シラバス - びわこ成蹊スポーツ大学

講義概要
SYLLABUS 2016
Syllabus
2016 講義概要
〒520-0503
滋 賀 県 大 津 市 北 比 良 1 2 0 4 番 地
http://www.bss.ac.jp E-mail:[email protected]
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2016/04/22
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講義概要
シラバス(SYLLABUS)は、各授業科目の担当教員が、授業に関する情報を
授業前に提示する「授業計画書」です。自らが学ぶ授業内容についてよく調べ、
授業を受ける準備をしてください。
シラバスを有効に利用し、学修に励んでください。
※ポータルシステムでも閲覧することが可能です。
※卒業後、進学等の提出書類として、在学中に履修した科目内容について求められることが
ありますので大切に保管しておいてください。
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成績評価について
本学の成績評価についての基準は下記のとおりです。
[成績評価基準]
区 分
合 格
不合格
評 価
評 点
GP※
基準(評価内容)
A
100 ~ 90点
4.0
基本的な目標(到達目標)を十分に達成し、特に優秀な成績を修めている
B
89 ~ 80点
3.0
基本的な目標(到達目標)を十分に達成している
C
79 ~ 70点
2.0
基本的な目標(到達目標)を達成している
D
69 ~ 60点
1.0
基本的な目標(到達目標)を必要最低限は達成している
E
59点以下
0.0
基本的な目標(到達目標)の必要最低限を達成していない及び授業に
3分の2以上出席していないもの
※GP … Grade Point
レポート・課題作成及び提出にあたってのルール
大学では、レポート・各種課題の作成及び提出が求められます。その多くは成績評価の対象となるものであり、
定期試験と同じ厳正な態度で作成、提出することが必要です。
以上のことをふまえ、作成及び提出にあたって以下のようなルールを守ってください。
<作成にあたってのルール>
大学でのレポートや論文は、課題について調べて、書き写すだけでなく自分なりの理解を深めたことなどを書き
加えてください。
レポートや論文を作成する際、書き物やウェブサイトの情報を利用する場合、利用の仕方を間違えると「盗用・
剽窃行為」とみなされます。例えば、他人の文章を引用した場合、出典を明示することが求められます。その場合、
自分なりの理解を深めたことを書き加えることなく引用のみの利用であれば、盗用・剽窃になります。
〔盗用・剽窃とみなされる行為〕
・書物やウェブサイトなどの他人の文章、資料について、出典を明示せずにレポート、論文に記載すること。
・ウェブサイトからの他人の文章をコピーペーストすること。また、文章の一部分を利用する際も、同様の扱い
となります。
⇒出典を明示すれば「引用」としての利用となり、盗用・剽窃になりません。
〔
「引用」としての一般的な利用方法〕
他人の文章や資料を利用し、自分の考えをレポート、論文で述べる場合は、レポート論文の最後にその出典を
明示することで「引用」
「参考」とすることができる。記載方法の一般的なルールは以下のとおりである。
○書物の場合:「著者名、書名、出版社、出版年」
○論文の場合:
「著者名、論文名、論文掲載書名、巻号、出版年、論文が記載されているページ」
○新聞の場合:「新聞名、年月日、朝刊か夕刊かの区別」
○ウェブサイトの場合:
「著者名、タイトル、アドレス、アクセスした日付」
<提出にあたってのルール>
●レポート提出は、筆記試験に準ずる扱いになります。提出にあたっては間違いがないよう十分に注意してください。
●提出締め切り日(締め切り時間が指定されている場合はその時間)を過ぎたレポートは理由のいかんを問わず
一切受け付けません。
●レポートボックスに一度投函したレポートを取り出すことはできません。投函する場所を間違えた場合も同様
ですので、注意してください。一度提出したレポートの「返却」および「差し替え」(二通以上あるレポート
はすべて無効となります)の受付は行いません。
●提出するレポートは、必ずコピーし各自、保管してください。
●氏名の記載がないものは、評価対象にはなりません。
※盗用(とうよう):ぬすんで使用すること(広辞苑より)
※剽窃(ひょうせつ):他人の詩歌・文章などの文句または説を盗みとって、自分のものとして発表すること(広辞苑より)
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2011~2014年度入学生
目 次
学部共通[教養科目]
【一般教養科目】
〔こころとからだ〕
栄養と健康
武田 哲子
・・・・
1
コミュニケーションと身体表現
森川 みえこ
・・・・
2
現代社会と人間関係
伊田 行秀
・・・・
3
人間の心理と行動
伊田 行秀
・・・・
4
法と生活(日本国憲法を含む)
織田 健志
・・・・
5
産業と経済
児山 俊行
・・・・
6
地域福祉とボランティア
齋藤 誠一
・・・・
7
高齢化と家族
阿部 友香
・・・・
8
身近な自然科学
西野 麻知子
・・・・
9
国際化と文化
的場 寿光
・・・・
10
地球の歴史と琵琶湖
西野 麻知子
・・・・
11
陶芸と地域伝統文化
大森 隆
・・・・
12
教育学概論
榊原 志保・武井 哲郎
・・・・
13
現代社会とジャーナリズム
後藤 英文
・・・・
14
情報と統計
木村 聡
・・・・
15
情報発信と情報倫理
的地 修
・・・・
16
教養演習A
学部長・田村 徳子
・・・・
17
教養演習B
学部長・各クラス担任
・・・・
18
教養演習C
学部長・各クラス担任
・・・・
19
亀本 真朱・梅木 祐子・田中 佐重樹 ・・・・
20
〔生活と社会〕
〔自然と文化〕
〔教育と情報〕
〔初年次教育〕
【外国語科目】
英語Ⅰ
英語Ⅱ
シラバス2015.indb
3
S.ユーゴビッチ・G.キーラン・
P.モントゴメリ
・・・・
21
英語Ⅲ
Steve Jugovic
・・・・
22
英語Ⅳ
Steve Jugovic
・・・・
23
ドイツ語
ファンゴア ティル ダニエル
・・・・
24
中国語
鄭 惠芳
・・・・
25
韓国語
魯 惠英
・・・・
26
スペイン語
大河 ジャッケリネ
・・・・
27
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10:28:49
【情報処理科目】
情報処理論
北中 佑樹
・・・・
28
コンピューターリテラシーⅠ
田中 優介
・・・・
29
コンピューターリテラシーⅡ
木村 聡
・・・・
30
コンピューターリテラシーⅢ
木村 聡
・・・・
31
スポーツ学入門
学部長/他
・・・・ 32
スポーツ生理学概論
若吉 浩二
・・・・ 33
スポーツマネジメント概論
吉田 政幸
・・・・ 34
スポーツ社会学概論
佐藤 馨
・・・・ 35
スポーツ心理学概論
豊田 則成
・・・・ 36
水中運動法
白木 孝尚・村瀬 陽介・川合 英之
・・・・ 37
体力トレーニング法
佃 文子
・・・・ 38
身体構造と機能
小松 猛
・・・・ 39
生涯・競技スポーツ入門
学科長/他
・・・・ 40
スポーツ哲学概論
新井 博
・・・・ 41
救急処置法
小松 猛・佃 文子
・・・・ 42
フレッシュマンキャンプ
野外スポーツコース教員
・・・・ 43
雪上実習
野外スポーツコース教員
・・・・ 44
水辺実習 野外スポーツコース教員
・・・・ 45
インターンシップ実習
各ゼミ担当教員
・・・・ 46
障害者スポーツ概論
河西 正博
・・・・ 47
テーピング・マッサージ法
佃 文子・片淵 建・田中 忍
・・・・ 48
健康教育・管理論
中薗 伸二
・・・・ 49
スポーツ医学概論 小松 猛
・・・・ 50
スポーツ栄養学概論
武田 哲子
・・・・ 51
身体発育発達論
新宅 幸憲
・・・・ 52
レジャー ・レクリエーション論
佐藤 馨
・・・・ 53
衛生・公衆衛生学
金森 雅夫・狩野 孝之
・・・・ 54
体育・スポーツ史
新井 博
・・・・ 55
運動学概論
柴田 俊和・仲宗根 森敦
・・・・ 56
スポーツ政策論 鳥羽 賢二
・・・・ 57
学校保健
中薗 伸二
・・・・ 58
体力測定と評価 藤松 典子・狩野 孝之
・・・・ 59
武道論 林 弘典
・・・・ 60
舞踊論
森川 みえこ
・・・・ 61
スポーツ文化論
黒須 朱莉
・・・・ 62
スポーツ法学 新井 喜代加
・・・・ 63
スポーツボランティア実習
豊田 則成
・・・・ 64
学部共通[専門科目]
【講義・実習科目】
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4
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10:28:49
【実技科目】
〔A群〕
器械運動Ⅰ
仲宗根 森敦
・・・・ 70
陸上競技Ⅰ
渋谷 俊浩・藤林 献明
・・・・ 71
バスケットボールⅠ
吉川 文人
・・・・ 72
バレーボールⅠ
鳥羽 賢二
・・・・ 73
サッカーⅠ
望月 聡・山田 庸
・・・・ 74
テニスⅠ
北村 哲
・・・・ 75
ソフトボールⅠ
高橋 佳三
・・・・ 76
柔道Ⅰ
村田 正夫・林 弘典
・・・・ 77
剣道
乙須 純一
・・・・ 78
ダンス
大西 祐司・森川 みえこ
・・・・ 79
エアロビックダンスⅠ
藤松 典子
・・・・ 80
レクリエーションスポーツ
新宅 幸憲
・・・・ 81
体づくり運動・健康体操
中山 忠彦
・・・・ 82
障害者スポーツ
河西 正博
・・・・ 83
エアロビックエクササイズ
藤松 典子
・・・・ 84
スノースポーツ
野外スポーツコース教員
・・・・ 85
マリンスポーツ
黒澤 毅
・・・・ 86
器械運動Ⅱ
柴田 俊和
・・・・ 87
陸上競技Ⅱ
渋谷 俊浩・藤林 献明
・・・・ 88
バスケットボールⅡ
吉川 文人
・・・・ 89
バレーボールⅡ
鳥羽 賢二
・・・・ 90
サッカーⅡ
望月 聡
・・・・ 91
テニスⅡ
北村 哲
・・・・ 92
水泳
白木 孝尚
・・・・ 93
柔道Ⅱ
林 弘典
・・・・ 94
生涯スポーツ学研究法
生涯スポーツ学科教員
・・・・ 95
野外スポーツの理論と実際
黒澤 毅・林 綾子
・・・・ 96
〔B群〕
〔C群〕
〔D群〕
生涯スポーツ学科科目
【学科共通科目】
地域スポーツの理論と実際
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5
新井 博・新宅 幸憲・狩野 孝之・
黒須 朱莉・村瀬 陽介
・・・・ 97
学校スポーツの理論と実際
川合 英之・黒澤 寛己
・・・・ 98
生涯スポーツと安全管理
狩野 孝之
・・・・ 99
スポーツと自然科学
西野 麻知子
・・・・ 100
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10:28:49
【野外スポーツコース専門科目】
野外スポーツ演習
野外スポーツコース教員
・・・・ 101
キャンプカウンセリング
黒澤 毅
・・・・ 102
野外スポーツ専門実習Ⅰ(キャンプ)
黒澤 毅
・・・・ 103
野外スポーツ専門実習Ⅲ(雪上)
黒澤 毅
・・・・ 104
キャンプマネジメント
中野 友博
・・・・ 105
野外スポーツ専門実習Ⅱ 黒澤 毅
・・・・ 106
キャンプ指導法 野外スポーツコース教員
・・・・ 107
野外スポーツ指導法
中野 友博
・・・・ 108
野外スポーツ専門実習Ⅳ 黒澤 毅
・・・・ 109
野外スポーツ特別講義
野外スポーツコース教員
・・・・ 110
野外スポーツプログラム
林 綾子
・・・・ 111
地域スポーツ演習
新井 博
・・・・ 113
地域スポーツ演習
狩野 孝之
・・・・ 114
地域スポーツ演習
新宅 幸憲
・・・・ 115
地域スポーツ演習
佐藤 馨
・・・・ 116
地域スポーツ演習
黒須 朱莉
・・・・ 117
地域スポーツ演習
河西 正博
・・・・ 118
地域社会とスポーツ
佐藤 馨
・・・・ 119
地域スポーツ専門実習Ⅰ
地域スポーツコース教員
・・・・ 120
地域スポーツ専門実習Ⅱ
地域スポーツコース教員
・・・・ 121
生涯スポーツと地域保健
狩野 孝之
・・・・ 122
こどものあそびと運動
新宅 幸憲
・・・・ 123
地域スポーツと運動の科学
新宅 幸憲
・・・・ 124
地域スポーツの実践
新井 博
・・・・ 125
障害者スポーツ指導法
河西 正博
・・・・ 126
中高齢者と生涯スポーツ
黒須 朱莉
・・・・ 127
学校スポーツ演習
柴田 俊和
・・・・ 129
学校スポーツ演習
中薗 伸二
・・・・ 130
学校スポーツ演習
谷川 尚己
・・・・ 131
学校スポーツ演習
川合 英之
・・・・ 132
学校スポーツ演習
黒澤 寛己
・・・・ 133
学校スポーツ演習
仲宗根 森敦
・・・・ 134
学校スポーツ演習
大西 祐司
・・・・ 135
体育科教育課程論
柴田 俊和
・・・・ 136
学校スポーツ専門実習Ⅰ
学校スポーツコース教員
・・・・ 137
学校スポーツ専門実習Ⅱ
学校スポーツコース教員
・・・・ 138
体育授業分析評価法
大西 祐司
・・・・ 139
教材開発演習(保健)
中薗 伸二・川合 英之
・・・・ 140
【地域スポーツコース専門科目】
【学校スポーツコース専門科目】
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教材開発演習(集団種目)
谷川 尚己・黒澤 寛己
・・・・ 141
教材開発演習(個人種目)
大西 祐司・川合 英之
・・・・ 142
学校スポーツ指導法
黒澤 寛己・川合 英之
・・・・ 143
競技スポーツ学研究法
競技スポーツ学科教員
・・・・ 149
スポーツ生理学Ⅰ
禰屋 光男
・・・・ 150
スポーツ用具論
植田 真司
・・・・ 151
トップアスリート論
コーチングコース教員
・・・・ 152
スポーツビジネス論
吉倉 秀和
・・・・ 153
スポーツ文化の国際比較
スポーツビジネスコース教員
・・・・ 154
スポーツバイオメカニクス
高橋 佳三
・・・・ 155
スポーツメンタルトレーニング
豊田 則成
・・・・ 156
スポーツリハビリテーション
小松 猛
・・・・ 157
運動処方と運動療法 高橋 正行
・・・・ 158
トレーニング・健康演習
小松 猛
・・・・ 159
トレーニング・健康演習
佃 文子
・・・・ 160
トレーニング・健康演習
藤松 典子
・・・・ 161
トレーニング・健康演習
田中 忍
・・・・ 162
トレーニング・健康演習
禰屋 光男
・・・・ 163
トレーニング・健康演習
武田 哲子
・・・・ 164
スポーツ生理学Ⅱ
高橋 正行
・・・・ 165
身体開発専門実習Ⅰ
禰屋 光男・武田 哲子
・・・・ 166
身体開発専門実習Ⅱ
佃 文子・藤松 典子
・・・・ 167
実践スポーツ栄養学
武田 哲子
・・・・ 168
身体開発システム論
禰屋 光男
・・・・ 169
身体開発特別講義
小松 猛
・・・・ 170
スポーツコンディショニング論
佃 文子
・・・・ 171
スポーツコンディショニング特別講義
佃 文子
・・・・ 172
コーチング演習
鳥羽 賢二
・・・・ 174
コーチング演習
渋谷 俊浩
・・・・ 175
コーチング演習
林 弘典
・・・・ 176
コーチング演習
望月 聡
・・・・ 177
コーチング演習
吉川 文人
・・・・ 178
コーチング演習
白木 孝尚
・・・・ 179
コーチング演習
北村 哲
・・・・ 180
コーチング理論Ⅰ
渋谷 俊浩・白木 孝尚
・・・・ 181
コーチング専門実習Ⅰ
コーチングコース教員
・・・・ 182
競技スポーツ学科科目
【学科共通科目】
【トレーニング・健康コース専門科目】
【コーチングコース専門科目】
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10:28:49
コーチング専門実習Ⅱ
コーチングコース教員
・・・・ 183
コーチング理論Ⅱ 鳥羽 賢二・北村 哲
・・・・ 184
サッカーコーチング論
望月 聡
・・・・ 185
バレーボールコーチング論
鳥羽 賢二
・・・・ 186
バスケットボールコーチング論
吉川 文人
・・・・ 187
テニスコーチング論
北村 哲
・・・・ 188
陸上競技コーチング論
渋谷 俊浩
・・・・ 189
柔道コーチング論
林 弘典
・・・・ 190
水泳コーチング論
白木 孝尚
・・・・ 191
コーチング特別講義
渋谷 俊浩
・・・・ 192
スポーツビジネス演習
後藤 英文
・・・・ 195
スポーツビジネス演習
山本 達三
・・・・ 196
スポーツビジネス演習
吉田 政幸
・・・・ 197
スポーツビジネス演習
吉倉 秀和
・・・・ 198
スポーツマーケティング
吉田 政幸
・・・・ 199
スポーツビジネス専門実習Ⅰ
山本 達三
・・・・ 200
スポーツビジネス専門実習Ⅱ
山本 達三
・・・・ 201
スポーツ・メディア論
後藤 英文
・・・・ 202
スポーツ施設イベントマネジメント
吉倉 秀和
・・・・ 203
スポーツ産業論
吉倉 秀和
・・・・ 204
スポーツスポンサーシップ
吉田 政幸
・・・・ 205
スポーツマネジメント特別講義
山本 達三
・・・・ 206
スポーツ情報戦略演習
豊田 則成
・・・・ 208
スポーツ情報戦略演習
高橋 佳三
・・・・ 209
スポーツ情報戦略演習
山田 庸
・・・・ 210
スポーツ情報戦略演習
藤林 献明
・・・・ 211
スポーツデータ解析法
高橋 佳三・藤林 献明
・・・・ 212
スポーツ情報戦略専門実習Ⅰ
スポーツ情報戦略コース教員
・・・・ 213
スポーツ情報戦略専門実習Ⅱ
スポーツ情報戦略コース教員
・・・・ 214
パフォーマンス分析論 藤林 献明
・・・・ 215
スポーツカウンセリング
豊田 則成
・・・・ 216
スポーツ指導支援
山田 庸
・・・・ 217
ゲーム分析法
山田 庸
・・・・ 218
スポーツ動作分析法
高橋 佳三
・・・・ 219
【スポーツビジネスコース専門科目】
【スポーツ情報戦略コース専門科目】
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10:28:49
キャリアデザイン科目
シラバス2015.indb
9
エアロビックダンスⅡ
藤松 典子
・・・・ 221
エアロビックダンスⅢ
藤松 典子
・・・・ 222
レクリエーション指導法
中野 友博
・・・・ 223
アスレティックトレーナー実習Ⅰ
片淵 建
・・・・ 224
アスレティックトレーナー実習Ⅱ
小松 猛
・・・・ 225
アスレティックトレーナー実習Ⅲ
片淵 建
・・・・ 226
健康運動指導士特別講座(1)
藤松 典子・狩野 孝之
・・・・ 227
健康運動指導士特別講座(2)
藤松 典子・狩野 孝之
・・・・ 228
教職入門
武井 哲郎
・・・・ 229
教師論
柴田 俊和
・・・・ 230
教育心理学
高柳 真人・藤田 正
・・・・ 231
教育制度論
中島 千恵
・・・・ 232
生涯教育論
渡辺 雅幸
・・・・ 234
教育課程論
武井 哲郎
・・・・ 235
保健体育科教育法Ⅰ (体育)
柴田 俊和
・・・・ 236
保健体育科教育法Ⅱ (保健)
谷川 尚己
・・・・ 237
総合学習教材研究
谷川 尚己
・・・・ 238
道徳の指導法
川地 亜弥子
・・・・ 239
特別活動論
松本 高宜
・・・・ 240
教育方法論
赤沢 真世
・・・・ 241
生徒・進路指導論
高柳 真人
・・・・ 242
学校カウンセリング
高柳 真人
・・・・ 243
教育相談
金子 真理子
・・・・ 244
教職実践演習(中・高)
教職課程専門委員会
・・・・ 245
教育実習指導
教職課程専門委員会
・・・・ 246
教育実習Ⅰ(実習期間 3週間以上)
教職課程専門委員会
・・・・ 247
教育実習Ⅱ(実習期間 2週間)
教職課程専門委員会
・・・・ 248
福祉と介護
森本 創
・・・・ 249
特別支援教育論
森本 創
・・・・ 250
2016/04/22
10:28:50
2015年度以降入学生
目 次
学部共通[教養科目]
【一般教養科目】
〔こころとからだ〕
栄養と健康
武田 哲子
・・・・
1
コミュニケーションと身体表現
森川 みえこ
・・・・
2
現代社会と人間関係
伊田 行秀
・・・・
3
人間の心理と行動
伊田 行秀
・・・・
4
法と生活(日本国憲法を含む)
織田 健志
・・・・
5
産業と経済
児山 俊行
・・・・
6
地域福祉とボランティア
齋藤 誠一
・・・・
7
高齢化と家族
阿部 友香
・・・・
8
身近な自然科学
西野 麻知子
・・・・
9
国際化と文化
的場 寿光
・・・・ 10
地球の歴史と琵琶湖
西野 麻知子
・・・・ 11
陶芸と地域伝統文化
大森 隆
・・・・ 12
教育学概論
榊原 志保・武井 哲郎
・・・・ 13
現代社会とジャーナリズム
後藤 英文
・・・・ 14
情報と統計
木村 聡
・・・・ 15
情報発信と情報倫理
的地 修
・・・・ 16
教養演習A
学部長・田村 徳子
・・・・ 17
教養演習B
学部長・各クラス担任
・・・・ 18
教養演習C
学部長・各クラス担任
・・・・ 19
〔生活と社会〕
〔自然と文化〕
〔教育と情報〕
〔初年次教育〕
【外国語科目】
英語Ⅰ
英語Ⅱ
亀本 真朱・梅木 祐子・田中 佐重樹 ・・・・ 20
S.ユーゴビッチ・G.キーラン・
P.モントゴメリ
・・・・ 21
ドイツ語
ファンゴア ティル ダニエル
・・・・ 24
中国語
鄭 惠芳
・・・・ 25
韓国語
魯 惠英
・・・・ 26
スペイン語
大河 ジャッケリネ
・・・・ 27
情報処理論
北中 佑樹
・・・・ 28
コンピューターリテラシーⅠ
田中 優介
・・・・ 29
【情報処理科目】
シラバス2015.indb
10
2016/04/22
10:28:50
コンピューターリテラシーⅡ
木村 聡
・・・・ 30
コンピューターリテラシーⅢ
木村 聡
・・・・ 31
スポーツ学入門Ⅰ(総論)
学部長/他
・・・・ 65
スポーツ生理学概論
若吉 浩二
・・・・ 33
スポーツマネジメント概論
吉田 政幸
・・・・ 34
スポーツ社会学概論
佐藤 馨
・・・・ 35
スポーツ心理学概論
豊田 則成
・・・・ 36
水中運動法
白木 孝尚
・・・・ 37
体力トレーニング法
佃 文子
・・・・ 38
身体構造と機能
小松 猛
・・・・ 39
スポーツ学入門Ⅱ(各論)
学部長/他
・・・・ 66
救急処置法
小松 猛・佃 文子
・・・・ 42
スポーツ哲学概論
新井 博
・・・・ 41
フレッシュマンキャンプ
野外スポーツコース教員
・・・・ 43
雪上実習
野外スポーツコース教員
・・・・ 44
水辺実習 野外スポーツコース教員
・・・・ 45
スポーツ学研究法
学部長
・・・・ 67
スポーツ指導論
北村 哲
・・・・ 68
障害者スポーツ概論
河西 正博
・・・・ 47
テーピング・マッサージ法
佃 文子・片淵 建・田中 忍
・・・・ 48
健康教育・管理論
中薗 伸二
・・・・ 49
スポーツ医学概論 小松 猛
・・・・ 50
スポーツ栄養学概論
武田 哲子
・・・・ 51
身体発育発達論
新宅 幸憲
・・・・ 52
レジャー ・レクリエーション論
佐藤 馨
・・・・ 53
衛生・公衆衛生学
金森 雅夫・狩野 孝之
・・・・ 54
体育・スポーツ史
新井 博
・・・・ 55
運動学概論
柴田 俊和・仲宗根 森敦
・・・・ 56
スポーツ政策論 鳥羽 賢二
・・・・ 57
舞踊論
森川 みえこ
・・・・ 61
スポーツ法学
新井 喜代加
・・・・ 63
スポーツボランティア実習
豊田 則成
・・・・ 64
スポーツと安全管理
狩野 孝之
・・・・ 99
スポーツと環境
西野 麻知子
・・・・ 100
スポーツ生理学Ⅰ
禰屋 光男
・・・・ 150
スポーツバイオメカニクス
高橋 佳三
・・・・ 155
スポーツ統計学
山田 庸
・・・・ 69
学部共通[専門科目]
【講義・実習科目】
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11
2016/04/22
10:28:50
【実技科目】
〔A群〕
器械運動
仲宗根 森敦
・・・・ 70
陸上競技
渋谷 俊浩
・・・・ 71
バスケットボール
吉川 文人
・・・・ 72
バレーボール
鳥羽 賢二
・・・・ 73
サッカー
望月 聡・山田 庸
・・・・ 74
テニス
北村 哲
・・・・ 75
ソフトボール
高橋 佳三
・・・・ 76
柔道
村田 正夫・林 弘典
・・・・ 77
剣道
乙須 純一
・・・・ 78
ダンス
大西 祐司・森川 みえこ
・・・・ 79
エアロビックダンスⅠ
藤松 典子
・・・・ 80
レクリエーションスポーツ
新宅 幸憲
・・・・ 81
体づくり運動・健康体操
中山 忠彦
・・・・ 82
障害者スポーツ
河西 正博
・・・・ 83
エアロビックエクササイズ
藤松 典子
・・・・ 84
スノースポーツ
野外スポーツコース教員
・・・・ 85
マリンスポーツ
黒澤 毅
・・・・ 86
野外スポーツ基礎演習
野外スポーツコース教員
・・・・ 112
キャンプカウンセリング
黒澤 毅
・・・・ 102
野外スポーツ理論と実践
黒澤 毅・林 綾子
・・・・ 96
野外スポーツ特別講義
野外スポーツコース教員
・・・・ 110
野外スポーツプログラム
林 綾子
・・・・ 111
地域スポーツ基礎演習
地域スポーツコース教員
・・・・ 128
地域社会とスポーツ
佐藤 馨
・・・・ 119
〔B群〕
〔C群〕
〔D群〕
生涯スポーツ学科科目
【野外スポーツコース専門科目】
【地域スポーツコース専門科目】
地域スポーツの理論と実際
シラバス2015.indb
12
新井 博・新宅 幸憲・狩野 孝之・
黒須 朱莉・村瀬 陽介
・・・・ 97
生涯スポーツと地域保健
狩野 孝之
・・・・ 122
こどものあそびと運動
新宅 幸憲
・・・・ 123
障害者スポーツ指導法
河西 正博
・・・・ 126
中高齢者と生涯スポーツ
黒須 朱莉
・・・・ 127
2016/04/22
10:28:50
【学校スポーツコース専門科目】
学校スポーツ基礎演習
学校スポーツコース教員
・・・・ 144
学校スポーツの理論と実際
大西 祐司・仲宗根 森敦
・・・・ 98
学校スポーツ指導法Ⅰ
谷川 尚己・仲宗根 森敦
・・・・ 145
学校スポーツ指導法Ⅱ
柴田 俊和・仲宗根 森敦・大西 祐司 ・・・・ 146
教材開発演習Ⅰ
大西 祐司・谷川 尚己・仲宗根 森敦・
・・・・ 147
黒澤 寛己
教材開発演習Ⅱ
柴田 俊和・仲宗根 森敦
・・・・ 148
トレーニング・健康基礎演習
トレーニング・健康コース教員
・・・・ 173
スポーツリハビリテーション
小松 猛
・・・・ 157
運動処方と運動療法 高橋 正行
・・・・ 158
実践スポーツ栄養学
武田 哲子
・・・・ 168
コーチング基礎演習
コーチングコース教員
・・・・ 193
コーチング理論Ⅰ 渋谷 俊浩・白木 孝尚
・・・・ 181
コーチング理論Ⅱ 鳥羽 賢二・北村 哲
・・・・ 184
サッカーコーチング理論と実践
望月 聡
・・・・ 185
バレーボールコーチング理論と実践
鳥羽 賢二
・・・・ 186
バスケットボールコーチング理論と実践
吉川 文人
・・・・ 187
テニスコーチング理論と実践
北村 哲
・・・・ 188
陸上競技コーチング理論と実践
渋谷 俊浩
・・・・ 189
柔道コーチング理論と実践
林 弘典
・・・・ 190
水泳コーチング理論と実践
白木 孝尚
・・・・ 191
トップアスリート論
コーチングコース教員
・・・・ 152
コーチング理論Ⅲ
望月 聡・林 弘典
・・・・ 194
スポーツビジネス基礎演習
スポーツビジネスコース教員
・・・・ 207
スポーツマーケティング
吉田 政幸
・・・・ 199
スポーツ・メディア論
後藤 英文
・・・・ 202
スポーツ施設イベントマネジメント
吉倉 秀和
・・・・ 203
スポーツ産業論
吉倉 秀和
・・・・ 204
スポーツスポンサーシップ
吉田 政幸
・・・・ 205
スポーツマネジメント特別講義
山本 達三
・・・・ 206
競技スポーツ学科科目
【トレーニング・健康コース専門科目】
【コーチングコース専門科目】
【スポーツビジネスコース専門科目】
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2016/04/22
10:28:50
【スポーツ情報戦略コース専門科目】
スポーツ情報戦略基礎演習
スポーツ情報戦略コース教員
・・・・ 220
身体操作法
高橋 佳三・藤林 献明
・・・・ 212
パフォーマンス分析論 藤林 献明
・・・・ 215
スポーツメンタルサポート論
豊田 則成
・・・・ 216
スポーツ指導支援
山田 庸
・・・・ 217
ゲーム分析法
山田 庸
・・・・ 218
スポーツ動作分析法
高橋 佳三
・・・・ 219
教職入門
武井 哲郎
・・・・ 229
教育心理学
高柳 真人・藤田 正
・・・・ 231
生涯教育論
武井 哲郎
・・・・ 233
教育課程論
武井 哲郎
・・・・ 235
保健体育科教育法Ⅰ (体育)
柴田 俊和
・・・・ 236
道徳の指導法
川地 亜弥子
・・・・ 239
教育方法論
赤沢 真世
・・・・ 241
生徒・進路指導論
高柳 真人
・・・・ 242
福祉と介護
森本 創
・・・・ 249
特別支援教育論
森本 創
・・・・ 250
アスレティックトレーナー特別講座(1)
佃 文子
・・・・ 251
キャリアデザイン科目
シラバス2015.indb
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2016/04/22
10:28:50
メモ欄
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2016/04/22
10:28:50
栄養と健康
【担当】武田 哲子
■授業概要
人の体は食べたものからできている。何を、どのように食べるかは健康的な生活を送るために重要な課題である。この授業では食事の働きについ
て理解し、健康的な生活を実践するために必要な知識を習得することを目的とする。
■到達目標
・食事と健康に関する課題を自分自身の問題として捉える。
・食事の体内での働きについて理解する。
・世代別の栄養と健康に関する諸問題について理解し、その予防・対処法等について習得する。
・健康的な生活を実践するために必要な知識を習得する。
■講義計画
第1回:ガイダンスと食事と健康に関する概説
第9回:成長期の食事の課題(食生活の工夫)
授業の進め方,達成目標を確認する.
成長期の肥満,アレルギーなど食生活における注意事項についてま
学習課題:自分自身の食生活の問題として捉えることができるよう
とめる.
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
自分自身の食生活をふりかえる.
第2回:エネルギー源
下調べを行う.
エネルギー源になる栄養,食事,食生活の工夫を理解する.
第10回:成人期の食事の課題(肥満)
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
成人期の体重管理や肥満予防についてまとめる.
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
第3回:身体づくり
下調べを行う.
身体づくりの材料になる栄養,食事,食生活の工夫を理解する.
第11回:成人期の食事の課題(メタボリックシンドローム)
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
メタボリックシンドロームの予防についてまとめる.
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
第4回:身体の機能調節
下調べを行う.
身体の機能調節を担う栄養,食事,食生活の工夫を理解する.
第12回:高齢期の食事の課題(身体的特徴)
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
高齢期の身体的特徴とその課題についてまとめる.
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
第5回:健康のための身体づくりの評価
下調べを行う.
体格や生活活動の評価方法を理解する.
第13回:高齢期の食事の課題(食生活の工夫)
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
-高齢期の特性と栄養②:骨の健康維持-
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
第6回:食生活の把握
下調べを行う.
食生活評価方法を学び,自分自身の食生活をふりかえる.
第14回:災害時の食事
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
災害時の食事と栄養問題
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
第7回:前半授業と達成度チェック
下調べを行う.
前半授業のまとめを行う.
第15回:後半授業のまとめと達成度チェック
学習課題:授業のまとめ・中間試験で分からなかった箇所を重点的
後半授業のまとめおよび全体を通して食生活の重要性について考える.
学習課題:全体の内容について十分に理解を深めるよう復習する.
に復習する.
第8回:成長期の食事の課題(身体的特徴)
体格の変化とそれに合わせた食事についてまとめる.
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
■評価方法
中間試験:40%
期末試験:40%
栄養・健康に関する授業内レポート:20%
■教科書
なし
■参考書
適宜紹介する
■受講生へのメッセージ
食事と健康について自分自身の問題として考え、今後自分自身や自分と関わる人、指導者となった場合の対象者に何ができるかを常に考えなが
ら授業を受けて下さい。
- -
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2016/04/22
10:28:50
コミュニケーションと身体表現
【担当】森川 みえこ
■授業概要
人との伝達の手段の1つに、携帯電話やインターネットが利用されている。しかしそこには本来のコミュニケーションが存在しているのであろう
か。本来のコミュニケーションは、感情、思考、感動の伝達は言語、文字、視覚、聴覚をとおして行われることが本筋であろう。本講義では、初
歩的な身体表現や言語表現に関する基本的な理論の知見を踏まえたうえで、現代社会に必要とされている表現力やコミュニケーション能力に着目
した授業展開を実施する。
■到達目標
コミュニケーションの方法を知ることにより、相互理解が得られるようになること、自分に合ったコミュニケーションツールを見つけるなど自
分のコミュニケーション力の向上を目指す。
■講義計画
第1回:オリエンテーション(身体表現とは)
究極の選択をテーマにグループディスカッションを行う。
自己紹介、授業の進め方、授業評価方法などの説明
学習課題:各自の意見の見解を深める
学習課題:自分の長所、趣味、特技など自分の特徴をまとめておく。
第10回:遊びと表現2 実技
第2回:非言語コミュニケーション① 身体表現
リズムダンスとゲーム
ダンス小作品から内容を読み取ったものをレポートにする。
学習課題:ゲームやダンスを通してコミュニケーションを図る
学習課題:ダンス小作品から内容を読み取る
第11回:言語コミュニケーション②
第3回:非言語コミュニケーション② 絵画
太宰治の走れメロスより刎頚の交わりについてレポートを作成する。
自己表現デフォルメ内容を発表し、その内容をレポートにする。
学習課題:究極の選択をテーマにグループディスカッション
学習課題:雑誌を準備
各自の意見の見解を深める
第4回:非言語コミュニケーション③ 映像
第12回:言語コミュニケーション③
チャップリンの「街の灯」無声映画を鑑賞し、レポートにする。
挨拶と第一印象についてレポート作成を行う。
学習課題:鑑賞作品のテーマを考える。
学習課題:挨拶の社会的重要性を考える。
第5回:遊びと表現1 実技
自己PR 1分間スピーチ準備
フォークダンスと伝承ゲーム
第13回:言語コミュニケーション④
学習課題:ゲームや遊びを通してコミュニケーションを図る
1分間で自己PRをまとめ発表
第6回:非言語ミュニケーション④ 視覚
学習課題:自己PR 1分間スピーチ発表
外見の重要性を知り、レポートを作成する。
第14回:言語コミュニケーション⑤
学習課題:外見についての調査
1分間で自己PRをまとめ発表
第7回:非言語コミュニケーション⑤ 身体表現
学習課題:自己PR 1分間スピーチ発表
歴史を追って舞踊の鑑賞とレポート
第15回:授業の総まとめ
学習課題:身体表現による舞踊表現の特性を知る。
14回の授業内容を通してコミュニケーションと身体表現の関連をレ
第8回:非言語コミュニケーション⑥ 聴覚
ポート
音楽と詩の聴覚からの表現を感じ取り、レポートを作成する。
学習課題:コミュニケーションと身体表現の総まとめから、今後の
第9回:言語コミュニケーション①
コミュニケーションについて考える。
トロッコ問題を取り上げディスカッションとレポート作成を行う。
■評価方法
毎時間の課題レポート(50点)と最終まとめの課題レポート(50点)により評価をおこなう。
■教科書
特定の教科書はありません
■参考書
身体運動の表現学 山口恒夫 山口順子訳 泰流社舞踊と身体表現 日本学術会議文化人類学・民族学研究連絡委員会 財団法人 日本学術協
力財団
■履修上の注意事項
この科目は、毎時間テーマにそったVTR鑑賞や課題からレポート提出があります。
■受講生へのメッセージ
みなさんの意見や考えを発表してもらいながら、共に学びの場をつくっていきましょう。自分の内から湧き出てくるアイデア(思い)を何かに
変えて仲間に伝えて行きましょう。
- -
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2016/04/22
10:28:51
現代社会と人間関係
【担当】伊田 行秀
■授業概要
本科目は、人間関係に関る心理学の基本的な知識の修得と、その知識の応用としての、現代社会の諸問題についての理解を目的とする。授業では、主として社会
心理学や臨床心理学、発達心理学、人格心理学などの分野における、人間関係に関る基本的な知識について説明し、その知識に関わる具体的な研究例を紹介して
いく。同時に、現代社会においてしばしば指摘される、あるいはメディアで報道される、人間関係に関る様々な問題を、統計資料や事件、事故等の報道記事などから、
可能な限り具体的な形で随時とりあげ、心理学の基本的な知識からどのような理解が可能であるのかを、できるだけ多面的に説明していく。また、体験的に理解
を深めるために、心理学で利用されている簡単な検査や実験、調査なども随時実施する予定である。なお、受講生自らが、現代社会において特徴的な人間関係の様々
な側面について、それまでに学んだ心理学の基本的な知識を応用しながら考察する機会とするために、授業時間内に、ほぼ毎回課題を実施する。
■到達目標
人間関係に関る現代社会の様々な問題や傾向、特徴などについて、心理学の基本的な知識に基づいて説明や考察ができるようになる。
■講義計画
第1回:はじめに(社会と人間)
授業の内容、進め方、受け方について説明するとともに、社会と人
間の関係について考えてみる。
学習課題:様々な動物の集団行動について調べ、人間との違いを考
えてみること。
第2回:ヒトの特徴としての集団形成
人間は、協力や競争を通じての人間関係の維持が特に重要な、社会
的動物であるということを指摘する。
学習課題:いじめの事例を調べ、親和欲求や愛情・所属性の欲求の
点から、いじめる者やいじめられる者の心や行動につい
て考えてみること。
第3回:文化と遺伝
助け合い、ルール、婚姻制度を取り上げて、人間の心や行動を文化
と遺伝の両面から考察してみる。
学習課題:遺伝や進化論について復習し、婚姻制度について、遺伝
と文化の両方の観点から、説明できるようにすること。
第4回:自分を知る 自我同一性の形成
自我同一性の確立という視点から、青年期に特有な人間関係や社会
との関りの特徴を考える。
学習課題:自我の拡散状態の特徴を示す行動や心理状態についてま
とめ、フリーターやニートの現状について調べてみること。
第5回:他者を知る 対人認知
印象形成、性格の認知、対人コミュニケーションなど、対人認知の
点から現代の人間関係について考える。
学習課題:自分の印象をよくするにはどうしたらよいか、という観
点から、講義内容をまとめなおしてみること。
第6回:親子・仲間関係の発達
社会性の発達を乳児期から青年期まで概観し、家族、地域社会、学
校等における人間関係について考える。
学習課題:成長とともに自分に影響を与える人たちが変わっていく、
という観点から、講義内容をまとめなおしてみること。
第7回:人間関係の成立と変化
対人魅力の点から人間関係の成立や変化、またDVやストーカー等の
現代的問題について考える。
学習課題:DVやストーカーの具体的な事例を調べ、人間関係の現実
的な問題について認識を深めること。
第8回:社会的動機づけ
動機の種類と階層性の理解を通じて、様々な社会的動機の側面から
人間関係に関る心や行動について考える。
学習課題:講義で紹介する社会的動機が、日常生活ではどのような
場面で現れてくるか、ひとつずつ確認しておくこと。
第9回:道徳性の発達
道徳性の発達段階の理解を通じて、現代社会におけるモラルの問題
について考える。
学習課題:道徳性の各発達段階の特徴をさらに詳しく調べ、日常生
活における道徳的判断の例を対応付けられるようにして
おくこと。
第10回:無意識の欲求と人間関係
日常生活における特徴的な人間関係を「無意識」の考え方から理解し、
トラウマやPTSDについても考えてみる。
学習課題:震災や虐待などの記事を調べ、トラウマやPTSDの症状に
ついて理解を深めておくこと。
第11回:人間関係とストレス
ストレス、特に対人ストレスとその対処法について学び、対人関係
に関る様々な不適応症状について考える。
学習課題:ストレスによってどのような心身の症状が現れるか、ま
たどのような対人ストレスが症状の原因になっているか、
具体的な事例を探して調べてみること。
第12回:パーソナリティと人間関係
性格の捉え方や人格障害の型を紹介し、個人と集団、社会との様々
な関係と、性格に由来する社会的不適応について考える。
学習課題:紹介する人格障害の型がどのようなものか、主な特徴を
それぞれまとめることで、理解を深めておくこと。
第13回:責任の所在 帰属理論と人間関係
原因帰属にみられる偏りを理解することで、自分や他人、特定の集
団に対して生じる偏った見方について考える。
学習課題:原因帰属にみられる様々な偏りについて復習し、日常の
人間関係の中でそれらがどのように現れているか、具体
例をまとめてみること。
第14回:集団と人間関係
集団と個人の関係、集団におけるリーダーシップの点から、集団に
関る人間関係について考える。
学習課題:適切なリーダーシップとはどのようなものか、という観
点から、講義内容をまとめてみること。
第15回:まとめ
特に重要な考え方や専門用語について、最初の授業内容から順次確
認し、講義全体を振り返る。
学習課題:試験に向け、配布資料等を利用して、重要な考え方や専
門用語の意味を再確認し、整理しておくこと。
■評価方法
①定期試験(50%)と授業内での課題(50%)の得点を総合して評価する(それぞれ50点で100点満点)。
②授業内の課題は、最初と最後の授業を除く13回実施する(11回は4点満点、2回は3点満点で、合計50点満点)。課題の内容は、授業の内容
に基づいて、現代社会の具体的な問題についての考察を求めるものである(記述式の小テスト)。
■教科書
なし。資料を配布する。
■参考書
グラフィック心理学(北尾倫彦他、サイエンス社)
グラフィック社会心理学 第2版(池上知子・遠藤由美、サイエンス社)
その他、講義中に随時紹介する。
■履修上の注意事項
講義資料をLドライブで配布するので、授業中の指示に従って各自入手し、授業中や授業時間外の学習に利用できるように、印刷するなどして準
備すること。
■受講生へのメッセージ
大学は多くの友人を得ることのできる場所である一方、大学生の多くが対人関係の悩みを抱えています。また卒業して社会人となれば、年齢の
離れた人ともうまく人間関係を保っていかなければならなくなります。本講義が、現在や将来において、よりよい人間関係を結び、維持してい
く上で役立つことを期待しています。
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シラバス2015.indb
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2016/04/22
10:28:51
人間の心理と行動
【担当】伊田 行秀
■授業概要
本科目の目的は、心理学の基礎的な知識の修得を通じて、人間の心理や行動を理解するための手がかりを得ることである。心理学には多様な分野が存在する
が、本講義では、心理学の主要な分野である「知覚」、「学習」、「思考」、「生理」、「発達」、「人格」、「臨床」、「社会」を中心としながら、幅広く様々な分野を
とりあげる。できるだけ多くの具体的な研究例を紹介しながら説明を加え、様々な視点から、人間の心理や行動について考えていく。また、体験的に理解を
深めるために、心理学で利用されている簡単な検査や実験、調査なども随時実施する予定である。なお、心理学はしばしば誤ったイメージ(例えば、読心術
や心理ゲームのようなもの)をもたれやすい。一般的なイメージとは異なり、心理学は、実験や調査などを通じて収集したデータを、統計的手法を駆使しな
がら分析するという、科学的、客観的な研究方法を採用する学問である。本科目では、このような心理学の本来の姿を伝えることにも特に力を注ぎたい。
■到達目標
心理学の様々な分野における基礎的な知識に基づいて、人間の一定の心理や行動の説明を、日常生活での具体的な例を指摘しながら、できるよ
うになる。
■講義計画
第1回:心理学とは
心理学の対象を概観しながら講義内容を紹介し、講義の進め方や評
価方法、受講上の留意点などを説明する。
学習課題:心理学の主な分野の名称とその分野の研究対象について
整理しておくこと。
第2回:外界を知る 1)知覚の偏りと歪み
人間は外界の一部の情報しか知ることができず、また外界のあるが
ままの姿をみているのではないことを説明する。
学習課題:赤外線や紫外線と可視光の関係を復習し、赤外線や紫外
線の知識が日常生活の中で生かされている事例を調べて
おくこと。
第3回:外界を知る 2)知覚の情報処理
物を見る時に、複雑な情報処理が意識されずに自動的に行われてい
ることを錯視の体験を通じて説明する。
学習課題:錯視図形を確認しながら、錯視の生じる理由、また立体視
が生じる仕組みについて説明できるようにしておくこと。
第4回:学習と記憶 1)学習の成立過程
学習の基本的な成立過程(刷り込み、条件反射、オペラント条件づけ、
思考錯誤学習、洞察学習)を説明する。
学習課題:講義で説明する学習の成立過程が、それぞれどのように
違うのか、実生活での具体的な例をあげて説明できるよ
うに、整理しておくこと。
第5回:学習と記憶 2)記憶の種類と忘却
記憶の過程や種類、忘却の要因、記憶と脳の関係について、記憶障
害の症例を取り上げながら説明する。
学習課題:実例をあげて説明できるように、記憶の種類や忘却の要
因について復習しておくこと。また記憶障害の症例を調
べてみること。
第6回:思考 問題解決・推論・確率判断
問題解決や推論、確率判断、意思決定において生じやすい偏りを取
り上げ、人間の思考の特徴を説明する。
学習課題:推論や確率判断の認知的偏りについて復習し、日常生活
におけるどのような事例が当てはまるか、対応づけなが
らまとめてみること。
第7回:進化と心 1)生存と繁殖
人間の心や行動の特徴が、生存や繁殖にとって有利な特徴として理
解できることを、進化との関係から説明する。
学習課題:遺伝や進化論について、紹介する書籍などで調べ、理解
を深めておくこと。
第8回:進化と心 2)こころのモジュール
人間の心や行動の特徴が、生存や繁殖に有利になることを示す研究
例を紹介し、進化心理学の考え方を説明する。
学習課題:紹介するモジュールについて、それぞれなぜ生存や繁殖に
有利になるのか、という観点から、まとめ直しておくこと。
第9回:認知の発達
発達について、ピアジェの認知の発達段階とエリクソンの心理社会
的発達段階の一部を紹介する。
学習課題:ピアジェの各発達段階の特徴とその特徴を調べる認知的
課題の実施方法をまとめておくこと。
第10回:感情と動機づけ
感情と感情に伴う生理的変化、感情と表情の関係、動機づけと動機
の階層や原因帰属との関係について説明する。
学習課題:動機の階層について、最下層から最上層まで動機の種類
を確認し、一般に下層の動機から順次満たされることを
説明できるようにしておくこと。
第11回:パーソナリティの理解と測定
人の性格を理解するための考え方や測定方法について、実際にいく
つかの性格検査を行いながら説明する。
学習課題:性格を理解するための考え方や測定法について、どのよ
うな違いがあるのかがわかるように、講義内容を整理し
ておくこと。
第12回:意識と無意識
「無意識」についての考え方と、人間の心や行動が「無意識」からど
のように説明されるのかを紹介する。
学習課題:防衛機制の種類と実例を整理しておくこと。
第13回:対人関係の理解
性格の理解や印象形成、好悪関係の成立や変化、態度変容などの点
から、対人関係の理解について説明する。
学習課題:好悪関係の変化や態度変容がどのような形で生じやすい
のか、整理しておくこと。
第14回:集団と個人
集団圧力と同調、傍観者効果と社会的手抜き、集団の認知などの点
から、集団と個人の関係について説明する。
学習課題:個人が、ひとりの時と集団の中にいる時とでは、心理や
行動にどのような違いが生じるのか、まとめてみること。
第15回:まとめおよび総評
講義全体を振り返りながら重要な考え方や用語を復習し、併せて心
理学の全体像について考えてみる。
学習課題:試験に向け、配布資料等を利用して、用語の確認を中心
としながら、講義全体の復習をしておくこと。
■評価方法
①定期試験(50%)と授業内での課題(50%)の得点を評価する(それぞれ50点で100点満点)。
②授業内の課題は、最初と最後の授業を除く13回実施する(11回は4点満点、2回は3点満点で、合計50点満点)。課題の内容は、授業の内容
に基づいて日常の心理や行動の説明を求めるものである(記述式の小テスト)。
■教科書
なし。資料を配布する。
■参考書
グラフィック心理学(北尾倫彦他、サイエンス社)
その他、講義中に随時紹介する。
■履修上の注意事項
講義資料をLドライブで配布するので、授業中の指示に従って各自入手し、授業中や授業時間外の学習に利用できるように、印刷するなどして準
備すること。
■受講生へのメッセージ
心理学に対して一般にもたれているイメージは、心理学の実際の内容とはかなり異なっています。その点承知しておいて下さい。講義内容には
かなり難しいものもありますが、要点が理解できれば、人の心や行動について今までとは違った見方ができるようになるはずです。
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2016/04/22
10:28:51
法と生活(日本国憲法を含む)
【担当】織田 健志
■授業概要
私たち人間は一人では生きられないので、何らかの集団の中で日々の生活を送っている。家族や学校はその一例である。集団生活ではルールが不
可欠だが、憲法は国家のもっとも重要なルールという意味で「最高法規」と呼ばれている。
この講義では、憲法が私たちのどのような「人権」を保障しているのか、そのために政治のしくみ(憲法では「統治機構」といわれる)はどうあ
るべきかという問題を、日本国憲法を手がかりに考える。
■到達目標
①専門に関する知識
・日本国憲法の基本的な構成を学ぶ。
・人権と統治機構の関係を理解し、現代の政治や社会について憲法の視点から考えられるようにする。
②文章表現力・論理的思考力
・講義で学んだ知識を簡潔な文章にまとめることができる。
・自分の考えを相手に伝えられるように、論理的な文を組み立てることができる。
■講義計画
第1回:はじめに――憲法とは何か
憲法について受講者がもっているイメージを確認し、これからの講
義計画などについて説明する。
学習課題:
「憲法」という言葉でイメージすることを、講義の前まで
にできる限りあげておく(思いつくままでかまわない)
。
第2回:憲法の歴史――日本国憲法の制定過程と特徴
日本国憲法について、受講者の知識を確認したうえで、その成り立
ちや位置づけ、および基本原則を簡単に説明する。
学習課題:講義で配布したプリントをよく読みなおす。理解しづら
かったところを明確にして、次回講義のときに質問でき
るようにしておくこと。
第3回:人権(1)――人権とは何か
日本国憲法の根本をなす基本的人権(人権)の尊重について説明する。
さらに、それが制限される条件(
「公共の福祉」といわれている)に
ついても言及する。
学習課題:講義で配布したプリントをよく読みなおす。理解しづら
かったところを明確にして、次回講義のときに質問でき
るようにしておくこと。
第4回:人権(2)――「自由」であるということ①:内心の自由
/表現の自由
「自由」であることの基本をなす「内心の自由」について理解する。
さらに、自身の内心を外へ公開することを妨げられない表現の自由
の重要性についての理解を深める。
学習課題:講義で配布したプリントをよく読みなおす。理解しづら
かったところを明確にして、次回講義のときに質問でき
るようにしておくこと。
第5回:人権(3)――「自由」であるということ②:経済活動の自由
経済活動の自由の内容とそれがどこまで保障されるのかという問題
について、
「財産権」
「居住・移転の自由」
「職業の自由(営業の自由
を含む)
」の三点を取り上げて理解を深める。
学習課題:講義で配布したプリントをよく読みなおす。理解しづら
かったところを明確にして、次回講義のときに質問でき
るようにしておくこと。
第6回:人権(4)――「平等」であることの難しさ
日本国憲法では「法の下の平等」
(14条)が認められている。その意
義と現状について、具体例や代表的な判例に触れながら説明する。
学習課題:講義で配布したプリントをよく読みなおす。理解しづら
かったところを明確にして、次回講義のときに質問でき
るようにしておくこと。
第7回:人権(5)――人間らしく生きる権利
さまざまな不運により人権が十分保障されない場合、政府が手助け
をするよう憲法に規定されている。こうした社会権について、とく
に生存権(憲法25条)に焦点を当てて説明する。
学習課題:講義で配布したプリントをよく読みなおす。理解しづら
かったところを明確にして、次回講義のときに質問でき
るようにしておくこと。
第8回:人権(6)――新しい人権
日本国憲法の施行(1947年)以後に問題になってきた新しい人権を
いくつか取り上げ、その意義と憲法上の根拠について説明する。
学習課題:講義で配布したプリントをよく読みなおす。理解しづら
かったところを明確にして、次回講義のときに質問でき
るようにしておくこと。
第9回:統治機構(1)――国民主権と三権分立
日本国憲法の統治に関する大原則である国民主権について説明する。
そのうえで、実際の統治機関として国会・内閣・裁判所を取り上げ、
相互の関係について簡単に説明する。
学習課題:講義で配布したプリントをよく読みなおす。理解しづら
かったところを明確にして、次回講義のときに質問でき
るようにしておくこと。
第10回:統治機構(2)――国会とその役割
「国権の最高機関」にして「国の唯一の立法機関」
(憲法41条)であ
る国会の意義と役割について詳しく説明する。
学習課題:講義で配布したプリントをよく読みなおす。理解しづら
かったところを明確にして、次回講義のときに質問でき
るようにしておくこと。
第11回:統治機構(3)――内閣とその役割
行政の中心である内閣について、国会や裁判所との関係を念頭に置
きながらその機能を詳しく説明する。
学習課題:講義で配布したプリントをよく読みなおす。理解しづら
かったところを明確にして、次回講義のときに質問でき
るようにしておくこと。
第12回:統治機構(4)――裁判所とその役割
「憲法の番人」とも称される最高裁判所をはじめとする、裁判所およ
び裁判官について、憲法との関わりをめぐる理解を深める。
学習課題:講義で配布したプリントをよく読みなおす。理解しづら
かったところを明確にして、次回講義のときに質問でき
るようにしておくこと。
第13回:統治機構(5)――地方自治
「民主主義の学校」と称される地方自治について、基礎的な用語の説
明を通してその意義を学ぶ。
学習課題:講義で配布したプリントをよく読みなおす。理解しづら
かったところを明確にして、次回講義のときに質問でき
るようにしておくこと。
第14回:憲法と平和――憲法9条と自衛隊
憲法9条における「平和主義」の意味を考え、自衛隊や在日米軍基
地の問題についての理解を深める。また、憲法改正の賛否について
も言及したい。
学習課題:講義で配布したプリントをよく読みなおす。理解しづら
かったところを明確にして、次回講義のときに質問でき
るようにしておくこと。
第15回:まとめおよび総評
これまでの講義を振り返り、憲法の最高法規としての意味を考える。
学習課題:今まで配布したプリントをよく読み直して定期試験に備
えること。
■評価方法
学期末試験が70%。授業時の小レポートが30%。
・学期末試験(筆記試験)では、上記到達目標①②について達成具合を問う。
■教科書
特定の教科書は使用せず、毎回プリントを配布する。欠席した場合のプリントは各自で入手すること。
■参考書
基本書として、渋谷秀樹・赤坂正浩『憲法1 人権【第5版】
』
、同『憲法2 統治機構【第5版】
』
(有斐閣、2013年)を挙げておく。ただしや
や難しいので、より平易な文献については要望があれば講義中に紹介したい。
■履修上の注意事項
・携帯電話の使用や私語など、他の受講者への迷惑行為をなす者には厳正な対処をする。警告を行ったうえでも改善がない場合は、学生証提示
を求め、退出や単位不認定の措置をとる。
・予習の必要は特にないが、講義で強調したことや難しい言葉を中心に十分に復習をしておくこと。単元によっては抽象的で難解な内容も多い
ので教室外学習においては、レジュメをもとに必要があれば参考書も確認して理解の定着を図ること。
■受講生へのメッセージ
憲法をはじめとした法とは、集団生活における「ルール」である。難しい言葉も多いがなるべくわかりやすく説明するので、
「ルール」を守って
静かに講義を聞いてほしい。そして少しでも憲法に関心を持ってもらえれば幸いである。
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2016/04/22
10:28:51
産業と経済
【担当】児山 俊行
■授業概要
21世紀の世界経済はグローバル化が進み、ヒト・モノ・カネ・情報が地球上をダイナミックに動くようになっています。わが国・日本の産業も、
高度経済成長期から長い間にわたり発展してきましたが、
「バブル経済」崩壊、さらには「百年に一度の経済危機」を経て、大きな曲がり角を迎
えています。そこで、政策的には経済再生を賭け「アベノミクス」が打ち出され、企業面では「メイド・イン・ジャパン」の再生が叫ばれています。
この授業では、
変転極まりない「産業」や「経済」を見るための、
基本的な「視点」
「視角」を持てるよう、
皆さんと考えていければと思っています。
前半は「経済」面、中盤から後半は「産業」面に重点を置いて授業を進めます。
■到達目標
現代の産業や経済の本質を(メディアやインターネットからの膨大な情報に惑わされることなく)つかむための「眼」を養う。
■講義計画
第1回:商品とおカネとは何か
第9回:持続可能な企業経営
経済とは「世界平和」を目指す「経世済民」であることを学ぶ。
環境問題の中で持続的に企業経営を進めていく重要性について学ぶ。
学習課題:最近生まれた産業を調べ、
「社会貢献」度について考える。
学習課題:地球環境問題に対処する新ビジネスを調べ、その実現可
第2回:国が豊かになるために
能性について考える。
経済学の誕生:アダムスミス『富国論』のエッセンスについて学ぶ。
第10回:日本の経済構造の変化と地方の問題
学習課題:日本の経済発展を支えた産業を調べ、その影響力につい
産業のアジアシフトのプロセスと、衰退する地方産業の再生策につ
いて学ぶ。
て考える。
第3回:働く人が幸せになるために
学習課題:有名メーカーがアジアで生産する製品の割合を調べ、そ
の影響について考える。
すべての富は「労働」が基礎にあることを学ぶ。
学習課題:「リストラ」の現状と原因・影響について考える。
第11回:「メイド・イン・ジャパン」の危機?
第4回:全ての人々が働けるために
日本と韓国の家電メーカーの比較を通じて、それぞれの強さ・弱さ
政府の経済政策の有効性:ケインズの経済学のエッセンスについて
について学ぶ。
学ぶ。
学習課題:日本の家電製品の世界シェアの変化を調べ、その原因に
ついて考える。
学習課題:「公共事業」の今と昔の現状を調べ、その是非について考
第12回:スティーブ・ジョブズとは何者か
える。
第5回:日本製造業の黎明 ~労使協調と企業成長~
アップル社スティーブ・ジョブズなどを通じて、今後の製品革新の
「メイド・イン・ジャパン」がどのように築かれてきたのか、その歴
あり方を学ぶ
学習課題:PCやi-Mac、i-Pod、i-Phoneなど次々と社会生活を変
史を学ぶ。
える製品を生み出すジョブズの秘密を探る。
学習課題:日本発の新技術や新製品を調べ、その誕生プロセスにつ
第13回:社会や文化を変える製品の革新
いて考える。
第6回:企業は環境変化にいかに対応すべきか
「メイド・イン・イタリー」などのユニーク製品を通じて、今後の製
企業(製品)成熟期からの脱却プロセスについて学ぶ。
品革新のあり方を学ぶ。
学習課題:産業の新旧交代について調べて、そのメカニズムについ
学習課題:アレッシィやWiiなどの製品から
「革新性」
について考える。
第14回:「ソーシャル・ビジネス」の台頭
て考える。
第7回:企業不祥事と企業の社会的責任
若き「社会起業家」たちの活躍を通じて、「ソーシャル・ビジネス」
老舗企業の不祥事から企業の社会的責任のあり方を学ぶ。
について学ぶ。
学習課題:最近の企業不祥事を調べ、
その原因と対応について考える。
学習課題:ビジネスを通じて社会貢献を行う企業を調べ、今後の広
第8回:「経営哲学」の重要性
がりについて考える。
経営に「哲学」が必要か、それとも世間向けの飾りかについて学ぶ。
第15回:「エシカル・ビジネス」~世界から貧困を絶滅せよ!
学習課題:企業の掲げる経営哲学を調べ、業績との関係について考
フェアトレードや「マイクロ・ファイナンス」の社会的実験などを
えてみる。
通じて、社会貢献ビジネスの重要性について学ぶ。
学習課題:世界の経済格差の現状を調べ、
原因や対策について考える。
■評価方法
授業レポート75%・小レポート25%で評価します。
■教科書
ありません。すべて配布プリントとパワーポイント、映像資料で授業します。
■参考書
日本経済新聞、日経産業新聞・日経ビジネスなど。
■履修上の注意事項
特になし。
■受講生へのメッセージ
「ピラミッドは頂上からは決して造られない」(エジプトの格言)
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2016/04/22
10:28:51
地域福祉とボランティア
【担当】齋藤 誠一
■授業概要
我が国における「福祉」の理念を理解するとともに、ボランティア活動の意味と意義を理解する。
人が抱える様々な「障害」について理解を深め、また様々な「福祉活動」についてビデオ等を活用して理解を深める。
身近なボランティア活動を取り上げ、ボランティア活動における留意事項を学ぶとともに、自分が関われるボランティア活動を検討する。
■到達目標
人は様々な「障害」を抱えながら生活していること、「福祉」活動は特別なことではなく日々の身近な暮らしの中にあることを理解する。また、
自分自身の日常を振り返り、「地域福祉」に関わる姿勢を養う。
■講義計画
第1回:導入1~授業概論
第8回:講義6
講師がこれまで関わってきた福祉活動の紹介を通じて、福祉への関
障害を理解する④精神障害を理解する
わりのきっかけについて気づく。
学習課題:講義資料をもとに「精神障害」について自身の体験など
を振り返る。
ビデオ「アール・ブリュットがうまれるころ」視聴。
学習課題:障害や福祉が特別なものではないことに気づく。自身や
第9回:講義7
障害を理解する⑤発達障害を理解する
身の回りのことを振り返る。
第2回:導入2~福祉概論
「障害」に関するDVDを視聴し、感想レポートをまとめる。
学習課題:講義資料をもとに「発達障害」について自身の体験など
滋賀の福祉を理解する。
を振り返る。
ビデオ視聴「この子らを世の光に」(NHKビデオアーカイブより)
学習課題:大学所在地の滋賀県にある障害者福祉施設の取り組みか
第10回:講義8
高齢者福祉を理解する
ら、滋賀の福祉の歴史について調べてみる。
第3回:講義1
学習課題:講義資料をもとに「高齢者」の課題や「認知症」につい
て自身の体験などを振り返る。
地域福祉を理解する-地域とは何か。福祉とは何か。
学習課題:講義資料を振り返り、
地域と福祉の概要について復習する。
第11回:講義9
第4回:講義2
児童福祉を理解する
ボランティア活動を理解する-その歴史と現況。
学習課題:講義資料をもとに「児童福祉」や「児童虐待」について
考えてみる。
学習課題:ボランティアが求められる今日的課題について講義資料
第12回:講義10
をもとに考えてみる。
第5回:講義3
社会的弱者・貧困を理解する
障害を理解する①障害とは何か
学習課題:講義資料をもとに「経済的弱者」や「ワーキングプア」
「生
活保護制度」などについて身近な例はないか考えてみる。
学習課題:講義資料をもとに「障害」の概念を自分なりに整理する。
第6回:講義4
第13回:講義11
障害を理解する②知的障害を理解する
ボランティア活動を知る①地域で取り組むボランティア
学習課題:講義資料をもとに「知的障害」について自身の体験など
学習課題:講義資料をもとに身近な地域で行われている「ボランティ
ア活動」について調べてみる。
を振り返る。
課題図書を読み、印象に残った箇所を書き出してみる。
第14回:講義12
第7回:講義5
ボランティア活動を知る②災害ボランティア
障害を理解する③身体障害理解する
学習課題:講義資料をもとに「災害ボランティア」について大学生
でも関われる活動があるか調べてみる。
学習課題:講義資料をもとに「身体障害」について自身の体験など
を振り返る。
課題図書を読んでレポートをまとめる。
第15回:講義13
まとめの講義
学習課題:地域福祉とボランティアについて15回の講義を振り返り、
レポート課題(身近な福祉課題について新聞掲載の記事
を紹介)に取り組む。
■評価方法
毎回の授業レポート50%
毎回の授業レポート内容の評価20%
期末レポート30%
■教科書
教科書は特に指定しません。
レジュメ・資料は随時配布します。
■参考書
「花も花なれ、人も人なれ」ボランティアの私 細川佳代子著(角川書店)*レポート課題図書
■履修上の注意事項
特になし。
■受講生へのメッセージ
自身の体験をもとに「地域社会を構成する一員」として自分を見つめる授業を目指しています。積極的に授業に参加しようという意欲のある方
の履修を望みます。また、様々な「障害」について掘り下げますので、興味のある方はご参加ください。
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2016/04/22
10:28:51
高齢化と家族
【担当】阿部 友香
■授業概要
本講義では、少子高齢化社会における高齢者と家族の関係性に関して、人口学・社会学・社会福祉学・心理学などの観点から多角的に検討を行う。
とりわけ高齢者の生き方や家族意識などについての理解にポイントをおく。その際、日本の事例に基本的に焦点を当てるが、諸外国の状況との比
較を常におこないつつ、そのなかで日本の特徴を明確化にしていくことを目的としている。
■到達目標
高齢者に関する様々なトピックを通して高齢者の現状をより深く理解できる。「高齢化」という言葉に焦点を当て、「高齢化」問題は現在の高齢
者に当てはまる問題というよりも、むしろ今の若者たちが将来(40年後に)直面する問題として考える視点を身につける。
■講義計画
第9回:高齢者虐待
第1回:オリエンテーション(高齢化の現状と課題)
「高齢化と家族」を課題とする本講義の意味や意義について紹介する。
学習課題:本講義の意味や意義について説明したことをしっかりと
日本における高齢者虐待の現状について考える。
学習課題:講義で配布した資料と、それに関して行われた説明を熟
読してしっかりと復習しよう。
考察しよう。
第2回:人口構造の変動
第10回:高齢者と犯罪
人口問題研究所等による統計データを使用し、戦後日本における人
初犯の高齢犯罪者、高齢受刑者が全国的に増加する傾向にあるが、
口構造の変動を確認する。
その社会的要因について福祉や家族の観点から考える。
学習課題:講義で配布した資料と、それに関して行われた説明を熟
学習課題:講義で配布した資料と、それに関して行われた説明を熟
読してしっかりと復習しよう。
読してしっかりと復習しよう。
第3回:日本における家族世帯の変動
第11回:熟年離婚
日本の政府等による統計データを使用し、戦後日本における家族世
離婚問題の中でも独特な現象である熟年離婚について考える。
帯の推移について考える。
学習課題:講義で配布した資料と、それに関して行われた説明を熟
読してしっかりと復習しよう。
学習課題:講義で配布した資料と、それに関して行われた説明を熟
第12回:高齢者のQOL(1)
読してしっかりと復習しよう。
第4回:老親と世代関係
高齢者のQOL(生活の質)に焦点を当て、高齢者の暮らしやすいま
高齢化する日本における老親との世代関係について考える。
ちとはどのようなものか考える。
学習課題:講義で配布した資料と、それに関して行われた説明を熟
学習課題:講義で配布した資料と、それに関して行われた説明を熟
読してしっかりと復習しよう。
読してしっかりと復習しよう。
第5回:社会福祉体制:国際的コンテクストから
第13回:高齢者のQOL(2)
高齢者ケアに(も)関連する(世界諸国での)社会福祉体制のあり
高齢者のQOL(生活の質)に焦点を当て、一般に(高齢者ではない
方について学ぶ。
世代に)あまりにも理解されていない「高齢者の生きがい」につい
学習課題:講義で配布した資料と、それに関して行われた説明を熟
て考える。
学習課題:講義で配布した資料と、それに関して行われた説明を熟
読してしっかりと復習しよう。
第6回:高齢者ケアと家族(1)
読してしっかりと復習しよう。
戦後日本における家族変動(小規模化等)の視点から、家族成員同
第14回:地域社会の変容
士による高齢者ケアの困難について考える。
コミュニティの維持・変容の観点から、高齢化と家族の問題につい
学習課題:講義で配布した資料と、それに関して行われた説明を熟
て考える。
学習課題:講義で配布した資料と、それに関して行われた説明を熟
読してしっかりと復習しよう。
第7回:高齢者ケアと家族(2)
読してしっかりと復習しよう。
日本における高齢者ケアの現状について考える。
第15回:まとめおよび総評
学習課題:講義で配布した資料と、それに関して行われた説明を熟
わたしたちの生活と高齢化、家族の問題との関連について、これま
での講義から総括する。
読してしっかりと復習しよう。
第8回:日本における家族政策
学習課題:講義で配布した資料と、それに関して行われた説明を熟
日本における社会福祉体制・家族福祉体制のあり方について学ぶ。
読してしっかりと復習しよう。
学習課題:講義で配布した資料と、それに関して行われた説明を熟
読してしっかりと復習しよう。
■評価方法
①期末レポート(55%):講義内容に対応した課題について、データ収集、分析、適切な記述ができているかを重視する。
②複数回の宿題もしくは小テスト(40%):授業の理解度を深めるためのデータ収集と小テストを、講義のトピックに合わせて実施する。
③授業毎のリアクションペーパーの提出(5%)
■教科書
毎回資料を配布する。
■参考書
講義中で紹介する。
■履修上の注意事項
特になし。
■受講生へのメッセージ
日ごろから新聞、雑誌、webメディアなどの日々の報道に目を通しておくようにしてください。意識して見てみると、高齢化や家族に関連する
記事がたくさん掲載されているので、講義内の議論がより身近に感じられると思います。
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2016/04/22
10:28:52
身近な自然科学
【担当】西野 麻知子
■授業概要
現代に生きる私たちは、科学技術なしに生きていくことは出来ません。ごく身近な生活においてさえ、地震や放射性物質への対応など科学技技術
の知識と応用が求められています。本授業では、現代の科学について、最低限知っておくべき事柄と、科学的なものの考え方について、学びます。
■到達目標
現代に生きる社会人として、心豊かに生きていくために、身につけておくべき科学の基礎知識および科学的なものの見方を身につけること。
■講義計画
第1回:本授業全体の概説
第7回:生命のしくみ(2) 単細胞生物と多細胞生物、生物の寿命
本授業全体のアウトラインを説明するとともに、科学リテラシーと
単細胞生物と多細胞生物、生物の寿命について学びます。
はなにか、科学にできること、できないこと、科学と技術の違い、
学習課題:試験に向け、配布した資料をよく読み、復習しておくこと。
科学とエセ科学、疑似科学との違いを学びます。
第8回:大気とその循環
学習課題:試験に向け、配布した資料をよく読み、復習しておくこと。
大気とその循環のしくみについて学びます。
第2回:宇宙の成り立ちと太陽系
学習課題:試験に向け、配布した資料をよく読み、復習しておくこと。
私たちが住む地球は、広大な宇宙の小さな惑星の一つにすぎません
第9回:水環境: 海洋
が、私たちが、今、なぜここにいるのかは、宇宙の存在なしには考
海洋の特性、海洋の大循環について学びます。
えられません。宇宙の成り立ちと太陽系について、学びます。
学習課題:試験に向け、配布した資料をよく読み、復習しておくこと。
学習課題:試験に向け、配布した資料をよく読み、復習しておくこと。
第10回:食料
第3回:地球内部の構造と地震
食料は我々が生きていくのに不可欠なものです。過去から現在まで
地球内部の構造、プレートと火山の関係、地震のメカニズムについ
の食料問題や日本の食糧自給率が低い理由について学びます。
て学びます。
学習課題:試験に向け、配布した資料をよく読み、復習しておくこと。
学習課題:試験に向け、配布した資料をよく読み、復習しておくこと。
第11回:食糧とエネルギー
第4回:生物と環境
食糧問題と密接な関係にあるエネルギー問題について学びます。
環境の変化が多くの生物を絶滅させる一方、新たな進化を促す原動
学習課題:試験に向け、配布した資料をよく読み、復習しておくこと。
力になっています。生物と環境との関係には、人と自然、人と環境
第12回:エネルギー
との関係を考える上でのヒントが詰まっています。
日本はエネルギーも含め資源のほとんどない国で、大部分の資源を
学習課題:試験に向け、配布した資料をよく読み、復習しておくこと。
輸入に頼っています。日本のエネルギー資源の現状と課題について
第5回:生物の世界
学びます。
一見のどやかにみえる野生生物の世界は、実は厳しい生存競争にさ
学習課題:試験に向け、配布した資料をよく読み、復習しておくこと。
らされています。生物は他の生物とどのように向き合い、厳しい生
第13回:エネルギーと環境問題
存競争を生き抜いているかを知ることは、私たちが社会で生きてい
福島原発事故から、日本では、エネルギー政策が大きな社会的課題
く上でのヒントを与えてくれます。
となっています。太陽エネルギーも含め、今後のエネルギー問題を
学習課題:試験に向け、配布した資料をよく読み、復習しておくこと。
考える上で、課題となる論点の整理を行います。
第6回:生命のしくみ(1) 生物の特徴、性の起源
学習課題:試験に向け、配布した資料をよく読み、復習しておくこと。
世界は物理法則で支配されており、生物もこれらの法則から逃れる
第14回:環境問題(1) 公害問題
ことができません。しかし生物はこれらの法則にいかに対抗するか
4大公害問題など過去の環境問題について、学びます。
で進化してきました。生物が生きていく仕組みを学ぶことは、人が
学習課題:試験に向け、配布した資料をよく読み、復習しておくこと。
生きていくための基本を学ぶことでもあります。まず生物の特徴、
第15回:環境問題(2) 現代の環境問題
性の起源、生物の寿命について学びます。
地球環境問題、生物多様性保全など、近年、新たに社会的課題となっ
学習課題:試験に向け、配布した資料を読み、復習しておくこと。
ている事柄から、循環型社会、持続可能社会の構築に向けて、今後
どのように対処していけばよいかを考えます。
学習課題:試験に向け、配布した資料をよく読み、復習しておくこと。
■評価方法
毎回の授業内容の復習小テスト60点(各4点x15回)、期末試験40点、合計100点で評価する。
■教科書
毎回資料を配付する。
■参考書
参考書は毎回の授業で紹介する。
■受講生へのメッセージ
科学リテラシーとは、科学に関係した知識、技能、モノの見方のことです。本授業は私たちが心豊かに生きるために、本学の学生に身につけて
おいてほしい科学の素養と科学的な見方、考え方について学びます。授業の成果をぜひ日々の生活に生かせるようになってください。
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2016/04/22
10:28:52
国際化と文化
【担当】的場 寿光
■授業概要
インターネットの発達により、私たちはいつでも世界中の映像を目にし、世界中で起こる出来事を知ることができます。しかしただ映像を眺めて
いるだけでは本当に異文化について知ることはできません。私たちが普段眼にしている映像や表象が世界中に拡散されるなかで、いかに文化的価
値を担うのか、またそれぞれの文化において異文化がどのように受容され、それが新たな文化を形成していくのかという文化のダイナミズムを理
解するために、本講義では「表象文化」をテーマに、異文化との接触、グローバリゼーションによる影響、文化保護政策について論じていきたい
と思います。
■到達目標
私たちが普段何気なく眼にする映像文化が、20世紀を通じていかに発展を遂げたか、また映画、絵画を中心とした表象がいかなる文化的価値を
担い、それが文化の伝播にいかに関わっているのかを理解することで、表象文化についてのリテラシーを身につける。またこうした問題に対し、
自分で考え、類推し、客観的な言葉で説明する能力を身につけます。またグローバル社会における「表象文化」と政治、経済をめぐる現代社会
が抱える問題について総合的な知識を得ることで、国際化した世界に対応できる教養を身につけることを目指します。
■講義計画
第1回:イントロダクション:「国際化と文化」について考える
第8回:異文化への眼差し(2)ー文学におけるオリエンタリズム
「表象文化」をめぐる諸問題の概略。レポートの書き方の説明。
フランス文学におけるオリエンタリズムの諸問題を中心的に取り上
学習課題:関連資料の読書
げ、異文化がどのような文化的な発生装置として利用されていたの
第2回:文化の諸相
かを考察する。
現代に至るまでの「文化」を巡るさまざまな言説を整理して紹介し、
学習課題:授業プリントの復習と関連文献の読書など
「文化」とは何か、文化がいかに形成されるか、さらに文化保護政策
第9回:異文化への眼差し(3)ー絵画におけるオリエンタリズム
について考察します。
19世紀フランスの画家たちに多大なる影響を与えたジャポニズムにつ
学習課題:授業プリントの復習と関連文献の読書など
いて解説し、異文化受容がいかに新たな文化を形成したかを考察する。
第3回:国際化とは何か―グローバリゼーションの諸問題
学習課題:授業プリントの復習と関連文献の読書など
文化に限らず政治、経済の分野においても現代社会を理解する上で
第10回:文化のダイナミズム(1)ークレオール文学とは何か?
の重要な概念のひとつであるグローバリズム、グローバリゼーショ
カリブ海諸島で誕生したクレオール文学について学習する。
ンについて説明し、グローバリゼーションが抱える諸問題について
学習課題:授業プリントの復習と関連文献の読書など
考察します。
第11回:文化のダイナミズム(2)ー植民地における文化的多様性
学習課題:授業プリントの復習と関連文献の読書など
アフリカにおける旧植民地国における西洋文化との融合の様態を学
第4回:異文化に触れる ― 表象への眼差し
び、異文化との融合がどのようになされたのかを考察する。
われわれの視覚的体制について考察し、表象に向ける眼差しがいか
学習課題:授業プリントの復習と関連文献の読書など
に文化的な背景に影響されているかを理解することで、
第12回:文化のダイナミズム(3)ー「ハリウッド」の形成
異文化に触れるとはどういう体験かを説明する。
世界最大の映画都市であるハリウッドがいかに誕生し、映画そのも
学習課題:授業プリントの復習と関連文献の読書など
のの代名詞となるまでに発達したのかを歴史的にたどりつつ、文化
第5回:映像前夜ー 近代における視覚の体制
と国家の関係についても考察する。
19世紀末に映画が誕生するに至るまでのさまざまな視覚装置を概説
学習課題:授業プリントの復習と関連文献の読書など
し、映画がいかなる文化的、社会的背景のもとに形成されたのかを
第13回:文化のダイナミズム(4)ー世界の「ヌーヴェル・ヴァーグ」
考察する。
1950年代にフランスで生まれた「ヌーヴェル・ヴァーグ」は、世界
学習課題:授業プリントの復習と関連文献の読書など
各地に波及し、映画そのものの在り方を大きく変えた。「ヌーヴェル・
第6回:映画の誕生
ヴァーグ」における文化的、社会的影響関係を考察する。
映画が誕生を巡るリュミエール兄弟とエジソンの争い、映画という
学習課題:授業プリントの復習と関連文献の読書など
新たなメディアがどのような社会的、文化的影響を及ぼしたかを、
第14回:文化と国家ー文化保護政策の諸問題
文化受容の面から考察する。
文化保護政策の諸問題について多角的に捉えることで、国家との関
学習課題:授業プリントの復習と関連文献の読書など
わりにおいて文化はどのようなものであるべきかを考察する。
第7回:異文化への眼差し(1)ーオリエンタリズムとは何か?
学習課題:授業プリントの復習と関連文献の読書など
第15回:まとめおよび総評
西洋が異文化に向ける眼差しとしてのオリエンタリズムとはどのよ
うなものであったかのかを考察する。
「表象」と「文化」をめぐる問題点をまとめ、
「国際化」のあり方を
学習課題:授業プリントの復習と関連文献の読書など
考える。
学習課題:総合的な見直し
■評価方法
出席カードのコメント(20%)、授業時の課題(20%)、期末レポート(60%)によって評価します。
■教科書
プリントを配布します。
■参考書
青木保『異文化理解』、岩波新書、2001年、ベネディクト・アンダーソン『グローバリゼーションを語る』光文社新書、2007年。他テーマご
とに授業中に適宜紹介していきます。
■受講生へのメッセージ
グローバル化の進む現代においては、日常生活のなかで異文化に触れる機会は数えきれない程あります。自国の文化だと思っていたものが、実
は他の文化圏に由来することを知り、驚きを感じることも少なくありません。文化とはすでにして混成的なものであり、他なるものとの出会い
によって育まれてきたものです。私たちの内なる他者性に目を向け、耳を傾け、様々な感覚を通して鋭敏に感じ取り、正しく認識することから
国際化は始まると思います。
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地球の歴史と琵琶湖
【担当】西野 麻知子
■授業概要
世界でも有数の古代湖である琵琶湖の周囲には、古くから人々が住み、豊かな自然のもとで様々な歴史が刻まれてきました。本授業の前半では琵
琶湖の自然特性、後半は豊かな自然の中で人々の営みがどのように繰り広げられてきたかを中心に学びます。琵琶湖というフィルターをとおして、
琵琶湖と人々の歴史を振り返り、今後、人と自然の関わりはどうあるべきかを考えていきます。この授業は、本学が、滋賀県内にある滋賀県立大
学、滋賀大学、聖泉大学、びわこ学院大学、成安造形大学とともに取り組む文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)
」
における各大学共通科目として位置づけています。
■到達目標
1.琵琶湖を題材に、地域の自然の地形、物理化学的、生物的特性についての理解を深める。
2.自然と人の関わりの歴史から、今後、人と自然の関わりはどうあるべきかについて考え、自ら意見を表明できるようになる。
■講義計画
第1回:本授業の概説
第8回:琵琶湖の生態系とその変遷
本授業の全体像について概説するとともに、琵琶湖についての基礎
琵琶湖の生態系は、外来魚の増加や、湖岸の形状変化、地球温暖化
知識を学びます。
の影響も加わって、大きく変化しようとしています。その変遷と現
学習課題:試験に向け、配布した資料を読み、復習しておくこと。
状について学びます。
第2回:地球の歴史
学習課題:試験に向け、配布した資料を読み、復習しておくこと。
地球内部の構造や、海洋と大陸の起源をはじめとする地史を中心に、
第9回:学外授業
地球の歴史について学びます。
学習課題:学習した内容をレポートにまとめること
学習課題:試験に向け、配布した資料を読み、復習しておくこと。
第10回:学外授業
第3回:日本列島の歴史
学習課題:学習した内容をレポートにまとめること
日本列島と琵琶湖の地史について学びます。
第11回:琵琶湖と人の関わり:先史時代
学習課題:試験に向け、配布した資料を読み、復習しておくこと。
琵琶湖の湖底および周囲には多くの遺跡が分布し、遺物も多く出土
第4回:琵琶湖の歴史と近畿の地形特性
しています。遺跡や遺物の特性から、先史時代の人々の暮らしにつ
琵琶湖は古琵琶湖から数えて約400万年、現在の場所に湖盆が形成
いて学びます。
されてからでも40数万年の歴史をもつ古代湖です。琵琶湖の歴史と、
学習課題:試験に向け、配布した資料を読み、復習しておくこと。
近畿の地形特性との関連について学びます。
第12回:琵琶湖と人の関わり:古代~中世
学習課題:試験に向け、配布した資料を読み、復習しておくこと。
琵琶湖とその周囲は、古代および中世には日本の政治の中心でもあ
第5回:琵琶湖の物理・化学的特性
りました。その頃の琵琶湖と人々の関わりについて学びます。
琵琶湖は近畿1400万人の生活用水、農業用水、工業用水をささえる
学習課題:試験に向け、配布した資料を読み、復習しておくこと。
命の湖です。私たちの命を支える水の性質や、水量、深い湖沼特有
第13回:琵琶湖と人の関わり:琵琶湖と生業(なりわい)
の水温構造、湖流について学びます。
滋賀県は、かつては農業、漁業中心の一次産業県でしたが、現在は
学習課題:試験に向け、配布した資料を読み、復習しておくこと。
3次産業が卓越しています。琵琶湖の周囲の人々の生業、特に琵琶
第6回:琵琶湖の生物多様性
湖漁業について学びます。
琵琶湖には、世界中で琵琶湖にしかいない固有種をはじめ、多くの
学習課題:試験に向け、配布した資料を読み、復習しておくこと。
動植物が生息しています。これらの生物と琵琶湖の地史との関係を
第14回:琵琶湖と人々の関わり:琵琶湖をめぐる文化
学びます。
琵琶湖の名称の歴史的変遷や琵琶湖をめぐる文化について学びます。
学習課題:試験に向け、配布した資料を読み、復習しておくこと。
学習課題:試験に向け、配布した資料を読み、復習しておくこと。
第7回:琵琶湖の富栄養化とその変遷
第15回:琵琶湖の環境問題と今後の展開
琵琶湖は近畿1400万人の生活用水、農業用水、工業用水として利用
琵琶湖の環境問題の経緯と現状について学び、今後、自然を生かし
されています。1977年に初めて赤潮が発生して以来、琵琶湖の富栄
つつ、心豊かな社会をどう作り上げていけばよいのか、滋賀県(=
養化は大きな社会問題となってきました。琵琶湖の富栄養化とその
琵琶湖とその集水域)を事例に、その道筋と課題を考えます。
変遷および現状について、学びます。
学習課題:試験に向け、配布した資料を読み、復習しておくこと。
学習課題:試験に向け、配布した資料を読み、復習しておくこと。
■評価方法
授業内容の復習小テスト52点(各4点x13回)、中間レポート8点、期末試験40点、合計100点で評価する。
■教科書
毎回、資料を配布する。
■参考書
琵琶湖ハンドブック改訂版(http://www.pref.shiga.lg.jp/biwako/koai/handbook/kaiteiban.html)。
他の参考書は、毎回の授業時に紹介する。
■履修上の注意事項
学外授業については、現地までの交通費(1000円前後)が必要となる。
■受講生へのメッセージ
琵琶湖のほとりに位置する大学で、世界有数の古代湖である琵琶湖の自然や人との関わりの歴史について学ぶことは、本学の学生として備えて
おくべき教養のひとつだと思います。滋賀県や琵琶湖に関する図書は沢山出版され、また新聞でもしばしば報道され、インターネットでも様々
な情報が検索できます。わからないことがあれば、まずは自分で調べる習慣をつけましょう。それでもわからないことがあれば、いつでも研究
室に聞きに来てください。
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陶芸と地域伝統文化
【担当】大森 隆
■授業概要
昨今スポーツ選手の間で、陶芸をオフシーズンのトレーニングに取り入れている人が増えている。土という自然鉱物と向き合って、自身の五感に
刺激を与え何かに挑戦しようという姿勢や集中力を、限られた時間の講義の中で育んでいって欲しい。講義内容は多種の土を使い分けた実技/彩
色を中心に、その中で陶芸を通じた日本の伝統文化や、歴史との関わりあいを指導していきます。土に触れて見て、人や物に対する優しさ/大切
にする気持ちを、各自が感じ持って欲しいと思います。
■到達目標
受講する学生自身が、日本独自のものづくり文化を認識/体感して、これからの社会生活の中でそれを生かし、自分自身を高めていけるように
なる。
■講義計画
第1回:講義内容の説明と、土づくりの実際
学習課題:日常生活の中での陶器の役割や、使用頻度などをもう一
度振り返ってみる事。
15週の授業形態の説明と、作品作りの実践。
学習課題:日本の工芸の種類を学習。
第9回:六古窯と初期の陶芸/伝統工芸としての陶
第2回:ほりこみ技法による制作/陶芸の基本論
初期の六古窯時代から、桃山~江戸~現代に至る茶道を含めた陶芸
実際に土を使い、マイカップ/マイボールの制作。陶器の制作行程
文化を考察する。
を説明します。
学習課題:資料から講義内容を反復学習する。
学習課題:器の形態/高台の形などを調べる。
第10回:第7、8回制作の自由作品に鉄・呉須による彩色
第3回:ほりこみ技法による制作/仕上げ/加飾方法
素焼きした作品に本格的な下絵を描きます。筆彩のテクニックを実
削り道具の使い方指導。生乾きの作品を注意しながら仕上げていき
践してみせ各自の個性を引き出します。
ます。その後加飾を施します。
学習課題:日常の食生活の中で、いかに呉須や鉄の絵付けが施され
た器が使われているかなどを検証。
学習課題:講義内容の反復学習。
第4回:ひもづくり技法の実際/円筒制作・陶芸焼成の基本論
第11回:食の器(自分と大切な人へ)制作/デザインと実践
縄文土器から始まる粘土のひも作りを説明、指導。土の持つ可塑性
自分の思う大切な人へ、出来た!ではなく、作った!と言える作品
や耐火性、収縮などの特性を解りやすく説明。
を贈る気持ちで。市場にない物を考案しよう。
学習課題:ほりこみ技法とひも作りの違いをよく理解しておく。
学習課題:資料から講義内容を反復学習する。
第5回:自由制作(用の美を考えて)/近隣の伝統工芸と文化(比
第12回:食の器(自分と大切な人へ)/デザインと実践・仕上げと
良焼他)
加飾
制作前にいろんな作品説明や紹介をして、独自性を目指していただ
それぞれの個性を生かした作品仕上げで、土の保つ特性を全面に出
きます。地域の工芸(比良焼)の紹介他。
せるよう指導。
学習課題:比良焼きの参考資料を学習。
学習課題:各自出身地域の伝統工芸を調べておく事。
第6回:自由制作(用の美を考えて)/仕上げ及び加飾
第13回:自由制作(実技試験/選抜作品は焼成)
使う上での機能美や使い勝手を考えた仕上げを行います。白化粧の
こんなんも土で作れて焼けますよ!タイトルも含めて自分ですべて
書き落としで加飾を施し、より繊細に変貌させる。
考:作する。
学習課題:文様などの様式を調べておく。
時間があれば実技試験を行います。もしくは次回に。
第7回:自由制作(灯りの器/注器)・釉薬(うわぐすり)の解説
第14回:自由制作/仕上げ
白土で作製した作品は、素焼きの後コバルト顔料(呉須)で絵付け
集中力を切らさずに最後の作品を仕上げる。タイトルも忘れずに。
を施しますので、それを意識して作ります。
第15回:陶芸と地域伝統文化の総括
学習課題:資料から、次回作品の仕上げ様式を考えておく。
物作りを経験しながら土の持つ触感や、陶芸とのかかわりを自分自
第8回:自由制作(灯りの器/注器)/仕上げ
身でどう感じたかなどを、簡潔にレポートにまとめる事。
注ぎ口のカット/付け方、灯りの仕上げカットなど、用と美を併せ
持った作品を目指していく。
■評価方法
作品評価/実技試験(40点)、期末レポート(30点)、作品制作の達成度(30点)の評価で行います。
■教科書
講義の内容に関連した資料の配布
■参考書
参考資料については、講義に合わせて紹介していく
■履修上の注意事項
エプロン、ぞうきん各自持参。別途作品の焼成費(4作品分)/粘土代金合計(¥3500円)が教材費として必要。初回講義時に徴集しますので、
各自用意しておいて下さい(徴集袋配布予定)
■受講生へのメッセージ
自分自身の再発見と物に対する優しさを、土がかたち有る姿へ変わってゆく課程を通じて感じ取ってほしい。どのような進路へ進もうと、小さ
な力こぶになると思います。講義と実技を交えて指導します。
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教育学概論
【担当】榊原 志保・武井 哲郎
■授業概要
誰もが「教育」を受けたことがあり、それゆえ私たちは「教育」を身近なものとして受けとめることができる。しかしそれは同時に、
「教育」を
自らの経験の枠内でしか語ることができない危険性をはらんでいる。そこで、本講義ではまず、現代の「教育」を考えるための基礎的な理念・歴
史・思想等を確認し、子ども・大人の学びや育ちを広い視野から捉えていく。そのうえで、教育をめぐって何が問題となっているのかをおさえ、
「教
育」という営みの相対化を試みる。
■到達目標
・現代の教育を理解するための基礎的な知識を修得する。
・学校教育に限らず、学びや育ちの場は広く準備されていることを理解する。
・教育をめぐって、今、何が問題となっているのかをおさえる。
・自己の経験を対象化しながら「教育」について語ることができる。
■講義計画
第1回:オリエンテーション ―「教育」とは?
「教育」とは何を意味するものなのかを探求する。併せて、講義の進
め方や評価の方法について詳細を説明する。
学習課題:これまで自分がどのような場面で「教育」を受けてきた
のか、「教育」と聞いて何をイメージするか、事前にまと
めておくこと。
第2回:「教育」の意味
「教育」の意味の多様性について考察する。
学習課題:「教育」とはどのような意味を有するものなのか、類義語
との比較を通して整理すること。
第3回:教育の原理(1)―教師の役割とは何か?
「教育」の原理をふまえた上で、教師が果たさなければならない役割
用いて、まとめを行う。
学習課題:ここまでの講義で扱った内容を復習しておくこと。
第9回:「教育を受ける権利」とは何か?
「教育を受ける権利」とは何か、それが歴史的・思想的にいかなる意
味をもつものなのか、考察を行う。
学習課題:「教育を受ける権利」とは何か、講義の復習とあわせてま
とめておくこと。
第10回:「教育を受ける権利」の保障
「教育を受ける権利」を保障するための仕組みについて理解したうえ
で、その意義と課題について考察を深める。
学習課題:「教育を受ける権利」を保障するための仕組みについて、
講義の復習とあわせてまとめておくこと。
を考察する。
学習課題:教師が果たさなければならない役割とは何なのか、授業
後に考察を深めておくこと。
第11回:「教育を受ける権利」と「不登校」
「教育を受ける権利」を保障するため、「不登校」の子どもとどのよ
うに向き合う必要があるのか考察を行う。
第4回:教育の原理(2)-学校教育の在り方に着目して
「教育」の原理をふまえた上で、学校教育の在り方について考察を加
える。
学習課題:学校教育の在り方について、講義の復習とあわせてまと
めておくこと。
第5回:教育の歴史とその機能
学校がもはや社会にとって必要不可欠な存在となっていることを確
認したうえで、それがいかなる機能を果たしているのかを考察する。
学習課題:学校の持つ社会的機能について、講義の復習とあわせて
まとめておくこと。
第6回:教育の目的とその思想(1)-教師と子どもの関係性
教師と子どもは相互に様々な影響を与えながら、学校生活を送って
いる。「学校」という場で行われる教育の在り様について、その分析
を試みる。
学習課題:これまでの学校経験を振り返り、印象に残っている教師
学習課題:「教育を受ける権利」を保障に向けて、「不登校」の子ど
もとどのように向き合う必要があるのか講義の復習とあ
わせてまとめておくこと。
第12回:共生の教育(1)-子どもたちの「特別なニーズ」
子どもたちが有する「特別なニーズ」が多様化しつつあることを理
解した上で「共生の教育」とは何か、考察を行う。
学習課題:子どもたちが有する「特別なニーズ」にはどのようなも
のがあるのか、講義の復習とあわせてまとめておくこと。
第13回:共生の教育(2)-特別支援教育の動向
特別支援教育をめぐる近年の動向を理解したうえで「共生の教育」
に向けた課題を検討する。
学習課題:特殊教育と特別支援教育の異同について、講義の復習と
あわせてまとめておくこと。
第14回:教育をめぐる現代的な課題
「開かれた学校」や「学校評価」など、教育をめぐる現代的な課題を
とのやり取りを、事前にまとめておくこと。
第7回:教育の目的とその思想(2)-「体罰」の捉え方
取り上げ、その背後にどのような思想が存在するのか、考察を深める。
学習課題:「開かれた学校」や「学校評価」などがなぜ登場してきた
「体罰」の問題を取り上げながら、学校教育の在り様がどのように変
化してきたのか、その背後にある思想とともに考察する。
学習課題:学校教育の中で何が許され、
何が許されてこなかったのか、
講義の復習とあわせてまとめておくこと。
第8回:前半のまとめ
教育の原理・歴史・思想について、前半の講義で扱ったトピックを
のか、その背後にある思想とともにまとめておくこと。
第15回:後半のまとめ
「教育を受ける権利」や「共生の教育」など、後半の講義で扱った内
容を総括する。
学習課題:後半の講義で扱った内容を復習しておくこと。
■評価方法
1.中間試験 50% 2.期末試験 50% 以上で評価する。
■教科書
特に指定はしない。適宜、資料を配布する。
■参考書
木村元・小玉重夫・船橋一男(2009)『教育学をつかむ』有斐閣。
田中統治・庄司一子・浜田博文(2008)『学校教育論』放送大学教育振興会。
■履修上の注意事項
第1回のオリエンテーションにおいて、講義の進め方や評価の方法について詳細を説明しますので、受講を希望する者は必ず出席してください。
■受講生へのメッセージ
自己の教育経験を相対化する作業は辛くも楽しいことです。将来、教員を目指す人はもちろんのこと、少しでも多くの皆さんが「教育学」に興
味を持ってくれることを期待します。講義にはぜひ積極的な姿勢で臨んでください。
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現代社会とジャーナリズム
【担当】後藤 英文
■授業概要
ジャーナリズムの概要を知り、1980年代以降の世界の動きを学ぶ講義です。現代史を紐解くことで受講生の皆さんに社会常識を身につけてもら
い「世界の平和」を一緒に考えてもらうとともに、国内外の大きなニュースをタイムリーに取り上げ、新聞やテレビ、ネットが伝えるニュースの
理解度を深めたい
■到達目標
国内外で起きるニュース記事を理解する力を身につける
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよびジャーナリズムの概説
第9回:2020年東京五輪について考える
スケジュール、評価方法などを説明し、ジャーナリズムについての
4年後に開催される東京五輪について、その招致活動を振り返り、
小レポートを課します。
あるべき姿を考える。
学習課題:ジャーナリズムに関して、事前に調べておくこと。
学習課題:2回目の東京での五輪を考えるためにも、1964年の東京
第2回:通信社について学ぶ
五輪について十分に学習すること。
日本の代表的な通信社を紹介し、その機能と役割について学ぶ。
第10回:激動の1980年代初頭を観て学ぶ
学習課題:日本や世界の通信社について、授業後に調べておくこと。
1980年代の現代史について映像を観ながら学ぶ。イランのアメリカ
第3回:放送局について学ぶ
大使館占拠事件など。
日本の代表的な放送局を紹介し、その機能や役割を確認する。
学習課題:映像で歴史を振り返ることにより、さらに関心を持って
もらいたい。
学習課題:放送局のニュースを見て、
講義内容について考察すること。
第4回:新聞社について学ぶ
第11回:1980年代中盤の映像を観る
日本を代表する新聞社を紹介し、その機能や役割を知る。
映像でチャレンジャー爆発事故などを振り返りながら、歴史につい
学習課題:ライブラリーで新聞を読んでもらいたい。世の中の動き
て考える。
学習課題:映像で観た事件を、ライブラリーでさらに深く調べてほ
を知ることは、自らを向上させます。
第5回:新聞記事について学ぶ
しい。
新聞の構成について学ぶ。社説などの記事を読み、「見出し」をつけ
第12回:1980年代終盤の映像を観る
てみる。
天安門事件やベルリンの壁崩壊などについて理解を深める。
学習課題:ライブラリーで複数の新聞を手にし、読み比べをしてほ
学習課題:東西冷戦に関する事象をより深く理解するための復習を
してほしい。
しい。
第6回:メディアについての現状を理解する
第13回:1990年代前半の映像を観て学ぶ
新聞、放送などのメディアの現状を紹介し、その問題点などを考える。
1990年代の出来事を学び、ネルソン・マンデラ氏の偉業を振り返る。
学習課題:新聞、放送のほか、ネットで展開されるジャーナリズム
学習課題:20世紀を代表する指導者、マンデラ氏に関してライブラ
リーで調べること。
について、できるだけ多く接してほしい。
第7回:メディアの今後について展望する
第14回:1990年代後半の映像を観る
メディアの問題点を理解したうえで、今後のジャーナリズムはいか
現代史を学び、平和について考えてみる。
にあるべきかを考える。
学習課題:まとめの授業の前に、1980 ~ 1990年代の出来事をよく
理解しておくこと。
学習課題:メディアがどのようになっていくかをまとめ、自分なり
第15回:まとめおよび総評
の将来像を考えてみよう。
第8回:中間まとめおよび後半の現代史授業の概説
今まで学んできた講義を振り返り、あらためて理解した内容を確認
今まで学んできたジャーナリズムに関する事項をまとめ、その理解
する。
度を確認する。
学習課題:これまでの授業内容を復習し、理解の足らない部分は各
自で調べておくこと。
学習課題:これまでの授業内容を十分に復習すること。
■評価方法
授業内の小レポート(30点)と前半授業、後半授業に関する課題(各35点)の合計100点満点で評価する。
・授業内の小レポートは各回2点×15回とする。得点基準は以下の通り。
2点:講義内容を踏まえ、独自視点を加えて問題点を論じることができている。
1点:一般論による問題点を論じることができている。
・前半授業、後半授業に関する課題(前後半とも各5点×7課題)。得点基準は以下の通り。
5点:前半、または後半の講義内容を十分に理解し、課題を論じることができている。
4点:前半、または後半の講義内容をよく理解し、課題を論じることができている。
3点:前半、または後半の講義内容をほぼ理解し、課題を論じることができている。
2点:前半、または後半の講義内容を半ば理解し、課題を論じることができている。
1点:前半、または後半の講義内容の理解は足らないが、課題をなんとか論じることができている。
■教科書
なし
■参考書
新聞などの切り抜きを提供する
■履修上の注意事項
第1回のオリエンテーションで講義の進め方などを説明しますので、受講者は必ず出席してください。また、できるだけ新聞を読むようにして
ください。
■受講生へのメッセージ
現代史を理解した上で、ニュースに敏感になることは豊かな教養人になる近道です
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10:28:53
情報と統計
【担当】木村 聡
■授業概要
情報と統計について、なるべく幅広い話題を取り上げ、様々な場面でのコンピュータと統計の利用法を考える。なお、統計については、計算はコ
ンピュータに任せることを前提とし、数学的な議論をできるだけ避けつつ、いくつかの手法を概観することとしたい。
■到達目標
情報と統計に関する基礎的な理解をすることが目標である。併せて、統計学へのアレルギーの解消と、コンピュータを能動的に使えるようにな
ること。少なくとも、その手がかりに、手が届くこと。
■講義計画
第1回:情報と情報処理
第9回:全体の傾向をつかむ その2
コンピュータは何をする機械か? ソフトウェアとは何か? プラッ
平均、中央値、最頻値、標準偏差
トフォームとは?
学習課題:
「全体を代表できる値」は、どんな性質を持つべきか考え
てみよう
学習課題:PCやスマートフォンの画面を眺めて、その裏で何が起き
第10回:標準化
ているのか考えてみよう
第2回:情報処理と単位
単位も性質も異なるデータを比較するには? 確率密度関数
データ通信とディジタル信号、データの表現法
学習課題:
「並外れ」という言葉や、偏差値の意味と適用限界を考え
てみよう
学習課題:通信量が多過ぎて、回線がパンク!? 「データ」を、ど
第11回:検定
んな形で、記憶、送受信すればいいのか考えてみよう
第3回:ネットワーク
推定と検定、検定の「考え方」、相関
プロトコル、インターネット
学習課題:
「よく判らないこと」に対して、何らかの客観的指標を与
えることの意味を考えてみよう
学習課題:データの送受信時に、どんな取り決めが必要か考えてみ
第12回:名義尺度データの検定とχ2分布
よう
第4回:マルウェアとその対策
独立性の検定とクラメールの連関係数
マルウェア対策ソフトウェア、ファイアウォール
学習課題:検定の結論(帰無仮説の棄却、または、保持)に関連を
表す値を併せ考えることの意味を、考えてみよう
学習課題:PCやスマートフォンなどで管理している個人情報、狙わ
第13回:χ2検定の仲間
れそうな情報はどれか、考えてみよう
第5回:統計学入門
マクネマー検定 他
記述統計と推理統計、データの種別
学習課題:複数群のデータや対応のあるデータの検定方法を考えて
みよう
学習課題:統計で「判ること」と「判らないこと」について、考え
第14回:連続尺度データの検定
てみよう
第6回:データの収集
z検定、t検定、正規分布
アンケートを考える、データの種別と尺度水準
学習課題:データの性質に合った検定法というものを考えてみよう
学習課題:「インチキくさい(?)」アンケートやデータの処理方法
第15回:これまでのまとめと展望
余裕があれば、ORやベイズ統計学の紹介なども
を考えてみよう
第7回:表やグラフを作る
学習課題:「見えているもの」を元に「見えていないもの」を探る、様々
データに合った表やグラフ、その目的
な方法について、また、コンピュータを利用することで、
学習課題:TVや新聞などが発表するグラフや表を、良く観察してみ
そうした方法がより身近になるか? ということについて、
考えてみよう
よう
第8回:全体の傾向をつかむ その1
階級と度数分布表、ヒストグラム、単純集計
学習課題:「分布」ということを考えてみよう
■評価方法
中間試験 50点
期末試験 50点
■教科書
なし
■参考書
統計学の参考書には良書が豊富である。オーム社の「マンガでわかる」シリーズのようなユニークなものもある。コンピュータとの関連では、
SPSSやExcelなどで統計を学べるものがある。本講座では必要無いが、いずれは要りようになろうから、馬の合うものを探すことを心がけてお
かれるように。
■履修上の注意事項
特段の理由無しの早退を認めない。実習室の設備は丁寧に扱うこと。
■受講生へのメッセージ
担当者は、第一線を退いたフリーのプログラマであり、統計やORの専門家ではない(専門は「情報」ということになる)。そんな一プログラマでも、
統計(以外にも多くのこと)を学ばねばならない。その辺りの事情は、受講生諸君と特に変わるところは無い。一緒に学び、考えていければと願っ
ている。
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情報発信と情報倫理
【担当】的地 修
■授業概要
新聞で学力、社会力、人間力を伸ばす。
情報が氾濫する現代社会で新聞紙面を活用し政治、経済、社会、国際、スポーツの幅広い分野のさまざまなニュースをピックアップし、その情報
の歴史や背景などを調べて分析し意見や考えをまとめてプレゼン資料を作成、発表する。
■到達目標
授業を通じて養うべき力
①協働する力②考える力③発表を通じたプレゼンテーション能力。
政治や社会、経済、国際問題など学生にも知っておくべき時事、社会問題を新聞から学び、同時に到達目標は、新聞紙面から情報とは何かを考え、
幅広い知識を備えた教養人を目指す。
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよび新聞の重要性の説明
第9回:プレゼン発表②
授業説明及びグループ分け、参考記事とスクラップブック配布
発表10分、活発な質疑応答ができるように準備
学習課題:新聞を読む習慣をつける
学習課題:グループ発表の評価をレポート
第2回:政治を知ろう上(18歳選挙を考える)
第10回:国際問題①
朝日、日経の紙面を使いグループで政治の課題をみつけ、スクラッ
国際社会に目を向ける(米大統領選の行方)
プブックに貼る
学習課題:さまざまな国際ニュースに関心を持つ
学習課題:切り抜いた紙面、記事からわからないことを調べておく
第11回:国際問題②
第3回:政治を知ろう下(安倍政権を考える)
国際報道から関心の持った記事を切り抜き、その歴史的な背景を調
各グループで見つけたテーマを基にプレゼン資料を作成
べる(例中東問題)
学習課題:プレゼン資料の制作作業
学習課題:プレゼン資料づくり
第4回:プレゼン発表会①
第12回:プレゼン発表
発表10分、学生同士の質疑応答
現代史に興味を持っておく
学習課題:プレゼン振り返りをレポート
学習課題:プレゼン振り返りレポート
第5回:プレゼン発表会②
第13回:スポーツ報道①
発表10分、学生同士の質疑応答
リオオリンピックを取り上げる
学習課題:グループ発表の評価をレポートする
学習課題:オリンピックレガシーを考えておく
第6回:日本の経済を知ろう上
第14回:スポーツ報道②
各グループで見つけたテーマを基にスクラップづくり(例TPPで変
オリンピック史を調べる
わる市場経済)
学習課題:2020年東京五輪関連の記事を切り抜いておく
学習課題:プレゼン資料の制作作業
第15回:時事問題小テストと小論文および総評
第7回:日本の経済を知ろう下
新聞を読む習慣のチェック
プレゼン資料作り
学習課題:スクラップブックを活用し新聞を読む習慣を身につけて
就活に備える
学習課題:スーパー等へ出かけ商品流通の仕組みを調べておく
第8回:プレゼン発表①
ビジュアルなパワポを使って発表できるように工夫
学習課題:プレゼン資料の制作作業
■評価方法
プレゼンテーション発表:60点
小テスト:20点
小論文:20点
グループによる調査、分析及びプレゼン内容、発表を重視。時事用語などのワークシトを使った小テストも行う。プレゼンはグループごとにお
互い全員で評価してもらう。記事の読解力を重視し、レポートには必ず自分の意見、考えを書き込んでもらう。
■教科書
なし
■参考書
情報のさばき方/朝日新書、新聞で学力を伸ばす/朝日新書
朝日新聞、日経新聞、日経MJを教員が準備し、受講生一人一人に配布
■履修上の注意事項
新聞に興味のある学生、将来マスコミ志望の学生を歓迎。
グループ作業が多いので仲間に迷惑をかける遅刻等は注意すること。
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教養演習A
【担当】学部長・田村 徳子
■授業概要
文章の基礎構造を理解したうえで、論理的に文章を考え、作成する能力を身につける。その上で、パラグラフ・ライティング等、レポートや論文
等の文章作成の手法を学ぶとともに、そのための基礎的な力を身につける。
■到達目標
①文章の基礎構造を理解することができる。
②論理的に文章を理解することができる。
③論理的に文章を考え、作成する能力を身につける。
■講義計画
第1回:ガイダンスおよび授業の概説
論理的とは何か、文章とは何かの説明を行う。各自が現状の理解を
行うとともに、文章にはどのような種類があり、文章を理解し、作
成するにはどのような手法が必要かについて学ぶ。
学習課題:配付資料をよく読み、復習すること。授業時間内に演習
課題が終了しなかった場合は、翌週までに残された課題
を終了させておくこと。
第2回:文章の理解(1) 文の構造
一文の論理的な構造を理解する。文の間違いを論理的に訂正するこ
とができるように演習し、理解を含める。
学習課題:配付資料をよく読み、復習すること。授業時間内に演習
課題が終了しなかった場合は、翌週までに残された課題
を終了させておくこと。
第3回:文章の理解(2) 長めの論理的な文章
長めの論理的な文章を理解し、
文章の趣旨を把握できるように演習する。
学習課題:配付資料をよく読み、復習すること。授業時間内に演習
課題が終了しなかった場合は、翌週までに残された課題
を終了させておくこと。
第9回:パラグラフ・ライティング(3) 意見と主張
意見と主張の違いとは何かを学ぶ。文章を読み、筆者の考えを推測
するとともに、自分の意見やその理由を書けるように演習する。
学習課題:配付資料をよく読み、復習すること。授業時間内に演習
課題が終了しなかった場合は、翌週までに残された課題
を終了させておくこと。
第10回:パラグラフ・ライティング(4) 具体と抽象
具体と抽象の違いとは何かを学ぶ。抽象的な文章の読み方を学び、
内容を適切に把握できるように演習する。
学習課題:配付資料をよく読み、復習すること。授業時間内に演習
課題が終了しなかった場合は、翌週までに残された課題
を終了させておくこと。
学習課題:配付資料をよく読み、復習すること。授業時間内に演習
課題が終了しなかった場合は、翌週までに残された課題
を終了させておくこと。
第11回:パラグラフ・ライティング(5) 図表の理解
図表などの資料を理解し、正確な読み取り方を学ぶ。また、読み取っ
た内容を要約できるように演習をする。
第4回:文章の理解(3) 文章全体の論理構造
文章全体の論理的構造を理解する。文章の間違いを論理的に指摘す
ることができるように演習する。
学習課題:配付資料をよく読み、復習すること。授業時間内に演習
課題が終了しなかった場合は、翌週までに残された課題
を終了させておくこと。
第5回:文章の理解(4) 論理的並び替え
文章の並び方を論理的に理解することで、適切に文章を並び替えら
れたり、欠落文を挿入することができるように演習する。
学習課題:配付資料をよく読み、復習すること。授業時間内に演習
課題が終了しなかった場合は、翌週までに残された課題
を終了させておくこと。
第6回:中間まとめ
これまでの学習を復習し、十分理解できているかどうかについて確
認を行うとともに、講評を行う。
学習課題:配付資料をよく読み、復習すること。授業時間内に演習
課題が終了しなかった場合は、翌週までに残された課題
を終了させておくこと。
第12回:レポートとは何か
レポートとは何かを学ぶ。特にエッセイとレポートの違いを比較し、
理解することで、レポートの特徴を理解する。
学習課題:配付資料をよく読み、復習すること。授業時間内に演習
課題が終了しなかった場合は、翌週までに残された課題
を終了させておくこと。
第13回:レポートの読み方・まとめ方
レポートの構成を学ぶ。実際に複数のレポートを読み、内容を要約
する。
学習課題:配付資料をよく読み、復習すること。授業時間内に演習
課題が終了しなかった場合は、翌週までに残された課題
を終了させておくこと。
学習課題:試験に向け、配付資料をよく読み、課題を復習しておく
こと。
第14回:レポート作成(1)下書き
配布資料を読んで、その内容についてレポートの下書きを作成する。
第7回:パラグラフ・ライティング(1) 段落と段落の論理的関係
パラグラフ・ライティングとは何かを理解する。段落と段落の論理
的関係を適切に捉えられるように演習する。
学習課題:配付資料をよく読み、復習すること。授業時間内に演習
学習課題:配付資料をよく読み、復習すること。授業時間内にレポー
トの下書きが終了しなかった場合は、翌週までに終了さ
せておくこと。
第15回:レポート作成(2)完成
課題が終了しなかった場合は、翌週までに残された課題
を終了させておくこと。
第8回:パラグラフ・ライティング(2) 比較的長い文章
接続語と指示語の使い方を理解し、正確に把握できるよう演習する。
比較的長い文章の趣旨を理解したうえで、要点をまとめられるよう
に演習する。
作成したレポートを推敲するとともに学生間で添削を行ったり、教
員からも助言を受けたりして、レポートを完成させる。
学習課題:配付資料をよく読み、復習すること。授業時間内にレポー
トが完成しなかった場合は期限までに終了させておくこと。
■評価方法
授業内の演習(30点)と中間試験(20点)、定期試験(30点)、課題レポート(20点)の合計100点満点で評価する。
■教科書
毎回資料を配付する。
■参考書
適宜、資料を配付する。
■履修上の注意事項
止むを得ず欠席した場合は、翌週までに欠席した週の課題を自習しておくこと。
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教養演習B
【担当】学部長・各クラス担任
■授業概要
①学科・コースでの専門的な学習に移行するにあたって、知っておかなければならない基本的な事項について理解する。
②大学での4年間の学習効果を高めるために、学生間、および学生と教員間のかかわりを強め、学びのコミュニティを形成する。
③大学において自主的・主体的に学ぶために不可欠なスタディ・スキル(文章の書き方、話し方、発表の仕方など)を身につける。
④将来の目標に向けて、大学での4年間で到達すべきゴール、および1年次の間に到達すべきゴールを設定し、その達成度を確認しつつ、必要に
応じて再設定する。
■到達目標
授業の取り組みを通して、スタディスキル(特にプレゼンテーションスキル等のコミュニケーション能力)の基礎を確立する。
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよび授業の概説
第9回:エッセイを読もう
教養演習Bの位置づけについて説明を聞いて、把握する。
これまでのエッセイを読み、各自エッセイのガイドラインを作成す
担任の役割、ゴールセッティングの重要性、エッセイ作成の目的に
る。
ついて説明する。
学習課題:配布資料をよく読み、復習すること。授業時間内にエッ
第2回:大学での学び
セイのガイドラインが完成しなかった場合は、翌週まで
大学の学びにあたり、最低限必要となるルールについて学ぶ。
に完成させておくこと。
第3回:プレゼンテーションの基礎
第10回:エッセイを書こう① ―下書きの作成―
プレゼンテーションの基礎を学び、他者に意見を伝えるときのヒン
各自エッセイを作成する。
トとアドバイスを得る。
学習課題:配布資料をよく読み、復習すること。授業時間内にエッ
セイの下書きが完成しなかった場合は、翌週までに完成
学習課題:配布資料をよく読み、復習すること。授業時間内に課題
が終了しなかった場合は、翌週までに残された課題を終
させておくこと。
第11回:エッセイを書こう② ―文章校正―
了させておくこと。
第4回:自己紹介① ―資料作成―
作成したエッセイについて、学生相互で文章校正やアドバイスを行
自己紹介のための資料を作成する。
う。担任からも助言、添削を受ける。
学習課題:配布資料をよく読み、復習すること。授業時間内に課題
学習課題:配布資料をよく読み、復習すること。授業時間内にエッ
が終了しなかった場合は、翌週までに残された課題を終
セイの校正が終了しなかった場合は、翌週までに終了さ
了させておくこと。
せておくこと。
第5回:自己紹介② ―プレゼンテーションの資料作成―
第12回:エッセイ集の作成
プレゼンテーションのための資料作成を行う。
クラスごとにエッセイ集作成のためのワードプロセッサを用いて編
学習課題:自身の将来についての関連資料を収集すること。また、
集作業を行い、エッセイ集を完成させる。
配布資料をよく読み、復習すること。授業時間内に課題
学習課題:配布資料をよく読み、復習すること。授業時間内にエッ
が終了しなかった場合は、翌週までに残された課題を終
セイ集が完成しなかった場合は、翌週までに完成させて
了させておくこと。
おくこと。
第6回:自己紹介③ ―プレゼンテーション―
第13回:エッセイの発表①
資料を使いながら自己をプレゼンテーションし、学生相互にコメン
クラスごとにエッセイ発表会を行う。
トを出しあう。
学習課題:エッセイの発表会を振り返り、分かりやすいエッセイの書
学習課題:プレゼンテーションやこれまでの配布資料を振り返り、
き方やプレゼンテーションの方法について復習すること。
第14回:エッセイの発表②
分かりやすい発表の仕方について復習すること。
第7回:ゴールセッティング
クラスごとにエッセイ発表会を行う。
ワークシートを用いてゴールセッティングを行う。
学習課題:エッセイの発表会を振り返り、分かりやすいエッセイの書
学習課題:コミュニケーション力を高めるための関連資料を収集す
き方やプレゼンテーションの方法について復習すること。
ること。また、配布資料をよく読み、復習すること。授
第15回:全体発表会
業時間内に課題が終了しなかった場合は、翌週までに残
各クラスから選出された代表者が、全体で発表を行う。
された課題を終了させておくこと。
学習課題:エッセイの発表会を振り返り、分かりやすいエッセイの書
第8回:エッセイの書き方
き方やプレゼンテーションの方法について復習すること。
エッセイの基本的な記述様式や体裁を学ぶ。
学習課題:配布資料をよく読み、復習すること。授業時間内に課題
が終了しなかった場合は、翌週までに残された課題を終
了させておくこと。
■評価方法
自己紹介50点(ワークシート25点、プレゼンテーション25点)、エッセイ50点(文章作成25点、発表25点)の合計100点満点で評価する。
■教科書
毎回資料を配付する。
■参考書
なし
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教養演習C
【担当】学部長・各クラス担任
■授業概要
学科、コースでの専門的な学習に移行するにあたって、知っておかなければならない基本的な事項について理解する。また大学での4年間の学習
効果を高めるために、学生間、および学生と教員間のかかわりを強め、学びのコミュニティを形成する。
大学において自主的・主体的に学ぶために不可欠なスタディ・スキル(文献・資料の収集と読み方、話し方、発表の仕方、ディスカッションの仕
方など)を身につける。最後に将来の目標に向けて、大学での4年間で到達すべきゴール、および1年次の間に到達すべきゴールを設定し、その
達成度を確認しつつ、必要に応じて再設定する。
■到達目標
①学科、コースでの専門的な学習に移行するにあたって、知っておかなければならない基本的な事項(図書館の使い方、基本的なマナー、インター
ンシップなど)について理解する。
②教養演習A・Bで身につけた基礎的な言語能力に更に磨きをかけるため、情報収集、キャリアガイダンス、学科選択などのテーマの下、マイン
ドマップを使って思考力を高める。
③大学において自主的・主体的に学ぶために不可欠なスタディ・スキル(文献・資料の収集と読み方、グループ学習の進め方、書き方、発表の仕方、
ディスカッションの仕方など)を身につける。
④将来の目標に向けて、大学での4年間で到達すべきゴール、および1年次の間に到達すべきゴールを設定し、その達成度を確認しつつ、必要
に応じて再設定する。
■講義計画
第1回:マインドマップの説明および自己紹介マップの作成
マインドマップについて、説明を受け、内容を理解する。
夏休みに取り組んだ活動を含めて、自己紹介マップを作成する。
学習課題:授業の復習を行う。
第2回:3分間スピーチ
自己紹介マップを発表する。
学習課題:マインドマップの方法や発表の内容について復習をする
第3回:図書館の利用方法
充実した学習活動に向けて、図書館の様々な利用方法について説明
を聞き、図書を選ぶ。
学習課題:図書館の利用を実際に行い、本を借りる。授業の復習を
マインドマップで書きとめる。
第4回:スポーツイベントの企画と準備①
クラスの仲間と協力して、スポーツイベントを企画し、参加する。
学習課題:スポーツイベントの運営に協力する。
第5回:スポーツイベントの企画と準備②
クラスの仲間と協力して、スポーツイベントを企画し、参加する。
学習課題:スポーツイベントの運営に協力する。
第6回:図書の内容をまとめる① ―マインドマップの作成―
あらかじめ決められた共通のテーマのもとで図書を選び、内容をマ
インドマップを用いてまとめる。
学習課題:図書の内容をよく読みこんで、マインドマップを完成さ
せる。
第7回:図書の内容をまとめる② ―レポートの作成―
作成したマインドマップを参考にしながら、図書の内容をレポート
にまとめる。
学習課題:図書の内容を振り返りながら、レポートの下書きを作成
する。
第8回:図書の内容をまとめる③ ―レポートの文章校正―
2人1組のグループで文章校正やアドバイスを行う。これを何回か
繰り返し、文章に加筆修正を加える。担任からも助言、添削を受ける。
学習課題:まとめたレポートの文章校正を行い、レポートを完成さ
せる。
第9回:キャリアガイダンス/学科・コース選択オリエンテーション
本学4年時の就職活動について体験を聞いたり、就職課より将来の
就職のための心構えを学ぶ。講義内容をマインドマップでまとめる。
/自己のゴールセッティングに見合った学科やコースの特徴を知る。
学習課題:授業の復習を行うとともに、各学科の行っている活動に
ついて調べる。
第10回:セルフマネージメント/ 10年後の私と今後の課題
これまでの自己紹介マップ、キャリアガイダンスなどをもとに自己
の課題を整理した上で、今の課題を克服した10年後の自分を見通す。
学習課題:授業の復習をするとともに、10年後の自分を想像し、大
学生活のライフあプランをつくる。
第11回:グループ発表準備
あらかじめ指定されたテーマに関してグループで調べ、マインドマッ
プを用いてまとめる。
学習課題:各グループが発表する内容について、調べてまとめる。
第12回:グループ発表準備
調べてまとめた内容をグループで発表する準備をする。
学習課題:グループ発表の準備を完了する。
第13回:グループ発表①
グループで調べた内容について発表を行う。
学習課題:発表を振り返り、発表の内容および効果的な発表の方法
について、配布資料を読み返し、復習する。
第14回:グループ発表②
グループで調べた内容について発表を行う。
学習課題:発表を振り返り、発表の内容および効果的な発表の方法
について、配布資料を読み返し、復習する。
第15回:特別講義
スポーツ界で活躍する著名人の話を聴き、内容をマインドマップで
まとめ、将来の就職のための心構えを学ぶ。
学習課題:講義内容を振り返るとともに、関連資料等を収集するこ
とで、自身の将来の就職に関する理解や考えを深める。
■評価方法
グループ発表(図書関係) 15点
夏休み報告等(マインドマップ) 20点
読んだ本の要約(マインドマップ) 15点
課題レポート 30点
10年後の私(レポート) 20点
合計100点で評価する。
■教科書
特になし。
■履修上の注意事項
教材(マインドマップ関連)として1000円程度、個人で負担する場合があります。
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英語Ⅰ
【担当】亀本 真朱・梅木 祐子・田中 佐重樹
■授業概要
英語I-communication and writing courseでは、スピーキング・リーディング・ライティング・リスニングを通して、自己表現力の向上と異文
化理解を目指します。
テキストを使って、自分自身について話したりクラスメートとの会話や身近な話題についてのメール交換をしたりしながら、語彙力と文法力を固
めます。
また、テキスト以外にもコラムや映像などの教材を使い、日本文化を英語で紹介したり、世界の文化や時事問題において自分の意見を述べ、議論
につなげる練習をします。
■到達目標
‐ 文章を読んだり聞いたりできる語彙力・文法力をつける
‐ 読んだり聞いたりした内容に対して、自分の意見を口頭・文面で述べることができる
‐ 日常的な話題や自分の経験などに関するメールの交換ができる
‐ 異文化意識を高める
■講義計画
第1回:Course Introduction / Self Introduction
授業概況、評価方法、使用テキストなどの説明、自己紹介
学習課題:授業の復習と次回の予習
第2回:Unit 1
Unit 1: The Long wait 聖地が待ちわびた勝利
学習課題:授業の復習と次回の予習
第3回:Unit 2
Unit 2: Olympic Volunteers 世界が東京にやってくる!
学習課題:授業の復習と次回の予習
第4回:Topic 1
Topic 1: Activities based on a culture related topic
学習課題:授業の復習と次回の予習
第5回:Unit 3
Unit 3: Male Sports? Female Sports? 男女の垣根を超えて
学習課題:授業の復習と次回の予習
第6回:Unit 4
Unit 4: Competition スポーツだけにあらず、競争の原理
学習課題:授業の復習と次回の予習
第7回:Topic 2
Topic 2: Activities based on a culture related topic
学習課題:授業の復習と次回の予習
第8回:Unit 5
Unit 5: A Glamorous Life? けがと背中あわせの栄光
学習課題:授業の復習と次回の予習
第9回:Unit 6
Unit 6: Energy Drinks スポーツドリンクで勝利をつかめ
学習課題:授業の復習と次回の予習
第❶⓪回:Topic 3
Topic 3: Activities based on a culture related topic
学習課題:授業の復習と次回の予習
第❶❶回:Unit 7
Unit 7: Helping Your Opponent 勝利の定義
学習課題:授業の復習と次回の予習
第❶❷回:Unit 8
Unit 8: Ghost Goals 幻のゴールと白熱する議論
学習課題:授業の復習と次回の予習
第❶❸回:確認テスト
小テストを行う。
学習課題:確認テストの内容復習
第❶❹回:Presentation Ⅰ
presentation I 前期プレゼンテーション
学習課題:プレゼンテーションの準備
第❶❺回:確認テストのふりかえり、前期まとめ、夏休み課題の提示
確認テストのふりかえり、前期の学習内容をまとめるとともに、夏
休み期間中に取り組む課題を提示する
学習課題:夏休みの課題
第❶❻回:Review / Warm up
Review : Unit 1~8 Talking about your summer vacation
学習課題:授業の復習と次回の予習
第❶❼回:Unit 9
Unit 9: Rituals and Superstitions ゲンを担いでもう1勝!
学習課題:授業の復習と次回の予習
第❶❽回:Unit 10
Unit 10: The Cutting Edge 剣の最先端に歴史を見よ
学習課題:授業の復習と次回の予習
第❶❾回:Topic 4
Topic 4: Activities based on a culture related topic
学習課題:授業の復習と次回の予習
第❷⓪回:Unit 11
Unit 11: Match-Fixing 賭け事と八百長問題
学習課題:授業の復習と次回の予習
第❷❶回:Unit 12
Unit 12: Heroes Inspire Heroes 名声を活かして
学習課題:授業の復習と次回の予習
第❷❷回:Topic 5
Topic 5: Activities based on a culture related topic
学習課題:授業の復習と次回の予習
第❷❸回:Unit 13
Unit 13: Peach Baskets 冬に生まれた人気屋内競技
学習課題:授業の復習と次回の予習
第❷❹回:Unit 14
Unit 14: Mandela's Miracle 南アフリカを変えたスポーツの力
学習課題:授業の復習と次回の予習
第❷❺回:Topic 6
Topic 6: Activities based on a culture related topic
学習課題:授業の復習と次回の予習
第❷❻回:Unit 15
Unit 15: An Unusual Combination イランで野球外交
学習課題:授業の復習と次回の予習
第❷❼回:Review / Essay
Review: Unit 9~ 15 Writing an essay 復習と英作文
学習課題:授業の復習と次回の予習、冬休みの課題
第❷❽回:Topic 7
Topic 7: Activities based on a culture related topic
学習課題:授業の復習と次回の予習
第❷❾回:Presentation Ⅱ
Presentation Ⅱ 後期プレゼンテーション
学習課題:テスト勉強
第❸⓪回:後期まとめ、一年間の復習
後期(Weeks 16 ~ 29)のまとめを行うとともに、一年間の英語学
習の復習を行う
学習課題:一年間の復習
■評価方法
授業中の提示する複数の課題 ‐ 40点
スピーキングに関するプレセンテーション ‐ 40点
期末テスト ‐ 20点
■教科書
Spotlight on Sports
Anthony Aallan, Takeshi Furukawa,Sachiyo Hayashi, Yoshihiro Kubo 金星堂
英和辞典(電子辞書可)
■参考書
適宜、指示する。
■履修上の注意事項
辞書は、毎回の授業に必ず持参して下さい。
■受講生へのメッセージ
みなさんの英語に対する興味が少しでも深まるような、分かりやすく親しみやすいクラスにしたいと思っています。クラスへは積極的かつ協力
的に参加し、不明な点はどんなことでも講師控室に来て質問して下さい。今まで英語が苦手だった人たちも、新たな気持ちで学んでくれること
を願っています。I hope you will enjoy studying English and communicating in English through this class!
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2016/04/22
10:28:53
英語Ⅱ
【担当】S.
ユーゴビッチ・G.キーラン・P.モントゴメリ
■授業概要
受講生は、日常的な話題について、英語のネイティブスピーカーとやり取りを行う。自ら話すこと、書くこと、読むことが求められる。ペアワー
クやグループワークが取り入れられる。テキスト(New Headway Elementary)を用いて授業を行う。授業を通して、コミュニケーション能力
を身に付けていく。
■到達目標
学生は、授業を通じて、基本的な英語のリテラシーを獲得することを目指す。具体的には、E-mailのやり取り、祝福を述べること、自分の考え
や将来の計画を説明できること。
ホテルにチェックインしたり、日常的な話題に関する会話のような単純な活動を遂行する読解力や表現力を身につけることを目指す。
■講義計画
第1回:オリエンテーション 授業におけるコミュニケーション活
動の紹介
オリエンテーション
学習課題:授業の予習と復習を行う
第2回:
「あなたと私」
:テキストp.6- 9
自己紹介
学習課題:授業の予習と復習を行う
第3回:
「あなたと私」
:テキストp.10-13
日々のいろいろな場面について英語で表現する。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第4回:
「よい仕事」
:テキストp.14-17
「仕事」にかんする言葉を学ぶ。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第5回:
「よい仕事」
:テキストp.20-21
時間に関する表現を用い、仕事について話す。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第6回:
「よく学びよく遊べ」
:テキストp.24-25,29
when, what, why, who, howを用いて状況を説明する。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第7回:
「E-mail入門:挨拶」
E-mail:趣味やスポーツなどをこれまでに学んだことをもとに説明
する。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第8回:
「E-mailの読み書き課題」
これまでに学んだ内容についてテストを行う。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第9回:
「どこに住むのか」
“There is…”,“There are…”などの場所をあらわす言葉を用いて
文章を作る。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❶⓪回:
「自分を乗り越える」
:テキストp.38-40,44-45
can, can’t, could, and couldn’t などの言葉を用いて文章を作る。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❶❶回:
「人生山あり谷あり」
:テキストp.48-49
短文を読み、課題を完成させる。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❶❷回:
「人生山あり谷あり」
:テキストp.52-53
日付や月に関する言葉を用いて文章を作成する。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❶❸回:
「E-mail:夏休みの計画を述べる」
E-mail:夏休みの計画を文章にする。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❶❹回:
「E-mail:教師の課題に回答する」
E-mail:課題に回答する
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❶❺回:まとめ
前期のまとめを行う
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❶❻回:
「夏休みの報告」
:会話
夏休みの出来事を英語で表現する。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❶❼回:
「E-mail:夏休みの報告」
:テキストp.55-56,61
E-mail夏休みの出来事を文章で表現する。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❶❽回:
「食べること」
:テキストp.62-64
食に関する言葉を用いて文章を作成する。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❶❾回:
「食べること」
:テキストp.65,68-69
料理に関する言葉や、買い物時に使う言葉について学ぶ。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❷⓪回:
「町住まい」
:テキストp.71,73,76
E-mail:食に関することを文章にする。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❷❶回:
「E-mail学習の復習」
E-mail:これまでに作成したE-mailを用いて質問等を行う。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❷❷回:
「会話(第16回から第20回の授業を踏まえて)
」
E-mail:E-mailに関する質問に答える。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❷❸回:
「あなたは誰」
:テキストp.80-81
誰が何をしているのか、を聞きとり、また表現する。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❷❹回:
「あなたは誰」
:テキストp.84-85
服に関する言葉を用いて、外見等を表現する。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❷❺回:
「将来の計画」
:テキストp.86-87
E-mail:現在や将来の計画について表現する。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❷❻回:
「天候あれこれ」
:テキストp.92
天候に関する言葉を使って文章を作成する。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❷❼回:
「どこまでも」
:テキストp.94-95
E-mail:海外旅行について文章を作成する。
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❷❽回:
「E-mailの受け取りと発信のまとめ」
E-mailの受け取りと発信のまとめを行う
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❷❾回:
「E-mailのまとめ(第23回から第27回の授業を踏まえて)
」
E-mailのまとめを行う
学習課題:授業の予習と復習を行う
第❸⓪回:まとめおよび総評
1年間のまとめを行う
学習課題:授業の予習と復習を行う
■評価方法
Grades will be based on completion of set tasks such as writing and speaking activities, presentation preparation and homework.
Task completion: 30%
Grades will also be based on completion of set tasks such as written and spoken quizzes presentations and homework: 70%
■教科書
New Headway Elementary, Fourth Edition (Oxford University Press)
■参考書
英語のスキル、特にリスニングスキルを向上させるため、以下のサイトを使う。
www.manythings.org
http://onlinelisteningresources.pbworks.com/w/page/4012047/Resource-List?mode=print
http://a 4esl.org/
www.eslcafe.com
http://esl-lab.com/
■履修上の注意事項
辞書と教科書を毎回持参すること。
可能な限り、クラスメイトと英語でコミュニケーションをとること。
授業での取り組みや宿題をやりとげ、またテストの準備を怠らないこと。
■受講生へのメッセージ
辞書を毎回持参すること。英語でのコミュニケーションは将来非常に重要になり、世界中の人々と話す機会が出てくるでしょう。ですので、常
にベストを尽くしてください。
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英語Ⅲ
【担当】Steve Jugovic
■授業概要
健康やスポーツに関連するトピックについて英語で話し合い、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの4つのスキルを向上さ
せる。特にリスニングとスピーキングのスキルの向上に重きを置く。具体的には、ペア・ワークやグループ・ワーク、ロールプレイや口頭でのプ
レゼンテーションなど様々なコミュニケーション手法を用いる。健康やスポーツに関する内容について話し合いを促すため、ビデオをはじめとし
た様々な教材を用いる予定である。
■到達目標
様々な健康やスポーツに関するトピックについて話し合い、ピア・ティーチングやプレゼンテーションを行う。本授業を履修することにより、
生涯にわたって使える英語能力を学生が身につけることを目標とする。
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよび本授業の概説
学習課題:Research one type of yoga from the internet to
導入的なコミュニケーション活動
prepare for a presentation.
学習課題:Review the lesson.
第9回:トピック2 英語を用いた、ヨガの健康上の利点、肉体的な鍛錬
第2回:トピック1 肉体的な健康、癌、食やライフスタイルの選択
ゲスト・ティーチャーを招き、ヨガの心、体、個人への便益につい
グループで社会での健康問題に関して、マインドマップを作成する。
て討議する。
学習課題:Review the lesson. Prepare a five day food diary.
学習課題:Review previous lesson.
第3回:トピック1 肉体的な健康、癌、食やライフスタイルの選択
第10回:トピック3 「気」とは何か、あなたのスポーツと生活の関
係は何か
癌、食物、砂糖についての驚くべき事実をもとに、コミュニケーショ
ンを必要とするタスクを課す。
「気」の文化的な側面は何か
学習課題:Review the lesson.
学習課題:Review previous lesson.
第4回:トピック1 肉体的な健康、癌、食やライフスタイルの選択
第11回:トピック3 「気」とは何か、あなたのスポーツと生活の関
係は何か
効果的なエクササイズの形態、肉体や精神を鍛錬する手法について、
ブレインストーミングを行う。
前回の講義を復習する。スポーツと生活との「気」の関係と説明。
学習課題:Review the lesson.
学習課題:R e v i e w p r e v i o u s l e s s o n a n d p r e p a r e f o r
第5回:トピック1 肉体的な健康、癌、食やライフスタイルの選択
presentations.
大学卒業後の生活について、ロールプレイを交えた話し合いを行う。
第12回:ヨガ指導の実演と紹介①
学習課題:Review previous lesson. Design a health and fitness
生徒はそれぞれのパートナーで創造的にヨガ指導を行う。
routine program.
学習課題:Prepare for presentations
第6回:トピック2 英語を用いた、ヨガの健康上の利点、肉体的な鍛錬
第13回:ヨガ指導の実演と紹介②
ヨガの指導DVDを見る。研究論文を読む。次回以降に向けたイント
生徒が選択したヨガのポーズを基にしたプレゼンテーション。口頭
ロダクションとなる。
での説明の準備を行う。
学習課題:Review previous lesson and prepare for Yoga peer-
学習課題:Prepare for presentations.
第14回:「気」についての言葉と身体の紹介とあなたのスポーツ①
teaching test.
第7回:トピック2 英語を用いた、ヨガの健康上の利点、肉体的な鍛錬
生徒のスポーツと「気」について口頭と身振り手振りをふまえたプ
ヨガを相互に教える(ピア・ティーチング)実習を行う。
レゼンテーションを行う。
学習課題:Review previous lesson and prepare for Yoga peer-
学習課題:Prepare for presentations.
第15回:「気」についての言葉と身体の紹介とあなたのスポーツ②
teaching test.
第8回:トピック2 英語を用いた、ヨガの健康上の利点、肉体的な鍛錬
口頭と身振り手振りをふまえたプレゼンテーションの続きを行う。
アイコンタクト、声、ボディランゲージ、姿勢を含め上手なプレゼ
グループワーク この講義で重要なこととして何を学びましたか?
ンテーションのポイントを紹介する。
■評価方法
Grades will be based on completion of set tasks and homework.
Task completion: 45%
Set tasks: journal writing, yoga peer-teaching, poster presentation, report: 55%
■教科書
テキストは必要ありません。授業で使う資料は教員が提供します。
全ての授業で辞書を持参してください。
■参考書
英語スキル特にリスニングスキルの向上のために以下のサイトを使用する。
www.manythings.org
http://onlinelisteningresources.pbworks.com/w/page/4012047/Resource-List?mode=print
http://a 4esl.org/
www.eslcafe.com
http://esl-lab.com/
■履修上の注意事項
授業には毎回辞書を持参すること。
クラスメイトと可能な限り英語でコミュニケーションをとること。
課題、宿題を完遂し、プレゼンテーションの準備を怠らないこと。
■受講生へのメッセージ
授業には毎回辞書を持参すること。英語でのコミュニケーションは将来非常に重要となりますので、常に全力を尽くしてください。
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英語Ⅳ
【担当】Steve Jugovic
■授業概要
The aim of this course is to prepare students for international travel situations and planning, whilst improving English reading,
speaking, listening and writing skills. This multi-skills pre-departure travel and communication course will enable students to learn
about and practice various communicative situations often encountered when travelling. Students will also select a country in order
to give a class presentation and plan a trip there. The course is based on Encounters Abroad in addition to supplementary materials.
■到達目標
Upon completion of the course students should have greater ability to communicate in various travel related situations, understand
more about their chosen country for travel, have stronger English communicative confidence in giving a presentation and have
improved ability in English for everyday purposes abroad.
■講義計画
第1回:Course orientation, student introductions and speaking
activities
Course overview- Assessment requirements, group activity
introductions, Mind Map- Why Travel?. Discussions about
travel, concerns about international travel, former travel
experiences and future expectations.
学習課題:Review lesson and preview next lesson.
第2回:Unit 1-Where Are You Heading
Review of previous lesson. Listening, speaking, reading and
writing activities about meeting people en route, asking and
expressing future plans.
学習課題:Review lesson and preview next lesson.
第3回:Unit 1-Where Are You Heading
Review of previous lesson. Listening, speaking, reading and
writing activities about meeting people when traveling and
giving personal information. Supplementary materials based
on situation role plays such as on the plane.
学習課題:Review lesson and preview next lesson.
第4回:Unit 2: May I See Your Passport
Review of previous lesson. Listening, speaking, reading and
writing activities about going through Immigration, talking
about future plans and making requests with Can you and
Could you?
学習課題:Review lesson and preview next lesson
第5回:Unit 2: May I See Your Passport
Review of previous lesson. Listening, speaking, reading and
writing activities about filling out landing cards and giving
specific information in role play situations.
学習課題:Review lesson and preview next lesson
第6回:Choosing Your Target Country
Review of previous lesson. Vocabulary, reading, listening and
communication activities based on why you want to go to your
selected country, how much you know about it, common
knowledge relating to, culture, religion, nature and possible
dangers. Question and answer role play situations.
学習課題:Review lesson, preview next lesson and begin presentation
research about your target country for travel.
第7回:Unit 3: Where To?
Review of previous lesson. Listening, speaking, reading and
writing activities about taking a taxi, using let me, talking
about prices and money and chatting with the taxi driver
situation role play.
学習課題:Review lesson and preview next lesson
第8回:Unit 4: I Asked for a Double
Review of previous lesson. Listening, speaking, reading and
writing activities about checking in, solving problems, filling
out internet reservation forms. Presentation planning- choose
and discuss three topics about your selected country for the
class presentation.
学習課題:Review lesson and preview next lesson
第 9 回:Unit 5: What Would You Suggest, UNIT 1- 5 Speaking
Review quiz.
Review of previous lesson, homework research check.
Listening, speaking, reading and writing activities about
asking for sightseeing advice, expressing interests and making
suggestions.
学習課題:Review lesson, preview next lesson and cont inue
presentation research about your target country for travel.
第10回:Unit 7: Turn Left at the Light
Review of previous lesson. Listening, speaking, reading and writing
activities about asking for directions, imperative forms, direction
commands and small talk. Presentation check 1 and feedback.
学習課題:Review lesson and preview next lesson
第11回:Unit 8: How Much is This?
Review of previous lesson. Listening, speaking, reading and
writing activities about shopping, negotiation and payment.
Brief communication activities based on the use of voice,
gesture, posture and eye contact for effective presentations.
学習課題:Review lesson, preview next lesson and prepare
Powerpoint presentation
第12回:Unit 9: Are you Free Tomorrow?
Review of previous lesson. Listening, speaking, reading and
writing activities about inviting, forming embedded questions,
giving simple directions. Practice presentations with partner.
学習課題:Review lesson and preview next lesson
第13回:Unit 9: Are you Free Tomorrow?
Unit 10: I'll Have the Steak
Review of previous lesson. Listening, speaking, reading and
writing activities about inviting people, arranging details and
ordering dinner.
Presentations day
1 plus question and answer time for
presenters by class members.
学習課題:Review lesson and preview next lesson
第14回:Unit 10: I'll Have the Steak
Review of previous lesson. Listening, speaking, reading and
writing activities about reading menus, deciding what to order
and talking about food.
Presentations day
2 plus question and answer time for
presenters by class members. Speaking test practice.
学習課題:Review lesson and write about course topics of
interest and usefulness.
第15回:UNIT 7-10 Speaking Test and Review
Review of previous lesson, completion of any remaining
presentations, casual small talk topics, situation role plays
for small talk and making friends, final discussion activities
based on homework, course overview and summary report
assessment requirements. Speaking Test.
■評価方法
Grades will be based on completion of set tasks and homework.
Task completion: 45%
Set Tasks: Situation role play writing and speaking quiz, course summary report, presentation: 55%
■教科書
Encounters Abroad by Michael P. Critchley(Nanundo)in addition to supplementary materials.
■参考書
Use these links to improve your English skills, especially listening.
www.manythings.org
http://onlinelisteningresources.pbworks.com/w/page/4012047/Resource-List?mode=print
http://a 4esl.org/
www.eslcafe.com
http://esl-lab.com/
■履修上の注意事項
Students are expected to; actively participate in discussions and role plays, complete classroom activities from the textbook and
supplementary material prints, complete homework and research and give an effective presentation to classmates.
■受講生へのメッセージ
Listening can be difficult but is very important when you go abroad. Try to do extra listening practice outside the classroom also.
The more effort you put into this course, the better your experience will be in your chosen country.
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10:28:54
ドイツ語
【担当】Fangohr
Till Daniel
■授業概要
ドイツ語の音声と文字、そして基本的な文法と語彙を学習し、基礎的な日常会話と読解力を養成する講座です。
なお、ゲルマン系言語のドイツ語と英語との関係、日本語とドイツ語と比較しながらドイツの文化と思想も教えます。
■到達目標
ドイツ語検定試験四級程度の文法の学習
■講義計画
第1回:ドイツ語について
第9回:再帰動詞と分離動詞
先生の自己紹介、授業の進め方と成績評価の説明。
再帰代名詞と動詞の説明、分離動詞の説明
ゲルマン系の言語、ドイツ語と英語との関係、ドイツ語の音声と綴り。
会話:買い物や観光の場面で再帰動詞の練習
第2回:ドイツ語の文字と音声
学習課題:再帰代名詞
ドイツ語のアルファベットと音声の説明、ローマ字の綴り、子音と
第10回:話法助動詞
母音、ウムラウトの発音
話法助動詞(muessen, wollen, koennen等)の現在人称変化
発音練習。
会話:放課後(したいこと、しなければならないこと等)
学習課題:ドイツ語の発音とローマ字の綴り
学習課題:主な話法助動詞の現在人称変化
第3回:動詞の現在人称変化 I(規則変化)
第11回:形容詞 I (強変化) 第3回目検証テスト
人称代名詞と動詞の現在形の変化(語尾)の説明、語順の説明
形容詞の格変化 I(強変化)冠詞がない場合の形容詞の格変化
会話:自分の名前を述べる・相手の名前を聞く
会話:買い物、物の説明
学習課題:規則動詞の現在人称変化
学習課題:形容詞の強変化
第4回:動詞の現在人称変化 II(不規則動詞)第1回目検証テスト
第12回:形容詞 II(弱変化)
不規則動詞のseinとhabenの現在人称変化
形容詞の格変化 II(弱変化)冠詞がある場合の形容詞の格変化
会話:自己紹介(出身、専攻など)
会話:物を指示する、所有物
学習課題:不規則動詞のseinとhabenの現在人称変化
学習課題:形容詞の弱変化
第5回:名詞と冠詞の格変化 I(定冠詞)
第13回:名詞の複数形と指示代名詞
名詞の性(男・女・中)と名詞の格変化の説明。定冠詞とその格変
名詞の複数形のつくり方、指示代名詞(これ、それ、あれ)の格変
化の説明
化
会話:自己紹介(その他)
会話:遠足の準備
学習課題:定冠詞の格変化
学習課題:指示代名詞の各変化
第6回:名詞と冠詞の格変化 II(不定冠詞)
第14回:接続詞と副文、数字と時間
不定冠詞と名詞の使い分けと、不定冠詞の格変化の説明。
主文と副文をつなぐ接続詞と語順の説明。時間と時計の読み方の説
会話:物の注文
明
学習課題:不定冠詞の格変化
会話:時間を尋ねる
第7回:所有代名詞、平叙文と疑問文
学習課題:時計の読み方
所有代名詞の説明。平叙文と疑問文の語順の説明。疑問詞の学習。
第15回:復習と応用編 第4回目検証テスト
会話:物の持ち主を尋ねる、物の注文
動詞の現在人称変化、名詞の格変化と単数・複数形、形容詞の格変
学習課題:所有代名詞の各変化
化の復習、ドイツ語文の翻訳練習
第8回:前置詞と場所 第2回目検証テスト
会話:自由会話発表
前置詞と前置詞の格支配(3格「どこで」4格「どこへ」)の学習
学習課題:動詞の現在人称変化、名詞の格変化と単数・複数形、形
容詞の格変化の復習
会話:街を歩く
学習課題:前置詞と格支配
■評価方法
四回の到達目標テスト(60点)、練習問題発表(40点)
■教科書
「まずこれだけドイツ語」
岩井方男 国際語学社
を中心に、毎回の会話と文法のテーマに合わせて教材を作成し、コピーにて用意致します。
■参考書
特にないが、動詞の現在人称変化、名詞と冠詞の格変化の一覧表の用意・持参は望ましい
■履修上の注意事項
ドイツ語の基礎の文法はしっかりと身につけていただきたい。そして学生には好奇心をもって、何でも質問したり、自己主張していただきたい。
学生同士での練習の際は、真面目に、積極的に参加して、答え合わせの際も黒板に出て頂きたいと思います。そして、全員にクラスの前で自己
紹介していただきます。
■受講生へのメッセージ
初級ドイツ語を身に付ける講座です。会話を中心に、楽しく進めていきたいと思いますので、皆さんの積極的な参加をお願いします。尚、授業
内容についてご要望・ご意見があれば、またはドイツのことについて質問があれば、遠慮なく仰ってください。できる限り対応したいと思います。
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10:28:54
中国語
【担当】鄭 恵芳
■授業概要
初心者にとって、中国語の学習は文法を理解した上で、一字一字の発音を正確に練習することによって、中国語の美しい音色を体得し、さらにコ
ミュニケーションへの喜びを覚える。まず身近にいる中国人留学生に声をかけてみてはどうでしょう。簡単な会話を通じて、中国語を学ぶ楽しさ
が増します。ことばは文化交流の第一歩です。
■到達目標
中国への旅行や留学に限らず、日本国内にいる中国人留学生と国境を越える第一歩のコミュニケーションができる。と同時に自分への可能性を
さらに拡大していくように目標とします。
■講義計画
第1回:中国語のアプローチ(概要)
「中国」ってどんな国?近い国ですが案外と知らない。第一回の授業
は、昨今の中国について紹介していきます。
学習課題:授業中にメモした中国語概要を復習する
第2回:発音(母音)と声調の組み合わせ
中国語の発音と声調との関連性、いく種類もある方言、八つの原則
でできた簡体字はどんな?
学習課題:CDを聞きながら母音と声調の組み合わせを練習する
第3回:発音(子音)と声調の組み合わせ
中国語の発音は「ピンイン」と言います。それは単にローマ字表記
だけでなく、ローマ字に声調(高さ)をのせて発音します。
学習課題:CDを聞きながら子音と声調の組み合わせを練習する
第4回:あいさつのことば&第一課「よろしくお願いします」
中国語を話す前に、いくつかの発音ルールに従って発音すれば美し
い中国語ができてくる。ぜひあいさつ用語を実践しましょう。
学習課題:あいさつ用語と第一課のスキットを暗記してみましょう
復習テスト勉強(概要~第4回までの範囲とする)
第5回:復習テスト①&発音のおさらい
発音ルールを覚えた上の中国語ですので、第一回復習テストは主に
概要と第一課の単語、センテンスを小テストします。
学習課題:レポート提出:第一課のスキットとポイントを書き写す(A
4サイズルーズリブを使用)
第6回:第二課「好きなことは何ですか」
1.ご飯を食べる、コーヒーを飲む…動詞述語文 2.あれは辞書ではあ
りません…指示代名詞
3.これは誰の本ですか…疑問詞 4.これは父のメガネです…所有を表
す「的」を習います。
学習課題:第二課のスキットを暗記してみましょう
レポート提出:第二課のスキットとポイントを書き写す。
第7回:第三課「今日は忙しいですか」
2人ペアでスキットを練習して暗誦発表をする。又、初歩的中国語
文法は案外と日本語に似ているが、発音は別だと実感!
学習課題:第三課のスキットを暗記してみましょう
レポート提出:第三課のスキットとポイントを書き写す。
復習テスト勉強(P.11~25)
第8回:復習テスト②&第四課「どこに行きますか」
復習テストを行います
1.場所詞 2.場所の前置詞 3.ちょっと~をしてみよう 4.省略疑問文
を作る を習います。
学習課題:第四課のスキットを暗記してみましょう
レポート提出:第四課のスキットとポイントを書き写す。
第9回:「自己紹介」の練習&第五課「買い物に行きます」
自己紹介のモデル文章を学び、実際自分の自己紹介を中国語で練習
します。
1.数詞 2.物の数え方 3.数を聞く疑問詞 4. ~しましょう を習いま
す。
学習課題:レポート提出: 第五課のポイント、、スキットを書く写す。
チャレンジ(CDを聴いて答えを教科書内に記入する)
スキットを暗記してみましょう
第10回:第六課「私の誕生日は〇月〇日です」
今まで学んだ中国語の様々な述語文やセンテンス内の構造助詞の仕
組みの理解度をチェックしながらさらに数と関する言葉に発展しま
す。
学習課題:第六課のスキットを暗記してみましょう。
第六課のチャレンジを書く(CDを聴いて答えを教科書内に記入する)
第11回:おさらい&「自己紹介」の発表
全体を講師と一緒に復習しながら、一人一人自己紹介を発表します
(プリントを見てする)
リスニング練習
学習課題:*レポートの提出締切は12回の授業日までです。但し、
授業中はレポートを書くことを禁止します。
第12回:第七課「あの店に行きたいです」
1.願いや願望を表す「~したい」 2.前置詞2 3.完了を表す「了」
を習います。
学習課題:第七課のスキットを暗記してみましょう
第七課のチャレンジを書く(CDを聴いて答えを教科書内に記入する)
復習テスト勉強(P.26 ~ 41)
第13回:復習テスト③&おさらい
復習テスト③(筆記+自己紹介暗唱)を行います。
リスニング練習
学習課題:総復習(P.11 ~第七課)
第14回:総復習
中国語の基本文型(肯定文、否定文、さまざまな疑問文)を復習し
ながら置き換えなどを勉強していきます。
リスニング練習
学習課題:総復習(P.11 ~ 41)
第15回:期末発表(筆記+リスニング)
まとめとして、筆記とリスニングを行います。
■評価方法
○授業内小テスト 20%
○レポート 20%
○定期試験 60%
■教科書
中国語ポイント55 本間史・孟広学著 白水社出版社
■参考書
プリントを配布
■履修上の注意事項
授業時教科書を持参することが必須。
授業中、私語・携帯電話を触ることを厳禁。
■受講生へのメッセージ
1.語学の学習は声を出して積極的に読む以外、発音練習の近道はありません。発音がマスターできればさらに喜びを覚え、より一層興味が湧
いてきます。
2.予習・復習の際、必ずCDを聞きながらフォローすること。
3.定期試験以外、授業中、小テストも行います。
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韓国語
【担当】魯 恵英
■授業概要
韓国語の初歩的・実用的な会話能力を,学生の視点で「身につける」ことを目標とする。まず,韓国語の文字(ハングル)
・発音を丁寧に学習した後,
体が自然と覚えていくように,
「問いかけ―返事」の練習に時間をかけた演習形式で授業を行う。
■到達目標
1.ハングルが読める・書ける
2.韓国語の基本単語・基本文型・文の組み合わせルールを身につける
3.以上をもとに,基本的・日常的なコミュニケーションができる
■講義計画
第1回:Introductionおよび韓国語の概要の説明
第8回:発音の変化2
1)韓国語・ハングルとは?
1)前回学習内容の確認
2)ハングルの仕組み
2)濃音化・鼻音化など
3)簡単なフレーズ
3)簡単なフレーズ
学習課題:復習問題
学習課題:復習問題
第2回:母音
第9回:用言の活用1
1)前回学習内容の確認
1)前回学習内容の確認
2)基本母音字10個、陽母音と陰母音
2)活用2パターン表現
3)簡単なフレーズ
3)簡単なフレーズ
学習課題:復習問題
学習課題:復習問題
第3回:子音
第10回:用言の活用2
1)前回学習内容の確認
1)前回学習内容の確認
2)基本子音字14個、平音と激音
2)活用2パターン表現
3)簡単なフレーズ
3)簡単なフレーズ
学習課題:復習問題
学習課題:復習問題
第4回:合成母音1
第11回:用言の活用3
1)前回学習内容の確認
1)前回学習内容の確認
2)合成母音字11個、変わる発音
2)活用3パターン表現
3)簡単なフレーズ
3)簡単なフレーズ
学習課題:復習問題
学習課題:復習問題
第5回:合成母音2
第12回:数字1
1)前回学習内容の確認
1)前回学習内容の確認
2)合成母音字5個、平音・激音・濃音の違い
2)漢語数詞
3)簡単なフレーズ
3)簡単なフレーズ
学習課題:復習問題
学習課題:復習問題
第6回:パッチム
第13回:数字2
1)前回学習内容の確認
1)前回学習内容の確認
2)パッチムの仕組み
2)固有語数詞
3)簡単なフレーズ
3)簡単なフレーズ
学習課題:復習問題
学習課題:復習問題
第7回:発音の変化1
第14回:総復習
1)前回学習内容の確認
1)前回学習内容の確認
2)連音化・激音化など
2)「日韓友好のために」:簡単なプリゼンテーションを各自発表
3)簡単なフレーズ
学習課題:復習問題
学習課題:復習問題
第15回:到達度の確認および総評
学期を通じた復習およびまとめをするとともに、韓国語の修得の達
成度チェックを行う
学習課題:15週の学びのまとめ
■評価方法
毎回の小テスト・学習課題 60%
期末の達成度の確認(筆記およびリスニング)40%
■教科書
プリント配布
■参考書
NHKハングル講座(ラジオ・テレビどちらでも可)
■履修上の注意事項
1.私語・携帯はほかの人に迷惑になりますので禁止します。
2.授業に積極的に参加してください。特に,声を出して読むことが大事です。
3.課題,小テストの準備をした上で,授業に参加することを強く望みます。
■受講生へのメッセージ
少しでも韓国語で会話,読み書き出来る自分を想像してみてください!わかりやすく,楽しい授業で,そのゴールへ皆さんを導きます。
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2016/04/22
10:28:54
スペイン語
【担当】大河 ジャッケリネ
■授業概要
スペイン語会話の基礎を勉強します。日常生活で必要な挨拶、表現、語彙、基礎的な文法などを、会話練習をすることにより身につけてもらいます。
また、言葉を学ぶことを通して、ラテンアメリカとスペインの社会や文化に親しんでもらうことも、この授業のねらいの一つです。
■到達目標
・スペイン語での簡単なコミュニケーションをとれるようになること。
・スペイン語の言語習得だけではなく、ラテンアメリカとスペインの文化を学ぶこと。
■講義計画
1回:イントロダクション、スペイン語のアルファベット
8回:まとめ、小テスト
基本的な挨拶、主語人称代名詞
9回:テキストの第7課
学習課題:スペイン語独特の発音を練習
~持っています tener動詞 Julian tiene fax.
2回:テキストの第1課
~持っていますか
自己紹介、国籍、職業や身分を言う
学習課題:大事な動詞をしっかり覚えてくる
定冠詞・形容詞の性
10回:テキストの第8課
学習課題:男性名詞、女性名詞の区別を知る
~を知っている conocer動詞
3回:テキストの第2課
Conozco Madrid.
~が好きですか ? Le gusta ~ ?
学習課題:ER、IR動詞の不規則動詞を覚える
基礎単語・定冠詞の練習問題
11回:テキストの第9課
学習課題:サッカー用語など簡単な単語を覚える
~が欲しい querer動詞
4回:テキストの第3課
Quiero una cerveza.
職業 Profesiones
学習課題:会話で一番大事な動詞です。
~ ar動詞を習う
12回:テキストの第10課
学習課題:動詞の変化は複雑、しっかり覚える
スポーツをする hacer動詞
5回:テキストの第4課
Hacer deporte.
数字と色 Numeros y colores
スポーツについて話す。
学習課題:UNO(1) DOS(2)・・ 数字に強くなろう
学習課題:この動詞の変化もよく使います。
6回:テキストの第5課
13回:テキストの第11課
これは何ですか/これはどんな物ですか/形容詞の性
~はどこにあります ?Donde?疑問詞
? Que es esto? ? Como es esto?
?Donde esta ~ ?
学習課題:旅行で大事な会話フレーズを覚える
学習課題:居場所を言う大事なフレーズです
7回:テキストの第6課
14回:文化紹介、ラテンアメリカのお話をする。
~があります haber動詞
みんなで簡単なスペイン語の会話をする。
~はいくつありますか Cuantos ~ hay ?
15回:まとめおよび総評
学習課題:数字を覚えたらその応用をしっかり身につける
これまでの学習内容の振り返りを行う。
■評価方法
中間試験(8回目の講義において小テストを実施する):2割
最終試験:8割
■教科書
プリントを配布する。
■参考書
なし
■履修上の注意事項
授業内では、積極的にスペイン語で話すように心がけてください。
■受講生へのメッセージ
現在、スペイン語は20か国以上で話されています。スペイン語が話せるようになれば、たくさんの国の人たちとコミュニケーションをとり、交
流することができる大きな一歩につながります。この授業では、ラテンアメリカやスペインの文化・習慣について学びながら、活きたスペイン
語を習得しましょう。
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2016/04/22
10:28:55
情報処理論
【担当】北中 佑樹
■授業概要
この講義では,コンピュータを使用する上で重要な要素について理解することをねらいとする.
また,ワードプロセッサ・表計算ソフトを使用した演習を通して,効率よくコンピュータを利用するための基礎力を身につけることを目的とする.
■到達目標
パーソナルコンピュータについての知識を活かし,安全にパーソナルコンピュータを使用することができる.
ワードプロセッサ及び表計算ソフトを使用し,基礎的な文書処理,データ処理を行うことができる.
■講義計画
第1回:授業ガイダンス・コンピュータ操作の概説
第8回:情報処理論5,データ処理1
授業ガイダンス
情報処理論:ネットワークとセキュリティ
コンピュータの基礎的な操作
データ処理:基本機能の確認,セルへの入力と書式の変更
学習課題:Windowsの基本的な操作に慣れる.
学習課題:WordとExcelの違いを確認し,セルに対する操作を身に
第2回:情報処理論1,文書処理1
つける.
情報処理論:コンピュータの構成要素
第9回:情報処理論6,データ処理2
文書処理:Wordの基本的な操作,文字の入力
情報処理論:情報倫理
学習課題:キーボードを使って,正確な文字の入力を行えるように
データ処理:計算
学習課題:セルを使って計算を行う方法を身につける.
なる.
第3回:情報処理論2,文書処理2
第10回:データ処理3
情報処理論:ハードウェアとソフトウェア
データ処理:関数
文書処理:文字の書式の変更
学習課題:基礎的な関数を使用し,
効率的に計算を行えるようになる.
学習課題:文字に対して様々な書式変更を行えるようになる.
第11回:データ処理4
第4回:情報処理論3,文書処理3
データ処理:グラフ
情報処理論:情報のディジタル化
学習課題:グラフの挿入方法と,設定変更の方法を身につける.
文書処理:段落,ページレイアウト
第12回:データ処理5
学習課題:箇条書きや段組等の設定を適切に行えるようになる.
データ処理:データベース
第5回:情報処理論4,文書処理4
学習課題:大きなデータに対する並び替えとフィルタの方法を身に
つける.
情報処理論:マルチメディア
文書処理:表の挿入
第13回:データ処理6
学習課題:表の挿入方法と設定方法を身につける.
データ処理:データのリンク
第6回:文書処理5
学習課題:Excelで作成したデータをWordで使用する方法を身につ
ける.
文書処理:図の挿入
学習課題:図や図形等の挿入方法と設定方法を身につける.
第14回:データ処理7
第7回:文書処理6
データ処理:総合問題1
文書処理:総合問題
学習課題:これまで身に付けたデータ処理の方法を使用し,複合的
なデータ処理を行う.
学習課題:これまで身に付けた文書処理の方法を使用し,より複雑
第15回:データ処理8
な文書を作成する.
データ処理:総合問題2
学習課題:試験対策課題
■評価方法
定期試験(60点)とレポート(40点)の合計100点満点で評価する.
・定期試験では,講義で述べた情報処理知識の理解と,データ処理の技能を評価する.
・レポートは計2回で,1回目(10点)は情報処理知識の確認問題,2回目(30点)は近年生じている情報倫理上の事象について論じるものである.
・レポートでは,その記述内容だけでなく,指定した様式に沿ったレポートになっているかを文書処理技能の観点から評価する.
■教科書
なし
■参考書
学生に役立つMicrosoft Word 2010 基礎,FOM出版
学生に役立つMicrosoft Excel 2010 基礎,FOM出版
上記の他にも適宜,紹介を行う.
■受講生へのメッセージ
現代社会で生活する上で,コンピュータをはじめとする情報機器は避けて通れません.
本授業で,コンピュータと情報の扱い方の基礎をしっかり身につけ,より高度な要素を学ぶ下地にしましょう.
