第9期第4回平成28年5月23日午後2時~午後4時

(様式第1号)
第9期 第4回 芦屋市環境づくり推進会議 会議録
日
時
平成28年5月23日(月)
場
所
芦屋市役所北館3階 ミーティングルーム3
出 席 者
会
14:00∼16:00
長 長井 彦一郎
副会長
北中
清史
委
員 池 内
清
委
員 倉田
隆英
委
員 栗本
光生
委
員 服部
雅典
委
員 半 田
委
員 福井
宣昭
委
員 前田
晴美
委
員 渡辺
雪枝
委
員 北 野
孝
章
欠席委員 北川 加津美
事務局
長岡
良徳
事務局
太田
暁弘
事務局
寺尾
祥吾
事務局
氏家
雅代
事 務 局
環境課
会議の公開
■ 公 開
傍聴者数
0 名
1 会議次第
(1) 開会
(2) 議事
・第9期芦屋市環境づくり推進会議の活動方針について
・第3次環境計画の指標「市内の主な地域で確認された生きもの(植物・動物)の報告件数(累計)」
及び「市内で確認された外来生物の報告件数」の調査と策定について
・その他
(3)その他
・次回(第5回)日程
6月20日(月) 14時∼16時 北館3階 ミーティングルーム4
(4) 閉会
1
2 提出資料
会議次第
資料①
3 会議経過
(事 務 局)
ただいまから第4回芦屋市環境づくり推進会議を開催させていただきます。本日は
お忙しい中,ご出席いただきましてありがとうございます。長井会長が少し遅れて来られるような
ので北中副 会 長,少しの間会議の進行役をお願いしてもよろしいでしょうか。
(副 会 長)
こんにちは。議事に入ります前に本日の出席状況を事 務 局から委員の出席状況の
報告をお願いします。
(事 務 局)
本日の出席状況は委員12名中ただいま10名ご出席いただいております。半数以
上の方がご出席いただいておりますので会議は成立しております。
(副 会 長)
ありがとうございます。傍聴はいないですね。
(事 務 局)
はい。おりません。
(副 会 長)
では議事に入ります。
∼事 務 局より配布資料・会議録についての説明∼
(事 務 局)
活動方針についてということなんですが,今まで会議をしてきたなかで,いろんな
意見が出ておりました。ひとつ意見が出ていた中で,環境づくり推進会議の中間的支援について場
の提供を行なっていくというのもひとつ案が出ておりました。環境省からの資料をお配りしており
ますが,環境省から照会が来てまして,来月の環境月間と環境の日について簡単にご紹介させてい
ただけたらと思います。みなさん環境の日とか環境月間はご存じですか?
(副 会 長)
ちょうど6月は世界環境月間。日本だけではなく世界的に環境を考えようという
(事 務 局)
そうですね。環境省からの(資料のなかで)行事実施要領の背景のところに書かれて
おります。6月5日が「環境の日」になっておりますが,元々ストックホルムで開催された「国連
人間環境会議」に由来しているみたいなんですが「環境基本法」という法律においても,6月5日
を「環境の日」と定めておりまして,国,地方公共団体等はこの趣旨にふさわしい各種催し等をこ
の日,もしくは6月の1か月間を環境月間と設定して啓発活動を行なって下さい。ということにな
っております。 平成28年度はどんなことを取り組んでいけばということが(資料の2に)書いて
あります。低炭素社会の構築について,自然共生社会の構築について,循環型社会の形成につい
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て,東日本大震災からの復興についての4つの項目がありまして,こういうのを中心に啓発活動を
行なって下さいよ。ということです。3の方にいきまして具体的にどんなことをしていくのかとい
うことなんですが,平成28年度は国民一人ひとりが自らの生活・行動を具体的に見直していくき
っかけづくりを目指します。そして下の方にも4つ程書いております。これに従って地方公共団体
だったり,企業さんだったり,学習団体さん等が6月にいろんな行事を行なっているということ
で,もし行事をするんだったら参考になるんじゃないかと。どんな内容のものがあるのかなという
ことで意識の啓発から,知識の普及,実践の活動,顕彰とありまして具体的な例えば講演会を行な
ったり,シンポジウム,セミナー,映画会,知識の普及でしたら展示,環境展等を行なっていると
いうことです。
実践活動をみていきますと,具体的な取り組みといえば省エネ機器,その辺ですね。一斉清掃活
動とかも内容に含まれるということです。別紙3というのを読みますけど,これは兵庫県下で行わ
