富里市の人口動向と将来推計結果(国モデルケース)

資料2
富里市の人口動向と将来推計結果(国モデルケース)
1. 人口の動向と将来推計(国モデルケース)
○ 2010 年以降は、全ての推計パターンで常に人口が減少する傾向を示している。
○ 特に全国の移動率が今後一定程度縮小すると仮定したパターン 1 の推計では、2060 年
には 2010 年の約 60%にまで減少すると予測されている。
○ また、合計特殊出生率が人口置換水準(人口を長期的に一定に保てる水準の 2.1)まで
上昇した場合でも人口は減少すると予測されている。
図 1
富里市の人口の動向と将来推計(国モデルケース)
55,000
50,000
45,000
(人)
40,000
35,000
パターン1(社人研推計準拠)
30,000
パターン2(民間機関推計準拠)
シミュレーション1(パターン1+出生率上昇)
25,000
シミュレーション2(シミュレーション1+移動ゼロ)
実績
2055年
2050
35,477
41,008
43,611
-
2060年
2050年
2045年
2045
38,052
42,596
45,037
-
推計値
実績値
年
パターン1
パターン2
シミュレーション1
シミュレーション2
実績
2040年
2035年
2030年
2025年
2020年
2015年
2010年
2005年
2000年
1995年
1990年
1985年
1980年
20,000
1980
1985
1990
1995
2000
2005
2010
23,315 33,291 42,852 48,666 50,176 51,370 51,088
2015
50,317
50,317
50,346
50,901
-
2020
49,239
49,010
49,547
50,465
-
2025
47,690
47,159
48,628
49,911
-
2030
45,703
44,833
47,551
49,229
-
2035
43,327
42,103
46,038
48,063
-
2040
40,714
39,132
44,311
46,574
-
2055
32,934
39,475
42,247
-
2060
30,360
37,980
40,901
-
出所)国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」
2015 年以降は国提供・市区町村別推計ツールを用いて推計
推計パターン
パターン 1
パターン 2
シミュレーション 1
シミュレーション 2
推計方法
全国の移動率が今後一定程度縮小すると仮定した推計(社人研推計準拠)
全国の総移動数が、平成 22 年から平成 27 年の推計値と概ね同水準でそ
れ以降も推移すると仮定した推計(日本創成会議推計準拠)
合計特殊出生率が人口置換水準(人口を長期的に一定に保てる水準の 2.1)
まで上昇したとした場合のシミュレーション
合計特殊出生率が人口置換水準(人口を長期的に一定に保てる水準の 2.1)
まで上昇し、かつ人口移動が均衡したとした(移動がゼロとなった)場合
のシミュレーション
1
参考
2. 参考(人口動向と将来推計結果の詳細)
2.1 総人口
① 人口総数に対する男女の割合
○ 男女の比率は、いずれの年も概ね 50%程度である。
○ 全国では男女比が概ね 49:51 の比率であるが、富里市は 51:49 と男性の比率が高い。
図 2
男女の割合(富里市)
人口総数に対する割合(%)
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
人口総数(女)
20%
人口総数(男)
10%
0%
2000
2005
2010
年
出所)都道府県・市区町村のすがた・地域別統計データベース(富里市)
人口総数に対する割合(%)
図 3
男女の割合(全国)
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
人口総数(女)
人口総数(男)
2000
2005
2010
年
出所)国勢調査 時系列データ(男女,年齢,配偶関係)
2
② 年齢 3 区分別人口の推移
○ 15 歳未満人口は 1990 年を境に増加から減少に転じている。15~64 歳人口は 2005 年
まで増加しているが、2010 年では減少している。65 歳以上人口は 1980 年以降、増加
している。
○ 年齢 3 区分別の構成比は男女とも 65 歳以上人口が増加している。特に女性の増加が大
きい。
○ 年齢 3 区分別人口の増減率は、いずれの年齢区分も減少傾向にあったが、15 歳未満人
口は 1995 年~2000 年にかけて、65 歳以上人口は 2005 年~2010 年にかけて増加した。
図 4
年齢 3 区分別人口の推移
40,000
年齢3区分別人口(人)
35,000
30,000
15歳未満人口(人)
25,000
15~64歳人口(人)
20,000
65歳以上人口(人)