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2016/04/22
10:28:55
コンピューターリテラシーⅠ
【担当】田中 優介
■授業概要
表計算ソフトおよびワープロソフトはあらゆる分野で利用される。この科目ではそれらの代表的なソフトの一つであるMS-ExcelとMS-Wordを
使いこなすことを目標とし、文章処理、表の作成と編集、データの統計処理、データベース機能の利用、各種の統計データの活用等を習熟する。
■到達目標
あらゆるデータをMS-WordとMS-Excelを用いて処理し、分析し、レポートととしてまとめることを目標とする。
■講義計画
第1回:文章処理演習(1)
第8回:表計算演習(5)
講義の概要説明と基礎機能の確認
グラフの活用(1)
学習課題:学習課題:Wordへの入力・変換・レイアウトを整えた文
学習課題:学習課題:棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、散布図
の作成
章の作成
第2回:文章処理演習(2)
第9回:表計算演習(6)
グラフィック機能を用いたレポートの作成
グラフの活用(2)
学習課題:学習課題:画像や図形などの挿入、ワードアートの利用
学習課題:学習課題:複合グラフ、補助円付き円グラフなどの作成
第10回:表計算演習(7)
による、より見やすい文章を作成する
第3回:文章処理演習(3)
表作成活用
段組みを利用しレイアウトを整えた文章の作成
学習課題:学習課題:表示形式の変更や条件付書式、入力規則など
を理解する
学習課題:学習課題:段組み、グラフ・表・数式の挿入を理解し、様々
第11回:表計算演習(8)
なレポート提出様式に対応できるようにする
第4回:表計算演習(1)
データベースの活用
基礎機能の確認
学習課題:学習課題:集計機能、テーブル機能などを理解する
学習課題:学習課題:Excelへの入力、表の作成、簡単な表計算
第12回:表計算演習(9)
第5回:表計算演習(2)
ブックとワークシートの活用
関数の活用(1)
学習課題:学習課題:複数ブック間で集計と統合、複数のワークシー
トの同時編集
学習課題:学習課題:SUM関数、AVERAGE関数、STDEV関数など
第13回:文章処理演習および表計算演習のまとめ(1)
を理解する
第6回:表計算演習(3)
演習問題
関数の活用(2)
学習課題:総合的に理解できているか確認する
学習課題:学習課題:RANK関数、IF関数などを理解する
第14回:文章処理演習および表計算演習のまとめ(2)
第7回:表計算演習(4)
課題の作成
関数の活用(3)
学習課題:演習してきたことを実践形式で利用する
学習課題:学習課題:VLOOKUP関数、COUNT関数などを理解する
第15回:文章処理演習および表計算演習実技に関する小テスト
実技試験
■評価方法
課題提出(15点)、小テスト(15点)、レポート(10点)、テスト(60点)、
課題提出:講義内で行う演習もしくは課題を提出することにより、各回1点×15回とする
レポート:レポートは5点×2回とする。評価基準は以下の通り。
5点:指定した提出様式に則してレポート作成している。課題・問題点を論じることができている
3点:指定した提出様式に則してレポート作成していない。課題・問題点を説明できている
1点:指定した提出様式に則してレポート作成していない。課題・問題点を説明できていない
(詳細については講義内で説明します)
■教科書
こちらで資料を用意いたします
■参考書
飯田慈子・小林正樹・米沢雄介 30時間アカデミック 情報活用Excel2010-Windows対応 実教出版
■履修上の注意事項
コンピューターはできるだけ多くの時間ふれている事、また必要に駆られる事で上達します。授業でできることは限られていますので、教室内
外で演習を重ねる様にしてください。
■受講生へのメッセージ
基礎的な復習から入り、応用、実践と進んでいきます。今後の大学生活や社会生活においても必要な知識となりますので、自信の有無にかかわ
らず履修してください。
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2016/04/22
10:28:55
コンピューターリテラシーⅡ
【担当】木村 聡
■授業概要
大学での学習・研究は、文書作成と同様に、表計算ソフトによる基礎的なデータ処理を要求することがある。この講義では、表計算ソフトが持つ
各種の機能のうち、特に関数の利用方法について、基礎的な能力を身につけることを目標とする。
■到達目標
関数やアドインツールを適切に選択して、データを加工・整理・集計し、簡単な分析を行えるようにする
■講義計画
第8回:データ整形と基本的集計(1)
第1回:関数とは
集計表とピボットテーブル
「関数」という言葉の意味、関数の形式、関数の入力方法など
学習課題:関数の入力支援機能や[関数の挿入]ダイアログを使い方を
学習課題:集計表を作成する機能について知ろう
第9回:データ整形と基本的集計(2)
確認しよう
第2回:集計と関数(1)
数値を丸める関数や時刻関連(シリアル値)の関数
集計関連の関数について
学習課題:「データの整形」ということを考えてみよう
学習課題:SUM, AVERAGEの他にも、色々なものが使えるのを確認
第10回:データ整形と基本的集計(3)
「文字」と「文字列」という考え方と、文字列操作関数
しよう
第3回:集計と関数(2)
学習課題:文字列の処理方法を考えてみよう
最大、最小、順位、条件
第11回:データ整形と基本的集計(4)
学習課題:MIN, MAX, RANK.*, IFなどの使い方を知ろう
集計とデータベース関数
第4回:関数を使ったシステム設計(1)
学習課題:データベースの考え方の一端に触れてみよう
VLOOKUP関数について
第12回:データ整形と基本的集計(5)
学習課題:VLOOKUP関数の基本的な使い方を理解しよう
集計結果をグラフに反映すること、また、各種グラフの特性について
第5回:関数を使ったシステム設計(2)
学習課題:収集データにふさわしいグラフとは、どんなグラフか考
えてみよう
VLOOKUP関数を用いた伝票システムを作成し、関数の活用方法を
実習する
第13回:レポート作成実習
学習課題:VLOOKUP関数の利用法を探ろう
データの集計とグラフ作成
第6回:関数を使ったシステム設計(3)
学習課題:主張したい事柄と、データの種別に基づいて、適切なグ
ラフを作成しよう
MATCH関数とINDEX関数も使ってみる
学習課題:「検索と言えば、VLOOKUP関数」だけではないことも知っ
第14回:これまでのまとめ(2)
第8~ 13回までの講義内容についての確認
ておこう
第7回:これまでのまとめ(1)
第15回:全体のまとめおよび総評
第1~6回までの講義内容についての確認
全体の講義内容についての補足説明
■評価方法
中間試験:50点
期末試験:50点
■教科書
飯田慈子・米沢雄介・小林正樹『30時間アカデミック 情報活用Excel2010』実教出版
■参考書
必要に応じて講義内で指示する
■履修上の注意事項
特段の理由無しの早退を認めない。実習室の設備は丁寧に扱うこと。
■受講生へのメッセージ
「数字を扱うのにあまり自信がないけれども、このデータを何とかしなくてはならない」、「折角、集めたデータだ。これを処理して、新たな見地
を得たい」などという局面には、大学にあっても、また社会に出ても、幾度も遭遇することになるだろう。集めたデータを、「どんな見地」で、
「どう整理する」かで、見えてくるものも違ってくる。本講義では、表計算ソフトの機能を用いて、様々な整理手法に適切に対処できるよう、一
段ずつステップアップすることを目標としている。
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2016/04/22
10:28:55
コンピューターリテラシーⅢ
【担当】木村 聡
■授業概要
大学での学習・研究は、文書処理能力と同様に、表計算ソフトによる基礎的なデータ処理能力を要求することがある。
この講義では、表計算ソフトが持つ各種の機能のうち、特に統計に関わる関数・ツールについて学習し、Excelを用いた統計処理に習熟すること
を目標とする。
■到達目標
表計算ソフトを活用して、収集したデータから何らかの統計的結論を得る能力を身につけることを目標とする
■講義計画
第1回:授業ガイダンス
第8回:検定(2)
講義の方針と基礎知識の確認
独立性の検定
学習課題:スプレッドシートを使う意味を再確認する
CHISQ.TEST関数など
第2回:統計学の手法(1)
学習課題:「2変数間の関連性を検定」の意味を考えてみよう
母集団や標本の特徴を表すデータ
第9回:検定(3)
度数分布、ヒストグラム、確率密度関数
マクネマー検定
学習課題:統計学の基礎的な手法を知ろう
学習課題:「対応がある」ということの意味を理解しよう
第3回:統計学の手法(2)
第10回:検定(4)
データの種別、集計表とグラフ
F検定とt検定
学習課題:統計学での、「変数」という言葉の意味を理解しよう
E.TEST, T.TEST関数など
第4回:統計学の手法(3)
学習課題:「平均の差を検定」の意味を考えてみよう
検定
第11回:ここまでのまとめ(2)
学習課題:検定の考え方を理解しよう
第6回~第10回までのまとめ
第5回:アンケートを作ろう
学習課題:回帰分析の考え方を知ろう
アンケートを作るには
第12回:分散分析
学習課題:「応えてもらえる」、「使える」アンケートを作ることを考
分散分析とは?
学習課題:分散分析の考え方を知ろう
えよう
第6回:ここまでのまとめ(1)
第13回:回帰分析
第1回~第5回までのまとめ
単回帰分析
第7回:検定(1)
学習課題:回帰分析の考え方を知ろう
χ2分布
第14回:簡単な統計処理演習
クラメールの連関係数
アンケート作成
学習課題:「期待値」の考え方を理解しよう
学習課題:主張したい事柄に応じた統計手法を考えよう
第15回:まとめと振り返り
これまでの授業内容のまとめ
■評価方法
課題内容は、Excel(SPSSの利用可)を用いての統計処理に関する達成度チェック。
達成度チェック(中間):50点
達成度チェック(期末):50点
■教科書
なし
■参考書
飯田慈子・米沢雄介・小林正樹『30時間アカデミック 情報活用Excel2010』実教出版
その他、講義時間内に、適宜、紹介する
■履修上の注意事項
特段の理由無しの早退を認めない。実習室の設備は丁寧に扱うこと。
■受講生へのメッセージ
「数字を扱うのにあまり自信がないけれども、このデータを何とかしなくてはならない」、「折角、集めたデータだ。これを処理して、新たな見地
を得たい」などという局面には、大学にあっても、また社会に出ても、幾度も遭遇することになるだろう。本講義では、表計算ソフトの機能を
用いて、集めたデータから客観的見地を得るための様々な手法に、適切に対処できるようになることを目指す。
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2016/04/22
10:28:55
スポーツ学入門
【担当】学部長/他
■授業概要
本学における「スポーツ学部」のベースとなっている「スポーツ学」について、そして「生涯スポーツ」
「競技スポーツ」について、その基本的
な理念を学習する。また本学においてスポーツ学を学ぶために欠かせない学園の「建学の精神」や本学の「理念・目的」について理解した上で、
大学での学びのルールについても学習する。
■到達目標
スポーツ学とは何なのか、体育とスポーツの違いが何か説明できる。
生涯スポーツについて、競技スポーツについて理解し、学部共通科目、学科共通科目を学習する基盤を持つ。
大学での学びや生活についてのルール、マナーを理解し、身につける。
■講義計画
第1回:オリエンテーション(学部長、教務委員長)・スポーツ学に
ついて
授業ガイダンス、1年次末に行われる学科選択、2年次末にチェッ
クされる進級ルールについて説明する。大学での学び方、スポーツ
学の学び方について説明する。
学習課題:大学生活を開始するうえで、本授業は羅針盤のような内
容を網羅している。しっかりとノートテイクを行い、学
生生活に役立ててほしい。
第2回:建学の精神とスポーツ(学長)
大阪成蹊学園の建学の精神を理解する
建学の精神の観点からスポーツ、スポーツ学をみる
学習課題:大学の根幹にかかわる学習内容を含むため、しっかりと
ノートテイクを行い、授業内容を振り返っておくと良い。
第3回:スポーツ学研究とは
(スポーツ学研究科長:地域スポーツコース)
体育とスポーツ、スポーツ文化、スポーツ学とは何か、スポーツ学
研究とは何か、について概説をし、「地域スポーツ」といった観点か
らもスポーツ学の解説を行う。
学習課題:本授業内で提示されたキーワードを取り上げ、これに関
連する図書等を予め通読しておくと良い。
第4回:スポーツ学とは①(学部長)、大学でのルールとマナー(学
生委員長)
BSSC教育の特徴、BSSCの目指す人物像について、啓蒙する。
大学生として知らないといけないルール、マナーについて学生委員
長から説明する
学習課題:学生生活を真摯に取り組む上で、
不可欠の内容を含むため、
しっかりとノートテイクを行い、今後の学生生活に役立
ててほしい。
第5回:スポーツ学とは②(野外スポーツコース)
「野外スポーツ」といった観点からスポーツ学の解説を行う。
環境教育を取り入れたスポーツのあり方や、実践的な野外スポーツ
の教育法等について紹介する。
学習課題:本授業内で提示されたキーワードを取り上げ、これに関
連する図書等を予め通読しておくと良い。
第6回:スポーツ学とは③(学校スポーツコース)
「学校スポーツ」といった観点からスポーツ学の解説を行う。
特に、保健体育教員になるための心得や実質的に身に着けていかね
ばならない能力等について紹介する。
学習課題:本授業内で提示されたキーワードを取り上げ、これに関
連する図書等を予め通読しておくと良い。
第7回:スポーツ学とは④(コーチングコース)
「コーチング」といった観点からスポーツ学の解説を行う。
特に、競技力向上やスポーツ実践の社会的貢献等について紹介する。
学習課題:本授業内で提示されたキーワードを取り上げ、これに関
連する図書等を予め通読しておくと良い。
第8回:スポーツ学とは⑤(トレーニング・健康コース)
「トレーニング・健康」といった観点からスポーツ学の解説を行う。
トレーナビリティやアスレティックリハビリテーション、スポーツ
栄養学等、実践的な内容を紹介する。
学習課題:本授業内で提示されたキーワードを取り上げ、これに関
連する図書等を予め通読しておくと良い。
第9回:スポーツ学とは⑥(スポーツビジネスコース)
「スポーツビジネス」といった観点からスポーツ学の解説を行う。
スポーツマネジメントやスポーツジャーナリズム等、スポーツを運
営していくための必要な内容を紹介する。
学習課題:本授業内で提示されたキーワードを取り上げ、これに関
連する図書等を予め通読しておくと良い。
第10回:スポーツ学とは⑦(スポーツ情報戦略コース)
「スポーツ情報戦略」といった観点からスポーツ学の解説を行う。
スポーツ力の向上に欠かせないスポーツ指導支援について、科学的
分析力と還元力を鍵概念に紹介する。
学習課題:本授業内で提示されたキーワードを取り上げ、これに関
連する図書等を予め通読しておくと良い。
第11回:スポーツと健康(保健センター長)
本学が目標として掲げている『タバコの無いキャンパス』の説明と
禁煙教育の観点からスポーツと健康について概説する
学習課題:スポーツと健康は、今般の社会情勢の中でも、非常に注
目度の高いトピックでもある。本学が社会に対して主張
できる重要な領域でもある。しっかりとノートをまとめ
ておくと良い。
第12回:開発支援センターのスポーツへの取り組み(スポーツ開発
支援センター長)
スポーツ開発支援センターで地域との連携の下重点的に取り組んで
いる「びわスポキッズプログラム」ならびに公開講座として行って
いるスポーツプログラムについてスポーツ学を知る観点から紹介す
る
学習課題:スポーツの社会貢献は、今般の社会情勢においては、重
要な役割を果たしている。本授業の内容をしっかりと理
解し、スポーツを通じて自らが社会に貢献できることを
見通しておくことが肝心である。
第13回:キャリア教育(就職委員長)
4年後に待ちうける就職活動へつなぐキャリア教育の第一歩として、
卒業生の就職活動体験談を聞く。
学習課題:スポーツを介して、自身のキャリアを展望することは、
一生涯を通じてスポーツと関わることにを共通する。自
身のキャリア形成の一助となるように、しっかりとノー
トテイクし、授業内容を振り返っておくと良い。
第14回:特別講演
時事的に、最新のトピックを含みながら、受講生の知的好奇心を触
発するような特別講演を開講する。
学習課題:普段の授業では、体験することのできない最新のトピッ
クを扱うため、受講後に、特別講演の内容をノートにま
とめておくとよい。
第15回:まとめ・スポーツ学の多様性(学部長)
本授業内容を概観し、7つの専門コース(野外、地域、学校、コー
チング、トレーニング・健康、スポーツビジネス、スポーツ情報戦略)
の中から、自身にフィットするコースを選択できるように解説する。
学習課題:コース選択へむけて本授業の内容を精査し、コース選択
の具体的なイメージを起こしておくと良い。
■評価方法
毎時間に課す小レポート課題(50%)と最終レポート課題(50%)を評価し、成績判定を行う。
評価は100点満点とし、90点以上を「A」
、80点以上89点以下を「B」、70点以上79点以下を「C」、60点以上69点以下を「D」
、59点以下を「E」
とし、「E」は単位認定しない。
■教科書
「スポーツ学のすすめ」びわこ成蹊スポーツ大学編(2008、大修館書店)
■受講生へのメッセージ
この授業は3年生に進級する際の進級ルールに必要になる授業です。またスポーツ学を学ぶため、びわこ成蹊スポーツ大学で学びを深める際に
必要な様々な基礎となる内容が含められています。
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2016/04/22
10:28:55
スポーツ生理学概論
【担当】若吉 浩二
■授業概要
スポーツ生理学概論は、人体の機能を探求する学問である生理学の中で、スポーツという観点で学ぶ学問領域です。このスポーツ生理学を学ぶこ
とで、各自のスポーツの競技力向上やトレーニングに役立つことがたくさんあります.
■到達目標
スポーツ,トレーニング,健康などに求められるスポーツ生理学の基礎を学び,各自のスポーツのパフォーマンス向上や健康づくりのためのプ
ログラム作成のための基礎知識の習得を目指す.また,基礎的な学習方法の習得を目指す.また、基礎的な学習方法の習得を目指す.
■講義計画
第1回:イントロダクションおよびスポーツ時の身体機能について
第8回:筋の収縮様式、筋力、筋パワー2
の概説
筋力と筋パワーの関係について勉強します.
スポーツ生理学とは? 授業の内容,進め方、評価方法について説
学習課題:本授業のまとめを行います.また、次回の授業のキーワー
ドについて、下調べを行います.
明します.
学習課題:本授業のまとめを行います.また、次回の授業のキーワー
第9回:心臓の機能と運動
スポーツ・運動中における心臓の働きについて勉強します.
ドについて、下調べを行います.
第2回:筋肉の話1
学習課題:本授業のまとめを行います.また、次回の授業のキーワー
ドについて、下調べを行います.
筋肉の組織、線維の種類と特長について勉強します.
学習課題:本授業のまとめを行います.また、次回の授業のキーワー
第10回:スポーツへと呼吸器系の反応1
スポーツ・運動中における呼吸器の働きについて、特に肺と血管の
ドについて、下調べを行います.
第3回:筋肉の話2
構造と機能、ガス交換のしくみ、酸素解離曲線について勉強します.
筋肉の収縮のメカニズムについて勉強します.
学習課題:本授業のまとめを行います.また、次回の授業のキーワー
ドについて、下調べを行います.
学習課題:本授業のまとめを行います.また、次回の授業のキーワー
第11回:スポーツへと呼吸器系の反応2
ドについて、下調べを行います.
第4回:エネルギー供給機構1
スポーツ・運動中における酸素摂取量と酸素負債、無酸素性作業閾
身体活動に必要なエネルギー供給機構の種類と、無酸素機構(非乳
値について勉強します.
酸性、乳酸性)について勉強します.
学習課題:本授業のまとめを行います.また、次回の授業のキーワー
ドについて、下調べを行います.
学習課題:本授業のまとめを行います.また、次回の授業のキーワー
第12回:運動と筋疲労
ドについて、下調べを行います.
第5回:エネルギー供給機構2
スポーツ・運動時の疲労現象について、神経的要因と筋組織におけ
身体活動に必要なエネルギー供給機構の種類と、有酸素性機構につ
る要因について勉強します.
いて勉強します.
学習課題:本授業のまとめを行います.また、次回の授業のキーワー
ドについて、下調べを行います.
学習課題:本授業のまとめを行います.また、次回の授業のキーワー
第13回:脳と運動
ドについて、下調べを行います.
第6回:エネルギー供給機構3
スポーツ・運動と脳の関係について勉強します.
スポーツ・運動特性にあわせたエネルギー供給機構について勉強し
学習課題:本授業のまとめを行います.また、次回の授業のキーワー
ドについて、下調べを行います.
ます.
学習課題:本授業のまとめを行います.また、次回の授業のキーワー
第14回:老化に伴う身体機能の変化
老化に伴う、筋や骨、心臓など身体器官の変化について勉強します.
ドについて、下調べを行います.
第7回:筋の収縮様式、筋力、筋パワー1
学習課題:本授業のまとめを行います.また、次回の授業のキーワー
ドについて、下調べを行います.
筋の収縮様式とトレーニングによる筋力増加のしくみについて勉強
します.
第15回:まとめと達成度チェック
学習課題:本授業のまとめを行います.また、次回の授業のキーワー
これまでの,重要な学びのポイントを整理しながら授業を進めます.
学習課題:これまで作成したテキスト,資料を再確認し,2年生以
ドについて、下調べを行います.
降での専門的な学びに行かせるよう,復習をしてくださ
い.
■評価方法
成績の評価は,授業時間中に実施する小テスト50点,期末試験50点とする.
■教科書
指定しないが、以下の参考書を参照することを推奨する.
■参考書
「スポーツ指導者に必要な生理学と運動生理学の知識」村岡功編著 市村出版
■履修上の注意事項
特になし.
■受講生へのメッセージ
運動時の身体内部を理解できるようになるよう学習をしてください.
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10:28:56
スポーツマネジメント概論
【担当】吉田 政幸
■授業概要
スポーツマネジメントとは、スポーツ組織が組織目標を達成しながら、将来に向けて存続するために、人材、資金、資源、情報を効果的に配分、
管理することである。スポーツ組織、
施設、
イベントのマネジメントには、
総合的な経営的素養を備えた人材の育成が欠かせない。本授業では、
スポー
ツをプロダクトとして捉え、ビジネスマネジメントの主要領域、トピック、ケースに焦点を合わせながら、スポーツマネジメントの基礎を総合的
に学習する。
■到達目標
履修者はこのコースを受講後、以下の項目を説明できるようになる必要がある。
1.スポーツマネジメントが設立された歴史的背景を理解する
2.学問的視点と実践的視点の両方から捉えたスポーツマネジメントの現状を理解する
3.スポーツ組織論の基礎を理解する
4.スポーツマーケティングの基礎を理解する
5.スポーツファイナンスの基礎について理解する
6.スポーツマネジメントを構成する主要領域の特徴とそれぞれの独自性を理解する
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよびスポーツマネジメントの概説
スポーツマネジメントの定義、設立・発展の背景
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、復習しておくこと
第2回:スポーツマネジメントの対象分野
スポーツ産業、スポーツ市場、個別産業領域
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポーツ産業の特徴につ
いて復習しておくこと
第3回:プロスポーツのマネジメント
プロ野球、Jリーグ、スポーツ観戦、スポーツファン
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、プロスポーツのマネジメ
ントについて復習しておくこと
第4回:スポーツ施設マネジメント
スポーツスタジアム、指定管理者制度、民営化、エンターテイメン
ト化
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポーツイベントや施設
の経済効果について復習しておくこと
第5回:スポーツマーケティング
スポーツプロダクト、消費者ニーズ、スポーツ消費者行動
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、マーケティングおよびス
ポーツプロダクトについて復習しておくこと
第6回:スポーツマーケティングミックス:製品、価格、流通、販
売促進
マーケティングミックス:製品、価格、流通、販売促進
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポーツマーケティング
ミックスについて復習しておくこと
第7回:スポーツマーケティングミックス:サービスマーケティング
マーケティングミックス:従業員、提供過程、サービス環境
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、コアプロダクトとカスタ
マーサービスの違いについて復習しておくこと
第8回:スポーツブランドマネジメント
ブランド、ブランディング、ブランドマネジメント、ブランド価値
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポーツプロダクトのブ
ランディングについて復習しておくこと
第9回:スポーツスポンサーシップ
スポンサーシップ、広告、協賛社、整合性
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポーツスポンサーシッ
プについて復習しておくこと
第10回:パブリックリレーションズ
コミュニケーション、利害関係者、広報、メディアスポーツ
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、パブリックリレーション
ズについて復習しておくこと
第11回:スポーツ組織論:計画と組織化
マネジメント機能:計画、組織化
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、計画と組織化について復
習しておくこと
第12回:スポーツ組織論:実行と評価
マネジメント機能:実行と評価
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、リーダーシップおよび動
機づけについて復習しておくこと
第13回:スポーツファイナンス
スポンサーシップ、寄付、助成金
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポーツにおける財源開
発について復習しておくこと
第14回:スポーツ経済学
貨幣、労働力、税、需要と供給
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポーツと経済の関係に
ついて復習しておくこと
第15回:まとめおよび総評
スポーツビジネスマネジメントの基礎の復習と期末試験の説明
学習課題:これまでの配布資料および読み物を整理し、期末試験に
備え、事前に質問を準備する
■評価方法
中間テスト 50点
期末テスト 50点
合計 100点
A 90点以上
B 80点以上90点未満
C 70点以上80点未満
D 60点以上70点未満
E 60点未満
■教科書
毎回資料を配布する
■参考書
図解スポーツマネジメント(山下秋二・原田宗彦編著 大修館書店)2006
スポーツマネジメント(原田宗彦・小笠原悦子編著 大修館書店)2008
スポーツマーケティング(原田宗彦・藤本淳也・松岡宏高著 大修館書店)2008
スポーツファイナンス(武藤泰明著 大修館書店)2008
■履修上の注意事項
受講生は、中間試験と期末試験に備え、毎時間の配布資料の穴埋めを行うとともに、授業の予習と復習をこまめに行って下さい。
■受講生へのメッセージ
スポーツをさらに面白くする、楽しくする、魅力的に見せるためには、スポーツビジネスのマネジメントが欠かせません。人々が求める新しい
スポーツの楽しみ方を、誰がどのように提供すべきかという問題について、一緒に考えましょう。
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10:28:56
スポーツ社会学概論
【担当】佐藤 馨
■授業概要
「スポーツ社会学」とは、スポーツを通じて起こる事象を社会学的な視点で解釈していこうとする学問、それでは「社会学」とは何かと言うと、
社会現象やそれが起こる因果関係を明らかにする学問である。社会学の対象範囲は、人の行為や行動といった身近なレベルから組織や社会構造、
さらには社会変動といった壮大なレベルにまで及んでいる。すなわちスポーツ社会学は、スポーツの場面での人の行為や行動、スポーツに関わる
組織やスポーツ通じて起こる社会現象や変動を扱い、それを紐解いていくのである。
本講義では、スポーツに関連する事象を「人種・民族」
「ジェンダー」
「暴力」
「マスメディア」
「ドーピング」
「政治」といったテーマからスポー
ツに包含される問題を学習する。
■到達目標
①学生は、スポーツ社会学の基礎を習得することにより、現代社会におけるスポーツ社会学の意義が理解できる。
②学生は、「人種」「ジェンダー」「暴力」「マスメディア」「政治」等をスポーツとの関連から理解できる。
③学生は、スポーツ社会学を通じて21世紀のスポーツのあり方が説明できる。
■講義計画
第1回:スポーツ社会学概論:ガイダンスおよびスポーツ社会学の概説
スポーツ社会学で学習する全講義の概要と受講上の留意点について
説明する
学習課題:スポーツ社会学で学習する講義の概要および受講上の留
意点について書かれた資料を精読する
第2回:社会学とスポーツ スポーツにおける社会学の位置づけ
社会問題を広範囲に取扱う社会学に対し、スポーツ社会学は学問的
にどこに位置するのか、スポーツ社会学の意義とは何かを解説する
学習課題:スポーツを社会学的な視点で見ることの意味を理解する
ため、それが書かれた資料を熟読する
第3回:社会学とスポーツ スポーツをする行為と社会による影響
スポーツをする行為、そのもの自体は必ず他者から何らかの影響を
受けていることを説明し、それに関連する用語について解説する
学習課題:スポーツにおける社会化を学習し、その意味を理解した
上で自分の身近にある「スポーツの社会化」について考え、
まとめる
第4回:人種・民族とスポーツ 人種・民族とスポーツとの関わり
人種・民族の語句について説明し、なぜ人種・民族とスポーツが関
連するのかを解説する
学習課題:人種や民族が問題となった社会的出来事を調べる
第5回:人種・民族とスポーツ 歴史的にみたスポーツにおける人種・
民族問題
スポーツにおける人種・民族問題を歴史的変遷から説明し、そうし
た問題の背景について講義する
学習課題:スポーツにおける人種や民族の問題について学習したこ
とを踏まえ、そのことについて自分の意見をまとめる
第6回:ジェンダーとスポーツ ジェンダーとは何か
「ジェンダー」とは何かを説明し、それがスポーツとどの様な関連が
あるのか、スポーツにどのような影響を及ぼしているのかを講義する
学習課題:
「ジェンダー」の言葉の意味を調べ、その言葉とスポーツ
がどう関係するのか考え、まとめる
第7回:ジェンダーとスポーツ らしさとスポーツ
スポーツをする行為において「女性らしさ」や「男性らしさ」は少
なからず関連し、日常のスポーツの場面においても「らしさ」が影
響していることを解説する
学習課題:スポーツにおけるジェンダーの問題について、自分の経
験や他人の経験についてまとめる
第8回:前半までの授業のまとめと確認
前半までの講義において内容を正確に理解しているか確認する
学習課題:前半までの講義において重要と指摘された箇所は特に正
確に理解しておく
第9回:スポーツとメディア メディアがスポーツに与える影響
メディアとスポーツとは密接に関連していること、例えばオリンピッ
ク等の巨大スポーツイベントを事例としてその関わりを解説する
学習課題:講義で学習したことを参考に、メディアがスポーツ与え
た影響についてその具体例を考え、まとめる
第10回:スポーツとメディア スポーツの「見せ方」「あつかい方」
メディアにおけるスポーツの「見せ方」
「あつかい方」を検討すると、
そこには様々な差異と矛盾が存在することを講義する
学習課題:メディアによるスポーツの見せ方、
扱い方を踏まえた上で、
それを利用した成功事例について調べる
第11回:スポーツとガバナンス
スポーツ組織において今やガバナンスは周知徹底されるべき事項で
あるが、なぜ組織においてガバナンスが必要であるのかを用語の解
説と共に講義する
学習課題:スポーツにおけるガバナンスのとらえ方・考え方につい
て理解し、まとめる
第12回:スポーツとハラスメント
ハラスメントの中でも特に「セクシャルハラスメント」を取り上げ、
なぜスポーツにおいてそれは生起するのか、その社会的構造につい
て説明する
学習課題:スポーツの場面におけるセクシャルハラスメントを学習し、
そのことが社会に与える影響について考え、まとめる
第13回:スポーツと政治 スポーツと政治との結びつき
スポーツと政治(政府)の結びつきはどのようなものであるのか、
具体例を用いて講義する
学習課題:スポーツと政治(政府)の結びつきがいかに密接である
のか理解した上で、メリット・デメリットについて考え、
まとめる
第14回:スポーツと政治 スポーツにおけるテロリズム
巨大スポーツイベントにおいてテロ対策は必須であるが、なぜそう
したイベントにおいてテロリズムは起こりうるのかを歴史的変遷を
交えて解説する
学習課題:スポーツとテロリズムとの関連を理解し、過去にあった
スポーツにおけるテロリズムについて調べる
第15回:ドーピングとスポーツ
スポーツにおいてなぜドーピングが問題視されるのか、なぜドーピ
ングは根絶できないのか、社会規範との関連からドーピング問題に
ついて解説する
学習課題:世界アンチ・ドーピング機構による禁止薬物の種類は年々
増加しているが、なぜスポーツにおいてドーピングが問
題視されるのかその功罪について考え、まとめる
■評価方法
授業中に課す授業内容に関する小レポート5%、授業中盤に実施する確認テスト45%、筆記試験50%から総合的に評価する
■教科書
特に教科書は指定せず、講義中、必要に応じて下記参考書から資料を配付する
■参考書
『Sport in Society 7th Ed』Coakley, J.J., Boston; MacGraw-Hill, 2001
『スポーツの社会学』池田勝,守能信次編 杏林書院 1998
『現代スポーツの社会学-課題と共生への道のり-』,J.コークリー ,P.ドネリー著、前田和司,大沼義彦,村松和則 共編訳,南窓社,2011
■履修上の注意事項
本試験だけでなく、講義中盤で実施する確認テストも全体評価の45%を占める。したがって、普段の講義で重要と指摘された点は確実に覚える
ことはもちろん、その内容も正確に理解しておく必要がある。
■受講生へのメッセージ
皆さんが普段目にしたり、行なっているスポーツの場面で起こっている事象や問題には、何かしら必ず理由や理屈があるのです。そうした理由
や理屈をこのスポーツ社会学を通じて理解できるようになってもらえる講義を目指しています。
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2016/04/22
10:28:56
スポーツ心理学概論
【担当】豊田 則成
■授業概要
スポーツ心理学は、スポーツに関わる心理的側面を研究するために生まれた学問であり、隣接する領域には「体育心理学」
「運動心理学」
「健康運
動心理学」など、多くの共通する分野とそれぞれに独自の分野を有しながら、お互いに理論や知見を共有し、発展してきている。本講義では、ス
ポーツの実践や指導場面に役立つような、スポーツ心理学の有益な知見を広く学ぶ。
■到達目標
1)スポーツ心理学について広く知識を深めることができる
2)アスリートの心理面への介入、スポーツ指導における心理面への配慮等、具体的な介入方略について知識を得ることができる
3)スポーツ心理学に関する最新のトピックに触れ、理解を深めることができる
■講義計画
第1回:スポーツ心理学とは?
(スポーツ心理学の歴史と研究課題の変遷)
スポーツ心理学の歴史と研究課題の変遷について解説する。
特に、スポーツ心理学研究の最新のトピックなどにも触れ、受講意
欲を高めることに配慮したい。
学習課題:スポーツ心理学関連の概論書に目を通しておくことが望
ましい。
特に、教科書については導入部分に着目し、熟読しておくこと。
第2回:スポーツでうまくなるためには?
(スポーツスキルの獲得メカニズム)
スポーツスキルの獲得メカニズムについて、運動学習研究の成果を
紹介し、その効果がスポーツ実践場面でどのように援用されている
のかについて解説する。
学習課題:学習心理学の領域を基盤に研究成果を得ていることから、
関連領域の著書を熟読しておくことが望ましい。
第3回:合理的な練習とは?(反復練習の工夫とその効果)
スポーツスキル向上には、
「練習」の量的および質的な介入が不可欠で
あり、その効率的な介入方略を検討するための基礎的知識を学習する。
学習課題:スポーツ指導場面においても「練習」の量的かつ質的な
効率化を図ることが求められることから、スポーツ練習
の基本的構造について熟知していることが求められる。
第4回:あがってしまうと、どうしてぎこちない?(あがりの症候
とその対策)
「あがり」の問題は、スポーツに関わる誰もが直面する心理的問題で
もある。これを詳しく分析し、
「あがり」による弊害を抑制するため
には、様々な角度からの研究成果が得られている。それらについて
解説を行う。
学習課題:
「あがり」について詳しく学ぶためには、自己の「あがり」
体験を事細かに振り返っておくことが求められる。
自己の行動を振り返る習慣を身につけておくことが求められる。
第5回:怪我は“こころ”の“あらわれ”として起こる?(怪我へ
の心理的アプローチ)
スポーツにおける「怪我」は、スポーツ障害や傷害など、様々な様
態を示すことは自明である。これらは、すべて怪我をした人間の心
理が多かれ少なかれ関与していることを深く理解する。
学習課題:スポーツに関わる以上、
「怪我」は避けて通れない。今ま
で経験したスポーツよる怪我について、詳しく振り返っ
ておくことが本時の学習効果を高めることにつながる。
第6回:一生懸命やっているのに、
どうしてもうまくいかない?
(バー
ンアウトの生起メカニズム)
バーンアウトは、スポーツに対して真摯に取り組めば取り組むほど、
発症する確率が高まるのかもしれない。
世間一般に使われる「燃え尽き」という言葉の意味とはことなり、
心理的に深刻な問題を有していることを学ぶことになろう。
学習課題:看護や介護など、弱者に対する支援を行う領域において
発展してきた問題領域であることから、献身的に取り組
むが故に直面しなければならない難問を、普段の生活か
ら洞察しておくことが求められる。
第7回:うまく指導するために必要なこと?
(ピグマリオン効果の実践)
「ほめる」ことと「しかる」ことは、
スポーツ指導にとって永遠のテー
マでもある。スポーツ指導場面においては、
「ほめる」ことによって
意欲を高めることができる一方、
「しかる」ことも必要な場面も散見
される。ピグマリオン効果は「期待」といった切り口から、このテー
マにアプローチしている。
学習課題:一般学習場面においても、ピグマリオン効果は効力を発
揮する。日常的な取り組みの中にも、多くの効能を確認
することができる。振り返っておいてほしい。
第8回:スポーツを語るということ(自己物語)
「語る」ことは、人間にとって行動を組織化し、意味付ける行為でも
ある。それは、スポーツ場面においても同様で、スポーツ行動を組
織化し、意味付けることで、スポーツが個人の人生おいてかけがえ
のない価値へと変貌していく。スポーツを「語る」ことについて心
理学的な観点から学びを深めたい。
学習課題:自己物語法や事例など、質的研究方法の台頭によって、
個人の内面へのアプローチが画期的に深化した。質的研
究の成果についてあらかじめ概観してくことを求めたい。
第9回:スポーツで何をめざす?(目標設定と動機づけ)
ひとは、目標を設定することにで、それを達成させるための動機を
有するようになる。このような達成動機づけの効果を期待するため
には、どのような基礎的理論を理解しなければならないのか。本時
では、動機づけ研究の成果を中心に解説する。
学習課題:動機づけは、スポーツ心理学領域においても重要視され
てきた。また、学習心理学の理論を背景としていること
から、関連領域の文献を熟読しておくことが求められる。
第10回:メンタルトレーニングとは?(アスリートたちの最前線)
メンタルトレーニングは、昨今、注目されている。メンタルトレー
ニングの目指すところは、試合で勝つことではない。大切な試合の
本番で、いかにして自己の実力を発揮するかに重きを置いている。
ここでは、メンタルトレーニングの基礎的理論を学ぶ。
学習課題:メンタルトレーニングに関連して市販されている著書は
多い。それらの中で、興味・関心を有するものを選び、
目を通しておくことをすすめたい。
第11回:実力を発揮するためには?(心理スキルトレーニング)
メンタルトレーニングは、特効薬ではない。トレーニングという名
がつく限り、ある程度の時間を必要とし、計画的かつ教育的に継続
されなければならない。その中では、心理スキルのトレーニングが
中心となる。本時では、そのトレーニング内容について解説する。
学習課題:メンタルトレーニングに含まれる心理スキルトレーニン
グは、正しく履行しなければ効果も期待できない。既存
の心理スキルトレーニングについて予備知識を獲得して
おくことを求めたい。
第12回:運動好きと運動嫌い(学習性無力感とその対策)
運動嫌いは、いてはならない。これはとてもショッキングな言葉に
相違ない。しかしながら、
「運動嫌い」に含まれる心理的メカニズム
を分析すれば、そのことにも首肯できるようになる。スポーツを専
門的に学ぶ我々にとって、とても大きな問題でもある。
学習課題:
「好き」と「嫌い」に伴う心の動きは、それぞれ大きくこ
となる。
「好き」であることと「嫌い」であることとを日
常的な観点から比較することを予め求めたい。
第13回:
“からだ”と“こころ”のつながり(運動と心の健康)
「からだ」と「こころ」は、表裏一体で、つながっている。そのこと
を実感できるエクササイズを紹介しながら、内的な体験を深める。
学習課題:メンタルトレーニングの現場では、
「からだ」と「こころ」
が乖離してしまい、心理的困難さに直面している選手も
いる。心身統一の観点から、心の問題にアプローチする
ことを学んでもらいたい。
第14回:バリアフリー社会におけるスポーツ(高齢者や障害者のス
ポーツ離れのメカニズム)
パラリンピックにみられるように障がい者スポーツは隆盛の一途を
辿っている。スポーツの果たす役割は果てしない。関連する様々な
事例を紹介しながら、この領域についての理解を深めたい。
学習課題:障がい者スポーツにはどのようなものがあるのかを、予
めリサーチしておくことを求めたい。そのことによって、
本時の近いがより一層深まることになろう。
第15回:スポーツ心理学をスポーツフィールドに活用しよう
本時は、この授業のまとめとして位置づけることができる。スポー
ツへの関わり方が多様化した今日にあって、スポーツとこころは切っ
ても切れない関係にある。これまでに、様々なアプローチを紹介し
てきたことから、本時では、スポーツ社会に寄与するための心理学
的貢献を考察したい。
学習課題:授業のまとめとして位置づけられることから、これまで
の授業のノートを復習し、概観しておくことが望ましい。
■評価方法
授業中に課す授業内容に関する小レポート50%、最終筆記試験50%から評価する。
評価は100点満点とし、90点以上を「A」
、80点以上89点以下を「B」
、70点以上79点以下を「C」
、60点以上69点以下を「D」
、59点以下を「E」
とし、
「E」は単位認定しない。
■教科書
スポーツ・運動・パフォーマンスの心理学 高見和至編 化学同人
■参考書
1)よくわかるスポーツ心理学(中込ほか編著 ミネルヴァ書房)
2)生涯スポーツの心理学 (杉原隆編著 福村出版)
3)スポーツ心理学事典 (日本スポーツ心理学会編 大修館書店) 4)スポーツ心理学第事典 (シンガーほか著 西村書)
その他、必要な資料・文献等を印刷し、配布する。
■履修上の注意事項
学ぶ意欲を高めて、受講することを強く望みます。
教科書は必ず準備し、筆記用具を利用して必ずノートをとってください。
いみじくも、スポーツに関わるひとの「こころ」について学ぶ訳ですから、真摯な態度で受講してください。
■受講生へのメッセージ
スポーツの心理学的な追究は、実は、既に誰もが体験してきています。スポーツ心理学は、その体験を体系化し、どのようなスポーツ活動にも
有益で、興味深い知見を提供してくれます。あなたの「スポーツ人生」に是非ともスポーツ心理学を役立ててください!スポーツ心理学は、各
種資格取得へ向けて一部必要な科目となっています。
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2016/04/22
10:28:56
水中運動法
【担当】白木 孝尚・村瀬 陽介・川合 英之
■授業概要
本授業では、水中運動や、水泳運動(競泳4泳法)
、さらに水中・水泳運動での安全管理について、講義と実技を行う。2回の講義と13回の実技
を行う。講義では水中環境の基本的特性や水泳・水中運動のバイオメカニクス・運動生理学を理解し、実技ではその内容を実践する。アンケート
による能力順、タイム測定による能力班を編成し、競泳4泳法を身につける。また、ゆっくり長く泳ぐ能力をつけるため、10分間泳を行う。さらに、
実技を通して泳ぎ方や水中運動法だけでなくその指導方法を身につける。水着、白キャップ(前頭部に名前記入)、ゴーグルを各自準備する。
■到達目標
本授業では、以下の到達目標を設定している。
講義において、水の特性を知り、泳ぐことの基礎知識を深めるとともに現在実践されている水中運動についての知識を深める。
実技において、水泳の基礎4泳法の習得を目指すとともに、ある程度の泳力の習得を目指す。また、水中での自己安全管理能力の基礎となるゆっ
くり長く泳ぐ能力を身につける。
■講義計画
第1回:水泳の基礎知識(講義)
第8回:背泳ぎの基礎技術
授業ガイダンス
背泳ぎの理論と実践、背泳ぎの泳ぎ方の理解(呼吸法含む)
講義① 水の特性,水中のバイオメカニクス・運動生理学,泳力調査
学習課題:背泳ぎの泳ぎ方の理解(呼吸法含む)
学習課題:水の特性,水中のバイオメカニクス・運動生理学,泳力
第9回:背泳ぎの練習法
背泳ぎの練習法の紹介
調査
「水泳コーチ教本」
(財)日本水泳連盟(大修館書店)
「スイミング・ファ
学習課題:泳力レベル別グループによる背泳ぎの練習
ステスト」E・マグリシオ(ベースボールマガジン社)
第❶⓪回:バタフライの基礎技術
第2回:水泳を用いた運動実践(講義)
バタフライの理論と実践、バタフライの泳ぎ方の理解(呼吸法含む)
講義② 水中運動の現状
学習課題:泳力レベル別グループによるバタフライの練習
学習課題:水中運動の現状
第❶❶回:バタフライの練習法
「水泳コーチ教本」
(財)日本水泳連盟(大修館書店)
「新水中健康術」
バタフライの練習法の紹介
野村武男(善本社)
学習課題:泳力レベル別グループによるバタフライの練習
第3回:水泳の基礎
第❶❷回:泳法練習:クロール、平泳ぎ
泳力チェック、10分間泳,浮き方・沈み方,呼吸法
クロール、平泳ぎの正しい技術を身につける。泳力アップを目指して。
学習課題:50mクロールならびに50m平泳ぎの測定、10分間泳,浮
学習課題:泳力レベル別グループによるクロール・平泳ぎの練習
第❶❸回:泳法練習:背泳ぎ、バタフライ
き方・沈み方の理解,呼吸法の練習
第4回:クロールの基礎技術
背泳ぎ、バタフライの正しい技術を身につける。泳力アップを目指
クロールの理論と実践、クロールの泳ぎ方の理解(呼吸法含む)
して。
学習課題:クロールの泳ぎ方の理解(呼吸法含む)
学習課題:泳力レベル別グループによる背泳ぎ・バタフライの練習
第5回:クロールの練習法
第❶❹回:健康のための水中運動
クロールの練習法の紹介
健康のための水中運動、(着衣泳)
学習課題:泳力レベル別グループによるクロールの練習
学習課題:水中運動プログラムの体験、(着衣泳の体験)
第6回:平泳ぎの基礎技術
第❶❺回:実技課題の達成度チェックおよびまとめ
平泳ぎの理論と実践、平泳ぎの泳ぎ方の理解(呼吸法含む)
10分間泳,25m背泳ぎ,25mバタフライの達成度を確認する
学習課題:平泳ぎの泳ぎ方の理解(呼吸法含む)
学習課題:実技(10分間泳,25m背泳ぎ,25mバタフライ)
第7回:平泳ぎの練習法
第❶❻回:試験(50mクロール,50m平泳ぎ)※試験週間に行う
平泳ぎの練習法の紹介
50mクロール,50m平泳ぎの試験(タイム測定)を実施
学習課題:泳力レベル別グループによる平泳ぎの練習
学習課題:実技試験(50mクロール,50m平泳ぎのタイム測定)
■評価方法
①講義レポート(20点)
②以下の実技の達成度(80点):50mクロールと50m平泳ぎの泳法習熟度ならびにタイム,25m背泳ぎと25mバタフライの泳法習熟度,10分
間泳距離
※②は全ての種目において評価基準をクリアしなければならない.
■教科書
なし
■参考書
「水泳コーチ教本」
(財)日本水泳連盟(大修館書店)
「安全水泳」
,
(財)日本水泳連盟(大修館書店),
「スイミング・ファステスト」E・マグリシオ(ベー
スボールマガジン社),「スイミング・イーブン・ファースター」E・マグリシオ(ベースボールマガジン社)
,「新水中健康術」野村武男(善本社)
■履修上の注意事項
水中運動法は水中での安全管理の内容も含まれます。命の危険を扱う授業と捉え,集中して積極的に取り組みましょう。
■受講生へのメッセージ
ただ授業を受けるのではなく、水泳の奥深さや自身の可能性をしっかり感じ取って欲しいと考えています。泳ぐのが苦手な学生はテストに向け
て自主練習も必要になってきます。
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体力トレーニング法
【担当】佃 文子
■授業概要
体力トレーニングの意義とその基礎を学ぶ。主にレジスタンストレーニングの講義を通して、計画的な体力トレーニングの基本知識を身につける。
■到達目標
到達目標:各トレーニング法を理解し、安全と効率に配慮したトレーニング計画を立案するための、基本的知識を修得する。
■講義計画
第1回:イントロダクション及びトレーニング時の安全管理
学習課題:上肢マシーントレーニング時に使用される筋肉を予習し、
基本姿勢と動作を復習する。
授業の概要とスケジュール、および評価方法を確認する。
授業時の注意事項とトレーニングルーム利用方法を学び、トレーニ
可能な限り、トレーニングルームに行って授業時のポイントをもと
ング時の安全管理への理解を深める。
に、マシーントレーニングを正しく行えるように練習する。
学習課題:安全なトレーニングルーム利用のポイントを復習する。
第9回:トレーニング理論⑥下肢のマシーントレーニング
授業時間外にトレーニングルームに行って体験利用する。
下肢マシーントレーニングの種類について概説します
第2回:体力測定の実際①形態
学習課題:下肢マシーントレーニング時に使用される筋肉を予習し、
基本姿勢と動作を復習する。
身長、体重、体組成を計測する。またスポーツ障害・外傷の原因と
なる柔軟性などのスクリーニングも行う。
可能な限り、トレーニングルームに行って授業時のポイントをもと
学習課題:体力測定項目と体力要素の関連を復習する。
に、マシーントレーニングを正しく行えるように練習する。
第3回:体力測定の実際②機能
第10回:トレーニング理論⑦ストレッチング
長座体前屈、上体起こし、背筋力、握力、KWテスト、立ち幅跳び、
筋や腱が伸びる理論を学ぶ。
サイドステップ、シャトルランなどを計測する。
学習課題:ストレッチングの理論的背景について予習復習する
学習課題:体力測定の結果を記録し分析する。
第11回:トレーニング理論⑧ストレッチショートニングサイクル他
第4回:トレーニング理論① レジスタンストレーニングの基礎
プライオメトリクス、バランスボールの基本的な知識を学ぶ
レジスタンストレーニングの意義を理解する。
学習課題:プライオメトリクスのトレーニング方法と注意事項を予
習復習する。
下肢の主な筋肉の働きを理解する。
学習課題:スクワット時に使用される筋肉を予習し、基本姿勢と動
第12回:トレーニング理論⑨最大筋力の推定
最大筋力の推定方法を理解する。
作を復習する。
トレーニングルームに行って授業時のポイントをもとにスクワット
学習課題:推定最大筋力の算出について予習復習する。
を実践してみる。
トレーニングルームに行って安全に配慮して推定最大筋力の測定を
第5回:トレーニング理論② スクワットトレーニングの基礎
行う。
スクワットの基本テクニックと補助法、スクワットの種類と負荷に
第13回:体力学
ついて理解する。
トレーニング計画の立案に向けて、体力の定義や分類とトレーニン
学習課題:トレーニングルームに行って授業時のポイントをもとに、
グの原則を学習する。
学習課題:トレーニングの原則を復習する。
スクワット動作を正しく行えるように練習する。
第6回:トレーニング理論③ ベンチプレストレーニングの基礎
第14回:トレーニングプログラム作成の基礎知識と立案
ベンチプレス動作、基本テクニック、補助法、ベンチプレスの種類
トレーニング計画を立案するための具体的なポイントと安全に配慮
と負荷について理解する。
すべき事項を学ぶ。
上肢の主な筋肉の働きを理解する。
学習課題:体力測定の結果をもとに、自己の体力的特徴と自己のト
レーニング課題を分析する。
学習課題:ベンチプレスの手の位置の違いによって負荷のかかる部
年間の競技スケジュールを予習し、自己のトレーニング計画を立案
位を理解する。
ベンチプレス時に使用される筋肉を予習し、基本姿勢と動作を復習
する。
する。
第15回:まとめ及び総括
第7回:トレーニング理論④ デットリフトの基礎、クイックリフト
立案したトレーニング計画をグループで評価しながら、お互いに改
デットリフトの基本、ハイクリーンの基本、体幹を支える筋肉の種
善のための提案を行い、安全で効率の良いトレーニング計画につい
類と働きを理解する。
てディスカッションする。
学習課題:各トレーニング時に使用される筋肉を予習し、基本姿勢
学習課題:ディスカッションした内容や、グループで指摘されたト
レーニング計画の改善ポイントをレポートにまとめて提
と動作を復習する。
第8回:トレーニング理論⑤上肢のマシンートレーニング
出する。
上肢マシーントレーニングの種類について概説します
■評価方法
複数の授業内課題(リフレクションシート)50点+期末試験 50点、合計 100点
■教科書
目で見る筋力トレーニングの解剖学 フレデリックドラヴィニ著 白木仁、今井純子訳 大修館書店
■参考書
・よくわかる筋の機能解剖 Kingston,B.著(足立和隆訳)
・競技スポーツのためのウエイトトレーニング 有賀誠司著
■履修上の注意事項
授業で配布した資料とミニ課題は、ガイダンス時に指定するファイルにとじて授業時に持参すること。
体調を整えて、朝ごはんをしっかり食べてから授業に臨むこと。
■受講生へのメッセージ
びわこ成蹊スポーツ大学へ入学おめでとう!スポーツの実践者として、まずは体力トレーニングの基本を学ぼう。4年間の計画的な体力トレー
ニングの取り組みが、きっとあなたの競技レベルを支え、健康の増進に役立ちます。
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身体構造と機能
【担当】小松 猛
■授業概要
身体の機能と構造を学びます。解剖生理と呼ばれる分野ですが、高校の理科(生物)
・保健分野からスポーツ医学や保健体育分野につながる基本
をしっかり学びます。
■到達目標
人体の構造と機能を臓器別・系統別にしっかり理解する。
■講義計画
第1回:運動器のしくみ:上肢・胸郭の骨
第9回:神経の構造と機能:末梢神経と自律神経
人体の上肢・胸郭の骨格の役割、名称について学習
末梢神経、自律神経の役割と機能について学習
学習課題:骨の基本構造を理解する
学習課題:末梢神経の神経支配領域と自律神経機能を理解する
第2回:運動器のしくみ:骨盤・下肢の骨
第10回:人体における恒常性と血液の組成
人体の骨盤・下肢の骨格の役割、名称について学習
恒常性の維持と血液の構成
学習課題:骨の基本構造を理解する
学習課題:恒常性を保つ重要性について理解する
第3回:運動器のしくみ:上肢関節
第11回:人体における免疫・アレルギーについて
人体の上肢の関節の役割、名称について学習
生きていくために必要な免疫機能と、過剰な免疫反応であるアレル
学習課題:関節運動とスポーツ動作の関係を理解する
ギーについて学習
第4回:運動器のしくみ:下肢関節
学習課題:免疫やアレルギーに関わる様々な物質について復習する
人体の下肢の関節の役割、名称について学習
第12回:心血管系の構造と機能
学習課題:関節運動とスポーツ動作の関係を理解する
心臓血管系の構造と血液循環経路を学習
第5回:運動器のしくみ:筋肉の総論と体幹の筋肉について
学習課題:心臓血管系の構造と役割を復習する
筋肉の構造と働き、体幹の筋肉の名称を学習
第13回:呼吸器の構造と機能
学習課題:筋肉の構造と機能を理解する
酸素を取り込んで二酸化炭素を排出するというはたらきをする呼吸
第6回:運動器のしくみ:四肢の筋肉について
器系の構造と機能を学ぶ
人体の四肢の筋肉のはたらき、名称について学習
学習課題:呼吸器の構造、ガス交換の仕組みを復習する
学習課題:筋肉とスポーツ動作の関係を理解する
第14回:生殖器の構造と機能
第7回:神経の構造と機能:総論
生殖器の構造を理解し、機能するために必要なホルモンのはたらき
神経組織の構造と機能について学習
についても学ぶ
学習課題:神経伝達のしくみを理解する
学習課題:生殖器の構造、ホルモンの名称と作用について復習する
第8回:神経の構造と機能:中枢神経
第15回:全体のまとめと達成度チェック
脳・脊髄といった中枢神経の構造と機能、名称を学習
学習内容の全体を復習し、理解の足りない部分をチェックする
学習課題:中枢神経のはたらきについて理解する
学習課題:全体の学習内容を復習する
■評価方法
人体の解剖・機能に関する授業内課題(10点)および定期試験(90点)で評価する。
■教科書
からだのしくみが目で見てわかる 得意になる解剖生理 著者:美田誠二 照林社
筋肉と関節のしくみがわかる事典 竹井 仁(監修) 「西東社」
■参考書
授業で適宜紹介します。
■履修上の注意事項
高校時代の授業から,いきなり90分の講義を受けることになります.しかも,内容が日常生活ではあまり耳にしない用語で語られることに戸惑
いを感じるかも知れません.他方,大学生になったことの実感がジワジワとこみ上げるかも知れません.とにかく,面白くてためになる授業に
したいので学習習慣をつけるように(予習と復習)努力下さい
■受講生へのメッセージ
人体の構造と機能を知る事はスポーツを学ぶ基礎です。生物・保健の復習と化学や物理の復習を含む入門的内容となります。眼で見えない世界
の内容も含まれますので,実際のスポーツ現場での事例を通して,分かりやすく講義を進めたいと考えています.スポーツドクターが具体的な
症例も多く紹介されます。
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生涯・競技スポーツ入門
【担当】学科長/他
■授業概要
本授業は、本学における「生涯スポーツ」と「競技スポーツ」に関する教育研究の入門的な授業である。現代社会における生涯・競技スポーツの
位置づけを、学科を超えてクロスオーバーさせて理解させることを目的とし、両学科の全教員のそれぞれの専門的立場から、生涯・競技スポーツ
の課題や問題点・現代的動向とトピックなどをテーマとして講義する。
また、本授業は、受講生自身の専門分野の絞り込みに向けた学問的指向性の明確化を図る糸口となる役割も担う。
■到達目標
生涯スポーツと競技スポーツの全体的な目的を理解し、各自の研究分野・志向を明確にし、専門的な研究の準備を始めることができる。
■講義計画
第1回:学科・コースガイダンス
総論:各コースの特徴を概説し次回からの各論の展開に向け、概念
の理解と相互の関連について解説する。また次回からの担当者とス
ケジュールについて告知する。
学習課題:教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第2回:野外スポーツの考え方
各論:野外スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第3回:野外スポーツの実践
各論:野外スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第4回:野外スポーツの研究
各論:野外スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第5回:人はなぜスポーツに取り組むのか、地域コミニティにおけ
るスポーツの役割
各論:地域スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第6回:生涯スポーツの考え方
各論:地域スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第7回:年齢に応じた生涯スポーツ
各論:地域スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第8回:
「障害」と「スポーツ」
各論:地域スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第9回:生涯スポーツと体操
各論:地域スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶⓪回:教育現場における運動指導とは
各論:学校スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❶回:保健体育教員と学校における役割
各論:学校スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❷回:運動学と体操競技
各論:学校スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❸回:保健の授業づくり
各論:学校スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❹回:健康づくりのトレーニング
各論:トレーニングや健康スポーツの見地から、研究動向を概説し、
スポーツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❺回:アスリート支援におけるトレーニングと医科学の役割
各論:トレーニングや健康スポーツの見地から、研究動向を概説し、
スポーツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❻回:食事から始まるアスリートの体作り
各論:トレーニングや健康スポーツの見地から、研究動向を概説し、
スポーツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❼回:運動ストレスとリカバリー
各論:トレーニングや健康スポーツの見地から、研究動向を概説し、
スポーツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❽回:スポーツにおけるコーチングとは
各論:スポーツコーチングの見地から、研究動向を概説し、スポー
ツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❾回:コーチングの理論
各論:スポーツコーチングの見地から、研究動向を概説し、スポー
ツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷⓪回:コーチングの実際
各論:スポーツコーチングの見地から、研究動向を概説し、スポー
ツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❶回:アスリートのコーチング
各論:スポーツコーチングの見地から、研究動向を概説し、スポー
ツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❷回:スポーツにおけるコーチングの現状と課題
各論:スポーツコーチングの見地から、研究動向を概説し、スポー
ツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❸回:パフォーマンス分析ことはじめ
各論:スポーツ情報戦略の見地から、研究動向を概説し、スポーツ
現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❹回:スポーツバイオメカニクスを用いた情報分析
各論:スポーツ情報戦略見地から、研究動向を概説し、スポーツ現
場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❺回:情報の収集とフィードバック
各論:スポーツ情報戦略の見地から、研究動向を概説し、スポーツ
現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❻回:スポーツマーケティング
各論:スポーツビジネスおよびマネジメントの見地から、研究動向
を概説し、スポーツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❼回:スポーツジャーナリズム
各論:スポーツビジネスおよびマネジメントの見地から、研究動向
を概説し、スポーツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❽回:スポーツ需要とスポーツ市場
各論:スポーツビジネスおよびマネジメントの見地から、研究動向
を概説し、スポーツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❾回:その他のスポーツ関連分野に関する各論(特別講義)
本学客員教授による特別講義を聞き、コース関連分野の新たな知見
や取り組みについて学ぶ。
学習課題:スケジュールに従って教員からレポートが課され指定期
限内に提出を求める。
第❸⓪回:まとめ
すべての講義を受け全体を振り返り、自身の学問的志向性をまとめる。
コース選択の手続きについて確認し、コース選択を行う。
■評価方法
小レポート50点、最終レポート50点
■参考書
「スポーツ学のすすめ」
■受講生へのメッセージ
積極的に授業に参加しましょう。大教室での授業となりますので、他に迷惑をかけずに授業参加ください。
各教員の専門分野の講義を受けることで、
「生涯・競技スポーツ(=スポーツ学)
」の知見を広げてください。
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スポーツ哲学概論
【担当】新井 博
■授業概要
哲学とは,本来ギリシャ語でsophy=「知」をphilos=「愛すること」と言う意味です。このスポーツ哲学の授業では受講者が思慮深い賢いスポー
ツマンとなるために、スポーツに関する多くの事柄について哲学的に考える方法を学ぶ内容です。身近なスポーツに関する題材を取り上げ、哲学
的に考えることの楽しさを味わう。
■到達目標
スポーツとの関係で重要な概念について明確に理解すること。
■講義計画
第1回:スポーツとは何か?
第9回:スポーツと産業の関係は?
世界で使われている共通したスポーツの意味である。
今日のスポーツ産業の意味を理解する。
学習課題:本日の授業内容を整理し、まとめておく。
学習課題:本日の授業内容を整理し、まとめておく。
第2回:体育とは何か?
第10回:ジェントルマンとは何か?
一般的に言われている体育の定義である。
ジェントルマン精神について理解する。
学習課題:本日の授業内容を整理し、まとめておく。
学習課題:本日の授業内容を整理し、まとめておく。
第3回:体育学とは何か?
第11回:スポーツの規範とは?
体育全体領域をあらわす内容である。
スポーツ界における規範について理解する。
学習課題:本日の授業内容を整理し、まとめておく。
学習課題:本日の授業内容を整理し、まとめておく。
第4回:スポーツ学とは何か?
第12回:アメリカ型スポーツとイギリス型スポーツとは?
スポーツを中心とした学際的な領域を示している。
どのようなスポーツがアメリカ型か、イギリス型か理解する。
学習課題:本日の授業内容を整理し、まとめておく。
学習課題:本日の授業内容を整理し、まとめておく。
第5回:運動とは何か?
第13回:スポーツにおけるアイデンティティーとは?
運動の意味を明確に理解する。
スポーツとアイデンティティーの関係を明らかにする。
学習課題:本日の授業内容を整理し、まとめておく。
学習課題:本日の授業内容を整理し、まとめておく
第6回:運動の意味は何か?
第14回:スポーツにおける美学とは何か?
具体的な例を把握する。
ただ美しさではない、スポーツの美とは何か理解する。
学習課題:本日の授業内容を整理し、まとめておく
学習課題:本日の授業内容を整理し、まとめておく。
第7回:遊びの意味は何か?
第15回:現代スポーツはどこへ行くのか?
学習課題:本日の授業内容を整理し、まとめておく。
今日のスポーツはどの方向に向かっているのか理解する。
第8回:スポーツと労働の関係は何か?
学習課題:これまでの授業内容を整理し、まとめておく。
歴史的に関係を理解する。
学習課題:本日の授業内容を整理し、まとめておく
■評価方法
中間テスト30点
期末テスト70点
■教科書
特定の教科書は使用しない。
■参考書
スポーツの歴史と文化(新井博・榊原浩皓編著 道和書院)2012
■履修上の注意事項
履修者は、毎回の授業内容に関する内容をよく復習してください。
■受講生へのメッセージ
「スポーツ哲学」と聞くと、難しいイメージを持つ方が多いと思います。しかし、ここでは日常的な話題を多く使い、出来るだけ皆さんに易しく
理解をしてもらいます。そして、皆さんにスポーツに関する事柄を哲学的に解釈する力をつけてもらいたいと思っています。
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2016/04/22
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救急処置法
【担当】小松 猛・佃 文子
■授業概要
スポーツ現場での基本的な救急処置の理解と実践力の修得を授業のねらいとする。後半の集中実修に関するガイダンスを年度始めに開催する。開
催日時等の詳細は、掲示板をよく見ること。
■到達目標
到達目標:ガイドライン2015に従い救急処置を実践できる。スポーツ現場で怪我が発生したときに、適切な応急処置や初期行動ができる。
■講義計画
第8回:Basic life support 基礎実技(心肺蘇生法:発見から胸骨
第1回:救急法 イントロダクション(スポーツ活動と救急法)
圧迫まで)
必須授業であることや、授業・実習についての説明を行う
学習課題:授業内容とテキストについて復習する
心肺蘇生の手順と基本動作について学ぶ
第2回:Basic life support理論(AEDを含む)
学習課題:心肺蘇生の手順を整理し、正しい手技を復習する
救急処置の基本的理論と手技について学ぶ
第9回:Basic life support 基礎実技(心肺蘇生法:呼気吹き込み
とAED、他者の協力体制)
学習課題:救急処置の基本的理論と手技について復習する
第3回:コミュニティでのスポーツ活動と安全(心疾患、突然死、
AEDの使用手順と基本操作を学ぶ
除細動を含む)
学習課題:心肺蘇生の手順を整理し、AEDの使用方法を復習する
第10回:Basic life support 基礎実技(心肺蘇生法:体位の変換と
コミュニティでのスポーツ活動と安全(心疾患、突然死、除細動を
移動、複数傷病者の対応)
含む)について学ぶ
学習課題:コミュニティでのスポーツ活動と安全について復習する。
傷病者の状況に応じて必要な体位変換や移動方法とリスクマネジメ
第4回:一般外傷(手当ての基本、傷と止血、捻挫、骨折、脱臼)、
ントを学ぶ
脊椎損傷と頭部外傷
学習課題:
一般外傷(手当ての基本、傷と止血、捻挫、骨折、脱臼)、脊椎損傷
第11回:Basic life support 基礎実技(一般外傷と処置)
と頭部外傷について学ぶ
一般外傷の具体的な手当の手順と特に感染防御等のリスク管理を学ぶ
学習課題:一般外傷(手当ての基本、傷と止血、捻挫、骨折、脱臼)、
第12回:Basic life support 基礎実技(止血と固定)
三角巾などを使って止血と固定のための具体的方法を学修する。
脊椎損傷と頭部外傷について復習する
第5回:コミュニティでのスポーツ活動と安全(脱水、熱中症など)
学習課題:効果的な処置が的確に素早くできるように練習する
コミュニティでのスポーツ活動と安全(脱水、熱中症など)につい
第13回:Basic life support 基礎実技(シミュレーションワーク)
て学ぶ
1.マラソン心停止、2.柔道中熱中症、3.遠泳時の落雷
学習課題:コミュニティでのスポーツ活動と安全(脱水、熱中症など)
第14回:Basic life support 基礎実技(シミュレーションワーク)
4.ラグビー脳震とう、5.バスケットボール肩脱臼、6.バレーボール
ついて復習する
第6回:講義のまとめ
足関節捻挫
講義内容をまとめる
第15回:Basic life support 基礎実技(まとめとレポート作成)
学習課題:講義内容で理解不足の項目について復習する
シミュレーションで改善が必要であった状況を振り返り、今後の課
第7回:座学内容の理解度のチェックと振り返りを行う
題について議論してまとめる
座学の理解度について習熟度をテストします
学習課題:実習を振り返りレポートを作成する
学習課題:自己の理解が不足しているポイントを明確化し、実技授
業に向けて正しく知識を整理する
■評価方法
中間に実施する課題評価60点、集中実習シミュレーションの達成度評価40点の配分で、成績評価の得点を加算合計する。
■教科書
救急蘇生法の指針 市民用 へるす出版
■参考書
日本赤十字社救急法講習教本、日本赤十字社編
■履修上の注意事項
注意:前期に前半の講義を集中授業形式で行い、実修は夏季休業中に集中実修形式で行います。テキスト以外に実修教材費として、500円程度
かかります。後半の集中実習時に集めます。さまざまな資格申請に必要な授業です。
特に日本体育協会公認アスレティックトレーナーのカリキュラム課程認定申請には、この授業以外に卒業年次の8月末までに「日本赤十字社の
救急法救急員の認定」が必要になります。日本体育協会の公認アスレティックトレーナーのカリキュラム課程認定を申請する学生は、日本赤十
字社の救急法救急員養成講習会を各自で受講してください。
■受講生へのメッセージ
スポーツ現場に限らず、万一人が倒れていた時に、あなたが何ができるかを学ぶことができる授業です。様々な資格にも必要ですが、救急法の
原則とともに実践力を修得してください。
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フレッシュマンキャンプ
【担当】野外スポーツコース教員
■授業概要
「フレッシュマンキャンプ」は、本学に入学した学生全員が必修で受講する実習で、本学における初年次教育の柱として実施されています。本学
における初年次教育は、フレッシュマンキャンプを含めた水辺実習(2年次開講)
、雪上実習で構成される3大野外実習および、スポーツ学入門そ
して教養演習A・B・Cとつながりを持っています。
フレッシュマンキャンプでは、
「考える」
「判断する」
「行動する」ことに主眼を置き、仲間とともに自然の中で生活することを通して、これから
の大学生活の基礎となる人間関係を形成・構築することを目的として行います。 また、この実習では担任教員をはじめ多くの教員が関わりを持
ち大学におけるともに学び高めあえるコミュニティー形成を目指します。
■到達目標
フレッシュマンキャンプの目的、具体的な目標を達成する。
〔目的〕びわこ成蹊スポーツ大学で4年間の学びを深め、スポーツの専門家として必要な資質・能力を向上するための基盤となる「集団への適応
能力(人間関係構築)」を高めるとともに、様々な「環境への配慮ができる能力」を養うこと
〔具体的目標〕
1. びわこ成蹊スポーツ大学の学生としての規則正しい生活を送ることができる。
2. 仲間(他人)のことを考えて行動できる。
3. 環境に配慮した生活を送ることができる。
4.自然の中で過すためのキャンパススキルを身につけることができる。
■講義計画
教育として行う野外スポーツは,「自然の中で組織的,計画的に,一
事前オリエンテーション
定の教育目標を持って行われる自然体験活動の総称」として捉えら
事前オリエンテーションは入学式当日の4月1日(金)午後のオリエ
れ、その中でも「キャンプ」は代表的活動です。「フレッシュマンキャ
ンテーション時に行います。
ンプ」では,自然の中での活動を通して、自分と身近な社会や自然,
プログラム
仲間とのかかわり、さらには自分自身について考える時間が持てる
1日目(テント泊) 集合・オリエンテーション・アイスブレーキング・
班別ミーティング
プログラム内容で構成します。
日 程
2日目(テント泊) 仲間作り野外ゲーム・クラス対抗レクリエーショ
ン大会
●キャンプ実習Aグループ:2016年4月5日(火)~ 8日(金)
3日目(テント泊) 比良山登山(冒険プログラム)
・生還パーティー・
●キャンプ実習Bグループ:2016年4月8日(金)~ 11日(月)
キャンプファイヤー
※入学式当日のフレッシュマンキャンプ説明会でグループの発表が
されます。
4日目 個人別ふりかえり・撤収作業・事後レポート・解散
■評価方法
①実習内プログラムにおける実技課題達成度 80点
②実習後レポート 20点
■教科書
特になし
■参考書
特になし
■履修上の注意事項
この時期は、まだ朝晩の冷え込みも厳しいので、持ち物(特に服装)等は十分準備し、自分の体調管理に気をつけるようにしてください。そのため、
必ず事前(4月1日)に行われるオリエンテーションには出席してください。
■受講生へのメッセージ
1年生になって初の授業であり,初の実習になります。4年間生活を共にする仲間とのオリエンテーションも兼ねた実習になります。学生生活を
充実したものにするかどうかはこの実習にかかっているといってもよいくらい,重要な実習になります。リラックスしてこれから4年間の大学
生活を共にする仲間や教員の中で自分の心の扉を開けてみましょう。新しい世界が見えてくるはずです。
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2016/04/22
10:28:57
雪上実習
【担当】野外スポーツコース教員
■授業概要
本実習は、1年次のまとめとも言うべき実習になります。冬という特有の自然環境に身をおき、仲間と共に過ごしながら実施する本実習で、1年
次のまとめと今後3年間の学生生活に向けての態度と意識を再確認します。また、生涯スポーツが多様化する中,冬の代表的な野外スポーツの一
つであるアルペンスキーについてその理論を学び実践します。アルペンスキーを中心に,冬季野外スポーツが抱える問題点や安全管理など、直面
している課題についても学びます。
■到達目標
目的
生涯スポーツとしてのアルペンスキーをはじめとした雪上活動を通して、
①冬季野外スポーツの理解を深め、自然環境への意識を高めることができる
②仲間との共有体験を通して人間関係を深め、新たに構築することができる
③今後の大学生活に積極的に取り組む態度を身につけることができる
■講義計画
ガイダンス及び事前講義
1日目 夜 集合・バスにて移動
雪上実習の概要説明と個人調査票の記入、技術レベル確認アンケー
2日目 到着後実習開始 夜<班別ミーティング>
トを行います。
3日目 午前・午後 <アルペンスキー講習> 夜<講義>
冬の自然環境、アルペンスキーの技術について講義を行います。
4日目 午前・午後 <アルペンスキー講習> 夜<ナイタースキー>
本実習
5日目 午前・午後 <アルペンスキー講習> 夜<ナイタースキー>
日程:2017年2月 現地4泊5日
6日目 午前<アルペンスキー講習> 午後バスにて移動・解散
場所:新潟県妙高市赤倉温泉スキー場、赤倉観光リゾートスキー場
*状況に応じ、クロスカントリースキー、スノーシューを行います
宿舎:赤倉温泉
まとめとして実習における学びについて自己評価を行い、レポートに
プログラム
まとめます。
雪上実習
■評価方法
①実習プログラム内における実技課題達成度 80点
②実習後レポート 20点
■教科書
特になし
■参考書
特になし
■受講生へのメッセージ
1年次の最後の授業がこの雪上実習です。様々な野外スポーツ・季節を通して自然と付き合えるようになってほしいと考えます。自立したスキー
ヤー(安全に,楽しく)を目指して積極的に実習に取り組んでください。
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水辺実習
【担当】野外スポーツコース教員
■授業概要
本実習では,大学が立地する恵まれた環境を用いて、4日間の集中(8月末~9月中旬)による水辺実習を行います。カヤックもしくはボードセー
リングのどちらかを選択し,1日目から3日目にかけてその理論と実践を学びます。また、2日目より遠泳練習を行い、4日目には全員で琵琶湖
での遠泳に挑戦します。様々な種目での体験を通して、水辺活動のスキルの獲得、琵琶湖特有の環境についての学習、水辺活動をする上での安全
管理について学ぶことを目的とします。
受講生の内、前年度の「水中運動法」の授業でC・Dクラスの学生、並びに泳力に自信のない学生を対象に、水辺実習の補講を前期授業中(月曜
日5時限目)に毎週実施します。
■到達目標
目的
水辺活動であるカヤックおよびボードセーリングの体験、また琵琶湖での遠泳を通し、スポーツの専門家として必要な理論と初歩的な技術の習
得および安全知識を学び、自然環境に配慮した行動が出来る態度、目的達成への強い精神力を養うことを目指す。
具体的目標
①びわこ成蹊スポーツ大学の学生としての規則正しい生活を送る。
②琵琶湖の自然環境に配慮した生活を送る
③野外スポーツ(カヤックおよびボートセーリング)のスキルを身に付ける
④遠泳への挑戦を通して、泳力と精神力を向上させる
■講義計画
事前ガイダンス及び講義
水辺実習(ボードセーリング)
コースの概要説明とコース説明
1日目 集合・オリエンテーション講習(1):基礎トレーニング1
琵琶湖について講義
講習(2):基礎トレーニング2
水辺実習(カヤック)
2日目 講習(3):基礎トレーニング3 講習(4):遠泳練習①
1日目 集合・オリエンテーション 講習(1)
:基礎トレーニング1
3日目 講習(5):応用トレーニング(レースなど)
講習(2):基礎トレーニング2
講習(6):遠泳練習②
2日目 講習(3):基礎トレーニング3
4日目 遠泳本番 事後評価・レポート
講習(4):遠泳練習①
3日目 講習(5)カヤックポロに挑戦
講習(6):遠泳練習②
4日目 遠泳本番 3 事後評価・レポート
■評価方法
①実習プログラム内における実技課題達成度 80点
②実習後レポート 20点
■教科書
特になし
■参考書
特になし
■履修上の注意事項
夏季休暇中の4日間の集中授業だけでなく、前期授業期間中に事前オリエンテーションを複数回実施しますので、掲示等注意して確認すること(5
月、6月、7月)
■受講生へのメッセージ
琵琶湖のほとりに立地するスポーツ大学ならではの実習を行います。私達は,普段自動車や電車・バイクといった動力に頼り生活している部分
がほとんどです。自然の力と自分のスキルを駆使し、自分の行きたい方向に漕ぎ出したり、風を受けて水上を進むなど、普段では味わうことの
できない体験から、自然を肌で感じてみましょう。また、実際に琵琶湖に入り、自分の力で遠泳をやりきることから、スキルの向上だけではな
い個人の成長を感じて欲しいと願っています。
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2016/04/22
10:28:57
インターンシップ実習
【担当】各ゼミ担当教員
■授業概要
本学では、高度な専門知識と実践的な技能を備えた「職業人」養成を目指し、現場での実践体験を行なうインターンシップ実習を重要な科目と位
置づけ、必修としている。本実習では、民間企業、公共施設、NPO法人、医療機関、教育現場など、さまざまなスポーツ関連の実習機関におけ
る就業体験を通して、自らが専攻するスポーツ領域の理解を深めるとともに、自身の適性を見極め、将来のキャリアに役立つ実践力を身につける
ことを目的とする。
■到達目標
①事前準備として就業体験に必要な基礎知識・スキルを習得する。
②スポーツ関連の実習機関における就業体験を通して、自らが専攻するスポーツ領域の理解を深める。
③自身の適正を見極め、将来のキャリアに役立つ実践力を身につける。
■講義計画
事前指導1:4月
現場での就業体験に必要な基礎的知識・スキルの習得のためのプロ
グラム。
・手続きについての説明と実施要領についての確認を行う。
学習課題:実習機関を探索し、
実習先に求められる人材像を把握する。
自分の習得すべきことを知り、事前指導を通じて身につ
ける。
事前指導2:5月
現場での就業体験に必要な基礎的知識・スキルの習得のためのプロ
グラム。
・
「実習現場で求められるもの」について業種や職種の違いを理解し、
自分には何が求められており、何ができるか、何をするのかを明確
にする。
学習課題:自分の興味ある職業、今は興味がなくても知見を広げる
ために様々なスポーツ関連の職業について調べる。
事前指導3:6月
現場での就業体験に必要な基礎的知識・スキルの習得のためのプロ
グラム。
・スキルアップするよう社会人としてのマナー(電話のかけ方、と
り方、服装について等)
、守秘義務(NSNの使い方の注意含む)につ
いて確認する。
学習課題:日ごろよりマナーや守秘義務について考え、実践するよ
う心がける。
事前指導4:7月
現場での就業体験に必要な基礎的知識・スキルの習得のためのプロ
グラム。
・実習前のまとめとして決定している実習先について、もう一度自
分のできることしなければならないことを確認し、最終準備を行う。
今後の流れについても理解する。
学習課題:実習を通じて学ぶことを整理する。
実習:8月~9月
スポーツ関連の組織や施設などの実習機関にて就業体験を行うプロ
グラム。
自らの専攻するスポーツ領域の理解を深める。将来のキャリアに結
びつけるよう実践力を身につける。
夏期休業中に2週間以上(実日数10日間以上・80時間程度)行う。
学習課題:実習期間中は毎日、日誌をつけ当日の反省を行い、翌日
の仕事の改善へつなげていく。
事後指導1:10月
就業体験をもとに学んだ知識やスキルをゼミやコースの学生と共有
し、自己の職業観を明確にするプログラム。
・ゼミまたはコース別
・
「事後指導①(目標設定シートを用いた実習内容の振り返り)
」
学習課題:実習内容を振り返り、ディスカッションを通じ、卒業ま
での学びを整理する。
実習で学んだ知識やスキルをもとに、レポートの作成を行い、将来
の方向性、職業選択等を具体的かつ明確にする。
事後指導2:10月~ 12月
就業体験をもとに学んだ知識やスキルをゼミやコースの学生と共有
し、自己の職業観を明確にするプログラム。
・
「事後指導②~⑤(詳
細は決定次第連絡します)
」
■評価方法
■事前指導(30点)
1)全体事前指導レポート(16点)※事前指導時に提出(4点満点×4回)
2)
「目標設定シート」の内容(14点)
※基準
14点:指定内容が十分に記述されている
7点:指定内容が最低限記述されている
■実習(40点)
1)実習評価報告書(20点)
※以下の点数換算を基準として採点
*総合評価 A…8点 B…6点 C…4点 D…0点
*各項目評価(4項目)A…3点 B…2点 C…1点 D…0点
2)日誌内容(20点)
※基準
20点:次の業務へ活かせるような実習内容や感想・反省が毎日書かれている
10点:上記の内容が半分程度の日誌の中で書かれている
0点:次の業務へ活かせるような実習内容や感想・反省が全く書かれていない
■事後指導(30点)
1)全体事後指導レポート(16点)※事後指導時に提出(4点満点×4回)
2)インターンシップ実習レポート(14点)
※基準
14点:指定された内容が十分に記述されており自身の課題や今後の方向性について深く掘り下げて考えられている
7点:指定された内容が最低限記述されており自身の課題や今後の方向性について考えられている
0点:指定された内容の記述が不足しており自身の課題や今後の方向性について考えられていない
■教科書
なし
■参考書
なし
■履修上の注意事項
インターンシップ実習は2年次12月からの事前研修を含め、事前指導、実習、事後指導で構成されている。1度でも事前研修、事前指導を無断
欠席した学生は3年次での履修の意思がないものとみなす。実習に臨むにあたっては、それぞれのゼミ担当教員とよく相談すること。また、配
付した「インターンシップ実習ガイド」を熟読のうえ、実習の流れを把握し、各種手続き書類を忘れずに提出すること。
■受講生へのメッセージ
現場での就業体験だけでなく、事前、事後指導を含めて「2単位」の科目である。学内での日ごろの学びや事前指導を実習に活かし、実習での
経験を今後の大学での学びに活かすように、心掛ける。
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10:28:58
障害者スポーツ概論
【担当】河西 正博
■授業概要
「障害」
「障害者」の概念や位置づけについて学んだ上で、パラリンピックに代表される競技的なスポーツから、日常的なスポーツ活動まで、多様
な障害者スポーツのあり方を学んでいく。
■到達目標
「障害者」と「障害者スポーツ」に対する理解を深め、支援者・指導者として活動する際に必要な知識の獲得を目標とする。
■講義計画
第1回:ガイダンス(授業形式・成績評価について)・「障害」「障害
者スポーツ」の捉え方
受講者一人ひとりが抱く「障害」
「障害者スポーツ」のイメージをディ
スカッションやグループワークによって共有する。
学習課題:自分自身が無意識のうちに作り上げている
「障害」
「障害者」
や「障害者スポーツ」に対するイメージを意識化する。
第2回:「障害」「障害者」観の多様性
ICIDHやICF等の障害モデルを概説し、生物学的な障害のみならず、
心理的側面、社会的側面等、多様な障害観について概説する。
学習課題:障害や障害者に関わる理論や分類モデルについて適切に
把握する。
第3回:「障害」と「スポーツ」
第2回の授業を踏まえて、スポーツ場面において何が障害となるの
か(身体・知的・精神の各側面)について、グループワーク等を交
えながら理解を深める。
学習課題:障害者がスポーツを行う上での「障害」とは何かについて、
自分なりの視点で考え理解を深めていく。
第4回:障害者スポーツの歴史と現状
国内外の障害者スポーツの歴史と現状、パラリンピックに代表され
る競技大会の歴史と現状等について概説する。
学習課題:「リハビリテーション」として始まった障害者スポーツが
どのような過程を経て現在に至っているのかを適切に理
解する。
第5回:障害者福祉施策と障害者スポーツ
3障害(身体・知的・精神)に関わる福祉法制と障害者スポーツ振
興の関係性、健常者のスポーツと障害者スポーツの所管の違い(文
部科学省・厚生労働省)等について概説する。
学習課題:障害者スポーツのあり方を規定している各種法制度、一
般スポーツとの実施形態の違いについて適切に理解する。
第6回:障害者スポーツの大会・イベント
国内における障害別競技大会の成り立ちやその変遷、全国障害者ス
ポーツ大会の歴史や現状、パラリンピック等の国際競技大会につい
て概説する。
学習課題:競技的なスポーツから生涯スポーツとしての取り組みま
で、多様な障害者スポーツ大会やイベントについて理解
する。
第7回:障害者スポーツ指導員の役割・活動
障害者スポーツの支え手としてどのような立場の人々が関わってい
るのか、障害者スポーツ指導員制度のあらまし、その活動状況等に
ついて概説する。
学習課題:指導員資格取得希望者は特に、自分であれば指導員資格
をどのように活用していきたいのかについて考えてもら
いたい。
第8回:障害者スポーツと「クラス分け」
障害者スポーツ特有のシステムである「クラス分け」「持ち点制」の
成り立ち、その背景にある考え方について概説する。
学習課題:障害者スポーツにおける「ハンディキャップ」の意味づけ、
平等に競争するための条件等について適切に理解する。
第9回:障害の理解とスポーツ(肢体不自由)
脊髄損傷、脳性まひ、切断等を中心とした肢体不自由に関わる障害
の概要、それらの障害をもつ人々のスポーツ実施状況等について概
説する。
学習課題:特に、脊髄損傷の発生機序や障害レベルによる運動機能
の違いについて適切に理解する。
第10回:障害の理解とスポーツ(知的障害)
知的障害(発達障害を含む)の定義や診断基準等、知的障害者のスポー
ツ実施状況について概説する。
学習課題:知的障害の特性(知的機能、行動特性、運動機能等)および、
スポーツの実施状況について適切に理解する。
第11回:障害の理解とスポーツ(精神障害)
精神障害の定義や診断基準等、精神障害者のスポーツ実施状況につ
いて概説する。
学習課題:精神障害の特性(行動特性、運動機能等)および、スポー
ツの実施状況について適切に理解する。
第12回:障害の理解とスポーツ(視覚障害)
視覚障害の概要、視覚障害者のスポーツ実施状況等について概説する。
学習課題:視力障害のみならず、見え方(視野、色覚)の問題につ
いても適切に理解する。
第13回:障害の理解とスポーツ(聴覚障害)
聴覚障害の概要、聴覚障害者のスポーツ実施状況等について概説する。
学習課題:聴力の違いによる支援方法の違い、コミュニケーション
方法等について適切に理解する。
第14回:障害の理解とスポーツ(内部障害)
内部障害の区分や概要、内部障害者のスポーツ実施状況等について
概説する。
学習課題:内部障害の種別やスポーツ実施時の留意事項等について
適切に理解する。
第15回:障害者スポーツのこれから
障害者スポーツにおける「健常者」の立ち位置、2020年東京オリ
ンピック・パラリンピック開催に伴う、障害者スポーツ界の変化等、
今後の障害者スポーツ界の変化について概説する。
学習課題:これから障害者スポーツが一般のスポーツ(「健常者」の
スポーツ)とどのように交わっていくのか、障害者スポー
ツ振興に関わるさまざまな方策について適切に理解する。
■評価方法
小レポート/ 2点×15回:30点
「障害」と「スポーツ」に関する中間レポート:20点
期末試験:50点
■教科書
毎回資料を配布する。
■参考書
適宜、参考資料を配布する。
■履修上の注意事項
成績評価に当たっては、期末試験だけはなく、毎回の授業時の取り組みおよび中間レポートも重要であり、積極的な姿勢で授業に臨んでもらい
たい。なお、この科目は、(公財)日本障がい者スポーツ協会「初級・中級障がい者スポーツ指導員」の資格取得には必須の科目である。
■受講生へのメッセージ
一方的な講義ではなく、ディスカッションやグループワークを交えながら双方向の授業を展開していきます。ただ授業を聞き流すのではなく、
皆さん自身の視点や考え方を大事にしながら授業に臨んでください。
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2016/04/22
10:28:58
テーピング・マッサージ法
【担当】佃 文子・片淵 建・田中 忍
■授業概要
テーピング・スポーツマッサージの理論を学び、実習を通じてコンディショニングの基礎的実践能力を身につける。
テーピングやストレッチング・マッサージは、行う対象の状態を評価し、必要な手技手法を選択します。
対象部位の主に運動器(骨、筋、神経支配)の理解がなければ、適切なテーピングやストレッチング・マッサージを行うことはできません。
授業では、主要な関節や筋と各部位に関係の深いスポーツ外傷・障害を解説し、各部位に対する基本的なリラクゼーション手技とテーピングを学
びます。
■到達目標
具体的な到達目標:
①テーピングやマッサージの理論を理解し、対象の部位についての機能解剖学的知識を理解し記憶する。
②足関節内反捻挫に対する基本のテーピング技術を正確に短時間で実施できる。
■講義計画
第1回:イントロダクション、マッサージ理論
第9回:テーピング実習②テーピングの基本形
マッサージの基礎理論を学習し、マッサージの効果について生理学
足関節内反捻挫再発予防のための基本テーピングを実習する
的に理解する
学習課題:足関節内反捻挫と外反捻挫について予習する
学習課題:マッサージの効果、手技の原則、禁忌事項の復習
第10回:テーピング実習③足関節内反捻挫予防のためのテーピング
基礎
第2回:スポーツマッサージ実習(下肢)
第一回の授業をもとに、足部、下腿、大腿部の基本的なマッサージ
足関節内反捻挫再発予防のための基本テーピングを実習する
の手法を理解し実技を行う
学習課題:足関節におけるテーピングの1本1本の役割を理解する
学習課題:下肢の筋肉の予習、マッサージの手技の原則の復習
第11回:テーピング実習④足関節内反捻挫予防のためのテーピング
応用
第3回:スポーツマッサージ実習(体幹)
第一回の授業をもとに、骨盤帯、体幹背部の基本的なマッサージの
足関節内反捻挫再発予防のための応用テーピングを実習する
手法を理解し実技を行う
学習課題:様々な伸縮テープの特性を理解する
学習課題:臀部・骨盤帯・背部の筋肉の予習
第12回:テーピング実習⑤競技特性に応じたテーピングの工夫
第4回:スポーツマッサージ実習(上肢、その他)
足関節捻挫に対するテーピング技術の習熟を図り、競技の特性に合
第一回の授業をもとに、肩甲帯、上肢の基本的なマッサージの手法
わせた足関節捻挫に対するテーピングを実習する
を理解し実技を行う
学習課題:課題活動時間等を利用し練習したテーピングの効果を確
認する
学習課題:上肢帯の筋肉の予習
第5回:スポーツマッサージ実習(セルフマッサージ、全身の復習)
第13回:テーピング実習⑥足部障害に対するテーピング
効果的なセルフマッサージの手法を理解し実技を行う
足部、その他の基本テーピングを実習する
学習課題:全身の筋肉の復習
学習課題:足部の構造、特にアーチの構造につい予習し、テーピン
第6回:テーピング理論
グ方法を復習する
テーピングの目的、効果、原則など、基本理論を学習する
第14回:テーピング実習⑦肉離れに対するテーピング
学習課題:テーピングの目的、効果、原則など、基本知識の復習
大腿部や下腿三頭筋の肉離れに対するテーピングを実習する
第7回:足関節の構造と外傷
学習課題:肉離れの発生機序について予習し、テーピング方法を復
習する
足関節の構造と外傷について学習し、効果的なテーピングを学ぶ
学習課題:足関節の骨と靭帯、および足関節捻挫について予習復習
第15回:テーピング実習まとめ及び総括
足関節内反捻挫再発予防のためのテーピングを習熟し完成度を高め
する
第8回:テーピング実習①皮膚の保護とラッピング
る
足関節のアンダーラップとバンテージによるラッピングを実習する
学習課題:足関節内反捻挫に対するテーピングを復習し、一定の時
間内に正確なテーピングが完成するように復習する。
学習課題:足関節のラッピングをバンテージを用いて復習する
■評価方法
実技試験 50点、筆記試験 50点、合計 100点
なお実技と筆記試験のいずれかの得点が30点以下の場合は、不可とします。
■教科書
授業で使用する資料は、毎時間作成し配布します
■履修上の注意事項
実習に用いるテーピング代を実費負担とする。費用は約2000円の見込み。10月中旬の授業時にパピルスメイトにて集めます。
個人の能力に応じて、練習に必要な追加テーピング代は自己負担となります。
■受講生へのメッセージ
びわこ成蹊スポーツ大学への入学おめでとう!実習を通じて、正しいテーピングのための知識やスポーツマッサージの原則を学ぶだけでなく、
あなたの身体を今一度よく観察して下さい。今まで気がつかなかった身体の機能が沢山見つかります。
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健康教育・管理論
【担当】中薗 伸二
■授業概要
健康及び安全についての理解を深め,生涯を通じて自らの健康を適切に管理し,社会・環境を改善していくことの必要性について学習する。その
上で、共に生きることにつながる健康教育について考える。
■到達目標
・人間の生きる姿と関連させて健康問題についてわかる。
・健康を人間の発達、社会、権利等の視点から捉えることの重要性がわかる。
・性・エイズ、国際保健・医療、喫煙と健康、薬物乱用と健康等がわかる。
・健康教育の基礎についてわかる。
■講義計画
第1回:ガイダンス-健康とは、健康教育とは、健康教育教材例等
の概要を学ぶ-
第9回:バリアフリー
バリアフリー、ユニバーサルデザインについての健康教育教材例を
健康教育・管理論で学ぶ内容全体の概要を紹介し、意識づけを行う。
学ぶ。
学習課題:健康教育・管理論で学ぶ内容全体の概要を把握しまとめる。
学習課題:バリアフリー、ユニバーサルデザインについて調べ、そ
第2回:健康について考える①
の健康教育例を考える。
現時点での健康とは何かについての意見を出し合い検討する。
第10回:生と性、STD(性行為感染症),エイズ・薬害エイズ
学習課題:健康とは何かについて考え、まとめる。
生と性、STD(性行為感染症),エイズ・薬害エイズについての健康
第3回:健康について考える②
教育教材例を学ぶ。
障がいと共に生きる人にとっての健康や社会との関連での健康に関
学習課題:生と性、STD(性行為感染症),エイズ・薬害エイズにつ
いて調べ、その性教育の例を考える。
して皆で意見を出し合い、発達としての健康などについて学ぶ。
学習課題:障がいと共に生きる人にとっての健康や社会との関連で
第11回:食品保健(食中毒予防,食の安全)
食中毒や食の安全についての健康教育教材例を学ぶ。
の健康について、調べまとめる。
第4回:健康について考える③
学習課題:食中毒や食の安全について調べ、
その健康教育例を考える。
WHO憲章、日本国憲法、子どもの権利条約と健康などから、権利と
第12回:感染症、生活習慣病とその予防
しての健康について学ぶ。
感染症、生活習慣病とその予防についての健康教育教材例を学ぶ。
学習課題:WHO憲章、
日本国憲法、
子どもの権利条約と健康について、
学習課題:現代社会における感染症、生活習慣病について調べ、そ
の健康教育例を考える。
調べまとめる。
第5回:健康教育とは
第13回:心の健康
健康教育は、何かについて触れる。また、学校における健康教育だ
心の健康についての健康教育教材例を学ぶ。
けでなく、地域につなげる健康教育が重要であることを学ぶ。
学習課題:心の健康の健康課題例について調べ、その健康教育例を
考える。
学習課題:学校と地域につなぐ健康教育について考える。
第6回:健康教育の理論
第14回:環境と健康
健康教育の理論の基礎について学ぶ。
現代社会における環境と健康についての健康教育教材例を学ぶ。
学習課題:健康教育の理論について、調べまとめる。
学習課題:現代社会における環境と健康について調べ、その健康教
第7回:保健・医療と国際協力
育例を考える。
保健・医療と国際協力についての具体的な健康教育教材例を学ぶ。
第15回:まとめと授業の振り返り
学習課題:保健・医療と国際協力についての健康教育教材例を考える。
授業全体を振り返り、深く広い健康の捉え方、具体的な健康教育教
第8回:喫煙・飲酒・薬物乱用防止
材例についてまとめる。
喫煙・飲酒・薬物乱用防止についての健康教育教材例を学ぶ。
学習課題:授業全体を振り返り、健康の捉え方、具体的な健康教育
学習課題:喫煙・飲酒・薬物乱用防止について調べ、その健康教育
教材例について、調べまとめる。
教材例を考える。
■評価方法
①レポート(50点)、②定期試験期間中の筆記試験(50点)の合計100点満点で評価する。
①毎回の授業内の小レポート(15回×2点=30点)としては、授業内容を踏まえてわかりやすく論理的に記述しているかについて評価する。また、
健康とは何かについて等の課題レポート(20点)は、授業内容及び各自が調査した内容をわかりやすく論理的に記述しているかについて評価
する。
②定期試験期間中に筆記試験(50点)を実施する。シラバスの全範囲にわたる健康教育・管理論の内容に関して出題し、評価する。
■参考書
保健教材研究会編(2004,初版1999):新版「授業書」方式による保健の授業.大修館書店.
保健教材研究会編(2004)
:最新「授業書」方式による保健の授業.大修館書店.
日本健康教育学会編(2005,初版2003):健康教育 ヘルスプロモーションの展開.保健同人社.
日本健康教育士養成機構編(2011)
:新しい健康教育.保健同人社.
■履修上の注意事項
扱う内容例は、若干変更する場合があります。
■受講生へのメッセージ
参加型の授業を考えています。皆で検討して健康概念を豊かにし、現代の健康問題についての多様な学習方法による健康教育を学んでいきます。
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スポーツ医学概論
【担当】小松 猛
■授業概要
スポーツを効果的かつ安全に行うためには、スポーツによって起こる骨や関節、筋や腱、靭帯など(これらをあわせて運動器という)の外傷や障
害(急性に起こるケガ、例えば捻挫や骨折などを外傷,慢性に起こる故障、例えば疲労骨折や原因不明の腰痛症などを障害という)に関する知識
は不可欠だ。この授業では、身体の各部の構造(解剖学の一部)を学びながら、スポーツによる外傷や障害がなぜ起こるのか,どんな治療がある
のかを学び、さらに,どうすれば予防できるかを考える。
■到達目標
1.身体各部のスポーツ外傷・障害の概略を説明できる。
2.スポーツ現場での外傷・障害の応急処置が理解できる。
3.スポーツ外傷・障害からスポーツ復帰への過程(スポーツリハビリテーション)を学ぶ際の基礎的知識を得る。
■講義計画
第1回:総論① スポーツ医学の範囲と学び
第7回:各論④ 頭部・脊椎のスポーツ外傷・障害-頭のケガ
スポーツ医学概論とは 本授業の範囲(運動器のスポーツ外傷・
頭部のスポーツ外傷 頭をうったら 何を考え、どうすべきか?
障害)と学び方
学習課題:レポート作成作業。
学習課題:各種メディア(テレビ、新聞、ラジオ、インターネット、
第8回:各論⑤ 頭部・脊椎のスポーツ外傷・障害-頚部のケガ
雑誌ほか)によって伝えられるスポーツ選手・愛好家の
頚椎のスポーツ外傷 頚を捻った 何を考え、どうすべきか?
外傷・障害に関する情報を収集し、記録し、それらの問
学習課題:レポート作成作業。
題点を考察する。
第9回:各論⑥ 頭部・脊椎のスポーツ外傷・障害-腰部の外傷・障害
第2回:総論② スポーツ現場で発生するケガと故障(外傷・障害)
の病態
腰部のスポーツ外傷・障害について 腰の痛みの考え方,腰椎分離
症など、腰部のスポーツ障害の病態と対策
スポーツ現場の外傷と応急処置-1 解剖の基礎と発生しているこ
学習課題:レポート作成作業。
と 打撲,出血 筋肉の痛み(いわゆる肉離れの処置について) 腱
第10回:各論⑦ 下肢のスポーツ外傷・障害ー股関節・大腿
や靭帯の損傷、関節の捻挫 脱臼 骨折の処置について
股関節・大腿部のスポーツ外傷・障害 股関節や太ももに多い外傷・
学習課題:自らのスポーツ活動を振り返り、自ら経験した外傷・障
障害
害を含めて何らかの形で接したことのある外傷・障害(例
学習課題:レポート作成作業。
えばチームメイトの外傷・障害)について、何が発生し
第11回:各論⑧ 下肢のスポーツ外傷・障害ー膝の外傷
ていたのかを考察する。
膝のスポーツ外傷 前十字靭帯損傷,半月板損傷の病態と対策
第3回:総論③ スポーツ現場での応急処置
学習課題:レポート作成作業。
スポーツ現場の外傷と応急処置-2
第12回:各論⑨ 下肢のスポーツ外傷・障害ー膝の障害
スポーツ現場での医事活動とトップレベルスポーツチームのメディ
膝のスポーツ障害 ジャンパー膝,変形性関節症
カルサポート体制
学習課題:レポート作成作業。
障害者スポーツの現状、スポーツ外傷・障害
第13回:各論⑩ 下肢のスポーツ外傷・障害ー下腿の障害
学習課題:前回、前々回の情報収集といままでのスポーツ外傷・障
シンスプリント、疲労骨折、コンパートメント症候群の病態と対策
害の知識をもとに「私の知っているスポーツ外傷・障害」
学習課題:レポート作成作業。
と題したレポートを作成して提出する。
第14回:各論⑪ 下肢のスポーツ外傷・障害ー足関節・足
第4回:各論① 上肢のスポーツ外傷・障害-肩の痛み
足関節・足部のスポーツ外傷・障害 捻挫の処置と対策,スポーツ
肩のスポーツ外傷・障害 肩の脱臼,投球による肩の痛みとは
に多い疲労骨折
学習課題:授業で学習したスポーツ外傷・障害の知識をもとに
「スポー
学習課題:レポート作成作業。
ツ外傷・障害」と題したレポートの作成作業。(以下同様)
第15回:総まとめと達成度チェック
第5回:各論② 上肢のスポーツ外傷・障害-肘の痛み
この授業で何を学び、何を考えたか。知識の整理と確認。
肘のスポーツ外傷・障害 テニス肘,野球肘とは
学習課題:レポート提出と、1回から14回の資料のすべてを総復習
学習課題:レポート作成作業。
する。
第6回:各論③ 上肢のスポーツ外傷・障害-手のケガ
手のスポーツ外傷・障害 突き指,手くびや手指の骨折と対策
学習課題:レポート作成作業。
■評価方法
総合評価を100点満点とし、以下の割合でそれぞれぞれを評価する。
レポート(授業内で示したスポーツ医学に関する課題) 20点
筆記試験 80点
■教科書
現場で役立つスポーツ損傷ガイド-診断、治療、復帰まで- 鳥居 俊(監訳) 「NAP Limited」
■参考書
新版 スポーツ整形外科学 中嶋寛之(監修) 福林 徹・史野根生(編集) 「南江堂」
筋肉と関節のしくみがわかる事典 竹井 仁(監修) 「西東社」
■履修上の注意事項
伝えたい情報量はますます多くなるばかりだ。その都度、必要な資料は配布するが、教科書や参考書を基本に、可能な限り予習と復習、さらに
図書館などで自主的な学習を希望する。
■受講生へのメッセージ
競技スポーツの専門化、高度化の一方で、高齢化がますます進むことを考えると、スポーツに参加する人々の目的や方法はさらに多様化している。この授
業での学びは、競技スポーツ、生涯スポーツという枠を越え、びわこ成蹊スポーツ大学の学生にふさわしい基本的なものであり教養ではないかと思われる。
授業を通して、ケガや故障につよい選手や指導者,教師,トレーナーなどへの第一歩を踏み出そう。そして、スポーツ医学の奥の深さを実感し楽しもう。
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スポーツ栄養学概論
【担当】武田 哲子
■授業概要
アスリートの競技力向上にはトレーニングだけでなく適切な栄養管理も重要である。この講義では、競技パフォーマンスやコンディション調整と
関連した栄養素の機能・代謝などの基礎的な理論を解説し、アスリートの競技力向上を目指した栄養管理法などについて考える。
■到達目標
・競技パフォーマンス、コンディションに関連する栄養素の機能や代謝を理解する。
・競技特性に応じた食事管理について理解する。
・スポーツ栄養の現状と課題について理解する。
■講義計画
第1回:栄養学とは?
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
アスリートと食事
学習課題:次回の授業の学びのキーワードについて,下調べを行う.
第9回:体格の評価方法
第2回:エネルギー産生のための食事
身体組成の計測方法とその意義
運動特性に応じた糖質および脂質摂取の工夫
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
第10回:減量
下調べを行う.
第3回:身体づくりのための食事
適切な減量方法について考える
運動時および身体づくりに必要なタンパク質摂取の工夫
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
第11回:増量
下調べを行う.
第4回:スポーツと水分補給
適切な増量方法について考える
環境に適した水分補給について
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
第12回:試合時の食事調整
下調べを行う.
第5回:骨づくりとカルシウム摂取
試合期の調整法、試合時間を考慮した食事について
効果的なカルシウムの摂取
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
第13回:ジュニア選手の食事サポートの実践例
下調べを行う.
第6回:スポーツ貧血
ジュニア選手のサポートの実践例を紹介
スポーツ選手に起こりやすい貧血とは
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
第14回:トップ選手サポートの食事サポートの実践例
下調べを行う.
第7回:前半授業と達成度チェック
トップ選手のサポートの実践例を紹介
前半授業のまとめ
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
学習課題:授業のまとめ・中間試験で分からなかった箇所を重点的
第15回:後半授業のまとめと達成度チェック
に復習する.
第8回:必要な食事量とは
後半授業のまとめとスポーツ現場における栄養の課題について
競技や体格に応じたエネルギー消費量の推定について
学習課題:全体の内容について十分に理解を深めるよう復習する.
■評価方法
中間試験:40%
期末試験:40%
栄養に関する授業内レポート:20%
■教科書
なし
■参考書
「体育・スポーツ指導者と学生のためのスポーツ栄養学」田口素子・樋口満編著(市村出版)
■履修上の注意事項
「栄養と健康」を履修していることが望ましい。
■受講生へのメッセージ
競技パフォーマンスと食事は密接に関わっています。栄養管理からコンディションやパフォーマンスを見直し、実践できるように、スポーツ現
場でよくある課題を中心に実践例を紹介しながら授業を進める予定です。
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身体発育発達論
【担当】新宅 幸憲
■授業概要
発育は組織・器官の増大と考えられ、発達は機能面からみた質的および量的成熟過程と考えられる。幼児期から高齢者までのライフステージにお
ける発育発達に関する経過を辿りながら、その特徴を展開する。特に幼児期から青年期までの時期においては、成長という因子を把握していない
場合において、スポーツ障害を発生させる原因のひとつになるものと考えられる。各ライフステージにおける身体運動の最大の役割は、各諸器官
の機能的向上と考えられる。これらのことから、加齢現象による健康・体力・スポーツとの関連性においても講義する。
■到達目標
幼児期から高齢者におけるそれぞれのライフステージの特徴を把握し、スポーツの指導現場や社会コミュニティでその知識を活かすことができ
るようになる。
■講義計画
第1回:発育発達の概念
第9回:青年期のスポーツ障害
発育とは量的な変化であり、発達とは質的な変化である。
発育発達の観点から、青年期のスポーツ障害について学習する。
学習課題:発育発達の概念について理解する。
学習課題:青年期のスポーツ障害について理解する。
第2回:乳幼児期の発育発達
第10回:壮年期の運動発達
乳幼児期の発育発達について学習する。
加齢に伴う運動発達について学習する。
学習課題:乳幼児期の発育発達について理解する。
学習課題:壮年期の運動発達について理解する。
第3回:乳幼児の運動発達
第11回:老化の過程と生体構造
乳幼児の運動発達はどのようなものか学習する。
加齢と老化の相違について学習する。
学習課題:乳幼児の運動発達について理解する。
学習課題:老化の過程と生体構造について理解する。
第4回:幼児期における運動発達・重心動揺・足底面の関連性
第12回:高齢者の身体機能
幼児期における運動発達・重心動揺・足底面の関連性重要性につい
高齢者の動作範囲について学習する。
て3つの視点より学習する。(裸足教育を例に出しながら)
学習課題:高齢者の身体機能について理解する。
学習課題:幼児期における運動発達・重心動揺・足底面の関連性に
第13回:高齢者の健康管理
高齢者の健康管理について学習する。
ついて理解する。
第5回:児童・青年期の発育発達
学習課題:高齢者の健康管理について理解する。
児童・青年期の発育発達について学習する。
第14回:加齢現象と姿勢変化
学習課題:児童・青年期の発育発達について理解する。
加齢により変化するに姿勢について学習する。
第6回:児童・青年期の運動発達
学習課題:加齢現象と姿勢変化について理解する。
児童・青年期の運動発達はどのようなものか学習する。
第15回:発育発達と姿勢教育
学習課題:児童・青年期の運動発達について理解する。
発育発達と姿勢教育について学習する。
第7回:青年期におけるホルモンと発育発達
学習課題:発育発達と姿勢教育について理解する。
青年期におけるホルモンの重要性について着目する。
学習課題:青年期におけるホルモンと発育発達について理解する。
第8回:青年期のスポーツと動作の分析
発育発達の観点から、青年期のスポーツと動作の分析について学習
する。学習課題:青年期のスポーツと動作の分析について理解する。
■評価方法
①授業内課題(小レポート10回×4点)40点 ②期末試験50点 ③発育発達に関するレポート10点
■教科書
「スポーツ動作学入門」 石井喜八編集 新宅幸憲共著 市村出版
■受講生へのメッセージ
意欲をもって受講して欲しい。
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レジャー・レクリエーション論
【担当】佐藤 馨
■授業概要
21世紀に入り情報化やグローバル化が加速度的に進み、私たちはそうした世界情勢や情報社会の変化に追いつくべく日常を慌ただしく過ごして
いる。それが結果的に「ゆとりなき生活」を送っているのではないだろうか。また、わが国は世界に類をみない超高齢化社会を迎え、老後を如何
に健康で充実したものにすべきかが問われるようになった。こうした社会状況において、私たちは生きるために必要な経済活動だけでなく、生活
や人生を豊かにするレジャーやレクリエーション活動にも目を向け、その重要性を再認識する時期に来たのではないだろうか。
本講義では、そうした社会変化に伴い日常生活におけるレジャー・レクリエーションの意義や価値を理解するとともに、レクリエーション支援者
として必要な基礎知識を習得する。
■到達目標
①学生は、時代の変遷に伴うレジャー・レクリエーションの意義や価値について理解する
②学生は、個人のライフスタイルの変化を理解し、その時々のレジャー・レクリエーションの意味を理解する
③学生は、他者に対して生活におけるレジャー・レクリエーションの重要性を説明する力を養う
■講義計画
第1回:レジャー・レクリエーション論:ガイダンスおよびレジャー・
レクリエーション論の概説
レジャー・レクリエーション論で学習する全講義の概要と受講上の
留意点について説明する
学習課題:講義計画および受講における留意点等について当日配布
する資料を精読する
第2回:レジャー・レクリエーションの考え方 レジャー・レクリエー
ションとは何か
レジャー・レクリエーションの語源を説明し、歴史的変遷の中でレ
ジャー・レクリエーションの位置づけの違いについて講義する
学習課題:
「レジャー」
「レクリエーション」それぞれの言葉の語源
と意味を調べる
第3回:レジャー・レクリエーションの考え方 現代社会において、
なぜレジャー・レクリエーションは必要か
現代社会において、なぜレジャー・レクリエーションは必要なのか、
特に仕事との関連からその重要性を解説する
学習課題:
「レジャー」
「レクリエーション」について学習したこと
を踏まえ、それではなぜ人間にとってそれらが必要なの
か考え、それをまとめる
第4回:日本人の余暇生活
日本人の余暇に対する考え方について戦後の変遷を講義する
学習課題:講義中に学習した日本人の余暇に対する考え方を踏まえ、
自分自身が考える日本人の余暇観について考え、それを
まとめる
第5回:諸外国における余暇生活
諸外国における余暇に対する考え方を日本人の余暇観との関連から
講義する
学習課題:第4回・第5回講義で学習した日本人と諸外国の人々の
余暇に対する考え方を参考に、日本と諸外国の比較を行
ない、相似点、相違点についてまとめる
第6回:前半までの授業のまとめと確認
前半までの講義について特に重要と指摘した内容を正確に理解して
いるか確認する
学習課題:第5回までの講義において重要と指摘された箇所は特に
正確に理解しておく
第7回:社会福祉とレクリエーション 福祉におけるレクリエーショ
ンの意味
福祉におけるレクリエーションの意味を説明し、その必要性につい
て解説する
学習課題:福祉の場面においてなぜレクリエーションが必要か考え、
それをまとめる
第8回:社会福祉とレクリエーション セラピューティックレクリ
エーションの意味
セラピューティックレクリエーションについて語源から説明し、
学習課題:講義中に配布した資料を精読し、セラピューティックレ
クリエーションとは何かを理解しておく
第9回:セラピューティックレクリエーションの視点からみたサービ
スモデルの活用 余暇活用モデル、健康維持・増進モデル
セラピューティックレクリエーションのサービスモデルである余暇
活用モデル、健康維持・増進モデルの福祉における活用方法
学習課題:余暇活用モデル、健康維持・増進モデル、いずれかを用
いて福祉の場面におけるレクリエーションの活用方法を
考える
第10回:セラピューティックレクリエーションの視点からみたレクリエーショ
ンサービスモデルの活用 楽しさ向上モデル、TRサービスモデル
セラピューティックレクリエーションのサービスモデルである自己
決断と楽しさ向上モデル、TRサービス提供モデル、アリストテレス
の幸福モデルの福祉における活用方法
学習課題:自己決断と楽しさ向上モデル、TRサービス提供モデル、
アリストテレスの幸福モデル、いずれかを用いて福祉の
場面におけるレクリエーションの活用方法を考える
第11回:レクリエーションによる対人関係能力向上モデルの活用 レクリエーション活用事例
対人関係能力の向上モデルを用いた福祉の現場におけるレクリエー
ションの活用について事例を用いて講義する
学習課題:アベドンの社会的相互作用(対人関係能力向上モデル)
について配付資料を精読する
第12回:レクリエーションによる対人関係能力向上モデルの活用 プログラムの作成方法
対人関係能力の向上モデルを用いて実際のレクリエーションプログ
ラムを組み立てる方法を講義する
学習課題:アベドンの社会的相互作用を用いて福祉の場面における
人間関係能力の向上を目指すレクリエーションプログラ
ムを考える
第13回:現場におけるセラピューティックレクリエーションの活用
外部講師によるセラピューティックレクリエーションの活用実践に
関する講義
学習課題:福祉の場面で実践されているセラピューティックレクリ
エーションについて、外部講師に具体的な質問ができる
よう準備する
第14回:レジャー・レクリエーションとスポーツと健康の関わり WHOの「健康」定義との関連について
WHOの「健康」定義からみたレジャー・レクリエーションの意義に
ついて説明し、健康の観点からもレジャー・レクリエーションは重
要であることを解説する
学習課題:健康との関わりから考えられるレジャー・レクリエーショ
ンについて理解するため、配付資料を精読する
第15回:レジャー・レクリエーションとスポーツと健康の関わり 21世紀のレジャー・レクリエーション
21世紀におけるレジャー・レクリエーションの意義と可能性につい
て講義する
学習課題:これまで学習してきた内容も踏まえ、
これからのレジャー・
レクリエーションのあり方について考え、それをまとめる
■評価方法
授業中に課す授業内容に関する小レポート5%、講義中盤に実施する確認テスト45%、筆記試験50%から総合的に評価する。
■教科書
特に教科書は指定せず、講義中、必要に応じて下記参考書から資料を配付する
■参考書
『現代人とレジャー・レクリエーション』余暇問題研究所編著 不昧堂 1997
『レクリエーション・マネジメント』
(財)日本レクリエーション協会編 大修館書店 1994
『レクリエーション活動援助法』吉田圭一,茅野宏明編 ミネルヴァ書房 2007
『レクリエーション援助』千葉和夫編 メヂカルフレンド社 1997
『余暇学を学ぶ人のために』日本余暇学会監修 世界思想社 2004
『地域福祉論』市川一宏,牧里毎治編著 ミネルヴァ書房 2007
■履修上の注意事項
本試験だけでなく、講義中盤で実施する確認テストも全体の評価の45%を占める。したがって普段の講義で重要と指摘された点は確実に覚える
ことはもちろん、その内容も正確に理解しておく必要がある。また、出席は加点の対象にならないが、全講義の1/ 3以上を超えて欠席した場合、
本試験を受験することができないので注意すること。
■受講生へのメッセージ
日常生活の中で何となく「レジャー」や「レクリエーション」と言う言葉は聞いたことがあるかもしれません。でもその言葉の意味を知ろうと
すると、実はとても奥深い内容を含んだ言葉なのです。この講義では、そうした奥深い内容を皆さんに分かりやすく理解してもらえるような講
義を目指します。
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衛生・公衆衛生学
【担当】金森 雅夫・狩野 孝之
■授業概要
目標:衛生学(環境医学)
・公衆衛生学(予防医学・疫学)の概要が理解できる。
①社会と健康、環境と健康について説明できる、
②人口など統計資料が理解できる、
③生活習慣の現状と対策が説明できる、
④疫学の専門用語の意味が理解できる、
⑤母子及び学校保健の概要が説明できる。
学校保健の基礎として、文部科学省高等学校学習指導要領「保健」の「性格・目標、内容」項、
(1)現代社会と健康、
(2)生涯を通じる健康、
(3)
社会生活と健康、のうち、予防医学的側面から解説をする。スポーツと安全に関するものは、別途「生涯スポーツと安全管理」の項で説明をする。
衛生法規やシステムの詳細は、別途「地域保健学」
(3年)で紹介する。
■到達目標
目標:衛生学(環境医学)・公衆衛生学(予防医学・疫学)の概要が理解できる。健康の概念と変遷が言える。①社会と健康、環境と健康につい
て説明できる②人口など統計資料が理解できる、③生活習慣の現状と対策が説明できる、④疫学の専門用語の意味が理解できる、⑤母子及び学
校保健の概要が説明できる。インフルエンザなどの対策を理解する。
■講義計画
第1回:社会と健康 健康の概念・公衆衛生の概念、主な医事法規
社会と健康 健康の概念・公衆衛生の概念、主な医事法規について
講義する。健康の概念の変遷をみる。
学習課題:社会と健康 健康の概念・公衆衛生の概念、主な医事法
規について復習する。
第2回:社会と健康 予防医学・プライマリーヘルスケア・ヘルス
プロモーション・公衆衛生活動 健康づくり施策とは?
社会と健康 予防医学・プライマリーヘルスケア・ヘルスプロモー
ション・公衆衛生活動 健康づくり施策とは? について現状を解
説する。
学習課題:社会と健康 予防医学・プライマリーヘルスケア・ヘル
スプロモーション・公衆衛生活動 健康づくり施策とは?
について現状を理解するために厚生労働省のホーム
ページなどをみる。
第3回:環境と健康 環境アセスメント・地球環境
環境と健康 環境アセスメント・地球環境についての現在の知見を
述べる。
学習課題:環境と健康 環境アセスメント・地球環境についての現
在の知見を述べたものを自ら整理復習する。
第4回:環境と健康 環境衛生・くらしの中での環境
環境と健康 環境衛生・くらしの中での環境についての現在の知見
を述べる。
学習課題:環境と健康 環境衛生・くらしの中での環境についての
現在の知見を述べたものについて自ら整理復習する。
第5回:健康・疾病に関する統計資料 人口・人口動態統計
健康・疾病に関する統計資料 人口・人口動態統計についての現在
の知見を述べる。
学習課題:健康・疾病に関する統計資料 人口・人口動態統計につ
いての現在の知見を述べたものを整理する。
第6回:生活習慣病概論
生活習慣病概論とは何か。その成因を調べ、予防対策を論じる。
学習課題:生活習慣病概論とは何か。その成因を調べ、予防対策に
ついて自ら整理復習する。
第7回:生活習慣の現状と対策 食生活・身体活動・喫煙行動・飲
酒行動
生活習慣の現状と対策 食生活・身体活動・喫煙行動・飲酒行動に
ついての現在の知見を述べる。
学習課題:生活習慣の現状と対策 食生活・身体活動・喫煙行動・
飲酒行動についての現在の知見を述べたものを復習する。
第8回:運動基準・運動指針
運動基準・運動指針についての現在の知見を述べる。
学習課題:運動基準・運動指針についての現在を自ら整理復習する。
第9回:生活習慣の現状と対策 睡眠・休養・ストレス・健康日本
21・運動と栄養
生活習慣の現状と対策 睡眠・休養・ストレス・健康日本21・運動
と栄養についての現在の知見を述べる。
学習課題:生活習慣の現状と対策 睡眠・休養・ストレス・健康日
本21・運動と栄養についての現在の知見を述べたものを
自ら整理復習する。
第10回:健康状態・疫病の測定と評価 疫学とは・疫学的因果関係・
リスクファクター(危険因子)オッズ比
健康状態・疫病の測定と評価 疫学とは・疫学的因果関係・リスクファ
クター(危険因子)オッズ比についての現在の知見を述べる。
学習課題:健康状態・疫病の測定と評価 疫学とは・疫学的因果関係・
リスクファクター(危険因子)オッズ比を自ら整理復習
する。
第11回:生活習慣と運動疫学
生活習慣と運動疫学についての現在の知見を述べる。
学習課題:生活習慣と運動疫学を自ら整理復習する。
第12回:学校保健の基礎 発達・発育 小児保健
学校保健の基礎 発達・発育 小児保健についての現在の知見を述
べる。
学習課題:学校保健の基礎 発達・発育 小児保健について自ら整
理復習する。
第13回:学校保健の目的 現状と対策
学校保健の目的 現状と対策についての現在の知見を述べる。
学習課題:学校保健の目的 現状と対策を自ら整理復習する。
第14回:感染症対策(パンデミック)
感染症対策(パンデミック)についての現在の知見を述べる。
学習課題:感染症対策(パンデミック)についての現在の知見を述
べたものを自ら整理復習する。
第15回:介護予防論
介護予防論についての現在の知見を述べる。
学習課題:介護予防論について自ら整理復習する。
■評価方法
公衆・衛生学に関するレポート(40点)
期末テスト(60点)
■教科書
特に指定しない
■参考書
厚生統計協会編:国民衛生の動向 平成26年版
厚生労働省ホームページ
■履修上の注意事項
ノートを必ず取り、配布資料は、ファイルに閉じること。
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2016/04/22
10:28:59
体育・スポーツ史
【担当】新井 博
■授業概要
従来のスポーツ史と言えば、古代・中世・近代・現代といったくくりで、古代のスポーツから現代のスポーツにさかのぼるのが一般的でした。し
かし、それでは、関心のある現代に来るまで飽きてしまう。このパターンが、一般的でした。
しかし、ここではテーマ別に学びます。具体的には、スポーツの歴史を学ぶことの重要さから始め、様々なスポーツの重要なテーマについて、例
えばスポーツの技術、戦争とスポーツなどについて、歴史的にたどりながら理解する。
それによって、興味のあるスポーツのテーマについて歴史的な理解ができるといった効果がある。
■到達目標
履修者は、この講義を聞いて次のようなことができるようになる必要がある。
①スポーツの歴史を学ぶ必要性を理解する
②スポーツに関するテーマ毎に、歴史的に概略することが出来る
③スポーツの事柄について、自分なりの関心を持つことが出来る
■講義計画
第1回:スポーツを学ぶ意義
1 現代におけるスポーツ
2 スポーツ史
3 スポーツ文化
学習課題:各自の言葉で、体育・スポーツの歴史とは何か。それを
学ぶ意義についてまとめる。
第2回:スポーツの起源について
1 スポーツの起源について考える
2 スポーツのルーツとしての遊びと闘争
3 儀礼としてのスポーツ
4 スポーツ儀礼における異性
学習課題:各自ノートを整理し、感想、意見も記録しておく。
第3回:これまでの時代と社会におけるスポーツ
1 古代ギリシャの競技とローマの見せ物
2 中世におけるスポーツ
学習課題:各自ノートを整理し、感想、意見も記録しておく。
第4回:これまでの時代と社会におけるスポーツ
1 近代スポーツとアマチュアリズム
2 スポーツの時代変容と現代スポーツの特徴
学習課題:各自ノートを整理し、感想、意見も記録しておく。
第5回:それぞれのスポーツ種目の誕生
1 古代からおこなわれてきたスポーツ
・サッカー
・水泳)
学習課題:各自ノートを整理し、感想、意見も記録しておく。
第6回:それぞれのスポーツ種目の誕生
1 近代に入りイギリスやアメリカで誕生したスポーツ
・テニス
・バスケット
学習課題:各自ノートを整理し、感想、意見も記録しておく。
第7回:それぞれのスポーツ種目の誕生
1 ニュースポーツ
・機械化スポーツ
・スポーツの変形
・伝統的なスポーツ
学習課題:各自ノートを整理し、感想、意見も記録しておく。
第8回:欧米スポーツの日本への移入
1 欧米スポーツの日本への移入
2 ベースボールと野球の日米文化の違い
学習課題:各自ノートを整理し、感想、意見も記録しておく。
第9回:日本から世界への普及
1 武道と日本らしさ
2 日本で発展し、世界へ普及しているスポーツ
学習課題:各自ノートを整理し、感想、意見も記録しておく。
第10回:体操、身体教育からスポーツ教育へ
1 古代ギリシャの体育から身体教育へ
2 身体教育からスポーツ教育へ
3 トゥルネンとスポーツ
学習課題:各自ノートを整理し、感想、意見も記録しておく。
第11回:スポーツの技術、戦術、ルールの歴史的変容
1 スポーツ技術の発展史における三つの段階
2 初期の近代テニスにおける技術、戦術、ルールの変遷
学習課題:各自ノートを整理し、感想、意見も記録しておく。
第12回:スポーツの技術、戦術、ルールの歴史的変容
1 初期の近代フットボールにおける技術、戦術、ルールの変遷
2 冬季スポーツにみる用具と技術の変遷
学習課題:各自ノートを整理し、感想、意見も記録しておく。
第13回:スポーツと世界平和
1 近代の戦争とスポーツ
2 日本の戦争とスポーツ
3 オリンピック・ムーブメントと世界平和
学習課題:各自ノートを整理し、感想、意見も記録しておく。
第14回:現代のスポーツと政治・経済・社会
1 日本のスポーツ政策
2 生涯スポーツの時代
3 スポーツ産業の発展
学習課題:各自ノートを整理し、感想、意見も記録しておく。
第15回:現代スポーツの課題
1 スポーツ倫理
2 女性スポーツ
3 マスメディア
4 環境問題とスポーツ
学習課題:これからの体育・スポーツはどうあるべきかを考える。
■評価方法
中間テスト30点
期末テスト70点
■教科書
スポーツの歴史と文化(新井博・榊原浩晃編著 道和書院)2012
■参考書
スポーツと教育の歴史(成田十次郎編著 不昧堂出版)
体育史講義(岸野雄三編著 大修館書店)
明治体育史(能勢修一著 逍遙書院)
その他、適宜参考文献を紹介する。
■受講生へのメッセージ
歴史と言えば、古代からの難しい、聞きなれない言葉や面白くないエピソードばかりと思い込んでいる人が多いと思います。このスポーツ史は
全く違います。今日の若者が関心のあるスポーツの事柄について、コンパクトに歴史的に理解できるように進めていきます。
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2016/04/22
10:28:59
運動学概論
【担当】柴田 俊和・仲宗根 森敦
■授業概要
保健体育教員や運動指導者を目指すのであれば、運動をどのようにして出来るようになるのか、またどのようにして人を出来るようにさせるのか
ということが問題になります。また運動指導の現場では「頭では解っていてもそうは動けない」というつまずきや逆に「運動のことや身体の原理
などは全く知らないのに素晴らしい動きをする人」などに出会うことがあります。そうなると我々は「運動を身体で理解する」ということの重要
性を感じることができるでしょう。スポーツ運動を身体で理解し、感じることができ、更に伝えることができるというのは運動指導に関わる者と
して必須の能力です。そのような運動に対する理解と指導する上での重要な考え方を学ぶことができるのが運動学です。
■到達目標
保健体育科の教員やスポーツ指導者を目指す上で、欠かすことのできない運動学的な考え方が出来るようになること。
■講義計画
第1回:運動学で扱う「運動」とは
スポーツ運動学で扱う運動というものについて講義する。
学習課題:授業で配布した資料をしっかりと読み直し、次の授業ま
でに分からない事柄について整理しておくこと。
第2回:自然科学的運動分析と人間学的運動分析の違いについて
自然科学的な運動分析と人間学的な運動分析の際について理解し、
その用途について理解する。
学習課題:授業で配布した資料をしっかりと読み直し、次の授業ま
でに分からない事柄について整理しておくこと。
第3回:動感身体知とは
我々の運動実践の場面において感じられる動感身体知というものに
ついて理解する。
学習課題:授業で配布した資料をしっかりと読み直し、次の授業ま
でに分からない事柄について整理しておくこと。
第4回:運動の発生について
(どのようにして運動が出来るようになるか)
運動発生場面において、どのようにして運動を習得していくのかに
ついて講義する。
学習課題:授業で配布した資料をしっかりと読み直し、次の授業ま
でに分からない事柄について整理しておくこと。
第5回:運動の発生について(コツとカンの理解について)
運動発生の場面におけるコツとカンというものに対し理解を深める。
学習課題:授業で配布した資料をしっかりと読み直し、次の授業ま
でに分からない事柄について整理しておくこと。
第6回:運動の習熟位相について
運動が習熟していく際の位相について理解する。
学習課題:授業で配布した資料をしっかりと読み直し、次の授業ま
でに分からない事柄について整理しておくこと。
第7回:運動の指導について(どのようにして運動を他人に伝えるか)
他者に対して運動指導を行うこととはどういったものであるのかに
ついて講義する。
学習課題:授業で配布した資料をしっかりと読み直し、次の授業ま
でに分からない事柄について整理しておくこと。
第8回:運動の指導について(他人の運動に共感できるか)
他人の運動を見て、どこが違うのか・どこが怖いのかということに
気づくことについて理解する。
学習課題:授業で配布した資料をしっかりと読み直し、次の授業ま
でに分からない事柄について整理しておくこと。
第9回:運動の指導について(道しるべの重要性)
運動指導における手順の構成の仕方について講義する。
学習課題:授業で配布した資料をしっかりと読み直し、次の授業ま
でに分からない事柄について整理しておくこと。
第10回:運動の構造について(運動を見抜くということ)
指導対象となる運動の構造を理解し見抜くことの重要性について理
解する。
学習課題:授業で配布した資料をしっかりと読み直し、次の授業ま
でに分からない事柄について整理しておくこと。
第11回:運動の構造について(動きの価値と独自性について)
指導対象となる運動において求められる課題について、価値的な視
点及び他の運動との区別という視点から明らかにすることについて
理解する。
学習課題:授業で配布した資料をしっかりと読み直し、次の授業ま
でに分からない事柄について整理しておくこと。
第12回:運動の構造について(運動を支える経験について)
指導対象となる運動を支えている地平構造について理解する。
学習課題:授業で配布した資料をしっかりと読み直し、次の授業ま
でに分からない事柄について整理しておくこと。
第13回:運動指導者を目指すために必要なこと(最適化を志向する
領域について)
学校体育や幼児体育、リハビリテーションといった場面での出来な
いことを出来るようにするということについて講義する。
学習課題:授業で配布した資料をしっかりと読み直し、次の授業ま
でに分からない事柄について整理しておくこと。
第14回:運動指導者を目指すために必要なこと(最高化を志向する
領域について)
競技スポーツやチャンピオンスポーツとしての極限化を狙う場面で
の運動指導について講義する。
学習課題:授業で配布した資料をしっかりと読み直し、次の授業ま
でに分からない事柄について整理しておくこと。
第15回:まとめ
これまでの学習内容を総括し、全体の総復習を行う。
学習課題:授業で配布した資料をしっかりと読み直し、次の授業ま
でに分からない事柄について整理しておくこと。
■評価方法
授業内の小レポート、最終レポートで評価するそれぞれの点数と基準は以下の通り。
・毎回の小レポート:4点×15回(合計60点)
授業内容やこれまでの運動経験を踏まえて独自の視点で書かれている:4点
授業内容やこれまでの運動経験を踏まえて書かれている:3点
授業内容を踏まえて書かれている:2点
・レポート(40点)
指定の形式に沿って授業の内容を踏まえ、独自の視点で書かれている:40点
指定の形式に沿って授業の内容を踏まえて書かれている:30点
指定の形式に沿って書かれている:20点
■教科書
必要に応じて資料を配布します。
■参考書
教師のための運動学(金子明友監修:大修館書店)
スポーツ運動学 金子明友著 明和出版
身体知の形成上・下 金子明友著 明和出版
身体知の構造 金子明友著 明和出版
動きの感じを描く 森直幹著 明和出版
■履修上の注意事項
保健体育の教員免許状を取得希望する人には必修の科目です。スポーツ指導者の資格取得にも必修ですので、必ず履修してください。
■受講生へのメッセージ
頭だけで考えていてもなかなか理解できないと思います。始めの2~3回の授業ではなじみのない内容なので戸惑うと思いますが、自分のこれ
までの運動経験をしっかりと思いだしながら、今にも体が動かしたくなるような、そんな気持ちで臨んでもらいたいと思います。
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2016/04/22
10:28:59
スポーツ政策論
【担当】鳥羽 賢二
■授業概要
現在の日本のスポーツは、2011年に半世紀ぶりに改定された「スポーツ基本法」を元に政策展開されている。
本講義は、どのような方法により行政や企業がスポーツと関わりを持ちながら、現代社会に文化としてのスポーツを社会に定着させようとしてい
るのかを考察する。
■到達目標
日本のスポーツ政策の変遷を理解する。
また、今後のスポーツの発展のための問題意識を持ち、さらにその問題解決のための政策形成能力の養成を本講義で獲得する。
■講義計画
第1回:講義のガイダンス・スポーツ政策とは
第10回:滋賀県のスポーツ政策の実際
講義内容の紹介、進め方の説明
県民が元気になるスポーツ振興と国民体育大会・全国障害者スポー
国内のスポーツ政策について概要を解説する
ツ大会の開催
学習課題:スポーツ政策関連の文献講読
学習課題:滋賀県のスポーツ振興についてのホームページ等を閲覧
第2回:日本のスポーツ状況
する
日本におけるスポーツの伝播と現代的課題の整理
第11回:文化とスポーツとのかかわり
学習課題:受講内容の要約
文化とスポーツの10年政策
第3回:現代社会におけるスポーツの役割
新しい滋賀の魅力をつくる文化・スポーツ戦略の策定化
スポーツの社会的価値や意義について
滋賀県発信のアール・ブリュット
学習課題:受講内容の要約と関連文献の講読
学習課題:
「新しい滋賀の魅力をつくる文化・スポーツ戦略」につい
第4回:スポーツの関連法規
てホームページを閲覧する
「スポーツ振興法」、
「スポーツ振興基本計画法」、
「スポーツ立国戦略」、
第12回:スポーツと企業
「スポーツ基本法」、「スポーツ基本計画」の一連の施行について
企業スポーツの概観、CSR経営とスポーツの関わり
学習課題:スポーツ法規の読解
広告媒体としての装置 スポーツビジネスとマネジメント
第5回:スポーツ基本法とスポーツ基本計画
スポーツ用品産業とスポーツ競技団体
法規内容について理解する
学習課題:企業スポーツの変遷についてまとめる
学習課題:スポーツ法規の読解
第13回:メガスポーツイベントの文化社会的意義
第6回:スポーツの政策とその構造
2020東京オリンピック・パラリンピック開催
スポーツ関係省庁の整理、スポーツの財源(スポーツくじ・toto)等
学習課題:東京オリパラの開催にまつわる課題の整理
学習課題:スポーツ政策関連文献の講読
第14回:スポーツメガイベントの文化社会的意義
第7回:スポーツ法規と政策
ソーシャルキャピタル醸成
スポーツ法規の整理と国内スポーツ政策の現代的課題を検討する
2019ラグビーワールドカップ日本開催
学習課題:これまでの講義内容の整理
2021関西ワールドマスターズゲーム開催
第8回:国内スポーツ政策の実際
2024滋賀国民体育大会開催
総合型スポーツクラブ、生涯スポーツの施策、競技スポーツ、国際
学習課題:社会関係資本関連の文献講読・オリンピック関連文献の
講読
競技力向上の施策、競技統括団体の役割
学習課題:スポーツ行政関連文献の講読
第15回:まとめと総評
第9回:滋賀県を事例とした地方自治行政のしくみ
講義内容の復習とまとめ
行政組織のなかでの(スポーツ)政策決定のしくみ
講義内容の要点を整理する
学習課題:出身地のスポーツ政策について調べる
学習課題:スポーツ政策論で学習したことを整理する
■評価方法
複数の授業内課題(40点)ならびに期末レポート(60点)の合計100点で評価する。
・授業内課題の得点の基準は以下とする。
授業内で「小テスト」もしくは「小レポート」を4回(各10点)実施し、その得点の合計とする(合計40点)
。
※小レポートの評価基準は、テーマに対する説明が明確かつ論理的になされていることとする。
・期末レポートの得点の基準は以下とする。
60点:テーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
40点:テーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
20点:テーマに対して、一定の理解が見受けられる説明がなされている。
■教科書
「スポーツの経済と政策」をテキストとする。
■受講生へのメッセージ
本講義を受講することにより、日本のスポーツを取り巻く状況への理解を深められます。
今後のスポーツ文化の在り方についての課題発見力、創造力、論理的思考力を身につけられる講義にしようと思います。
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2016/04/22
10:28:59
学校保健
【担当】中薗 伸二
■授業概要
学齢期にある子どもたちのからだや健康を守り、育てられるための基本的な知識を習得することをねらいとする。内容としては、子どもの健康実
態,学校保健の考え方,健康診断の内容とあり方、子どもの身体発育・発達やかかりやすい病気の知識,それを守り育てるための学校の仕組みや
学校環境・組織等を取りあげる。
■到達目標
・荒れる子どもの背景を含めて子どもに寄り添い、心身の傷を癒し合うことの重要性がわかる。
・学校保健は、保健教育、保健管理、保健組織活動から成ることがわかる。
・保健教育における保健学習と保健指導についてわかる。
・学校保健を推進する学校保健関係職員について、保健主事、保健体育教諭、養護教諭、学校三師等がわかる。
・学校保健安全法等の概要がわかる。
・子どもに多い疾病・異常とその背景がわかる。
・学校健康診断の項目、その意義、子どもが主体的に参画する健康診断の重要性がわかる。
・学校感染症の一種、二種、三種の感染症の概要、出席停止期間等がわかる。
・学校環境衛生として、飲料水・プールの水質検査、体育館・教室等の環境衛生基準がわかる。
・学校災害共済給付制度や子どもの防犯等の学校安全がわかる。
■講義計画
第1回:ガイダンス-学校保健の重要性、少年殺人事件とその背景、
児童・生徒・教職員等の健康、学校保健の構造、保健教育、
学校保健関係職員、学校健康診断、学校感染症、学校環境
衛生、学校安全等の概要を学ぶ-
学校保健の全体の内容の概要を学び、保健体育教師の重要な職務、
学校教育における重要な学校保健の位置づけを認識する。
学習課題:学校保健の内容全体を把握し、その概要をまとめる。
第2回:荒れる子どもとその背景
いくつかの少年事件例を取り挙げ、それらの資料を基に、荒れる子
どもの背景とその対応について意見交換をしながら検討する。
学習課題:少年事件例などを含め、荒れる子どもの背景とその対応
について、調べまとめる。
第3回:児童生徒の健康問題の実態
児童生徒の心身の健康問題の実態について、学校健康診断結果など
も踏まえ学ぶ。
学習課題:児童生徒の健康問題の例について、調べ実態を把握する。
第4回:からだの発育と発達、こころの発達とその諸問題
からだの発育と発達、こころの発達とその諸問題について触れ、い
じめ・自殺なども学ぶ。
学習課題:子どもの心身の発育・発達について、調べまとめる。
第5回:学校保健の考え方・しくみ
学校保健の構造として、保健教育・保健管理・保健組織活動などか
ら成り立っていることを学ぶ。
学習課題:保健教育・保健管理・保健組織活動などの学校保健の構
造について、調べまとめる。
第6回:学校保健関係職員
保健主事、保健体育教諭、養護教諭、学校三師などの学校保健関係
職員の例とその役割について学ぶ。
学習課題:学校保健関係職員の例とその役割について、
調べまとめる。
第7回:学校健康診断
学校健康診断の項目の変遷やその意義について学ぶ。
学習課題:学校健康診断の項目やその意義について、調べまとめる。
第8回:子どもの罹りやすい病気、学校感染症とその対応
子どもの罹りやすい病気、学校感染症とその対応について、学校保
健安全法施行規則などとの関連も含めて学ぶ。
学習課題:子どもの病気や学校感染症の例について、調べまとめる。
第9回:子どもの健康と教育
保健学習・保健指導、健康教育の概要について学ぶ。
学習課題:保健学習・保健指導、健康教育について、調べまとめる。
第10回:保健室の役割
養護教諭による保健室を中心とした活動の重要性について学ぶ。
学習課題:養護教諭による保健室を中心とした活動について、調べ
まとめる。
第11回:学校環境衛生
水道水、プールの水、照度、空気、体育館、教室などの学校環境衛
生基準及びその点検などについて学ぶ。
学習課題:学校環境衛生基準などについて、調べまとめる。
第12回:教職員の健康
教職員の精神的疾患などが増加している実態やその背景について学ぶ。
学習課題:教職員の健康実態やその背景について、調べまとめる。
第13回:学校保健組織活動、学校保健計画、学校安全計画
学校保健組織活動を通して、学校保健計画、学校安全計画の策定が
なされなければならないことなどについて、学校保健安全法なども
含めて学ぶ。
学習課題:学校保健組織活動、学校保健計画、学校安全計画の例に
ついて、調べまとめる。
第14回:学校安全
学校管理下の災害を中心に、その他、不審者対応、学校安全計画、
安全教育・管理なども含めて学校安全について学ぶ。
学習課題:学校管理下の災害、学校安全計画、安全教育・管理、不
審者対応などについて、調べまとめる。
第15回:まとめおよび総評
学校安全を含め、学校保健全体について振り返り、学校教育におけ
る学校保健の重要性を確認する。
学習課題:学校安全を含め、学校保健全体について、復習しまとめる。
■評価方法
①レポート(50点)、②定期試験期間中の筆記試験(50点)の合計100点満点で評価する。
①授業内の小レポート(15回×2点=30点)は、授業内容を踏まえわかりやすく論理的に記述されていること。また、課題レポート(20点)は、
学校保健についての内容に関して、授業内容及び各自の調査を踏まえてわかりやすく論理的に記述されていること。
②定期試験期間中の筆記試験(50点)は、シラバスの全範囲にわたる学校保健についての内容に関して出題する。
■参考書
教員養成系大学保健協議会(2014)
:学校保健ハンドブック〔第6次改訂〕.ぎょうせい.
大津一義・門田新一郎編著(2015)
:新訂 学校保健.大学教育出版.
日本学校保健会(2015):学校保健の動向.日本学校保健会出版部.