れている環境月間の日に合わせた各種イベントが載っておりますので,昨年度の行事の概要になっ
ておりますので,今後の参考にしていただけたらなと思いましてお配りさせていただいておりま
す。地方公共団体だけではなくて,後ろの方にいきましたら企業さんが実施しているような行事名
も載っておりまして,ただ具体的な行事内容までは印刷しておりませんので参考程度にということ
なんですが。芦屋市の方ではどんなことをやっているのかといわれますと,環境月間に合わせてな
にか行なっているかというと,あまり行なっていない状況です。清掃活動も入ってくるということ
ですので,毎年6月の第1日曜日にクリーン作戦といって芦屋川の清掃を行なっておりますけれど
も,それ以外目立った活動は実施していません。みなさん具体的に昨年こんなん行きましたけどと
いうものはございませんでしょうか?環境月間の6月に何か行事に参加されたとかいう記憶はござ
いませんでしょうか。
(半田委員)
6月に岩園町の町内会でゴミ清掃をしました。
(副 会 長)
昨年,環境処理センターでリユースフェスタ。岩野さんが腐葉土の配布しておられ
る。ゴミで回収した自転車や家具等を再生して入札してその日の夕方に決定してる。
(前田委員)
葉書を出すんですよね。葉書を持っていくって書いてありました。
(副 会 長)
葉書(往復)もあるし当日でも。
(前田委員)
広報にも載りますよね。
(副 会 長)
そのリユースフェスタとクリーン作戦。あとは毎年6月に出る広報の臨時号。
(事 務 局)
毎年,環境課だけではなく,環境施設課,収集事業課,関連の部署と合わせて毎年
「環境特集号」というのを作っておりますので,またゆっくり見て頂いて。
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(副 会 長)
いろんなイベントはやっているけれども,こういう会議をやっているということを
市民には分かりにくい。こういう中でこういうことをしていますということを知ってもらわない
と。単発のものは見るけど,芦屋市の全体のものは見れない。クリーン作戦ならクリーン作戦,リ
ユースならリユース。市民の動機づけになる。大きなものは見えない。リユースフェスタ行って安
いものがあれば買おうかなとか,環境処理センターは見学会,説明会があるという取り組みをすれ
ば。
(事 務 局)
世界で6月ということなので,日本では6月は梅雨の時期なので外で何かするとな
るとどうなのかなという時期だと思います。何か実施するとか,イベントやっているところを中心
に探すという,ひとつのきっかけにするのなら6月というのはちょうど良い時期なのかなと思いま
して簡単に情報提供をしてみました。来月にまたこんなイベントに参加しましたよ。ということが
あれば次回の推進会議の時に内容を教えて頂ければと思います。
次にいきまして,(登録団体紹介)冊子のコピーをお渡ししております。市民参画課の方でリードあ
しやに登録されている冊子を作っているということなんですが,基本的に冊子にするということは
大幅な登録の変更がない限り毎年作っているものではないので,平成28年度版は作らないという
ことを聞いておりますのでお渡ししているのは平成27年度版になります。芦屋市内で活動する団
体で調べようと思えば,ここから拾っていくというのが一番良いのではないかなと。いろんな団体
がたくさんあるので,この全ての団体に何かアクションしていくというのは難しいとは思うんです
けど,さらっと見て頂いて,環境と環境活動を中心にやっているような事業団体というのをみると
比較的少ないかなと,活動内容というところに書いてあるんですけども。環境活動している団体だ
けに絞り込むと数が少ないかと思うので,こないだからおっしゃっていただいている環境に全然関
係のない団体も巻き込んでいけるような何か仕組みを作っていけたらと良いなという思いは事 務
局からの方でもあるんです。皆さんが知ってる団体や,知り合いがおられる団体,中には属してい
る方もおられるかと思いますが,何か簡単にこういう団体です。というのがあれば教えていただけ
たらと思います。
(栗本委員)
芦屋カレッジ関連団体というのがいわば老人大学の一種で,シルバーカレッジとい
うんですが,市民センターとか,町内の集会所を借りる時に3割免除とかいうのがありまして,芦
屋カレッジの卒業生は生涯学習課で申請して登録して,自動的に入ってるというのはあるので芦屋
カレッジの卒業生はほとんどこういう所に行きなさいと。
(事 務 局)
カレッジというのは実際いろんなカリキュラムがあるんですか?
