Cover page Navi 2

No. 3
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Manil
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S
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Suroy
歩き. .
そぞろ
マニラ
セブ編 ➡P57〜P68
(地図付)
Column
■ マルコス時代の迎賓館「ココナツパレス」
■ サンミゲル・バイ・ザ・ベイ San Miguel by the Bay
■ フィリピン医療ボランティアの旅 (第3回) バギオの日本人 in 1986
■ ルネタ・ホテル ─ 戦災を生き延びたフランス・ルネッサンス様式ホテル
■ フィリピン映画はおもしろい!!
■ 国民生活に今も息づく、国の歴史がなかった時代の慣習
■ 戦前のバギオに生きた邦人写真師 ─ 古屋 正之助氏
■ ジャコウネコの糞から採取される「アラミド・コーヒー」の店
■ ポロの日本人墓地跡 ─ 戦前の邦人社会の名残り
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便利なクーポンは48ページにあります。
表紙の写真: ネグロス島の製糖工場で
今も活躍する蒸気機関車
かつては砂糖産業で栄え「砂糖の島」とし
て有名なフィリピン中部のネグロス島。その
西ネグロス州の州都バコロド市の15キロ北方
のシライ市に1918年に設立されたハワイ系資
本の製糖工場、ハワイアン・フィリピン社が
ある。表紙の写真はこの工場で今も現役で活
躍している蒸気機関車。この機関車は農園で
刈り取った砂糖きびを積載した貨車を工場ま
でけん引している。燃料は石炭ではなく「バ
ガス」と呼ばれる砂糖きびの搾りかすを使う。
また「ネグロス島のパリ」と呼ばれている
シライ市には砂糖産業の全盛時代に富を築い
た「アセンデーロ」と呼ばれる富豪が大きな
屋敷や博物館、劇場などの文化施設を築いた。
その屋敷のひとつが現在、
「バライ・ネグレン
セ」(ネグロス人の家)と呼ばれている博物館
だ(表紙の右上写真)。元々はフランス人の砂
糖商人の屋敷だったとされるがネグロス文化
財団(本部・バコロド市)が買い
取り一般公開している。砂糖
産業を支配した「シュガー・バ
ロン(砂糖貴族)」の生活様式
を再現、ネグロス近郊だけで
なく、マニラや海外からも観
光客が多数訪れている。
屋敷内には、当時のベット
や洋服だんす、ピアノや蓄音
機がそのまま備えられている
ほか、旧式アイロンや銀製の
バデドール(チョコレートドリ
ンクを作る道具)、さらにヨー
ロッパから取り寄せた陶器製
ビール瓶などの珍しい生活用
品や愛好品が並ぶ。2階の食
バライ・ネグレンセ: 公開時間は午前9時から午後5時まで(月曜・祝日は休館)。
入館料: 大人40ペソ、子供(12歳以下)/学生 20ペソ。
堂には屋根裏の部屋に通じる
連絡先: 電話: (034) 714-7676まで。
階段跡がある。当主がシライ
Balay Negrense Museum Tel. (034) 714-7676
Singko de Noviembre St., Silay City, Negros Occidental
港に到着する貿易船を望遠鏡
Open Hours: 9:00am - 5:00pm (Tuesday to Sunday)
で見つけるため、この階段を
Entrance Fee: P40 Adult, P20 Students with ID and children 12 years old &
below
頻繁に上り下りしたという。