■受講生へのメッセージ
荒れる子どもとその背景では、少年事件などの資料に基づき、皆で討論します。また、学校保健や学校安全についても、資料を活用しながら進
める予定です。
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2016/04/22
10:29:00
体力測定と評価
【担当】藤松 典子・狩野 孝之
■授業概要
本講義の目的は生涯を通じての体力とは何かを学び、学校保健、成人・中高年の体力評価の手法を講義、実習を通じて体得することである。体力
の評価の仕方のまた、介護予防に必要な体力、疾病予防に必要な身体組成についても習得する。
■到達目標
体力・健康づくりをする際の体力測定の意味や方法を説明できる。メディカルチェックの際の主要な健康診断項目とその意味、問診票を学ぶ。
フィットネスクラブでの体力測定の図示化・表現法,活用法を説明できる。
■講義計画
第1回:体力と運動能力(構成要素)・体力構成要素の測定法 (1)
第8回:健康づくりをすすめる施策のあらまし-健康日本21
体力測定の目的、理論 (2)体力測定の形態、流れ、基礎
健康づくりをすすめる施策のあらまし-健康日本21を講義する。
運動能力(3)「新体力テスト」で測定される体力要素
学習課題:健康日本21の施策の理解をする
体力と運動能力(構成要素)・体力構成要素の測定法 (1)体力測
第9回:健康づくりのための運動指針(エクササイズガイド2006)
定の目的、理論 (2)体力測定の形態、流れ、基礎運動能力(3)「新
健康づくりのための運動指針(エクササイズガイド)を講義する。
体力テスト」で測定される体力要素について講義する。
学習課題:エクササイズガイドをよく理解する
学習課題:各授業を通して予習復習をする
第10回:生活習慣病予防・肥満解消のための運動指導の原則
第2回:年齢に伴う体力水準の変化及び性差
生活習慣病予防・肥満解消のための運動指導の原則をまとめる。
年齢に伴う体力水準の変化及び性差についてまとめる。
学習課題:生活習慣病についてまとめる
学習課題:日本の健康問題について理解を深める。男女差について
第11回:体力の評価の仕方(1)統計学上の指標
体力の評価の仕方(1)統計学上の指標について、エクセルでの計
表にまとめその特徴を考察する。
第3回:身体組成の測定について
算法を解説する。
インピーダンス法などの身体組成の測定について講義する。
学習課題:体力の評価の仕方(1)統計学上の指標について、エク
セルでの計算法を実際に自分で計算してみること。
学習課題:授業のまとめをする
第4回:全身持久性体力の測定及び評価法
第12回:体力の評価の仕方(2)表現法
全身持久性体力の測定及び評価法を講義する。
体力の評価の仕方(2)表現法について述べる。
学習課題:体力テストの測定項目を実際に行う。
学習課題:体力の評価の仕方(2)表現法について復習をする。
第5回:高齢者の体力測定法
第13回:体力の評価の仕方(3)評価ー偏差値
高齢者の体力測定法を講義する。
体力の評価の仕方:評価について偏差値の求め方を中心に講義する。
学習課題:高齢者の体力についてプリントを復習する
学習課題:体力の評価の仕方:評価について偏差値の求め方を実際
第6回:介護予防に関連する体力測定法とその評価
に計算するして覚えること。
介護予防に関連する体力測定法とその評価を中心にガイドラインな
第14回:体力テストの図示化演習
どの説明をする。
体力テストの図示化をプレゼンする。
学習課題:年齢別に体力の老化をまとめどのような筋力トレーニン
学習課題:さまざまな体力テストの図示法をインターネットなどで
学習する。
グを加えるか復習する
第7回:運動指導と体力管理(まとめ)
第15回:メディカルチェック
運動指導と体力管理についてまとめをし、知見を補足する。
メディカルチェックの概要を学んで運動中止の基準を学ぶ。
学習課題:年齢別,性別等での体力管理の仕方を理解し実際に行う
学習課題:メディカルチェックの概要を復習する。
■評価方法
小テスト(40点)、課題レポート(20点)、定期試験(40点)
■教科書
配布資料を作成して配布する。
■参考書
健康・体力づくり事業財団「健康運動実践指導者用テキスト」
■履修上の注意事項
本学での1.2.3年次の3回分の体力測定の結果が授業時には必要になります。また,2013年度の履修者から4月の体力測定の参加実績がなけれ
ば履修を認めません。4月の体力測定は体調を万全にして参加して下さい。
■受講生へのメッセージ
毎年、春に実施する体力測定を実施し、自分のデーターを持っていること。また、体力測定の実際については経験を積むこと。
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2016/04/22
10:29:00
武道論
【担当】林 弘典
■授業概要
本授業では、武道の概要や文化としての武道について理解することを目指す。また、柔道、剣道、弓道、相撲、空手道、合気道、少林寺拳法の概
要について理解することを目指す。
■到達目標
1.武道の概要や文化としての武道を理解する。
2.柔道、剣道、弓道、相撲、空手道、合気道、少林寺拳法の概要を理解する。
■講義計画
第1回:オリエンテーション、武術とは何か
第9回:剣道の概要
武術について理解する。
剣道の概要について理解する。
学習課題:シラバスを熟読する。武術について調べる。
学習課題:配付資料を熟読する。
第2回:武道とは何か
第10回:弓道の概要
武道とは何かについて考える。
弓道の概要について理解する。
学習課題:配付資料を熟読する。
学習課題:配付資料を熟読する。
第3回:武道と礼儀
第11回:相撲の概要
武道と礼儀の関係について理解する。
相撲の概要について理解する。
学習課題:配付資料を熟読する。
学習課題:配付資料を熟読する。
第4回:武道と稽古
第12回:空手道の概要
武道と稽古の関係について理解する。
空手道の概要について理解する。
学習課題:配付資料を熟読する。
学習課題:配付資料を熟読する。
第5回:武道と精神修養
第13回:合気道の概要
武道と精神修養の関係について理解する。
合気道の概要について理解する。
学習課題:配付資料を熟読する。
学習課題:配付資料を熟読する。
第6回:武道と武士道
第14回:少林寺拳法の概要
武道と武士道の関係について理解する。
少林寺拳法の概要について理解する。
学習課題:配付資料を熟読する。
学習課題:配付資料を熟読する。
第7回:武道と国際化
第15回:文化としての武道
武道と国際化の関係について理解する。
文化としての武道について理解する。
学習課題:配付資料を熟読する。
学習課題:配付資料を熟読する。
第8回:柔道の概要
柔道の概要について理解する。
学習課題:配付資料を熟読する。
■評価方法
複数の授業内課題(75点)ならびに期末レポート(25点)の合計100点で評価する。
授業内課題の得点の基準は以下とする。
1.授業内で「小テスト」もしくは「小レポート」を15回(各5点)実施し、その得点の合計とする(合計75点)
。
小レポートの評価基準は、テーマに対する説明が明確かつ論理的になされていることとする。
2.期末レポートの得点の基準は以下とする。
25点:テーマに対して自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
20点:テーマに対して一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
15点:テーマに対して一定の理解が見受けられる説明がなされている。
■教科書
なし。
■参考書
1.武道を知る:田中 守・藤堂良明・東 憲一・村田直樹(不昧堂出版)
2.武士道:新渡戸稲造、奈木本辰也訳・解説(三笠書房)
3.武道のすすめ:中林信二(島津書房)
4.今、なぜ武道か:中村民雄(日本武道館)
■履修上の注意事項
1.自分の考えを率直に述べてください。
2.レポートの字は丁寧に書いてください。
■受講生へのメッセージ
スポーツとは異なる武道的な考え方や行動を理解し、今後の競技生活や学生生活に役立ててもらえれば幸いです。
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2016/04/22
10:29:00
舞踊論
【担当】森川 みえこ
■授業概要
あなたが舞踊を考えたときに何を思い浮かべますか、日本舞踊?それともバレエ、モダンダンス、ストリートダンスでしょうか。実は、とっても
身近に存在するもので、我々は言葉と身振りで自分の思いを伝えるという身体表現によって、コミュニケーションを取ろうとしているその行為が
舞踊の原点です。ここでは、人と舞踊の関わりを歴史から学び、長い歴史の中で形を変えていった舞踊とは、また人はなぜ舞踊するのか、みなさ
んと一緒に探っていきましょう。
■到達目標
歴史から人と舞踊のかかわりを理解し、芸術の一つである舞踊の特性を知る。
■講義計画
第1回:オリエンテーション・舞踊とは
原始時代から現代までの歴史の流れを知る
舞踊の語源
日本の舞踊の歴史
学習課題:舞踊、ダンスに興味を持ち情報収集する。
第2回:舞踊の歴史1 原始、古代時代の舞踊
原始、古代時代の舞踊はその形式が人間と密接なつながりがあるこ
とを知る
学習課題:舞踊、ダンスに興味を持ち情報収集する。
第3回:舞踊の歴史2 西洋の舞踊
西洋の舞踊で代表的なものとして教育に使われたり、宗教的な儀式
にまで使われた。
ギリシャ、ローマの文化と舞踊
学習課題:舞踊、ダンスに興味を持ち情報収集する。
第4回:舞踊の歴史3 中世の舞踊、宮廷舞踊
バレエの起原を知ることができ、舞踊が王を象徴するものであった
時代
中世の舞踊、宮廷舞踊
学習課題:舞踊、ダンスに興味を持ち情報収集する。
第5回:舞踊の歴史4 国家と舞踊
①国家と舞踊のレポート
国家と舞踊
映画鑑賞から
学習課題:舞踊、ダンスに興味を持ち情報収集する。
第6回:舞踊の歴史5 近代舞踊革命と舞踊家
バレエの時代から新たな舞踊の時代へ貢献した舞踊家の思想を学ぶ
近代舞踊革命と舞踊家
学習課題:舞踊、ダンスに興味を持ち情報収集する。
ここまでの授業内容で人と舞踊の関係について歴史を踏まえて考え
をまとめていく。
第7回:世界のダンス1 歌舞伎
日本の伝統文化の一つである歌舞伎についてその起源とその時代の
政治的権力のあり方をみる
歌舞伎の歴史
学習課題:舞踊、ダンスに興味を持ち情報収集する。
第8回:世界のダンス2 バレエ
バレエは現在も消えることなく世界に通じる芸術舞踊の一つである
そのバレエの過去から現在に至るまで
バレエの歴史
バレエの映像を鑑賞
学習課題:舞踊、ダンスに興味を持ち情報収集する。
第9回:世界のダンス3 スペイン舞踊
他国では自国の舞踊を持っている。その一つとしてスペイン舞踊の
歴史を知る
スペイン舞踊歴史
学習課題:舞踊、ダンスに興味を持ち情報収集する。
第10回:世界のダンス4 タップダンス
他国では自国の舞踊を持っている。その一つとしてタップダンスの
歴史を知る。
タップダンスの歴史
学習課題:舞踊、ダンスに興味を持ち情報収集する。
ここまでの授業内容で人と舞踊の関係について歴史を踏まえて考え
をまとめていく。
第11回:学校におけるダンス
日本の学校ダンスの今までの流れを理解することによって、ダンス
の重要な役割を考える。
日本の学校ダンスの変遷
学習課題:舞踊、ダンスに興味を持ち情報収集する。
第12回:現代のダンス事情
ダンスが人の心を癒し、閉ざされた心を開いていくダンスセラピー
について
全てのダンスといわれるものが、人の心と密接のつながっているこ
とを知る。
日本で生まれた舞踏とのかかわり
学習課題:舞踊、ダンスに興味を持ち情報収集する。
第13回:生涯学習におけるダンス
ダンスセラピーの実際を体験してみる。
実技 メインアリーナ
フォークダンス
学習課題:舞踊、ダンスに興味を持ち情報収集する。
第14回:健康とダンス
長い歴史の中でダンスが人の心を癒してきた。結果他国のダンスを
受け入れ、現在は数百というダンスが日本に存在している。健康に
貢献できるダンスであること考える。
学習課題:舞踊、ダンスに興味を持ち情報収集する。
ここまでの授業内容で人と舞踊の関係について歴史を踏まえて考え
をまとめていく。
第15回:まとめと総評
舞踊の歴史を振り返り、いかに人と密接な関係にあったのか、宗教、
政治、人の暮らしまでかかわっていたことから舞踊の重要な役割を
理解する。人と舞踊の関係について歴史を踏まえて考えをまとめる
学習課題:ここまでの授業内容で人と舞踊の関係について歴史を踏
まえて考えをまとめていく。
■評価方法
授業内での課題レポート(50点)と最終レポート(50点)で評価
■教科書
特定の教科書はありません
■参考書
20世紀舞踊の作家と作品の世界 片岡康子編 遊戯社舞踊と身体表現 日本学術会議文化人類学・民族学研究連絡委員会 財団法人 日本学術
協力財団舞踊の世界を探る 小倉重夫訳 音楽之友社
■履修上の注意事項
資料としてVTRをみることが多い内容です。睡魔に気を付けましょう
■受講生へのメッセージ
なぜ舞踊がこの世に存在するのか理解することにより、生涯にわたってダンスに親しみ(鑑賞したり、踊ったり)楽しめられるよう学びの場を
つくっていきましょう。
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2016/04/22
10:29:00
スポーツ文化論
【担当】黒須 朱莉
■授業概要
2011年にスポーツに関する施策の基本事項を定めた法律「スポーツ基本法」が公布、施行された。その前文の冒頭には「スポーツは、世界共通
の人類の文化である」と明記されている。本講義はまず「世界共通の人類の文化」としてのスポーツを、スポーツ史の視点から理解する。次に、
現代の多様で新しいスポーツの捉え方や関わり方に目を向けていくことによって、文化としてのスポーツの問題と可能性を多角的な視点から捉え、
考えていく。
■到達目標
・スポーツ文化の基礎的な知識を習得し、重要な概念や用語について説明することができる。
・時間内での課題達成に向けて他者と協力・協働することができる。
■講義計画
第9回:グローバリゼーションとスポーツ
第1回:オリエンテーション(スポーツ文化と歴史性)
(マス)メディアとスポーツの関係を中心に、現代のスポーツの特徴
講義の目標、内容、方法、評価の説明
学習課題:自分のスポーツ経験、競技歴、関心について纏める。
を理解する。
第2回:文化としてのスポーツ概論
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
スポーツ文化を捉えていくための枠組みを理解する。
第10回:ポストモダンのスポーツ
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
近代スポーツの問題点を理解するとともに、多様なスポーツの在り
第3回:古代・中世のスポーツ
方や捉え方を理解する。
古代ギリシャ・ローマ、中世における「スポーツ」の特徴や時代性
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
を理解する。
第11回:アダプティットスポーツ
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
近代スポーツを相対化するアダプティットスポーツとしての障害者
第4回:近代スポーツの誕生と特徴
スポーツについて理解する。
競技スポーツの原理を形成した近代イギリスで誕生したスポーツの
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
特徴や時代性を理解する。
第12回:講義のまとめ/グループワークに向けた準備
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
講義のまとめから各テーマにおける要点を再確認する/第15回のグ
第5回:近代スポーツの伝播
ループ発表に向けて各自の関心や興味を整理する。
英国発祥の近代スポーツがどのようにして国外地域に伝播したのか
学習課題:授業全体の内容を再整理し、理解が不十分な点を復習し
て理解しておく。
理解する。
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
第13回:各グループのテーマ選定と調査(グループワーク)
第6回:文化としてのスポーツ比較
講義内容を踏まえて各グループで「新しいスポーツ」を考案する。
スポーツがイギリスのパブリックスクールで大英帝国の指導者養成
学習課題:第14回でプレゼンの最終準備ができるように作業を進め
る。
のために誕生することを理解する。
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
第14回:プレゼンテーションの準備(グループワーク)
第7回:日本におけるスポーツ受容と変容
各グループで第15回に向けたプレゼンテーションの準備をする。
日本へスポーツの導入が武道の近代化をもたらしたことを理解する。
学習課題:グループワークへの取り組みをグループ内で自己/他己
評価する。
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
第8回:なにわのスポーツの普及
第15回:グループ発表
なにわのスポーツの普及と発展について理解する。
各グループの考案した「スポーツ」についてプレゼンテーションを
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
する。評価項目に従いプレゼンテーションの自己/他己評価をする。
学習課題:グループワークの振り返りをして反省点を纏める。
■評価方法
・小レポート:6点×10=60点
・グループワークへの取り組み:調査内容 10点×2/プレゼンテーション技術 10点/発表内容 10点 =40点
■教科書
指定しない。適宜プリントで触れる。
■参考書
・井上俊・菊幸一編著『よくわかるスポーツ文化論』ミネルヴァ書房、2012年。
・新井博・榊原浩晃編著『スポーツの歴史と文化』道和書院、2013年。
■履修上の注意事項
・座席指定。
■受講生へのメッセージ
・スポーツ大学の学生として必要なスポーツに関する教養を身に付けよう。
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2016/04/22
10:29:00
スポーツ法学
【担当】新井 喜代加
■授業概要
スポーツと法は密接な関係にあり、とりわけスポーツが高度化と大衆化という二極化に進展している現代において、その関係はより広く、より深
くなっています。これに伴い、スポーツに関する法は増加・多様化しており、スポーツ法学の対象も多岐に渡ります。本講義では、スポーツ振興
法、スポーツ基本法などスポーツ振興に関わる基本的課題をはじめ、ドーピング、暴力・体罰に関わる現代的課題、さらにスポーツ事故の法的責
任など、スポーツ法が関わるテーマを取り上げて検討します。受講生には、この授業を通して、スポーツと法の関係やスポーツが直面している法
的問題について理解を深めてもらいたいと思います。
■到達目標
1.スポーツに関する法について学び、スポーツと法との関わりを認識できる。
2.スポーツと法に関する問題・課題の内容について理解を深め、スポーツに関する問題・課題を法的視点から捉えることができる。
3.スポーツ法学的思考を磨き、実際に周囲で生じている問題を法的側面から検討することができる。
■講義計画
第1回:ガイダンス・法学とは
授業のねらい、授業内容、評価方法、留意点等の説明
学習課題:予習:『スポーツ六法』の「序説」と「1 スポーツの基本
法」【解説】を理解する。
第2回:スポーツ法の体系
スポーツ国家法、スポーツ固有法、スポーツ国際法
学習課題:予習:『スポーツ六法』の「1 スポーツの基本法」【解説】
と「2 スポーツの行政と政策」【解説】を理解する。
第3回:スポーツ振興と法―基本的な情報の確認―
スポーツ振興法、スポーツ基本法、諸外国のスポーツ振興に関する
法
学習課題:予習:『スポーツ六法』の「1 スポーツの基本法」【解説】
と「2 スポーツの行政と政策」【解説】を理解する。
復習:授業内容を理解する。
第4回:スポーツ振興と法―ワークシートの作成―
スポーツ振興法及びスポーツ基本法に関するワークシートを作成し、
それをもとに討議する。
学習課題:予習:スポーツ振興法及びスポーツ基本法について理解
を深める。
第5回:ドーピングと法―基本的な情報の確認―
世界アンチ・ドーピング条約、世界アンチ・ドーピング機構、日本
アンチ・ドーピング機構
学習課題:予習:『スポーツ六法』の「1 スポーツの基本法」【解説】
を理解する。
復習:授業内容を理解する。
第6回:ドーピングと法―ワークシートの作成―
ドーピングに関する判例の内容を理解し、ワークシートを作成し、
それをもとに討議する。
学習課題:予習:ドーピングについて理解を深める。
第7回:暴力・体罰とスポーツ法―基本的な情報の確認―
懲戒権、公務員上の責任、民事責任、刑事責任
学習課題:予習:『スポーツ六法』の「9 スポーツ事故」【解説】を
理解する。
復習:授業内容を理解する。
第8回:暴力・体罰とスポーツ法―ペアワーク及びプレゼンテーショ
ン―
ペアごとにテーマを設定し、スポーツ指導に資するレポートを作成
し、プレゼンテーションする。
学習課題:予習:スポーツにおける暴力・体罰について理解を深める。
第9回:スポーツ事故と法的責任
道義的責任、法的責任、スポーツ指導者・管理者の注意義務
学習課題:予習:『スポーツ六法』の「9 スポーツ事故」【解説】を
理解する。
復習:授業内容を理解する。
第10回:スポーツ事故と免責
法的責任の減免、免責同意書
学習課題:予習:
『スポーツ六法』の「12 スポーツの安全管理」
【解説】
を理解する。
復習:授業内容を理解する。
第11回:スポーツのリスクマネジメント―基本的な情報の確認―
スポーツのリスクマネジメント、スポーツの安全管理、スポーツ判
例研究
学習課題:予習:
『スポーツ六法』の「12 スポーツの安全管理」
【解説】
と「14 資料編」の「(1)スポーツ事故判例」を理解する。
復習:関心をもった事故判例について理解を深める。
第12回:スポーツのリスクマネジメント―グループワーク―
グループごとに検討するスポーツ判例を選択する。
学習課題:予習:
『スポーツ六法』の「12 スポーツの安全管理」
【解説】
と「14 資料編」の「(1)スポーツ事故判例」を理解する。
復習:関心をもった事故判例について理解を深める。
第13回:スポーツのリスクマネジメント―進捗状況の報告―
グループごとにスポーツ判例の内容を理解し、スポーツのリスクマ
ネジメントの観点から評釈を考え、進捗状況を報告する。
学習課題:予習:
『スポーツ六法』の「12 スポーツの安全管理」
【解説】
と「14 資料編」の「(1)スポーツ事故判例」を理解する。
復習:関心をもった事故判例について理解を深める。
第14回:スポーツのリスクマネジメント―プレゼンテーションの準
備―
グループごとにスポーツ判例の内容を理解し、スポーツのリスクマ
ネジメントの観点から評釈を考え、パワーポイントのスライドを準
備する。
学習課題:予習:
『スポーツ六法』の「12 スポーツの安全管理」
【解説】
と「14 資料編」の「(1)スポーツ事故判例」を理解する。
復習:関心をもった事故判例について理解を深める。
第15回:スポーツのリスクマネジメント―プレゼンテーション―
グループごとにスポーツ判例の内容を理解し、スポーツのリスクマ
ネジメントの観点から評釈を考え、パワーポイントのスライドを準
備し、プレゼンテーションする。
学習課題:予習:
『スポーツ六法』の「12 スポーツの安全管理」
【解説】
と「14 資料編」の「(1)スポーツ事故判例」を理解する。
復習:関心をもった事故判例について理解を深める。
■評価方法
各講義で出題された課題レポート(50%)
グループごとの課題レポート(50%)
■教科書
小笠原正 他(編著)『スポーツ六法2015』信山社、2015年
■参考書
小笠原正・諏訪伸夫(編著)『体育・部活のリスクマネジメント』信山社、2014年
小笠原正(監修)『導入対話によるスポーツ法学 第2版』不磨書房、2007年
小笠原正・諏訪伸夫(編著)『スポーツのリスクマネジメント』ぎょうせい、2009年
■履修上の注意事項
法学の知識がなくても問題ありません。
■受講生へのメッセージ
自己のスポーツ経験をもとに、積極的に討論に参加していただきたい。
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2016/04/22
10:29:00
スポーツボランティア実習
【担当】豊田 則成
■授業概要
本授業は、様々なスポーツ現場においてニーズの高い「スポーツボランティア」としての個々の能力を向上させることをねらいとし、実習形式で
開講される。そもそもスポーツボランティア活動に参加すること自体は非常に骨の折れる作業であることに相違はない。しかしながら、他者に対
する援助的活動を通じて、個人には内面の肯定的な変容を期待することができる。そこには、スポーツへの関わり方のシフト、すなわち、スポー
ツを「する」から「ささえる」への価値拡大を期待することができる。
■到達目標
1)スポーツ現場にボランティアとして参入することで、スポーツを「支える」ことの意味を見出すことが出来る
2)事前指導により、現場に参入する前の心構えについて学ぶ機会を得ることができる
3)事後指導により、スポーツボランティアでの経験を日常生活へ汎化することができる
■講義計画
第1回:事前研修①:オリエンテーション(スポーツボランティア
手帳の説明)
スポーツボランティア手帳の活用方法を中心に解説し、スポーツボ
ランティアに求められる心構えについて理解を深める。
学習課題:スポーツボランティア実習先を想定し、イメージを持っ
ておくことが望ましい。
第2回:事前研修②:スポーツボランティアに求められるもの
スポーツボランティアが現場で活動するために求められることを体
系的に整理し、解説する。
学習課題:スポーツボランティア手帳を熟読し、実際の活動へ向け
ての準備を重ねることが求められる。
第3回:実習(スポーツボランティア手帳に定められたスポーツ団
体で計24時間の実習を行う)
スポーツボランティア実習先での活動
学習課題:スポーツボランティア手帳への実習記録と詳しく記入する。
第4回:実習(スポーツボランティア手帳に定められたスポーツ団
体で計24時間の実習を行う)
スポーツボランティア実習先での活動
学習課題:スポーツボランティア手帳への実習記録と詳しく記入する。
第5回:実習(スポーツボランティア手帳に定められたスポーツ団
体で計24時間の実習を行う)
スポーツボランティア実習先での活動
学習課題:スポーツボランティア手帳への実習記録と詳しく記入する。
第6回:実習(スポーツボランティア手帳に定められたスポーツ団
体で計24時間の実習を行う)
スポーツボランティア実習先での活動
学習課題:スポーツボランティア手帳への実習記録と詳しく記入する。
第7回:実習(スポーツボランティア手帳に定められたスポーツ団
体で計24時間の実習を行う)
スポーツボランティア実習先での活動
学習課題:スポーツボランティア手帳への実習記録と詳しく記入する。
第8回:実習(スポーツボランティア手帳に定められたスポーツ団
体で計24時間の実習を行う)
スポーツボランティア実習先での活動
学習課題:スポーツボランティア手帳への実習記録と詳しく記入する。
第9回:実習(スポーツボランティア手帳に定められたスポーツ団
体で計24時間の実習を行う)
スポーツボランティア実習先での活動
学習課題:スポーツボランティア手帳への実習記録と詳しく記入する。
第10回:実習(スポーツボランティア手帳に定められたスポーツ団
体で計24時間の実習を行う)
スポーツボランティア実習先での活動
学習課題:スポーツボランティア手帳への実習記録と詳しく記入する。
第11回:実習(スポーツボランティア手帳に定められたスポーツ団
体で計24時間の実習を行う)
スポーツボランティア実習先での活動
学習課題:スポーツボランティア手帳への実習記録と詳しく記入する。
第12回:実習(スポーツボランティア手帳に定められたスポーツ団
体で計24時間の実習を行う)
スポーツボランティア実習先での活動
学習課題:スポーツボランティア手帳への実習記録と詳しく記入する。
第13回:事後研修①:活動成果報告書の作成
スポーツボランティア手帳の記録をもとに、
活動成果報告書を作成する。
学習課題:スポーツボランティアで何を学んだのかについて予めま
とめておくことが望まれる。
第14回:事後研修②:活動成果報告会の開催
スポーツボランティア実習で何を学んだのかについての報告会を開
催し、情報を共有する。
学習課題:スポーツボランティアで何を学んだのかについて予めま
とめておくことが望まれる。
第15回:まとめ
授業のまとめとして、今後のスポーツボランティア活動の課題を整
理し、発展継承可能な課題をまとめる。
学習課題:スポーツボランティアで何を学んだのかについて予めま
とめておくことが望まれる。
■評価方法
事前指導20点、実習60点、事後指導20点、とし、これらを総評したものを成績評価とする。
成績評価は100点満点とし、90点以上を「A」、80点以上89点以下を「B」、70点以上79点以下を「C」、60点以上69点以下を「D」、59点以下
を「E」とし、「E」は単位認定しない。
■教科書
各時間に必要な資料等を準備し、配布する。
■参考書
各時間に必要な文献等を準備し、配布する。
■履修上の注意事項
実習に際しては、事前および事後指導へ必ず参加すること。また、スポーツボランティア手帳を必ず持ち歩くこと。
スポーツボランティアが活躍できる現場は沢山存在する。
しかし、スポーツボランティアとしての心構えが整っていないがために、実習の成果が半減する者を予想される。
スポーツ学の基礎を学習しているからこそ、スポーツフィールドでのボランティア活動は有益となる。
スポーツボランティアは、スポーツ学を学んだ者のいわば総決算ともいうべき取り組みでもある。
ボランティは、他人のために働くことで、自己を深めていくことになる。
真摯な態度で履修してほしい。
■受講生へのメッセージ
本授業は、各スポーツ団体でのスポーツボランティア体験だけでなく、事前・事後の研修を含めた単位認定となります。また、スポーツボランティ
ア体験先も、スポーツボランティア手帳に定める以外は実習先として認定しません。実習の流れを充分理解し、担当教員による実質的な指導を
予め受けておくこと。
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2016/04/22
10:29:01
スポーツ学入門Ⅰ(総論)
【担当】学部長/他
■授業概要
本学における「スポーツ学部」のベースとなっている「スポーツ学」について、そして「各コースに位置付けられたスポーツの特徴」について、
その基本的な理念を学習する。また本学においてスポーツ学を学ぶために欠かせない学園の「建学の精神」や本学の「理念・目的」について理解
した上で、大学での学びのルールについても学習する。
■到達目標
スポーツ学とは何なのか、体育とスポーツの違いが何か説明できる。
各種スポーツの観点について理解し、学部共通科目、学科共通科目を学習する基盤を持つ。
大学での学びや生活についてのルール、マナーを理解し、身につける。
■講義計画
第1回:オリエンテーション(学部長、教務委員長)、スポーツ学の
第8回:スポーツ学(トレーニング・健康)
学び方概説
トレーニングと健康の観点からスポーツを概説する
授業ガイダンス、1年次末に行われるコース選択、2年次末にチェッ
第9回:スポーツ学(学校スポーツ)
クされる進級ルールについて説明する
学校スポーツの観点からスポーツを概説する
大学での学び方、スポーツ学の学び方について説明する
第10回:スポーツ学(スポーツビジネス)
第2回:建学の精神とスポーツ(学長)
スポーツビジネスの観点からスポーツを概説する
大阪成蹊学園の建学の精神を理解する
第11回:スポーツ学(スポーツ情報戦略)
建学の精神の観点からスポーツ、スポーツ学をみる
スポーツにおける情報戦略について概説する
第3回:スポーツ学とは(学部長)、大学でのルールとマナー(学生
第12回:スポーツと健康(保健センター)
委員長)
本学が目標として掲げている『タバコの無いキャンパス』の説明と
体育とスポーツ、スポーツ文化、スポーツ学とはについて概説する
禁煙教育の観点からスポーツと健康について概説する
BSSC教育の特徴、BSSCの目指す人物像について学部長から説明する
第13回:スポーツの社会貢献(スポーツ開発支援センター長)
大学生として知るべきルール、マナーについて学生委員長から説明する
スポーツ開発支援センターで地域との連携の下重点的に取り組んで
第4回:スポーツ学(野外スポーツ)
いる「びわスポキッズプログラム」ならびに公開講座として行ってい
野外スポーツの観点から、スポーツについて概説する
るスポーツプログラムについてスポーツ学を知る観点から紹介する
第5回:スポーツ学(コーチング)
第14回:キャリア教育(就職委員長)
スポーツコーチングの観点から、スポーツについて概説する
3年後に待ちうける就職活動へつなぐキャリア教育の第一歩として、
第6回:スポーツ学(スポーツと環境、学長)
卒業生の就職活動体験談を聞く
地域の自然とスポーツを生かした地域創生など、今後の新しいスポー
第15回:まとめ(特別講義を含む、学部長)
ツ学の発展の可能性について学ぶ
多岐にわたるスポーツの可能性と観点を理解し、自己の志向性を拡
第7回:スポーツ学(地域スポーツ)
張するための柔軟な発想を養う
地域スポーツの観点からスポーツを概説する
■評価方法
小レポート50点、最終レポート50点
■教科書
「スポーツ学のすすめ」びわこ成蹊スポーツ大学編(2008、大修館書店)
■履修上の注意事項
※ 本講義の単位修得がなされないと、2年次からのコース所属と、3年次以降のコース専門科目の履修が認められなくなります。
■受講生へのメッセージ
この授業は3年生に進級する際の進級ルールに必要になる授業です。びわこ成蹊スポーツ大学で学びを深める際に必要な様々な基礎となる内容
が含められています。
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2016/04/22
10:29:01
スポーツ学入門Ⅱ(各論)
【担当】学部長/他
■授業概要
この授業は、本学における「スポーツ学科各コース」に関する教育研究の入門的な授業である。現代社会におけるコースの特徴に基づいたスポー
ツの位置づけを、コースを超えてクロスオーバーさせて理解させることを目的とし、全コース教員のそれぞれの専門的立場から、各コースにおけ
るスポーツの課題や問題点・現代的動向とトピックなどをテーマとして講義する。この授業は、学生が今後専門分野の絞り込みに向けた自己の学
問的指向性の明確化を図る糸口となる役割も担う。
■到達目標
各コースの特徴を理解し、各自の研究分野・志向を明確にし、専門的な研究の準備を始めることができる。
■講義計画
第1回:学科・コースガイダンス
総論:各コースの特徴を概説し次回からの各論の展開に向け、概念
の理解と相互の関連について解説する。また次回からの担当者とス
ケジュールについて告知する。
学習課題:教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第2回:野外スポーツの考え方
各論:野外スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第3回:野外スポーツの実践
各論:野外スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第4回:野外スポーツの研究
各論:野外スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第5回:人はなぜスポーツに取り組むのか、地域コミニティにおけ
るスポーツの役割
各論:地域スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第6回:生涯スポーツの考え方
各論:地域スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第7回:年齢に応じた生涯スポーツ
各論:地域スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第8回:
「障害」と「スポーツ」
各論:地域スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第9回:生涯スポーツと体操
各論:地域スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶⓪回:教育現場における運動指導とは
各論:学校スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❶回:保健体育教員と学校における役割
各論:学校スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❷回:運動学と体操競技
各論:学校スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❸回:保健の授業づくり
各論:学校スポーツの見地から、研究動向を概説し、スポーツ現場
での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❹回:健康づくりのトレーニング
各論:トレーニングや健康スポーツの見地から、研究動向を概説し、
スポーツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❺回:アスリート支援におけるトレーニングと医科学の役割
各論:トレーニングや健康スポーツの見地から、研究動向を概説し、
スポーツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❻回:食事から始まるアスリートの体作り
各論:トレーニングや健康スポーツの見地から、研究動向を概説し、
スポーツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❼回:運動ストレスとリカバリー
各論:トレーニングや健康スポーツの見地から、研究動向を概説し、
スポーツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❽回:スポーツにおけるコーチングとは
各論:スポーツコーチングの見地から、研究動向を概説し、スポー
ツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❶❾回:コーチングの理論
各論:スポーツコーチングの見地から、研究動向を概説し、スポー
ツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷⓪回:コーチングの実際
各論:スポーツコーチングの見地から、研究動向を概説し、スポー
ツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❶回:アスリートのコーチング
各論:スポーツコーチングの見地から、研究動向を概説し、スポー
ツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❷回:スポーツにおけるコーチングの現状と課題
各論:スポーツコーチングの見地から、研究動向を概説し、スポー
ツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❸回:パフォーマンス分析ことはじめ
各論:スポーツ情報戦略の見地から、研究動向を概説し、スポーツ
現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❹回:スポーツバイオメカニクスを用いた情報分析
各論:スポーツ情報戦略見地から、研究動向を概説し、スポーツ現
場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❺回:情報の収集とフィードバック
各論:スポーツ情報戦略の見地から、研究動向を概説し、スポーツ
現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❻回:スポーツマーケティング
各論:スポーツビジネスおよびマネジメントの見地から、研究動向
を概説し、スポーツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❼回:スポーツジャーナリズム
各論:スポーツビジネスおよびマネジメントの見地から、研究動向
を概説し、スポーツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❽回:スポーツ需要とスポーツ市場
各論:スポーツビジネスおよびマネジメントの見地から、研究動向
を概説し、スポーツ現場での最新の活用を提案する。
学習課題:スケジュールに従って担当教員の研究領域について、
「ス
ポーツ学のすすめ」を用いて予習する。
教員からレポートが課され指定期限内に提出を求める。
第❷❾回:その他のスポーツ関連分野に関する各論(特別講義)
本学客員教授による特別講義を聞き、コース関連分野の新たな知見
や取り組みについて学ぶ。
学習課題:スケジュールに従って教員からレポートが課され指定期
限内に提出を求める。
第❸⓪回:まとめ
すべての講義を受け全体を振り返り、自身の学問的志向性をまとめる。
コース選択の手続きについて確認し、コース選択を行う。
■評価方法
小レポート50点、最終レポート50点
■教科書
「スポーツ学のすすめ」
■履修上の注意事項
この授業の成績は、自身が2年次から所属するコース選択のためにとても重要な講義となります。
毎時登壇される教員の専門分野にも目を向け、自身の研究テーマ設定のヒントにもなります。
※本講義の単位修得がなされないと、2年からのコースへの所属と、3年次以降のコース専門科目の履修が認められなくなります。
■受講生へのメッセージ
積極的に授業に参加しましょう。遅刻、欠席は厳禁です。
各教員の専門分野の講義を受けることで、
「さまざまなスポーツ」の知見を広げてください。
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2016/04/22
10:29:01
スポーツ学研究法
【担当】学部長/他
■授業概要
本授業では、卒業研究を遂行する上で知っておくべきリサーチリテラシー(論理的思考を含む)について学ぶ。特に、スポーツを対象とした研究
方法を包括的に学ぶ。具体的には、7つのコース(学校スポーツコース、地域スポーツコース、野外スポーツコース、コーチングコース、トレー
ニング・健康コース、スポーツビジネスコース、スポーツ情報戦略コース)における実際的な研究に触れ、
「スポーツ学研究を実践して行く上で
の方法論について学ぶ。
■到達目標
本授業は、下記のような到達目標を設定している。
1)スポーツ学研究の企画(問いの立て方、研究計画)の仕方を知る
2)スポーツ学研究の運営(実験・調査など)の仕方を知る
3)スポーツ学研究の報告書(論文・レポート)の作成の仕方を知る
4)スポーツ学研究の研究発表(プレゼンテーション)の仕方を知る
また、上記の知識を学習し、卒業論文中間発表会に参加する機会を設け、卒業研究の実際に触れる機会を設ける。
■講義計画
第1回:スポーツ学研究のすすめ(オリエンテーションとスポーツ
情報戦略領域)
本授業の進め方についてのオリエンテーションを行う。特に、7つ
のコース(学校スポーツ、地域スポーツ、野外スポーツ、コーチング、
トレーニング・健康、スポーツビジネス、スポーツ情報戦略)の特
徴に触れ、各コースに関連した研究方法を概観する。
学習課題:本授業は、卒業研究の遂行に向けた基礎的知識を提供す
ることから、自身の関心のあるスポーツ学領域に関する
著書を、予め通読しておくことが望ましい。
第2回:コーチング分野の研究の現状と課題
コーチングに関わる様々な研究に触れ、コーチング分野の多岐にわ
たる研究領域を理解しながら、自身の志向する研究の方向性を検討
する。
学習課題:コーチングに関わる様々な先行研究(論文・文献等)を読む。
第3回:指導実践に関わる事例研究について
コーチング分野における指導実践について扱った事例研究を取り上
げ、その研究意義や研究法について学ぶとともに、自身の志向する
研究の方向性を検討する。
学習課題:コーチングに関わる様々な先行研究(論文・文献等)を読む。
第4回:観察的研究について
学習者の動きの観察、授業評価の例を解説する。
学習課題:復習をして、授業で学習したキーワードについて整理す
ること
第5回:運動発生の事例的研究について
他の研究領域との違いを明確にし、学習者あるいは自身が発生させ
た運動を、論理的に、文章として書き出していくことを目指す。
学習課題:復習をして、授業で学習したキーワードについて整理す
ること
第6回:社会調査系の研究について
社会調査系の研究を遂行するにあたって、どのような課題を解決し
なければならないのかについて理解する。先行研究を紹介し、具体
的な研究イメージを把握することを目指す。
学習課題:授業中に提示されるキーワードについて、事前に調べて
おくことが望ましい。
第7回:量的な研究について
母集団を想定した大多数のサンプリングを通じて、統計処理を行い、
有意傾向を探ることによって有益な知見を導き出す方法を学ぶ。
学習課題:授業中に提示されるキーワードについて、事前に調べて
おくこと。
第8回:地域スポーツ研究における量的研究法
地域における各種スポーツ課題の抽出、分析を目的としたアンケー
ト調査、意識調査等の実際について概説する。
学習課題:授業中に提示されるキーワードについて、事前に調べて
おくこと。
第9回:地域スポーツ研究における質的研究法
地域における各種スポーツ課題の抽出、および研究における仮説設
定を目的としたインタビュー調査の実際について概説する。
学習課題:授業中に提示されるキーワードについて、事前に調べて
おくこと。
第10回:トレーニング・健康に関する研究テーマの探索
トレーニング・健康に関する過去の報告から研究領域を理解し、自
身の興味あるテーマに関して研究テーマを設定する。
学習課題:医学、生理学、栄養学などの先行研究を、予め読んでお
くと良い。
第11回:応用科学系(医学・生理学・栄養学など)研究遂行に必要
な知識と手法
トレーニング・健康に関する研究を遂行するために必要な手法(器
具の使用、データの解析方法など)を学び、自身の研究テーマにつ
いて具体的なイメージを持つ。
学習課題:医学、生理学、栄養学などの先行研究を、予め読んでお
くと良い。
第12回:野外スポーツ研究の概観
野外スポーツの分野における様々な研究に触れ、どのような成果が
得られているかを理解する。
自身の3大実習の体験と照らし合わし、理解を深める。
学習課題:自身の3大実習の体験について、客観的にふりかえり、
研究課題を考える。
第13回:野外スポーツ研究の実際
前回の野外スポーツ研究の概観から、実際に用いられている研究方
法に着目し、研究テーマに即した方法の活用について理解する。自
身の考えるテーマに適した研究方法について考える。
学習課題:これまでの授業で学習した研究方法について復習してお
く。
第14回:
「研究の問い」の立て方
研究をスタートするにあたって、
スポーツ領域における「素朴な疑問」
を抱くことは大切なことである。その「素朴な疑問」を学術的貢献
へと加工していくためには、一定レベルの論理的思考と課題を解決
することのできる方法論を熟知しておく必要がある。本授業は、そ
のため実現のために、
「研究の問い」の立て方にについて解説する。
学習課題:リサーチリテラシーにおいて「研究の問い」を立てるこ
とは、研究遂行上、非常に重要な位置を占めることから、
普段のスポーツ生活の中で疑問に感じることや、不思議
に感じることなど、
「素朴な疑問」を抱くことが肝心とな
る。
第15回:本授業のまとめ
本授業は、各コースにおけるスポーツ学研究の具体的例示から、研
究法について理解を深めてきた。本授業の集大成として、自身が関
心を有する研究テーマを取り上げ、略式的な研究計画書をレポート
として作成する。これを本授業の最終レポートとする。
学習課題:これまでの授業で学んだ内容をノートにまとめ、予め、
これを概観しておくと良い。
■評価方法
各授業で課される課題(50%)と最終レポート課題(50%)を評価する。
評価は100点満点とし、90点以上を「A」
、80点以上89点以下を「B」
、70点以上79点以下を「C」
、60点以上69点以下を「D」
、59点以下を「E」
とし、
「E」は単位認定しない。特に、最終レポート課題の未提出者は「履修放棄」とみなし、
「E」扱いとする。
■教科書
各時間に必要な資料等を準備し、配布する。
■参考書
各時間に必要な資料等を準備し、配布する。
■履修上の注意事項
本授業の進め方や各時間の担当教員については、第1回目のオリエンテーションで詳しく説明をします。
各コースにおいて卒業研究を進めるうえでの留意点についても説明があります。
■受講生へのメッセージ
本授業は、学習の集大成である卒業研究を進めていく上で、重要な知識・情報を学習します。特に、研究方法、文献や資料の整理の仕方、実験・
調査の運営、
分析方法、
論文のまとめ方など、
卒業研究を進める上で、
修得しておかねばならない内容ばかりです。*本授業は、
毎時間、
マインドマッ
プでのノートテイクを行いますので、12色以上のサインペンもしくは色鉛筆を必ず持参してください。
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2016/04/22
10:29:01
スポーツ指導論
【担当】北村 哲
■授業概要
スポーツの指導者はスポーツを「安全」に、
「正しく」
「
、楽しく」指導し、
スポーツの本質的な「楽しさ」や「素晴らしさ」を伝えることが大切である(日
体育協会)
。本授業では、スポーツ指導者としての役割や心得について理解するとともに、スポーツ指導の際に必要となる「スポーツ技術」
、
「運
動観察」
、
「運動学習」
、
「スポーツ戦術」
、
「トレーニング計画の原理と方法」等の基本的理論についての概論を学習し、スポーツ指導の実践に役立
てられる知見を身につける。
■到達目標
履修者はこのコースを受講後、以下に示した事項への到達が必要がある。
1.スポーツ指導者の役割、心得について理解し、説明できる。
2.スポーツ指導の際に必要となる基本的理論について理解し、説明できる。
3.学習した内容を実際のスポーツ現場で活用できる。
■講義計画
第1回:スポーツ指導とは
本授業におけるスポーツ指導論の外観、位置づけについて理解する。
本授業で取り上げる「スポーツ」とは何か考える。
学習課題:授業後に配布資料や記録したノートをよく読み、復習す
ること
第2回:スポーツの指導に必要な観念
スポーツ指導、コーチング、ティーチングの概念、スポーツ指導の
歴史的変遷および形態、指導者の役割・関わり方(クラブのコーチ、
課外活動の顧問、学校における保健体育の授業時におけるスポーツ
指導等)について理解する。
学習課題:授業後に配布資料や記録したノートをよく読み、復習す
ること
第3回:スポーツ指導に関する資格や制度について
スポーツ指導に関する資格や制度について、国内の資格制度や海外
の資格制度について理解するとともに、スポーツ指導者の現状と今
後のあり方について考える
学習課題:1年次に運動学概論を履修した者はの内容について復習
しておくこと
授業後に配布資料や記録したノートをよく読み、復習すること
第4回:スポーツの技術の理解
スポーツ技術、運動技術について、その構造や特徴について理解する。
学習課題:1年次に運動学概論を履修した者はの内容について復習
しておくこと
授業後に配布資料や記録したノートをよく読み、復習すること
第5回:スポーツ技術の指導について
技術トレーニングの原理と方法について理解する。
学習課題:授業後に配布資料や記録したノートをよく読み、復習す
ること
第6回:スポーツにおける運動、技術の観察評価について 運動学
的視点から
スポーツにおける運動や技術を観察し評価するための基礎的知見に
ついて運動学的視点から理解する。
学習課題:1年次に運動学概論を履修した者はの内容について復習
しておくこと
授業後に配布資料や記録したノートをよく読み、復習すること
第7回:スポーツにおける運動、技術の観察評価について 機能解剖、
体力学の視点から
スポーツにおける運動や技術を観察し評価するための基礎的知見に
ついて機能解剖、体力学の視点から理解する。
学習課題:1年次に体力トレーニング法を履修した者はの内容につ
いて復習しておくこと
授業後に配布資料や記録したノートをよく読み、復習すること
第8回:運動学習について
スポーツにおける運動や技術の学習について、学習形態や学習方法、
学習のプロセスや効果について理解する。
学習課題:授業後に配布資料や記録したノートをよく読み、復習す
ること
第9回:スポーツ戦術の指導について
スポーツ競技における戦術・戦略についての基礎知識の理解、また
その指導法について理解する
学習課題:授業後に配布資料や記録したノートをよく読み、復習す
ること
第10回:指導対象者の心理について
指導対象である学習者の心理について、性格や言語、認知といった
個人差について理解するとともに
学習課題:1年次にスポーツ心理学概論を履修した者はの内容につ
いて復習しておくこと
授業後に配布資料や記録したノートをよく読み、復習すること
第11回:個別指導とグループ指導について
個別指導やグループ指導といった指導形態の特徴と、その活用方法
について理解する。
学習課題:授業後に配布資料や記録したノートをよく読み、復習す
ること
第12回:指導者の指導哲学について
競技スポーツ、レクリエーションスポーツといった各スポーツ観に
けおける指導のあり方について、指導対象者の年代、また、人間教
育(マナー、モラル、人格)を考慮しながら理解する。
学習課題:授業後に配布資料や記録したノートをよく読み、復習す
ること
第13回:スポーツ指導の際の安全管理について
スポーツ指導の際の安全管理について理解する。
学習課題:授業後に配布資料や記録したノートをよく読み、復習す
ること
第14回:スポーツ指導におけるトレーニング計画について
トレーニング計画の原理と方法について理解し、実際に自身のスポー
ツ種目における計画を立案する。
学習課題:授業後に配布資料や記録したノートをよく読み、復習す
ること
第15回:理想のスポーツ指導とは
スポーツ指導についての考え方、実践方法について総括し、期末試
験のレビューを行うとともに、自身の理想とするスポーツ指導の在
り方について考える。
■評価方法
中間レポート 50点 期末試験 50点
A 90%以上(90点以上)
B 80%以上90%未満(80点以上90点未満)
C 70%以上80%未満(70点以上80点未満)
D 60%以上70%未満(60点以上70点未満)
E 60%未満(60点未満は単位を認定しない)
■教科書
特に指定しない。授業の中で適宜紹介する。
■参考書
公認スポーツ指導者養成テキストⅠ、Ⅱ、Ⅲ(日本体育協会)
■履修上の注意事項
授業内容について、将来スポーツ指導者になったときに活用するという考え方はもちろんのこと、現在取り組んでいる自分自身の専門種目にお
けるパフォーマンス向上のために実践することを意識し、積極的に受講すること。
授業は、運動学概論、スポーツ心理学概論、身体構造と機能、スポーツ生理学概論、体力トレーニング法など、1年次に学習した内容をもとに
展開されることから、関連する授業科目について復習しておくことが必要。
■受講生へのメッセージ
これまで学んだスポーツ実践に関わる授業科目の内容をいかに指導の際に利用しているかについて学習し、基礎的知見の活用の仕方や指導時の
ポイントについて学ぶことで、スポーツ実践の興味をより深めてください。
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2016/04/22
10:29:01
スポーツ統計学
【担当】山田 庸
■授業概要
卒業研究や課題レポート、種々の報告書で論拠(エビデンス)を示すために必要な統計解析の基礎知識を身につける。統計学の基礎を学び理論を
知るとともに、基本統計量、相関係数、t検定、χ二乗検定を理解した上で実際に適用する方法を習得する。
■到達目標
統計学の基礎知識を獲得する.
基本統計量、相関係数、t検定、χ二乗検定を理解した上で実際に適用する方法を習得する。
■講義計画
1:ガイダンス、統計学の基礎
8:t検定② 対応のあるt検定
卒業研究や課題レポート、種々の報告書では、データを統計的に検
前回に続き「t検定」を学習する。特に、グループ間で対象が同一で
定し具体的な論拠(エビデンス)を挙げて説明する必要がある。統
ある際に用いる「対応のないt検定」を学習する。
計学がどのような場面で使用されているか、実例を多数紹介しなが
9:χ二乗検定 ークロス集計表と期待値ー
ら理解を深める。統計学の基本的立場を踏まえ、その基礎理論を概
名義尺度のデータを対象に度数の差があるかを検定するχ二乗(カ
観する。
イジジョウ)検定について学習する。クロス集計表の作成手順、度数、
2:パス図と因果関係 ーモデルと分析手法の関係ー
期待値、残渣について学ぶ。
統計解析は研究調査対象となる現象の関係性を確率的に明らかにす
10:信頼性 ー再テスト信頼性、評価者間信頼性、内的一貫性ー
る。ほとんどの現象の関係性は「パス図」と呼ばれる因果関係図で
テストや測定では、測定の精度=「信頼性」が重要である。何回測っ
モデル表記が可能である。今回は、パス図の書き方(法則)を学習
ても同じであるかの程度を示す再テスト信頼性、誰が測っても同じ
した上で、実験計画法について学び、種々のスポーツ現象をモデル
であるかを示す評価者間信頼性、どの項目で測っても同じかを示す
表記することを学習する。
内的一貫性について学習する。
3:変数と尺度 ー質的データと量的データー
11:妥当性 ー内容妥当性、基準妥当性ー
計測されたデータは、質的データと量的データに大きく分類され、
テストや測定では、測りたいものをしっかり測定しているかという
さらに名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比率尺度の4つに分類される。
「妥当性」が求められる。テストが測るべき内容と合致しているかを
これらの分類ごとに適用できる統計解析手法は異なる。今回は、デー
示す内容妥当性、ある外的基準に対して測定が一致しているかを示
タの種類とその性質、適用する統計解析手法、データ計測の際のコ
す基準妥当性について学習する。
ツについて学習する。
12:アンケートの作成① ー質的データと量的データー
4:基本統計量 ー平均値と中央値ー
卒業論文や消費者の動向を探る際によく用いられるアンケート(質
集団の分布特性を示す平均値、標準偏差、最大値、最小値などの基
問紙)調査について、その種類と手法を学習する。自由記述による
本統計量について解説する。平均値の示す意味と落とし穴、平均値
非構造化アンケート、選択肢を用いる構造化アンケート、について
と中央値の違い、などについて学習する。
解説する。また、その後の解析方法を踏まえ回答者の特性を問う必
5:分散 ー正規分布と標準偏差ー
要性についても解説する。
多くの統計解析手法が前提条件とする正規分布の特性について解説
13:アンケートの作成② ー信頼性と妥当性ー
する。平均値と個々のデータの差である偏差、分布のばらつきを示
特に間隔尺度を仮定する選択肢を用いた構造化アンケートを対象に、
す分散、標準偏差について学ぶ。一般によく用いられる偏差値につ
その作成手順と解析方法を学習する。想定する因子(構成概念)と
いても解説する。
項目の数、必要なデータ数、解析手法について解説する。
6:相関係数 ー散布図、相関、単回帰分析ー
14:因子分析と構造方程式モデリング ー潜在変数と観測変数の理解ー
散布図を用いて2つの変数の関連性について学習しながら、関連性
心理学を中心に用いられる因子分析について、特に構成概念の定義
の指標である相関係数について解説する。種々のスポーツ現象から
と潜在変数および観測変数について解説する。さらに、因子分析を
データを抽出し相関係数を求める方法を学習する。さらに、単回帰
包含する構造方程式モデリングについても紹介する。
分析、回帰直線、決定係数について解説する。
15:統計解析手法のまとめ
7:t検定① 対応のないt検定
前回までに紹介した統計学の基礎と統計解析手法について復習し総
2つのグループ間に平均値の差があるかを検定する「t検定」を学習
括する。論文において、これまで学習した内容を実際に活用する方
する。特に、グループ間で対象の異なる際に用いる「対応のないt検定」
法と手順について整理する。
を学習する。
■評価方法
①各回の課題(60点):各4点×15回
②期末テスト(40点)
:学習した知識を問う期末テストを実施し評価する。資料の持ち込みは、手書き資料A 4一枚のみ可(コピー不可)とする。
■教科書
とくに使用しない.
資料を当日配布,配信する.
■参考書
スポーツの統計学 大沢清二著 朝倉書店
生活統計の基礎知識 大澤清二著 家政教育社
■受講生へのメッセージ
卒業論文で必要となる統計学の基礎知識を習得し,良い論文が書けるようになりましょう.
- -
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2016/04/22
10:29:01
器械運動Ⅰ(2011~2014年度入学生)
器械運動(2015・2016年度入学生)
【担当】仲宗根 森敦
■授業概要
この授業では、体操・器械運動の技の習得をすることによって、技の構造やつまずき、さらには安全に実施するための配慮等を学ぶことを目的と
する。特に、体操・器械運動の技の指導というものを、自らの身体で経験することによって指導する際の留意点やポイントを理解できるようにな
ることを目指すものである。
■到達目標
技能については、高等学校学習指導要領保健体育編に例示されている程度の技の習得、およびそれらの技をもとにして構成した演技の実施がで
きることを目標とする。
■講義計画
第1回:マット運動 逆位について(倒立とそのバリエーション)
倒立とその予備的課題(様々な倒立や腕で身体を支えること)につ
いて学習する。
学習課題:授業内で理解したポイントやコツなどは忘れないように
書きとめておくこと。
第2回:マット運動 前転とその発展技の練習方法について
前転とその発展技の実践を通して、その特性である「順次接触」「運
動伝導」という技術について理解を深める。
学習課題:授業内で理解したポイントやコツなどは忘れないように
書きとめておくこと。
第3回:マット運動 後転とその発展技の練習方法について
後転とその発展技の実践を通して、重要になる「回転加速」と「頭
越しの対処」を学ぶ。
学習課題:授業内で理解したポイントやコツなどは忘れないように
書きとめておくこと。
第4回:マット運動 側方倒立回転と前方倒立回転とびの練習方法
について
様々な倒立回転系の技の実践を通し、そのポイントやコツを学習する。
学習課題:授業内で理解したポイントやコツなどは忘れないように
書きとめておくこと。
第5回:マット運動 技の組み合わせと巧技系の練習方法について
マット運動の演技を構成するためのつなぎの動きや間の取り方など
を学習し、実際に演技を通してみる。
学習課題:授業内で理解したポイントやコツなどは忘れないように
書きとめておくこと。
第6回:マット運動 実技課題の達成度チェック及びまとめ
前回までに学習した内容の総まとめと、一人ずつ実際に演技を行い、
達成度をチェックする。
学習課題:授業内で理解したポイントやコツなどは忘れないように
書きとめておくこと。
授業時間内だけで課題が達成できない場合は相談に来る等をして、
練習をすること。
第7回:とび箱運動 切り返し系の技の練習方法について
開脚とび・閉脚とびといった切り返し系の技の構造を理解し、実践
する。
学習課題:授業内で理解したポイントやコツなどは忘れないように
書きとめておくこと。
第8回:とび箱運動 回転系の技の練習方法について
前方倒立回転とびなどの回転系の技の構造を理解し、実践する。
学習課題:授業内で理解したポイントやコツなどは忘れないように
書きとめておくこと。
第9回:とび箱運動 実技課題の達成度チェック及びまとめ
前回までに学習した内容の総まとめと、一人ずつ実際に演技を行い、
達成度をチェックする。
学習課題:授業内で理解したポイントやコツなどは忘れないように
書きとめておくこと。
授業時間内だけで課題が達成できない場合は相談に来る等をして、
練習をすること。
第10回:鉄棒運動 鉄棒に親しむこと(鉄棒遊びのバリエーション)
鉄棒に親しむための様々な運動を体験する。
学習課題:授業内で理解したポイントやコツなどは忘れないように
書きとめておくこと。
第11回:鉄棒運動 下り技の練習方法について
鉄棒における様々な下り技について、その構造を理解し実践する。
学習課題:授業内で理解したポイントやコツなどは忘れないように
書きとめておくこと。
第12回:鉄棒運動 前方支持回転と後方支持回転の練習方法について
前方および後方の支持回転、およびそれに似た技の学習を通し、構
造を理解する。
学習課題:授業内で理解したポイントやコツなどは忘れないように
書きとめておくこと。
第13回:鉄棒運動 足かけ回転技と足かけ上がりの練習方法について
足かけ技のバリエーションとして、上がり、前・後の回転、膝かけ
と腿かけ、片膝かけと両膝かけなのについての構造を理解する。
学習課題:授業内で理解したポイントやコツなどは忘れないように
書きとめておくこと。
第14回:鉄棒運動 懸垂振動とけ上がりの練習方法について
懸垂振動における「握り固定」「握りなおし」について実践をとおし
て理解し、またけ上がりの構造を理解し実践する。
学習課題:授業内で理解したポイントやコツなどは忘れないように
書きとめておくこと。
第15回:鉄棒運動 実技課題の達成度チェック及びまとめ
前回までに学習した内容の総まとめと、一人ずつ実際に演技を行い、
達成度をチェックする。
学習課題:授業内で理解したポイントやコツなどは忘れないように
書きとめておくこと。
授業時間内だけで課題が達成できない場合は相談に来る等をして、
練習をすること。
■評価方法
テストにより評価する。具体的には以下の通りである。
テスト(100点)
・マット運動(60点)
教員採用試験で行われる程度の内容を十分に習得し、そのコツを理解して理想的な実施を演示できる:60点
教員採用試験で行われる程度の内容を十分に習得し、演示できる:50点
教員採用試験で行われる程度の内容を十分に習得している:40点
教員採用試験で行われる程度の内容を習得している:30点
・とび箱(30点)
切り返し系及び、首はねとびを習得し、その技術を理解して理想的な実施を演示できる:30点
切り返し系及び、首はねとびを習得し、その技術を理解している:20点
・鉄棒(10点)
上がり技、支持系の技、下り技の技術を理解し、よどみなくスムーズに行える:10点
上がり技、支持系の技、下り技が行える: 5点
■教科書
特になし。必要な場合、プリント等を随時準備する。
■参考書
教師のための器械運動指導法シリーズ (金子明友 著 大修館書店)マット運動とび箱・平均台運動鉄棒運動
■履修上の注意事項
長髪の者はゴムなどで髪を縛り、運動の妨げにならないようにすること。腕時計、貴金属等は外して授業に臨むこと。
■受講生へのメッセージ
スポーツ運動においては、「怖い」と感じることによって上手くいかないという事は多々あります。この授業では器械運動の技の習得を通して、
その「怖い」に対してどうやって克服していくかを学び、運動学習というものを深く考えられる場になると思います。
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2016/04/22
10:29:02
陸上競技Ⅰ(2011~2014年度入学生)
陸上競技(2015・2016年度入学生)
【担当】渋谷 俊浩・藤林 献明
■授業概要
陸上競技は、各種スポーツ・運動の基本的な要素である「走・跳・投」の技能で構成されている。本授業では、特に①走運動を中心に、投てき種
目または跳躍種目を選択し、基礎的な実技能力を高める,②各種目の技術に関する基礎知識に触れるなどし、技術の改善とパフォーマンスの向上
との関係を体得する,③記録測定方法・審判方法・安全管理などについても学習し、陸上競技を通してさまざまなスポーツの指導に必要な資質・
能力を養うことの3点を主な目的とする。
■到達目標
1.走・投種目の基礎的実技能力を獲得する。
(目標記録を達成する)
2.各種目の競技力向上のための基礎的な理論を理解し、自己のパフォーマンス向上と指導の実践に活かす。
■講義計画
第1回:ガイダンスおよび陸上競技の特性の理解
授業の進め方および、陸上競技の特性に打ち手開設する。また、体
力トレーニング、
動き作りなどを用い、
現在の基礎的体力(走力など)
・
技術の確認を行う。
学習課題:授業の進め方および、陸上競技の特性について学習する。
配布資料・文献等で、授業内で実践する種目の基礎的知
識を獲得しておく。
第2回:100m走:短距離走の特性の理解、習得、指導法の確認
短距離走の基礎的実技能力とその理論を学習し、100m走の目標記
録突破を目指すことで、指導方法についても確認する。
学習課題:授業内で実践した内容をノートなどに記録しておく。
記録突破へ向け、授業内で指摘を受けたり、自分で気づいた課題を
練習しておく。
第3回:100m走:100m走の記録計測、競技会運営方法・審判方
法の確認
実際の競技会形式で100m走の記録を計測すると同時に、審判方法
についても確認する。
学習課題:授業内で実践した内容をノートなどに記録しておく。
記録突破へ向け、授業内で指摘を受けたり、自分で気づいた課題を
練習しておく。
第4回:ハードル走:ハードル走の特性の理解、習得、指導法の確認
ハードル走の基礎的実技能力とその理論を学習し、目標記録突破を
目指すことで、指導方法についても確認する。
学習課題:授業内で実践した内容をノートなどに記録しておく。
記録突破へ向け、授業内で指摘を受けたり、自分で気づいた課題を
練習しておく。
第5回:ハードル走:ハードル走の技術・指導法の確認
ハードル走の技術とその理論を学習し、目標記録突破を目指すこと
で、指導方法についても確認する。
学習課題:授業内で実践した内容をノートなどに記録しておく。
記録突破へ向け、授業内で指摘を受けたり、自分で気づいた課題を
練習しておく。
第6回:ハードル走:ハードル走の記録計測、競技会運営方法・審
判方法の確認
実際の競技会形式で100mハードル走の記録を計測すると同時に、
審判方法についても確認する。
学習課題:各自の競技力を把握しておく。
再チャレンジへ向け、達成できなかった課題を練習しておく。
第7回:リレー:リレーの特性の理解、習得、指導法の確認
リレーの基礎的実技能力とその理論を学習することに加え、指導方
法についても確認する。
学習課題:授業内で実践した内容をノートなどに記録しておく。
記録突破へ向け、授業内で指摘を受けたり、自分で気づいた課題を
練習しておく。
第8回:リレー:リレーの記録計測、競技会運営方法・審判方法の確認
実際の競技会形式でリレーの記録を計測すると同時に、審判方法に
ついても確認する。
学習課題:授業内で実践した内容をノートなどに記録しておく。
記録突破へ向け、授業内で指摘を受けたり、自分で気づいた課題を
練習しておく。
第9回:走幅跳:走幅跳の特性の理解、助走技術の理解・習得、指
導法の確認
走幅跳の基礎的実技能力とその理論および助走技術を学習し、目標
記録突破を目指すことで、指導方法についても確認する。
学習課題:授業内で実践した内容をノートなどに記録しておく。
記録突破へ向け、授業内で指摘を受けたり、自分で気づいた課題を
練習しておく。
第10回:走幅跳:走幅跳の跳躍技術の理解
走幅跳の基礎的実技能力とその理論および跳躍技術を学習し、目標
記録突破を目指すことで、指導方法についても確認する。
学習課題:各自の競技力を把握しておく。
再チャレンジへ向け、達成できなかった課題を練習しておく。
第11回:走高跳:走高跳の特性の理解、助走・跳躍技術の理解・習得、
指導法の確認
走高跳の基礎的実技能力とその理論および助走・跳躍技術を学習し、
目標記録突破を目指すことで、指導方法についても確認する。
学習課題:授業内で実践した内容をノートなどに記録しておく。
記録突破へ向け、授業内で指摘を受けたり、自分で気づいた課題を
練習しておく。
第12回:跳躍種目の記録測定:走幅跳/走高跳の記録計測、競技会運
営方法・審判方法の確認
実際の競技会形式で走幅跳/走高跳の記録を計測すると同時に、審判
方法についても確認する。
学習課題:授業内で実践した内容をノートなどに記録しておく。
記録突破へ向け、授業内で指摘を受けたり、自分で気づいた課題を
練習しておく。
第13回:投てき:投てき種目の特性の理解、習得、指導法の確認
当為的種目の基礎的実技能力とその理論を学習し、目標記録突破を
目指すことで、指導方法についても確認する。
学習課題:授業内で実践した内容をノートなどに記録しておく。
記録突破へ向け、授業内で指摘を受けたり、自分で気づいた課題を
練習しておく。
第14回:投てき:ターボジャブの記録計測、競技会運営方法・審判
方法の確認
実際の競技会形式でターボジャブの記録を計測すると同時に、審判
方法についても確認する。
学習課題:授業内で実践した内容をノートなどに記録しておく。各
自の競技力を把握しておく。
各種目において、授業内で指摘を受けたり、達成できなかった課題
を練習しておく。
第15回:達成度チェックおよびまとめ
各種目の達成度チェックを含め、競技会運営方法・審判方法の確認、
および本授業の総括を行う。
学習課題:配布資料・ノートなどをまとめ、自身の競技力の状況を
把握しておく。
指示されたレポート等を作成する。
■評価方法
○実技課題ごとの達成度(80点)と期末レポート(20点)の合計100点で評価する。
1)課題達成度の得点の基準は以下とする。目標記録等の詳細は授業内で告知する。
・80点:目標記録を突破し、特に優れた記録を達成している。
・65点:目標記録を突破し、優れた記録を達成している。
・50点:目標記録を突破している。
2)期末レポートの得点の基準は以下とする。
・20点:各種目の特性や技術を理解し、記録向上のポイントおよびその指導法について記述されている。
・15点:各種目の特性や技術を理解し、自身の課題や改善点とその解決策が記述されている。
■教科書
使用しない。必要に応じて資料を配布する。
■参考書
「陸上競技ルールブック」日本陸上競技連盟(あい出版)
、その他随時紹介する
■履修上の注意事項
充分に体を動かすことのできるウェア・シューズを準備・着用すること。また、日常生活から体調管理に留意しておくこと。
■受講生へのメッセージ
本授業を通じ、自分の体の上手な使い方、効率の良い動きを体得してください。そうすることによって、各自の専門種目をレベルアップするヒ
ントがつかめるはずです。
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2016/04/22
10:29:02
バスケットボールⅠ(2011~2014年度入学生)
バスケットボール(2015・2016年度入学生)
【担当】吉川 文人
■授業概要
バスケットボールは、様々な運動能力を総合し、組み立てられるゲーム形式のスポーツである。そこでは、シュート、パス、ドリブルなどの個人
的なスキルの修得はもちろんのこと、チームとしての戦術・戦略などの高度な組織性が求められる。本授業では、主に個人スキルのシュートを取
り上げ、自らシュートの調整ができるようになることを目指す。また、その技術をゲーム形式の中で表現できるようにする。
■到達目標
1)バスケットボールのルール、ゲームを知る
2)ゴール近辺でのシュートの方法を習得する
3)セットシュートの技術を習得する
4)シュートの構えからの攻撃の技術を習得する
5)自らシュートの調整ができるようになる
6)他の受講生と協調しながら攻守に取り組むことができる
■講義計画
第1回:バスケットボールの歴史的変遷
バスケットボール誕生の歴史、日本に伝わった経緯を学ぶ。また、
現在のルールを知り、ゲームができるようになる。
学習課題:ルールについて復習しておこう。
第2回:ゴール下でのシュート①
バスケットボールにおいて、最も確実に得点できるゴール下での
シュートの技術を習得する。そこではシュートを成功させるポイン
トを知り、打つ場所、当てる場所、当てるタイミングの3つにポイ
ントを絞り練習を行う。
学習課題:ゴール下のシュートのポイントを復習し、空き時間を用
いて練習しよう。
第3回:ゴール下でのシュート②
バスケットボールにおいて、最も確実に得点できるゴール下での
シュートの技術を習得する。実技試験に向け、より確実にシュート
を成功させられるよう、効率を良くし、練習するシュート数を増や
していく。
学習課題:ゴール下のシュートがより確実に成功するよう、空き時
間を用いて練習しよう。
第4回:実技まとめ:ゴール下シュート
ゴール下でのシュートの実技試験を行う。
学習課題:実技試験の結果を反省し、今の自分の課題を考えよう。
また、その課題について自主的に練習しよう。
第5回:ワンハンドシュートの習得および調整法①
ワンハンドシュートの基本を学ぶ。
1)ボールの持ち方、2)スピンのかけ方、3)シューティングライン、
4)ワンハンドシューティング
学習課題:ワンハンドシュートの基本を復習し、次回のステップに
スムーズに入れるよう自主的に練習しよう。
第6回:ワンハンドシュートの習得および調整法②
前回の復習を行い、5)キャッチからのシュート、6)ジャンピン
グシュートの練習を行う。
学習課題:ワンハンドシュートの基本とともに、キャッチしてからの
シュート、ジャンピングシュートを自主的に練習しよう。
第7回:ワンハンドシュートの習得および調整法③
前回までの基本をふまえ、シュートの距離を伸ばしていくことを目
的に、7)1ステップシュートを行う。
また、リングに正対することを目的に、8)2人組正対シュートを
行う。
学習課題:距離が長いシュートの練習に向け、1ステップシュート
を練習しておこう。
第8回:ワンハンドシュートの習得および調整法④
ボールを動いて(ミート)もらってシュートすることを目的に、9)
3人組でミートの練習を行う。また個人でボールを投げて跳びつい
てシュートを行う。10)ミートシュート(個人)と2人組でパスし
ながらシュートを行う。11)ミートシュート(2人組)を行う。
学習課題:ミートしながらのシュートのポイントを復習しておこう。
第9回:ワンハンドシュートの習得および調整法⑤
12)ペイントエリアの頂点を用いて、3人組でのミートシュートの
練習(エルボーシュート)を行う。
学習課題:シュート調整の方法および動きの中でのシュート(エル
ボーシュート)を復習しておこう。
第10回:ワンハンドシュートの習得および調整法⑥
13)2人組でのミートシュートを行う。エルボーシュートに加え、
14)スイングの動きからのシュートを行う。15)ジグザグドリブル
シュート、16)1ドリブルからのシュートを行う。
学習課題:動きながらボールを受けてのシュートに加え、ドリブル
からのシュートのリズムを復習し、自主的に練習しよう。
第11回:ワンハンドシュートの習得および調整法⑦
17)2人組でダミーディフェンスを入れてのドリブルからのシュー
トを行う(1ドリブル、2ドリブル、レイアップ)。
学習課題:ディフェンスを想定したドリブルからのシュートを復習
しておこう。
第12回:ワンハンドシュートの習得および調整法⑧
ジグザグドリブル、2組のダミーディフェンスを入れてのドリブル
シュートの復習。18)ディフェンスが遅れた状態でのアドバンテー
ジ1対1を行う。
学習課題:ディフェンスを想定したドリブルからのシュートを復習
し、自主的に練習しよう。
第13回:実技テスト:シュート調整とドリブルからのシュート
①スピン、②ワンハンドシュート、③ジャンピングシュート、④キャッ
チ&シュート(移動なし)、⑤1ステップシュート、⑥キャッチ&
シュート(1ステップで)、⑦移動してキャッチ&シュート、⑧1ド
リブルシュート、⑨2ドリブルシュート、⑩ドリブルからレイアッ
プシュート、以上の項目について実技試験を行う。
学習課題:実技試験の結果を反省し、各自の課題を考えよう。また
その課題について自主的に練習しよう。
第14回:まとめの試合
グループ分けを行い、総当たりで試合を行う。
学習課題:これまで練習してきたシュートの技術が発揮できたのか
否かを含め、各自のゲーム中のプレーを振り返ろう。
第15回:まとめの試合・全体の振り返り
チーム分けを行い、バスケットボールの試合(10分* 4Q)を行う。
学習課題:講義全体を振り返り、習得した技術について復習してお
こう。
■評価方法
ゴール下におけるシュート技能(10点)、パス&キャッチ&フットワークの複合技能(10点)、ドリブル技能(10点)、アウトサイドシュート技
能(20点)、レイアップシュート技能(20点)から構成される個人技能の実技試験の評価とゲーム内における集団・個人技能の総合評価(30点)
の合計100点満点で評価する。
■教科書
特になし
■参考書
「バスケットボール指導教本」日本バスケットボール協会編 大修館書店(2002)。その他各時間に必要な資料を準備し、配布する。また、必
要に応じてビデオ教材を準備する。
■履修上の注意事項
激しい動きにも対応できるジャージ類を着用すること。メインアリーナにて開講するので、必ず、体育館シューズを用意すること。また、安全
確保のため、アクセサリー類の着用は禁止する。
■受講生へのメッセージ
バスケットボールは、誰もが楽しめるスポーツです。様々な技能は体系的に学ぶことによって、必ず上手くなります。楽しく、一生懸命プレイし、
有益な指導理論と実践力を身につけよう!
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2016/04/22
10:29:02
バレーボールⅠ(2011~2014年度入学生)
バレーボール(2015・2016年度入学生)
【担当】鳥羽 賢二
■授業概要
6人制バレーボールのゲームに必要な技術とシステムの理解・習得を図る。ゲームを行うための各種の技術とシステムを基本的なレベルから段階
的に学んでいき、個人の能力をできるだけ高めるとともに、チームとして最大限のレベルでゲームが出来るように授業が展開される。
ルール、審判方法も併せて学習する。
■到達目標
①基本的なバレーボール技術を身につける。
●オーバーパス・アンダーパスのボールコントロール技術の習得
●フローターサーブのスピード、コース打ち分けコントロール技術の習得
●スパイクの打撃技術の習得
●チームとして、3段攻撃を確立させる
②基本的な審判法を身につける。
●6人制の主審、ラインズマン等の審判が実践できるようにする。
■講義計画
第1回:オリエンテーション、バレーボール競技特性の理解、グルー
ピング
ガイダンス
競技特性の理解
チーム分けの実施
学習課題:チームメイトとの交流をはかる
第2回:バレーボールに必要な基本的ボールコントロール・ボディー
コントロール(オーバーハンドパス基礎)
ボールタッチの感覚習得
オーバーハンドパス基礎
学習課題:オーバーパスコントロールのポイントを復習
第3回:バレーボールに必要な基本的ボールコントロール・ボディー
コントロール(オーバーハンドパス応用)
ボールタッチの感覚習得
オーバーハンドパス応用
学習課題:オーバーパスコントロールのコツをつかむ
第4回:守備 レベル1(アンダーパス基礎)
ボールタッチの感覚習得
アンダーハンドパス
学習課題:アンダーハンドパスコントロールのポイントを復習
第5回:守備 レベル1(レシーブパス基礎)
ボールタッチの感覚習得
レシーブパス
学習課題:アンダーハンドパスコントロールのコツをつかむ
第6回:守備 レベル2(サーブレシーブ基礎)
ボールタッチの感覚習得
サーブレシーブ、パス
学習課題:ボール落下地点のスムーズな移動
第7回:守備 レベル3(パススキル&システム)
レシーブ→トスまでの連続プレイの確立
学習課題:低く構える動作の徹底とレシーブコントロールの安定を
はかる
第8回:攻撃 レベル1(オーバーハンドサーブ)
スパイクヒットの感覚習得
オーバーハンド(フローター)サーブ習得
学習課題:正しい腕の振り方を習得する
第9回:攻撃 レベル2(スパイク技術と3段攻撃)
スパイクヒットの感覚習得
3段攻撃の組立
学習課題:リズム感をつかみテンポ良い3段攻撃を組み立てる
第10回:ゲーム(リーグ戦1回戦)
6人制ルールに基づきチームゲーム実施
学習課題:審判法の習得と実践
第11回:ゲーム(リーグ戦1~2回戦)
6人制ルールに基づきチームゲーム実施
学習課題:チーム内での役割り分担(ポジション)を固める
第12回:ゲーム(リーグ戦3~4回戦)
6人制ルールに基づきチームゲーム実施
学習課題:チーム内のディフェンス力を高める
第13回:ゲーム(リーグ戦4~5回戦)
6人制ルールに基づきチームゲーム実施
学習課題:チーム内の課題点を見出す
第14回:ゲーム(リーグ戦5回戦+プレイオフ)
6人制ルールに基づきチームゲーム実施
学習課題:チームのオフェンス力をつけ、チームワークの完成度を
あげる
第15回:スキル習得度のチェックと課題レポート
パス、トス、サーブ、スパイク力の正確性を測定する
課題レポートについての要点を解説する
学習課題:スキルの完成度をあげる
■評価方法
授業内で提示した以下の実技課題および課題レポートの総合評価(100点)とする。
10点:オーバーハンド連続パス課題
10点:アンダーハンドパス連続パス課題
20点:トススキル課題
20点:スパイク課題
20点:サービス課題
20点:課題審判法レポート
■教科書
特になし。
■参考書
6人制ルールブック(日本バレーボール協会認定)。
■履修上の注意事項
服装については、第1回目の授業において指示する。
バレーボールシューズでなくても良いが、動きやすい上履きを必ず着用のこと。
積極的なプレー姿勢が望まれる。
■受講生へのメッセージ
バレーボール競技は、世界連盟加盟国数が220となり最大加盟競技のワールドスポーツです。個人技術の習得をもとにチームメートとのコミュ
ニケーションを大切にし、チームプレイを実践します。究極のチームスポーツにチャレンジしてみください。
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2016/04/22
10:29:02
サッカーⅠ(2011~2014年度入学生)
サッカー(2015・2016年度入学生)
【担当】望月 聡・山田 庸
■授業概要
サッカーは、その注目度や人気もさることながら、有効な運動学習教材として非常に高い評価を受けている。本授業ではサッカー(フットサ
ル)の専門的な技術はもとより、指導者として必要なプレゼンテーション能力やトレーニング法、コーチング法を習得し、チームワークや基本
戦術などを学ぶ。特に本授業は、いかに楽しくトレーニングをして、うまくさせるかにポイントを置き、ゲームにその成果が出せる、MATCH―
TRAINING-BETTERMATCHのシステムで、誰もが更にレベルを上げてサッカーが楽しめるようにすることを目標とする。
■到達目標
まずサッカー・フットサルが楽しめるスキルを基本トレーニングによって身につける。
楽しくてうまくなるトレーニング法を開発して誰もがスキルアップするコーチングスキルを身につける。
生涯スポーツとして生涯楽しめる基盤を創る。
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよびアイスブレイク、ミニゲーム
ガイダンス,チーム分け,アイスブレイク,ミニゲーム,振り返りミー
ティング
学習課題:マッチ⇒トレーニング⇒ベターマッチを反復させ競技力
を向上させるコーチングメソッドを学ぶこと
第2回:テクニック①ボールフィーリング(ボールに慣れる)
チーム修正,リフティング,ドリブル,ミニゲーム,振り返りミーティ
ング
学習課題:マッチ⇒トレーニング⇒ベターマッチを反復させ競技力
を向上させるコーチングメソッドを学ぶこと
第3回:テクニック②パス&コントロール
パス&コントロール(対面パス,ボール回し)
,ミニゲーム,振り返
りミーティング
学習課題:マッチ⇒トレーニング⇒ベターマッチを反復させ競技力
を向上させるコーチングメソッドを学ぶこと
第4回:個人戦術①パスをつなぐ(ボールポゼッション)
ボール回し,4vs 4+ターゲット,ミニゲーム,振り返りミーティング
学習課題:マッチ⇒トレーニング⇒ベターマッチを反復させ競技力
を向上させるコーチングメソッドを学ぶこと
第5回:テクニック③ドリブル
ドリブル突破,ミニゲーム,振り返りミーティング
学習課題:マッチ⇒トレーニング⇒ベターマッチを反復させ競技力
を向上させるコーチングメソッドを学ぶこと
第6回:テクニック④ゴールキーパー(GK)の基礎
GKの基礎(キャッチング,スローイング,ダイビング)
,ミニゲーム,
振り返りミーティング
学習課題:マッチ⇒トレーニング⇒ベターマッチを反復させ競技力
を向上させるコーチングメソッドを学ぶこと
第7回:個人戦術①パスを受ける(オフ・ザ・ボールの動き)
対面パス,1vs 1+ 2サーバーミニゲーム,振り返りミーティング
学習課題:マッチ⇒トレーニング⇒ベターマッチを反復させ競技力
を向上させるコーチングメソッドを学ぶこと
第8回:個人戦術②フィニッシュ(シュート)
シュート,2対1,ミニゲーム,振り返りミーティング
学習課題:マッチ⇒トレーニング⇒ベターマッチを反復させ競技力
を向上させるコーチングメソッドを学ぶこと
第9回:チーム戦術(攻撃)①ゴールを奪う
チーム分け,トレーニング(突破、フィニッシュ)
,5vs 5,チーム
ミーテイング
学習課題:チームコンセプトのトレーニングテーマを達成するため
のセッションをつくり
マッチ⇒トレーニング⇒ベターマッチを反復させ競技力を向上させ
るコーチングメソッドを学ぶこと
第10回:チーム別で戦術を考える(攻撃)②コンビネーション
コーチプレゼンテーション,トレーニング(コンビネーション)
,5
vs 5,チームミーテイング
学習課題:チームコンセプトのトレーニングテーマを達成するため
のセッションをつくり
マッチ⇒トレーニング⇒ベターマッチを反復させ競技力を向上させ
るコーチングメソッドを学ぶこと
第11回:チーム戦術(守備)①組織的守備
コーチプレゼンテーション,
トレーニング(守備のバランス)
,
5vs 5,
チームミーテイング
学習課題:チームコンセプトのトレーニングテーマを達成するため
のセッションをつくり
マッチ⇒トレーニング⇒ベターマッチを反復させ競技力を向上させ
るコーチングメソッドを学ぶこと
第12回:チーム別で戦術を考える(守備)②前線からのプレス
コーチプレゼンテーション,トレーニング(プレッシング)
,5vs 5,
チームミーテイング
学習課題:チームコンセプトのトレーニングテーマを達成するため
のセッションをつくり
マッチ⇒トレーニング⇒ベターマッチを反復させ競技力を向上させ
るコーチングメソッドを学ぶこと
第13回:チーム別で戦術を考える(攻から守)①素早いプレス
コーチプレゼンテーション,トレーニング(切り替え)
,5vs 5,チー
ムミーテイング
学習課題:チームコンセプトのトレーニングテーマを達成するため
のセッションをつくり
マッチ⇒トレーニング⇒ベターマッチを反復させ競技力を向上させ
るコーチングメソッドを学ぶこと
第14回:チーム別で戦術を考える(守から攻)①速攻
コーチプレゼンテーション,トレーニング(速攻)
,5vs 5,チーム
ミーテイング
学習課題:チームコンセプトのトレーニングテーマを達成するため
のセッションをつくり
マッチ⇒トレーニング⇒ベターマッチを反復させ競技力を向上させ
るコーチングメソッドを学ぶこと
第15回:チーム別で戦術仕上げ 攻撃と守備とセットプレー
コーチプレゼンテーション,トレーニング,5vs 5,チームミーテ
イング
学習課題:15回分の授業をノートにまとめ、最後に受講の感想を書
いて1週間以内に提出すること
■評価方法
・指導実践40点
①テーマに焦点をあてたコーチング(20点)
②テーマにあったトレーニングメニュー(10点)
③成功と失敗の原因が分かり伝わるコーチング(10点)
・実技力40点
①選手としての競技力(20点)
②失敗を恐れない積極性あるプレー(20点)
・ディスカッションでの意見交換や発表20点
①発問や質問に対しての意見交換(10点)
②コーチとして相手の意見を引き出す受け答え(10点)
■教科書
なし
■参考書
21世紀のサッカー選手育成法 ゲロ・ビザンツ著 田島幸三監訳 大修館書店
小学校体育 全学年対応 サッカー指導の教科書 日本サッカー協会著 東洋館出版社
各時間に必要なプリントを準備配布する。
講義ノートとして,A 4ノートを1冊用意すること.
■履修上の注意事項
実技なので、サッカー競技規則にのっとり、ピアス・ネックレス・指輪等の金属類は一切はずして受講すること。
■受講生へのメッセージ
キッズからシニアまで男女が一緒になって楽しめる、世界の共通言語であるサッカーやフットサルを、自ら楽しめ、どこの国に行っても子供た
ちと一緒に遊んだり、少しは教えたり出来るくらいの力をつけよう。この授業を通して、更にサッカーを好きになってもらいたい。
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2016/04/22
10:29:02
テニスⅠ(2011~2014年度入学生)
テニス(2015・2016年度入学生)
【担当】北村 哲
■授業概要
テニスをプレーする上での基本技術習得、
ルール、
審判法などの知識を身につける。また学生同士のグループ学習により初心者指導法を身につける。
■到達目標
学生同士でゲームが進行できるようになること。
また、初心者指導ができることを目指す。
■講義計画
第1回:テニスの理解
第8回:サービス&リターン
授業の進め方およびテニス競技についての説明
サービス練習
学習課題:テニス関係書籍を閲覧し、テニス競技を理解する
リターン練習
第2回:テニス基礎技術(ラケッティング)
簡易ゲーム
ラケットとボールを持っての遊び
学習課題:テレビにてフレンチオープン視聴
簡易ゲーム
第9回:シングルスの試合形式での練習
学習課題:テニスコートでの練習風景を見てイメージを作る
グループによる練習実践
第3回:フォアハンドグラウンドストロークの動きの理解
シングルス形式の簡易ゲーム
ラケッティング
学習課題:ルール、マナーブックの作成
フォアハンドストロークの練習(フォアハンドグラウンドストロー
第10回:シングルスの試合
クの運動構造について理解する)
グループによる練習実践
簡易ゲーム
シングルスのゲーム
学習課題:テニスコートでの練習風景を見てイメージを作る
学習課題:テレビにてウインブルドンテニス視聴
第4回:フォアハンドグラウンドストロークのスキル向上
第11回:実践的練習Ⅰ グラウンドストロークからネットプレーへ
の移行
ラケッティング
フォアハンドストローク練習(フォアハンドグラウンドストローク
グループによる指導実践
によりボールコントロール能力の向上を図る)
グラウンドストロークからネットプレーへの移行
簡易ゲーム
簡易ゲーム
学習課題:時間があればラケットとボールで壁打ち(やわらかいボー
学習課題:テレビにてウインブルドンテニス視聴
第12回:実践的練習法Ⅱ ネットプレーへの対処
ルで)
第5回:バックハンドグラウンドストロークの動きの理解
グループによる指導実践
ラケッティング
ネットプレーへの対処
バックハンドストローク練習(バックハンドグラウンドストローク
簡易ゲーム
の運動構造について理解する)
学習課題:コートの空いている時間を見つけ実戦練習
簡易ゲーム
第13回:ダブルスの試合形式での練習
学習課題:時間があればラケットとボールで壁打ち(やわらかいボー
グループによる練習実践
ダブルス形式の簡易ゲーム
ルで)
第6回:バックハンドグラウンドストロークのスキル向上
審判、ボールパーソンの実践
ラケッティング
学習課題:コートの空いている時間を見つけ実戦練習
バックハンドストローク練習(バックハンドグラウンドストローク
テニス書籍で学ぶ
によりボールコントロール能力の向上を図る)
第14回:ダブルスの試合
簡易ゲーム
グループによる練習実践
学習課題:時間があればラケットとボールで壁打ち(やわらかいボー
ルで)
ダブルスの試合
審判、ボールパーソンの実践
第7回:ボレー&ネットプレー
学習課題:テニス書籍で学ぶ
ラケッティング
第15回:テニスの面白さ・楽しさについての考察
ボレー練習
テニスにおける各スキルや戦術の振り返りおよびテニスのゲームの
スマッシュ練習
面白さ・楽しさについて考える
簡易ゲーム
学習課題:テレビでフレンチオープン視聴
■評価方法
授業で提示した課題:75点(全授業時15回×各5点)、期末レポート:25点の計100点にて評価。
■履修上の注意事項
授業態度、礼儀を意識し授業に臨んでほしい。
雨天の場合は講義に変更することがある。
■受講生へのメッセージ
テニスをプレーする楽しさ、見る楽しさを深めて欲しい。テニスは老若男女、幅広い世代で楽しめるスポーツ。テニスで人の輪を広げられるよ
うになって欲しい。
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2016/04/22
10:29:03
ソフトボールⅠ(2011~2014年度入学生)
ソフトボール(2015・2016年度入学生)
【担当】高橋 佳三
■授業概要
ソフトボールの技能を高めると共に,中学・高校でのソフトボールの授業を円滑に行うことのできる技能を身につける.
■到達目標
スローピッチのソフトボールをプレーすることができる.
ソフトボールのルールを理解し,授業を円滑に行うことができるようになる.
■講義計画
第1回:イントロダクション:ソフトボールについて
第9回:リーグ戦3:フライの捕球を意識して
ソフトボールの授業を行うにあたっての注意事項,ルールその他の
リーグ戦を行う.ルールや審判法なども併せて学び,試合の運営が
確認を行い,チームを編成する.
できるようにする.
学習課題:特になし
学習課題:その日にチームとして出た課題について話し合い,練習
第2回:基礎技能1:キャッチボール
をしておく.
ソフトボールの基礎となるボールの投げ方やボールキャッチの仕方
第10回:リーグ戦4:守備の連携を意識して
を身につける.
リーグ戦を行う.ルールや審判法なども併せて学び,試合の運営が
学習課題:特になし
できるようにする.
第3回:基礎技能2:ゴロ・フライの捕球
学習課題:その日にチームとして出た課題について話し合い,練習
守備の基礎となる,ゴロやフライの捕球の仕方を身につける.
をしておく.
学習課題:特になし
第11回:リーグ戦5:走塁を意識して
第4回:基礎技能3:シートノック
リーグ戦を行う.ルールや審判法なども併せて学び,試合の運営が
守備練習の基礎となるシートノックの仕方を身につける.
できるようにする.
学習課題:特になし
学習課題:その日にチームとして出た課題について話し合い,練習
第5回:基礎技能4:バッティングの基礎
をしておく.
バッティングの基礎となるバットの振り方,トスバッティング,ペッ
第12回:リーグ戦6:状況に応じたバッティングを意識して
パーの仕方を身につける.
リーグ戦を行う.ルールや審判法なども併せて学び,試合の運営が
学習課題:特になし
できるようにする.
第6回:基礎技能5:バッティングの応用
学習課題:その日にチームとして出た課題について話し合い,練習
フリーバッティングや走者付きのバッティングを行い,攻撃の仕方
をしておく.
を身につける.
第13回:リーグ戦7:コーチングを意識して
学習課題:特になし
リーグ戦を行う.ルールや審判法なども併せて学び,試合の運営が
第7回:リーグ戦1:ボールキャッチを意識して
できるようにする.
リーグ戦を行う.ルールや審判法なども併せて学び,試合の運営が
学習課題:その日にチームとして出た課題について話し合い,練習
できるようにする.
をしておく.
学習課題:その日にチームとして出た課題について話し合い,練習
をしておく.
第14回:リーグ戦最8:チーム力の向上を意識して
リーグ戦を行う.ルールや審判法なども併せて学び,試合の運営が
第8回:リーグ戦2:ゴロの捕球を意識して
できるようにする.
リーグ戦を行う.ルールや審判法なども併せて学び,試合の運営が
学習課題:その日にチームとして出た課題について話し合い,練習
できるようにする.
をしておく.
学習課題:その日にチームとして出た課題について話し合い,練習
をしておく.
第15回:達成度チェックおよび総評
実技のテストやルールのテストを通して,この授業で学んだことを
確認する.
学習課題:特になし
■評価方法
授業時に提示した課題レポート(60点)と実技課題の達成度チェック(40点)の合計100点満点で評価する.
・授業内の課題レポートは各回4点×15回とする.得点の基準は以下の通り.
・4点:講義内容を踏まえ,独自の視点を加えて課題・問題点を論じることができている
・3点:講義内容を踏まえ,課題・問題点を論じることができている
・2点:一般論による課題・問題点を論じることができている
・実技課題の達成度チェックは,以下の項目により行う.
・キャッチボール10往復ノーミス
・ペッパーゲーム10本ノーミス(攻守とも)
・外野ノックでフライを5本打つ
■教科書
特になし
■参考書
特になし
■履修上の注意事項
運動のできる服装で来ること.暑いので必ず帽子をかぶること.ジーパンやサンダルは不可(帰らせます).
■受講生へのメッセージ
ソフトボールについて,学ぶ姿勢で参加してください.
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2016/04/22
10:29:03
柔道Ⅰ(2011~2014年度入学生)
柔道(2015・2016年度入学生)
【担当】村田 正夫・林 弘典
■授業概要
柔道に必要な基本動作(礼法・姿勢・組み方・進退動作・崩し・体さばき・受身)と対人技能(投げ技・固め技)の習得により、柔道の技能能力
を高める。また、技能の習得過程で柔道の理念である「精力善用」
「自他共栄」の精神を理解する。
■到達目標
1.認知的領域 日本傳講道館柔道の概要(柔道の歴史、目的など)について説明できる
2.情意的領域 伝統的な行動の仕方に留意し、互いを尊重することができる
3.技能的領域 中学校、高等学校の柔道の授業において実技授業を行うことができる
■講義計画
第1回:ガイダンスおよび基礎知識の習得
実技全体の流れ、評価方法、柔道場内における諸注意、柔道の概要
などについて説明する。
学習課題:配布資料を確認し、理解すること。
第2回:柔道着の着方~基本動作
柔道着の各名称と着方について説明する。また基本動作の中から礼
法、組み方、姿勢、身体動作崩し、体さばきについて解説する。
学習課題:帯の結び方を各自練習すること。
第3回:後ろ受身と投げ技、かかり練習
①後ろ受身の説明およびその単独練習法、二人組での練習法を紹介する。
②大外刈り、大内刈りなどを解説し、これらの技を用いて後ろ受身
を習得する。
③大外刈り、大内刈りなどのかかり練習を実施し、技の精度を高める。
④身体コンディショニング。
⑤首の補強練習を行う。
第4回:横受身と投げ技、かかり練習
①横受身の説明およびその単独練習法、二人組での練習法を紹介する。
②支え釣り込み足、膝車などを解説し、これらの技を用いて横受身
を習得する。
③支え釣り込み足、膝車などのかかり練習を実施し、技の精度を高める。
④身体コンディショニング。
⑤首の補強練習を行う。
第5回:前回り受身と投げ技、かかり練習
①前回り受身の説明およびその単独練習法、
二人組での練習法を紹介する。
②大腰、
体落しなどを解説し、
これらの技を用いて前回り受身を習得する。
③大腰、体落しなどのかかり練習を実施し、技の精度を高める。
④身体コンディショニング。
⑤首の補強練習を行う。
学習課題:
第6回:約束練習と乱取り(その1)
①約束練習の解説と大外刈り・大内刈りの約束練習を通して技の精
度を高めていく。
②大外刈り・大内刈りの乱取り練習を通して実戦の技能を高めていく。
③身体コンディショニング。
④首の補強練習を行う。
第7回:約束練習と乱取り(その2)
①支え釣り込み足・膝車の約束練習の解説と約束練習を通して技の
精度を高めていく。
②大外刈り・大内刈りに支え釣り込み足・膝車を加えた乱取り練習
を通して実戦の技能を高めていく。
③身体コンディショニング。
④首の補強練習を行う。
第8回:約束練習と乱取り(その3)
①大腰・体落しの約束練習の解説と約束練習を通して技の精度を高
めていく。
②大外刈り・大内刈り・支え釣り込み足・膝車に大腰・体落しを加
えた乱取り練習を通して実戦の技能を高めていく。
③身体コンディショニング。
④首の補強練習を行う。
第9回:固め技(抑え技)の習得と乱取り
①抑え技の基本技能を説明し、袈裟固めを解説する。また、規定に
ついても触れていく。
②固め技、立ち技の乱取りを行い、実戦の技能を高めていく。
③身体コンディショニング。
④首の補強練習を行う。
第10回:固め技(抑え技)の習得と乱取り
①横四方固めを解説する。
②固め技、立ち技の乱取りを行い、実戦の技能を高めていく。
③身体コンディショニング。
④首の補強練習を行う。
第11回:固め技(抑え技)の習得
①上四方固めを解説する。
②固め技、立ち技の乱取りを行い、実戦の技能を高めていく。
③身体コンディショニング。
④首の補強練習を行う。
第12回:投げの習得(手技)
①投げの形を通して技の理合を学ぶ。
②手技 浮き落とし、背負い投げ、肩車の説明を行う。
③身体コンディショニング。
第13回:投げの形の習得(腰技)
①投げの形を通して技の理合を学ぶ。
②腰技 浮き腰、払い腰、釣り込み腰の説明を行う。
③身体コンディショニング。
第14回:投げの形の習得(足技)
①投げの形を通して技の理合を学ぶ。
②足技 送り足払い、支え釣り込み足、内股。
③身体コンディショニング。
第15回:習得技能チェック
①受身 ②対人技能 ③投げの形のチェックテストを行う
④身体コンディショニング
■評価方法
授業時に提示した課題レポート30点、習得技能チェック70点の合計100点で評価する。
課題レポートの得点の基準は以下とする。
30点:誤字脱字が全くなく、暗唱できて意味の説明もできる。
20点:誤字脱字が全くなく、暗唱できるが部分的にしか意味の説明ができない。
10点:誤字脱字があり、暗唱も曖昧で意味も部分的にしか説明できない。
■教科書
なし。
■参考書
必要な者は相談してください。
■履修上の注意事項
※安全上、全日本柔道連盟試合服装規定に適合した柔道衣の着用を義務づけます。
※指導上、ゼッケンを柔道衣に縫い付けてください。
柔道衣とゼッケンについては、早川繊維工業のHPを参照してください。
1.授業前日は睡眠や栄養をとり、体調管理には十分に留意してください。
2.怪我防止のため、手足の爪を短く切り、ヘアピンやピアス、指輪、腕時計などは外してください。
3.髪が肩に触れる者は邪魔にならないようにゴムで束ねてください。
4.男子は柔道衣の下に何も着用せず、女子は白のTシャツ等を着用してください。
5.更衣後、貴重品は各自で管理してください。
6.柔道場の出入りは、トレーニング場に近い側のドアのみ使用してください。
7.柔道場を出入りするときは、服装を整え帯を締めて一礼をして出入りしてください。
8.柔道場では脱帽し、飲食をしないでください。
9.授業中、トイレ等で柔道場を出るときは必ず申し出てください。
❶⓪.衛生上、使用した柔道衣は必ず洗濯してください。
❶❶.感染症予防のため、柔道衣の貸し借りは絶対にしないでください。
■受講生へのメッセージ
1.柔道の理念・原理である「精力善用」
「自他共栄」を理解し、実践できると今後の人生を有意義に過ごせます。
2.しっかりと襟と袖を持って攻防する柔道の楽しさを体験してください。
3.履修者は柔道衣の購入申込みをする予定です(7,500 ~ 13,000円)
。
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2016/04/22
10:29:03
剣道
【担当】乙須 純一
■授業概要
剣道は、わが国固有の伝統文化を継承している面を持つ、この点で他のスポーツには見られない特有な運動である。
「竹刀」を用い「剣道具」を
着装して行う対人的な運動であり、個人としては気剣体一致の高度な調整力を身につける必要がある。また、相互の動きの中での打突は、相手の
心の変化をとらえ、相手と自分との心の争い(攻め合い)の結果として生じるものでなければならない。剣道の魅力や面白さは、充実した気勢・
適正な姿勢・正確な打突を求めて心技を競い、一瞬にして勝敗が決まる競技の特徴にある。これらの特性を理解し、技術を習得する。
■到達目標
全国の都道府県剣道連盟・郡市剣道連盟で行われる 昇段(初段)・昇級(1級)審査 を受審合格に至るまでの技術・知識を習得する。
中学校、高等学校の剣道の授業において実技指導を行うことができる。
■講義計画
第1回:オリエンテーション 剣道の歴史と変遷 剣道の理念と修
行の心構え
・剣道着、袴の着方 剣道具の説明と着脱の仕方について説明
・剣道場内における諸注意
・剣道の概要説明
・実技全体の流れ、評価方法について説明
学習課題:配布資料を確認して理解すること
第2回:竹刀の使用方法、名称と礼法について
・竹刀の名称、使用方法について説明・理解
・年代別に竹刀の長さ、重さの違いを理解する
・礼法について 「立礼と座礼」の所作の理解
・「左座右起」の説明・理解
学習課題:所作を理解し、身につけること
第3回:竹刀の持ち方、構え方、足さばき、竹刀の振り方
・持ち方ーー右手、左手の持つ位置および握り方の説明
・構え方ーー「五行の構え」上段、中段、下段、脇構え、八相につ
いて説明
中段での授業展開とする
・足さばきー送り足、開き足、歩み足について説明・理解
学習課題:正しい竹刀の持ち方、構えの練習をすること
第4回:基本打突の仕方(面・小手・胴・突)
・有効打突となる部位の説明
「気剣体の一致」と発声について説明
「物打ち」について説明
・実際の打突を行う
学習課題:打突部位を想定し、各自で練習すること
第5回:基本打突の仕方 二段打、三段打
・前時の学習を復習し単打が出来ること
・ニ段打、三段打の連続技の説明・理解
・手、足の移動および足の引きつけについて説明・理解
学習課題:打突部位を想定し、各自練習すること
第6回:基本打突の仕方 しかけ技
・技の説明「しかけ技」「応じ技」「引き技
・しかけ技ーー自分から打ち込んで行く事
学習課題:打突部位を想定し、各自練習すること
第7回:基本打突の仕方 応じ技 引き技
・前時に説明した技について復習
・小手に対しての応じ技 返し技、抜き技、すり上げ技の習得
・面に対しての応じ技 返し技、抜き技、すり上げ技の習得
・引き胴・引き面・引き小手について説明
学習課題:打突部位を想定し、各自練習すること
第8回:基本打突の練習 打ち込み稽古
・打ち込み稽古について説明
単打から連続打ちについて説明 足さばき・体さばき・打力につい
て理解
「気剣体の一致」による打突の理解
学習課題:打突部位を想定し、各自練習すること
第9回:基本打突の練習 打ち込み稽古 かかり稽古
・前時の学習を理解し展開
かかり稽古について説明
かかり稽古と打ち込み稽古の違いを理解
学習課題:打突部位を想定し、各自練習すること
第10回:基本打突の練習 打ち込み稽古・掛り稽古・互角稽古
・前時の学習を理解し展開
・互角稽古について説明・理解
しかけ技、応じ技、引き技を用いて互角稽古の実施
正確に打突部位を捉えること、発声と一緒に行う
学習課題:技の出し方について、イメージトレーニングをすること
第11回:基本打突の練習 打ち込み稽古・掛り稽古・互角稽古
・前時の学習を理解し展開
身体の使い方・移動、打力、正確に打突部位を捉える、発声等「気
剣体の一致」の完成
学習課題:技の出し方について、イメージトレーニングをすること
第12回:基本打突の練習 試合・審判法
・試合(個人戦・団体戦)の仕方について説明・理解
・審判法について説明・理解
・グループ学習で展開
・審判法の習得
学習課題:試合、審判法について要点を理解すること
第13回:基本打突の練習 日本剣道形
・日本剣道形について説明 木刀による剣道基本稽古法について説明
日本剣道形 太刀ー太刀 7本 太刀ー小太刀 3本 計 10本
剣道基本稽古法 太刀ー太刀 9本
計 9本
学習課題:剣道形の順番を理解すること
第14回:基本打突の練習 日本剣道形
・前時の学習を理解し展開
1級取得に必要な、木刀による剣道基本稽古法 9本を完全に覚える
初段取得に必要な、日本剣道形 3本目までを完全に覚える
学習課題:剣道形の順番を理解すること
第15回:総合練習(まとめ)
・まとめの学習とし、基本から打突から日本剣道形までの理解
・実技テスト「単打・連続技・剣道形」の実施
・確認小テストの実施
学習課題:授業内容を振り返り、要点を理解・習得すること
■評価方法
授業中の課題(50%)、技術の上達度(40%)、レポート(10%)で総合的に評価します。
■教科書
なし
■参考書
2011年 体育実技剣道(配布資料)
剣道試合・審判規則、審判細則 (全日本剣道連盟発行 付剣道試合・審判・運営要領の手引き)
木刀による剣道基本技稽古法・日本剣道形
剣道授業の展開
剣道指導要領(全日本剣道連盟発行)
■履修上の注意事項
剣道具、竹刀、木刀、稽古着などは大学で用意しております。自分個人用(剣道着も含め)を持参し使用してもかまいません。
■受講生へのメッセージ
剣道は日本の伝統文化に触れることができます。また、他のスポーツとは異なった奥の深い運動であることを理解し体験できます。授業終了時
には、必ず達成感・爽快感が味わえます。
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2016/04/22
10:29:03
ダンス
【担当】大西 祐司・森川 みえこ
■授業概要
芸術の一つである舞踊は、狭義の芸術活動だけでなく、我々の日常生活における芸術的行為を含め広義においての芸術活動、表現活動も示すもの
である。舞踊(ダンス)はこのことからも人間にとって重要な教育的意義をもつことから、学校体育の教材として取り上げられ、また文化的価値
の非常に高いものである。現在、多種多様なダンスがあげられるが、ここでは主として個人の感情や考えを身体運動によって表現する創作ダンス
を行い、ダンスに必要な基本的知識・技術を習得する。
■到達目標
身体を媒介に、色々な事物になりきったり、楽しんで踊ったり、作る喜びを知ったり、創る、ダンスの基本的知識を習得する。
■講義計画
第1回:舞踊の歴史
原始時代から現代までのダンスの歴史を学ぶ
学習課題:動ける心と体を準備する
第2回:自由表現
1分間自由に即興する
学習課題:新たな自分を発見する
第3回:現代音楽のリズムのダンス
作品づくり、グループ発表
挨拶のダンス
テーマ:みんなでダンス(素早く覚えて、みんなで楽しく踊る)
学習課題:動ける体づくり
第4回:フレーズづくり(パターンにする)
転がってポーズをリズムパターンにする
小さな流れを作る
動きの流れと一流れのリズムを作る
第8回:小作品づくり
静物画から感じ取ったことを作品に表す
大きな流れを作る(フロアパターン・群れの構成)
学習課題:五感を鍛える
第9回:舞踊の形式・法則
舞踊の空間的形式。時間的形式を理解し、小作品制作
題材をイメージし、ふさわしい形式を使い小作品制作
学習課題:客観的に捉える
第10回:作品制作①
グループ分け、作品制作手順、題材からモティーフの決定
中心になる動き、サブの動きづくり
学習課題:個人で具体的な動きを考えておく
第11回:作品制作②
作品を時間的形式に従ってまとめる
演出:衣装、伴奏音を準備する
学習課題:動ける体づくり
第5回:個運動づくり
あいうえおデッサンによる個運動づくり
学習課題:各自で動きを練習してくる
第12回:作品制作③
中間発表
個人の名前をリズムパターン化する
字の形をポーズから動きの変えられる
学習課題:動ける体づくり
第6回:動きのスケッチ(個運動づくり)
じゃんけんから動きを考える
リズムパターン移動運動
じゃんけんの形をポーズから動きに変える
学習課題:動ける体づくり
第7回:スケッチ
空間形成、静物画のスケッチから空間を考える
イメージから動きに変え、作品作り(フロアパターン・群れの構成)
空間を把握する。イメージを捉え作品に作る。
学習課題:色々な事物を思い出す
学習課題:発表に向け練習をしておく
第13回:作品発表
VTR撮り
グループ作品発表
学習課題:発表の成果を発揮できるよう練習しておく
第14回:フォークダンス
アメリカ、イスラエル、イギリスの代表的なフォークダンス
学習課題:他国のダンスの特徴と文化を知っておく
第15回:作品鑑賞・評価、小テスト
各グループの作品鑑賞・評価
小テスト:授業内容から出題
ダンスに関する作る、踊る、見るを完結させる
学習課題:授業内容のすべてを振り返り、要点を理解、習得しておく
■評価方法
授業内の課題(45点)、グループ作品(35点)、筆記試験(20点)点の合計100点満点で評価する。
・授業内の実技課題は3点×15回とする。得点の基準は下記の通り。
3点:毎時の実技課題が十分達成できている。
2点:毎時の実技課題が達成できている。
・グループ作品の得点の基準は以下の通り。
35点:学んだことを含んだ、完成度の高い作品を制作し発表できる。
30点:学んだことを含んだ作品を制作し発表できる。
・筆記試験の得点の基準は以下の通り。
20点:学校体育におけるダンスの指導内容を十分に理解できている。
15点:学校体育におけるダンスの指導内容を理解できている。
■教科書
特になし
■参考書
「ダンス創作テクニック」ジャクリーンM・スミス(大修館)
「舞踊創作と舞踊演出」邦 正美(論創社)
「身体表現」の学習 荒木他(遊戯者)
■履修上の注意事項
本講座は最終の作品発表に向け内容を積み重ねるように構成されています。また後半ではそれらの積み重ねを踏まえ、グループで作品を制作し
ます。そのため、欠席は自身の学習のみならず、グループの仲間の学びを妨げることになります。
■受講生へのメッセージ
ダンスは時空間芸術です。仲間とともに二度とないこの一瞬をそれぞれの身体で彩りましょう。
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10:29:03
エアロビックダンスⅠ
【担当】藤松 典子
■授業概要
エアロビクスの1種目であるエアロビックダンスをトレーニングの理論に基づきながら、特性、効果を理解し,安全に運動が行えるようにする。
基本的なエアロビックダンスのプログラム構成を理解,動きを体得し,簡単な指導が行えるようにする。また,アクアエクササイズの基本的な理
論と実技を習得する。
■到達目標
①簡単なプログラムを作成することができる
②にこやかに実演でき見本となる動きができるようになる
③明確な指導ができるようになる
■講義計画
第1回:ガイダンス(フィットネス概論、エアロビクス理論)
第8回:筋の強化プログラム
日本人の健康問題,生活習慣病予防のための有酸素運動の効果を理
主な大筋群を正しい姿勢により自体重で強化する
解する
学習課題:授業で実施した運動(筋の強化)の復習
学習課題:エアロビクス(有酸素運動)について理解をしておく
第9回:クールダウンプログラム
音楽に合わせたトレーニングとして取り組む
ストレッチを中心にしたプログラムで運動前に近いの状態に戻し,
第2回:基本ステップ
気持ちよく運動を終了させる
エアロビックダンスにおける基本ステップ(特にローインパクトス
学習課題:クールダウンの目的と効果を整理する
テップ)を体得する
第10回:ウォーミングアッププログラム
学習課題:基本ステップの名称と動きをプリントに整理しておく
筋温,体温を徐々に上昇させ,心拍数を上げていくために,大筋群
第3回:ローインパクトステップとハイインパクトステップ
をリズミカルに動かす方法を学習する
エアロビックダンスにおける基本ステップ(特にハイインパクトス
学習課題:ウォーミングアップの目的と効果を整理する
テップ)を体得する
第11回:メインエクササイズプログラミング
学習課題:基本ステップの名称と動きを確認しておく
エアロビックダンスのメインプログラムである有酸素運動,足を止
第4回:コンビネーションドリル
めることなく運動を持続する方法を学習する
ローインパクトステップを中心にステップの組み合わせ方の基本を
学習課題:メインエクササイズの目的・効果を整理する
理解する
第12回:コリオグラフィーの組み立て方
学習課題:コンビネーションの展開・作成方法をプリントに整理し
エアロビックダンスのメインプログラムである有酸素運動,足を止
めることなく運動を持続するプログラムの作成するに当たり,振り
理解する
第5回:運動強度コントロールの方法
付けを考えつなぎ合わせていく
運動強度の変化の仕方,させ方を体験する
学習課題:コリオグラフィーの発展について整理する
エアロビックダンスの特性のひとつとして,参加者に合わせて強度
第13回:プログラムの指導法
を変化させられることを理解し手法を学ぶ
作成したプログラムを指導する方法を学習する
学習課題:運動強度の要素を理解し,プログラムの目的に合わせて
明確なキューイングと指導者である本人の正しい動き方と正しい姿勢
学習課題:明確なキューイングの出し方の工夫を復習する
コントロールできるようにする
第6回:基本姿勢を学ぶ
第14回:指導実習
各種ステップを正しいアライメントで実施できるよう,理論と実技
作成したプログラムを指導する方法を学習する
を行う
学習課題:プログラム作成とその指導,見本となる動きの練習
日ごろの自分の癖が出たり,自分では気づかない姿勢に気づく
第15回:実技発表
学習課題:日ごろより鏡やガラスに映る自分の姿勢をチェックする
プログラミング,指導,本人の動きのテスト
指導者として明るく元気に指導できるよう技能を体得する
ようにしましょう
第7回:コンビネーションの組立て方
学習課題:自分の作成したプログラムを清書し,授業で使用したプ
ハイインパクトステップを中心にステップの組み合わせ方の基本を
リントを整理し提出する。
理解する
学習課題:ハイインパクトステップとローインパクトスッテップの
コンビネーションパターンをドリルする
■評価方法
小テストと実技テスト(50点),エアロビックダンスと健康体力づくりに関するレポート(20点)
,筆記テスト(30点)
■参考書
「エアロビックダンスの実技指導」 (社)日本エアロビックフィットネス協会
「最新 フィットネス基礎理論」 (社)日本エアロビックフィットネス協会
■履修上の注意事項
運動に合わせた服装を準備すること。
■受講生へのメッセージ
健康運動実践指導者およびA.D.I.資格を取得希望するものは必修科目となります。
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2016/04/22
10:29:03
レクリエーションスポーツ
【担当】新宅 幸憲
■授業概要
近年、わが国では、学校教育で実施される既存のスポーツ種目に加え「レクリエーションスポーツ」と呼ばれる新しいスポーツ種目が各地で行な
われるようになった。このレクリエーションスポーツは、これまでスポーツに親しんできた人だけでなく、それを苦手とする人、あるいは技術や
体力に不安がある人にも気軽に親しんでもらおうと普及させてきたものである。本授業では、わが国において比較的普及率の高い種目を取り上げ、
その種目の歴史およびルールを学習・実践し、さらに実際の指導場面を想定した計画づくりや指導法を習得することを目的としている。
■到達目標
学生がレクリエーションスポーツにおける知識や技能だけでなく、指導者としての資質を指導実践をとうして身につける。
■講義計画
第1回:レクリエーションスポーツ ガイダンス
第9回:インディアカの実践①【簡易ルールによるゲーム】
レクリエーションスポーツとは何か
インディアカについて実践する。
学習課題:随時連絡する。
学習課題:随時連絡する。
第2回:ディスクゴルフの歴史・ルールの学習および基本動作の習得
第10回:インディアカの実践②【正式ルールによるゲーム】
ディスクゴルフについて学習する。
インディアカについて実践する。
学習課題:随時連絡する。
学習課題:随時連絡する。
第3回:ディスクゴルフの実践①【ディスクゴルフ・コースを使用
第11回:指導計画の立て方①【指導案づくりの基礎】
したゲーム】
指導案づくりについて学習する。
ディスクゴルフについて実践する。
学習課題:随時連絡する。
学習課題:随時連絡する。
第12回:指導計画の立て方②【指導案の作成】
第4回:ディスクゴルフの実践②【ディスクゴルフ・コースづくり
グループごとに指導案の作成を行う。
とゲーム】
学習課題:随時連絡する。
第13回:レクリエーションスポーツの指導実践①【受講者①による
ディスクゴルフについて実践する。
指導実習】
学習課題:随時連絡する。
第5回:ペタンクの歴史・ルールの習得および基本動作の習得
グループ(1班~3班)ごとに指導実習を行う。
ペタンクの歴史・ルールについて学習する。
学習課題:随時連絡する。
学習課題:随時連絡する。
第14回:レクリエーションスポーツの指導実践②【受講者②による
指導実習】
第6回:ペタンクの実践①【個人戦によるゲーム】
ペタンクについて実践をする。
グループ(4班~6班)ごとに指導実習を行う。
学習課題:随時連絡する。
学習課題:随時連絡する。
第7回:ペタンクの実践②【団体戦によるゲーム】
第15回:レクリエーションスポーツの指導実践③【受講者③による
指導実習】
ペタンクについて実践をする。
学習課題:随時連絡する。
グループ(7班~ 10班)ごとに指導実習を行う。
第8回:インディアカの歴史・ルールの習得および基本動作の習得
学習課題:随時連絡する。
インディアカの歴史・ルールについて学習する。
学習課題:随時連絡する。
■評価方法
①各実技課題の達成度(10回×5点)50点 ②指導案作成20点・グループ別指導実践30点
■教科書
特に指定する教科書はない。授業中に必要な資料は、下記参考文献からその都度配布する。
■参考書
ニュースポーツ・ハンドブック 北川 勇人著 日本レクリエーション協会1986年レクリエーションスポーツ入門 日本レクリエーション協会人材
開発本部 日本レクリエーション協会 1993年
■履修上の注意事項
本授業は実技ですので運動に適した服装、種目によっては室内履きを用意すること(日常着は不可)。
■受講生へのメッセージ
レクリエーションスポーツでは、授業の概要にも書いたとおり、学校体育では行っていない種目ばかりで構成されています。したがって各種目
とも技術習得という点では、スタートラインは全受講生同じということになりますので身構えずに受講してください。競技スポーツにはない、
生涯スポーツの楽しさを伝えられる指導者を目指す人の参加を希望します。
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2016/04/22
10:29:04
体づくり運動・健康体操
【担当】中山 忠彦
■授業概要
「体づくり運動」は、
「体ほぐしの運動」および「体力を高める運動」を柱として構成され、その理論および考え方について理解する。走、跳、投
などの基本的な運動様式をもとに様々な動きづくりに応用・発展させるアレンジ力を身につけるとともに、発育発達段階に応じた適切なトレーニ
ング方法について理論的に理解を深め,実践を通して正しく指導できる能力を養う。また、生涯を通じて健康を保持増進していくための運動を正
しく合理的に行う理論を理解するとともに、生涯スポーツとして「体づくり運動」
・
「健康体操」を実施する幅広い層に対して、民間フィットネス
クラブ、公共の総合型地域スポーツクラブ、および教育機関などで指導ができる基本的な能力の修得をめざす。
■到達目標
体づくり運動の基本的な考え方について理解し、正しい動きで適切に実践できる。
発育発達段階に応じた適切なトレーニング方法について理解する。
体づくり運動の指導法を実践的に身に付ける。
■講義計画
第9回:コーディネーション能力を向上させるための運動(ボール
第1回:体づくり運動とは
を用いて)
授業の導入として、文部科学省における「体つくり運動」の考え方
およびその基本運動について理解する。
スポーツに必要な巧みに動くための土台となるコーディネーション
学習課題:「体ほぐしの運動」と「体力を高める運動」の展開例につ
能力を向上させるトレーニングをボールを用いて実践する。
学習課題:発育発達段階で必要とされるコーディネーション運動を
いて考える。
第2回:ウォーミングアップとクーリングダウン
ボールを用いたものにアレンジする。
身体が正しく動くための準備として、ダイナミックフレキシビリティ
第10回:体づくり運動の指導実践とフィードバック
を用い、パフォーマンス向上のための動作を修得する。
これまで実践した体づくり運動を年齢に応じた運動にアレンジし指
学習課題:パフォーマンス向上のための準備運動の可能性を考える。
導実践する。また、実践後はフィードバックし指導実践能力の向上
第3回:動きづくり(正しく動くための基礎)
に努める。
スキップ動作を基本として運動の正しい動作を修得する。
学習課題:指導実践の実施および評価をもとにフィードバックし、
指導実践能力の向上を図る。
学習課題:道具を用いない動きづくりの展開例を考える。
第4回:動きづくり(素早く動く)
第11回:筋力トレーニング(自重負荷)
マイクロハードルやラダーを用いてクイックネストレーニングを実
自分の体重を負荷にして行う筋力トレーニングを例にして、体力を
践する。
高めるトレーニングの活用について学ぶ。
学習課題:道具を用いた動きづくりの展開例を考える。
学習課題:自重負荷の筋力トレーニングの活用例を考える。
第5回:動きづくり(姿勢制御)
第12回:筋力トレーニング(バランス筋力)
敏捷性などを向上させるために欠かせない姿勢制御(安定性)を練
コアトレーニングを柱に姿勢安定性を強化するトレーニングの活用
習する。
を学ぶ。
学習課題:バランス筋力(姿勢維持筋力)の活用例を考える。
学習課題:パフォーマンスが向上する正しい姿勢の重要性について
第13回:筋力トレーニング(プライオメトリクス)
考える。
第6回:スピード向上のための運動
SSC能力を向上させ、爆発的筋力向上を狙ったトレーニングの活用
スポーツに必要な基本的な運動様式「走」を取り上げ、そのパフォー
を学ぶ。
マンス向上に欠かせないスピードトレーニングを実践する。
学習課題:プライオメトリクストレーニングの活用例を考える。
学習課題:「走」を「加速局面」、「走速度維持局面」に分け、それぞ
第14回:健康運動とその応用について
筋力トレーニングの健康づくりや介護予防への活用について学ぶ。
れの展開例を考える。
第7回:アジリティ能力向上のための運動
学習課題:生涯にわたる健康を維持するための筋力トレーニングの
活用例を考える。
アジリティを身体を適切にコントロールする能力であることを理解
第15回:体づくり運動の指導実践総括
し、アジリティトレーニングを実践する。
学習課題:素早く方向転換する能力を高めるための運動の展開例を
「体づくり運動」の基本の考え方をもとに様々な運動に応用・発展さ
せるアレンジ力や運動示範能力を課題として、指導実践能力を評価
考える。
第8回:コーディネーション能力を向上させるための運動(デュア
ルタスク)
をする。
学習課題:指導実践の実施および評価をもとにフィードバックし、
基本的運動能力を向上させるためのコーディネーションについて理
指導実践能力の向上を図る。
解を深め、多彩な動きを獲得するためのトレーニングを実践する。
学習課題:発育発達段階で必要とされるコーディネーション運動の
発展例を考える。
■評価方法
実技テスト(50%程度)、授業記録(25%)、プランニングシート(25%程度)などにより、総合的に評価する。
■教科書
必要な資料は授業中に配付する。
■参考書
トレーニング指導者テキスト実践編;NPO法人日本トレーニング指導者協会,株式会社 大修館
文部科学省;学校体育実技指導資料第7集「体つくり運動」(改訂版),
http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/1325499.htm
■受講生へのメッセージ
体づくり運動は、あらゆるスポーツの核となる運動能力を養うための運動です。各スポーツ種目のパフォーマンスを向上させるうえでも非常に
有効なエクササイズ(トレーニング)実践を行います。
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2016/04/22
10:29:04
障害者スポーツ
【担当】河西 正博
■授業概要
全国障害者スポーツ大会で実施されている種目を中心に体験し、各種目のルールや基本的な技術を習得することで、障害者スポーツへの関心や理
解を深める。
■到達目標
・実施種目のルールを理解したうえで、それぞれの基本的な技術を習得する。
・各種目の実施に際して、参加対象を広げられるようなルールや用具の工夫等について、その発想や手法について理解する。
■講義計画
第1回:ガイダンス(授業形式・成績評価について)・実施種目の紹
第8回:肢体不自由者のスポーツ②(車椅子バスケットボール)(メ
インアリーナ)
介*教室での講義
全国障害者スポーツ大会の実施種目DVDを視聴する。
競技用車椅子の基本的な操作、パス・ドリブル・シュート等の基本
学習課題:全体の授業の流れを適切に把握しておく。
練習を行う。
第2回:視覚障害者のスポーツ①(陸上)(メインアリーナもしくは
学習課題:車椅子バスケットボールを行う上での基本的な技術を身
陸上競技場)
につける。
二人一組になり、1人はアイマスクをつけて、他の1人がガイドと
第9回:肢体不自由者のスポーツ③(車椅子バスケットボール)(メ
インアリーナ)
なり拍手等による誘導を行う。
学習課題:視覚を遮断された状態で運動する感覚を体感すると同時
1対1、2対2でのでのオフェンス・ディフェンス、3対3での簡
易ゲーム等を行う。
に、視覚障害者に対するガイド方法を学ぶ。
第3回:視覚障害者のスポーツ②(サウンドテーブルテニス・ゴー
学習課題:第8回の実技を踏まえて、チームとしての動きや各種技
ルボール)(メインアリーナ)
術を習得する。
アイマスクをつけた状態で両種目を体験した後、晴眼者とのペアで
第10回:肢体不自由者のスポーツ④(車椅子バスケットボール)
(メ
インアリーナ)
のゲームを行う。
学習課題:第2回と同様
第9回の実技を踏まえてチーム対抗のゲームを行う。
第4回:視覚障害者のスポーツ③(ブラインドサッカー)(メインア
学習課題:ゲームの勝利するための戦略や役割分担等について各自
リーナ)
考えながらゲームを行う。
パスやドリブル等の基礎練習およびゲームを行う。また、
「コーラ―」
第11回:肢体不自由者のスポーツ⑤(車椅子バスケットボール)
(メ
インアリーナ)
というコートサイドにいるガイドの役割についても学ぶ。
学習課題:第3回と同様
第10回と同様
第5回:肢体不自由者のスポーツ①(シッティングバレーボール)
(メ
学習課題:第10回と同様
第12回:知的障害者のスポーツ
(フライングディスク)
(メインアリーナ)
インアリーナ)
ボールの変更やコート広さ、ネットの高さ等、さまざまなアレンジ
ディスクの投げ方の習得したうえで、アキュラシー(的の通過)、ディ
を加えながら体験を行う。
スタンス(遠投)の2種目を行う。
学習課題:実技を通じて通常のバレーボールとの違いについて体感
学習課題:車椅子に乗った状態での投法も体験し、さまざまな対象
者が楽しむための工夫について考える。
する。
第6回:車椅子操作体験・車椅子スラローム(メインアリーナ)
第13回:障害に応じたスポーツの工夫*教室での講義
日常用車椅子と各種競技用車椅子の違いについて概説し、日常用車
多様な障害をもつ人々が楽しめるスポーツをグループごとに創作する。
椅子に乗車し操作方法を学ぶ
学習課題:これまでの授業で学んだことをもとに、提示された対象
者に合う種目を考案する。
学習課題:車椅子の基本的な構造、操作方法、介助方法等について
第14回:障害者スポーツを創る①-知的障害・視覚障害
実技を通じて理解する。
第7回:重度障害者のスポーツ(ボッチャ)(メインアリーナ)
前回授業で作成した障害者スポーツ種目を実践する。
基本的なルール、競技方法を概説した後に、1対1およびグループ
学習課題:指導者役に当たらない受講生はしっかりとプログラムに
参加し、良かった点・改善点等を各自整理しておく。
対抗戦を行う。
学習課題:重度障害者がスポーツを行う際の工夫(介助者の役割、
第15回:障害者スポーツを創る②-身体障害
第14回と同様
ランプスの使用等)について実技を通じて学ぶ。
学習課題:第14回と同様
■評価方法
障害者スポーツ種目に関するレポート:20点
指導計画書:20点
「障害者スポーツを創る」の評価:30点
各回実技課題の達成度(ルールの順守・他学生との協同性):30点
■教科書
適宜資料を配布する。
■参考書
適宜資料を配布する。
■履修上の注意事項
成績評価に当たっては、毎回の授業時の取り組み(60点)が重要となるので、積極的な姿勢で授業に臨んでもらいたい。なお、この科目は、
(公
財)日本障がい者スポーツ協会「初級・中級障がい者スポーツ指導員」の資格取得には必須の科目である。
■受講生へのメッセージ
実施種目の多くが初めて体験するものばかりだと思いますので、中には難しい種目もあるかと思います。そこで、
「つまらない」と簡単に片づけ
てしまうのではなく、どのようにすれば自分自身が楽しめるのか、周りの人も楽しめるのかを考えながら実技に臨んでいきましょう。
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2016/04/22
10:29:04
エアロビックエクササイズ
【担当】藤松 典子
■授業概要
近年、深刻な生活習慣病、またその予備軍であるメタボリックシンドロームを改善する運動の一つとしてウォーキングやジョギングを行う人が増
加している。エアロビクス理論に基づき、ウォーキング、ジョギング、ストックウォーキング等を行い理論と実技を習得し、運動プログラムを作成,
指導のできる技能を習得します。
■到達目標
ウォーキングは一番実施率の高い運動である。ウォーキングやジョギング、ストックウォーキングの目標心拍数と実際の心拍数,主観的運動強
度(RPE)の関係を知り、実践的な指導方法を学ぶ。また,基本的なフォームを理解し実践,指導,プログラムの作成ができるようにする。プ
ログラムの作成では,個人にあった運動強度の目標設定ができるよにする。
■講義計画
第1回:ウォーキング理論と実技
ストックを利用したウォーミングアップ
現在,健康体力づくり運動の中で最も実施率の高いウォーキングに
学習課題:ストックを使用した歩き方を体験しよう
ついて理解する
第9回:ストックウォーキングで少し長い距離を歩く
学習課題:ノートを作成する
ジョギングの正しいフォームと注意点を調べる
第2回:ウォーミングアップとクールダウン
学習課題:長い距離を歩き,またストックウォーキングのテンポを
変えて歩いてみよう
指導者として指導する理論と実際を学習する
学習課題:エアロビクス(有酸素運動)について理解を深め,ノー
近隣ストックウォーキングコースを作成する。
第10回:ストックウォーキングで比良散策
トに整理する
第3回:ウォーキングと目標心拍数の設定
自分の体力レベルを知りながら,指導法を学習する
心拍数の測定の仕方と目標運動強度の設定を学習する
傾斜の利用の仕方
学習課題:ノートに授業で実施した様々なウォーキングの心拍数と
第11回:ジョギングの運動強度
対象者の年齢と運動経験や体力に合わせたジョギングの指導方法を
歩行スピードと歩数を整理する
第4回:ウォーキングからジョギングへ
学習する
スピードの変化を体得しながら心拍数の変化にも注目する
学習課題:ウォーキングとストックウォーキング,ジョギングの運
動強度の違いを整理しておく
学習課題:ノートに授業で実施した様々なスピードのジョギングの
第12回:ジョギング
心拍数と歩行スピードと歩数を整理する
第5回:12分間走テスト
3~5kmのコースを探究する
クーパー博士の考案した12分完走テストを体験し自分の運動能力を
学習課題:主観的運動教祖(RPE)や会話テストを試してみよう
評価しよう
第13回:長い時間のジョギング
学習課題:これまでのデータの整理
7km程度走る
第6回:ウォーキングとジョギングの強度設定と心拍数、RPEストッ
学習課題:これまでのデータを整理しレポート作成につなげる
クウォーキング実技
第14回:2回目の12分間走
RPE(主観的運動強度)の利用の仕方を理解する
1回目の時と比較しよう
学習課題:これまでの授業も含めノート整理とレポート作成をする
走った距離,ペース,RPE,心拍数と運動強度設定など
自分にあてはめ,カルボーネン法で目標心拍数の設定をしておく
学習課題:これまでのデータを整理しレポート作成につなげる
第7回:12分間走テスト
第15回:グループ別ジョギング
走った距離,ペース,RPE,心拍数と運動強度設定
自分と同じペースの人とジョギングをする
学習課題:12分完走テストの結果をまとめる
各グループでウォーミングアップ~ジョギング,運動強度の確認を
自分の目標心拍数で評価をおこなう健康体力づくりのためのジョギ
しながら一定のペースで走ってみよう
ングの指導方法を学習する
お互いに周りの人の様子も観察しながら走る。
第8回:ストックウォーキング
学習課題:本授業のまとめ
ストックを使用した歩き方を体験しよう
これまでのデータを整理しレポート作成につなげる
ストックの持ち方と使い方、長さの併せ方を知ろう
■評価方法
小テスト(40点)、自分の授業中の各種取得データを使用したレポート課題(30点)の作成、提出により理解度(30点)
■参考書
健康・体力づくり事業財団「健康運動実践指導者養成テキスト」
■履修上の注意事項
ウォーキング,ジョギング,12分間走,ストックウォーキングなどの各自のデータを取りながらレポートをまとめるので欠席をしないよう注意
すること。
■受講生へのメッセージ
生涯スポーツの観点から、中高年者の指導もできることを念頭にエアロビクス理論を理解する。また、生活習慣病予防のための運動を実践でき
るようにしましょう。
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2016/04/22
10:29:04
スノースポーツ
【担当】野外スポーツコース教員
■授業概要
1年生での雪上実習での体験を基に、冬季の自然体験活動・スポーツについて、理論と実践からスノースポーツの理解を深めます。具体的には、
アルペンスキーを取り上げ、集中講義(理論・実習)で授業をおこなう。理論では冬季スノースポーツの安全や環境について取り上げます。最終
的に生涯スポーツとしてのスノースポーツの楽しさの追求・可能性の理解を目指します。
■到達目標
スノースポーツの多様性を理解し、冬季自然環境を活かしたスノースポーツプログラムを安全に、効果的に実践できる能力を身に着ける。
■講義計画
授業の概要説明およびスノースポーツの多様性に関する講義(楽し
スノースポーツ実習
みと安全配慮)
一日目 アルペンスキーの基礎
授業の概要の中で、講義とともに実技を伴うことの理解と、3日間
二日目 スノーシューハイク
にわたる実技についての概要を理解する。また、スノースポーツの
三日目 アルペンスキー発展
多様性について学習を深める。また、生涯スポーツの観点からスノー
四日目 アルペンスキーまとめ・ふりかえり
スポーツの多様性、楽しみについて概説する。また冬季の活動のリ
学習課題:アルペンスキースキルの獲得とスノーシューハイクスキ
ルの獲得
スクマネジメントについて概説する
学習課題:実技に対する目標や実習内容について学習する。
評価とふりかえり
興味あるスノースポーツについて調べてみましょう
実習のまとめを行うとともに、実習についてふりかえる。
※本授業は集中授業であり、授業時間外の実習活動も実施しする
■評価方法
①実技計画レポート10点
②実技における課題達成80点
③実技事後レポート10点
*受講人数制限を設けます(上限30名)
■教科書
授業にて必要資料を配布します
■参考書
特になし
■履修上の注意事項
特に冬の自然環境においては、個人の健康や安全への意識・管理能力が大切になります。それぞれが気をつけ、安全に健康に楽しめるよう取り
組みましょう。
学外での授業で実費を徴収します。詳細は第1回の授業で伝えます
■受講生へのメッセージ
冬ならではの自然環境の楽しみを追求しましょう。寒く、厳しい環境にわざわざ出て行くその価値と方法を身につけると、冬の過ごし方、自然
との関り方、自分自身に変化がみられるかもしれません。個々の学生の積極的・自主的な取り組みによって、授業の楽しさ・可能性も広がります。
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2016/04/22
10:29:04
マリンスポーツ
【担当】黒澤 毅
■授業概要
本授業はマリンスポーツの代表的活動の一つであるスクーバダイビングの資格取得を行い、マリンスポーツについて知識と理解を深めることであ
る。キャンプ活動を伴う海洋実習においては、学生が主体となって、キャンプの計画・運営・実施を行う。プログラム特有の安全への配慮から、
プログラム実施上の管理運営についても自主的に学びを深めることを目的として本授業は実施する。
■到達目標
①スクーバダイビングに関する知識と技術を身につける。
②マリンスポーツに関する安全管理、マネジメント能力など、プログラムを実施する際に必要な能力を身につける。
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよびマリンスポーツの現状と課題
第4回:ダイビング実習 *実習は4日間で行います
本授業における概要の説明を行い、実習日程の調整を実施。マリン
1日目:理論
スポーツにおける現状及び課題を学習する。
2日目:プール実技
学習課題:概要の確認及び、実習日程の調整
3日目:海洋実技
第2回:琵琶湖におけるマリンスポーツ
4日目:海洋実技
琵琶湖におけるマリンスポーツについて、その現状と課題を学習す
学習課題:理論の理解と実技の習得
る。
第5回:評価とまとめ
学習課題:事前学習として琵琶湖についてレポートする。
受講生が計画したマリンスポーツプログラムの評価を実施するとと
第3回:マリンスポーツプログラミング
もに、マリンスポーツ独自の楽しみや危険、安全への配慮について
ダイビングにおける海洋実習にあたる1泊2日のキャンププログラ
まとめを行う。
ムについて学習する。
学習課題:プログラム実施の感想文の提出。
学習課題:キャンププログラム立案に必要となる下調べを行う
米本実習は集中授業であり、授業時間外の実習活動も実施する。
■評価方法
実技計画レポート作成およびプレゼンテーション10点
実技における課題達成80点
実技事後レポート10点
*受講人数制限を設けます(上限30名)
■教科書
特になし
■参考書
特になし
■受講生へのメッセージ
自分たちが「やってみたい」と思うことを企画・実施・評価に至るまで実行することは、今後スポーツに関わって生きていきたいと思う皆さんにとっ
て大変役立つ力になると思います。本学立地の特色でもある琵琶湖をはじめとしたマリンスポーツに関して幅広い能力を身につけましょう。
また、本授業を受講すると、BSAC JAPAN 発行のダイビング認定証(OCEAN DIVER)が取得できます。
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2016/04/22
10:29:04
器械運動Ⅱ
【担当】柴田 俊和
■授業概要
この授業は、保健体育科教員を目指している学生を対象にしています。体づくり運動や器械運動に関して、小中高等学校の体育授業で実際に指導
されている運動(技)を、自分の体を通して実際に体験します。その体験の中で、さまざまな指導法や幇助法、学習の場の工夫や授業展開の方法
を学び、指導者としての実践的力量を高めることを目指しています。
■到達目標
学校体育で行われている、マット運動や跳び箱運動、鉄棒運動、平均台運動の代表的な技ができるようになり、指導法や補助法を身に付けるこ
とができる。
自己の運動や補助している相手の動感を捉えたり、言葉や図でその動感を表現し、伝えることができるようになる。
■講義計画
第1回:体つくり運動の楽しみ方①
第8回:跳び箱運動の楽しみ方
体つくり運動の授業構成や具体的な学習内容、方法を提示・実践する
シンクロ跳び箱等の跳び箱学習のバリエーションの提示と実践
学習課題:中学校における体つくり運動の学習内容を調べてまとめる
学習課題:跳び箱運動の様々な学び方を調べてまとめる
第2回:体つくり運動の楽しみ方②
第9回:平均台運動の授業構成と展開
からだつくり運動の様々な実践例を紹介し、体験する
平均台運動の導入法の提示と実践
学習課題:高等学校における体つくり運動の学習内容を調べてまと
学習課題:平均台運動で学ぶ内容を調べてまとめる
第10回:平均台運動の楽しみ方
める
第3回:マット運動の授業構成と展開①
連続技としての規定演技の楽しみ方の提示と実践
前転ファミリーの技の授業構成と学習方法を体験する
学習課題:提示された規定演技を練習しておく
学習課題:前転ファミリーの学習内容と学び方を調べてまとめる
第11回:鉄棒運動の授業構成と展開①
第4回:マット運動の授業構成と展開②
鉄棒運動の導入と楽しみ方の提示と実践
後転ファミリーの技の授業構成と学習方法を体験する
学習課題:逆上がりの学び方を調べてまとめる
学習課題:後転ファミリーの学習内容と学び方を調べてまとめる
第12回:鉄棒運動の授業構成と展開②
第5回:マット運動の楽しみ方
様々な上がり技、回転技、下り技の練習法の提示と実践
前方倒立回転跳びや後方倒立回転跳びの学習方法の提示と実践
学習課題:上がり技や下り技の学び方を調べてまとめる
学習課題:前方倒立回転跳びや後方倒立回転跳びの学び方を調べて
第13回:鉄棒運動の楽しみ方
連続技の実際例の提示と実践
まとめる
第6回:跳び箱運動の授業構成と展開①
学習課題:鉄棒運動の連続技を構成し、学び方を考える
切り返し系の技の学習方法の提示と実践
第14回:規定問題に取り組んでみよう
学習課題:切り返し系の技の学び方を調べまとめる
男子のマット運動の規定演技の提示と実践・発表会
第7回:跳び箱運動の授業構成と展開②
女子のマット運動の規定演技の提示と実践・発表会
回転系の技の学習方法の提示と実践
学習課題:マット運動の規定演技を練習しておく
学習課題:回転系の技の学び方を調べてまとめる
第15回:規定問題を演技しよう
集団マットの学び方と実践・発表会
学習課題:集団マットの構成を考えて、演技を作成する
■評価方法
<各回の授業後の小レポート:45%>
・各回1~3点で評価し、合計45点満点とする。
・授業内容を踏まえた論述ができていれば2点とし、そこに独自の見解や具体例等が示されていれば3点とする。
<まとめのレポート:55%>
・15回の授業を経験して、自身の意見を述べることができるか。以下の観点で評価する。10点満点。
・授業で身に付けた知識や技能や経験を、今後の学習に具体的にどのように活かそうと考えているのか。
・授業を通して得られた内容をもとに、反論を想定しながら自身の意見を提示できているか。
■教科書
使用しない。必要に応じて資料を配布します。
■参考書
「中・高校 器械運動の授業づくり」三木四郎・加藤澤男・本村清人編著、大修館書店
「器械運動の動感指導と運動学」三木四郎著、明和出版
■受講生へのメッセージ
保健体育科教員を目指している人、器械運動の指導法がわからない人、器械運動が不得意な人はぜひ受講してください。「わかる」と「できる」
がつながった、ためになる楽しい授業を展開していきたいと思っています。
教育実習に対応した指導法の講習や教員採用試験の実技試験対策も予定しています。
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2016/04/22
10:29:05
陸上競技Ⅱ
【担当】渋谷 俊浩・藤林 献明
■授業概要
陸上競技1で基礎を学び、陸上競技2では応用として、より高い技術を習得するための専門授業とする。
■到達目標
陸上競技の専門家を目指す。
陸上競技の運動を指導する力(競技力を見抜く力、データを活用する力、伝える力等)を身につける。
■講義計画
第1回:ガイダンスおよび陸上競技の基礎の確認
第9回:コントロールテスト(中間)
授業の進め方、設定課題、評価方法等について解説する。また、全
初回の結果と比較検討し、自身のトレーニングの進捗状況を確認す
種目共通(基礎)および種目別(専門)の体力トレーニング・動き
る。必要に応じて、トレーニング計画の修正等を行う。
づくりなどを用い、現在の競技力(体力・技術など)の確認を行う。
学習課題:トレーニング計画を再検討し、より最適なものにする。
学習課題:次回以降に必要な知識を予習する。
第10回:陸上競技のトレーニング理論(講義含む)
第2回:コントロールテスト(前半種目)
各種目の専門的なトレーニング方法について学習する。
各自の課題を設定するために、現時点での各自の能力を測定する。
学習課題:スポーツ生理学等、様々な視点から自身のトレーニング
学習課題:諸種のデータを記録しておく。陸上競技に要求される体
を検討する。
第11回:走種目(短距離)のトレーニング・指導方法の確認
力について予習する。
第3回:コントロールテスト(後半種目)
短距離走に必要なトレーニング(体力・技術)とは何か?、理論と
各自の課題を設定するために、現時点での各自の能力を測定する。
実践から学ぶ。
学習課題:諸種のデータを記録しておく。陸上競技に要求される技
学習課題:データを記録し、自身のトレーニングに活用する。
第12回:跳躍種目のトレーニング・指導方法の確認
術について予習する。
第4回:課題設定
跳躍種目に必要なトレーニング(体力・技術)とは何か?、理論と
授業内で取り組む各自の課題を設定し、その課題を達成するために
実践から学ぶ。
必要なトレーニングを検討する。
学習課題:データを記録し、自身のトレーニングに活用する。
学習課題:トレーニングについて予習する。
第13回:投てき種目のトレーニング・指導方法の確認
第5回:トレーニング理論の確認(講義含む)
投てき種目に必要なトレーニング(体力・技術)とは何か?、理論
競技力向上に必要なトレーニングの基礎理論について学習する。
と実践から学ぶ。
学習課題:トレーニング計画を立て、実践する。
学習課題:データを記録し、自身のトレーニングに活用する。
第6回:筋力トレーニングの実践・指導法の確認
第14回:走種目(長距離)のトレーニング・指導方法の確認
筋力トレーニングについて学習すると同時に、その指導方法につい
長距離走に必要なトレーニング(体力・技術)とは何か?、理論と
て確認する。
実践から学ぶ。
学習課題:データを記録し、自身のトレーニングに活用する。
学習課題:データを記録し、自身のトレーニングに活用する。
第7回:SAQトレーニングの実践・指導方法の確認
第15回:コントロールテスト(最終)・まとめ
SAQトレーニングについて学習すると同時に、その指導方法につい
全3回のコントロールテスト結果を比較・分析し、自身の課題達成
て確認する。
度(トレーニング結果)を検討する。自身および専門種目の特性を
学習課題:データを記録し、自身のトレーニングに活用する。
知ることで、競技力向上のための適切なトレーニングを実践できる
第8回:持久力トレーニングの実践・指導法の確認
ようになる。
持久力トレーニングについて学習すると同時に、その指導方法につ
学習課題:全データを記録しておく。
適切なトレーニング計画を立案・
いて確認する。
実践するなど、今後の競技に活用する。
学習課題:データを記録し、自身のトレーニングに活用する。
■評価方法
○受講生各自が設定した実技課題の達成度(50点)と期末レポート(50点)の合計100点で評価する。
1)課題達成度の得点の基準は以下とする。
・50点:記録等の数値目標を十分に達成し、競技力が向上している。
・40点:記録等の数値目標を達成している。
・30点:記録等の数値目標を達成するための取り組みができている。
2)期末レポートの得点の基準は以下とする。
・50点:自身の競技力向上の過程について、トレーニング結果やコントロールテストのデータを用い、明確かつ論理的に記述されている。
・40点:自身の競技力向上の過程について、専門的かつ具体的に記述されている。
・30点:自身の競技力向上へ向けての問題点や、その解決策(トレーニング方法など)が記述されている。
■教科書
特に必要なし。必要に応じて資料を配布する。
■参考書
特に必要なし。
■受講生へのメッセージ
陸上競技を専門とする学生は受講することが望ましい。
陸上競技の専門的な運動技術・コツを習得することにより、競技者として、また指導者になったときに役立つ授業にしたいと思います。
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2016/04/22
10:29:05
バスケットボールⅡ
【担当】吉川 文人
■授業概要
バスケットボールは、様々な運動能力を総合し、組み立てられるゲーム形式のスポーツである。そこでは、シュート、パス、ドリブルなどの個人
的なスキルの修得はもちろんのこと、チームとしての戦術・戦略などの高度な組織性が求められる。本授業では、個人、グループ、チームにおけ
る技術・戦術を中心に取り上げ、数多くゲームを行うことで、より実戦的な力を身につけ、技術・戦術についての理解を深める
■到達目標
1)バスケットボールにおけるウォーミングアップ・トレーニングの方法を知る
2)ファストブレイクの方法を知り、実践できるようになる
3)オフェンスのグループ戦術を知り、実践できるようになる
4)オフェンスのチーム戦術(コンティニュティー、セット)を知り、実践できるようになる
5)ディフェンスのチーム戦術(ゾーンディフェンス)を知り、実践できるようになる
6)オフェンスのチーム戦術(ゾーンアタック)を知り、実践できるようになる
■講義計画
第1回:オリエンテーション及びバスケットボール競技の基礎
授業内容(内容と運営方法)について把握する。バスケットボール
競技の競技特性とルール、戦術について概観するとともに、シュー
トを中心とした個人技能の練習をおこなう。
学習課題:授業内容と運営方法について復習し、次回から授業に備
えること。
第2回:フットワーク及びバスケットボール競技の基礎
バスケットボール競技の構成要素のなかでみられるフットワークを
実践する。個人技能の練習をおこなうとともにグループ戦術の基礎
を学び、
1対1、
2対2、
3対3といった対人プレイのなかで実践する。
学習課題:
第3回:バスケットボールのファストブレイク①
ファストブレイクの原理を知り、その練習方法(2対1)を学ぶ。ファ
ストブレイクの練習(3対2)を行い、ミニゲームで実践する。
学習課題:3対2の攻め方について復習を行うこと。またミニゲー
ムを振り返り、課題を抽出しておくこと。
第4回:バスケットボールのファストブレイク②
ファストブレイクの練習(4対3、5対4)を行い、ミニゲームで
実践する。
学習課題:4対3、5対4の攻め方について復習を行うこと。また
ミニゲームを振り返り、課題を抽出しておくこと。
第5回:バスケットボールのグループ戦術①
オフェンスのグループ戦術の種類を知り、その練習方法を学ぶ。
学習課題:オフェンスのグループ戦術にはどういったものがあるの
かについて復習を行い、練習方法およびそのポイントに
ついて復習を行っておくこと。
第6回:バスケットボールのグループ戦術②
オフェンスのグループ戦術(ピック)の練習を行い、ミニゲームで
実践する。
学習課題:ピックプレイの成り立ちについて復習を行うこと。また
ミニゲームを振り返り、より良くピックプレイを行う方
法について考えること。
第7回:バスケットボールのグループ戦術③
オフェンスのグループ戦術(パス&カット)の練習を行い、ミニゲー
ムで実践する。
学習課題:パス&カットの成り立ちについて復習を行うこと。また
ミニゲームを振り返り、パス&カットを用いた攻撃のポ
イントの整理を行っておくこと。
第8回:バスケットボールのチーム戦術①
オフェンスのチーム戦術(コンティニュイティーオフェンス、セッ
トオフェンス)を知り、チームごとに戦術の選定・決定を行う。
学習課題:チームで選んだオフェンスについて復習を行い、チーム
ごとに集まりスムーズに動けるよう練習しておくこと。
第9回:バスケットボールのチーム戦術②
チームごとに決定したプレーの練習を行い、ミニゲームで実践する。
学習課題:ミニゲームを振り返り、チームで行うオフェンスの改善
点について、ミーティングおよび練習を行っておくこと。
第10回:バスケットボールのチーム戦術③
チームごとに決定したプレーの練習を行い、ミニゲームで実践する。
学習課題:ミニゲームを振り返り、チームで行うオフェンスの改善
点について、ミーティングおよび練習を行っておくこと。
第11回:バスケットボールのチーム戦術④
ディフェンスのチーム戦術(ゾーンディフェンス)を知り、チーム
ごとに戦術の選定・決定を行う。
学習課題:チームで選んだゾーンディフェンスについて復習を行い、
チームごとに集まりスムーズに動けるよう練習しておく
こと。
第12回:バスケットボールのチーム戦術⑤
チームごとに決定したディフェンスの練習を行い、ミニゲームで実
践する。
学習課題:ミニゲームを振り返り、チームで行うゾーンディフェン
スの改善点について、ミーティングおよび練習を行って
おくこと。
第13回:バスケットボールのチーム戦術⑥
チームごとに決定したディフェンスの練習を行い、ミニゲームで実
践する。
学習課題:ミニゲームを振り返り、チームで行うゾーンディフェン
スの改善点について、ミーティングおよび練習を行って
おくこと。
第14回:バスケットボールのチーム戦術⑦
ゾーンディフェンスに対する攻撃法(ゾーンアタック)を学び、練
習する。
学習課題:ゾーンアタックの狙いや動き方を復習し、チームごとに
集まり練習しておくこと。
第15回:まとめの試合・全体の振り返り
バスケットボールの試合(10分×4Q)を行う。
学習課題:ミニゲームを振り返り、チームで行うゾーンアタックの
改善点について考えること。また授業を通して学んだバ
スケットボールの戦術について復習を行うこと。
■評価方法
1)適宜実技試験(試験の方法・日程は、授業内で告知)を実施し、評価する。2)実技評価(50点)、レポート評価(50点)の合計100点満
点で評価する。実技については、ファストブレイク(10点)、オフェンスのグループ戦術(10点)、オフェンスのチーム戦術(10点)、ディフェ
ンスのチーム戦術(10点)、バスケットボールに関連したコミュニケーションスキル(10点)についてのパフォーマンスと戦術理解の程度を総
合的に評価する。レポートの得点基準は以下の通り。
40 ~ 50点:授業内容を踏まえ、専門用語を適切に用いて、独自の視点を加えて課題・問題点を論じることができている。
25 ~ 39点:授業内容を踏まえ、課題・問題点について考察したことを記述することができている。
0~ 24点:上記の基準に満たない。
■教科書
特になし。
■参考書
「バスケットボール指導教本」日本バスケットボール協会編 大修館書店(2002)。その他各時間に必要な資料を準備し、配布する。また、必
要に応じてビデオ教材を準備する。
■履修上の注意事項
激しい動きにも対応できるジャージ類を着用すること。メインアリーナにて開講するので、必ず、体育館シューズを用意すること。また、安全
確保のため、アクセサリー類の着用は禁止する。選択授業となるため、バスケットボールを熱心に取り組む姿勢がなく、他の受講生に悪影響与
えると判断した場合は履修を取り消す場合がある。
■受講生へのメッセージ
バスケットボールは、誰もが楽しめるスポーツです。これを体系的に学ぶことによって、有益な運動学習教材に高めることができます。楽しく
プレイし、有益な指導理論と実践力を身につけよう! 90分間目一杯バスケットボールをやってもらいます!
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2016/04/22
10:29:05
バレーボールⅡ
【担当】鳥羽 賢二
■授業概要
バレーボールⅠで習得したスキルを基本に、ゲームに必要な更に高いレベルのスキルの習得を目指します。
ゲーム場面での応用システムを理解し、個人能力を高めチームとして最大限レベルのゲームが出来るように授業を展開します。
国際ルールと審判方法を理解し実践します。
更に、教育実習等での指導場面で実践できる知識、スキルを身に付けます。
■到達目標
①以下のスキル取得を目標とする。
●自由自在のパスコントロール ●強打アタックに対してのレシーブコントロール
●コンビネーションスパイク(クイック攻撃)のマスター ●チーム内でのコンビネーション(クイック)攻撃の確立
②高度な審判法をマスターする。
●高度な(アウトオブポジション等を含む)6人制の主審、ラインズマン等の審判が実践できるようにする。
■講義計画
第1回:オリエンテーション、グルーピング、バレーボール特性の
理解と国際ルールの習得、審判方法についての諸説明
第8回:総合スキル獲得 (スキル&システム)
チームプレイの確立
ガイダンス
学習課題:瞬時にさまざまなポジショニングができるようにする
競技特性の理解
第9回:ゲーム実戦(リーグ戦1回戦)
チーム編成
6チームに分かれての実戦
審判法習得
学習課題:チーム内で戦術目標をたてる
学習課題:チームメイトとの交流
第10回:ゲーム実戦(リーグ戦2~3回戦)
第2回:応用パス レベル1(オーバーハンドパス / トス)
6チームに分かれての実戦
パス感覚を養う
学習課題:チームミーティングを持ち、役割分担(ポジション)の
適正化をはかる
学習課題:移動しながらのステップワークを伴い、オーバーパスコ
第11回:ゲーム実戦(リーグ戦3~4回戦)
ントロールを身に付ける
第3回:応用パス レベル2
(オーバーハンド&アンダーハンドパス)
6チームに分かれての実戦
パス感覚を養う
学習課題:チーム内での課題を整理する
学習課題:ハンドリングのコツをつかむ
第12回:ゲーム実戦(リーグ戦4~5回戦)
第4回:守備スキル レベル1(サーブレセプション)
6チームに分かれての実戦
レシーブ感覚を養う
学習課題:チームの戦術を再構築する
学習課題:すばやいフットワークを身に付ける
第13回:ゲーム実戦(リーグ戦5回戦)
第5回:守備スキル レベル2(6人サーブレセプション)
6チームに分かれての実戦
チームでのレシーブ感覚を養う
学習課題:チーム競技力を向上させる
学習課題:隣のプレイヤーとのコミュニケーションをとる
第14回:ゲーム実戦(プレイオフ)
第6回:攻撃スキル レベル1(サーブレセプション→トス→スパ
6チームに分かれての実戦
イク)
学習課題:チームの完成度をあげる
3段攻撃の習得
第15回:スキル習得のチェックと課題レポートの要点整理
学習課題:リズムよく3段攻撃を成立させる
パス・トス・スパイクの3段攻撃習得度チェック
第7回:攻撃スキル レベル2(6人コンビネーション スキル&
審判法の要点についてのレポート
システム)
学習課題:総合スキルの完成度をあげる
アウトオブポジション等も含む細則ルールを理解する
チームでの3段攻撃の習得
学習課題:2段トスを正確にあげられるようにし、スパイクにつなぐ
■評価方法
授業内で提示した以下の実技課題および課題レポートの総合評価(100点)とする。
20点:オーバーおよびアンダーハンドパス課題
20点:ディグレシーブ課題
20点:コンビネーションスパイク課題
20点:サービス課題
20点:課題審判法レポート
■教科書
特になし。
■参考書
6人制ルールブック(日本バレーボール協会認定)。
■履修上の注意事項
バレーボールシューズ又は、底の浅いアリーナ用シューズが望ましい。
バレーボールⅠの単位取得者に限り履修できる。
過去にバレーボール競技を継続的に経験、あるいは競技を実戦的に継続されていることが望ましい。
■受講生へのメッセージ
バレーボール競技は、世界連盟加盟国数が220となり最大加盟競技のワールドスポーツです。個人技術の習得をもとにチームメートとのコミュ
ニケーションを大切にし、チームプレイを実践します。
究極のチームスポーツにチャレンジしてみください。
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2016/04/22
10:29:05
サッカーⅡ
【担当】望月 聡
■授業概要
サッカーの指導者養成プログラムです。
「創造性豊かな選手」
、
「試合で通用するテクニックを持った選手」
、
「どのようなプレーが効果的かが解る、
戦術理解度の高い選手」
、
「自分で観て考えて判断できる、自己決定力ある選手」
。このような選手を育成するコーチに求められる資質、能力などを、
実技、指導実践、講義を通して学んでいきます。
■到達目標
学生が実技・指導実践・講義も中で、主体的、能動的に取り組み、指導者としての豊富な知識と実践力を身につけたコーチになる。
■講義計画
第1回:ゲームを楽しむ(サッカーの魅力)
実際にサッカーの試合を行い、サッカーをすることの楽しさ、魅力
を感じてもらいます。その中で競技することの難しさや、仲間と協
力することの大事さを見つけ、指導するヒントにしていきます。
学習課題:実技中心の授業になるので、怪我をしない、実技を楽し
むことができる身体つくりをしておく。
第2回:パス&コントロール(実技1)
サッカーにおいて最も基本的なスキルを実践を通して学ぶ。ボールを
蹴る、パスを受ける練習を、体験しながら学んでいきます。簡単から
徐々に難しくなっていくトレーニングメニューを感じてもらいます。
学習課題:グループで実技を復習して、
自分たちがやり易く、
またコー
チングし易いメニューを考えてみる。
第3回:パス&コントロール (グループA:指導実践とディスカッ
ション)
コーチになって実際に15分の指導実践をする。終了後、全員でディ
スカッション。①
(選手役の学生から、コーチの持たなければならない資質や能力につ
いて、評価してもらう)
学習課題:人からの「評価を受ける、
評価をする」ことを授業で行う。
ノートにまとめておき、そこから次の指導実践に活かす。
第4回:パス&コントロール
(グループB:指導実践とディスカッション)
コーチになって実際に15分の指導実践をする。終了後、全員でディ
スカッション。②
(選手役の学生から、コーチの持たなければならない資質や能力につ
いて、評価してもらう)
学習課題:人からの「評価を受ける、
評価をする」ことを授業で行う。
ノートにまとめておき、そこから次の指導実践に活かす。
他のメンバーと話す機会をつくり、一緒に振り返る。
第5回:パス&コントロール
(グループC:指導実践とディスカッション)
コーチになって実際に15分の指導実践をする。終了後、全員でディ
スカッション。③
(選手役の学生から、コーチの持たなければならない資質や能力につ
いて、評価してもらう)
学習課題:人からの「評価を受ける、
評価をする」ことを授業で行う。
ノートにまとめておき、そこから次の指導実践に活かす。
グループで意見交換も行っておく。
第6回:コーチの役割(講義1)
コーチの役割についてディスカッション。コーチについてお互いに
意見を出し合いながら進めていきます。
学習課題:
「コーチ」について、自分なりに意見を言えるように考え
ておく。
第7回:ゴールキーパー(実技2)ゴールキーパーの基本的スキル
人気NO.1ポジションであるゴールキーパーの実技を通して、楽しさ
と難しさを学ぶ。
学習課題:ゴールキーパーの実技は特殊な動作が多いので、怪我の
ないように身体を作っておく。またゴールキーパーに求
められる能力を調べておく。
第8回:突破&シュート(実技3)攻撃の突破からシュート
サッカー競技の中で一番の醍醐味である、
「突破&シュート」
。実技
を行い、スキルを学ぶ。
学習課題:授業前後にグループで実技をする。イメージを作ること
が重要になるため。
第9回:突破&シュート(グループA:指導実践とディスカッション)
コーチになって実際に15分の指導実践をする。終了後、全員でディ
スカッション。①
(選手役の学生から、コーチの持たなければならない資質や能力につ
いて、評価してもらう)
学習課題:人からの「評価を受ける、
評価をする」ことを授業で行う。
ノートにまとめておき、そこから次の指導実践に活かす。
グループで意見交換も行っておく。
第10回:突破&シュート(グループB:指導実践とディスカッション)
コーチになって実際に15分の指導実践をする。終了後、全員でディ
スカッション。②
(選手役の学生から、コーチの持たなければならない資質や能力につ
いて、評価してもらう)
学習課題:人からの「評価を受ける、
評価をする」ことを授業で行う。
ノートにまとめておき、そこから次の指導実践に活かす。
グループで意見交換も行っておく。
第11回:突破&シュート(グループC:指導実践とディスカッション)
コーチになって実際に15分の指導実践をする。終了後、全員でディ
スカッション。③
(選手役の学生から、コーチの持たなければならない資質や能力につ
いて、評価してもらう)
学習課題:人からの「評価を受ける、
評価をする」ことを授業で行う。
ノートにまとめておき、そこから次の指導実践に活かす。
グループで意見交換も行っておく。
第12回:フィジカル
(実技4)
サッカー競技おけるフィジカルトレー
ニングの実践と理解
サッカー競技において、フィジカルトレーニングの重要性を実際に
行い学ぶ。
学習課題:フィジカルの重要性について、またサッカー競技に求め
られる能力について調べておく。
第13回:公式戦の戦い方 (グループA:チームの統率とディスカッ
ション)
実際の試合でチームを統率する。監督采配を学ぶ。①試合前の準備、
モチベーションアップ等どのような仕事があるかを、実際に学びま
す。
学習課題:試合前の準備について、日常の練習・試合前日・試合直前・
試合中・試合後等に監督として何をすることが必要なの
か、調べてまた自分でも考えておく。
第14回:公式戦の戦い方 (グループB:チームの統率とディスカッ
ション)
実際の試合でチームを統率する。監督采配を学ぶ。②試合前の準備、
モチベーションアップ等どのような仕事があるかを、実際に学びます。
学習課題:試合前の準備等を、時系列で整理してみる。
第15回:公式戦の戦い方 (グループC:チームの統率とディスカッ
ション)
実際の試合でチームを統率する。監督采配を学ぶ。③試合前の準備、
モチベーションアップ等どのような仕事があるかを、実際に学びます。
学習課題:自分や他人がでやった監督采配について、
意見交換を行い、
振り返る。
■評価方法
・指導実践40点
①テーマに焦点をあてたコーチング(20点)
②テーマにあったトレーニングメニュー(10点)
③成功と失敗の原因が分かり伝わるコーチング(10点)
・実技力40点
①選手としての競技力(20点)
②失敗を恐れない積極性あるプレー(20点)
・講義での意見交換と発表20点
①発問や質問に対しての意見交換(10点)
②試合映像からの分析発表(10点)
■教科書
授業の中で資料を配布します。
■参考書
DVD「インテリジェンスを育てる」サッカートレーニング(JLCジャパンライム)
■履修上の注意事項
天候によって活動場所が変わる可能性があります。準備と予測をして下さい(人工芝用シューズ・室内シューズ)
■受講生へのメッセージ
トップアスリート、トップコーチを目指すプログラムです。覚悟して受講して下さい。
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シラバス2015.indb
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2016/04/22
10:29:05
テニスⅡ
【担当】北村 哲
■授業概要
技術・知識をより実践的なものとして活用できるようにする。
選手育成を目指す指導の実践。
■到達目標
すべての技術を習得すること。
選手育成における指導法、および練習法を理解し実践する。
■講義計画
第1回:ハイレベルテニスの理解
第8回:シングルスゲーム2 戦術的対応のスキル向上
授業の進め方についての説明およびハイレベルテニスの外観を理解
戦術・技術・思考における問題点解決
し、この授業の目指すものについて理解する
学習課題:コートの空き時間に練習実践する
学習課題:テニス指導書を読む
第9回:ダブルスゲーム1 ダブルスにおける個人のプレー特徴の
把握
第2回:基礎技術の確認
サービス、ストローク、ボレー技術の復習
いろいろなペアリングでのダブルス
学習課題:テニス部の練習を見学する
学習課題:コートの空き時間に練習実践する
第3回:ストローク練習1 コースの打ち分け
第10回:ダブルスゲーム2 ダブルスにおける戦術理解と実践
2対1練習における、打ち分け、ポジション移動
戦術・技術・思考における問題点
学習課題:テニス部の練習を見学する
学習課題:コートの空き時間に練習実践する
第4回:ストローク練習2 時間的制約の中でのコントロール
第11回:グループ学習1 シングルスでの個々の課題克服
2対1練習における、ボレー対ストローク
これまでの授業内容からグループで練習方法考案する
学習課題:コートの空き時間に練習実践する
学習課題:ウインブルドンテニスの視聴
第5回:サービスからのプレー
第12回:グループ学習2 ダブルスでの個々の課題克服
サービスからのストローク
グループで練習方法を発表する
サービスからのネットプレー
学習課題:ウインブルドンテニスの視聴
学習課題:コートの空き時間に練習実践する
第13回:シングルスのリーグ戦を通したスキル向上
第6回:サービスレシーブからのプレー
試合と練習を繰り返し、競技力向上を目指す
リターンからのストローク
学習課題:指導の留意点をノートにまとめる
リターンからのネットプレー
第14回:ダブルスのリーグ戦を通したスキル向上
学習課題:コートの空き時間に練習実践する
試合後にディスカッションし、指導の観点を掴み取る。
第7回:シングルスゲーム1 個人のプレー特徴の把握
学習課題:指導の留意点をノートにまとめる
総当たり戦
第15回:テニスの面白さ・楽しさの深さのについて考察
学習課題:コートの空き時間に練習実践する
テニス初心者時(テニスⅠ)と比較しテニスの面白さ・楽しさの違
いについて考える
学習課題:指導の留意点をノートにまとめる
■評価方法
各授業で提示した課題75点(全授業時15回×各5点)、期末レポート:25点の計100点にて評価する。
■履修上の注意事項
テニスの競技経験、またはそれに準ずる技能を持つもの。
テニスⅠを履修し単位を取得したもの。
授業態度、礼儀を意識して臨んでほしい。
■受講生へのメッセージ
テニスへの興味、理解をより深めてほしい。
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2016/04/22
10:29:05
水泳
【担当】白木 孝尚
■授業概要
本授業では、水中運動法で習得した知識・技術・体力を基礎に、主に水泳(競泳)に必要な技術・体力の習得を目指す。本授業は実技と講義で構
成され、水泳(競泳)の競技パフォーマンス向上を狙った実技(トレーニング)を実践する。
■到達目標
水泳(競泳)のレースに出場できる技術・能力を身に付けるとともに、自らの水泳(競泳)能力をさらに高める。
■講義計画
第1回:オリエンテーション・水泳競技解説
学習課題:非完全回復高強度インターバル運動中の乳酸耐性のトレー
本授業の主旨や到達目標を理解し、本授業を受講するうえでの姿勢・
ニング(強度SP 1)により高強度運動中の持久力・スピー
心構えを説明する。また、水泳競技について解説する。
ド維持能力を養成する.
学習課題:本授業の計画や到達目標を理解する。水泳競技について
理解する。
第10回:実技⑨「無酸素能力向上トレーニング(乳酸生成能力)」
無酸素能力を向上させるトレーニングを実践し,体力の向上を図る.
第2回:実技①「有酸素能力向上トレーニング(基礎的持久力)」
学習課題:完全回復高強度運動中の乳酸生成のトレーニング(強度
有酸素能力を向上させるトレーニングを実践し,体力の向上を図る.
SP 2)により高強度運動中のパワー・スピードの向上を
学習課題:基礎的な有酸素的持久力強化のトレーニング(強度A 2
狙う.
第11回:実技⑩「無酸素能力向上トレーニング(パワー・スピード
~ EN 1)により基礎的持久力を養成する.
第3回:実技②「有酸素能力向上トレーニング(閾値持久力)」
能力)」
有酸素能力を向上させるトレーニングを実践し,体力の向上を図る.
無酸素能力を向上させるトレーニングを実践し,体力の向上を図る.
学習課題:乳酸閾値付近の有酸素的持久力強化のトレーニング(強
学習課題:短時間高強度運動中のパワー・スピードのトレーニング
(強
度EN 2)により閾値持久力を養成する.
度SP 3)により高強度運動中の爆発的なパワー・スピー
第4回:実技③「有酸素能力向上トレーニング(高強度持久力)」
ドの発揮能力を養成する.
有酸素能力を向上させるトレーニングを実践し,体力の向上を図る.
第12回:実技⑪「技術トレーニング(スタート・ターン編)」
学習課題:高強度の有酸素的持久力強化のトレーニング(強度EN 3)
競泳のスタート・ターンの技術トレーニングを実践し,スタート技
により高強度持久力を養成する.
術の向上を図る.
第5回:実技④「技術トレーニング(キック編)」
学習課題:スタート・ターンに特化した技術トレーニング(飛び方、
キックの技術トレーニングを実施し、泳力の向上を図る。
姿勢、入水方法など)を実践し、スタート技術ならびに
学習課題:基本的なキック技術の専門的なドリルトレーニングを実
泳力の向上を図る。
第13回:実技⑫「レースシミュレーション」
践し、キック技術の向上を図る。
第6回:実技⑤「技術トレーニング(プル編)」
競泳の専門的なレースシミュレーショントレーニングを実践し,レー
プルの技術トレーニングを実施し、泳力の向上を図る。
ス戦術の向上を図る.
学習課題:基本的なプル(ストローク)技術の専門的なドリルトレー
学習課題:競泳のレースシミュレーショントレーニングで一般的な
ニングを実践し、プル(ストローク)技術の向上を図る。
ブロークン形式で実施し、ペース配分等のレース戦術を
第7回:実技⑥「技術トレーニング(バタフライ・平泳ぎ編)」
磨く.
バタフライ、平泳ぎの技術トレーニングを実施し、泳力の向上を図る。
第14回:実技⑬「レースに向けたコンディショニング」
学習課題:バタフライ、平泳ぎに特化した技術トレーニング(キック、
競泳のレースに向かうコンディション作りを目的としたトレーニン
プル、スイム)を実践し、泳技術ならびに泳力の向上を
グを実践する.
図る。
学習課題:基礎的なウォーミングアップ、キック・プルの技術練習
第8回:実技⑦「技術トレーニング(クロール・背泳ぎ編)」
から有酸素運動・無酸素運動の組み合わせて実践によっ
クロール、背泳ぎの技術トレーニングを実施し、泳力の向上を図る。
学習課題:クロール、背泳ぎに特化した技術トレーニング(キック、
て、自身のコンディションを調整する.
第15回:実技⑭「レース」
プル、スイム)を実践し、泳技術ならびに泳力の向上を
実際に全力で100m泳を実施し、最大パフォーマンスを発揮する。
図る。
学習課題:各自でウォーミングアップを考案・実践し、実際のレー
第9回:実技⑧「無酸素能力向上トレーニング(耐乳酸能力)」
スと同様の手法で全力泳を実施する。
無酸素能力を向上させるトレーニングを実践し,体力の向上を図る.
■評価方法
①期末レポート(20)
②実技の内容:実技課題の達成レベルやタイム(80)
■教科書
なし
■参考書
「水泳コーチ教本」
(財)日本水泳連盟(大修館書店)
「安全水泳」
,
(財)日本水泳連盟(大修館書店),
「スイミング・ファステスト」E・マグリシオ(ベー
スボールマガジン社),「スイミング・イーブン・ファースター」E・マグリシオ(ベースボールマガジン社)
■履修上の注意事項
履修条件
①水中運動法の単位を取得していること(成績がA評価であることが望ましい)
②水泳(競泳)を競技として捉え実践しているもの
③水泳の指導法を学習したい場合は「水泳コーチング論」を受講すること
■受講生へのメッセージ
本授業では、競技としての水泳を実施する能力を養うことを目的としているので、実施する内容(泳ぐプログラム)のレベルが高いものになります。
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2016/04/22
10:29:06
柔道Ⅱ
【担当】林 弘典
■授業概要
柔道は、心身の力を最も有効に使用する道である。その修行は、攻撃防御の練習によって、身体精神を鍛錬修養し、斯道(しどう)の神髄を体得
する事である。そうして、
是(これ)に由(よ)って己を完成し、
世を補益するが、
柔道修行の究竟(きゅうきょう)の目的である(嘉納治五郎遺訓)
。
本授業では、柔道の初段に必要な投の形(手技3本、腰技3本、足技3本の計9本)ができるようになることを目指す。
■到達目標
1.立礼、座礼ができる。
2.すり足、継ぎ足ができる。
3.手技(浮落、背負投、肩車)ができる。
4.腰技(浮腰、払腰、釣込腰)ができる。
5.足技(送足払、支釣込足、内股)ができる。
■講義計画
第1回:オリエンテーション、礼法(立礼・座礼)、すり足、継ぎ足
礼法(立礼・座礼)、すり足、継ぎ足について学習する。
学習課題:シラバスを熟読する。礼法(立礼・座礼)、すり足、継ぎ
足について調べる。
第2回:浮落(うきおとし)
礼法(立礼・座礼)、すり足、継ぎ足について学習する。
学習課題:投の形の浮落について調べる。
第3回:背負投(せおいなげ)
投の形の背負投について学習する。
学習課題:投の形の背負投について調べる。
第4回:肩車(かたぐるま)
投の形の肩車について学習する。
学習課題:投の形の肩車について調べる。
第5回:浮腰(うきごし)
について学習する。
学習課題:投の形の浮腰について調べる。
第6回:払腰(はらいごし)
投の形の浮腰について学習する。
学習課題:投の形の払腰について調べる。
第7回:釣込腰(つりこみごし)
投の形の釣込腰について学習する。
学習課題:投の形の釣込腰について調べる。
第8回:送足払(おくりあしはらい)
投の形の送足払について学習する。
学習課題:投の形の送足払について調べる。
第9回:支釣込足(ささえつりこみあし)
投の形の支釣込足について学習する。
学習課題:投の形の支釣込足について調べる。
第10回:内股(うちまた)
投の形の内股について学習する。
学習課題:投の形の内股について調べる。
第11回:手技(浮落、背負投、肩車)の演武
投の形の手技(浮落、背負投、肩車)について学習する。
学習課題:投の形の手技(浮落、背負投、肩車)について復習する。
第12回:腰技(浮腰、払腰、釣込腰)の演武
投の形の腰技(浮腰、払腰、釣込腰)について学習する。
学習課題:投の形の腰技(浮腰、払腰、釣込腰)について復習する。
第13回:足技(送足払、支釣込足、内股)の演武
投の形の足技(送足払、支釣込足、内股)について学習する。
学習課題:投の形の足技(送足払、支釣込足、内股)について復習する。
第14回:投の形(手技、腰技、足技)の演武
投の形(手技、腰技、足技)について学習する。
学習課題:投の形(手技、腰技、足技)について復習する。
第15回:実技課題の達成度チェック
礼法(立礼・座礼)、投の形(手技、腰技、足技)について学習する。
学習課題:礼法(立礼・座礼)、投の形(手技、腰技、足技)につい
て復習する。
■評価方法
授業時に提示した課題レポート30点と実技課題の達成度チェック70点(15回目)の合計100点で評価する。
課題レポートの得点の基準は以下とする。
30点:誤字脱字が全くなく、暗唱できて意味の説明もできる。
20点:誤字脱字が全くなく、暗唱できるが部分的にしか意味の説明ができない。
10点:誤字脱字があり、暗唱も曖昧で意味も部分的にしか説明できない。
■教科書
なし。
■参考書
1.講道館DVDシリーズ第3作「投の形」:講道館(講道館)
2.昇段審査のための柔道の形入門[投の形][柔の形]:小俣幸嗣(大泉書店)
■履修上の注意事項
※原則的に「柔道」の単位を修得した者が対象です。
※安全上、全日本柔道連盟試合服装規定に適合した柔道衣の着用を義務づける。
※指導上、ゼッケンを柔道衣に縫い付けてください。
柔道衣とゼッケンについては、早川繊維工業のHPを参照してください。
1.授業前日は睡眠や栄養をとり、体調管理には十分に留意してください。
2.怪我防止のため、手足の爪を短く切り、ヘアピンやピアス、指輪、腕時計などは外してください。
3.髪が肩に触れる者は邪魔にならないようにゴムで束ねてください。
4.男子は柔道衣の下に何も着用せず、女子は白のTシャツ等を着用してください。
5.更衣後、貴重品は各自で管理してください。
6.柔道場の出入りは、トレーニング場に近い側のドアのみ使用してください。
7.柔道場を出入りするときは、服装を整え帯を締めて一礼をして出入りしてください。
8.柔道場では脱帽し、飲食をしないでください。
9.授業中、トイレ等で柔道場を出るときは必ず申し出てください。
❶⓪.衛生上、使用した柔道衣は必ず洗濯してください。
❶❶.感染症予防のため、柔道衣の貸し借りは絶対にしないでください。
■受講生へのメッセージ
1.柔道の立技(たちわざ)を理解し、初段になるために役立ちます。
2.履修者は柔道衣の購入申込みをする予定です(7,500 ~ 13,000円)。
3.ゼッケンを付けた適切なサイズの柔道衣を持っている者は購入する必要はありません。
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2016/04/22
10:29:06
生涯スポーツ学研究法
【担当】生涯スポーツ学科教員
■授業概要
卒業研究を行う前に知っておくべき事柄を具体的に紹介する。
「研究とは何か?」という事を、生涯スポーツに関する幅広い分野から包括的にわ
かりやすく説明する。新しい学問領域では、
学生による新鮮な発想がノーベル賞や大発見につながる事は決して珍しくない。その第一歩として、
「論
理的な仮説」
、
「研究計画」
、
「研究の施行」
、
「解析」
、
「正しい学術論文やレポートの作成」の習得を目的とする。
■到達目標
生涯スポーツの研究の方法を知り、実際に研究目的、方法を立案できる。
■講義計画
第1回:授業のガイダンス、レポート・報告書・研究論文の書き方
第8回:観察的研究の例(1)
大学での学問と高校での勉強とはまったく異なるが、大学での受講
観察的研究(学習者のうごきの観察、および授業評価)の例を初歩
の仕方をまず知り、卒業論文をなぜ書くか、また書くための留意点
から解説する。
を把握する。レポートについて、その種類をはじめ、作成の手順、
学習課題:復習をして、授業の評価の仕方をまとめよう。
書き方のきまり、さらによい文章を書くための技法を習得する。
第9回:観察的研究(授業の観察・評価)の例(2)
学習課題:レポート、論文、卒業論文の書き方について復習してお
学習者のうごきの観察及び授業評価の例から観察的研究の方法を解
説する。
くこと。
第2回:研究の基礎(1)
学習課題:授業の観察法・評価法についてまとめること。
研究論文とレポートの違い、研究とは何をすることなのかを概説する。
第10回:自然科学系研究の例(1)
具体的な様々な研究手法を用いた論文を紹介しながら説明を加える。
生涯スポーツの分野において、どのような自然科学系(実験的)な
研究の信頼性、妥当性についても説明する
手法が用いられているか、どのような結果が報告されているか概観
学習課題:自分の興味のあるキーワードで論文を検索してみましょう
する。
第3回:研究の基礎(2) 研究計画発表に向けて
学習課題:復習をし、これまでに学習した手法との違いを理解する
研究計画を順序立てて立てていくために必要な項目、内容について
第11回:自然科学系研究の例(2)
概説する。
実際に研究を行うための実験デザインについて学習する。自分の興
研究計画を立てていく際の項目について整理し、確認する。
味のある変数について、対象や実験(操作)内容、期間などを決定し、
分かりやすいプレゼンテーションについて説明する。
研究計画を立てられるよう理解を深める。
学習課題:自分の興味のあるキーワードで論文を検索してみましょう
学習課題:自分の興味のある変数を決定し、実験計画を立てる。
第4回:人文科学系研究の例(1)
再度プレゼンテーション内容を確認し、発表の練習をする。
スポーツの歴史など、人文科学系における研究を紹介する。
第12回:数値の取扱と統計の基礎(1)
学習課題:自分の興味のあるテーマで検討してみよう。
質的変数・量的変数での数値表現および平均値・標準偏差を学ぶ。
第5回:人文科学系研究の例(2)
学習課題:復習をして、平均値などがどのような意味を持つかを考
えよう。
スポーツの歴史など、人文科学系における研究の方法を論じる。
学習課題:事実の記述の仕方、考察の仕方を復習しよう。
第13回:数値の取扱と統計の基礎(2)
第6回:社会科学系研究の例(1)
公式から偏差値をもとめる。グラフなどの表現法を講義する。
スポーツでの意識調査などの社会科学系における研究を紹介する。
学習課題:しっかり復習し、課題を与えてレポートを出すので、期
日までに提出のこと。
学習課題:自分の興味のあるテーマで検討してみよう。
第7回:社会科学系研究の例(2)
第14回:研究計画の発表(pptを利用して)(1)
スポーツでの意識調査などの社会科学系における研究の方法を論じ
評価を記入しながらよい発表とはどのようなものかを探ってみる。
る。
学習課題:自分以外の発表から学んだことを整理する。
学習課題:事実の記述の仕方、考察の仕方を復習しよう。
第15回:研究計画の発表(pptを利用して)(2)
後半のグループの評価を記入しながらよい発表とはどのようなもの
かを探ってみる。
学習課題:生涯スポーツ研究法で学んだことを整理し、ノートに索
引をつけるとよい。
■評価方法
担当者がそれぞれの担当部分について、レポート、小テスト等で総合的に評価する。
各担当者が1コマ10点満点で採点した結果(13コマ×10点=130点)と、研究計画の発表(研究計画20点、発表50点)の合計200点を100点
満点に換算する。
■教科書
定まった教科書は使用しない。
■参考書
参考文献等については、授業の中で、各担当教員が紹介する。
■履修上の注意事項
第1回目に授業の流れを述べるので、発表日など注意すること。
■受講生へのメッセージ
4年生で取り組む卒業研究に向けて、準備する第一歩です。生涯スポーツ学科7名の教員で担当するので、それぞれの授業に積極的に参加して
ください。
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2016/04/22
10:29:06
野外スポーツの理論と実際(2011~2014年度入学生)
【担当】黒澤 毅・林 綾子
野外スポーツ理論と実践(2015・2016年度入学生)
■授業概要
「こどもの体験活動等に関するアンケート調査」
(文部省実施)では、自然体験が豊富な子どもほど、道徳観・正義感が充実していることが明らか
になり、野外スポーツ・野外教育の重要性が叫ばれるようになりました。本授業では野外スポーツ・野外教育の様々な活動について、その背景と
なっている理論の学習と、理論・目的を実現するための活動を体験します。理論と実際の両面からの学習によって、歴史的背景や教育的効果の理
解、実践に必要な基礎的スキルの習得、プログラムの作成や運営する力を身につけることを目標としています。
■到達目標
1)野外スポーツの基本的理論を理解する。
2)野外スポーツ実践に必要となる基本的スキルを獲得する。
3)上記の理解やスキルを基に、自身で目的を設定し、プログラム考案・実践する応用力を身に付ける。
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよび野外スポーツの基本概念
授業の概要を説明し、主に実技での学習に向けたグループ編成を行う。
野外スポーツの基本概念について理解する。
学習課題:基本概念に関するプリントを読み、課題に取り組む。
第2回:野外スポーツの概要(歴史・野外教育・冒険教育・環境教育)
前回配布されたプリントを中心に、野外スポーツの概要についての
理解を深める。
学習課題:授業の復習
第3回:ロープワーク(冒険教育プログラムIの理論)
冒険教育の現場で必要となるロープワークについて学習する。ロー
プの種類や構造、基本的なロープワークの方法について理解する。
学習課題:各自練習用のロープにて基本ロープワークを練習する。
第4回:ロッククライミング体験(冒険教育プログラムIの実際)
前回学習したロープワークを活用し、またさらにハーネスなどクラ
イミング特有の装備を用い、人工壁を用いたロッククライミングに
挑戦する。装備の使い方、安全管理の方法、コミュニケーションに
ついて理解し、実際にクライミングに取り組む。
学習課題:ロープワークの復習
第5回:ロープワーク(冒険教育プログラムIの実際)
2週にわたって練習してきたロープワークのテストを行う。
学習課題:100%ではなかった学生は各自練習の上、再テストを受
けに来る。
第6回:仲間作り野外ゲーム(冒険教育プログラムIIの理論と実際)
キャンプでの仲間つくりやチームスポーツでのチーム作りとして活
用されている仲間作り野外ゲームについてその理論と実際を学習す
る。特にその要素と実際にプログラムを作成する上での重要事項に
ついて理解する。
学習課題:オリジナリティのあるゲームを考えてみる。
第7回:身近な環境を知るためのプログラム(環境教育プログラムI
の理論と実際)
環境教育の理論とプログラムの実際を体験することから環境教育プ
ログラムについて理解する。特に、理科的な知識について、実際の
自然の中での体験から学習するプログラムの体験から、直接体験の
重要性、方法について理解する。
学習課題:学習のさらなる展開について考えてみる。
第8回:ネイチャーゲーム(環境教育プログラムIIの理論と実際)
自然の中で5感を用いた活動を行い、自然への感性を磨き、気づき・
学習を促すプログラムを実際に体験する。ネイチャーゲームを通じ
た環境学習について理解する。
学習課題:オリジナリティのあるゲームを考えてみる。
第9回:アクティビティデザイン(グループプロジェクト)
授業にて学習・体験したさまざまなプログラムの理解をもとに、グ
ループにてアクティビティデザインに挑戦する。対象や目的を設定
し、自然を活用したオリジナリティ溢れるアクティビティ作成に取
り組む。
学習課題:各グループごとにアクティビティの試行と修正、次回の
発表への準備を行う。
第10回:アクティビティデザインの試行&評価
各グループで考えたアクティビティを他のグループメンバー対象に
指導を行う。そしてそのアクティビティや指導法について評価を受
ける。
学習課題:各グループで指導の練習。
第11回:地図とコンパス(野外スポーツ基礎スキルIの理論)
地形図と呼ばれる地図について理解し、地図に書かれた情報を読み
取る力をつける。また、コンパスの使い方を理解し、地図とコンパ
スを用いた現在地の確認や目的地の方向を読むとることができるよ
うになる。
学習課題:地図を読み取る課題に取り組む。
第12回:オリエンテーリング(野外スポーツ基礎スキルIの実際)
前回学習した地図とコンパスの知識を用いて、オリエンテーリング
に挑戦する。
学習課題:地図の課題を完成させ、提出する。
第13回:ネイチャークラフト(野外スポーツ基礎スキルIIの理論と
実際)
自然物を用いたクラフトに挑戦する。ナイフなどの道具を用いて、
材料を加工し、クラフトに取り組む。
学習課題:各自完成させる。
第14回:課題の発表・評価
完成したネイチャークラフトや、地図の課題などを評価し、必要な
修正を行う。
学習課題:必要であれば修正、再提出を行う。
第15回:復習および総評
これまでの学習をまとめ、復習し、次週の試験に備える。
学習課題:試験に向けた各自の学習。
■評価方法
野外スポーツ活動に関する課題 20点
実践発表 20点
授業内小テスト 60点
■教科書
特定の教科書は使用しません。授業ごとに必要な資料を配布します。
■参考書
野外活動テキスト(日本野外教育研究会編)キャンプテキスト(日本野外教育研究会編)
■履修上の注意事項
「実際」の日は基本的には屋外にて活動を行います。活動しやすい服装・防寒をして来るようにしてください。集合場所など、内容によって異な
るため、随時確認をすること。
■受講生へのメッセージ
一年次に体験した様々な野外スポーツ活動を基礎に、その理論を学びます。また、知識として理解したものを実際の体験として学びます。単に
体験することから発展させ、自分たちでプログラムを作成・評価する学習から、実践力を養います。野外教育のもつ教育効果を上手く引き出す
ためのプログラミングを楽しみながら学んでいきましょう。
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2016/04/22
10:29:06
地域スポーツの理論と実際
【担当】新井 博・新宅 幸憲・狩野 孝之・黒須 朱莉・村瀬 陽介
■授業概要
地域スポーツの現状と課題について、5名(新井、新宅、狩野、黒須、村瀬)の地域スポーツコースの教員がそれぞれ専門の分野から分担して講
義を行ない、具体的な国のスポーツ政策(新井)
、公衆衛生(狩野)
、発達発育(新宅)
、高齢者スポーツ(黒須)
、子どものスポーツ(村瀬)など
の立場から、地域スポーツの現状と課題について紹介する。
■到達目標
受講者は地域スポーツの現状と課題について学習しながら、以下の視点で理論的に理解する。
①地域スポーツの現状について、概略的に理解する。
②地域スポーツが抱えている課題を明確に把握する。
■講義計画
第1回:ガイダンス:地域におけるスポーツ文化の構造(新井)
第7回:地域の福祉を支える立場からみたスポーツの在り方(狩野)
地域におけるスポーツ文化とは如何なるものであるか構造的に理解
今日の福祉社会を地域スポーツの側面から支える場合について、具
し、その重要性を認識する。スポーツが生み出してきた多くの文化
体的な事柄をとおして意味を理解する。
として、スポーツ技術、スポーツ教育、スポーツマスメディア、ジェ
学習課題:講義の内容について、福祉社会の意味を理解しておく。
ンダー、スポーツ産業などについて概略的に紹介する。
第8回:子どもにとっての地域スポーツの重要性(村瀬)
学習課題:全体の流れを確認して、予習を行う。
今日、子ども達にとって地域のスポーツ活動は、極めて重要な意味
第2回:地域に関する政府のスポーツ政策(新井)
を持っていることを理解する。例えば、地域スポーツは子どもの身
西暦2000年以降、政府は21世紀のスポーツビジョンとして、競技
体的な成長にとって如何なる重要な意味を持っているのか、また精
スポーツだけでなく地域スポーツにも力を入れるようになった。政
神的な成長にとって如何なる意味があるのか、具体的に理解する。
府が如何なる地域に関するスポーツ政策を持っているのか理解する。
学習課題:講義の内容について、例も含めて理解しておく。
学習課題:政府が掲げるスポーツ政策としての地域スポーツについ
第9回:地域スポーツにおける子どものスポーツ活動の実例(村瀬)
地域では、こどものスポーツ活動がどのように実施されているのか、
て理解しておきたい。
第3回:地域におけるスポーツの歴史(新井)
全国や滋賀県の場合など具体的な活動について理解する。
地域では、どのようなスポーツが人々によって実施されてきたのか
学習課題:内容について整理しこどものスポーツ活動を理解してお
く。繰り返し復習を行う。
歴史的に理解する。様々な地方において行われてきたスポーツにつ
いて地域の特徴と共に紹介する。
第10回:地域スポーツにおけるこどものスポーツ活動(村瀬)
学習課題:様々な地域で、違ったスポーツ活動が実施されているこ
地域で行われている子どものスポーツ活動の課題は、一体何か考え
てみる。課題を整理して、解決の方策を考える。
とを、地域の特色とともに理解しておく。
第4回:人々にとっての地域スポーツとは(新井)
学習課題:課題の内容の明確化と解決策を考えよう。
人々にとって地域スポーツは、如何なる意味を持つのか理解する。
第11回:日本における高齢者スポーツの現状(黒須)
スポーツは一部のトップアスリートのためだけにあるのではなく、
今日、高齢化社会に突入している。その具体的な高齢者スポーツの
老若男女全ての人々が楽しむ大切なものである。子どもたちにとっ
現状は如何なるものか、全国、また関西地方の様子について学習する。
て、中高年にとって、高齢者にとって、障がいを持つ人たちにとって、
学習課題:家族や近くでスポーツをしていない高齢者を見つけ出し、
「なぜスポーツをしないか、また、どうすればスポーツを
それぞれ違った意味を持っていることを認識する。
するようになるか」をレポートする。
学習課題:地域スポーツの主人公である子ども、大人、高齢者、障
がいを持つ人たちにとって、「スポーツとは何か」考えて
第12回:地域における高齢者スポーツの現状と課題(黒須)
おく。
今日の高齢者スポーツの現状において、如何なることが全国的な課
第5回:生涯スポーツを支える地域スポーツ(新井)
題なのかを学習する。
現代は生涯スポーツの時代となったが、それを支える立場から、如
学習課題:行政の立場の人達から、高齢者スポーツの課題をレポー
トする。
何なることが地域スポーツにとって必要なのか理解する。例えば、
生涯スポーツとしてのマラソン大会などの開催を支えるには、開催
第13回:地域における高齢者スポーツの現状と課題(黒須)
準備や当日のスタッフの仕事が欠かせない。それらは、具体的にど
今日の高齢者スポーツの現状において、如何なることが地域的な課
のような内容の仕事があるのか詳細に理解する。
題なのかを学習する。
学習課題:生涯スポーツと地域スポーツの関係を理解する。具体的
学習課題:身近な高齢者からスポーツをする上での課題をレポート
する。
に将来のスタッフとして役立つノウハウを常に学ぶ習慣
第14回:地域における子どもの運動実践(新宅)
をつけよう。
第6回:福祉における地域スポーツの役割(狩野)
子どものスポーツをとおした運動実践を理解する。
福祉社会を確立する上で、地域スポーツはどのような役割を果たし
学習課題:内容についてよく運動実践の内容を理解しておく。
ているのか、具体的な事柄について理解する。多くの事例から、理
第15回:地域における高齢者の運動実践(新宅)
解する。
高齢者のスポーツをとおした運動実践を具体的に理解する。
学習課題:講義の内容について、復習を行い理解しておく。
学習課題:講義の内容について理解する。繰り返し復習を行う。
■評価方法
各授業時の小レポート(4点×15回):60点
最終レポート:40点
小レポートと最終レポートを合算する。
■教科書
各教員が授業の度に,適切な資料を配布する.
