・方法、院内感染予防 検体処理 :検体の種類、検査目的に応じた検体採取法・保存法・取り扱い 自動分析装置:測定原理、取り扱い、メンテナンス、検査システムとの連携 塗沫標本作製:塗沫法、染色方法 鏡検 :染色性の理解、菌の鑑別 一般細菌検査:分離培養、同定培養、各種鑑別検査、薬剤感受性試験 抗酸菌検査 :検体処理、分離培養、同定培養、各種鑑別検査、薬剤耐性試験 真菌検査 :分離培養、同定培養、各種鑑別検査 検査管理 :精度管理、報告書作成 〔授業方法〕 実習病院の該当検査室においての実習形式 〔成績評価〕 臨地実習先評価による成績および担当教員による総合評価(実習修了試験を行うことがある) 〔教科書〕 「臨床検査学講座 微生物学/微生物検査学」医歯薬出版、プリント 〔参考書〕 - 92 - 授業科目名(科目コード) 開講時期 単位数 対象学生 免疫検査臨地実習 前期 2 3学年 担当者名 半藤 厚司 (4070) 〔目的〕 1−2年次に学習した内容が実際に臨床の現場で実施されているかを勉強習得する。実際に病院の検査 室においては、免疫学的手法を応用した臨床検査が、感染症、腫瘍、自己免疫疾患、炎症性疾患など 広範囲の病態の把握および輸血や臓器移植等に必要とされている。学内で習得した知識や技術が実際 にはどのように活かされているかを確認したうえで、学内実習では知り得ない最先端医療技術・知識、 現場ならではのスピードや事故防止につながる様々な工夫を習得させる。また、免疫検査用検体の受 付・処理法・保存法の実際や自動分析機器の測定原理、操作方法、精度管理を理解させる。 〔内容〕 検体処理 :検査目的に応じた検体採取法・保存法・取り扱い 自動分析装置:測定原理、取り扱い、メンテナンス、検査システムとの連携 測定 :検査項目の臨床意義と標準値、測定方法、緊急検査項目 輸血検査 :血液型検査、不規則抗体検査、交差適合試験、血液製剤の管理、自己血輸血 検査管理 :検体の取り扱い、検査機器の操作と管理、精度管理、報告書作成 〔授業方法〕 実習病院の該当検査室においての実習形式 〔成績評価〕 臨地実習先評価による成績および担当教員による総合評価(実習修了試験を行うことがある) 〔教科書〕 「臨床検査学講座 免疫検査学」医歯薬出版 〔参考書〕 - 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