専門コース別研修カリキュラム例について (PDF:128K

1.
障害児支援
科目
1 日間(6.5 時間)で実施
獲得目標
内容
時間数
1.各種制度の概要及び障害児の生活ニーズを理解する。(講義)
テーマ(例 発達障害)を
(例) 発達障害の概要
(例) 発達障害の定義、診断基準な
決めて概要を説明
を理解する
どの説明
(例) 発達障害の特性
(例) 発達障害の生活
(例) 障害当事者、家族、支援者等
理解
ニーズを理解する
による事例紹介
(例) 関係機関等の理
(例) 発達障害児を支
(例) ・保健・医療機関
解
援する上で必要な関係
・教育機関
(講義3)
機関を理解する
・福祉機関(保育所、発達障害支援セ
45分
(講義1)
1.0
(講義2)
45分
ンター、相談支援事業所)
2.障害児支援における相談支援(演習)
実践事例の報告
障害児支援における相
・相談支援専門員における障害児家
(演習1)
談支援の役割と関わり
族支援の状況の実践報告を受け、グ
方を獲得する
ループワークを通して確認する。
1.5
・実践報告の事例を通して、療育・教
育・相談支援専門員等の連携を確認
する。
事例を活用し実際に支
具体的に事例を使い障
・受講者の事例を持ち寄りそれぞれ
援体制を組み立てる(演
害児支援の体制作りを
の抱えている課題を共有する
習2)
獲得する
・グループで 1 事例選択し、課題解決
1.5
に向けた支援体制作りを検討する
・グループごとに検討した内容を発表
し全体で共有する
・全体の共有の後に各グループで再
度振り返りをする
総括
研修のポイントの再確認
・自己の事例を振り返る
1.0
(個人ワーク)
・グループ内で自己の振り返りを共有
合 計
6.5 時間
2. 権利擁護・成年後見制度
科目
2 日間(7 時間+7 時間=14 時間)で実施
獲得目標
内容
時間数
1 日目 1.各種法制度の概要及び相談支援従事者の役割を理解する。(講義)
・
障害者権利条約、虐待防止条例
2.5
権利擁護に関する各種
等の法制度概要
法制度の概要
法制度の基本的な理解
・
成年後見制度、地域生活支援事
を深める
業の制度概要
虐待の定義、実情の理
・
虐待の定義、内容
解を深める
・
権利侵害の状況
・
弁護士等の職能団体、都道府県
1.0
権利侵害・虐待
各機関の役割
関係機関の役割を学ぶ
1.0
権利擁護センター、行政等の関
係機関の職務、職域概要
・
相談支援従事者(事業
(シンポジウム形式)
の連携について学ぶ
2.5
例に対する具体的実践
実践事例報告
所)の役割、関係機関と
障害児者への虐待、権利侵害事
・
自立支援協議会の活用
・
関係機関の役割分担、連携方法
1 日目 合計
7.0
2 日目 2.相談支援に必要な権利擁護の視点。(グループ演習)
相談支援の役割、関係
・
障害児者の権利を保障する支援
実践事例の報告
機関との連携等による
方法や介入、機関連携につい
(演習1)
支援方法の視点を広げ
て、グループワーク
3.0
る
・
グループで 1 事例選択し、課題
3.0
具体的に事例を使い権
事例を活用し実際に支
解決に向けた支援体制作りを検
利擁護、虐待防止の支
援体制を組み立てる(演
討する。
援体制作り(地域連携)
習2)
・
グループ発表し、全体で共有し、
を検討する
再ど振り返る。
・
自己の事例について、アドボカシ
1.0
ーやエンパワメント等の視点を含
め、相談支援の実践を振り返る
総 括
研修のポイントの再確認
(個人ワーク)
・
グループ内で自己の振り返りを
共有
2 日目合計
7時間
全体合計
14 時間
3.