■参考書
授業時各教員が紹介する.
■受講生へのメッセージ
地域スポーツにおける実情を把握し,地域スポーツ振興に向けて何が必要なのか? 講義を通して各人が答えを見つけてください.
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学校スポーツの理論と実際
【担当】大西 祐司・仲宗根 森敦・川合 英之・黒澤 寛己
■授業概要
この講義・実習では、体育授業の計画、実践、振り返りという一連の流れを模擬授業形式で経験することを通して、授業づくり・授業運営に必要
となる視点(授業の構成要素)を解説する。また、実習を通して授業を観察・分析する方法を体験し、反省的な授業実践の意義を検討する。
■到達目標
学習者の学齢に応じた体育授業の目標・内容・方法を検討して作成した学習指導案に沿って模擬授業の運営と反省的な授業改善ができるように
なる。
■講義計画
第1回:オリエンテーション:講義計画、グループ分け、課題選択
授業計画の確認、グルーピング、模擬授業単元の決定
学習課題:各自が担当する模擬授業の構想を練る
第2回:指導計画および学習資料の作成
授業計画の立て方と学習指導案の書き方の確認
学習課題:授業計画の立て方、学習指導案の書き方を理解し、学習
指導案を作成する
第3回:授業観察法について
授業観察法について理解する
学習課題:授業観察法を理解し、学習指導案を作成する
第4回:グループ活動(指導案の作成)
決定した単元の内容を理解し、指導案を作成する
学習課題:学習指導案の作成
第5回:作成した指導案の検討
作成した指導案をグループで検討する
学習課題:学習指導案の修正、及び検討
第6回:形成的授業評価・リフレクションシートを利用した授業の
ふりかえりについて
形成的授業評価の記入の方法
リフレクションシート記入の方法
学習課題:形成的授業評価、リフレクションシート記入の方法につ
いて理解する
第7回:模擬授業①:体つくり運動
授業実践と形成的授業評価・リフレクション
学習課題:リフレクションシートの作成と指導案の作成
第8回:模擬授業②:器械運動
授業実践と形成的授業評価・リフレクション
学習課題:リフレクションシートの作成と指導案の作成
第9回:模擬授業③:陸上競技(トラック)
授業実践と形成的授業評価・リフレクション
学習課題:リフレクションシートの作成と指導案の作成
第10回:授業検討会①
前半の模擬授業のVTRや観察結果などを踏まえて授業改善の方法を検
討する
学習課題:授業改善レポートの作成と指導案の再検討
第11回:模擬授業④:陸上競技(フィールド)
授業実践と形成的授業評価・リフレクション
学習課題:リフレクションシートの作成と指導案の作成
第12回:模擬授業⑤:球技(ゴール型)
授業実践と形成的授業評価・リフレクション
学習課題:リフレクションシートの作成と指導案の作成
第13回:模擬授業⑥:球技(ネット型)
授業実践と形成的授業評価・リフレクション
学習課題:リフレクションシートの作成と指導案の作成
第14回:模擬授業⑦:ダンス
授業実践と形成的授業評価・リフレクション
学習課題:リフレクションシートの作成と指導案の作成
第15回:授業検討会②
後半の模擬授業のVTRや観察結果などを踏まえて授業改善の方法を検
討する
学習課題:授業改善今後の学習課題のレポート作成
■評価方法
授業内の小レポート、模擬授業の指導案作成・実践・観察、レポートで評価する。それぞれの点数と基準は以下の通り。
・毎回の小レポート:2点×15回(合計30点)
2点:授業内容や他者の意見を踏まえて独自の視点で書かれている
1点:授業の内容を踏まえて書かれている
・模擬授業の指導案作成・実践・観察(合計30点)
30点:詳細に計画された指導案の作成、作成した指導案に沿った模擬授業の実施
20点:計画された指導案の作成、作成した指導案に留意した模擬授業の実施
10点:指導案の作成、模擬授業の実施
・レポート(40点)
40点:指定の形式に沿って独自の視点で書かれている
30点:指定の形式に沿って書かれている
■教科書
必要に応じて資料を配付します。
■参考書
・学習指導要領解説 保健体育編(小学校、中学校、高等学校)
・体育授業を観察評価する 高橋 健夫 編著 (明和出版)
他にも、適宜紹介します。多くの資料を配布しますので、ストックし活用してください。
■履修上の注意事項
この授業は保健体育の教員免許を取得する2年生を対象に開設しています。授業の準備、模擬授業・観察、振り返り等と、受講生には授業外に
おいても相当な負荷を与えます。明確な目的意識、教師を志望する自覚と責任を持って受講してください。実技の場合にはジャージ類を着用し、
アクセサリー類を身につけることは禁止します。
また、履修人数によっては、模擬授業の回数が増えるなど、シラバスに変更がある場合があります。
■受講生へのメッセージ
体育の教師に要求される専門的力量を身につけるためには、多くの知識や経験が必要になってきます。早い時期から高い志をもち、授業づくりと
授業実践を体験し、どうして体育科教育学を学ぶ必要があるのか、なぜ体育教師=特定のスポーツの指導者ではいけないのかを理解してください。
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2016/04/22
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生涯スポーツと安全管理(2011~2014年度入学生)
スポーツと安全管理(2015・2016年度入学生)
【担当】狩野 孝之
■授業概要
目標 生涯スポーツの環境管理体系・スキルおよび予防・安全対策の概要が理解できる。健康づくりと運動プログラムの概要が理解でき、運動プ
ログラムの作成と指導上の注意点が列挙できる。①環境・安全管理の手法・スキルが理解でき、体育館・プール・野外施設・登山などの野外・冒
険教育のシチュエーションで、リスクを列挙できる。②運動の効果、健康づくりについて科学的に理解ができ、安全な運動プログラムが理解でき
る
■到達目標
環境・安全管理の手法・スキルが理解でき、体育館・プール・野外施設・登山などのシチュエーションで、リスクを列挙できる。②運動の効果、
健康づくりについて科学的に理解ができ、安全な運動プログラムが理解できる。
■講義計画
第1回:生涯スポーツの必要性とそのリスク
第9回:スポーツと内科的障害
厚生労働省ホームページ「健康づくりのための身体活動基準2013」
スポーツを行う上で注意すべき疾患やスポーツで誘発されうる病態
をもとに、生涯スポーツの必要性とそのリスクについて説明する。
について、気をつけるべきものをまとめ講義する。
学習課題:生涯スポーツの必要性とそのリスクを整理する。
学習課題:スポーツを行う上で注意すべき疾患やスポーツで誘発さ
第2回:運動不足のリスクと生活習慣病
れうる病態について整理する。
運動の効果について 運動不足がからだに与える影響について講義
第10回:スポーツと外傷
する。
頭部打撲、脳震とうなど、リスクの高い外傷について講義する。
学習課題:運動の効果について 運動不足がからだに与える影響に
学習課題:重要な外傷の初期対応について知識をまとめる。
第11回:スポーツとメディカルチェック
ついて理解する。
第3回:運動の質とエネルギー代謝
メディカルチェックの目的と意義、運動を制限すべき状態にはどの
運動の質(有酸素及び無酸素運動)と運動中のエネルギー代謝につ
ようなものがあるかについて講義する。
いて講義する。
学習課題:メディカルチェックの意義について理解する
学習課題:運動の質と運動中のエネルギー代謝について理解する。
第12回:大会救護と救急処置
第4回:中・高齢者と運動
スポーツ大会で必要となる救護体制、及び実際に必要な救急処置に
中・高齢者におけるスポーツの有用性とそのリスクについて講義す
ついて講義する。
る。
学習課題:スポーツ大会で整えるべき救護体制について考察する。
実際の救急処置について基本をおさえる。
学習課題:中・高齢者におけるスポーツの有用性とそのリスクにつ
第13回:スポーツにおける感染症対策
いてまとめる。
第5回:高温環境と運動
スポーツ現場での感染症リスクと対策について講義する。
高温環境と運動について基本を学ぶ。温度の測定方法、評価方法を
学習課題:問題となる感染症の感染経路を理解し、その対策を整理
する。
説明する。
学習課題:高温環境と運動についての基本的事項を整理する。
第14回:危機管理・アンティドーピングの基礎
第6回:水分補給の原則 熱中症の発生機序・予防
危機管理・アンティドーピングの基礎を説明する。
水分補給の原則 熱中症の発生機序・予防を講義する。
学習課題:危機管理・アンティドーピングの基礎をまとめる。
学習課題:水分補給の原則 熱中症の発生機序・予防を復習する
第15回:復習とレポートテーマの説明
第7回:特殊環境と運動
全体の復習をする。テーマについてレポート内容を説明する。期日
水中、高所、低温など特殊環境と運動について講義する。
までに提出のこと。
学習課題:水中、高所、低温など特殊環境と運動について要点を整
学習課題:自分のノートを整理しながら、テーマについての基本事
項を確認・進行するのが望ましい。
理する。
第8回:環境管理(プール管理)
プール管理のリスクマネジメントについて講義する
学習課題:プール管理のリスクマネジメントについてまとめる。
■評価方法
安全管理に関するレポート(40点)、期末テスト(60点)
■教科書
独自に作成した資料を配布します。
■参考書
厚生労働省安全衛生部編:衛生管理、中央防止協会
厚生労働省ホームページ
■履修上の注意事項
ノートをとり、配布資料は、ファイル化すること。レポートは期日までに提出すること。
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2016/04/22
10:29:07
スポーツと自然科学(2011~2014年度入学生)
スポーツと環境(2015・2016年度入学生)
【担当】西野 麻知子
■授業概要
安全にスポーツやレクリエーションを楽しむためには、スポーツ等を行う場や環境の特性をよく理解することが大切です。本授業では、様々なス
ポーツ場、環境とスポーツとの関係を、環境の特性や過去の事故等の事例も参考にしつつ、学ぶとともに、自ら調べ、自らの言葉で発表する力を
身につけます。
■到達目標
1.安全なスポーツ活動やその指導ができるよう、様々な自然、人工環境の特性を理解する。
2.スポーツと環境との関係を調べ、解析し、その結果を自らの言葉で発表する能力をつける。
■講義計画
第1回:本授業の概説
本授業の概説を行うとともに、文献資料の探し方、読み方、レポー
トの書き方について学びます。
学習課題:授業後に、配布資料をよく読み、復習すること。
第2回:スポーツと紫外線
スポーツに限らず、野外で活動すると、大なり小なり紫外線を浴び
ます。紫外線が人体に与える影響や紫外線インデックス等について
学びます。
学習課題:授業後に、配布資料をよく読み、復習するとともに、本テー
マに関する参加型授業のアイデアをまとめ、資料を収集
しておくこと。
第3回:スポーツと熱中症
近年、野外だけでなく屋内でも熱中症が頻発しています。熱中症が
起こるメカニズム、年齢と熱中症、スポ―ツと熱中症の関係につい
て学びます。
学習課題:授業後に、配布資料をよく読み、復習するとともに、本テー
マに関する参加型授業のアイデアをまとめ、資料を収集
しておくこと。
第4回:スポーツと陸地環境
陸上環境の特性と陸上スポーツ、レクリエーションとの関係につい
て学びます。
学習課題:授業後に、配布資料をよく読み、復習するとともに、本テー
マに関する参加型授業のアイデアをまとめ、資料を収集
しておくこと。
第5回:スポーツと水環境
水辺、水上環境の特性、水中環境(屋内プールを含む)の特性とマ
リンスポーツ(水泳、スキューバダイビング等)との関係を学びます。
学習課題:授業後に、配布資料をよく読み、復習するとともに、本テー
マに関する参加型授業のアイデアをまとめ、資料を収集
しておくこと。
第6回:スポーツと山地、高地環境
高地、山地環境の特性や高地トレーニングについて学びます。
学習課題:授業後に、配布資料をよく読み、復習するとともに、本テー
マに関する参加型授業のアイデアをまとめ、資料を収集
しておくこと。
第7回:屋外・屋内運動場の環境
屋外・屋内運動場の環境について学びます。
学習課題:授業後に、配布資料をよく読み、復習するとともに、本テー
マに関する参加型授業のアイデアをまとめ、資料を収集
しておくこと。
第8回:スポーツと環境保全
スポーツが環境に与える負荷と、スポーツが環境保全や持続可能社
会の構築に貢献できることを学びます。
学習課題:自分たちで選んだ(あるいは決められた)テーマについて、
図書館で本や論文、新聞記事等を調べたり、インターネッ
ト等で検索して、その結果をまとめます。
第9回:参加型授業1
これまで学んできたことを参考に、自分達でテーマを設定し、2~
4人のグループで実際に様々な資料をもとに調べたり、討論した後、
その結果をまとめてパワーポイントを用いて発表します。
学習課題:自分たちで選んだ(あるいは決められた)テーマについて、
図書館で本や論文、新聞記事等を調べたり、インターネッ
ト等で検索して、その結果をまとめます。
第10回:参加型授業2
これまで学んできたことを参考に、自分達でテーマを設定し、、2~
4人のグループで実際に様々な資料をもとに調べたり、討論した後、
その結果をまとめてパワーポイントを用いて発表します。
学習課題:自分たちで選んだ(あるいは決められた)テーマについて、
図書館で本や論文、新聞記事等を調べたり、インターネッ
ト等で検索して、その結果をまとめます。
第11回:参加型授業3
これまで学んできたことを参考に、自分達でテーマを設定し、、2~
4人のグループで実際に様々な資料をもとに調べたり、討論した後、
その結果をまとめてパワーポイントを用いて発表します。
学習課題:自分たちで選んだ(あるいは決められた)テーマについて、
図書館で本や論文、新聞記事等を調べたり、インターネッ
ト等で検索して、その結果をまとめます。
第12回:参加型授業4
これまで学んできたことを参考に、自分達でテーマを設定し、、2~
4人のグループで実際に様々な資料をもとに調べたり、討論した後、
その結果をまとめてパワーポイントを用いて発表します。
学習課題:自分たちで選んだ(あるいは決められた)テーマについて、
図書館で本や論文、新聞記事等を調べたり、インターネッ
ト等で検索して、その結果をまとめます。
第13回:参加型授業5
これまで学んできたことを参考に、自分達でテーマを設定し、、2~
4人のグループで実際に様々な資料をもとに調べたり、討論した後、
その結果をまとめてパワーポイントを用いて発表します。
学習課題:自分たちで選んだ(あるいは決められた)テーマについて、
図書館で本や論文、新聞記事等を調べたり、インターネッ
ト等で検索して、その結果をまとめます。
第14回:参加型授業6
これまで学んできたことを参考に、自分達でテーマを設定し、、2~
4人のグループで実際に様々な資料をもとに調べたり、討論した後、
その結果をまとめてパワーポイントを用いて発表します。
学習課題:自分たちで選んだ(あるいは決められた)テーマについて、
図書館で本や論文、新聞記事等を調べたり、インターネッ
ト等で検索して、その結果をまとめます。
第15回:本授業のまとめ
本授業のまとめを行うとともに、レポートのまとめ方について学び
ます。
学習課題:これまでの参加型授業の復習を行うとともに、発表内容
をレポートにまとめる。
■評価方法
毎回の授業内容の復習小テスト32点(各回4点x 8回)、毎回の課題レポート28点(各回4点x 7回)、発表の評価20点、発表後の最終レポート
評価20点(グループレポート15点、個人レポート5点)
、合計100点で評価する。
■教科書
毎回資料を配付します。
■履修上の注意事項
各自で調べ、不明の点があれば、いつでも研究室に聞きにきてください。
■受講生へのメッセージ
スポーツの場や環境の特性を知ることで、安全にスポーツやレクリエーションを楽しむことができます。さらに自分達で調べることで、より深
く学ぶことができます。ぜひ一緒に考えていきましょう。
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2016/04/22
10:29:07
野外スポーツ演習
【担当】野外スポーツコース教員
■授業概要
本演習は、野外スポーツ関連の研究動向を概観し、基本的研究についての理解を深める。また、研究論文を書くために必要となる論文構成や研究
方法、文献検索の方法について、実際の論文を用いて授業を進める。さらに、データの分析、結果・考察については、研究論文を想定したデータ
を取扱い、
実践能力を身につけることを目的としている。最終目標として、
卒業研究につながる研究デザインに発展させることに主眼を置いている。
■到達目標
1)研究に関する基本的知識(専門用語、論文構成、研究倫理、研究方法など)を修得する。
2)研究を行う上で必要となる基本的実践能力(文献検索能力、論文の理解、統計処理の基礎、結果の理解、考察を行う力)を修得する。
3)上記の知識・能力を基に、自身の持つ興味や問題意識から研究テーマを見つけ、研究デザインに発展させ、プロポーザルを作成し、発表す
ることができるようになる。
■講義計画
第1回:授業概要説明および「研究」とは
授業の年間計画の内容が卒業研究に取り組むにあたっての流れと
なっている。卒業研究遂行に必用な学習と計画的に進めていく必要
性について理解する。また、導入としてこれまでに書いてきたエッ
セイやレポートと論文と言われる文章の違いについて理解する。
学習課題:卒業生の論文抄録を読み、特に興味のあるものを3編ほ
ど選んでくる。
第2回:野外スポーツ関連研究の概観
各自が選んだ卒業論文抄録3編を課題にそってまとめ、疑問点や問
題点を整理する。
学習課題:次回の発表にむけ、各自の学習を整理し、発表の準備を行う。
第3回:個人別課題発表-前半
各自の興味に基づいて選択した論文の内容、方法、結果、論文を読んだ
感想や疑問点などを発表する。他の受講生がその論文について理解で
きるように発表するプレゼンテーション能力の向上も目的としている。
学習課題:次回の発表への準備を行う。
第4回:個人別課題発表-後半
前回に引き続き、個人別課題の発表を行う。課題遂行と他の発表を
聞き、理解することから、野外スポーツ関連研究の動向を理解する。
学習課題:研究動向の理解により、各自の興味をより明確にする。
第5回:研究と学習の違い
これまでの勉強、学習と研究との違いを理解する。特に、研究の意義や
目的、また目的達成のための方法についての基本的な考え方を理解する。
学習課題:授業の復習をし、理解を深める。
第6回:変数
研究を行う上で重要な「変数」とは何か、またその種類と関係性に
ついて理解する。さまざまな研究タイトルからその変数の種類を読
み取り、研究の趣旨が理解できるようになることを目指す。
学習課題:授業の復習と、練習問題に取り組む。
第7回:研究の方法-調査研究
研究を行うにあたっての主要な研究方法について学習する。また、
その方法とテーマの種類との関連性について理解し、適切な方法を
適用できるようになることを目指す。
学習課題:授業の復習と、練習問題に取り組む。
第8回:研究の方法-実験研究
研究を行うにあたっての主要な研究方法について学習する。また、
その方法とテーマの種類との関連性について理解し、適切な方法を
適用できるようになることを目指す。
学習課題:授業の復習と、練習問題に取り組む。
第9回:研究の方法-質的研究
研究を行うにあたっての主要な研究方法について学習する。また、
その方法とテーマの種類との関連性について理解し、適切な方法を
適用できるようになることを目指す。
学習課題:授業の復習と、練習問題に取り組む。
第❶⓪回:文献検索の方法
インターネットや図書館のデータベース、その他のデータベースを
用いた文献検索の方法について、実際に行いながら習得する。また、
調べた論文を手に入れる方法を理解し、実際に自分の興味のあるテー
マに関する論文を調べ、探し出し、手に入れ、読む。
学習課題:信頼できる情報源となる論文を見つけ、手に入れる。
第❶❶回:論文構成
例題となる論文を読み、論文とはどのような構成で展開されている
かを理解する。また、それぞれの章において述べるべき重要な内容
について理解する。
学習課題:復習課題に取り組み、理解を確認する。
第❶❷回:野外スポーツ研究論文を読む
各自とりよせた文献が原著論文であり、信頼に足るものか、各自の
テーマに参考になるものか確認し、必要であれば検索を行い、原著
論文3編を読む。
学習課題:授業での課題を完成させ、次回の授業で提出する。
第❶❸回:先行研究のまとめ
興味のある原著論文を3編から、興味のあるテーマに関する先行研
究をまとめる。
目的、方法、結果が明確にわかるようにまとめ、さらに問題点など
を明らかにする。
学習課題:授業での課題を完成させる。次回の発表準備を行う。
第❶❹回:個人別課題レポート ‐ 前半
各自が選んだ修士論文について発表を行い、学生・教員からの質問
に答え、評価を受ける。他の発表を評価することから、論文の評価
についての観点を理解する。
学習課題:各自の発表練習と受けた評価から課題の修正を行う。
第❶❺回:個人別課題レポート-後半
各自が選んだ修士論文について発表を行い、学生・教員からの質問
に答え、評価を受ける。他の発表を評価することから、論文の評価
についての観点を理解する。
学習課題:各自の発表練習と受けた評価から課題の修正を行う。
第❶❻回:データ分析における基本知識の習得-尺度
データ分析における基本的知識として、尺度の種類について、また
数値の取り扱いについての基本知識を学習する。
学習課題:授業の復習と練習問題に取り組む。
第❶❼回:データ分析における基本知識の習得-検定
データ分析における基本的知識として、数値の検定について学習する。
学習課題:授業の復習と練習問題に取り組む。
第❶❽回:データの分析方法-データ入力
実際にどのようにデータを入力するのか理解する。データを入力す
るためのフォーマットを作成し、データ入力を行う。
学習課題:各自データ入力を完成させる。
第❶❾回:データの分析方法-分析の実際
入力したデータを用いて、統計ソフトを使用しながら分析する。
学習課題:各自分析を完成させ、課題に取り組む。
第❷⓪回:データの分析方法-分析の種類
多用な分析方法について学び、適した分析が用いられるよう学習する。
学習課題:授業での課題を完成させる。
第❷❶回:結果のまとめ方-結果の理解
分析結果のまとめ方を理解し、各自得られた結果をまとめる。
学習課題:これまでの分析結果のまとめを完成させる。
第❷❷回:結果のまとめ方-結果の考察
考察とは何か理解し、出てきた結果の考察を行う。各自が行った結
果についても考察を行う。
学習課題:分析の結果と考察について、
各自の分析も含め、
課題にそっ
てまとめる。
第❷❸回:結果のまとめ方-結果と考察のまとめ
各自のまとめた結果、考察について発表し、理解を深める。
学習課題:各自の課題へフィードバックを受け、
必要であれば修正を行う。
第❷❹回:研究デザイン
これまでの研究に関する知識を整理する。またそれらの知識を用い
た研究デザインについて理解する。研究の種類、テーマに即したデ
ザインができるようになることを目指す。
学習課題:授業の復習をし、理解を深める。
第❷❺回:信頼性・妥当性
研究遂行の重要な要素である信頼性と妥当性について理解する。そ
れぞれの種類と内容、ある程度の信頼性と妥当性を確立するための
方法について理解する。
学習課題:授業の復習をし、理解を深める。
第❷❻回:小テスト・個人発表の方法と課題
これまでの学習の確認のための小テストを行う。また通年授業の総
まとめとして、各自の卒業研究へ向けたプロポーザルの作成のため
の課題を提示する。プロポーザルとは何か理解し、各自の興味ある
テーマに基づき、プロポーザル作成を開始する。
学習課題:各自の興味のあるテーマに関する先行研究をまとめ、自
分の興味を明確にする。
第❷❼回:個人研究計画準備-テーマ設定
プロポーザル作成を目指し、先行研究からの知識を元に、テーマ設
定を行う。変数の決定、方法の決定を目指す。
学習課題:ゼミごとに個人指導を受け、不明な点などを明らかにし、
各自でプロポーザル作成を続ける。
第❷❽回:個人研究計画準備-プロポーザル作成
フォーマットに則りプロポーザルをまとめ、個人指導を受ける。修
正を繰り返し、完成させる。
学習課題:ゼミごとに個人指導にて各自すすめる。
発表の準備をしておく。
第❷❾回:個人発表-前半
各自準備してきたプロポーザルを発表する。それぞれのプロポーザ
ルについて、そのオリジナリティや実現性、学習程度について評価
を受ける。また、他の研究についてもよりよいものとなるよう質問、
フィードバックを行う。
学習課題:各自発表練習をしておく。
第❸⓪回:個人発表-後半
前回に引き続き、
プロポーザルの発表を行う。実際に研究を行う上で、
何が意義なのか、何が問題なのか、よりよい研究を行うための視点
などについて理解する。
学習課題:受けたフィードバックより、実際の卒業研究へ向けたそ
れぞれの課題を明らかにする。
■評価方法
課題およびレポート30% 課題発表30% 授業内小テスト40%
■教科書
教育出版『ユーザーのための教育・心理統計と実験計画法』田中敏・山際勇一郎 著
■参考書
随時配布・紹介する
■受講生へのメッセージ
本演習を通して、卒業研究につながる研究計画を立て、必要な知識や技術を身につけます。主体的に学ぶ姿勢を持って取り組みましょう。
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キャンプカウンセリング
【担当】黒澤 毅
■授業概要
組織的に実施されるキャンプ活動および自然体験活動において、指導者は非常に重要な役割を担う。その中でも直接子どもなどの対象者と生活を
共にし、キャンプ技術(ハードスキル)の指導をはじめ、対象者の心理面(ソフトスキル)にいたるまで、そのキャンプが目的としている狙いを
達成するための重要なスタッフとしてキャンプカウンセラーが挙げられる。本授業では、単なる技術指導にとどまらず、教育的な立場に立ち、心
理的側面からも対象者にアプローチするキャンプカウンセラーについての理解を、グループディスカッションやグループワークを交えながら展開
する。
■到達目標
①野外スポーツプログラムの組織や運営を理解する。
②野外スポーツプログラムにおける個人の成長や小集団内における人間関係の発達を理解する。
③カウンセラーに必要とされる資質・能力を身につける。
■講義計画
第1回:オリエンテーション・カウンセリングの定義
本授業の概要を説明すると同時に、受講生のこれまでの野外教育活
動経験および指導経験、キャンプカウンセラーに対して持つイメー
ジについてディスカッションしながら、本授業における学習目標の
確認を行う。
学習課題:概要の確認と理解を深める。
第2回:キャンプ組織について
野外教育の中でも組織的に行われるキャンプに焦点を当て、その教
育目標を確認するとともに、目標を達成するために必要とされるキャ
ンプにかかわる指導者全体の組織とその役割について学習する。
学習課題:プログラム事例を取り上げてキャンプ組織の理解を深める。
第3回:キャンプ指導者の資質
キャンプ指導場面における指導者の資質や能力について学習する。
学習課題:受講生のキャンプ指導者としての資質能力の分析。
第4回:キャンプ指導者の役割
キャンプ指導場面における様々な役割の中で、指導者としての資質
や能力について学習する。
学習課題:キャンプにおける指導者について理解を深め、キャンプ
カウンセラーの有るべき姿を学修する。
第5回:キャンプカウンセラーの役割
キャンプを行う上で最も対象者と近い存在であるキャンプカウンセ
ラーの具体的役割について学習する。
学習課題:自身の指導経験についてまとめる
第6回:キャンプカウンセラーとしての指導法
キャンプ指導者の中でも直接的に対象者と寝食を共にし、プログラ
ムを行うキャンプカウンセラーについて、その効果的な指導法につ
いて学習する。
学習課題:キャンププログラム事例を調べ、キャンプカウンセラー
の関わり方について事前学習する。
第7回:キャンプにおけるグループの変化
キャンプカウンセラーが直接指導を行うグループ内の人間関係の変
化および効果について、キャンプ期間中の変化を学習するとともに、
効果的指導法について具体的事例を挙げながら学習する。
学習課題:キャンププログラム事例・研究を調べ、グループの変化
に焦点を当てた事前学習を行う。
第8回:キャンプにおける対象者の変化
キャンプ指導者の中でも直接的に対象者と寝食を共にし、プログラ
ムを行うキャンプカウンセラーにとって重要なグループ内の人間関
係の変化について具体的事例を挙げながら学習する。
学習課題:キャンププログラム事例・研究を調べ、対象者の変化に
ついて事前学習する。
第9回:指導者の安全管理
自然の中での活動において、キャンプ指導者が最も注意を払わなけ
ればならない対象者の安全とその管理方法について学習する。
学習課題:野外教育場面における事故例について調べる。
第10回:プログラム別にみるカウンセリング
様々なプログラム事例を紹介しながら、その中でのキャンプカウン
セリングのあり方について考え、より効果的な対象者への関わりに
ついて学習する。
学習課題:キャンプカウンセリングのあり方について、学習した内
容を深めるためのレポート作成。
第11回:対象者の違いによるカウンセリング
様々なプログラム事例を紹介しながら、その中でのキャンプカウン
セリングのあり方について考え、より効果的な対象者への関わりに
ついて学習する。
学習課題:キャンプカウンセリングのあり方について、学習した内
容を深めるためのレポート作成。
第12回:キャンプカウンセリングに関する研究
キャンプカウンセリングに関する研究を紹介し、キャンプカウンセ
ラーに必要とされる資質や能力について学習する。
学習課題:キャンプカウンセリング研究について、学習した内容を
深めるためのレポート作成。
第13回:キャンプの指導要領作成
キャンプ実践の際のカウンセリングについて、プログラムごとに指
導要領をまとめる方法について学習する。
学習課題:キャンププログラムをまとめる
第14回:キャンプにおける指導者の関わり:グループディスカッション
効果的なキャンプ指導について、グループ別にディスカッションし
ながら、キャンプカウンセラー必要とされる資質や能力、また、受
講生が今後野外における指導を行う際の課題を見つけることを目的
に授業を展開する。
学習課題:ディスカッションの内容レポート
第15回:野外におけるカウンセリングのまとめ及び総評
授業を通してキャンプ指導者について学習した事柄のまとめを行う
と同時に、フレッシュマンキャンプにおけるカウンセリングの留意
点についてまとめる。
学習課題:授業を通したレポートおよび指導案の作成。
■評価方法
①授業内の小レポート 40%
②グループ課題の発表 60%
■教科書
特に使用しません。
■参考書
キャンプ・カウンセリング(A.V.ミッチェル・I.Bクロフォード共著 兼松保一訳)
自然体験活動指導者のための安全対策読本((財)日本レクリエーション協会)
野外教育指導者読本(野外教育指導研究会)
その他、授業のなかで随時紹介します。
■受講生へのメッセージ
キャンプで子ども達を指導しているときどんなことに注意しなければならないでしょうか。野外教育の中でカウンセラーが果たすその役割と意
味について考えたいと思います。また、この授業ではグループに分かれたディスカッションを多く取り入れ、知識のつめこみではなく、自分で
考えることに重点を置いて進めることで、自ら考え、判断し、行動できる指導者になることを目指します。
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2016/04/22
10:29:07
野外スポーツ専門実習Ⅰ(キャンプ)
【担当】黒澤 毅
■授業概要
本実習は、夏季の野外スポーツプログラムのキャンプである。
野外教育におけるプログラムは多岐に渡り、その実施形態も様々である。本実習では縦走登山や長距離ハイク、ソロビバークなど様々なアウトド
アプログラムを直接体験することによって、野外スポーツスキルを獲得し、野外教育指導者としての資質・能力について学習する。事前実習では、
授業概要、グルーピング、サバイバルテクニックの習得、環境配慮行動について学修し、実習目的達成に向けた取組を行う。事後実習では、実習
の振り返りと評価を行う。事前・本実習・事後を通して、指導者として必要となる安全で効果的な野外スポーツの運営・指導について学修する。尚、
本専門実習は、主に夏の山をフィールドにしている。
■到達目標
冒険的教育活動として実施される本実習を通して、より専門的な技術の獲得を目指すとともに、困難な課題に直面した時に芽生える深い人間関
係や、環境への配慮ができる、また野外スポーツ指導者になるための資質・能力を身につける。
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよび実習の目的理解
第5回:マップ&コンパスの実際
実習の目的について学習する。
マップの見方とコンパスの使い方について学習する。
学習課題:個人目標・グループ目標の設定
学習課題:
第2回:実習の計画
第6回:専門プログラム(実習) ※期間:9月下旬の3泊4日、場所:
滋賀県および近隣県
実習における詳細プログラムの理解とともに、プログラムごと(登山、
ハイク、サバイバルテクニック)の特性について学習を深め、全体
1日目:縦走登山:山の中でキャンプをしながらいくつものピーク
の計画の理解を深める。
を超える登山形態。また、宿泊形態として、ソロ活動(限られた装
学習課題:
備を用いて山中にて一人で宿泊する)を行う。
第3回:実習の装備と食料
2日目:縦走登山:山の中でキャンプをしながらいくつものピーク
野外プログラムを実施する上で欠かせない装備、食糧について学習
を超える登山形態。
する。
3日目:長距離ハイク:40kmの道のりを歩く。
学習課題:装備・食料計画について立案する。
4日目:長距離ハイク:90kmの道のりを歩く。
第4回:サバイバルテクニックの実際
専門プログラムとして、環境教育プログラム(山の自然環境におけ
縦走登山時に実施するサバイバルテクニックについて、寝床の作り
る問題点について実体験を伴った活動)も実施する。
方、火の起こし方を学習する。
第7回:ふりかえりと評価
実習で体験したことの振り返りと評価を実施する。
学習課題:レポートおよび活動報告、報告書の作成
■評価方法
①事前実習:準備段階における提出物(レポートおよび班別計画表) 20点
②本実習における課題達成および実習日誌の提出とその内容評価 50点
③事後実習:報告書作成における提出物(レポートおよび班別活動記録) 30点
■教科書
特になし
■参考書
事前講義等に必要な資料等は随時配布する。
■履修上の注意事項
本実習においては野外スポーツ専門実習Ⅱと同一時期に履修することを原則とする。
■受講生へのメッセージ
野外教育の指導者として人に何かを伝えるとき、自分がそれまでに経験したことのあることは非常に伝えやすく、反対に経験したことのないこ
とは伝えづらいものです。野外の専門実習を通じて体験の数だけ引き出しをたくさん作り、あらゆる角度から物事を捉え、解決できる資質を身
につけてほしいと思います。
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2016/04/22
10:29:07
野外スポーツ専門実習Ⅲ(雪上)
【担当】黒澤 毅
■授業概要
本実習は、冬季の野外スポーツプログラムの雪上活動である。
本実習では特に冬季自然環境における野外教育指導者に必要とされる資質・能力を向上するために必要な野外スポーツプログラムを体験する。事
前講義では、目的の確認、装備・食糧の計画・準備までを主体的に進める。本実習ではアルペンスキーを用いてバックカントリーに出向くなど、様々
な冬期野外スポーツプログラムを体験する。事後実習では、実習の振り返りと評価を行う。事前・本実習・事後を通して、指導者として必要とな
る安全で効果的な野外スポーツの運営や指導について学修する。尚、本専門実習は、主に冬の山をフィールドにしている。
■到達目標
①冬季野外スポーツにおける、より実践的・専門的なスキルを獲得する
②多様な自然環境に柔軟かつ安全に対応できるための自己管理能力を獲得する
③少集団内における人間関係の理解と発達ができるようになる
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよび実習の目的理解
第5回:冬期野外スポーツのリスクマネジメント
授業のオリエンテーションを実施するとともに、実習の目的につい
冬季野外スポーツに関するリスクマネジメントについて学習を深める。
て学習する。
学習課題:事前講義(学内) 時間割に割り振られた時間に実施する。
①実習の目的②実習の計画③実習の装備と食料□本実習
学習課題:個人目標・グループ目標の設定
第2回:実習の計画
(期間:2月下旬、場所:赤倉温泉スキー場):予定①ア
実習における詳細プログラムの理解とともに、プログラムごとの特
ルペンスキー講習:ゲレンデにおけるアルペンスキー講
性について学習を深め、全体計画を行う上での理解を深める。
習(未圧雪を含む):バックカ
学習課題:
第6回:専門プログラム(実習) ※期間:2月中旬の3泊4日、場所:
第3回:実習の装備と食料
新潟県赤倉温泉スキー場を予定)
野外プログラムを実施する上で欠かせない、装備・食料について学
1日目:アルペンスキー講習
習する。
2日目:バッックカントリースキートレーニング
学習課題:装備、食糧計画について立案する。
3日目:バックカントリースキーの実際
第4回:バックカントリースキーについて
4日目:まとめ
バックカントリースキー時に使用する専門的装備について学習を深
第7回:ふりかえりと評価
める。
実習で体験したことのふりかえりと評価を実施する。
学習課題:レポートおよび活動報告、報告書の作成
■評価方法
①事前実習:準備段階における提出物(レポートおよび班別計画表) 20点
②本実習における課題達成および実習日誌の提出とその内容評価 50点
③事後実習:報告書作成における提出物(レポートおよび班別活動記録) 30点
■教科書
特になし
■参考書
事前講義等に必要な資料等は随時配布する。
■履修上の注意事項
本実習においては野外スポーツ専門実習Ⅳと同一時期に履修することを原則とする。
■受講生へのメッセージ
冬季の野外における活動は他の季節と違った多くの発見があります。夏の実習やその他の経験を活用し、さらに野外の魅力を追求する機会とし
て欲しいと願っています。そして、季節を通じて野外教育の指導ができるようになってほしいと思います。
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2016/04/22
10:29:07
キャンプマネジメント
【担当】中野 友博
■授業概要
キャンプ、特に教育キャンプと呼ばれる組織キャンプについて、その企画、運営、評価について学ぶ。具体的には、キャンプを運営していく上で
の組織作りから指導者の役割、安全・健康管理でのリスクマネジメント、広報、事業評価、効果測定などが主な内容となる。
■到達目標
教育キャンプについての運営方法について説明することができる。
教育キャンプについて基本的なプログラムデザイン、マネジメントデザインができる。
フィールドでの基本的なリスクマネジメント能力を身につける。
教育キャンプでのリスクマネジメントについて説明し、実践することができる。
■講義計画
第1回:授業のオリエンテーションおよびキャンプの発祥
キャンプの語源は?自然体験活動とキャンプの関係は?教育キャン
プ・組織キャンプの歴史について、アメリカ合衆国、ヨーロッパ、
日本でについて概説する。
学習課題:あなたが今まで体験したキャンプについて、どんな内容
だったか整理しましょう
第2回:キャンプ組織と指導者養成
教育キャンプ、組織キャンプについて、目的を達成するために必要
な組織内の役割やシステムを知る
民間の自然体験活動団体の役割に応じた指導者養成の内容を知る
学習課題:キャンプ指導者の役割を確認し、自然体験活動の指導者
養成団体を調べましょう
第3回:対象者理解
対象となる青少年、幼児、中高年、障害者(児)の特性を知ると共に、
様々なキャンプの実践を紹介する
学習課題:幼児キャンプ、高齢者キャンプ、障害児キャンプの実践
例を調べましょう
第4回:キャンプの企画
企画に必要な6W 2H 1Sについて、フレッシュマンキャンプにつ
いて概説し、自分の興味関心のある目的、対象でデザインをしてみる。
学習課題:今まで体験したキャンプの6W 2H 1Sについて、まと
めてください。
第5回:装備と食料
キャンプの企画の中でもマネジメントの大きな部分である装備、食
料(食事)について、その内容と留意点を概説する
学習課題:1泊2日のキャンプに必要な個人装備、班装備、団体装
備についてまとめましょう。
アウトドアクッキングのメニュを考え、それに必要な食材一覧、炊
事用具一覧を作成しましょう。
第6回:キャンプの安全管理と健康管理
キャンプ、自然体験活動における安全管理、安全教育の観点の具体
的な内容を概説する
キャンプの健康面、衛生面から事例を基に説明を加えていく
学習課題:事故が発生する環境要因、人的要因をまとめましょう。
自然界に内在する危険的要因を考えてください。
第7回:キャンプでの危険、KYT・RME
キャンプ、自然体験活動における指導者の危険予知責任、危険回避
責任の内容を概説する
危険予知トレーニング、リスクマネジメントエキササイズから危険
に対する能力をスキルアップする
学習課題:今までのアウトドアでの体験でのヒヤリハット体験をま
とめてください
第8回:キャンプ中の事故と法的責任
キャンプ、自然体験活動における事故事例を概説する。
刑事判例、民事判例から指導者の責任能力、責任の具体的な内容を
知る
学習課題:野外スポーツ中の事故での判例を1件、調べてください。
事故の原因と指導者の責任についてまとめましょう
第9回:キャンプと施設
キャンプ、自然体験活動で使用される施設について、民間、公立、
国立の施設の現状を概説する
学習課題:野外スポーツの種類とその活動施設について調べてくだ
さい
第10回:公立施設と民間施設、指定管理者制度
キャンプ、自然体験活動施設の現状として、指定管理制度の導入に
ついて、その事例から概説する
学習課題:指定管理者制度を採用している青少年野外教育施設を探
し、指定管理者選定の手続きについて調べてみましょう。
第11回:キャンプの広報
ビジネスモデルとして民間で行われているキャンプ、自然体験活動
の広報の実際を調べてみる
デザインしたキャンプの広報計画を作成する
学習課題:1泊2日のキャンプの魅力ある参加者募集のパンフレッ
トやチラシを作成してみましょう
第12回:キャンプの観察と記録
安全面からキャンプ、自然体験活動実施中に行われる指導者として
の観察を、役職の観点から行ってみる
学習課題:キャンプカウンセラーとしてキャンプの一日を記録する
用紙を作成してみましょう
第13回:キャンプの評価と効果
キャンプ、自然体験活動の事業としての評価測定の方法と教育目的
からの効果測定の方法を知る
学習課題:キャンプを変数とする研究を読んでみましょう
第14回:外部講師 井上良夫(BSCウォータースポーツセンター校長)
民間自然体験活動の運営と実際(広報ならびにその戦略)について、
BSCウォータースポーツセンターで実践を伴ったかたちで学習する
学習課題:民間の自然体験団体を調べてみる
第15回:まとめ及び総評
各自でデザインをしたキャンプ、自然体験活動について、プログラ
ムデザイン、マネジメントデザインを完成させる。
最終完成したデザインを発表する
■評価方法
①プログラムデザイン 20点
②マネジメントデザイン 20点
③授業内小テスト 60点(20点×3回)
■教科書
「キャンプ指導者入門」日本キャンプ協会
■参考書
「キャンプディレクター必携」日本キャンプ協会
「キャンプの積み木」日本キャンプ協会
「ザ・キャンプ その理論と実際」:松田稔、創元社、1978年
その他、授業中に紹介します
■受講生へのメッセージ
キャンプの基礎になる内容ばかりです。どのようにキャンプを企画し、運営していくかのノウハウを学んでください。演習形式の授業も行います。
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2016/04/22
10:29:08
野外スポーツ専門実習Ⅱ
【担当】黒澤 毅
■授業概要
本実習は、夏季の野外スポーツプログラムの水辺活動である。
本実習では野外教育指導者に必要とされる資質・能力を向上するために必要な野外スポーツプログラムを体験する。事前講義では、目的の確認、
装備・食糧の計画・準備までを主体的に進めることから始める。専門プログラムでは主に海洋環境を用いた野外プログラムを体験する。事後実習
では、実習の振り返りと評価を行う。事前・本実習・事後を通して、指導者として必要となる安全で効果的な野外スポーツの運営や指導について
学修する。尚、本実習は野外スポーツ専門実習Ⅰに準じて実施し、指導者としての資質能力の向上を目的としている。
■到達目標
冒険的教育活動として実施される本実習を通して、より専門的な技術の獲得を目指すとともに、困難な課題に直面した時に芽生える深い人間関
係や、環境への配慮ができる、また野外スポーツ指導者になるための資質・能力を身につける。
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよび実習の目的理解
第5回:レスキューテクニックの実際
授業オリエンテーションを行うとともに、実習の目的について学習
シーカヤックを用いたレスキューテクニックについて学習する。
する。
第6回:専門プログラム(実習) ※期間:9月下旬の2泊3日、場所:
学習課題:個人目標・グループ目標の設定
福井県周辺の海
第2回:実習の計画
□事前講義(学内) 時間割に割り振られた時間に実施する。①実習
実習における詳細プログラムの理解とともに、各プログラムごと
の目的②実習の計画③実習の装備と食料
(シーカヤック、スキンダイビング)の特性について学習を深め、全
□本実習(期間:9月下旬予定、場所:滋賀県および近隣府県)
体計画を理解する。
1日目:シーカヤック:6kmの距離をシーカヤックを用いて移動する。
第3回:実習の装備と食料
2日目:シーカヤック:13kmの距離をシーカヤックを用いて移動する。
野外プログラムを実施する上で欠かせない装備、食料について学習
3日目:撤収作業およびふりかえり
する。
また、環境教育プログラム(海の自然環境における問題点について
学習課題:装備・食料計画について立案する。
実体験を伴った活動)を取り入れる。
第4回:カヤックの組立ての実際
第7回:ふりかえりと評価
組み立て式のカヤックの特性の理解および組み立て方の習得、撤収
実習で体験したことの振り返りと評価を実施する。
方法について学習する。
学習課題:レポートおよび活動報告、報告書の作成
■評価方法
①事前実習:準備段階における提出物(レポートおよび班別計画表) 20点
②本実習における課題達成および実習日誌の提出とその内容評価 50点
③事後実習:報告書作成における提出物(レポートおよび班別活動記録) 30点
■教科書
特になし
■参考書
事前講義等に必要な資料等は随時配布する。
■履修上の注意事項
本実習においては野外スポーツ専門実習Ⅰと同一時期に履修することを原則とする。
■受講生へのメッセージ
野外教育の指導者として人に何かを伝えたいと思ったとき、自分がそれまでに経験したことのある体験やそのときに感じたことは非常に伝わり
やすく、逆に経験したことのないことを伝えることは非常に難しいものです。野外の専門実習を通じて自分の中の引き出しをたくさん作ってい
ろんなものを中に詰めましょう。
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2016/04/22
10:29:08
キャンプ指導法
【担当】野外スポーツコース教員
■授業概要
フレッシュマンキャンプは、本学における最初の実習として1年次必修科目に位置づけられています。そのプログラムは野外スポーツ活動を中心
に構成され、より効果的に実施するためには、指導者としての専門的スキルが必要となります。
そこで本授業では、1年次に体験したフレッシュマンキャンプに指導者、スタッフとしてかかわる体験を通して、指導・運営の実際を学び、指導
スキルの向上や指導方法について理解を深めることを目的とします。
■到達目標
フレッシュマンキャンプにおいて、
①班担当のキャンプカウンセラーとしての能力を身につける(役割が果たせる)
②本部スタッフとしての能力を身につける(役割が果たせる)
③フレッシュマンキャンプの事前準備、下見、本番での実習、報告書の作成までの作業を行う
実際の作業手順や内容について理解し、実践できる
■講義計画
第1回:事前学習:野外スポーツ指導者の心得、キャンプの目的確認、
組織の説明
第3回:本実習:キャンプA
日程:2016年4月5日(火)~4月8日(金)
フレッシュマンキャンプに向けてスタッフとしての心得や目的を共
3泊4日のフレッシュマンキャンプに運営補助スタッフ(班担当、
有する。
本部スタッフ)として参加する。
事前準備として3月中に行なわれる(日程に注意のこと)。
学習課題:
学習課題:
第4回:本実習:キャンプB
第2回:事前学習:プログラム詳細説明、役割分担決定
日程:2016年4月8日(金)~4月11日(月)
期間中の役割分担ならびに役割の具体的な内容について確認し、実
3泊4日のフレッシュマンキャンプに運営補助スタッフ(班担当、
際の準備に当たる。
本部スタッフ)として参加する。
登山のコース下見を行う。
学習課題:
3月末或いは4月のフレッシュマンキャンプ直前に行なわれる(日
第5回:事後学習:後片付け、本実習評価(参加者アンケートの分
析を含む)
程に注意のこと)。
フレッシュマンキャンプの後片付け、評価としての学生アンケート
の集計。報告書の作成。
■評価方法
①フレッシュマンキャンプ期間中の役割理解と実践・レポート 80点
②フレッシュマンキャンプの事前準備(下見を含む)と報告書作成 20点
■教科書
特になし
■受講生へのメッセージ
1年次にみなさんが行った経験をこの授業を通して活かしてください。野外スポーツにおいては、自然、プログラムと同様に指導者が重要な役
割を担います。参加者の立場にたったきめ細やかな指導は、参加者の今後の学生生活にとって重要な意味をもつ経験となります。経験者として
フレッシュマンキャンプがよりよいものになるようがんばりましょう。
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2016/04/22
10:29:08
野外スポーツ指導法
【担当】中野 友博
■授業概要
野外スポーツの指導は、自然環境をはじめ、目的や対象者によって様々なプログラムを構成・展開されている。その効果的な指導をするためには、
個々に構成されたプログラムの特徴を理解し、指導にあたる必要がある。そこで、本授業では、野外スポーツの中で代表的なプログラムを取り上
げ、その指導法と実際について学ぶ。
■到達目標
目的と対象に応じたアクティビティの安全で効果的な指導方法を知り、それを指導実践できる
・アイスブレイク
・ASE(イニシアティブ)
・環境教育プログラム(パッケージドアクティビティを含む)
■講義計画
第1回:授業の概要説明、野外スポーツプログラムにおける指導の
実際
第8回:ASE指導の実際③(トラスト)
ASE(トラスト)についてアクティビティデザインをし、指導案を
野外教育における指導の意味を確認するとともに、キャンプ指導法
作成し、指導実習を行う
の授業の振り返りを行う
学習課題:指導してみて初めて気づくことも多くあります。自分で体
学習課題:今までのキャンプ指導経験から、指導法について疑問、
験、他者を観察しながら気づいた点をまとめてみましょう
第9回:ネイチャーゲームの指導の考え方
質問を考える
第2回:アイスブレーキングの考え方
環境教育プログラムについてその考え方を概説する
キャンプ、自然体験活動の一つであるアイスブレイクについて体験
ネイチャーゲームについて活動の考え方、課題の設定について、指
をしながら、その留意点を学修する
導法について学ぶと共に、指導上の留意点を学修する
学習課題:興味あるアイスブレイク、自分にできそうなアイスブレ
学習課題:自分でネイチャーゲームについて調べ、興味あるアクティ
イク活動を検索する
ビティについて内容を確認しましょう
第3回:アイスブレイク指導の実際①
第10回:ネイチャーゲームの指導の実際①(カラスのゲーム)
アイスブレイク活動をアクティビティデザインし、教室内で指導し
ネイチャーゲームについてアクティビティデザインをし、指導案を
てみる
作成し、指導実習を行う
学習課題:指導してみて初めて気づくことも多くあります。自分で体
学習課題:指導してみて初めて気づくことも多くあります。自分で体
験、他者を観察しながら気づいた点をまとめてみましょう
験、他者を観察しながら気づいた点をまとめてみましょう
第4回:アイスブレイク指導の実際②
第11回:ネイチャーゲームの指導の実際②(カワウソのゲーム)
アイスブレイク活動をアクティビティデザインし、屋外(アウトド
ネイチャーゲームについてアクティビティデザインをし、指導案を
アフィールド/野性の森)で指導してみる
作成し、指導実習を行う
学習課題:指導してみて初めて気づくことも多くあります。自分で体
学習課題:指導してみて初めて気づくことも多くあります。自分で体
験、他者を観察しながら気づいた点をまとめてみましょう
験、他者を観察しながら気づいた点をまとめてみましょう
第5回:ASEの指導の考え方
第12回:ネイチャーゲームの指導の実際③(クマ・イルカのゲーム)
ASEについて活動の考え方、課題の設定について、指導法について
ネイチャーゲームについてアクティビティデザインをし、指導案を
学ぶと共に、指導上の留意点を学修する
作成し、指導実習を行う
学習課題:自分でASEについて調べ、興味あるアクティビティにつ
学習課題:指導してみて初めて気づくことも多くあります。自分で体
いて内容を確認しましょう
験、他者を観察しながら気づいた点をまとめてみましょう
第6回:ASE指導の実際①(アイスブレーカー)
第13回:幼児を対象とした野外スポーツ指導法
ASE(アイスブレーカー)についてアクティビティデザインをし、
幼児を対象にした野外スポーツの指導の留意点について概説する
指導案を作成し、指導実習を行う
第14回:青少年を対象とした野外スポーツ指導法
学習課題:指導してみて初めて気づくことも多くあります。自分で体
青少年を対象にした野外スポーツの指導の留意点について概説する
験、他者を観察しながら気づいた点をまとめてみましょう
第15回:野外スポーツにおける指導法のまとめ
第7回:ASE指導の実際②
(ディインヒビタイザー、
コミュニケーション)
これまでの学習内容についてプログラム・対象別にその指導法をま
ASE(ディインヒビタイザー、コミュニケーション)についてアクティ
とめる
ビティデザインをし、指導案を作成し、指導実習を行う
学習課題:指導してみて初めて気づくことも多くあります。自分で体
験、他者を観察しながら気づいた点をまとめてみましょう
■評価方法
各アクティビティ指導実習得点(40点)
授業ごとに提示される課題の達成度(40点)
現場での指導実習レポート(20点)
■教科書
特になし
■参考書
随時配布・紹介する
■受講生へのメッセージ
これまでにみなさんが経験してきた1年次における実習、またその指導体験を活かし、より専門的な野外スポーツの指導について考えたいと思
います。
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野外スポーツ専門実習Ⅳ
【担当】黒澤 毅
■授業概要
本実習は、冬季の野外スポーツプログラムの雪上キャンプである。
野外教育におけるプログラムは多岐に渡り、その実施形態も様々である。本実習では特に冬季自然環境における野外教育指導者に必要とされる資
質・能力を向上するために必要な野外スポーツプログラムを実施する。事前講義では、目的の確認、装備・食糧の計画・準備までを主体的に進め
る。本実習では雪上キャンプをはじめ、スノーシューやクロスカントリースキー等、様々な冬期野外スポーツプログラムを体験する。事後実習で
は、実習の振り返りと評価を行う。事前・本実習・事後を通して、指導者として必要となる安全で効果的な野外スポーツの運営や指導について学
修する。尚、本専門実習は、主に冬の山をフィールドにしている。
■到達目標
①冬季野外スポーツにおける、より実践的・専門的なスキルを獲得する
②多様な自然環境に柔軟かつ安全に対応できるための自己管理能力を獲得する
③少集団内における人間関係の理解と発達ができるようになる
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよび実習の目的理解
ついて学習を深める。
実習の目的について学習する。
第5回:雪中泊について
学習課題:個人目標・グループ目標の設定
雪中泊に必要な知識と技術、装備について概観し、その用途につい
第2回:実習の計画
て学習を深める。
実習における詳細プログラムの理解とともに、プログラムごとの特
第6回:専門プログラム(実習) ※期間:2月中旬の2泊3日、場所:
性について学習を深める。
新潟県赤倉温泉スキー場を予定)
第3回:実習の装備と食料
1日目:スノーシューハイクおよびイグルー創作(雪中泊)
野外プログラムを実施する上で欠かせない装備、食料について学習
2日目:クロスカントリーハイクおよび雪洞創作(雪中泊)
する。
3日目:スノーシューソロハイク・雪上ナビゲーション
学習課題:装備、食料計画について立案する。
第7回:ふりかえりと評価
第4回:スノーシューについて
実習で体験したことの振り返りと評価を実施する。
雪上活動で使用するスノーシューについて使い方をはじめ、用途に
学習課題:レポートおよび活動報告、報告書の作成
■評価方法
①事前実習:準備段階における提出物(レポートおよび班別計画表) 20点
②本実習における課題達成および実習日誌の提出とその内容評価 50点
③事後実習:報告書作成における提出物(レポートおよび班別活動記録) 30点
■教科書
特になし
■参考書
事前講義等に必要な資料等は随時配布する。
■履修上の注意事項
本実習においては野外スポーツ専門実習Ⅲと同一時期に履修することを原則とする。
■受講生へのメッセージ
冬季の野外における活動は他の季節と違った多くの発見があります。夏の実習やその他の経験を活用し、さらに野外の魅力を追求する機会とし
て欲しいと願っています。そして、季節を通じて野外教育の指導ができるようになってほしいと思います。
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2016/04/22
10:29:08
野外スポーツ特別講義
【担当】野外スポーツコース教員
■授業概要
野外スポーツの今日的課題や動向について、野外スポーツの専門的な実践者による講義、実技、演習を取り入れて講義内容とする。民間の野外ス
ポーツ産業に関わる企業人、実践者、冒険家・環境教育実践者などを特別講師とし、野外スポーツ界の現状と取り組むべき課題について、体験を
通して具体的な視点から紹介する。
■到達目標
教育的志向性に重点を置いた野外スポーツについて、よりアップデイトされた最新の話題について理解を深めるとともに、「自然体験」「自然体
験活動」について現状と課題について学修する。
■講義計画
授業ガイダンス・野外スポーツの現状(講義)
学習課題:現場体験に向けた準備を行う。
特別講義の授業ガイダンス、ならびに集中で行われる授業の説明を
アウトドアビジネスの現場体験②(スノーシュー)(実習)
行うとともに、野外スポーツの現状を概観する。
本学客員教授であり、株式会社モンベル会長の辰野先生より、冒険
学習課題:野外スポーツ産業について調べ、理解を深める。
家として、アウトドア産業界の代表として、フィールドで実技(スノー
民間自然学校の現状(講義)
シュー)を交えながら話を聞く機会を設ける。
民間の自然学校の現状について学習する。
土曜日、あるいは日曜日を利用して、フィールドで行う。
学習課題:民間の自然学校について調べ、理解を深める。
実技に関わる実費が必要になる。
民間自然学校の現場体験(実習)
学習課題:現場体験に向けた準備を行う。
民間の自然体験を訪問し、現場での体験を行う。
環境教育の現場を知る(講義)
学習課題:現場体験に向けた準備を行う。
本学客員教授である今森先生をゲスト講師とし、琵琶湖周辺の里山
民間自然学校体験のまとめ(講義)
における環境教育の現場の話を聞く。
民間自然学校での体験をまとめ、発表する。
土曜日、あるいは日曜日を利用して、フィールドで行う。
学習課題:報告書を作成する。
環境教育の現場を知る(実習)
アウトドアビジネスの実態(講義)
本学客員教授である今森先生をゲスト講師とし、琵琶湖周辺の里山
アウトドアビジネスの実態について学習する。
における環境教育の現場について、フィールドで実技(里山活動)
学習課題:アウトドアビジネスについて調べ、理解を深める。
を交えながら話を聞く機会を設ける。
アウトドアビジネスの現場体験①(リバーカヤック)(実習)
土曜日、あるいは日曜日を利用して、フィールドで行う。
本学客員教授であり、株式会社モンベル会長の辰野先生より、冒険
まとめ及び総評(講義)
家として、アウトドア産業界の代表として、フィールドで実技(リバー
これまでの体験をまとめ、発表を行う。
カヤック)を交えながら話を聞く機会を設ける。
学習課題:報告書を作成する。
土曜日、あるいは日曜日を利用して、フィールドで行う。
※本授業は集中授業であり、授業時間外の実習活動も実施します。
実技に関わる実費が必要になる。
■評価方法
講義内における課題(個人課題・グループ課題)50点
実習後のレポート50点
■教科書
特になし。授業で資料を配布します。
■履修上の注意事項
土曜日、日曜日に集中して授業を行う場合がありますので注意してください。
■受講生へのメッセージ
グループによる課題解決学習として、テーマの設定、資料収集、調査を行い、各グループでまとめて発表会を行います。
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2016/04/22
10:29:08
野外スポーツプログラム
【担当】林 綾子
■授業概要
野外スポーツプログラムは、その目的・用いる自然環境・対象者によって多様に展開されている。本授業では、野外スポーツ・野外教育の基本概
念を理解し、代表的なプログラムとして、冒険教育、環境教育、アウトドアセラピューティックプログラムを取り上げ、その理論や実践例につい
て学習する。今後の専門実習や指導・運営法の学習、現場での実践の基盤となる知識を身につけることを目指す。
■到達目標
多様な目的・対象・自然環境を用いる野外スポーツプログラムの多様性とプログラミングや指導の基盤となる基礎理論・知識を身につける。
■講義計画
第1回:授業の概要説明および野外スポーツにおけるプログラムに
ついての概説
第8回:環境教育プログラム ‐ 実際
さまざまな環境教育プログラムの実践紹介より、多様なプログラム
「プログラム」とは何か理解し、野外スポーツの代表的なプログラム
とその実施方法について理解する。
について概要を学習する。
学習課題:授業の復習。
学習課題:授業の復習と、各自が興味のあるプログラムについて調
第9回:環境教育プログラム-ワークショップ
ア メ リ カ を 中 心 と し、 世 界 各 国 に 広 ま っ て い るLeave No Trace
べておく。
第2回:野外スポーツ概論・野外教育概論
(LNT)について学習し、環境への負荷を最小限に抑える野外での活
野外スポーツの基本概念について理解する。特に野外教育の考え方
動の方法と、環境倫理について理解する。十分な学習・理解が確認
の基本となっている体験学習、野外教育の歴史の理解から野外教育・
されると、LNTアウェアネスの認定証が授与される。
野外スポーツの理論について学習する。
学習課題:授業の復習。
学習課題:授業の復習と、
各自の体験からの学習についてふりかえり、
第10回:アウトドアセラピューティックプログラム-概要
3つ目のプログラムとして、特別なニーズを持つ対象へのプログラ
理解する。
第3回:国内外の野外スポーツ・野外教育の現状
ムを取り上げる。対象の多様性と、プログラムの展開についての関
現在の国内外で行われている野外スポーツ、野外教育プログラムの
係を理解する。
現状を理解する。
学習課題:授業の復習。
学習課題:授業の復習。
第11回:アウトドアセラピューティックプログラム②
第4回:冒険教育プログラム-概要
多様な事例を紹介し、アウトドアセラピューティックプログラムの
野外スポーツにおける代表的なプログラムの一つとして冒険教育プ
多様性と可能性について理解する。またその目的を達成するための
ログラムの基本的な考え方や対象、目的を理解し、その歴史や実践
指導法について学習する。
について学習する。
学習課題:授業の復習。
学習課題:授業の復習と自分のこれまで行ってきた冒険活動につい
第12回:アウトドアセラピューティックプログラム ‐ 実際
アウトドアセラピューティックプログラムの現状と課題について理
てふりかえり、理解する。
第5回:冒険教育プログラム ‐ 実際
解する。
冒険教育プログラムの効果について、その種類と内容を理解する。
学習課題:授業の復習。
冒険、あるいは教育のどのような要素と効果が関係あるのか、なぜ
第13回:野外スポーツプログラミング
そのような効果が生まれるのか理解する。
野外スポーツのプログラミングにおける重要事項を理解し、各自興
学習課題:授業の復習と自分がこれまでに行った冒険活動からどの
味のあるプログラミングに取り組む。
学習課題:先行研究や実践報告を参考に各自夢のあるプログラミン
ような学習が得られたか理解する。
第6回:冒険教育プログラム-リスクマネジメント
グに取り組む。
冒険教育プログラムにおけるリスクマネジメントについて理解する。
第14回:野外スポーツの課題
学習課題:授業の復習。
これまでの学習より、野外スポーツの抱える課題、今後の可能性に
第7回:環境教育プログラム ‐ 概要
ついて理解する。
二つ目の代表的なプログラムとして環境教育プログラムを取り上げ
学習課題:各自のプログラミングの発表準備。
る。その基本的な考え方と歴史、実践について理解する。
第15回:まとめ及び総評
学習課題:授業の復習。
各自が考えたプログラムについて発表を行い、評価を行う。
学習課題:受けた評価を参考に、最終レポートとしてまとめ、提出。
■評価方法
授業内でのレポート20点
授業内での課題発表20点
授業内小テスト60点
■教科書
杏林書院 野外教育入門シリーズ第1巻 『野外教育の理論と実践』
■参考書
随時配布・紹介する
■受講生へのメッセージ
多様な野外スポーツ・野外教育の背景となっている理論を理解することは、今後のより効果的・意味深い実践を行うための基盤となります。今
後の実習や実践において「専門」として関り、創っていけるようになるための一歩として、自主的な取り組みに期待しています。
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2016/04/22
10:29:08
野外スポーツ基礎演習
【担当】野外スポーツコース教員
■授業概要
学生が、
野外スポーツ・野外教育の基礎的な知識を身につけることを目的とする。具体的には、
野外スポーツとは何かが包括的に述べられ、
野外スポー
ツコース専門科目での学修・スキルの到達目標がイメージできると同時に、野外スポーツの専門的知識の習得およびスキルの獲得を目的とする。
■到達目標
学生が野外スポーツにおける基礎的知識及び技術を身につけられるようになり、特に教育的意義としての野外スポーツについて理解を深めるこ
とができることを目標とする。
■講義計画
第1回:授業の概要・野外スポーツの定義の確認
本授業の概要について説明するとともに、野外スポーツに関連する
定義を確認する。
学習課題:授業の復習をし、理解を深める。
第2回:野外スポーツと野外活動、野外教育
野外スポーツに関連する領域を理解し、野外スポーツの位置づけに
ついて学習する。
学習課題:配布資料の確認と復習を行い、定義の理解を深める。
第3回:野外スポーツのプログラム
野外スポーツのプログラムはどのように構成されているのか、その
教育的意義や背景について学習する。
学習課題:教育的意義とその背景についての復習を行い、理解を深
める。
第4回:野外スポーツの指導者、指導者養成
野外スポーツ、とりわけ教育的効果を狙ったプログラムに関わる指
導者に焦点を当て、指導者の役割と、その養成現場の現状や課題に
ついて触れる。
学習課題:野外教育のプログラム例を調べ、課題に沿った観点から
理解を深める。
第5回:野外スポーツの場(施設、自然環境)
野外スポーツが実施される場について、公的施設をはじめ、それが
実施される自然環境について学習する。
学習課題:野外教育のプログラム例を調べ、課題に沿った観点から
理解を深める。
第6回:仲間づくり野外ゲームの理論
スポーツチーム作りや企業研修など多様な場面で活用される仲間づ
くり野外ゲーム(ASE)についての理論を学習する。
学習課題:野外教育のプログラム例を調べ、課題に沿った観点から
理解を深める。
第7回:仲間づくり野外ゲームの導入
仲間づくり野外ゲームの導入として行われるアイスブレーキングア
クティビティを実践し、その効果や指導法について学習する。
学習課題:グループごとで評価を行う。
第8回:仲間づくり野外ゲームの展開
仲間づくり野外ゲームの展開として、コミュニケーション・信頼・
問題解決能力に焦点を当てた活動を実践し、その効果や指導法につ
いて学習する。
学習課題:グループごとで評価を行う。
第9回:仲間づくり野外ゲームの応用
多様な目的やフィールド・対象に即して仲間づくり野外ゲームを応
用できるように、アクティビティデザインについて学習する。
学習課題:グループごとで評価を行う。
第❶⓪回:仲間づくり野外ゲームの評価
仲間づくり野外ゲームの効果を測定する評価方法について学習する。
学習課題:報告書を作成する。
第❶❶回:ベーシックキャンプスキルの理解
キャンプ活動を行う上で必ず必要となるスキルについて学習する。
学習課題:プログラム実施に向けた準備を行う。
第❶❷回:キャンプ計画・準備
安全で楽しく、環境に配慮したキャンプの計画について学習し、実
践に向けた準備を行う。
学習課題:必要な装備や食料などの準備を行う。
第❶❸回:キャンプ実践-テント設営
キャンプ活動を行うためのテントや食事場所の設営を実践を通して
学習する。
学習課題:プログラム実施に向けた準備を行う。
第❶❹回:キャンプ実践-食事作り
環境に配慮した火の管理方法を学び、キャンプ用具を用いた食事つ
くりを実践を通して学習する。
学習課題:プログラム実施に向けた準備を行う。
第❶❺回:キャンプ実践-ナイトプログラム
夜の自然環境を活かしたナイトプログラムについて実践を通して学
習する。
学習課題:プログラム実施に向けた準備を行う。
第❶❻回:キャンプ評価
キャンプの効果を測定する評価方法について学習する。
学習課題:報告書を作成する。
第❶❼回:環境教育プログラムの理論
環境教育の目的や理論・歴史について学習する。
学習課題:環境教育プログラムの実際について調べ、理解を深める。
第❶❽回:スポーツ現場についてのパネルディスカッション
スポーツ現場についてのパネルディスカッションを聴き、自身の選
択に役立てる。
学習課題:自身の興味のあるスポーツ現場の業種や仕事内容につい
てまとめる。
第❶❾回:ネイチャーゲームの実践
代表的な環境教育プログラムであるネイチャーゲームについてその
実践から学習する。
学習課題:プログラム実施に向けた準備を行う。
第❷⓪回:森のプログラムの実践
森について理解を深める環境教育プログラムについてその実践から
学習する。
学習課題:プログラム実施に向けた準備を行う。
第❷❶回:環境教育プログラムの評価
環境教育プログラムの効果を測定するための評価方法について学習
する。
学習課題:報告書を作成する。
第❷❷回:スポーツ現場の専門性を活かせる業種や業務
大学で学修した専門性を活かせるような業種や業務には、どのよう
なものがあるのか学ぶ。
学習課題:特定のスポーツ現場を希望する理由や、そこで活かせる
自身の強み(自己PR)についてまとめる。
第❷❸回:冒険教育プログラムの理論
冒険教育プログラムの目的や理論・歴史について学習する。
学習課題:冒険教育プログラムについて調べ、理解を深める。
第❷❹回:冒険教育プログラムの計画・準備
冒険教育プログラムの代表的な活動である登山をとりあげ、安全で
効果的な活動計画について学習し、準備を実践する。
学習課題:プログラム実施に向けた準備を行う。
第❷❺回:冒険教育プログラム実践・リスクマネジメント
登山の基礎技術(パッキング、
歩き方、
ナビゲーションなど)について、
実践から学習する。
安全で楽しい実践を行い、また緊急時にも対応できるように、冒険
教育プログラムにおけるリスクマネジメントについて実践を通して
学習する。
学習課題:プログラム実施に向けた準備を行う。
第❷❻回:冒険教育プログラムの評価
冒険教育プログラムの効果を測定する評価方法について学習する。
学習課題:報告書を作成する。
第❷❼回:スポーツ現場における社会人マナー、SNSについて
社会人としてのマナーやSNS使用上の注意点などを学ぶ。
学習課題:学習内容を基に、スポーツ現場での対応方法をまとめる。
第❷❽回:個人別課題の提示と取り組み
多様な体験を経て、自分と野外との関係について考え、エッセイに
まとめる。
学習課題:エッセイを完成させる。
第❷❾回:個人別課題の発表
各自のエッセイを発表し、多様な価値観を分かち合う。
学習課題:発表の準備を行う。
第❸⓪回:まとめ
多様な野外体験から得られた学習をまとめ、今後の各自の課題を明
確にする。
学習課題:レポートを作成する。
■評価方法
①課題(野外プログラムに関するレポートおよび発表)40% ②実践課題の達成度及び報告書の提出とその内容評価 60%
■教科書
授業中に適時、紹介していきます
■参考書
授業中に適時、紹介していきます
■受講生へのメッセージ
野外スポーツコースで学ぶ内容を概観します。野外スポーツの理論と実際で学んだ内容をより深く、より広く学習する機会としてください。体
験の裏づけとしてベースとなる理論を身につけ実践へと応用してください。
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2016/04/22
10:29:09
地域スポーツ演習
【担当】新井 博
■授業概要
興味を抱いた地域スポーツやスポーツなどに関する広い題材をテーマにして、歴史の卒業論文・論文・小論文を作成する方法を学ぶ。
テーマの決定、先行研究との関係、歴史・哲学研究の方法、記述など論文作成について、順序に従って丁寧に段階を追って学んでいく。出来るだ
け本人の関心を重視した取り組みを選びながら行っていく。
■到達目標
以下のような目標である。
①自分の興味を研究のテーマに出来る。
②妥当な研究方法を選択できる。
③研究の方法を時間内に進められる。
④考察がしっかり出来る。
⑤全体のまとめが出来る。
■講義計画
第1回:全体説明及び研究方法の概説
概略の説明。歴史的に論文や小論文を作成する能力を育成するため
に、段階的な手法を身につけていく。そのため、年間を通して授業
で方法を紹介する。
学習課題:全体30回分の演習の流れを理解し、
到達目標を確認しておく。
第2回:個別の問題意識の解明(研究テーマの決定)
論文を作成するための「問題意識」を整理する。自分が何について
の論文を作成するのか、現在持っている「問題意識」を表現したり
しながら、適切なテーマに絞り込む。
学習課題:論文や小論文を作成することの意義について、
自分なりにしっ
かりと理解する。また、授業内容を理解するまで復習する。
第3回:問題意識の整理(研究テーマの決定)
第2回目で大まかに絞り込んだ「問題意識」について、関連したテー
マで書かれた著書を探す。図書館や書店で自分の関心を持った分野
の図書を探す。探しながら、関連したテーマで興味のある著書など
に目を通してみる。広く関心をもちながら適切な図書を探す。
学習課題:毎日図書館に通い、テーマに関する図書を探す。
第4回:問題意識の更なる整理(研究テーマの決定)
関心のあるテーマで書かれた著書を探したら、メモを取りながら丹
念に読み、これらのテーマでの研究物がどのようなものであるのか
自ら理解し納得する。
学習課題:図書館や自宅で、探した本をしっかり読みこむ。重要だ
と思われる所をノートにメモする。
第5回:問題意識から研究へ(研究テーマの決定)
関連した図書の幅を増やし、
ノートを取りながら丹念に内容を把握する。
自分の考えているテーマが著書などでどのような内容として社会に紹介
されているのか掴む。そこで、自分が研究して論文にまとめる上での価
値のあるものであるのか核心を持つ。大まかな研究テーマを決定する。
学習課題:時間をかけて研究するテーマを大まかに決める。同時に、
作成する気持(意欲)を充分に高める。
第6回:研究テーマに関する先行研究を探す(先行研究との関係)
大まかな研究のテーマが、これまでに如何に研究されて来ているの
が図書や研究論文を精読する。そこで
「既に研究されていないテーマ」
なのか、丹念に読みながら確認する。
学習課題:自分の研究が如何なる点で独自性を持つのか理解する。
第7回:研究テーマに関する先行研究を広く探す(先行研究との関係)
日本的な広がりの範囲で自分のテーマに関連した研究を探す。ネットや
図書館の検索システムを充分に活用しながら探し漏れのないように探す。
学習課題:大学の図書館などで論文検索システムの活用に関する指
導も独自に受ける。楽しみながら論文の検索を行う。他
の時にも使える検索力をつける。
第8回:研究テーマに関する先行研究の検討(先行研究との関係)
自分の研究テーマに近い研究を探し出したら、自分の研究テーマと「同
じ研究なのか」
「どの辺が違うのか」など先行研究に関する検討を行う。
学習課題:違いを明確にするために、とことん読み込む。
第9回:研究テーマに関する先行研究の批判的検討
(先行研究との関係)
上記で行った先行研究の検討を、更に丹念に行う。明らかに違いを
明確にする。それによって、自分の研究の価値を理解する。
学習課題:自分は従来研究されていないテーマに取り組んでおり、自分
の研究が社会的に価値を持っていることをはっきり理解する。
第❶⓪回:歴史研究の方法(古代史研究の場合)
歴史的にテーマを解明するための方法を計画する。古代・中世・近代・現
代のスポーツ史のテーマによって、研究方法や資料の収集の方法が違う。
古代史研究の場合は、
日本の場合にしても外国史の場合も、資料が限られ、
また言語等に於いて資料を読む難しさがある。それらについて紹介する。
学習課題:自分のテーマが古代史であれば、
何から始めるのか考える。
少ない資料の存在を知る。
第❶❶回:歴史研究の方法(中世史研究の場合)
中世スポーツ史に関する研究には、日本の場合であれば武士の武術
に関する研究がある。外国の場合であれば、騎士道やダンスなどの
研究がある。これらの研究の場合も、資料の収集や古文書解読など
特殊な方法を学ぶ必要がある。
学習課題:関心を持つ者が少ないが、是非取り組んでもらいたい。
第❶❷回:歴史研究の方法(近代史研究・剣術・武術の場合)
近代スポーツ史研究には、江戸時代以降明治・大正・昭和初期にかけ
ての剣術、武術、体操、スポーツなど多くのスポーツ史に関する研究
がある。剣術と武術は、江戸時代末に日本の広い地域で多く流派が誕
生し、明治以降柔道と剣道になっていく全史であり重要な意味を持っ
ている。それぞれの誕生や発展について研究の方法を指導する。
学習課題:普段から剣道や柔道に取り組んぶいる者は、剣術や武術
の歴史に関心を持つ者が多い。彼らには剣術・武術の歴
史研究を積極的に行ってもらいたい。
第❶❸回:歴史研究の方法(近代史研究・体操の場合)
明治時代になると政府により、近代教育として学校教育に体操が位
置づけられる。これらの研究は、日本の体育の歴史の基礎となる研
究であり、政策・学校体操の内容を紹介する。
学習課題:体操(今日、体育)の歴史に興味を持つ者は、是非取り組ん
でもらいたい。
第❶❹回:歴史研究の方法(近代史研究・スポーツの場合)
明治時代に西欧からスポーツが日本に導入され、裕福な大学生・高校
生(旧制中学)によって、課外で行われた。当時はベースボール、テニス、
ボートなどが積極的に行われた。今日のスポーツの原型であり、多くの
学生が関心を持っている。それぞれの種目に関する研究法を指導する。
学習課題:多くのスポーツの日本でのルーツがこの時期にあり、積
極的に関心を持って取り組んでほしい。
第❶❺回:歴史研究の方法(現代史研究・スポーツの場合)
大凡、現代スポーツの歴史とは第二次世界大戦以降のスポーツの歴
史を指している。近代スポーツは、明治時代に欧米から導入され、
多くの場合裕福な学生により担われていた。だが、戦後になると近
代スポーツは、市民スポーツとして大衆化した。これらの様子を対
象とした研究の紹介を行う。
学習課題:現代のスポーツは、多くの人々にとって関心があり、研
究の対象になりやすい。是非関心を持ってもらいたい。
第❶❻回:歴史研究の方法(現代史研究・ニュースポーツの場合)
第二次世界大戦後、近代スポーツとは違って、新たに始まった新し
いスポーツがある。
「いつでも」
「何処でも」
「誰とでも」といったテー
マで誕生したニュースポーツの歴史について紹介する。多くの愛好
者がおり、さらに多くの開発が進められている。
学習課題:高齢者の多くなる時代にきわめて必要なスポーツであり、
歴史的な研究が必要となっている。
第❶❼回:歴史研究の方法(近代史研究・外国スポーツの場合)
イギリスとアメリカは、近代スポーツの発祥の地である。例えば、
イギリス型のスポーツとしてサッカー、テニス、バトミントン、卓
球などの誕生について紹介しなから研究の方法を紹介する。アメリ
カ型のスポーツの場合は、野球、バスケット、バレーボールなどで
あり、それらを紹介しながら研究法に触れる。
学習課題:外国スポーツ史の場合は、基本的に英語の文献を読むこ
とが必須となることから、英語を積極的に学んで欲しい。
第❶❽回:歴史研究の方法(現代史研究・外国スポーツの場合)
外国の現代スポーツの現状は、多くの問題や課題を持っており、歴
史的問題意識が直接研究テーマとなりやすい。例えば、アマチュア
リズムとプロスポーツ、オリンピック問題、ドーピングなど。
学習課題:スポーツマンにとっては興味深いテーマばかりであり、関
心を具体的なテーマとして研究に取り組んでもらいたい。
第❶❾回:記述の方法(序論・
「研究の動機」
)
序論は、
「研究の動機」
「研究の方法」
「先行研究の検討」等が含まれる論
文の初めの部分である。研究の動機は、この論文を作成するに当たり如
何なることから研究を始めることになったのか、明確に紹介するところで
ある。
普段からのスポーツに対する問題意識を持っていなければならない。
学習課題:常に、スポーツに対して鋭い研究の動機となる問題意識
を持ち続けることが大切である。
第❷⓪回:記述の方法(序論・
「研究の方法」
)
「研究の方法」は、自分の研究テーマを解決するために、どのような
論理を証明できればいいのか理論的な構造を作成し、
「証明するため
の証拠となる資料を集め」て論理を組み立てる道筋を紹介する。
学習課題:最も大事な部分であり、この論理立てを何度もやり直さ
なければならない。
第❷❶回:記述の方法(序論・
「先行研究の検討」
)
自分の研究テーマが既に研究されていないか、確かめる。また、近
い研究があれば、どの部分が先行研究には欠落しているのか、批判
的に検討し、自分の研究との違いを明確に記す。
学習課題:時間をかけて、先行研究を探し続けなければならない。
後で、出てきたのでは全く研究の価値が下がってしまう
ことになる。注意しなければならない。
第❷❷回:記述の方法(本論」
)
研究の方法に従って、解明して証拠立てる柱を、第1章、第2章、
第3章と設定して、さらに柱の細かな部分を第1項、第2項として、
第1章の内容を論理的に資料で証明する。
学習課題:全体をとおして何を解明しているのか、一貫性が貫かれ
ていなければならない。
第❷❸回:記述の方法(まとめ)
まとめの部分は、全体を振り返り何が言えるのか紹介する。序論で紹介
した自分の論文の論理的組み立てから何が言えたのか、短くまとめる。
学習課題:このまとめの仕方により、論文の価値が大きく変わって
くる大切な部分である。また、はじめにの部分で述べた
こととの整合性も大切である。
第❷❹回:其の他の作成上の注意点(多くの種類のスポーツ史)
スポーツの歴史には、まとめ型によっては通史、制度史、種目史、
用具史、人物史、思想史など多くの歴史が存在する。これらを明確に、
意識をする必要がある。
学習課題:常に、スポーツの歴史全体を意識している必要がある。
第❷❺回:其の他の作成上の注意点(概念の整理)
多くの種類のスポーツ史には、更に複雑に混じり合った研究が存在
する。これらの内容で作成する場合は、概念を常に整理して、何を
明らかにするのか、手続きを踏まなければならない。
学習課題:複雑な研究は、概念整理を綿密に進めてください。
第❷❻回:小論文作成の練習・序論
実際に、序論を書いてみる。研究の動機、研究方法、先行研究の検
討を実際に行って、書いてみる。
学習課題:実際に、
短い時間で全体の構造を組み立てることに慣れよう。
第❷❼回:小論文作成の練習・本文
前もって集めていた資料を使って、論理を組み立て、実証してみる。
学習課題:本論作成のトレーニングを行う。
第❷❽回:小論文作成の練習・まとめ
序論で、紹介した全体像を本論で紹介した後、如何にまとめるかの
練習を実際実施してみる。まとめに書くべき、先ほどの注意を確り
と外さず行う。
学習課題:論文のまとめをコンパクトに行うための注意深さを養おう。
第❷❾回:将来に向けての論文作成計画
実際に、卒業論文を想定して全体像を序論・本論・まとめとして構想
を立ててみる。此まで自分が取り組んできたスポーツへの思いを込め
て、最も関心のある事柄をテーマとして論文の作成を計画してみる。
学習課題:此までに一連の講義(第1回-25回)と最後の小論文を
作成(第26回-28回)することで育んだ自分の論文作成
の能力を試すつもりで作成する。
第❸⓪回:まとめ及び総評
小論文・卒論等の論文作成に止まらす、将来において作成するであ
ろう論文について、自分の気持ちを書いてみる。
学習課題:論文とはどのようなものか理解してスラスラ話せるよう
にしておく。
■評価方法
レポート課題は20点、卒業論文計画書発表は30点、卒業論文計画書は50点として合算する。
■教科書
特に、指定しない。
■参考書
著者:新井 博『スポーツの歴史と文化 スポーツ史を学ぶ』道話書院
■受講生へのメッセージ
将来のための自分との戦いであると思い、必死で授業についてきてほしい。
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2016/04/22
10:29:09
地域スポーツ演習
【担当】狩野 孝之
■授業概要
スポーツに関する障害やオーバートレーニングを把握する方法は2つある。ひとつは、事実をまとめ、統計学によって推論する方法であり、他は
生物学的方法を使う分析的方法である。本演習では、
前半は基本的統計学的方法を修得することを目的とする。後半はアンケート調査を作成して、
健康や体のデータを科学的に解析し妥当な判断根拠を導き出すに必要かつ十分な解析能力を得る。
■到達目標
正規分布を理解する。平均値の差の検定、かい二乗検定を理解するなど保健統計学に必要な項目をマスターし、アンケート調査から結果を導き
出せることが到達目標である。
■講義計画
第1回:総論 統計学と推測
統計学とは何か?数学との相違は?推測はどのようにするのか。質
的変数、量的変数についてその違いを学び、変換方法を習得します。
学習課題:日本の人口は現在いくらですか? 人口構成は、どのよ
うになっていますか。日本の人口の10年後、50年後はど
のようになっているのか。
第2回:総論 健康阻害要因や病気の原因究明、予防手段の開発の
ための疫学
疫学(えきがく)は、どのような学問か、その方法は何かを学びます。
特に感染症の疫学の例をとりながら実例に沿って、学びます。
学習課題:インフルエンザ流行についてA型、B型、C型についてど
のような特徴があるか。また、鳥インフルエンザはどの
ような感染経路をたどるのか。
第3回:統計学基礎 度数分布 図示法
生データから度数分布表を作成します。累積相対度数を計算して、
度数分布表を完成します。
学習課題:グラフにはいろいろな特徴がある。ものの表現方法の一
種です。いろいろなグラフを見つけて、どのような特徴
があるのかを参考資料などで調べてください。
第4回:統計学基礎 平均値の意味
平均値の意味を学習します。平均値にはいろいろな性質があります。
平均値と中央値は、どう違いますか。それがわかることが重要です。
学習課題:トランプを用いて、実験をしましょう。カードを10枚と
ります。その平均値を出します。とりだしたカードを戻
し、2回目にカード10枚とります。そして平均値を出し
ます。このように3,4,5回続けると平均値はどのようにな
るでしょうか。ノートにまとめてください。
第5回:統計学基礎 標準偏差 誤差
標準偏差、誤差の定義を学びます。次にその数式から標準偏差を計
算します。標準偏差の意味を学びます。標準偏差が大きいとその分
布はどのようになるのかを学びます。
学習課題:平方根の解き方、有効数字について学習しておいてくだ
さい。また、電卓を使いますので、携帯電話や卓上電卓
の使い方に慣れておくことが重要です。平方根は参考書
で解いてください。
第6回:統計学基礎 分布 正規分布・ポアソン分布
分布とは何かを学び、応用ができることが重要なので、どのように
分布を想定することができるかを学びます。正規分布は、一般的な
分布ですがポアソン分布とは何かを例を用いて学びます。
学習課題:サイコロで実験をしてください。サイコロを50回振って、
出た目の数を棒グラフにしてください。どのような傾向
があるのかを発見してください。
第7回:統計学基礎 偏差値(t-score)
標準化
偏差値とは何かを学び、応用ができることが重要です。実際には、
(t-score)を計算します。各測定値のt-scoreを求めることができる
ことが重要です。
学習課題:自分の体力測定結果を見てください。それと平均値・標
準偏差から自分の測定値がどのような位置にあるのかを
考察してください。
第8回:統計学的検定 検定とは? 非連続(計数・スコア)デー
タ 連続データ
検定とは何かについて、使用法について学習する。かい二乗検定、
t-検定の区別をしっかり学習する。
学習課題:検定とは何かについて、使用法について今日の講義をも
とに復習する。かい二乗検定、t-検定の区別を再度しっ
かり復習する。
第9回:t-検定
検定のうちt-検定をしっかり学習する。平均値、標準偏差からt-分
布のt-valueをもとめる。
学習課題:検定のうちt-検定をしっかり復習する。平均値、標準偏差を
復習し、
t-分布のt-valueをもとめることを具体的におこなう。
第❶⓪回:Qui Square 検定
検定のうちQui Square検定をしっかり学習する。クロス表から期
待値を求め、かい二乗値からもとめる。
学習課題:検定のうちQui Square検定をしっかり復習する。クロス表か
ら期待値を求め方を自分で計算し、なれることが重要である。
第❶❶回:コンピュータ実習 (1)量的変数データ入力
量的変数データをエクセルを使って入力する。その際平均値、標準
偏差の求め方を学習する。
学習課題:量的変数データ入力をエクセルを使って入力したことを
復習し、その際平均値、標準偏差の求め方を復習する。
第❶❷回:コンピュータ実習 (2)質的変数データ入力
質的変数データをエクセルを使って入力する。その際平均値、標準
偏差の求め方を学習する。
学習課題:質的変数データ入力をエクセルを使って入力したことを
復習し、その際平均値、標準偏差の求め方を復習する。
第❶❸回:コンピュータ実習 (3)データマイニング
データの欠損値の扱い方、データ入力の間違いの点検の仕方を学習する。
学習課題:データの欠損値の扱い方、データ入力の間違いの点検の
仕方を復習する。
第❶❹回:コンピュータ実習 (4)健康に関する実際の模擬データをつかう
実際のアンケート調査結果から平均値、標準偏差をもとめ、クロス
表を作成する。
学習課題:健康に関する実際の模擬データをつかうので、健康デー
タの意味、定義をしっかり予習し、その後どのようなま
とめ方があるのかを復習する。
第❶❺回:まとめ(統計学の基礎)
第1回から14回の復習をする。質問を受け付ける。その際、データ
が違っても応用できるように一定のプログラムをつくる。
学習課題:第1回から14回の復習に際し、自分のよくできないこと
をあらかじめチェックすること。ノート類をよく整理し
て、インデックスをつけて見やすいものにすること。
第❶❻回:アンケート調査(質問の作り方)
アンケート調査での質問の作り方を学ぶ。肯定的質問、否定的質問、
自由記載、過去の事項の質問の仕方など。
学習課題:質問「あなたは何の花が好きですか」について、自分で
どのような聞き方があるかを探求しよう。
第❶❼回:アンケート調査(質問の回答の仕方
アンケート調査での質問の回答の仕方を学ぶ。肯定的質問、否定的
質問、自由記載、過去の事項の質問の回答仕方など。
学習課題:質問「あなたは何の花が好きですか」について、自分で
どのような回答方法があるかを探求しよう。
第❶❽回:設問の立て方
質問の立て方の練習、
「なぜこの缶コーヒはよく売れるのか」これを
もとめるためのアンケートづくりをやってみよう。
学習課題:質問の立て方の練習、
「なぜこの缶コーヒはよく売れるの
か」これをもとめるためのアンケートづくりで、他の質
問がないかを自分で工夫してみよう。
第❶❾回:アンケート調査用紙の作成
自分で考えた設問からアンケート調査用紙を実際に作ってみよう。
学習課題:設問からアンケートの作成を行うこと。
第❷⓪回:アンケート調査用紙の完成(一次)
自分で考えた設問からアンケート調査用紙を実際に作って、
完成させよう。
学習課題:予習・復習として自分で考えた設問からアンケート調査
用紙を実際に作って、完成させよう。
第❷❶回:完成した一次アンケート調査用紙の発表会(前半)
完成した一次アンケート調査用紙の発表会(前半)
。パワーポイント
を使って発表すること。
学習課題:完成した一次アンケート調査用紙の発表会用にパワーポ
イントを作成すること。
第❷❷回:完成した一次アンケート調査用紙の発表会(後半)
完成した一次アンケート調査用紙の発表会(後半)
。パワーポイント
を使って発表すること
学習課題:完成した一次アンケート調査用紙の発表会用にパワーポ
イントを作成すること。
第❷❸回:二次アンケート調査用紙作成
発表会で指摘された訂正事項や追加項目をアンケートに加えて最終
アンケートを作成する。
学習課題:発表会で指摘された訂正事項や追加項目を授業時間内に
修正アンケート完成するのは難しいので、図書館・自宅
で作業をし、完成させる。
第❷❹回:プレテストの実施
作成された二次アンケート調査用紙を用いて、プレテストを実施する。
学習課題:作成された二次アンケート調査用紙をあらかじめコピー
し、プレテストの際のメモを加える。
第❷❺回:プレテストの結果評価
作成された二次アンケート調査用紙を用いて、プレテストを実施し
た結果を評価する。
学習課題:作成された二次アンケート調査用紙を用いて、プレテス
トを実施した結果を評価されたものを再度点検する。
第❷❻回:中間報告・相互討論
作成された二次アンケート調査用紙を用いて、プレテストを実施し
た結果を評価されたものを再度点検したものを相互討論する。
学習課題:作成された二次アンケート調査用紙を用いて、プレテス
トを実施した結果を評価されたものを再度点検したもの
を相互討論した結果をまとめる。
第❷❼回:課題解決演習(1)教室で実施
作成された二次アンケート調査用紙を用いて、プレテストを実施し
た結果を評価されたものを再度点検したものを相互討論した結果を
まとめたアンケートを教室で実施する。
学習課題:作成された二次アンケート調査用紙を用いて、プレテス
トを実施した結果を評価されたものを再度点検したもの
を相互討論した結果をまとめたアンケートを教室で実施
したものをまとめる。
第❷❽回:課題解決演習(2)学内で実施
作成された二次アンケート調査用紙を用いて、プレテストを実施し
た結果を評価されたものを再度点検したものを相互討論した結果を
まとめたアンケートを学内で実施する。
学習課題:作成された二次アンケート調査用紙を用いて、プレテス
トを実施した結果を評価されたものを再度点検したもの
を相互討論した結果をまとめたアンケートを学内で実施
したものをまとめる。
第❷❾回:最終発表会・相互討論(前半)
パワーポイントで結果をまとめて発表し討論する(前半)
。
学習課題:パワーポイントで結果をまとめて発表するための準備を
する。前半後半ともに作成すること。
第❸⓪回:最終発表会・相互討論(後半)報告書作成
パワーポイントで結果をまとめて発表し討論する(後半)
。
学習課題:報告書を作成し、期日までに提出すること。
■評価方法
レポート課題20点、卒業論文計画発表30点、卒業論文計画書50点
■教科書
特に指定しないが下記の参考書を持参するのが望ましい。
■参考書
金森雅夫 統計学 医学書院
■履修上の注意事項
実際に計算すること、これが上達の秘訣。
■受講生へのメッセージ
科学的思考法・統計に慣れ、親しむこと。後半はグループテーマで、共同して行う。
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2016/04/22
10:29:09
地域スポーツ演習
【担当】新宅 幸憲
■授業概要
この授業科目は、姿勢(静的・動的)を中心に卒業論文作成に向けての知識を習得する。文献研究の方法、先行研究との関係、フィールド調査の
企画、プレゼンテーション能力(特に伝える力)等を学び、最終的に卒業論文に結び付けることとする。
■到達目標
卒業論文作成に向けて、自分の研究分野に関わる知識を先行研究や文献から得ることができ、研究テーマの構築ができるようになる。また、プ
レゼンテーション能力を高める。研究テーマを書き切ることに努めてほしい。
■講義計画
第1回:ガイダンス(卒業論文作成の流れ)
演習全体の流れを説明すると同時に、受講者それぞれに本演習を選
んだ理由、関心のある事柄等について発表してもらう。
学習課題:演習全体の流れを把握すると同時に、自分自身の関心に
ついて再確認する。
第2回:
「論文」とは何か
「論文」と「感想文」との違い、相手に納得してもらうための文章づ
くり等について概説する。
学習課題:配布資料を参考に、
論文全体の基本的な流れについて学ぶ。
第3回:論文・レポート作成の基礎① ‐ 文章表現
論文・レポート作成時の基本的な文章表現方法について学ぶ
学習課題:論文・レポートに共通する言葉遣いや表現方法を適切に
理解する。
第4回:論文・レポート作成の基礎② ‐ 章立て・構成
論文・レポートの構成について学ぶ
学習課題:配布資料をしっかりと読み込み、
全体の構成について理解する。
第5回:文献講読① ‐ レポート作成・発表準備
課題図書を指定し、それに対するレポート作成・発表準備を行う。
学習課題:レポート作成の手順、発表方法について理解をしておく。
第6回:文献講読② ‐ レポート発表(1)
課題図書をもとにして作成したレポートを発表する。
学習課題:発表者以外の受講者も事前に配布した発表者のレジュメ
を読み込んでおく。
第7回:文献講読③ ‐ レポート発表(2)
第6回授業と同様
学習課題:第6回授業と同様
第8回:文献講読④ ‐ レポート発表(3)
第7回授業と同様
学習課題:第7回授業と同様
第9回:資料検索の方法
図書館データベースの使用方法、CINIIによる論文検索の方法を学ぶ。
学習課題:関心のあるテーマに関わる資料を数件探し出すこと。
第❶⓪回:先行研究の検討① ‐ 論文の構成
配布した論文をもとに、研究手法(質的・量的手法)や調査対象者、
全体の構成について学ぶ。
学習課題:自分自身の関心のあるテーマに対して、どのような手法
が合致するのかをしっかりと考える。
第❶❶回:先行研究の検討② ‐ レポート作成
第10回の授業を踏まえて、各自先行研究を2件程度収集し、レポー
トの形でまとめる。
学習課題:論文テーマのみで決めるのではなく、研究手法や対象者
の違いについても留意しながら先行研究を収集する。
第❶❷回:先行研究の検討③ ‐ レポート発表(1)
前回授業で収集した先行研究のレポートを発表する。
学習課題:発表者以外の受講者も事前に配布した発表者のレジュメ
を読み込んでおく。
第❶❸回:先行研究の検討④ ‐ レポート発表(2)
第12回と同様
学習課題:第12回と同様
第❶❹回:先行研究の検討⑤ ‐ レポート発表(3)
第13回と同様
学習課題:第13回と同様
第❶❺回:まとめ・振り返り
これまでの演習を踏まえて、大まかなテーマ設定・調査対象等につ
いてまとめる。
学習課題:自分自身が発表したレポート課題、先行研究レポートに
ついて事前に振りかえりをしておくこと。
第❶❻回:論文のテーマ作成①
各自収集した先行研究、その他資料を参照しながら論文のテーマを
作成していく。
学習課題:どのような障害をもっているのか、どのような種目に関
わっているのか等、関心のあるテーマに対するイメージ
を具体化していく。
第❶❼回:論文のテーマ作成② ‐ ディスカッション
第16回の授業を踏まえて、各自設定したテーマを選んだ理由や問題
関心についてディスカッションを行う。
学習課題:それぞれのテーマに対する問題関心を明確にする。
第❶❽回:研究手法の検討① ‐ 質的研究について
配布した資料をもとに、質的研究(インタビュー・参与観察等)の
手法および調査対象者の設定について学ぶ。
学習課題:自分自身の研究テーマであればどのような研究手法およ
び対象者が適しているのかを理解する。
第❶❾回:研究手法の検討② ‐ 量的研究について
配布した資料をもとに、量的研究(質問紙調査等)の手法および調
査対象者の設定について学ぶ。
学習課題:自分自身の研究テーマであればどのような研究手法およ
び対象者が適しているのかを理解する。
第❷⓪回:研究手法の検討③ ‐ 発表およびディスカッション(1)
自分自身が設定した研究テーマ、研究手法について発表およびディ
スカッションを行う。
学習課題:発表者以外の受講者も事前に配布した発表者のレジュメ
を読み込んでおく。
第❷❶回:研究手法の検討④ ‐ 発表およびディスカッション(2)
第20回と同様
学習課題:第20回と同様
第❷❷回:卒業論文計画書の作成① ‐ テーマ設定
先行研究をもとに、論文の構成と各自のテーマに合致した形式を学ぶ。
学習課題:自分自身の研究テーマを意識しながら、論文の構成につ
いて理解する。
第❷❸回:卒業論文計画書の作成② ‐ 仮説の設定
各自が収集した先行研究、その他資料を参考に論文の仮説を設定する。
学習課題:先行研究をすべて踏襲するのではなく、仮説の中に自分
なりの視点を加味すること。
第❷❹回:卒業論文計画書の作成③
第22回・第23回の作業を踏まえて、計画書を作成する。
学習課題:研究目的に沿った手法を選択しているか、仮説に飛躍は
ないか等、全体の構成を考える。
第❷❺回:卒業論文計画書の作成④
第24回と同様
学習課題:第24回と同様
第❷❻回:プレゼンテーションの方法
パワーポイントの基本的な操作方法および、プレゼンテーションの
基本的な手法について学ぶ
学習課題:見やすい資料の作成や、発表方法の基本的な技術を身に
つける。
第❷❼回:プレゼンテーション資料の作成
第26回の授業を踏まえて、卒業論文計画書の発表用資料を作成する。
学習課題:各自作成した計画書をもとに、資料を作成していく。
第❷❽回:卒業論文計画書の発表①
各自作成したパワーポイントのスライドをもとに計画書の発表を行う。
学習課題:発表後にディスカッションを行うため、事前に配布する
発表資料をしっかりと読み込んでおく。
第❷❾回:卒業論文計画書の発表②
第28回と同様。
学習課題:第28回と同様。
第❸⓪回:卒業論文計画書の発表③
第29回と同様
学習課題:第29回と同様
■評価方法
レポート課題:20点
卒業論文計画書発表:30点
卒業論文計画書:50点
■教科書
資料を適宜配布する。
■参考書
資料を適宜配布する。
■受講生へのメッセージ
各自のテーマに応じてアドバイスを行う。意欲をもって勉学に励んでほしい。
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2016/04/22
10:29:09
地域スポーツ演習
【担当】佐藤 馨
■授業概要
本講義では、4年次に実施する卒業研究にむけ、論文の書き方を基礎から学ぶ。特に論文には決まった書式があるため、その形式を学習する。ま
た論文は、書いている本人しか理解できない内容や論理に飛躍があってはならない。本講義では、論文執筆時に必要な形式を習得するととともに、
研究テーマを受講中に探索し、それを具体化するところまでを学ぶ。また具体的な研究手法についても学習する。
■到達目標
①学生は、授業計画にそって各単元が終わるごとにその内容に沿ったレポート課題を達成する
②学生は、レポート課題に取り組むことにより、授業終了後に卒業研究に必要な知識および技術を理解する
■講義計画
第1回:地域スポーツ演習:ガイダンスおよび本演習の概説
卒業論文作成に必要な基礎知識を学び、またそれに向けた学習計画
について説明する
学習課題:配布資料を精読し、次回の講義に備える
第2回:文献および資料の集め方
辞書、百科事典、Webでの下調べ方法について説明する
学習課題:講義内容を踏まえ、
課題で提示された
「キーワード」
を辞書、
百科事典、Webで下調べをする
第3回:文献検索の方法 インターネットを活用した文献検索
国 立 情 報 学 研 究 所GeNii・CiNii検 索、 国 立 国 会 図 書 館OPAC検 索、
Web検索を利用した文献入手の方法について説明する
学習課題:第2回「文献および資料の集め方」の学習課題で提示さ
れた「キーワード」を用いて、国立情報学研究所GeNii・
CiNii検索、国立国会図書館OPAC検索、Web検索する
第4回:文献検索の方法 図書館を活用した文献検索
図書館を利用した文献入手の方法について説明する
学習課題:第2回「文献および資料の集め方」の学習課題で提示さ
れた「キーワード」を用いて、実際に図書館を利用して
文献を入手する
第5回:論文・レポートのルール 基本的な書式について
論文・レポートの基本的な書式について解説する
学習課題:論文・レポートの基本的な書式をマスターするため、配
付資料を熟読する
第6回:論文・レポートのルール 実際にレポートを作成する
第5回「論文・レポートのルール 基本的な書式」を参考にしながら、
第2回~第4回「文献および資料の集め方」
「文献検索の方法」で収
集した資料を用いてレポートを作成する
学習課題:第2回~第4回「文献および資料の集め方」
「文献検索の
方法」で収集した資料をもとに、講義中に学習した書式
を用いて、資料をまとめる
第7回:論文・レポートのルール インターネットによる資料の利
用方法について
インターネットを利用した資料の利用方法について説明する
学習課題:インターネットを利用した資料の表記方法を正しく理解
するため、配付資料を熟読する
第8回:論文・レポートのルール 引用・参考文献について
引用文献、参考文献、注釈の意味を説明し、盗用と引用・参考との
違いについて事例をもとに解説する
学習課題:引用文献、参考文献、注釈の基本的な表記方法を正しく
理解するため、配付資料を熟読する
第9回:レポート作成の方法 アンケート調査型レポートの作成方法
アンケート調査型レポート作成の手順について具体的に説明する
学習課題:アンケート調査型レポートを作成するためのデータ資料
を各自で収集しておく
第❶⓪回:レポート作成の方法 アンケート調査型レポートの作成
アンケート調査型のレポートを事前に収集したデータ資料を用いて
作成する
学習課題:各自で収集したアンケート調査資料をもとにレポートを
完成させる
第❶❶回:レポート作成の方法 資料総括型レポートの作成方法
資料総括型レポート作成の手順について具体的に説明する
学習課題:資料総括型レポートを作成するための資料を各自で収集
しておく
第❶❷回:レポート作成の方法 資料総括型レポートの作成
資料総括型レポートを事前に収集した資料を用いて作成する
学習課題:各自で収集した資料をもとにレポートを完成させる
第❶❸回:レポート作成の方法 二次データ型レポートの作成方法
二次データ型レポート作成の手順について具体的に説明する
学習課題:二次データ型レポートを作成するための二次データ資料
を各自で収集しておく
第❶❹回:レポート作成の方法 二次データ型レポートの作成
二次データ型レポートを事前に収集した資料を用いて作成する
学習課題:各自で収集した二次データ資料をもとにレポートを完成させる
第❶❺回:レポート作成の方法 パワーポイントによるプレゼンテー
ションについて
パワーポイントを使用したプレゼンテーションの方法および資料レ
イアウトを説明する
学習課題:プレゼンテーションに必要なパワーポイントの基本的知
識を身につけるため、配付資料を熟読する
第❶❻回:レポート作成の方法 アンケート調査型レポートのプレゼ
ンテーション資料作成
第9回~第10回の「レポート作成の方法 アンケート調査型レポー
ト」で作ったレポートを用いて、パワーポイントによるプレゼンテー
ション資料を作成する
学習課題:第9回~第10回の「レポート作成の方法 アンケート調
査型レポート」で作ったレポートを用いて、パワーポイ
ントによるプレゼンテーション資料を完成させる
第❶❼回:レポート作成の方法 アンケート調査型レポートのプレゼ
ンテーション
第16回の「レポート作成の方法 アンケート調査型レポートのプレ
ゼンテーション資料作成」で作ったパワーポイント資料を用いて実
際にプレゼンテーションをする
学習課題:第16回の「レポート作成の方法 アンケート調査型レポー
トのプレゼンテーション資料作成」で作成したパワーポイ
ント資料を用いて実際にプレゼンテーションの資料および
発表準備をする、あるいは発表に対する質問の準備をする
第❶❽回:レポート作成の方法 資料総括型レポートのプレゼンテー
ション資料作成
第11回~第12回の「レポート作成の方法 資料総括型レポート」で
作ったレポートを用いて、パワーポイントによるプレゼンテーショ
ン資料を作成する
学習課題:第11回~第12回の「レポート作成の方法 資料総括型レ
ポート」で作ったレポートを用いて、パワーポイントに
よるプレゼンテーション資料を完成させる
第❶❾回:レポート作成の方法 資料総括型レポートのプレゼンテーション
第18回の
「レポート作成の方法 資料総括型レポートのプレゼンテー
ション資料作成」で作ったパワーポイント資料を用いて実際にプレ
ゼンテーションをする
学習課題:第18回の「レポート作成の方法 資料総括型レポートのプ
レゼンテーション資料作成」で作成したパワーポイント資
料を用いて実際にプレゼンテーションの資料および発表準
備をする、あるいは発表に対する質問の準備をする
第❷⓪回:レポート作成の方法 二次データ型レポートのプレゼンテー
ション資料作成
第13回~第14回の「レポート作成の方法 二次データ型レポート」
で作ったレポートを用いて、パワーポイントによるプレゼンテーショ
ン資料を作成する
学習課題:第13回~第14回の「レポート作成の方法 二次データ型
レポート」で作ったレポートを用いて、パワーポイント
によるプレゼンテーション資料を完成させる
第❷❶回:レポート作成の方法 二次データ型レポートのプレゼンテー
ション
第20回の「レポート作成の方法 二次データ型レポートのプレゼン
テーション資料作成」で作ったパワーポイント資料を用いて実際に
プレゼンテーションをする
学習課題:第20回の「レポート作成の方法 資料総括型レポートのプ
レゼンテーション資料作成」で作成したパワーポイント資
料を用いて実際にプレゼンテーションの資料および発表準
備をする、あるいは発表に対する質問の準備をする
第❷❷回:卒業研究のテーマを見つける 卒業研究に関するキーワー
ド探索と文献収集
卒業研究のテーマに関連するキーワードから文献を検索・収集する
学習課題:卒業研究で絞り込んだキーワードを用いて検索した文献
を精読する
第❷❸回:卒業研究のテーマを見つける 卒業研究に関する文献をま
とめる
卒業論文のテーマに関連する文献を熟読し、まとめる
学習課題:第22回「卒業論文のテーマを見つける 卒業研究に関す
るキーワードと文献収集」で収集した文献の要約をする
第❷❹回:卒業研究のテーマを見つける 文献の要約を発表し、議論する
第23回「卒業研究のテーマを見つける 卒業研究に関する文献をまと
める」卒業研究のテーマに関連する文献を熟読し、まとめ、議論する
学習課題:第23回「卒業研究のテーマを見つける 卒業研究に関する文
献をまとめる」卒業研究のテーマに関連する文献を熟読する
第❷❺回:卒業論文のテーマを決める
第24回の「卒業研究のテーマを見つける 文献の要約を発表し、議
論する」で明らかになった各研究の課題を参考に卒業研究のテーマ
を絞り込む
学習課題:第24回の「卒業研究のテーマを見つける 文献の要約を
発表し、議論する」で明らかになった各研究の課題を参
考に卒業研究のテーマを絞り込む、テーマが講義中に決
まらない場合は学習課題とする
第❷❻回:卒業研究の研究方法を決める
第25回「卒業論文のテーマを決める」で決定したテーマから研究の
目的、研究対象、研究方法を決定する
学習課題:第25回「卒業論文のテーマを決める」で決定したテーマ
から研究の目的、研究対象、研究方法が講義中に決まら
ない場合は学習課題とする
第❷❼回:卒業論文のテーマと方法論のプレゼンテーション資料の作成
第26回「卒業論文の研究方法を決める」で決定した研究目的、研究
対象、研究方法をプレゼンテーション用の資料にまとめる
学習課題:第26回「卒業論文の研究方法を決める」で決定した研究
目的、研究対象、研究方法をプレゼンテーション用の資
料に講義中にまとめられなかった場合は学習課題とする
第❷❽回:卒業論文のテーマと方法論の発表 アンケート調査研究に
ついて
第27回「卒業論文のテーマと方法論のプレゼンテーション資料の作
成」で作った資料をもとに、卒業論文のテーマと方法論についてプ
レゼンテーションを行なう(アンケート調査研究について)
学習課題:第27回「卒業論文のテーマと方法論のプレゼンテーショ
ン資料の作成」で作った資料をもとに、卒業論文のテー
マと方法論についてプレゼンテーションの資料と発表準
備、あるいは発表に対する質問の準備をする
第❷❾回:卒業論文のテーマと方法論の発表 文献研究について
第27回「卒業論文のテーマと方法論のプレゼンテーション資料の作
成」で作った資料をもとに、卒業論文のテーマと方法論についてプ
レゼンテーションを行なう(文献研究について)
学習課題:第27回「卒業論文のテーマと方法論のプレゼンテーショ
ン資料の作成」で作った資料をもとに、卒業論文のテー
マと方法論についてプレゼンテーションの資料と発表準
備、あるいは発表に対する質問の準備をする
第❸⓪回:卒業論文のテーマと方法論の発表 二次データ研究について
第27回「卒業論文のテーマと方法論のプレゼンテーション資料の作
成」で作った資料をもとに、卒業論文のテーマと方法論についてプ
レゼンテーションを行なう(二次データ研究について)
学習課題:第27回「卒業論文のテーマと方法論のプレゼンテーショ
ン資料の作成」で作った資料をもとに、卒業論文のテー
マと方法論についてプレゼンテーションの資料と発表準
備、あるいは発表に対する質問の準備をする
■評価方法
レポート課題20点/卒業論文計画書発表30点:50点 卒業論文計画書:50点
■教科書
特に教科書は指定しないが、授業内容にあわせて下記参考文献から資料を作成し、配布する。
■参考書
『大学生のためのレポート・論文術』
小笠原喜康著 講談社現代新書 2002年『レポート・論文の書き方入門』
河野哲也著 慶応義塾大学出
版会 2002年
■履修上の注意事項
本講義は、毎回課される課題を授業中に発表したり、それを素材に使って授業を展開したりする。
■受講生へのメッセージ
演習の授業は、教員の講義を一方的に聞くだけでなく、受講者本人の講義に対する理解度を推し測り、それを評価します。受講生の皆さんには、
指示された課題、レポート等を確実に提出することを希望します。
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2016/04/22
10:29:10
地域スポーツ演習
【担当】黒須 朱莉
■授業概要
「スポーツ文化」
「生涯スポーツ」
「地域スポーツ」などをテーマに、関連する基本的な文献の内容について議論し、各自の問題意識を明らかにし
ていく。卒業論文作成に向けて、先行研究を収集・検討するとともに、研究法について学ぶ。
■到達目標
卒業論文に向かって各自のテーマを選択する。
■講義計画
第1回:ガイダンス(卒業論文作成の流れ)
演習全体の流れを説明すると同時に、受講者それぞれに本演習を選
んだ理由、関心のある事柄等について発表してもらう。
学習課題:演習全体の流れを把握すると同時に、自分自身の関心に
ついて再確認する。
第2回:
「論文」とは何か
「論文」と「感想文」との違い、相手に納得してもらうための文章づ
くり等について概説する。
学習課題:配布資料を参考に、
論文全体の基本的な流れについて学ぶ。
第3回:論文・レポート作成の基礎① ‐ 文章表現
論文・レポート作成時の基本的な文章表現方法について学ぶ
学習課題:論文・レポートに共通する言葉遣いや表現方法を適切に
理解する。
第4回:論文・レポート作成の基礎② ‐ 章立て・構成
論文・レポートの構成について学ぶ
学習課題:配布資料をしっかりと読み込み、全体の構成について理
解する。
第5回:文献講読① ‐ レポート作成・発表準備
課題図書を指定し、それに対するレポート作成・発表準備を行う。
学習課題:レポート作成の手順、発表方法について理解をしておく。
第6回:文献講読② ‐ レポート発表(1)
課題図書をもとにして作成したレポートを発表する。
学習課題:発表者以外の受講者も事前に配布した発表者のレジュメ
を読み込んでおく。
第7回:文献講読③ ‐ レポート発表(2)
第6回授業と同様
学習課題:第6回授業と同様
第8回:文献講読④ ‐ レポート発表(3)
第7回授業と同様
学習課題:第7回授業と同様
第9回:資料検索の方法
図書館データベースの使用方法、CINIIによる論文検索の方法を学ぶ。
学習課題:関心のあるテーマに関わる資料を数件探し出すこと。
第❶⓪回:先行研究の検討① ‐ 論文の構成
配布した論文をもとに、研究手法(質的・量的手法)や調査対象者、
全体の構成について学ぶ。
学習課題:自分自身の関心のあるテーマに対して、どのような手法
が合致するのかをしっかりと考える。
第❶❶回:先行研究の検討② ‐ レポート作成
第10回の授業を踏まえて、各自先行研究を2件程度収集し、レポー
トの形でまとめる。
学習課題:論文テーマのみで決めるのではなく、研究手法や対象者
の違いについても留意しながら先行研究を収集する。
第❶❷回:先行研究の検討③ ‐ レポート発表(1)
前回授業で収集した先行研究のレポートを発表する。
学習課題:発表者以外の受講者も事前に配布した発表者のレジュメ
を読み込んでおく。
第❶❸回:先行研究の検討④ ‐ レポート発表(2)
第12回と同様
学習課題:第12回と同様
第❶❹回:先行研究の検討⑤ ‐ レポート発表(3)
第13回と同様
学習課題:第13回と同様
第❶❺回:まとめ・振り返り
これまでの演習を踏まえて、大まかなテーマ設定・調査対象等につ
いてまとめる。
学習課題:自分自身が発表したレポート課題、先行研究レポートに
ついて事前に振りかえりをしておくこと。
第❶❻回:論文のテーマ作成①
各自収集した先行研究、その他資料を参照しながら論文のテーマを
作成していく。
学習課題:どのような障害をもっているのか、どのような種目に関
わっているのか等、関心のあるテーマに対するイメージ
を具体化していく。
第❶❼回:論文のテーマ作成② ‐ ディスカッション
第16回の授業を踏まえて、各自設定したテーマを選んだ理由や問題
関心についてディスカッションを行う。
学習課題:それぞれのテーマに対する問題関心を明確にする。
第❶❽回:研究手法の検討① ‐ 質的研究について
配布した資料をもとに、質的研究(インタビュー・参与観察等)の
手法および調査対象者の設定について学ぶ。
学習課題:自分自身の研究テーマであればどのような研究手法およ
び対象者が適しているのかを理解する。
第❶❾回:研究手法の検討② ‐ 量的研究について
配布した資料をもとに、量的研究(質問紙調査等)の手法および調
査対象者の設定について学ぶ。
学習課題:自分自身の研究テーマであればどのような研究手法およ
び対象者が適しているのかを理解する。
第❷⓪回:研究手法の検討③ ‐ 発表およびディスカッション(1)
自分自身が設定した研究テーマ、研究手法について発表およびディ
スカッションを行う。
学習課題:発表者以外の受講者も事前に配布した発表者のレジュメ
を読み込んでおく。
第❷❶回:研究手法の検討④ ‐ 発表およびディスカッション(2)
第20回と同様
学習課題:第20回と同様
第❷❷回:卒業論文計画書の作成① ‐ テーマ設定
先行研究をもとに、論文の構成と各自のテーマに合致した形式を学ぶ。
学習課題:自分自身の研究テーマを意識しながら、論文の構成につ
いて理解する。
第❷❸回:卒業論文計画書の作成② ‐ 仮説の設定
各自が収集した先行研究、その他資料を参考に論文の仮説を設定する。
学習課題:先行研究をすべて踏襲するのではなく、仮説の中に自分
なりの視点を加味すること。
第❷❹回:卒業論文計画書の作成③
第22回・第23回の作業を踏まえて、計画書を作成する。
学習課題:研究目的に沿った手法を選択しているか、仮説に飛躍は
ないか等、全体の構成を考える。
第❷❺回:卒業論文計画書の作成④
第24回と同様
学習課題:第24回と同様
第❷❻回:プレゼンテーションの方法
パワーポイントの基本的な操作方法および、プレゼンテーションの
基本的な手法について学ぶ
学習課題:見やすい資料の作成や、発表方法の基本的な技術を身に
つける。
第❷❼回:プレゼンテーション資料の作成
第26回の授業を踏まえて、卒業論文計画書の発表用資料を作成する。
学習課題:各自作成した計画書をもとに、資料を作成していく。
第❷❽回:卒業論文計画書の発表①
各自作成したパワーポイントのスライドをもとに計画書の発表を行う。
学習課題:発表後にディスカッションを行うため、事前に配布する
発表資料をしっかりと読み込んでおく。
第❷❾回:卒業論文計画書の発表②
第28回と同様。
学習課題:第28回と同様。
第❸⓪回:卒業論文計画書の発表③
第29回と同様
学習課題:第29回と同様
■評価方法
レポート課題:20点 卒業論文計画書発表:30点 卒業論文計画書:50点
■教科書
資料を適宜配布する。
■参考書
資料を適宜配布する。
■受講生へのメッセージ
・「本気で取り組みたいテーマ」を根気強く探そう。 ・初回オリエンテーションで、必ず履修上の注意事項を確認すること。
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シラバス2015.indb
117
2016/04/22
10:29:10
地域スポーツ演習
【担当】河西 正博
■授業概要
4年次の卒業論文作成に向けて、レポート作成や論文執筆の基本的な手法を学ぶ。また、障害者スポーツに関わる書籍や論文をもとにした議論や、
各種フィールドワークを通じて、それぞれ関心のあるテーマを見つけ、卒業研究に向けた準備を進めていく。
■到達目標
①卒業論文作成のために必要な知識や技術を身につけること。
②各自関心のあるテーマに対する問題意識を明確にし、その領域の現状や課題を把握すること。
■講義計画
第1回:ガイダンス(卒業論文作成の流れ)
演習全体の流れを説明すると同時に、受講者それぞれに本演習を選
んだ理由、関心のある事柄等について発表してもらう。
学習課題:演習全体の流れを把握すると同時に、自分自身の関心に
ついて再確認する。
第2回:
「論文」とは何か
「論文」と「感想文」との違い、相手に納得してもらうための文章づ
くり等について概説する。
学習課題:配布資料を参考に、
論文全体の基本的な流れについて学ぶ。
第3回:論文・レポート作成の基礎① ‐ 文章表現
論文・レポート作成時の基本的な文章表現方法について学ぶ
学習課題:論文・レポートに共通する言葉遣いや表現方法を適切に
理解する。
第4回:論文・レポート作成の基礎② ‐ 章立て・構成
論文・レポートの構成について学ぶ
学習課題:配布資料をしっかりと読み込み、
全体の構成について理解する。
第5回:文献講読① ‐ レポート作成・発表準備
課題図書を指定し、それに対するレポート作成・発表準備を行う。
学習課題:レポート作成の手順、発表方法について理解をしておく。
第6回:文献講読② ‐ レポート発表(1)
課題図書をもとにして作成したレポートを発表する。
学習課題:発表者以外の受講者も事前に配布した発表者のレジュメ
を読み込んでおく。
第7回:文献講読③ ‐ レポート発表(2)
第6回授業と同様
学習課題:第6回授業と同様
第8回:文献講読④ ‐ レポート発表(3)
第7回授業と同様
学習課題:第7回授業と同様
第9回:資料検索の方法
図書館データベースの使用方法、CINIIによる論文検索の方法を学ぶ。
学習課題:関心のあるテーマに関わる資料を数件探し出すこと。
第❶⓪回:先行研究の検討① ‐ 論文の構成
配布した論文をもとに、研究手法(質的・量的手法)や調査対象者、
全体の構成について学ぶ。
学習課題:自分自身の関心のあるテーマに対して、どのような手法
が合致するのかをしっかりと考える。
第❶❶回:先行研究の検討② ‐ レポート作成
第10回の授業を踏まえて、各自先行研究を2件程度収集し、レポー
トの形でまとめる。
学習課題:論文テーマのみで決めるのではなく、研究手法や対象者
の違いについても留意しながら先行研究を収集する。
第❶❷回:先行研究の検討③ ‐ レポート発表(1)
前回授業で収集した先行研究のレポートを発表する。
学習課題:発表者以外の受講者も事前に配布した発表者のレジュメ
を読み込んでおく。
第❶❸回:先行研究の検討④ ‐ レポート発表(2)
第12回と同様
学習課題:第12回と同様
第❶❹回:先行研究の検討⑤ ‐ レポート発表(3)
第13回と同様
学習課題:第13回と同様
第❶❺回:まとめ・振り返り
これまでの演習を踏まえて、大まかなテーマ設定・調査対象等につ
いてまとめる。
学習課題:自分自身が発表したレポート課題、先行研究レポートに
ついて事前に振りかえりをしておくこと。
第❶❻回:論文のテーマ作成①
各自収集した先行研究、その他資料を参照しながら論文のテーマを
作成していく。
学習課題:どのような障害をもっているのか、どのような種目に関
わっているのか等、関心のあるテーマに対するイメージ
を具体化していく。
第❶❼回:論文のテーマ作成② ‐ ディスカッション
第16回の授業を踏まえて、各自設定したテーマを選んだ理由や問題
関心についてディスカッションを行う。
学習課題:それぞれのテーマに対する問題関心を明確にする。
第❶❽回:研究手法の検討① ‐ 質的研究について
配布した資料をもとに、質的研究(インタビュー・参与観察等)の
手法および調査対象者の設定について学ぶ。
学習課題:自分自身の研究テーマであればどのような研究手法およ
び対象者が適しているのかを理解する。
第❶❾回:研究手法の検討② ‐ 量的研究について
配布した資料をもとに、量的研究(質問紙調査等)の手法および調
査対象者の設定について学ぶ。
学習課題:自分自身の研究テーマであればどのような研究手法およ
び対象者が適しているのかを理解する。
第❷⓪回:研究手法の検討③ ‐ 発表およびディスカッション(1)
自分自身が設定した研究テーマ、研究手法について発表およびディ
スカッションを行う。
学習課題:発表者以外の受講者も事前に配布した発表者のレジュメ
を読み込んでおく。
第❷❶回:研究手法の検討④ ‐ 発表およびディスカッション(2)
第20回と同様
学習課題:第20回と同様
第❷❷回:卒業論文計画書の作成① ‐ テーマ設定
先行研究をもとに、論文の構成と各自のテーマに合致した形式を学ぶ。
学習課題:自分自身の研究テーマを意識しながら、論文の構成につ
いて理解する。
第❷❸回:卒業論文計画書の作成② ‐ 仮説の設定
各自が収集した先行研究、その他資料を参考に論文の仮説を設定する。
学習課題:先行研究をすべて踏襲するのではなく、仮説の中に自分
なりの視点を加味すること。
第❷❹回:卒業論文計画書の作成③
第22回・第23回の作業を踏まえて、計画書を作成する。
学習課題:研究目的に沿った手法を選択しているか、仮説に飛躍は
ないか等、全体の構成を考える。
第❷❺回:卒業論文計画書の作成④
第24回と同様
学習課題:第24回と同様
第❷❻回:プレゼンテーションの方法
パワーポイントの基本的な操作方法および、プレゼンテーションの
基本的な手法について学ぶ
学習課題:見やすい資料の作成や、発表方法の基本的な技術を身に
つける。
第❷❼回:プレゼンテーション資料の作成
第26回の授業を踏まえて、卒業論文計画書の発表用資料を作成する。
学習課題:各自作成した計画書をもとに、資料を作成していく。
第❷❽回:卒業論文計画書の発表①
各自作成したパワーポイントのスライドをもとに計画書の発表を行う。
学習課題:発表後にディスカッションを行うため、事前に配布する
発表資料をしっかりと読み込んでおく。
第❷❾回:卒業論文計画書の発表②
第28回と同様。
学習課題:第28回と同様。
第❸⓪回:卒業論文計画書の発表③
第29回と同様
学習課題:第29回と同様
■評価方法
障害者スポーツに関するレポート課題:20点 卒業論文計画書発表:30点 卒業論文計画書:50点
■教科書
資料を適宜配布する。
■参考書
資料を適宜配布する。
■履修上の注意事項
本演習は、卒業論文計画書を作成することが最終課題となっており、そのための各種レポート課題や演習時のディスカッションは非常に重要で
あり、毎回の演習への積極的な参加が求められる。
■受講生へのメッセージ
この演習では、座学だけではなく、車椅子バスケットボール、障害者バドミントン、障害者水泳等、さまざまな現場でのフィールドワークも行っ
ていくつもりです。
「歩きながら考える」ことを大事にしていきましょう。
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シラバス2015.indb
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2016/04/22
10:29:10
地域社会とスポーツ
【担当】佐藤 馨
■授業概要
近年、労働時間の短縮や学校週5日制による余暇時間の増大により、人々の間で生活の質(Quality of Life)を重視する傾向が強まっている。一方
で科学技術や情報化の進展に伴い、人間関係の希薄化、ストレスの増大、日常的な運動機会の減少など、精神的・肉体的健康問題が顕在化してきて
もいる。このことから、
人々が生涯健康で活力ある生活を送ることが個々の幸福だけでなく、
社会全体の活力のためにも強く求められていると考える。
現代においてスポーツの果たす役割は、個人のスポーツへの積極的な取組みを基に人々のニーズに応え、一人一人がスポーツ活動を継続的に実践で
きるような、また競技力の向上につながるようなスポーツ環境を整備することである。例えば、そうした問題を解決する1つの方法として総合型地
域スポーツクラブの存在がある。こうしたスポーツクラブのあり方や意義、さらに生涯スポーツとしての地域スポーツの役割等について学習する。
■到達目標
①学生は、地域社会におけるスポーツの役割と意義を理解する
②学生は、地域社会の人々にスポーツを提供する場としての総合型地域スポーツクラブの役割と意義を理解する
③学生は、地域スポーツの支援者としてあるいは指導者としての基礎知識をもち、それを説明する
■講義計画
第1回:地域社会とスポーツ 地域におけるスポーツニーズを知る
地域社会とスポーツで学習する全講義内容の概略と受講上の留意点
について説明する
学習課題:地域社会とスポーツで学習する講義の概要および受講上
の留意点について書かれた資料を精読する
第2回:コミュニティとは何か
コミュニティの概念と定義について解説する
学習課題:「コミュニティ」この言葉の意味を調べ、理解する
第3回:コミュニティの変容と21世紀のコミュニティ コミュニティ
の崩壊と再生
日本社会において20世紀に存在したコミュニティが崩壊し、新しい
コミュニティの創造が必要とされていることを解説する
学習課題:コミュニティの歴史的変遷について学習したことを踏ま
え、現代のコミュニティとの相違点、相似点について考え、
まとめる
第4回:コミュニティの変容と21世紀のコミュニティ 新しいコミュ
ニティの形成
新しいコミュニティの形成として、自治体に依存しない住民主導型
コミュニティについて解説する
学習課題:新しいコミュニティには「情報化」「グローバル化」は欠
かせないが、それでは具体的にどのように実践するのか、
その方法を考える
第5回:コミュニティ文化
コミュニティ形成には、コミュニティ文化の意義を理解することは
重要と言える。その重要性について具体的な事例を用いて講義する。
学習課題:日本におけるコミュニティ文化を学習した上で、現代の
コミュニティ文化をどのように創造するのか、その具体
案についてまとめる
第6回:前半までの授業のまとめと確認
前半の講義までの講義において内容を正確に理解しているか確認する
学習課題:前半までの講義において重要と指摘された箇所は特に正
確に理解しておく
第7回:日本のスポーツシステムと総合型地域スポーツクラブ そ
の意義と必要性
総合型地域スポーツクラブの意義と必要性について、既存のクラブ
運営を事例に講義を行なう
学習課題:総合型地域スポーツクラブが現在の日本社会になぜ必要
なのか、講義内容も踏まえて自分の意見をまとめる
第8回:日本のスポーツシステムと総合型地域スポーツクラブ 既
存のスポーツクラブとの関連
民間スポーツクラブ、学校体育、スポーツ団体といった既存のスポー
ツクラブと総合型地域スポーツクラブとの位置づけや違いについて
解説する
学習課題:総合型地域スポーツクラブ、民間スポーツクラブ、学校
体育、各種スポーツ団体、それぞれの特性と違いを理解
するため、配付資料を精読する
第9回:日本のスポーツシステムと地域総合型スポーツクラブ 自
治体におけるスポーツ振興のあり方
総合型地域スポーツクラブにとって地域住民のスポーツを促進しよ
うとする自治体との関係は非常に重要である。その自治体の考える
スポーツ振興と総合型地域スポーツクラブのスポーツ振興のあり方
の変遷について講義する
学習課題:これまでの自治体のスポーツ振興について学習したこと
を参考に、これからの自治体のスポーツ振興のあり方に
ついて考え、それをまとめる
第10回:総合型地域スポーツクラブの考え方
総合型地域スポーツクラブの現代における意義について講義する
学習課題:現在の総合型地域スポーツクラブの役割について理解す
るため、配付資料を熟読する
第11回:総合型地域スポーツクラブの考え方 多様な機能と範囲
総合型地域スポーツクラブの多様な機能と範囲について解説する
学習課題:現代における総合型地域スポーツクラブの役割について
学習たことを踏まえ、自分の住む地域の総合型地域スポー
ツクラブのあり方について考え、まとめる
第12回:総合型地域スポーツクラブの現状と問題 メリット・デメ
リット
総合型地域スポーツクラブ運営におけるメリット・デメリットの解
説を事例を用いて行なう
学習課題:総合型地域スポーツクラブのメリット・デメリットを理
解するため、配付資料を精読する
第13回:総合型地域スポーツクラブの現状と問題 多様なクラブ体系
総合型地域スポーツクラブといっても多様な運営形態があるため、
それを類型化しながら説明を行なう
学習課題:日本におけるスポーツクラブの分類を学習し、それを踏
まえて自分の住む地域の総合型地域スポーツクラブがど
こに分類されるのか考える
第14回:スポーツ基本法と総合型地域スポーツクラブ
スポーツ基本法からみた総合型地域スポーツクラブの意味について
講義をする
学習課題:「スポーツ基本法」の条文を調べる
第15回:総合型地域スポーツクラブのマネジメントと企業経営の共
通点
総合型地域スポーツクラブをマネジメントするということは、一企
業を経営することと同義である。したがって企業経営の視点から見
たクラブマネジメントについて解説する。
学習課題:自分が総合型地域スポーツクラブを経営する立場にいた
場合、どのような総合型地域スポーツクラブにしたいか
考え、まとめる
■評価方法
授業中に課す授業内容に関連する小レポート5%、授業中盤に実施する確認テスト45%、本試験50%から総合的評価する。
■教科書
特に教科書は指定せず、講義中、必要に応じて下記参考書から資料を配付する
■参考書
『地域福祉論』市川一宏・牧里毎治編著 ミネルヴァ書房 2007
『地域プロデューサーの時代』松野将宏著 東北大学出版会 2005
『地域を変えた 総合型地域スポーツクラブ』山口泰雄著 大修館書店 2006
『総合型地域スポーツクラブの時代1』黒須充編著 創文企画 2007
『総合型地域スポーツクラブの時代3』黒須充編著 創文企画 2009
■履修上の注意事項
本試験だけでないく、講義中盤で実施する確認テストも全体評価の45%を占める。したがって、普段の講義で重要と指摘された点は確実に覚え
ることはもちろん、その内容も正確に理解しておく必要がある。
■受講生へのメッセージ
「総合型地域スポーツクラブ」という言葉は、もうすでに皆さんは知っていることでしょう。本講義では、総合型地域スポーツクラブの意義や役
割を学ぶだけでなく、総合型地域スポーツクラブが設置される「コミュニティ(地域)」についても地域論を引用しながら勉強していきます。
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2016/04/22
10:29:10
地域スポーツ専門実習Ⅰ
【担当】地域スポーツコース教員
■授業概要
本授業は地域の多様な人々を対象とした運動・スポーツ指導に必要な知識および技術を習得するために、理論的アプローチと各種フィールドワー
クを実施するものである。また、
以上の実践力のみならず、
実践の中で浮かび上がってくる課題を抽出し分析するための手法についても学んでいく。
■到達目標
本授業は、以下の2点の達成を目標とする。
①地域における運動・スポーツ指導に必要な知識および技術の習得
②地域スポーツの諸課題を抽出し分析するための手法及び基礎的な分析手法の習得
■講義計画
第1回:ガイダンス・スポーツにおける社会科学的調査手法とは
学習課題:それぞれの資料の特徴や、レポート等にまとめる手法に
ついて適切に理解する。
本授業の授業評価方法および量的研究・文献研究・質的研究の概要
を説明する。
第9回:質的調査(文献調査)の基礎③
学習課題:量的・質的・文献それぞれの研究手法の概要および特徴
各自の課題に沿った文献を収集しレポートを作成する。
学習課題:自分自身の関心テーマを明確化し、文献を収集する。
について理解する。
第2回:統計学・統計手法の基礎
第10回:質的調査(文献調査)の基礎④
スポーツにおける各種統計や打率・勝率等の記録を例に、運動・スポー
前週作成したレポートを各自発表する。
ツにおける統計について概説する。
学習課題:各自の発表の特徴、主張点についてまとめる。
学習課題:自分の行っている種目に関わる統計に着目し、疑問点を
第11回:質的調査(インタビュー調査)の基礎①
質的調査の分類、質問紙調査の基礎的な枠組み等について概説する。
明確化しておく。
第3回:量的調査(質問紙調査)の設計・分析の基礎①
学習課題:質的・量的調査の違いやその特徴についてまとめておく。
量的調査の分類、質問紙調査の基礎的な枠組み等について概説する。
第12回:質的調査(インタビュー調査)の基礎②
学習課題:これまで自分自身が協力したことのあるアンケート調査
インタビュー調査を行う際の基本的な質問設定や、聞き取りの基本
的な手法について概説する。
等について振り返っておく。
第4回:量的調査(質問紙調査)の設計・分析の基礎②
学習課題:自分の関心領域であれば、どのような質的手法が合致す
るのかを検討する。
量的調査を行う際の質問紙の設計方法およびEXCELを用いた集計方
法について概説する。
第13回:質的調査(インタビュー調査)の基礎③
学習課題:EXCELの基本操作について復習しておく。
インタビュー実施に向けて、インタビューガイド(テーマ設定、質
第5回:量的調査(質問紙調査)の設計・分析の基礎③
問項目作成等)作成を行う。
SPSSを用いた具体的な分析方法について演習を行う。
学習課題:各自、自分自身の関心に応じてテーマ設定およびガイド
作成を行う。
学習課題:SPSSによる基本的な記述統計法およびクロス集計等の方
第14回:質的調査(インタビュー調査)の基礎④
法を理解する。
第6回:量的調査(質問紙調査)の設計・分析の基礎④
インタビュー実施後の分析手法(逐語録作成、コード化等)につい
量的調査を用いた研究計画書の作成を行う。
て概説および演習を行う。
学習課題:研究対象・研究方法・仮説等を各自まとめる。
学習課題:インタビュー実施に向けて、再度インタビューガイドお
第7回:質的調査(文献調査)の基礎①
よび分析手法の確認をしておく。
文献調査の分類、それらの基礎的な枠組み等について概説する。
第15回:質的調査(インタビュー調査)の基礎⑤
学習課題:自分自身の関心領域の基礎となる文献を各自収集する。
グループごとに作成したインタビューレポートの発表を行う。
第8回:質的調査(文献調査)の基礎②
学習課題:各自の発表の特徴、主張点についてまとめる。
各種文献(論文、書籍、web)の検索方法の演習を行う。
■評価方法
授業時の小レポート/ 3点×15回:45点
最終レポート:55点
■教科書
指定しない。適宜資料を配布する。
■参考書
授業中に、逐次紹介する。
■履修上の注意事項
授業時間外の実習や演習を行う場合があるので注意すること。
■受講生へのメッセージ
本授業は、今後の進路を考える上での様々な経験をする、また、卒業研究執筆に関わる多様な知識、実践力を身に付けることを目的としたもの
であり、非常に重要な取り組みである。与えられた課題をこなすだけではなく、主体的な取り組みを進めてもらいたい。
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シラバス2015.indb
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2016/04/22
10:29:10
地域スポーツ専門実習Ⅱ
【担当】地域スポーツコース教員
■授業概要
本授業は地域の多様な人々を対象とした運動・スポーツ指導に必要な知識および技術を習得するために、理論的アプローチと各種フィールドワー
クを実施するものである。また、
以上の実践力のみならず、
実践の中で浮かび上がってくる課題を抽出し分析するための手法についても学んでいく。
■到達目標
本授業は、以下の2点の達成を目標とする。
①地域における運動・スポーツ指導に必要な知識および技術の習得
②地域スポーツの諸課題を抽出し分析するための手法及び基礎的な分析手法の習得
■講義計画
第1回:ガイダンス・スポーツにおける社会科学的調査手法とは
学習課題:それぞれの資料の特徴や、レポート等にまとめる手法に
ついて適切に理解する。
本授業の授業評価方法および量的研究・文献研究・質的研究の概要
を説明する。
第9回:質的調査(文献調査)の基礎③
学習課題:量的・質的・文献それぞれの研究手法の概要および特徴
各自の課題に沿った文献を収集しレポートを作成する。
学習課題:自分自身の関心テーマを明確化し、文献を収集する。
について理解する。
第2回:統計学・統計手法の基礎
第10回:質的調査(文献調査)の基礎④
スポーツにおける各種統計や打率・勝率等の記録を例に、運動・スポー
前週作成したレポートを各自発表する。
ツにおける統計について概説する。
学習課題:各自の発表の特徴、主張点についてまとめる。
学習課題:自分の行っている種目に関わる統計に着目し、疑問点を
第11回:質的調査(インタビュー調査)の基礎①
質的調査の分類、質問紙調査の基礎的な枠組み等について概説する。
明確化しておく。
第3回:量的調査(質問紙調査)の設計・分析の基礎①
学習課題:質的・量的調査の違いやその特徴についてまとめておく。
量的調査の分類、質問紙調査の基礎的な枠組み等について概説する。
第12回:質的調査(インタビュー調査)の基礎②
学習課題:これまで自分自身が協力したことのあるアンケート調査
インタビュー調査を行う際の基本的な質問設定や、聞き取りの基本
的な手法について概説する。
等について振り返っておく。
第4回:量的調査(質問紙調査)の設計・分析の基礎②
学習課題:自分の関心領域であれば、どのような質的手法が合致す
るのかを検討する。
量的調査を行う際の質問紙の設計方法およびEXCELを用いた集計方
法について概説する。
第13回:質的調査(インタビュー調査)の基礎③
学習課題:EXCELの基本操作について復習しておく。
インタビュー実施に向けて、インタビューガイド(テーマ設定、質
第5回:量的調査(質問紙調査)の設計・分析の基礎③
問項目作成等)作成を行う。
SPSSを用いた具体的な分析方法について演習を行う。
学習課題:各自、自分自身の関心に応じてテーマ設定およびガイド
作成を行う。
学習課題:SPSSによる基本的な記述統計法およびクロス集計の方法
第14回:質的調査(インタビュー調査)の基礎④
を理解する。
第6回:量的調査(質問紙調査)の設計・分析の基礎④
インタビュー実施後の分析手法(逐語録作成、コード化等)につい
量的調査を用いた研究計画書の作成を行う。
て概説および演習を行う。
学習課題:研究対象・研究方法・仮説等を各自まとめる。
学習課題:インタビュー実施に向けて、再度インタビューガイドお
第7回:質的調査(文献調査)の基礎①
よび分析手法の確認をしておく。
文献調査の分類、それらの基礎的な枠組み等について概説する。
第15回:質的調査(インタビュー調査)の基礎⑤
学習課題:自分自身の関心領域の基礎となる文献を各自収集する。
グループごとに作成したインタビューレポートの発表を行う。
第8回:質的調査(文献調査)の基礎②
学習課題:各自の発表の特徴、主張点についてまとめる。
各種文献(論文、書籍、web)の検索方法の演習を行う。
■評価方法
授業時の小レポート/ 3点×15回:45点
最終レポート:55点
■教科書
指定しない。適宜資料を配布する。
■参考書
授業中に、逐次紹介する。
■履修上の注意事項
授業時間外の実習や演習を行う場合があるので注意すること。
■受講生へのメッセージ
本授業は、今後の進路を考える上での様々な経験をする、また、卒業研究執筆に関わる多様な知識、実践力を身に付けることを目的としたもの
であり、非常に重要な取り組みである。与えられた課題をこなすだけではなく、主体的な取り組みを進めてもらいたい。
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10:29:10
生涯スポーツと地域保健
【担当】狩野 孝之
■授業概要
ライフステージ別にみて、ライフスタイルと生活習慣病の関連が説明できる予防には栄養・運動などの正しい生活習慣の継続が必要であることを
理解する。
■到達目標
目標:予防医学・地域保健学の概要が理解できる。ライフステージ別にみて、ライフスタイルと生活習慣病の関連が説明できることを目標とする。
■講義計画
第1回:生活習慣病の疫学
第7回:ロコモティブ・シンドローム
生活習慣病とは?糖尿病、高血圧、悪性新生物 循環器疾患などの
ロコモティブ・シンドロームの概念と予防対策について講義する。
疾病と環境因子・ライフスタイルの関係を講義する。
学習課題:ロコモティブ・シンドロームについて知識を整理する。
学習課題:生活習慣病のうち、糖尿病、高血圧、悪性新生物 循環
第8回:特定健診とメタボリックシンドローム
器疾患などの疾病と環境因子・ライフスタイルの関係を
メタボリックシンドロームの概念、特定健診、保健指導についてま
復習する。
とめる。
第2回:健康日本21
学習課題:メタボリックシンドロームの概要を理解する。
厚生労働省ホームページから「健康日本21」の要旨と、平成23年に
第9回:高齢者の身体活動基準と介護予防
おける達成状況、および今後の課題をまとめる
厚 生 労 働 省 ホ ー ム ペ ー ジ の「 健 康 づ く り の た め の 身 体 活 動 基 準
学習課題:健康日本21の目標達成状況と、新たに設定された課題を
2013」をもとに、高齢者の身体活動量の目標設定と介護予防につい
て講義する。
理解する。
第3回:健康づくりのための身体活動基準2013 要旨
学習課題:高齢者の特性と介護予防、健康寿命について整理する。
厚生労働省ホームページから「健康づくりのための身体活動基準
第10回:保健・医療・福祉介護関連法規
2013」の要旨についてまとめる。
保健・医療・福祉介護関連法規をまとめる。
学習課題:厚生労働省ホームページの「健康づくりのための身体活
学習課題:保健・医療・福祉介護関連法規の概略を理解する。
動基準2013」をもとに、運動と健康づくりの関連につい
第11回:地域保健のシステム
て理解する。
保健所、福祉事務所、児童相談所など、地域保健システムについて
第4回:健康づくりのための身体活動基準2013 身体活動量の評価
まとめる。システムに関わる職種についても解説する。
厚 生 労 働 省 ホ ー ム ペ ー ジ の「 健 康 づ く り の た め の 身 体 活 動 基 準
学習課題:地域保健システムの概要を理解する。
2013」をもとに、身体活動量評価の基準と目標設定、およびその根
第12回:地域医療・介護システム
拠についてまとめる。
地域の医療・介護システム、関わる職種とその役割について解説する。
学習課題:身体活動量評価の基準と目標設定、およびその根拠につ
学習課題:地域医療・介護システムの概要を理解する。
第13回:医療保険と社会保障、国民医療費
いて理解する。
第5回:糖尿病、高血圧と運動
社会保障のシステムについてまとめる。国民医療費の動向について
糖尿病、高血圧の基礎知識と、治療ガイドラインにおける運動療法
も紹介する。
の位置付けについてまとめる。
学習課題:社会保障システム、
医療費の概要を理解し問題意識を持つ。
学習課題:糖尿病、高血圧の基礎知識と運動療法の基礎的事項を整
第14回:まとめと課題提示
これまでのまとめを行い、発表、レポートの課題を提示する。
理する。
第6回:肺の生活習慣病:COPD(慢性閉塞性肺疾患)
学習課題:提示されたテーマを自ら調べ、発表の準備をする。
COPDの基礎的な病態と、生活習慣(喫煙)との関連について講義す
第15回:課題解決 発表
る。
提示されたテーマについて自ら調べたものを発表する
学習課題:COPDの病態、喫煙と健康について理解する。
学習課題:レポートを作成し、期日までに提出すること。
■評価方法
地域保健に関する発表(25点)
地域保健に関するレポート(25点)
期末テスト(50点)
■教科書
特に指定しない。
■参考書
国立健康・栄養研究所監修:健康・栄養科学シリーズ「社会・環境と健康」(南江堂、2010年3月改定)
厚生労働省ホームページ
文部科学省ホームページ
日本整形外科学会ホームページ
糖尿病学会ホームページ
■履修上の注意事項
衛生・公衆衛生学を履修済であることが望ましいが、本講義単独でも理解できるように講義を進める。
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2016/04/22
10:29:11
こどものあそびと運動
【担当】新宅 幸憲
■授業概要
「あそび」は、自然な人間行動の一部である。それは、各民族の文化として多種多様な形態が歴史的な観点から存在する。それらの中の「運動あ
そび」は20世紀の近代化と共にスポーツ化し、
オリンピックやサッカー W杯などの普遍的文化に発展してきた。特に「こどものあそびと運動」は、
心身の活性化を促進し健全な発育と発達に大きな効果を及ぼす。この講義では、
多様なあそびと運動を探求し、
それらを実践しながら展開法を学ぶ。
■到達目標
こどもが心身ともに健やかな成長をするために、運動がいかに重要であるかを認識し、こどもの成長段階にあった指導ができるようになる。
■講義計画
第1回:「あそび」の概念と定義付け
第9回:運動あそびの展開法 ⑤ リレーあそび
あそびとは何かについて学習する。
リレーあそびの重要性について学習する。
学習課題:あそびとは何かについて理解する。
学習課題:リレーあそびの重要性について理解する。
第2回:「あそびと運動」とこどもの発育・発達
第10回:運動あそびの展開法 ⑥ ボールあそび
遊びの効果と運動の効果について学習する。
グループで話し合いオリジナルなボールあそびの作成と発表を行う。
学習課題:遊びの効果と運動の効果について理解する。
学習課題:これまでの展開法を用いて発表を行う。
第3回:「あそびと運動」の重要性と必要性
第11回:運動あそびの創造 ① ボールあそび
あそびと運動の重要性と必要性について学習する。
発育発達に応じたボール遊びを考える。
学習課題:あそびと運動の重要性と必要性について理解する。
学習課題:発育発達に応じたボール遊びを理解する。
第4回:「あそびと運動」のティーチおよびリスクマネージメント
第12回:運動あそびの創造 ② 伝承あそび
グループごとにあそびと運動のリスクについて話し合う。
伝承あそびについて学習する。
学習課題:あそびと運動のリスクについて理解する。
学習課題:伝承あそびについて理解する。
第5回:運動あそびの展開法 ① 音楽を使用して
第13回:創造したあそびの実験① 活動をビデオ撮影
各グループごとに音楽を使用して運動あそびの発表を行う。
創造したあそびを実践する。
学習課題:音楽とあそびの関係性を理解する。
学習課題:これまで学んだあそびの要素を組み合わせプログラムを
第6回:運動あそびの展開法 ② 手具を利用して
構成する。
各グループごとに手具を使用して運動あそびの発表を行う。
第14回:創造したあそびの実験② 活動をビデオ撮影
学習課題:手具とあそびの関係性を理解する。
創造したあそびを実践する。
第7回:運動あそびの展開法 ③ 集団あそび
学習課題:これまで学んだあそびの要素を組み合わせプログラムを
構成する。
各グループごとに集団あそびの発表を行う。
学習課題:前回までの展開法を用いて発表を行う。
第15回:ビデオ鑑賞と批評
第8回:運動あそびの展開法 ④ グループ間あそび
創造したあそびについて振り返りを行う。
グループで話し合いオリジナルなあそびの作成と発表を行う。
学習課題:創作したあそびの特徴を理解する。
学習課題:前回までの展開法を用いて発表を行う。
■評価方法
①授業内課題(小レポート10回×4点)40点 ②レポート20点×3回(60点)
■教科書
特になし。
■参考書
特になし。
■受講生へのメッセージ
クリエイティブな発想を期待します。
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2016/04/22
10:29:11
地域スポーツと運動の科学
【担当】新宅 幸憲
■授業概要
スポーツは、人々に楽しみや感動をもたらす。日常生活においても、活力を与え健康な生活習慣の基盤となり、体力向上、健康寿命に影響を及ぼす。
そして、スポーツは、青少年の心身の健全な育成や地域社会との連携においても必要なものと考えられる。地域スポーツは、市町村の範囲におい
て実践される活動である。幼児から高齢者までのライフステージにおいて、スポーツをとおした身体運動の科学を講義する。地域で活用できるよ
うなスポーツの役割やその効果について学習を行う。あわせて地域スポーツ行事が世代間交流やコミュニケーションの場であることも学修する。
■到達目標
将来、スポーツと何らかの関わりをもつ皆さんが地域スポーツの果たす役割を学び、運動の科学を指導や運営に活用できる知識を学修する。
■講義計画
第1回:ガイダンス(地域スポーツと運動の現状)
第9回:健康・福祉と地域スポーツ
講義内容の説明。
健康・福祉と地域スポーツの現状を学ぶ。
学習課題:地域スポーツと運動の現状を理解する。
学習課題:福祉と地域スポーツの現状を理解する。
第2回:地域スポーツと運動の科学の考え方
第10回:学校と地域スポーツ
「地域スポーツとは何か?」「運動の科学との関わりは?」「私たちに
学校と地域スポーツの現状を学ぶ。
もたらすものは何か?」を考える。
学習課題:学校と地域スポーツの現状を理解する。
学習課題:地域スポーツと運動の科学の考え方を理解する。
第11回:アマチュア・プロスポーツと地域スポーツ
第3回:幼児・児童と地域スポーツ
アマチュア・プロスポーツと地域スポーツの現状を選手・指導者そ
幼児・児童と地域スポーツの現状を学ぶ。
れぞれの立場と役割等から学ぶ。
学習課題:幼児・児童と地域スポーツの現状を理解する。
学習課題:アマチュア・プロスポーツと地域スポーツの現状を理解
第4回:中学・高校と地域スポーツ
する。
中学・高校と地域スポーツの現状を学ぶ。
第12回:オリンピックデーランと地域スポーツ
学習課題:中学・高校と地域スポーツの現状を理解する。
オリンピックデーランとは何かを学び、地域スポーツとの関連性を
第5回:大学と地域スポーツ
考える。
大学と地域スポーツの現状を学ぶ。
学習課題:オリンピックデーランとは何かを理解する。
学習課題:大学と地域スポーツの現状を理解する。
第13回:行政および施設と地域スポーツ
第6回:女性と地域スポーツ
行政および施設と地域スポーツについての現状を学ぶ。
女性と地域スポーツの現状を学ぶ。
学習課題:行政および施設と地域スポーツについての現状を理解す
る。
学習課題:女性と地域スポーツの現状を理解する。
第7回:中高年と地域スポーツ
第14回:ボランティアと地域スポーツ
中高年と地域スポーツの現状を学ぶ。
ボランティアと地域スポーツについての現状を学ぶ。
学習課題:中高年と地域スポーツの現状を理解する。
学習課題:ボランティアと地域スポーツについての現状を理解する。
第8回:高齢者と地域スポーツ
第15回:地域スポーツと運動の科学のまとめ及び総評
高齢者と地域スポーツの現状を学ぶ。
今までの講義を振り返り、学習内容をまとめる。
学習課題:高齢者と地域スポーツの現状を理解する。
学習課題:地域スポーツと運動科学の関係性を理解する。
■評価方法
①授業内課題(小レポート10回×4点)40点
②地域スポーツと運動の科学に関するレポート20点×3回(60点)
■教科書
特になし。ただし随時資料は提供する。
■参考書
特になし。
■受講生へのメッセージ
意欲をもって受講して欲しい。遅刻は認めない。
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2016/04/22
10:29:11
地域スポーツの実践
【担当】新井 博
■授業概要
地域で行われているスポーツには、
ニュースポーツといったスポーツが多く存在する.このスポーツは、
年齢や体力に関係なく「だれでも・いつでも・
どこでも」
「気軽に・楽しく・安全に」
「自分の能力や体力に応じて」
「生涯をとおして実践できる」スポーツのことです。
競争を中心として行われてきた従来の近代スポーツに対して、勝敗にとらわれずマイペースで楽しむスポーツと言えます。ここでは、ニュースポー
ツが誕生してきた経緯とそれらの内容について、全体的に理解することを目的とします。
■到達目標
以下の①~の事柄を授業の獲得目標とする。
①ニュースポーツの必要性と意味について理解する。
②いくつかのニュースポーツについて詳しく理解し、自ら簡単なスポーツ指導ができようなる。
③自分で新しいスポーツ作りを楽しむ。
■講義計画
第1回:地域スポーツ論(ニュースポーツ)の概略
一般の人々が楽しむ地域スポーツのなかで、特に授業ではニュース
ポーツについて、概念、意義、歴史、内容、分類について理解する。
学習課題:授業内容を整理、理解しておく。
第2回:地域スポーツ(ニュースポーツ)の発生
ここでは、地域スポーツであるニュースポーツの発生について理解
する。とりわけ、第二次世界大戦後どのような社会情勢の中でニュー
スポーツが、何処でどのように発生してきたのか、またどのように
人々の中に広まってきたのか、それらの状況について理解する。
学習課題:授業内容を整理、理解しておく。
第3回:メカニクスから発生したニュースポーツ
機械文明が進む中でメカニクス的発展に伴い誕生してきたニュース
ポーツの特徴について理解する。例えば、パラグライダー、モーター
スポーツ、スノーボードについて、それらの成り立ちや特徴につい
て理解する.
学習課題:授業内容を整理、理解しておく。
第4回:伝統的な遊びから派生したニュースポーツ(三角ベース)
古く伝統的に一部地方で、或いは広く国民的に実施されてきた遊び
や身体活動から派生したニュースポーツについて、その特徴を理解
する.例えば、日本で昔から空き地で、子どもたちがグローブやバッ
トを使わず、柔らかなテニスボールを使って三角ベースといった遊
び行われていた。これらについて、検討してみる.