(栗本委員)
1年間だけの期限で,1年間講義を受けて,それぞれの期で受けて卒業してそれぞ
れいろんな団体が出来るんです。遊びの団体みたいなものですよ。その団体が何か行事をしたいと
きに市民センターを利用したいときに減免処理してもらいたいがための申請をするんです。
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(池内委員)
僕の知っている自然に関係のない団体で17ページに載ってる“さんぴぃす”,子
供相手の環境団体。
(副 会 長)
さんぴぃすは芦屋川のアシレンジャーも主催して子供たちの環境の関心を受けるよ
うな事業は一部している。
∼資料を見ながらいろんな団体名をあげる∼
(副 会 長)
環境を学ぶような切り口での団体がないかなと探して行けば。社会協力団体に登録
していれば市の施設が3割引き。社会協力団体に登録している団体はこれ以外にもいっぱいある。
芦屋野鳥の会はここには登録していないけれども,社会協力団体には登録している。
社会協力団体の方がより社会協力に力を入れていることを認定されている団体。毎年審査があって
社会協力に貢献しているかどうかを認定されて,社会活動やボランティア活動していない団体は基
本的には登録出来ない。
(事 務 局)
それは公開してるんですか。
(副 会 長)
公開されてます。全面公開。インターネットですぐ拾える
(事 務 局)
皆さんに知っておいて頂いた方が良いのでまた資料として準備しておきます。先程
おっしゃっていただいた環境に関連のあるような団体を区分けしておいた方が良いのかなと思いま
すので,今簡単に教えて頂いたので,ある程度絞り込んでいきたいなと思います。全然環境と関係
なくても皆さんのお知り合いがいるとか,声掛け出来る団体さんがいれば事務局に教えて頂けます
でしょうか。
資料①として今回お配りしている情報提供というかたちでは終わりまして,議事次第の2つ目に
いかせて頂きたいと思います。活動方針の方は後で戻ろうかなと思います。環境計画の方で市内の
主な地域で確認された生き物の報告件数,市内で確認された外来生物の報告件数,環境計画(7ペ
ージ)の第1節の自然環境を守るという所なんですけど,下の指標の所で担当部署が市民生活部と
なっていますが,今現在環境課の方で全然把握出来なくなってきまして,第1回目の時に簡単に皆
さんにこの指標は現在ないので件数を把握していく方法を出来たら考えて頂きたいというお願いを
させて頂いたと思うんです。以前からお話がありまして,奥池のイモリ谷とイモリ池の調査をした
いとおっしゃって頂いている団体さんがおりまして,以前,環境づくり推進会議の委員をされてた
古市先生のお知り合いというか,どこまでつながっているか詳しい所は知らないんですけども,貴
重なサギスゲもありますので調査したいなとおっしゃっていただいておりまして,環境課に西宮の
自然保護協会の大谷さんという方からご提案がありまして,せっかく調査していただくのであれば
報告書も出来たらいただけたらと思っていますし,こういった指標の所にも活用していけるのでは
ないかなと思っていまして。環境づくり推進会議の皆さんにも,ご了承いただこうかなと思って今
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回ご報告させていただいたんです。出来たらどういう方向でどんなかたちでという詳しい調査の方
法までは聞いていなくて,もしお手伝いいただける人が環境づくり推進会議の中で手伝ってほしい
というのがあれば出来たらお願いしたいという話を以前いただいていたというのと,あとは報告書
を作っていただく関係で,こちらの方も必要経費みたいなかたちになってくるとは思うんですけ
ど,予算の方も具体的に金額の話もしていないんですけど,出来たらタダでやっていただくのでは
なくて,ある程度の経費を出そうかとこちらも考えているところなんです。
自然保護協会の詳しい活動内容を調べきれていないので
(池内委員)
西宮支部でやっているのか県でやっているのか確認されても良いし,やられている
ことには間違いないので。
(事 務 局)
こないだ大谷さんが直接市役所に来られまして,お話を聞いた限りだと今年度と来
年度の2年位をもってイモリ谷とイモリ池の辺りを調査したいといわれてまして,その時に以前西
宮市とか兵庫県だと調査費用が出たと,芦屋市では出ないのかなと伺ってまして。この時にちょう
ど環境計画の指標が空白になっていることを思い出しましたので,あちらの方に詳しい話をもって
いってはいないんです。やっていただける機会があれば,ちょっと足をイモリ谷だけではなくて芦
屋の南の方にも広げていただいて,その分かった経費について市の方で予算を組んでお支払いをす
るということをあちらと交渉出来るんじゃないかなと考えております。ちょうど6月が概算要求の
時期なので,来年度の予算を決めようとすると,今の時期にある程度何かお話をするなり,環境づ
くり推進会議の場で覚えて頂いてそれを基に交渉してつめてある程度概算要求までもっていけたら
なと思います。
(池内委員)
調査依頼をするのなら,ある程度調査内容を決めておかないと向こうに任せっぱな
しというのは。そこはちゃんと事前に打ち合わせをして,これこれ出来ませんか,とか主体をつめ
られて。そうしないと予算も立てようがないと思うんです。特にイモリ谷周辺は今危ないですね。
誰があそこを管理しているか,いつ放り出されて潰されてもおかしくない。本来ならば芦屋市が買
い取って環境を保全するという立場が一番良いと思うんですけど。
奥池周辺は開発し放題みたいになっている。以前古市先生が言っておられたと思うんですがゴロゴ
ロ岳のすぐ際まで家が建ってしまっている。イモリ池は池だけでは成り立たない。広い流域を守ら
なければならない。大谷さんはもう少し北の方の湿地帯の所を調査されてて,そこはハッチョウト
ンボがまだいるところなので。本来ならば奥池周辺は,湿地からなにから残っている貴重なところ
なんですけど開発されないように現状を確認して。
(事 務 局)
そうですね。調査結果を基に推進会議で保護していくならどのようにしていくか,
まだこの先出てくるかもしれませんので,またその時には皆様の知恵をお借りしたいと思います。
まずは現況の把握ということで西宮の自然保護協会さんの方にお願いしようと思いますがよろしい
ですね。
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(異議なし)
(事 務 局)
ありがとうございました。
(前田委員)
今言われているのは,芦屋市が持っている土地なんですか?
