浅川町人口ビジョン【概要版】

浅川町人口ビジョン【概要版】
(3)社会動態の特徴
平成 28 年 3 月
ポイント

図表3
人を下回ると、その後は 150 人を下回るようにもなって
1990 年以降、総人口は本格的な減少局面へ突入。

自然動態は少子高齢化の影響により、自然減が加速化。合計特殊出生率も人口置換水準(2.07)には届かず。

社会動態はほとんどの年度で転出超過。20 代の転出超過が目立つ。

「浅川町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の推進により、2060 年において約 4,700 人の人口確保を目指す。
転入数、転出数、社会増減の推移
本町の転入数は減少傾向にあります。2004 年度に 200
単位:人
300
90
223
います。転出数も同様に減少傾向にありますが、近年で
200
は 200 人前後で推移しています。
100
205
206
177
60
171
156
144
30
13
社会増減(転入数-転出数)についてみると、概ね転
転入数
8
0
0
転出数
出数が転入数を上回っており、転出超過の状態が続いて
100
(1)総人口と年齢3区分別人口の推移
図表1
単位:人
10,000
ら高度経済成長期にかけて急激に減少しています。1950
9,158
9,000
7,837
8,000
7,467 7,488
7,621 7,727 7,625
7,484
1990 年項は再び減少に転じました。
図表4
20
1950年1955年1960年1965年1970年1975年1980年1985年1990年1995年2000年2005年2010年
8,000
30.0%
一方で老年人口は一貫して増加を続けています。2010
6,000
1,178
1,029
897
1,398
1,588
1,721
25.0%
1,783
4,776
4,788
4,865
4,740
4,638
1,804
1,684
1,487
1,258
1,159
1980年
1985年
1990年
年少人口
図表2
年代は概ね自然増で推移していましたが、2001 年度以降
1995年
2000年
生産年齢人口
2005年
老年人口
2010年
高齢化率
あります。少子化と高齢化の進行により、今後も自然減
口置換水準)である 2.07 とはまだ差があります。
50~59歳
-14
-17
-6
20~29歳
-30
-14
-10
40~49歳
30~39歳
-11
10~19歳
0~9歳
-4
-3
-9
73
-19
-20
-16
-25
0~9歳
-30
2012年
2013年
2014年
資料:住民基本台帳人口移動報告
資料:住民基本台帳人口移動報告
国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の推計に準拠した人口推計によると、2060 年には 3,394 人まで減少すると
態、社会動態を改善させることにより、人口減少を食い止めます。「浅川町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の推進
図表5
浅川町
人口の将来展望
40
46
41
40
13
13
単位:人
8,000
30
20
12
20
10
0
0
出生数
7,000
20
-14
-27
75
合計特殊出生率
2030 年 1.80
2040 年 2.07
-10
74
73
78
93
100
86
-20
自然増減
93
-40
合計特殊出生率
(2008 年~2012 年)
福島県
6,000
2020 年までに移動均衡達成
5,000
浅川町
4,000
3,394
3,000
2010年
1.38
1.48
4,732
-50
資料:住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査
(各年4月1日~翌3月 31 日)
全国
パターン1と比較して
約 1,300 人の人口減少
抑制効果
-30
-45
64
80
6,888
死亡数
-2
40
20~29歳
10~19歳
-40
64
60
40~49歳
30~39歳
-30
2014年
60歳以上
50~59歳
-6
-50
2013年
50
86
計特殊出生率(ベイズ推定値)は、最新の数値では 1.61
となっています。人口維持のために必要とされる値(人
不詳/その他
0
により、2060 年における人口は 4,732 人となり、約 1,300 人の人口減少を抑制する効果が見込まれます。
は進行するものと考えられます。
また、1人の女性が一生に産む子どもの数とされる合
女性
予測されています。本町では、「浅川町まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づいて施策を展開することで、自然動
出生数、死亡数、自然増減の推移
60
は自然減が続いており、その度合いは大きくなる傾向に
-6
60歳以上
-5
単位:人
100
80
単位:人
20
(4)浅川町の人口ビジョン
10.0%
本町の出生数は、1990 年代は概ね 80 人程度で推移し
自然増減(出生数-死亡数)についてみると、1990
-10
2012年
995
0
(2)自然動態の特徴
は3年連続で 85 人以上となっています。
-8
4,110
資料:国勢調査
※1950 年は、旧山白石村と小野田村の一部(小貫、太田輪)の人口を含む。
年代半ばまでは概ね 60~80 人でしたが、2009 年度から
-4
15.0%
1,815
12.0%
想されます。
た。一方で死亡数はわずかに増加しつつあります。2000
0
-50
4,392
2,000
ことから、今後も高齢化率はさらに上昇していくものと予
-90
20.0%
高齢化率は 1980 年には 12.0%でしたが、年々上昇し、
人口の減少傾向と老年人口の増加傾向が同時にみられる
253
10
-40
4,000
197
資料:住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査
(各年4月1日~翌3月 31 日)
男性
-20
25.9%
老年人口>年少人口
(2000 年)
年の老年人口は 1,783 人となっていますが、1980 年と比
較すると約 99%の増加となっています。
201
261
不詳/その他
6,000
てきましたが、2000 年代に入ると徐々に減少してきまし
300
10
の 20 年間で約 41%減少しています。
191
226
-76
単位:人
6,888
7,000
いています。特に年少人口は 1990 年から 2010 年にかけて
-55
-60
男女別・年齢階級別の純移動数
7,272
~14 歳)
、生産年齢人口(15~64 歳)は概ね減少傾向が続
2010 年には 25.9%に達しています。年少人口と生産年齢
200
で移動のある 10 代でも転出超過となっています。
8,139
1980 年以降の年齢3区分人口をみると、年少人口(0
社会増減
-55
て転出する人が多いことが想定されます。また、進学等
8,625
が、これは 25 年間で約 21%の減少を示しています。
その後、バブル経済期にかけて人口が微増しましたが、
純移動数を年齢別にみると、男女ともに 20 代の転出
超過が大きいことがわかります。就職や結婚等を機とし
9,490
年から 1975 年にかけて約 2,000 人の減少となりました
-45
います。毎年 30 人から 60 人の社会減が生じています。
総人口と年齢3区分人口及び高齢化率の推移
国勢調査による本町の総人口の推移をみると、戦後か
-30
1.61
資料:人口動態調査 保健所・市町村別統計
※ベイズ推定値は、当該市区町村を含むより広い地域である二次医療圏のグルー
プの出生の状況を情報として活用し、これと各市区町村固有の出生数等の観測
データとを総合化して当該市区町村の合計特殊出生率を推定した値。
2015年
2020年
2025年
2030年
浅川町人口の将来展望
2035年
2040年
2045年
2050年
2055年
2060年
パターン1(社人研推計準拠)
資料:まち・ひと・しごと創生本部配布のワークシートより作成