学習課題:授業内容を整理、理解しておく。
第5回:伝統的な遊びから派生したニュースポーツ(インディアカ・
カバディー)
インディアカ、セパタクロー、カバディーといった外国で昔から伝
統的に行われた遊びが、世界的に普及したニュースポーツについて、
その特徴を考えてみる。
学習課題:授業内容を整理、理解しておく
第6回:近代スポーツから派生して出来たニュースポーツ
(テニス型)
本来テニスはイギリスの貴族階級の人々達の間で誕生し、世界的に
普及したスポーツである。しかし、今日では、人々が手軽に出来る
ように、テニスのラケットやコートを新しく改良して考え出された
バウンドテニスについて考えてみる。
学習課題:授業内容を整理、理解しておく
第7回:近代スポーツから派生して出来たニュースポーツ(バレー
ボール型)
バレーボールは1890年頃アメリカで考え出されたネットをはさんだ
スポーツである。しかし、今日背の高い人ばかりが優位でなく、誰
でも出来る柔らかなボールや低いネットに替えて、考え出されたソ
フトバレーボールについて考えてみる。
学習課題:授業内容を整理、理解しておく
第8回:近代スポーツから派生して出来たニュースポーツ(ゴルフ型)
ゴルフは人気の高いスポーツであるが、ゴルフクラブの使い方は難
しく、楽しむためには長年の時間とお金をかけた熟練が必要となる。
それを、誰でも手軽に出来るように改良したグランドゴルフやマレッ
トゴルフについて考えてみる。
学習課題:授業内容を整理、理解しておく
第9回:スポーツの改良(フリスビー)
フリスビーを使った色々なスポーツを考えて作り出してみる。例え
ば、フリスビーを使ってバスケットボールのルールで実施してみる。
また、ドッチビーといったフリスビーの遊びを体験してみる。
学習課題:授業内容を整理、理解しておく
第10回:フットサルを改良
フットサルのルールを自分たちで改良して、新しいスポーツを考え
てみる。人数を変えたり、コートの広さを変えたりしながら新しい
ゲームを作る。
学習課題:授業内容を整理、理解しておく
第11回:バレーボールを改良
自分たちでバレーボール改良して、誰でも楽しめる新たなスポーツ
を作り出してみる。またそれを実際に体験してみる。
学習課題:授業内容を整理、理解しておく
第12回:テニスを改良
自分たちでテニス改良して、誰でも楽しめる新たなスポーツを作り
出してみる。またそれを実際に体験してみる。ラケットの改良、コー
トの改良をしてみる。
学習課題:授業内容を整理、理解しておく
第13回:バスケットポールの改良
自分たちでバスケットボールを改良して、誰でも楽しめる新たなス
ポーツを作り出してみる。またそれを実際に体験してみる。スリー
オンスリーにヒントを得て、更に楽しめる内容を考えてみる。
学習課題:授業内容を整理、理解しておく
第14回:鬼ごっこの改良
古くからある鬼ごっこを自分たちで改良して、誰でも楽しめる新た
なスポーツを作り出してみる。またそれを実際に体験してみる。缶
蹴りなどを参考にしながら新しいものを考える。
学習課題:授業内容を整理、理解しておく
第15回:縄跳びの改良
単純な縄跳びを自分たちで改良して、誰でも楽しめる新たな楽しい
スポーツを作り出してみる。またそれを実際に体験してみる。大縄
跳びなどあるが、更なる工夫をしながら楽しめるものを考案する。
学習課題:これまでの授業内容を振り返り、仕上げとしてレポート
を完成させる
■評価方法
中間テストは7回目の授業で30点満点として実施し、期末テストはテスト週間に70点満点として実施して、合算する。
■教科書
特になし。
■参考書
最新スポーツ大辞典(大修館)
■受講生へのメッセージ
皆さんは、今後スポーツの担い手として、野球やサッカーと言った従来の近代スポーツだけでなく、ニュースポーツについても認識を深め、老
若男女を対象にして充分なスポーツ指導のできる人間になってほしい。
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2016/04/22
10:29:11
障害者スポーツ指導法
【担当】河西 正博
■授業概要
各種障害者スポーツの実技を通じて、さまざまな種目のルールや基本的な技術を理解すると同時に、障害程度や種別等、幅広い対象者に応じた指
導法、支援方法を学んでいく。
■到達目標
障害者スポーツおよび障害に対する理解を深めるとともに、指導方法についての知識・技術を獲得し、実際に障害当事者に対するサポートがで
きる技能の習得を目標とする。
■講義計画
第1回:ガイダンス(授業形式・成績評価について・障害者スポー
ツの「指導」とは)*教室での講義
第8回:視覚障害者の特徴と運動指導①*教室での講義
視覚障害の障害特性、各障害別の運動実践について学ぶ。
障害者スポーツにおける「指導」とはどのようなものなのか、障害
学習課題:視覚障害者のスポーツ実施時の指導方法、および留意事
項について適切に理解する。
者スポーツに関わる支援者の状況等について概説する。
学習課題:障害者スポーツ指導者をめぐる状況について適切に理解
第9回:視覚障害者の特徴と運動指導②(メインアリーナ)
視覚障害者を対象とした種目(サウンドテーブルテニス、ブライン
する。
第2回:障害者スポーツ指導者の現状とこれから*教室での講義
ドサッカー)を体験し、これらの対象者に対する指導法や、障害に
「障がい者スポーツ指導員制度」の概要および障害者スポーツ指導者
起因する留意点等について学ぶ。
学習課題:スポーツ実施時の方向や距離の指示方法、視覚障害者の
の現状について学ぶ。
ガイド方法等について実技を通じて理解する。
学習課題:障がい者スポーツ指導員制度およびその活躍の場、障害
第10回:指導案作成のポイント*教室での実施
者スポーツ指導者の現状や課題を適切に理解する。
第3回:肢体不自由者の特徴と運動指導①*教室での講義
障害者スポーツ指導における安全管理の手法、留意点等について概
身体障害の分類および脊髄損傷および脳性まひ等の障害特性、各障
説する。また、次週以降の指導案の作成に向けて、グループ分けを
害別の運動実践について学ぶ。
行う。
学習課題:脊髄損傷者および脳性まひ者等のスポーツ実施時の指導
学習課題:対象者の障害別の安全管理およびスポーツ実施時の留意
点(種目選択や運動強度等)について適切に理解する。
方法、および留意事項について適切に理解する。
第4回:肢体不自由者の特徴と運動指導②(メインアリーナ)
第11回:指導案作成演習①*教室での実施
車椅子使用者を対象とした種目(スラローム、車椅子バスケットボー
前回の指導案作成のポイントをもとに、グループごとの指導案作成
ル)を体験し、これらの対象者に対する指導法や、障害に起因する
を行う。
留意点等について学ぶ。
学習課題:グループごとに設定した対象にふさわしい種目選択、運
動強度の設定を行う。
学習課題:特に脊髄損傷者のスポーツ実施時の指導方法および留意
第12回:指導案作成演習②(メインアリーナ)
事項について適切に理解する。
第5回:肢体不自由者の特徴と運動指導③(メインアリーナ)
前回授業で作成した指導案を実施するための準備を行う(備品確認、
重度障害者を対象とした種目(ボッチャ)を体験し、これらの対象
用具作成、役割分担等)。
者に対する指導法や、障害に起因する留意点等について学ぶ。
学習課題:前回作成した指導案を再度確認し、プログラム、使用備
品や時間配分等、適宜修正を加えていく。
学習課題:脳性まひ者を中心とした重度障害者のスポーツ実施時の
第13回:指導演習①(メインアリーナ)
指導方法および留意事項について適切に理解する。
第6回:知的障害者の特徴と運動指導①*教室での講義
グループごとに作成した指導案をもとに指導を行う。
知的障害の障害特性、各障害別の運動実践について学ぶ。
学習課題:指導者役に当たらない受講生はしっかりとプログラムに
参加し、良かった点・改善点等を各自整理しておく。
学習課題:知的障害者のスポーツ実施時の指導方法、および留意事
第14回:指導演習②(メインアリーナ)
項について適切に理解する。
第7回:知的障害者の特徴と運動指導②(メインアリーナ)
学習課題第13回と同様
知的障害者を対象とした種目(フライングディスク)を体験し、こ
学習課題:第13回と同様
れらの対象者に対する指導法や、障害に起因する留意点等について
第15回:指導演習③(メインアリーナ)
学ぶ。
第14回と同様
学習課題:視覚的な情報提供の方法(色や形の強調等)や、指導者
学習課題:第14回と同様
の模倣の方法について適切に理解する。
■評価方法
障害者のスポーツ指導法に関するレポート:20点
指導計画書:30点
指導法作成演習:50点
■教科書
授業時に適宜配布する。
■参考書
授業時に適宜配布する。
■履修上の注意事項
この科目は、障害者に対するスポーツ指導技術の習得を目的としている。各種障害については既知のこととして授業を展開するため、障害者スポー
ツ(実技)と障害者スポーツ概論を既に履修していることが望ましい。なお、この科目は、(公財)日本障がい者スポーツ協会「中級障がい者ス
ポーツ指導員」の資格取得には必須の科目である。
■受講生へのメッセージ
障害者スポーツの実技を通じて、対象に応じたルールの工夫や配慮、その他の指導方法を学んでいきます。障害者スポーツを「障害者だけ」が
楽しむものではなく、どのようにすれば皆さん自身もともに楽しむことができるのか、毎回の授業で考えていきましょう。
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2016/04/22
10:29:11
中高齢者と生涯スポーツ
【担当】黒須 朱莉
■授業概要
生涯スポーツを支えるスポーツ文化を概観し、中高齢者のスポーツの動向と課題を理解する。筋力や持久力などの身体機能は、加齢に伴い低下す
ることは知られている。この様な身体諸機能の低下は、高齢期における身体活動量や生活の質(QOL)の低下と深く関係している。近年、高齢
期における転倒防止や寝たきり予防としての運動の重要性が認識されており、自治体レベルにおいても高齢者を対象とした運動教室が実施されて
いる。本講義では、高齢者スポーツの現状や諸問題を明らかにし、さらに高齢期における心身へのスポーツ効果について概説する。
■到達目標
・中高齢者と生涯スポーツを説明するために必要な概念や用語について説明することができる。
・中高齢者と生涯スポーツの関係や実態を、社会的な背景を踏まえて説明することができる。
・時間内での課題達成に向けて他者と協力・協働することができる。
■講義計画
第1回:オリエンテーション、生涯スポーツの現状と課題
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
講義の目標、内容、方法、評価の説明。
第10回:中高齢者のスポーツと実際(4)
学習課題:自分のスポーツ経験、競技歴、関心について纏める。
中高齢者の競技スポーツへの参加やマスターズ大会の歴史を理解す
第2回:高齢化社会と健康
る。
高齢化社会における課題や問題点と健康政策について理解する。
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
第11回:到達度検証②
第3回:日本のスポーツ政策と健康
第7~ 10回の講義内容を確認する。
スポーツ政策の観点から高齢者の健康政策を捉える。
学習課題:4回分の講義内容を再整理し、理解が不十分な点を復習
する。
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
第4回:日本の健康サービス産業
第12回:講義のまとめ/グループワークに向けた準備
現代のライフスタイルと健康を対象としたサービス産業の実態を理
講義のまとめから各テーマにおける要点を再確認する/第15回のグ
解する。
ループ発表に向けて各自の関心や興味を整理する。
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
学習課題:授業全体の内容を再整理し、分からない点を復習して理
第5回:生涯スポーツの歴史
解しておく。
生涯スポーツの概念が提唱された背景と歴史的な展開を理解する。
第13回:調査計画立案(グループワーク)
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
講義内容を踏まえ、各グループで中高齢者のスポーツ実践の調査計
第6回:到達度検証①
画を立てる。
第2~5回の講義内容を確認する。
学習課題:第14回でプレゼンの最終準備ができるようにグループで
の調査を進める。グループワークへの取り組みをグルー
学習課題:4回分の講義内容を再整理し、理解が不十分な点を復習
プ内で自己/他己評価する。
する。
第7回:中高齢者のスポーツと実際(1)
第14回:プレゼンテーションの準備(グループワーク)
統計やデータから中高齢者の運動やスポーツへの実施状況や実態を
各グループで第15回に向けたプレゼンテーションの準備をする。
捉える。
学習課題:グループワークへの取り組みをグループ内で自己/他己
評価する。
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
第8回:中高齢者のスポーツと実際(2)
中高齢者の健康課題の変遷と対策について理解する。
第15回:グループ発表
「中高齢者のスポーツ実践の調査報告」をプレゼンテーションする。
学習課題:授業内容をまとめ、整理、理解しておく。
評価項目に従いプレゼンテーションの自己/他己評価をする。
第9回:中高齢者のスポーツと実際(3)
学習課題:グループワークの振り返りをして反省点を纏める。
地域における中高齢者の運動やスポーツ実践の実態を捉える。
■評価方法
・小レポート:4点×10=40点
・授業内テスト:10点×2=20点
・グループワークへの取り組み:調査計画内容 10点×2/プレゼンテーション技術 10点/発表内容 10点 =40点
■教科書
指定しない。適宜プリントで触れる。
■参考書
適宜プリントで触れる。
■履修上の注意事項
・講義は座席指定。
■受講生へのメッセージ
・大学で行われているスポーツだけでなく、地域で行われているスポーツにも広く目を向けてみよう。
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2016/04/22
10:29:11
地域スポーツ基礎演習
【担当】地域スポーツコース教員
■授業概要
今日、年齢・性別・障害の有無に関わらずスポーツを楽しめる環境、すなわち「生涯スポーツ社会」の実現を目指して様々な施策や取り組みが講
じられている。本授業では、このような地域における生涯スポーツ振興に関わる諸課題について学習する。
■到達目標
地域における様々なスポーツ課題への理解を深め、今後より専門的な学びを深めていくための基礎的な知識の獲得を目標とする。具体的な学習
目標は下記のとおりである。
①生涯スポーツ振興に関わる諸施策・制度、その現状について理解する。
②地域における対象別(子ども・高齢者・障害者・女性等)のスポーツ実施の現状・課題について適切に理解する。
■講義計画
第1回:ガイダンス①(地域とスポーツの関係性)
本授業の目的および到達目標、各教員の講義概要について概説する。
学習課題:授業時の資料を読み込み、授業概要および各教員の専門
領域を理解しておく。
第2回:地域スポーツの現状と課題①(新井)
地域スポーツの歴史的変遷、総合型スポーツクラブの設立とその影
響等、生涯スポーツの振興に向けた現状と課題を概説する。
学習課題:総合型スポーツクラブに関わる各種資料にあたり、その
成り立ちや機能について理解しておく。
第3回:地域スポーツの現状と課題②(新井)
スポーツ基本法の制定や東京オリンピック・パラリンピック開催等
の話題から、これからの生涯スポーツ振興の方向性やその課題につ
いて概説する。
学習課題:スポーツ基本法等のスポーツ法制の現状について把握する。
第4回:子どもとスポーツ①(新宅)
幼児期における姿勢教育、発育発達などに対するスポーツの役割を
概説する。
学習課題:配布資料を読み込み、運動・スポーツ経験と発育発達の
関係性について理解する。
第5回:子どもとスポーツ②(新宅)
子どもの運動・スポーツ実施の現状および課題について概説する。
学習課題:配布資料から、子どもの体力低下やその対策、学校体育
の現状等について理解する。
第6回:地域保健とスポーツ①(狩野)
ライフステージ別のライフスタイルと生活習慣病の関連性および、
運動・スポーツがそれらに及ぼす影響について概説する。
学習課題:運動・スポーツと生活習慣病との関連性について適切に
理解する。
第7回:地域保健とスポーツ②(狩野)
運動衛生学(スポーツ環境医学)の視点から、ヘルスプロモーショ
ンの目的や意義について概説する。
学習課題:ヘルスプロモーションにおける運動・スポーツの重要性
について理解する。
第8回:障害者とスポーツ①(河西)
「生涯スポーツ」としての障害者スポーツの現状および課題について
概説する。
学習課題:障害をもつ人々のスポーツ環境(施設・プログラム等)
について適切に理解する。
第9回:障害者とスポーツ②(河西)
パラリンピックを中心とした競技的な障害者スポーツの現状および
課題について概説する。
学習課題:テレビや新聞、ネット上のパラリンピックに関わる話題
を取り上げ、各自の考えをまとめる。
第❶⓪回:スポーツと免疫①(村瀬)
運動・スポーツによる体力向上の仕組みや、基礎的な体組成の変化
について概説する。
学習課題:運動
・
スポーツが人間に与える基本的な効果について理解する。
第❶❶回:スポーツと免疫②(村瀬)
健康づくりのための対象別の運動処方について概説する。
学習課題:対象別の適切な運動量や課題設定について理解する。
第❶❷回:オリンピックとスポーツ①(黒須)
オリンピックの理念や歴史、
オリンピックの現状と課題について概説する。
学習課題:オリンピックの変遷とその理念について適切に理解する。
第❶❸回:オリンピックとスポーツ②(黒須)
競技大会としてだけではない、
「オリンピック教育」の意義と現状に
ついて概説する。
学習課題:2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた、競
技としてだけではない、教育的な活動およびその意義に
ついて理解する。
第❶❹回:女性とスポーツ①(佐藤)
女性スポーツ参加の歴史、現代の女子の運動・スポーツ離れ等、そ
の現状や課題について概説する。
学習課題:女性・男性のスポーツへの参加過程の違いやその現状に
ついて適切に理解する。
第❶❺回:女性とスポーツ②(佐藤)
競技スポーツの世界における女性が抱える問題(オーバーユース、
セカンドキャリア、ドーピング等)について概説する。
学習課題:競技スポーツにおける女性参加における現状と課題につ
いて理解する。
第❶❻回:ガイダンス②(地域における生涯スポーツとは)
後期の授業概要および所属ゼミ決定の手続き等について説明する。
学習課題:各教員の専門領域を再確認し、自分自身の関心をより明
確化する。
第❶❼回:ゲストスピーカーによる講義①
スポーツによる開発や地域興しに関わる講師を招聘し、講義を行う。
学習課題:コミュニティ形成のの1ツールとしてのスポーツの価値
や機能について理解する。
第❶❽回:スポーツ現場についてのパネルディスカッション
スポーツ現場についてのパネルディスカッションを聴き、自身の選
択に役立てる。
学習課題:自身の興味のあるスポーツ現場の業種や仕事内容につい
てまとめる。
第❶❾回:ゲストスピーカーによる講義②
パラリンピアン等の現役障害者アスリートを講師として招聘し、講
義を行う。
学習課題:パラリンピックそのものだけではなく、競技する上での
様々な障壁(雇用、用具、コーチ、その他の支援)につ
いても理解する。
第❷⓪回:地域スポーツの現状と課題③(新井)
前期授業の振り返りを行ったうえで、来年度の地域スポーツ演習で
の具体的な取り組み、これまでの卒業論文テーマやその概要につい
て講義する。
学習課題:配布資料から、担当教員の具体的な研究領域、その手法
等について理解する。
第❷❶回:地域保健とスポーツ③(狩野)
前期授業の振り返りを行ったうえで、来年度の地域スポーツ演習で
の具体的な取り組み、これまでの卒業論文テーマやその概要につい
て講義する。
学習課題:配布資料から、担当教員の具体的な研究領域、その手法
等について理解する。
第❷❷回:スポーツ現場の専門性を活かせる業種や業務
大学で学修した専門性を活かせるような業種や業務には、どのよう
なものがあるのか学ぶ。
学習課題:特定のスポーツ現場を希望する理由や、そこで活かせる
自身の強み(自己PR)についてまとめる。
第❷❸回:女性とスポーツ③(佐藤)
前期授業の振り返りを行ったうえで、来年度の地域スポーツ演習で
の具体的な取り組み、これまでの卒業論文テーマやその概要につい
て講義する。
学習課題:配布資料から、担当教員の具体的な研究領域、その手法
等について理解する。
第❷❹回:障害者とスポーツ③(河西)
前期授業の振り返りを行ったうえで、来年度の地域スポーツ演習で
の具体的な取り組み、これまでの卒業論文テーマやその概要につい
て講義する。
学習課題:配布資料から、担当教員の具体的な研究領域、その手法
等について理解する。
第❷❺回:スポーツと免疫③(村瀬)
前期授業の振り返りを行ったうえで、来年度の地域スポーツ演習で
の具体的な取り組み、これまでの卒業論テーマやその概要について
講義する。
学習課題:配布資料から、担当教員の具体的な研究領域、その手法
等について理解する。
第❷❻回:オリンピックとスポーツ③(黒須)
前期授業の振り返りを行ったうえで、来年度の地域スポーツ演習で
の具体的な取り組み、これまでの卒業論文テーマやその概要につい
て講義する。
学習課題:配布資料から、担当教員の具体的な研究領域、その手法
等について理解する。
第❷❼回:スポーツ現場における社会人マナー、SNSについて
社会人としてのマナーやSNS使用上の注意点などを学ぶ。
学習課題:学習内容を基に、スポーツ現場での対応方法をまとめる。
第❷❽回:まとめ・ゼミ選考オリエンテーション
これまでの授業のまとめを行うと同時に、来年度の地域スポーツ演
習のゼミ決定方法に関わる説明を行う。
学習課題:これまでの講義内容を整理し、自分自身が学びたい領域
を明確にする。
第❷❾回:ゼミ志望理由書作成
自分が希望する領域の授業内容および、その領域でどのようなこと
を学びたいのかを記述する。
学習課題:これまでの授業でどのような領域に関心を持ち、具体的
などのようなことを研究したいのかを明確にしておく。
第❸⓪回:所属ゼミ発表・ゼミ別活動
次年度所属するゼミを発表し、各ゼミごとに今後の授業内容や事前
課題等について説明を行う。
学習課題:次年度の演習に向けて、
ゼミごとに提示された課題に取り組む。
■評価方法
授業時の小レポート/ 1点×30回:30点 最終レポート:70点(各教員の最終回に課すレポート課題/10点×7名)
■教科書
指定しない。各授業時に適宜資料を配布する。
■参考書
各教員から提示する。
■履修上の注意事項
3年次以降の演習・卒業研究につながる非常に重要な科目となっており、積極的な受講が望まれる。
■受講生へのメッセージ
「地域スポーツとは何か?」ということに関する基礎を学ぶことになる。幅広い領域の専門教員がいるが、それぞれの専門性について理解を深め
たうえで、自分自身の関心領域を発見し今後の学習へとつなげていってもらいたい。
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2016/04/22
10:29:12
学校スポーツ演習
【担当】柴田 俊和
■授業概要
本講義では、保健体育科教育学について深く学ぼうとするゼミ学生が基本的に習得しなければならない内容を中心に扱う。基本的には、受講生が
それぞれテキストの担当箇所を要約した資料を作成して発表し、他の受講生の質疑を受けるスタイルで授業を進め、当該の内容について学習者が
理解を深め合い共有する。発表および質疑の過程で発表者の読み取りが不適切であったり、具体事例等での解説が必要な場合、あるいは発表のま
とめ等の場面では、指導者から適宜説明を加えて内容理解をより確かなものにしていく。後期の途中から、卒業研究への取組に関する学習と各自
の研究テーマについての検討もおこなう。
■到達目標
保健体育科教育学領域で学ぶべき最低限度の内容を理解し、説明できるようになること。
保健体育科教育学や学校教育に関する研究論文を読み、内容の要約と問題点の指摘ができるようになる。
3年次の後半には、各自の卒業研究のテーマがほぼ確定できる。
■講義計画
第1回:保健体育科教育学の性格と領域
保健体育科教育学とはどのような学問か
保健体育科教育学ではどのような研究が行われるのか
保健体育科教育学で何を学ぶのか
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第2回:保健体育の基本的性格
社会的に構成され続ける多様な体育概念
体育概念の多様化現象を生み出す仕組み
スタンダードベースのカリキュラムへの志向
学校とスポーツの教育的機能再生に向けて
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第3回:保健体育科教育を取り巻く制度的条件
教育制度とは何か
教育課程に関連する法令
教師教育に関する法令
スポーツの振興、子どもの体力向上に関する施策
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第4回:保健体育と学習者
子どもの運動に対する欲求とその変化
子どもの運動に対する態度とパーソナリティの関係
子どもの体力と運動技能の発達
体育授業を計画するために
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第5回:保健体育の目標と内容
保健体育の目標の設定構造
学習指導要領における目標の変遷
先進諸国における保健体育の目標
保健体育の目標と内容領域
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第6回:保健体育のカリキュラムの構成
カリキュラムと教育課程
カリキュラム構成法
学校体育のカリキュラムの基準としての学習指導要領
新学習指導要領における保健体育のカリキュラム
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第7回:よい体育授業の条件
よい体育授業とは
二重構造で成り立つよい体育授業の条件
よい体育授業のための基礎的条件
よい体育授業のための内容的条件
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第8回:保健体育の教材・教具論
教材・教具とはなにか
教材づくりの基本的視点
単元教材と海峡材群の創出--教材のサイズ
教材の機能を高める「教具づくり」
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第9回:保健体育の学習指導論
学習指導論の問題領域
学習指導の多様性
ストラテジーとしての学習指導
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶⓪回:保健体育の学習形態論
学習形態の考え方
保健体育の学習形態論
これからの学習形態の考え方
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❶回:保健体育の学習評価
保健体育の学習評価をめぐる課題
学習評価の考え方
大意における目標に準拠した学習評価の視点
学習指導があっての学習評価
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❷回:保健体育の授業評価
保健体育の授業評価とは
授業評価の具体的な方法
授業評価を活用した研修の進め方
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❸回:モニタリングと相互作用技術
モニタリングとは
相互作用技術とは
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❹回:マネジメント方略
学習の勢いとマネジメント
授業で問題になるマネジメント場面
子どものマネジメント行動
マネジメント方略とは
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❺回:インストラクション方略
インストラクション(学習指導)とは
「はじめ」の場面におけるインストラクション
「なか」の場面におけるインストラクション
「まとめ」の場面におけるインストラクション
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❻回:運動有能感を高める指導方略
何故運動有能感なのか
運動有能感を高める指導方略の考え方
運動有能感を高める指導方略の具体例
生涯スポーツをめざす体育と運動有能感を高める指導方略
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❼回:単元計画(ユニットプラン)の作成
学習指導計画を作成することの意義
単元計画を作成する際のポイント
単元計画の基盤となる学習指導過程の工夫
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❽回:授業計画(デイリープラン)の作成
授業計画(デイリープラン)とは
授業計画の作成手順
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❾回:選択制授業の授業づくり
選択制授業とは
選択制授業の具体化
選択制授業の留意点
選択制授業の例
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷⓪回:体ほぐしの運動の教材づくり・授業づくり
体ほぐしの運動
体ほぐしの運動の授業づくり
体ほぐしの運動で取り扱われている教材例
体ほぐしの単元計画・学習指導案と授業のシナリオ
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❶回:体力を高める運動の教材づくり・授業づくり
子どもの体力低下と体育授業
体力を高める運動の運動例と展開例
体力を高める運動の単元計画例
学習指導案例とシナリオ
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❷回:器械運動の教材づくり・授業づくり
器械運動の授業とは
器械運動の学習指導のポイント
器械運動の単元づくり
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❸回:陸上運動(競技)の教材づくり・授業づくり
新学習指導要領における陸上運動系領域の内容
陸上運動系の授業づくり・教材づくり
授業実践例
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❹回:武道の教材づくり・授業づくり
武道とはどんな運動なのか
剣道の授業づくりの視点
剣道の授業づくり(中学1・2年)
剣道の単元づくり
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❺回:ダンスの教材づくり・授業づくり
表現運動・ダンスとは
運動の特性と学習指導
表現・創作ダンスの学年別指導内容と計画
学習の進め方
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❻回:体育理論の教材づくり・授業づくり
体育理論の学習内容
体育理論の単元づくり
体育理論の題材設定と発問づくり
体育理論の発展
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❼回:人間関係を培う体育の授業づくり
人間関係を培う体育の特性
人間関係を培う教材づくり
人間関係を培うグループ作り
人間関係を培う授業のデザイン
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❽回:特別支援学級の体育の授業づくり
特別支援教育の意味と意義
授業準備段階で求められる配慮
授業実践段階で必要な配慮
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❾回:卒業研究の領域と課題設定・研究方法に関して
各自が興味を持った過去の卒業研究を読み、その概要と問題点を発表する
学習課題:過去の卒業研究を読んで内容の要約と評価を行い、発表
用の資料を作成する。
第❸⓪回:卒業研究課題の発表と検討
各自の卒業研究テーマと動機・目的・方法を発表する
効果的なプレゼンテーション方法の検討
学習課題:各自の卒業研究テーマと課題意識を発表するための資料
を作成する。
■評価方法
毎時のコメントカード(3点満点×15回)
:45% 担当課題発表:35% 最終課題レポート:20%
■教科書
体育科教育学入門 高橋 健夫 編著(大修館書店)
■参考書
学習内容に即して、適宜、参考資料を配布する。
■受講生へのメッセージ
保健体育科教員を目指す学生として、最低限学んでおかなければならない項目や内容の検討を中心に学習していく予定ですので、主体的に取り
組んで欲しいと思っています。
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2016/04/22
10:29:12
学校スポーツ演習
【担当】中薗 伸二
■授業概要
卒業研究に向けた基礎的力量を養う。基礎的な研究法を学習するとともに、各自の研究テーマに添った保健教材・授業、学校保健・安全、健康教
育関係などの研究論文をレビュー・レポートする。その上で、卒業研究論文作成の方向性を明確にしていく。
■到達目標
・文献研究、調査研究、実験的授業研究などの研究の基本がわかる。
・論文作成の基本についてわかる。
・研究発表としてのプレゼンテーションの基本がわかる。
■講義計画
第1回:ガイダンス-研究課題とは何か、それを明らかにする基礎
的研究方法とは何か等の概要を学ぶ-
本演習の全体の内容を把握し、基礎的研究方法を身に付けつつ研究
課題を明確にしていく目標を意識する。
学習課題:本演習の全体の内容を把握し、目標を意識する。
第2回:各自の研究課題の方向性の探索
現時点での各自の興味ある研究課題を発表し、方向性を探る。
学習課題:各自の興味のある研究課題について考える。
第3回:卒業研究論文例の紹介
ゼミにおける過年度生の卒業研究論文のテーマやその内容の概要に
ついて学ぶ。
学習課題:過去の卒業研究論文のテーマやその内容について、調べ
まとめる。
第4回:保健教材、保健授業に関する研究例
保健教材、保健授業に関する研究例について学ぶ。
学習課題:保健教材、保健授業に関する研究例について、調べまとめる。
第5回:保健教材、保健授業に関する多様な研究例
保健教材、保健授業に関する多様な研究例について学ぶ。
学習課題:保健教材、保健授業に関する多様な研究例について、調
べまとめる。
第6回:学校保健に関する研究例
学校保健に関する研究例について学ぶ。
学習課題:学校保健に関する研究例について、調べまとめる。
第7回:学校安全に関する研究例
学校安全に関する研究例について学ぶ。
学習課題:学校安全に関する研究例について、調べまとめる。
第8回:健康教育に関する研究例など
健康教育に関する研究例などについて学ぶ。
学習課題:健康教育に関する研究例などについて、調べまとめる。
第9回:文献検索について
具体的な文献検索方法として、国立情報学研究所のサイトによる論
文や著書などの検索方法、新聞記事の検索方法、その他、電子ジャー
ナルの検索方法などを学ぶ。
学習課題:具体的な文献検索方法について、調べまとめる。
第❶⓪回:各自の研究課題構想と文献収集
過去の卒業研究論文や文献収集を通して、研究課題の構想を練る。
学習課題:各自の研究課題の構想を考え、文献収集を始める。
第❶❶回:各自の研究課題構想と文献収集の具体化
各自の研究課題の構想を考え、文献収集を進める。
学習課題:各自の研究課題の構想を考え、文献収集を進める。
第❶❷回:各自の研究課題構想の文章化
各自の研究課題の構想とそれに沿った文献収集を更に進め、研究課
題構想をまとめる。
学習課題:文献収集を更に進め、各自の研究課題の構想をまとめる。
第❶❸回:成果発表と討議への準備
各自の研究課題の構想、文献収集によりわかったことについて、発
表へ向けてまとめる。
学習課題:各自の研究課題の構想、文献収集の結果についての発表
の準備をする。
第❶❹回:成果発表と討議
各自の研究課題の構想、文献収集によりわかったことについて発表
し、検討し合う。
学習課題:各自の研究課題の構想、文献収集の結果についての発表
の準備をし、発表後に振り返る。
第❶❺回:まとめ
本演習での先行研究調査などからわかったことをまとめ、各自の研
究課題を明確にしていく。
学習課題:本演習全体を通して学んだことを振り返り、各自が明確
な研究課題を持つ。
第❶❻回:ガイダンス-研究論文とは何か、研究方法の種類等の概要を学ぶ-
本演習の全体の内容を把握し、実際の基礎的研究方法を身に付けつ
つ卒業研究論文作成の方向性をより明確にしていく目標を意識する。
学習課題:本演習の全体の内容を把握し、具体的な卒業研究論文作
成へ向けての目標を意識する。
第❶❼回:文献研究
引用文献、参考文献を明記しつつ、研究目的に沿ってまとめていく
文献研究の具体例について学ぶ。
学習課題:文献研究の具体例について、調べまとめる。
第❶❽回:調査研究おける基礎
調査研究における調査票、調査方法、調査依頼などについて学ぶ。
学習課題:調査研究についての概要について、調べまとめる。
第❶❾回:調査研究における分析方法
調査研究における調査結果の分析方法について学ぶ。
学習課題:調査結果の分析方法について、調べまとめる。
第❷⓪回:実験的授業研究
教材を開発し、その教材を用い、実験群と対照群を設けた実験的授
業研究について学ぶ。
学習課題:授業についての実験的研究の具体例について、
調べまとめる。
第❷❶回:論文の書き方
論文の構成などの論文の書き方の基礎について学ぶ。
学習課題:論文の構成などの論文の書き方について、調べまとめる。
第❷❷回:各自の研究課題設定と研究の方向性
各自の研究課題設定と研究の方向性を検討していく。
学習課題:各自の研究課題設定と研究の方向性を考える。
第❷❸回:各自の研究課題設定と研究の明確化
各自の研究課題設定と研究の方向性を検討していく。
学習課題:各自の研究課題設定と研究の方向性を明確化していく。
第❷❹回:各自の研究テーマの明確化
各自の研究テーマ案について発表し、検討していく。
学習課題:各自の研究テーマについて考える。
第❷❺回:卒業研究論文作成へ向けたレポート作成への着手
各自で卒業研究論文作成へ向けて、研究テーマや研究の方向性をに
ついてのレポート作成に取り組む。
学習課題:卒業研究論文作成の方向性についてのレポート作成を考える。
第❷❻回:卒業研究論文作成へ向けたレポート作成
各自で卒業研究論文作成へ向けて、研究テーマや研究の方向性をに
ついてのレポートを作成する。
学習課題:卒業研究論文作成の方向性について、わかりやすくレポー
トにまとめていく。
第❷❼回:プレゼンテーション資料作成
卒業研究論文作成の方向性をパワーポイントにまとめ、プレゼンテー
ション資料を作成する。
学習課題:卒業研究論文作成の方向性についてのプレゼンテーショ
ン資料作成を進めていく。
第❷❽回:プレゼンテーションと討議
卒業研究論文作成の方向性について、プレゼンテーション資料を用
いて発表し、検討する。
学習課題:卒業研究論文作成の方向性について、プレゼンテーショ
ン資料を用いて発表し、振り返る。
第❷❾回:プレゼンテーションと討議による卒業研究論文作成の方向
性の明確化
卒業研究論文作成の方向性について、現時点での抄録も作成し発表・
検討を重ねる。
学習課題:卒業研究論文作成の方向性について発表・討議による検
討を踏まえ、卒業研究論文作成の方向性を明確にする。
第❸⓪回:まとめ
本演習全体を通して学んだことを振り返り、4年次へ向けた卒業研
究論文作成の方向性をまとめる。
学習課題:本演習全体を通して学んだことを振り返り、実際の卒業
研究論文作成の方向性を精緻化していく。
■評価方法
毎時のコメントカード(3点満点×15回):45% 担当課題発表:35% 最終レポート:20%
■参考書
その都度、授業の中で紹介する予定です。
■履修上の注意事項
課題意識を持って受講してください。
■受講生へのメッセージ
卒業研究に向けた基礎力を養います。
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2016/04/22
10:29:12
学校スポーツ演習
【担当】谷川 尚己
■授業概要
体育学習について深く学ぼうとするゼミ学生が、習得すべき基礎内容を学ぶものである。受講生がテーマを決定し、要約発表し、他の受講生の質
疑を受けるスタイルをとり、当該内容について共に理解を深めていくようにする。特に、活発な議論を展開し、自分の考えをまとめ発表できるよ
うにする。また、論文をもとに、その構成や内容を読み取り、ミニ論文を作成する。発表内容や方法についても指導を入れ、卒業論文につなげる
演習とする。
■到達目標
ミニ論文や学習指導案をを作成することができる
議論を展開する中で、自分の考えをまとめ、発表できる
■講義計画
第1回:オリエンテーション及び卒業論文の作成に向けて
本演習についての概要を説明し、各自が目標を設定し、意欲的に取
り組めるようにする
学習課題:保健体育科の教員を目指す意欲はもちろん、卒論作成に
向けての第1歩のスタートを踏み出した意識をまとめる
第2回:体育科教育学とは
体育科教育学について書籍等を使って調べ、その本質を理解する。
まとめた内容を基に意見交換を行う。
学習課題:議論した内容を整理しておく
第3回:体育科の授業の進め方
体育の授業を進めるにあたっての重要ポイントについて話し合う。
特にできない子どもを中心にその対策を話し合う。
学習課題:できない子をできるようにするための自分なりの方策を
考える。
第4回:できない子をできるようにする
できない子をできるようにするための方策を提示し、グループごと
に話し合う
学習課題:他のグループの発表を参考に自分の考えをさらに追及する
第5回:保健の授業の進め方
体育の授業を進めるにあたっての重要ポイントについて話し合う。
特に「健康」をキーワードに話し合う。
学習課題:
「健康」に生活するにはについての具体案を考える
第6回:健康とは
「健康」についての具体案を発表し、意見交換を行う
学習課題:自分の健康と子どもたちの健康の両面から考え直す
第7回:体育の授業づくり
単元の指導計画の作成の手順について理解する
学習課題:学習指導要領を参考に見直す
第8回:指導案作成のポイント
指導案作成に向けての注意点についてまとめる
学習課題:活動時間の確保等のチェックをする
第9回:保健体育の授業づくり -指導計画作成①-
体つくり運動、器械運動についての指導案を作成する
学習課題:次時の模擬授業に向け、細部の確認をする
第❶⓪回:保健体育の模擬授業①
体つくり運動、器械運動についての模擬授業を実践する
学習課題:模擬授業の反省をする
第❶❶回:保健体育の授業づくり -指導計画作成②-
陸上競技、水泳についての指導案を作成する
学習課題:次時の模擬授業に向け、細部の確認をする
第❶❷回:保健体育の模擬授業②
陸上競技、水泳についての模擬授業を実践する
学習課題:模擬授業の反省をする
第❶❸回:保健体育の授業づくり -指導計画作成③-
球技、武道についての指導案を作成する
学習課題:次時の模擬授業に向け、細部の確認をする
第❶❹回:保健体育の模擬授業③
球技、武道についての模擬授業を実践する
学習課題:模擬授業の反省をする
第❶❺回:保健体育の授業づくり -指導案作成④-
ダンス、体育理論についての指導案を作成する
学習課題:次時の模擬授業に向け、細部の確認をする
第❶❻回:保健体育の模擬授業④
ダンス、体育理論についての模擬授業を実践する
学習課題:模擬授業の反省をする
第❶❼回:保健体育の授業づくり -指導計画作成⑤
保健分野についての指導案を作成する
学習課題:次時の模擬授業に向け、細部の確認をする
第❶❽回:保健体育の模擬授業⑤
保健分野についての模擬授業を実践する
学習課題:模擬授業の反省をする
第❶❾回:論文を読み取る①
10例の論文を読み、興味を持った1例を選択し、論文の目的や方法
について理解する。
学習課題:自分の興味と書こうとする論文が一致するかどうについ
再確認する
第❷⓪回:論文を読み取る②
選択した1例をより深く読み取り、結果、考察、結論の書き方につ
いて探究する
学習課題:論文の書き方を整理する
第❷❶回:ミニ論文を書く
テーマを決定し、論文の概要について骨子をまとめる
学習課題:骨子の見直しをする。
第❷❷回:緒言について
先行研究を基に緒言を書き始める
学習課題:先行研究を予め調べておく
第❷❸回:研究方法、先行研究、文献研究
先行研究等を基に研究方法を考える
学習課題:文献等コピーしファイリングしておく
第❷❹回:調査と実験研究について
アンケート等により調査するのか、実験によるものかを決定する
学習課題:アンケート用紙の内容または実験方法等の詳細を整理し
ておく
第❷❺回:論文の作成①
アンケート調査または実験を行う
学習課題:データを整理する
第❷❻回:論文の作成②
データを基に、結果と考察を行い、書き始める
学習課題:文章の確認
第❷❼回:論文の作成③
結果と考察を書く
学習課題:文章の確認
第❷❽回:論文の作成④
結論をまとめる
学習課題:文章の確認
第❷❾回:論文の発表と討議
ミニ論文の発表会を行う
学習課題:発表原稿を整理しておく
第❸⓪回:まとめ及び総評
卒論に向けて
学習課題:ミニ論文を卒論にいかに結び付けるか
■評価方法
毎時のコメントカード(3点満点×15回):45% 担当課題発表:35% 最終レポート:20%
■教科書
健康に生きるための保健体育(谷川尚己、守谷まさ子、江藤和子著)
■参考書
学習内容に即した資料を適宜配布する
■履修上の注意事項
各自でテーマを探索し、決定後は自らの力で進めていくこと
■受講生へのメッセージ
要約や論文を作成し、発表する。それらをもとに活発な意見交換ができるようにする。さらに、文章表現力を身につけよう
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10:29:12
学校スポーツ演習
【担当】川合 英之
■授業概要
本講義では、保健体育科教育学について深く学ぼうとするゼミ学生が基本的に習得しなければならない内容を中心に扱う。基本的には、受講生が
それぞれテキストの担当箇所を要約した資料を作成して発表し、他の受講生の質疑を受けるスタイルで授業を進め、当該の内容について学習者が
理解を深め合い共有する。発表および質疑の過程で発表者の理解が不十分であったり、具体事例等での解説が必要な場合、あるいは発表のまとめ
等の場面では、指導者から適宜説明を加えて内容理解をより確かなものにしていく。後期の途中から、卒業研究への取組に関する学習と各自の研
究テーマについての検討もおこなう。
■到達目標
保健体育科教育学領域で学ぶべき最低限度の内容を理解し、説明できるようになる。
保健体育科教育学や学校教育に関する研究論文を読み、内容の要約と問題点の指摘ができるようになる。
3年次の後半には、各自の卒業研究のテーマがほぼ確定できる。
■講義計画
第1回:保健体育科教育学の性格と領域
保健体育科教育学とはどのような学問か
保健体育科教育学ではどのような研究が行われるのか
保健体育科教育学で何を学ぶのか
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第2回:保健体育の基本的性格
社会的に構成され続ける多様な体育概念
体育概念の多様化現象を生み出す仕組み
スタンダードベースのカリキュラムへの志向
学校とスポーツの教育的機能再生に向けて
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第3回:保健体育科教育を取り巻く制度的条件
教育制度とは何か
教育課程に関連する法令
教師教育に関する法令
スポーツの振興、子どもの体力向上に関する施策
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第4回:保健体育と学習者
子どもの運動に対する欲求とその変化
子どもの運動に対する態度とパーソナリティの関係
子どもの体力と運動技能の発達
体育授業を計画するために
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第5回:保健体育の目標と内容
保健体育の目標の設定構造
学習指導要領における目標の変遷
先進諸国における保健体育の目標
保健体育の目標と内容領域
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第6回:保健体育のカリキュラムの構成
カリキュラムと教育課程
カリキュラム構成法
学校体育のカリキュラムの基準としての学習指導要領
新学習指導要領における保健体育のカリキュラム
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第7回:よい体育授業の条件
よい体育授業とは
二重構造で成り立つよい体育授業の条件
よい体育授業のための基礎的条件
よい体育授業のための内容的条件
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第8回:保健体育の教材・教具論
教材・教具とはなにか
教材づくりの基本的視点
単元教材と海峡材群の創出--教材のサイズ
教材の機能を高める「教具づくり」
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第9回:保健体育の学習指導論
学習指導論の問題領域
学習指導の多様性
ストラテジーとしての学習指導
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶⓪回:保健体育の学習形態論
学習形態の考え方
保健体育の学習形態論
これからの学習形態の考え方
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❶回:保健体育の学習評価
保健体育の学習評価をめぐる課題
学習評価の考え方
体育における目標に準拠した学習評価の視点
学習指導があっての学習評価
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❷回:保健体育の授業評価
保健体育の授業評価とは
授業評価の具体的な方法
授業評価を活用した研修の進め方
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❸回:モニタリングと相互作用技術
モニタリングとは
相互作用技術とは
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❹回:マネジメント方略
学習の勢いとマネジメント
授業で問題になるマネジメント場面
子どものマネジメント行動
マネジメント方略とは
効果的なマネジメント技術
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❺回:インストラクション方略
インストラクション(学習指導)とは
「はじめ」の場面におけるインストラクション
「なか」の場面におけるインストラクション
「まとめ」の場面におけるインストラクション
効果的なインストラクションに必要な教師の技量
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❻回:運動有能感を高める指導方略
何故運動有能感なのか
運動有能感を高める指導方略の考え方
運動有能感を高める指導方略の具体例
生涯スポーツをめざす体育と運動有能感を高める指導方略
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❼回:単元計画(ユニットプラン)の作成
学習指導計画を作成することの意義
単元計画を作成する際のポイント
単元計画の基盤となる学習指導過程の工夫
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❽回:授業計画(デイリープラン)の作成
授業計画(デイリープラン)とは
授業計画の作成手順
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❾回:選択制授業の授業づくり
選択制授業とは
選択制授業の具体化
選択制授業の留意点
選択制授業の例
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷⓪回:体ほぐしの運動の教材づくり・授業づくり
体ほぐしの運動
体ほぐしの運動の授業づくりの視点
体ほぐしの運動で取り扱われている教材例
体ほぐしの単元計画・学習指導案と授業のシナリオ
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❶回:体力を高める運動の教材づくり・授業づくり
子どもの体力低下と体育授業
体力を高める運動の運動例と展開例
体力を高める運動の単元計画例と実施にあたっての留意点
学習指導案例とシナリオ
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❷回:器械運動の教材づくり・授業づくり
器械運動の授業とは
器械運動の学習指導のポイント
器械運動の単元づくり
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❸回:陸上運動(競技)の教材づくり・授業づくり
新学習指導要領における陸上運動系領域の内容
陸上運動系の授業づくり・教材づくり
授業実践例
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❹回:武道の教材づくり・授業づくり
武道とはどんな運動なのか
剣道の授業づくりの視点
剣道の授業づくり(中学1・2年)
剣道の単元づくり
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❺回:ダンスの教材づくり・授業づくり
表現運動・ダンスとは
運動の特性と学習指導
表現・創作ダンスの学年別指導内容と計画
学習の進め方
指導案とシナリオ
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❻回:体育理論の教材づくり・授業づくり
体育理論の学習内容
体育理論の単元づくり
体育理論の題材設定と発問づくり
体育理論の発展
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❼回:人間関係を培う体育の授業づくり
人間関係を培う体育の特性
人間関係を培う教材づくり
人間関係を培うグループづくり
人間関係を培う授業のデザイン
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❽回:特別支援学級の体育の授業づくり
特別支援教育の意味と意義
授業準備段階で求められる配慮
授業実践段階で必要な配慮
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❾回:卒業研究の領域と課題設定・研究方法に関して
各自が興味を持った過去の卒業研究を読み、その概要と問題点を発
表する
学習課題:過去の卒業研究を読んで内容の要約と評価を行い、発表
用の資料を作成する。
第❸⓪回:卒業研究課題の発表と検討
各自の卒業研究テーマと動機・目的・方法を発表する
効果的なプレゼンテーション方法の検討
学習課題:各自の卒業研究テーマと課題意識を発表するための資料
を作成する。
■評価方法
毎時のコメントカード(3点満点×15回)
:45% 担当課題発表:35% 最終課題レポート:20%
■教科書
体育科教育学入門 高橋 健夫 編著(大修館書店)
■参考書
学習内容に即して、適宜、参考資料を配布する。
■受講生へのメッセージ
保健体育科教員を目指す学生として、最低限学んでおかなければならない項目や内容の検討を中心に学習していくため、主体的に取り組むこと
を期待している。
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学校スポーツ演習
【担当】黒澤 寛己
■授業概要
本講義では、学校における体育・スポーツに関する事項について理解を深めることを目的とする。具体的には、教科「保健体育」に関する先行研
究や理論について、グループ学習及び発表を通じて理解を深める。さらに、
「特別活動」における「健康安全・体育的行事」や「運動部活動」な
どについても、その歴史的な背景や現状の課題について理解を深めるとともに効果的な指導方法について検討する。
講義の方法は、受講生がテキストや参考文献の担当箇所を要約した資料を作成して発表し、他の受講生から質疑を受けるスタイルで進める。後期
の途中から卒業研究への取組に関する学習と各自の研究テーマについての検討もおこなう。
■到達目標
保健体育科教育に関する、先行研究や基礎的な理論を理解し、学習指導案を作成できるようにする。
現状の特別活動「健康安全・体育的行事」や「運動部活動」についての課題を明らかにし、その解決方法について、自分の考えをまとめ発表で
きるようにする。
3年次の後半には、各自の卒業研究のテーマがほぼ確定できる。
■講義計画
第1回:学校スポーツ演習での学びについて考える
本講義の概要説明
本講義の年間計画
各自の卒業までの研究計画作成
学習課題:各自の研究計画作成、関連資料の収集
第2回:保健体育科教員に求められる資質・能力
学校経営の基本概念
学校における保健体育科教員の果たすべき役割
現行の教員研修制度
学習課題:保健体育科教員に関する事例調査
第3回:保健体育科教育学の性格と領域
保健体育科教育学の概要
保健体育科教育学の先行研究
学習課題:保健体育科教育に関する文献の要約と発表資料作成
第4回:保健体育科教育の歴史
戦前の保健体育科教育
戦後の保健体育科教育
学習指導要領の変遷
学習課題:保健体育科教育の歴史に関する文献の要約と発表資料作成
第5回:保健体育科教育の目標と内容
保健体育の目標の設定構造
学習指導要領における目標の変遷
先進諸国における保健体育の目標
保健体育の目標と内容領域
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第6回:保健体育科教育のカリキュラムの構成
カリキュラムと教育課程
カリキュラム構成法
学校体育のカリキュラムと学習指導要領
学習指導要領における保健体育のカリキュラム
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第7回:年間指導計画の作成
年間指導計画
学期の指導計画
指導計画と評価
学習課題:保健体育科の年間指導計画案の作成
第8回:単元指導計画の作成
評価の観点及び単元の評価規準
具体的評価規準
指導と評価の計画
学習課題:保健体育科の単元指導計画案の作成
第9回:体つくり運動
体つくり運動の授業とは
体つくり運動の学習指導のポイント
体つくり運動の単元づくり
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶⓪回:器械運動
学習指導要領における器械運動の内容
器械運動の授業づくり・教材づくり
授業実践例
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❶回:陸上競技
学習指導要領における陸上競技の内容
陸上競技の授業づくり・教材づくり
授業実践例
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❷回:水泳
学習指導要領における水泳の内容
水泳の授業づくり・教材づくり
授業実践例
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❸回:球技
学習指導要領における球技の内容
球技の授業づくり・教材づくり
授業実践例
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❹回:武道
学習指導要領における武道の内容
武道の授業づくり・教材づくり
授業実践例
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❺回:ダンス
学習指導要領におけるダンスの内容
ダンスの授業づくり・教材づくり
授業実践例
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❻回:オリエンテーション
前期の振り返り
後期の講義計画について
研究計画の修正
学習課題:研究計画の修正案作成
第❶❼回:運動部活動の歴史
運動部活動の始まり
運動部活動の変遷
学習指導要領の位置づけ
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❽回:運動部活動の課題
指導面の課題
運営面の課題
制度面の課題
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❶❾回:運動部活動の指導計画
運動部活動の指導内容
運動部活動の評価規準
運動部活動の指導計画案
学習課題:各自の発表領域の要約と指導計画案作成
第❷⓪回:特別活動の歴史と現状の課題
特別活動の変遷
学習指導要領の位置づけ
現状の課題
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❶回:特別活動の指導計画
運動会の指導計画
体育・スポーツ大会の指導計画
宿泊行事の指導計画
学習課題:各自の発表領域の要約と指導計画案作成
第❷❷回:論文の書き方
先行研究を読み取る
論文の構成
論文のタイプ
学習課題:レポートの作成
第❷❸回:文献研究
引用文献の示し方・引用文の作成
文献リストの記載方法
先行研究の提示
学習課題:文献に関する課題作成
第❷❹回:各自の研究課題設定(授業研究)
研究課題の設定
研究の方向性
文献調査
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❺回:各自の研究課題設定(特別活動・運動部活動研究)
研究課題の設定
研究の方向性
文献調査
学習課題:各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❻回:卒業研究論文に向けたレポート作成(授業研究)
論文の章立て
キーワード
リード文
学習課題:各自の資料作成
第❷❼回:卒業研究論文に向けたレポート作成(特別活動・運動部活
動研究)
論文の章立て
キーワード
リード文
学習課題:各自の資料作成
第❷❽回:プレゼンテーションと討議①
卒業研究論文の方向性
研究計画
グループで討議
学習課題:各自の発表資料とプレゼンテーション資料作成
第❷❾回:プレゼンテーションと討議②
卒業研究論文の方向性
研究計画
グループで討議
学習課題:各自の発表資料とプレゼンテーション資料作成
第❸⓪回:1年間の学びの振り返りと卒業研究計画
本講義の振り返り
卒業研究論文の方向性の確認
卒業研究論文の作成計画
学習課題:各自の卒業研究論文の作成計画を完成させる。
■評価方法
毎時のコメントカード(3点満点×15回)
:45% 担当課題発表:35% 最終課題レポート:20%
■教科書
体育科教育学入門 高橋 健夫 編著(大修館書店)
■参考書
学習内容に即して、適宜、参考資料を配布する。
■受講生へのメッセージ
保健体育科教員を目指す学生として必要な授業研究を中心に、
「特別活動」や「運動部活動」の指導方法についても学習していく予定です。積極
的に取り組んで下さい。
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2016/04/22
10:29:13
学校スポーツ演習
【担当】仲宗根 森敦
■授業概要
本講義では、スポーツ運動学の視点から体育授業について深く学ぼうとするゼミ学生を対象として、基本的に習得すべき内容を学び考える。基本
的には、教員からの講義を聴講し受講生がそれぞれの考えを発表し、他の受講生の質疑を受けながら授業を進め、当該の内容について学習者が共
通して理解を深めていくようにする。後期の途中から、卒業研究への取組に関する学習と各自の研究テーマについての検討もおこなう。
■到達目標
スポーツ運動学を理解し、教員に必要な最低限度の内容を説明できるようになること。
スポーツ運動学に関する研究論文を読み、内容の要約ができるようになる。
3年次の後半には、各自の卒業研究のテーマがほぼ確定できること。
■講義計画
第1回:スポーツ運動学の性格と領域
スポーツ運動学とはどのような学問か
スポーツ運動学ではどのような研究が行われるのか
スポーツ運動学で何を学ぶのか
学習課題:各自、スポーツ運動学の要約
第2回:始原論的構造分析
鋳型化始原分析とは
モザイク化始原分析とは
構築化始原分析とは
学習課題:各自、始原論的構造分析の要約
第3回:体系論的構造分析①
類化形態体系分析とは
類型化形態体系分析とは
構造化形態体系分析とは
学習課題:各自、体系論的構造分析の要約
第4回:体系論的構造分析②
動感言語の体系論
体系論の縁取り分析とその方法
学習課題:各自、体系論的構造分析の要約
第5回:地平論的構造分析
動感創発地平分析とは
動感促発地平分析とは
学習課題:各自、地平論的構造分析の要約
第6回:動感創発地平分析
形態化地平分析とは
修正化地平分析とは
自在化地平分析とは
学習課題:各自、動感創発分析の要約
第7回:動感促発地平分析①素材化地平分析
観察地平分析とは
交信地平分析とは
代行地平分析とは
学習課題:各自、素材化地平の要約
第8回:動感促発地平分析②処方化地平分析
道しるべ地平分析とは
動感提示地平分析とは
促発起点地平分析とは
学習課題:各自、処方化地平の要約
第9回:スポーツ運動学の役割と課題
スポーツ運動学の役割
身体知分析論の問題性
指導者養成の諸問題
学習課題:各自、スポーツ運動学の役割と課題について要約
第❶⓪回:運動学習の意味について
体育で何を学習するのか
活動内容としての運動学習
運動学習とその基礎理論
運動学習指導に求められるもの
学習課題:各自、運動学習の意味について要約
第❶❶回:運動学習と授業研究を考える
授業研究で問題となること
運動学習指導のあり方
学習課題:各自、運動学習と授業研究について要約
第❶❷回:動きに構造を見つける
動きの先取りを見つける
動きに系統性を見つける
動きの違いを見つける
修正の仕方を見つける
学習課題:各自、授業の内容についての要約
第❶❸回:動きかたを覚えさせる①
動きかたはどのように覚えるのか
覚えるのにどんな情報が必要か
指導ポイントをどうとらえるか
学習課題:各自、授業の内容についての要約
第❶❹回:動きかたを覚えさせる②
意欲的に覚えさせるにはどうするか
新しい動きかたにどう取り組ませるか
子どもの動きの可能性をどう引き出し伸ばすか
学習課題:各自、授業の内容についての要約
第❶❺回:学習指導案を考える
スポーツ運動学の考え方を基に学習指導計画について考える
単元計画を作成する際のポイント
単元計画の基盤となる学習指導過程の工夫
学習課題:各自、授業の内容についての要約
第❶❻回:授業計画の作成
スポーツ運動学の考え方を基に計画を考える
授業計画の作成手順
学習課題:各自、授業の内容についての要約
第❶❼回:スポーツ運動学の考え方を基にした体ほぐしの運動
体ほぐしの運動とは
体ほぐしの運動の授業づくり
学習課題:各自、授業の内容についての要約
第❶❽回:スポーツ運動学の考え方を基にした器械運動(マット運動)
器械運動の学習指導に必要な情報
マット運動の特性
前転ファミリーの指導について
後転ファミリーの指導について
学習課題:各自、授業の内容についての要約
第❶❾回:スポーツ運動学の考え方を基にした器械運動(とび箱運動)
とび箱の特性
切り返し系の指導について
回転系の指導について
学習課題:各自、授業の内容についての要約
第❷⓪回:スポーツ運動学の考え方を基にした器械運動(鉄棒運動)
鉄棒運動の特性
鉄棒指導のポイント
技の系統性・段階性について
学習課題:各自、授業の内容についての要約
第❷❶回:スポーツ運動学の考え方を基にした陸上運動(短距離走)
短距離走の目標
個に応じた学習指導の実践例
学習課題:各自、授業の内容についての要約
第❷❷回:スポーツ運動学の考え方を基にした陸上運動(走り幅跳び)
走り幅跳びの指導
走り幅跳びの局面構造と学習者がもつ運動感
学習課題:各自、授業の内容についての要約
第❷❸回:スポーツ運動学の考え方を基にした陸上運動(投運動)
投運動の指導について
初心者指導の実践例
学習課題:各自、授業の内容についての要約
第❷❹回:スポーツ運動学の考え方を基にした武道
武道とはどんな運動なのか
武道の授業の視点
学習課題:各自、授業の内容についての要約
第❷❺回:スポーツ運動学の考え方を基にしたダンス
ダンスとは
ダンス学習指導のあり方
学習課題:各自、授業の内容についての要約
第❷❻回:先行研究を読む
自身が興味を持っている分野についての先行研究となる文献を読む
学習課題:先行研究を読む、各自の発表領域の要約と発表資料作成
第❷❼回:卒業研究における先行研究の検討
自身が読んだ先行研究の批判的検討
学習課題:先行研究の批判的検討、各自の発表領域の要約と発表資
料作成
第❷❽回:卒業研究における研究方法について
卒業研究を行うにあたっての研究方法を学ぶ
スポーツ運動学の考え方を改めて確認
学習課題:発表資料作成
第❷❾回:卒業研究の領域と課題設定
各自が興味を持った過去の卒業研究を読み、その概要と問題点を発表する
学習課題:過去の卒業研究を読んで内容の要約と評価を行い、発表
用の資料を作成する。
第❸⓪回:卒業研究課題の発表と検討
各自の卒業研究テーマと動機・目的・方法を発表する
効果的なプレゼンテーション方法の検討
学習課題:各自の卒業研究テーマと課題意識を発表するための資料
を作成する。
■評価方法
毎時のコメントカード(3点満点×15回)
:45% 担当課題発表:35% 最終レポート:20%
■教科書
スポーツ運動学 金子明友 (明和出版)
身体知の構造 金子明友 (明和出版)
身体知の形成 上・下 金子明友 (明和出版)
スポーツ運動学 マイネル (大修館)
体育科教育学入門 高橋 健夫 編著(大修館書店)
■参考書
学習内容に即して、適宜、参考資料を配布する。
■受講生へのメッセージ
保健体育科教員を目指す学生として、最低限学んでおかなければならない項目や内容の検討を中心に学習していく予定ですので、主体的に取り
組んで欲しいと思っています。
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学校スポーツ演習
【担当】大西 祐司
■授業概要
前期では、指導力向上のためそれぞれの専門性を生かしマイクロティーチングを中心とした実践的な活動を行います。後期では、4年次の卒業研
究に向け、興味のある論文や参考書を読み進め、仲間と情報を共有します。最終的にはミニ卒論として論文の作成し発表を行います。
■到達目標
・一人で体育授業を計画・実施することができる。
・論文作成や研究発表のための基礎的な力を身につける。
・仲間と協同する力を身につける。
■講義計画
第1回:オリエンテーション:目標の設定、役割分担
第❶❻回:オリエンテーション:目標の設定、役割分担
本講座(前期)の目標と計画
本講座(後期)の目標と計画の説明
学習課題:なりたい教師像を一考してくる
学習課題:卒業研究について一考してくる
第2回:マイクロティーチングの実施計画①
第❶❼回:卒業論文について①
自身の専門種目の資料の読み込み
文献の収集方法を知り、先行研究を収集する
学習課題:該当する種目の資料収集
学習課題:興味のある研究キーワードを考える
第3回:マイクロティーチングの実施計画②
第❶❽回:卒業論文について②
マイクロティーチングの単元計画の作成
あるキーワードにそって先行研究の抄録を作成し、紹介する
学習課題:学習指導要領の確認
学習課題:文献をファイリングする
第4回:マイクロティーチングの実施計画③
第❶❾回:卒業論文について③
マイクロティーチングの指導案の作成
別のキーワードで先行研究の抄録を作成し、紹介する
学習課題:マイクロティーチングの指導内容の立案
学習課題:文献をカテゴリー分けする
第5回:マイクロティーチングの実施計画④
第❷⓪回:卒業論文について④
マイクロティーチングのシナリオ作成
先行研究をまとめ文献リストを作成する
学習課題:シナリオを考える
学習課題:文献リストの完成させる
第6回:マイクロティーチングの実施とリフレクション⑤
第❷❶回:卒業論文について⑤
マイクロティーチングを実施し、リフレクションを行う
収集した先行研究をもとにミニ研究のテーマを設定する
学習課題:リフレクションの観点の確認
学習課題:必要に応じて文献を追加する
第7回:体育の教材・教具論
第❷❷回:卒業論文について⑥
教材・教具の必要性
ミニ研究の研究計画を立てる
学習課題:既存の教材・教具に関する情報収集
学習課題:研究計画の完成
第8回:体育の学習指導論
第❷❸回:卒業論文について⑦
学習指導の多様性
論文の書き方を知る
学習課題:経験した学習指導のふりかえり
学習課題:論文の書き方についてまとめる
第9回:体育の学習評価
第❷❹回:卒業論文について⑧
学習評価の現状と課題
ミニ論文の作成
学習課題:自身の学習評価のふりかえり
学習課題:必要に応じて文献を追加する
第❶⓪回:体育の授業評価
第❷❺回:卒業論文について⑨
授業評価の意義
ミニ論文の読み合わせ
学習課題:組織的観察法について復習する
学習課題:ミニ論文を修正する
第❶❶回:器械運動の教材・授業づくり
第❷❻回:卒業論文について⑩
器械運動の教材を知る
ミニ論文の完成
学習課題:典型教材を調べる
学習課題:ミニ論文の提出
第❶❷回:陸上運動の教材・授業づくり
第❷❼回:ミニ研究発表会に向けて①
陸上運動の教材を知る
発表のためのシナリオづくり
学習課題:典型教材を調べる
学習課題:シナリオの完成
第❶❸回:ダンスの教材・授業づくり
第❷❽回:ミニ研究発表会に向けて②
ダンスの教材を知る
発表のためのプレゼンテーションづくり
学習課題:典型教材を調べる
学習課題:プレゼンテーションの完成
第❶❹回:球技の教材・授業づくり
第❷❾回:ミニ研究発表会に向けて③
球技の教材を知る
ミニ研究発表会の実施と振り返り
学習課題:典型教材を調べる
学習課題:発表の振り返り
第❶❺回:前期のまとめ:マイクロティーチング、教材・教具
第❸⓪回:ミニ研究発表会に向けて④
よい体育授業の条件について考える
ミニ研究発表会の実施と振り返り
学習課題:前期レポートの提出
学習課題:発表の振り返り
■評価方法
毎時のコメントカード(3点満点×15回):45% 担当課題発表:35% 最終レポート:20%
■教科書
なし
■参考書
適宜紹介
体育科教育学入門 高橋建夫編著(大修館書店)
■受講生へのメッセージ
教師は専門的な知識や実践力はもちろんのこと、豊かな人間性や社会性、コミュニケーション力、仲間とチームで対応する力も求められています。
教師を目指す仲間とともに切磋琢磨して学びましょう。
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体育科教育課程論
【担当】柴田 俊和
■授業概要
保健体育授業を担当する授業者としての基本的な能力の向上を目指した、講義と討論を中心とした授業である。完全実施された小学校・中学校・
高等学校学習指導要領の内容理解を深めるため、実際の保健体育授業の計画を立てる際に工夫・配慮すべき項目や内容を検討し、クーループごと
にまとめた具体的内容を発表し、全体で討論する。多角的な視点から保健体育授業を検討し、校種や学年等に応じた授業計画の作成や授業を考え
創り上げる力を向上させる。
■到達目標
1.学校における保健体育学習に関する様々な問題に関して発表や討論を通して理解を深め、改善すべき事柄や方法を考えられるようになる。
2.例題として、中学校の保健体育年間計画一覧を作成できるようになること。
■講義計画
第1回:教育課程とカリキュラム
第8回:現行学習指導要領に基づいたカリキュラム例の発表・討論①
体育科教育課程論で何を学ぶのか
作成した年間計画を発表し、問題点や課題をを検討する
教育課程(カリキュラム)とは何か
学習課題:作成した年間授業計画を改善・検討する
学習課題:保健体育の教育課程について様々な事例を集める
第9回:現行学習指導要領に基づいたカリキュラム例の発表・討論②
第2回:学習指導要領にみるカリキュラム改革の動向①
作成した年間計画を発表し、問題点や課題をを検討する
現行の学習指導要領について
学習課題:再検討した授業計画の発表資料を作成する
改訂の特徴について
第10回:体育授業における学習指導論
学習課題:過去の学習指導要領の考え方や内容の変遷を調べ発表資
よい体育の授業とは何かについて検討する
学習課題:体育の学習指導論において、良い授業とは何かについて
料を作る
第3回:学習指導要領にみるカリキュラム改革の動向②
調べ、まとめる
各領域・種目の改訂内容の確認
第11回:体育授業における学習形態論
学習課題:近年の学習指導要領の考え方や内容の変遷を調べ発表資
よい体育授業を創るための学習形態について発表・検討する
学習課題:体育の学習形態論について調べ、まとめる
料を作る
第4回:現行学習指導要領の特徴と問題点の検討・発表・討論①
第12回:体育授業における学習評価論
現行学習指導要領における実施上の課題を検討する
体育における適切な学習評価について検討する
学習課題:現行学習指導要領の特徴と実施上の問題点をまとめる
学習課題:体育における学習評価について調べ、まとめる
第5回:現行学習指導要領の特徴と問題点の検討・発表・討論②
第13回:体育授業における指導技術論
現行学習指導要領における実施上の課題を検討する
体育における指導技術とは何かを検討する
学習課題:現行学習指導要領の特徴と実施上の問題点を発表する資
学習課題:体育の指導技術と指導方略の違いについて調べ、まとめる
料作り
第14回:体育授業の運営に関わる検討事項の検討と発表・討論①
第6回:運動領域や種目の決定とカリキュラム編成①
体育授業におけるマネジメントについて検討する
年間計画作成上の留意事項を考える
学習課題:体育の単元づくりや授業づくりにおける問題をまとめ発
表資料を作る
学校体育の年間計画を構成する
学習課題:カリキュラムの編成について調べてまとめる
第15回:体育授業の運営に関わる検討事項の検討と発表・討論②
第7回:運動領域や種目の決定とカリキュラム編成②
体育教師の研修と実践的力量の養成について検討する
新学習指導要領に対応した体育の年間計画を編成・検討する
学習課題:体育教師としての成長と教師教育について調べてまとめる
学習課題:年間授業計画表を作成する
■評価方法
毎時のレポート(4点満点×15回)60点、最終課題レポート40点で評価する。
■教科書
小学校学習指導要領解説 体育編 文部科学省(東洋館出版社)
中学校学習指導要領解説 保健体育編 文部科学省(東山書房)
高等学校学習指導要領解説 保健体育編 体育編 文部科学省(東山書房)
■参考書
体育科教育学入門 高橋健夫 編著(大修館書店)
保健体育科教育法 杉山重利・園山和夫 編著(大修館書店)
■履修上の注意事項
学校スポーツコースのコース科目として必修ですので、必ず3年次に履修すること。
■受講生へのメッセージ
保健体育科教員として、授業計画や授業構成、授業運営に関連して知っていなければならない項目や内容を学びます。それらに関して考え・まとめ・
発表し・討論することで理解を深めていこうと考えています。
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2016/04/22
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学校スポーツ専門実習Ⅰ
【担当】学校スポーツコース教員
■授業概要
学校スポーツコース所属学生対象の必修授業である。この授業では、実技領域を対象にして所属ゼミ単位でマイクロティーチングおよび模擬授業
を計画・実践し、授業改善に向けて授業後の協議とリフレクションを綿密に行う。また、小中学校での実際の体育授業を参観し、学習者の実態に
応じた授業運営に関する知見を深める。それらの経験によって、受講生の保健体育授業実践に関する知識・技能・実践的力量・授業省察力を高め
ることをねらいとしている。専門実習Ⅰで獲得した知識・技能・力量を、後期に集中的に実施する専門実習Ⅱでさらに高めていく。
■到達目標
模擬授業の計画、実践、分析、省察を通して、保健体育授業実践に関する知識・技能・実践的力量・改善能力を高める。
■講義計画
第1回:専門実習における学びと模擬授業に関する知識・技能・実
践的力量・授業省察力について
学習課題:授業の計画と準備。リフレクションシートの作成・提出。
第8回:模擬授業③:陸上競技(ハードル走)
授業計画の確認と授業担当者の決定
模擬授業と授業観察、授業評価、リフレクションの実践
授業の計画・実施・評価に関する学習内容の確認
学習課題:授業の計画と準備。リフレクションシートの作成・提出。
専門実習を通じて何を学ぶのか
第9回:模擬授業④:水泳
学習課題:体育授業の計画に関する資料収集
模擬授業と授業観察、授業評価、リフレクションの実践
第2回:組織的観察法に関する理解と確認
学習課題:授業の計画と準備。リフレクションシートの作成・提出。
体育授業の観察法と分析法について
第10回:授業検討会(1)
リフレクションと授業改善について
模擬授業①~④について、授業データを元に検討・評価する
学習課題:体育授業の観察や分析法に関する資料収集
学習課題:模擬授業の計画を再検討する
第3回:相互作用行動に関するマイクロティーチング
第11回:模擬授業⑤:ゴール型球技(バスケットボール)
相互作用行動を体験するマイクロティーチングの実践とリフレク
模擬授業と授業観察、授業評価、リフレクションの実践
ション
学習課題:授業の計画と準備。リフレクションシートの作成・提出。
学習課題:マイクロティーチングの意義と方法を各自で調べる
第12回:模擬授業⑥:ネット型球技(バドミントン)
第4回:授業参観①
模擬授業と授業観察、授業評価、リフレクションの実践
小学校の授業参観、授業評価、リフレクションの実践
学習課題:授業の計画と準備。リフレクションシートの作成・提出。
学習課題:リフレクションシートの作成・提出。
第13回:模擬授業⑦:ベースボール型球技(キックベースボール)
第5回:授業参観②
模擬授業と授業観察、授業評価、リフレクションの実践
中学校の授業参観、授業評価、リフレクションの実践
学習課題:授業の計画と準備。リフレクションシートの作成・提出。
学習課題:リフレクションシートの作成・提出。
第14回:模擬授業⑧:武道(柔道)
第6回:模擬授業①:器械運動(マット運動)
模擬授業と授業観察、授業評価、リフレクションの実践
模擬授業と授業観察、授業評価、リフレクションの実践
学習課題:授業の計画と準備。リフレクションシートの作成・提出。
学習課題:授業の計画と準備。リフレクションシートの作成・提出。
第15回:授業検討会(2)
第7回:模擬授業②:体づくり運動
模擬授業⑤~⑧について、授業データを元に検討・評価する
模擬授業と授業観察、授業評価、リフレクションの実践
学習課題:検討会の結果と各自の反省をまとめてレポートにする
■評価方法
授業内の小レポート、模擬授業の指導案作成・実践・観察、レポートで評価するそれぞれの点数と基準は以下の通り。
・毎回の小レポート:3点×15回(合計45点)
授業内容や他者の意見を踏まえて独自の視点で書かれている:3点
授業の内容を踏まえて書かれている:2点
・模擬授業の指導案作成・実践・観察(合計25点)
詳細に計画された指導案の作成、指導案に沿った模擬授業の実施及び観察:25点
計画された指導案の作成、模擬授業の実施及び観察:15点
・レポート(30点)
各質問項目に独自の視点で自分の考えを明確に書いている:30点
各質問に対して一応の意見が書けている:20点
■教科書
体育授業を観察評価する 高橋 健夫 編著(明和出版)
■参考書
小学校学習指導要領解説 体育編(文部科学省)
中学校学習指導要領解説 保健体育編(文部科学省)
高等学校学習指導要領解説 保健体育・体育科編(文部科学省)
※教材作りに必要な関係書籍
■履修上の注意事項
学校スポーツコース3年生の必修科目です。
この科目を履修済みでないと、専門実習Ⅱには参加できません。
■受講生へのメッセージ
保健体育科教員に必要な実践的力量としての知識や技能について検討し、体験し、修得することを目指した授業なので、選択のコース科目や専
門実習Ⅱで学ぶ内容と密接に関連させています。模擬授業実践前のゼミ学生による授業以外の時間での話し合いや模擬模擬授業、リフレクショ
ンと内容検討が大切な学習となります。
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学校スポーツ専門実習Ⅱ
【担当】学校スポーツコース教員
■授業概要
保健体育授業を担当する授業者としての総合的な能力の向上を目指した、模擬授業を中核とした集中授業である。専門実習Ⅰからの発展として、
実習Ⅰでのグループのメンバーや授業で取り上げる領域を変えて、体育実技だけでなく保健や体育理論の座学の模擬授業にも取り組む。集中授業
による実習になるために、各グループでの資料作成、授業作り等に継続して取り組むことができる。さらに、7名の指導教官が同時に直接指導を
行える場でもある。多角的な視点から授業を検討し、授業を創る力、授業を観る力、授業を改善する力等を向上させる。
■到達目標
2日間で集中して行う模擬授業において、保健授業、体育理論授業、体育実技授業に関する、授業計画、準備、運営、観察、分析、評価、改善
に必要な力量を高める。
■講義計画
第1回:授業展開の検討
授業会場における、細部にわたる授業展開の検討
学習課題:授業計画の検討と授業準備。授業記録の作成
第2回:授業の展開(体育実技)
授業者、授業観察 授業分析
授業観察で得られたデータの整理、分析 学習者から得られたデー
タの整理、分析
学習課題:授業観察で得られたデータの整理・分析。授業計画の検
討と授業準備。授業記録の作成
第3回:授業の展開(体育実技)
授業者、授業観察 授業分析
授業観察で得られたデータの整理、分析 学習者から得られたデー
タの整理、分析
学習課題:授業観察で得られたデータの整理・分析。授業計画の検
討と授業準備。授業記録の作成
第4回:授業の検討
―自己評価、相互評価、指導者による評価―
各授業に関わる総括的な討議
学習課題:討議結果のまとめ
第5回:授業の展開(保健・理論)
授業者、授業観察 授業分析
授業観察で得られたデータの整理、分析 学習者から得られたデー
タの整理、分析
学習課題:授業観察で得られたデータの整理・分析。授業計画の検
討と授業準備。授業記録の作成
第6回:授業の展開(保健・理論)
授業者、授業観察 授業分析
授業観察で得られたデータの整理、分析 学習者から得られたデー
タの整理、分析
学習課題:授業観察で得られたデータの整理・分析。授業計画の検
討と授業準備。授業記録の作成
第7回:授業の展開(保健・理論)
授業者、授業観察 授業分析
授業観察で得られたデータの整理、分析 学習者から得られたデー
タの整理、分析
学習課題:授業観察で得られたデータの整理・分析。授業計画の検
討と授業準備。授業記録の作成
第8回:授業の検討
―自己評価、相互評価、指導者による評価―
各授業に関わる総括的な討議
学習課題:討議結果のまとめ
第9回:授業の展開(体育実技)
授業者、授業観察 授業分析
授業観察で得られたデータの整理、分析 学習者から得られたデー
タの整理、分析
学習課題:授業観察で得られたデータの整理・分析。授業計画の検
討と授業準備。授業記録の作成
第10回:授業の展開(体育実技)
授業者、授業観察 授業分析
授業観察で得られたデータの整理、分析 学習者から得られたデー
タの整理、分析
学習課題:授業観察で得られたデータの整理・分析。授業計画の検
討と授業準備。授業記録の作成
第11回:授業の検討
―自己評価、相互評価、指導者による評価―
学習課題:討議結果のまとめ
第12回:授業の展開(保健・理論)
授業者、授業観察 授業分析
授業観察で得られたデータの整理、分析 学習者から得られたデー
タの整理、分析
学習課題:授業観察で得られたデータの整理・分析。授業計画の検
討と授業準備。授業記録の作成
第13回:授業の展開(保健・理論)
授業者、授業観察 授業分析
授業観察で得られたデータの整理、分析 学習者から得られたデー
タの整理、分析
学習課題:授業観察で得られたデータの整理・分析。授業計画の検
討と授業準備。授業記録の作成
第14回:授業の検討
―自己評価、相互評価、指導者による評価―
学習課題:討議結果のまとめ
第15回:実習の総括
授業実践、授業参加、授業観察、授業分析の体験で得られた成果を
レポートにまとめる。
学習課題:実習全体の反省とリフレクションシートの作成
■評価方法
授業の参加度(30点)、模擬授業の計画と実施(40点)、レポート(30点)の合計100点満点で評価する。
・授業の参加度は各回2点×15回とする。得点の基準は下記の通り。
2点:自身の課題と役割を達成し、適切な評価とリフレクションができる。
・模擬授業の計画と実施の得点の基準は下記の通り。
40点:授業が綿密に計画され、確実に実施され、実態に応じて臨機応変に対応できている。
30点:授業が綿密に計画され、それに基づき実施できている。
20点:計画された授業が実施されている。
・レポートの得点の基準は下記の通り。
30点:一貫した単元計画と詳細な毎時の指導案が作成できている。
20点:単元計画と毎時の指導案が作成できている。
■教科書
使用しない
■参考書
「体育授業を観察評価する」 高橋健夫 編著 (明和出版)
指導計画、指導資料に関わる文献・資料については、適宜相談に応じる。
■履修上の注意事項
本実習への参加は、専門実習Ⅰを習得していることが前提である。
■受講生へのメッセージ
専門実習Ⅰで学習したことや課題として残されたことを踏まえ、本実習でさらに学びを深めていって欲しい。そのためにも、事前準備を十分に行っ
ておくこと。
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体育授業分析評価法
【担当】大西 祐司
■授業概要
本授業では学校スポーツ専門実習Ⅰの模擬授業の映像やデータと対応させながら、さまざまな方法を用いて保健体育の授業を分析評価します。得
られた結果から授業を省察し、具体的な授業の改善案を提案します。
■到達目標
・保健体育授業を分析評価する意義を理解する。
・多様な分析評価法を身につける。
・分析評価した結果から授業の改善策を見いだすことができる。
■講義計画
第1回:保健体育の授業を分析評価するとは
第8回:運動有能感
本講義の進め方並びに留意事項の確認
運動有能感を調査する意義と方法
体育授業を分析評価する意義を学ぶ
学習課題:動機付けについて自身の経験を振り返る
学習課題:自信の経験してきた体育の授業を思い出しておく
第9回:体育授業と学級集団意識
第2回:よい体育の授業とは
学級集団意識を調査する意義と方法
授業の内容的条件、基礎的条件を知る
学習課題:体育授業が学級集団に及ぼす影響について考える
学習課題:使用する教科書「序章」を一読する
第10回:オフタスク(課題から離れた行動)
第3回:授業場面の期間記録法
観察カテゴリーに応じてGTS法を用いる
運動学習場面、認知学習場面、インストラクション場面、マネジメ
学習課題:オフタスクについて自身の経験を振り返る
ント場面を知る
第11回:ゲームパフォーマンス
学習課題:模擬授業の映像を試聴する
心電図型とGPAIによるゲーム分析
第4回:教師の相互作用行動の観察法
学習課題:バスケットボールの映像を視聴してくる
相互作用(フォードバック、励まし)を知る
第12回:戦術の理解度テスト
学習課題:四大教師行動について調べる
画像や質問紙による理解度テスト
第5回:簡易な組織的観察法
学習課題:学習指導要領の球技領域ゴール型の技能の指導内容を読む
教師の言葉かけの記録、マネジメント時間の記録
第13回:保健科の授業分析①(質問紙)
学習課題:期間記録法、相互作用行動の観察法を復習する
質問紙による授業分析
第6回:体育科の目標
学習課題:学習指導要領を保健科の一領域を読む
体育科の目標の変遷と評価の観点の関係について
第14回:保健科の授業分析②(映像)
学習課題:自身が受けてきた体育の授業の目標について考える
映像による授業分析
第7回:体育授業の内容と方法
学習課題:自身の保健授業について振り返る
学習指導要領の指導内容と多様な指導方法について
第15回:全体のまとめおよび総評
学習課題:学習指導要領の一学年一領域を読む
保健体育授業分析評価法のまとめ
学習課題:これまで学んだ分析評価の方法をリストアップする
■評価方法
授業内の小レポート(60点)と最終レポート(40点)の合計100点満点で評価する。
・授業内の小レポートは各回4点×15回とする。得点の基準は以下の通り。
4点:2つの課題について十分理解している。
2点:2つの課題について理解している。
・最終レポートの得点基準は以下の通り。
40点:学習した分析評価法を2つ以上用いて、授業を分析評価し、改善策を考えることができる。
30点:学習した分析評価法を用いて、授業を分析評価し、改善策を考えることができる。
■教科書
体育授業を観察評価する(2003)高橋健夫編著 明和出版.東京
■参考書
なし
■履修上の注意事項
学校スポーツ専門実習Ⅰを履修していることが望ましい。
■受講生へのメッセージ
皆さんがこれまで経験した保健体育授業や実施した模擬授業は果たしてよい授業だったのでしょうか。この問いに応える手がかりがこの授業に
あります。授業の成果と課題を見つめることで、よりよい保健体育授業の提案につなげていきましょう。
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2016/04/22
10:29:14
教材開発演習(保健)
【担当】中薗 伸二・川合 英之
■授業概要
保健の授業を実施するための基礎的力量を養うために、保健科のねらい、内容、方法などについて学ぶ。後半は、実際の教材づくりや授業づくり
の学習を通して、模擬授業に向けてのあり方やつくり方について具体的に学習する。
■到達目標
・学校教育課程における保健教育の位置づけがわかる
・小学校・中学校・高等学校の学習指導要領における保健学習の目標・内容がわかる
・保健における具体的教材づくりがわかる
■講義計画
第1回:保健の授業の役割と諸問題
第8回:保健学習における小・中・高等学校の連携を考える
中・高等学校での保健の授業の振り返り
一教材をもとにして連携できる内容をまとめる
学習課題:中・高等学校での保健の問題点を考え、まとめる
学習課題:関連教材を新聞記事等から選出する
第2回:学習指導要領と保健学習
第9回:教科書の内容理解を促す教材を開発する
学習指導要領の保健の目標等について学習する
新聞記事やインターネット等から資料を選択し、タイムリーな話題
学習課題:学習指導要領を読み返し、復習しておく
をもとにした授業を考える
第3回:「保健の教科書」教材の検討
学習課題:当日の新聞等をもとに授業を考える
小・中・高等学校の「保健の教科書」の記述例を紹介し、教材とい
第10回:学習指導案、「授業書」方式
う視点から検討する
学習指導案の書き方を学ぶとともに、「授業書」方式での教材がある
学習課題:「保健の教科書」の記述例を調べ、教材という視点から検
ことも学ぶ
学習課題:具体的な学習指導案、「授業書」の作成方法を理解する
討する
第4回:保健の教材の存在形式
第11回:保健の授業への取り組み①(教材づくりと授業づくり)
教材としての発問、文章教材、学習活動、教具の工夫について、具
学習指導案の作成を通して、教材・授業づくりへ向けて取り組む
体的な例に基づき学ぶ
学習課題:具体的な学習指導案の作成を試みる
学習課題:保健の教材としての発問、文章教材、学習活動、教具の
第12回:保健授業の実践①(中学校を想定した模擬授業とその批評)
模擬授業を通して、保健の授業実践・評価について学ぶ
工夫について、調べまとめる
第5回:わかることとできることの統一
学習課題:授業についての授業分析・評価を試みる
わかることとできることの統一へ向けた教材としての発問、文章教
第13回:保健授業の実践②
(高等学校を想定した模擬授業とその批評)
材、学習活動、教具の工夫について、具体的な例に基づき学ぶ
模擬授業を通して、保健の授業実践・評価について学ぶ
学習課題:わかることとできることの統一へ向けた教材としての発
学習課題:授業についての授業分析・評価を試みる
問、文章教材、学習活動、教具の工夫について、調べま
第14回:保健授業への取り組み②(模擬授業実践とその批評)
とめる
実際の保健の模擬授業実施やビデオを通して、保健の授業実践・評
第6回:保健の授業の成立
価について学ぶ
教育目標、教材、教授行為、学習者と相互のつながりを重視した保
学習課題:模擬授業についての授業分析・評価を試みる
健の授業について学ぶ
第15回:まとめ~保健の授業をどう創るか
学習課題:子ども・教材・教師のつながりを重視した保健の授業に
授業全体を振り返り、学習した内容を再確認する
学習課題:学習した内容を復習し、まとめる
ついて、調べまとめる
第7回:保健の授業と評価
児童生徒が高めあう協同的関係性を重視した励ましあう授業・到達
度評価の重要性を学ぶ
学習課題:保健の授業の評価の在り方について、調べまとめる
■評価方法
①レポート(50点)、②筆記試験(50点)の合計100点満点で評価する。
①レポートは、2種類を課す。一つには、小レポート(15回×2点=30点)として、毎回の保健の模擬授業等の直後に授業時間内において意見
交換の上作成する。小レポートの論理構成、保健の模擬授業についての分析評価票の項目の視点等から記述を評価する。二つ目の課題レポー
トとしての学習指導案(保健)(20点)は、対象学年、単元、本時の題材、目標、評価の観点、展開、板書、わかりやすく具体的な保健教材
例も盛り込まれていること等の視点から評価する。
②の定期試験期間中の筆記試験(50点)は、各グループごとの単元・本時の題材すべてにわたる内容についてのキーワード、具体的教材例、展
開事例等に関して出題する。
■教科書
文部科学省(2008):中学校学習指導要領解説 保健体育編.東山書房.
文部科学省(2009):高等学校学習指導要領解説 保健体育編・体育編.東山書房.
■参考書
適宜資料も配付する。
■受講生へのメッセージ
発問、映像、模型、実物、掲示物、手記、ワークシート、実験、擬似体験、調査、ディベート、グループディスカッション、ロールプレイング
などを含めた保健の教材・教具の工夫をグループで検討した上で、保健の模擬授業を実践していきます。わかる・楽しい保健の授業の実践力を
共に高めて合っていきましょう。中学校や高等学校の保健学習だけでなく、場合によっては、小学校の保健学習も視野に入れます。
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10:29:14
教材開発演習(集団種目)
【担当】谷川 尚己・黒澤 寛己
■授業概要
体育授業における学習目標を達成するためには、授業計画を立案するまでに設定・作成しておかなければならない内容がある。本演習では、集団
種目を題材に具体的な学習教材や教具および学習の場の設定について検討・作成・実践・検証を行うとともに、模擬授業を実践する。さらには、
これらの事を熟考、工夫する経験を通して、教育現場における児童生徒の実態に対応した教材開発に関する基礎的な知識を身につけ、活用する能
力の向上を図る。
■到達目標
集団種目の学習教材や教具を考案し、模擬授業を実践する。
■講義計画
第1回:集団種目における教材開発の重要性
集団種目における教材開発の重要性について球技・武道から学ぶ
学習課題:球技及び武道の取り扱う教材の特性を理解する。
日常生活から自分の周りに起こった事象を集めておく。
第2回:ボール運動・球技(ゴール型)における教材開発と場の設
定の工夫①
バスケットボール、ハンドボール、サッカーにおける新たな教材・
教具を考案する
学習課題:バスケットボール、ハンドボール、サッカーの特性を考
えた教材・教具を活用した新たな指導案を作成
第3回:ボール運動・球技(ゴール型)における教材開発と場の設
定の工夫②
バスケットボール、ハンドボール、サッカーにおける新たな教材・
教具を用いた授業の指導案を考える。
学習課題:模擬授業のための指導案を作成する
第4回:ボール運動・球技(ゴール型)における模擬授業を実践する。
バスケットボール、ハンドボール、サッカーにおける新たな教材・
教具を用いた模擬授業を実践する。
学習課題:「模擬授業を実践して」「模擬授業を受けて」のレポート
を作成する。
第5回:ボール運動・球技(ネット型)における教材開発と場の設
定の工夫①
バレーボール、卓球、テニス、バドミントンにおける新たな教材・
教具を考案する
学習課題:バレーボール、卓球、テニス、バドミントンの特性を考
えた教材・教具を活用した新たな指導案を作成
第6回:ボール運動・球技(ネット型)における教材開発と場の設
定の工夫②
バレーボール、卓球、テニス、バドミントンにおける新たな教材・
教具を用いた授業の指導案を考える。
学習課題:模擬授業のための指導案を作成する
第7回:ボール運動・球技(ネット型)における模擬授業を実践する。
バレーボール、卓球、テニス、バドミントンにおける新たな教材・
教具を用いた模擬授業を実践する。
学習課題:「模擬授業を実践して」「模擬授業を受けて」のレポート
を作成する。
第8回:ボール運動・球技(ベースボール型)における教材開発と
場の設定の工夫①
ソフトボールにおける新たな教材・教具を考案する
学習課題:ソフトボールの特性を考えた教材・教具を活用した新た
な指導案を作成
第9回:ボール運動・球技(ベースボール型)における教材開発と
場の設定の工夫②
ソフトボールにおける新たな教材・教具を用いた授業の指導案を考
える。
学習課題:模擬授業のための指導案を作成する
第10回:ボール運動・球技(ベースボール型)における模擬授業を
実践する。
ソフトボールにおける新たな教材・教具を用いた模擬授業を実践す
る。
学習課題:「模擬授業を実践して」「模擬授業を受けて」のレポート
を作成する。
第11回:ボール運動・球技(ゴール型、ネット型、ベースボール型)
における教材・教具についてまとめる
教材教具や指導案について検討する。
学習課題:新たな教材の準備
第12回:武道(柔道・剣道)における教材開発と場の設定の工夫①
柔道・剣道における新たな教材・教具を考案する
学習課題:柔道・剣道の特性を考えた教材・教具を活用した新たな
指導案を作成
第13回:武道(柔道・剣道)における教材開発と場の設定の工夫②
柔道・剣道)における新たな教材・教具を用いた授業の指導案を考
える。
学習課題:模擬授業のための指導案を作成する
第14回:武道(柔道・剣道)における模擬授業を実践する。
柔道・剣道における新たな教材・教具を用いた模擬授業を実践する。
学習課題:「模擬授業を実践して」「模擬授業を受けて」のレポート
を作成する。
第15回:全体のまとめとグループ別発表
それぞれが担当した内容での効果や課題を発表し、議論を深める
学習課題:発表内容を準備しておく
■評価方法
ボール運動・球技(ゴール型)の独自の教材教具の開発物と指導案及び模擬授業の実践力25%
ボール運動・球技(ネット型)の独自の教材教具の開発物と指導案及び模擬授業の実践力25%
ボール運動・球技(ベースボール型)の独自の教材教具の開発物と指導案及び模擬授業の実践力25%
武道(柔道・剣道)の独自の教材教具の開発物と指導案及び模擬授業の実践力25%
■教科書
健康に生きるための保健体育 谷川尚己、守谷まさ子、江藤和子著 サンライズ出版
■参考書
中学校学習指導要領解説 保健体育編 文部科学省
高等学校学習指導要領解説 保健体育編・体育編 文部科学省
新版体育科教育学入門 高橋 健夫 編著(大修館書店)
体育科教育法 杉山 重利・園山 和夫 編著(大修館書店)
■履修上の注意事項
教員を目指す学生としての自覚を持って履修すること
■受講生へのメッセージ
保健体育科教員として、授業計画や授業構成以前に検討すべき項目や内容を実践的に学習します。保健体育科の教員を目指す人は現場でもっと
も大切な力なので、必ず3年次に受講すること。
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教材開発演習(個人種目)
【担当】大西 祐司・川合 英之
■授業概要
本授業ではまず既存の教材(個人種目)に触れその重要性を知ります。次に教材開発の視点や方法について理論的に学び、それらを踏まえ先行の
実践を手がかりにグループに分かれて教材開発を行います。グループで作成した教材を発表し、その有効性を受講者間で振り返り、よりよい教材
を再提案します。
■到達目標
・教材開発の意義を理解する。
・教材開発の視点を身につける。
・有効な教材を開発できる。
■講義計画
第1回:教材開発の重要性について
第8回:教材の発表①(マット運動)
本講義の進め方並びに留意事項の確認、グループ編成と種目決め
マット運動の教材を検討する
学習課題:体育科教育学入門「Lecture 2 体育の教材・教具論」の
学習課題:マット運動の教材に関する資料を作成する
第9回:教材の発表②(跳び箱運動)
予習
第2回:実践例の提示①(体ほぐし運動)
跳び箱運動の教材を検討する
体ほぐしの運動の教材について学習する
学習課題:跳び箱運動の教材に関する資料を作成する
学習課題:実践例に関する資料を作成する
第10回:教材の発表③(鉄棒運動)
第3回:実践例の紹介②(体つくり運動)
鉄棒運動の教材を検討する
体力を高める運動の教材について学習する
学習課題:鉄棒運動の教材に関する資料を作成する
学習課題:実践例に関する資料を作成する
第11回:教材の発表④(短距離走、ハードル走)
第4回:教材づくりの基本的視点
短距離走、ハードル走の教材を検討する
教材づくりの内容的視点、方法的視点について学習する
学習課題:短距離走、ハードル走の教材に関する資料を作成する
学習課題:体育科教育学入門「Lecture 2 体育の教材・教具論」に
第12回:教材の発表⑤(走り幅跳び、走り高跳び)
走り幅跳び、走り高跳びの教材を検討する
関する予習・復習
第5回:グループでの教材づくり①
学習課題:走り幅跳び、走り高跳びの教材に関する資料を作成する
グループで担当する種目の先行教材を吟味する
第13回:教材の発表⑥(柔道)
学習課題:先行研究を調べる
柔道の教材を検討する
第6回:グループでの教材づくり②
学習課題:柔道の教材に関する資料を作成する
グループで担当する種目の教材を開発する
第14回:教材の発表⑦(剣道)
教具を作成する
剣道の教材を検討する
学習課題:教具作成のための材料を収集する
学習課題:剣道の教材に関する資料を作成する
第7回:グループでの教材づくり③
第15回:教材開発のまとめ
教材の発表に向けて指導案やシナリオを作成する
グループでの反省と全体総括
学習課題:各自で指導案やシナリオを作成する
学習課題:これまでの学習資料の整理、レポート提出
■評価方法
授業内の小レポート(45点)、グループの教材発表(25点)、レポート(30点)の合計100点満点で評価する。
・授業内の小レポートは各回3点×15回とする。得点の基準は下記の通り。
3点:講義や演習の内容を十分理解している。
2点:講義や演習の内容を理解している。
・グループの教材発表の得点の基準は下記の通り。
25点:教材開発の理論を踏まえ、教材が工夫されている。
20点:教材が工夫されている。
・レポートの得点の基準は下記の通り。
30点:開発した教材に対し、理論を踏まえ批判的に検討できている。
25点:開発した教材に対し、批判的に検討できている。
■教科書
なし
■参考書
体育の教材を創るー運動の面白さに誘い込む授業づくりを求めてー 岩田靖( 大修館書店)
新版 体育科教育学入門 高橋健夫編著(大修館書店)
■履修上の注意事項
自身の担当グループの発表に欠席した場合は不可とする。
■受講生へのメッセージ
スポーツはもともと子どものために生み出されたものではありません。そのため、教師が創意工夫し教材を開発する必要があります。一緒によ
い教材について学び、生み出しましょう。
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学校スポーツ指導法
【担当】黒澤 寛己・川合 英之
■授業概要
体育の授業を進めるにあたって、
ラジオ体操や集団行動の基本が身につき、
指導できるようになることを目指す。また、
授業における基礎内容、
特に、
集団種目における学習指導に関する要点の習得を目指す。中学校や高等学校での集団種目の導入や単元の技能の習得、授業を進めるにあたっての
指導のポイント(苦手な生徒への指導方法など)を考える。学習指導に必要な知識と技能を習得するために、講義だけではなく実技演習をまじえ
た授業である。
■到達目標
保健体育科の教員として、授業の成立に欠かせない集団行動や準備運動を習得し、実践することができる。さらに、中学校での授業の進め方に
ついてグループで考え、中学校の生徒に直接指導することができる。また、生徒が生涯にわたってスポーツを楽しむことができる授業の進め方
を発表したり、相互に意見交換を行うことができる。
■講義計画
第1回:体育授業における集団種目の指導について考える
中学校・高等学校の集団種目の球技の内容について、学習指導要領
をもとに考える
学習課題:球技の指導内容について復習しておく
第2回:ラジオ体操第1と第2
ラジオ体操第1と第2が着実にでき、細部にわたって指導できるよ
うになる。号令のかけ方も練習する。
学習課題:教師は、生徒に向かって行うため、逆方向からの指導が
できるように練習する
第3回:集団行動
「気をつけ」や「三角すわり」等の姿勢。隊列の増減方法や方向転換
がスムーズにでき、指導する力を演習する
学習課題:集団行動の方法が理解でき、生徒を動かすことができよ
う復習する
第4回:準備運動やゲーム
授業内容に即した準備運動や導入に使えるゲーム等を実践する
学習課題:本時の講義から学んだことを生かし、準備運動やゲーム
等をさらに考案する
第5回:集団種目の球技について(ゴール型①)
中学校・高等学校の球技(ゴール型)のねらいをまとめ、その指導
内容について考える
学習課題:ゴール型のサッカー、バスケットボール、ハンドボール
のねらいを整理しておく
第6回:集団種目の球技について(ゴール型②)
中学校・高等学校の球技(ゴール型)の指導内容とそれに関係づけ
た導入内容について考える
学習課題:ゴール型のサッカー、バスケットボール、ハンドボール
の導入内容を整理する
第7回:集団種目の球技について(ゴール型③)
中学校・高等学校の球技(ゴール型)の授業の進め方について考える
学習課題:ゴール型のサッカー、バスケットボール、ハンドボール
の導入内容ねらいを整理する
第8回:集団種目の球技について(ネット型①)
ネット型のバレーボール、卓球、テニス、バドミントンのねらいを
まとめ、その指導内容について考える
学習課題:ネット型のバレーボール、卓球、テニス、バドミントン
のねらいを整理しておく
第9回:集団種目の球技について(ネット型②)
ネット型のバレーボール、卓球、テニス、バドミントンの指導内容
とそれに関係づけた導入内容について考える
学習課題:ネット型のバレーボール、卓球、テニス、バドミントン
の導入内容を整理する
第10回:集団種目の球技について(ネット型③)
ネット型のバレーボール、卓球、テニス、バドミントンの授業の進
め方について考える
学習課題:ネット型のバレーボール、卓球、テニス、バドミントン
の指導内容を整理する
第11回:集団種目の球技について(ベースボール型①)
中学校・高等学校の球技(ベースボール型)のねらいをまとめ、そ
の指導内容について考える
学習課題:ベースボール型のソフトボールのねらいを整理しておく
第12回:集団種目の球技について(ベースボール型②)
ベースボール型のソフトボールの指導内容とそれに関係づけた導入
内容について考える
学習課題:ベースボール型のソフトボールの指導内容を整理する
第13回:集団種目の球技について(ベースボール型③)
中学校・高等学校の球技(ベースボール型)の授業の進め方につい
て考える
学習課題:ベースボール型のソフトボールの指導内容を整理する
第14回:中学校・高等学校の集団種目の球技の苦手な生徒への指導
について考える
中学校・高等学校の集団種目の球技のゴール型、ネット型、ベースボー
ル型の各内容についての苦手な生徒への指導方法についてグループ
ごとに考え、発表する
学習課題:集団種目の球技の内容について、課題や指導のポイント
をまとめておく
第15回:集団種目の指導における問題点の総括
中学校・高等学校の集団種目の球技の内容における、課題や指導の
ポイントについて各自の考えをまとめい発表する
学習課題:15回の授業で学んだ内容をレポートにまとめる
■評価方法
①ラジオ体操や集団行動の指導力:30点満点
集団行動とラジオ体操の指導がしっかりとできる 30点
集団行動とラジオ体操の指導がまずまずできる 20点
集団行動とラジオ体操の指導があまりできない 10点
②集団種目の授業の導入と授業の進め方:40点満点(10点×担当4回)
授業の導入や展開がしっかりできる 10点
授業の導入や展開がまずまずできる 7点
授業の導入や展開があまりできない 4点
③レポート等の提出物:30点満点(2点×15回)
各回のレポートがしっかりできている 2点
各回のレポートがまずまずできている 1点
■教科書
健康に生きるための保健体育 谷川尚己、守谷まさ子、江藤和子著 サンライズ出版
■参考書
中学校・高等学校の体育実技テキスト
■履修上の注意事項
中学校や高等学校で授業実践するという自覚のもと、積極的に受講すること。
■受講生へのメッセージ
保健体育の教員として身に付けておかなければならない内容である。自覚を持って受講すること。
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学校スポーツ基礎演習
【担当】学校スポーツコース教員
■授業概要
この授業では、学校スポーツコースでの学びの基礎となる知識を身に付けたり、学校体育の実態を観察する体験を行ったりします。基本的にはコー
ス所属教員によるオムニバス形式で授業を実施します。各教員の専門領域を踏まえた講義を通して、小・中・高等学校で行われている保健体育授業
を観察したり、計画・運営する際の多様な視点の存在についての理解を深めていきます。他コースでは体験することができない小・中学校の現場で
実際に行われている保健や体育実技の授業を観察実習することにより、子供たちの運動学習の実態を観察・理解する体験もします。また、
「学校スポー
ツの理論と実際」での学びともリンクさせながら、コース授業で学ぶ授業分析や授業改善に関わる学問領域の内容や特性を理解していきます。
■到達目標
学校スポーツコースにおける学びの基礎を理解し、保健体育科教員としての基礎的な力量習得の道のりを知る。
■講義計画
第1回:学校スポーツコースでの学びの概要(全員)
学校スポーツコースで学ぶべき科目と学校スポーツコースでの学び
の方向性を理解する
学習課題:学校スポーツコースで学ぶべき科目や内容について、シ
ラバス等で調べる
第2回:保健体育の学習で形成する能力について(柴田)
求められる教師像と身に付けるべき実践的力量
保健体育の授業で学ぶべき内容と形成される学力とは
学習課題:体育の学習で身につく能力について、自分なりにまとめてみる
第3回:よい体育授業とは何か(柴田)
よい体育授業とはどのようなものなのなを考える
優れた授業の要素とは
授業に求められる条件とは
学習課題:自分が考えるよい体育授業の要素や具体的姿を考えてまとめる
第4回:児童生徒にとっての保健体育授業とは(川合)
児童生徒にとっての体育授業について考える
児童生徒にとっての保健授業について考える
体育理論で何をどう教えるのか
学習課題:保健や体育実技を学ぶ意義について自分の考えをまとめてみる
第5回:保健体育授業観察評価法のトレーニング(大西)
保健体育授業の観察法と授業評価の意義
学習課題:保健体育授業の観察法や評価法を調べる
第6回:模擬授業のリフレクション(大西)
授業実践とリフレクションの関係について
リフレクションと授業改善の視点について
学習課題:PDCAサイクルについて調べてまとめる
授業の観察視点と評価視点や、授業改善の具体例を調べる
第7回:小学校の体育授業を観察する(全員)
近隣の小学校の体育授業を参観する
観察の視点を確認し、授業を評価する
学習課題:授業を観察する視点についてきちんと復習しておく
第8回:子どもが評価する保健体育授業(大西)
良い体育授業と形成的授業評価の関係について
形成的授業評価と授業改善の視点について
リフレクションシートをどう活かすのか
学習課題:形成的授業評価を調べる
第9回:体育授業の運営に必要な力量について①(川合)
学校体育の授業運営とは
体育の授業運営で求められる力とは
学習課題:授業運営に必要な力量について調べて授業で発表する
第❶⓪回:体育授業の運営に必要な力量について②(川合)
現場で求められる力量と大学で身に付けることのできる力の違いについて
授業に必要な力量を高めるためにどのような努力が必要か
学習課題:自分が今後身に付けるべき力量を明らかにし、対策を考える
第❶❶回:体育理論の授業づくりについて考える(川合)
体育理論の授業で学ぶべきこととは
どのようにして体育理論の授業を構成するか
体育理論の授業実践で必要な力量とは
学習課題:中学校や高等学校での体育理論の授業の実態について調
査してみる
第❶❷回:中学校の体育授業を観察する(全員)
近隣の中学校の体育授業を参観する
観察の視点を確認し、授業を評価する
学習課題:授業を観察する視点についてきちんと復習しておく
第❶❸回:学校教育現場における保健体育指導の実状(谷川)
学校現場での保健体育指導の実状から見える課題について
学習課題:学校現場での保健体育授業の実態を各自で調査し、報告
資料を作成する
第❶❹回:体育授業と教材開発の現状①(谷川)
体育授業における教材開発の重要性と実態について
優れた教材開発の実践例と課題について
学習課題:保健体育の授業研究と教材開発の必要性を調べてまとめる
研究会等で発表された教材を調べ、まとめる
第❶❺回:保健授業と教材開発の現状②(谷川)
保健授業における教材開発の重要性と実態について
優れた教材開発の実践例と課題について
学習課題:保健の授業研究と教材開発の必要性を調べてまとめる
研究会等で発表された教材を調べ、まとめる
第❶❻回:学校教育における部活動の意義について(黒澤)
学校教育における特別活動の位置付け
特別活動と部活動
生徒指導と部活動の問題
学習課題:学校における部活動の意義についてまとめてみる
第❶❼回:学習指導要領の改訂における武道教育の位置付け(黒澤)
なぜ武道が中学校で必修化されたのか
武道指導における問題点を考える
体育授業での武道と部活動での武道の違いについて
学習課題:武道教育における種目の実態について調べて発表しよう
第❶❽回:スポーツ現場についてのパネルディスカッション(全員)
スポーツ現場についてのパネルディスカッションを聴き、自身の選
択に役立てる。
学習課題:自身の興味のあるスポーツ現場の業種や仕事内容につい
てまとめる。
第❶❾回:保健の授業で形成する能力について(中薗)
保健学習で求められる学力とは
保健の授業で学ぶべき事柄について
学習課題:保健の授業で身につけさせる学力について調べ、まとめる
第❷⓪回:課題学習による保健の授業(中薗)
小・中・高等学校の保健学習における実際の展開例
課題学習を用いた授業実践例の紹介と体験
学習課題:保健学習における課題学習の実際的なテーマを調べてまとめる
第❷❶回:中学校の保健授業を観察する(全員)
近隣の中学校の保健授業を参観する
観察の視点を確認し、授業を評価する
学習課題:観察・評価の結果をまとめ、リフレクションシートを完
成しておく
第❷❷回:スポーツ現場の専門性を活かせる業種や業務(全員)
大学で学修した専門性を活かせるような業種や業務には、どのよう
なものがあるのか学ぶ。
学習課題:特定のスポーツ現場を希望する理由や、そこで活かせる
自身の強み(自己PR)についてまとめる。
第❷❸回:保健授業に必要な実践的指導力を再確認する(中薗)
保健授業の参観結果から、実践的指導力を考える
観察評価結果の考察と授業改善ディスカッション
学習課題:中学校体育授業の観察結果をまとめておく
第❷❹回:保健体育教師に求められる独自な役割について(仲宗根)
教師に求められる力とは
保健体育教師に求められる役割、他教科と間違いとは
学習課題:保健体育科教師の指導力と問題点について調べる
第❷❺回:保健体育授業における指導力とは(仲宗根)
保健体育授業において求められるべき指導力について
保健体育教師の研修において教えるべき内容
学習課題:実際に行われている体育教師の実技研修について調べる
第❷❻回:体育授業における観察とは(仲宗根)
体育授業における観察と指導(前期の中学校の授業参観の結果から)
保健体育科の教員に求められる独自の役割についての再確認
学習課題:中学校の体育授業観察の結果をまとめておく
第❷❼回:スポーツ現場における社会人マナー、SNSについて(全員)
社会人としてのマナーやSNS使用上の注意点などを学ぶ。
学習課題:学習内容を基に、スポーツ現場での対応方法をまとめる。
第❷❽回:新学習指導要領の内容と改定に向けた対応策(柴田)
新学習指導要領で保健体育科に求められていること
現行学習指導要領からの改訂内容と実施上の課題
現行学習指導要領の問題点と今回の指導要領改訂の方向性について
学習課題:中教審答申と改訂学習指導要領について調べる
第❷❾回:保健体育科の存在意義(柴田)
保健体育の学習展開における様々な実践例と今後の課題について
これからの保健体育の授業はどうあるべきか
学習課題:学校教育における体育の存在意義を考え、これからの保
健体育授業の在り方について発表したいテーマをグルー
プで話し合う
第❸⓪回:これからの保健体育を考える(全員)
新学習指導要領を受けて、これからの保健体育の授業の在り方につ
いて、グループごとにまとめた内容を発表する
学習課題:グループ毎にテーマを決定し、検討してまとめた内容の
発表準備を行う
■評価方法
<各回の授業内の小レポート:90%>
・各回1~3点で評価し、合計90点満点とする。
・授業内容を踏まえた論述ができていれば2点とし、そこに独自の見解や具体例等が示されていれば3点、重大な誤りや不足があれば1点とする。
<まとめのレポート:10%>
・30回の授業を経験して、自身の意見を述べることができるか。以下の観点で評価する。
・授業を通して得られた内容をもとに、反論を想定しながら自身の意見を提示できているか。
・授業で身に付けた知識や経験を、今後の学習に具体的にどのように活かそうと考えているのか。
■教科書
随時、授業内容に関連した資料を配付する。
■参考書
体育授業を観察評価する 高橋健夫 編著(明和出版)
保健体育科教育法 杉山重利 編著(大修館書店)
小、中、高等学校学習指導要領解説書 保健体育編
■履修上の注意事項
学校スポーツコースの必修科目ですので、2年生と編入生は必ず受講すること。
■受講生へのメッセージ
学校スポーツコースでの学習の方向性を知ることにより、今後の学習の目安にしてください。
また、初めてのコース専門科目であり、学校スポーツコースに所属する教員と接する機会となるので、各教員の専門領域を理解し、ゼミ選択の
一助としてください。
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学校スポーツ指導法Ⅰ
【担当】谷川 尚己・仲宗根 森敦
■授業概要
体育の授業を進めるにあたって、
ラジオ体操や集団行動の基本が身につき、
指導できるようになることを目指す。また、
授業における基礎内容、
特に、
集団種目における学習指導に関する要点の習得を目指す。中学校や高等学校での集団種目の導入や単元の技能の習得、授業を進めるにあたっての
指導ポイント(苦手な生徒への指導方法など)を考える。学習指導に必要な知識と技能を習得するために、講義だけでなく実技演習をまじえた授
業である。
■到達目標
保健体育科の教員として欠かせない、集団行動やラジオ体操等の準備運動、集団種目の技能の習得と中学校や高等学校での授業の進め方について、
グループでその指導するポイント等について考え、実践することができる。また、生徒が、生涯にわたってスポーツを楽しむことができる授業
の進め方を発表したり、相互に意見交換を行うことができる。
■講義計画
第1回:オリエンテーション及び体育の授業の指導ポイントについて
中学校・高等学校の集団種目の球技の内容について、学習指導要領
をもとに考える。
学習課題:球技の内容について復習しておく
第2回:ラジオ体操第1・第2
ラジオ体操第1・第2が着実にでき、細部にわたって指導できるよ
うにする。号令の掛け方も練習する。
学習課題:生徒に向かって行うため、逆方向から指導できるように
練習する。
第3回:集団行動
姿勢、方向転換、集合と整頓、列の増減等がスムースに行えるよう
練習する。
学習課題:実際に、生徒を動かせるよう指導者としての掛け声等を
整理しておく。
第4回:準備運動やゲーム
授業内容に即した準備運動やゲーム等が実践できる。
学習課題:さらに多くのゲーム等を考える。
第5回:集団種目の球技(ゴール型)について①
中学校・高等学校の球技(ゴール型)のねらいをまとめ、その指導
内容について考える。
学習課題:ゴール型のサッカー、バスケットボール、ハンドボール
のねらいを整理しておく。
第6回:集団種目の球技(ゴール型)について②
中学校・高等学校の球技(ゴール型)の指導内容とそれに関係づけ
た導入内容について考える。
学習課題:ゴール型のサッカー、バスケットボール、ハンドボール
の導入内容を整理する。
第7回:集団種目の球技(ゴール型)について③
中学校・高等学校の球技(ゴール型)の授業の進め方について考える。
学習課題:ゴール型のサッカー、バスケットボール、ハンドボール
の指導内容を整理する。
第8回:集団種目の球技(ネット型)について①
中学校・高等学校の球技(ネット型)のねらいをまとめ、その指導
内容について考える。
学習課題:ネット型のバレーボール、卓球、テニス、バドミントン
のねらいを整理しておく。
第9回:集団種目の球技(ネット型)について②
ネット型のバレーボール、卓球、テニス、バドミントンの指導内容
とそれに関係づけた導入内容について考える。
学習課題:ネット型のバレーボール、卓球、テニス、バドミントン
の導入内容を整理する。
第10回:集団種目の球技(ネット型)について③
中学校・高等学校の球技(ネット型)の授業の進め方について考える。
学習課題:ネット型のバレーボール、卓球、テニス、バドミントン
の指導内容を整理する。
第11回:集団種目の球技(ベースボール型)について①
中学校・高等学校の球技(ベースボール型)のねらいをまとめ、そ
の指導内容について考える。
学習課題:ベースボール型のソフトボールのねらいを整理しておく。
第12回:集団種目の球技(ベースボール型)について②
ベースボール型のソフトボールの指導内容とそれに関係づけた導入
内容について考える。
学習課題:ベースボール型のソフトボールの指導内容を整理する。
第13回:集団種目の球技(ベースボール型)について③
中学校・高等学校の球技(ベースボール型)の授業の進め方につい
て考える。
学習課題:ベースボール型のソフトボールの指導内容を整理する。
第14回:中学校・高等学校の集団種目の球技の苦手な生徒への指導
について考える。
中学校・高等学校の集団種目の球技のゴール型、ネット型、ベースボー
ル型の各内容についての苦手な生徒への指導方法についてグループ
ごとに考え、発表する。
学習課題:集団種目の球技の内容について、課題や指導のポイント
をまとめておく。
第15回:まとめ
中学校・高等学校の集団種目の球技の内容における、課題や指導の
ポイントについて各自の考えをまとめ発表する。
■評価方法
①集団行動やラジオ体操の指導力
集団行動とラジオ体操の指導がしっかりとできる 30点 集団行動とラジオ体操の指導がまずまずできる20点
集団行動とラジオ体操の指導があまりできない 10点 集団行動とラジオ体操の指導ができない 0点
②集団種目の授業の導入や授業の進め方(発表点 10点)
集団種目の授業の導入や授業の進め方がしっかりできる 40点
集団種目の授業の導入や授業の進め方がまずまずできる 30点
集団種目の授業の導入や授業の進め方があまりできない 20点
集団種目の授業の導入や授業の進め方ができない 10点
③レポート等の提出物
各回のレポートがしっかりできている 30点 各回のレポートがまずまずできている 20点
各回のレポートがあまりできていない 10点 各回のレポートができていない 0点
■教科書
健康に生きるための保健体育 谷川尚己、守谷まさ子、江藤和子著 サンライズ出版
■参考書
なし
■履修上の注意事項
中学校や高等学校で授業実践をするという自覚のもと、積極的に受講すること。
■受講生へのメッセージ
保健体育科の教員として身に付けておかなければならない内容である。自覚を持って受講すること。
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シラバス2015.indb
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2016/04/22
10:29:15
学校スポーツ指導法Ⅱ
【担当】柴田 俊和・仲宗根 森敦・大西 祐司
■授業概要
小中高等学校での体育の授業を進めるにあたって、保健体育の教員が身に付けていなければならない基本的な項目や内容の習得を目指す授業です。
保健体育教師としての心構えや授業観察の視点、さらには、集団行動の基本やラジオ体操第1・2の習得と指導法を学びます。本授業では、個人
種目に焦点を当てて、各領域・種目の導入法や準備運動、学習内容の展開等、技能の習得及び授業を進めるにあたってのポイント(苦手な生徒へ
の指導法)について学びます。中・高等学校における器械運動、陸上競技、ダンス、柔道、体つくり運動を中心に、講義と実技を交えた授業演習
を体験します。
■到達目標
保健体育科の教員として、授業の成立に欠かせない集団行動や準備運動の指導法を身に付ける。
個人種目の指導における運動観察法や個別指導の要点を理解することが出来るようになる。
■講義計画
第1回:ラジオ体操第1・第2とストレッチの再確認
2つの体操を細部にわたって確実に行えるように練習する
ラジオ体操の指導を適切に行えるようになる(指示と声かけ)
ストレッチの正しいやり方と指導法を体験する
学習課題:見本を見せる時に生徒に向かって動くため、生徒の逆方
向からの始動ができるように復習する
正しいストレッチの感覚を自分の動感で伝達できるように復習する
第2回:集団行動と準備運動の再確認
姿勢、方向転換、集合と整頓、列の増減等のやり方を体験し、指導
できるように練習する
授業内容に即した準備運動や学習内容の展開について体験し、指導
実践する
主運動に有効な補助運動を考案・実践する
学習課題:集団行動の方法を生徒に伝えられるよう復習する
色々な種目の主運動に有効な補助運動を考える
第3回:体つくり運動の授業について考える①
体づくり運動の単元展開について考える
学年に応じた授業展開例を体験する
体ほぐしの運動を考案し、指導・体験する
学習課題:体ほぐしの運動の具体的な実施内容を調べておく
第4回:体つくり運動の授業について考える②
体ほぐしや体気づきの運動を考えよう
動きづくりの運動の工夫や展開を考え、指導・体験しよう
学習課題:考案した運動の指導方法についてまとめる
第5回:体つくり運動の授業について考える③
児童生徒の実態に合わせた動きづくりの運動を考えよう
動きづくりの運動を学校種ごとに考え、指導・体験しよう
学習課題:学年に応じた動きづくりの運動を考案し、教え方も考え
ておく
第6回:体つくり運動の授業について考える④
体力を高める運動
学年に応じた体力を高める運動を考案し、指導・体験しよう
学習課題:学年に応じた体力を高める運動を考案し、教え方も考え
ておく
第7回:陸上競技の授業について考える①
走運動の技能の習得と苦手な生徒への指導のポイントについて考える
障害走での問題点克服について考える
学習課題:障害走でうまくできない時の指導ポイントについて話し
合い、その結果をまとめる
第8回:陸上競技の授業について考える②
跳運動の技能の習得と苦手な生徒への指導のポイントについて考える
走り幅跳びと走り高跳びの助走について考える
学習課題:跳運動でうまく踏切ができない時の指導ポイントについ
て話し合い、その結果をまとめる
第9回:陸上競技の授業について考える③
投運動の技能の習得と苦手な生徒への指導のポイントについて考える
投げる運動での問題点について考える
学習課題:投運動でうまくできない時の指導ポイントについて話し
合い、その結果をまとめる
第10回:器械運動の授業について考える①
マット運動の技能の習得と苦手な生徒への指導のポイントについて
考える
前転系・後転系・側方倒立回転の基本的な考え方と練習方法の理解
学習課題:伸膝前転の練習方法について調べたことをまとめておく
第11回:器械運動の授業について考える②
跳び箱運動の技能の習得と苦手な生徒への指導のポイントについて
考える
切り返し系及び回転系の基本的な考え方と練習方法の理解
学習課題:閉脚とびの練習方法について調べたことをまとめておく
第12回:器械運動の授業について考える③
鉄棒運動・平均台運動の技能の習得と苦手な生徒への指導のポイン
トについて考える
鉄棒運動及び平均台運動の基本的な考え方と練習方法の理解
学習課題:鉄棒の前方支持回転及び、平均台における前転の練習方
法について調べておく
第13回:ダンスの授業について考える①
ダンスの授業の導入方法について考える
ダンス授業の恥ずかしさを軽減する方法について考える
学習課題:学習した指導方法をまとめる
第14回:ダンスの授業について考える②
ダンス授業における様々な典型教材や展開例を体験しよう
学習課題:学習した教材や例示をまとめる
第15回:ダンスの授業について考える③
ダンス授業における評価の方法や内容を考えよう
学習課題:国立教育政策研究所の評価方法の工夫改善のための参考
資料を調べておく
■評価方法
<各回の授業後の小レポート:45%>
・各回1~3点で評価し、合計45点満点とする。
・授業内容を踏まえた論述ができていれば2点とし、そこに独自の見解や具体例等が示されていれば3点とする。
<毎回の実技参加の積極性:45%>
・各回1~3点で評価し、合計45点満点とする。
・授業内容に積極的な態度で取り組んでいれば2点、指導的立場がとれている様な参加は3点とする。
<まとめのレポート:10%>
・15回の授業を経験して、自身の意見を述べることができるか。以下の観点で評価する。10点満点。
・授業で身に付けた知識や技能や経験を、今後の学習に具体的にどのように活かそうと考えているのか。
・授業を通して得られた内容をもとに、反論を想定しながら自身の意見を提示できているか。
■教科書
なし
■参考書
中・高等学校の体育実技テキスト
小・中・高等学校学習指導要領解説 体育・保健体育編
■履修上の注意事項
教員になる自覚を持って、主体的に受講すること。
■受講生へのメッセージ
保健体育の教員として身に付けておかなければならない内容ですが、各種目の実技授業ではほとんど学習できない内容ばかりです。学校スポー
ツ指導法Ⅰも受講しておくことが望ましい。教育実習に行く前に受講すると、実際の指導や役立ちます。
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10:29:15
教材開発演習Ⅰ
【担当】大西 祐司・谷川 尚己・仲宗根 森敦・黒澤 寛己
■授業概要
本授業ではまず既存の教材に触れその重要性を知ります。次に教材開発の視点や方法について理論的に学び、それらを踏まえ先行の実践を手がか
りにグループに分かれて教材開発を行います。グループで作成した教材を発表し、
その有効性を受講者間で振り返り、
よりよい教材を再提案します。
■到達目標
・教材開発の意義を理解する。
・教材開発の視点を身につける。
・有効な教材を開発できる。
■講義計画
第1回:教材開発の重要性について
第8回:教材の発表①(マット運動)
本講義の進め方並びに留意事項の確認、グループ編成と種目決め
マット運動の教材を検討する
学習課題:体育科教育学入門「Lecture 2 体育の教材・教具論」の
学習課題:マット運動の教材に関する資料を作成する
第9回:教材の発表②(跳び箱運動)
予習
第2回:実践例の提示①(体ほぐし運動)
跳び箱運動の教材を検討する
体ほぐしの運動の教材について学習する
学習課題:跳び箱運動の教材に関する資料を作成する
学習課題:実践例に関する資料を作成する
第10回:教材の発表③(鉄棒運動)
第3回:実践例の紹介②(体つくり運動)
鉄棒運動の教材を検討する
体力を高める運動の教材について学習する
学習課題:鉄棒運動の教材に関する資料を作成する
学習課題:実践例に関する資料を作成する
第11回:教材の発表④(短距離走、ハードル走)
第4回:教材づくりの基本的視点
短距離走、ハードル走の教材を検討する
教材づくりの内容的視点、方法的視点について学習する
学習課題:短距離走、ハードル走の教材に関する資料を作成する
学習課題:体育科教育学入門「Lecture 2 体育の教材・教具論」に
第12回:教材の発表⑤(走り幅跳び、走り高跳び)
走り幅跳び、走り高跳びの教材を検討する
関する予習・復習
第5回:グループでの教材づくり①
学習課題:走り幅跳び、走り高跳びの教材に関する資料を作成する
グループで担当する種目の先行教材を吟味する
第13回:教材の発表⑥(柔道)
学習課題:先行研究を調べる
柔道の教材を検討する
第6回:グループでの教材づくり②
学習課題:柔道の教材に関する資料を作成する
グループで担当する種目の教材を開発する
第14回:教材の発表⑦(剣道)
教具を作成する
剣道の教材を検討する
学習課題:教具作成のための材料を収集する
学習課題:剣道の教材に関する資料を作成する
第7回:グループでの教材づくり③
第15回:教材開発のまとめ
教材の発表に向けて指導案やシナリオを作成する
グループでの反省と全体総括
学習課題:各自で指導案やシナリオを作成する
学習課題:これまでの学習資料の整理、レポート提出
■評価方法
授業内の小レポート(45点)、グループの教材発表(25点)、レポート(30点)の合計100点満点で評価する。
・授業内の小レポートは各回3点×15回とする。得点の基準は下記の通り。
3点:講義や演習の内容を十分理解している。
2点:講義や演習の内容を理解している。
・グループの教材発表の得点の基準は下記の通り。
25点:教材開発の理論を踏まえ、教材が工夫されている。
20点:教材が工夫されている。
・レポートの得点の基準は下記の通り。
30点:開発した教材に対し、理論を踏まえて批判的に検討できている。
25点:開発した教材に対し、批判的に検討できている。
■教科書
なし
■参考書
体育の教材を創るー運動の面白さに誘い込む授業づくりを求めてー 岩田靖( 大修館書店)
新版 体育科教育学入門 高橋健夫編著(大修館書店)
■履修上の注意事項
自身の担当グループの発表に欠席した場合は不可とする。
■受講生へのメッセージ
スポーツはもともと子どものために生み出されたものではありません。そのため、教師が創意工夫し教材を開発する必要があります。一緒によ
い教材について学び、生み出しましょう。
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2016/04/22
10:29:15
教材開発演習Ⅱ
【担当】柴田 俊和・仲宗根 森敦
■授業概要
中学校及び高等学校の保健と体育理論の各単元・題材に関する具体的な教材づくりを行う。さらに、グループ単位で自分たちが考案した教材や教
具を活用した模擬授業を行うことによって、わかる・楽しい保健と体育理論の授業を行うために必要な基礎的な実践的力量を身につけることがで
きる。
■到達目標
・わかる・楽しい保健の具体的教材づくりと授業づくりができるようになる。
・わかる・楽しい体育理論の具体的教材づくりと授業づくりができるようになる。
・保健と体育理論の授業を分析・評価する視点がわかる。
■講義計画
第1回:ガイダンス:保健および体育理論の授業で学ぶこととは
授業全体の計画に触れ、保健と体育理論の模擬授業へ向けた意識を
高める。
保健および体育理論の授業で身に着けさせる知識について学ぶ
保健と体育理論の模擬授業を行うグループを決め、日程案を計画する。
学習課題:授業全体の計画を把握し、保健と体育理論で興味ある題
材について調べる。
第2回:保健の学習指導案作成、保健の授業分析視点例
各グループで、保健の具体的で共有化できる学習指導案を作成する。
また、保健の授業分析視点例に触れ、実際の保健の模擬授業の工夫
につなげる。
学習課題:保健の具体的な学習指導案を作成し、保健の授業分析視
点例をまとめる。
第3回:保健の模擬授業(中学校)-心身の発達と心の健康-とそ
の検討
中学生対象を想定して作成した教材・学習指導案に基づき、心身の
発達と心の健康の単元の保健の模擬授業を実施する。模擬授業後に、
その授業や教材・学習指導案について評価・検討する。
学習課題:中学生を対象とした心身の発達と心の健康の保健授業に
ついて、保健教材・授業の工夫を考える。
第4回:保健の模擬授業(中学校)-傷害の防止-とその検討
中学生対象を想定して作成した教材・学習指導案に基づき、傷害の
防止の単元の保健の模擬授業を実施する。模擬授業後に、その授業
や教材・学習指導案についての評価・検討を行う。
学習課題:中学生を対象とした傷害の防止の保健授業について、保
健教材・授業の工夫を考える。
第5回:保健の模擬授業(中学校)-健康な生活と病気の予防-と
その検討
中学生対象を想定して作成した教材・学習指導案に基づき、健康な
生活と病気の予防の単元の保健の模擬授業を実施する。模擬授業後
に、その授業や教材・学習指導案について評価・検討する。
学習課題:中学生を対象とした健康な生活と病気の予防の保健授業
について、保健教材・授業の工夫を考える。
第6回:保健の模擬授業(高等学校)-現代社会と健康-とその検討①
高校生対象を想定して作成した教材・学習指導案に基づき、喫煙・
飲酒・薬物乱用と健康などの保健の模擬授業を実施する。模擬授業
後に、その授業や教材・学習指導案について評価・検討する。
学習課題:高校生を対象とした喫煙・飲酒・薬物乱用と健康などの
保健授業について、保健教材・授業の工夫を考える。
第7回:保健の模擬授業(高等学校)-現代社会と健康-とその検討②
高校生対象を想定して作成した教材・学習指導案に基づき、生活習
慣病、感染症などの保健の模擬授業を実施する。模擬授業後に、そ
の授業や教材・学習指導案について評価・検討する。
学習課題:高校生を対象とした生活習慣病、感染症などの保健の模
擬授業について、保健教材・授業の工夫を考える。
第8回:保健の模擬授業(高等学校)-生涯通じる健康-とその検討
高校生対象を想定して作成した教材・学習指導案に基づき、性教育
に関わる生涯通じる健康の単元の保健の模擬授業を実施する。模擬
授業後に、その授業や教材・学習指導案について評価・検討する。
学習課題:高校生を対象とした性教育関連の保健授業について、保
健教材・授業の工夫を考える。
第9回:保健の模擬授業のリフレクション まとめ
小学生、中学生、高校生対象を想定した保健の模擬授業全体を振り
返り、保健教材・授業の工夫について検討する。
学習課題:小学生、中学生、高校生対象を想定した保健の模擬授業
全体を振り返り、保健教材・授業の工夫をまとめる。
第10回:体育理論の学習指導案作成、体育理論の授業分析視点例
各グループで、体育理論の具体的で共有化できる学習指導案を作成
する。また、体育理論の授業分析視点例に触れ、実際の体育理論の
模擬授業の工夫につなげる。
学習課題:体育理論の具体的な学習指導案を作成し、体育理論の授
業分析視点例をまとめる。
第11回:体育理論の模擬授業-現代スポーツの諸問題-とその検討
中学生又は高校生を想定して作成した教材・学習指導案に基づき、
「現
代スポーツの諸問題」の領域に関する体育理論の模擬授業を実施する。
模擬授業後に、その授業や教材・学習指導案について評価・検討する。
学習課題:現代スポーツの諸問題の領域に関する体育理論の模擬授
業について、教材や授業の工夫を考える。
第12回:体育理論の模擬授業-運動技能を高め、実力を発揮する-
とその検討
中学生又は高校生を想定して作成した教材・学習指導案に基づき、
「運
動技能を高め、実力を発揮する」の領域に関する体育理論の模擬授
業を実施する。
模擬授業後に、その授業や教材・学習指導案について評価・検討する。
学習課題:運動技能を高め、実力を発揮するの領域に関する体育理
論の模擬授業について、教材や授業の工夫を考える。
第13回:体育理論の模擬授業-体育・スポーツとフェアプレー-と
その検討
中学生又は高校生を想定して作成した教材・学習指導案に基づき、
「体
育・スポーツとフェアプレー」の領域に関する体育理論の模擬授業
を実施する。
模擬授業後に、その授業や教材・学習指導案について評価・検討する。
学習課題:体育・スポーツとフェアプレーの領域に関する体育理論
の模擬授業について、教材や授業の工夫を考える。
第14回:体育理論の模擬授業-オリンピックムーブメントと世界平
和-とその検討
中学生又は高校生を想定して作成した教材・学習指導案に基づき、
「オ
リンピックムーブメントと世界平和」の領域に関する体育理論の模
擬授業を実施する。
模擬授業後に、その授業や教材・学習指導案について評価・検討する。
学習課題:オリンピックムーブメントと世界平和の領域に関する体
育理論の模擬授業について、教材や授業の工夫を考える。
第15回:体育理論の模擬授業のリフレクション まとめ
中学生、高校生を想定した体育理論の模擬授業全体を振り返り、形
成的授業評価とリフレクションシートから得られた結果を参考に、
教材の工夫や授業行動の改善の在り方について検討する。
学習課題:中学生、高校生対象を想定した体育理論の模擬授業全体
を振り返り、授業改善の方策を考える。
■評価方法
<各回の授業内の小レポート:60%>
・各回1~4点で評価し、合計60点満点とする。
・授業内容を踏まえた論述ができていれば3点とし、そこに独自の見解や具体例等が示されていれば4点、重大な誤りや不足があれば1点とする。
<まとめのレポート:40%>
・15回の授業を経験して、自身の意見を述べることができるか。以下の観点で評価する。
・授業を通して得られた内容をもとに、反論を想定しながら自身の意見を提示できているか。
・授業で身に付けた知識や経験を、今後の学習に具体的にどのように活かそうと考えているのか。
■参考書
小学校・中学校・高等学校学習指導要領解説 保健体育編・体育編
中学保健体育の教科書、高等学校保健体育の教科書
■受講生へのメッセージ
様々な教具やICTを含む学習方法を活用した保健と体育理論の授業展開をめざして、グループで教材の工夫や検討を行いながら、模擬授業を実
践します。わかる・楽しい保健と体育理論の授業実践力を高めていきましょう。中学校や高等学校での学習だけでなく、小学校での学習も視野
に入れます。
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2016/04/22
10:29:15
競技スポーツ学研究法
【担当】競技スポーツ学科教員
■授業概要
本授業では、卒業研究を遂行する上で知っておくべきリサーチリテラシー(論理的思考)について学ぶ。特に、競技スポーツを対象とした研究法
を包括的に学習する。具体的には、
「研究とは何か」
「研究の問いの立て方」
「仮説を生成する」
「論理的な仮説と検証」
「研究計画」
「文献検索と先
行研究の概観」
「論文作成法」などを含む。また、グループ学習において実際に研究を遂行し、発表を行う。
■到達目標
卒業論文作成に向けた基礎的知識を習得し、競技スポーツ学科における各コース(コーチングコース、トレーニング・健康コース、スポーツビ
ジネスコース、スポーツ情報戦略コース)に対応したグループ学習による研究の企画・運営・報告作成・発表を行い、卒業研究のプロセスにつ
いて理解する。また、各コースの卒論中間発表会に参加し、卒業研究の実際に触れる機会を設ける。
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよび競技スポーツにおける研究の概説
本授業の内容やその進め方、具体的な授業展開について説明し、本
授業の達成目標について理解する。
研究法について総論的に解説する。
学習課題:論文作成のための関連文献講読。
第2回:研究とは?
レポートと論文の違いや研究を遂行する上で必要な心構えや準備事
項について学習する。
また、論文の作法や構成内容について学ぶ。
学習課題:授業中に提示されるキーワードについて、事前に調べて
おくことが望ましい。
第3回:研究の問いの立て方
素朴な疑問に根ざした「研究の問い(リサーチクエスチョン)」の立
て方について学ぶ。
学習課題:マインドマップを利用して研究企画を作成するので、1
年生時に学習したマインドマップの書き方について予め
復習しておくこと。
第4回:先行研究の概観の仕方
文献検索の仕方をはじめ、先行研究の収集と集約,考察のまとめ方
について学習する。
学習課題:マインドマップを利用して先行研究を集約するので、予
め関心のある研究領域の文献を検索しておくこと。
第5回:実験系の研究について
実験系の研究を遂行するにあたって、どのような課題を解決しなけ
ればならないのかについて理解する。先行研究を紹介し、具体的な
研究イメージを把握することを目指す。
学習課題:授業中に提示されるキーワードについて、事前に調べて
おくことが望ましい。
第6回:社会調査系の研究について
社会調査系の研究を遂行するにあたって、どのような課題を解決し
なければならないのかについて理解する。先行研究を紹介し、具体
的な研究イメージを把握することを目指す。
学習課題:授業中に提示されるキーワードについて、事前に調べて
おくことが望ましい。
第7回:量的な研究について
母集団を想定した大多数のサンプリングを通じて、統計処理を行い、
有意傾向を探ることによって有益な知見を導きだす方法を学ぶ。
学習課題:授業中に提示されるキーワードについて、事前に調べて
おくことが望ましい。
第8回:質的な研究について
関心相関的な少数のサンプリングを通じて得られる質的データを分
析し、発展継承可能な仮説的知見を導きだす方法を学ぶ。
学習課題:授業中に提示されるキーワードについて、事前に調べて
おくことが望ましい。
第9回:グループ学習(研究企画)
グループで研究テーマを設定し、研究を遂行していく上で必要な事
柄や課題を設定する。
学習課題:グループで事前に研究してみたい研究テーマを検討して
おくことが望ましい。
第10回:グループ学習(実験/調査の遂行)
グループで設定した研究を実現していくために必要な研究方法を運
営していく。
学習課題:研究テーマに合致した研究法を選択するために、これま
での授業内容を復習しておくことが望ましい。
第11回:グループ学習(研究報告の作成)
研究成果を公表するために、研究報告を作成する。具体的には、研
究背景、目的、方法、結果、考察、今後の展望など、論文のまとめ
方を学ぶ。
学習課題:先行研究を見直し、予め研究報告のイメージを持ってお
くことが望ましい。
第12回:卒業研究中間発表会への参加およびレポート作成
興味のあるコースの卒業研究中間発表会に参加し、レポートを作成
して提出する。
学習課題:卒業研究中間発表会を通じて、今後取り組むべき卒業研
究についての具体的なイメージを把握できることが望ま
しい。
第13回:グループ学習(研究成果の発表 その1)
研究発表のフォーマットに合致したプレゼンテーションが遂行でき
るようにしておくこと。
学習課題:所属するコースごとに、グループ学習を通じて遂行した
研究の成果を発表する(前半)。
第14回:グループ学習(研究成果の発表 その2)
所属するコースごとに、グループ学習を通じて遂行した研究の成果
を発表する(後半)。
学習課題:研究発表のフォーマットに合致したプレゼンテーション
が遂行できるようにしておくこと。
第15回:まとめおよび総評
本授業のまとめを行う。そこでは、これから取り組む卒業研究の企
画を立て、最終レポートを作成する。
学習課題:本授業の復習をし、これから取り組むべき卒業研究につ
いてのイメージを具現化しておくことが望ましい。
■評価方法
授業ごとのマインドマップレポート:30点
グループ学習(企画・実験/調査・報告作成・成果発表):60点
卒業研究中間発表についてのレポート:10点
合計:100点
■教科書
なし
■参考書
授業の中で紹介する。
■履修上の注意事項
本授業の進め方と担当教員については、オリエンテーション(第1回)において説明があります。
本授業単位は、次年からのゼミ活動の基礎科目となります。
■受講生へのメッセージ
本授業を通して、研究方法、文献や資料の収集・調査・分析方法、論文のまとめ方をよく理解し、さらに発表の仕方を習得するようにしてください。
次年以降の卒業研究の基礎となる科目ですので、積極的に取り組んでください。
※マインドマップ用具を全体講義時(第1~8回)に必ず持参すること。
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2016/04/22
10:29:15
スポーツ生理学Ⅰ
【担当】祢屋 光男
■授業概要
この授業は、スポーツ生理学概論の基礎編からより詳細で専門的な運動生理学の知識を学びます。運動に不可欠な骨格筋や、それに必要なエネル
ギー供給系やそれを支える呼吸循環系、内分泌系、などについても詳しく学びます。競技者に対するパフォーマンス評価やトレーニング処方の際
に専門的な運動生理学的な知識は不可欠です.
■到達目標
より専門的な授業に生かせるよう,スポーツ生理学に関する基本的な知識を習得する.
特に、骨格筋の構造、筋線維の収縮特性、エネルギー供給系、運動時の呼吸循環系について理解すること.
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよびスポーツ生理学の概説
第8回:筋活動の種類と特性
授業の内容,進め方,予習・復習、評価方法などについて説明します.
静的収縮と動的収縮の特性について学びます.
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
さい.
さい.
第2回:身体組成、骨格筋の構造
第9回:骨格筋の加齢による変化と性差
運動生理学を学ぶのに必要な基本的な身体の構造(身体組成、骨格
骨格筋の発育、老化による変化および性差について学びます.
筋の仕組み)について学びます.
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
さい.
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
第10回:運動を制御する神経系の構造
さい.
第3回:骨格筋の微細構造と神経支配
筋の活動に影響を及ぼす神経系の構造と働きを学びます.
骨格筋の微細構造を説明し、骨格筋を構成する要素と収縮のための
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
さい.
神経の支配を学びます.
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
第11回:運動を制御する内分泌系の機能
運動に関係するホルモンの分泌を担う内分泌系の概要を学びます.
さい.
第4回:骨格筋収縮のメカニズム
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
さい.
運動単位や興奮収縮連関などについて学びます.
学習課題:次回の授業のキーワードを提示するので,下調べを必ず
第12回:運動に関係する各種ホルモンの特性
運動時に分泌される各種ホルモンの特性と機能について学びます.
行う.また,レポートの作成を行う.
第5回:筋活動のためのエネルギー供給
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
さい.
筋活動に必要なエネルギー供給系とその基質について学びます.
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
第13回:運動と免疫機能の関係
運動に関係する免疫系の特性について学びます.
さい.
第6回:筋線維タイプの特性
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
さい.
エネルギー供給系と筋収縮特性からみた筋線維タイプの特性を学び
ます.
第14回:運動時の呼吸器系の機能
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
運動に関係する呼吸器系の機能について学びます.
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
さい.
第7回:筋の力発揮特性
さい.
筋の横断面積と固有筋力、関節角度の影響などについて学びます.
第15回:運動時の循環系の機能
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
運動に関係する循環系について前回学んだ呼吸器系と合わせて機能
さい.
を学びます.
学習課題:これまでの授業の内容について復習してください.
■評価方法
成績の評価は,授業時間中に複数回実施する小テスト50点,期末の論述試験50点とする.
■教科書
指定しないが、以下の参考書を参照することを推奨する.
■参考書
「スポーツ指導者に必要な生理学と運動生理学の知識」村岡功編著 市村出版
■履修上の注意事項
授業は静かに受講してください.
■受講生へのメッセージ
運動のパフォーマンスを向上させるには身体内部の反応を理解することが必要です.
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スポーツ用具論
【担当】植田 真司
■授業概要
スポーツで使用されるシューズ、ゴルフ、野球、テニスなどの用具を例に、どのような素材が使用され、どのような科学が応用され、どのような
機能があるのかを学ぶと共に、その歴史、製造方法、使用方法及びその特徴と効用を理解し、スポーツ用具の企画・設計するうえで要求される基
礎的な知識を身につける。
■到達目標
スポーツ用具の素材、製造方法、役割等を概ね理解し、怪我・故障を予防及びパフォーマンス向上など最適な用具を選択することが出来る能力
とを身に付けます。
■講義計画
第1回:スポーツ用具と記録の変遷
見る。実際に使用してみる。
用具によって如何に記録が変わるかを学びます。
第9回:野球用具の特徴
学習課題:今持っているスポーツ用具の性能を意識して使用してみ
野球用具(グラブ、バット、ボール)の素材、機能、製造方法を学びます。
る。
学習課題:専門書を読んでより深く学ぶ。スポーツ店などで現物を
第2回:スポーツ用具に使われる素材について
見る。実際に使用してみる。
スポーツ用具に使われている素材の特徴を学びます。
第10回:テニス用具の特徴
学習課題:スポーツ用具が何からつくられているのか、タグなどで
テニス用具(ラケット、ガット、ボール)の素材、機能、製造方法
原材料を確認する。
を学びます。
第3回:シューズの選び方
学習課題:専門書を読んでより深く学ぶ。スポーツ店などで現物を
怪我・故障を防ぐためのシューズの選び方を学びます。
見る。実際に使用してみる。
学習課題:シューズ選びを実践する。
他の人にアドバイスしてあげる。
第11回:スポーツウエアの特徴
第4回:シューズの機能・構造と競技別の特徴
ウエア(水着など)がいかに記録や勝敗に影響しているか、その機
シューズの機能・役割・構造。及び種目別にシューズの特徴を学び
能を学びます。
ます。
学習課題:専門書を読んでより深く学ぶ。スポーツ店などで現物を
学習課題:専門書を読んでより深く学ぶ。スポーツ店などで現物を
見る。
第12回:トラック等のサーフェイスの機能
見る。
第5回:シューズの作り方
用具だけでなく、トラックやコートなど地面の特徴を知ることで、
シューズの企画から製造まで、どのようにつくられているのかを学
適切な用具を選べることを学びます。
びます。
学習課題:専門書を読んでより深く学ぶ。スポーツ店などで現物を
学習課題:専門書を読んでより深く学ぶ。
見る。実際に使用してみる。
第6回:スポーツ用具と色彩心理
第13回:スポーツ用具と環境問題
スポーツ用具の色により、選手のパフォーマンスが変わることを学
いつまでも屋外でスポーツが出来るように、我々が環境保護の為に
びます。
何が出来るのかを学びます。
学習課題:専門書を読んでより深く学ぶ。
学習課題:普段から、環境について考えること。
第7回:スポーツ用具と安全性
第14回:スポーツ用具とハイテク
スポーツ用具の役割として、怪我や故障を守る機能について学びま
動作分析ソフトなど、スポーツのパフォーマンスをサポートするマ
す。また、どのような防具があるのかを学びます。
シンや用具について学びます。
学習課題:専門書を読んでより深く学ぶ。スポーツ店などで現物を
学習課題:新聞やニュース、インターネットなど、最新の情報を手
見る。
に入れること。
第8回:ゴルフ用具の特徴
第15回:未来のスポーツ用品
ゴルフ用具(クラブヘッド及びシャフト、ボール)の素材、機能、
スポーツ用具が、将来どのように進化するのかを考えます。
製造方法を学びます。
学習課題:新聞やニュース、インターネットなど、最新の情報を手
学習課題:専門書を読んでより深く学ぶ。スポーツ店などで現物を
に入れること。
■評価方法
授業内レポート 5点×15回=75点 授業の理解度、気づき等を評価します。
小テスト 5点×3回=15点
課題企画書 10点 アイデア、実現性、全体構成から評価します。
合計得点が60点以上を合格とします。
■教科書
プリント配布
■参考書
『イラストでみる最新スポーツルール』大修館書店編集部、大修館書店
『スポーツと化学』日本科学会編、大日本図書
『スポーツシューズの本』ミズノスポーツシューズ研究会、三水社
■履修上の注意事項
講義を聴くだけでなく、各競技種目の用具の歴史について調べ、なぜ今のような形状、素材、設計になっているのか自分の考えを持ち、積極的
に授業に参加すること。
■受講生へのメッセージ
用具を選ぶことで、故障を防いだり、パフォーマンスを高めるのも能力の一つです。
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トップアスリート論
【担当】コーチングコース教員
■授業概要
スポーツ界にはトップアスリートと呼ばれるロールモデルが存在する。彼らはいかにしてトップアスリートに成り得たのか。また、
何をもって我々
は彼らをトップアスリートとして認めているのか。
本講義は、トップアスリートに関るさまざまなスポーツ事象を切り口に、我々とも共通する競技力向上のノウハウを探り出し、受講生各自がスポー
ツ大学生・競技スポーツの実践者として、有意義なアスリートライフを創造する能力を身につけることを目的とする。
■到達目標
アスリートはいかにして成長し極めるのか、その現状と課題を理解し、自己のアスリートとしての成長に活用することで、将来へ向けた明確な
ビジョンを持つ。
■講義計画
第1回:ガイダンスおよびトップアスリートの現状の概説(渋谷俊浩)
第8回:トップアスリートの競技力向上に資するための情報通信技
術について(吉川文人)
授業の概要説明および、導入を図る。トップアスリートの現状課題
について、総論的に解説する。
スポーツ競技の競技力向上を意図して利活用されている情報通信技
トップアスリートの現状課題について、総論的に解説する。
術の活用事例を概観し、データを利用した選手強化及び指導者育成
学習課題:トップアスリートに関する文献等を読む。
の展望について考える。
第2回:クリーンアスリートを目指して(渋谷俊浩)
第9回:トップアスリートの考え方(白木孝尚)
近年のトップアスリートを取り巻く課題・問題点について、事例を
トップアスリートの著書や資料から、アリートとしての資質や素養
紹介しながら解説する。
を学ぶ。また、自身のアスリートとしての活動を振り返り、今後の
特に、ドーピング問題に焦点を当てる。
アスリートとしての姿勢を考える。
学習課題:トップアスリートに関する文献等を読む。
第10回:アスリート教育(白木孝尚)
第3回:トップアスリートは違う!いや同じ!(望月 聡)
アスリートをコーチングする上で考慮しなければならないことや、
トップアスリートは何が違うのか。実はあまり変わらないのでは。
アスリート兼人間としてどのような教育を展開していくべきかにつ
様々な視点からトップアスリートについて組織化して分析してみる。
いて、トップアスリートの事例を参考に考える。
学習課題:トップアスリートに関する文献から違いについてまとめ
学習課題:トップアスリートに関する文献の書見
第11回:チャンピオンでありつづけるトップアスリート(北村 哲)
ておく。
第4回:これからのトップアスリートについて考えてみる
(望月 聡)
チャンピオンとして君臨し続けるトップアスリートの競技生活につ
スポーツが科学される時代になって、誰もが理解しやすくなり、ま
いて触れ、成功者であり続けるためのポイントについて考える。
た誰もが競技成績を高めやすくなった。そのような時代のトップア
第12回:トップアスリートの失敗(北村 哲)
スリートについて、新しい視点から考えてみる。
トップアスリートの失敗事例から競技生活での苦難を克服するため
第5回:柔道のトップアスリートについて(林 弘典)
の考え方や方法について考える。
挑戦 岡田弘隆(DVD)を視聴し、トップアスリートについて考える。
第13回:大学アスリートと世界的アスリート(鳥羽賢二)
学習課題:元全日本柔道強化選手の岡田弘隆について調べる。
本学在学のトップアスリートに焦点をあて、その環境、素養につい
第6回:柔道のトップアスリートを支える者について(林 弘典)
て概観する。
全日本柔道連盟強化委員会科学研究部や強化コーチの活動を紹介し、
また、世界で活躍するアスリートが、メダリストになるまでの過程
トップアスリートを支える者について考える。
を観察し、その成功事例のポイントを探る。
学習課題:全日本柔道連盟や国立科学スポーツセンター
(JISS)
のホー
第14回:アスリートのセルフマネジメントと社会的影響(鳥羽賢二)
ムページより全日本柔道のサポート体制について調べる。
アスリートが、頂点を目指すための内発的動機付けについて議論を
第7回:トップアスリートの競技力向上に資するためのデータ利用
展開する。
について(吉川文人)
くわえて、トップアスリートが社会に及ぼす影響について検討する。
スポーツ競技の事象を定量的に評価するために収集されたデータの
第15回:授業のまとめ(渋谷俊浩)
活用事例について知り、競技力向上を意図したデータ利用について
トップアスリートとは、(競技)スポーツの持つ力とは何か。事例を
理解を深める。
挙げて解説する。
本講義のまとめ。
学習課題:授業で学修した内容を資料として記録しておく。
■評価方法
1.レポート課題:100点=16点×1部(主担当3コマ)+14点×6部(各担当2コマ)で評価する。
2.各セッション(コーチングコース教員7名)における授業内レポート課題(7部)を重視し、全7部のレポート課題の提出を義務付ける。
■教科書
特に使用しない。
必要に応じて資料などを配布する。
■参考書
必要に応じて授業内で紹介する。
スポーツ選手の伝記、ニュース・新聞記事などに注目しておくこと。(*キーワード:トップアスリート)
■履修上の注意事項
将来、指導者(人に何かを伝える人)を目指している学生は、積極的に受講することが望ましい。本授業で学んだことは、必ず各自のスポーツ
活動の現状に当てはめて考えてみること。
■受講生へのメッセージ
彼らがそこに至る過程には、必ず我々と同様の試行錯誤があったに違いない。「今、我々ができること、使えるものは何か」、受講生がそれぞれ
の目標に挑戦していく上で、本トップアスリート論からのヒントを獲得して欲しい。
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スポーツビジネス論
【担当】吉倉 秀和
■授業概要
本授業は、今日のスポーツビジネスを象徴する分野、産業、製品を理解するとともに、スポーツビジネスにおける基礎的用語とその意味の学習、
ならびにビジネスチャンスに対する新しいアイデアを生み出すためのトレーニングを行う。特に受講者は、今日のスポーツビジネスの成功事例の
裏側に潜む法則を理解するとともに、今後成長が期待されるスポーツビジネス領域を特定し、その根拠を証明することが求められる。
■到達目標
履修者はこのコースを受講後、
1.今日のスポーツビジネスを象徴する分野、産業、製品を理解する
2.今日のスポーツビジネスの成功事例の裏側に潜む法則を理解し、説明することができる
3.今後成長が期待されるスポーツビジネス領域を特定し、その根拠を述べることができる
■講義計画
第1回:スポーツビジネスの現状
第9回:スポーツファシリティのビジネス
授業の全体の流れやスポーツビジネスの概論について解説する。
スポーツファシリティに関するさまざまな制度について解説を行う。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
第2回:プロ野球のビジネス
第10回:プロ(クラブ)スポーツチームのビジネス
国内プロ野球の現状と課題について解説する。
プロ(クラブ)スポーツチームにおける経営について解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
第3回:メジャーリーグのビジネス
第11回:マイナープロスポーツのビジネス
アメリカ大リーグの現状と課題について解説する。
マイナープロスポーツにおけるチームやリーグの取り組みについて
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
解説する。
第4回:Jリーグのビジネス
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
日本プロサッカーリーグの現状と課題について解説する。
第12回:観光型スポーツのビジネス
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
観光型スポーツにおける現状と課題について解説する。
第5回:欧州サッカーのビジネス
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
海外サッカー(特に欧州)に着目し、現状と課題について解説する。
第13回:トップアスリートのビジネス
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
トップアスリートにおけるビジネスやマネジメント手法について解
第6回:サッカーワールドカップのビジネス
説する。
サッカーワールドカップに関する経済的要因の観点から考察する。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
第14回:企業スポーツのビジネス
第7回:オリンピックのビジネス
企業スポーツに関する現状と将来の道筋について解説する。
オリンピックとその都市の関係性に関する経済的要因の観点から考
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
察する。
第15回:まとめ及び総評
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
全体を通して、スポーツビジネスに関する今後について解説する。
第8回:スポーツメーカーのビジネス
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
サッカーワールドカップに関する経済的要因の観点から考察する。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
■評価方法
複数の授業内課題(小レポート等)30点
期末レポート70点
■教科書
なし
■参考書
資料を配布する。
■履修上の注意事項
なし
■受講生へのメッセージ
テレビや新聞ではよくスポーツビジネスに関する用語でも、本来の意味をよく分かっていない言葉はありませんか?スポーツビジネスマネジメ
ントにおける基礎的用語とその意味を学習するとともに、スポーツビジネスの「いま」の動きを捉え、若い人の新鮮な感覚で新しい価値を生み
出すビジネスモデルを創造してほしい。
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2016/04/22
10:29:16
スポーツ文化の国際比較
【担当】スポーツビジネスコース教員
■授業概要
本講義は諸外国のスポーツ文化の国際比較を通じて、国際的なスポーツの理解を深めることを目的とする。受講者は授業で取り上げる国々(ある
いは国際スポーツ組織)におけるスポーツの意味、役割、価値を理解するとともに、スポーツをマネジメントする組織の特性およびそれを取り巻
く社会的・歴史的背景についても説明できるようにならなければならない。わが国のスポーツとの共通点および相違点を特定することで、日本の
スポーツ文化の発展の方向性を探ると同時に、スポーツに関する正しい国際理解を持つことも、本講義の重要な課題である。
■到達目標
(1)授業で取り上げる国々におけるスポーツの意味、役割、価値を理解する
(2)各国のスポーツ組織の特性およびそれを取り巻く社会的・歴史的背景について説明できるようになる
(3)わが国のスポーツとの共通点および相違点を特定することができる
(4)授業で明らかとなったスポーツの国際的な共通点および相違点を基に、日本のスポーツ文化の発展の方向性を探ることができる
(5)スポーツに関する正しい国際理解を持つ
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよびスポーツの国際化の概説
本講義の到達目標、授業計画、課題レポート、評価方法などについ
て理解する。
学習課題:配布資料を読み返し、本講義の目標および流れを理解す
ること
第2回:スポーツ文化の紹介:夏季オリンピック
夏季オリンピックの創設・発展の背景、経緯、今後の方向性について、
国際的な観点から理解を深める。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、オリンピックについて復
習すること
第3回:スポーツ文化の紹介:冬季オリンピック
冬季オリンピックの創設・発展の背景、経緯、今後の方向性につい
て学び、理解を深める。
学習課題:図書館で関連書籍をよく読み、オリンピックについて復
習すること
第4回:スポーツ文化の紹介:サッカー・ワールドカップ
W杯サッカーの創設・発展の背景、経緯、今後の方向性について、
国際的な観点から理解を深める。
学習課題:配布資料や関連する本を読み、ワールドカップについて
復習すること
第5回:スポーツ文化の紹介:ヨーロッパサッカー
世界的な人気を誇るヨーロッパサッカーの発展の背景、経緯、今後
の方向性について、国際的な観点から理解を深める。
学習課題:さまざまなメディアで、ヨーロッパサッカーについての
理解を深めること
第6回:スポーツ文化の紹介:東南アジアのスポーツ
東南アジア地域(特にシンガポール)におけるスポーツの発展の背景、
経緯、今後の方向性について、また日本との連携について理解を深
める。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、東南アジアのスポーツに
ついて復習すること
第7回:スポーツ文化の紹介:西アジアのスポーツ
西アジア地域(特に中東)におけるスポーツの発展の背景、経緯、
今後の方向性について、また国際的スポーツイベントの実際につい
て理解を深める。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、西アジアのスポーツにつ
いて復習すること
第8回:スポーツ文化の紹介:南アジアのスポーツ
南アジア地域(特にインド)におけるスポーツの発展の背景、経緯、
今後の方向性について、また南アジアでプレイする日本人アスリー
トに焦点を当て、世界でプレイすることについて理解を深める。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、南アジアのスポーツにつ
いて復習すること
第9回:スポーツ文化の紹介:南米のスポーツ
南米地域(特にブラジル)のスポーツの発展の背景、経緯、今後の
方向性について、経済情勢も踏まえた観点から理解を深める。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、南米のスポーツについて
復習すること
第10回:スポーツ文化の紹介:米国カレッジフットボール
米国カレッジフットボールの発展の背景、経緯、今後の方向性につ
いて、国際的な観点から理解を深める。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、米国カレッジフットボー
ルについて復習すること
第11回:スポーツ文化の紹介:米国カレッジバスケットボール
米国カレッジバスケットボールの発展の背景、経緯、今後の方向性
について、国際的な観点から理解を深める。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、米国カレッジバスケット
ボールについて復習すること
第12回:スポーツ文化の紹介:米国プロスポーツ
米国プロスポーツの発展の背景、経緯、今後の方向性について、国
際的な観点から理解を深める。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、米国プロスポーツについ
て復習すること
第13回:スポーツ文化の紹介:米国スポーツとレガシー
米国スポーツが五輪、プロスポーツ、カレッジスポーツなどの開催
をとおして長年に渡り築いてきたレガシーについて理解を深める。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポーツレガシーについ
て復習すること
第14回:スポーツ文化の紹介:ヨーロッパの三大自転車レース(三
大ツール)
ヨーロッパの三大自転車レース(ツール・ド・フランス,ジロ・デ・
イタリア,ブエルタ・ア・エスパーニャ)のうち,ツール・ド・フ
ランスを中心とした自転車レースの発展の背景、経緯、今後の方向
性について、国際的な観点から理解を深める。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、三大ツールについて復習
すること
第15回:スポーツ文化の紹介:欧米の四大自動車レース
モナコグランプリ(F 1世界選手権),インディ 500(インディカー・
シリーズ),ル・マン24時間レース(FIA世界耐久選手権),モンテ
カルロ・ラリー(WRC)の四大自動車レースの発展の背景、経緯、
今後の方向性について、国際的な観点から理解を深める。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、四大自動車レースについ
て復習すること
■評価方法
授業に関する四つのレポート(各25点)の合計100点満点。
25点:講義内容を踏まえ、独自の視点を加えて課題・問題点を十分に論じることができている。
20点:講義内容を踏まえ、独自の視点を加えて課題・問題点を論じることができている。
15点:講義内容を踏まえ、課題・問題点を論じることができている。
10点:講義内容を踏まえ、課題・問題点を何とか論じることができている。
■参考書
授業の中で紹介する
■履修上の注意事項
レポートを重視する
■受講生へのメッセージ
国際的な視点から、スポーツに関する教養の幅を持たせるために、是非本講義で世界各国のスポーツの社会的・文化的側面を学習して下さい。
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スポーツバイオメカニクス
【担当】高橋 佳三
■授業概要
スポーツバイオメカニクスとは,
「力学,生理学,解剖学など様々な基礎理論に基づいてスポーツ活動中の動作について研究する学問」です.こ
の講義では,様々なスポーツの動作についてのVTRをみながら「動作をバイオメカニクス的に考える」ことを学び,スポーツの動作についてより
深く観察,考察できるようになることを目指します.
■到達目標
自身のスポーツ・フィールドで,動作をバイオメカニクス的に観察できるようになるための素養を身につけることを目的とします.
■講義計画
第1回:スポーツバイオメカニクスとは?(イントロダクション)
スポーツバイオメカニクスとはどのような学問であるかについて,
実例(映像)をみながら理解する.
学習課題:スポーツの中継やニュースなどを見ながら,動作分析が
どのように行われているかを考えてみる.
第2回:スポーツ技術とはなにか?
スポーツにおける「技術」についての理解を深める.
学習課題:簡単に使われる「技術」という言葉の定義について考え
ながらスポーツの動作を観察する.
第3回:スポーツ技術を分解する
スポーツ技術を局面や方向などに分解して考える考え方を学ぶ.
学習課題:実際に自分がしているスポーツの中で,技術を分解しな
がら観察する習慣をつける.
第4回:立つ,座る,体幹の動き(正しい姿勢)
「スポーツをする上でよい姿勢とはどのような姿勢か」について理解
を深める.
学習課題:実際にスポーツをする中で,もしくは日常生活の中で,
学んだ姿勢を活かして行動する.
第5回:スポーツバイオメカニクスの基礎(1):運動と力
運動と力の関係について理解を深める.
学習課題:実際にスポーツをする中で,力の方向や大きさなどに注
意しながら動作を行ってみて,その違いを考える.
第6回:スポーツバイオメカニクスの基礎(2):運動量と力積
運動量と力積の関係について理解を深める.
学習課題:実際にスポーツをする中で,どのぐらいの大きさの力を
どのくらい長く加えるのか,そのときに身体のどの部位
が動いているのか,等について考えながら動作を行って
みる.
第7回:スポーツバイオメカニクスの基礎(3):運動における力学
的エネルギー,仕事,パワー(Ⅰ)
力学的エネルギー,仕事,パワーの関係について理解を深める.
学習課題:実際にスポーツをする中で,どういう動きをするとエネ
ルギーやパワーの伝達が阻害されるか,等について考え
ながら動作を行ってみる.
第8回:スポーツバイオメカニクスの基礎(4):運動における力学
的エネルギー,仕事,パワー(Ⅱ)
力学的エネルギーや生理的エネルギーを高める,または消費しない
ための方法について理解を深める.
学習課題:効率,有効性,経済性などの関係や,位置エネルギーの
利用など,実際の運動に活かせるかどうかを考えながら
動作を行ってみる.
第9回:スポーツバイオメカニクスの基礎(5):流体力1(空気の
流れと物体の動き)
ボールの回転と空気の流れにより発生する力について理解を深める.
学習課題:球技を行う際に,ボールやディスクなどをどう回転させ
るとどのように変化するか考えながら運動する.
第10回:スポーツバイオメカニクスの基礎(6)
:流体力2(水の流
れと物体の動き)
水中での運動における身体の動きと水の抵抗および推進力の関係に
ついて理解を深める.
学習課題:水泳の授業において,どう手足を動かせばより効率よく
進むことができるかなど考えながら動作を行う.
第11回:スポーツバイオメカニクスの基礎(7)
:流体力3(身体動
作と流体力学)
回転運動と姿勢の関係について理解を深める.
学習課題:くるっと回転する際などに腕や脚の姿勢に注意して動作
を行い,回転がどのように変化するか考えながら動作を
行う.
第12回:スポーツバイオメカニクスの基礎(8)
:回転運動と角運動
量
角運動量の考え方について理解を深める.
学習課題:角運動量の変化について考えながら動作を行う.
第13回:良い動きのバイオメカニクス的原則(1)
:反動動作と振り
込み動作、身体重心
身体重心や反動動作,振り込み動作について理解を深める.
学習課題:自分の重心が今どこにあるか,反動動作や振り込み動作
は適切に行われているか,など考えながら動作を行う.
第14回:良い動きのバイオメカニクス的原則(2)
:運動連鎖と力学
的エネルギーの流れ
運動連鎖や力学的エネルギーの流れ、運動依存力について理解を深
める.
学習課題:身体各部の動きの協調や,力やパワーの伝達に留意しな
がら動作を行う.
第15回:まとめ:総合的なテストと解説
授業で分かりづらかった点や,授業ごとの小テストで正解率の低かっ
た項目などについて解説を行う.
学習課題:計算問題や複雑な関係などについてあらかじめ考えてお
き,質問できるようにしておく.
■評価方法
授業内の小テスト(60点)と期末試験(40点)の合計100点満点で評価する.
・授業内の小テストは各回4点×15回とする.
・4問の正解数をそのまま得点とする.
期末試験は100点満点とし、その得点を40点に換算して計算する.
■教科書
特にありません.資料を配付します.
■参考書
「スポーツバイオメカニクス」深代千之,桜井伸二,平野裕一,阿江通良 編著,朝倉書店
「スポーツバイオメカニクス20講」阿江通良,藤井範久 著,朝倉書店
「バイオメカニクスで読み解く スポーツ動作の科学」深代千之,川本竜史,石毛勇介,若山章信 著,東京大学出版会
■履修上の注意事項
試合などで欠席するときには,事前に欠席届を提出すること.また,欠席した回の授業資料を入手し,穴埋めをしておくこと.
■受講生へのメッセージ
科目名を見て,「スポーツバイオメカニクスは難しそうだ」,そんな印象があるかもしれません.確かに,みなさんにとって初めて耳にするよう
な言葉が多いでしょう.しかし,
「人間の動作をバイオメカニクス的に考える」ことで,自分のパフォーマンス向上や,コーチングのために役立
つことは非常に多いと思います.頑張っていきましょう.また,授業中には随時「古武術」の簡単な実演・実習も行います.少しでも受講者の
皆さんのパフォーマンス・アップにつながればと思います.