(事 務 局)
イモリ池もイモリ谷湿地も持っていないです。両方とも私有地なんです。
(渡辺委員)
私有地を芦屋市が参加して調べていただくってことですか?そんなこと出来るんで
すか。
(池内委員)
私有地ですけど,サギスゲという貴重な植物なので芦屋市がきちっと買い取って守
らないといけないと思うんですけど。現状,団体がこれからどうするのか,誰が守っていくのかと
いう話になっているんです。芦屋市は委託を受けてないんですね?
(事 務 局)
はい,受けてないです。ただ湿地の鍵は管理しています。イモリ池は管理はしてい
ないです。
(倉田委員)
芦屋市が介入して生物指標に反映するってことは出来るんですか。
(事 務 局)
うちの方で環境計画の7ページの指標がないような状況なので調査の報告を頂いた
ものを,せっかくなので7ページの部分にも活用していくような方向にもっていきたいなというこ
とで皆さんにお話しさせていただきました。
(池内委員)
そういうことをしていかないと実際の正確な調査は出来ないですよね。本来は兵庫
県や西宮市等あちこちの団体で調査依頼をしてデータを積み重ねていく
(事 務 局)
西宮自然保護協会さんにイモリ谷,イモリ池の分だけでのお話をしているんです
が,市内全域といいますか,広げていけたらなという思いはあるんです。私有地なんですが,所有
者の方に了解をいただいて報告書やデータが欲しいので必要経費については予算としてお渡ししま
しょうかという話になっています。
(前田委員)
芦屋市のお金を使ってそれをするということですか?
(事 務 局)
はい,そうです。市内の生きものを調べようということなので,その所有者がたま
たま市じゃなくて。
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(前田委員)
たまたまそれは市内のものではなくて誰かのものをするということですか?
(事 務 局)
そうです。本来は市全域どこかの業者に頼んで全部調査したいところなんですが,
一気には調査出来ないのでまずは部分限定しますけどイモリ池について調査をしたいとおっしゃっ
ている団体がいるので必要経費ぐらいはお渡しさせていただいても良いですかね,というご報告を
させていただいてご意見をお伺いしているとこなんです。環境計画の9ページ(2)のところで一番
最後にふれているんですけど,20∼30年程前に古市先生が一度調査はされていて,状況がだい
ぶ変わってきているので調査した方が良いのではないかとおっしゃって頂いていたんです。今回,
西宮の自然保護協会さんを活用させていただこうかと思いました。本来であれば市が持っている土
地だけではなく,全域について調査を行なっていくというのが理想だと思うんですが,まずはイモ
リ池,イモリ谷湿地からさせて頂こうかと。きっかけにもなると思いますので。
(渡辺委員)
話を聞いていて,凄い純粋なきっかけだなと分かったんです。環境問題から凄く伝
わるんです。不動産的にみると残酷なんですけど売る時は売ると思います。
(事 務 局)
そうなんです。今の段階でサギスゲが天然記念物とかで指定されているわけではな
いので,法律上そういった制限はかかってないですよね。今の所有者か前の所有者か忘れたんです
けど,環境計画の冊子に書いていますように“所有者や地域団体の協力により保全に努めていま
す”というのは,うちの方と所有者の方とやり取りをしていなくて勝手に書いているというわけで
はなくて,約束みたいなかたちでやり取りが残っています。
(渡辺委員)
個人の方ですか?