15,000
10,000
5,000
0
1980
1985
1990
1995
2000
2005
2010
年
出所)都道府県・市区町村のすがた・地域別統計データベース(富里市)
年齢3区分の構成比(%)
図 5
年齢 3 区分の構成比
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
65歳以上人口
15~64歳人口
15歳未満人口
男
女
男
2000
女
2005
男
女
2010
年
出所)都道府県・市区町村のすがた・地域別統計データベース(富里市)
3
年齢 3 区分別人口の増減率
170.00
15歳未満
人口の増
減率
150.00
130.00
110.00
15~64歳
人口の増
減率
90.00
70.00
2005→2010
2000→2005
1995→2000
1990→1995
1985→1990
50.00
1980→1985
年齢3区分別人口の増減率(%)
図 6
65歳以上
人口の増
減率
年
出所)都道府県・市区町村のすがた・地域別統計データベース(富里市)
年齢 3 区分別人口の増減率=前年に対する変化の割合(前年人口/当年人口)
4
2.2 自然動態
○ 出生数は 400 人前後でほぼ横ばいになっている一方で、死亡数は増加している。そのた
め、自然増減数は減少傾向となっている。
○ 自然増減率は 1980 年以降減少しており、2012 年、2013 年はマイナス値となっている。
図 7
出生数、死亡数、自然増減数の推移
600
500
人
400
300
200
100
0
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
-100
年
出生数(人)
死亡数(人)
自然増減数(出生-死亡)
出所)富里市統計書 Ⅲ人口
図 8
自然増減率の推移
0.8
0.7
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
0
-0.1
-0.2
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
自然増減率(自然増減
数(出生数-死亡数)/
総人口)
年
出所)富里市統計書 Ⅲ人口 をもとに作成
自然増減率=(出生数-死亡数)/総人口
5
2.3 社会動態
○ 転入者数は 2007 年頃まで 2,700 人前後で横ばいが続いていたが、2008 年以降減少して
いる。転出者数は 2008 年頃まで 3,200 人前後で横ばいが続いていたが、2009 年以降減
少している。
○ 社会増減数,社会増減率はマイナス値が続いている。
図 9
転入者数、転出者数及び社会増減数の推移
5,000
転入者数
(人)
4,000
人
3,000
転出者数
(人)
2,000
1,000
0
年
2013
2011
2009
2007
2005
2003
2001
1999
1997
1995
1993
1991
-1,000
社会増減
数(転入
者数-転
出者数)
(人)
出所)富里市統計書 Ⅲ人口
図 10
社会増減率の推移
3.5
3
2.5
2
1.5
1
0.5
0
-0.5
-1
-1.5
-2
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
社会増減率(転入者数
-転出者数)/総人口
年
出所)富里市統計書 Ⅲ人口 をもとに作成
社会増減率=(転入者数-転出者数)/総人口
6
2.4 人口増減
○ 人口増減は減少傾向であったが、2006 年及び 2008 年以降はマイナス値となっている。
図 11
人口増減の推移
2,000
1,500
人口増減(人)
1,000
500
0
-500
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
-1,000
出所)富里市統計書 Ⅲ人口 をもとに作成
7
8
85歳~→90歳~
80~84歳→85~89歳
75~79歳→80~84歳
-150
70~74歳→75~79歳
65~69歳→70~74歳
60~64歳→65~69歳
55~59歳→60~64歳
50~54歳→55~59歳
45~49歳→50~54歳
40~44歳→45~49歳
35~39歳→40~44歳
図 12
30~34歳→35~39歳
25~29歳→30~34歳
20~24歳→25~29歳
15~19歳→20~24歳
10~14歳→15~19歳
5~9歳→10~14歳
0~4歳→5~9歳
純移動数(人)
2.5 純移動数(2005 年→2010 年)
○ 男女とも 20~34 歳にかけて、市外に流出している。
○ 一方、男性の 15~19 歳→20~24 歳は 170 人が市内に流入している。
純移動数の推移
200
150
100
50
0
-50
-100
純移動数・男
-200
純移動数・女
-250
-300
年齢(歳)
出所)国提供・分析用基礎データ((7)純移動数・純移動率)