1年学年通信 12月号 石川県立金沢錦丘高等学校 1年学年団 後期中間テストが終了しました。何かと気ぜわしい師走がスタートします。この時期になると、今 年 1 年の世相を表す漢字は何かがマスコミ等で取り沙汰されます。皆さんのこの 1 年間を漢字一文字 で表すと何でしょう?またそれはなぜですか? 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 偽 変 新 暑 絆 ? センター試験に備えましょう。 また、来年度以降の文理選択が終わった今こそ、勉強の意義をもう一度かみしめ直してほしいと思 います。 「自分は文系に進むのだから、数学はあまり力を入れなくてもよい」とか「自分は理系に進む のだから、国語の勉強は最低限でよい」などと、大きく誤った考えをしていないでしょうか?文理を 問わず、1年生で展開されている一つ一つの授業にきちんと取り組んでいくことが、将来の進路選択 にとって大変重要なのです。ごく早い時期から受験科目を絞り込みすぎて、大学選択の幅が極めて狭 くなってしまった例はたくさんあります。また、各科目の考え方や知識というのは、お互い無関係に 見えて、実は深く結びついているのです。例えば、「英語の長文を読むのに、現代文の力が必要」「数 学の問題を解くのに論理的な思考が必要」といったようにです。どうか、誤った認識に基づいて勉強 を進めていかないでほしいと思います。 ★第2回GTEC 6月に1回目のGTECを受験しました。ほぼ半年が経ちましたが、皆さんの英語力はどのぐらい ちなみに、記録的な猛暑となった2010年の「暑」という漢字には、 「はやぶさ」の帰還も反映さ れていたそうです。1万度という突入温度から地球に帰還したからだそうです。 向上したでしょうか。英語の授業のあらゆる場面で、勉強したことを実際に使って話したり、書いた 12月の予定 を実感しています。多少のミスを恐れず、英語を積極的に話すようになりましたね。英語を書くスピ りするトレーニングを積み重ねてきました。先生方は、皆さんの英語力が着実に向上しつつあること 1 土 17 月 冬季課題中間提出日 ードもずいぶん速くなりました。でも皆さんの英語力は現時点がMAXではありません。これからど 2 日 18 火 表彰伝達式(7 限目LH) んどん鍛えていけば、まだまだ英語が使えるようになります。海外の人々と英語を使って交流したり、 3 月 19 水 午後保護者懇談①(45分×4限) 4 火 20 木 午後保護者懇談②(45分×4限) 一緒に勉強したり仕事をしたりする機会はこれからの時代は確実に増えていくことでしょう。英語が できないばかりに、言いたいことがあっても伝えることができないのは、大変もどかしいものです。 5 水 21 金 午後保護者懇談③(45分×4限) 6 木 22 土 ★冬季課題中間提出日 7 金 23 日 8 土 24 月 9 日 25 火 冬季補習①(午前3限) 冬休み中の課題を計画的に進めてもらうために、中間提出日を設定しました。12月17日(月) です。冬休みの課題の量は、12月中にしなければならない週間課題や授業の予習復習も考慮に入れ た上で決められていますから、1月上旬までの学習計画をきちんと立てた上で取り組んでください。 なお、1月7,8日には、課題試験があります。試験は主に冬季課題の範囲から出題されます。 10 月 26 水 冬季補習②(午前3限) 11 火 27 木 冬季補習③(午前3限) 12 水 28 金 13 木 29 土 14 金 30 日 15 土 31 月 16 日 冬季スクールバス運行開始 CU(英語の時間はGTEC 受験・ Reading) GTEC受験(Listening& Writing) 生徒登校禁止(~1/3) ★冬季補習 25日(火)~27日(木)に、国数英の3科目で冬季補習を実施します。皆さんが受験する2年 後のセンター試験では、出題方法の変更があり、理科では、基礎を付した科目1科目のみでの受験が 不可能になります。つまり、文系では、基本的に、基礎を付した科目2科目(4単位分)を受験しな ければなりません。理系の生徒は、基礎を付さない科目2科目(8単位分)を受験しなければなりま せん。また、文系生徒は、地歴公民科目において、「倫理・政経」(4単位)を受験する必要がありま す。したがって、3年生になると、理科社会の受験勉強に現在の3年生以上に時間がかかると考えな ければなりません。そこで、1年生のこの時期にできることは、英数国の基礎を徹底的にマスターし ておくことです。今回の補習の意義のうちの一つは、この点にあります。3年生になって、様々な科 目を一挙に仕上げることはほぼ不可能です。1年生のこの時期にできることを着実に行い、来るべき どうか前回より一つ上のグレードの達成を目指して頑張ってほしいです。 挑 冒頭の「今年の漢字」の話題に戻りますが、「挑」を挙げた人はいませんか?言うまでもなく、「挑 戦」の「挑」です。皆さんは、錦丘高校に入学して以来、どんなことに挑戦してきましたか?勉強の 面でも、部活動の面でも、何かにひたむきに挑戦し続けた1年であってほしいと思います。どんな些 細なことでもよいのです。「朝はクラスメートの誰よりも早く登校して勉強する」「得意科目の定期試 験で1番の成績を取る」「部員の誰よりもたくさん練習をする」 「○○大会で○位以内に入る」等々。 挑戦し続けることの意義は、どこにあるのでしょうか?成し遂げたいことが何かあると仮定しまし ょう。その思いが強ければ強いほど、1度や2度の失敗で簡単にあきらめてしまうことはありません よね。何回も何回も挑み続けると思います。これこそが挑戦し続ける意義だと思います。「はやぶさ」 の川口淳一郎先生の言葉は、なぜ多くの人々に感銘を与えるのでしょうか?講演後の感想文では、皆 さんの多くが、川口先生の様々な言葉を自分自身の生活の中に置き換えて感想を書いていました。同 じ講演を聞いて、心に響いた言葉がこれほど違うものかと、読み手が驚くほどでした。 挑戦するものがある、すなわち、自己の情熱を惜しみなく注ぎ込む対象があるということ自体素晴 らしいことだと思います。皆さんには、苦しいけれども、何かを達成するために充実した送りがいの ある毎日を過ごしてほしいと心から願っています。 2013年が、皆さんにとって幸多い年になることをお祈りします。
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