(事 務 局)
個人といいますか法人です。大阪兵庫生コンクリート工業組合。保養所なんです。
先程おっしゃられた通り,一時市が買おうということを考えていたみたいなんですが,奥の水が流
れてくる部分を含めて保護しないとあまり意味がないみたいなので,買い取るとなるとそれなりの
範囲が必要になってくるので,市の方でなかなかお金が。
(渡辺委員)
生コン会社だから不利というのは失礼ですけど,何か決めないと厳しい時が来るの
ではないかなと。
(事 務 局)
最終的にもし売ったとしても保護というのは続けていただくというお約束はしてい
るんです。ただいつ売るとか具体的な話はないです。といいましても実際に市が持っている土地で
はないので,所有者の方の考えで売ってしまおうということにもなりかねないのは事実ですね。新
しく所有者になっても引き継ぐようなお約束はしてるみたいです。
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(服部委員)
その維持管理するという所有者の方との契約というんですかね,委託されて,どう
いう内容のものなんですか。立ち入って調査させて下さいとか,日々まちの人が好きな時に行って
好きな時に入って使って良いですよというレベルのことなのか,きちっと整理管理して下さいよと
いうものなのか。
(事 務 局)
生コンさんとは,きっちりとした(イモリ池の)覚書というものは見当たらなかった
ですけど,イモリ谷湿地の方はフェンスで囲っている鍵の管理は市がやって,見学したいという方
がおられたら見せるという覚書はちゃんと交わして,イモリ池の生コンさんに関してはそれがない
んです。もしそこが経営難やいろんな理由で売りに出されてしまうと,買いたたかれる危険がある
と。打てる手として,大事な生き物がいますよとこっちが把握して,こちらも証拠をもってお見せ
した上でお願いしますと言った方があちらとしても納得していただきやすいかなと。
(前田委員)
優しい言い方やね。
(池内委員)
基本データがないと話が出来ないですよね。
(前田委員)
基本データを取るために調べるということですね。
(渡辺委員)
今後市の法律で決める予定はないんですか。
(事 務 局)
例えばあの領域に今までの調査で全く見つかっていなかった特別天然記念物のよう
なものがいたとなれば保護する価値が十分にあるので,これを基に市議会等に話をつけてあそこ一
帯の保全をする条例を作るとか強力な規制をかけることは可能だと思うんですけど,それをやるた
めにも調べてみないと価値というのはかっちりしませんので。今のところ調べきれていないのもあ
って,認識いただいていることが少ないという印象があります。
(渡辺委員)
それを調べるにはお金がいるというのが分かったんですけど,万が一の時のことを
考えておかないといけないと思うんですよね。万が一価値もそんなにとなった場合に守りたいけど
そんなに価値がなかったとなればそれは困るので。それでも壊したくない環境だと思うので。
(事 務 局)
そうなれば別の切り口で得られたデータが何か,守りましょうねと言えるような材
料を探してみます。
(池内委員)
昔は古市先生がくれた資料の中に全部書かれているわけですよ。現状どう変わって
いるか確認しないとダメですよね。
(倉田委員)
今までの8期までの流れだと自然環境の状況把握という,例えばそこの土地を調べ
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ることによって外来種があるかもしれないというチャンスだと思うんです。指標というのが出来る
事によって価値があると。
(副 会 長)
主要な地域をどこにするかとか,誰がするとかを決めていかないといけない。主な
地域を外来生物が発生するなら芦屋川にしましょうとか,イモリ池にしましょうとか,場所を決め
て定点を観測して自然がどうやって崩れていくのか守っていくのかを主要として環境計画の進行具
合を定点観測しながら計測しましょうというのが主旨。県に委託するのか団体でするのかここです
るのかを決めていきましょうというのがこの会議の目的。外来種が発生したら困る場所で定点観測
しましょうというのを決めていかないといけない。今まで調査をしていないのでしましょうという
こと。計画を作ってもう一年が経とうとしているんですよ。この指標をどこでどうするかというこ
とが全く決まっていない。それを決めて参考にイモリ池と決めて,これも一つにしましょうかと提
案をしているわけです。不定期に行われている環境づくり推進会議の資料しかまとまったものがな
い。
(事 務 局)