地域移行・定着、触法
2 日間(6.5 時間+6.5 時間=13 時間)で実施
<1 日目> 【障害者の地域移行・定着】
科目
獲得目標
内容
時間数
1.各種法制度の概要及び相談支援従事者の役割を理解する。(講義)
法制度の概要
障害者の地域移行に必
・障害者自立支援法等を主とした法
要な各種法制度の基本
制度の概要
的な理解を深める
・地域生活支援に関する制度(高齢者
45分
等あんしん賃貸支援事業、日常生活
自立支援事業等)の概要
都道府県及び市町村の
地域移行の現状、地域
・地域移行の流れや関係者の役割等
45分
地域移行支援状況
の支援体制を理解する
・地域の実情や支援体制の説明
障害者及び家族の理解
障害者や家族の基本的
・家族支援の在り方 等
1.0
1.5
特性を理解する
2.障害者地域移行支援における相談支援(演習)
実践事例の報告
障害者の地域移行にお
・相談支援専門員による地域移行支
(演習1)
ける相談支援の役割と
援の状況の実践報告を受け、グルー
関わり方を獲得する
プワークを通して確認する。
・実践報告の事例を通して、地域での
関係機関と相談支援専門員等の連携
を確認する。
事例を活用し実際に支
具体的に事例を使い障
・受講者が事例を持ち寄り、それぞれ
援体制を組み立てる(演
害者の地域移行の体制
の抱えている課題を共有する
習2)
作りを獲得する
・グループで 1 事例選択し、課題解決
1.5
に向けた支援体制作りを検討する
・グループごとに検討した内容を発表
し全体で共有する
・全体の共有の後に各グループで再
度振り返りをする
総括
研修のポイントの再確認
・自己の事例を振り返る
1.0
(個人ワーク)
・グループ内で自己の振り返りを共有
合 計
6.5 時間
<2 日目> 【触法障害者の地域定着】
科目
獲得目標
内容
時間数
1.各種法制度の概要及び相談支援従事者の役割を理解する。(講義)
法制度の概要
触法障害者に関わる各
・障害者自立支援法・心神喪失者等
種法制度の基本的な理
医療観察法・少年法、障害者地域生
解を深める
活定着支援事業等を主とした法制度
45分
の概要や仕組みの説明
触法障害者等への支援
地域の触法障害者の生
・触法障害者への支援導入の流れや
状況
活状況、支援体制を理
関係者の役割等の説明
解する
・地域生活定着支援センターの支援
45分
状況の説明
・地域の実情や支援体制の説明
触法障害者及びその家
触法障害者や家族の基
・触法障害者の障害特性
族の理解
本的特性を理解する
・家族支援の在り方
1.0
2.触法障害者支援における相談支援(演習)
実践事例の報告
触法障害者支援におけ
・相談支援事業における触法障害者
(演習1)
る相談支援の役割と関
支援の状況の実践報告を受け、グル
わり方を獲得する
ープワークを通して確認する。
1.5
・実践報告の事例を通して、保護観察
官、社会復帰調整官、保護司、教育
関係者、相談支援専門員等の連携を
確認する。
事例を活用し実際に支
具体的に事例を使い触
・受講者の事例を持ちよりそれぞれの
援体制を組み立てる(演
法障害者支援の体制作
抱えている課題を共有する
習2)
りを獲得する
・グループで 1 事例選択し、課題解決
1.5
に向けた支援体制作りを検討する
・グループごとに検討した内容を発表
し全体で共有する
・全体の共有の後に各グループで再
度振り返りをする
総括
研修のポイントの再確認
・自己の事例を振り返る
1.0
(個人ワーク)
・グループで自己の振り返りを共有
合 計
6.5 時間
4. セルフマネジメント
1 日間(6.5 時間)で実施
科目
獲得目標
内容
時間数
1.セルフマネジメントの概要及びその支援について理解する。(講義)
当事者運動の背景を学
び、当事者主体、セルフ
・
障害者の当事者運動の歴史
・
セルフマネジメント及び支援の概
セルフマネジメント概論
45分
要
マネジメント支援につい
ての理解を深める
エンパワメント及びその
エンパワメント概論
・
支援について理解を深
メントを支援する視点、アプロー
める
チ
当事者や支援者からの
・
マネジメント支援におけ
セルフマネジメントによる生活の
45分
1.5
実際、課題提起
実践報告を受け、セルフ
実践事例報告
障害児者(家族含む)のエンパワ
・
セルフマネジメントの実現に向け
た相談支援の展開
る相談支援従事者の役
割を学ぶ
2.セルフマネジメント支援における相談支援従事者の役割を学ぶ(グループ演習)
・
講義等を参考として、自己の相
1.5
談支援を振り返る。また、セルフ
セルフマネジメント支援
障害者のセルフマネジメ
における相談支援従事
ントを支援する上での役
者の役割(1)
割を学ぶ
マネジメントおける従事者の役割
について考える(個人ワーク)
・
グループ内で発表し、整理、共有
する。
・
セルフマネジメント支援
障害者のセルフマネジメ
における相談支援従事
ントを支援する上での役
者の役割(2)
割を学ぶ
グループで検討した従事者の役
1.0
割を全体発表し、共有する。
・
その後、グループで再度確認す
る。
・
セルフマネジメント支援における
1.0
従事者の役割について整理する
総 括
研修のポイントの再確認
(個人ワーク)
・
グループ内で自己の振り返りを
共有
合計
6.5 時間
5. スーパービジョン・管理・面接技術
科目
1 日間(6.5 時間)で実施
獲得目標
内容
時間数
スーパービジョンに関す
・障害者福祉の実践におけるスーパ
1.0
る基本的な理解を深め
ービジョンの意義
る
・対人援助技術(スーパーバイズ)とし
1.スーパービジョンの意義と活用を理解する。(講義)
スーパービジョンの概要
ての傾聴
スーパービジョンの活用
スーパービジョンの具体
・相手の気持ちに近づく技術
的な技術を理解する
・話の内容をまとめて返す
1.5
・相手の考えを引き出す
・具体的な行動を促す
2.スーパービジョンの実際と活用(演習)
スーパービジョンの実際
実際の場面におけるス
(講義)
(講義+演習1)
ーパービジョンの構造を
・スーパービジョンの機能と構造
理解する
(演習1)
1.0
・受講者の持ち寄った事例を通して、
グループ内で機能や構造を確認する
スーパービジョンの活用
事例を通して、スーパー
・グループで 1 事例選択し、課題解決
(演習2)
ビジョンの場面を確認
に向けた支援体制作りを検討する
し、機能を理解する
・検討した支援体制を想定し、ロール
2.0
プレイで確認する
・ロールプレイで確認できたことを踏ま
え、支援体制を修正する
・グループごとに検討した内容を発表
し全体で共有する
・全体の共有の後に各グループで再
度振り返りをする
総括
研修のポイントの再確認
・自己の事例を振り返る
1.0
(個人ワーク)
・グループ内で自己の振り返りを共有
合 計
6.5 時間