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2016/04/22
10:29:16
スポーツメンタルトレーニング
【担当】豊田 則成
■授業概要
スポーツ選手の全てが、心の問題と日々直面しながら競技生活を送っている。すなわち、大事な場面での実力発揮を目指すことはもちろんのこと、
様々な心理的課題を克服し、人格的に成長・成熟することがスポーツ選手には求められている。スポーツメンタルトレーニングは、様々な心理ス
キルトレーニングを通じて、スポーツ選手の日々の心理的問題の克服に寄与する。本授業では、スポーツメンタルトレーニングの理論的背景を習
得し、実際のトレーニング方法について解説していく。
■到達目標
1)スポーツメンタルトレーニングの基礎的理論を理解できる
2)心理スキルトレーニングの概要を把握することができる
3)スポーツメンタルトレーニングの効果とその検証方法について理解できる
■講義計画
第1回:メンタルトレーニングの理論的背景
本授業のオリエンテーションとともに、メンタルトレーニングの歴
史を概観し、理論的背景を学習する。
学習課題:教科書の関連するページを予め通読しておくこと。
第2回:メンタルトレーニングの原則
メンタルトレーニングは決して特効薬ではない。トレーニングと名
が付く限り、それだけの時間と労力を必要とする。そのような前提
から、メンタルトレーニングの原則について解説する。
学習課題:教科書の関連するページを予め通読しておくこと。
第3回:メンタルトレーニング技法の基礎(1)アセスメント
アセスメントは、現状の自己の心理状態を把握するために行う。心
理的競技能力診断検査を中心に、具体的なアセスメント方法、そして、
その解釈およびアドバイスポイントなどを解説する。
学習課題:教科書の関連するページを予め通読しておくこと。
第4回:メンタルトレーニング技法の基礎(2)行動変容技法
認知ー行動療法の理論に基づいたメンタルトレーニングの事例を紹
介し、実際、その技法についての解説を行う。
学習課題:認知ー行動療法に関連する文献を予め概観しておくこと
が望ましい。
第5回:メンタルトレーニング技法の基礎(3)目標設定技法
目標設定は、個人の意欲を喚起し、方向付け、強化する機能を有し
ている。長期、中期、短期といった目標の構造化を実践し、具体的
な達成行動を促した事例を紹介し、理解を深める。
学習課題:メンタルとレーンングの概論書の中には、目標設定理論
は詳しく解説されている。予め熟読しておくことが求め
られる。
第6回:メンタルトレーニング技法の基礎(4)リラクセーション
技法
ルラクセーション技法は、メンタルトレーニングの中心的技法のひ
とつと位置づけられる。様々な方法が実践されているため、その一
部を紹介し、実践例を解説する。
学習課題:禅や呼吸法、漸進的筋弛緩法、自立訓練法など、リラクセー
ションを目的とした技法は沢山ある。予め概観しておく
ことが望まれる。
第7回:メンタルトレーニング技法の基礎(5)バイオフィードバッ
ク技法
皮膚電位を利用したイメージトレーニングにおいて、バイオフィー
ドバックは注目されている。メンタルトレーニングへの導入事例を
紹介し、理解を深める。
学習課題:教科書の関連するページを予め通読しておくこと。
第8回:メンタルトレーニング技法の基礎(6)注意集中技法
注意集中は、メンタルトレーニングの中心的な技法のひとつでもあ
る。様々な技法が実践されていることから、その実例を紹介し、理
解を深める。
学習課題:教科書の関連するページを予め通読しておくこと。
第9回:メンタルトレーニング技法の基礎(7)イメージ技法
イメージ技法は、スポーツ選手にとってパフォーマンス向上へ向け
た実質的な技法と位置づけることができる。実践例を解説し、その
理解を深める。
学習課題:教科書の関連するページを予め通読しておくこと。
第10回:メンタルトレーニング技法の基礎(8)情動コントロール
技法
情動をコントロールすることは、スポーツ選手にとって大きな課題
でもある。これまでに解説してきたリラクセーションやイメージ技
法を利用することで効果が期待できる。実践例を中心に解説する。
学習課題:教科書の関連するページを予め通読しておくこと。
第11回:メンタルトレーニング技法の基礎(9)暗示技法
暗示は、不安やストレス軽減に寄与するばかりでなく、積極的な取
り組みを喚起する上でも大きな効力を発揮する。実践例を解説しな
がら、その理解を深める。
学習課題:教科書の関連するページを予め通読しておくこと。
第12回:メンタルトレーニング技法の基礎(10)ポジティブシンキ
ング
ひとは自動思考の中で、ついついネガティブな思考に陥りやすい。
ポジティブシンキングとは、お気楽に構えることではなく、そのう
いった自動思考を改善することを目的とする介入思考を実践するこ
とが目的となる。実践例を解説し、その理解を深める。
学習課題:教科書の関連するページを予め通読しておくこと。
第13回:メンタルトレーニングの実践例
これまでの授業の中で解説して来た技法を総合的にプログラムした
実践例を解説し、教育的で計画的な介入方略について検討する。
学習課題:教科書の関連するページを予め通読しておくこと。
第14回:プレゼンテーションⅠ(グループごとに)前半
グループ分けを行い、メンタルトレーニングに関する実践報告を行
う。グループごとにひとつの心理技法に着目し、実践した成果を報
告し、その是非を問う機会を設ける。様々な角度からの検討が可能
となる。
学習課題:グループごとの課題を適宜遂行しておくこと。
第15回:プレゼンテーションⅡ(グループごとに)後半
前回に引き続き、グループ作業によって得られた成果を中心に、メ
ンタルトレーニングに関する実践報告を行う。グループごとにひと
つの心理技法に着目し、実践した成果を報告し、その是非を問う機
会を設ける。様々な角度からの検討が可能となる。
学習課題:グループごとの課題を適宜遂行しておくこと。
■評価方法
以下の規準を設け、レポート課題(50%)とプレゼンテーション(50%)を評価し、成績判定を行う。
毎時間、グループ学習形態によるレポート課題を課す。また、本授業の総括としてプレゼンテーションを行う。
評価は100点満点とし、90点以上を「A」
、80点以上89点以下を「B」、70点以上79点以下を「C」、60点以上69点以下を「D」
、59点以下を「E」
とし、「E」は単位認定しない。また、プレゼンテーションを不参加の者は「履修放棄」とみなし、「E」扱いとする。
■教科書
スポーツメンタルトレーニング教本(日本スポーツ心理学会編 大修館書店)
■参考書
メンタルトレーニングワークブック(中込四郎編著 道和書院)
■履修上の注意事項
本授業は、現在、競技生活を送っているスポーツ選手や将来スポーツ指導者を目指している受講生を対象としている。毎時間、グループ学習形
態を採り、レポート課題を課す。レポート提出が遅れたり、未提出の者は評価対象としない。また、最終授業時にプレゼンテーションを行い、
評価の対象とする。また、マインドマップを利用して学習内容を整理するので、12色以上のサインペンもしくは色鉛筆を持参すること。
■受講生へのメッセージ
スポーツメンタルトレーニングは「特効薬」ではない。「トレーニング」と名がつくだけあって、その成果を挙げるためには膨大な時間と労力を
不可欠とする。また、心の成長はどれ程の「骨折り」を克服したかによって決定づけられる。スポーツメンタルトレーニングは「心の科学」に
他ならない。
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2016/04/22
10:29:16
スポーツリハビリテーション
【担当】小松 猛
■授業概要
この授業では、まず「リハビリテーションとは何か」という基本的な考え方(理念)を掘り下げて考える.その上で,特にスポーツ外傷・障害を
例にあげながら,元のスポーツ活動に復帰するためにそれぞれの過程に必要な知識や技術を学修する。また,中高年者や障害者のリハビリテーショ
ンも学修する.以上のように、スポーツ医学概論で学んだ外傷・障害の知識を復習しながら、それらをさらに深めるとともに、リハビリテーショ
ンに必要な具体的な方法について学修する。
■到達目標
1.リハビリテーション、及びスポーツリハビリテーションとは何かを説明できる。
2.スポーツ選手・愛好家がスポーツ外傷・障害からスポーツ復帰するためには、どのような人々が、どのように関わるかを説明できる。
3.代表的なスポーツ外傷・障害である、足関節捻挫、腰部障害(各種の腰痛症)、膝靭帯損傷(特に前十字靭帯損傷)
、および肩関節障害(特
に投球障害肩)の具体的リハビリテーションプログラムについて概略を説明できる。その他、障害者や中高年者のスポーツ活動とリハビリテーショ
ン(スポーツ再開)について概略を説明できる。
■講義計画
第1回:総論:スポーツリハビリテーションとは?
スポーツリハビリテーションとは? 本授業の目的と範囲 リハビ
リテーションの理念について考える
学習課題:
「リハビリテーション」という言葉を、身近な身の回り、
あるいは各種メディアから採集し、どのような意味でつか
われているかを考えてみる。レポートの課題とする予定。
第2回:総論:リハビリテーションの評価、治療(運動療法以外)
リハビリテーションにおける評価と治療はどのように行なわれる
か?
学習課題:リハビリテーションの評価方法を図書館で調べたり、各
種メディアから採集し、その目的について考えてみる。
第3回:リハビリテーショントレーニング法(運動療法を中心に)
具体的なアスレティックリハビリテーション方法の実際
学習課題:リハビリテーションの具体的な方法を図書館で調べたり、
各種メディアから採集し、その目的について考えてみる。
第4回:リハビリテーショントレーニング法(最近のトピックを中
心に)
具体的なアスレティックリハビリテーション方法、スポーツ用装具
やテーピングの目的
学習課題:スポーツリハビリテーションに関して図書館で調べたり、
各種メディアから採集し、総論としてまとめる。レポー
トの作成と提出。
第5回:各論:足関節のリハビリテーションに必要な解剖、傷害
足関節の病態を理解するための解剖、機能の解説とスケッチ。スポー
ツ傷害別の特徴。
学習課題:足関節の解剖を、解剖書あるいは骨格モデルから学ぶ。
解剖書を参考にスケッチを描く。
第6回:各論:足関節靭帯損傷(捻挫)のリハビリテーション
足関節靭帯損傷(捻挫)の具体的なリハビリテーション(急性期か
ら慢性期のプログラム)。
学習課題:前回のスケッチに外傷・障害の病態を追加し、
リハビリテー
ションのポイントを理解する。
第7回:各論:腰部障害のリハビリテーションに必要な解剖、傷害
腰部障害の病態を理解するための解剖、機能の解説とスケッチ。ス
ポーツ傷害別の特徴。
学習課題:腰部の解剖を、解剖書あるいは骨格モデルから学ぶ。そ
れらを参考にスケッチを描く。
第8回:各論:腰部障害のリハビリテーション
腰部障害の具体的なリハビリテーション(急性期から慢性期のプロ
グラム)。
学習課題:前回のスケッチに外傷・障害の病態を追加し、
リハビリテー
ションのポイントを理解する。
第9回:各論:膝関節のリハビリテーションに必要な解剖、傷害
膝関節の病態を理解するための解剖、機能の解説とスケッチ。スポー
ツ傷害別の特徴。
学習課題:膝関節の解剖を、解剖書あるいは骨格モデルから学ぶ。
それらを参考にスケッチを描く。
第10回:各論:膝関節前十字靭帯損傷のリハビリテーション
膝関節(前十字靭帯損傷)の具体的なリハビリテーション(急性期
から慢性期のプログラム)。
学習課題:前回のスケッチに外傷・障害の病態を追加し、
リハビリテー
ションのポイントを理解する。
第11回:各論:肩関節のリハビリテーションに必要な解剖、傷害
肩関節の病態を理解するための解剖、機能の解説とスケッチ。スポー
ツ傷害別の特徴。
学習課題:肩関節の解剖を、解剖書あるいは骨格モデルから学ぶ。
それらを参考にスケッチを描く。
第12回:各論:投球障害肩のリハビリテーション
肩関節(投球傷害肩)の具体的なリハビリテーション(急性期から
慢性期のプログラム)。
学習課題:前回のスケッチに外傷・障害の病態を追加し、
リハビリテー
ションのポイントを理解する。
第13回:各論:傷害予防トレーニング
スポーツ外傷・障害予防のための具体的なトレーニング方法とその
目的。
学習課題:予防のためのトレーニングについて情報収集する。
第14回:各論:身体障害者、中高年のリハビリテーション
障害者、中高年者に対するスポーツリハビリテーションの方法と注
意点。
学習課題:障害者、高齢者のリハビリテーションとスポーツについ
て図書館やメディアから情報収集する。
第15回:総まとめと達成度チェック
スポーツリハビリテーションについて何を学んだか? 自らの知識
の整理と確認
学習課題:1回から14回までの資料を見直し、本授業で学んだこと
をまとめる。
■評価方法
総合評価を100点満点として、以下のようにそれぞれ評価する。
レポート(授業内で課題を指定):20点
筆記試験(講義内容に準拠した解答):80点
■教科書
アスレティックリハビリテーションガイド(競技復帰・再発予防のための実践的アプローチ) 福林 徹(編) 「文光堂」
■参考書
スポーツ医学(やさしいスチューデントトレーナーシリーズ4) 藤本繁夫・大久保 衞(編) 「嵯峨野書院」
新版 スポーツ整形外科学 中嶋寛之(監修) 福林 徹・史野根生(編集) 「南江堂」
■履修上の注意事項
この授業の前に、スポーツ医学概論を修了しておくことが望ましい。授業の内容をよく理解できるように、予習,復習すること。教科書以外に
伝えたい情報については、その都度、資料を配布したりスライドで紹介する。日体協ATや健康運動指導士などの資格取得を目標にしている者は、
図書館などで自主的な学習を希望する。研究室への質問(オフィスアワーを利用)は歓迎する。なお、授業で配布した資料は、すべて保存して
おくこと。授業中に解剖図を書く時間を設けるため、各自スケッチブックを準備しておく。
■受講生へのメッセージ
スポーツ外傷・障害に限らず,怪我や病気を100%予防する方法はない。したがって不幸にも外傷・障害が発生した場合は、一日でも早い、し
かも安全な状態でのスポーツ復帰が望まれる。この授業で学習する知識は、選手としてはもちろんコーチやトレーナー、体育教師など、少なく
ともスポーツに関わるあらゆる職種にとって必要不可欠なものである。毎回,楽しんでもらえることを期待している。
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2016/04/22
10:29:17
運動処方と運動療法
【担当】高橋 正行
■授業概要
主として内科系疾患を中心に運動療法を学びます。運動療法・運動処方の基本を知り、生活習慣病(メタボリック症候群、高血圧、糖尿病、高脂
血症など)
、悪性新生物、呼吸器疾患、脳卒中、心筋梗塞、うつ病など運動療法が有効な病気を理解します。運動処方の基本とやる気スイッチを
入れる動機付け面接についてもその基本を学びます。
■到達目標
健康運動実践指導者や健康運動指導士だけでなく、運動療法についての基本を学びます。運動処方を理解でき、運動プログラムを作成できるこ
とを目標とします。実践力が重要なので、事例課題を多く学びます。
■講義計画
第1回:イントロダクション:運動療法とは?
学習課題:心臓手術を受けた人が行う心臓リハビリについて、新聞
やネットで調べてみよう。
運動療法とは医師から出された運動処方を理解して、運動による病
気の治療を行うことです。
第8回:頭部外傷や脳卒中の運動療法:眠っていた機能を発揮する
学習課題:運動処方について調べてみよう。
脳神経障害は治療困難とされてきましたが、リハビリの有効性が確
第2回:メタボリックシンドロームの運動療法:内臓脂肪を減らす
立されています。
現代病の典型であるメタボについて学びます。内臓脂肪を減らす運
学習課題:脳血管障害に対する理学療法、作業療法、言語療法、運
動療法の4つの違いについて調べてみよう。
動療法についても学びます。
学習課題:学んだメタボの定義を身近な人があてはまるのか、調べ
第9回:ガンの運動療法:筋肉を増やし、心を強くする
日本人の50%がガンになり、30%がガンで死亡する時代です。ガン
てみよう。
第3回:肥満症の運動療法:皮下脂肪を減らす
の運動療法について学びます。
肥満は足・膝の負担となるため運動には注意が必要です。肥満の種
学習課題:ガンの原因についてしらべてみよう。
類についても学びます。
第10回:呼吸器疾患の運動療法:筋肉を増やす
学習課題:肥満の定義にあなたがあてはまるのか?調べてみよう。
低酸素になると栄養失調となり、筋肉が衰弱します。21世紀の病気
第4回:高コレステロール血症の運動療法:血清脂肪を減らす
といわれるCOPDについて特に学び、その運動療法について学びます。
血液中のコレステロールが高くなる日本人は増加中です。血液の脂
学習課題:COPDについて調べてみよう。
肪について学び、その運動療法についても学びます。
第11回:動機付け面接と認知行動療法
学習課題:あなたの健康診断の結果を見て、自分のコレステロール
行動科学や臨床心理で注目されている動機付け面接と認知行動療法
を運動療法に取り入れる方法を学びます。
を知ろう。
第5回:糖尿病の運動療法:血糖を減らす
学習課題:少し難しいと感じる人は学びを深めるために調べ学習を
糖尿病には運動療法が有効ですが、運動してはいけない糖尿病もあ
してみよう。
ります。
第12回:うつ状態・うつ病の運動療法:心を強くする
学習課題:糖尿病が増えています。糖尿病について、調べてみよう。
最近増えている「うつ」の運動療法について学びます
第6回:高血圧の運動療法:血圧を下げる
学習課題:うつ状態とうつ病の違いについて調べてみよう。
高血圧の診断方法・運動指導のコツを学びましょう。
第13回:運動処方の読み方
学習課題:健康診断の結果から自分の血圧の値を知ろう。家族の血
学習課題:運動処方の4つの項目について、調べよう。
第14回:運動プログラム立案
圧も調べてみよう。
第7回:心臓リハビリテーション:ハート(心臓)を強くする
学習課題:授業で提示された症例や事例について、自分で運動プロ
心臓の運動指導は健康運動指導士から、心臓リハビリテーション指
グラムを立案してみよう。
導者の資格を取ると可能です。むずかしいと考えず、楽しい心臓リ
第15回:まとめおよび総評
ハビリを紹介します。
全体をまとめます。15週の学びの達成度に関する総評を行います。
学習課題:授業の資料、理解不足の部分をチェックしてみよう。
■評価方法
25%:授業毎にミニテストを行います。
25% レポート:興味を持った病気や運動療法についてのレポートを提出してください。
50% 定期試験
■教科書
特に指定しませんが、授業中に適宜紹介します。
■参考書
授業で適宜紹介します。
■履修上の注意事項
スポーツ医学概論I,IIを履修している事が望ましい。健康運動実践指導者、トレーニング健康コースの学生、医療職を志す学生は履修すること
が望ましい。
■受講生へのメッセージ
メタボリック症候群を代表とする21世紀の国民病である生活習慣病は薬では治療出来ません。食の改善と運動療法を提供できるスポーツ専門職
への社会のニーズは高い。生活習慣の改善指導は教師、スポーツ指導者にも必要です。
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2016/04/22
10:29:17
トレーニング・健康演習
【担当】小松 猛
■授業概要
卒業論文の作成に向け研究目的の考え方、それを達成するための研究方法の立案とその技術の習得、得られた結果のまとめ方や計算方法、そして、
その結果に基づきどのように考察し、結論を見出せるかについて具体的に勉強を進める。ただし,まだまだトレーニング・健康コース,とりわけ
スポーツ外傷・障害に関する基礎的知識が十分ではないので,これらの知識を増やしながら,自らの研究テーマを探っていくことから始めたい.
■到達目標
①自ら研究課題を見つけられるだけの情報収集を行う。②過去の先行研究を自らの課題と関連付けて理解し、整理できる。③自分の課題をまと
める力、他者に伝える力(文章ならびに口頭発表)の基礎を学習する。
■講義計画
第1回:本演習の目的と進め方
本授業のガイダンス、スポーツに関する怪我の自己体験をプレゼン
テーション
学習課題:これまでの本学での自らの学びについて、プレゼンテー
ションできる資料としてまとめる。
第2回:スポーツ医学に関する知識の総復習
スポーツ医学に関する知識を筆記・口頭で確認
学習課題:スポーツ医学に関する知識を以前の講義資料や著書で再
確認する。
第3回:参考文献の調べ方
あるテーマに対して、図書館やインターネットを用いての先行研究
の検索方法
学習課題:文献検索方法の復習、ネットを用いての実践
第4回:プレゼンテーションの作成:準備
グループに分かれてのプレゼンテーションのために必要な準備を理解する。
学習課題:前回授業で行った文献検索を駆使して必要な事項をまとめる。
第5回:プレゼンテーションの作成:スライド構成
分かりやすいプレゼンテーションのために必要なプレゼン構成を理解する。
学習課題:パワーポイントを使いこなす。
第6回:プレゼンテーションの進め方
作成したスライドを分かり易く伝えられるような進め方を学ぶ。
学習課題:作成したプレゼンテーションの内容を十分理解する。
第7回:運動器の知識を深める(正常解剖)
解剖に関する各自の担当テーマを調べ、発表する
学習課題:運動器の解剖の復習
第8回:運動器の知識を深める(正常機能)
運動器の機能に関する各自の担当テーマを調べ、発表する
学習課題:運動器の機能の復習
第9回:運動器の知識を深める(上肢のスポーツ傷害の原因、診断)
上肢の外傷・障害の受傷機転や診断方法について、各自の担当テー
マを調べ、発表する
学習課題:上肢のスポーツ傷害の復習
第❶⓪回:運動器の知識を深める(上肢のスポーツ傷害の治療、リハ
ビリテーション)
上肢の外傷・障害の治療方法と具体的なリハビリテーションについ
て、各自の担当テーマを調べ、発表する
学習課題:上肢のスポーツ傷害の復習
第❶❶回:運動器の知識を深める(下肢のスポーツ傷害の原因、診断)
下肢の外傷・障害の受傷機転や診断方法について、各自の担当テー
マを調べ、発表する
学習課題:下肢のスポーツ傷害の復習
第❶❷回:運動器の知識を深める(下肢のスポーツ傷害の治療、リハ
ビリテーション)
下肢の外傷・障害の治療方法と具体的なリハビリテーションについ
て、各自の担当テーマを調べ、発表する
学習課題:下肢のスポーツ傷害の復習
第❶❸回:運動器の知識を深める(頭頸部、
体幹のスポーツ傷害の原因、
診断)
頭頸部、体幹の外傷・障害の受傷機転や診断方法について、各自の
担当テーマを調べ、発表する
学習課題:頭頸部、体幹のスポーツ傷害の復習
第❶❹回:運動器の知識を深める(頭頸部、体幹のスポーツ傷害の治療、
リハビリテーション)
頭頸部、体幹の外傷・障害の治療方法と具体的なリハビリテーショ
ンについて、各自の担当テーマを調べ、発表する
学習課題:頭頸部、体幹のスポーツ傷害の復習
第❶❺回:前期のまとめと達成度チェック
前期の総まとめ。後期へ向けて医学論文を読んで理解するための準備
学習課題:資料の収集、整理
第❶❻回:卒業研究のテーマを求めて(医学論文に触れる)
医学論文に書かれている内容の傾向を理解する。
学習課題:前期資料の整理、自習
第❶❼回:卒業研究のテーマを求めて(卒業研究に求められるもの)
過去の卒業研究から、各自の担当論文を調べ、発表する
学習課題:過去の卒業研究抄録集の自習
第❶❽回:研究データの取り方
論文に書かれている実験の詳細を調べる
学習課題:過去の医学論文や卒業研究抄録集の自習
第❶❾回:データ収集の実践(身体測定の評価)
論文作成に必要とされる身体計測を実践して、そのデータを評価する
学習課題:身体測定の具体的な方法の予習、復習
第❷⓪回:データ収集の実践(機器を用いた測定)
医療機器(エコー)を用いての計測方法
学習課題:エコー検査に関する予習
第❷❶回:データの解析(アンケート調査)
アンケート調査をするにあたっての注意と、
分析方法(統計学的検討など)
学習課題:基礎演習で行った統計学的検討に関する復習
第❷❷回:データの分析(実験で得られたデータ)
実験データを取るにあたっての注意と、
分析方法(統計学的検討など)
学習課題:基礎演習で行った統計学的検討に関する復習
第❷❸回:卒業研究のテーマを求めて(論文のプレゼンテーション)
スポーツ外傷・障害の臨床研究から、各自の担当論文を調べ、発表する
学習課題:プレゼンスライドの作成
第❷❹回:卒業研究のテーマを求めて(論文プレゼンテーションに対
する評価)
各自の担当論文の発表に対して、グループでディスカッションする。
学習課題:過去の医学論文や卒業研究抄録集の自習
第❷❺回:卒業研究のテーマを求めて(学術講演の内容を理解)
学術講演の内容を聞いて理解する。
学習課題:過去の学術講演内容を知る
第❷❻回:卒業研究のテーマを求めて(学術講演に対する評価)
学術講演の内容について自分なりの意見を述べる
学習課題:学術講演に対するレポート作成
第❷❼回:トレーニング・健康に関する実践(ウォーキングイベント
のサポート)
ウォーキングイベントのサポートスタッフとして、参加者の健康管
理について学ぶ
学習課題:救急処置などの復習
第❷❽回:トレーニング・健康に関する実践(イベントサポートの振
り返り)
イベントサポートでの課題についてディスカッションする
学習課題:サポートスタッフとしての役割についてレポートを作成する
第❷❾回:卒業研究のテーマを求めて(プレゼンテーションについて
のまとめ)
卒業研究テーマの設定と模擬発表
学習課題:過去の卒業研究抄録集の自習
第❸⓪回:総まとめと卒業研究への準備
1年の授業の振り返りと、卒業研究テーマの決定
学習課題:自らの卒業研究テーマの資料収集
■評価方法
トレーニング・健康に関するレポート課題 50点 トレーニング・健康に関するプレゼンテーション 50点
■教科書
特に指定なし
■参考書
新版 スポーツ整形外科学 中嶋寛之(監修) 福林 徹・史野根生(編集) 「南江堂」
スポーツ医学(やさしいスチューデントトレーナーシリーズ4) 藤本繁夫・大久保 衞(編) 「嵯峨野書院」
その他、必要に応じて紹介する。
■履修上の注意事項
スポーツ医学概論,スポーツリハビリテーションで学んだことを復習しながら,さらに広く深く学修する気持ちと,自らテーマを探求する姿勢
を持ち続けること.
■受講生へのメッセージ
卒業研究の完成にむけて第一歩を踏み出し、様々な知識や技術を学ぶことで、自ら論文を作成できる実力を身につけよう.
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2016/04/22
10:29:17
トレーニング・健康演習
【担当】佃 文子
■授業概要
スポーツの現場で用いられるセオリーと、急速に発達するトレーニング科学やスポーツ医学についての新しい知見について、関連する文献を収集
し原典を理解する。
後期には、各自の興味に応じた研究分野の情報収集を行う。
これらの演習は、卒業研究のテーマをしぼり、研究計画を立案するための重要な素地となる。
■到達目標
卒業研究のテーマを決定するために、研究知見を自ら探索し、研究的疑問を持ち、疑問を解決するための具体的な研究方法を理解し、卒業研究
の計画第一案を作成する。
■講義計画
第1回:イントロダクション、図書館利用方法の習熟
授業の内容と進め方を説明する。
学習課題:図書館での文献検索手法を確認する
第2回:トレーナー活動の計画立案
身近なスポーツフィールドで実施できる、トレーニング計画・コン
ディショニング計画・体力測定計画などを立案する。
学習課題:定期的な症例検討のもととなるので、各学生はスポーツ
現場で求められていて効果的な内容はどのようなものか
を、事前に調査しておくこと
第3回:過去の卒業論文の内容討議①研究課題や問題提起の観点を
理解する
トレーニング・健康コースの卒業研究をもとに、研究課題や問題提
起の観点を理解する
学習課題:前年度のコース卒業論文の内容を予習・復習する
第4回:過去の卒業論文の内容討議②研究方法の理解を広める
トレーニング・健康コース以外の卒業研究をもとに、研究方法を理解する
学習課題:前年度の他コースの卒業論文の内容を予習・復習する
第5回:関連分野の文献の検索方法
各種の学会にて発表された先行研究を文献検索し、研究課題や問題
提起の観点を理解する
学習課題:前年度の各種学会で発表された研究発表の内容を事前に
検索し、内容を予習するとともに、わからなかった研究
手法や取り扱っている内容について復習する
第6回:国内文献の検索と理解①研究課題や問題提起の観点を理解する
各種の学術誌に発表された原著論文を文献検索し、研究課題や問題
提起の観点を理解する
学習課題:原著論文を事前に検索し、内容を予習するとともに、わ
からなかった研究手法や取り扱っている具体的な内容に
ついて復習する
第7回:国内文献の検索と理解②研究方法の理解を広める
各種の学術誌に発表された原著論文を文献検索し、研究方法を理解する
学習課題:原著論文を事前に検索し、内容を予習するとともに、わ
からなかった研究手法や取り扱っている具体的な内容に
ついて復習する
第8回:国内の文献の発表・討議① 準備
調べた文献等の概要をまとめる
学習課題:第5.6回で調べた文献をまとめ、資料を作成する
第9回:国内の文献の発表・討議② 発表
調べた文献をまとめて、概要を発表し内容や研究手法について説明する
学習課題:第5.6回で調べた文献をまとめ、資料を作成する
第❶⓪回:国内の文献の発表・討議③ 討議
調べた文献をまとめて、概要を発表し研究結果の分析と考察につい
て討議する
学習課題:第5.6回で調べた文献をまとめ、資料を作成する
第❶❶回:症例検討1回目 足部
トレーニング計画・スポーツ傷害・アスレティックリハビリテーショ
ン・コンディショニングに関係するこれまでの学生個々の取り組み
をもとに、アスリートが効果的にパーフォーマンスを向上させる手
法について討議する
学習課題:発表担当者は、第2回で計画立案した内容について、実
施状況や結果などをまとめ、発表資料を作成する。他の
学生は、発表された内容をまとめてレポートを作成する
第❶❷回:症例検討2回目 下肢
トレーニング計画・スポーツ傷害・アスレティックリハビリテーショ
ン・コンディショニングに関係するこれまでの学生個々の取り組み
をもとに、アスリートが効果的にパーフォーマンスを向上させる手
法について討議する
学習課題:発表担当者は、第2回で計画立案した内容について、実
施状況や結果などをまとめ、発表資料を作成する。
他の学生は、発表された内容をまとめてレポートを作成する
第❶❸回:症例検討3回目 体幹
トレーニング計画・スポーツ傷害・アスレティックリハビリテーショ
ン・コンディショニングに関係するこれまでの学生個々の取り組み
をもとに、アスリートが効果的にパーフォーマンスを向上させる手
法について討議する
学習課題:発表担当者は、第2回で計画立案した内容について、実
施状況や結果などをまとめ、発表資料を作成する。
他の学生は、発表された内容をまとめてレポートを作成する
第❶❹回:症例検討4回目 肩・肩甲帯
トレーニング計画・スポーツ傷害・アスレティックリハビリテーショ
ン・コンディショニングに関係するこれまでの学生個々の取り組み
をもとに、アスリートが効果的にパーフォーマンスを向上させる手
法について討議する
学習課題:発表担当者は、第2回で計画立案した内容について、実
施状況や結果などをまとめ、発表資料を作成する。
他の学生は、発表された内容をまとめてレポートを作成する
第❶❺回:総合討議
前期の取り組みを振り返り、課題に対する達成度を確認し、後期に向
けた各自の課題を洗い出し、夏季休業中に取り組むべき内容を計画す
る。また各種の計画に変更が生じている場合には、
修正計画を作成する。
学習課題:前期の取り組みを自分で振り返りレポートにまとめる
第❶❻回:国外の文献の検索 ① ストレッチング、コンディショニング
国外の学術誌に発表された原著論文を文献検索し、英文を読解し研
究課題や問題提起の観点を理解する
学習課題:原著論文を事前に検索し、内容を和訳する
第❶❼回:国外の文献の検索 ② 可動性とパフォーマンス、外傷・障害
国外の学術誌に発表された原著論文を文献検索し、英文を読解し研
究課題や問題提起の観点を理解する
学習課題:原著論文を事前に検索し、内容を和訳する
第❶❽回:国外の文献の検索 ③ 動作パターンと機能評価
国外の学術誌に発表された原著論文を文献検索し、英文を読解し研
究課題や問題提起の観点を理解する
学習課題:原著論文を事前に検索し、内容を和訳する
第❶❾回:国外の文献の検索 ④ 脳振盪
国外の学術誌に発表された原著論文を文献検索し、英文を読解し研
究課題や問題提起の観点を理解する
学習課題:原著論文を事前に検索し、内容を和訳する
第❷⓪回:文献研究(海外の関連文献を収集し読む)とグループ発表
① 疫学的研究
国外の学術誌に発表された原著論文を調べてまとめ、グループで概
要を発表し内容や研究手法、研究結果の分析について討議する
学習課題:発表担当のグループはプレゼンテーション資料をパワー
ポイントで作成する。発表者以外の学生は、発表と討議
の内容をまとめレポートを作成する
第❷❶回:文献研究(海外の関連文献を収集し読む)とグループ発表
② 横断的・縦断的研究
国外の学術誌に発表された原著論文を調べてまとめ、グループで概
要を発表し内容や研究手法、研究結果の分析について討議する
学習課題:発表担当のグループはプレゼンテーション資料をパワー
ポイントで作成する。発表者以外の学生は、発表と討議
の内容をまとめレポートを作成する
第❷❷回:文献研究(海外の関連文献を収集し読む)とグループ発表
③ コンディショニング
国外の学術誌に発表された原著論文を調べてまとめ、グループで概
要を発表し内容や研究手法、研究結果の分析について討議する
学習課題:発表担当のグループはプレゼンテーション資料をパワー
ポイントで作成する。発表者以外の学生は、発表と討議
の内容をまとめレポートを作成する
第❷❸回:文献研究(海外の関連文献を収集し読む)とグループ発表
④ 機能評価
国外の学術誌に発表された原著論文を調べてまとめ、グループで概
要を発表し内容や研究手法、研究結果の分析について討議する
学習課題:発表担当のグループはプレゼンテーション資料をパワー
ポイントで作成する。発表者以外の学生は、発表と討議
の内容をまとめレポートを作成する
第❷❹回:総合討議
後期の取り組みを振り返り、課題に対する達成度を確認し、次年度
に向けた各自の課題を洗い出し、冬季や春季休業中に取り組むべき
内容を計画する。また各種の計画に変更が生じている場合には、修
正計画を作成する。
学習課題:これまでの取り組みを自分で振り返りレポートにまとめる
第❷❺回:ミニ卒論計画
自己の興味に基づき、ミニ卒論を計画する。
学習課題:4年生の卒論の取り組みをまねながら、自分の興味のあ
る事象にどのようなリサーチクエッションを立て、その
ような方法なら解決できるのか、自ら考えて計画する。
第❷❻回:ミニ卒論予備実験
第25回の計画に基づき、測定や調査を予備的に行う。
学習課題:詳細なデータを取るためのポイントをしっかり考えて、
トライ&エラーも含めて行ったことを記録しまとめる。
第❷❼回:ミニ卒論本実験
第26回の予備測定の課題を修正し、測定や調査を実施する。
学習課題:記録できた結果をまとめる
第❷❽回:症例検討5回目 足部・下肢
トレーニング計画・スポーツ傷害・アスレティックリハビリテーショ
ン・コンディショニングに関係する個々の取り組みと学んだ知識を、
マインドマップを用いてまとめて、プレゼンテーションを行う。
学習課題:発表担当者は、第2回で計画立案した内容について、実施状
況や変更状況、測定結果などをまとめ、発表資料を作成する。
他の学生は、発表された内容をマインドマップにまとめてレポート
を作成する。
第❷❾回:ミニ卒論まとめ
第28回に行った内容をまとめ、プレゼンテーションを行う。
学習課題:発表担当者は、第26回で計画立案した内容について、実施状
況や変更状況、測定結果などをまとめ、発表資料を作成する。
他の学生は、発表された内容をマインドマップにまとめてレポート
を作成する。
第❸⓪回:まとめ及び研究計画発表
これまで取り組んだ内容をまとめ、卒業論文の方向性を定めるとと
もに、研究計画第一案を作成し発表する。
学習課題:卒業論文の研究計画を事前に作成し、授業中のプレゼンテー
ションを通じた討議を受けて修正したものを後日提出する。
■評価方法
トレーニング・健康に関するレポート課題50点、トレーニング・健康に関するプレゼンテーション50点で評価する。
■教科書
特になし
■参考書
適宜紹介する。必要に応じて検索及び取り寄せる。
■履修上の注意事項
各自、英和辞書を用意して下さい。
■受講生へのメッセージ
各学生の興味が深められ、卒業研究へ成果が生かされる授業です。Critical thinkingとEvidence basedを楽しみましょう。
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2016/04/22
10:29:17
トレーニング・健康演習
【担当】藤松 典子
■授業概要
健康・トレーニング・体力に関する問題点、疑問点をあげ討論・解決しながら自らの課題を探求する。自分の身体を使いデータを収集しレポート
にまとめることにより卒業論文につなげる。目的、年齢、性別、体力を考慮し、測定、実験を行い、結果をまとめ、考察できる力をつけ、問題の
解決に当たって文献等の検索、統計処理から資料を作成し、プレゼンテーションできる力を養う。
■到達目標
①日常生活において健康について考え,身近なところで疑問をみつけ,課題を設定,解決しまとめ発表することで卒業論文作成につなげる。
②将来運動指導のプログラム作成,指導,フィードバック等幅広く理論的かつ実践的に指導ができるようにする。
■講義計画
第1回:ガイダンスとトレーニング・健康についてのディスカッション
演習 ガイダンス 自己紹介等
2年間共に学ぶ学生になるので、おい互いに相手のことを知る。
この1年間の授業計画とゼミ活動として参加するボランティア等に
ついて理解する。
学習課題:有酸素運動について調べておく
第2回:トレーニングと健康づくりについて
文献検索の仕方の復讐と検索した文献の収集をする。自分の現在の
興味について突き詰めていく。
まずはトレーニングと健康づくりについて考える。
学習課題:心拍数,主観的運動強度,目標心拍数,最大酸素摂取量
等について調べる
第3回:トレーニングと健康づくり、有酸素運動について -文献
をまとめるー
関連する基本文献の講読と各自の検索した文献のまとめ。
学習課題:有酸素運動と生活習慣病予防について調べる
第4回:文献のまとめ方と発表
文献をまとめ、発表する。お互いに質問し、討論する。
学習課題:興味のある文献を探索する
第5回:有酸素運動の実際 ースロージョギングー
心拍測定器を装着し,5~ 10kmを走る。走る前後の体重と走行距
離を測定する
学習課題:データを吸い上げておく
第6回:有酸素運動の比較
先行研究の検討 健康体力づくりのための有酸素運動について調べる。
前回の自分のデータの吸い上げとまとめ。
学習課題:データの整理
第7回:有酸素運動の効果と活用方法
先行研究の検討 ( 2) 有酸素運動の効果について理解し、生活習慣
病のための有酸素運動につなげる。
学習課題:先行研究からまとめる
第8回:有酸素運動の実際 ーインターバル速歩ー
心拍測定器を装着し,5~ 10kmをインターバル速歩を試みる。走
る前後の体重と走行距離を測定する
学習課題:データの吸い上げとレポート作成
第9回:有酸素運動の実際 -ジョギングー
心拍測定器を装着し,5~ 10kmをジョギングで走る。走る前後の体
重と走行距離,心拍数、RPEを測定する。場合によっては採尿もする。
学習課題:データの吸い上げとレポート作成
第❶⓪回:生活時間調査
調査内容と方法。エネルギー消費量の推定式での計算の仕方。
学習課題:1週間データを収集する
第❶❶回:生活時間調査と水分出納
水分出納について文献検索をし,討論する。自分のデータを見て1
日の水分出納について運動実施日としない日を比較検討する。
学習課題:1週間データを収集する
第❶❷回:データの整理の仕方と図表の活用
各自のデータでExcelを使い表を作成し,図を考える
平均,標準偏差,検定の復習
学習課題:完成させる
第❶❸回:有酸素運動の実際 -ペース走ー
心拍測定器を装着し,5~ 10kmをペース走する。走る前後の体重
と走行距離を測定する
夏季のランニングの違いを知る。
学習課題:データの吸い上げと追加
第❶❹回:水分出納の検討
夏季の運動実施日と実施しない日の水分出納データを収集すべく計
画と準備
学習課題:測定を実施する
第❶❺回:夏季分の水分出納をまとめる
水分出納,生活時間,心拍数をまとめる
学習課題:完成させる
第❶❻回:課題探索
問題提起
これまでの各種の速歩、走りの自分のデータをまとめ図表を作成し、
検定を行うなどレポートを作成する。
学習課題:文献の検索
第❶❼回:課題発表
これまでの各種の速歩、走りの自分のデータをまとめ図表を作成し,検定
を行うなど作成したレポートを発表用にパワーポーンとを使い作成する。
学習課題:文献の検索
第❶❽回:有酸素運動の実際 -ランニング-
心拍測定器を装着し,5~ 10kmをランニングのスピードで走る。
走る前後の体重と走行距離を測定する。
学習課題:データの吸い上げとデータの追加
第❶❾回:データ集計と分析
データの集計をおこなう
学習課題:統計に関する文献の検索
第❷⓪回:データ集計と分析とまとめ
これまでのすべてのデータの集計結果を分析する。テーマ別に整理する。
学習課題:統計に関する文献の検索
第❷❶回:高齢者の運動指導
健康寿命を延伸させるための介護予防運動について調べる。
第❷❷回:高齢者の介護予防運動
メタボリックシンドローム、認知症、ロコモティブシンドロームに
ついて調べ、その予防運動を考案する。
学習課題:パワーポイントの作成
第❷❸回:高齢者運動について発表・討論
他の人の発表を聞き疑問や感想を話し合う
学習課題:修正をする
第❷❹回:高齢者運動の発表・討論と修正
他の人の発表を聞き疑問や感想を話し合う
学習課題:冬季の水分出納を実施
第❷❺回:有酸素運動の実際 -長い距離を走るー
冬季のランニングを実施し夏季と比較する。これまでより長く10km
~ 15km走る
学習課題:データの吸い上げと追加
冬季の水分出納を実施
第❷❻回:マラソン大会への参加
ハーフマラソンに参加する。
学習課題:文献検索
第❷❼回:ハーフマラソンのまとめ
実際の大会に参加してデータを取ったものをまとめる。
学習課題:文献検索。中間発表を沢山聞きにいき、感じたことや疑
問をまとめる。
第❷❽回:ランニングに関するまとめ
これまでのすべてのランニングに関するデータををまとめ、発表し
討論、修正をする。
学習課題:文献検索
第❷❾回:まとめ -文献検索ー
自分の興味のあることで卒業論文の計画をたてる。もう1度文献を
探しまとめる。
卒論の中間発表を参考に自分のテーマを絞っていく。
学習課題:文献検索と予備実験の計画
第❸⓪回:まとめ =卒業論文へー
1年間のまとめと卒業論文の計画。心拍数、水分出納、高齢者の介護予
防運動、ランニングやジョギングの健康づくりに関して、体験して自分
の興味や疑問に感じたことを卒論につなげられるようにまとめていく。
学習課題:卒業論文の予備実験の準備
■評価方法
トレーニング・健康に関するレポート課題(50点)
、トレーニング・健康に関するプレゼンテーション(50点)
■教科書
適宜紹介
■参考書
必要に応じて適宜紹介
■受講生へのメッセージ
健康・体力づくりをめざし、年齢や生活習慣に適した運動をプログラミングできることを目標に、問題や疑問点を見つけ調査、実験を行い解決
できる能力を養う。また、それらを整理し、分析、まとめを行い発表するプレゼンテーション能力を養う。関係学会や研究会に参加し,授業に
代えることもある。
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2016/04/22
10:29:17
トレーニング・健康演習
【担当】田中 忍
■授業概要
トレーニング関連の研究がどのようになされ、どのように論文を作成するかを学ぶ。前半は、研究テーマを選び、これまでにわかっている事実を
もとに、自分の考えを論じ発表する。後半は、グループでテーマを選んで研究を実践し、プレゼンテーションを行い、要約をまとめる。最後に、
卒業論文の研究計画書を作成する。
■到達目標
卒業論文を作成するために必要な知識と情報を収集する方法を習得する。
■講義計画
第1回:授業の説明・トレーニングや健康に関する概説
授業をどのように進めるか、どのように評価するかについて説明する。
学習課題:自分の“気になること”に目を向ける。
第2回:テーマの選び方①最も注目したいことから課題を見つける
専門競技・立場(役割)
・対象・身体組成・身体部位・身体能力等のキー
ワードから、課題を抽出する。
学習課題:次回までに思い浮かんだ課題を10個見つける。
第3回:テーマの選び方②課題をカテゴリーごとにまとめる
前回の課題をカテゴリーごとに整理し、最も興味があることや、疑問に
感じていることや、誰も考えていないことから、追加の課題を見つける。
学習課題:次回までに新しい課題を3個見つける。
第4回:テーマの選び方③先行研究のテーマを参考にする
前回までの課題を整理し、先行研究ではどのようなテーマがあるの
かを、卒業論文および学会雑誌のタイトルから探す。
学習課題:図書館やインターネットでタイトルを検索する。
第5回:課題の限定
前回までの課題を整理し、調べたいことは何かを限定する。
学習課題:限定された課題を1つ抽出する。
第6回:先行研究を探す①テーマ1
課題(テーマ1)を選出し、
同じ内容を調べている先行研究を見つけ、
研究者・研究課題・対象と方法(デザイン)
・結果を要約する。
学習課題:次回までに完成させる。
第7回:先行研究を探す②テーマ2
テーマ1で要約した内容を発表する。課題(テーマ2)を選出し、
同じ内容を調べている先行研究を見つけ、研究者・研究課題・対象
と方法(デザイン)
・結果を要約する。
学習課題:次回までに完成させる。
第8回:先行研究を探す③テーマ3
テーマ2で要約した内容を発表する。課題(テーマ3)を選出し、
同じ内容を調べている先行研究を見つけ、研究者・研究課題・対象
と方法(デザイン)
・結果を要約する。
学習課題:次回までに完成させる。
第9回:先行研究を探す④英文を読む
テーマ3で要約した内容を発表する。課題を各自で選出し、英文で
書かれた先行研究を見つけ、研究者・研究課題・対象と方法(デザ
イン)
・結果を要約する。
学習課題:次回までに完成させる。
第❶⓪回:先行研究を探す⑤レビューを読む
英文の要約を発表する。各自で選出した課題の先行研究をまとめて
いるレビューを検索する。
学習課題:自身の課題に適したレビューを1個は検索する。
第❶❶回:研究対象
いくつかの参考文献をもとに、被験者の選出方法について学び、自
身の課題の被験者を決定する。
学習課題:次回までに完成させる。
第❶❷回:研究方法
いくつかの参考文献をもとに、研究方法について学び、自身の課題
の研究方法を決定する。
学習課題:次回までに完成させる。
第❶❸回:統計処理
いくつかの参考文献をもとに、統計処理について学ぶ。
学習課題:自分の課題に必要であれば復習しておく。
第❶❹回:前半のまとめ①テーマ・課題・対象・方法
テーマ(タイトル)
・課題(オリジナリティーは何か)
・対象・方法をまとめる。
学習課題:次回までに完成させる。
第❶❺回:前半のまとめ②発表
前回まとめた内容を発表し、他者の発表に関して自分の意見を述べる。
学習課題:後学期のスタート時に、アドバイスされたことを踏まえ、
もう一度参考文献を読み直す。
第❶❻回:グループワーク①メンバーと課題とデザインの決定
グループ分けをし、テーマ・課題と研究のデザインを決定する。
学習課題:必要な先行研究を集める。
第❶❼回:グループワーク②先行研究の要約
各自で持ち寄った先行研究を要約し、研究デザインを再検討する。
学習課題:次回までにデザインを決定する。
第❶❽回:グループワーク③結果を得る
デザインした研究方法で、実験が可能であれば実践し、不可能であ
れば妥当なデータを得る。
学習課題:次回までに完成させる。
第❶❾回:グループワーク④考察を考える
得られた結果から、どのようなことが読み取れるか、先行研究と比
較してどうか、グループで話し合う。
学習課題:次回までに完成させる。
第❷⓪回:グループワーク⑤プレゼンテーション資料の作成
何故その課題を選出したのかと自分たちの仮説(先行研究をふまえ
て)
、対象と方法、結果と考察の発表に向けて、プレゼンテーション
の資料を作成する。
学習課題:グループで協力して作業を進める。
第❷❶回:グループワーク⑥プレゼンテーション資料の完成
発表できる状態に資料を作成し、どのように発表するかを決める。
発表の順番・質問グループ・運営グループを決定する。
学習課題:グループで協力して作業を進める。
第❷❷回:プレゼンテーション①発表
発表10分:質疑5分でプレゼンテーションを行う。質問グループは
必ず次回までに調べる必要がある質問を考える。
学習課題:プレゼンテーションの練習をしておく。質問に答えられ
るように資料を準備する。
第❷❸回:プレゼンテーション②改善
まずグループで発表時に質問されたことに対する答えをまとめ、発表する。
学習課題:新たに質問が出た場合は、答えを準備する。
第❷❹回:グループワークのまとめ
グループワークで、メンバーがどのようにワークに貢献していたか
について互いに評価し、チェックシートに記入する。
学習課題:メンバーがどのようにワークに参加していたか、思い出
しておく。
第❷❺回:研究の要約を作成する
発表した内容を参考にし、各自で要約を作成する。文章を作成する
ための基本的なルールを習得する。
学習課題:話し言葉ではなく、文語体で書けているか確認する。
第❷❻回:研究の要約を提出する
要約を完成させて提出する。
学習課題:次回までに提出する。
第❷❼回:卒業論文の研究計画書を作成する①テーマを選ぶ
卒業論文で研究するテーマを選び、研究の背景・課題を書くために
先行研究を調べる。
学習課題:期日までに研究計画書を作成できるように準備を進める。
第❷❽回:卒業論文の研究計画書を作成する②対象・方法を決定する。
先行研究を読みながら、研究対象と方法を決定していく。
学習課題:期日までに研究計画書を作成できるように準備を進める。
第❷❾回:卒業論文の研究計画書を提出する
卒業論文のテーマ・研究の背景・課題・対象・方法を記載した研究
計画書を提出する。
学習課題:次回までに研究計画書を提出する。
次回の発表の準備をする。
第❸⓪回:まとめと達成度チェック
完成した研究計画書を発表する。
学習課題:後日、
アドバイスを受けて修正を加えた研究計画書を提出する。
■評価方法
・トレーニング・健康に関するレポート課題 50点 ・トレーニング・健康に関するプレゼンテーション 50点
■教科書
特になし。
■参考書
適宜紹介する。
■履修上の注意事項
英和辞書を準備して下さい。欠席した場合は、各自で課題を聞きに来て、期日までに仕上げて下さい。
■受講生へのメッセージ
研究することを楽しみましょう。
グループワークを設定していますが、人数によって変更する場合があります。
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2016/04/22
10:29:18
トレーニング・健康演習
【担当】祢屋 光男
■授業概要
卒業論文の作成に向けて、研究目的の立て方、研究目的を達成するための研究方法の立案と企画方法の習得、得られた実験結果のまとめ方や統計
に関する計算方法、そして、その結果に基づきどのような考察が立てたれるかについてのまとめなど、具体的に勉強を進めます。また、研究は、チー
ムで進めていく場合が多いため、仲間同士のディスカッション能力、協調性も求められます.
■到達目標
卒業論文にむけた,研究実施に必要な実験計画の立案,データ処理,さらにはそのデータから考察ができることが到達目標となる.
■講義計画
第1回:トレーニング科学の概説
授業の内容,進め方について説明します.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第2回:実験1-①(筋パワーの測定)
筋パワーの測定方法について説明します.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第3回:実験1-②(筋パワーの測定)
実際に,各自が測定を行い,データの処理を行います.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第4回:実験1-③(筋パワーの測定)
グループ毎にデータを処理し,そのデータの見方を学びます.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第5回:実験2-①(等速性筋力の測定)
等速性筋力の測定方法について説明します.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第6回:実験2-②(等速性筋力の測定)
実際に,各自が測定を行い,データの処理を行います.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第7回:実験2-③(等速性筋力の測定)
グループ毎にデータを処理し,そのデータの見方を学びます.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第8回:実験3-①(心拍数の測定)
心拍数の測定方法について説明します.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第9回:実験3-②(心拍数の測定)
実際に,各自が測定を行い,データの処理を行います.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❶⓪回:実験3-③(心拍数の測定)
グループ毎にデータを処理し,そのデータの見方を学びます.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❶❶回:実験4-①(血中乳酸濃度の測定)
血中乳酸濃度の測定方法について説明します.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❶❷回:実験4-②(血中乳酸濃度の測定)
実際に,各自が測定を行い,データの処理を行います.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❶❸回:実験4-③(血中乳酸濃度の測定)
グループ毎にデータを処理し,そのデータの見方を学びます.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❶❹回:実験5-①(呼気ガス分析の測定)
呼気ガス分析の測定方法について説明します.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❶❺回:実験5-②(呼気ガス分析の測定)
実際に,各自が測定を行い,データの処理を行います.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❶❻回:実験5-③(呼気ガス分析の測定)
グループ毎にデータを処理し,そのデータの見方を学びます.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❶❼回:データの解析とエクセルの活用1
これまでの実験データを用いて,データ解析とそのためのエクセル
の活用について勉強します.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❶❽回:データの解析とエクセルの活用2
これまでの実験データを用いて,データ解析とそのためのエクセル
の活用について勉強します.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❶❾回:総合実験(漸増負荷実験テストの実施)
漸増負荷実験テストについて解説し,持久的能力の評価法を学びま
す.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❷⓪回:チームプロジェクト1
2~3名のチームを作り,研究テーマを設定し,実験を行います.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❷❶回:チームプロジェクト2
2~3名のチームを作り,研究テーマを設定し,実験を行います.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❷❷回:チームプロジェクト3
2~3名のチームを作り,研究テーマを設定し,実験を行います.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❷❸回:論文の書き方1
チームプロジェクトのデータを活用して,論文の書き方を勉強します.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❷❹回:論文の書き方2
チームプロジェクトのデータを活用して,論文の書き方を勉強します.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❷❺回:論文の書き方3
チームプロジェクトのデータを活用して,論文の書き方を勉強します.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❷❻回:研究報告1
チームプロジェクトの研究の成果をパワーポイントを用いて報告会
を開催します.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❷❼回:研究報告2
チームプロジェクトの研究の成果をパワーポイントを用いて報告会
を開催します.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❷❽回:研究報告3
チームプロジェクトの研究の成果をパワーポイントを用いて報告会
を開催します.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❷❾回:研究報告4
チームプロジェクトの研究の成果をパワーポイントを用いて報告会
を開催します.
学習課題:本授業の復習(レポート作成)と,次回の授業のキーワー
ドについて,下調べを行う.
第❸⓪回:まとめと達成度チェック
これまでの授業を通して,各自が,卒業論文のテーマを設定する
学習課題:ある程度,固まった卒業論文のテーマに沿った目的,方
法について,検討する.
■評価方法
・トレーニング・健康に関するレポート課題 50点 ・トレーニング・健康に関するプレゼンテーション 50点
■教科書
なし。資料はこちらで準備します。
■参考書
なし
■履修上の注意事項
実験で得られたデータをもとにレポートの作成をすることになりますので、欠席しないでください.
■受講生へのメッセージ
論文の書き方や発表の仕方を学べる機会ですが、欠席するとレポートが書けなくなりますので頑張って出席してください.
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2016/04/22
10:29:18
トレーニング・健康演習
【担当】武田 哲子
■授業概要
トレーニング・健康・栄養に関する膨大な情報の中から信頼できる情報を選択し、理解した上でプレゼンテーションができる力を養うことを目的
とする。
また、さまざまな研究手法を学び、自ら研究を計画し遂行できる力を身につける。
■到達目標
・国内・海外の論文を検索し、読み取る力を身につける。
・先行研究等について理解し、他者に伝える力を身につける。
・さまざまな研究の手法を知り、研究テーマを追究するための研究手法を選択できるようになる。
■講義計画
第1回:健康・栄養に関する概説
-本授業の内容と課題について-
学習課題:次回の授業の学びのキーワードについて,下調べを行う.
第2回:卒業論文について
-研究とは?卒業論文とは?-
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
第3回:スポーツ現場と栄養①
-現場から栄養に関する課題を探る-
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
第4回:スポーツ現場と栄養②
-現場から栄養に関する課題を探る-
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
第5回:スポーツ現場と栄養③
-現場から栄養に関する課題を探る-
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
第6回:データの整理と分析①
―現場で得たデータを整理し分析する方法を学ぶ―
学習課題:パソコン操作を予習・復習する.
第7回:データの整理と分析②
―現場で得たデータを整理し分析する方法を学ぶ―
学習課題:パソコン操作を予習・復習する.
第8回:プレゼンテーションおよび討論
-データ紹介および課題の討論-
学習課題:プレゼンテーションの準備をする.
第9回:ミニ卒論の計画・実践①
-グループに分かれ、小さな実験を計画する-
学習課題:プレゼンテーションの内容について十分に検討し,理解
を深める.
第❶⓪回:ミニ卒論の計画・実践②
-グループに分かれ、小さな実験を計画する-
学習課題:プレゼンテーションの内容について十分に検討し,理解
を深める.
第❶❶回:ミニ卒論の計画・実践③
-グループに分かれ、小さな実験を計画する-
学習課題:プレゼンテーションの内容について十分に検討し,理解
を深める.
第❶❷回:ミニ卒論の発表および討論①
-成果発表および討論-
学習課題:プレゼンテーションの内容について検討し,次回のプレ
ゼンテーションの準備をする.
第❶❸回:ミニ卒論の発表および討論②
-成果発表および討論-
学習課題:プレゼンテーションの内容について検討し,次回のプレ
ゼンテーションの準備をする.
第❶❹回:ミニ卒論の発表および討論③
-成果発表および討論-
学習課題:プレゼンテーションの内容について検討し,次回のプレ
ゼンテーションの準備をする.
第❶❺回:まとめ①
-前半授業のまとめ-
学習課題:本授業のまとめを行い,理解を深める.
第❶❻回:文献検索とその読み方、紹介方法について
-学術論文の書き方について学ぶ-
学習課題:適切な文献を検索し、収集する.
第❶❼回:文献紹介①
-論文紹介および討論-
学習課題:適切な文献を検索し、収集する.
第❶❽回:文献紹介②
-論文紹介および討論-
学習課題:適切な文献を検索し、収集する.
第❶❾回:文献紹介③
-論文紹介および討論-
学習課題:適切な文献を検索し、収集する.
第❷⓪回:文献紹介④
-論文紹介および討論-
学習課題:適切な文献を検索し、収集する.
第❷❶回:卒論研究計画の立案①
-研究テーマの設定と発表-
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
第❷❷回:卒論研究計画の立案②
-研究テーマの設定と発表-
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
第❷❸回:卒論研究計画の立案③
-研究テーマの設定と発表-
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
第❷❹回:卒論研究計画の立案④
-研究テーマの設定と発表-
学習課題:本授業の復習と次回の授業の学びのキーワードについて,
下調べを行う.
第❷❺回:先行研究の検索①
-研究したいテーマに関連した研究を調べる-
学習課題:研究テーマと関連する先行研究についてプレゼンテーショ
ンの準備を行う.
第❷❻回:先行研究の検索②
-研究したいテーマに関連した研究を調べる-
学習課題:研究テーマと関連する先行研究についてプレゼンテーショ
ンの準備を行う.
第❷❼回:先行研究の検索③
-研究したいテーマに関連した研究を調べる-
学習課題:研究テーマと関連する先行研究についてプレゼンテーショ
ンの準備を行う.
第❷❽回:先行研究の検索④
-研究したいテーマに関連した研究を調べる-
学習課題:研究テーマと関連する先行研究についてプレゼンテーショ
ンの準備を行う.
第❷❾回:達成度チェック
-研究テーマの決定-
学習課題:研究テーマに沿った研究計画を立てる.
第❸⓪回:まとめと振り返り
-研究テーマの決定-
学習課題:研究テーマに沿った研究計画を立てる.
■評価方法
トレーニング・健康に関するレポート課題 50%
トレーニング・健康に関するプレゼンテーション 50%
■教科書
なし
■参考書
適宜紹介する。
■受講生へのメッセージ
自らの興味・関心を探るためには適切な情報を選択することが重要です。また、自らの考えを整理し、他者に分かりやすく伝えることも研究を
進める上で重要なスキルとなってきます。お互いの意見をぶつけ合い、共に理解を深めていきましょう。
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スポーツ生理学Ⅱ
【担当】高橋 正行
■授業概要
身体開発の基本を学ぶ
■到達目標
スポーツに関する身体機能を十分に理解し、スポーツ指導、学校保健体育教育、更なる学びに応用する基礎知識を十分に有する。
■講義計画
第1回:イントロダクション、生理学とは?
学習課題:知識不足の箇所を再度復習する
授業全体の流れ、そして身体機能を理解することの必要性について
第9回:薬物を利用した身体開発
紹介します。
合法薬物、違法薬物についてはドーピングで問題となるが、スポー
学習課題:履修についての心構えを正す。履修の妥当性や授業への
ツ能力を向上する可能性のある薬物とその作用機序・副作用などに
ついて理解する。
準備について、考えて下さい。
第2回:トレーナビリテイとは?
学習課題:ドーピング規制について、復習する
伸びしろの有無を判断する事はトレーニング科学では大変重要です。
第10回:遺伝子を利用した身体開発
学習課題:自分の体力の伸びしろについて考えてください
染色体や遺伝子についての知識が広がり、チャンピオン遺伝子が想
第3回:スポーツ心臓とは?
定されている。遺伝子ドーピングという違法の部分と遺伝子治療や
スポーツ心臓の特徴を理解します。
iPS細胞などについて理解する事がスポーツ指導者に求めらる時代で
学習課題:心拍数を測定する事を習慣にしましょう
す。
第4回:心拍を利用したトレーニング方法
学習課題:遺伝子について調べる
運動強度設定を心拍に基づいて行います。
第11回:環境に適応した身体開発
学習課題:自分の心拍から運動強度を計算できるようにしましょう
高地トレーニング、暑熱・寒冷環境でのスポーツなど環境への対応
第5回:筋肉トレーニングの分子機構
が重要となる。
筋肉の分子構造が解明されています。どのようなトレーニングを行
学習課題:高地トレーニングについて、具体的な手法を調べる
うとトレーニング効果が最大になるのか?また、その持続性は?と
第12回:ジュニアの身体開発
いう基本について理解します。
チャンピオン育成にはジュニアのタレント発掘が重要である。様々
学習課題:筋肉の構成を理解し、伸ばしたい能力と筋肉分子をマッ
な国のジュニア育成システムを紹介する。
学習課題:ジュニアの育成について考える
チさせる事が出来るようになりましょう
第6回:神経系のトレーニング:基礎
第13回:睡眠を利用した身体開発
神経反射の基本を学びます
8時間の睡眠は一日の3分の1です。人生90年とすると30年は睡眠
学習課題:神経細胞と反射機構がスポーツ現場でどのように作用す
時間です。睡眠の重要性について理解します。
学習課題:自分の睡眠を記録し、自己分析してみましょう
るのか実践する
第7回:神経系のトレーニング:応用
第14回:後半の講義内容のまとめ
神経反射の応用を学びます
後半をまとめます。
学習課題:トレーニングで神経細胞と反射機構がどのように作用す
学習課題:理解出来ていない項目を復習する
第15回:総まとめと達成度チェック
るのか実践する
第8回:前半の講義内容のまとめ
全体のまとめと、授業内容の理解度を確認します。
これまでの知識を整理します
学習課題:理解出来ていない項目を復習する
■評価方法
評価は中間試験(30点)と期末試験(70点)にて行う
■教科書
中高年の運動実践ハンドブック―指導者のための基礎知識 大久保 衞、土井龍雄、池端裕子、尾陰由美子、竹尾吉枝、高橋 正行 昭和堂
■参考書
授業中に適宜紹介する
■履修上の注意事項
スポーツ生理学I・スポーツ医学概論I・IIを履修している事。
■受講生へのメッセージ
スポーツ医学の内科領域でトレーニングに重要な項目を取り上げます。
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10:29:18
身体開発専門実習Ⅰ
【担当】祢屋 光男・武田 哲子
■授業概要
運動・トレーニングによる生体への影響について、有酸素性・無酸素性と運動負荷の関係、筋力・筋パワー・運動スピードの関係について実習を
行う。また、種目特性に応じた献立作成、調理実習を行い、コンディショニングに必要な栄養サポートの基礎について習得する。
■到達目標
・スポーツ生理学のデータの測定方法を身につける.
・スポーツ生理学実験の実施に当って,安全面に配慮できる基礎知識を身につける.
・種目特性に応じた食事について理解を深める。
・実際に栄養サポート計画を立て、食事の献立が立てられるようになる。
■講義計画
第1回:トレーニング科学・栄養学の概説
第8回:まとめ
授業の内容,進め方について説明する.
これまで行った結果の評価方法について勉強する.
学習課題:次回の授業の学びのキーワードについて,下調べを行う.
学習課題:これまでの作成したレポートを,再度,確認し,学びを
第2回:有酸素性運動①
深めること
有酸素性運動について,運動・トレーニングによる生体への影響を
第9回:減量のための食事の工夫①
評価する
減量方法と理論
学習課題:本授業の復習とレポート作成.次回の授業の学びのキー
学習課題:本授業の復習とレポート作成.次回の授業の学びのキー
ワードについて,下調べを行う.
ワードについて,下調べを行う.
第3回:有酸素性運動②
第10回:減量のための食事の工夫②
有酸素性運動について,運動・トレーニングによる生体への影響を
減量食の実践(調理実習)
評価する
学習課題:本授業の復習とレポート作成.次回の授業の学びのキー
ワードについて,下調べを行う.
学習課題:本授業の復習とレポート作成.次回の授業の学びのキー
第11回:増量のための食事の工夫①
ワードについて,下調べを行う.
第4回:無酸素性運動①
増量方法と理論
無酸素性運動について,運動・トレーニングによる生体への影響を
学習課題:本授業の復習とレポート作成.次回の授業の学びのキー
ワードについて,下調べを行う.
評価する
学習課題:本授業の復習とレポート作成.次回の授業の学びのキー
第12回:増量のための食事の工夫②
増量食の実践(調理実習)
ワードについて,下調べを行う.
第5回:無酸素性運動②
学習課題:本授業の復習とレポート作成.次回の授業の学びのキー
ワードについて,下調べを行う.
無酸素性運動について,運動・トレーニングによる生体への影響を
第13回:試合前の食事の工夫①
評価する
学習課題:本授業の復習とレポート作成.次回の授業の学びのキー
試合前の食事方法と理論
学習課題:本授業の復習とレポート作成.次回の授業の学びのキー
ワードについて,下調べを行う.
第6回:筋力・筋パワー①
ワードについて,下調べを行う.
筋力・筋パワーについて,運動・トレーニングによる生体への影響
第14回:試合前の食事の工夫②
を評価する
試合前の食事の実践(調理実習)
学習課題:本授業の復習とレポート作成.次回の授業の学びのキー
学習課題:本授業の復習とレポート作成.次回の授業の学びのキー
ワードについて,下調べを行う.
ワードについて,下調べを行う.
第7回:筋力・筋パワー②
第15回:まとめと達成度チェック
筋力・筋パワーについて,運動・トレーニングによる生体への影響
まとめ・討論
を評価する
学習課題:これまでの作成したレポートを,再度,確認し,学びを
学習課題:本授業の復習とレポート作成.次回の授業の学びのキー
深めること
ワードについて,下調べを行う.
■評価方法
トレーニング科学に関する複数の授業内レポート課題 50%
期末レポート 50%
■教科書
特になし
■参考書
適宜紹介する
■履修上の注意事項
実習にかかる諸費用(食材費等)は各自負担となります。
「スポーツ栄養学概論」を履修していること。
■受講生へのメッセージ
トレーニング実習や栄養サポート実習を行い、実際の現場におけるコンディショニングに活かせるような授業にする予定です。
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身体開発専門実習Ⅱ
【担当】佃 文子・藤松 典子
■授業概要
身体計測、体力の評価法を学び、スポーツや健康に必要な身体開発手法を学ぶ。
有酸素運動について各自が心拍数の測定を行い、心拍数と主観的運動強度の関係を理解する。
パーソナル指導や高齢者指導の手法としてジャイロキネシスを体験、理解する。
それらを応用し、年代に応じたトレーニング計画を立てることが出来るようにする。
■到達目標
スポーツに関する記録を丁寧にノートに記録し、自己のデータを客観的に評価することが出来る。また、その評価から、次の目標を設定し、トレー
ニング計画を立てることが出来る。
■講義計画
第1回:ガイダンス、ジャイロキネシス,ジャイロトニック概論
する。また、体力結果をパイチャートにして図示する。年次推移に
授業の説明,班分け等,ジャイロキネシス,ジャイロトニックを概
ついても、グラフとして表出する。
説する
学習課題:自分の体力を客観的に自己評価する
学習課題:ジャイロキネシス,ジャイロトニックについて調べる
第9回:体組成の測定
第2回:ジャイロキネシスとは
パフォーマンス向上と健康増進の観点から、体組成を考える。測定
ジャイロキネシスの説明と実技,セルフマッサージ
条件による測定値のばらつきと、評価の観点について実習を通して
学習課題:体験した動きの整理と感想をまとめる
学ぶ
第3回:ジャイロキネシスの身体へのアプローチ -ジャイロキネ
学習課題:異なる条件で体組成を測定しておく
第10回:血液①成分の測定
シスの動きー
椅子を使用したエクササイズで螺旋状の動きを体感してみる
健康診断で行われる検査項目と評価の観点を理解する
学習課題:体験した動きの整理と感想をまとめる
学習課題:改善点を考える
第4回:ジャイロキネシスの身体へのアプローチ -螺旋を描く-
第11回:血液②心拍数・血圧の測定
椅子とフロアマットを使用して
心拍数や血圧を測定し、測定時の注意点や運動を行う際の注意点を
学習課題:体験した動きの整理と感想をまとめる
学ぶ
第5回:ジャイロキネシスの身体へのアプローチ -呼吸の使い方-
学習課題:標準値と異常値を調べる
動きと呼吸を合わせて実施し、呼吸の重要性について考える
第12回:ロコモティブシンドロームとロコチェック
学習課題:体験した動きの整理と感想をまとめる
ロコモティブシンドロームを理解し、評価と予防のための運動を実
第6回:ジャイロキネシスの身体へのアプローチ -正しいアライ
践する
メント-
学習課題:要約して説明できるようにする
骨格の姿勢について理解を深める
第13回:筋力測定①下肢
学習課題:体験した動きの整理と感想をまとめる
BIODEXを用いて膝屈曲・伸展筋力を測定し、評価する
第7回:ジャイロキネシスまとめ
学習課題:等速性運動を説明できるようにする
これまでのまとめとして90分プログラムを通しで行い、身体の変化
第14回:筋力測定②上肢
に気づく
BIODEXを用いて肩内外旋筋力を測定し、評価する
学習課題:体験した動きの整理と感想をまとめる
学習課題:筋力測定時の問題点を説明できるようにする
ジャイロキネシスの活用場面を考えるレポート作成
第15回:レポート発表及びまとめ
第8回:体力測定データを用いた体力分析
各授業の評価結果と測定結果を考察し発表する
毎年行なっている体力測定の結果から、自分の体力の偏差値を算出
学習課題:プレゼンテーションの準備、レポート作成
■評価方法
実技と評価測定方法の達成度40点、課題レポートの成果60点、合計100点で評価する
■参考書
よくわかる医療・看護のための統計入門 東京図書
SPSSによる医学・歯学・薬学のための統計解析 東京図書
その他文献など、適宜紹介する
■履修上の注意事項
授業開始のオリエンテーション時に実習の具体的内容を説明するので必ず出席すること
トレーニング・健康コースでは、3年間の体力測定の結果をコースの実習で使用します。必ず4月に行われる体力測定に参加してください。
■受講生へのメッセージ
可能な限り、実際のスポーツ現場、スポーツ医療の現場で行われている方法について知識や経験を深めることに留意します。自らの身体を含めて、
お互いがサンプルになりますので、チームワークが大切です。自分達のデータをどのように分析するのか?を実習を通して学びます。
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10:29:18
実践スポーツ栄養学
【担当】武田 哲子
■授業概要
スポーツ現場における栄養に関する課題を抽出し、それを解決するための方法を実践的に学ぶことを目的とする。そのため各自のスポーツ現場に
おける課題を題材として実践的に授業を展開する。グループ別に討論を重ね、設定したテーマに適した食生活の実践について考える。この講義を
通して、アスリートや健康を目指す人のための食生活についてより深く考え実践する力を養うことを目標とする。
■到達目標
・さまざまな環境下での運動と食生活について、知識を深める。
・得た知識を実践の場に落とし込む理解力と実践力を身につける。
■講義計画
第1回:スポーツ栄養学に関する課題抽出・解決の概説
学習課題:本授業の復習およびレポート作成と次回の授業の学びの
キーワードについて,下調べを行う.
授業内容・課題について
学習課題:次回の授業の学びのキーワードについて,下調べを行う.
第8回:課題解決のための食事調整(献立作成)
第2回:スポーツ現場における栄養に関する問題探索と課題設定(グ
手法を学ぶ
ループワーク)
学習課題:準備の補足と内容に関しての学びを深める.
各自の競技現場における栄養に関する問題を探索する(データ収集)
第9回:課題解決のための食事調整(栄養評価)
学習課題:課題の抽出とデータ収集を行う.
手法を学ぶ
第3回:スポーツ現場における栄養に関する問題探索と課題設定(発
学習課題:準備の補足と内容に関しての学びを深める.
第10回:課題解決のための食事調整(基礎調理)
表準備)
競技現場における課題の整理、収集したデータを分析する
調理実習およびレポート作成
学習課題:データ整理の補足を行う.
学習課題:レポート作成に必要な下調べを行う.
第4回:グループ発表
第11回:課題解決のための食事調整(応用調理)
競技現場における課題を共有する
調理実習およびレポート作成
学習課題:関連する情報を積極的に収集する.
学習課題:レポート作成に必要な下調べを行う.
第5回:スポーツ現場における栄養の問題の事例紹介と改善方法の
第12回:実習のふりかえり(グループワーク)
検討
課題設定から調理実習までの評価を行う
事例紹介と改善に必要な知識の確認
学習課題:発表内容の下調べを行う.
学習課題:次回の授業の学びのキーワードについて,下調べを行う.
第13回:成果発表準備(グループワーク)
第6回:改善方法の検討(グループワーク)
課題設定から調理実習までの評価を行う
データをもとに改善点とその方法を検討する
学習課題:発表内容の下調べを行う.
学習課題:本授業の復習およびレポート作成と次回の授業の学びの
第14回:スポーツ現場における栄養サポートの実例紹介(選手の立
場から)
キーワードについて,下調べを行う.
第7回:スポーツ現場における栄養サポートの実例紹介(サポート
スタッフの立場から)
様々な競技における栄養に関する取り組みを紹介する
様々な競技における栄養に関する取り組みを紹介する
学習課題:授業の学びのキーワードについて,下調べを行う.
第15回:まとめと達成度チェック
授業のまとめ
学習課題:プレゼンテーションの準備と内容全体を復習する.
■評価方法
グループワーク発表 50%
栄養に関する授業内レポート 50%
■教科書
特になし
■参考書
適宜紹介する
■履修上の注意事項
次のように履修制限を設ける。「スポーツ栄養学概論」「スポーツ生理学Ⅰ」を履修済みであること。
■受講生へのメッセージ
これまでに得てきたトレーニングや食生活に関する知識をフル活用し、より実践的なサポート方法を探ります。内容には、討論やプレゼンテーショ
ンを含みますので積極的に参加する姿勢を期待します。
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10:29:19
身体開発システム論
【担当】祢屋 光男
■授業概要
身体開発システム論では、スポーツ生理学、体力・トレーニング法などをもとに、運動パフォーマンス向上につながる身体の開発を「リカバリー」
の観点から学習します。近年、運動パフォーマンスの向上はトレーニングと合わせてリカバリーが大きな要素となっており、リカバリーの知識を
習得することでほかのトレーニングに関する知識と合わせて運動パフォーマンスの向上につなげることが可能になります.
■到達目標
運動パフォーマンスの向上のためにトレーニングと並び、重要であるリカバリー処方について理解を深める。特に各自が最も身近な競技・種目
の日常のトレーニングや試合の際のリカバリー処方を構築できるように知識を得る.
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよび運動生理学におけるリカバリー
とは?
第9回:睡眠のリカバリーとして効果
リカバリーのひとつとしての睡眠の効果や睡眠の機序について学び
授業の内容,進め方,予習・復習、評価方法などについて説明します.
ます.
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
さい.
さい.
第2回:疲労とリカバリーの基礎について
第10回:コンプレッション衣類のリカバリー効果
過負荷の原則やトレーニングの影響について学びます.
コンプレッションガーメント(着圧衣類)のリカバリー効果につい
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
て学びます.
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
さい.
第3回:オーバートレーニング症候群
さい.
連続した疲労によるオーバートレーニングの機序について学びます.
第11回:局所的な温熱および冷却によるリカバリー効果
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
アイシングなど、局所の温度変化によるリカバリー処方について学
びます.
さい.
第4回:ピリオダイゼーションによるオーバートレーニング症候群
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
の予防
さい.
ピリオダイゼーションのモデルと疲労に及ぼす影響について学びます.
第12回:全身的な温熱および冷却によるリカバリー効果
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
サウナやアイスバスなど全身的な温度変化によるリカバリー処方に
ついて学びます.
さい.
第5回:アクティブリカバリーの効果
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
さい.
アクティブリカバリーによるパフォーマンスの影響について学びます.
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
第13回:リカバリー処方における考慮すべき課題 1.性差
リカバリー処方を実施する際、身体特性の性差について考慮するべ
さい.
第6回:リカバリーの心理的効果
き点を学びます.
モチベーションやバーンアウトについて学びます.
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
さい.
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
第14回:リカバリー処方における考慮すべき課題 2.温度と気候
さい.
第7回:水分補給
リカバリー処方を実施する際、温度と気候について考慮するべき点
運動中の適切な水分補給について学びます.
を学びます.
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
さい.
さい.
第8回:栄養補給
第15回:まとめと達成度チェック
リカバリーとしての栄養補給の有効性について学びます.
リカバリーに関して学んだ中で特に重要な点や、実践することが比
学習課題:次回の内容を予告するので予習ポイントを理解してくだ
較的容易な処方について学びます.
さい.
学習課題:これまでの授業の内容について復習してください.
■評価方法
成績の評価は,授業時間中に複数回実施する小テスト50点,期末の論述試験50点とする.
■教科書
指定しないが、以下の参考書を参照することを推奨する。
■参考書
「リカバリーの科学 ─スポーツパフォーマンス向上のための最新情報」長谷川博監訳 NAP社
■履修上の注意事項
授業は静かに受講してください.
■受講生へのメッセージ
近年競技パフォーマンス向上のために注目されているリカバリー処方を学習してください.
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身体開発特別講義
【担当】小松 猛
■授業概要
身体開発のための基本的考え方を学ぶ.またトピックスを紹介する。自ら収集した身体開発の情報(講演、講義など)についてレポートを作成し、
発表会形式でプレゼンテーションを行い,学生同士で相互に評価する.
■到達目標
身体開発、特に運動器の外傷・障害の発生機序、治療、リハビリテーションおよび予防に関して理解を深め、より詳細な知識を得るとともに、
それらを他者に伝える技術を習得し実践する。
■講義計画
第1回:イントロダクション、身体開発のために必要な医学の知識
学習課題:頭頸部の傷害を中心に復習する
第8回:スポーツ医学的身体開発:整形外科領域の例ー7 障害者
について
スポーツ
本講義の概要の説明、スポーツ種目と怪我の関係を自己体験から学ぶ
学習課題:スポーツ医学概論、スポーツリハビリテーションの復習
障害者スポーツに関する知識を深める
第2回:スポーツ医学的身体開発:整形外科領域の例-1 スポー
学習課題:障害者スポーツについて情報を収集しまとめる
第9回:パワーポイントを使用したプレゼンテーションの作成方法
ツ種目別外傷・障害(野球)
投球動作、障害発生メカニズム、投球フォームと障害、肩肘障害の
前回までの授業、授業時間外の学習の成果をもとに作成するための
ためのアプローチを理解する
プレゼンテーションの準備を行う
学習課題:肩・肘の傷害と投球障害肩のリハビリテーションを復習
学習課題:パワーポイントの使い方を予習する。
第10回:競技別グループ討論のための準備(情報収集と資料作成)
する
第3回:スポーツ医学的身体開発:整形外科領域の例-2 スポー
ツ種目別外傷・障害(サッカー)
数名単位のグループに分かれ、前回までの授業、授業時間外の学習
の成果をもとに作成するためのプレゼンテーションの準備を行う
サッカーのバイオメカニクス、代表的外傷・障害、予防プログラム
学習課題:情報の整理と収集
について理解を深める
第11回:競技別グループ討論の発表会
学習課題:傷害予防プログラム(FIFA 11+など)について情報収集
プレゼンテーションを行い、そのテーマについて質疑応答する。相
互に評価を行う
する
第4回:スポーツ医学的身体開発:整形外科領域の例―3 スポー
ツ種目別外傷・障害(バレーボール・バスケットボール)
学習課題:プレゼンテーションの修正、完成
第12回:スポーツ医学に関わるテーマでのグループ討論のための準
備(情報収集と資料作成)
ジャンプ系球技の特性、代表的外傷・障害について理解を深める
学習課題:下肢の傷害と膝・足関節のリハビリテーションを復習す
数名単位のグループに分かれ、前回までの授業、授業時間外の学習
の成果をもとに作成するためのプレゼンテーションの準備を行う
る
第5回:スポーツ医学的身体開発:整形外科領域の例―4 スポー
学習課題:情報の整理と収集
第13回:スポーツ医学に関わるテーマでのグループ討論発表会
ツ種目別外傷・障害(その他球技)
特性、代表的外傷・障害について理解を深める
プレゼンテーションを行い、そのテーマについて質疑応答する。相
学習課題:前回と同様
互に評価を行う
第6回:スポーツ医学的身体開発:整形外科領域の例ー5 スポー
学習課題:プレゼンテーションの修正、完成
第14回:研究報告の方法
ツ種目別外傷・障害(水泳・陸上競技)
水泳競技や陸上競技のバイオメカニクス、代表的外傷・障害、予防
学会でのプレゼンテーション、学術論文を紹介して、分かり易く研
プログラムについて理解を深める
究報告を紹介する方法を理解する
学習課題:体幹の傷害とリハビリテーションを復習する
学習課題:学会の抄録や論文から構成を予習する
第7回:スポーツ医学的身体開発:整形外科領域の例―6 スポー
第15回:全体の講評
ツ種目別外傷・障害(格闘技その他)
報告、討論を通して本講義の全体的なまとめを行う
学習課題:今後に活かせるよう学習した全資料の整理と保存
特性、代表的外傷・障害について理解を深める
■評価方法
総合評価を100点満点で行い、以下のようにそれぞれを評価する。
複数の授業内課題レポート:50点(1つでも未提出があれば不可とする。)
グループ発表(プレゼンテーション):50点(グループ発表活動の不参加は不可とする。)
■教科書
特に指定しない
■参考書
適宜紹介する
■履修上の注意事項
トレーニング健康コースの学生を対象とする。卒業研究などを念頭に置いた取り組みを希望する。
■受講生へのメッセージ
あらゆる機会を捉えて広く身体開発に関連する分野を学修する。後半では、それらをプレゼンテーションできるレベルにまとめ、PCソフト、ビ
デオなどのメディアを使用し発表会を行う予定。 相互に、プレゼンテーションを評価し、知識と経験を共有することを通じて、授業の効果を
高める。
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スポーツコンディショニング論
【担当】佃 文子
■授業概要
アスリートがゲームやレースで実力を最大限に発揮するためには、日常のトレーニングや試合前のコンディショニングが必要である。この講義で
は、コンディションに深く関わる要因を学ぶことにより、コンディショニングの手法を理解することを目的とする。
■到達目標
到達目標:コンディションの内的・外的要因、コンディショニングの階層、コンディショニングの評価方法、疲労とホメオスターシスのしくみ
について述べることが出来る。
■講義計画
第1回:イントロダクションとコンディション・コンディショニン
グの概説
第8回:アスリートに見られる病的現象
アスリートに見られる慢性的なストレスと病的状態の関係を学ぶ
コンディションとコンディショニングの定義を理解する
特に貧血や長期の強化トレーニング、合宿、海外遠征時に発症しや
学習課題:予習:
「コンディション」
「コンディショニング」をキーワー
すい病気とそれらの経過、および予防法について理解する。
ドに、スポーツメディアで紹介された記事を3つ以上集
学習課題:運動ストレスについて予習する
めてくる
運動ストレスによるアスリートの病的状態を復習する
第2回:アスリートにおけるコンディション
第9回:コンディショニングの方法と実際
アスリートにおけるコンディションの重要性とコンディショニング
コンディショニングの具体的な実施方法を学ぶ
の必要性を理解する
学習課題:コンディショニングの階層を復習する
学習課題:キーワード:コンディション、コンディショニング
第10回:コンディショニングとトレーニング計画
キーワードについて予習復習する
ピークパフォーマンスに必要なトレーニングの在り方を討議し、コ
第3回:コンディションの把握と管理(要因抽出)
ンディショニングにおけるコーチらとの共同作業を理解する
アスリートにおけるコンディションの要因を理解する
学習課題:トレーニングをコンディションの一要因ととらえ、パ
フォーマンスとの関係を復習する
学習課題:予習:第一回で集めてきた記事について、それぞれのキー
第11回:体を守る仕組み(ホメオスターシス)とストレス理論
ワードが具体的に何を意味しているのか推察してくる
第4回:コンディションの把握と管理(要因選別)
ストレッサーとストレス状態を理解する
コンディションの要因と分類を理解する
学習課題:ホメオスターシスについて予習復習する
学習課題:予習:自己のコンディションの要因を抽出してくる
第12回:疲労と神経系の働き
第5回:コンディションの把握と管理(種目別要因の検討)
主に自律神経の種類や仕組みを理解する
ディスカッションを通じて、競技特性とコンディションの要因を理
学習課題:ホメオスターシスの神経系のしくみを予習する
解する
第13回:運動ストレスと疲労
学習課題:競技ごとにコンディションの要因を整理し、競技ごとの
主に運動ストレスによる自律神経の活動を理解する
コンディションとコンディショニングの特徴を理解する
学習課題:ホメオスターシスの神経系の機能を復習する
第6回:コンディションの評価
第14回:オーバートレーニング
コンディションの各要因と評価方法について詳しく理解する
オーバートレーニングの症状と評価法について理解する
学習課題:コンディションの評価方法を予習復習する
学習課題:自己のコンディションを振り返りオーバートレーニング
第7回:疲労とコンディショニング
徴候の有無について確認する
疲労の定義、分類、検査法について理解する
第15回:コンディショニングのまとめ及び総括
学習課題:疲労の定義を予習する
コンディションを整えるための条件を整理する
学習課題:自己のコンディショニングを振り返り課題をまとめる
■評価方法
複数の授業内課題(課題プレゼンテーション、課題レポート)40点、期末試験60点
■教科書
公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト6 ¥2.900、日本体育協会 ※1
■参考書
視覚でとらえるフォトサイエンス生物図録 ,数研出版 ※高校生物の授業時の副読本で代用可能
■履修上の注意事項
以下のように履修制限を設ける。1)受講に当たっては次の全ての授業を履修済みであること。
「身体構造と機能」
「体力トレーニング法」
「スポー
ツ生理学概論」「スポーツ医学概論」「テーピング・マッサージ法」「スポーツ栄養学概論」「救急処置法」
※1 購入希望者は授業時に説明します。
■受講生へのメッセージ
授業を通じて、自己のコンディションの変化を客観的に捉え、コンディショニングに役立ててください.
日本体育協会公認アスレティックトレーナーの適応コース申請に必要な科目です。
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2016/04/22
10:29:19
スポーツコンディショニング特別講義
【担当】佃 文子
■授業概要
アスリートに起こるさまざまなコンディションの変化を取り上げ、具体的な対応法について学ぶ。また授業内容の1/ 5をテーピングの実践的手
法の獲得に費やし、テーピングの基本技術を各運動特性にあわせて応用できるようにする。
■到達目標
①免疫機能やストレッチングの理論を理解し詳しく述べることが出来る。②動作観察から機能評価を行い、機能のアンバランスや不足を理解し
指摘ができる。③ドーピングコントロールについて詳しく理解する。
■講義計画
第1回:免疫系に関わる器官
第10回:補装具などによる運動連鎖への影響
人の免疫系の働きについて学ぶ。
サポーターやインソール、テーピングによる、アライメントへの影
学習課題:細胞性免疫、体液性免疫について予習する。
響や運動連鎖への影響を実際に観察し理解する。
第2回:疲労と免疫系の働き
学習課題:足部、足関節、膝関節などに対する基本的なテーピング
は予習しておくこと。
ストレス反応と免疫機構の関係について学ぶ。
学習課題:神経系と免疫系のしくみを予習し、慢性疲労に至る過程
第11回:アンチ・ドーピングの定義
ドーピングの定義と方法を理解する。
を復習する。
第3回:運動とアロステーシス
学習課題:どんな手法とどんな物がドーピングとなるのか予習復習
する。
運動による動的適応状態について学習する。
学習課題:運動の適応とアロステーシスについて予習復習する。
第12回:アンチ・ドーピングの組織的な活動
第4回:ウォーミングアップとクーリングダウンの理論
国内外におけるドーピングコントロールの組織的取組について学ぶ。
ウォーミングアップやクーリングの目的、生理学的効果について学
学習課題:日本アンチドーピング機構、世界アンチドーピング機構
について復習する。
習する。
学習課題:自分たちが普段行っているウォーミングアップやクーリ
第13回:アンチ・ドーピングとトレーナーの役割
競技外検査、競技内検査の具体的な実施方法を学び、トレーナーと
ングダウンの事例を集め意義を確認する。
第5回:ストレッチングの種類と効果
してドーピングから選手を守る方法と役割を理解する。
ストレッチングの目的、生理学的効果について学習する。
学習課題:ドーピングコントロールとトレーナーの役割についてま
とめる。
学習課題:反射の神経生理学を予習する。
ストレッチングの種類と期待する生理的反応についてまとめる。
第14回:アンチ・ドーピング活動の実際
第6回:種目特性とストレッチング
競技現場でアンチドーピングのための教育啓蒙活動について理解す
競技種目別のストレッチングを学ぶ。
る。また自らがトレーナーとしてアンチドーピングに向けた指導プ
学習課題:主な競技種目のストレッチングの特徴についてまとめる。
ログラムを考え提案し、それらをもとに効果的なアンチ・ドーピン
第7回:アイシングの理論
グプログラムについて討議する。
アイシングによる生理学的反応について学習する。
学習課題:自己の身近なスポーツフィールドに対するアンチ・ドー
ピング活動を考案し、プレゼンテーションする。他者の
学習課題:経験的に理解しているアイシングの効果について身体内
提案を取り入れ、さらに効果的な指導法を検討しレポー
の現象と照らし合わせてまとめる。
第8回:運動連鎖
トにまとめる。
下肢の運動を中心に運動学的な身体活動のエネルギーの移行につい
第15回:特別講義
て理解する。
外部講師によるアスレティックトレーナーの現状についての講話
学習課題:下肢の関節運動と運動連鎖について復習する。
学習課題:外部講師の講話を踏まえて、アスレティックトレーナー
第9回:運動連鎖の観察
が今後どのように社会貢献できるのかを考え、レポート
前回の授業の理解をもとに、各関節運動の連鎖に影響を与える身体
にまとめる
機能について討議する。
学習課題:運動の観察結果をレポートにまとめる。
■評価方法
身近なスポーツ現場のコンディショニングに関する複数のレポート得点60点+期末試験40点
■教科書
公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト6 ¥2.900、日本体育協会 ※1
■履修上の注意事項
テーピング実費として、3,000円程度必要です。授業時に集めます。以下のように履修制限を設ける。受講は、「コンディショニング論」を履修
済みであること。
※1 購入希望者は授業時に説明します。
■受講生へのメッセージ
前期のスポーツコンディショニング論から講義が続きます。積極的な競技への取り組みによるコンディションへの影響と人の生命活動について、
総合的に客観的に評価できるように基礎知識を深めます。授業後半は、運動特性に合わせたテーピングの効果を学び、傷害の状況に応じたテー
ピング技法を学びます。また外部講師によるアスレティックトレーナーの現状についての特別講義を行います。日本体育協会公認アスレティッ
クトレーナーの適応コース申請に必要な科目です。
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2016/04/22
10:29:19
トレーニング・健康基礎演習
【担当】トレーニング・健康コース教員
■授業概要
トレーニング・健康コースで専門領域の理解を深めるために必要な基礎知識や技能を高めます。また健康診断・メディカルチェックと体力測定の
計画と運営補助を行うことにより、他者の健康状態を評価したり、健康を増進する行動を支援する基本的な能力を高めることをねらいとします。
また、トレーニング・健康コース全員で、学外実習を行い、ウォーキングイベントに参加する。ここでは、ロングウォークにチャレンジすることで、
人間の体力の限界について理解を深める。
■到達目標
自然科学分野の研究に必要なPCリテラシーを身につける。
エクセルを用いて、基本的な統計処理(平均・標準偏差等の算出、データの等分散の検定とT検定、相関係数の算出と理解)が実行できる。
健康運動指導のための、安全で正確な体力測定の運営と実施ができる。またこれらの実施に協力的な態度を養う。また、トレーニングや健康づ
くりを学ぶ上で、人間の体力の限界を感じることも目標にしたい。
■講義計画
第1回:体力測定や健康診断の計画と準備
文部科学省の新体力テストの体力測定項目と、集団測定時の導線配
慮を理解する
学習課題:体力測定項目の予習復習
第2回:体力測定や健康診断の部門別計画と準備
文部科学省の新体力テストの体力測定項目の実施上の注意事項を理解する
学習課題:体力測測定方法について安全に十するためのポイントを
予習復習する
第3回:体力測定や健康診断の実施補助
体力測定の実施
学習課題:体側測定の運営について注意事項を予習復習する
集団測定時のデータ集計方法を考案する
第4回:トレーニングのための基礎栄養
トレーニング効果を高めるための食生活実践のために必要な食事・
栄養評価の基礎知識を習得する
学習課題:
「栄養と健康」および「スポーツ栄養学概論」の授業内容
を復習しておく
第5回:スポーツ外傷・障害予防とリハビリテーション
スポーツ外傷・障害予防のために必要な身体の解剖、機能、傷害内
容を再確認する。
学習課題:
「身体構造と機能」
、
「スポーツ医学概論」の復習をする。
第6回:身体計測と評価
スポーツ外傷・障害の診断のために必要な機器(エコー)を用いての計測
方法を学ぶ。
学習課題:スポーツ外傷・傷害の病態について著書、授業の資料を用いて
学習する。
第7回:有酸素トレーニングにおける指導理論
特に運動と循環について確認し、運動強度の設定について学習する。
学習課題:スポーツ生理学の「運動と呼吸」
「運動と循環」を予習する。
第8回:有酸素運動トレーニングの評価
ハートレートモニターを使い実際に有酸素運動を行い、心拍数を経
時的に記録
しデータを取り運動強度設定をレポートにまとめる。
学習課題:各自書物を利用しレポートを作成する。
第9回:”専門競技”とコンディショニング
必要とされる要因(技術・体力・エネルギー供給・その他)をどの
ように個人やシーズンに合わせてコンディショニングしていくかを
理解する。
学習課題:自身の専門競技で知っていることを列挙する。
第❶⓪回:トレーナーのサポート業務
自己管理できる選手を育てるために、サポートする立場がすべきこ
とは何かを理解する。
学習課題:自身もしくは周囲で、やむを得ずスポーツをあきらめた
人の経緯をまとめる。
第❶❶回:運動パフォーマンス向上のためのトレーニングとリカバリーの効果
トレーニングとそれを最適化するためのリカバリー処方の相互関係
についての概要を学びます
学習課題:授業で紹介した内容を復習し、特にリカバリー処方の効
果についての理解を深めてください
第❶❷回:運動パフォーマンス向上のためのデバイスの開発
近年、運動パフォーマンス向上のためにトレーニングや試合で導入
されている様々な機器について学びます
学習課題:授業で紹介した内容を復習し、開発された機器にどのようなス
ポーツ科学の手法が取り入れられているかを理解してください
第❶❸回:データ入力演習
各種測定データを分析するためのデータ入力法の基礎を学ぶ。
学習課題:基本的なエクセル入力を復習しておくこと
第❶❹回:データマイニング演習
各種測定データを分析するために入力データを分析可能な状態に整えます
学習課題:欠損地の扱いやデータの分類方法について学びます
第❶❺回:データ分析演習
各種測定データの基本統計を集計します。データ分布を確認し、デー
タの可視化のために図表を作成します。
学習課題:データの基本集計をもとに図表を作成し、レポートを作
成し提出する。
第❶❻回:学外実習(9月12日、13日)大会参加
コースとして長距離ウオーキング大会に参加する
学習課題:長距離のウォーキングを通して、人間の体力の限界につ
いて学んだことをレポートにする
第❶❼回:学外実習(9月12日、13日)大会運営補助
コースとして長距離ウオーキング大会の運営に参加する
学習課題:スポーツイベントの運営に実際に携わることで、スポー
ツイベントの安全管理についてレポートをまとめる
第❶❽回:スポーツ現場についてのパネルディスカッション
スポーツ現場についてのパネルディスカッションを聴き、自身の選
択に役立てる。
学習課題:自身の興味のあるスポーツ現場の業種や仕事内容につい
てまとめる。
第❶❾回:学外実習(9月12日、13日)ふり返り
長距離ウオーキングの結果や自己のレポートをもとに、その効果や
人の身体的心理的限界についてディスカッションする
学習課題:グループで討議した内容をマインドマップを用いてまとめる
第❷⓪回:教員別演習前半
ゼミ選択に向けて、自己分析と各教員の研究領域を理解し、興味の
あるゼミ教員と面談を行う
学習課題:研究とゼミ活動への質問項目を考え、得られた答えをレ
ポートにする
第❷❶回:教員別演習後半
ゼミ選択に向けたグループ活動を行う。
同じゼミを希望するものでグループを形成し、興味を持った内容に
ついて、教員からオブザーブを受けながらディスカッションを行い、
各教員の専門領域の理解を深める
学習課題:ディスカッションの内容をマインドマップにまとめる
第❷❷回:スポーツ現場の専門性を活かせる業種や業務
大学で学修した専門性を活かせるような業種や業務には、どのよう
なものがあるのか学ぶ。
学習課題:特定のスポーツ現場を希望する理由や、そこで活かせる
自身の強み(自己PR)についてまとめる。
第❷❸回:文化講演会参加
文化講演会に参加し、学問領域を超えたスポーツの様々な取り組み
とそのための知識を得て、今後のトレーニング・健康科学分野の学
際的領域を理解する
学習課題:講義内容をまとめて、トレーニングや健康科学への有効
性についてレポートをまとめる
第❷❹回:コース基礎リテラシー 群間の比較
エクセルのグラフ作成機能を用いて、集団の特徴や二つの集団の比
較を行う
学習課題:授業内に提示された課題を行う
第❷❺回:コース基礎リテラシー 二群間の比較検定
エクセルの基本操作により、二群間の差をT検定を用いて比較する
学習課題:提示されたレポートを提出する
第❷❻回:コース基礎リテラシー 相関基礎
エクセルの基本操作により、事象の相関について学ぶ
学習課題:授業内に提示された課題を行う
第❷❼回:スポーツ現場における社会人マナー、SNSについて
社会人としてのマナーやSNS使用上の注意点などを学ぶ。
学習課題:学習内容を基に、スポーツ現場での対応方法をまとめる。
第❷❽回:コース基礎リテラシー 相関応用
エクセル応用操作について習熟し、健康やスポーツパフォーマンス
に関連する項目間の相関関係について考察する
学習課題:レポートを提出する
第❷❾回:トレーニング・健康コース 卒業論文発表会参加
各発表者への質問及び討議
学習課題:コース卒論発表会の抄録集を事前に読み込み、研究方法
について予習する
第❸⓪回:トレーニング・健康コース 卒業論文発表会参加
実際に行った質疑応答の内容と興味を持ったテーマについてのレ
ポート作成
学習課題:発表から興味を持った研究に質問し、質疑をレポートに
まとめる
■評価方法
授業ごとに課される課題の成績50点と課題(サポートやプレゼンテーション)の成果50点のウエイトで総合的に評価する。
またこの授業の成績は、ゼミ選択の判定資料として参考にする。
■参考書
体育・スポーツ系大学生のための論文・レポートの書き方,アイオーエム
■履修上の注意事項
トレーニング・健康コースでは、3年間の体力測定の結果をコースの実習で使用します。必ず、4月に行われる体力測定に参加してください。
4月の体力測定は2016年4月7日(木)及び4月11日(月)の予定です。
また授業計画の一部に、トレーニング・健康コースの卒業論文発表会参加を計画しています。他の集中授業と日程が重ならないよう、事前に十
分配慮すること。
■受講生へのメッセージ
ゼミ選択に通じる重要なステップとなります。トレーニング・健康コースの各教員の研究専門性や特性について理解を深め、より適したゼミ選
択に至るよう期待します!
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2016/04/22
10:29:19
コーチング演習
【担当】鳥羽 賢二
■授業概要
スポーツの諸問題を学際的な知見を持ちながら、各自の研究テーマへのアプローチ法を整理していく。
自身の研究テーマに関する文献調査法や定性調査・定量調査法について学修し、次年度の卒業研究へ向けて研究がスムーズに行えるような研究の
ための基礎能力を身に付ける。
さらには、文献講読、ディスカッション、課題発表等を通して、コーチング実践に関する諸問題への認識を高め、実践コーチとしての資質向上も
目指す。
■到達目標
●卒業研究テーマの絞り込み
●卒業研究のエビデンス法獲得の実施
■講義計画
第1回:演習概要と進め方
演習内容の説明
学習課題:関連文献の書見
第2回:論文作成法
論文作法の習得
学習課題:関連文献の書見
第3回:エビデンス獲得法(定性調査)
定性調査法
インタビュー調査法
アンケート調査法
学習課題:関連文献の書見
第4回:エビデンス獲得法(定量調査)
定量調査
データ解析法
学習課題:関連文献の書見
第5回:コーチングの基本的理論(組織論)
組織論
学習課題:関連文献の書見
第6回:コーチングの基本的理論(リーダーシップ論)
リーダーシップ論
フォロワーシップ
PM理論
学習課題:関連文献の書見
第7回:コーチングの基本的理論(コーチング法)
内発的動機付け
外発的動機付け
マズローの5段階欲求説
学習課題:関連文献の書見
第8回:関連文献の研究法 講読①(コーチング論)
輪読会
学習課題:関連文献の書見
第9回:関連文献の研究法 講読②(組織論+チームビルディング)
輪読会
学習課題:関連文献の書見
第❶⓪回:関連文献の研究法 講読③(リーダーシップ論)
輪読会
学習課題:関連文献の書見
第❶❶回:関連文献の研究法 講読④(オリンピック・パラリンピッ
ク関連)
輪読会
学習課題:関連文献の書見
第❶❷回:関連文献の研究法 講読⑤(スポーツ政策論)
輪読会
学習課題:関連文献の書見
第❶❸回:関連文献の研究法 講読⑥(スポーツマネジメント関連)
輪読会
学習課題:関連文献の書見
第❶❹回:スポーツ関連法規の解釈
スポーツ基本法などの法規解釈
学習課題:関連文献の書見
第❶❺回:スポーツ政策論の視点
国内スポーツ政策の過去と現在
学習課題:関連文献の書見
第❶❻回:コーチの資質についての議論①(服従型)
ディスカッション
学習課題:関連文献の書見
第❶❼回:コーチの資質についての議論②(フラット型)
ディスカッション
学習課題:関連文献の書見
第❶❽回:コーチングの現代的課題
学校スポーツ
企業スポーツ
プロスポーツ
学習課題:関連文献の書見
第❶❾回:コーチングの諸問題検討
ハラスメント
体罰指導
学習課題:関連文献の書見
第❷⓪回:アンケート用紙作成法
エビデンスの取り方習得
学習課題:関連文献の書見
第❷❶回:アンケート用紙調査方法及び集約方法
エビデンスの取り方習得
学習課題:関連文献の書見
第❷❷回:文献サーベイ発表①(研究テーマAグループ)
輪読会
学習課題:文献内容発表関連文献の書見
第❷❸回:文献サーベイ発表②(研究テーマBグループ)
輪読会
学習課題:文献内容発表関連文献の書見
第❷❹回:文献サーベイ発表③(研究テーマCグループ)
輪読会
学習課題:関連文献の書見
第❷❺回:集団チーム(組織)のコーチング考察
ディスカッション
学習課題:関連文献の書見
第❷❻回:コーチングの実際・視察会
コーチング現場の視察
学習課題:関連文献の書見
第❷❼回:構想テーマにそった発表①(グループA)
パワーポイントを使用して発表
学習課題:関連文献の書見
第❷❽回:構想テーマにそった発表②(グループB)
パワーポイントを使用して発表
学習課題:関連文献の書見
第❷❾回:構想テーマにそった発表③(グループC)
パワーポイントを使用して発表
学習課題:関連文献の書見
第❸⓪回:研究方針発表会
パワーポイントを使用して発表
学習課題:関連文献の書見
■評価方法
研究構想のプレゼンテーション(30点×2回)ならびに期末レポート(40点)の合計100点で評価する。
・プレゼンテーションの得点の基準は以下とする。
30点:テーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
20点:テーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
10点:テーマに対して、一定の理解が見受けられる説明がなされている。
・期末レポートの得点の基準は以下とする。
40点:自身の考えや問題点に対する斬新的な提言などが明確かつ論理的に記述されている。
30点:問題点や課題について、一般的な解決策なども含めながら記述されている。
20点:テーマに関する問題点や課題について記述されている。
■教科書
特に指定しない。その都度、資料等を配布。
■参考書
「ライフスキル教育-スポーツを通して伝える「生きる力」-」
昭和堂
「スポーツの経済と政策」晃洋書房
「大学生のための論文作成術」明石書房
■受講生へのメッセージ
ゼミ生対象の「コーチング論」について探究する演習です。
学際的にアプローチしながら、スポーツのコーチングについて理論化し、問題解決力の獲得を目指します。
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2016/04/22
10:29:20
コーチング演習
【担当】渋谷 俊浩
■授業概要
スポーツにおけるコーチングに関するいくつかのテーマについて、実習・ディスカッション・文献講読等を通じて学修することにより、卒業研究(研
究論文)作成に向けてイントロダクション的な内容となるよう配慮する。後期末には短編論文を執筆し、プレゼンテーションを行う。
■到達目標
1.コーチングの基礎理論を理解したうえで、現状と課題に対応するための方策を検討し、理解する。
2.コーチングに関する先行研究や文献を読み、その内容を理解したうえで、自己の研究計画の構想を練る。
3.コーチングに関する講義で学修したことを、自己のスポーツ活動で実践する。
■講義計画
第1回:ガイダンスおよびコーチングの現状の確認
授業スケジュール・課題等を確認する。
コーチングにかかわる様々な研究・文献に触れる。
学習課題:コース専門科目等の資料・ノートをまとめ、整理しておく。
第2回:基礎理論の理解
コーチングにかかわる様々な基礎理論を確認し、理解する。
コーチングにかかわる様々な研究・文献に触れる。
学習課題:これまでに学修したスポーツ・コーチングにかかわる理
論について、内容をまとめ、整理しておく。
第3回:文献講読
課題にかかわる様々な研究・文献に触れる。
学習課題:できるだけ多くの研究論文・学術文献を購読しておく。
第4回:ディスカッション
取り組む課題について全員でディスカッションする。
学習課題:自身のコーチングポリシーについて、
意見をまとめておく。
第5回:前期課題の理解
提示された課題について理解を深め、
取り組みを開始する。並行して、
スポーツ現場での実践を行う。
学習課題:課題に取り組むにあたって必要な資料等を準備しておく。
自身のスポーツ活動現場で実践する。
第6回:先行研究・文献調査
提示された課題について、先行研究及び文献を調査するなど、取り
組みを開始する。並行して、スポーツ現場での実践を行う。
学習課題:課題に取り組むにあたって必要な資料等を準備しておく。
自身のスポーツ活動現場で実践する。
第7回:調査のまとめ
論文・文献の要約集を作成する。並行して、
スポーツ現場での実践を行う。
学習課題:課題に取り組むにあたって必要な資料等を準備しておく。
自身のスポーツ活動現場で実践する。
第8回:課題の実践(アンケート調査等)
アンケートを作成するなど、調査を開始する。並行して、スポーツ
現場での実践を行う。
学習課題:課題に取り組むにあたって必要な資料等を準備しておく。
自身のスポーツ活動現場で実践する。
中間報告の準備をする。
第9回:中間報告
資料等を基に、進捗状況を報告する。
学習課題:課題に取り組むにあたって必要な資料等を準備しておく。
自身のスポーツ活動現場で実践する。
第❶⓪回:課題の実践(結果の整理)
調査結果を整理する。並行して、スポーツ現場での実践を行う。
学習課題:課題に取り組むにあたって必要な資料等を準備しておく。
自身のスポーツ活動現場で実践する。
第❶❶回:課題の実践(結果の分析)
得られた結果について分析を加える。並行して、スポーツ現場での
実践を行う。
学習課題:課題に取り組むにあたって必要な資料等を準備しておく。
自身のスポーツ活動現場で実践する。
第❶❷回:課題のまとめ(レポート作成)
発表用レポートを作成し、発表の準備をする。並行して、スポーツ
現場での実践を行う。
学習課題:結果報告の準備をする。取り組みの成果をまとめておく。
自身のスポーツ活動現場で実践する。
第❶❸回:結果報告会(前半グループ)
取り組みの結果を全員に報告し、ディスカッションする。
学習課題:プレゼンテーションの準備をしておく。
第❶❹回:結果報告会(後半グループ)
取り組みの結果を全員に報告し、ディスカッションする。
学習課題:取り組みの成果を各自でまとめ、資料として残しておく。
第❶❺回:前期のまとめ(後期課題設定)
前期の授業内容を総括する。
学習課題:前期の授業で学修した内容をまとめ、資料として残しておく。
第❶❻回:ガイダンス(後期授業の進め方)
授業スケジュール・課題等を確認する。
コーチングにかかわる様々な研究・文献に触れる。
学習課題:コース専門科目等の資料・ノートをまとめ、整理しておく。
第❶❼回:基礎理論の理解
コーチングにかかわる様々な基礎理論を確認し、理解する。
コーチングにかかわる様々な研究・文献に触れる。
学習課題:これまでに学修したスポーツ・コーチングにかかわる理
論について、内容をまとめ、整理しておく。
第❶❽回:文献購読
各自研究にかかわる様々な研究・文献に触れ、要約集を作成する。
学習課題:できるだけ多くの研究論文・学術文献を購読しておく。
第❶❾回:ディスカッション
各自研究について全員でディスカッションする。
学習課題:自身のコーチングポリシーについて、
意見をまとめておく。
第❷⓪回:研究テーマの設定
これまでの学修内容をふまえ、各自の研究テーマを設定する。
学習課題:課題に取り組むにあたって必要な資料等を準備しておく。
自身のスポーツ活動現場で実践する。
第❷❶回:各自研究(調査・実験等)
各自で設定したテーマについて、調査・実験を開始する。並行して、
スポーツ現場での実践を行う。
学習課題:課題に取り組むにあたって必要な資料等を準備しておく。
自身のスポーツ活動現場で実践する。
第❷❷回:各自研究(結果の整理等)
得られた結果を整理する。並行して、スポーツ現場での実践を行う。
学習課題:課題に取り組むにあたって必要な資料等を準備しておく。
自身のスポーツ活動現場で実践する。
中間報告の準備をする。
第❷❸回:各自研究中間報告
資料等を基に、進捗状況を報告する。
学習課題:課題に取り組むにあたって必要な資料等を準備しておく。
自身のスポーツ活動現場で実践する。
第❷❹回:各自研究(結果の分析等)
得られた結果について分析を加える。並行して、スポーツ現場での
実践を行う。
学習課題:課題に取り組むにあたって必要な資料等を準備しておく。
自身のスポーツ活動現場で実践する。
第❷❺回:各自研究(結果への考察・まとめ等)
結果について考察を加え、まとめのレポートを作成する。並行して、
スポーツ現場での実践を行う。
学習課題:結果報告の準備をする。取り組みの成果をまとめておく。
自身のスポーツ活動現場で実践する。
第❷❻回:各自研究(結果報告・レポート提出)
個人研究の結果を全員に報告し、まとめのレポートを提出する。プ
レゼンテーションの準備をする。
学習課題:取り組みの成果を各自でまとめ、資料として残しておく。
第❷❼回:各自研究(前半:結果発表・プレゼンテーション)
一人ずつ、各自の研究成果をプレゼンテーションする。
学習課題:取り組みの成果を各自でまとめ、資料として残しておく。
第❷❽回:各自研究(後半:結果発表・プレゼンテーション)
一人ずつ、各自の研究成果をプレゼンテーションする。
学習課題:取り組みの成果を各自でまとめ、資料として残しておく。
第❷❾回:卒業研究実施へ向けて
3年間の学修内容を総括し、各自の卒業研究テーマを模索する。
学習課題:これまでに学修したすべての内容について総括し、研究
資料として整理しておく。
第❸⓪回:授業のまとめ(卒業研究課題設定)
3年間の学修内容を総括し、各自の卒業研究テーマを設定する。
学習課題:これまでに学修したすべての内容について総括し、研究
資料として整理しておく。
■評価方法
○研究構想のプレゼンテーション(30点×2回)と期末レポート(40点)の合計100点で評価する。
1)プレゼンテーションの得点の基準は以下とする。
・30点:テーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
・20点:テーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
・10点:テーマに対して、一定の理解が見受けられる説明がなされている。
2)期末レポートの得点の基準は以下とする。
・40点:自身の考えや問題点に対する斬新的な提言などが明確かつ論理的に記述されている。
・30点:問題点や課題について、一般的な解決策なども含めながら記述されている。
・20点:テーマに関する問題点や課題について記述されている。
■教科書
使用しない。必要に応じて資料を配布する。
■参考書
テーマ別に随時紹介する
■履修上の注意事項
スポーツ活動現場での実習を伴う。詳細は授業内で告知する。
■受講生へのメッセージ
受講生各自の専門性・志向性を尊重する。専門種目の技術やその指導方法について、理論をふまえたうえでの実践を重視し、スポーツ現場への
フィードバックを交えながら探求していきたい。
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コーチング演習
【担当】林 弘典
■授業概要
本授業は、卒業研究(卒業論文)を遂行できる能力を身につけ、研究計画書を完成させることを目指す。さらに、コーチングの本質を理解するこ
とによって人間力の向上を目指す。
■到達目標
1.卒業後の進路を明確にし、それまでの行動予定表を作成する。
2.研究について理解し、研究計画書を完成させる。
3.コーチングの本質を理解する。
■講義計画
第1回:オリエンテーション、卒業までの予定表の作成
シラバスを確認する。各自の卒業までの予定表を作成する。
学習課題:シラバスを熟読する。卒業後の進路を明確にし、それま
で必要な単位や資格、免許などを調べる。
第2回:Ⅰ 責任ある研究活動とは
1.今なぜ、責任ある研究活動なのか?
2.社会における研究行為の責務
3.今、科学者に求められていること
学習課題:
〔テキスト版〕科学の健全な発展のために-誠実な科学者
の心得-pp.9-16.を熟読する。
第3回:Ⅱ 研究計画を立てる(1)
1.はじめに
2.研究の価値と責任
3.研究の自由と守るべきもの-人類の安全・健康・福祉および環
境の保持-
学習課題:
〔テキスト版〕科学の健全な発展のために-誠実な科学者
の心得-pp.17-24.を熟読する。
第4回:Ⅱ 研究計画を立てる(2)
4.利益相反への適切な対応
5.安全保障への配慮
6.法令およびルールの遵守
学習課題:
〔テキスト版〕科学の健全な発展のために-誠実な科学者
の心得-pp.24-32.を熟読する。
第5回:Ⅲ 研究を進める(1)
1.はじめに
2.インフォームドコンセント
3.個人情報の保護
4.データの収集・管理・処理
学習課題:
〔テキスト版〕科学の健全な発展のために-誠実な科学者
の心得-pp.33-48.を熟読する。
第6回:Ⅲ 研究を進める(2)
5.研究不正行為
6.好ましくない研究行為の回避
7.守秘義務
8.中心となる科学者の責任
学習課題:
〔テキスト版〕科学の健全な発展のために-誠実な科学者
の心得-pp.49-62.を熟読する。
第7回:Ⅳ 研究成果を発表する
1.研究成果の発表
2.オーサーシップ
3.オーサーシップの偽り
4.不適切な発表方法
5.著作権
学習課題:
〔テキスト版〕科学の健全な発展のために-誠実な科学者
の心得-pp.63-74.を熟読する。
第8回:Ⅴ 共同研究をどう進めるか
1.共同研究の増加と背景
2.国際共同研究での課題
3.共同研究での配慮すべきこと
4.大学院生と共同研究の位置
学習課題:
〔テキスト版〕科学の健全な発展のために-誠実な科学者
の心得-pp.75-82.を熟読する。
第9回:Ⅵ 科学研究費を適切に使用する(科研費を例として)
1.はじめに
2.科学者の責務について
3.公的科研費における不正使用の事例について
4.公的科研費における不正使用に対する措置等について
5.まとめ
学習課題:
〔テキスト版〕科学の健全な発展のために-誠実な科学者
の心得-pp.83-94.を熟読する。
第❶⓪回:Ⅶ 科学研究の質の向上に寄与するため
1.ピア・レビュー
2.後進の指導
3.研究不正防止に関する取り組み
4.研究倫理教育の重要性
5.研究不正の防止と告発
学習課題:
〔テキスト版〕科学の健全な発展のために-誠実な科学者
の心得-pp.95-110.を熟読する。
第❶❶回:Ⅷ 社会の発展のために
1.科学者の役割
2.科学者と社会の対話
3.科学者とプロフェッショナリズム
学習課題:
〔テキスト版〕科学の健全な発展のために-誠実な科学者
の心得-pp.111-120.を熟読する。
第❶❷回:
「ショーシャンクの空に」の視聴
「ショーシャンクの空に」をコーチング的視点で視聴する。
学習課題:
「ショーシャンクの空に」
の登場する主な俳優について調べる。
第❶❸回:
「ショーシャンクの空に」のレポート作成
「ショーシャンクの空に」についてコーチング的視点でレポートを作成する。
学習課題:必要な者は「ショーシャンクの空に」を再度視聴する。
第❶❹回:
「ショーシャンクの空に」のレポート発表
「ショーシャンクの空に」のレポートを発表し、コーチングの本質に
ついて議論する。
学習課題:必要な者は「ショーシャンクの空に」を再度視聴する。
第❶❺回:
「母という病」に苦しむ人たち
親の教育とコーチングについて考える。
学習課題:
「母という病」pp.9-69.を熟読する。
第❶❻回:生きづらさの根っこには
親の教育とコーチングについて考える。
学習課題:
「母という病」pp.69-104.を熟読する。
第❶❼回:残された傷痕
親の教育とコーチングについて考える。
学習課題:
「母という病」pp.105-144.を熟読する。
第❶❽回:不安定な母親に振り回されて
親の教育とコーチングについて考える。
学習課題:
「母という病」pp.145-174.を熟読する。
第❶❾回:自分しか愛せない母親とその人形たち
親の教育とコーチングについて考える。
学習課題:
「母という病」pp.175-204.を熟読する。
第❷⓪回:生真面目な母親の落とし穴
親の教育とコーチングについて考える。
学習課題:
「母という病」pp.206-236.を熟読する。
第❷❶回:
「母という病」を克服する
親の教育とコーチングについて考える。
学習課題:
「母という病」pp.237-328.を熟読する。
第❷❷回:子どもが伸びる「知恵の道具箱」を開こう、家庭には三タ
イプあることを知ろう
親の教育とコーチングについて考える。
学習課題:
「子どもに変化を起こす簡単な習慣」
pp.1-60.
を熟読する。
第❷❸回:100人の先生に勝る易しい知恵の言葉、今日から「自分で
考える子」になる知的な習慣
親の教育とコーチングについて考える。
学習課題:
「子どもに変化を起こす簡単な習慣」
pp.61-88.を熟読する。
第❷❹回:
「子どもの感情」を尊重し、心を強くする習慣、
「生きる技術」
を教えれば子どもは育つ
親の教育とコーチングについて考える。
学習課題:
「子どもに変化を起こす簡単な習慣」
pp.89-128.
を熟読する。
第❷❺回:けんかと争いの解決法を教える、
「家事」は才能を磨くすば
らしい方法
親の教育とコーチングについて考える。
学習課題:
「子どもに変化を起こす簡単な習慣」
pp.129-181.
を熟読する。
第❷❻回:
「お金の習慣」が子どもに進歩をもたらす、食事の時間を豊
かにする習慣
親の教育とコーチングについて考える。
学習課題:
「子どもに変化を起こす簡単な習慣」
pp.182-215.
を熟読する。
第❷❼回:ベッドの時間をきちんとする習慣、トイレのしつけという
冒険に漕ぎだす
親の教育とコーチングについて考える。
学習課題:
「子どもに変化を起こす簡単な習慣」
pp.216-245.を熟読する。
第❷❽回:性のメッセージを正しく伝える、まとめ
親の教育とコーチングについて考え、コーチングの本質について議論する。
学習課題:
「子どもに変化を起こす簡単な習慣」
pp.246-270.
を熟読する。
第❷❾回:研究発表会(前半グループ)
卒業研究の計画内容をパワーポイントを使って発表し、議論する。
学習課題:研究発表会までに研究計画書の完成し、
発表の了承を得る。
第❸⓪回:研究発表会(後半グループ)
卒業研究の計画内容をパワーポイントを使って発表し、議論する。
学習課題:研究発表会までに研究計画書の完成し、
発表の了承を得る。
■評価方法
研究構想のプレゼンテーション(30点×2回)ならびに期末レポート(40点)の合計100点で評価する。
1.プレゼンテーションの得点の基準は以下とする。
30点:テーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
20点:テーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
10点:テーマに対して、一定の理解が見受けられる説明がなされている。
2.期末レポートの得点の基準は以下とする。
40点:自身の考えや問題点に対する斬新的な提言などが明確かつ論理的に記述されている。
30点:問題点や課題について、一般的な解決策なども含めながら記述されている。
20点:テーマに関する問題点や課題について記述されている。
■教科書
なし。
■参考書
1.母という病:岡田尊司(ポプラ社)
2.子どもに変化を起こす簡単な習慣:バーバラ・コロローソ、田栗美奈子訳(PHP文庫)
3.
〔テキスト版〕科学の健全な発展のために-誠実な科学者の心得-:日本学術振興会「科学の健全な発展のために」編集委員会
4.ショーシャンクの空に(DVD)
5.話を聞かない男、地図を読めない女〈男脳・女脳が「謎」を解く〉
:アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ、藤井留美訳(主婦の友社)
■履修上の注意事項
報告、連絡、相談を必ず行ってください。
■受講生へのメッセージ
4年生で卒業研究(卒業論文)を12月中旬までに完成させ、クリスマスやお正月を楽しく過ごしませんか?また、演習の課題を1つ1つクリアし、コー
チングの本質を理解することによって、今後の人生に豊かにしてみませんか?非常に険しい道のりですが、みんなで一緒に頑張って行こう!!!!!
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コーチング演習
【担当】望月 聡
■授業概要
卒業研究に向けた文献収集、文献レビューの作成、プレゼンテーション、スポーツとコーチングの実践、パフォーマンス分析の実際を行う。
■到達目標
キッズを対象とした運動指導や、サッカーなどのコーチング、ボールゲームを中心としたスポーツのパフォーマンス分析を計画、実践できる。
■講義計画
第1回:ガイダンス・コーチ学の研究とは
本演習について、今後の計画と準備、心得、成績評価方法についてガイ
ダンスを行う。研究ノートを配布し、ノートの使用方法、まとめ方を指
導する。また、
コーチ学の研究について、
例を紹介し、
全体像を概観する。
学習課題:コーチング演習ノートを作成し、その日の資料を貼り付
ける。毎時間の概要とコメントを記入し、演習の過程が
ファイリングされるようにする。
第2回:文献収集①
図書館データベースを用いて研究のキーワードに即した図書や雑誌を検
索する。検索した資料を収集し、
コピーを研究ノートにファイリングする。
重要部分をマーキングし、次回のレジュメ作成に向けて情報を集約する。
学習課題:時間内に終わらなかった部分は,各自で調査すること.
第3回:レジュメ作成①
収集した文献資料に基づき、レジュメを作成する。パソコンを用い
て文書作成を行う。A 4用紙1枚に収まるように要約する。テーマ、
キーワード、著者、出版社、発行年、記事の主張、記事に対する評価、
批判的意見、まとめ、を記述する。
学習課題:時間内に終わらなかった部分は,各自で作成すること.
第4回:発表①グループA
それぞれの研究テーマ・キーワードに従い収集した文献を発表する。
各学生3分の持ち時間で、レジュメに基づき発表する。2分間の質
疑応答をへて、自分のテーマに対する理解を深める。他学生の発表
を聴き、分野に関する理解を広める。
第5回:発表②グループB
それぞれの研究テーマ・キーワードに従い収集した文献を発表する。
各学生3分の持ち時間で、レジュメに基づき発表する。2分間の質
疑応答をへて、自分のテーマに対する理解を深める。他学生の発表
を聴き、分野に関する理解を広める。
第6回:スポーツの実践
サッカーの練習としても用いられるフットサル(5対5)を実践し、
サッカーに必要な技術、個人戦術、グループ戦術について身体知と
して理解する。次回の質的分析を行うための動画撮影を行い、質的
分析のための情報を収集する。
学習課題:当日のプレーを振り返り,自分なりに経験から感じたこ
とをノートにまとめておく.
第7回:質的分析、意見の集約方法①
フットサル(5対5)の実施動画を確認し、サッカーに必要な技術、
個人戦術、グループ戦術について議論する。半構造化インタビュー
によりサッカーの戦術構造を構築する。質的分岐手法を経験し、身
体知を形式知へ変換する過程を学習する。
第8回:量的分析、データ収集方法①
フットサル(5対5)におけるサッカーの戦術構造に基づき、戦術
行動を一つ定めてデータ収集を行う。実施動画を確認し、戦術行動
の成否、本数、人数、状況などを記録する。得られたデータから考
えられることを議論し、考察する。
第9回:文献収集②
図書館データベースを用いて研究のキーワードに即した図書や雑誌を検
索する。検索した資料を収集し、
コピーを研究ノートにファイリングする。
重要部分をマーキングし、次回のレジュメ作成に向けて情報を集約する。
学習課題:時間内に終わらなかった部分は,各自で調査すること.
第❶⓪回:レジュメ作成②
収集した文献資料に基づき、レジュメを作成する。パソコンを用い
て文書作成を行う。A 4用紙1枚に収まるように要約する。テーマ、
キーワード、著者、出版社、発行年、記事の主張、記事に対する評価、
批判的意見、まとめ、を記述する。
学習課題:時間内に終わらなかった部分は,各自で作成すること.
第❶❶回:発表③グループA
それぞれの研究テーマ・キーワードに従い収集した文献を発表する。
各学生3分の持ち時間で、レジュメに基づき発表する。2分間の質
疑応答をへて、自分のテーマに対する理解を深める。他学生の発表
を聴き、分野に関する理解を広める。
第❶❷回:発表④グループB
それぞれの研究テーマ・キーワードに従い収集した文献を発表する。
各学生3分の持ち時間で、レジュメに基づき発表する。2分間の質
疑応答をへて、自分のテーマに対する理解を深める。他学生の発表
を聴き、分野に関する理解を広める。
第❶❸回:競技に専門的な体力測定の実施
サッカーに専門な20m走、5*10mシャトルラン、3歩バウンディ
ング、垂直跳びなどを実施する.スパイクまたはトレーニングシュー
ズを持参する.サッカーフィールドにて計測を実施する。
第❶❹回:データの入力、基本統計量とグラフの出力
体力測定のデータを入力する。得られたデータセットから平均値、
標準偏差、最大値、最小値を算出する。各1回目と2回目による信
頼性係数を算出する。各項目間の相関係数を算出する。項目間の散
布図を作成する。得られたデータの解釈方法を解説し、
理解を深める。
第❶❺回:研究テーマの選択
前期の文献収集等を踏まえ、各学生の研究テーマ・キーワードを仮
決定する。
第❶❻回:研究計画を発表する
前期までにそろえた資料と選択したテーマを基に,今後の研究計画
を立て発表する.
学習課題:後期開始までに,研究計画を考えておくこと.
第❶❼回:文献収集③
図書館データベースを用いて研究のキーワードに即した図書や雑誌を検
索する。検索した資料を収集し、
コピーを研究ノートにファイリングする。
重要部分をマーキングし、次回のレジュメ作成に向けて情報を集約する。
第❶❽回:レジュメ作成③
収集した文献資料に基づき、レジュメを作成する。パソコンを用い
て文書作成を行う。A 4用紙1枚に収まるように要約する。テーマ、
キーワード、著者、出版社、発行年、記事の主張、記事に対する評価、
批判的意見、まとめ、を記述する。
第❶❾回:発表⑤グループA
それぞれの研究テーマ・キーワードに従い収集した文献を発表する。
各学生3分の持ち時間で、レジュメに基づき発表する。2分間の質
疑応答をへて、自分のテーマに対する理解を深める。他学生の発表
を聴き、分野に関する理解を広める。
第❷⓪回:発表⑥グループB
それぞれの研究テーマ・キーワードに従い収集した文献を発表する。
各学生3分の持ち時間で、レジュメに基づき発表する。2分間の質
疑応答をへて、自分のテーマに対する理解を深める。他学生の発表
を聴き、分野に関する理解を広める。
第❷❶回:スポーツの実践 他の競技から分析
サッカー以外のスポーツを実践し,必要な技術、個人戦術、グルー
プ戦術について身体知として理解する。次回の質的分析を行うため
の動画撮影を行い、質的分析のための情報を収集する。
第❷❷回:質的分析、意見の集約方法②
スポーツの実施動画を確認し、必要な技術、個人戦術、グループ戦術に
ついて議論する。半構造化インタビューによりサッカーの戦術構造を構築
する。
質的分岐手法を経験し、
身体知を形式知へ変換する過程を学習する。
第❷❸回:量的分析、データ収集方法②
サッカーなどのTV放映動画から,データ収集を行う。実施動画を確
認し、
戦術行動の成否、
本数、
人数、
状況などを記録する。得られたデー
タから考えられることを議論し、考察する。
第❷❹回:文献収集④
図書館データベースを用いて研究のキーワードに即した図書や雑誌を検
索する。検索した資料を収集し、
コピーを研究ノートにファイリングする。
重要部分をマーキングし、次回のレジュメ作成に向けて情報を集約する。
第❷❺回:レジュメ作成④
収集した文献資料に基づき、レジュメを作成する。パソコンを用い
て文書作成を行う。A 4用紙1枚に収まるように要約する。テーマ、
キーワード、著者、出版社、発行年、記事の主張、記事に対する評価、
批判的意見、まとめ、を記述する。
第❷❻回:発表⑦グループA
それぞれの研究テーマ・キーワードに従い収集した文献を発表する。
各学生3分の持ち時間で、レジュメに基づき発表する。2分間の質
疑応答をへて、自分のテーマに対する理解を深める。他学生の発表
を聴き、分野に関する理解を広める。
第❷❼回:発表⑧グループB
それぞれの研究テーマ・キーワードに従い収集した文献を発表する。
各学生3分の持ち時間で、レジュメに基づき発表する。2分間の質
疑応答をへて、自分のテーマに対する理解を深める。他学生の発表
を聴き、分野に関する理解を広める。
第❷❽回:次年度研究計画の立案
次年度の卒業研究に向けたテーマの決定,準備,調査・実験計画,データ
収集・解析,本文執筆などの計画を立案する.スケジュール表を作成する.
学習課題:時間内に終わらなかった部分は,各自で作成すること.
第❷❾回:次年度研究計画の発表①グループA
それぞれの研究計画を発表する。各学生5分の持ち時間で、レジュ
メに基づき発表する。2分間の質疑応答をへて、自分の計画に対す
る課題を認識する。他学生の発表を聴き、自身への参考とする。
第❸⓪回:次年度研究計画の発表②グループB
それぞれの研究計画を発表する。各学生5分の持ち時間で、レジュ
メに基づき発表する。2分間の質疑応答をへて、自分の計画に対す
る課題を認識する。他学生の発表を聴き、自身への参考とする。
■評価方法
研究構想のプレゼンテーション(30点×2回)ならびに期末レポート(40点)の合計100点で評価する。
・プレゼンテーションの得点の基準は以下とする。
30点:テーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
20点:テーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
10点:テーマに対して、一定の理解が見受けられる説明がなされている。
・期末レポートの得点の基準は以下とする。
40点:自身の考えや問題点に対する斬新的な提言などが明確かつ論理的に記述されている。
30点:問題点や課題について、一般的な解決策なども含めながら記述されている。
20点:テーマに関する問題点や課題について記述されている。
■教科書
授業の中で資料を配布します。
■参考書
ビデオを適宜使用する。
■履修上の注意事項
コーチング演習ノートを作成し、その日の資料を貼り付ける。毎時間の概要とコメントを記入し、演習の過程がファイリングされるようにする。
■受講生へのメッセージ
コーチングに必要な知識を得るとともに、研究に必要なノウハウやスキルを磨く場です。積極的に参加することを望みます。スポーツをより深
く追及して行く過程で得られるワクワク感を大事に、新しい能力を開発しましょう。
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2016/04/22
10:29:20
コーチング演習
【担当】吉川 文人
■授業概要
バスケットボール競技をはじめ、様々なスポーツ競技を題材として、競技力に影響する因子とその分析方法について学びを深めるとともに、コー
チングを支援する情報通信技術とその仕様についても学びを深め、ひいてはそれらに纏わる知識やスキルを利活用できるように実践力を養う。
加えて、コーチの役割やコーチング行動に関連する事項についても、文献講読・ディスカッション・実践等を通じて学修する。
■到達目標
1)文献の読み方を学習し、論文のポイントを解説できるようになる
2)研究発表の方法を学習し、ポイントを押さえたプレゼンテーションができるようになる
3)コーチング支援に資する情報通信技術とその仕様について理解を深める
4)コーチング支援に資する情報通信技術の利活用の方法を実習する
5)確率・統計の基礎を学習する
6)卒業研究に向けて研究課題の策定と計画の立案を実施する
7)コーチの役割やコーチング行動に関する事項について具体例を示唆しながら、それらを説明できるようになる
■講義計画
第1回:オリエンテーション及びスポーツ学とコーチング
授業の進め方や内容について把握する。コーチングに関連の深いス
ポーツ学の他の細分野について概観する。
学習課題:関心テーマや問題意識を持って演習に臨もう!
第2回:コーチング支援向け情報通信技術とその応用事例
スポーツ競技の強化に資することを意図して開発された情報通信技術
とその応用事例について概観し、センサー技術を用いてスポーツ競技
の事象を客観的に捕捉しようとする研究の動向について学びを深める。
学習課題:情報通信技術のスポーツ応用事例について調査してみよう!
第3回:コーチング支援向け動作分析技術とその応用事例
スポーツ競技の強化に資することを意図して開発された動作分析技
術とその応用事例について概観し、映像に基づいてスポーツ動作を
客観的に捕捉しようとする研究の動向について学びを深める。
学習課題:動作分析技術のスポーツ応用事例について調査してみよう!
第4回:コーチング支援向けゲーム&パフォーマンス分析技術とそ
の応用事例
スポーツ競技の強化に資することを意図して開発されたゲーム&パ
フォーマンス分析技術とその応用事例について概観し、映像に基づ
いてゲームやパフォーマンスを客観的に捕捉しようとする研究の動
向について学びを深める。
学習課題:ゲーム&パフォーマンス分析技術のスポーツ応用事例に
ついて調査してみよう!
第5回:個人スポーツの競技特性とパフォーマンス指標
個別の個人スポーツ競技を題材として取り上げ、競技特性とパフォーマン
ス指標について詳細化を図る。ゲーム&パフォーマンス分析についての研
究動向について理解を深め、
コーチの役割とコーチング行動について考える。
学習課題:スポーツ競技の事象に対するコーチの視点や観点につい
て、じっくり考えてみよう! また、それらについて(科
学的)根拠の有無を調べてみよう!
第6回:集団スポーツの競技特性とパフォーマンス指標
個別の集団スポーツ競技を題材として取り上げ、競技特性とパフォー
マンス指標について詳細化を図る。ゲーム&パフォーマンス分析に
ついての研究動向について理解を深め、コーチの役割とコーチング
行動について考える。
学習課題:スポーツ競技の事象に対するコーチの視点や観点につい
て、じっくり考えてみよう! また、それらについて(科
学的)根拠の有無を調べてみよう!
第7回:運動学習とコーチング
古典的運動学習理論をはじめ、運動学習・制御の分野で議論されて
きた問題について概観するとともに、脳神経系の機能と構造につい
て理解を深め、コーチングとの関連について考える。加えて、運動
学習のメタ認知に関する研究の動向について概観し、過去に学んだ
コーチの役割とコーチング行動について改めて別の角度から考える。
学習課題:運動学習に関連した研究論文の内容を掘り下げて吟味し
てみよう!
第8回:体力トレーニングとコーチング
スポーツ競技の特性に応じて求められる行動体力について分類・整
理し、からだの適応について概観する。期分けに関する研究の動向
を概観し、体力トレーニングの計画をプレゼンテーションする。
学習課題:体力トレーニングに関連した研究論文の内容を掘り下げ
て吟味してみよう!
第9回:コーチの役割とコーチング行動
著名なコーチのコーチングスタイルやエピソードを知るとともに、
学際的な研究・調査の結果と関連づけてコーチの役割とコーチング
行動について見識を広げる。
学習課題:リーダーシップ研究や動機づけ研究の知見を掘り下げて
吟味してみよう!
第❶⓪回:コーチングを取り巻く諸問題
過去の授業で取り扱われなかったコーチング関連事項についてブレ
インストーミングをおこない、補足及び議論された事項について理
解を深める。過去の授業を踏まえ、コーチングのあり方について自
らの考えをプレゼンテーションする。
学習課題:コーチングを取り巻く身近な諸問題について列挙してみよう!
第❶❶回:コーチングに関わる研究方法の概観
コーチングに関連した卒業研究の意義や研究の進め方、研究論文の
書き方について概観する。
学習課題:研究論文を読んで授業に臨もう!
第❶❷回:文献調査と調査結果のプレゼンテーション
各自が精読した文献の内容について、パワーポイントの資料を用い
てプレゼンテーションをおこなう。先行研究の調査、調査結果の取
り纏め、プレゼンテーションといったそれぞれのプロセスの重要事
項について理解を深める。
学習課題:関心テーマや問題意識を持って演習に臨もう!
第❶❸回:コーチング支援向けスポーツ映像の収集方法
スポーツ映像を中心に、データの収集方法について実践を通して理
解を深める。
学習課題:関心テーマや問題意識、データ収集の目的を持って演習
に臨もう!
第❶❹回:コーチング支援向けスポーツ映像の処理方法
スポーツ映像を中心に、データの処理方法について実践を通して理
解を深める。加えて、映像編集ソフトウェアの操作方法を知り、コー
チングに資する映像コンテンツの作成を図る。
学習課題:関心テーマや問題意識を持って演習に臨み、
データの収集・
処理方法の適用について考察してみよう!
第❶❺回:研究の構想と前期のまとめ
各自の興味・関心に基づき、先行研究を踏まえた上で構想した研究課題と
その実施計画案をプレゼンテーションする。前期の授業の内容を振り返る。
学習課題:前半の演習で取り上げた内容を踏まえ、関心、興味のあ
る研究課題とその課題を遂行する上で必要な事項を、研
究計画書案の中に表現しよう!
第❶❻回:後期の演習に関するオリエンテーション
授業の進め方や内容について把握する。
第❶❼回:研究の計画立案と研究のプロセス管理
研究課題を立案し、その構想の概要についてプレゼンテーションする。
パーソナルプロジェクトマネジメントに必要な知識とスキルについて理解
を深め、実践力を培うとともに、
コーチング行動への応用について考える。
学習課題:研究の企画書と実施計画書を策定しておこう!
第❶❽回:各自の研究課題を題材とした議論(グループA)
各自の研究課題の構想を詳説し、改善事項を明確化する。また、一般
的な資料の作成方法やプレゼンテーションの方法について理解を深め
る。加えて、
各自の研究課題に関する補足事項について学びを深める。
学習課題:研究の企画書と実施計画書をブラッシュアップしておこう!
第❶❾回:各自の研究課題を題材とした議論(グループB)
各自の研究課題の構想を詳説し、改善事項を明確化する。また、一般
的な資料の作成方法やプレゼンテーションの方法について理解を深め
る。加えて、各自の研究課題に関する補足事項について学びを深める。
学習課題:研究の企画書と実施計画書をブラッシュアップしておこう!
第❷⓪回:各自の研究課題を題材とした議論(グループC)
各自の研究課題の構想を詳説し、改善事項を明確化する。また、一般
的な資料の作成方法やプレゼンテーションの方法について理解を深め
る。加えて、各自の研究課題に関する補足事項について学びを深める。
学習課題:研究の企画書と実施計画書をブラッシュアップしておこう!
第❷❶回:確率・統計の基礎
確率・統計の基礎について理解を深め、いくつかのサンプルデータ
を用いて統計処理を実習する。
学習課題:確率統計の基礎の予習・復習をしよう!
第❷❷回:確率・統計の応用
確率・統計の応用範囲と適用方法について知り、データ分析につい
て理解を深めるとともに、見識を広げる。
学習課題:確率統計の基礎の予習・復習をしよう!
第❷❸回:ゲーム&パフォーマンスの分析レポートの作成方法
ゲーム&パフォーマンスの記述分析に関する研究の動向を概観する
とともに、分析レポートの意義と作成方法を学ぶ。
学習課題:学んだ方法を用いて、
分析対象と分析目的をイメージしてみよう。
第❷❹回:ゲーム&パフォーマンスの分析レポートの作成方法
複数のゲーム&パフォーマンスの分析レポートを題材として、分析
レポート作成に必要な知識とスキルについて理解を深める。
学習課題:各自の興味・関心のあるスポーツ競技を分析対象として、分
析レポートを作成するプロセスについて構想を練ってみよう!
第❷❺回:分析レポートの作成(データ処理)
データの収集・加工・管理・閲覧といったデータ処理手法について
理解を深めるとともに、そのコーチング応用について見識を広げる。
学習課題:完成度を高めておきましょう。
第❷❻回:分析レポートの作成(レポート作成)
データの収集・加工・管理・閲覧といったデータ処理手法について
理解を深めるとともに、そのコーチング応用について見識を広げる。
学習課題:完成度を高めておきましょう。
第❷❼回:各自の分析レポートの発表(グループA)
映像を活用しながら分析レポートをプレゼンテーションする。
学習課題:各自の発表を振り返り改善点を考え整理しておきましょう。
第❷❽回:各自の分析レポートの発表(グループB)
映像を活用しながら分析レポートをプレゼンテーションする。
学習課題:各自の発表を振り返り改善点を考え整理しておきましょう。
第❷❾回:研究概要の作成
過去の授業で設定した研究課題の概要作成と推敲に取り組む。On
the job trainingを通して、実践力を培う。
学習課題:研究計画の見直しを行い、
必要に応じて修正しておきましょう。
第❸⓪回:まとめ及び総括
前期及び後期の授業を振り返り、学び得た事項の実践応用の展望に
ついて考える。
学習課題:前期・後期の授業で学び得た事項を整理してみよう!
■評価方法
研究構想のプレゼンテーション(30点×2回)ならびに期末レポート(40点)の合計100点で評価する。
・プレゼンテーションの得点の基準は以下とする。
30点:テーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
20点:テーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
10点:テーマに対して、一定の理解が見受けられる説明がなされている。
・期末レポートの得点の基準は以下とする。
40点:自身の考えや問題点に対する斬新的な提言などが明確かつ論理的に記述されている。
30点:問題点や課題について、一般的な解決策なども含めながら記述されている。
20点:テーマに関する問題点や課題について記述されている。
■教科書
必要に応じて資料を配布する。
■参考書
随時紹介する
■履修上の注意事項
卒業研究
(研究論文)
作成に向けた導入として演習を位置付けているので、
積極的に取り組んでほしい。実技を伴うこともある
(詳細は授業内で告知する)
。
■受講生へのメッセージ
知的探求心を満たしていきましょう。
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2016/04/22
10:29:20
コーチング演習
【担当】白木 孝尚
■授業概要
多種多様なニーズに対応できるコーチとしての人材の養成と卒論作成に向けての基礎知識・能力の習得を目的とする.コーチングに必要な知識を
身につけるとともに,コーチング実践に関するプレゼンテーション(練習計画,実験計画や方法など)を行う.また,4年次の卒業研究に向けて,
文献検索・研究法・プレゼンテーション法などの基礎を学ぶとともに,卒業研究のための計画や資料収集を行う.
■到達目標
本授業では、以下の到達目標を設定している。
・コーチとしての基礎知識の習得と、ふさわしい人間性の養成
・卒論作成に向けての基礎知識・能力の習得
■講義計画
第1回:オリエンテーション・コーチング概説
本授業の計画についての説明、役割分担を行う。また、コーチ・コー
チングの歴史等に関する知識を獲得する。
学習課題:本授業の計画や到達目標を理解する。コーチ・コーチン
グの歴史等についての基礎知識を獲得する。
第2回:コーチングについて(原論)
コーチングの原論についての知識を獲得し、コーチとしての資質を養う
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第3回:コーチングについて(基礎知識)
コーチングについての基礎知識を獲得し、コーチとしての資質を養
うとともに、実践に応用できる能力を養成する.
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第4回:コーチングに必要な専門知識(生理学)
生理学・トレーニング生理学についての知識を習得し、現場で用い
られているトレーニング理論を考える。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第5回:コーチングに必要な専門知識(栄養学)
スポーツ栄養学についての知識を習得し、アスリート育成に必要な
栄養(食事やサプリメントなど)について考える。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第6回:コーチングに必要な専門知識(医学)
スポーツ医学についての知識を習得し、アスリートのケガやケガの
予防法について考える。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第7回:トレーニング理論①(トレーニング原論)
トレーニング理論の基礎知識を習得する。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第8回:トレーニング理論②(トレーニングの計画・実践方法)
トレーニングの計画や実践方法についての知識を習得し、実際に応
用する能力を養成する。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第9回:トレーニング理論③(トレーニング計画の実践)
過去の授業で学んだトレーニング理論を基に、実際のトレーニング
を計画する。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第❶⓪回:トレーニング理論④(プレゼンテーション)
第9回の授業内で考案したトレーニング計画のプレゼンテーション
を行い、それについてのディスカッションを行う。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第❶❶回:コーチの役割
コーチの役割についての知識を習得し、実際の現場の応用例を基に
ディスカッションを行う。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第❶❷回:コーチに必要な知識
競技(種目)に関すること以外の、コーチに必要な知識(マネジメント
など)を習得し、コーチングに活かすためのディスカッションを行う。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第❶❸回:コーチング現場の管理と緊急体制について
コーチング現場の管理と緊急体制についての知識を習得し、コーチ
ング現場の安全管理を考える。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第❶❹回:チーム運営・トレーニング計画の立案
現在所属しているチームの運営やトレーニング計画の立案を行い、
実践場面で応用できるものを考える。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第❶❺回:プレゼンテーション①(チーム運営)
チーム運営について立案したものをプレゼンテーションし、ディス
カッションを行う。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第❶❻回:プレゼンテーション②(トレーニング計画)
トレーニング計画について立案したものをプレゼンテーションし、
ディスカッションを行う。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第❶❼回:研究(卒業研究)に関して
研究(卒業研究)を行う上で必要な基礎知識を習得する。文献検索
の方法を学ぶ。
学習課題:研究(卒業研究)を行う上で必要な基礎知識を習得する。
文献検索の方法を学ぶ。
図書館職員による講習会
第❶❽回:研究法①(基礎知識の習得)
研究法についての基礎知識を習得し、応用例を挙げて、簡単なミニ
実験を計画する。
学習課題:研究(卒業研究)を行う上で必要な基礎知識・基礎スキル
を習得する。またそれらを応用できる能力を身につける。
第❶❾回:研究法②(ミニ研究の実践)
研究法についての基礎知識を習得し、応用例を挙げて、簡単な実験
を実践する。
学習課題:研究(卒業研究)を行う上で必要な基礎知識・基礎スキル
を習得する。またそれらを応用できる能力を身につける。
第❷⓪回:研究法③(ミニ実験の研究データ処理)
研究法についての基礎知識を習得し、応用例を挙げて、簡単な実験
を実践する。実験結果をレポートにまとめる。
学習課題:研究(卒業研究)を行う上で必要な基礎知識・基礎スキル
を習得する。またそれらを応用できる能力を身につける。
第❷❶回:研究論文講読①(1回目:実験系論文)
事前に各自の興味がある分野の研究論文を検索し、授業内で講読し、
ディスカッションを行う。
学習課題:事前に各自の興味がある分野の研究論文を検索し、授業
内で講読し、ディスカッションを行う。
第17回の講義で受講した内容「文献検索」を利用し、各自が興味深
い先行研究を検索し、まとめる。
第❷❷回:研究論文講読②(2回目:アンケート調査を用いた論文)
事前に各自の興味がある分野の研究論文を検索し、授業内で講読し、
ディスカッションを行う。
第21回目とは異なる論文を選択し、内容についてもより詳細にまとめる。
第17回の講義で受講した内容「文献検索」を利用し、各自が興味深
い先行研究を検索し、まとめる。
学習課題:事前に各自の興味がある分野の研究論文を検索し、授業
内で講読し、ディスカッションを行う。
第21回目とは異なる論文を選択し、内容についてもより詳細にまとめる。
第17回の講義で受講した内容「文献検索」を利用し、各自が興味深
い先行研究を検索し、まとめる。
第❷❸回:研究論文講読③(3回目:質的研究を用いた論文)
事前に各自の興味がある分野の研究論文を検索し、授業内で講読し、
ディスカッションを行う。
第21回目・第22回目とは異なる論文を選択し、内容についてもより
詳細にまとめる。
学習課題:事前に各自の興味がある分野の研究論文を検索し、授業
内で講読し、ディスカッションを行う。
第21回目・第22回目とは異なる論文を選択し、内容についてもより
詳細にまとめる。
第17回の講義で受講した内容「文献検索」を利用し、各自が興味深
い先行研究を検索し、まとめる。
第❷❹回:研究論文講読④(4回目:文献研究を用いた論文)
事前に各自の興味がある分野の研究論文を検索し、授業内で講読し、
ディスカッションを行う。
第21回目・第22回目・第24回目とは異なる論文を選択し、内容に
ついてもより詳細にまとめる。
学習課題:事前に各自の興味がある分野の研究論文を検索し、授業
内で講読し、ディスカッションを行う。
第21回目・第22回目・第24回目とは異なる論文を選択し、内容に
ついてもより詳細にまとめる。
第17回の講義で受講した内容「文献検索」を利用し、各自が興味深
い先行研究を検索し、まとめる。
第❷❺回:卒業研究に向けてのプロポーザル作成①(原案作成)
卒業研究に向けて、研究の背景や目的・方法・仮説を様々な資料を
参考にまとめ、卒業研究のプロポーザル原案を作成する。
学習課題:卒業研究に向けて、研究の背景や目的・方法・仮説を様々
な資料を参考にまとめ、卒業研究のプロポーザル原案を
作成する。
各自が興味深い先行研究を検索し、各自の卒論作成にあたっての資
料とし、卒論の内容を考える。
第❷❻回:卒業研究に向けてのプロポーザル作成②(プレゼンテーショ
ン資料作成)
第25回で作成した卒業研究のプロポーザル原案の内容について、パ
ワーポイントでプレゼンテーション資料を作成する。
学習課題:第25回で作成した卒業研究のプロポーザル原案の内容につ
いて、
パワーポイントでプレゼンテーション資料を作成する。
各自が興味深い先行研究を検索し、各自の卒論作成にあたっての資
料とし、卒論の内容を考える。
第❷❼回:プレゼンテーション①(発表練習)
「卒業研究に向けてのプロポーザル作成」で作成した資料内容をプレゼン
テーションするための練習を行い、本番の発表のための修正作業を行う。
学習課題:
「卒業研究に向けてのプロポーザル作成」で作成した資料
内容をプレゼンテーションするための練習を行い、本番
の発表のための修正作業を行う。
第25 ~ 26回の授業で作成した資料内容を、パワーポイントにまと
めプレゼンテーションを行う準備をする。
第❷❽回:プレゼンテーション②(発表)
第25 ~ 27回の授業で作成した資料内容を、パワーポイントでプレゼ
ンテーションを行い、卒業研究開始に向けてのディスカッションを行う。
学習課題:第25 ~ 27回の授業で作成した資料内容を、パワーポイ
ントでプレゼンテーションを行い、卒業研究開始に向け
てのディスカッションを行う。
第❷❾回:卒業研究開始に向けての準備
第27回・第28回のプレゼンテーションならびにディスカッションで
得た示唆をふまえ、
卒業研究(実験・調査)に向けての準備を開始する。
また、春休みを利用して方法論を確立するための資料を集める。
学習課題:第27回・第28回のプレゼンテーションならびにディスカッ
ションで得た示唆をふまえ、卒業研究(実験・調査)に
向けての準備を開始する。また、春休みを利用して方法
論を確立するための資料を集める。
第❸⓪回:まとめ・総評
本授業のまとめを行う。卒業研究を行う上での準備に入る。
学習課題:本授業のまとめを行う。
卒論のテーマならびに内容を決定する。
■評価方法
プレゼンテーション(30点×2回)ならびに期末レポート(40点)の合計100点で評価する。
・プレゼンテーションの得点の基準は以下とする。
30点:テーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
20点:テーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
10点:テーマに対して、一定の理解が見受けられる説明がなされている。
・期末レポートの得点の基準は以下とする。
40点:自身の考えや問題点に対する斬新的な提言などが明確かつ論理的に記述されている。
30点:問題点や課題について、一般的な解決策なども含めながら記述されている。
20点:テーマに関する問題点や課題について記述されている。
■教科書
必要に応じて資料を配布する。
■参考書
「スポーツ・コーチング学」レイナー・マートン著(西村書店)
,
「コーチングマニュアル」S.ソープ&J.クリフォード著(ディスカヴァー)
,
「コー
チング5つの原則」J.フラーティ著(ディスカヴァー)
,
「水泳コーチ教本」
(財)日本水泳連盟(大修館書店)
,
「スイミング・ファステスト」E・
マグリシオ(ベースボールマガジン社)
■受講生へのメッセージ
より実践的でかつ理論的に行動できるコーチとしての資質を磨く授業です。知識を身に付けていく中で,自身の「感性」をしっかり発揮できる
よう取り組んでください。
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コーチング演習
【担当】北村 哲
■授業概要
コーチング現場で必要である実践的知識およびスキル(伝達能力、コミュニケーション能力)の習得を目的とした授業を展開する。
卒論作成に向けた研究法を学びながらプレ卒業研究を行い、コーチング学研究に対する興味関心を発展させる。
個人またはグループによる調査および発表を数多く実施し、プレゼンテーション能力の向上を図る。
■到達目標
1. コーチングに必要な実践的能力の養成(基礎的知識、指導スキルの習得)
。
2. 卒業研究に向けて、研究方法の理解、論文作成および発表スキル習得(プレ卒論として小論文の作成およびその研究発表を行えること)
。
■講義計画
第1回:コーチングの実践的学びについて
演習の進め方について説明およびコーチング実践の学び方について
理解する
第2回:コーチングについての理解① 自分の恩師のコーチング
自身が受けてきたコーチングについて理解する
(ディスカッション形式で履修者の多種多様な経験を理解する)
学習課題:自身の経験を回想し記録しておく
第3回:コーチングについての理解② 社会におけるコーチング
スポーツ以外の社会におけるコーチングなど、コーチングの多様性
について理解する
学習課題:文献調査および発表準備
第4回:コーチングについての理解③ 海外のコーチング
コーチングについての歴史や諸外国におけるコーチングについて理解する
学習課題:文献調査および発表準備
第5回:コーチングスタイル① チームスポーツのコーチング
著名なコーチのコーチングスタイルについて学ぶ
学習課題:DVD視聴、エッセイなどの閲読
第6回:コーチングスタイル② 個人スポーツのコーチング
著名なコーチのコーチングスタイルについて学ぶ
学習課題:DVD視聴、エッセイなどの閲読
第7回:コーチングスタイル③ 監督のあり方
著名なコーチのコーチングスタイルについて学ぶ
学習課題:DVD視聴、エッセイなどの閲読
第8回:競技特性についての理解 チームスポーツの特性の理解
各競技の特性を深く把握する
学習課題:文献調査および発表準備
第9回:競技特性とコーチング 個人スポーツの特性の理解
競技特性の違いがコーチングにどのような違いを生じさせるか理解する
学習課題:文献調査および発表準備
第❶⓪回:競技システムとコーチングについて
各競技における競技システムの理解とそれに関わるコーチング領域
について理解する
学習課題:文献調査および発表準備
第❶❶回:生涯スポーツとコーチング
様々な生涯スポーツの現場についての理解とコーチング領域につい
て理解する
学習課題:文献調査および発表準備
第❶❷回:年代別コーチング① キッズ年代へのコーチング
キッズ世代に対するコーチングについて理解する
学習課題:文献調査および発表準備
第❶❸回:年代別コーチング② ジュニア年代へのコーチング
ジュニア期におけるコーチングについて理解する
学習課題:文献調査および発表準備
第❶❹回:年代別コーチング③ シニア年代へのコーチング
シニア期におけるコーチングについて理解する
学習課題:文献調査および発表準備
第❶❺回:コーチを取り巻く諸問題
親との関わり方などコーチを取り巻く環境とその問題について理
解する
学習課題:文献調査および発表準備
第❶❻回:コーチングに関わる研究方法① スポーツ方法論に関わる研究
スポーツ方法論に関わる研究の概観
学習課題:文献調査および発表準備
第❶❼回:コーチングに関わる研究方法② 指導法に関わる研究
指導法に関わる研究の概観
学習課題:文献調査および発表準備
第❶❽回:コーチングに関わる研究方法③ コーチング事例に関わる
研究(実験検証的研究)
コーチング事例に関わる研究(実験検証的研究)の概観
学習課題:文献調査および発表準備
第❶❾回:コーチングに関わる研究方法④ コーチング事例に関わる
研究(エピソード分析的研究)
コーチング事例に関わる研究(エピソード分析的研究)の概観
学習課題:文献調査および発表準備
第❷⓪回:コーチングに関わる研究方法⑤ コーチング研究の方法
コーチング研究の方法についての学習
学習課題:文献調査および発表準備
第❷❶回:ミニ論文テーマ設定
論文の作成方法についての学習
学習課題:文献調査、小論文の作成
第❷❷回:ミニ論文作成のための先行研究
論文の作成方法についての学習
学習課題:文献調査、小論文の作成
第❷❸回:ミニ論文の研究デザイン
学習課題:文献調査および発表準備
第❷❹回:ミニ論文のデータ収集
文献調査、調査実験
学習課題:調査、実験
第❷❺回:ミニ論文のデータ収集② データの整理
データ整理
学習課題:統計処理に関する事前学習
第❷❻回:ミニ論文のデータの分析
ミニ論文のデータの分析
学習課題:統計処理に関する事前学習
第❷❼回:ミニ論文のデータの解釈
文献研究、実験、データ整理
第❷❽回:プレゼンテーション 良いプレゼンテーションの理解
PCを使ったプレゼンテーションについての学習
良いプレゼンテーションの理解
第❷❾回:プレゼンテーションの実践
スライド作成および発表
学習課題:ミニ課題に対するプレゼンテーションの作成
第❸⓪回:プレゼンテーション実習
ミニ卒論のプレゼンテーション
学習課題:発表準備
■評価方法
研究構想のプレゼンテーション(30点×2回)ならびに期末レポート(40点)の合計100点で評価する。
・プレゼンテーションの得点の基準は以下とする。
30点:テーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
20点:テーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
10点:テーマに対して、一定の理解が見受けられる説明がなされている。
・期末レポートの得点の基準は以下とする。
40点:自身の考えや問題点に対する斬新的な提言などが明確かつ論理的に記述されている。
30点:問題点や課題について、一般的な解決策なども含めながら記述されている。
20点:テーマに関する問題点や課題について記述されている。
■参考書
「スポーツ学のすすめ」びわこ成蹊スポーツ大学編など授業内で適宜指示する。
■履修上の注意事項
積極的な姿勢。
■受講生へのメッセージ
コーチングについて幅広く知見を蓄え、自身のコーチングにおけるオリジナリティを見いだすための基盤にして欲しい。
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2016/04/22
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コーチング理論Ⅰ
【担当】渋谷 俊浩・白木 孝尚
■授業概要
実際のスポーツ現場で求められているコーチ・コーチングとはどのようなものか?本授業では、受講生諸君がスポーツ大学でこれまでに学修して
きた内容(概論・基礎理論・実技など)を土台に、諸種のコーチング理論の現場での実践力を身につけることを目的とする。
■到達目標
コーチングに関する諸種の基礎理論を修得する。さらに、それらをスポーツ現場で実践することを通じ、アスリート・チームの競技力向上を図る。
■講義計画
第1回:ガイダンスおよびコーチングの現状の概説(渋谷・白木)
授業の内容・進め方などについて解説する。また、自身がこれまで
に受けてきたコーチングを振り返り、発表・ディスカッションを通
じて、コーチングの現状や課題・問題点を把握する。
学習課題:自身のスポーツ活動現場を設定する。
第2回:コーチングの理論と実践(競技スポーツとは:渋谷)
競技スポーツの基礎的理論を理解し、設定されたテーマについてレ
ポートの作成と発表・ディスカッションなどを通じて、スポーツ現
場で実践できる能力を身につける。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第3回:コーチングの理論と実践(コーチ・コーチングとは:渋谷)
コーチングの基礎的理論を理解し、設定されたテーマについてレポー
トの作成と発表・ディスカッションなどを通じて、スポーツ現場で
実践できる能力を身につける。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第4回:コーチングの理論と実践(コーチングスタイル:渋谷)
コーチングの基礎的理論を理解し、設定されたテーマについてレポー
トの作成と発表・ディスカッションなどを通じて、スポーツ現場で
実践できる能力を身につける。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第5回:コーチングの理論と実践(コーチの使命・役割:渋谷)
コーチングの基礎的理論を理解し、設定されたテーマについてレポー
トの作成と発表・ディスカッションなどを通じて、スポーツ現場で
実践できる能力を身につける。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第6回:コーチングの理論と実践(コーチングの現状と課題:渋谷)
コーチングの現状と課題を理解し、設定されたテーマについてレポー
トの作成と発表・ディスカッションなどを通じて、スポーツ現場で
実践できる能力を身につける。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第7回:コーチングの理論と実践(これからのコーチング:渋谷)
これまでの学修した内容をもとに、競技スポーツの現場で求められ
ているコーチ・コーチングについて検討し、設定されたテーマにつ
いてレポートの作成と発表・ディスカッションなどを通じて、スポー
ツ現場で実践できる能力を身につける。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
実践結果をまとめ、資料として保存する。
第8回:コーチングの理論と実践(コーチ・コーチングとは:白木)
コーチングの意味を深く考え、コーチングによってもたらされる成
果、コーチングの持つ役割、そしてコーチングの根本的な機能につ
いての知識を獲得する。また、コーチングを実践していく上で必要
となるコーチングの原則を理解する。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第9回:コーチングの理論と実践(コーチングの基本原則:白木)
コーチングを実践していく上で重要な「人間の本質」について理解
を深める。また、コーチングに欠かすことのできない3つの要素に
ついての知識を獲得し、成功するコーチングの本質を理解する。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第10回:コーチングの理論と実践(コーチングの人間関係:白木)
コーチングを実践する上で重要な「人間関係」について理解を深める。
「人間関係」を構築する上で必要な要素についての知識を獲得し、コー
チとして必要な素養を獲得する。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第11回:コーチングの理論と実践(コーチングの開始:白木)
コーチングが開始される「きっかけ」や「状況」について理解を深める。
コーチング現場におけるコーチング機能や人間の本質を観察し、コー
チングが開始される「きっかけ」や「状況」を見逃さない能力を身
につける。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第12回:コーチングの理論と実践(コーチングの核となる価値観と
信念:白木)
コーチングを実践していく上で、コーチ自身が持つ価値観と信念は
非常に重要な要素となる。特に競技スポーツに取り組む対象者をコー
チングしていく上でポイントとなる価値観や信念についての理解を
深め、より実践的なコーチング能力を獲得する。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第13回:コーチングの理論と実践(コーチング事例:白木)
競技スポーツにおけるコーチングの事例を紹介し、実践的なコーチ
ングに関する理解を深める。コーチング現場で役に立つ方法や視点
についての知識を獲得し、自身のコーチング能力を磨くためのヒン
トを得る。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
第14回:授業のまとめ(学修した内容の復習と整理:渋谷・白木)
授業で学修した内容を復習し、整理する。さらに、自身が実践して
きた活動と比較・分析することで、実際のコーチ・コーチング現場
の課題・問題点を明らかにする。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
筆記試験へ向けて、授業ノート・配布資料等を整理する。
第15回:授業のまとめ(学修した内容の確認:渋谷・白木)
本授業で学修したコーチングの基礎的理論の理解度と、実践におけ
る課題・問題点を確認する。
本講義のまとめ。
学習課題:自身のスポーツ活動現場において、授業で学修した理論
等を実践する。
実践結果をまとめ、資料として保存する。
■評価方法
中間試験(50点)、期末の筆記試験で評価する(50点)。
■教科書
「スポーツ学のすすめ」びわこ成蹊スポーツ大学編(2008、大修館書店)その他必要に応じて資料を配布する
■参考書
授業内で適宜指示する。
■履修上の注意事項
「頭でっかちなコーチ」では通用しない。理論は「実践できてこそ」のもの。本授業で学修した内容は、各自のスポーツ活動現場において必ず実
践してみること。
■受講生へのメッセージ
授業担当教員は現役のコーチである。日々スポーツ現場で実践されているコーチングに直接触れることにより、諸君の目指す「理想のコーチ・コー
チング」とはどのようなものかを探求して欲しい。
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コーチング専門実習Ⅰ
【担当】コーチングコース教員
■授業概要
本講義は、学内外において、各種スポーツのあらゆるレベルのスポーツ技術・戦術やシステム等の分析を実習する。
また、インターンシップ実習や卒業研究とも関連させ、特別講師や専門機関などを利用して、実践的な学びを深めることも狙いとする。
■到達目標
これまでコース科目等で学習してきた内容や特別講師から得た知見で、実際のコーチングを、スポーツ現場で実践できるようにする。
また、実践現場での問題点を整理し、それを理論的に説明できるようにする。
■講義計画
第1回:ガイダンスおよびコーチングの現状の把握
第9回:個別スポーツ競技②におけるコーチングの実習及び視察
授業の進め方や内容について把握する。また、コーチング現場にお
受講生がコーチと選手の役割を分担し、個別のスポーツ競技のコー
ける実践的な学習方法について理解する。
チングを実習する。なお、スポーツ競技チームのトレーニングキャ
学習課題:自分の学びたい方向性を確認
ンプ等の視察に内容を変更する場合もある。
第2回:個人スポーツ競技のコーチング
学習課題:実習内容を振り返る
個人スポーツ競技のコーチの役割やコーチング行動についてブレイ
第10回:個別スポーツ競技③におけるコーチングの実習及び視察
ンストーミングとディスカッションをおこない、個人スポーツ競技
受講生がコーチと選手の役割を分担し、個別のスポーツ競技のコー
に必要なコーチングについて考える。
チングを実習する。なお、スポーツ競技チームのトレーニングキャ
学習課題:ディスカッションしながら情報収集
ンプ等の視察に内容を変更する場合もある。
第3回:集団スポーツ競技のコーチング
学習課題:実習内容を振り返る
集団スポーツ競技のコーチの役割やコーチング行動についてブレイ
第11回:個別スポーツ競技④におけるコーチングの実習及び視察
ンストーミングとディスカッションをおこない、集団スポーツ競技
受講生がコーチと選手の役割を分担し、個別のスポーツ競技のコー
に必要なコーチングについて考える。
チングを実習する。なお、スポーツ競技チームのトレーニングキャ
学習課題:ディスカッションしながら情報収集
ンプ等の視察に内容を変更する場合もある。
第4回:体力トレーニングの計画立案
学習課題:実習内容を振り返る
体力トレーニング理論についての学びを深め、トレーニング計画を
第12回:個別スポーツ競技⑤におけるコーチングの実習及び視察
立案する。
受講生がコーチと選手の役割を分担し、個別のスポーツ競技のコー
学習課題:各自が設定したテーマについての情報収集とその活用
チングを実習する。なお、スポーツ競技チームのトレーニングキャ
第5回:ウォーミングアップとクーリングダウンの指導実習
ンプ等の視察に内容を変更する場合もある。
ウォーミングアップとクーリングダウンの意義と方法について理解
学習課題:実習内容を振り返る
を深め、それぞれの指導を実習する。
第13回:個別スポーツ競技⑥におけるコーチングの実習及び視察
学習課題:各自が設定したテーマについての情報収集とその活用
受講生がコーチと選手の役割を分担し、個別のスポーツ競技のコー
第6回:筋力トレーニングの指導実習
チングを実習する。なお、スポーツ競技チームのトレーニングキャ
筋力トレーニングの意義と方法について理解を深め、トレーニング
ンプ等の視察に内容を変更する場合もある。
の指導を実習する。
学習課題:実習内容を振り返る
学習課題:各自が設定したテーマについての情報収集とその活用
第14回:個別スポーツ競技⑦におけるコーチングの実習及び視察
第7回:持久トレーニングの指導実習
受講生がコーチと選手の役割を分担し、個別のスポーツ競技のコー
持久トレーニングの意義と方法について理解を深め、トレーニング
チングを実習する。なお、スポーツ競技チームのトレーニングキャ
の指導を実習する。
ンプ等の視察に内容を変更する場合もある。
学習課題:各自が設定したテーマについての情報収集とその活用
学習課題:実習内容を振り返る
第8回:個別スポーツ競技①におけるコーチングの実習及び視察
第15回:まとめおよび総評
受講生がコーチと選手の役割を分担し、個別のスポーツ競技のコー
本実習を振り返り、学習のポイントを再確認するとともに、コーチ
チングを実習する。なお、スポーツ競技チームのトレーニングキャ
ング実践についての理解を深める。
ンプ等の視察に内容を変更する場合もある。
学習課題:スポーツ現場の現状の理解を深める。
学習課題:実習内容を振り返る
■評価方法
中間レポート(50点)、期末レポート(50点)。得点の基準は以下の通りである。
・90 ~ 100点:講義内容を踏まえ、独自の視点を加えて課題・問題点を論じることができおり、特に優秀である。
・80 ~ 89点:講義内容を踏まえ、独自の視点を加えて課題・問題点を論じることができている。
・70 ~ 79点:講義内容を踏まえ、課題・問題点について考察したことを記述することができている。
・60 ~ 69点:課題・問題点について考察したことを記述することができている。
・0~ 59点:上記の基準を満たしていない。
■教科書
必要に応じてプリントを配布する。
■参考書
授業ごとに必要な文献を紹介する。
■履修上の注意事項
実習にかかわる交通費等の費用については、自己負担となるケースがある。
■受講生へのメッセージ
スポーツ実践の現場で習得することで、さらにコーチング理解を深めること。
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コーチング専門実習Ⅱ
【担当】コーチングコース教員
■授業概要
本講義(実習)は、各種競技スポーツにおいてアスリートが目指す技術・戦術等の分析に関する、学内外の施設や機関での実習や体験を主な内容
として構成する。
■到達目標
専門実習Ⅰの内容をふまえ、各自の実践活動に必要な知識および手法を習得する。
■講義計画
第1回:ガイダンスおよびコーチングの現状の確認
学習課題:他者評価と自己評価
授業・実習の進め方や内容について把握する。また、コーチング専
第9回:個別スポーツ競技②のコーチング支援実習または視察
門実習Ⅰ(前期)を振り返りながら、再度コーチング現場における
受講生がコーチと選手、アナリストの役割を分担し、個別のスポー
実践的な学習方法について確認・理解する。
ツ競技のコーチング支援を実習する。なお、スポーツ競技団体のト
学習課題:方向性の確認
レーニングキャンプ等の視察に内容を変更する場合もある。
第2回:スポーツを「支える人」の役割
学習課題:他者評価と自己評価
スポーツを「支える人」の役割に関するブレインストーミングとディ
第10回:個別スポーツ競技③のコーチング支援実習または視察
スカッションをおこない、コーチとの役割の違いについて考える。
受講生がコーチと選手、アナリストの役割を分担し、個別のスポー
学習課題:事例調査
ツ競技のコーチング支援を実習する。なお、スポーツ競技団体のト
第3回:スポーツを「支える人」の機能
レーニングキャンプ等の視察に内容を変更する場合もある。
スポーツを「支える人」の機能に関するブレインストーミングとディ
学習課題:他者評価と自己評価
スカッションをおこない、コーチとの役割の違いについて考える。
第11回:個別スポーツ競技④のコーチング支援実習または視察
学習課題:事例調査
受講生がコーチと選手、アナリストの役割を分担し、個別のスポー
第4回:期分け(ピリオダイゼーション)
ツ競技のコーチング支援を実習する。なお、スポーツ競技団体のト
個別のスポーツ競技の年間スケジュールと期分け(ピリオダイゼー
レーニングキャンプ等の視察に内容を変更する場合もある。
ション)について理解を深め、スポーツ競技の強化策について考える。
学習課題:他者評価と自己評価
学習課題:時期ごとに取り組むべき内容の整理
第12回:個別スポーツ競技⑤のコーチング支援実習または視察
第5回:競技機構及びスポーツ競技チームのチームマネジメントに
受講生がコーチと選手、アナリストの役割を分担し、個別のスポー
関する情報収集
ツ競技のコーチング支援を実習する。なお、スポーツ競技団体のト
特定の競技機構の年間スケジュールや事業展開、スポーツ競技チー
レーニングキャンプ等の視察に内容を変更する場合もある。
ムのチームマネジメントにについて情報収集をおこない、それらの
学習課題:他者評価と自己評価
外観について理解を深める。
第13回:個別スポーツ競技⑥のコーチング支援実習または視察
学習課題:事例調査
受講生がコーチと選手、アナリストの役割を分担し、個別のスポー
第6回:トレーニングキャンプの企画
ツ競技のコーチング支援を実習する。なお、スポーツ競技団体のト
トレーニングキャンプの意義や位置づけ、内容についてブレインス
レーニングキャンプ等の視察に内容を変更する場合もある。
トーミングとディスカッションをおこない、トレーニングキャンプ
学習課題:他者評価と自己評価
の計画立案の準備をする。
第14回:個別スポーツ競技⑦のコーチング支援実習または視察
学習課題:企画書作成
受講生がコーチと選手、アナリストの役割を分担し、個別のスポー
第7回:トレーニングキャンプの計画立案
ツ競技のコーチング支援を実習する。なお、スポーツ競技団体のト
トレーニングキャンプの計画を立案し、トレーニングキャンプのプ
レーニングキャンプ等の視察に内容を変更する場合もある。
ロセス管理を実習する。
学習課題:他者評価と自己評価
学習課題:計画書作成
第15回:まとめおよび総評
第8回:個別スポーツ競技①のコーチング支援実習または視察
本実習を振り返り、学習のポイントを捕捉するとともに、コーチン
受講生がコーチと選手、アナリストの役割を分担し、個別のスポー
グ実践についての理解を深める。
ツ競技のコーチング支援を実習する。なお、スポーツ競技団体のト
学習課題:報告書の作成
レーニングキャンプ等の視察に内容を変更する場合もある。
■評価方法
中間レポート(50点)、期末レポート(50点)。得点の基準は以下の通りである。
・90 ~ 100点:講義内容を踏まえ、独自の視点を加えて課題・問題点を論じることができおり、特に優秀である。
・80 ~ 89点:講義内容を踏まえ、独自の視点を加えて課題・問題点を論じることができている。
・70 ~ 79点:講義内容を踏まえ、課題・問題点について考察したことを記述することができている。
・60 ~ 69点:課題・問題点について考察したことを記述することができている。
・0~ 59点:上記の基準を満たしていない。
■教科書
使用しない。必要に応じて資料を配布する。
■参考書
授業内で適宜紹介する。また、プリント等の資料を配布する。
■履修上の注意事項
学内外での実習を予定。学外実習では交通費・使用料等の諸経費が別途必要となる。
また、外部コーチ、トップアスリート等の招聘もありうる。
■受講生へのメッセージ
実習で得られる知見と関連付けて、自身の研究課題テーマを見出すこと。
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2016/04/22
10:29:21
コーチング理論Ⅱ
【担当】鳥羽 賢二・北村 哲
■授業概要
本講義は、スポーツコーチング実践に必要な社会的知見とその背景について学習する。
まず、国のスポーツ体制(文部科学省、JOCや日本体育協会の施策)
、次にスポーツ統括団体の仕組みについて学び、その後選手を取り巻く環境
に関わる問題(ドーピング、事故、スポーツ紛争、人権侵害、体罰、選手の契約、スポーツの商業的側面)について学習する。最後に学んだ社会
的知見をもとにグッドコーチングのあり方についてディベート形式で検討する。
■到達目標
国内のスポーツ体制を把握し、競技スポーツの中のコーチングが果たす役割を深く理解する。
■講義計画
第1回:ガイダンスおよび国内スポーツ体制の概要
第10回:スポーツと人権② 体罰について
本講義の授業の進め方
一貫指導体制、正しいコーチング(体罰のない指導法)
国内スポーツ体制の概要を解説する
学習課題:関連文献講読、スポーツの教育に関連する文献の講読
学習課題:スポーツ関連文献の講読
第11回:スポーツとビジネスの関連① 権利について
第2回:スポーツ行政① スポーツ関連法規
著作権、肖像権、契約、権利ビジネス
スポーツ関連法規を学ぶ
学習課題:スポーツの商業化について調べる
学習課題:スポーツ基本法等の購読
第12回:スポーツとビジネスの関連② スポーツの商業化
第3回:スポーツ行政② スポーツ振興政策
メディアとスポーツ、放送権、五輪の商業化
スポーツ振興、文部科学省
学習課題:スポーツの商業化について調べる
学習課題:スポーツ基本法等の理解
第13回:コーチングの実際を考える① 小学生期・中学生期について
第4回:スポーツ団体① スポーツに関わる中央組織
小学生期・中学生期のコーチングについてディスカッション・レポー
国内の中央スポ―ツ組織について(JOC・日本体育協会・他)
ト作成・発表など
学習課題:スポーツ組織関連文献の講読
学習課題:現代のスポーツ環境を理解した上で、それにマッチング
第5回:スポーツ団体② 海外のスポーツ団体および国内各スポー
したスポーツ現場のコーチングを議論する。
ツ競技団体
各自のスポーツ現場で選手の立場と指導者の立場の双方向の目で、
世界のスポーツ競技団体と国内の各スポーツ競技団体について
競技のレベルアップにおける課題を考察する。
学習課題:スポーツ組織関連文献の講読
第14回:コーチングの実際を考える② 高校生期・大学生期について
第6回:ドーピング問題
高校生期・大学生期のコーチングについてディスカッション・レポー
リスクヘッジ、アンチドーピング体制
ト作成・発表など
学習課題:不法行為や安全配慮義務について調べる
学習課題:現代のスポーツ環境を理解した上で、それにマッチング
第7回:プロスポーツの選手契約
したスポーツ現場のコーチングを議論する。
交渉、代理人、Jリーグ規約
各自のスポーツ現場で選手の立場と指導者の立場の双方向の目で、
学習課題:プロ契約選手について調べる
競技のレベルアップにおける課題を考察する。
第8回:スポーツの紛争と解決
第15回:本講義のまとめおよび総評
スポーツ仲裁機構
国内スポーツ体制の課題と要点を整理する
学習課題:スポーツ紛争について調べる
学習課題:本講義の理解度チェック
第9回:スポーツと人権①
男女平等、障がい者スポーツ、ダイバシティ(多様性)の理解
学習課題:関連文献講読
■評価方法
複数の授業内課題(40点)ならびに期末レポート(60点)の合計100点で評価する。
・授業内課題の得点の基準は以下とする。
授業内で「小テスト」もしくは「小レポート」を4回(各10点)実施し、その得点の合計とする(合計40点)
。
※小レポートの評価基準は、テーマに対する説明が明確かつ論理的になされていることとする。
・期末レポートの得点の基準は以下とする。
60点:テーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
40点:テーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
20点:テーマに対して、一定の理解が見受けられる説明がなされている。
■参考書
「スポーツの経済と政策」晃洋書房をテキストとして使用する。
その他、授業内で適宜指示する。
■履修上の注意事項
スポーツ実践を行う上での背景が、どのような仕組みになっているかを必須知識としてとらえること。
それをベースに、今後のコーチング現場について正しく考究できるようにする。
■受講生へのメッセージ
国や社会のスポーツ体制をよく理解し、今後のスポーツコーチングの課題点等を発見できるようにすること。
そこでの考察を講義内で議論できるようにする。
なお、本講義は、2名の教員によるオムニバス形式をとる。(鳥羽・北村)
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2016/04/22
10:29:22
サッカーコーチング論(2011~2014年度入学生)
サッカーコーチング理論と実践(2015・2016年度入学生)
【担当】望月 聡
■授業概要
サッカーでのキッズからの一貫指導について,サッカー理論と技術,戦術,体力トレーニング方法一般を学ぶとともに、世界スタンダードの選手
を育成しチームを運営するための理論と指導法を学ぶ。
■到達目標
キッズからの発育発達に応じた一貫指導を行い、選手が持つ能力を最大限に引き出す育成を行い、世界スタンダードの強く逞しいクリエィティ
ブな個の育成ができるサッカーコーチングを学ぶ。
■講義計画
第1回:世界基準からサッカーについて考える
世界のメジャースポーツとしてのサッカーを知り,サッカー発祥の
歴史を紐解く.サッカーの基本的なルールを確認するとともに,サッ
カーにおけるプレーの「原理原則」を理解する.