今までは自然観察会というかたちでやってきて,ある程度その時にいる生物等を調
査して,冊子とかを作って皆さんにご紹介しているんですけど,こういう形式でデータとして蓄積
していって今後何年か経ったときにどのように変わっているかという目的の為に整理したデータが
あるわけではないので,その都度の観察会等になってしまっていたので,またそういうのもやって
いかないといけない。
(副 会 長)
鳥を調べるんだったら日本野鳥の会兵庫県支部に頼むとか,芦屋市の野鳥の会に頼
もうとか,我々でやるのか,野鳥を調べる価値があるのか,正式な所で頼むのならお金がかかる。
いろいろな問題点がある。野鳥をするのか,外来種をするのかイモリ池をするのか,何をするのか
具体的に決めていかないといけない。それを決めないと指標が出来ない。
(事 務 局)
第1回目の時に,市内の生き物の調査や報告体制の構築運用というのをしていかな
いといけないんですけど,皆さんどうお考えでしょうかとお聞きしまして,お書き頂いて返して頂
いた方もいらっしゃいます。中にはある程度専門家の方に任せていった方が継続的で良いのではな
いかという意見も頂いております。
(副 会 長)
市民から情報をもらう仕組み?こんな外来種を見つけたよとか。実際活動出来ない
んだからね。時間がないので。
(池内委員)
指標の2つ目に市内で確認された外来生物の報告件数とあって,外来種とは何かと
市民の方に知らせないといけない。市民が日常で現地でみて知らせてくれるという仕組みも作って
いったほうが良い。市民にどんどんそれを知らせていくと見に行ってみようとか探しに行こうとい
う気になる。相乗効果で横に続いていくと思う。市民も環境に対して目を向けていくだろうし,市
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に連絡するとかポスティングするとかで,市民と市が連携し合っていけるひとつのきっかけにもな
ってくる。
(副 会 長)
6月は環境月間でしょ?環境特集号で見開き4ページも誌面に載るわけですよ。そ
のときに外来種はこういうものですよ。とかの記事を載せるんです。この分野は専門家に頼むと
か,市民から情報を集めるとか,いろんな多面的な方法で指標を作っていかないと。環境計画を知
っていない市民が大半。環境特集号で情報を集める仕組みを作るんです。継続的に続けていかない
といけない。今年はこの団体に頼もう,来年はこの団体に頼もうとか。
(渡辺委員)
ずっと大学に頼むわけにはいかないんですか?あまり変えない方が。
(副 会 長)
大学であろうと団体であろうと。変えるのではなく,専門の例えば“人と自然の博
物館”に頼むとか,いろんな方法がある。
(事 務 局)
調査を依頼するときの仕様書というのをある程度枠を絞って頼むことは出来ると。
(渡辺委員)
見積りとる時みたいな。
(事 務 局)
イメージ的にはそんな感じですが,同じところに何年間頼むんだったら連続的に頼
んでおかないと。
(渡辺委員)
大学で研究してるところはないんですか?
(事 務 局)
先程申し上げた西宮の自然保護協会で調査しようかと言って下さっている方が神大
の先生だったと思うんです。
(副 会 長)
その前に何をするかを決めてから適正なところに適正な方法で頼むかでしょ。大学
であろうと団体や協会であろうと何をする為に。
(渡辺委員)
頼む人によって求める閾値が違うような気がします。大学に頼むと専門的だから
(池内委員)
頼むときは大学は担当講師が変わっていくので講座がなくなる時があるんです。ク
ラークなんかはあちこち集めてやっておられます。自然保護協会でも専門家が中にいて動いている
ことなので心配ないと思います。調査の場合は有料で民間の調査機関はありますけど,どこがやろ
うとそんなに大差はないと思います。
(渡辺委員)
説得力には差がないというわけですね。
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(池内委員)
結果がどこが調査したから怪しいとか,どこが調査したから絶対間違いないとか,
そういうのは言えないですね。
(渡辺委員)
生コン会社を説得させる何かがあるのかと。
(池内委員)
それは大丈夫です。
(事 務 局)
実際に調査した実績があります。そういう意味では調査検定等,県とか市とかから
正式に依頼を受けて調査をして報告書をあげている実績あるので説得は出来ると思います。
(倉田委員)
今回の話は限定的なものですか?
(事 務 局)
はい,限定的な話です。
(倉田委員)
芦屋市の生物多様性が増えるということが分かることが1番メリット?
