P7~8 - Nagoya International Center

30周年
NIC
記念シリーズ
国際留学生会館から 日本語能力試験と留学生
2012年9月から1年間、国際留学生会館
(以下ISC)
で暮らし、愛知県立大学で学んだヤシン・ユハットさん
(フランス、男性)
からお便りが届きました。
名古屋国際センター 30周年に寄せて
名古屋ユネスコ協会 理事長 金原祥子
Along with... みなさんと共に
今年の9月に再び来日します。その折には、ぜひともISCを再訪した
分の日本語能力が一歩前進できたことを証明でき、とても喜びを感じ
いと思います。今回は留学ではなく、日本での就職が目的です。その
ています。
意味では、私の日本語能力はまだ十分とは言えません。将来、通訳業
いました。我々の人気講座の一つである
「世界の文化と世界の味」
フランス語が母語である私にとって、日本語はたいへん難しい言語
務に携わりたいという夢をもっています。長くけわしい道のりですが、
時、日本訪問の記念にユネスコ活動に役立ちたいと、肖像入り金メ
の講師として、
トルコ、スリランカ、アルジェリア、ハンガリー・・・と
ですが、言葉や文化の違いが大きいからこそ、学ぶ面白さを見出すこ
やりがいはあります。次回は、日本語能力試験N1の合格を目指し、日
ダルの販売とチャリティ・オークションに愛用品の提供を日本ユネス
多くの“大使”
に母国の家庭料理、習慣や文化を教えて頂きました。
とができます。
本語に磨きをかけていきたいです。
コ協会連盟(日ユ)
に申し出ました。その純益1,200万円は本人の希
おかげで毎回違う国から立派な人々を講師として迎えられました。
望により途上国の読み書きできない人々を支援する活動に寄付さ
料理の先生としては素人だったのがまた親しみがわき、良かったの
れました。現在、名古屋国際センター(NIC)
が展開されている事業
かもしれません。
の一つ「世界寺子屋運動」の始まりとなったエピソードです。
NICが名古屋・東海地区の市民団体の重要なプラットホームとし
名古屋ユネスコ協会(名ユ協)は、1948年、名古屋大学を中心と
てこれからも益々発展していかれることを心から期待しています。
1987年、マイケル・ジャクソンがコンサートツアーで初来日した
NIC
周年記念シリーズ
30
日本語能力試験N2に無事合格しました。日本への留学によって、自
私は交換留学生として2012年の秋に来日し、ISCで暮らし始めまし
「日本語能力試験」は、日本語を母語としない人たちの日本語能力を測定し、認定す
た。ISCの日本語ボランティアの皆さんによる日本語教室や日本語能
る試験として、1984年に、国際交流基金と日本国際教育支援協会が共催で開始。
力試験の受験料の補助、静かで落ち着いた館内は、日本語習得にとて
2011年には世界62か国・地域の約61万人が受験する世界最大規模の日本語試験と
も恵まれた環境だと思います。
なり、日本での就職試験の結果を大きく左右する重要な資格と言われている。
する学者・文化人が集まり設立された歴史あるNGOですが、ユネ
しかしながら、来日後初めての受験の結果は
「完敗」
でした。その後、
スコの理念のもとに平和の構築をめざす活動は、時代の流れと共
気持ちを新たに始めた本格的な勉強では、漢字の熟語を毎日20語か
にだんだん停滞していきました。しかし、1990年に復活の転機が訪
ら30語をノルマとし必死で覚えました。そして、帰国する間際の昨年
れます。国際識字年を契機とする
「世界寺子屋運動」です。私は、こ
12月に再挑戦し、無事合格することができました。インターネットで
合否の結果を確認できるものの、海外へ郵送してもらえないためあき
の運動がもたらしたNICとの出会いに何か運命的なものを感じま
らめていた
「認定書」
も、ISC職員のご厚意で手にすることができ、感
す。日ユの呼びかけに呼応してNICは
「世界寺子屋運動」
に参画、
「世
激もひとしおです。本当にありがたいと思いました。
界寺子屋運動名古屋実行委員会」
を主導しました。今やNICは、書
き損じはがき回収により日ユに多額の支援金を送る団体として全
国に知られる存在です。名ユ協もこの委員会のメンバーとなり、自
らも寺子屋支援のためのチャリティ・イベントや講演会などを行い、
みなさんと共に
Along with…
世界の平和を願う市民中心の“新生”名ユ協を誕生させました。
以前、NICには
「なごや民間大使」
と呼ばれる外国人嘱託職員が
NICが 2001 年から管理・運営している、名古屋市港区にある留学生専用の宿泊施設。居室 90 室のほか、研修室や和室、体育室な
国際留学生会館とは…
トルコの料理を民間大使のツルハン氏(左端)から教えていただく
名古屋ユネスコ協会ウェブサイト