学習課題:サッカーのハイライト映像や試合のTV中継などを視聴し,
サッカーがどういった特徴を持ったスポーツなのかを再
確認しておくこと.
第2回:キッズ(U- 6)年代の指導 ①発育発達とコーディネーショ
ンに関する基礎知識
サッカー導入段階であるキッズ(U- 6)年代の特徴を社会面,発育
発達の面から理解し,実際に行われるメニューについての知識を習
得する.また,キッズ年代に必要なコーディネーションの基礎知識
を習得する.
学習課題:日本サッカー協会(JFA)JFA COMMUNITYのHP内に
ある「キッズドリル」を閲覧し,キッズ年代の指導方法
の理解を深めておくこと.
第3回:キッズ(U- 6)年代の指導 ②指導計画と実践準備
本学のびわスポキッズプログラムで行われている指導を例に,キッ
ズ年代の指導計画,準備,実践,振り返りについて学習する.
学習課題:本学のびわスポキッズプログラムについて,理解を深め
ておくこと.
第4回:ジュニア(U-12)年代の指導 ①基礎知識と指導の留意点
JFA公認C級コーチ講習会で用いられる指導教本を基に,サッカーの
個人スキルが大きく成長するゴールデンエイジについて理解し,ジュ
ニア(U-12)年代の指導について必要な知識を習得する.
学習課題:JFA公認C級コーチ講習会で用いられる指導教本,または
類似する書籍を熟読し,理解しておくこと.
第5回:ジュニア(U-12)年代の指導 ②実際の指導から分析
フットサル前日本代表監督であるロドリゴ監督が小学生サッカー
チームを指導したVTRを視聴し,ジュニア年代の指導の要点,コー
チングスキル,コーチのあるべき姿について学習し,議論する.
学習課題:ミゲル・ロドリゴ氏(フットサル日本代表監督)について,
インターネットや書籍で調査しておくこと
第6回:ジュニア(U-12)年代の指導 ③実技と実践から原理原則
の理解
サッカーの個人戦術の原理原則と必要なキーファクターを学習する.
スキル習得に必要なコツや指導に用いられるポイントについて理解
を深める.
学習課題:実際にサッカーやフットサルを実践し,サッカーの個人
戦術について感覚的に理解を深めておくこと.
第7回:ジュニアユース(U-15)年代の指導 ①特徴理解から評価
と指導法
ジュニアユース年代におこる早熟や晩熟といった発育発達の差を理
解し,個人差を判別する評価方法と個人差に対応した指導方法を学
習する.
学習課題:インターネットなどを通じて,ジュニアユース(U-15)年
代のサッカー大会映像を視聴し特徴を把握しておくこと.
第8回:ジュニアユース(U-15)年代の指導 ②選手に必要な能力
スペイン代表シャビ,イニエスタのプレー VTRを視聴したうえで,グ
ループ戦術を遂行するサッカー選手に必要な能力について学習する.
学習課題:スペイン代表やFCバルセロナのプレー集などを視聴し,攻
撃や守備のグループ戦術について理解を深めておくこと.
第9回:ゴールキーパーの指導
現代サッカーにおけるゴールキーバーの役割と必要な技能について
理解し,各テーマごとのトレーニング方法を学習する.
学習課題:ゴールキーパーの役割について理解するために,ドイツ
代表ノイアー選手らのプレー集を視聴しておくこと.
第10回:ユース(U-18)年代の指導 ①実践テクニックの習得
パーフェクトスキルの完成期であるユース年代における指導方法に
ついて学習する.
学習課題:ユース年代までに必要なスキルについて書籍やインター
ネットを通じて調べておくこと.
第11回:ユース(U-18)年代の指導 ②女子サッカー選手のコー
チング
女子U-18日本代表監督である高倉麻子氏の指導方法を視聴し,ユー
ス年代に必要な戦術やスキルを育成するためのコーチングについて
学習する.
学習課題:日本のユース年代の映像を視聴し,その特徴と課題につ
いて理解を深めておく.
第12回:サッカー選手のための体力テストと体力トレーニング
逞しい個を育成するためのフィジカル強化について,日本人選手の
課題と育成に必要なトレーニング方法を学習する.体力テストなど
の評価方法およびフィードバック方法を学習する.
学習課題:サッカーの体力トレーニングや体力テストについて書籍
などで理解を深めておく.
第13回:審判の役割 (審判と技術の協調)
ワールドカップ2014ブラジル大会の開幕戦主審を務めた西村雄一氏
のVTRを視聴し,サッカーのゲームに欠かせない審判の準備段階か
ら審判法の実際,試合に臨む覚悟などについて理解する.
学習課題:ワールドカップ2014ブラジル大会の開幕戦で起きたPK
の判定と社会の反響について調査しておくこと.
第14回:女子サッカー
なでしこジャパンを例に,男女の性差からくる競技面での違いを理解
する.女子チームをコーチングする上で必要な知識について学習する.
学習課題:女子スポーツについてあらかじめ調査しておくこと.
第15回:一流監督の指導方法
FCバイエルン監督であるグアルディオラ監督のVTRを視聴し,チー
ムを統率する上で必要な条件やその指導方法について学習する.
学習課題:FCバルセロナ,FCバイエルンのプレー集を視聴し,どの
ようなプレーが行われているのか理解を深めておくこと.
■評価方法
複数の授業内課題(40点)ならびに期末レポート(60点)の合計100点で評価する。
・授業内課題の得点の基準は以下とする。
授業内で「小テスト」もしくは「小レポート」を8回(各5点)実施し、その得点の合計とする(合計40点)。
※小レポートの評価基準は、テーマに対する説明が明確かつ論理的になされていることとする。
・期末レポートの得点の基準は以下とする。
60点:テーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
40点:テーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
20点:テーマに対して、一定の理解が見受けられる説明がなされている。
■教科書
授業の中で資料を配布、または適宣紹介します。
■参考書
日本サッカー協会キッズリーダーライセンステキスト(U- 6・8・10) C級コーチライセンステキスト・ガイドライン
日本サッカー協会技術部強化指針
その他、適宜プリント教材を配付する。
■履修上の注意事項
サッカーの試合を分析することがあるので,世界のサッカーに興味や基礎知識がある者が望ましい
■受講生へのメッセージ
キッズリーダーライセンスやC級コーチライセンスの学びをベースとし、全ての地域で理想的な一貫指導による世界スタンダードの選手育成が
できるコーチとしての学びを深め、地域クラブチームの育成に貢献できるような人材を目指して下さい。
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バレーボールコーチング論(2011~2014年度入学生)
【担当】鳥羽 賢二
バレーボールコーチング理論と実践(2015・2016年度入学生)
■授業概要
バレーボール競技の歴史的背景とその普及過程を学習する。
また、バレーボール競技の世界スタンダードの指導法研究に関連させながら、その、技術論・戦術論を通じ 専門的な分析方法やコーチング法を
学習する。
■到達目標
バレーボール競技の歴史観、技術論、戦術論の理解を深めることにより、バレーボール競技者育成のための知識を獲得する。
■講義計画
第1回:講義ガイダンスおよびバレーボール競技のコーチング概説
第9回:国内バレーボール競技の実際
講義内容の説明と進め方
9人制バレーボール、ソフトバレーボールの振興
バレーボール競技コ-チングについての総論を解説する
地域スポーツ(家庭婦人バレーボール)の現状と今後
学習課題:受講内容の整理
学習課題:家庭婦人バレーボールの文献講読
第2回:バレーボール競技の形成
第10回:国内バレーボール競技の強化策
バレーボール競技の起源について学習する
タレント発掘事業、一貫教育
学習課題:バレーボール競技の歴史関連文献講読
学習課題:JVAのホームページ閲覧
第3回:バレーボール競技の伝播
第11回:国際ゲームの実際
バレーボール競技の世界と日本への伝播
実際の国際大会のレギュレーション(規定)を理解する。
学習課題:バレーボール競技の歴史関連文献講読
また、国際大会の運営がどのように執り行われれるかを学習する。
第4回:バレーボール競技の普及
学習課題:
ルールの変遷
第12回:コーチングの実際
世界の潮流
パス、レシーブ、スパイクの練習法
学習課題:ルールブック講読
学習課題:関連文献購読
第5回:国際統括組織
第13回:国内トップリーグチームのコーチングの実際
国際バレーボール連盟(FIVB)と世界オリンピック委員会(IOC)
トップリーグの現状と今後
の組織について
アナリストの役割
学習課題:FIVB・IOCのホームページ閲覧
国際競技力向上の基盤
第6回:国内統括組織
学習課題:Vプレミアリーグのホームページ閲覧
日本バレーボール協会(JVA)と日本オリンピック委員会(JOC)
第14回:学校現場のコーチング
学習課題:JVA・JOCのホームページ閲覧
学校スポーツの現状と課題
第7回:世界大会の実際
学習課題:学校体育(課外活動)の考察
世界3大大会とワールドグランドチャンピオンズカップ
第15回:まとめおよび総評
学習課題:FIVBのホームページ閲覧
講義内容の理解度のチェック
第8回:世界大会とメディアの関係
要点整理とレポート課題について解説する
バレーボール競技と主にテレビ放映権の関連を概観する
学習課題:本講義内容のまとめ
学習課題:スポーツメディアについての関連文献講読
■評価方法
複数の授業内課題(40点)ならびに期末レポート(60点)の合計100点で評価する。
・授業内課題の得点の基準は以下とする。
授業内で「小テスト」もしくは「小レポート」を4回(各10点)実施し、その得点の合計とする(合計40点)
。
※小レポートの評価基準は、テーマに対する説明が明確かつ論理的になされていることとする。
・期末レポートの得点の基準は以下とする。
60点:テーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
40点:テーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
20点:テーマに対して、一定の理解が見受けられる説明がなされている。
■教科書
なし。
■参考書
その都度プリント等を配布する。
■履修上の注意事項
バレーボール競技への知的好奇心を持って履修すること。
■受講生へのメッセージ
演習時の議論の場では、積極的に取り組むこと。
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10:29:22
バスケットボールコーチング論(2011~2014年度入学生)
【担当】吉川 文人
バスケットボールコーチング理論と実践(2015・2016年度入学生)
■授業概要
本講義では、バスケットボール競技のコーチングを取り巻く諸問題や研究により獲得された知見、コーチング実践の事例を取り上げながら、バス
ケットボールの技術・戦術及びそれらの指導法、評価法を紹介し、バスケットボール競技及び各競技・種目に通底するコーチングの実践力向上を
目指す。
■到達目標
1.様々な話題の内容理解を通じて、バスケットボール競技及び各自の競技のコーチングに対する視野を広げる。
2.バスケットボールの競技特性や技術、戦術、及びそれらに関連したデータ解析手法の理解を深め、戦術プランやトレーニングの立案、戦術
分析等に必要なスキルを高める。
3.データに基づく客観的な推論を行う素養を身につける。
■講義計画
第1回:オリエンテーション及びバスケットボールコーチング論の
概説
学習内容や到達目標、評価基準等について把握する。バスケットボー
ル競技の競技特性を概観し、バスケットボール競技とコーチングに
関連した話題の内容や検討課題について把握する。
学習課題:授業の目的を自分なりに理解しておこう。
第2回:バスケットボールの競技特性
バスケットボール競技の競技特性とルールを概観し、コーチの養成
課程で求められている知識やスキルについて把握する。
学習課題:受講生は各自、バスケットボールの競技特性について予
習を行うこと。
第3回:バスケットボール競技の実践
バスケットボール競技の実技に取り組むことにより、過去の授業で
取り上げた競技特性とルールについて学びを深める。
学習課題:バスケットボールの競技特性とルールについて復習を行っ
ておくこと。
第4回:バスケットボールコーチングと状況判断能力
バスケットボール競技における戦略及び戦術に関する研究の知見や
事例を概観し、付加的情報の利用法と練習の組織化について把握す
る。
学習課題:専門用語を用いてバスケットボール競技の構成要素を解
説できるように復習を行っておくこと
第5回:バスケットボールコーチングと付加的情報フィードバック
バスケットボール競技における基礎的技術に関する研究の知見や事
例を概観し、効果的な運動学習を目指した付加的情報の利用法と練
習内容について把握する。
学習課題:専門用語を用いてバスケットボール競技の構成要素を解
説できるように復習を行っておくこと
第6回:バスケットボールコーチングと行動体力
バスケットボール競技に必要な体力的要素に関する研究の知見や事
例を概観し、スポーツ医科学的な見地から、発育・発達段階や技術
レベルに応じた様々なトレーニング・コーチング方法について把握
する。
学習課題:講義のなかでのディスカッションに基づき、各自の関心
にそって学習を深めること。
第7回:バスケットボールコーチングと運動学習
バスケットボール競技における戦略及び戦術に関する研究の知見や事
例を概観し、付加的情報の利用法と練習の組織化について把握する。
学習課題:講義のなかでのディスカッションに基づき、各自の関心
にそって学習を深めること。
第8回:バスケットボールコーチングとスポーツ障害
スポーツ医学分野で取り上げられた研究の知見や事例を概観し、ス
ポーツ医科学的な見地からバスケットボールに関連した懸案事項に
ついて把握する。
学習課題:講義のなかでのディスカッションに基づき、各自の関心
にそって学習を深めること。
第9回:バスケットボールコーチングの事例紹介
著名なコーチのコーチングスタイルやエピソード、指導方針につい
て知り、自らのコーチングのあり方について考える。
学習課題:レポート及びディスカッションのための準備をしておく
こと
第10回:バスケットボールコーチングの事例紹介(オフェンス)
バスケットボールの指導例を概観し、その裏付けとなる資料につい
て理解を深める。
学習課題:自分なりの指導方法について整理しておこう。
第11回:バスケットボールコーチングの事例紹介(ディフェンス)
バスケットボールの指導例を概観し、その裏付けとなる資料につい
て理解を深める。
学習課題:自分なりの指導方法について整理しておこう。
第12回:バスケットボールのゲーム分析(データ収集)
バスケットボールの競技力の分析・評価に必要となるデータの収集
方法について実習する。加えて、バスケットボールのパフォーマン
ス指標について理解を深める。
学習課題:実際に、戦術プランやトレーニングの立案、データ解析
を実践する準備をしておこう。
第13回:バスケットボールのゲーム分析(データ処理・分析)
バスケットボールの競技力の分析・評価に必要となる統計的データ
解析の基礎を理解する。
学習課題:データを実際に解析してみることで、講義で紹介するデー
タ解析手法がより深く理解できると思います。是非、自
らデータを解析してみてください。
第14回:ゲーム分析レポートの発表
各自が作成したゲーム分析レポートを発表する。
学習課題:データを実際に解析してみることで、講義で紹介するデー
タ解析手法がより深く理解できると思います。是非、自
らデータを解析してみてください。
第15回:まとめ及び総括
講義の内容を振り返り、学習内容について再確認する。
学習課題:受講生は各自、復習を行い、現場におけるコーチングの視
点からチーム創り及びマネジメント案を作成してみよう。
■評価方法
複数の授業内課題(40点)ならびに期末レポート(60点)の合計100点で評価する。
・授業内課題の得点の基準は以下とする。
授業内で「小テスト」もしくは「小レポート」を4回(各10点)実施し、その得点の合計とする(合計40点)
。
※小レポートの評価基準は、テーマに対する説明が明確かつ論理的になされていることとする。
・期末レポートの得点の基準は以下とする。
60点:テーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
40点:テーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
20点:テーマに対して、一定の理解が見受けられる説明がなされている。
■教科書
使用しない。適宜、資料を配布する。
■参考書
授業の中で、適時、紹介する。
■履修上の注意事項
実技、演習を伴うこともある。授業中に、適宜、指示する。
■受講生へのメッセージ
実際に、戦術プランやトレーニングの立案やデータの解析を実践することで、講義で紹介する内容がより深く理解できると思います。是非、自
ら実践してみてください。
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2016/04/22
10:29:22
テニスコーチング論(2011~2014年度入学生)
テニスコーチング理論と実践(2015・2016年度入学生)
【担当】北村 哲
■授業概要
テニスのコーチングに必要な専門的知識や指導スキルの習得を目的とした授業を展開する。
■到達目標
オンコートでの指導から選手やチームのコーチング計画の管理といったマネジメントまで実践的なモデルを捉えられること。
■講義計画
第1回:テニスコーチングの概観
学習課題:授業内で示した参考書・資料等を確認し、各自の意見を
記録しておく
全授業のレジメ配布し、テニスコーチングの全体像について理解する
第2回:テニスの理解① 現代テニス界の理解
第9回:テニスの競技力に関わる外的要因の理解
現代テニス界の現状について(プロスポーツ、アマチュアスポーツ、
競技力に影響する様々な要因について
学生スポーツ、生涯スポーツetc…)
学習課題:授業内で示した参考書・資料等を確認し、各自の意見を
記録しておく
学習課題:授業内で示した参考書・資料等を確認し、各自の意見を
第10回:テニスの戦略・戦術の分析評価
記録しておく
第3回:テニスの理解② 現代テニスにいたるまでのテニスの歴史
戦略、戦術の分析評価について(ゲームパフォーマンス分析の実践)
の理解
学習課題:授業内で示した参考書・資料等を確認し、各自の意見を
記録しておく
テニスの歴史について(テニスの起源、テニスの普及、日本におけ
第11回:テニスの技術の分析評価
るテニス)
学習課題:授業内で示した参考書・資料等を確認し、各自の意見を
技術の分析評価について(スキルテストや科学的分析の実践)
学習課題:授業内で示した参考書・資料等を確認し、各自の意見を
記録しておく
第4回:テニスの競技力
記録しておく
テニスのパフォーマンスを構成している要素等について
第12回:テニスの体力の測定評価
学習課題:授業内で示した参考書・資料等を確認し、各自の意見を
体力の分析評価について(体力テストの実践)
学習課題:授業内で示した参考書・資料等を確認し、各自の意見を
記録しておく
第5回:テニスの戦略・戦術
記録しておく
戦略、戦術、作戦能力について
第13回:テニスの心理の分析評価
学習課題:授業内で示した参考書・資料等を確認し、各自の意見を
心理の分析評価について
学習課題:授業内で示した参考書・資料等を確認し、各自の意見を
記録しておく
第6回:テニスの技術についての理解
記録しておく
技術の歴史的発達、各技術における科学的知見について
第14回:テニスのトレーニング計画
学習課題:授業内で示した参考書・資料等を確認し、各自の意見を
競技力向上のためのトレーニング計画について
学習課題:授業内で示した参考書・資料等を確認し、各自の意見を
記録しておく
第7回:テニスの体力についての理解
記録しておく
テニスにおける一般的体力、専門的体力の関係、体力についての科
第15回:テニスのオンコート指導のためのスキル
学的知見について
ヒッティングやフィーディング、言葉がけ等オンコート指導に必要
学習課題:授業内で示した参考書・資料等を確認し、各自の意見を
なスキルについて
学習課題:授業内で示した参考書・資料等を確認し、各自の意見を
記録しておく
第8回:テニスの心理についての理解
記録しておく
テニス選手の性格、心理特性、心理状態、競技的心理能力について
■評価方法
複数の授業内課題(40点)ならびに期末レポート(60点)の合計100点で評価する。
・授業内課題の得点の基準は以下とする。
授業内で「小テスト」もしくは「小レポート」を8回(各5点)実施し、その得点の合計とする(合計40点)。
※小レポートの評価基準は、テーマに対する説明が明確かつ論理的になされていることとする。
・期末レポートの得点の基準は以下とする。
60点:テーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
40点:テーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
20点:テーマに対して、一定の理解が見受けられる説明がなされている。
■教科書
授業内で適宜指示する。
■参考書
授業内で適宜指示する。
■履修上の注意事項
積極的な姿勢。
■受講生へのメッセージ
授業内容を自身に活用し、選手としての能力向上に繋げられるよう、受け身ではなく積極的な学習にして欲しい。
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2016/04/22
10:29:22
陸上競技コーチング論(2011~2014年度入学生)
【担当】渋谷 俊浩
陸上競技コーチング理論と実践(2015・2016年度入学生)
■授業概要
個人競技である陸上競技の特性を理解し、競技力向上を目指した陸上競技のコーチング理論および方法論について、先行研究・文献・ディスカッ
ション等を通して学修する。
■到達目標
1.競技スポーツのコーチングについて、その基礎理論を理解し、説明することができる。
2.陸上競技における「走・跳・投」各種目の競技特性を理解し、説明することができる。
3.自身の専門種目の競技特性を理解したうえで、適切なコーチング方法やトレーニング方法を検討し、実践することができる。
4.組織におけるリーダーの役割を理解し、企画・運営能力を養う。
■講義計画
第1回:ガイダンスおよび概説:コーチング・陸上競技とは
授業内容・スケジュール等について、自身の競技スケジュールとあ
わせて理解・把握する。
また、コーチング・陸上競技の基礎的な理論について理解する。
学習課題:事前に、参考文献・先行研究等を読んでおく。
自身の競技スケジュールを精査しておく。
第2回:コーチングの基礎理論
コーチングについての基礎理論を理解する。
競技スポーツのコーチングについて、文献・先行研究等を参考に検
討を加える。
学習課題:事前に、参考文献・先行研究等を読んでおく。
自身が受けてきたコーチングについて、検討を加えておく。
第3回:陸上競技の基礎理論
陸上競技の基礎理論について理解する。陸上競技および「走・跳・投」
各種目の特性について理解する。
自身の専門種目の特性について理解する。
学習課題:事前に、参考文献・先行研究等を読んでおく。
第4回:陸上競技のコーチング理論(トラック種目)
「走・跳・投」各種目の特性に応じたコーチングについて検討を加え、
理解する。
学習課題:学修した内容を、自身の競技に活用する。
常に、陸上競技に関連する最新のトピックに留意しておく。
第5回:陸上競技のコーチング理論(フィールド種目)
「走・跳・投」各種目の特性に応じたコーチングについて検討を加え、
理解する。
学習課題:学修した内容を、自身の競技に活用する。
常に、陸上競技に関連する最新のトピックに留意しておく。
第6回:陸上競技のコーチングの実際
陸上競技の現場で実践されている事例を分析・評価し、合理的なコー
チングについて検討する。
陸上競技のコーチングの現状について理解する。
学習課題:学修した内容を、自身の競技に活用する。
常に、陸上競技に関連する最新のトピックに留意しておく。
第7回:陸上競技のコーチングの現状と課題
陸上競技の現場で実践されている事例を分析・評価し、合理的なコー
チングについて検討する。
陸上競技のコーチングの課題を明らかにし、改善方策を検討する。
自身のコーチングポリシーについて検討する。
学習課題:学修した内容を、自身の競技に活用する。
常に、陸上競技に関連する最新のトピックに留意しておく。
第8回:トレーニングの基礎理論
トレーニングについての基礎理論を理解する。
競技スポーツのトレーニングについて、文献・先行研究等を参考に
検討を加える。
学習課題:事前に、参考文献・先行研究等を読んでおく。
自身が行ってきたトレーニングについて、検討を加えておく。
第9回:陸上競技のトレーニング理論(トラック種目)
「走・跳・投」各種目の競技力向上を目指したトレーニングについて
検討を加え、理解する。
学習課題:学修した内容を、自身の競技に活用する。
常に、陸上競技に関連する最新のトピックに留意しておく。
第10回:陸上競技のトレーニング理論(フィールド種目)
「走・跳・投」各種目の競技力向上を目指したトレーニングについて
検討を加え、理解する。
学習課題:学修した内容を、自身の競技に活用する。
常に、陸上競技に関連する最新のトピックに留意しておく。
第11回:トレーニングの実際
陸上競技の現場で実践されている事例を分析・評価し、合理的なト
レーニングについて検討する。
陸上競技のトレーニングの現状について理解する。
学習課題:学修した内容を、自身の競技に活用する。
常に、陸上競技に関連する最新のトピックに留意しておく。
第12回:トレーニングの現状と課題
陸上競技の現場で実践されている事例を分析・評価し、合理的なト
レーニングについて検討する。
陸上競技のトレーニングの課題を明らかにし、改善方策を検討する。
自身の競技力向上を目指したトレーニングについて検討する。
学習課題:学修した内容を、自身の競技に活用する。
常に、陸上競技に関連する最新のトピックに留意しておく。
第13回:競技力向上方策(競技者育成システム)
陸上競技におけるタレントの発掘・育成について理解し、アスリー
トの競技力向上を目指した強化プログラムを検討する。
学習課題:事前に、参考文献・先行研究等を読んでおく。
常に、陸上競技に関連する最新のトピックに留意しておく。
第14回:競技力向上方策(指導者育成システム)
陸上競技において、アスリートの競技力向上に不可欠なサポート体
制について理解し、競技環境の整備および指導者育成システムを検
討する。
学習課題:事前に、参考文献・先行研究等を読んでおく。
常に、陸上競技に関連する最新のトピックに留意しておく。
第15回:まとめおよび総評
「陸上競技」
「コーチング」をキーワードに、自身の競技現場におけ
る実践内容について発表し、ディスカッションすることで、
「陸上競
技のコーチング」に関してさらに理解を深める。
学習課題:学習内容を整理し、まとめる。
学修した内容を、自身の競技に活用する。
■評価方法
○以下の基準から成績評価を行う。
(合計100点)
①コーチング論に関するレポート(20点)
②トレーニング論に関するレポート(20点)
③授業を通じて学習した内容を総括する期末レポート(60点)
1)授業内課題レポート①②の評価基準は、テーマに対する説明が明確かつ論理的になされていることとする。
2)期末レポート③の得点の基準は以下とする。
・60点:テーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
・50点:テーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
・40点:テーマに対して、一定の理解が見受けられる説明がなされている。
■教科書
なし
必要に応じて資料を配布する。
■参考書
陸上競技を科学する:関岡康雄編著(道和書院)
走る科学:小林寛道編著(大修館書店)
跳ぶ化学:深代千之編著(大修館書店)
投げる科学:桜井伸二編著(大修館書店)
基礎からの陸上競技バイオメカニクス:トム・エッカー著(ベースボール・マガジン社)
スポーツ・トレーニング理論:村木征人著(ブックハウス・エイチディ)
競技者育成プログラム:日本陸上競技連盟監修
■履修上の注意事項
本授業で学修した成果を、競技者あるいは指導者として実践できるフィールドを持つこと。特に、将来公認コーチや保健体育教員など、陸上競
技の指導者になることを目指す学生は、陸上競技Ⅰ・Ⅱ(実技)が履修済みであることとあわせて、本授業を履修することが望ましい。
■受講生へのメッセージ
本授業で学修した成果を競技に活用し、まずは自身の競技力向上を目指してください。さらに、これらの理論と実践経験を踏まえたうえで、優
れた陸上競技のコーチとはどのような「人」なのか、追求していきましょう。
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2016/04/22
10:29:22
柔道コーチング論(2011~2014年度入学生)
柔道コーチング理論と実践(2015・2016年度入学生)
【担当】林 弘典
■授業概要
柔道は、心身の力を最も有効に使用する道である。その修行は、攻撃防御の練習によって、身体精神を鍛錬修養し、斯道(しどう)の神髄を体得
する事である。そうして、
是(これ)に由(よ)って己を完成し、
世を補益するが、
柔道修行の究竟(きゅうきょう)の目的である(嘉納治五郎遺訓)
。
本授業では、柔道の初段に必要な投の形(手技3本、腰技3本、足技3本の計9本)ができるようになることを目指す。また、全日本柔道連盟公
認C指導員になるための必要な知識と技能の修得を目指す。
■到達目標
1.立礼、座礼ができる。
2.すり足、継ぎ足ができる。
3.手技(浮落、背負投、肩車)ができる。
4.腰技(浮腰、払腰、釣込腰)ができる。
5.足技(送足払、支釣込足、内股)ができる。
6.全日本柔道連盟公認C指導員になるための必要な知識と技能の修得する。
■講義計画
第1回:オリエンテーション、礼法(立礼・座礼)
、すり足、継ぎ足
礼法(立礼・座礼)
、すり足、継ぎ足について学習する。
学習課題:シラバスを熟読する。礼法(立礼・座礼)
、すり足、継ぎ
足について調べる。
第2回:浮落(うきおとし)
、背負投(せいおいなげ)
投の形の浮落と背負投について学習する。
学習課題:投の形の浮落と背負投について調べる。
第3回:肩車(かたぐるま)
、浮腰(うきごし)
投の形の肩車と浮腰について学習する。
学習課題:投の形の肩車と浮腰について調べる。
第4回:払腰(はらいごし)
、釣込腰(つりこみごし)
投の形の払腰と釣込腰について学習する。
学習課題:投の形の払腰と釣込腰について調べる。
第5回:送足払(おくりあしはらい)
、
支釣込足(ささえつりこみあし)
投の形の送足払と支釣込足について学習する。
学習課題:投の形の送足払と支釣込足について調べる。
第6回:内股(うちまた)
投の形の内股について学習する。
学習課題:投の形の内股について調べる。
第7回:投の形(手技、腰技、足技)の演武
投の形の(手技、腰技、足技)について学習する。
学習課題:投の形(手技、腰技、足技)について復習する。
第8回:柔道の特性
柔道の特性について学習する。
学習課題:公認柔道指導者養成テキストC指導員
(pp.1-4.)
を熟読する。
第9回:柔道の安全管理・安全指導の基本
柔道の安全管理・安全指導の基本について学習する。
学習課題:公認柔道指導者養成テキストC指導員(pp.5-10.)を熟
読する。
第10回:柔道指導者の心構え(暴力行為の根絶、礼節の社会的意義)
柔道指導者の心構え(暴力行為の根絶、礼節の社会的意義)につい
て学習する。
学習課題:公認柔道指導者養成テキストC指導員(pp.11-13.)を
熟読する。
第11回:発育発達段階に応じた柔道指導
発育発達段階に応じた柔道指導について学習する。
学習課題:公認柔道指導者養成テキストC指導員(pp.14-20.)を
熟読する。
第12回:指導組織のマネージメント
指導組織のマネージメントについて学習する。
学習課題:公認柔道指導者養成テキストC指導員(pp.21-26.)を
熟読する。
第13回:基本指導の基礎、投げ技の基礎、固め技の基礎
基本指導の基礎、投げ技の基礎、固め技の基礎について学習する。
学習課題:公認柔道指導者養成テキストC指導員(pp.27-43.)を
熟読する。
第14回:体力トレーニング
体力トレーニングについて学習する。
学習課題:公認柔道指導者養成テキストC指導員(pp.44-47.)を
熟読する。
第15回:応急処置
応急処置について学習する。
学習課題:公認柔道指導者養成テキストC指導員(pp.48-53.)を
熟読する。
■評価方法
複数の授業内課題(40点)ならびに期末レポート(60点)の合計100点で評価する。
1.授業内課題の得点の基準は以下とする。
授業内で「小テスト」もしくは「小レポート」を4回(各10点)実施し、その得点の合計とする(合計40点)
。小レポートの評価基準は、テー
マに対する説明が明確かつ論理的になされていることとする。
2.期末レポートの得点の基準は以下とする。
60点:テーマに対して自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
40点:テーマに対して一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
20点:テーマに対して一定の理解が見受けられる説明がなされている。
■教科書
なし
■参考書
1.公認柔道指導者養成テキストC指導員:全日本柔道連盟(全日本柔道連盟)
※全日本柔道連盟に問い合わせて購入してください。
2.講道館DVDシリーズ第3作「投の形」
:講道館(講道館)
3.昇段審査のための柔道の形入門[投の形]
[柔の形]
:小俣幸嗣(大泉書店)
■履修上の注意事項
※全日本柔道連盟公認C指導員を目指すため、原則的に有段者が対象です。
※安全上、全日本柔道連盟試合服装規定に適合した柔道衣の着用を義務づける。
※指導上、ゼッケンを柔道衣に縫い付けてください。
柔道衣とゼッケンについては、早川繊維工業のHPを参照してください。
1.授業前日は睡眠や栄養をとり、体調管理には十分に留意してください。
2.怪我防止のため、手足の爪を短く切り、ヘアピンやピアス、指輪、腕時計などは外してください。
3.髪が肩に触れる者は邪魔にならないようにゴムで束ねてください。
4.男子は柔道衣の下に何も着用せず、女子は白のTシャツ等を着用してください。
5.更衣後、貴重品は各自で管理してください。
6.柔道場の出入りは、トレーニング場に近い側のドアのみ使用してください。
7.柔道場を出入りするときは、服装を整え帯を締めて一礼をして出入りしてください。
8.柔道場では脱帽し、飲食をしないでください。
9.授業中、トイレ等で柔道場を出るときは必ず申し出てください。
10.衛生上、使用した柔道衣は必ず洗濯してください。
11.感染症予防のため、柔道衣の貸し借りは絶対にしないでください。
■受講生へのメッセージ
1.柔道の立技(たちわざ)を理解し、初段になるために役立ちます。
2.柔道の指導者を目指す者に役立ちます。
3.履修者は柔道衣の購入申込みをする予定です(7,500 ~ 13,000円)
。
4.ゼッケンを付けた適切なサイズの柔道衣を持っている者は購入する必要はありません。
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2016/04/22
10:29:23
水泳コーチング論(2011~2014年度入学生)
水泳コーチング理論と実践(2015・2016年度入学生)
【担当】白木 孝尚
■授業概要
本授業では、主に水泳(競泳)の実践・指導に必要な知識・技術・能力・態度の理解・習得を目指す。講義と実技から構成され、講義では水泳(競
泳)に必要なバイオメカニクス的・生理学的知識、さらにコーチングに必要なコミュニケーション能力やマネジメントについて深く理解する。実
技ではその内容を実践する。また、実際にトレーニングを計画・実行することを通して、指導者としての実践を経験する。
■到達目標
水泳(競泳)の実践者・指導者として必要な基礎的知識・能力・態度を理解・習得する。
■講義計画
第1回:オリエンテーション・水泳競技解説
本授業の趣旨や到達目標を理解し、本授業を受講するうえで必要な
姿勢や心構えを説明する。また、水泳競技について解説する。
学習課題:本授業の趣旨や到達目標を理解する。水泳競技に関する
基礎知識を獲得する。
第2回:水泳コーチ基礎理論①「水泳競技解説」
水泳競技解説(水泳競技の特性,水泳競技の歴史,日本水泳界の現
状と課題など)
学習課題:水泳競技の特性、水泳競技の歴史、日本水泳界の現状と
課題についての理解を深める。
第3回:水泳コーチ基礎理論②「水泳の生理学」
水泳の生理学(水泳の基礎生理学,水泳の実践生理学,トレーニン
グと生理学など)
学習課題:水泳の生理学についての理解を深め、トレーニングなら
びに選手育成に応用する能力を身につける。
第4回:水泳コーチ基礎理論③「水泳の医学・栄養学」
水泳の医学(水泳に伴う疾病と障害,競技種目に特有な医学問題,
特殊環境他など)
水泳の栄養学(スポーツと栄養の関係,食事・サプリメント,目的
別栄養摂取など)
トレーナーについて(役割,基礎知識など)
学習課題:水泳の医学・栄養学についての理解を深め、トレーニン
グならびに選手育成に応用する能力を身につける。
第5回:水泳コーチ基礎理論④「水泳のバイオメカニクス」
水泳のバイオメカニクス(水中環境の特性,抵抗と推進(推進力・
推進効率)など)
学習課題:水泳のバイオメカニクスについての理解を深め、技術指
導ならびに選手育成に応用する能力を身につける。
第6回:競泳の動き①「基礎的な技術」
競泳4種目(クロール・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライ)に共通する「動
き」について
学習課題:競泳で用いられる4種目(クロール・平泳ぎ・背泳ぎ・
バタフライ)に共通する「動き」についての理解を深め、
水泳技術を観察する能力を磨くとともに、技術指導なら
びに選手育成に応用する。
第7回:競泳の動き②「クロール・背泳ぎ」
競泳4種目(クロール・背泳ぎ)の「動き」について
動きを習得するためのトレーニング
学習課題:クロール・背泳ぎの技術についての基礎知識を獲得し、
クロール・背泳ぎの技術向上を目的としたトレーニング
についての理解を深める。
第8回:競泳の動き③「平泳ぎ・バタフライ」
競泳4種目(平泳ぎ・バタフライ)の「動き」について
動きを習得するためのトレーニング
学習課題:平泳ぎ・バタフライの技術についての基礎知識を獲得し、
平泳ぎ・バタフライの技術向上を目的としたトレーニン
グについての理解を深める。
第9回:競泳の動き④「上級者の技術について」
競泳4種目(クロール・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライ)の高度な「動
き」について
動きを習得するためのトレーニング
学習課題:トップレベルのスイマーの技術についての理解を深め、
技術指導ならびに選手育成に応用する能力を身につける。
第10回:水泳のコーチング①「コーチの心得」
コーチの心得,コーチの役割,コーチに必要な資質など
学習課題:コーチとしての心得、コーチの役割、コーチに必要な資
質についての理解を深め、職業「コーチ」として現場で
実践・応用できる能力を身につける。
第11回:水泳のコーチング②「コーチに必要な資質」
コーチに必要な資質
学習課題:コーチに必要な資質についての理解を深め、職業「コーチ」
として現場で実践・応用できる能力を身につける。
第12回:水泳のコーチング③「コミュニケーション」
コーチに必要なコミュニケーション能力
学習課題:コーチにとって重要なコミュニケーションについての理
解を深め、実際の現場で実践・応用できる能力を身につ
ける。
第13回:水泳のコーチング④「チームビルディング」
コーチに必要な資質(チームビルディングなど)
学習課題:コーチング現場で活用できるチームビルディングについ
ての理解を深め、実際の現場で実践・応用できる能力を
身につける。
第14回:水泳のコーチング⑤「セルフコーチングを考える」
自分自身を対象者とし、コーチング(手法、ポイントなど)を考える
学習課題:自分自身を対象にコーチングを考え、コーチングの手法や
ポイントを明確にし、トレーニング計画などを立案する。
第15回:水泳のコーチング⑥「セルフコーチングの紹介」
セルフコーチングの内容を発表する
学習課題:自分自身を対象にコーチングを考え、コーチングの手法
やポイントを明確にし、トレーニング計画などを立案す
る。また、準備したものを授業内で発表し受講生に理解
してもらう。
■評価方法
授業内課題(40点)ならびに期末レポート[プレゼンテーション含む](60点)の合計100点で評価する。
・授業内課題の得点の基準は以下とする。
授業内で「小テスト」を10回(各4点)実施し、その得点の合計とする(合計40点)。
・期末レポートの得点の基準は以下とする。
60点:テーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
50点:テーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
40点:テーマに対して、一定の理解が見受けられる説明がなされている。
■教科書
・水泳コーチ教本(公益財団法人日本水泳連盟,大修館書店)
■参考書
・スイミングファステスト(EW. マグリシオ,ベースボールマガジン社)
・水泳指導教本(公益財団法人日本水泳連盟,大修館書店)
■履修上の注意事項
履修条件
①水中運動法の単位を取得していること
②水泳を競技として捉え、将来的に学校の教員あるいは水泳(競泳)の指導者になる可能性のあるもの
■受講生へのメッセージ
授業の9割が水泳に特化した内容になっています。
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コーチング特別講義
【担当】渋谷 俊浩
■授業概要
本授業は、競技スポーツやトップアスリートを取り巻く問題等の今日的なトピックスを取り上げ、実際例を示しながらその理論や研究方法につい
て学修することを主な内容として構成する。また、学生の学習意欲を高めるために、学生の要望するテーマを取り入れる等の配慮をする。
■到達目標
コーチ・コーチングについてのさまざまなトピックスと、その内容について理解することを通じて、各自の競技に対する視野を広げる。
■講義計画
第1回:イントロダクションおよびスポーツ界の現状の概説(渋谷
俊浩)
授業内容、スケジュール等について把握する。また、スポーツ界の
現状について概観する。
学習課題:メディア・専門雑誌等を通じて、スポーツ界の現状を把
握しておく。
第2回:コーチングスキルについて(渋谷俊浩)
より良いコーチになる、よりよいコーチングを実践するためには、
どのようなコーチングスキルを身につけておく必要があるのかを、
事例を通して学習する。
学習課題:メディア・専門雑誌等を通じて、スポーツ界の現状を把
握しておく。
興味のあるスポーツ界のトピックを抽出し、コーチングの視点から
自分なりの考察を加える。
第3回:コミュニケーション能力について(渋谷俊浩)
コーチングスキルを高めるために重要な能力のひとつであるコミュ
ニケーション能力について、いくつかの事例を通して学習する。
学習課題:メディア・専門雑誌等を通じて、スポーツ界の現状を把
握しておく。
興味のあるスポーツ界のトピックを抽出し、コーチングの視点から
自分なりの考察を加える。
第4回:自己分析と他者分析(渋谷俊浩)
自分はどのようなアスリート(コーチ)であるのか、まず自分を自
分でを分析してみる(己を知る)。また、自分を他者に分析してもら
うことで、さらに自分をよく知る。
学習課題:メディア・専門雑誌等を通じて、スポーツ界の現状を把
握しておく。
興味のあるスポーツ界のトピックを抽出し、コーチングの視点から
自分なりの考察を加える。
第5回:ディスカッション(渋谷俊浩)
自己分析・他者分析の結果に検討を加え、授業内で発表し、討論する。
自分の長所や短所、さらには他者との共通点・相違点等を認識し、
今後の自身の競技力およびコーチング能力の向上に活かす。
学習課題:メディア・専門雑誌等を通じて、スポーツ界の現状を把
握しておく。
興味のあるスポーツ界のトピックを抽出し、コーチングの視点から
自分なりの考察を加える。
第6回:ゲーム&パフォーマンス分析研究の事例(吉川文人)
スポーツ競技におけるパフォーマンスに関連した分析研究について
概観し、スポーツ競技の事象を客観的に捕捉しようとする研究の動
向について学びを深める。
学習課題:受講生の専門種目に関するパフォーマンス分析研究を調
査し、コーチングに活かそう!
第7回:コーチング支援向け情報通信技術の応用事例(吉川文人)
スポーツ競技の強化に資することを意図して開発された情報通信技
術とその応用事例について概観し、センサー技術を用いてスポーツ
競技の事象を客観的に捕捉しようとする研究の動向について学びを
深める。
学習課題:情報通信技術のスポーツ応用事例について調査し、コー
チングに活かそう!
第8回:コーチング支援向け動作分析技術の応用事例(吉川文人)
スポーツ競技の強化に資することを意図して開発された動作分析技
術とその応用事例について概観し、映像に基づいてスポーツ動作を
客観的に捕捉しようとする研究の動向について学びを深める。
学習課題:動作分析技術のスポーツ応用事例について調査し、コー
チングに活かそう!
第9回:グッドコーチに向けた
「7つの提言」
:暴力とハラスメント
(林
弘典)
1.暴力やあらゆるハラスメントの根絶に全力を尽くしましょう
学習課題:文部科学省や日本体育協会のホームページにあるグッド
コーチに向けた「7つの提言」について熟読し、その必
要性や重要視について考える。
第10回:グッドコーチに向けた「7つの提言」
:指導者の姿勢(林 弘典)
2.自らの「人間力」を高めましょう。
3.常に学び続けましょう。
4.プレーヤーのことを最優先に考えましょう。
学習課題:文部科学省や日本体育協会のホームページにあるグッド
コーチに向けた「7つの提言」について熟読し、その必
要性や重要視について考える。
第11回:グッドコーチに向けた「7つの提言」
:指導者の責任(林 弘典)
5.自立したプレーヤーを育てましょう。
6.社会に開かれたコーチングに努めましょう。
7.コーチの社会的信頼を高めましょう。
学習課題:文部科学省や日本体育協会のホームページにあるグッド
コーチに向けた「7つの提言」について熟読し、その必
要性や重要視について考える。
第12回:パネルディスカッション:コーチングの現状(ゲスト講師、
コース教員等)
ゲスト講師やコース教員等との「コーチングの現状」についてのパ
ネルディスカッションを通じて、コーチング現場の現状を把握する。
学習課題:ディスカッションされた内容について自分なりの検討を
加え、テーマごとにまとめる。
第13回:パネルディスカッション:コーチングの課題(ゲスト講師、
コース教員等))
ゲスト講師やコース教員等との「コーチングの課題」についてのパ
ネルディスカッションを通じて、コーチング現場の現状を把握する。
学習課題:ディスカッションされた内容について自分なりの検討を
加え、テーマごとにまとめる。
第14回:パネルディスカッション:スポーツ界のトピック(ゲスト
講師、コース教員等)
ゲスト講師やコース教員等との「スポーツ界のトピック」について
のパネルディスカッションを通じて、スポーツ界の現状を把握する。
学習課題:ディスカッションされた内容について自分なりの検討を
加え、テーマごとにまとめる。
第15回:パネルディスカッション:理想のコーチとは(ゲスト講師、
コース教員等)
ゲスト講師やコース教員等との「理想のコーチとは」についてのパ
ネルディスカッションを通じて、自身の目指すコーチ像を明確にす
る。
学習課題:ディスカッションされた内容について自分なりの検討を
加え、テーマごとにまとめる。
授業ノート・配布資料等を整理しておく。
■評価方法
・3名の教員の授業内課題(発表・レポート等)を、合計100点(40点・30点・30点)で評価する。授業内課題の評価基準は、テーマに対す
る説明が明確かつ論理的になされていることとする。
■教科書
使用しない。必要に応じて資料を配布する。
■参考書
授業内で適宜紹介する。
■履修上の注意事項
受講生も、日常から競技スポーツに関して常に課題意識を持ち、自身のコーチングポリシー・スタイルの構築についての見解・意見を携えたう
えで受講すること。
■受講生へのメッセージ
各教員の実体験・ゲスト講師の招聘などを含め、できるだけタイムリーなトピックス・テーマを提示するので、競技スポーツに関する見識をさ
らに深めてもらいたい。
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2016/04/22
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コーチング基礎演習
【担当】コーチングコース教員
■授業概要
本授業は、コーチングに関する学びを深めていくための導入的な内容である。小学生、中学生、高校生で受けたコーチングを振り返りながら、各
年代で必要なコーチングを学習する。また、さまざまな競技経験を持つ学生や教員と議論することによって、独自のコーチングを創造していくこ
とを目指す。
■到達目標
1.コーチングに必要な素養を身につける。
2.過去にコーチングされた内容を振り返り、各年代で必要なコーチングを身につける。
3.コミュニケーション能力(発表能力、傾聴力など)を高める。
4.協調しながらも主体的に行動する能力を身につける。
5.コーチングコースの教員の活動内容や研究内容を理解し、自分のゼミを見つける。
■講義計画
第1回:オリエンテーション、コーチングの基礎概要
授業の進め方や内容について説明する。また、コーチングの基礎概
要について解説する。
学習課題:シラバスを熟読する。コーチングの概要について調べる。
第2回:小学生時に受けたコーチングの振り返り
受講生各自が小学生時に受けたコーチングを振り返り、小学生競技者
に対するコーチングについて学びを深め、その在り方について考える。
学習課題:小学生時に受けたコーチングについて調べる。
第3回:小学生スポーツ競技者に対するコーチングについての情報収集
小学生の競技者に対するコーチングに関する資料を収集し、そのエッ
センスをまとめる。また、その競技者の年齢に応じたコーチングに
ついて概観する。
学習課題:小学生競技者の年齢に応じたコーチングについて調べる。
第4回:小学生スポーツ競技者に対するコーチングについての発表
資料作成
小学生競技者に対するコーチングに関するプレゼンテーション資料
を作成する。
学習課題:小学生スポーツ競技者に対するコーチングに関する資料
を見直す。
第5回:小学生スポーツ競技者に対するコーチングについてのプレ
ゼンテーションとまとめ
小学生競技者に対するコーチングに関してプレゼンテーションを行
う。また、プレゼンテーションの視聴を通して、その競技者の年齢
に応じたコーチングについて理解を深める。
学習課題:プレゼンテーションの予行練習を行う。
第6回:中学生時に受けたコーチングの振り返り
受講生各自が中学生時に受けたコーチングを振り返り、中学生競技者
に対するコーチングについて学びを深め、その在り方について考える。
学習課題:中学生時に受けたコーチングについて調べる。
第7回:中学生スポーツ競技者に対するコーチングについての情報収集
中学生競技者に対するコーチングに関する資料を収集し、そのエッ
センスをまとめる。その競技者の年齢に応じたコーチングについて
理解を深める。
学習課題:中学生競技者の年齢に応じたコーチングについて調べる。
第8回:中学生スポーツ競技者に対するコーチングについての発表
資料作成
中学生競技者に対するコーチングに関するプレゼンテーション資料
を作成する。
学習課題:中学生スポーツ競技者に対するコーチングに関する資料
を見直す。
第9回:中学生スポーツ競技者に対するコーチングについてのプレ
ゼンテーションとまとめ
中学生競技者に対するコーチングに関してプレゼンテーションを行
う。また、プレゼンテーションの視聴を通して、その競技者の年齢
に応じたコーチングについて理解を深める。
学習課題:プレゼンテーションの予行練習を行う。
第❶⓪回:高校生時に受けたコーチングの振り返り
受講生各自が中学生時に受けたコーチングを振り返り、高校生競技者
に対するコーチングについて学びを深め、その在り方について考える。
学習課題:高校生時に受けたコーチングについて調べる。
第❶❶回:高校生スポーツ競技者に対するコーチングについての情報収集
高校生競技者に対するコーチングに関する資料を収集し、そのエッ
センスをまとめる。その競技者の年齢に応じたコーチングについて
理解を深める。
学習課題:高校生スポーツ競技者に対するコーチングについて調べる。
第❶❷回:高校生スポーツ競技者に対するコーチングについての発表
資料作成
高校生競技者に対するコーチングに関する資料を収集し、そのエッ
センスをまとめる。その競技者の年齢に応じたコーチングについて
理解を深める。
学習課題:高校生スポーツ競技者に対するコーチングに関する資料
を見直す。
第❶❸回:高校生スポーツ競技者に対するコーチングについてのプレ
ゼンテーションとまとめ
高校生競技者に対するコーチングに関してプレゼンテーションを行
う。また、プレゼンテーションの視聴を通して、その競技者の年齢
に応じたコーチングについて理解を深める。
学習課題:プレゼンテーションの予行練習を行う。
第❶❹回:ディスカッション
今までプレゼンテーションした内容について議論する。
学習課題:自分たちがプレゼンテーションした内容を再度見直す。
第❶❺回:まとめ
第1~ 14回の演習を振り返り、学習のポイントを捕捉するとともに、
コーチング実践についての理解を深める。
学習課題:1~ 14回の授業を見直す。
第❶❻回:オリエンテーション、コーチングの応用:集中授業
本授業内容、スケジュール、各教員のゼミ内容について説明する。
また、コーチングの応用について解説する。
学習課題:本学ホームページよりコーチングコースの全教員のプロ
フィールを熟読する。また、1~ 15回の授業を見直す。
第❶❼回:個人発表(前半グループ)
:集中授業
受講生は入学後から今までを振り返り、
全員の前で一人一人スピーチする。
学習課題:入学後から今までの大学生活を振り返り、紙にまとめる。
第❶❽回:スポーツ現場についてのパネルディスカッション
スポーツ現場についてのパネルディスカッションを聴き、自身の選
択に役立てる。
学習課題:自身の興味のあるスポーツ現場の業種や仕事内容につい
てまとめる。
第❶❾回:個人発表(後半グループ)
:集中授業
受講生が入学後から今までを振り返り、全員の前で一人一人スピー
チをする。
学習課題:入学後から今までの大学生活を振り返り、紙にまとめる。
第❷⓪回:教員発表(サッカー、テニス、柔道、水泳)
:集中授業
各教員がコーチング経験を話す。
学習課題:本学ホームページよりサッカー、テニス、柔道、水泳の
教員のプロフィールを熟読する。
第❷❶回:教員発表(陸上競技、バスケットボール、バレーボール)
:
集中授業
各教員がコーチング経験を話す。
学習課題:本学ホームページより陸上競技、
バスケットボール、
バレー
ボールの教員のプロフィールを熟読する。
第❷❷回:スポーツ現場の専門性を活かせる業種や業務
大学で学修した専門性を活かせるような業種や業務には、どのよう
なものがあるのか学ぶ。
学習課題:特定のスポーツ現場を希望する理由や、そこで活かせる
自身の強み(自己PR)についてまとめる。
第❷❸回:個人発表(前半グループ)
:集中授業
学生や教員のスピーチを聞いて残りの学生生活を通し、どのような
人物になりたいかを全員の前で一人一人スピーチをする。
学習課題:今後の大学生活について有意義なものにするためには、
何をすることが必要かを紙にまとめる。
第❷❹回:個人発表(後半グループ)
:集中授業
学生や教員のスピーチを聞いて残りの学生生活を通し、どのような
人物になりたいかを全員の前で一人一人スピーチをする。
学習課題:今後の大学生活について有意義なものにするためには、
何をすることが必要かを紙にまとめる。
第❷❺回:グループディスカッション(教員と学生)
:集中授業
「私たちが考えるコーチング」について各教員と議論する。
学習課題:各自で
「私たちが考えるコーチング」
について紙にまとめる。
第❷❻回:グループディスカッション(学生)
:集中授業
「私たちが考えるコーチング」について学生同士で議論する。
学習課題:グループディスカッション(教員と学生)の内容を見直す。
第❷❼回:スポーツ現場における社会人マナー、SNSについて
社会人としてのマナーやSNS使用上の注意点などを学ぶ。
学習課題:学習内容を基に、スポーツ現場での対応方法をまとめる。
第❷❽回:グループ発表準備:集中授業
グループディスカッションを通して「私たちが考えるコーチング」
についての発表準備を行う。
学習課題:グループで発表する内容を1つにまとめる。
第❷❾回:グループ発表:集中授業
「私たちが考えるコーチング」をグループで発表する。
学習課題:グループで発表の予行練習を行う。
第❸⓪回:総評および到達度チェック:集中授業
自分が目指すコーチングを明確にし、ゼミの希望を提出する。また、
コーチングコースで学びたいことについてレポートを作成する。
学習課題:必要な者は各教員に相談する。
■評価方法
プレゼンテーション(10点×5回)ならびに期末レポート(50点)の合計100点で評価する。
1.プレゼンテーションの得点の基準は以下とする。
10点:テーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
8点:テーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
6点:テーマに対して、一定の理解が見受けられる説明がなされている。
2.期末レポートの得点の基準は以下とする。
50点:自身の考えや問題点に対する斬新的な提言などが明確かつ論理的に記述されている。
40点:問題点や課題について一般的な解決策なども含めながら記述されている。
30点:テーマに関する問題点や課題について記述されている。
■教科書
なし。
■参考書
必要に応じて授業で告知する。
■履修上の注意事項
1.後期演習(集中授業)は別途費用が必要です。
2.後期演習(集中授業)はセミナーハウスも利用するので利用規則を遵守してください。
3.日頃の生活を見直し、規則正しい生活を行ってください。
■受講生へのメッセージ
各自の過去のコーチングされた内容を振り返ったり、さまざまな競技経験を持つ学生や教員と議論することによって、実践的なコーチングを深
く理解しよう!!!
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2016/04/22
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コーチング理論Ⅲ
【担当】望月 聡・林 弘典
■授業概要
スポーツコーチングを実践する代表・トップコーチの実際について学習する。トップアスリートや代表選手の強化や管理、チームの統率について
学び、強い組織・勝つチームつくりを考える。また、男女の特性や考え方の違いを理解し、両者のコーチングを理解する。
■到達目標
1.学生がトップアスリートの育成システムを理解し実践できるコーチについて学び、そしてプロフェッショナルプレーヤーを管理し、競技力
を高めることができるようなコーチングを理解する。
2.男女の特性や考え方の違いを理解し、両者のコーチングを理解する。
■講義計画
第1回:ガイダンス(トップコーチとトップアスリートについて常
識を破り考えてみる)
授業の内容や進め方について解説する。全体像を把握して、今後の
準備と計画をイメージを持って進みやすくする。
学習課題:コーチング理論Ⅰ、Ⅱを復習してノートにまとめる。そ
して自分なりに理論Ⅲのイメージを作っておく。
第2回:トップコーチの考え方・価値観・発信の重要性
トップアスリートを最高の環境で強化していくために必要な考え方、お
互いにリスペクトし合える価値観について映像や資料をもとに考える。
学習課題:自分の競技種目でコーチの持つ、「コーチ哲学」について
調べる。聞いてまとめる。
第3回:トップコーチの仕事・役割
勝つことが絶対使命のトップコーチの仕事や役割について、世界大
会報告書や資料を分析しながら考える。また新たに将来必要になる
仕事についても考えてみる。
学習課題:カテゴリー別代表の大会報告書を見て、世界大会におけ
るコーチの仕事や役割を調べておく。
第4回:チームの統率と管理
トップコーチが実際に、個性豊かなトップアスリート集団をどのよ
うに統率して闘うチームにしていくのか。またまとめて管理してい
るのかを考える。
学習課題:トップアスリートについての書物を読んで、特有の特徴
や考え方を調べておく。
第5回:チームの強化と継続性
トップアスリートを統率して闘う集団にするだけではない。より強い
進化する集団にしなければならない。そして継続することから”進化
し続ける集団”にしていかなけれならない。その方法を考えてみる。
学習課題:ビジネスの世界にも組織論の重要性が説かれている。ス
ポーツとは違う”強い組織”について調べて比較できる
ようにしておく。
第6回:男子サッカー代表監督の統率と管理
代表監督は代表トップアスリートをどのように統率して、どのよう
に管理していくのか。普通のチームとは違い、集まるに日数・時間
は極端に少ない。チームを作る時間の制限のある中での統率と管理
について考えてみる。
学習課題:事前にプロチームと代表チームの練習時間や活動日数を
調べておく。メディア対応についてもイメージしておく。
第7回:女子サッカー代表監督の統率と管理
なでしこジャパンの選手をどのように統率・また管理していたのか。
そしてどのようにしてワールドカップを優勝に導いたのか。強いチー
ムを作ったのか。現場で直接サポートしたコーチの立場から分析し
て考えてみる。
学習課題:なでしこジャパンの書物を読み、自分自身でなぜ強いチー
ムになったのかまとめてみる。
第8回:トップコーチとトップアスリートの関係
「元々トップアスリートであったトップコーチ」と「トップアスリー
ト」お互いに価値観や哲学も大きく違う。そのような関係であっても、
監督としてアスリートとしてチームが結果を出すことが絶対であり、
至上命令である。どのような関係で協働しているのか考えてみる。
学習課題:第1~7回の授業を見直す。
第9回:「同じ種なのにここまで違うか?」「そうだったのか!」
男性と女性の生物学的な観点から考え方や特性の違いが生じることを
理解する。また、男性選手と女性選手のコーチングについて議論する。
学習課題:話を聞かない男、地図を読めない女〈男脳・女脳が「謎」
を解く〉pp 1-66.を熟読する。
第10回:「すべては頭のなかに」「話すことと、聞くこと」
男性と女性の脳の活動の違いを理解し、両者の話すことと聞くこと
における真意について理解する。また、男性選手と女性選手のコー
チングについて議論する。
学習課題:話を聞かない男、地図を読めない女〈男脳・女脳が「謎」
を解く〉pp67-132.を熟読する。
第11回:「空間能力」「思考、態度、感情」
男性と女性の能力、思考、態度、感情の違いを理解する。また、男
性選手と女性選手のコーチングについて議論する。
学習課題:話を聞かない男、地図を読めない女〈男脳・女脳が「謎」
を解く〉pp133-206.を熟読する。
第12回:「不思議な化学変化」「男は男、でも・・・・・」
男性と女性の考え方にホルモンが及ぼす影響について理解する。ま
た、男性選手と女性選手のコーチングについて議論する。
学習課題:話を聞かない男、地図を読めない女〈男脳・女脳が「謎」
を解く〉pp207-252.を熟読する。
第13回:「男と女とセックス」「結婚、愛、ロマン」
男性と女性とセックス、結婚、愛、ロマンに対する考え方の違いを
理解する。また、男性選手と女性選手のコーチングについて議論する。
学習課題:話を聞かない男、地図を読めない女〈男脳・女脳が「謎」
を解く〉pp253-328.を熟読する。
第14回:「新しい未来へ」
男性と女性の人間関係は上手くいく方法について考える。また、
NHKスペシャル「ママたちが非常事態!?~最新科学で迫るニッポ
ンの子育て~」のDVDを視聴する。そして、男性選手と女性選手のコー
チングについて議論する。
学習課題:話を聞かない男、地図を読めない女〈男脳・女脳が「謎」
を解く〉pp329-348.を熟読する。
第15回:総評(振り返りとまとめ)
第9~ 14回を振り返り、男性選手と女性選手のコーチングについて
まとめる。
学習課題:話を聞かない男、地図を読めない女〈男脳・女脳が「謎」
を解く〉pp 1-328.を熟読する。
■評価方法
①授業内のレポート50%
・講義内容を踏まえ、テーマにあっているか(20%) ・講義内容を踏まえ、論理性はあるか(20%) ・講義内容を踏まえ、独自性はあるか(10%)
②課題に対する発表30%
・論理性(10%) ・説得力(10%)
・独自性(10%)
③授業内の小テスト(複数回)20%
■教科書
授業の中で紹介する。
■参考書
1.話を聞かない男、地図を読めない女〈男脳・女脳が「謎」を解く〉:アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ、藤井留美訳(主婦の友社)
2.ベストパートナーとなるために:ジョン・グレイ、大島渚訳(三笠書房)
3.女子柔道論:中村良三編(創文企画)
■履修上の注意事項
1.様々な価値観のもとコーチングがあることや、答えは一つではないこと、常識を超えた考えを受け入れる素養を持ち授業に取り組んで欲し
いので、多くの予備知識を身に着けておいて下さい。
2.女子の指導について、どの競技においても上記1の参考書は役立つので一読して欲しい。また、今後の人生においても役立つものです。
■受講生へのメッセージ
世界基準のトップコーチングを知り、また新たなコーチングを共に考えましょう。また、男女の特性や考え方の違いを理解し、両者のコーチン
グを学ぼう。
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スポーツビジネス演習
【担当】後藤 英文
■授業概要
ゼミではまず文章力を磨いてもらうため、天声人語の要約から取り組んでもらいます。文章を書くコツを覚えたら、次は大学新聞BSSCジャーナ
ルの制作に携わってもらいます。皆さんの新鮮な目でスポーツをとらえ、斬新な記事を書いてもらう。新聞制作を通じて磨く文章力、紙面レイア
ウトのセンスは将来、企画書づくり、プレゼンテーションづくりに役立つ技であるとともに、4年次の卒業研究への準備としても重要である
■到達目標
この演習では、毎日、新聞に目を通して政治、経済、国際、社会に目を向け、ニュースの理解力を身につけるとともに記事を書くことで筆力を
身につけ、4年次のスポーツジャーナリズムに関する卒業研究への基礎を固める
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよび演習の概説
自己紹介。スケジュール、評価方法などの説明
学習課題:毎日、新聞を読む習慣を身につける
第2回:新聞の文章を学ぶ
天声人語などのコラムを書き写し、それぞれが見出しをつける。記
事内容についてディスカッション。
学習課題:新聞のコラム記事をよく読むこと
第3回:コラムの要約
天声人語などのコラムを書き写し、要約する。記事内容をディスカッ
ションする
学習課題:新聞のコラムやスポーツエッセイを読む
第4回:新聞記事を精読する
1面から社会面まで関心のある記事を探し出して精読し、要約する
学習課題:図書館で新聞の社説などを読むこと
第5回:記事を探し、書く
政治、経済、国際、文化、スポーツの各面から関心のある記事を探し、
それをテーマに自分流のコラムを書く
学習課題:図書館で新聞、雑誌を読み、関心のあるニュースを見つ
け出す
第6回:コラムを書く
2020年に東京五輪が開催される。オリンピックをテーマにコラムを書く
学習課題:五輪の歴史を研究しよう
第7回:BSSCジャーナル制作
ジャーナルは今年で9年目。キャンパスの出来事、特にクラブ活動
を中心に新聞を作る
学習課題:ジャーナル製作の流れを理解する
第8回:BSSCジャーナルのデータ収集
記事を書くためのデータ集め、インタビューなど取材の基本を知る
学習課題:情報収集の方法を知ろう
第9回:BSSCジャーナルの取材
サッカーや硬式野球のリーグ戦にでかけて取材する
学習課題:取材方法を復習し、取材場面をイメージしておこう
第❶⓪回:BSSCジャーナルの写真
キャンパス風景、クラブ活動の写真を撮る
学習課題:新聞や雑誌などで印象に残る写真を探し、参考にする
第❶❶回:BSSCジャーナルの記事制作
記事制作の準備から執筆に入る
学習課題:取材等で集めた情報を整理しておく
第❶❷回:BSSCジャーナルのレイアウト
記事をレイアウトしていく
学習課題:記事をどの紙面に落とし込むか考えよう
第❶❸回:BSSCジャーナルの完成
完成した紙面を点検する
学習課題:よくできたところや反省点を整理する
第❶❹回:ジャーナル特別号
秋の特別号に向けて取材開始。キャンパス探歩で面白いネタを探そう
学習課題:普段の生活の中でも、常にネタを探す習慣を身につけて
おこう
第❶❺回:特別号の紙面計画
サプライズの紙面づくり。スポーツ紙のような派手な見出しを考える
学習課題:日頃から新聞や雑誌に目を通し、見出しや記事の書かれ
方にも注意を払っておこう
第❶❻回:面立てを考える
取材を基に記事の大きさを決め、原稿を書く
学習課題:
第❶❼回:新聞社見学
新聞社を見学し、スポーツ記事について学ぶとともに、特別号の編
集に生かす
学習課題:プロの意見を聞き、まとめておく
第❶❽回:特別号のレイアウト
見出しを考え、記事の扱い、写真の配置を考え、読者が思わず手にとっ
てくれる紙面をつくろう
学習課題:日頃から新聞や雑誌に目を通し、レイアウトの良し悪し
を見ておく
第❶❾回:特別号の完成
完成した紙面を点検する
学習課題:客観的な評価から、作った新聞を見つめなおそう
第❷⓪回:BSSCジャーナル卒業特集準備
3月の学位記授与式に合わせて卒業生に贈る新聞制作にとりかかる
学習課題:スケジュール、自分のすべきことを整理しておく
第❷❶回:BSSCジャーナル卒業特集制作
3月に卒業する学生の言葉を集める
学習課題:集めた言葉を整理しておく
第❷❷回:BSSCジャーナル卒業特集の写真
思い出の写真を集めて編集
学習課題:写真の紙面の中での使い方もイメージしておく
第❷❸回:BSSCジャーナル卒業特集の話題
卒業号にふさわしい話題を集める
学習課題:よいネタを集められるよう、日常的に記事のネタ探しを
しておこう
第❷❹回:BSSCジャーナル卒業特集の取材
卒業号にふさわしい話題を取材する
学習課題:どのように記事にするかイメージしておく
第❷❺回:BSSCジャーナル卒業特集の記事執筆
記事を書く
学習課題:これまでに学んだことを生かせるよう整理しておく
第❷❻回:BSSCジャーナル卒業特集の記事見直し
書いた記事を読み直し、より良いものにしていく
学習課題:推敲していい記事にする
第❷❼回:BSSCジャーナル卒業特集の記事レイアウト
紙面レイアウトを話し合う
学習課題:これまでに学んだテクニックを生かす
第❷❽回:BSSCジャーナル卒業特集のひと言集レイアウト
集めた卒業予定生のひと言を写真を紙面に落とし込む
学習課題:これまでに学んだレイアウト技術を駆使する
第❷❾回:BSSCジャーナル卒業特集の校閲
原稿や見出しに間違いがないかの校閲作業
学習課題:入念なチェックを心がける
第❸⓪回:全員で総評
無事発刊できるように、紙面の出来栄えをみんなで批評する
学習課題:よくできた点、反省点などを整理しておこう
■評価方法
プレゼンテーション60点(BSSCジャーナル担当記事の取材・執筆の発表、同卒業特集担当記事の取材・執筆の発表:各30点)
レポート40点(BSSCジャーナルと同卒業特集の取材・執筆などの取組みに関するレポート)
■教科書
なし
■参考書
「記者ハンドブック」著:社団法人共同通信社 発行:株式会社共同通信社
■履修上の注意事項
新聞報道やスポーツニュースのチェックを欠かさないこと
■受講生へのメッセージ
記事を書くことは何よりも文章力を磨くことになり、4年次の卒業研究の基礎ともなります
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2016/04/22
10:29:24
スポーツビジネス演習
【担当】山本 達三
■授業概要
この演習を3つのステージで構成し,研究プロセスを3年次に経験することで,4年次の卒業研究の質的向上を目指す.
・第1ステージ(1回目~ 11回目)は,スポーツ消費者や競技者の行動を理解するための研究テーマや,スポーツ市場のマクロ分析などを事例
とした講義と議論を通じて,研究目的の設定,調査対象者の設定,測定尺度,研究デザイン,研究方法,分析方法などを学ぶ.
・第2ステージ(12回目~ 20回目)では,興味のある研究課題の文献要約・添削(2回)
,発表(1回)を3回繰り返し,研究課題を絞り込む.
・第3ステージ(21回目~ 30回目)では,研究計画書作成,調査票作成,予備調査依頼,予備調査実施,データ取り込み,基礎解析,予備調査
の結果報告および議論,をおこなう.
■到達目標
スポーツマネジメント,スポーツマーケティングに関する先行研究を学びながら,当該研究に必要な一連の研究プロセスを習得することを目的
とし,3年次で研究計画を完成させることを目指す.
■講義計画
第1回:オリエンテーション及び演習の概説
自己紹介,年間スケジュール,スポーツ消費者行動とは?
学習課題:配布資料をよく読み,30回の授業全体での達成・到達目
標を理解しておくこと.
第2回:スポーツ消費者行動
消費行動・購買行動・購買後行動,情報検索
学習課題:配布資料(eメールでPDFを事前配布)もしくは,HP上
に公開された資料に目を通して,授業でディスカッショ
ンできるように各自の疑問をまとめておく.
第3回:スポーツ消費者の動機付け・意欲(1)
欲求階層,有能感,内発的動機付け,外発的動機付け,自己決定理論,
期待価値理論
学習課題:配布資料(eメールでPDFを事前配布)もしくは,HP上
に公開された資料に目を通して,授業でディスカッショ
ンできるように各自の疑問をまとめておく.
第4回:スポーツ消費者の動機付け・意欲(2)
学習性無力感,自己原因性,原因帰属理論,達成目標理論,動機付
け雰囲気
学習課題:配布資料(eメールでPDFを事前配布)もしくは,HP上
に公開された資料に目を通して,授業でディスカッショ
ンできるように各自の疑問をまとめておく.
第5回:スポーツ消費者の態度変容と行動変容
社会的認知理論,学習理論,逆戻り予防,トランスセオレティカル・
モデル,生態学モデル
学習課題:配布資料(eメールでPDFを事前配布)もしくは,HP上
に公開された資料に目を通して,授業でディスカッショ
ンできるように各自の疑問をまとめておく.
第6回:スポーツ消費者の関与(1)
自我関与,コミットメント,コミュニケーション関与,購買関与,
反応関与
学習課題:配布資料(eメールでPDFを事前配布)もしくは,HP上
に公開された資料に目を通して,授業でディスカッショ
ンできるように各自の疑問をまとめておく.
第7回:スポーツ消費者の関与(2)
状況関与,問題関与,製品関与,認知的関与・感情的関与,意思決
定関与,関与のスケール
学習課題:配布資料(eメールでPDFを事前配布)もしくは,HP上
に公開された資料に目を通して,授業でディスカッショ
ンできるように各自の疑問をまとめておく.
第8回:スポーツ消費者の顧客満足・認知的不協和
消費者満足の・不満足の帰属,認知的不協和理論,期待一致モデル
学習課題:配布資料(eメールでPDFを事前配布)もしくは,HP上
に公開された資料に目を通して,授業でディスカッショ
ンできるように各自の疑問をまとめておく.
第9回:スポーツ競技集団の心理的競技能力とチームマネジメント
心理的競技能力測定尺度と事例
学習課題:配布資料(eメールでPDFを事前配布)もしくは,HP上
に公開された資料に目を通して,授業でディスカッショ
ンできるように各自の疑問をまとめておく.
第❶⓪回:スポーツ競技集団のメンタルヘルスとチームマネジメント
メンタルヘルス測定尺度と事例
学習課題:配布資料(eメールでPDFを事前配布)もしくは,HP上
に公開された資料に目を通して,授業でディスカッショ
ンできるように各自の疑問をまとめておく.
第❶❶回:継続調査データでみるスポーツ実施・実施頻度・派生費用
のマクロ分析
継続調査データを利用した分析事例
学習課題:配布資料(eメールでPDFを事前配布)もしくは,HP上
に公開された資料に目を通して,授業でディスカッショ
ンできるように各自の疑問をまとめておく.
第❶❷回:文献研究(1)
文献要約の作成と添削
学習課題:興味をもった論文を探し,文献の要約を作成する.文献
要約では,研究の背景,研究目的,調査対象,分析方法,
結果,考察をA 4両面1枚以内にまとめる.各自要約を
提出し,担当教員からの添削を受けて完成させる.
第❶❸回:文献研究(2)
文献要約の作成と添削
学習課題:興味をもった論文を探し,文献の要約を作成する.文献
要約では,研究の背景,研究目的,調査対象,分析方法,
結果,考察をA 4両面1枚以内にまとめる.各自要約を
提出し,担当教員からの添削を受けて完成させる.
第❶❹回:文献発表(1)
文献研究のプレゼンテーションとディスカッション
学習課題:12回目講義・13回目講義で各自完成させた文献の要約を
発表し・議論をおこなう.1名の発表時間は8分,議論
は2分とする.各自人数分の配布資料を準備する.
第❶❺回:文献研究(3)
文献要約の作成と添削
学習課題:興味をもった論文を探し,文献の要約を作成する.文献
要約では,研究の背景,研究目的,調査対象,分析方法,
結果,考察をA 4両面1枚以内にまとめる.各自要約を
提出し,担当教員からの添削を受けて完成させる.
第❶❻回:文献研究(4)
文献要約の作成と添削
学習課題:興味をもった論文を探し,文献の要約を作成する.文献
要約では,研究の背景,研究目的,調査対象,分析方法,
結果,考察をA 4両面1枚以内にまとめる.各自要約を
提出し,担当教員からの添削を受けて完成させる.
第❶❼回:文献発表(2)
文献研究のプレゼンテーションとディスカッション
学習課題:15回目講義・16回目講義で各自完成させた文献の要約を
発表し・議論をおこなう.1名の発表時間は8分,議論
は2分とする.各自人数分の配布資料を準備する.
第❶❽回:文献研究(5)
文献要約の作成と添削
学習課題:興味をもった論文を探し,文献の要約を作成する.文献
要約では,研究の背景,研究目的,調査対象,分析方法,
結果,考察をA 4両面1枚以内にまとめる.各自要約を
提出し,担当教員からの添削を受けて完成させる.
第❶❾回:文献研究(6)
文献要約の作成と添削
学習課題:興味をもった論文を探し,文献の要約を作成する.文献
要約では,研究の背景,研究目的,調査対象,分析方法,
結果,考察をA 4両面1枚以内にまとめる.各自要約を
提出し,担当教員からの添削を受けて完成させる.
第❷⓪回:文献発表(3)
文献研究のプレゼンテーションとディスカッション
学習課題:18回目講義・19回目講義で各自完成させた文献の要約を
発表し・議論をおこなう.1名の発表時間は8分,議論
は2分とする.各自人数分の配布資料を準備する.
第❷❶回:研究方法の検討(1)
研究計画書の作成
学習課題:研究テーマに関して,(a)研究背景,
(b)研究目的,
(c)
調査概要(対象者・場所)
,
(d)測定尺度(質問項目)
,
(e)
分析方法と分析デザイン,(f ) サンプリング方法(データ
の収集方法)
,
(g)予想される結果,などを記した研究計
画書を作成し,担当教員の添削を受ける.
第❷❷回:研究方法の検討(2)
研究計画書の作成
学習課題:研究テーマに関して,(a)研究背景,
(b)研究目的,
(c)
調査概要(対象者・場所)
,
(d)測定尺度(質問項目)
,
(e)
分析方法と分析デザイン,(f ) サンプリング方法(データ
の収集方法)
,
(g)予想される結果,などを記した研究計
画書を作成し,担当教員の添削を受ける.
第❷❸回:研究計画書の発表
研究テーマ・目的・研究方法の発表
学習課題:21回目22回目で作成した研究計画書を発表し議論をおこ
なう.1名の発表時間は8分,議論は2分とする.各自
人数分の配布資料を準備する.
第❷❹回:予備調査の準備(1)
調査票の作成,調査依頼
学習課題:研究テーマに関する予備調査の準備として,
調査票の作成,
研究対象者への調査依頼をおこなう.
第❷❺回:予備調査の準備(2)
調査票の作成,調査依頼
学習課題:研究テーマに関する予備調査の準備として,
調査票の作成,
研究対象者への調査依頼をおこなう.
第❷❻回:予備調査の実施(1)
予備調査(アンケート,インタビュー)などを実施する
学習課題:各自の研究テーマで予備調査を実施する.
第❷❼回:予備調査の実施(2)
予備調査(アンケート,インタビュー)などを実施する
学習課題:各自の研究テーマで予備調査を実施する.
第❷❽回:予備調査のまとめ(1)
基礎解析の実施
学習課題:予備調査票データを取り込み,統計ソフトで記述統計,度
数分布,項目分析,信頼性の検討など基礎解析をおこなう.
第❷❾回:予備調査のまとめ(2)
基礎解析の実施および予備調査の報告と議論
学習課題:予備調査票データを取り込み,統計ソフトで記述統計,度
数分布,項目分析,信頼性の検討など基礎解析をおこなう.
第❸⓪回:予備調査の報告
予備調査の報告と議論
学習課題:予備調査の報告をおこない,研究計画の問題点や課題な
どを議論する.
■評価方法
プレゼンテーション60点(内訳:3回の文献発表,1回の研究計画の発表,各15点×4回)
リポート40点(予備調査リポート)
■教科書
・1回~ 12回目までは資料を配布もしくはHPに掲示する.
・13回目以降は,各自の興味・テーマに応じて個別対応する.
■参考書
特になし
■履修上の注意事項
・配布された資料にしっかり目を通しておくこと.
■受講生へのメッセージ
スポーツビジネス演習は受講生自身による主体的な学習活動が必要不可欠です.受身的な学習姿勢は捨て,
主体的・積極的な学びを通して,
スポー
ツマネジメントやスポーツビジネスに役立つ教養・専門性・問題解決能力を身につけましょう.
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スポーツビジネス演習
【担当】吉田 政幸
■授業概要
この演習には主に3つの目的がある。1つ目は、現在のマーケティングリサーチの重要研究課題の中で、消費者の意思決定に関連した研究テーマ
を把握することである。2つ目の目的は最も重要であり、受講者は前期に議論する議題の中から、卒業研究に発展させることのできる研究課題を
決定することである。3つ目の目的は、自身が選んだ研究を実行するために必要な先行研究を概観するとともに、適切な研究方法を他の受講者と
共に検討することである。
■到達目標
本演習は、4年次の卒業研究の基礎となる研究計画を、1年を通して計画的に立てることを目的とする。
前期の演習では、指導教官から様々な最新のスポーツマーケティングの論理と実践についてディスカッション形式の講義を行う。履修者は前期
の終わりに各自の研究テーマの方向性を決定する。
後期の演習では、前期に学習した内容や各自の興味・関心に基づき、卒業論文のテーマを決定し、先行研究が明らかにできなかった課題を克服
するための新しい発想・アイデア、研究計画を立て、他のゼミ生との議論を通して研究の精度を高めなければならない。
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよび演習の概説
4年次の卒業研究に向けた動機づけと演習の概要の説明
学習課題:配布資料をよく読み、演習の目標および流れについて理
解しておくこと
第2回:サービス、経験中心のロジック
サービスロジックについて学ぶ
学習課題:事前に配布資料を読み、各自の疑問をまとめてくること
第3回:スポーツビジネスとサービス中心のロジック
スポーツにおけるサービスロジックについて学ぶ
学習課題:事前に配布資料を読み、各自の疑問をまとめてくること
第4回:スポーツイベントの品質と顧客満足
スポーツにおける顧客満足理論について学ぶ
学習課題:事前に配布資料を読み、各自の疑問をまとめてくること
第5回:カスタマーエクイティ(バリュー、ブランド、リレーショ
ンシップエクイティ)
カスタマーエクイティについて学ぶ
学習課題:事前に配布資料を読み、各自の疑問をまとめてくること
第6回:観戦動機
スポーツ消費者の動機因子について学ぶ
学習課題:事前に配布資料を読み、各自の疑問をまとめてくること
第7回:スポーツ観戦者からスポーツファンへ
観戦者とファンの階層性について学ぶ
学習課題:事前に配布資料を読み、各自の疑問をまとめてくること
第8回:顧客ロイヤルティと顧客エンゲージメント
スポーツにおける顧客ロイヤルティについて学ぶ
学習課題:事前に配布資料を読み、各自の疑問をまとめてくること
第9回:セグメントマーケティング
スポーツにおけるセグメントマーケティングについて学ぶ
学習課題:事前に配布資料を読み、各自の疑問をまとめてくること
第❶⓪回:スポーツビジネスとブランド価値
スポーツにおけるブランド価値について学ぶ
学習課題:事前に配布資料を読み、各自の疑問をまとめてくること
第❶❶回:アスリートのブランド価値
アスリートのブランド価値について学ぶ
学習課題:事前に配布資料を読み、各自の疑問をまとめてくること
第❶❷回:集団成員性とブランドコミュニティ
スポーツにおけるブランドコミュニティについて学ぶ
学習課題:事前に配布資料を読み、各自の疑問をまとめてくること
第❶❸回:企業の社会的責任とマーケティング
スポーツにおけるCSRについて学ぶ
学習課題:事前に配布資料を読み、各自の疑問をまとめてくること
第❶❹回:スポーツスポンサーシップ
スポーツスポンサーシップについて学ぶ
学習課題:事前に配布資料を読み、各自の疑問をまとめてくること
第❶❺回:前期のまとめおよび総尿
前期のまとめとして、
(1)各自の興味・関心のあるテーマや領域、
(2)
そこで疑問に思ったこと、
(3)その疑問に答えて明らかにしたい内容、
(4)何故その研究が必要なのか、を書き出し、学期末の発表を行う
学習課題:発表の準備
第❶❻回:後期の演習に関するオリエンテーションおよび演習の概説
後期の演習の概要および卒業研究の意義に関して知る
学習課題:配布資料をよく読み、演習の目標および流れについて理
解しておくこと
第❶❼回:研究課題の選択:第一グループの発表
各自のテーマについて、
(1)研究の背景、
(2)必要性、
(3)重要性、
(4)研究目的をまとめ、発表する
学習課題:発表の準備
第❶❽回:研究課題の選択:第二グループの発表
各自のテーマについて、
(1)研究の背景、
(2)必要性、
(3)重要性、
(4)研究目的をまとめ、発表する
学習課題:発表の準備
第❶❾回:研究課題の選択:第三グループの発表
各自のテーマについて、
(1)研究の背景、
(2)必要性、
(3)重要性、
(4)研究目的をまとめ、発表する
学習課題:発表の準備
第❷⓪回:過去の卒業研究の検討:第一グループのレビュー
各自のテーマについて、
(1)文献の要約、
(2)研究群の整理、
(3)
問題点についてまとめ、レビューする
学習課題:レビューの準備
第❷❶回:過去の卒業研究の検討:第二グループのレビュー
各自のテーマについて、
(1)文献の要約、
(2)研究群の整理、
(3)
問題点についてまとめ、レビューする
学習課題:レビューの準備
第❷❷回:過去の卒業研究の検討:第三グループのレビュー
各自のテーマについて、
(1)文献の要約、
(2)研究群の整理、
(3)
問題点についてまとめ、レビューする
学習課題:レビューの準備
第❷❸回:先行研究(学術論文)の検討:第一グループのレビュー
各自のテーマについて、
(1)文献の要約、
(2)研究群の整理、
(3)
問題点についてまとめ、レビューする
学習課題:各自のテーマについて、
(1)文献の要約、
(2)研究群
の整理、
(3)問題点についてまとめ、人数分の配布資料
を準備してくること
第❷❹回:先行研究(学術論文)の検討:第二グループのレビュー
各自のテーマについて、
(1)文献の要約、
(2)研究群の整理、
(3)
問題点についてまとめ、レビューする
学習課題:各自のテーマについて、
(1)文献の要約、
(2)研究群
の整理、
(3)問題点についてまとめ、人数分の配布資料
を準備してくること
第❷❺回:先行研究(学術論文)の検討:第三グループのレビュー
各自のテーマについて、
(1)文献の要約、
(2)研究群の整理、
(3)
問題点についてまとめ、レビューする
学習課題:各自のテーマについて、
(1)文献の要約、
(2)研究群
の整理、
(3)問題点についてまとめ、人数分の配布資料
を準備してくること
第❷❻回:研究方法の検討:第一グループの発表
研究方法について、
(1)研究環境、
(2)研究の種類、
(3)測定尺度、
(4)調査概要、
(5)サンプリング方法をまとめ、発表する
学習課題:発表の準備
第❷❼回:研究方法の検討:第二グループの発表
研究方法について、
(1)研究環境、
(2)研究の種類、
(3)測定尺度、
(4)調査概要、
(5)サンプリング方法をまとめ、発表する
学習課題:発表の準備
第❷❽回:研究方法の検討:第三グループの発表
研究方法について、
(1)研究環境、
(2)研究の種類、
(3)測定尺度、
(4)調査概要、
(5)サンプリング方法をまとめ、発表する
学習課題:発表の準備
第❷❾回:まとめ:マーケティング調査研究
後期の授業を通して疑問に思ったこと、十分な理解が進まずもう一
度説明が必要なトピック、研究を実施する際の不安材料などを書き
出し、それについて議論する
学習課題:議論の準備
第❸⓪回:まとめ:卒業論文の実施に向けた留意点
1年間の取り組みを総括し、卒業論文の目的、重要性、意義、流れ
について理解する
学習課題:配布資料をよく読むこと
■評価方法
プレゼンテーション:60点(①研究テーマの発表、②研究の目的および重要性の発表、③研究方法の発表:各20点)
レポート:40点(①過去の卒業研究のレビュー、②一般の先行研究のレビュー:各20点)
合計:100点
■教科書
毎回資料を配布する。
■参考書
レイクスマガジン:スポマネ探究心
吉田政幸(2011)スポーツ消費者行動:先行研究の検討.スポーツマネジメント研究,
(3)1,
6-21.
吉田政幸(2015)第9章スポーツサービスと消費者行動.スポーツ産業論第5版(原田宗彦編著).杏林書院
■履修上の注意事項
4年次の卒業論文の作成に向けた準備を、1年間かけて計画的に行うとともに、情熱を注いで打ち込めるような研究テーマを自ら設定すること。
■受講生へのメッセージ
演習は、現場や研究に関する疑問について学生の皆さんが中心となって議論する場です。議論を活発にするために、毎回読み物を課しますから、
事前準備を心がけて下さい。演習前半に取り上げる各課題について、「これまで何がどこまで明らかにされてきたのか」、「今後は何を明らかにす
べきか」という問いに答えられるようにしましょう。演習後半では皆さん自身が研究課題を決定し、3年生の段階から段階的に卒業研究に取り
組んでいきましょう。
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10:29:24
スポーツビジネス演習
【担当】吉倉 秀和
■授業概要
この演習の一番の目的は、スポーツマネジメントおよびスポーツマーケティングにおける応用知識の習得を念頭に、問題点を把握し、卒業研究に
向けて研究課題を決定することである。
■到達目標
発表やディスカッションを通じて幅広い社会科学の知識の習得やプレゼンスキルの向上、社会調査やデータ分析に関する基礎知識の習得を目指す。
■講義計画
第1回:スポーツビジネスを学ぶとは?
年間スケジュールの確認と授業への取り組み方について連絡を行う。
学習課題:参考書の閲覧
第2回:スポーツビジネス界の現状
スポーツビジネス界の現状について、資料を踏まえながらディスカッ
ションを行う。
学習課題:参考書(該当箇所)の読書
第3回:スポーツマネジメントの歴史
スポーツマネジメントの歴史について、DVDを見て、レポートを課す。
学習課題:参考書(該当箇所)の読書
第4回:スポーツマネジメントの発展過程
スポーツビジネス界の現状について、資料を踏まえながらディスカッ
ションを行う。
学習課題:参考書(該当箇所)の読書
第5回:スポーツチームのマネジメント
チームづくりに関するノウハウを講義を中心に解説する。
学習課題:参考書(該当箇所)の読書
第6回:スポーツリーグのマネジメント
リーグのガバナンスについて、SWOT分析をもとに解説する。
学習課題:参考書(該当箇所)の読書
第7回:トップスポーツ選手のマネジメント
エージェントや代理人制度の観点からディスカッションを行う。
学習課題:参考書(該当箇所)の読書
第8回:スポーツ組織のマネジメント
スポーツ団体の在り方や組織形態について、解説を行う。
学習課題:参考書(該当箇所)の読書
第9回:スポーツクラブのマネジメント
クラブチームの損益に関する留意点について解説する。
学習課題:参考書(該当箇所)の読書
第❶⓪回:スポーツ行政のマネジメント
クラブチームと行政のつながりについて、資料を基にディスカッショ
ンを行う。
学習課題:参考書(該当箇所)の読書
第❶❶回:スポーツビジネスにおける法と契約
実際の契約書を用いて、各項目に関する解説を行う。
学習課題:参考書(該当箇所)の読書
第❶❷回:スポーツツーリズム
観光型スポーツビジネスについて、DVDを見ながら、ディスカッショ
ンを行う。
学習課題:参考書(該当箇所)の読書
第❶❸回:スポーツと地域イノベーション
スポーツによって、地域に変革をもたらす形成過程について、ディ
スカッションを行う。
学習課題:参考書(該当箇所)の読書
第❶❹回:社会調査について
社会調査の基礎について、学習を行う。
学習課題:参考書(該当箇所)の読書
第❶❺回:データ分析について
データ分析法について、学習を行う。
学習課題:参考書(該当箇所)の読書
第❶❻回:研究課題の選択:発表と議論(1)
各自の研究テーマに関するプレゼンテーションをおこなう。
学習課題:指定論文の読書ならびにまとめ
第❶❼回:研究課題の選択:発表と議論(2)
各自の研究テーマに関するプレゼンテーションをおこなう。
学習課題:指定論文の読書ならびにまとめ
第❶❽回:研究課題の選択:発表と議論(3)
各自の研究テーマに関するプレゼンテーションをおこなう。
学習課題:指定論文の読書ならびにまとめ
第❶❾回:研究課題の選択:発表と議論(4)
各自の研究テーマに関するプレゼンテーションをおこなう。
学習課題:指定論文の読書ならびにまとめ
第❷⓪回:研究課題の選択:発表と議論(5)
各自の研究テーマに関するプレゼンテーションをおこなう。
学習課題:指定論文の読書ならびにまとめ
第❷❶回:文献研究:発表と議論(1)
各自の研究テーマに関する文献の収集ならびに発表をおこなう。
学習課題:指定論文の読書ならびにまとめ
第❷❷回:文献研究:発表と議論(2)
各自の研究テーマに関する文献の収集ならびに発表をおこなう。
学習課題:指定論文の読書ならびにまとめ
第❷❸回:文献研究:発表と議論(3)
各自の研究テーマに関する文献の収集ならびに発表をおこなう。
学習課題:指定論文の読書ならびにまとめ
第❷❹回:文献研究:発表と議論(4)
各自の研究テーマに関する文献の収集ならびに発表をおこなう。
学習課題:指定論文の読書ならびにまとめ
第❷❺回:文献研究:発表と議論(5)
各自の研究テーマに関する文献の収集ならびに発表をおこなう。
学習課題:指定論文の読書ならびにまとめ
第❷❻回:研究方法の検討:発表と議論(1)
各自の研究方法について、
文献をもとに各自事前調査し、
発表をおこなう。
学習課題:指定論文の読書ならびにまとめ
第❷❼回:研究方法の検討:発表と議論(2)
各自の研究方法について、
文献をもとに各自事前調査し、
発表をおこなう。
学習課題:指定論文の読書ならびにまとめ
第❷❽回:研究方法の検討:発表と議論(3)
各自の研究方法について、
文献をもとに各自事前調査し、
発表をおこなう。
学習課題:指定論文の読書ならびにまとめ
第❷❾回:研究方法の検討:発表と議論(4)
各自の研究方法について、
文献をもとに各自事前調査し、
発表をおこなう。
学習課題:指定論文の読書ならびにまとめ
第❸⓪回:研究方法の検討:発表と議論(5)
各自の研究方法について、
文献をもとに各自事前調査し、
発表をおこなう。
学習課題:指定論文の読書ならびにまとめ
■評価方法
授業内のプレゼンテーション(30点×2回)と期末レポート(40点)の合計100点満点で評価する。
・プレゼンテーションの得点の基準は以下のとおり。
・30点:プレゼンテーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
・20点:プレゼンテーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
・10点:プレゼンテーマに対して。一定の理解が見受けられる説明がなされている。
・期末レポートの得点の基準は以下のとおり。
・40点:自身の考えや問題点に対する斬新な提言などが明確かつ論理的に記述されている。
・30点:問題点や課題について、一般的な解決策なども含めながら記述されている。
・20点:テーマに関する問題点や課題について記述されている。
■教科書
なし
■参考書
「スポーツマネジメント」原田宗彦・小笠原悦子編著,大修館書店
「スポーツマーケティング」原田宗彦・藤本淳也・松岡宏高編,大修館書店
「スポーツファイナンス」武藤泰明著,大修館書店
■履修上の注意事項
適宜与えられる課題資料や読み物などに対する予習、事前準備を怠らないようにしてください。
■受講生へのメッセージ
演習では、学生の皆さんが積極的に発表や発言、ディスカッションを行なうことが中心となります。また、演習後半は個々で研究課題を決定し、
卒業研究に取り組むための助走期間でもあります。みんなで学び、
みんなで取り組み、
みんなで考えられる環境をみんなでつくっていきましょう。
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2016/04/22
10:29:24
スポーツマーケティング
【担当】吉田 政幸
■授業概要
スポーツマーケティングには、価値あるスポーツ製品の提供によって顧客を獲得する「スポーツのマーケティング(marketing of sport)
」と、
スポンサーシップのように企業各社がスポーツを通じてプロモーション活動を行う「スポーツによるマーケティング(marketing through
sport)
」の2種類がある。本授業では前者を取り上げ、スポーツ関連市場の消費者を対象にスポーツマーケティングの論理について学習する。特
に、スポーツをエンターテイメントとして捉え、現代社会の消費者がスポーツに対して持っている新しいニーズを充足させる事業を企画すること
が目的である。
「新しい」
、
「ユニーク」
、
「面白い」をキーワードに、受講者は楽しみながらスポーツの魅力を高める工夫を凝らしてほしい。
■到達目標
履修者はこのコースを受講後、以下の項目を説明できるようになる必要がある。
1.スポーツ組織の中でマーケティングコンセプトはどのように機能するのか。
2.スポーツマーケティングは一般の製品(物財やサービス)のマーケティングに比べ、何が違うのか。
3.スポーツのエンターテイメント化を通して顧客との関係性を強めるには、どのマーケティングミックス要素に着目すべきか、またそれらを
どのように組み合わせるべきか。
4.スポーツ産業の新しい市場を開拓するために有効なマーケティングプランとはどのような内容と構成か、またどのように実行すべきか。
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよびスポーツマーケティングの概説
マーケティングの定義、特徴、重要性について学習する
学習課題:授業後、初回の配布資料をよく読み、復習しておくこと
第2回:戦略的志向性
マーケティング志向、顧客志向、生産志向、製品志向、販売志向、社
会志向などの戦略的志向性の中で、マーケティングの重要性を学ぶ
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、マーケティングおよび顧
客志向について復習すること
第3回:スポーツマーケティングとは
スポーツマーケティングについて、定義、独自性、サービス業とし
ての特徴などとともに学習する
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポーツマーケティング
という領域について復習しておくこと
第4回:戦略的マーケティングプラン
戦略的マーケティングプランを立案するための環境適合理論と
SWOT分析の考え方について学ぶ
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポーツマーケティング
プランについて復習しておくこと
第5回:スポーツ消費者
スポーツ消費者について、ニーズ、ウォンツ、需要などの社会心理
的特性や、性別、年齢、居住地などの人口動態的特性、さらには購
買頻度、購買額、購買歴などの行動的特性なども併せて学習する
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポーツ消費者について
復習しておくこと
第6回:市場細分化
マーケティングの実践において市場を細分化し、異なる客層に効率
的かつ効果的にアプローチするマーケットセグメンテーションの考
え方を学習する
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、市場細分化変数について
復習しておくこと
第7回:マーケティングミックス
製品、価格、流通、販売促進など、様々な要素を組み合わせて実行
するマーケティングミックスの考え方について学習する
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、マーケティングミックス
について復習しておくこと
第8回:マーケティングミックス:プロダクト
スポーツプロダクトについて学習する
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポーツプロダクトにつ
いて復習しておくこと
第9回:マーケティングミックス:販売促進
販売促進について学習する
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、プロモーションについて
復習しておくこと
第10回:マーケティングミックス:価格設定
価格設定について学習する
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、価格戦略について復習し
ておくこと
第11回:マーケティングミックス:流通戦略
流通戦略について学習する
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、流通戦略について復習し
ておくこと
第12回:サービスマーケティングミックス
サービスマーケティングミックス(従業員と顧客、サービス提供過程、
サービス環境)について学習する
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、サービスマーケティング
ミックスについて復習しておくこと
第13回:マーケティングプランの発表:第一グループ
グループプロジェクトとしてマーケティングプランを発表する
(1週目)
学習課題:グループプレゼンテーションの準備を進め、発表内容だ
けでなく、適切なプレゼンテーション方法(言語、非言
語コミュニケーション)およびグループワークについて
実践的に学習すること
第14回:マーケティングプランの発表:第二グループ
グループプロジェクトとしてマーケティングプランを発表する
(2週目)
学習課題:グループプレゼンテーションの準備を進め、発表内容だ
けでなく、適切なプレゼンテーション方法(言語、非言
語コミュニケーション)およびグループワークについて
実践的に学習すること
第15回:まとめおよび総評
スポーツマーケティングの考え方、実践方法について総括するとと
もに、期末試験のレビューを行う
■評価方法
中間試験 60点
期末試験 60点
マーケティングプランの発表 80点
合計 200点
A 90%以上(180点以上)
B 80%以上90%未満(160点以上180点未満)
C 70%以上80%未満(140点以上160点未満)
D 60%以上70%未満(120点以上140点未満)
E 60%未満(120点未満は単位を認定しない)
■教科書
毎回資料を配布する。
■参考書
「スポーツ産業論 第6版」 (原田宗彦編著 杏林書院)
「スポーツマーケティング」 (原田宗彦編著 藤本淳也・松岡宏高著 大修館書店)
「Sport Marketing: A Strategic Perspective,3rd ed.」(Matthew Shank著 Pearson Education,Inc)
■履修上の注意事項
「スポーツマネジメント概論」および「スポーツ産業論」を履修していること。
■受講生へのメッセージ
スポーツマーケティングとはお客様思いの(顧客本位の)スポーツ経営を実践するための企業哲学です。お客様が求める製品を提供するにはど
うすべきか、更にお客様にとって価値ある製品の提供がスポーツ企業にとってどのような効果をもたらすのかについて、講義に加えて、プレゼ
ンテーション、筆記試験を通して理解しましょう。
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2016/04/22
10:29:24
スポーツビジネス専門実習Ⅰ
【担当】山本 達三
■授業概要
このスポーツビジネス専門実習I,IIでは,例えば以下のような活動を受講生が中心となり実施するものである.
(1)京都サンガ,滋賀レイクスターズ,その他のプロスポーツチームなどでの運営補助や調査研究.
(2)スポーツイベントの企画運営,運営補助,協力支援,調査研究.
(3)スポーツイベントに伴う企業への提案書(プロポーザル)の作成とスポーツスポンサーシップ獲得.
(4)大学内のスポーツ資源(ヒト・モノ・情報)を地域へ開放する既存の活動へのサポート.
(5)外部スポーツイベント・スポーツビジネス現場へのサポート.
以上のような学内外の諸活動を行うとともに,各自活動現場での課題や問題点などを探り,
4年時の卒業研究につながるような,調査研究の実施・報告など実践的な学びを得ることを目的とする.
調査研究の実施のために,先行研究の探索,調査票の作成,統計処理についても適宜実践的な授業展開を図る.
■到達目標
スポーツビジネスの企画・運営・現場の臨場感を肌で感じ、業務内容,スキル,現場が抱える課題を理解し,その解決・改善方法を探るために
調査研究を実施する.
■講義計画
第1回:オリエンテーション 企画・調査研究ミーティング
第8回:企画・調査研究の実施(1)
実習の概要説明,年間スケジュール説明, 携わりたいスポーツビジ
グループ毎に企画案・調査研究案を実施する.
ネスの企画・調査研究について話し合う.
学習課題:時間外に企画調査研究を実施する.
学習課題:スポーツビジネス現場での企画・調査研究に必要な先行
第9回:企画・調査研究の実施(2)
研究,調査目的の設定について学ぶ.
グループ毎に企画案・調査研究案を実施する.
第2回:企画・調査研究のための基礎知識を学ぶ
学習課題:時間外に企画調査研究を実施する.
スポーツビジネス現場での企画調査に必要な基礎知識(企画・調査
第10回:企画・調査研究の解析(1)
研究・基礎解析)を学ぶ
グループ毎に企画・調査研究のまとめを行う.調査研究については
学習課題:スポーツビジネス現場での企画・調査研究に必要な基礎
統計処理を行う.
学習課題:時間外にデータ解析をおこなう.
知識を学ぶ
第3回:企画・調査案の発表
第11回:企画・調査研究の解析(2)
スポーツビジネスの企画書・調査研究案の修正・発表.
グループ毎に企画・調査研究のまとめを行う.調査研究については
学習課題:時間外に各自のスポーツビジネス現場での企画案を作成
統計処理を行う.
しておく
学習課題:時間外にデータ解析をおこなう.
第4回:スポーツに関する企画・調査案の実施(1)
第12回:企画・調査研究リポートの作成(1)
スポーツに関する企画・調査案を実施を実施する.
企画・調査研究リポートの作成及び発表準備をおこなう.
学習課題:時間外にも実施.
学習課題:時間外に調査研究リポートの作成.
第5回:スポーツに関する企画・調査案の実施(2)
第13回:企画・調査研究リポートの作成(2)
スポーツに関する企画・調査案を実施を実施する.
企画・調査研究リポートの作成及び発表準備をおこなう.
学習課題:時間外にも実施.
学習課題:時間外に調査研究リポートの作成.
第6回:企画・調査研究案の作成(1)
第14回:企画・調査研究リポートの発表(1)
グループ毎に企画案・調査研究案(調査票作成)を準備.
グループ毎にスポーツ企画・調査研究リポートの報告をおこなう.
学習課題:時間外にも調査票を作成する
学習課題:まとめ及び総括
第7回:企画・調査研究案の作成(2)
第15回:企画・調査研究リポートの発表(2)
グループ毎に企画案・調査研究案(調査票作成)を準備.
グループ毎にスポーツ企画・調査研究リポートの報告をおこなう.
学習課題:時間外にも調査票を作成する
学習課題:まとめ及び総括
■評価方法
企画・調査書作成 30点(内訳:企画・調査書15点,プレゼンテーション15点)
学外での活動報告 30点(内訳:活動報告書15点,プレゼンテーション15点)
調査・研究リポート 40点(内訳:調査研究リポート20点,プレゼンテーション20点)
■教科書
特になし
■参考書
特になし
■履修上の注意事項
スポーツビジネス専門実習IとIIは2コマ連続で実習を行いますが,学外での活動日が土曜日や日曜日や休暇中になることがあります.
その場合は,授業時間を振替えすることで相殺します.
■受講生へのメッセージ
スポーツビジネス専門実習I,IIはみなさんが主体的に企画運営することが必要不可欠です.受身的な取り組みは捨て,主体的・積極的な活動を
通して,スポーツマネジメントやスポーツビジネスに役立つ教養・専門性・問題解決能力を身につけましょう.
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2016/04/22
10:29:24
スポーツビジネス専門実習Ⅱ
【担当】山本 達三
■授業概要
このスポーツビジネス専門実習I,IIでは,例えば以下のような活動を受講生が中心となり実施するものである.
(1)京都サンガ,滋賀レイクスターズ,その他のプロスポーツチームなどでの運営補助や調査研究.
(2)スポーツイベントの企画運営,運営補助,協力支援,調査研究.
(3)スポーツイベントに伴う企業への提案書(プロポーザル)の作成とスポーツスポンサーシップ獲得.
(4)大学内のスポーツ資源(ヒト・モノ・情報)を地域へ開放する既存の活動へのサポート.
(5)外部スポーツイベント・スポーツビジネス現場へのサポート.
以上のような学内外の諸活動を行うとともに,各自活動現場での課題や問題点などを探り,
4年時の卒業研究につながるような,調査研究の実施・報告など実践的な学びを得ることを目的とする.
調査研究の実施のために,先行研究の探索,調査票の作成,統計処理についても適宜実践的な授業展開を図る.
■到達目標
スポーツビジネスの企画・運営・現場の臨場感を肌で感じ、業務内容,スキル,現場が抱える課題を理解し,その解決・改善方法を探るために
調査研究を実施する.
■講義計画
第1回:オリエンテーション 企画・調査研究ミーティング
第8回:企画・調査研究の実施(1)
実習の概要説明,年間スケジュール説明, 携わりたいスポーツビジ
グループ毎に企画案・調査研究案を実施する.
ネスの企画・調査研究について話し合う.
学習課題:時間外に企画調査研究を実施する.
学習課題:スポーツビジネス現場での企画・調査研究に必要な先行
第9回:企画・調査研究の実施(2)
研究,調査目的の設定について学ぶ.
グループ毎に企画案・調査研究案を実施する.
第2回:企画・調査研究のための基礎知識を学ぶ
学習課題:時間外に企画調査研究を実施する.
スポーツビジネス現場での企画調査に必要な基礎知識(企画・調査
第10回:企画・調査研究の解析(1)
研究・基礎解析)を学ぶ
グループ毎に企画・調査研究のまとめを行う.調査研究については
学習課題:スポーツビジネス現場での企画・調査研究に必要な基礎
統計処理を行う.
学習課題:時間外にデータ解析をおこなう.
知識を学ぶ
第3回:企画・調査案の発表
第11回:企画・調査研究の解析(2)
スポーツビジネスの企画書・調査研究案の修正・発表.
グループ毎に企画・調査研究のまとめを行う.調査研究については
学習課題:時間外に各自のスポーツビジネス現場での企画案を作成
統計処理を行う.
しておく
学習課題:時間外にデータ解析をおこなう.
第4回:スポーツに関する企画・調査案の実施(1)
第12回:企画・調査研究リポートの作成(1)
スポーツに関する企画・調査案を実施を実施する.
企画・調査研究リポートの作成及び発表準備をおこなう.
学習課題:時間外にも実施.
学習課題:時間外に調査研究リポートの作成.
第5回:スポーツに関する企画・調査案の実施(2)
第13回:企画・調査研究リポートの作成(2)
スポーツに関する企画・調査案を実施を実施する.
企画・調査研究リポートの作成及び発表準備をおこなう.
学習課題:時間外にも実施.
学習課題:時間外に調査研究リポートの作成.
第6回:企画・調査研究案の作成(1)
第14回:企画・調査研究リポートの発表(1)
グループ毎に企画案・調査研究案(調査票作成)を準備.
グループ毎にスポーツ企画・調査研究リポートの報告をおこなう.
学習課題:時間外にも調査票を作成する
学習課題:まとめ及び総括
第7回:企画・調査研究案の作成(2)
第15回:企画・調査研究リポートの発表(2)
グループ毎に企画案・調査研究案(調査票作成)を準備.
グループ毎にスポーツ企画・調査研究リポートの報告をおこなう.
学習課題:時間外にも調査票を作成する
学習課題:まとめ及び総括
■評価方法
企画・調査書作成 30点(内訳:企画・調査書15点,プレゼンテーション15点)
学外での活動報告 30点(内訳:活動報告書15点,プレゼンテーション15点)
調査・研究リポート 40点(内訳:調査研究リポート20点,プレゼンテーション20点)
■教科書
特になし
■参考書
特になし
■履修上の注意事項
スポーツビジネス専門実習IとIIは2コマ連続で実習を行いますが,学外での活動日が土曜日や日曜日や休暇中になることがあります.
その場合は,授業時間を振替えすることで相殺します.
■受講生へのメッセージ
スポーツビジネス専門実習I,IIはみなさんが主体的に企画運営することが必要不可欠です.受身的な取り組みは捨て,主体的・積極的な活動を
通して,スポーツマネジメントやスポーツビジネスに役立つ教養・専門性・問題解決能力を身につけましょう.
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2016/04/22
10:29:25
スポーツ・メディア論
【担当】後藤 英文
■授業概要
スポーツの世界は政治や経済の動きと表裏一体で、そのニュースは社会的にも大きな影響を及ぼします。スポーツとメディアの関係を理解し、
2020年に東京開催が決まった夏季五輪などのテーマをメディアがどう伝えているかを学ぶ
■到達目標
メディアの動きを分析し、社会問題化したスポーツの事象への理解力を高めるとともに国際政治、経済を考える力を身につける
■講義計画
第1回:ガイダンスおよびスポーツ・メディア論の概説
第9回:柔道女子の暴力問題
スケジュール、評価方法などの説明し、メディアに関する小レポー
柔道女子のトップ選手が、ナショナルチームでの指導者の暴力を告
トを課します。
発した。メディアでの取り上げ方をみていく
学習課題:本講義の概要、到達目標を理解する
学習課題:授業テーマに関する新聞スクラップをしてみる
第2回:スポーツとメディア
第10回:体罰問題
スポーツとメディアの関係を歴史的、社会的に理解する
大阪・桜宮高校バスケットボール部での体罰自殺をきっかけに、部
学習課題:授業テーマに関する新聞、書籍を探し、読んでおく
活の体罰が大きな社会問題となった。その背景を探る
第3回:スポーツ・イベント
学習課題:この問題に関する記事を、スポーツ面だけでなく社会面
も意識して読み返す
メディアが主催するスポーツイベントの構造について学ぶ
学習課題:注目するスポーツ・イベントについて図書館で書籍など
第11回:2020年五輪招致
を調べる
成功した東京の2020年夏季五輪招致に関する報道を振り返り、考える
第4回:スポーツ・コンテンツ
学習課題:五輪に見られるスポーツの歴史、国家の歴史、世界の政
治を整理しておく
テレビを中心としたスポーツ・コンテンツ獲得競争について理解を
深める
第12回:五輪招致の歴史
学習課題:スポーツ・コンテンツに関する書籍を読む
日本の夏季、冬季五輪招致の歴史を振り返り、メディアがどう報じ
第5回:スポーツ・コンテンツの具体例
たかをみる
サッカーワールドカップ、オリンピックに見られる放映権料の高騰
学習課題:五輪の歴史を踏まえ、これまでの招致活動を把握しておく
を歴史的にみていく
第13回:東京五輪について考える
学習課題:世界のスポーツ2大イベントについて、その詳細を調べる
1964年以来、2度目となる4年後の東京五輪のメディアでの取り上
第6回:メディア・スポーツ
げ方について考える
メディア化するスポーツについて考察する
学習課題:東京五輪への期待、課題などを整理しておく
学習課題:授業テーマに関して各自が資料をつくる
第14回:ワールドカップ・サッカー
第7回:インターネットとスポーツ
2014年ブラジル大会を中心に、メディアがW杯サッカーをどう伝え
インターネットの出現からスポーツのソーシャルメディア活用まで
たかを理解する
を理解する
学習課題:W杯サッカーの歴史について調べておく
学習課題:ネットでのスポーツの取り上げられ方をまとめる
第15回:まとめおよび総評
第8回:スポーツと新聞
今まで学んできた講義内容を振り返り、理解度を高める
スポーツを取り上げる新聞の状況を見ていく
学習課題:復習をしっかりと行っておくこと
学習課題:一般紙のスポーツ面やスポーツ紙を熟読する
■評価方法
授業内の小レポート(30点)と授業に関する課題(70点)の合計100点満点で評価する。
・授業内の小レポートは各回2点×15回とする。得点基準は以下の通り。
2点:講義内容を踏まえ、独自視点を加えて問題点を論じることができている。
1点:一般論による問題点を論じることができている。
・授業に関する小論文形式の課題(各35点×2課題)。得点基準は以下の通り。
35点:講義内容を十分に理解し、課題を論じることができている。
30点:講義内容をよく理解し、課題を論じることができている。
25点:講義内容をほぼ理解し、課題を論じることができている。
20点:講義内容を半ば理解し、課題を論じることができている。
10点:講義内容の理解は足らないが、課題をなんとか論じることができている。
■教科書
なし
■参考書
テーマに沿った新聞報道の切り抜きなどを準備します
■履修上の注意事項
第1回のオリエンテーションで講義の進め方などを説明しますので、受講者は必ず出席してください。
■受講生へのメッセージ
ぜひこの講座でスポーツとメディアの関係を理解してほしい。同時にスポーツを通して政治や経済、文化への関心を持ってもらいたい
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シラバス2015.indb
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2016/04/22
10:29:25
スポーツ施設イベントマネジメント
【担当】吉倉 秀和
■授業概要
日本には、地方自治体が建設した公共スポーツ施設やプロスポーツチームによる興行を中心とするスタジアムなど数多くのスポーツ施設が存在
する。そのスポーツ施設の数だけ問題点や課題点が存在すると言っても過言ではなく、効率的かつ収益性の高いマネジメントを実行するためのソ
リューションの開発は重要課題である。また、その施設を用いて、オリンピックをはじめとする全世界を対象とするイベントや当該競技の普及活
動を目的とする少人数制のイベントまで、スポーツに関連するイベントは多く存在する。本授業では、スポーツ施設の現状ならびにマネジメント
手法に加え、国内外におけるスポーツイベントの現状やそのビジネスモデルについて理解し、また、実際のスポーツイベントを視察することによっ
て、参加者や観戦者が求めるスポーツイベントのあるべき姿について考察を行うことを本授業の目的とする。
■到達目標
スポーツ施設やスタジアムのマネジメントを中心に、スポーツイベントやプロおよびトップスポーツチームによる興行と施設マネジメントとの
関連にも着目し、さらにスポーツイベントに関する知識の集約や理解、ならびにマネジメント手法の学習を行い、イベントマネジメントに必要
なスキルの習得を目指す。
■講義計画
第1回:施設をマネジメントするとは?
この授業におけるミッションとビジョンについて解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
第2回:スポーツ施設の現状
スポーツ施設の現状を数量的データから明らかにする。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
第3回:スポーツチームとスポーツ施設
スポーツチームにおける施設利用について、プロチームとトップチー
ムの比較を行い、解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
第4回:公共スポーツ施設整備の可能性①
公共スポーツ施設における整備に関する法律や問題点について、施設
管理制度の中から指定管理者制度、管理許可制度について解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
第5回:公共スポーツ施設整備の可能性②
公共スポーツ施設における整備に関する法律や問題点について、施
設管理制度の中からPFIについて解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
第6回:プロおよびトップスポーツチームによる興行
スポーツ興行における施設利用について、特にチームと行政との連
携の視点から解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
第7回:公共スポーツ施設と地域との関係性
地域における公共スポーツ施設の役割やその関係性について、総合
型地域SCの利用やスポーツ施設の建設や改築が周辺地域に及ぼす地
域イノベーションの観点から解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
第8回:スポーツ施設(スタジアム)と都市の関係性
スタジアムの隆盛が都市の発展に影響を及ぼすことについて、いく
つかの事例を用いて解説する。また、施設における代表的な権利の
一つであるネーミングライツについて、その定義と効果について解
説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
第9回:スポーツイベントの現状
スポーツイベントの現状について、資料をもとに解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
第10回:スポーツイベントのミッション・ビジョン
スポーツイベントのミッション・ビジョンについて、資料をもとに
解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
第11回:スポーツイベントのビジネスモデル
スポーツイベントのビジネスモデルについて、全体像の把握、収入面、
支出面から解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
第12回:スポーツイベントにおける様々な契約
スポーツイベントにおけるさまざまな契約におけるスポンサーや放
映権について解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
第13回:スポーツイベントの集客戦略
スポーツイベントの集客戦略について、全体像の把握や様々なアイ
デアによる成功例を呈示し、その戦略について解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
第14回:継続的なスポーツイベントの開催の重要性
求められるスポーツイベントの理想とは何かについて、ディスカッ
ションを行う。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
第15回:まとめ及び総評
全体を通してのまとめを行う。
学習課題:配布資料の復習、キーワード確認
■評価方法
授業内の小レポート(30点)と中間レポート(30点)、期末レポート(40点)の合計100点満点で評価する。
・授業内の小レポートは各回2点×15回とする。得点の基準は以下のとおり。
・2点:講義内容を踏まえ、自身の考えや意見について論じることができている。
・1点:一般的な課題や問題点を論じることができている。
・中間レポートならびに期末レポートの得点の基準は以下のとおり。(カッコ内は期末レポートの得点)
・30点(40点):講義内容を踏まえ、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に記述されている。
・20点(30点):講義内容を踏まえ、そのテーマに関する問題点や課題について、一般的な解決策なども含めながら記述されている。
・10点(20点):講義内容を踏まえ、そのテーマに関する問題点や課題について記述されている。
■教科書
なし
■参考書
「公共スポーツ施設のマネジメント」間野義之,体育施設出版
■履修上の注意事項
2014年度入学生(3年次生)は「スポーツビジネス論」を履修済(単位修得済)であること。
2015年度入学生(2年次生)は「スポーツ産業論」を履修済(単位修得済)であること。
■受講生へのメッセージ
講義中心の授業となりますが、スポーツ施設の現状を把握し、実際に開催されているスポーツイベントに参加もしくは視察をしてもらい、考え
る時間を設ける予定です。理論と実務、理想と現実のギャップを感じ、スポーツイベントにおけるよりよいビジネスモデルについて考察できる
ようにしましょう。
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2016/04/22
10:29:25
スポーツ産業論
【担当】吉倉 秀和
■授業概要
スポーツ産業には、スポーツ用品産業、スポーツサービス情報産業、スポーツ施設空間産業、およびそれらの複合領域であるスポーツ関連流通業
と施設・空間マネジメント業が含まれる。本講義では、これらのセグメントの代表的な事象を取り上げながら、これまでのスポーツ産業の成長過
程と現在の市場規模を把握し、今後の課題や将来性について考察する。
■到達目標
スポーツ産業は、スポーツ活動を軸に、それに関わる各種産業を再構成した横断的産業である。日々、関連産業では新しい試みが導入されるため、
スポーツ産業に携わる我々は、スポーツの独自性に精通する一方で、社会・経済情勢やトレンド、技術的発展に敏感でなければならない。履修
者はこのコースを受講後、以下の問いに答えることができるようになる必要がある。
1. スポーツ産業とは何か
2. どのような産業によって構成されているのか
3. スポーツ産業を構成する個別産業には、それぞれどのような特徴があるのか
4. スポーツを「する」、「みる」、「支える」人たちは、いったいどういう人たちなのか
5. 今後スポーツ産業をいかにして成長させていくべきか
■講義計画
第1回:スポーツ産業の全体像把握
授業全体の説明を行う。
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
第2回:スポーツ産業の現状①(スポーツ産業とは)
スポーツ産業とは何か?定義付けを中心に解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
第3回:スポーツ産業の現状②(スポーツ用品)
スポーツ用品産業を歴史的背景から解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
第8回:スポーツ消費者を知る②(観戦者)
スポーツ消費者における観戦者について、イベント規模別に解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
第9回:スポーツ消費者を知る③(まとめ)
スポーツ消費者拡大にむけたさまざまな取り組みについて解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
第10回:スポーツをマネジメントする①(施設)
施設マネジメントにおける重要な制度設計について解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
第4回:スポーツ産業の現状③(プロおよびトップスポーツビジネス)
プロおよびトップスポーツビジネスについて経営規模別に解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
第11回:スポーツをマネジメントする②(クラブチーム)
クラブチームマネジメントについて、特に損益の観点から解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
第5回:スポーツ産業の現状④(スポーツ施設)
スポーツ施設の現状について、「見る」「する」「支える」の観点から
解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
第6回:スポーツ産業の現状⑤(スポーツサービス)
スポーツ産業におけるサービスとは何か?を解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
第7回:スポーツ消費者を知る①(参加者)
スポーツ消費者における参加者について、イベント規模別に解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
第12回:スポーツをマネジメントする③(イベント)
イベントマネジメントの重要性をいくつかの事例をもとに解説する。
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
第13回:スポーツ産業の将来
スポーツ産業の10年後について、ディスカッションを行う。
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
第14回:スポーツ産業への就職を考える
スポーツ産業への就職について、様々な資料をもとに考察を行う。
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
第15回:まとめ及び総評
スポーツ産業における全体像について、再度確認を行う。
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
■評価方法
授業内の小レポート(30点)、プレゼン(30点)、期末レポート(40点)の合計100点満点で評価する。
・授業内の小レポートは各回2点×15回とする。得点の基準は以下のとおり。
・2点:講義内容を踏まえ、自身の考えや意見について論じることができている。
・1点:一般的な課題や問題点を論じることができている。
・プレゼンテーションの得点の基準は以下のとおり。
・30点:プレゼンテーマに対して、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に説明されている。
・20点:プレゼンテーマに対して、一般的な問題提起や課題に対する説明がなされている。
・期末レポートの得点の基準は以下のとおり。
・40点:講義内容を踏まえ、自身の考えや新たな視点による意見などが明確かつ論理的に記述されている。
・30点:講義内容を踏まえ、そのテーマに関する問題点や課題について、一般的な解決策なども含めながら記述されている。
・20点:講義内容を踏まえ、そのテーマに関する問題点や課題について記述されている。
■教科書
なし
■参考書
「スポーツ産業論」原田宗彦編著,杏林書院
■履修上の注意事項
2014年度入学生(3年次生)は「スポーツ施設イベントマネジメント」を履修すること。
2015年度入学生(2年次生)は「スポーツマネジメント概論」を履修済(単位修得済)であること。
■受講生へのメッセージ
スポーツ産業に関する包括的な理解を目指すことがこの授業における最大の目的です。スポーツ産業という大きな一枚の地図を把握することで、
受講者それぞれが今後どのように専門的な学習をしたいかということを考えるステップの一つとなる授業ですので、授業への出席が非常に重要
となります。
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204
2016/04/22
10:29:25
スポーツスポンサーシップ
【担当】吉田 政幸
■授業概要
本授業は、スポーツとスポンサーシップの密接な関係性の分析およびスポンサーシップの戦略的販売方法の理解を主な目的とする。扱うトピック
は、スポンサーシップの合理性、スポンサーシップによる戦略的コミュニケーション、スポンサーシップのパッケージ販売、そしてスポンサーシッ
プの評価などである。更に、学期末に予定されたスポンサーシップ・プロポーザルの作成および発表を通して、スポーツ組織がスポンサーを獲得
するプロセスについて実践的な理解を深める。
■到達目標
履修者はこのコースを受講後、以下の質問に回答できなければならない。
1.企業のコミュニケーション戦略において、スポンサーシップはどのように機能するのか、またその理論的根拠は何か。
2.「スポンサーシップ」と「広告」の違いは何か、また広告よりも優れている点は何か。
3.何故スポーツイベントがスポンサーシップの対象として最も活用されるのか。
4.スポンサーシップの「効果」については、何を以って「効果」と言えるのか。
5.スポーツイベントを対象としたスポンサーシッププロポーザルの戦略的検討、推進、実行に向けて、鍵となる要素は何か。
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよびスポンサーシップの概説
授業の紹介とシラバスの確認
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、復習しておくこと
第2回:スポンサーシップの基礎的理解
スポンサーシップの範疇、定義、発展の背景など基礎的な理解を深
める
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポンサーシップの基本
的な仕組みについて復習しておくこと
第3回:スポンサーシップを通じたマーケティング活動
スポーツ組織がスポンサーシップを通じて実践できるマーケティン
グ活動について学習する
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポンサーシップを通じ
たマーケティング活動について復習しておくこと
第4回:「スポンサーシップ」対「広告」
「スポンサーシップ」と「広告」を比べながら、それぞれの強みと弱
みを理解する
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポンサーシップ」と「広
告」の違いについて復習しておくこと
第5回:スポンサーシップ・パートナーシップ
スポーツ組織と協賛企業の友好的で有益なパートナーシップのあり
方について学習する
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポンサーシップ・パー
トナーシップについて復習しておくこと
第6回:スポンサーシップ・プロポーザル
スポンサーシップの企画書となるプロポーザルの内容と構成につい
て学ぶ
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、
スポンサーシップ・プロポー
ザルについて復習しておくこと
第7回:スポンサーシップの販売戦略
スポンサーシッププランを販売するための戦略について学習する
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポンサーシップの販売
戦略について復習しておくこと
第8回:スポンサーシップの評価
スポンサーシッププランを実行した結果をどのように評価するかと
いう点について考える
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポンサーシップの評価
について復習しておくこと
第9回:スポンサーシップにおける留意点
スポンサーシッププランを立案し、販売し、実行し、評価する際の
留意点について学習する
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、スポンサーシッププラン
における留意点について復習しておくこと
第10回:アンブッシュ・マーケティング
スポンサーシップ契約を結びスポーツに協賛する企業のスポンサー活
動を妨害するアンブッシュ・マーケティングの存在について学習する
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、アンブッシュ・マーケティ
ングについて復習しておくこと
第11回:スポンサーシップ・プロポーザルの作成
グループごとにスポンサーシップ・プロポーザルを作成する
学習課題:グループメンバーと議論するとともに、協力してプロジェ
クトを進めることで、企画力に加え、協調性、リーダーシッ
プ、コミュニケーション能力を鍛えるように努めること
第12回:プロポーザルのプレゼンテーションの準備
グループごとにスポンサーシップ・プロポーザルのプレゼンテーショ
ンの準備を行う
学習課題:グループメンバーと議論するとともに、協力してプロジェ
クトを進めることで、企画力に加え、協調性、リーダーシッ
プ、コミュニケーション能力を鍛えるように努めること
第13回:スポンサーシップ・プロポーザルの発表:第一グループ
スポンサーシップ・プロポーザルを発表する(1週目)
学習課題:グループプレゼンテーションに向け、
発表内容だけでなく、
適切なプレゼンテーション方法(言語および非言語コミュ
ニケーション)およびグループワークについても実践的
に学習すること
第14回:スポンサーシップ・プロポーザルの発表:第二グループ
スポンサーシップ・プロポーザルを発表する(2週目)
学習課題:グループプレゼンテーションに向け、
発表内容だけでなく、
適切なプレゼンテーション方法(言語および非言語コミュ
ニケーション)およびグループワークについても実践的
に学習すること
第15回:まとめおよび総評
スポーツスポンサーシップの総括および期末試験のレビュー
学習課題:スポーツスポンサーシップの考え方、特徴、実践方法を
総括するとともに、期末試験のレビューを行う
■評価方法
中間試験 60点
期末試験 60点
プロポーザルの発表 80点
合計 200点
A 90%以上(180点以上)
B 80%以上90%未満(160点以上180点未満)
C 70%以上80%未満(140点以上160点未満)
D 60%以上70%未満(120点以上140点未満)
E 60%未満(120点未満は単位を認定しない)
■教科書
授業で資料を配布する。
■参考書
特になし
■履修上の注意事項
「スポーツマネジメント概論」、「スポーツ産業論」、「スポーツマーケティング」の単位を取得していること。
■受講生へのメッセージ
世界全体のスポンサーシップ市場の約70%がスポーツによって占められるといわれています。スポーツ関連のスポンサーシップ市場の成長は、
企業がスポーツを通じたコミュニケーション戦略の効果を認めていることに他なりません。スポーツビジネスの独自性を語る上で欠かすことの
できないスポンサーシップを、是非この機会に学んで下さい。
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205
シラバス2015.indb
205
2016/04/22
10:29:25
スポーツマネジメント特別講義
【担当】山本 達三
■授業概要
本授業では,プロスポーツクラブ,リーグマネジメンとに関して総合的な学習をおこなう.具体的には,前半ではプロスポーツクラブチームを想
定したチームマネジメントに関する解説を行い,後半は,トップスポーツにおけるリーグマネジメントに着目し,スポーツ統括団体におけるガバ
ナンスやリーグ活性化に関する施策に関する解説を行う.また,学習成果報告の機会として,特定のチームあるいはリーグマネジメントに関する
グループ学習を行い,その成果を報告する.
■到達目標
種目や国内外を問わず,チームおよびリーグにおける問題点などの現状把握と,課題に対する解決策について考察する事を本授業における到達
目標とする.
■講義計画
第1回:オリエンテーション及び特別講義の概説
第8回:リーグマネジメント①(リーグマネジメントの現状)
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
国内外スポーツリーグにおける現状について解説を行う。
第2回:チームマネジメント①(キーワード:法人格)
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
クラブチームにおける法人格について解説を行う。
第9回:リーグマネジメント②(リーグにおけるステークホルダー)
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
ステークホルダーの種類とその役割、リーグとの関わり方について
第3回:チームマネジメント②(チームにおけるステークホルダー)
の理解を深める。
ステークホルダーの種類とその役割、チームとの関わり方について
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
の理解を深める。
第10回:リーグマネジメント③(ガバナンス)
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
リーグによるガバナンス統治に関する解説を行う。
第4回:チームマネジメント③(チケット収入、物販収入)
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
クラブチームにおける主な収入源であるチケットおよび物販に関す
第11回:リーグマネジメント④(リーグ活性化施策)
る理解を深める。
国内トップリーグの活性化策や世界各国によるリーグ活性化プラン
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
に関する解説を行う。
第5回:チームマネジメント④(スクール事業、人的資源管理)
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
チームにおけるスクール事業と組織としての人的資源管理に関する
第12回:リーグマネジメント⑤(トップアスリートマネジメント)
解説を行う。
リーグやNFによるトップアスリートやオリンピアンのマネジメント
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
方法について解説を行う。
第6回:チームマネジメント⑤(広告およびスポンサー管理、ファ
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
ンクラブ)
第13回:リーグマネジメント⑥(オリンピック強化)
クラブチームにおける広告およびスポンサー、ファンクラブなどに
リーグやNFによるオリンピックに対する強化策について理解を深める。
関する管理方法について理解を深める。
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
第14回:グループ学習報告
第7回:チームマネジメント⑥(まとめ)
これまで学習した事を中心にグループ学習の成果を報告する。
チームマネジメントに関するまとめを行う。
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
第15回:まとめ及び総括
学習課題:配布資料の復習、キーワードの確認
■評価方法
小テスト 40点(前回授業の復習テストを毎授業冒頭に実施する)
期末試験 60点(期末テスト)
■教科書
特定の教科書はありません、HPで資料を公開したり、資料を配布します。
■参考書
特になし
■履修上の注意事項
特になし
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シラバス2015.indb
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2016/04/22
10:29:25
スポーツビジネス基礎演習
【担当】スポーツビジネスコース教員
■授業概要
本演習では、スポーツビジネスの現場で起こっているさまざまな事象を知り、それらを専門的に学ぶために必要な基礎的スキルを身につけること
を目的とする。到達目標を次のように設定する。
1. スポーツビジネスに関する文献、資料、データを検索することができる(前期)
。
2. スポーツビジネスに関する文献、資料、データを読み、理解することができる(前期)
。
3. スポーツビジネスに関する情報をまとめて報告することができる(前期)
。
4. スポーツ参加、観戦(メディアを含む)
、用品、ファッションへの消費者関与に関するデータを収集することができる(後期)
。
5. スポーツ参加、観戦(メディアを含む)
、用品、ファッションへの消費者関与に関するデータを分析することができる(後期)
。
6. スポーツ参加、観戦(メディアを含む)
、用品、ファッションへの消費者関与に関するデータを考察し、発表することができる(後期)
。
■到達目標
スポーツビジネスを学ぶための基礎的な知識を身につけ、創意工夫を凝らしたプレゼンテーション能力を養う。
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよびスポーツビジネスの概説
前期の概要およびグループ学習の説明
学習課題:初回の授業後、配布資料を確認して基礎演習の目的、内
容構成、課題を理解すること
第2回:スポーツビジネス現場の事例を知る:五輪と商業主義
商業主義にかじを切った1984年五輪を中心に、五輪と商業主義につ
いて学ぶ
学習課題:五輪と商業主義との関わりをよく調べること
第3回:スポーツビジネス現場の事例を知る:参加型スポーツ需要
参加型スポーツの実施頻度,派生費用(サービス支出・財支出)な
どのスポーツ需要指標の時系列変化を学ぶ.
学習課題:レジャー白書,スポーツライフデータなどの書籍や,指
定したHPの資料スライドを参考にして,我が国のするス
ポーツの基本的な理解を深めること
第4回:スポーツビジネス現場の事例を知る:スポーツ観戦者行動
プロ野球やJリーグなどが興行するスポーツ観戦は、開催都市に対し
て経済的、社会的、心理的効果をもたらす。本授業では、特に心理
的効果に焦点を合わせ、その中でも二種類の重要な心理的反応であ
る(1)顧客満足関連の要因と(2)社会的アイデンティティ関連
の要因について学習する。
学習課題:配布資料を復習し、スポーツ観戦者行動について理解を
深めること
第5回:スポーツビジネス現場の事例を知る:スポーツマネジメント
サッカーのプロクラブチームやNPB球団などの組織(企業)におけ
る経営管理について学ぶ
学習課題:各チームにおける経営動向などについて、新聞など各メ
ディアによる最新情報に注視しておくこと
第6回:スポーツビジネスコースのゼミを知る
授業では各ゼミの紹介を行う
学習課題:学生たちは前半の授業(1~5回)で抱いた疑問やゼミ
活動に関する質問を準備してくること
第7回:スポーツビジネスに関する情報検索
新聞、雑誌、書籍、論文、学会、シンポジウム、実践現場での情報
検索について学ぶ
学習課題:情報検索のやり方をよく理解し、図書館で実際に検索し
てみること
第8回:スポーツビジネスに関する資料・データを読み取る(デー
タ入力:エクセル)
各種調査にて得られた回答をデータ化するために、エクセルを用い
た処理方法について学ぶ
学習課題:授業内にて解説した処理方法について、パソコンを用い
て再度確認しておくこと
第9回:スポーツビジネスに関する資料・データを読み取る(基礎
集計:度数分布および平均)
統計処理ソフトを用いて、度数分布や平均といった基礎集計に関す
る処理方法について学ぶ
学習課題:授業で学んだ統計ソフトの解析方法を用いて、指定され
た変数の基本的な集計を行なうこと
第❶⓪回:スポーツビジネスに関する資料・データを読み取る(基礎
集計:グラフの作成)
統計処理ソフトを用いて算出した統計量をもとに、エクセルを用い
てグラフを作成する方法を学ぶ
学習課題:授業で作成した図表のデザインを整え、グループ発表で
用いることができるように準備を進めること
第❶❶回:スポーツビジネスに関する資料・データを読み取る(学術
論文の読み方)
卒業論文における研究の目的、問題の所在、学術的貢献、データ収集、
データ分析、主な結果、結論などを読み取れるように、それぞれの
特徴について学習する
学習課題:授業内で配布された抄録、資料を復習し、学習した内容
について理解を深めること
(スライドの作成方法)
第❶❷回:スポーツビジネスに関する情報をまとめる
グラフおよび表にまとめた分析結果を、パワーポイントスライドに
落とし込み、プレゼンテーション資料の作成方法について学習する
学習課題:グループごとに、パワーポイントのスライドを作成し、
学期末のプレゼンテーションの準備を進めること
第❶❸回:スポーツビジネスに関する情報をまとめる(プレゼンテー
ションの方法)
スライド作成時の構成内容,論旨展開,図表の効果的な使い方,図
表の体裁などを学ぶ
学習課題:グループごとに、パワーポイントのスライドを作成し、
学期末のプレゼンテーションの準備を進めること
第❶❹回:スポーツビジネスに関する情報を報告する:前半グループ
グループでまとめた情報をプレゼンする
学習課題:各グループが必ず発表の練習を行い、10分間のプレゼン
テーションの準備を進めること
第❶❺回:スポーツビジネスに関する情報を報告する:後半グループ
グループでまとめた情報をプレゼンする
学習課題:各グループが必ず発表の練習を行い、10分間のプレゼン
テーションの準備を進めること
第❶❻回:オリエンテーション:後期の概要およびグループ学習の説明
後期の概要およびグループ学習の説明
学習課題:前期でのグループ学習をよく復習しておくこと
第❶❼回:スポーツ関与とは
スポーツにおいて特定の刺激あるいは状況によって引き起こされた動機
付けや関心の高い状態=消費者関与PCM(pleasure, sign, centrality),
Involvement Profile (Pleasure, sign, importance, risk probability,
risk consequence )などの測定尺度や,自我関与,コミュニケーショ
ン関与,購買関与,状況関与,製品関与などについても学ぶ
学習課題:事前に指定したHPの資料などを予習しておくこと
第❶❽回:スポーツ現場についてのパネルディスカッション
スポーツ現場についてのパネルディスカッションを聴き、自身の選
択に役立てる。
学習課題:自身の興味のあるスポーツ現場の業種や仕事内容につい
てまとめる。
第❶❾回:人口動態的変数および行動的変数の測定方法
各種調査において用いる変数について、それぞれの変数の意味なら
びに使用方法について理解を深める
学習課題:調査票に使用する際に適切な変数の選択が出来るように
再度確認しておくこと
第❷⓪回:心理的変数の測定方法
各種調査において用いる変数について、特に心理的変数に関する意
味と適切な変数の設定について理解を深める
学習課題:調査票の作成に向けて、あらかじめ先行研究や文献をも
とに項目や尺度について理解しておくこと
第❷❶回:調査票の作成と標本抽出方法
調査票の作成に関する留意事項,測定尺度,心理尺度,標本抽出方
法について学ぶ
学習課題:事前に指定したHPの資料などを予習しておくこと
第❷❷回:スポーツ現場の専門性を活かせる業種や業務
大学で学修した専門性を活かせるような業種や業務には、どのよう
なものがあるのか学ぶ。
学習課題:特定のスポーツ現場を希望する理由や、そこで活かせる
自身の強み(自己PR)についてまとめる。
第❷❸回:ゼミの研究活動を知る
各ゼミでの研究活動について、その詳細を学ぶ
学習課題:事前に質問事項をまとめておくこと
第❷❹回:記述統計:度数分布、平均、標準偏差
収集したデータを要約する統計量(度数分布、平均など)を計算して
分布を明らかにすることにより、データの持つ傾向や性質を理解する
学習課題:授業で配布された資料を参考にしながら、授業外の時間
に各自で同様の分析を行う
第❷❺回:推計統計:t検定、分散分析
標本(サンプル)から収集したデータを基に母集団の性質を予測する
こと推計統計の基本的な分析として、t検討と分散分析について学ぶ
学習課題:授業で配布された資料を参考にしながら、授業外の時間
に各自で同様の分析を行う
第❷❻回:推計統計:相関、回帰分析
要因間の関係性を検証する推計統計の分析方法として、相関分析お
よび重回帰分析について学ぶ
学習課題:授業で配布された資料を参考にしながら、授業外の時間
に各自で同様の分析を行う
第❷❼回:スポーツ現場における社会人マナー、SNSについて
社会人としてのマナーやSNS使用上の注意点などを学ぶ。
学習課題:学習内容を基に、スポーツ現場での対応方法をまとめる。
第❷❽回:分析結果を考察する:スライドの作成
研究結果のスライドに必要な,研究目的,先行研究,研究方法,結果,
考察,における留意事項,及び図表の効果的な使用法を学ぶ
学習課題:事前に指定したHPの資料などを予習しておくこと
第❷❾回:スポーツ関与に関する分析結果を報告する:前半グループ
グループでまとめた分析結果をプレゼンする
学習課題:各グループで必ず発表の練習を行い、10分間のプレゼン
テーションの準備を進めること
第❸⓪回:スポーツ関与に関する分析結果を報告する:後半グループ
グループでまとめた分析結果をプレゼンする
学習課題:各グループで必ず発表の練習を行い、10分間のプレゼン
テーションの準備を進めること
■評価方法
課題およびグループ・プレゼンテーションで総合的に評価する。100点満点の内訳は以下のとおり。
前期:データ収集10点
前期:プレゼンテーション30点
後期:データ収集10点
後期:調査票の作成20点
後期:プレゼンテーション30点
データ収集 10点:授業内容を踏まえて申し分なく収集できている
6点:授業内容を踏まえて収集できている
調査票の作成 20点:授業内容を踏まえ申し分なく作成されている
12点:授業内容を踏まえて作成されている
プレゼンテーション30点(プレゼン、レビュー各15点)
プレゼン 15点:説明力、資料作成スキルを含めて申し分なくできている
9点:十分ではないが、説明力、資料作成スキルを含めてできている
レビュー 15点:深い調査と用語の理解が申し分なくできている
9点:十分ではないが、深い調査と用語の理解ができている
■参考書
「スポーツ産業論・第6版」
(原田宗彦編著 杏林書院)
■履修上の注意事項
スポーツビジネスコースに所属する2年次生対象の必修科目です。
「スポーツ学入門」
、
「スポーツマネジメント概論」の単位を修得していること
が履修条件です。
■受講生へのメッセージ
文献や資料の収集、要約、発表、ディスカッションなど、学生が自分たちでつくっていく授業です。
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2016/04/22
10:29:26
スポーツ情報戦略演習
【担当】豊田 則成
■授業概要
「スポーツ心理学」や「スポーツメンタルサポート」をベースに、スポーツ・フィールドで何が起こっているのかを探る。特に、卒業論文作成へ
向けての文献講読(国内外を問わず)
、研究方法論の習得(心理統計法や質的研究法など)を中心に行い、実験の計画、フィールド調査の企画、
アンケート用紙の作成、分析の見通しなど、研究活動を実際に行うための様々な手法を学ぶ。
■到達目標
1)スポーツ心理学を基礎とした理論について理解を深めることが出来る
2)スポーツメンタルトレーニングの理論についての理解を深めることができる
3)スポーツカウンセリングの理論についての理解を深めることができる
■講義計画
第1回:スポーツへのサイコロジカルアプローチ
本授業のオリエンテーションとして位置づけられ、スポーツへのサ
イコロジカルアプローチについて解説する。
学習課題:スポーツ心理学を復習しておくことが望ましい。
第2回:関連文献をどう読むのか(1)国内の研究報告
国内研究雑誌の検索方法、研究動向について解説する。
学習課題:体育学研究やスポーツ心理学研究など、国内の研究雑誌
について予め触れておくと良い。
第3回:関連文献をどう読むのか(2)国外の研究報告
国外研究雑誌の検索方法、研究動向について解説する。
学習課題:Sport Psychologistなどの国外の研究雑誌に予め触れて
おくと良い。
第4回:実験をどう計画し、遂行するのか(1)心理実験で取り上げる
研究テーマについて
心理学実験法についての実例をあげて、研究の観点、実験とポイント、
方法の透明性などについて解説する。
学習課題:心理学実験法の概論書に予め目を通しておくと良い。
第5回:実験をどう計画し、遂行するのか(2)実際的な実験遂行の手
続き
スポーツ心理学実験についての実例をあげて、理解を深める。
学習課題:スポーツ心理学実験を展開している参考文献に予め目を
通しておくと良い。
第6回:質問紙の作成と分析(1)アンケート作成のポイント
質問紙調査法について解説する。
学習課題:質問紙調査法についての概論書に予め目を通しておくと
良い。
第7回:質問紙の作成と分析(2)アンケート結果の分析
質問紙調査の結果のまとめ方について解説する。
学習課題:質問紙調査を展開している参考文献に予め目を通してお
くと良い。
第8回:人の語りから読み取れること(1)インタビュー法の実際
インタビュー調査法について解説する。
学習課題:インタビュー調査法についての概論書に予め目を通して
おくと良い。
第9回:人の語りから読み取れること(2)質的研究法
インタビュー調査の結果のまとめ方について解説する。
学習課題:インタビュー紙調査を展開している参考文献に予め目を
通しておくと良い。
第❶⓪回:自らが参加し、観察・分析すること(1)参与観察法
参与観察法について解説する。
学習課題:参与観察法についての概論書に予め目を通しておくと良い。
第❶❶回:自らが参加し、観察・分析すること(2)観察結果の可視化
参与観察の結果のまとめ方について解説する。
学習課題:参与観察を展開している参考文献に予め目を通しておくと良い。
第❶❷回:身体の動きや行動が意味すること(1)行動観察の視点
行動観察法について解説する。
学習課題:行動観察法についての概論書に予め目を通しておくと良い。
第❶❸回:身体の動きや行動が意味すること(2)行動の意味についての
検討
行動観察の結果のまとめ方について解説する。
学習課題:行動観察を展開している参考文献に予め目を通しておくと良い。
第❶❹回:研究構想(1)<自らの興味を中心に>研究計画の立案
卒業研究の構想を立てる。
学習課題:自らの興味関心に目を向けておくと良い。
第❶❺回:研究構想(2)<正しく研究するために>研究方法の検討
卒業研究の構想における研究方法論について理解を深める。
学習課題:なぜ研究すのか、といった研究倫理について概論書に目
を通しておくと良い。
第❶❻回:研究実践の手引き:研究倫理について
研究を実践する上での心構えについて解説する。
学習課題:研究の倫理規定など、実例に触れておくと良い。
第❶❼回:グループワーク(1) 研究の企画
研究を企画する。
学習課題:スポーツ現場で生じている問題を検討しておくと良い。
第❶❽回:グループワーク(2) 研究手法の選択
研究手法を選択し、計画を立てる。
学習課題:研究方法についての概論書に目を通しておくと良い。
第❶❾回:グループワーク(3) 調査法の実践
研究調査を実践する。
学習課題:倫理的な配慮を重視すると良い。
第❷⓪回:グループワーク(4) データ分析①量的分析
実際に、データ分析の視点を学ぶ。
学習課題:データ分析法についての概論書に目を通しておくと良い。
第❷❶回:グループワーク(5) データ分析②質的分析
データ分析における課題や問題点を整理する。
学習課題:データ分析法についての概論書に目を通しておくと良い。
第❷❷回:グループワーク(6) 分析結果の表記:研究成果の提示
分析結果をまとめる。
学習課題:作表や作図の仕方についての解説書に目を通しておくと良い。
第❷❸回:グループワーク(7) 報告書の作成:研究レポートの書き方
研究成果報告書を作成する。
学習課題:論文/報告書の書き方についての概論書に目を通してお
くと良い。
第❷❹回:グループワーク(8) PPT資料の作成:プレゼンテーショ
ンの素材をつくる
研究成果をプレゼンテーションするための資料作りを行う。
学習課題:PPT(パワーポイント)を作成するための解説書に目を
通しておくと良い。
第❷❺回:グループワーク(9) プレゼンテーション練習:口頭発表の
要領をつくる
研究成果をプレゼンテーションするシナリオを考案する。
学習課題:プレゼンテーションについての解説書に目を目を通して
おくと良い。
第❷❻回:グループワーク(10) フィードバックの検討:研究成果の還元
研究成果をスポーツフィールドにフィードバックする。
学習課題:スポーツ指導支援の立場から、現場への提言を考えてお
くと良い。
第❷❼回:グループワーク(11) ピアカンファレンス:質疑応答の練習
ゼミ生間で、研究成果についてのピアカンファを実施する。
学習課題:研究成果のディスカッションを深めるために、ゼミ生間
でのコミュニケーションを深めておくと良い。
第❷❽回:研究成果発表<その1>プレゼンテーションと質疑応答
研究成果発表会を行う。
学習課題:発表資料を準備し、他の受講生の発表に対して質疑応答
を行う。
第❷❾回:研究成果発表<その2>プレゼンテーションと質疑応答
研究成果発表会を行う。
学習課題:発表資料を準備し、他の受講生の発表に対して質疑応答
を行う。
第❸⓪回:本授業のまとめおよび総評
本授業を振り返り、まとめを行う。
学習課題:本授業の成果を卒業研究に役立てる。
■評価方法
毎時間に課す小レポート課題(25%)、プレゼンテーション(25%)、研究計画書(25%)、最終レポート課題(25%)を評価し、成績判定を行う。
評価は100点満点とし、90点以上を「A」
、80点以上89点以下を「B」、70点以上79点以下を「C」、60点以上69点以下を「D」
、59点以下を「E」
とし、「E」は単位認定しない。
■教科書
各時間に必要な資料等を準備し、配布する。
■参考書
各時間に必要な文献等を準備し、配布する。
■履修上の注意事項
輪番で文献(スポーツ心理学関連のジャーナルなど)を講読し、その内容をまとめてレジュメを作成し、授業時間内に発表することから、事前
の準備を怠らないように十分留意すること。
■受講生へのメッセージ
ゼミ対象の授業です。スポーツと心のつながりにアプローチしたいと思っている学生を待っています。
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シラバス2015.indb
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2016/04/22
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スポーツ情報戦略演習
【担当】高橋 佳三
■授業概要
本授業では,一年間を通して「各自が研究計画を立て,データを収集・分析し,考察を加えて論文を執筆する能力を養う」ことを目標にします.
そのため前期では「スポーツ動作分析法」で学んだ手法を用いて実験,データ分析,考察,論文執筆を行い,ミニ卒論を書き上げて4年次の卒業論
文執筆の準備を行います.
■到達目標
一人で「実験計画」
「実験」
「データ分析」
「考察」
「論文執筆」ができるようになるための方法をマスターすることを到達目標とします.
■講義計画
第1回:イントロダクション:文献検索,読解の方法
文献検索の方法,論文の読み方について理解する.
学習課題:自身の研究テーマを検討しておく.
第2回:文献読解(1)
バイオメカニクスの研究論文を読む.
学習課題:分からない言葉などは,2年次のバイオメカニクスの授
業資料や教科書を読んで調べておく.次週に向けて,自
身が研究したいバイオメカニクスの研究論文をできるだ
け沢山あつめておく.
第3回:文献読解(2)
自身が研究したいバイオメカニクスの研究論文を集め,レビューを
作成する.
学習課題:レビューの書き方を理解し,レビューを作成する.
第4回:文献読解(3)
レビューの発表をする.
学習課題:研究論文のレビューを発表し,
自身の研究テーマを決める.
第5回:イントロダクション:論文執筆について
研究計画を立て,研究計画書を作成する.
学習課題:研究計画書を作成する.
第6回:2次元データ分析(1)
:2次元画像撮影
実際に映像を撮影することで,2次元画像撮影の方法(固定法、パ
ンニング法)を理解する.
学習課題:2次元画像撮影の方法を理解する.
第7回:2次元データ分析(2)
:デジタイズ法の理解
デジタイズの方法を理解する.
学習課題:各自が撮影した映像のデジタイズを次週までに完了する.
第8回:2次元データ分析(3)
:2次元実長換算
2次元の実長換算について理解する.
学習課題:次回までに座標値を算出しておく.
第9回:2次元データ分析(4)
:平滑化,速度算出
平滑化(スムージング)について理解する.速度の算出方法につい
て理解する.
学習課題:いろいろな周波数で平滑化を行い,速度を算出して,最
適な遮断周波数を検討する.
第❶⓪回:2次元データ分析(5)
:角度・角速度算出
部分角度と関節角度を算出し,それぞれの違いと意味について理解する.
学習課題:どのような角度を算出することが必要かを検討し,必要
な角度・角速度を算出しておく.
第❶❶回:3次元データ分析(1)
:3次元画像撮影
カメラ2台以上で動作の撮影を行う.
学習課題:カメラの配置や同期の仕方について理解を深める.
第❶❷回:3次元データ分析(2)
:3次元のデジタイズ法の理解
カメラ2台以上でデジタイズを行う際の注意点などを理解する.
学習課題:すべてのカメラのデジタイズを次週までに終わらせておく.
第❶❸回:3次元データ分析(3)
:3次元DLT法
3次元DLT法について理解する.
学習課題:次週までに3次元座標を算出しておく
第❶❹回:3次元データ分析(4)
:3次元キネマティクス算出
三次元速度,角度,角速度を算出し,データの意味を理解する.
学習課題:次週までに三次元キネマティクスの算出を行う.
第❶❺回:地面反力および筋電図(1)
:地面反力,筋電図の計測
地面反力計と筋電図計の使用方法を理解する.
学習課題:地面反力計と筋電図計の使用方法を理解する.
第❶❻回:地面反力および筋電図(2)
:地面反力データの処理
地面反力のデータの意味を理解し,画像データとの同期を行う.
学習課題:地面反力のデータの意味を理解し,
画像データとの同期を行う.
第❶❼回:地面反力および筋電図(3)
:筋電図データの処理
筋電図のデータの意味を理解し,画像データとの同期を行う.
学習課題:筋電図のデータの意味を理解し,画像データとの同期を行う.
第❶❽回:統計処理
統計処理について理解し,統計処理を行う.
学習課題:統計処理について理解し,統計処理を行う.
第❶❾回:考察,論文執筆(1)
:ストーリーづくり
データを様々な組み合わせで並べ替え,考察のストーリーを考える.
学習課題:データの組み合わせによってどのようなことが考えられ
るかを,できるだけ多くのパターンについて考える.
第❷⓪回:考察,論文執筆(2)
:ストーリー発表(1)
考案したストーリーを発表する.受講者は,発表者に対してできる
だけ多くの視点から質問を行う.
学習課題:質問された内容を元に,ストーリーを練り直す.
第❷❶回:考察,論文執筆(3)
:ストーリー発表(2)
,考察執筆
前回から練り直したストーリーについて発表を行い,さらに質問を
受ける.考えがまとまれば,考察の執筆に入る.
学習課題:何度も練り直して,よりよいストーリーを考えていく.
第❷❷回:考察,論文執筆(4)
:執筆
考察を執筆する.
学習課題:考察を執筆する.
第❷❸回:考察,論文執筆(5)
:発表1
執筆した考察について,発表を行う.
学習課題:質問などを受けた内容を元に,再度考察を深める.
第❷❹回:考察,論文執筆(6)
:発表2
練り直した考察を発表する
学習課題:考察を何度も練り直す.
第❷❺回:プレゼンテーション(1)
:プレゼンテーションの作り方
PowerPointを用いたプレゼンテーションを作成する方法を理解する.
学習課題:PowerPointを用いたプレゼンテーションを作成する方法
を理解する.
第❷❻回:プレゼンテーション(2)
:プレゼンテーション作り
プレゼンテーションを作成する.
学習課題:プレゼンテーションを作成する.
第❷❼回:プレゼンテーション(3)
:プレゼンテーションの仕方
プレゼンテーションをする際の話し方,言葉遣い,ポインターの使
用方法などを学ぶ
学習課題:原稿なしでスムーズにプレゼンテーションを行うことが
できるよう,練習する.
第❷❽回:プレゼンテーション(4)
:プレゼンテーション
PowerPointを用いて,プレゼンテーションを行う.
学習課題:プレゼンテーションの方法や話し方について理解を深め,
実際のプレゼンテーションに活かすようにする.
第❷❾回:まとめ(1)
:発表
これまでの授業についてまとめ,発表する(前半)
.
学習課題:発表資料を作成する.
第❸⓪回:まとめ(2)
:発表
これまでの授業についてまとめ,発表する(後半)
.
学習課題:発表資料を作成する.