(事 務 局)
そうですね。
(池内委員)
現況を把握することが大事ですね。分からない限りはなにも話が出来ない。
(倉田委員)
データベースが増えるということですね。
(事 務 局)
そうですね。あまりこちらも具体的に調査を頼んでいるところがないので,ひとつ
のきっかけにしたいなと思います。
(池内委員)
普段歩いてて,こんなんがいたよ,こんなもの見つけたよという情報,データを集
めて
いく,それを現状のと比べてどう変わってきたかをみる
(事 務 局)
神戸市とかは市民の方が写真を撮ったのを投稿してホームページに載るというのを
してるんです。外来種に限ってなかったと思うんですけど,どういう生物がいて誰々が報告しまし
たという活動してくれる人が50人位登録されていて,うちもそんなのが出来たら理想ではある
し,放っておいても情報が入ってくると。
(池内委員)
そんなんやったことあるね。
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(事 務 局)
環境課で以前そういうのをやったことがあるんですかね。
(会
造園業者なんですけど,以前神戸市の仕事の依頼がきて,カラスが最近良く飛んで
長)
いてスズメの量が減ってきて生ごみを荒らしたりするという住民の声を聞いて,その時は市の方は
そんなに関与しなかったんですけど,何故カラスが増えるかというので,カラスの巣の除去の依頼
があって,野鳥の保護団体に関係してくるので,巣を撤去するにも許可が必要で,写真を撮って書
類を書いて。そういう発端はやはり住民からの声で始まったらしいので,普段生活している住民の
方の声が的を絞りやすいのかなと思いました。
(事 務 局)
時間が少なくなってきたんですが,西宮市自然保護協会さんに頼むということでよ
ろしいでしょうか。前回,環境計画に従って中間的な支援をおこなっていきましょうという話を中
心にご意見をお伺いしていて,1∼5までテーマがあって,基本方針も2つありますので,ある程
度的を絞ってやっていった方が良いというのと,後は具体的に副 会 長さんが中心におっしゃられ
た場の提供という部分と,事 務 局がエコフェスティバルという案を出したのでその辺りを中心に
話を詰めてもらった方が良いんじゃないかと,後は比較的自然をメインにやってきていますので,
住環境の話も生活に直結しているので,市民の関心を引く上では先程おっしゃられたカラスもそう
ですし,住環境の市内のハード面でもいろんな意見があるんじゃないかと思うんですね。今までご
意見をお聞きしているなかでざくっと分けるとそういう意見が多いかなと思っています。
前回エコフェスティバルを具体的に進めて下さいと最後終わって,具体的に考えようかなと思っ
たんですけど,実際やるとなると今までやっていた自然観察会がエコフェスティバルに変わっただ
けになるのも,ただイベントをやっているだけになってしまうと思うので,やるとなればどういっ
た目的でやるのかというのを初めに決めないとダメかなと。次回以降もある程度具体的な話をして
いって,時間もあまりないので,事 務 局が提案して引っ張っていってもらった方が良いんじゃな
いかという意見も多いんですけど,今までイベント中心で事務局がある程度決定したりということ
が多かったので,今回は出来れば事務局の方である一定の方向に誘導したくないという思いがあり
まして,具体的に皆さんのいろんな意見があるなかで,なかなかまとまりきらないのでどうやって
まとめていくんやという話になると思うんです。今期第9期でやることを決めないといけないとい
うこともあるんですけど,あれしよう,これしようというのに縛られてそれに向けて具体的な話だ
けをしていくというのは避けたいなと思っていまして。究極なんですけど第9期でイベントが出来
なかった,具体的なことが実行出来なかったということに陥っても最悪仕方がないんじゃないかな
という事務局では腹くくりでいるんです。どうしても焦ってあれしましょう,これしましょうとな
ると,やることが目標になってしまうので,何を中心に話をしていくのかとなると以前お話してま
すように,環境計画の32ページの推進フローに基づいて議論が中心になっていくのかなというこ
とで,今まででしたら自然観察会のイベントもあったので外に出る事があったと思いますし,そう
いうことが絶対ダメというわけではないと思いますので,そういうのと並行してするのも有かなと
思います。議論ばっかりになってしんどいなという時があれば皆さんで芦屋の自然のポイントでも
結構ですし,住環境でこういう問題が出来ているというのを皆さんと外に出てみに行くということ
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をやっても良いかなと思います。今期はゆっくり議論中心にやっていこうと思っているんですがど
うでしょう。それもしんどいですかね。
(副 会 長)
指標づくりをどのようにやっていけば良いのか。どこで何をしたら良いのか皆さん
ご存知ないかたもおられると思うので,自然観察,例えば仲ノ池とか潮芦屋ビオトープとか東おた
ふく山とかこういう所の定点観測していって指標づくりをしていけば良いなと。一度みんなで現地
に行くのもひとつ。ここで議論ばかりしていても話がまとまらない。
(事 務 局)
前回,前々回と議論させていただきまして,こちらも皆さんにお渡しする情報が少
なかったかなと反省しております。方向性をはっきり決めないで,何を議論しているのか良く分か
らないと思っていることもあったと思うので,なるべく出来るだけ好きなように意見を言っていた
だいて,どのようなお考えをお持ちなのか手探りで聞かせていただいたという段階です。これから
はある程度方向性とか的を絞っていかないと。現地の方も自然に関しては古市先生が芦屋市のポイ
ント的であればいつでも皆さんを案内しますと言ってくれていましたし,住環境の方もある程度整
理して皆さんで見に行ってある程度情報を集めないと議論するのも情報があまりにも少なくて,な
かなか議論に結びつかないかなと。
(会
長)
(事 務 局)
環境課には市民からの声は入ってきたりするんですか?