http://www.unesco.or.jp/nagoya/
Central Japan International Society (CJIS)からのメッセージ
私 たち は、CJISの 前 身 で ある在 住 外 国 人グル ープForeign
す。日本で4番目に大きな都市にもかかわらず、海外での名古屋
Committeeとして、NIC設立の際の情報提供や助言を行いまし
の知名度は、30年前と変わらずまだまだ低いです。FAEにはこれ
た。国際理解と国際交流を推進しようとしていたNICの草創期、
までに、のべ41か国の人が参加しています。今や県外からも参加
国際交流パーティや、名古屋地域に住む在住外国人に日本への理
する外国人が増えているFAEを通して、名古屋を知ってもらい、
解を促すための講座やデイ・トリップを企画し共に実施する等、
彼らが母国に帰った時に名古屋という都市の素晴らしさを伝えて
様々な形でNICの事業に関わってきました。
いってくれたら、国際都市としての知名度も高くなっていくと考
1986年に、名古屋国際センター(NIC)はこの地域に住む外国
えています。
人芸術家を招待し、来場した多くの日本人と、展示作品を通して
これからも人々が集まりつながる、そして理解し合える場を、
交流ができる会を開催し、それがCJISの設立のきっかけになりま
NICと共につくっていきたいと思います。
した。そして同じ年の11月、NICと共に、7か国12人の芸術家が
集 ま る 記 念 す べ き 第1回 目 の 外 国 人 芸 術 作 品 展(Foreign
ヤシンさん(左端)
(本年度のFAEは11月4日(火)∼9日(日)、NIC4階の展示室で開
催予定です)
Artists Exhibition:以下FAE)を開催し、以来、毎年参加者が増
えて大きな展覧会へと発展しながら、今日まで継続しています。
時代の移り変わりと共に交流イベント等は減少していきました
が、それでもFAEは毎年開催してきました。それは、芸術を通し
て、日本人・外国人が直に言葉を交わしてコミュニケーションをと
り、文化や価値観を分かち合う、
「異文化理解・交流」の原点がここ
にあると考えているからです。
FAEを継続したいと考えるもう一つの理由に、もっと
「名古屋」
どを備え、100 名の留学生が生活できる。日本文化理解講座の開催や各種相談・情報提供、地域住民との交流などを行っている。
好都市の広場
姉妹友
名古屋市は、ロサンゼルス市、メキシコ市、南京市、シドニー市および
トリノ市と姉妹友好都市提携を結んでいます。
名古屋・ロサンゼルス姉妹都市提携55周年記念
名古屋市民親善使節団に参加してロサンゼルスに行こう
!
名古屋市とロサンゼルス市の姉妹都市提携55周年を記念し、ロサンゼルス等を訪れる市民親善使節団の参加者を募集します。
現地では、市民の代表団として、ロサンゼルス市役所訪問や、交流行事・記念祝賀会への参加など、他のツアーでは味わえない貴重な体
験ができます。そのほか、ロサンゼルスの観光、世界遺産であるグランド・キャニオン国立公園の訪問、日系アメリカ人の歴史を学ぶなど、ア
メリカの魅力を様々な角度から感じていただきます。ぜひご参加ください!
●日 程:平成26年8月4日
(月)
∼8月12日
(火)
9日間
●訪問地:ロサンゼルス、グランド・キャニオン 他
●費 用:おひとり 548,
000円
(2名1室利用)
おひとり 623,
000円
(1名1室利用)
●対 象:名古屋市民又は名古屋姉妹友好都市協会会員のうち、団体行動に支障なく参加でき、上記の日程での海外旅行に参加できる健
康な15歳以上の方(年齢は出発日現在)。未成年の方は保護者の同意が必要。
●定 員:60名(定員になり次第募集を終了)
●案内書配布:区役所情報コーナー、名古屋市立図書館、名古屋姉妹友好都市協会事務局
*以下協会ホームページからもダウンロード可。
*詳細の旅行条件は募集パンフレットにて必ずご確認ください。
トップツアー株式会社 名古屋支店
☎052-232-1091 FAX052-232-1968
名古屋姉妹友好都市協会事務局
(名古屋市市長室国際交流課内)
☎052-972-3063 FAX052-962-7134 [email protected]
ロサンゼルスの風景
URL:http://www.nsca.gr.jp
という都市を海外の人に知ってもらいたいという思いがありま
CJISの滝リンダさん(左)とジム・ゴーターさん
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2014.6・7 ニック・ニュース
2014.6・7 ニック・ニュース
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