騒音が比較的多くて,冬には暖炉の煙ですので,苦情という部分に関しては住環境
がメインになってきます。暖炉から出てる煙をとってきて計測する技術もありませんし,ゴミとか
を燃やしていない限り暖炉を使うのをやめて下さいと規制する法律もありませんので,苦情があっ
てもご近所さんから苦情が出ておりますのでご配慮いただけませんか,という対応しているのがほ
とんどです。
カラスはゴミの方になってくるので収集事業課という所が担当になってくるんですが苦情は多いで
す。ゴミの出し方のハンドブックやゴミの収集カレンダーとかカラス対策の冊子のようなものを収
集事業課から出しているようです。
(渡辺委員)
カラスは退治出来るんですか。
(事 務 局)
カラスは芦屋のどの辺りに飛んでるんですか。
(渡辺委員)
翠ヶ丘の方と夙川の大きな敷地の土地を持ってらっしゃる方がいて全部のカラスが
集中するんです。
(事 務 局)
カラスは収集事業課も困っているので6月1日号の環境特集号に外来種やカラスの
話題とかだいたい載っております。こうやって話をする機会や場所や方法を決めるだけでも中間的
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支援になってると思っていますので。
(会
長)
リストを集めて環境に関係する方ばかりを集めて,どういう状況か皆さんデータを
持っていると思いますので情報交換でも良いですし,良いアイディアを持っているかもしれないの
で,そういう方も招いてこういう会議するのもひとつの方法だと思います。これも中間的支援の役
目を果たしているかなと。
(事 務 局)
そうですね。議論中心にと言いましたが,あまり肩張らずに軽い気持ちで話を聞く
だけでも支援になるかなと思っております。皆さんたくさんいろんな意見をお持ちなので,時には
食い違うことがあると思いますけど,どちらかの意見が正しいと環境では答えは決まっていないと
思いますので,2つの意見があれば2つの意見を並行してやっていけば良いかなと思っています。
次回以降も話をさせていただこうかと思っていますがよろしいでしょうか。場合によっては,時間
の関係でみなさんに来月こういうものを話題にしたいので考えてきてくれませんかと,事前に宿題
として投げかけさせて頂くことも出てくるかと思うんですけど,その辺でお時間とっていただいた
りする手間も発生するかと思いますのでその辺はご協力いただいてもよろしいでしょうか。この環
境計画を作る時に策定で委員をしていただいた方は比較的この環境計画の事が詳しいかと思うんで
すけど,環境づくり推進会議の全員の方がこの環境計画の策定に加わっているわけではありません
ので,ベテランの方にすみませんがまた教えていただいてもよろしいでしょうか。意見たくさんあ
りますけど,一応皆さんの意見は最後まで聞いた上で議論を進めていきたいと思っています。今回
もそんなに後々に残るような決定事項というのがないんですけど。
(副 会 長)
前期のパンフレットは出来上がったの?
(事 務 局)
最後の詰めだけがまだでして,毎回言ってるようで大変申し訳ないんですが次回は
必ずお持ち出来るようにします。
(副 会 長)
ホームページは?
(事 務 局)
概要版はほぼ出来上がってますが,ホームページの本題だけがまだ出来上がってい
ないのでまだアップ出来ていない状況です。ホームページの分は確認していただいてからアップし
た方が良いですよね。
(副 会 長)
そうやね。
(会
エコフェスティバルやフォーラムのように年に一回環境で集まる会を我々が設営す
長)
るとか,有名な講師の方に講演をしてもらうとか。例えばの話ですけどね。
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(事 務 局)
そうですね。それで興味のある方を声かけして集めて,つながりが出来たり勉強も
出来ますしね。また皆さんで話を進めていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
(会
長)
他に何かご意見ございますか。ないようでしたら第4回環境づくり推進会議を終わ
ります。ありがとうございました。
以 上
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