■評価方法
毎時間に課す小レポート課題(25%)
、プレゼンテーション(25%)
、研究計
画書(25%)
、最終レポート課題(25%)を評価し、成績判定を行う。
評価は100点満点とし、90点以上を「A」
、80点以上89点以下を「B」
、70点以
上79点以下を「C」
、60点以上69点以下を「D」
、59点以下を「E」とし、
「E」は
単位認定しない。
■参考書
スポーツバイオメカニクス(深代千之,桜井伸二,平野裕一,阿江通良著,朝倉書店)
バイオメカニクス 身体運動の科学的基礎(金子公宥,福永哲夫著,杏林書院)
■履修上の注意事項
ゼミ生は「スポーツ動作分析法」と合わせての受講を必修とします.
■受講生へのメッセージ
卒業論文執筆に欠かせない文献読解の方法を学び,論文執筆を通して次年度の卒業論文をよりよいものにしていただきたいと思います.
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シラバス2015.indb
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2016/04/22
10:29:26
スポーツ情報戦略演習
【担当】山田 庸
■授業概要
卒業研究に向けた文献収集,
文献レビューの作成,
プレゼンテーション,
スポーツの実践,
パフォーマンス分析の実際,
データ入力および解析を行う.
■到達目標
学生が文献収集し文献レビューを作成できる.
スポーツフィールドからデータを測定調査する手法を習得する.
ゲームパフォーマンス分析における分析方法,データのフィードバック方法を習得する。
データに基づいた論拠のある報告書を作成できる.
■講義計画
第1回:ガイダンス、研究法の基礎
本演習について、今後の計画と準備、心得、成績評価方法について
ガイダンスを行う。研究ノートを配布し、ノートの使用方法、まと
め方を指導する。また、研究を進める手順について解説し、各回の
内容を概観する。
学習課題:グループで意見交換を行い、
今後の活動目標等を考えてみる。
第2回:スポーツの実践①
サッカーの練習としても用いられるフットサル(5対5)を実践し、
サッカーに必要な技術、個人戦術、グループ戦術について身体知と
して理解する。
学習課題:当日のプレーを振り返り,自分なりに経験から感じたこ
とをノートにまとめておく.次回の文献収集について,
興味のあることをまとめておく.
第3回:文献収集①
図書館データベースを用いて研究のキーワードに即した図書や雑誌
を検索する。検索した資料を収集し、コピーを研究ノートにファイ
リングする。重要部分をマーキングし、次回のレジュメ作成に向け
て情報を集約する。
学習課題:レジュメ作成に向けて情報を集約しまとめておく。
第4回:レジュメ作成①
収集した文献資料に基づき、レジュメを作成する。パソコンを用い
て文書作成を行う。A 4用紙1枚に収まるように要約する。テーマ、
キーワード、著者、出版社、発行年、記事の主張、記事に対する評価、
批判的意見、まとめ、を記述する。
学習課題:時間内に終わらなかった部分は,各自で作成すること.
第5回:発表①
それぞれの研究テーマ・キーワードに従い収集した文献を発表する。
各学生3分の持ち時間で、レジュメに基づき発表する。2分間の質
疑応答をへて、自分のテーマに対する理解を深める。他学生の発表
を聴き、分野に関する理解を広める。
学習課題:他者の発表を振り返り,自分の研究テーマを絞り込む.
第6回:スポーツの実践②
サッカーの練習としても用いられるフットサル(5対5)を実践し、
サッカーに必要な技術、個人戦術、グループ戦術について身体知と
して理解する。次回の質的分析を行うための動画撮影を行い、質的
分析のための情報を収集する。
学習課題:質的分析について事前に調査しておく。
第7回:質的分析、意見の集約方法
フットサル(5対5)の実施動画を確認し、サッカーに必要な技術、
個人戦術、グループ戦術について議論する。半構造化インタビュー
によりサッカーの戦術構造を構築する。質的分析手法を経験し、身
体知を形式知へ変換する過程を学習する。
学習課題:量的分析について事前に調査しておく.
第8回:量的分析、データ収集方法
フットサル(5対5)におけるサッカーの戦術構造に基づき、戦術
行動を一つ定めてデータ収集を行う。実施動画を確認し、戦術行動
の成否、本数、人数、状況などを記録する。得られたデータから考
えられることを議論し、考察する。
学習課題:仲間同士でTV・DVD等で試合映像を観て、分析の意見交
換をする。
第9回:文献収集②
図書館データベースを用いて研究のキーワードに即した図書や雑誌
を検索する。前回の文献から発展した内容について検索した資料を
収集し、コピーを研究ノートにファイリングする。重要部分をマー
キングし、次回のレジュメ作成に向けて情報を集約する。
学習課題:時間内に終わらなかった部分は,各自で調査すること.
第❶⓪回:レジュメ作成②
前回収集した文献資料に基づき、レジュメを作成する。パソコンを
用いて文書作成を行う。A 4用紙1枚に収まるように要約する。テー
マ、キーワード、著者、出版社、発行年、記事の主張、記事に対す
る評価、批判的意見、まとめ、を記述する。
学習課題:時間内に終わらなかった部分は,各自で作成すること.
第❶❶回:競技に専門的な体力測定の理解
サッカーに専門なYOYOテスト,20m走、5*10mシャトルラン、
立ち幅跳び,の測定を体験し,翌々週火曜日のサッカー部トレーニ
ングで実施するための打ち合わせを行う.まず,各項目の内容と特
徴を把握する.
学習課題:テスト項目について,
深く調べておく.
スケジュール調整を行う.
第❶❷回:競技に専門的な体力測定【最終打ち合わせ】
サッカーに専門なYOYOテスト,20m走、5*10mシャトルラン、
立ち幅跳び,の測定の計画を修正し,次週火曜日のサッカー部トレー
ニングで実施するための打ち合わせを行う.
細かな部分の調整を行い,事前練習をする.
学習課題:測定手技の練習をしておく.
第❶❸回:競技に専門的な体力測定【測定データ入力,出力】
サッカーに専門なYOYOテスト,20m走、5*10mシャトルラン、
立ち幅跳び,の測定データを入力し,各個人のレーダーチャートを
完成させる.ファイルメーカーを用いてデータベース化し,フィー
ドバック用紙をプリントアウトし,全体ミーティングで各選手に配
布しフィードバックする.
学習課題:時間内に終わらなかった部分は,各自で作成すること.
第❶❹回:発表②
それぞれの研究テーマ・キーワードに従い収集した文献を発表する。
各学生3分の持ち時間で、レジュメに基づき発表する。2分間の質
疑応答をへて、自分のテーマに対する理解を深める。他学生の発表
を聴き、分野に関する理解を広める。
学習課題:他者の発表を振り返り,自分の研究テーマを絞り込む.
第❶❺回:研究テーマの選択
前期の文献収集等を踏まえ、各学生の研究テーマ・キーワードを仮
決定する。
学習課題:興味のあるテーマについて,個別に調査しておく.
第❶❻回:後期ガイダンス
後期のゼミ活動について、今後の計画と準備、心得、成績評価方法
について予定と内容を確認する。自分の研究分野について、方向性
を発表する。
学習課題:今後の研究活動の方向性を確認する.
第❶❼回:中間発表の予習
先輩のゼミ生が作成した発表抄録を読み合わせ、どのようなテーマ
があるのか、研究はどのように進められるのかを理解する。一年後
の自分の姿を想像し、逆算できるようにする。
学習課題:翌週の中間発表会で質問ができるように予習しておく。
第❶❽回:卒業論文中間発表会の見学参加
早朝から行われる卒論 中間発表会に参加し自己の研究活動に関す
る知識を得る。疑問点は的確に質問をする。
学習課題:発表内容をもとに自分の研究に関連があることをまとめておく.
第❶❾回:統計解析手法の学習①
卒業論文で用いられる統計解析手法について,その基礎を学ぶ.と
くに,t検定,相関係数についてデータを用いて演習する.
第❷⓪回:統計解析手法の学習②
卒業論文で用いられる統計解析手法について,その基礎を学ぶ.と
くに,χ二乗検定について,データを用いて演習する.
第❷❶回:スポーツの実践
サッカーを実践する。4vs 2を実践し、自分の能力を知る。次週に
自己評価を行う。ミニゲームを実践し、
長所短所を知る.雨天の場合、
研究室にて最新の欧州サッカーを視聴する。
学習課題:最新の欧州サッカーの情報を入手しておく.
第❷❷回:自分の4vs 2スキルを採点する(信頼性の検討)
前の週に行った4vs 2のスキルを評価表にのっとり、自己評価およ
び他者評価する。
自分と他人が採点したデータを比較し、評価の「信頼性」を検討する
第❷❸回:ゲームパフォーマンス分析、データ収集方法
直近の日本代表の試合から、ゲーム分析を実践する。記述分析と質
的分析を用いて,課題を明らかにする.
学習課題:次週の発表に向けて,準備しておく.
第❷❹回:ゲームパフォーマンス分析、データ収集方法 ②
直近の日本代表の試合のゲーム分析結果をまとめ,発表する。
第❷❺回:パワーの測定
内履き
(インドアシューズ)
を用意する。垂直跳び、
ドロップジャンプ、
スクワット3-10RMテストを行い、自分自身のパワーバランスに
ついて深く知る。
第❷❻回:文献収集③
これまで得た情報をもとに,さらに絞り込んだキーワードを用いて,
図書館データベースを用いて図書や雑誌を検索する。検索した資料
を収集し、コピーを研究ノートにファイリングする。重要部分をマー
キングし、次回のレジュメ作成に向けて情報を集約する。
第❷❼回:レジュメ作成④
収集した文献資料に基づき、レジュメを作成する。パソコンを用い
て文書作成を行う。A 4用紙1枚に収まるように要約する。テーマ、
キーワード、著者、出版社、発行年、記事の主張、記事に対する評価、
批判的意見、まとめ、を記述する。
第❷❽回:発表③
それぞれの研究テーマ・キーワードに従い収集した文献を発表する。
各学生3分の持ち時間で、レジュメに基づき発表する。2分間の質
疑応答をへて、自分のテーマに対する理解を深める。他学生の発表
を聴き、分野に関する理解を広める。
第❷❾回:次年度研究計画の作成① おおまかなタイトルを決める
それぞれの研究計画を作成する。グループでディスカッションする
中で、まず研究の大まかな方向性を決める。タイトルの軸となるキー
ワードをそろえる。
第❸⓪回:次年度研究計画の作成 研究工程表の作成
研究の方向性に基づき、来年度カレンダーに、自分の研究スケジュー
ルを書き込んでいく。タイトルの決定、分権の収集、方法の決定、
調査日程、分析、執筆を計画する。
■評価方法
毎時間に課す小レポート課題(25%)
、
プレゼンテーション(25%)
、
研究計画書(25%)
、
最終レポート課題(25%)を評価し、
成績判定を行う。
■教科書
なし。
■参考書
授業の中で紹介する。
■履修上の注意事項
講義、プレゼンテーション、実技、測定,データ解析等が実施できるように,良い準備をして下さい。
■受講生へのメッセージ
ゼミ対象の授業です。データを収集し,フィードバックする手法,論文や報告書を仕上げる技術を習得して下さい。
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2016/04/22
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スポーツ情報戦略演習
【担当】藤林 献明
■授業概要
卒業論文作成にむけて先行研究の分析やパフォーマンス向上のための動作に関する分析方法を学んでいきます.
■到達目標
*動作の変化・違いについて見抜く力を養う
*様々なデータを理解し、そのデータを効果的にフィードバックできる力を身につける
■講義計画
第1回:スポーツ情報戦略とは
授業の内容や評価について概説する
学習課題:本授業の課題を与えて,次回までに予習ができるように
指示を行う
第2回:体力トレーニングの原理と方法
力強い動作や素早い動作が発達する過程について学習した後に,学
習内容を応用するための方法を考える
学習課題:学習内容を利用して体力トレーニングを立案する
第3回:技術トレーニングの原理と方法
運動が“できるように”なる“うまく”なる過程について学習した後に,
学習内容を応用するための方法を考える
学習課題:学習内容を利用して体力トレーニングを立案する
第4回:トレーニング効果の測定評価法
トレーニングの効果を評価する方法と必要性について学習した後に,
各クラブ活動の実施状況や応用方法を考える
学習課題:各クラブ活動ではどのようなトレーニング効果の評価が
実施されているかについて調査を行う
第5回:トレーニング計画の原理と方法
短期・中期・長期のトレーニング計画を立案する方法について学習
した後に,各クラブ活動の実施状況や応用方法を考える
学習課題:学習内容を利用して年間および週間のトレーニング計画
を立案する
第6回:実践研究の研究方法
トレーニングの実践過程を論文にまとめる方法について学習した後
に,これまでのライフヒストリーを作成する
学習課題:実践研究・事例研究・ライフヒストリー・ライフストーリー
について調査する
第7回:実践研究のトレーニングへの応用
各自が興味のあるスポーツ種目の実践研究論文を調査して,トレー
ニングへ応用する方法について考える
学習課題:実践研究論文を熟読して,要点を発表できるように準備
を行う
第8回:実践研究の分析方法
各自が興味のあるスポーツ種目の実践研究論文を調査して,種目独
自の調査方法について発表・討議を行う
学習課題:討議で得られたコメントをもとに実践研究の計画を考えてみる
第9回:センサー式測定機器の使用方法
光電管センサーおよびマットセンサーを利用して,スプリント動作
の疾走時間とジャンプ動作の跳躍高を計測する方法を学習する
学習課題:区間タイムから平均速度を算出する方法と滞空時間から
跳躍高を算出する方法を調査する
第❶⓪回:レーザー式速度測定器の使用方法
レーザーセンサーを利用して,100m走の速度変化を計測する方法
を学習する
学習課題:レーザー式速度測定器を利用した研究を調査する
第❶❶回:ハイスピードカメラの使用方法
ハイスピードカメラの使用方法を学び,動作分析を行うための設定
を確認する
学習課題:動作分析に必要なカメラの配置について予習と復習を行う
第❶❷回:デジタイズの方法
デジタイズを行い,身体座標を読み取る方法を習得する
学習課題:デジタイズの概念と方法について予習と復習を行う
第❶❸回:スティックピクチャーの作成方法
デジタイズによって得られたデータを利用して、エクセルでスティッ
クピクチャーを作成する方法を学ぶ
学習課題:エクセルによる作図と動作分析の概念について予習と復
習を行う
第❶❹回:重心の計算方法
デジタイズによって得られたデータを利用して、エクセルで重心位
置を推定する方法を学ぶ
学習課題:重心について予習と復習を行う
第❶❺回:データの理解・グラフの作成方法
様々なグラフの形、効果的な図形の作り方、見せ方について考える
学習課題:グラフの種類と特徴について予習と復習を行う
第❶❻回:連続写真を用いた動作分析方法
ダートフィッシュを用いて,連続写真や合成動画を作成する方法に
ついて学習して,研究に応用する方法を考える映像を加工し、合成、
遅延、同期させながらムービーを動かす技術を学ぶ
学習課題:ダートフィッシュの機能を調査する
第❶❼回:プレゼンテーションの方法と注意点
夏季休業中の活動報告をテーマとして,分かりやすいプレゼンテー
ションの方法について学習する映像を加工し、合成、遅延、同期さ
せながらムービーを動かす技術を学ぶ
学習課題:効果的なプレゼンテーションの方法について予習と復習
を行う
第❶❽回:MATLABを用いた簡単なプログラミング方法
分析ソフトを利用して、映像分析に必要となる簡単なプログラミン
グの方法を理解する
学習課題:MATLABの使用方法について予習と復習を行う
第❶❾回:文献の検索方法
科学的に信頼のおける文献を検索する方法と文献資料を利用する際
の注意点について学習する
学習課題:興味のある論文に関するキーワードを考えて,実際に検
索してみる
第❷⓪回:文献研究の方法
各自が興味のある論文を検索・熟読して,要点を発表する
学習課題:興味のある論文をコピーして,発表できるように準備する
第❷❶回:研究のデザインの方法
仮説を立てる方法と仮説を検証する方法を理解して,実践できるよ
うになる
学習課題:興味のある論文の内容を理解して,発表できるように予
習と復習を行う
第❷❷回:2次元動作分析法
2次元動作分析の理論と方法を理解する
学習課題:動作分析やバイオメカニクスについて予習を行う
第❷❸回:3次元動作分析法
3次元動作分析の理論と方法を理解する
学習課題:動作分析やバイオメカニクスについて復習を行う
第❷❹回:動作分析の実践への応用
卒業論文を書くために必要となる分析手法を選択して,実際に実施
した動作分析の結果を発表する
学習課題:自身が専門とする種目の動きに関する理解を深める
第❷❺回:運動動作のモデル化
運動動作を簡略化して把握する方法について学習して,応用できる
能力を習得する
学習課題:重心と逆振り子モデルについて予習と復習を行う
第❷❻回:映像をデータ化する方法
撮影した映像を数値化して、表やグラフを作成する方法を学ぶ
学習課題:データを数値化して,表やグラフにまとめる方法につい
て予習と復習を行う
第❷❼回:研究データの記述方法
分析したデータを読みとき,文章としてわかりやすく説明するため
のポイントについて学習する
学習課題:関連論文に含まれる各種のデータを収集して、説明でき
るように準備を行う
第❷❽回:統計の理解
卒業論文を作成するために必要となる最低限の統計技術について概
説し、理解を深める
学習課題:統計について予習と復習を行う
第❷❾回:発表
各自の活動から得られたデータをまとめて発表を行う
学習課題:資料を作成し、発表の準備を行う
第❸⓪回:まとめおよび総評
これまでの実施内容を再確認する
学習課題:これまでの学習内容を振り返り,レポート課題を提出する
■評価方法
毎時間に課す小レポート課題(25%)、プレゼンテーション(25%)、研究計画書(25%)、最終レポート課題(25%)を評価し、成績判定を行う。
■教科書
特になし資料を用意します
■参考書
動きの質的分析入門 阿江訳 NAP
筋力トレーニングの理論と実践 スポーツ動作と身体のしくみ
バイオメカニクス-人体運動の力学と制御-
■受講生へのメッセージ
パフォーマンスを向上させるために多面的な分析を進めるようにしたいと思います。 じっくり、しっかり力をつけていきましょう!
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2016/04/22
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スポーツデータ解析法(2011~2014年度入学生)
【担当】高橋 佳三・藤林 献明
身体操作法(2015・2016年度入学生)
■授業概要
「身体」という言葉(漢字)は明治時代に日本の文化人が西洋文明を日本に取り入れる過程で作られた言葉であると言われており,
それ以前は「體,
軀,躰」という文字が用いられていたようです.担当教員が学ぶ日本古来の武術は明治維新以前に日本で行われていた武術であり,これを学ぶた
めには明治維新以前の身体観を取り戻す必要があります.本授業の目標は,このような身体観を取り戻すことを目標とします.
本授業では,様々な身体操作法を実技と講義を通して学ぶこと,学んだ身体操作法を人に伝えられるようになること,学んだ観点で人の動きを見
ることができるようになることを目的とします.
■到達目標
この授業では,以下の三点を目標とします.
(1)様々な身体操作法を実技を通して学ぶこと
(2)学んだ身体操作法を人に伝えられるようになること
(3)学んだ観点で人の動きを見ることができるようになること
■講義計画
第1回:オリエンテーション,身体の特徴の確認
本授業の計画,評価方法などについて説明する.
学習課題:自身の身体の感じや特徴をつかんでおく.
第2回:足の指の動きについて
受講者自身の足の指がどの程度動くか,足の指を動かすことで自身
の身体の感覚がどのように変化するかを感じ,その内容を小レポー
トにまとめる.
学習課題:本講義で学んだ足の指の動作トレーニングを継続する.
第3回:股関節の動きについて
受講者自身の股関節がどの程度動くか,股関節を動かすことで自身
の身体の感覚がどのように変化するかを感じ,その内容を小レポー
トにまとめる.
学習課題:本講義で学んだ股関節の動作トレーニングを継続する.
第4回:肩甲骨の動きについて
受講者自身の肩甲骨がどの程度動くか,肩甲骨を動かすで自身の身
体の感覚がどのように変化するかを感じ,その内容を小レポートに
まとめる.
学習課題:本講義で学んだ肩甲骨の動作トレーニングを継続する.
第5回:体幹の動きについて
受講者自身の体幹がどの程度動くか,体幹を動かすで自身の身体の
感覚がどのように変化するかを感じ,その内容を小レポートにまと
める.
学習課題:本講義で学んだ体幹の動作トレーニングを継続する.
第6回:立ち方,座り方,しゃがみ方について
受講者自身が立った時やしゃがんだ時に身体にどのようなねじれや
つまりが生じるか,そのねじれやつまりをほどくことで感覚がどの
ように変化するかを感じ,その内容を小レポートにまとめる.
学習課題:本講義で学んだ立ち方,座り方,しゃがみ方を継続する.
第7回:歩き方,走り方について
受講者自身の歩き方や走り方にはどのような特徴があるかを感じ,
立ち方や地面を踏む感じを変えることで感覚がどのように変化する
かを感じ,その内容を小レポートにまとめる.
学習課題:本講義で学んだ歩き方や走り方を継続する.
第8回:低い姿勢での動きについて
腰を落とし,あるいはしゃがんだ状態で動き回る際,受講者自身の
身体にどのような感じがあるかを実感し,小レポートにまとめる.
学習課題:本講義で学んだ動きを継続する.
第9回:膝の抜きについて
「膝の抜き」動作を習得する前後で,自身の動作にどのような変化が
生じたかを感じ,その内容を小レポートにまとめる.
学習課題:本講義で学んだ膝の抜き動作を,受講者自身の競技ある
いは日常生活の中で実践する.
第10回:大きな力を発揮する動きについて
「力を発揮しようとすると力が発揮されない」感じを理解し,大きな
力を発揮するためにはどのような動きと感覚が必要かを感じ,その
内容を小レポートにまとめる.
学習課題:本講義で学んだ動きや感覚を,受講者自身の競技あるい
は日常生活の中で実践する.
第11回:プレゼンテーションの準備
プレゼンテーションのグループ分けを行い,これまでに学んだ中か
らプレゼンテーションを行う身体操作法を選択する(6~9班程度).
学習課題:プレゼンテーションに向けて,資料を収集し,グループ
以外の学生に指導ができるようにしておく.
第12回:プレゼンテーション(1)
前半グループがプレゼンテーションを行い,その内容について全員
でディスカッションする.
学習課題:プレゼンテーションに向けて,資料を収集し,グループ
以外の学生に指導ができるようにしておく.
第13回:プレゼンテーション(2)
中盤グループがプレゼンテーションを行い,その内容について全員
でディスカッションする.
学習課題:プレゼンテーションに向けて,資料を収集し,グループ
以外の学生に指導ができるようにしておく.
第14回:プレゼンテーション(3)
後半グループがプレゼンテーションを行い,その内容について全員
でディスカッションする.
学習課題:プレゼンテーションに向けて,資料を収集し,グループ
以外の学生に指導ができるようにしておく.
第15回:まとめおよび総評
本講義のまとめを行い,自身のパフォーマンスや日常生活での感覚
が変化したかどうかを考えさせ,その内容をレポート課題として提
示する.
学習課題:これまでの授業内容を思い返し,疑問,質問,感想など
をレポートまとめられるよう準備しておく.
■評価方法
授業内の小レポート(60点)とグループプレゼンテーション(40点)の合計100点満点で評価する.
・授業内の小レポートは各回4点×15回とする.得点の基準は以下の通り.
・4点:講義内容を踏まえ,独自の視点を加えて課題・問題点を論じることができている.
・3点:講義内容を踏まえ,課題・問題点を論じることができている.
・2点:一般論による課題・問題点を論じることができている.
・グループプレゼンテーションの得点の基準は以下の通り.
・40点:講義内容を踏まえた独自の視点によるプレゼンテーション
・30点:講義内容を踏まえたプレゼンテーション
■履修上の注意事項
必ず運動できる格好で集合すること.また,筆記用具も持参すること.
■受講生へのメッセージ
受講生自身の身体に秘められた可能性を最大限発揮できるよう,楽しんで受講してください.
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スポーツ情報戦略専門実習Ⅰ
【担当】スポーツ情報戦略コース教員
■授業概要
本授業では、スポーツ情報戦略における基礎的能力を養う。特に、スポーツ情報戦略において求められるのは、あるスポーツ現象をじっくり観察
し、正しく解釈するための「視点」を養うことであり、また、そこから導き出されるいくつかの特徴を整理し、ポジティブな側面とネガティブな
側面を的確に表現できる「表現力」を有し、そして、最先端の科学的な分析結果を、再びスポーツ現場にわかりやすくフィードバックする「実践
力」を有することであるといえる。これらの「視点」と「表現力」と「実践力」を養うことが本授業のねらいである。
■到達目標
1)スポーツ心理学領域における研究方法についての基礎的知識を深めることができる
2)スポーツフィールドへのフィードバックを有意義に検討することができる
3)研究方法について全般的に見通すことができる
■講義計画
第1回:スポーツ情報戦略とは?
(スポーツインテリジェンスの構築)
本授業のオリエンテーションを行う。特に、具体的な研究方法の取
得を目指す授業であることの解説を行う。
学習課題:スポーツ情報戦略演習での成果を確認しておくと良い。
第2回:グループ分けとグループ毎のテーマ設定
グループ学習を中心的に行う。また、グループ毎にテーマを設定し、
それを実現するための課題をいくつか特定する。
学習課題:グループ学習での効果を最大限に発揮するために、ゼミ
の仲間に関心をもち、コミュニケーションをはかってお
くと良い。
第3回:スポーツ情報戦略における「目」とは?
研究テーマを設定する場合、スポーツフィールドで実際に生じてい
る現象のどの部分に着目すべきかについて解説する。
学習課題:普段からスポーツフィールドを眺め、現場でどのような
問題が生じているのかといった観点をもっておくと良い。
第4回:様々なデータ収集法(VTR・観察法・インタビューなど)
スポーツフィールドをより良く変えて行くためのデータ収集法につ
いて解説する。
学習課題:VTR・観察法・インタビューなど、データ収集方法につ
いて解説してある概論書に目を通しておくと良い。
第5回:スポーツデータの解釈
スポーツデータを解釈するための方法を解説する。特に、質的研究
の立場から、有益な仮説を導きだすための手法を解説する。
学習課題:質的心理学に関する概論書に目を通しておくと良い。
第6回:スポーツ現場を正しく理解するために
スポーツ現場を正しく理解するためには、スポーツを捉える観点、
すなわち認識論が問われることになる。どのような観点からスポー
ツ事象を捉えるべきかについて解説する。
学習課題:スポーツ心理学に関連する概論書に目を通しておくと良
い。
第7回:スポーツ情報戦略における「口」とは?
スポーツデータを高次の情報として加工し、それをスポーツ現場に
正しくフィードバックするためには、得られた成果をどのように伝
えるのかといった観点からのアプローチが求められる。これについ
て詳しく解説する。
学習課題:プレゼンテーションや研究成果のフィードバックの仕方
など、スポーツ現場をより良く変えていくための方策に
ついて関心を持っておくと良い。
第8回:様々な知識形成法(ブレインストーミング)
優れた知見を構造的に解釈するために、ブレインストーミングは有
効な思考法といえる。これについて詳しく解説する。
学習課題:ブレインストーミングに関連する概論書に目を通してお
くと良い。
第9回:2水準分析法
データを分析する際、グローバルな視点からのアプローチを書かす
ことはできない。ここでは、両面価値的な観点から分析をする方法
論について解説する。
学習課題:データ分析法についての概論書に目を通しておくと良い。
第10回:スポーツデータを有益に構成するために
研究成果をフィードバックするために、プレゼンテーションは不可
欠といえる。その際、どのような構成によって伝えるのかは重要な
要素となる。これについて詳しく解説する。
学習課題:スポーツフィールドをより良く変えるパワーを有するプ
レゼンテーションとはどのようなモノかについて関心を
持っていると良い。
第11回:スポーツ情報戦略における「手」とは
スポーツフィールドをより良く変えていくために、スポーツ指導支
援の立場から解説する。
学習課題:スポーツ指導とスポーツ指導支援の概念的な異なりにつ
いて、関連文献に目を通しておくと良い。
第12回:様々なフィードバックの方法(映像や図示によるフィード
バック)
様々なフィードバッックの方法について解説する。また、映像や図
示など、アトラクティブな方法の具体例を紹介する。
学習課題:映像や図示するためのツールについての解説書に目を通
しておくと良い。
第13回:わかりやすさを求めて
スポーツ指導支援を展開する場合、伝えたい有益な情報をいかにわ
かりやすく提示するかは大きな課題といえる。実際の事例を紹介し
ながら、詳しく解説する。
学習課題:スポーツ指導支援の実例に目を向けておくことが肝心と
なる。
第14回:スポーツインテリジェンスを形成するために
スポーツインテリジェンスを形成するためには、様々な情報をひと
つのストーリーとして構成し、伝える必要がある。本授業における
具体的な作業は最終段階になるため、受講生の学修の進捗状況を
チェックし、必要でれば軌道修正を行う。
学習課題:プレゼンテーションに向けての資料作りと行う。
第15回:まとめ(各グループの成果発表)
本授業のまとめとして、各グループの成果発表を行う。
学習課題:プレゼンテーションに向けてのグループ内でディスカッ
ションをしておくと良い。
■評価方法
成果報告書の作成(50%)およびプレゼンテーション(50%)を行い、評価する。
評価は100点満点とし、90点以上を「A」
、80点以上89点以下を「B」、70点以上79点以下を「C」、60点以上69点以下を「D」、59点以下を「E」
とし、「E」は単位認定しない。また、レポート未提出の者は「履修放棄」とみなし、「E」扱いとする。
■教科書
各時間に必要な資料等を準備し、配布する。
■参考書
各時間に必要な文献等を準備し、配布する。
■履修上の注意事項
スポーツ心理学に立脚し、実際のスポーツフィールドから質的データを獲得する手法を学び、卒業研究に直接的につながる授業展開となること
から、リサーチクエスチョン(研究の問い)を導き出せるように心がけること。
■受講生へのメッセージ
スポーツ情報戦略の基礎的能力を養う授業です。受講生の積極的な取り組みに期待しています。
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2016/04/22
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スポーツ情報戦略専門実習Ⅱ
【担当】スポーツ情報戦略コース教員
■授業概要
本授業では、スポーツ情報戦略における実践的能力を養う。スポーツ情報戦略は、様々なスポーツシーンに散在するスポーツデータを最先端の科
学的分析法を用いて分析し、それを正しくスポーツ現場にフィードバックすることを中心的な課題としている。本授業の中では、スポーツ情報戦
略専門実習Ⅰで養った基礎的能力を背景として、実際のスポーツ現場に有益なインテリジェンスを還元してく実践力を養っていく。
■到達目標
1)研究テーマの設定から分析方法、結果の考察、プレゼンテーション等、研究作業に必要な手続きを知ることが出来る
2)研究成果についてディスカッションする能力を養うことができる
3)卒業研究に向けてのテーマ検討に役立てることができる
■講義計画
第1回:オリエンテーション(科学的分析とフィードバックの方法)
第10回:スポーツインテリジェンスの形成法
本授業のオリエンテーションを行う。本授業の特質から、スポーツ
分析結果を有益な情報へと加工し、グループ内外での意見交換を行
情報戦略専門実習Iとの兼ね合いが重視されることを解説する。
い、改善をはかる。
学習課題:スポーツ情報戦略専門実習Iの内容を確認しておくことが
学習課題:グループ内外でのディスカッションを行い、研究成果を
精緻化しておくことが望まれる。
望ましい。
第2回:グループ分けとテーマ設定
第11回:スポーツインテリジェンスの形成法
グループ学習を重視することから、グループ活動を通じて研究テー
スポーツ現場への提言を行うため、分析結果を発表し、質疑応答を
マを設定し、研究調査活動を展開することを解説する。
展開する。
学習課題:ゼミ生間でのコミュニケーション活動を促しておくと良い。
学習課題:グループ内外でのディスカッションを行い、研究成果を
第3回:実験・調査の実施
精緻化しておくことが望まれる。
グループごとに設定したテーマに対応した実験、調査を企画する。
第12回:スポーツインテリジェンスのフィードバック
学習課題:グループ内でのディスカッションを促しておくと良い。
スポーツ指導支援の立場から、研究成果を精緻化し、有効な提言を
第4回:実験・調査の実施
行う。
グループごとに設定したテーマに対応した実験、調査を遂行する。
学習課題:グループ内外でのディスカッションを行い、研究成果を
精緻化しておくことが望まれる。
学習課題:グループ内でのディスカッションを促しておくと良い。
第5回:実験・調査の実施
第13回:スポーツインテリジェンスのフィードバック
グループごとに設定したテーマに対応した実験、調査を遂行し、必
実際のスポーツ現場での有効性、機動性など、本授業で学んだこと
要であれば、方法の改善などの軌道修正を行う。
が実践場面でどのように活用される可能性があるのかを議論し、理
学習課題:グループ内でのディスカッションを促しておくと良い。
解を深める。
第6回:スポーツデータの分析・解釈法
学習課題:グループ内外でのディスカッションを行い、研究成果を
精緻化しておくことが望まれる。
得られたデータを分析/解析するための方法論を学ぶ。
学習課題:データ分析方法についての解説書に目を通しておくと良い。
第14回:スポーツインテリジェンスのフィードバック
第7回:スポーツデータの分析・解釈法
既存の研究成果を概観し、本授業で学んだことについて、さらに理
得られたデータを分析/解析するための方法論を駆使し、実際にデー
解を深める。
タの分析手順や注意事項を学ぶ。
学習課題:グループ内外でのディスカッションを行い、研究成果を
精緻化しておくことが望まれる。
学習課題:データ分析方法についての解説書に目を通しておくと良い。
第8回:スポーツデータの分析・解釈法
第15回:スポーツ情報戦略活動の成果発表
得られたデータを分析/解析するための方法論を駆使し、必要であ
本授業のまとめとして、研究成果を発表し、その是非を問う機会を
れば、分析方法の変更や改善をはかる。
設け、本授業の学びを深める。
学習課題:データ分析方法についての解説書に目を通しておくと良い。
学習課題:PPT資料を作成し、
プレゼンテーションのシナリオを作り、
第9回:スポーツインテリジェンスの形成法
発表練習をしておくと良い。
分析結果を有益な情報へと加工する。
学習課題:研究成果を「見える化」するための方法を検討しておく
と良い。
■評価方法
成果報告書の作成(50%)およびプレゼンテーション(50%)を行い、評価する。
評価は100点満点とし、90点以上を「A」
、80点以上89点以下を「B」、70点以上79点以下を「C」、60点以上69点以下を「D」
、59点以下を「E」
とし、「E」は単位認定しない。また、レポート未提出の者は「履修放棄」とみなし、「E」扱いとする。
■教科書
各時間に必要な資料等を準備し、配布する。
■参考書
各時間に必要な文献等を準備し、配布する。
■履修上の注意事項
スポーツ心理学に立脚し、実際のスポーツフィールドから質的データを獲得する手法を学び、卒業研究に直接的につながる授業展開となること
から、リサーチクエスチョン(研究の問い)を導き出せるように心がけること。
■受講生へのメッセージ
スポーツ情報戦略の実践力を養う授業です。受講生の積極的な取り組みに期待しています。
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2016/04/22
10:29:27
パフォーマンス分析論
【担当】藤林 献明
■授業概要
映像を利用してスポーツパフォーマンスを分析するためには、運動を力学や運動学的な観点から理解することが必要不可欠です。本講義では,映
像分析の基礎となる、運動の法則・原理・コツについて学習します。基礎的な運動理解を経て、スポーツ現場で映像を効果的に利用するための能
力を習得してもらいたいと思います。
■到達目標
パフォーマンスを分析してトレーニングを計画・指導出来る能力を身につける
動作分析をしたデータを理解する力を身につける
映像を加工する技術を身につける
生徒や選手に効果的にデータをフィードバックする能力を身につける
■講義計画
第1回:パフォーマンス分析とは?
トレーニングを構築する能力を身につける.
授業の評価や今後の授業内容について確認をする
学習課題:トレーニングの計画方法について予習と復習を行う
学習課題:次回以降の予習をする内容についての確認
第9回:各種データを応用したトレーニングの指導方法映像分析の
基礎
第2回:パフォーマンス分析のための基礎知識 動作の自己理解
スポーツパフォーマンスを分析して,トレーニングを考えるために
コーチング学について映像の加工の方法について学習する1(Ipad
必要な基礎知識を学習する.
や携帯を利用した映像のフィードバックについて学習する)
学習課題:力,速度.パワーに関する予習と復習を行う
学習課題:スポーツの指導方法について予習と復習を行う
第3回:運動を客観的に理解する運動の質的分析 スポーツにおけ
第10回:ポータブル機器を用いた映像分析
るコツの理解
映像を加工してパフォーマンスの分析を助ける方法について学習す
映像の即時フィードバック方を学習するとともに,自分の動作を映
る(ipadや携帯を利用した映像のフィードバック)
像によって確認して理解するためのコツについて学習する
学習課題:ポータブル機器がスポーツで利用されている場面を調査
する
学習課題:映像の即時フィードバックについて予習と復習を行う
第4回:スポーツの運動構造を理解する運動の質的分析 スポーツ
における身体操作の理解
第11回:映像分析を用いたトレーニングの実践法基礎
映像を利用してトレーニングを実践・計画する方法を学習する.実
スポーツの動作を複数の局面に分類して理解して,トレーニングを
際の動作を測定して,必要なトレーニングについて考えてみる.
考える方法について学習する
学習課題:映像の加工方法について予習と復習を行う
学習課題:運動の局面構造について予習と復習を行う
第12回:映像分析を用いたトレーニングの評価法映像分析の基礎:
発表
第5回:スポーツにおける主観と客観の理解
運動の曲面構造に対応した課題について,主観的な要因と客観的な
映像を利用してトレーニングの成果を評価する方法を学習する.過
要因に分類して考える方法を学習する
去と現在,2つの映像を利用して,トレーニングの実施内容を評価
学習課題:主観と客観について研究や雑誌で述べられることについ
して,新たなトレーニングを計画してみる
各チームが作成した映像を発表し、お互いに評価しあう
て予習を行う
第6回:パフォーマンスの変化を分析する運動の質的分析 効果的
学習課題:映像の評価方法を復習する
第13回:チーム映像の分析法(分析ツリーの利用法)
な指導のための情報提供
パフォーマンスが変化する転機について考えることで,運動の“こつ”
ゲーム分析をするにあたり、ソフトの理解と工夫について考える
について理解を深める
学習課題:ゲーム分析がどのような場面で利用されているかについ
て調査する
学習課題:スポーツに関する記録の変遷データを収集する
第7回:映像データの変化を分析する運動の質的分析 動作評価と
第14回:ゲーム戦略・戦術の分析の手法を学ぶ(VideoPlayer3.1.を
利用)
診断方法
事例研究映像を理解するための動作評価について考え、ディスカッ
ゲーム分析の効果やウィークポイントについて理解する
ションする
学習課題:ゲーム分析の方法について予習と復習を行う
学習課題:動作評価とは何か?予習と復習を行う
第15回:映像分析の応用
第8回:各種データを応用したトレーニングの実践方法運動の質的
全15回のまとめとして,総合的な映像の加工や理解についてレポー
分析 介入指導 パフォーマンス向上のための方略
ト課題を与える
各種の科学的データを利用して,トレーニングの成果を評価して,
■評価方法
各授業におけるレポート課題(50%)、プレゼンテーション(40%)、予習課題(10%)
■教科書
特になし*こちらでプリントおよびスライドを用意します
■参考書
筋力トレーニングの理論と実践 スポーツ動作と身体のしくみ 動きの質的分析入門 阿江訳 NAPAdobe premiere elements 7 ガイドブック
走る科学 跳ぶ科学 投げる科学
■受講生へのメッセージ
スポーツパフォーマンス分析論というと難しい感じがします。しかし、ここではスポーツの現場で必要となる基礎的な知識を学習した後に,映
像を中心とした科学的データをどのように分析し、活用していくのか?について考えていきたいと思います。教師になりたい、指導者になりた
いという方は、スポーツ動作を観て、分析する力をつけていきましょう。
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2016/04/22
10:29:27
スポーツカウンセリング(2011~2014年度入学生)
スポーツメンタルサポート論(2015・2016年度入学生)
【担当】豊田 則成
■授業概要
カウンセリングとは、
「自己の成熟、自立の問題など、様々な悩みを訴えるクライエントに対して、カウンセラーが主に言語的、非言語的コミュニケー
ションによって構築する人間関係を通して心理的に援助していく営み」を指します。それは、あれこれアドバイスするのではなく、クライエント
の心の動きに共感し、受け止めていく共同作業といえます。本授業では、カウンセリングの基本的な事柄に触れ、スポーツに関連した事例などを
通して、スポーツカウンセリングの理解を深めます。
■到達目標
1)スポーツカウンセリングの基礎理論を理解することができる。
2)スポーツカウンセリングにおける研究方法について理解を深めることができる。
3)事例検討からアスリートの心理面について理解を深めることができる。
■講義計画
第1回:スポーツメンタルサポートとは?
本授業の最初に「スポーツメンタルサポート」について概観し、学
習内容や到達目標、評価基準等について解説する。
学習課題:教科書を活用して授業を展開するため、予め購入し、通
読しておくことが望ましい。
第2回:こころの健康と地域におけるスポーツの現状
昨今は、こころの病める時代といえる。こころの健康とはどういう
ことか? また、地域社会で生じているこころの問題について概観
し、スポーツに関わってのカウンセリングの果たす役割について概
観する。
学習課題:一般社会におけるこころの問題とスポーツにおけるここ
ろの問題に共通することもあれば、差別化される特異な
問題もある。そういった観点から関連図書を通読してお
くことが望ましい。
第3回:こころ と からだ のつながり
こころとからだはつながっている。おおよそ漠然とした表現である
が、スポーツに関わる以上、身体がらみの心理的訴えを生じていく
ことが想定される。こころとからだの関係について解説を行う。
学習課題:教科書内で関連する箇所を通読しておくことが望まれる。
第4回:「自己を語る」ということ
こころの中を知ろうとするとき、自己を語ることは免れ得ない。実際、
自己についてどれだけの語りが、どのように生じているのだろうか。
前例を提示し、わかりやすく「自己を語る」ことについて解説を行う。
学習課題:カウンセリング心理学が基本的なベースにある。授業を
より深く理解するためには、関連する図書を通読してお
くことが求められる。
第5回:ライフストーリー分析
ライフストーリー分析を実際に体験する。これを通じて、自己につ
いての新たな気づきや理解の深化を期待することができる。
学習課題:ライフストーリー分析は、昨今の質的研究の隆盛に伴い、
その事例が多く報告されている。関連する図書を予め熟
読しておくことが求められる。
第6回:スポーツと「こころの世界」
スポーツにおける「うごき」には、個人の「こころ」が映し出される。
そういったことの事例を提示し、「こころ」と「うごき」がつながっ
ていることを解説する。
学習課題:教科書内で関連する箇所を通読しておくことが望まれる。
第7回:実践的なスポーツ心理学
スポーツカウンセリングの事象に、スポーツ心理学の研究成果は寄
与している。スポーツ場面における心理臨床問題を例示し、解説す
る上で、スポーツ心理学的成果が役に立っていることの解説を行う。
学習課題:スポーツ心理学概論で学んだことを概観しておくことが
求められる。
第8回:メンタルトレーニングとメンタルマネジメント
「トレーニング」と「マネジメント」のニュアンスの異なりから、そ
の位置づけについての解説を行う。
学習課題:教科書内で関連する箇所を通読しておくことが望まれる。
第9回:アスリートの「こころを強くする」こと
精神力の強化は、アスリートにとって大きな課題でもある。しかし
ながら、どのようにすれば「こころを強くする」ことが実現するの
だろうか。ここでは、スポーツメンタルトレーニングとスポーツカ
ウンセリングの立場から解説を行う。
学習課題:教科書内で関連する箇所を通読しておくことが望まれる。
第10回:アスリートの転機と生涯発達
アスリートにとって、怪我や引退は大きなライフイベントでもある。
そこで、アスリートはどのような心理的成長を体験しているのだろ
うか。実例を挙げつつ、解説を行う。
学習課題:教科書内で関連する箇所を通読しておくことが望まれる。
第11回:スポーツへの取り組みと自己の成長・成熟
スポーツへの取り組みは、競技力向上を目指すことと共通する。し
かし、それと同時に人格的な成熟も期待される。そういったことの
理論的背景や実践例を解説する。
学習課題:教科書内で関連する箇所を通読しておくことが望まれる。
だ12回:スポーツカウンセリングとは何か
これまでの授業を概観し、スポーツカウンセリングの位置づけと理
論、実践を体系的に整理する。
学習課題:これまでの授業のノートを集約し、教科書内で関連する
箇所を通読しておくことが望まれる。
第13回:スポーツカウンセリングの歴史
スポーツカウンセリングが歩んできた歴史を概観する。
学習課題:これまでの授業のノートを集約し、教科書内で関連する
箇所を通読しておくことが望まれる。
第14回:スポーツカウンセリングの背景
スポーツにおける心理的問題は、どのような社会的、心理的背景か
ら生じてきているのかについて、スポーツカウンセリングの実践例
を提示しながら解説を行う。
学習課題:これまでの授業のノートを集約し、教科書内で関連する
箇所を通読しておくことが望まれる。
第15回:スポーツカウンセリングに関する諸問題
本授業のまとめとして、スポーツカウンセリングを展開していく上
で考慮しなければならない問題点を整理し、概観する。
学習課題:これまでの授業のノートを集約し、教科書内で関連する
箇所を通読しておくことが望まれる。
■評価方法
以下の規準を設け、毎時間に課す小レポート課題(50%)と最終レポート課題(50%)を評価し、成績判定を行う。
評価は100点満点とし、90点以上を「A」
、80点以上89点以下を「B」、70点以上79点以下を「C」、60点以上69点以下を「D」
、59点以下を「E」
とし、「E」は単位認定しない。また、最終課題レポートを不提出の者は「履修放棄」とみなし、「E」扱いとする。
■教科書
スポーツカウンセリングの現場から(中込四朗・鈴木壮編著 道和書院)
■参考書
1)スポーツと心理臨床(鈴木壮 創元社)
2)スポーツカウンセリング入門(内田直 講談社)
3)スポーツメンタルトレーニング教本(日本スポーツ心理学会編 大修館書店)
4)白鳳のメンタル(内田堅志 講談社+α新書)
■履修上の注意事項
本授業は、現在、競技生活を送っているスポーツ選手や将来スポーツ指導者を目指している受講生を対象としている。毎時間に、マインドマッ
プによるノートテイクと小レポート課題を課す。レポートの不提出の者は評価の対象とならないので注意すること。また、マインドマップを導
入し、毎時間のノートテイクを行うことから、12色以上のサインペンもしくは色鉛筆を持参すること。
■受講生へのメッセージ
スポーツメンタルサポートは、スポーツとこころの関係を念頭にした直接的な介入方法であり、現役スポーツ選手やスポーツ指導者にとって有
益な知識と実践を提供することになる。しかしながら、スポーツメンタルサポートは「特効薬」ではない。スポーツを通じて自己実現をしてい
くためには、それなりの「時間」と「労力」が求められるからである。
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スポーツ指導支援
【担当】山田 庸
■授業概要
スポーツの指導体系を学び、アシスタントや支援スタッフの役割を理解する。さらに、指導支援する際に用いられる様々な方法と知識を学び、実
践を通じてその技術の基礎を習得する。
■到達目標
スポーツの指導体系と支援スタッフの役割を理解できる。
指導支援する際に用いられる様々な方法と知識を獲得する。
実践を通じてその技術の基礎を習得する。
■講義計画
第9回:フィジカルコーチの役割④ コンディションの把握
第1回:ガイダンス、スポーツ指導支援とは
「スポーツ指導に必要な支援とは何か」を定義する。指導を支援する
スポーツ選手にとって、日々の体調=コンディションを知り、コント
役割、方法、効果について概略を紹介し、全15回の流れを確認する。
ロールすることは重要である。身体的、心理的、競技的コンディショ
第2回:指導の支援 ーフィードバックとはー
ンを左右する要因、コンディションを計測する方法について学習する。
コーチングとは何かを定義する。コーチングの効果的方法について
第10回:メディカルスタッフの役割
学習する。フィードバックについて、自己観察と他者観察および動
コンディション維持にスポーツドクターやトレーナーなどメディカ
機付けの観点から理論的背景を学習する
ルスタッフのサポートは欠かせない。シーズン前のメディカルチェッ
第3回:指導体制 ー役割とオーガナイズ(組織化)ー
ク、傷害予防、受傷後の治療、リハビリテーションなどの役割を学
指導者には様々な役割があり、大きな指導チームでは様々な担当ス
習する。メディカルスタッフの支援を得るためのコンディション情
タッフがいる。また、指導を行う上で必要な環境を整える必要がある。
報の共有、適切なトレーニング立案と調整について紹介する。
各種スポーツにおける指導体制を紹介するなかで、指導者の役割と
第11回:アナリストの役割① データを活用した分析 ー記述分析ー
必要な環境について学習する。
スポーツのパフォーマンスはプレー回数を記録、分類することで記
第4回:スポーツの体系化 ー技術、戦術、体力の構造を明らかに
述することができる。記述分析によるデータを用いたフィードバッ
するー
クのなかでも、近年広がりを見せる球技スポーツを中心にデータ活
スポーツに必要な技術、戦術、体力には「基礎から専門」「準備局面、
用方法を学習する。
主要局面、終末局面」などの一連の流れの中で、幾つかの要因から
第12回:アナリストの役割② 映像を用いた分析 ー戦術の質的分
析ー
なる構造を仮定することができる。各種スポーツにおける構造を紹
介し、要因の分類、集約する方法を学習する。
スポーツのパフォーマンスは自己観察、他者観察によって評価され
第5回:指導計画の作成
フィードバックされる。映像による他者観察は有効であり、近年ス
スポーツチームの活動及び指導は計画的に行われる必要がある。年間
ポーツアナリストの役割が着目されている。今回は特に球技スポーツ
計画、週間計画、1日の指導計画の立案を紹介し、目標から逆算した
を題材に、戦術のゲーム分析を取り上げ、その手法について学習する。
チーム運営、PDCAサイクルに基づく計画の修正について学習する。
第13回:アナリストの役割③ 映像を用いた分析 ー動作分析ー
第6回:フィジカルコーチの役割① ー体力測定ー
特に個人のパフォーマンスにおいて、スポーツの動作分析を評価し
これまで定義されてきた体力の分類、体力測定の方法について学習
フィードバックすることは重要である。映像を持ちいた個人の動作
する。競技に専門的な体力領域、測定手法を紹介する。
分析を取り上げ、その手法について学習する。
第7回:フィジカルコーチの役割② ー体力測定のフィードバックー
第14回:指導支援ツール
体系化された体力構造に基づく体力測定項目の選定、年間計画に基
PCやタブレット、スマートフォンなどの機器が発達する中、指導を
づく体力測定の日時決定、実行とフィードバックについて紹介する。
サポートするツールが多く開発されている。旧来から用いられてい
測定データの加工、偏差値を用いたチーム内での比較、散布図を利
る各種のリストやモデル図などとともに、最新のソフトやアプリを
用した回帰面評価など2項目の比較による体力要因分析を学習する。
紹介する。
第8回:フィジカルコーチの役割③ トレーニング負荷(強度と量)
第15回:指導支援の今後
の計測
指導を支援する立場のアシスタントコーチ、フィジカルコーチ、デー
トレーニング強度を計測する手法として、心拍数、主観的運動強度、
タアナリスト、トレーナーなどの職業の今後について考える。将来、
加速度計による走行速度、加速度などについて学習する。運動量と
スポーツがどのように発展するのか、どのような壁に直面するのか
して、運動時間、GPSを用いた走行距離などについて学習する。
を予測し、将来必要とされる人材を明らかにする。
■評価方法
①各回の確認テストおよび課題(45点):各3点×15回
②期末レポート(55点)
■教科書
なし。
■参考書
授業の中で紹介する。
■履修上の注意事項
授業は、講義と実際に「フィールドワーク」も行います。良い準備をして、主体的に参加して下さい。
■受講生へのメッセージ
情報収集、測定や計測、分析したデータ等を、スポーツフィールドに繋げることのできる技能を身につけよう。
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ゲーム分析法
【担当】山田 庸
■授業概要
スポーツのなかでも特に球技において著しい発展を遂げるゲームパフォーマンス分析を対象に、その手法を学習する。なかでもサッカーを主な題
材として,質的データを収集する質的分析法と,量的データを収集する記述分析を学習する.また、その知識をもとに各種スポーツを対象にゲー
ム分析を行い、発表と議論を通じてゲーム分析の実践力を高める。
■到達目標
ゲームパフォーマンス分析の手法を理解する.
質的データを収集する質的分析法と量的データを収集する記述分析の知識を獲得する.
各種スポーツを対象にゲーム分析を行う実践力を習得する.
■講義計画
第1回:ガイダンス、ゲーム分析法の基礎
いるかを解説する.また,これらの一時データを加工して意味のあ
ゲーム分析の手法は,情報技術の発達により大きく変革してきてい
る出力とする手法や考え方,特に2つの要因を組み合わせる方法を
る.これまでのコーチの観点からの質的分析法に合わせて,客観的
学習する.
データに基づく記述分析をもちいたゲーム分析法について基礎知識
第9回:記述分析③
を解説する.
監督や選手に記述分析から集約した情報をフィードバックする際の
第2回:ゲーム分析とは
留意点について解説する.数字の羅列ではなくチームのコンセプト
各種目におけるゲームの仕組み=構造を理解しゲームパフォーマン
に根差した数値の提示,グラフ等を用いたアウトプット,リアルタ
スを観察することで,勝敗を分ける重要な要因を評価することがで
イムなフィードバックについて紹介する.
きる.各スポーツの仕組みと観察のポイント,その手法について解
第10回:記述分析④
説する.
記述分析で得られた情報を試合に活かすために,トレーニングに還
第3回:質的分析①
元する手順と方法について解説する.
ゲームを分析するために必要な仕組み=構造の理解について掘り下
第11回:各種スポーツにおける分析①
げる.樹状図や因果構造モデルをもちいて各競技の構造を整理する
球技の中でも、特に野球についてどのように分析しているのかを解
方法を学習する.
説する。実際に野球のゲーム映像を見ながらスコアブックなどのデー
第4回:質的分析②
タを記述を実践する。
評価する要因を定め実際に観察する際には,状況を素早くチェック
第12回:各種スポーツにおける分析②
するシートが必要である.主に映像を観察する際に,必要な準備と
球技の中でも特にバレーボールについてどのように分析しているか
方法について解説する.
を解説する。実際にバレーボールのゲーム映像を見ながらデータを
第5回:質的分析③
記述を実践する。
質的に得られた情報を収集し集約していく必要がある.質的統合法
第13回:各種スポーツにおける分析③
(KJ法)など,質的な情報集約の方法について解説する.また,監督
球技の中でも特にバスケットボールについてどのように分析してい
や選手に情報をフィードバックする際の留意点について解説する.
るかを解説する。実際にバレーボールのゲーム映像を見ながらデー
第6回:質的分析④
タを記述を実践する。
得られた情報を試合に活かすためには,いかにトレーニングに落と
第14回:各種スポーツにおける分析④
し込んでいくかが重要である.ゲーム分析で得られた情報をトレー
前回までに紹介していない各種スポーツについてどのように分析し
ニングに還元する手順と方法について解説する.
ているかを解説する。各種スポーツの映像を元に、どのような分析
第7回:記述分析①
が可能で効果的かを議論する。
記述分析(Notational Analysis)のこれまでの発展を振り返り,ど
第15回:ゲーム分析の発展
のようなことが行われてきたのかを概観する.また,現在メディア
今後の情報技術の発展を予測し、今後どのような分析が可能になる
を通じて発表されているデータがどのようなものかを紹介する.
かを解説する。受講生の対象スポーツでどのような発展が可能かを
第8回:記述分析②
議論する。
現在公開されているパフォーマンスに関するデータが何を意味して
■評価方法
①各回の確認テストおよび課題(45点):各3点×15回
②期末レポート(55点):期末レポートから評価する。
■教科書
なし。
■参考書
授業の中で紹介する。
■履修上の注意事項
基本は講義ですが、実際に分析の実践も行います。分析映像の競技種目はサッカーを中心に様々なスポーツ映像を題材にします。
■受講生へのメッセージ
ゲーム分析の実践力を高めて,それぞれのスポーツのトレーニングとゲームパフォーマンス向上に活かしましょう.
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10:29:28
スポーツ動作分析法
【担当】高橋 佳三
■授業概要
本授業では,動作分析に用いられる機材(高速度VTRカメラ,地面反力計,筋電図)の使用方法やキネマティクス,キネティクス的データの算出
方法などについて,深く学んでいきます.この授業を受講することで,スポーツ情報戦略基礎演習の後期に行う「ミニ卒論執筆」
,次年度の「卒
業論文執筆」のための方法論を学ぶことができます.
■到達目標
一人またはグループで,動作分析の計画,実験,データ処理,考察などができるようになることを目標とします.
■講義計画
第1回:イントロダクション:動作分析について
第9回:3次元動作分析(4):角度,速度算出,考察
動作分析の流れについて理解する.
3次元座標値から速度,角度などを算出し,データを並べ替え,考
学習課題:動作分析の流れについて理解する.また,実験や分析を
察する.
学習課題:考察したことをレポートにまとめる.
行う班を決定する.
第2回:2次元動作分析(1):撮影
第10回:地面反力(1):地面反力の計測
2次元的な動作(垂直跳び,立ち幅跳び,歩行,ランニングなど)
地面反力計の使用法を理解し,地面反力を計測する.
の動作を撮影する.
学習課題:地面反力の意味について理解する.
学習課題:撮影方法を理解する.
第11回:地面反力(2):地面反力の分析,考察
第3回:2次元動作分析(2):デジタイズ
地面反力のデータについて分析し,考察する.
撮影した動画をデジタイズし,2次元座標値をPCに取り込む.
学習課題:考察したことをレポートにまとめる.また,普段の生活
学習課題:デジタイズを次回の授業までに終わらせておく.
の中で,歩いたり走ったりするときに地面反力を少し意
第4回:2次元動作分析(3):実長換算,平滑化
識してみる.
デジタイズしたデータを元に,実長換算と平滑化を行う.
第12回:筋電図(1):筋電図の計測
学習課題:実長換算,平滑化について理解する.
筋電図の計測法を理解し,筋電図を計測する.
第5回:2次元動作分析(4):角度,速度算出,考察
学習課題:筋の収縮に関する知識を深める.
平滑化されたデータを元に,速度や角度を算出し,データを並べ替え,
第13回:筋電図(2):筋電図の分析,考察
比較・考察する.
筋電図のデータについて分析し,考察する.
学習課題:考察したことをレポートとしてまとめる.
学習課題:考察したことをレポートにまとめる.
第6回:3次元動作分析(1):撮影
第14回:プレゼンテーション(1)
:パワーポイントを用いたスライ
ド作成
3次元的な動作(投げる,打つなど)の撮影を行う.2台以上のカ
メラでの撮影,キャリブレーション法などについて理解する.
PowerPointを用いたプレゼンテーションの作成法を理解する.
学習課題:2台以上のカメラでの撮影について理解する.
学習課題:次回までにプレゼンテーションを作成しておく.
第7回:3次元動作分析(2):デジタイズ
第15回:プレゼンテーション(2):パワーポイントを用いた発表
2台以上のカメラにより撮影された画像をデジタイズする.
班ごとにプレゼンテーションを行い,議論する.
学習課題:次回までにデジタイズを全て終わらせておく.
学習課題:プレゼンテーションされた内容を元にレポートを作成する.
第8回:3次元動作分析(3):DLT法,平滑化
デジタイズしたデータをDLT法により3次元座標化し,平滑化を行う.
学習課題:DLT法,平滑化について理解する.
■評価方法
それぞれのグループで選択したタイトルおよび動作分析の内容に関するプレゼンテーション40点,レポート60点の合計100点満点で評価する.
■参考書
スポーツバイオメカニクス20講(阿江通良,藤井範久著,朝倉書店)
スポーツバイオメカニクス(深代千之,桜井伸二,平野裕一,阿江通良著,朝倉書店)
バイオメカニクス 身体運動の科学的基礎(金子公宥,福永哲夫著,杏林書院)
■履修上の注意事項
「スポーツ情報戦略基礎演習」の後期授業,および次年度の「卒業論文執筆」でバイオメカニクス的は分析・研究を行いたい学生は,コースを問
わずこの授業を受講していることを強く勧めます.
■受講生へのメッセージ
次年度の卒業論文執筆に向けて,バイオメカニクス的研究の手法や考え方をしっかりと学んでください.
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10:29:28
スポーツ情報戦略基礎演習
【担当】スポーツ情報戦略コース教員
■授業概要
スポーツ情報戦略コースにおける専門領域の理解を深めるために必要な基礎的な知識や実践力を学習します。特に、
ここでは3つの課題に着目し、
学習を進めていきます。それは、課題Ⅰ:スポーツフィールドに散在する様々なデータをどのように加工すべきか、課題Ⅱ:そのデータについて
どのような方法論をもって分析するのか、
課題Ⅲ:分析した結果をスポーツフィールドへどのようにして正しくフィードバックするのか、
などです。
■到達目標
1)スポーツ情報戦略についての基礎的理解を深めることができる
2)スポーツ情報戦略コース担当教員の専門領域に広く触れることができる
3)ゼミ選択をしていく上で、重要な情報を得ることができる
■講義計画
第1回:オリエンテーション(豊田)
:スポーツ情報戦略コースの各
専門領域についてのガイダンス
本授業のオリエンテーションを行うとともに、スポーツ情報戦略と
は何かについての解説を行い、理解を深める。
学習課題:グループ学習を中心に、
各担当者の専門領域について学ぶ。
第2回:担当者別演習Ⅰ(豊田)
:マインドマップの書き方
スポーツに関連する情報を戦略的に利用するために、必要な理念に
ついて解説を行う。また、マインドマップの書き方について解説し、
ナレッッジマネジメントやブレインストーミングなど、思考力の向
上を目指した方法を学修する。
学習課題:普段の何気ない生活の中に、多くの有益な情報を垣間み
ることができる。普段からそうした情報を獲得するため
の心構えを持つことが望まれる。
第3回:担当者別演習Ⅰ(豊田)
:ナレッジマネジメントを学ぼう
ナレッジマネジメントを中心に学修する。スポーツフィールドをよ
り良く変えていくために、既存の情報を加工する手法を学ぶ。
学習課題:スポーツに関わる情報を高次の情報へと加工し、スポー
ツフィールドをより良く変えていく思考が求められる。
第4回:担当者別演習Ⅰ(豊田)
:私の考えるスポーツ情報戦略とは何か
グループごとに課題を設定し、スポーツに関わる情報をいかにして
有効活用すべきかについてプレゼンテーションする。
学習課題:空いている時間を有効利用し、グループ課題に取り組む
ことが求められる。
第5回:担当者別演習Ⅱ(山田)
:ゲームを分析する楽しさ
スポーツゲームの分析を一緒に考えてみる。
学習課題:実際のスポーツゲームたくさん観て「分析の目」を鍛え
ておく。
第6回:担当者別演習Ⅱ(山田)
:日常の遊びのゲームを分析してみる
日常から友達とやっていた遊びのゲームを、
「どうしたら勝てるか」
をグループワークを通して、考え分析してみる。
学習課題:情報収集や、実際に友人・仲間と対戦しながら、考える
ことが必要となる。
第7回:担当者別演習Ⅱ(山田)
:日常遊びゲーム分析の発表会
グループで考え分析したことを発表する。そしてみんなで質疑応答
を通して、さらに深く考えてみる。
学習課題:グループごとに、課題発表の準備・リハーサル等を行う。
第8回:担当者別演習Ⅲ(藤林)
:運動のコツを科学的に考える
運動の“コツ”に関する情報を科学的な視点から理解して、戦略的
にトレーニングに組み込む方法について学習する。
学習課題:スポーツにおける“コツ”とは何か?について調査を行う。
第9回:担当者別演習Ⅲ(藤林)
:スポーツにおける“コツ”の学習
過程を理解する
運動の“コツ”が発生するプロセスを学習して、
スポーツの動作が“う
まく”なる方法について考える。
学習課題:これまでの運動経験を振り返り、自身の“コツ”がどのよう
に発生したのかについて振り返り、発表する準備をしておく。
第❶⓪回:担当者別演習Ⅲ(藤林)
:スポーツにおける“コツ”を調査する
学生間でインタビューを行い、自身の“コツ”を言葉にして相手に
伝えて方法や、相手の“コツ”を引き出す方法について考える。
学習課題:相手の“コツ”や自分の“コツ”について考えて、レポー
トにまとめる。
第❶❶回:担当者別演習Ⅳ(高橋)
:バイオメカニクス(動作分析)の
果たす役割について
「情報戦略」という大きな枠組みの中で,
バイオメカニクス(動作分析)
の果たす役割について理解を深める.
学習課題:スポーツ中継やニュースの中で,動作分析がどのように取
り入れられているか考えながら,テレビなどを観てみる.
第❶❷回:担当者別演習Ⅳ(高橋)
:バイオメカニクスはパフォーマン
ス向上に役に立つのか?
グループを作り,
「バイオメカニクスはパフォーマンス向上に役に立つ
のか?」という疑問について実例を探し,スポーツ現場ではどのような
フィードバックが行われているかを調査する.
その内容を翌週発表する.
学習課題:バイオメカニクスが実際にスポーツ・フィールドに役に
立った事例などを探してみる.
第❶❸回:担当者別演習Ⅳ(高橋)
:発表会
前週に考えた「スポーツ現場でのバイオメカニクス的フィードバッ
ク」について,グループごとに発表する.
学習課題:受講者自身の競技でフィードバックされた実例などを探
しておく.
第❶❹回:グループ学習の中間成果発表(担当者全員)
各セッションを通じて学んだことを、グループごとにプレゼンテー
ションする。
学習課題:空き時間を利用し、グループ学習をまとめをしておくこ
とが求められる。
第❶❺回:前期のまとめ(担当者全員)
前半の授業のまとめを行う。また、スポーツ情報戦略について、担当
する教員の専門性に触れたことから、ゼミナールの選択に役立てる。
学習課題:また、普段から、ゼミ指導担当をお願いしたい教員のも
とへ行き、専門領域についての解説を求めておくこと。
自身が何を学びたいのかをある程度明らかにしておくこ
とで、今後のゼミナール活動に役立てることができる。
第❶❻回:担当者別演習Ⅴ(山田)
:データの種類と収集
スポーツのパフォーマンスから収集されるデータは、尺度によって
質的データと量的データに分類できる。それぞれの分類ごとに収集
の方法と手順を学習する。
学習課題:スポーツにおいてどのような数字が使われて集計されて
いるか、探してみる。
第❶❼回:担当者別演習Ⅴ(山田)
:データの加工
スポーツのパフォーマンスから収集されたデータは、そのままでは
大きな意味を持たないことも多い。2つの要因を重ねてみることで
隠された特徴を表出する手法を学習する。
学習課題:日常の中で、何かと何かを合わせて考えてみる。
第❶❽回:スポーツ現場についてのパネルディスカッション
スポーツ現場についてのパネルディスカッションを聴き、自身の選
択に役立てる。
学習課題:自身の興味のあるスポーツ現場の業種や仕事内容につい
てまとめる。
第❶❾回:担当者別演習Ⅴ(山田)
:データのアウトプット、伝え方
得られたデータを伝えるためには、数字をそのまま示すのでは不十
分である。グラフや表を巧みに使用し、視覚的に直感的に理解でき
る工夫が必要である。種々のグラフや逗子の仕方について学習する。
学習課題:スポーツ番組やニュース番組などで数字をどのように見
せているか、調べてみる。
第❷⓪回:担当者別演習Ⅵ(藤林)
:トップアスリートの“コツ”を知る
研究論文や雑誌、映像に関する情報を資料として、トップアスリー
トの“コツ”について調査、発表・討議を行う。
学習課題:トップアスリートが“コツ”について述べている資料を
調査・収集する。
第❷❶回:担当者別演習Ⅵ(藤林)
:スポーツにおける“コツ”のトレー
ニング方法
コツ”を発生させるために必要なトレーニングについて討議を行い、
その効果を体験する。
学習課題:トレーニング方法に関する資料を収集して、実施する際
の“コツ”を考える。
第❷❷回:スポーツ現場の専門性を活かせる業種や業務
大学で学修した専門性を活かせるような業種や業務には、どのよう
なものがあるのか学ぶ。
学習課題:特定のスポーツ現場を希望する理由や、そこで活かせる
自身の強み(自己PR)についてまとめる。
第❷❸回:担当者別演習Ⅵ(藤林)
:スポーツにおける“コツ”の指導方法
.
“コツ”を引き出して、気づきを与える「言葉」のかけ方について学習
した後、
“コツ”
を指導する方法について討議を行い、
その効果を体験する。
学習課題:映像と言葉を利用した“コツ”の指導方法について考えて、
レポートにまとめる。
第❷❹回:担当者別演習Ⅶ(高橋)
:私たちの考える新しいバイオメカ
ニクス的フィードバック(1)
:グループ分けと考察
グループを作り,バイオメカニクス的なフィードバックを自分がさ
れるならどういうフィードバックを望むか意見を出し合い,
「私たち
が考えるバイオメカニクス的フィードバック」について発表する.
学習課題:前期に行った発表内容を元に、すでに行われているバイ
オメカニクス的フィードバックから発展させ、受講者自
身がされると効果的と考えられる方法を考える。
第❷❺回:担当者別演習Ⅶ(高橋)
:私たちの考える新しいバイオメカ
ニクス的フィードバック(2)
:発表の準備
グループごとに発表に向けた準備を行う。発表はマインドマップを
用いて行うので、マインドマップを書く準備をする。
学習課題:前週から考えてきた内容をグループ内でディスカッショ
ンし、一枚のマインドマップにまとめ、発表練習を行う。
第❷❻回:担当者別演習Ⅶ(高橋)
:私たちの考える新しいバイオメカ
ニクス的フィードバック(3)
:学習成果の発表
グループごとに発表を行い、他の受講者は発表に対して質問応答と
ピアカンファを行う。
学習課題:発表の際にはマインドマップばかり見ずに身振り手振り
を交えながら行うことができるよう練習しておく。
第❷❼回:スポーツ現場における社会人マナー、SNSについて
社会人としてのマナーやSNS使用上の注意点などを学ぶ。
学習課題:学習内容を基に、スポーツ現場での対応方法をまとめる。
第❷❽回:担当者別演習Ⅷ(豊田)
:問いの立て方
スポーツ場面において生じる「素朴な疑問」に対して科学的なアプ
ローチを行うために、正しく「問いを立てる」ことの大切さを学ぶ。
特に、方法論の具体例を挙げ、理解を深める。
学習課題:普段のスポーツ生活の中で生じる具体的で「素朴な疑問」
を捉え、どのようにして、その「疑問」を解決していく
かを見通しておくと良い。
第❷❾回:担当者別演習Ⅷ(豊田)
:コーディングの手法
質的なアプローチとして、次のような手法を学習する。それは、一
般的なコーディング、KJ法、質的統合法など、研究方法を学び、卒
業研究の企画につなげていく。その検討内容について次回の授業に
おいて、プレゼンテーションを行うころから、その準備を行う。
学習課題:特に、一般的コーディングやKJ法、質的統合法、は汎化
性が高く、思考法としても有用であることから、予め関
連図書に目を通しておくと良い。
第❸⓪回:本授業のまとめおよび総評(豊田)
スポーツ情報戦略の基礎的な学習領域を学んだことから、今後のゼ
ミ活動を展望し、レポートする。特に、各指導教員の研究指導領域
を意識した学習計画が立案し、プレゼンテーションを行う。
学習課題:これまでの授業で学んだことを概観するために、配布され
た資料やまとめたノートを通読しておくことが望ましい。
■評価方法
毎時間に課す小レポート課題(50%)と各担当者が課すレポート課題(50%)を評価し、成績判定を行う。
評価は100点満点とし、90点以上を「A」
、80点以上89点以下を「B」
、70点以上79点以下を「C」
、60点以上69点以下を「D」
、59点以下を「E」
とし、
「E」は単位認定しない。また、最終レポート課題の未提出者は「履修放棄」とみなし、
「E」扱いとする。
■教科書
各担当者より提示する。
■参考書
各担当者より提示する。
■履修上の注意事項
ゼミ選択において、重要な情報を毎時間の授業で提供することになるので、必ず出席するように配慮すること。
また、受講に際しては、遅刻や無断欠席のないように十分注意すること。
■受講生へのメッセージ
スポーツ情報戦略についての基礎を学ぶ機会になります。各担当者の専門性について理解を深めることはもちろんのこと、受講生自身の専門性
の追求に役立てるための授業です。積極的な取り組みを期待しています。
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エアロビックダンスⅡ
【担当】藤松 典子
■授業概要
エアロビックダンスⅠの授業に基づきながら、エアロビックダンスプログラムの特性、効果を理解し、安全に運動が行えるようにプログラムの作
成を中心に授業をすすめる。より幅広く専門性を理解し、運動を実践できる能力を養うことを目的にjAFA(社)日本エアロビックフィットネス協
会認定のG.F.I.(グループエクササイズフィットネスインストラクター)の取得を目指す。
■到達目標
目的に応じた様々なパターンのプログラムの作成ができるようにする。
■講義計画
第1回:ガイダンス(フィットネス概論)
第10回:ストレッチのプログラミング
日本人の健康問題について理解し,生活習慣病の予防と生活習慣の
様々な対象者の目的に合わせたプログラム作成をする
改善を検討する
目的やエクササイズで使用した筋のストレッチが、効率よく実施で
学習課題:筆記試験に向けて準備を始めよう
きるようなプログラミングを考案する
第2回:ガイダンス(エアロビクス理論)
学習課題:筆記試験に向けて問題をこなそう
エアロビクス,エアロビックダンスの歴史,日本への流れとその後
第11回:メインエクササイズプログラミング -スッテプコンビネー
の日本での歴史を整理し理解する
ション-
学習課題:筆記試験に向けて問題をこなそう
有酸素運動を理解し,目的に合わせてローインパクトステップから
第3回:基本ステップ
ハイインパクトクトステップの配分と移行方法を実施できるように
エアロビックダンスⅠで学んだことを思い出しながらステップアッ
する
プする
学習課題:筆記試験に向けて問題をこなそう
学習課題:筆記試験に向けて問題をこなそう
第12回:メインエクササイズプログラミング ー空間形成ー
第4回:基本ステップのステップアップ
有酸素運動を理解し,目的に合わせてローインパクトステップから
基本ステップを組み合わせる方法を学習する
ハイインパクトクトステップの配分と移行方法を実施できるように
学習課題:筆記試験に向けて問題をこなそう
する
第5回:コンビネーションドリル
学習課題:目的に応じたプログラムを数多く考案する
コンビネーションパターンを作成する
筆記試験に向けて問題をこなそう
学習課題:筆記試験に向けて問題をこなそう
第13回:メインエクササイズプログラミング ーリズムの変化ー
第6回:筋コンディショニング
各種ステップをリズム変化によるオリジナルステップを作成する。
大筋群の強化,プログラムに合わせた筋の強化部位の選択
あらゆる方向から考慮し、なおかつ健康体力づくりに効果的なプロ
学習課題:筆記試験に向けて問題をこなそう
グラムを作成する。
第7回:筋の強化のプログラミング
学習課題:筆記試験に向けて問題をこなそう
対象者の目的に合わせた筋の強化部位を選択し、プログラミングで
第14回:5分間のメインエクササイズプログラム
きるようにする
有酸素運動を理解し,目的に合わせてローインパクトステップから
学習課題:筆記試験に向けて問題をこなそう
ハイインパクトクトステップの配分と移行方法を実施できるように
第8回:レイヤリングの作成方法
する
レイヤリングのスムーズな作成方法を理解する,またパターンを数
心拍数を2分でアップし,ターゲットゾーン1分キープ,2分でダ
種類考案する
ウンのプログラムを作成する。
学習課題:筆記試験に向けて問題をこなそう
学習課題:筆記試験に向けて問題をこなそう
第9回:ウォーミングアッププログラミング
第15回:実技発表
様々な対象者の目的に合わせたプログラム作成をする
これまでのまとめとして作成したものをお互い日発表し評価する。
エアロビックダンスⅠで作成したが,よりリズミカルに大筋群を動
学習課題:筆記試験に向けて問題をこなそう
かし、関節を滑らかにし可動域が広がるように工夫する
学習課題:筆記試験に向けて問題をこなそう
■評価方法
実技テスト(50点),エアロビックダンスのプログラミングに関するレポート課題(50点)
■教科書
「エアロビックダンスの実技指導」 (社)日本エアロビックフィットネス協会
「最新 フィットネス基礎理論」 (社)日本エアロビックフィットネス協会
■履修上の注意事項
G.F.I.の試験は筆記試験もあるので十分準備をすること
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エアロビックダンスⅢ
【担当】藤松 典子
■授業概要
受講者の目的、運動レベルに合わせたプログラムの提供、幅広い指導力を養うことを中心に授業を展開する。エアロビックダンスⅡのより専門性
を理解し、運動を効果的に実践できる能力や安全性、継続性の高い楽しさの工夫ができる能力を養い、jAFA(社)日本エアロビックフィットネ
ス協会認定のG.F.I.グループエクササイズフィットネスインストラクター)の取得を目指す。
■到達目標
(社)日本エアロビックフィットネス協会認定のG.F.I.(グループエクササイズフィットネスインストラクター)の取得を目指し、対象者の目的
に応じて実際現場で指導ができるようにする。G.F.I.資格全員合格が目標。
指導者として幅広い知識と理論,実技,マナーを理解し実践できるようにする。
■講義計画
第1回:筋の強化エクササイズ
G.F.I.(グループエクササイズフィットネスインストラクター)の実
技試験の1に,筋の強化エクササイズがあります。主な大筋群の強
化の指導方法と,見本となる動きを習得する
学習課題:筋強化の復習。まず自分が正しい運動を手本として示せ
るように日々トレーニングを行う
筆記試験に向けて教科書をまとめ,問題集をこなしましょう
第2回:筋の強化指導法
G.F.I.の実技試験である,筋の強化エクササイズの主な大筋群の強化
の指導方法と,見本となる動きを数種類習得し,その時の状況でど
の動きが適しているか選択できる能力を養成する
学習課題:自分が正しい運動を手本として示せるように日々トレー
ニングを行う
筆記試験に向けて教科書をまとめ,問題集をこなしましょう
答えが出来ているか確認しましょう
学習課題:前期に作成したプログラムを基本に,明確な指導ができ
るようによく練習をする
筆記試験に向けて教科書をまとめ,問題集をこなしましょう
第8回:メインエクササイズのプログラミングと指導法
前期に作成したプログラムを修正し,明確な指導ができるようによ
く練習をする
筆記試験に向けて教科書をまとめ,問題集をこなしましょう
学習課題:小テストを行うので用意しておく
筆記試験に向けて教科書をまとめ,問題集をこなしましょう
第9回:メインエクササイズのプログラミング指導法と観察
他の受講生とお互いのプログラムを指導し合い最終チェックを実施
学習課題:筆記試験に向けて教科書をまとめ,問題集をこなしましょう
第10回:本検定
第3回:クールダウンエクササイズ
G.F.I.の実技試験には,
ストレッチがあります。主な大筋群のストレッ
チングの指導方法と,見本となる動きを習得する
メインエクササイズ,筋の強化,ストレッチングのグループ指導
学習課題:5分間の自分で作成したプログラムの指導と実演をする
ための練習
学習課題:自分が正しい運動を手本として示せるように日々トレー
ニングを行う
筆記試験に向けて教科書をまとめ,問題集をこなしましょう
第4回:クールダウン指導法
G.F.I.の実技試験である,筋のストレッチングの指導方法と,見本と
なる動きを数種類習得し,その時の状況でどの動きが適しているか
選択できる能力を養成する
学習課題:筆記試験に向けて教科書をまとめ,問題集をこなしましょう
第5回:メインエクササイズのプログラミング
G.F.I.の実技試験では,5分間のメインエクササイズのプログラミン
グとその指導,そして本人の正しい動きが課題です。プログラムは
2分間の徐々に運動強度を上げていく,1分間ターゲットゾーンで
キープして2分間っで徐々に強度を落としていきます。
学習課題:作成したものをその都度ノートに明記していく
筆記試験に向けて教科書をまとめ,問題集をこなしましょう
筋の強化とストレッチの指導と実演を十分練習しておく
また,力試しテストを実施するので準備する
第11回:発表準備 ープログラミングー
実技試験に向けて作成した5分間のプログラムを45分間に組み立て
なおす
本検定で指摘された個所を修正し,充分練習をする
学習課題:充分練習をする
筆記試験に向けて教科書をまとめ,問題集をこなしましょう
第12回:発表準備 ー指導ー
修正した45分間プログラムを流れるように指導する。
本検定で指摘された個所を修正し,見せ方の確認、さらに充分練習
をする
学習課題:筆記試験に向けて教科書をまとめ,問題集をこなしましょう
第13回:実技発表会
45分のプログラムを完成させ,授業の受講生以外の者を参加させ発
第6回:メインエクササイズのプログラミングと評価
5分間のプログラムを作成し指導の練習を実施する
表する
学習課題:筆記試験に向けて教科書をまとめ,問題集をこなしましょう
自分で作成したプログラムを覚え,ベルカーブを描くプログラムに
なっているか確認しましょう
学習課題:作成したもの,注意点やキューイングのタイミング等を
ノートに明記していく
第14回:実技発表会(予備)
45分のプログラムを完成させ,授業の受講生以外の者を参加させ発
表する
学習課題:筆記試験に向けて教科書をまとめ,問題集をこなしましょう
筆記試験に向けて教科書をまとめ,問題集をこなしましょう
第7回:メインエクササイズのプログラミングと伝え方
指導法,特に効果的な見本の見せ方,受講者にわかりやすい言葉が
けなど
また,指導者としてふさわしい服装,身だしなみ,言葉遣いや受け
第15回:まとめおよび総評
プログラム作成方法と指導についてレポート作成と発表
学習課題:2月の筆記試験に向けて全員合格をめざし各自勉強をす
すめる
■評価方法
実技テスト(60点),筆記テスト(20点)、エアロビックダンスの指導法に関するレポート課題(20点)
■教科書
「エアロビックダンスの実技指導」 (社)日本エアロビックフィットネス協会
「最新 フィットネス基礎理論」 (社)日本エアロビックフィットネス協会
■履修上の注意事項
実技試験、筆記試験があるので簡単ではありません。指導者として役立つ実践力を身につけること。また指導者としての服装も用意すること。
■受講生へのメッセージ
協力し合い全員合格を目指しましょう。
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2016/04/22
10:29:28
レクリエーション指導法
【担当】中野 友博
■授業概要
本学は、日本レクリエーション協会の課程認定を受けています。そのため卒業までに所定の単位を取得することでレクリエーション・インストラ
クター、所定の単位を取得し学内審査に合格することでレクリエーション・コーディネーターの資格が付与されます。この授業はレクリエーショ
ン指導者に必要とされるプログラム立案、指導、評価能力、ならびに企画運営能力を修得することを目的としています。実際の地域のイベントな
どに直接参画するとこで、その能力を高めます。
■到達目標
レクリエーション活動について、アクティビティデザインができ、その運営ができる
「ウォークラリー」について、マップを作成し、実際に活動を運営することができる
レクリエーションコーディネーターとして身につけておく知識、能力を修得する
■講義計画
第1回:授業概要およびレクリエーション資格について
ナリティあふれるWRコースマップを作成する。
レクリエーションⅡとしての実技の授業内容の説明だけでなく、日
学習課題:オリジナリティのあるコースマップを作成します。
本レクリエーション協会認定資格のレクリエーションインストラク
第8回:ウォークラリーの指導実習、運営
ター、レクリエーションコーディネーターについて、説明する。び
各自で作成したWRコースマップを使用して、WR指導実習を行う
わこ成蹊スポーツ大学が日本レクリエーション協会の課程認定校で
学習課題:より良いマップにするためのアイデア、チェックポイン
トについて再考してみましょう
あることも含めて説明する。
第2回:レクリエーションプログラムの立案、指導、評価
第9回:レクリエーション指導の実際(ネイチャーゲームを中心に)
講義
地元幼稚園の親子対象プログラムの指導を行う。あるいは幼児を対
レクリエーションプログラムデザインに必要な理論を確認しながら、
象とした自然体験学習の指導者研修会を受講する
様々なレクリエーション活動について概説する。
第10回:レクリエーション指導の実際(幼児を対象とした活動を中
心に)
学習課題:理論としてデザインに必要な項目を整理してみましょう
第3回:レクリエーションと安全管理
地元幼稚園の親子対象プログラムの指導を行う。あるいは幼児を対
講義、演習
象とした自然体験学習の指導者研修会を受講する
レクリエーション活動中の安全について、安全管理、安全教育、リ
第11回:レクリエーション指導の実際(幼児を対象とした活動を中
心に)
スクマネジメントの観点から概説する
学習課題:活動中の安全管理と安全教育について実際のレクリエー
地元幼稚園の親子対象プログラムの指導を行う。あるいは幼児を対
象とした自然体験学習の指導者研修会を受講する
ション活動を例として確認しましょう
第4回:アイスブレイクの体験
第12回:レクリエーションスポーツ体験Ⅰ
レクリエーション活動の一つであるアイスブレイク活動を体験する
MTBの理論、メインテナンスと修理
学習課題:興味あるアイスブレイク活動を検索し、指導案を作成し
学習課題:自分の興味のあるレクリエーションスポーツについて調
べてみましょう
ましょう
第5回:プログラムデザイン(アイスブレイク)と指導
第13回:レクリエーションスポーツ体験Ⅱ
アイスブレイク活動についてアクティビティデザインを行い、指導
MTB実際、走行技術の獲得
実習する
学習課題:自分の興味のあるレクリエーションスポーツについて調
べてみましょう
学習課題:興味のあるレク活動、得意なレク活動を一つ選び、自分
第14回:レクリエーションコーディネーター試験に向けて
なりの改善、工夫点を考えてみましょう
第6回:ウォークラリーの体験
コーディネーター試験に向けて、理論、デザイン、リスクマネジメ
日本レクリエーション協会が普及を進めている、レクリエーション
ントについてまとめる
活動の一つである「ウォークラリー(WR)」を体験する
学習課題:コーディネーターを受験する人は、レクリエーション理
論について再度復習してください
学習課題:ウォークラリーの楽しさについて確認、振り返りましょう
第7回:ウォークラリーマップの作成
第15回:まとめおよび総評
WR体験をいかして、大学周辺の地域や文化、自然を活かしたオリジ
新しいレクリエーションスポーツを考案してみる
■評価方法
アイスブレイクプログラムデザイン(20点)、ウォークラリーマップ(20点)、指導実習(40点)、最終レポート(20点)
※レクリエーション・コーディネーター資格取得希望者は、必ず受講すること。
※レクリエーション・インストラクター資格取得希望者は、受講することが望ましい。
■教科書
授業中に紹介します
■参考書
レクリエーション支援の基礎(2007)財団法人日本レクリエーション協会
■受講生へのメッセージ
レクリエーションは地域スポーツだけでなく学校教育の現場でも学校レクリエーションとして展開されています。単なるゲームの指導ができる
のではなく、授業として、事業としてプログラムを立案し、それを運営、評価できる指導者が求められています。授業では指導実習や地域など
の現場での指導体験を中心に行っていきます。レクリエーション資格を取得希望する学生は、必ず受講してください。
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2016/04/22
10:29:29
アスレティックトレーナー実習Ⅰ
【担当】片淵 建
■授業概要
アスレティックリハビリテーションの基礎知識をもとに実践能力を高め、
「怪我からの安全で効率良い復帰」のための運動指導ができるように実
習します。
■到達目標
アスレティックリハビリテーションの基礎知識、部位別、競技特性の習得
■講義計画
第1回:イントロダクション、アスレティックリハビリテーション
概説
ラミングを総合的に学習する
学習課題:体幹におけるアスレティックリハビリテーション実施時
のリスク管理について復習する
授業内容、スケジュールなどを説明し、アスレティックリハビリテー
ションについて概説する
第9回:アスレティックリハビリテーション下肢 第一、第二段階
第2回:アスレティックリハビリテーションの考え方
下肢におけるアスレティックリハビリテーションの段階的プログラ
アスレティックリハビリテーション総論を学習する
ミングを総合的に学習する
学習課題:段階別アスレティックリハビリテーションプログラムの
学習課題:下肢におけるアスレティックリハビリテーション実施時
のリスク管理について復習する
理解
第3回:アスレティックリハビリテーションの基礎知識 関節可動
第10回:アスレティックリハビリテーション下肢 第三、第四、第
五段階
域 柔軟性
アスレティックリハビリテーションにおける関節可動域および柔軟
下肢におけるアスレティックリハビリテーションの段階的プログラ
性の獲得について学習する
ミングを総合的に学習する
学習課題:関節可動域測定
学習課題:上肢におけるアスレティックリハビリテーション実施時
のリスク管理について復習する
柔軟性評価
スペシャルテスト 実践
第11回:下肢の運動機能と運動連鎖
第4回:アスレティックリハビリテーションの基礎知識 筋力
足部のアライメントについて学習し、装具や足底板などの対処療法
アスレティックリハビリテーションにおける筋力トレーニングの段
と効果を学ぶ
階的プログラミングを学習する
学習課題:下肢アライメントに影響を与える要因について予習・復
習する
学習課題:筋力トレーニングの原則の理解
OKC・CKCの理解
第12回:競技種目に基づいたアスレティックリハビリテーション上肢
スペシャルテスト 実践
特に投球種目や上肢の運動に特化したアスレティックリハビリテー
第5回:アスレティックリハビリテーションの基礎知識 協調性 ションを総合的に学習する
加速・減速 ステップ
学習課題:各専門競技における症例考察
アスレティックリハビリテーションにおける協調性トレーニングの
第13回:競技種目に基づいたアスレティックリハビリテーション体幹
段階的プログラミングを学習する
特に腰部や体幹の回旋運動に特化したアスレティックリハビリテー
学習課題:協調性トレーニングのプログラミング・実践
ションを総合的に学習する
第6回:アスレティックリハビリテーションの基礎知識 再発予防
学習課題:各専門競技における症例考察
アスレティックリハビリテーションにおけるリスク管理について学
第14回:競技種目に基づいたアスレティックリハビリテーション下肢
習する
特にジャンプ・ストップ・切り返し運動に特化したアスレティック
学習課題:再発予防のスポーツ動作エクササイズの理解
リハビリテーションを総合的に学習する
第7回:アスレティックリハビリテーション上肢
学習課題:各専門競技における症例考察
上肢におけるアスレティックリハビリテーションの段階的プログラ
第15回:症例検討(まとめ及び総括)
ミングを総合的に学習する
特に競技種目に特化したアスレティックリハビリテーションを総合
学習課題:上肢におけるアスレティックリハビリテーション実施時
的に学習する
学習課題:各自の専門種目におけるアスレティックリハビリテーショ
のリスク管理について復習する
第8回:アスレティックリハビリテーション体幹
ンを自ら行い、考察を行う
体幹部におけるアスレティックリハビリテーションの段階的プログ
■評価方法
複数のアスレティックリハビリテーションに関するレポート得点(1回20点、全5回)を加算し100点満点で評価する
■教科書
※公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト6巻2,800円、同7巻3,100円
(授業初回時に購入方法について説明します。受講者は必ず購入すること)
■参考書
適宜紹介する
■履修上の注意事項
履修制限:前年度までに「身体構造と機能」、
「スポーツ医科学概論」、「テーピングマッサージ法」、「スポーツ生理学Ⅰ」「スポーツリハビリテー
ション」を履修済みであること。
テキスト以外の実習費用:インソール作成のための材料費等が10,000円程度かかります。授業時に集めます。
財)日本体育協会公認アスレティックトレーナーの課程認定のために、トレーニング・健康コース外から履修を希望する場合は、事前に担当教
員に申し出て、受講許可を得てください。
■受講生へのメッセージ
アスレティックリハビリテーションの基礎知識、部位別、競技特性を理解して、科学的根拠に基づいた実践ができるようにしましょう。
財)日本体育協会公認アスレティックトレーナーの適応コース申請に必要な科目です。
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アスレティックトレーナー実習Ⅱ
【担当】小松 猛
■授業概要
運動器のスポーツ外傷・障害の予防対策の基礎データとしての身体計測、アライメント測定などメディカルチェックの方法を学ぶと共に、スポー
ツ外傷・障害の初期評価やリハビリテーション中の運動器の評価について、自身のスポーツ活動や活動支援(トレーナーなど)に必要な具体的な
身体開発手法を学ぶ。
■到達目標
1.運動器のメディカルチェックの概略を実行し、評価できる。
2.それらの評価をもとに、外傷・障害の予防対策について述べることができる。
■講義計画
第1回:オリエンテーションおよびアスレティックトレーナーが必
要な知識・手技について
第7回:実習 計測と評価(筋力など)
筋力の評価をMMTを用いて計測
講義 アスレティックトレーナー実習Ⅱの目的と範囲について
学習課題:実技の復習と予習
学習課題:スポーツ医学概論、スポーツリハビリテーションの復習
第8回:実習 計測と評価(関節可動域など)
第2回:整形外科系メディカルチェックの基礎知識①
四肢の関節可動域(ROM)などを計測
講義
学習課題:実技の復習と予習
各論① 身体計測、四肢の長さ、太さの計測、四肢アライメント計
第9回:実習 計測と評価(頸椎)
測とは。 その計測の実習と記録
頚椎の機能と障害の評価
各論② 筋力の評価 MMT、関節可動域(ROM)ほか。 各自の
学習課題:実技の復習と予習
計測と記録
第10回:実習 計測と評価(胸腰椎)
学習課題:前回と同様
胸腰椎の機能と障害の評価
第3回:整形外科系メディカルチェックの基礎知識②
学習課題:実技の復習と予習
講義
第11回:実習 計測と評価(上肢)
各論③ 身体各部の機能と障害の評価 脊柱1 頚椎、胸椎、腰椎
上肢の機能と障害の評価
各論④ 前回と同様 上肢、下肢の評価
学習課題:実技の復習と予習
学習課題:講義資料の整理と復習(夏期の実習に備える)
第12回:実習 計測と評価(下肢)
第4回:実習 計測と評価(肢長など)
下肢の機能と障害の評価
身体計測、四肢の長さなどの計測
学習課題:実技の復習と予習
学習課題:実技の復習と予習
第13回:実習 実技発表(計測方法)
第5回:実習 計測と評価(周径など)
各課題について実技発表する
身体計測、四肢の太さなどの計測
学習課題:実技の復習と予習
学習課題:実技の復習と予習
第14回:実習 実技発表(傷害別の評価)
第6回:実習 計測と評価(アライメントなど)
各傷害で用いる評価方法と計測について実技発表する
身体計測、四肢・体幹のアライメントなどを計測
学習課題:実技の復習と予習
学習課題:実技の復習と予習
第15回:まとめと実習達成度チェック
アスレティックトレーナー実習Ⅱのまとめ
学習課題:レポート作成・提出
■評価方法
総合評価を100点満点で行い、以下のようにぞれぞれを評価する。
実習試験:80点(実習活動不参加は不可とする)
レポート:20点
■教科書
●公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト③ スポーツ外傷・障害の基礎知識 (日本体育協会)
●公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト⑤ 検査・測定と評価 (日本体育協会)
(初回授業時に購入方法について説明します)
■参考書
●整形外科・スポーツ傷害診察ハンドブック 別府諸兄(監訳) (NAP limited)
■履修上の注意事項
資料、参考文献などを十分に予習、復習することが望まれる。
■受講生へのメッセージ
可能な限り、実際に役立つメディカルチェックや評価の方法について知識や体験を深めることに留意する。自らの身体を含めてお互いがサンプ
ルになりますので、自分自身や測定被験者の身体特性を考えることが重要です。実習試験では、症例の評価をして、疑われる傷害やその対処法
についての深い理解を求めます。ガイダンスの講義以外は、夏期休暇中の集中講義として行う予定。
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アスレティックトレーナー実習Ⅲ
【担当】片淵 建
■授業概要
「怪我からの安全で効率良い復帰」
「より良いperformance発揮」のための具体的手法を実習し、個人の実戦能力だけでなく指導者として他者の
リスク管理と競技力向上に貢献できるように実習します。
■到達目標
リスク管理された的確なアスレティックリハビリテーションを処方できる
各部位、各競技種目に応じたテーピングを行える
■講義計画
第1回:イントロダクション、アスレティックリハビリテーション
学習課題:コミュニケーションスキルの理解
第8回:テーピング実技 部位別テーピング基礎①足部
総論・各論
アスレティックリハビリテーション指導上のポイントとリスク管理
足部のスポーツ外傷・障害に効果的なテーピングを理解する
についてまとめる
学習課題:足部のテーピングマスター
学習課題:テキストのアスレティックリハビリテーション総論の予
第9回:テーピング実技 部位別テーピング基礎②足関節
足関節のスポーツ外傷・障害に効果的なテーピングを理解する
習と復習
第2回:アスレティックリハビリテーション指導法①運動学習と難
学習課題:足部、足関節のテーピングのマスター
第10回:テーピング実技 部位別テーピング基礎③膝関節他
易度
運動要素と運動難度について学習する
膝関節のスポーツ外傷・障害や肉離れに効果的なテーピングを理解
学習課題:競技特性にあった運動様式の理解
する
第3回:アスレティックリハビリテーション指導法②リスク管理
学習課題:膝関節、肉ばなれ等テーピングのマスター
リスク管理のポイントを学習する
第11回:テーピング実技 競技種目別の応用
学習課題:チーム、個人、練習場所など様々な環境整備の理解
競技種目に応じたテーピングの方法を理解する
第4回:アスレティックリハビリテーション指導法③記録競技のリ
学習課題:手部、肘関節、肩関節等テーピングのマスター
第12回:スポーツ外傷と障害の予防 理論
スク管理
競技種目別のリスク管理:記録競技を学ぶ
運動連鎖を理解し患部と関連する他部位の運動特性を理解する
学習課題:主要動作と禁忌動作の理解
学習課題:静的アライメントと動的アライメントの理解
第5回:アスレティックリハビリテーション指導法④球技種目のリ
第13回:チームスポーツ現場におけるスポーツ外傷と障害の予防
スク管理
集団競技種目のトレーナーサポートについて学習する
競技種目別のリスク管理:球技競技を学ぶ
学習課題:チームサポートの理解
学習課題:主要動作と禁忌動作の理解
第14回:個人競技スポーツ現場におけるスポーツ外傷と障害の予防
第6回:アスレティックリハビリテーション指導法⑤格闘技種目の
個人競技種目のトレーナーサポートについて学習する
リスク管理
学習課題:個人サポートの理解
競技種目別のリスク管理:格闘技競技を学ぶ
第15回:まとめ
学習課題:主要動作と禁忌動作の理解
実際の症例を想定し、アスレティックリハビリテーションとコンディ
第7回:アスレティックリハビリテーション指導法⑥情報管理とサ
ショニングの一連のプログラムを立案する
ポート連携
学習課題:立案したプログラムに対して、総合的なリスクマネジメ
情報の管理と周囲のサポートスタッフとの連携によるより効果的な
ントができているか確認する
指導法を学ぶ
■評価方法
アスレティックリハビリテーション指導法に関する複数の授業内課題(小レポート1回20点、前3回)60点+実技指導の達成度40点で評価する
■教科書
※公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト6巻2,900円、同7巻¥3,200円
(履修時に購入方法について説明します)
■参考書
適宜紹介する
■履修上の注意事項
テーピング実費として、5,000円程度必要です。授業時に集めます。
履修制限:「アスレティックトレーナー実習Ⅰ」と「アスレティックトレーナー実習Ⅱ」を履修済みのこと。
■受講生へのメッセージ
アスレティックリハビリテーションを総括する授業です。柔軟な発想、素早い状況判断を、科学的根拠に基づいて実践ができるようにしましょう。
日本体育協会公認アスレティックトレーナーの適応コース申請に必要な科目です。
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健康運動指導士特別講座(1)
【担当】藤松 典子・狩野 孝之
■授業概要
健康運動指導士養成テキストを使って講義や小テストを実施、健康運動指導士基本的な知識を身につける。前期と後期の2つをまとめて単位化
する。
■到達目標
健康運動指導士合格のための模擬問題の正解率80%が目標
■講義計画
1:健康づくり施策概論
8:運動基準2006
健康づくりとはなにかを総説する
一週間に適切な運動量とは
学習課題:テキストの予習復習
学習課題:テキストの予習復習
2:社会環境の変化と健康課題ロコモティブシンドロームの理解を
9:運動の基礎生理学(循環・呼吸)
深める
循環系及び呼吸器系と運動の機能を解説する
人口の変遷、死亡原因の傾向を解説する
学習課題:テキストの予習復習
学習課題:テキストの予習復習
10:運動の基礎生理学(神経・筋)
3:現在の健康づくり
神経系及び筋肉の構造と運動の機能を解説する
ヘルスプロモーションについて理解を深める。
学習課題:テキストの予習復習
学習課題:テキストの予習復習
11:運動とエネルギー代謝
4:生活習慣病とメタボリックシンドローム
グルコースの代謝を解説する
メタボリックシンドロームの診断について解説する。
学習課題:テキストの予習復習
学習課題:テキストの予習復習
12:高血圧と運動
5:生活習慣病とその予防
高血圧症の診断と運動指導について解説する
予防対策ー運動・栄養・休養の関係を理解する。
学習課題:テキストの予習復習
学習課題:テキストの予習復習
13:糖尿病と運動
6:健康運動指導士とは
糖尿病の診断と運動指導について解説する
健康増進施設などの法律用語を解説する
学習課題:テキストの予習復習
学習課題:テキストの予習復習
14:模擬問題
7:ロコモティブシンドロームの予防と対処法
問題練習60%以上の正解が合格ライン
ロコモティブシンドロームと認知症,健康寿命についてその関係,
学習課題:高血圧症の診断と運動指導について解説する
運動指導の大切さをを理解する。
15:生活習慣病と運動のまとめ
学習課題:テキストの予習復習
まとめと問題練習
学習課題:テキストの復習
■評価方法
定期テスト(60点),各項目分担課題のプレゼンテーション(40点)
■教科書
健康・体力づくり財団:健康運動指導士テキスト
■参考書
問題集を適宜紹介する。
■履修上の注意事項
テキストを必ず購入すること
■受講生へのメッセージ
本講座は健康運動指導士養成講座であって資格取得目的のための予習復習が絶対必要です。
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2016/04/22
10:29:29
健康運動指導士特別講座(2)
【担当】藤松 典子・狩野 孝之
■授業概要
前期の健康運動指導士特別講座(1)を受講していること。健康運動指導士養成のための講座で、健康運動指導の知識を身につける。
■到達目標
健康運動指導士合格のための模擬問題の正解率80%が目標
■講義計画
1:メディカルチェック総論
学習課題:テキストの予習復習
メディカルチェック項目及び流れを解説する
9:健康管理と運動
学習課題:テキストの予習復習
水分補給、栄養と休養などのバランスを学ぶ
2:リスク別運動指導の原則
学習課題:テキストの予習復習
リスクと運動指導の流れ
10:模擬問題(前期課題より)
学習課題:テキストの予習復習
問題練習ー正答率60%を目指す
3:体力測定
学習課題:テキストの予習復習
体力測定の意義について
11:バイオメカニックス総論
学習課題:テキストの予習復習
バイオメカニックスの問題を解説
4:運動負荷試験
学習課題:テキストの予習復習
運動負荷試験の方法を体得する
12:こころと運動
学習課題:テキストの予習復習
ストレスコーピング、運動の継続要因
5:高齢者の体力測定方法ー最大酸素摂取量
学習課題:テキストの予習復習
高齢者の体力の推計を解説する
13:食事・栄養と運動
学習課題:テキストの予習復習
栄養と運動を解説する
6:高齢者の体力測定ー評価法
学習課題:テキストの予習復習
体力の推計方法を解説する
14:介護予防・ロコモーティブシンドローム
学習課題:テキストの予習復習
介護予防、ロコモーティブシンドロームを解説する
7:心電図(1)心電図を取る
学習課題:テキストの復習
心電図を実際に取れること
15:模擬問題(後期課題より)
学習課題:テキストの予習復習
模擬問題実施
8:心電図(2)心電図を読む
学習課題:テキストの復習
異常心電図の指摘ができ
■評価方法
定期テスト(60点)、各項目の分担課題のレポート(40点)
■教科書
健康・体力づくり財団:健康運動指導士テキスト
■参考書
問題集などその都度、紹介する
■履修上の注意事項
前期の健康運動指導士特別講座(1)を受験すること。
■受講生へのメッセージ
本講座は健康運動指導士養成講座であって資格取得目的のための予習復習が絶対必要です。
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教職入門
【担当】武井 哲郎
■授業概要
本講義は、教育職員免許法に定められている「教職の意義等に関する科目」に対応する開設科目である。教職の意義、教員の役割、教員の職務内
容(研修、服務、身分保障を含む)
、進路選択に資する各種機会の提供などがその内容となっているので、この規定に沿った講義計画となっている。
■到達目標
・「教職」に対する理解を深め、自分が理想とする教員になるために何を学ぶべきかを見つけることができる。
・現代の教員に求められる役割について、考察を加えることができる。
・教員の職務内容について、整理・分析を加えることができる。
■講義計画
第8回:中間のまとめ
第1回:「教職」とは何か?
ここまでの講義で扱った内容について確認を行う。
「教職」に就くことの意味・意義とは何か、考察を加える。
学習課題:
「教職」に就くことの意味・意義について、自分の考えを
学習課題:ここまでの講義で扱った内容を復習しておくこと。
第9回:教員の服務規程と身分保障
まとめる。
第2回:教育の役割とは何か?
教員が守らなければならない服務規程と、その身分保障の実態につ
教員に求められる職務の内容を理解し、その役割について考察を加
いて、考察する。
える。
学習課題:教員の服務規程と身分保障について、関連する法規の内
容をまとめる。
学習課題:教員に求められる役割とは何か、整理する。
第3回:教員に求められる職務の現状
第10回:教員の専門性とその発達
教員に求められる役割が多様化しつつある現状について、考察を加
教員に求められる専門性とは何か、その発達を促すためには何が重
える。
要となるのか、考察を加える。
学習課題:教員に求められる役割がなぜ多様化しつつあるのか、そ
学習課題:教員に求められる専門性について、考察を加える。
第11回:新たな教育課題への対応と教員の専門性
の理由について考察を加える。
第4回:教員養成制度の現状とキャリアの選択
新たな教育課題に対応するうえで、教員にはどのような専門性が求
教員養成制度の基本的枠組みを学んだうえで、「教職」に就くための
められるのか、特別支援教育の導入を事例として、検討を加える。
今後の課題について各自で考察を行う。
学習課題:新たな教育課題に対応するために、教員には何が求めら
れるのか、まとめておくこと。
学習課題:
「教職」に就くために、今後、何を身につけていかねばな
第12回:福祉的な課題への対応と教員の専門性
らないのか、まとめておくこと。
第5回:教員採用制度の現状
「子どもの貧困」をはじめとする福祉的な課題に対応するために、教
教員採用制度とその実態について分析する。
員にはどのような専門性が求められるのか、検討を加える。
学習課題:各自が受験する都道府県で求める教師像を調べ、自分に
学習課題:福祉的な課題に対応するために、教員には何が求められ
るのか、まとめておくこと。
不足している力を検討する。
第6回:教員採用制度の課題
第13回:「組織としての学校」と教員に求められる役割
教職に付くということが困難になっている状況を確認したうえで、
学校組織の一員として教員が果たすべき役割について、考察を加える。
非正規の教員が増加することに伴う課題を考察する。
学習課題:日本の学校組織が持つ特徴について、まとめておくこと。
学習課題:非正規の教師が増えることに伴う課題について、講義の
第14回:日本の教員文化
日本の教員文化にはどのような特徴があるのか、検討を行う。
復習とあわせて自分なりの意見をまとめること。
第7回:教員研修制度の現状と教員免許更新制
学習課題:日本の教員文化の特質について、まとめておくこと。
教員研修の種類・体系、法制度および教員免許更新制の現状について、
第15回:「チーム学校」時代の教員の役割
「チーム学校」というスローガンのもと、多職種連携の必要性が叫ば
整理する。
学習課題:教員研修制度の現状および教員免許更新制の概要につい
れるなかにあって、教員に求められる役割とは何なのか、検討を行う。
学習課題:「チーム学校」がなぜ求められるような状況となったのか、
て、まとめる。
まとめておくこと。
■評価方法
1.意義、役割、職務内容に関する学習をふまえた小レポート 30%
2.中間試験 30%
3.期末試験 40%
■教科書
特に指定はしない。適宜、資料を配布する。
■参考書
勝野正章・庄井良信(2015)『問いからはじめる教育学』有斐閣
■受講生へのメッセージ
教師は、皆さんが今までに経験している以上の仕事を陰でこなしたりしなくてはいけない、非常に大変な職業です。にもかかわらず、誰でも「理
想の教師」とか「理想の教育」を語っちゃいます。ですから、この授業を通して「教職の専門性とは何?」ということを真剣に考えてみてください。
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2016/04/22
10:29:29
教師論
【担当】柴田 俊和
■授業概要
教師というと時に格好良く聞こえます。テレビを見たって、鬼塚先生や金八先生、川藤先生などいろいろ個性豊かな先生が登場してきます。とこ
ろで、教師って実のところどんなことをしているのでしょうか? ただ授業をすればいいのが教師でしょうか? この授業では、まず教師とはど
ういう職業で、教師になるために最低限必要なことは何かについて、いくつかの事例を紹介して理解してもらいます。その上で、参加者でディス
カッションをしながら、教師はどんな職業で、どんなことが大切なのかを一緒に考えていきたいと思います。
■到達目標
生徒あるいは一般の人間から見た目選で教師を捉えるのではなく、教育のプロフェッショナルとしての教師という目線で教師を捉えることがで
きるようになることが到達目標です。
■講義計画
第1回:はじめに-イントロダクション-
第8回:評価とは何か
教職をとるとはどういうことだろう?
教育評価とは何だろう?
学習課題:自分がなぜ教職につきたいかまとめておく
学習課題:今まで自分が受けてきた教育評価を振り返り、まとめる
第2回:教育とは何か?
第9回:まとめと中間評価
我々がなにげなくつかっている「教育」とは何だろう?
今までの学びの振り返り
学習課題:身近な「教育問題」は何かを考えておく
学習課題:授業内で学んだことを振り返る
第3回:プロフェッショナルとアマチュアについて
第10回:教育課程を考える
教育における、プロとアマチュアとどう違うのだろう?
教育課程を考えるときに、何が大事だろう?
学習課題:自分の考えるプロフェッショナル像をまとめておく
学習課題:自分が学んできたカリキュラムを振り返り、まとめる
第4回:「教える」と「伝わる」
第11回:授業をつくるとは②
教師は教える存在だとしたら、それがどれくらい伝わっているのだ
「そうぞう」力を発揮した授業をつくってみよう
学習課題:授業に取り入れたいと思うことを考えておく
ろう?
学習課題:今まで自分が出会ってきた教師を思い出して、何をどう
やって伝えてもらった思い出だす
第12回:特別活動について
特別活動とは何だろう?
第5回:教育言説の検証とプロだからこその考え方
学習課題:学校の教育活動の4本柱(中学校)を振り返っておく
当たり前のように言われていることって、本当なのだろうか?
第13回:クラブ活動を考える
学習課題:日本の「学力低下」について考えをまとめておく
クラブ・部活動の顧問は何を考えるべきだろう?
第6回:授業をつくるとは①
学習課題:自分たちの出会ったクラブ・部活動の顧問を思い出して、
まとめておく
授業をどうやって「そうぞう」していけばよいのだろう?
学習課題:授業を計画する準備をしておく
第14回:いじめを考える
第7回:「そうぞう」力の必要性
いじめ問題にどう立ち向かおう?
「そうぞう」力とは何で、なぜ必要なのだろう?
学習課題:授業を計画する準備をしておく
学習課題:いじめへの対処法を考えておく
第15回:総合化および総評
今までの学んだことをまとめると、どういうことが言えるのだろう?
学習課題:この授業内で、学んだことを振り返っておく
■評価方法
毎時のレポート(4点満点×15回)60点とまとめのレポート40点で評価する。
■教科書
指定しませんが、図書館の教師教育に関する文献を積極的に活用してください。
■参考書
特になし。授業中に指示する。
■履修上の注意事項
朝一番の授業ですが、今日は何が出るかなという期待を持って受講できるような準備を常にしていますので、遅刻しないで最後まで出席してく
ださい。
■受講生へのメッセージ
講義内容は講義計画に示したとおりですが、受講生の人数などを勘案し、グループ討議やレポート発表などを適宜取り入れます。
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2016/04/22
10:29:30
教育心理学
【担当】高柳 真人・藤田 正
■授業概要
この授業では、教師が行う学習指導や生徒指導を効果的に進めていく上で知っておくことが求められる、子どもの心身の発達や学習に関するさま
ざまな知見について学んでいく。子どもの知的、社会的発達の特徴や、学習過程に関する事項や概念について、また、発達障害を含む障害をもつ
子どもの特徴や指導・援助のあり方についての理解を深めることを目標とする。
■到達目標
人間の心理、社会的な成長・発達の道筋がわかる。
人間の成長・発達に果たす教育の役割がわかる。
青年期の心理的、社会的な特徴がわかる。
障害児・者の特徴や支援の進め方がわかる。
学習や学習意欲向上のメカニズムがわかる。
■講義計画
第1回:人間の成長と発達
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
発達の定義と発達の特徴
第9回:障害の理解と援助(1)
学習課題:参考書等を読んだり、ノートを見返し、復習する
障害の理解、障害者支援法
第2回:発達と教育
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
発達の規定要因(学習説、成熟説、輻輳説)
第10回:障害の理解と援助(2)
学習課題:参考書等を読んだり、ノートを見返し、復習する
発達障害を中心に
第3回:発達段階と発達課題1
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
発達段階の定義、ハヴィガーストの発達課題
第11回:学習の理論(1)
学習課題:参考書を読んだり、ノートを見返し、復習する
連合説
第4回:発達段階と発達課題2
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
エリクソンの発達論
第12回:学習の理論(2)
学習課題:参考書を読んだり、ノートを見返し、復習する
認知説、モデリング
第5回:パーソナリティの理論
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
パーソナリティの構造と形成、類型論と特性論
第13回:知的能力
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
知能と学力
第6回:認知と感情の発達
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
ピアジェの発達論、ブリッジェスの発達論
第14回:記憶
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
記憶や忘却のメカニズム
第7回:社会性の発達
学習課題:参考文献を読んだりノートを見返し、復習する
親子関係、友人関係を中心に
第15回:学習意欲
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
動機づけの理論
第8回:身体とジェンダーの発達
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
第2次性徴、ボディ・イメージ、ジェンダー
■評価方法
期末試験70%、その回の学習内容に関するミニレポート(30%)で評価する。
■教科書
なし
■参考書
桜井茂男(編)2004 楽しく学べる最新教育心理学 図書文化
鎌原雅彦・竹綱誠一郎 1999 やさしい教育心理学 有斐閣
外山紀子・外山美樹 やさしい発達と学習 有斐閣
中島義明ら編 新・心理学の基礎知識 有斐閣
森敏昭・秋田喜代美 教育心理学キーワード 有斐閣
中澤潤(編) よくわかる教育心理学 ミネルヴァ書房
吉川成司ら(編著) 初めて学ぶ教育心理学 ミネルヴァ書房
服部環(監) 「使える」教育心理学 北樹出版
平石賢二(編著) 思春期・青年期のこころ 北樹出版
ジンバルドー(古畑・平井訳) 現代心理学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ サイエンス社
■履修上の注意事項
この科目は教職必修科目なので、教員免許状取得希望者は必ず受講すること。
「介護等体験」、「教育実習」を履修するためには、この科目が履修済みであること(ゲート科目)。
■受講生へのメッセージ
この授業では、学習指導や生徒指導を効果的に進めていく上で理解しておくことが必要な、子どもの成長・発達についての知見や、学習にまつ
わるさまざまな知見について、教育心理学や発達心理学、学習心理学、障害児教育学等の内容を幅広く取り入れながら提供する。学習内容が多
岐にわたるが、これまで成長してきた自分の経験や、教育、子どもに対する関心をベースに、一つ一つ確実に学習を進めていこう。
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2016/04/22
10:29:30
教育制度論
【担当】中島 千恵
■授業概要
今日の日本における教育課題を意識しながら、それらの教育課題に関連する現行教育制度について、基礎となる考え方、制度を支える仕組み、制
度が抱える課題、そして改革の動きなどについて学ぶ。
学習に際して、各種の法令、文献資料、ビデオ、スライド教材を活用する。
■到達目標
①教育制度の基本的考え方が理解できる。
②教育制度について、基礎となる考え方、制度を支える仕組み、課題を説明できる。
③様々な教育問題を教育制度の観点から考えることができる。
■講義計画
第9回:教育委員会はいらない?:教育委員会の制度(第6章)
第1回:イントロダクション:教育と教育制度
(1)本講義についての説明(2)我々が生きていく上で、教育とは
教育委員会制度が改革された。なぜどのように改革されたのか学び、
何か、教育制度とは何かを写真などを見ながら考える。
教育委員会の役割を知る。
学習課題:テキストとワークシートを確認
学習課題:ワークシート
第2回:教育制度の基本原理(第1章)
第10回:学校給食、入試制度を考える(第10章、第12章、第15章)
公教育制度の基本原理について、また、教育制度が法律に基づいて
ディベート(またはディスカッション)
整備されていることを学ぶ。
学校給食、入試制度についてテキストを読んで、2グループによる
学習課題:重要な法律とその条文を確認する。ワークシート
ディベートまたはディスカッションを行う。
第3回:学校はどのように発展したのか:学校の制度(第2章)
学習課題:ディベート後、どちらかのテーマについて自分の考えを
教育制度の観点からレポートにまとめる(A 4 1~2
学校体系の発展と制度を学び、学校体系が違うと人生はどのように
枚程度)。(課題③ 2週間以内に提出)
違ってくるのか考えてみる。(授業中の課題①)
学習課題:ワークシート
第11回:教員の労働条件は?:教員の福利厚生制度(第7章)
第4回:保育所に入れない!乳幼児期の保育制度(第2章)
教員の勤務時間、教員の福利厚生について理解し、それは児童の教
日本の保育制度、近年の課題、制度改革の動向について学ぶ
育にとってどのような意味があるか考える。
学習課題:乳幼児の保育問題、新システムなどに関するテレビや新
学習課題:教員の生活について考える。
第12回:学校評価の制度(第8章)
聞の報道に関心を持とう!
第5回:障害児教育制度
学校評価の目的や手法について学び、学校評価の意義を理解する。
特別支援教育の基本的考え方、障害者支援の近年の動向について学
学習課題:ワークシート
ぶ。
第13回:教員評価で学校は良くなる?:教員評価の制度(第9章)
教員評価制度について学び、どのようにすれば教育の質の向上につ
(DVDを見て、あなたの感想 授業課題②)
学習課題:授業を通して自分の意識に変化があったか考える。また、
近年の障害者支援をめぐる滋賀県の動きに関心を持つ。
ながるのか考える。
学習課題:ワークシート
第6回:教員が守ること:教職員制度(第3章)
第14回:教師は教材を自由に決められるの?:教科書制度(第11章)
教員の服務などについて学ぶ。
教科書とは何か、どのように作成されるのか、誰が教科書を決める
学習課題:ワークシート
のかなど、教科書制度について学ぶ。
第7回:求められる教師像:教員養成制度(第4章)
学習課題:ワークシート
求められる教師像や能力資質、教員養成制度の動向について学ぶ。
第15回:父母はモンスターなんかじゃない!:学校関係者による学
学習課題:ワークシート
校支援の制度(第14章)
第8回:学び続ける教員を支える仕組み:教員研修制度(第5章)
保護者や地域の人々とともに教育の質の維持や改善に向けた取り組
教員の質を高めるためにどのような研修の機会が提供され、義務付
みの重要性について学ぶ。
けられているか学ぶ。
学習課題:ワークシート
学習課題:ワークシート
■評価方法
授業期間中の課題と宿題(各回のワークシートなど)10点×10回(100点)
■教科書
髙妻紳二郎編著、『新・教育制度論:教育制度を考える15の論点』ミネルヴァ書房、2014年。
■参考書
適宜、授業中に紹介する。
■履修上の注意事項
授業は指定した教科書に掲載されている表や資料を参照しながら話を進める。また、評価は指定した教科書に基づくワークシートが中心になる。
よって、必ず教科書を購入し、毎回持参すること。
■受講生へのメッセージ
教育の制度や法律について学ぶのは、最初、ちょっと難しいと感じるかもしれません。でも、少しずつ慣れていきましょう。制度は完璧ではあ
りません。今の制度のままで良いのか、どう改善したら良いのか一緒に考えましょう。
出席を取ります。まじめに授業に出席することを前提とします。
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2016/04/22
10:29:30
生涯教育論
【担当】武井 哲郎
■授業概要
「生涯教育」という言葉は、子どものみならず大人にも学びの機会は開かれていることを合意する。知識基盤社会のなかで「生涯教育」を充実さ
せていくことにどのような意味があるのか、
「生涯教育」を充実させていくための人的・物的な条件とは何か、本講義を通じて学んでいく。
■到達目標
・「生涯教育」の意義と課題について理解する。
・「生涯教育」とボランティア/ NPOの関係を理解する。
・「生涯教育」の方法や形態について、基礎的な知識を習得する。
■講義計画
第1回:オリエンテーション -「生涯教育」とは何か?
そもそも「生涯教育」とは何を意味するものなのか、「生涯教育」が
存在することの意義は何か、考察を加える。併せて、講義の進め方
や評価の方法について詳細を説明する。
学習課題:「生涯教育」とは何か、講義の復習とあわせてまとめてお
くこと。
第2回:生涯教育における「学び」
フォーマルな「学び」とインフォーマルな「学び」について、その
異同を理解し、生涯教育における「学び」とは何を意味するものな
のか、検討を加える。
学習課題:フォーマルな「学び」とは何を意味するものであり、イ
ンフォーマルな「学び」とは何を意味するものなのか、
講義の復習とあわせてまとめておくこと。
第3回:生涯教育の意義(1)
「貧困」の問題を事例としながら、なぜ生涯教育が必要となるのか、
検討を行う。
学習課題:「貧困」の問題への対応を考えるうえで、なぜ生涯教育が
重要な意味をもつのか、講義の復習とあわせてまとめて
おくこと。
第4回:生涯教育の意義(2)
「夜間中学校」の果たす役割を事例としながら、」生涯教育の意義に
ついて、検討を行う。
学習課題:「夜間中学校」とはどのような場なのか、講義の復習とあ
わせてまとめておくこと。
第5回:生涯学習社会の到来
生涯学習社会の到来が叫ばれるようになった背景とは何か、検討を
加える。
学習課題:なぜ生涯学習社会の到来が叫ばれているのか、講義の復
習とあわせてまとめておくこと。
第6回:生涯教育と市民社会
生涯教育を発展・充実させていくことは、「市民社会」の構築に有益
だと言われている。「市民社会」とは何か、理解を深める。
学習課題:「市民社会」とはどのようなものなのか、講義の復習とあ
わせてまとめておくこと。
第7回:生涯教育とボランティア(1)
生涯教育を通じて得た知識・技能を活用する場として「ボランティア」
に注目が集まっている。「ボランティア」とは何か、理解を深める。
学習課題:「ボランティア」とはどのような存在か、講義の復習とあ
わせてまとめておくこと。
第8回:生涯教育とボランティア(2)
「ボランティア」の活動には、両義的な機能があるとされる。「ボラ
ンティア」の活動において注意すべきポイントは何か、検討を行う。
学習課題:「ボランティア」の活動が併せ持つ両義的な機能について、
講義の復習とあわせてまとめておくこと。
第9回:生涯教育とNPO
生涯教育を通じて得た知識・技能を活用する場として注目されてい
る「NPO」とは何か、理解を深める。
学習課題:「NPO」とはどのような存在か、講義の復習とあわせてま
とめておくこと。
第10回:「開かれた学校」と生涯教育(1)
「開かれた学校」を推し進める政策が展開されるなか、生涯教育を通
じて得た知識・技能を活用する場は広がりを見せている。そもそも「開
かれた学校」とはどのような政策なのか、その理解を深める。
学習課題:
「開かれた学校」という理念のもと展開されている具体的
な施策について、講義の復習とあわせてまとめておくこ
と。配布資料を復習する。
第11回:「開かれた学校」と生涯教育(2)
生涯教育の成果活用の場として「開かれた学校」を位置づけることに、
どのような意義と課題がるのか、検討を加える。
学習課題:生涯教育の成果活用の場として「開かれた学校」を位置
づけることの意義ないし課題について、講義の復習とあ
わせてまとめておくこと。配布資料を復習する。
第12回:生涯教育の方法と形態(1)
生涯教育を進めていくうえでは、ファシリテーターの存在が重要か
な意味をもつ。ファシリテーターがどのような役割を果たすのか、
その理解を深める。
学習課題:グループワークにおけるファシリテーターの役割につい
て、講義の復習とあわせてまとめておくこと。配布資料
を復習する。
第13回:生涯教育の方法と形態(2)
グループワークを進めるうえで、ファシリテーターがどのような困
難に直面するのか、アクティブ・ラーニングの手法を用いながら、
学生自身で考究を深める。
学習課題:グループワークを実際に体験するなかで、ファシリテー
ターとしてどのような困難に直面したか、講義後にまと
めておくこと。
第14回:生涯教育の方法と形態(3)
グループワークを円滑に進めるうえで何が重要となるのか、学生自
身の経験を共有しながら、その考察を行う。
学習課題:グループワークを実際に体験するなかで、円滑な進行に
重要なのは何だと感じたか、講義後にまとめておくこと。
第15回:生涯教育を支える施設と職員
生涯教育を支える施設や職員には、具体的にどのようなものがある
のか、理解を深める。
学習課題:生涯教育を支える施設や職員の具体的な例を、講義の復
習とあわせてまとめておくこと。
■評価方法
期末試験(50%)、課題・レポートなど(50%)で総合的に評価する。
■教科書
なし、適宜資料を配布する。
■参考書
渡邊洋子編著(2014)『生涯学習概論 -知識基盤社会で学ぶ・学びを支える』ミネルヴァ書房
■履修上の注意事項
授業中の私語、携帯電話の使用、途中入退室については、原則禁止とします。
■受講生へのメッセージ
「知識基盤社会」と言われる現代社会において、私たちは学校などで決められたことのみを単に学ぶだけでなく、自らが主体的に考え、判断し、
学ぶ力が問われています。この授業では、日本だけでなく、諸外国における生涯学習の取り組みについて理解することを通じて、多様な教育の
あり方や、生涯にわたって学び続けることの重要性と必要性について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
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2016/04/22
10:29:30
生涯教育論
【担当】渡辺 雅幸
■授業概要
本講義では、生涯にわたって学習や教育が必要とされるようになった社会的な背景や、日本および諸外国の生涯学習の取り組みを理解し、さまざ
まな観点から生涯学習について検討する。これらを通じて、受講者が教育のあり方について再考するとともに、生涯学習の意義について考えるこ
とをねらいとする。
■到達目標
1.生涯学習が必要とされるようになった社会的背景や歴史的経緯を理解し、説明できる。
2.日本および諸外国の生涯学習の取り組みを通じて、多様な教育のあり方について考え、理解することができる。
3.「生涯学習社会」において、自らが学習・教育・支援の当事者として必要な視点を理解する。
■講義計画
第1回:生涯学習とは(1)ガイダンス
第8回:スポーツと生涯学習
現在生涯学習が必要とされる社会的背景について、情報化、国際化、
高齢化や地域に開かれた学校づくりといった社会の変化、学習環境
少子高齢化といった観点から理解する。
のなかでのスポーツ、健康づくりと生涯学習との関連について学ぶ。
学習課題:配布資料を復習し、授業テーマに関する新聞記事などを
学習課題:関連する内容について、小レポートを作成する。
第9回:諸外国の生涯学習(1)ヨーロッパ
探して読む。
第2回:生涯学習とは(2)歴史的経緯
生涯学習の盛んなスウェーデンなどの北欧諸国における生涯学習の
第2次世界大戦後の国際機関において議論されてきた生涯学習につ
歴史的経緯と実践について学ぶ。
いて、その歴史的経緯と理論を学習する。
学習課題:配布資料を復習する。
学習課題:配布資料を復習する。
第10回:諸外国の生涯学習(2)ヨーロッパ
第3回:生涯学習とは(3)日本における諸政策
イギリス、ドイツ、フランスなどの西欧諸国における生涯学習の特
日本の生涯学習に関連する教育政策について、実施施設・資格など
徴を、職業教育との関連から理解する。
の観点から理解する。
学習課題:配布資料を復習する。
学習課題:配布資料を復習し、近隣の生涯学習施設や学習活動につ
第11回:諸外国の生涯学習(3)アメリカ
アメリカの生涯学習について、資格の重視やマイノリティに対する
いて調べる。
第4回:生涯学習とは(4)方法と実践
支援などの観点から学ぶ。
日本における諸政策との関連で、学習者が参加する生涯学習の具体
学習課題:配布資料を復習する。
的な方法・実践について学ぶ。
第12回:諸外国の生涯学習(4)東アジア
学習課題:配布資料を復習し、授業テーマに関する新聞記事などを
高等教育の拡大が著しい中国、韓国、台湾などの東アジア諸国に焦点
をあて、大学の役割を中心にその生涯学習の特長について学習する。
探して読む。
第5回:学校と生涯学習
学習課題:配布資料を復習する。
つめこみ・暗記型による学習ではなく、「学ぶことを学ぶ」ための学
第13回:諸外国の生涯学習(5)南アジア
習と学力について検討する。
インドやバングラデシュなどの南アジア諸国における生涯学習の特
学習課題:関連する内容について、小レポートを作成する。
徴を、ノンフォーマル教育、識字教育などの観点から理解する。
第6回:地域と生涯学習
学習課題:配布資料を復習する。
地域と学校を結ぶ生涯学習の取り組みについて学ぶ。
第14回:エンパワーメントと生涯教育
学習課題:配布資料を復習し、授業テーマに関する新聞記事などを
貧困・環境問題、社会的弱者へのエンパワーメントなどの観点から
生涯学習の意義について考える。
探して読む。
第7回:大学と生涯学習
学習課題:配布資料を見直し、授業テーマに関する新聞記事などを
探して読む。
成人も学習するということの重要性について、地域との関わり合い
も含め、大学の役割を中心として生涯学習の特徴を検討する。
第15回:まとめと生涯学習のパースペクティブ
学習課題:配布資料を復習し、授業テーマに関する新聞記事などを
生涯学習に関する第14回までの内容を補足するとともに、本授業の
総括をおこなう。
探して読む。
学習課題:これまでの内容を復習する。
■評価方法
期末試験(70%)、毎回の授業内容に関する課題・レポート(30%)で評価する。
■教科書
なし。
■参考書
今西幸蔵『生涯学習論入門』法律文化社、2011年
香川正弘・鈴木眞理・佐々木英和『よくわかる生涯学習』ミネルヴァ書房、2008年
大桃敏行ほか編『教育改革の国際比較』ミネルヴァ書房、2007年
■履修上の注意事項
授業中の私語、携帯電話の使用、途中入退室については、原則禁止とします。
■受講生へのメッセージ
「知識基盤社会」と言われる現代社会において、私たちは学校などで決められたことのみを単に学ぶだけでなく、自らが主体的に考え、判断し、
学ぶ力が問われています。この授業では、日本だけでなく、諸外国における生涯学習の取り組みについて理解することを通じて、多様な教育の
あり方や、生涯にわたって学び続けることの重要性と必要性について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
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2016/04/22
10:29:30
教育課程論
【担当】武井 哲郎
■授業概要
「教育課程」は、学校の教育内容を決定するという点において、重要な意義を有する。本講義では、教育課程に関する基礎的な意義や概念を確認
したのち、教育課程の全国的な基準としての性質を有する学習指導要領について理解を深める。特に、
「言語活動の充実」や「外国語教育の充実」
といったキーワードに代表される現行の学習指導要領にいかなる特徴があるのか、考察を行いたい。併せて、学校で実際に行われる教育課程の編
成についても理解を深め、教育課程が学力や評価とどのように結びついているのかを学ぶことで、教職に求められるような実践的な課題にも取り
組んでいく。
■到達目標
・学習指導要領の歴史的な変遷・特質と構造など、教育課程に関する基礎的な知識を修得する。
・教育課程を編成していくために必要とされる基本的な視座や観点を修得する。
・教育課程および教育課程行政をめぐる現代的な動向をおさえる。
■講義計画
第1回:オリエンテーション ―「教育課程」とは?
「教育課程」が果たす役割とは何か、そもそも「教育課程」とは何かを
探求する。
併せて、
講義の進め方や評価の方法について詳細を説明する。
学習課題:
「教育課程」と聞いて何を思い浮かべるか、そのイメージ
を述べられるようにしておくこと。
第2回:教育課程行政と学習指導要領
学習指導要領がどのような性格を持つのかを確認することで、教育
課程行政の構造を理解する。
学習課題:教育課程行政における学習指導要領の位置づけについて、
講義の復習とあわせてまとめておくこと。
第3回:学習指導要領と教科用図書
教科用図書の検定制度、無償配布制度、採択制度を概観したうえで、
学習指導要領と教科用図書の関係について理解する。
学習課題:教科用図書をめぐる諸制度について、講義の復習とあわ
せてまとめておくこと。
第4回:学習指導要領の歴史的な変遷
戦後、学習指導要領がどのような変遷を遂げてきたのか、時代ごと
の特徴を整理・検討する。
学習課題:学習指導要領が時代ごとにどのような特徴を有してきた
のか、講義の復習とあわせてまとめておくこと。
第5回:学習指導要領と「新学力観」
「新学力観」が提起された平成元年の学習指導要領改訂を中心に、
近年、
教育課程のあり方にどのような議論が展開されてきたのかを検討する。
学習課題:
「学力低下論争」について、事前にそのイメージを述べら
れるようにしておくこと。
第6回:学習指導要領の現代的な課題
平成20年に改訂された小・中学校学習指導要領および平成21年に改
訂された高等学校学習指導要領の特徴を検討する。
学習課題:文部科学省のホームページから、事前に中学校・高等学
校の学習指導要領「第1章 総則」に目を通しておくこと。
第7回:新しい教育課程の開発
「教育特区」や「教育課程特例校制度」を中心に、地域の実情に応じ
た新しい教育課程を開発していこうとする試みについて検討する。
学習課題:
「教育課程特例校」として試みられている新たな実践にど
のようなものがあるのか、文部科学省のホームページで
事前に調べておくこと。
第8回:まとめと試験
学習指導要領の歴史的な変遷・特質と構造など、ここまでの講義で
扱った教育課程に関する基礎的な知識について確認を行う。
学習課題:学習指導要領の歴史的な変遷・特質と構造など、ここま
での講義で扱った内容を復習しておくこと。
第9回:教育課程と人権教育
学校の教育課程の中で、人権教育がどのように位置づけられている
のか、考察を加える。
学習課題:人権教育の教育課程上の位置づけについて、講義の復習
とあわせてまとめておくこと。
第10回:教育課程の編成原理
教育課程における分化と統合をめぐる議論、教育課程における2つ
の履修原理を概観し、教育課程編成の基本要件について理解する。
学習課題:教育課程の編成について議論となりうるポイントを、講
義の復習とあわせてまとめておくこと。
第11回:学校における教育課程の編成
教育課程の編成主体は誰なのか、学校で教育課程を編成する際に留
意すべき点はどこにあるのか、検討する。
学習課題:教育課程を編成する際に留意すべき点について、講義の
復習とあわせてまとめておくこと。
第12回:教育課程と学力
「学力」をどのように定義するかということが論争的な問題であるこ
とを踏まえたうえで、教育課程と学力の関係について議論する。
学習課題:学習指導要領の歴史的な変遷を改めて概観したうえでそ
れぞれの時期に「学力」がどのように定義されてきたの
かを、講義の復習とあわせてまとめておくこと。
第13回:教育課程と評価
「教育評価」が何を意味するものかを確認した後、特に「学力評価」
に関する多様な類型について検討する。併せて、指導要録に関する
法的な規定を理解する。
学習課題:文部科学省のホームページなどから「指導要録」の参考
様式を入手し、どのような項目を記載することとなって
いるか、事前に調べておくこと。
第14回:教育課程の経営と改善
各学校が教育課程を改善していくうえで、カリキュラム・マネジメ
ントの視点を持つことがなぜ重要なのかを検討する。
学習課題:
「教育課程経営」において重要な要素は何なのか、講義の
復習とあわせてまとめておくこと。
第15回:教育課程をめぐる現代的な課題
学校で教授される文化・知識は時代とともに変化する。そこには、
誰の・どの知識が正当性を獲得するのか、というカリキュラム・ポ
リティクスの問題が隠れていることを理解する。
学習課題:
「カリキュラム・ポリティクス」が現在の教育課程の中で
どのように現出しているのか、講義の復習とあわせてま
とめておくこと。
■評価方法
・授業内の小テスト(30点)
、中間試験(30点)
、期末試験(40点)の合計100点満点で評価する。
・授業内の小テストは各回2点×15回とする。採点の基準は次の通り。
2点:講義内で扱う概念や理論について正確な理解に基づく論述ができる/1点:講義内で扱う概念や理論についての論述が不十分な状況にある
/0点:講義内で扱う概念や理論についての論述がほとんどできていない。
・中間試験の得点の基準は次の通り。
20 ~ 30点:学習指導要領の歴史的な変遷・特質と構造など教育課程に関する基礎的な知識が十分に修得できている/ 10 ~ 20点:学習指導要
領の歴史的な変遷・特質と構造など教育課程に関する基礎的な知識の修得が不十分な状況にある/0~ 10点:学習指導要領の歴史的な変遷・特
質と構造など教育課程に関する基礎的な知識がほとんど修得できていない。
・期末試験の得点の基準は次の通り。
30 ~ 40点:教育課程に関する理解と洞察が十分な状況にあり、特に優秀なレベルにある/ 20 ~ 30点:教育課程に関する理解と洞察が十分な
状況にある/ 10 ~ 20点:教育課程に関する理解と洞察が不十分な状況にある/0~ 10点:教育課程に関する理解と洞察がほとんどできていない。
■教科書
坂田仰・黒川雅子・武井哲郎編著『教育課程論』教育開発研究所、2016年3月刊行予定。
■参考書
文部科学省(2008)
『中学校学習指導要領(平成20年3月告示)
』東山書房。
文部科学省(2011)
『高等学校学習指導要領(平成21年3月)東山書房。
田中耕治ほか(2011)
『新しい時代の教育課程(第3版)
』有斐閣。
■履修上の注意事項
第1回のオリエンテーションにおいて、講義の進め方や評価の方法について詳細を説明しますので、受講を希望する者は必ず出席してください。
なお、受講生の興味・関心・実態等に応じて、講義の内容を一部組み替える可能性があります。
■受講生へのメッセージ
「教育課程」という言葉は耳慣れないかもしれませんが、子どもたちの学びを組み立てるうえで「教育課程」の特質や構造を理解しておくことは、
教科を問わず全ての教員に求められます。
「学習指導要領」の内容や「教育課程行政」の動向を、一緒に学んでいきましょう
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2016/04/22
10:29:30
保健体育科教育法Ⅰ(体育)
【担当】柴田 俊和
■授業概要
本講義は、中学校及び高等学校の教科「保健体育」の指導の在り方などに関する内容で構成します。
具体的には、保健体育科の教科目標、学習内容、学習指導、指導計画、学習評価などについて講義します。また、体育授業の構想・計画や実際の
展開の在り方など関しては、授業計画の構想・立案、単元計画や学習指導案の作成、並びに、学習指導要領や体育科の目標の変遷を学習するとと
もに、体育の授業づくりに焦点を絞って授業を展開していきます。
理論を踏まえたうえで、
「すぐれた体育授業」に関する視点をもって、授業づくりができることを目指します。
■到達目標
体育科の目標や内容の変遷を辿るとともに、学習に必要な知識の理解を深め、単元計画や学習指導案を作成できるようになる。
■講義計画
第1回:保健体育科教育法で何を学ぶのか
第8回:体育理論の学習
保健体育科教育法Ⅰで何を学ぶのか
体育理論の学習における課題と実践について
体育の授業で何を学ぶのか
学習課題:体育理論で学習すべき内容と学び方を調べてまとめる
学校教育における「体育」の位置づけを確認してみよう
第9回:保健体育科の指導計画①
体育教師の役割を考えてみよう
保健体育科における学習指導計画とは
学習課題:保健体育でなにを学ぶのかを考え、まとめる
学習課題:保健体育科の年間計画の構成について調べてまとめる
第2回:体育科教育の歴史
第10回:保健体育科の指導計画②
体育科教育の歴史(体育の目標の変遷)
年間学習指導計画、単元計画、学習指導計画について
学習課題:学校教育における体育の役割を考え、まとめる
学習課題:中学校の保健体育科の年間計画を作成する
第3回:学習指導要領の性格とその変遷①
第11回:保健体育科の学習指導計画
学習指導要領の変遷
単元計画とは
学習指導要領改訂の背景と課題
単元計画作成における留意点と作成
学習課題:学習指導要領における保健体育の扱われかたを調べてま
学習指導案とは。学習指導案の作成における留意点と作成
学習課題:選択した種目単元計画と学習指導計画(指導案)を作成
とめる
第4回:学習指導要領の性格とその変遷②
する
改訂学習指導要領のポイントと特徴
第12回:体育理論の模擬授業と授業評価
学習課題:改訂された学習指導要領の特徴とその背景を調べてまと
体育理論の模擬授業を経験する
学習課題:実践された体育理論の模擬授業を観察評価する
める
第5回:保健体育科の役割、目標
第13回:保健体育科の評価、評定
気になる学習者の実態
保健体育科における評価・評定とは
体育授業を取り巻く制度的条件について
学習評価における観点別評価について
保健体育科の役割と目標について
学習課題:保健体育の観点別評価の仕方を調べてまとめる
学習課題:保健体育で学ぶべき事を調べてまとめる
第14回:男女共習・異学年合同授業の考え方・捉え方
第6回:保健体育科の学習内容①
保健体育の授業実践における様々な形態について
体育の教科目標と教科内容について
男女共習授業や異学年合同授業の実際について
体育科の学習内容とは何か
学習課題:様々な体育学習の展開法について調べてまとめる
学習課題:改訂された学習指導要領における学習内容の基本的考え
第15回:単元計画と学習指導案の作成
単元計画と学習指導案の相互確認と計画の修正
方を調べてまとめる
第7回:保健体育科の学習内容②
学習課題:作成した単元計画と学習指導案をチェックし、再検討す
る
改訂学習指導要領で示された各領域の学習内容について
学習課題:球技における具体的学習内容を調べてまとめる
■評価方法
①毎時のコメントペーパー(2点満点×15回) 30%
②指導案の作成と相互チェック結果 30%
③期末試験 40%
以上を総合的に100点満点で評価します。
■教科書
体育科教育学入門改訂版(2010)高橋健夫編著,大修館書店.
中学校学習指導要領解説 保健体育編,文部科学省,東山書房.
高等学校学習指導要領解説 保健体育・体育科編,文部科学省,東山書房.
■履修上の注意事項
①本科目を履修済みでないと4年次に教育実習に行くことはできません。
②必ず、教科書は購入して下さい。
■受講生へのメッセージ
2年生の早い段階から教職に対する使命感や学習意欲をもって授業に臨んでください。
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2016/04/22
10:29:31
保健体育科教育法Ⅱ(保健)
【担当】谷川 尚己
■授業概要
保健の授業を実践するための基礎的力量を身に付けるために、保健学習のねらい、内容、方法について学び、実践のための教材作りと指導案作り、
模擬授業、中学校現場での授業を体験する。薬教育に関する学習内容を主テーマに指導案を作成し、その授業について探求していく。この経験を
活かして、他の内容についても保健の授業の進め方に関する学びを深めていく。
■到達目標
・学校教育課程における保健教育の位置づけがわかる
・小学校・中学校・高等学校の学習指導要領における保健学習の目標・内容の概要がわかる
・保健の授業における目標・内容、教材や学習形態についての知識・理解を深める
・保健授業のポイントを押さえた学習指導案を作成し、、各分野の模擬授業を行う
■講義計画
第1回:保健の授業をめぐる諸問題
第8回:薬教育の模擬授業
授業全体の概要把握と保健の授業活性化の必要性
薬教育についての模擬授業の実践
学習課題:保健の授業をめぐる諸問題についてまとめる。
学習課題:模擬授業についての感想や反省をまとめておく
第2回:保健教育の役割、変遷と改革の動向
第9回:中学校での薬教育の授業実践
教育改革の動向や健康問題と関連させた保健教育の重要性について
薬教育についての授業を体験
最近の教育改革の動向や健康問題を調べ、それらと関連付けて保健
学習課題:授業についての感想や反省をまとめておく
教育を考える
第10回:グループ活動①
学習課題:最近の教育改革の動向や健康問題についてまとめる。
中学校での保健授業の構想と授業計画の作成
第3回:保健教育(保健学習と保健指導)
学習課題:中学校の授業内容の構想と授業計画を作成する
保健学習と保健教育、学校教育全体を通した健康教育の重要性
第11回:保健の模擬授業(中学校)① 薬教育を中心に
学習課題:教科における保健学習、特別活動・保健室を通じた健康
グループで考えた模擬授業の実践①
学習課題:模擬授業についての省察と感想
教育の構造を把握しまとめる
第4回:小学校学習指導要領と保健学習
第12回:保健の模擬授業(中学校)② 性教育を中心に
学習指導要領における小学校体育科保健領域の内容
グループで考えた模擬授業の実践②
学習課題:小学校学習指導要領における保健の内容の概要について、
学習課題:模擬授業についての省察と感想
第13回:グループ活動②
調べまとめる
第5回:中学校学習指導要領と保健学習
高等学校での保健授業の構想と授業計画の作成
学習指導要領における中学校保健体育科保健領域の内容
学習課題:高等学校の授業内容の構想を具体化しておく
学習課題:中学校学習指導要領における保健の内容の概要について、
第14回:保健の模擬授業(高等学校)③
グループで考えた模擬授業の実践③
調べまとめる
第6回:高等学校学習指導要領における高等学校科目保健の内容
学習課題:模擬授業についての省察と感想
学習指導要領における高等学校科目保健の内容
第15回:まとめ
学習課題:高等学校学習指導要領における保健の内容の概要につい
教材作りや模擬授業で学んだことのまとめと発表
学習課題:教育実習でどのような点を活用するのかをまとめておく。
て、調べまとめる
第7回:薬教育の重要性を学び教材と指導計画を考える
薬剤師の考える薬教育の授業展開から学ぶ
学習課題:薬についての自分の知識を再確認し、教材と指導計画を
考える
■評価方法
保健学習の基礎内容の理解度を評価するためのレポート20%
小・中・高等学校保健学習についての理解力を評価するためのレポート20%
中学校における薬教育、性教育についての模擬授業の指導内容30%
高等学校の保健の模擬授業の実践力30%
■教科書
中学校学習指導要領:文部科学省2008
高等学校学習指導要領:文部科学省2009
■参考書
特になし。適宜資料を配布します。
■履修上の注意事項
保健の授業の重要さを認識し、積極的にで探索してほしい
■受講生へのメッセージ
教員を目指す学生として、いかに保健の授業を進めることができるのか。保健の授業がしっかりとできる教員になってほしいという思いがある
ので、意欲的に取り組んでほしい。
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2016/04/22
10:29:31
総合学習教材研究
【担当】谷川 尚己
■授業概要
平成10年の学習指導要領の改訂において、学習の「ゆとりと充実」に向けた「総合的な学習」が創設された。その後、平成15年の一部改正を経、
さらに、平成20年3月に改訂が行われた。今回の改訂による「総合的な学習」の目標は、
「横断的・総合的な学習や探求的な学習を通して、自ら
課題を見付け、自ら学び、自から考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質や能力を育成するとともに、学び方やものの考え方を身に
付け、問題の解決や探求活動に主体的、創造的、協同的に取り組む態度を育て、自己の生き方を考えることができるようにする」である。本講義
では、総合的な学習の誕生の背景や改訂の趣旨を理解した上で、具体的な取り組みの実例により、その現状を認識する。さらには、受講生自らが
総合的な学習の活動内容を考え、発表する場を設け、相互評価するなどの実践的学習を行う。
■到達目標
スポーツ・健康に関する活動計画書を2題作成することができる。
■講義計画
第1回:「総合的な学習」が誕生した背景① ―社会環境の変化と教
育の役割―
第8回:トピックを基にした教材の作成
社会状況等から相応しいテーマを考え、総合学習に膨らませる。
総合的な学習が設定された要因について調べ、その役割や意義につ
学習課題:発表内容や方法について検討し、次時の前に設定された
期日までに提出する。
いて探究する
学習課題:総合的な学習の意義についてまとめる
第9回:「トピックを基にした総合的な学習」に関わる教材研究発表
第2回:「総合的な学習」が誕生した背景② ―教育制度としての具
前時にまとめた内容から5例を基に発表会を行い、議論を深める。
体的な対応―
5例は当日提示する。
歴史的な振り返りと学習指導要領から制度としての内容について理
学習課題:発表に向け、準備をする。
解を深める。
第10回:
「スポーツ・健康に関する総合的な学習」の教材を開発する①
学習課題:学習指導要領の内容を整理しておく
グループを作成し、テーマを決定し、それに即した内容をまとめ、
第3回:「総合的な学習」への取り組み -活動の分類-
発表準備を進める。
総合的な学習の校種別の取り組みを調査し、それぞれの取り組みに
学習課題:グループ内で内容の確認を行う
ついて分類するとともに、その目的を確認する。
第11回:
「スポーツ・健康に関する総合的な学習」の教材を開発する②
学習課題:各自が校種を絞って、その取り組みをまとめる。
グループで発表内容をまとめ、役割分担等を決め、準備を進める。
第4回:学校の取り組みから ―「生きる力の育成」を目指した研
学習課題:グループで発表内容を確認する
第12回:教材研究発表会① グループによる相互評価
究の背景や具体的な展開―
グループに分かれ、学校の具体的な取り組みを基に、その背景や展
発表を行うとともに、そのねらいや目的・課題等について活発な議
望について検討する。まとめた内容を紙面発表する準備をする。
論を行う。
学習課題:グループごとに発表内容を確認する。
学習課題:発表内容の精査
第5回:学校の取り組みから学ぶ ―「生きる力の育成」を目指し
第13回:教材研究発表会② グループによる相互評価
た具体的取組―
発表を行うとともに、そのねらいや目的・課題等について活発な議
前時のグループでまとめたものを発表し、意見交換をする。
論を行う。
学習課題:他のグループから得た内容をまとめる。
学習課題:発表内容の精査
第6回:中学校における総合学習の取り組みから学ぶ
第14回:教材研究発表会③ グループによる相互評価
中学校での取り組みについて外部から講師を招き、講演していただ
発表を行うとともに、そのねらいや目的・課題等について活発な議
く。今までの学びから、質疑が活発に行われるようにする。
論を行う。
学習課題:中学校の取り組みを聞き、学んだことを整理しておく
学習課題:発表内容の精査
第7回:スポーツ・健康に関する「総合的な学習」の具体事例の紹介
第15回:まとめおよび総評
スポーツ・健康に絞り、書籍等を基に、各校種の具体的な取り組み
総合的な学習を行うにあたっての意欲や注意点について各自が考え
を研究する。資料は各自で収集しておく
をまとめる
学習課題:スポーツ・健康に関する総合的な取り組みを各自予め調
学習課題:まとめた内容の整理
査しておく
■評価方法
総合学習の理解度を評価するためのレポート20%
学校における総合学習の取り組みについての理解度を評価するためのレポート20%
トピックを基にした教材内容20%
スポーツ・健康に関する教材内容及び発表方法40%
■教科書
健康に生きるための保健体育 谷川尚己、守谷まさ子、江藤和子著 サンライズ出版
■参考書
総合的な学習の時間・実践事例集(中学校編)(ぎょうせい)
総合的な学習の時間・実践事例集(高等学校編)(ぎょうせい)
■履修上の注意事項
教員になるという自覚を持って意欲的に受講すること
■受講生へのメッセージ
知識を受け入れる学習だけでなく、自らが教材を作り出す活動にも取り組みます。 授業での情報だけでなく、積極的に総合学習の情報を収集
するように努めて下さい。
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2016/04/22
10:29:31
道徳の指導法
【担当】川地 亜弥子
■授業概要
この授業の教科書、道徳の時間用に編纂された副読本、このほかのビデオ教材、実践記録、新聞記事等を通じて、道徳の指導法について理解を深
め、現代の学校教育における道徳教育について考察する。
■到達目標
1)教育課程における道徳教育の位置づけ及び役割について理解する。
2)道徳教育に関する基本的な知識、概念について理解を深め、論述する。
3)道徳の指導法について、発達段階をふまえて考察する。
4)教材研究、指導案作成、模擬授業等を通じ、道徳指導の実践的な力量を高める。
5)上記を総合し、教師になったさいに道徳の指導を行うことができる基礎的な力量を身につける。
■講義計画
第1回:ガイダンス-現代社会における教師と教育学
道徳教育に関するブレインストーミング、簡単な自己紹介を行いま
す。
この授業で課す課題及び提出締切り(予定)について説明します。
授業の最後にミニレポートを課します。
学習課題:教科書の序章を読んでくること。
第2回:現代社会と道徳
現代社会と道徳について、教科書をもとに講じます。
授業の最後にミニレポートを課します。
学習課題:教科書の第1章を読んでくること。
自らが受けた道徳教育について思い出し、400字~ 800字程度でま
とめ、持参すること。
第3回:道徳教育の本質と目標
道徳教育の本質と目標について、教科書をもとに講じます。
授業の最後にミニレポートを課します。
学習課題:教科書の第2章を読んでくること。
前時の授業中に出された課題を授業開始時に提出すること。
第4回:道徳性の発達理論とその臨界(1)
道徳性の発達理論とその臨界について、教科書をもとに講じます。
授業の最後にミニレポートを課します。
学習課題:教科書の第3章を読んでくること。
前時の授業中に出された課題を授業開始時に提出すること。
第5回:道徳性の発達理論とその臨界(2)
前回の授業をふまえ、道徳の副読本、コールバーグのモラルジレン
マ授業についてディスカッションします。
授業の最後にミニレポートを課します。
学習課題:前時の講義をもとに、道徳の副読本、コールバーグのモ
ラルジレンマ授業のそれぞれの留意点について考えてく
ること。
その他、前時の授業中に出された課題を授業開始時に提出すること。
第6回:道徳教育の内容
小テストを行います(30分程度)。これまで講じた内容を復習したあ
と、道徳教育の内容について、学習指導要領について考察します。
授業の最後にミニレポートを課します。
学習課題:授業の冒頭30分程度で、これまでの内容に関する小テス
トを行います。よく復習してくること。
第7回:道徳教育の方法
道徳教育の方法について、前時までの授業をふまえ、副読本やその
他読み物教材の使用、視聴覚教材の活用、討論の活用等について、
教科書をもとに講じます。
授業の最後にミニレポートを課します。
学習課題:教科書の第5章を読んでくること。
前時の授業中に出された課題を授業開始時に提出すること。
第8回:道徳の授業
道徳教育の授業について、教科書をもとに講じます。
授業の最後にミニレポートを課します。
学習課題:教科書の第6章を読んでくること。
前時の授業中に出された課題を授業開始時に提出すること。
第9回:道徳指導の実際(1)-学級開きと学級経営
いのちの授業に関するビデオの前半を視聴し、計画を立てて行って
いる指導と、突発的な「事件」への対応とについて考察します。
学習課題:前に配布された資料を読んでくること。
第10回:道徳教育の実際(2)-行事と体験学習、保護者・地域と
の連携
いのちの授業に関するビデオの後半を視聴し、行事や体験学習、保
護者・地域との連携について議論します。
学習課題:前に配布された資料を読んでくること。
自分が行いたい学級開きについてA 4版レポート用紙1枚にまとめ、
持参すること。
第11回:道徳教育の実際(3)-いじめの事例から考える
「葬式ごっこ」と「ラインいじめ」の二つの事例から、思春期におけ
るいじめについて議論します。また、これらの資料について、読み
物教材として分析・考察します。
学習課題:前に配布された資料を読んでくること。
前時の授業中に出された課題に取り組み、持参すること。
第12回:道徳指導の計画(1)
自分の考えた道徳の指導案(1単位時間)を発表し、実際に模擬授
業を行い、意見交換します。
学習課題:これまでの学びを総合し、自分が教師になったらどのよ
うな道徳指導を行いたいか考え、指導案を作成し、年間
指導計画を立て、持参すること。
第13回:道徳指導の計画(2)
自分の考えた道徳の指導案(修正版)を発表し、実際に模擬授業を
行い、意見交換します。
1年間の指導計画について発表し、意見交換します。
学習課題:前時の模擬授業や意見交換を踏まえ、自分の指導案と指
導計画を修正して持参すること。
第14回:道徳教育の思想と歴史
道徳教育の思想と歴史について、教科書をもとに講じます。
道徳教育と宗教についてもふれます。
学習課題:教科書第7・8章を読んでくること。
授業中に出された課題に取り組み、次回の授業開始時に提出すること。
第15回:道徳教育の展望
わが国の今後の教育改革について、特に子どもたちの道徳性を向上
する観点から総合討論します。
学習課題:
「わが国の今後の教育改革について-子どもたちの道徳性
を向上するために-」というタイトルで、教育改革につ
いて3つの提言を各自で考え、書いてくること。具体的
な方策まで考察してくることが望ましい。
■評価方法
講義におけるグループディスカッション、ペアワーク、個別作業についての評価(30%)、小テスト(20%)、指導案指導計画作成(10%)、模
擬授業(10%)、期末テスト(30%)で評価する。
■教科書
井ノ口淳三編『道徳教育』学文社、2007年
■参考書
文部科学省『学習指導要領』
■履修上の注意事項
第1回のオリエンテーションで、講義の進め方や評価の方法について詳細を説明しますので、受講を希望する者は必ず出席してください。
なお、受講生の興味・関心・実態等に応じて、講義の内容を一部組み替える可能性があります。
■受講生へのメッセージ
「道徳の指導」は教科を問わず全ての教員に求められます。実際に自分が教壇に立つことをイメージしながら、
「道徳の指導」を考えていきましょ
う。一つの明確な解答を求めるのではなく、探索や思考のプロセスに触れることを意識してもらいたいと思います。
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2016/04/22
10:29:31
特別活動論
【担当】松本 高宜
■授業概要
特別活動の意義と概要を理解し、指導の基本的な考え方と具体的な指導のあり方を考察する。
1.資料を基に、特別活動の歴史、意義や位置づけ、目標や内容等について考察する。
2.児童・生徒の実態や特別活動の具体例を題材に、指導・支援のあり方を考察する。
3.2 ~3の小レポートの提出が課せられる。また、授業中に意見発表が求められる。
4.毎回、授業内容の理解と授業の進め方について、学生による自己評価活動を行う。
■到達目標
1.学校教育活動における特別活動の意義と目標、内容が歴史的変遷を踏まえつつ理解できる。
2.生徒の人格形成を図る自主的自治的集団活動のあり方が、具体的実践事例を通して理解できる。
3.自主的自治的集団活動の指導、支援を進めていく上で教員に求められる資質、能力について考えることができる。
4.新しい学校づくりの中で、教育の今日的課題を解決するため、特別活動とキャリア教育の関係を明らかにし、どのような実践をするかを考え
ることができる。
5.特別活動における教材研究、指導案の作成、模擬授業を通して、授業実践力を高めることができる。
■講義計画
第1回:学校教育と特別活動
生徒の成長、発達における教育の役割と職業としての教職の特性を
考えることを通して、特別活動の意義やねらいを教育全体の営みの
中で理解する。
学習課題:学習指導要領解説を読んでおく
第2回:特別活動の魅力
学校教育活動において、特別活動が担ってきた働きや機能について、
自らの被教育体験を振り返りながら考察する。
学習課題:学級活動、生徒会活動、学校行事の中から自身の体験エ
ピソードをまとめておく
第3回:子どもの現状と特別活動
現在の子どもたちの生活の実態や心の成長のありようを踏まえ、こ
れからの学校教育のあり方や果たすべき役割について、特にキャリ
ア教育と特別活動の関係から考察する。
学習課題:キャリア教育とは何かまとめておく
第4回:特別活動の歴史
明治以降の教育の変遷を特別活動に焦点をあてて振り返る。特に、
特別活動の教育課程上の位置づけと実体的機能について考察する。
学習課題:教育課程とはどういうものか理解しておく
第5回:特別活動の目標と内容
学習指導要領をもとに、特別活動の目標と内容を概観する。
学習課題:特別活動だけでなく、学習指導要領全般について理解し
ておく
第6回:学級活動(1)
「学級」という集団の教育的機能について考察する。
学習課題:チームビルディングという言葉の意味を調べておく
第7回:学級活動(2)
「学級(集団)づくり」について、その基本的な考え方と学級集団の
捉え方について考察する。
学習課題:理想的な学級集団とはどういう集団なのかまとめておく
第8回:学級活動(3)
「学級(集団)づくり」を行う際の、具体的な方法について考察する。
学習課題:自身の経験から成功例、失敗例を語れるようにしておく
第9回:生徒会活動
自治活動としての「生徒会」について、自治に関する基本的な考え
方を整理するとともに、自治能力を育てる指導のあり方について基
本的な考え方を考察する。
自治能力を育てるための「生徒会」の具体的な活動の進め方について、
学級活動、委員会活動、本部役員の活動の3つのレベルから考察する。
学習課題:生徒が生徒会活動について主体的に参加できるようにす
るには、どうすれば良いか考えをまとめておく
第10回:学校行事
「儀式的行事」「学芸的行事」
「体育的行事」に焦点を当て、これらの
行事の意義と具体的指導のポイントについて考察する。「宿泊行事」
をとりあげ、その意義と実際の運営のあり方について考察する。
学習課題:宿泊行事を計画する再に留意すべきことをまとめておく
第11回:クラブ・部活動、ボランティア活動
クラブ・部活動やボランティア活動の教育的意義と今日的課題につ
いて考察する。また、これらの活動の指導のあり方について考察する。
学習課題:クラブ活動の担当と教師の負担について自身の意見をま
とめておく
第12回:特別活動の教材研究
特別活動の実施のため、教材研究のあり方について考察する。
学習課題:生徒の実態に合わせた教材開発について考えておく
第13回:指導案の作成
特別別活動の内容を想定した指導案を作成する。
学習課題:指導案の書式について理解しておく
第14回:指導法研究
作成した特別活動指導案をもとに模擬授業を行う。
学習課題:授業の進め方、話し方、発問について基本的理解をして
おく
第15回:これからの特別活動
これからの特別活動のあり方について、キャリア教育を例にとり、
社会との関わりを中心に考察する。
学習課題:自身の教員としてのキャリアが社会に果たす役割を想定
しておく
■評価方法
作成した指導案(20%)と模擬授業(10%)、毎回の学習内容に関する小レポート(20%)、全体のまとめとなる期末レポート(50%)で評価する。
■教科書
特になし
■参考書
文部科学省「中学校学習指導要領 特別活動編」
文部科学省「中学校学習指導要領解説 特別活動編」
文部科学省「高等学校学習指導要領 特別活動編」
文部科学省「高等学校学習指導要領解説 特別活動編」
その他、資料を授業において配布する。また、参考書はその都度紹介する。
■履修上の注意事項
学習課題は次回の授業の大切な準備となっています。こちらも忘れないようにしてください。なお、授業計画に示した内容は、受講者の状況等
により変更する場合があります。
■受講生へのメッセージ
「教師になる」と言い切る強さが必要です。アドバイスを聞き入れる柔軟さも必要です。「いい先生」になってもらうために力を尽くしたいと思っ
ています。
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10:29:31
教育方法論
【担当】赤沢 真世
■授業概要
学ぶことの意味と愉しさを得るためには、その内容と方法はどのように準備されねばならないか。この点を理解した上で、
「学力問題・格差」
「ア
クティブ・ラーニング」など今日的課題を視野に入れながら、学習環境面および授業開発の両面について、方法論的考察を図る。また、教育実践
の具体的なあり方を追究し、自身のこれまでの教育体験を相対化する目線を持つことを通して、教師として求められる教育方法にかかわる基礎的
な力量形成をめざす。
■到達目標
1. 問題分析、課題解決のための知識の活用
・授業を成立させている要素やメカニズムについて教育目標・教育内容・教育方法の各側面から授業実践を行う上で基礎 となる知識を理解し
活用する。
・実際の授業における「学習指導案」の作成の力量をつける。
2. 専門分野に関する技能
・マイクロ・ティーチングを通して、教師が試行錯誤しながら授業を組む過程を体験し、自身の現段階の教育方法・技術 の到達点を把握し、
改善点を見出すことができる。
・教育実践をめぐる様々な問題に関心をもち、自ら必要な情報を学びとろうとし、他者との交流の中で多様な意見を尊重 できる。
■講義計画
第1回:オリエンテーション ―「教育方法」とは何か?
授業の様子を映したビデオを素材に、「教育方法」を学ぶ際に留意す
べきポイントをおさえる。併せて、講義の進め方や評価の方法につ
いて詳細を説明する。
学習課題:授業の様子を映したビデオを観る中で気づいた点や気に
なった点を、講義後にまとめておくこと。
第2回:教授と技術
教授法・学習観の変遷、授業を取りまく側面、教師と学習者の応答
関係。
学習課題:授業を取りまく側面を具体的な事例において講義後にま
とめておくこと。
第3回:学習者の学びと教育内容をつなぐ指導言①
教師の指導言の重要性、4分類、指示・説明。中学校・高等学校各
教科における特徴の分析。
学習課題:教師の言葉に注目して自分自身が受ける授業を観察する
とともに意義をまとめておくこと。
第4回:学習者の学びと教育内容をつなぐ指導言②
学習者の学びの実態を診断したり思考を活性化させるために最も重
要な指導言として、発問をとりあげ、意義を示したうえで、具体的
な教科における発問づくりワークを行う。
学習課題:発問の完成(班)。
第5回:学習者の学びを高める教材・教具論①
教育内容・教材・教具の3つの考え方の違いを押さえた上で、学習
者の学びを高める、求められる教材の特徴・条件を探求する。
学習課題:配布資料をもとに、
教育内容・教材・教具の区別を理解する。
第6回:学習者の学びを高める教材・教具論②
教材解釈・教材開発・教材開発の実践
学習課題:どのような観点を持って教材を活用し、単元を構成する必
要があるのか、講義の復習とあわせてまとめておくこと。
第7回:学びの様式と指導形態① アクティブ・ラーニングに向けて、
情報機器の活用の意義
学習形態・能力別編成を歴史的に概観し、近年取り入れられている学
びの共同体、学び合いの授業を通して、ICT活用を含めた最近の軸と
なるアクティブ・ラーニングに求められる学びのあり方を探求する。
学習課題:講義主義による学びの特徴を講義の復習とあわせて整理
しておくこと。
第8回:学びの様式と指導形態②
教科教育における板書の意義、電子黒板やICTを通した情報機器の活
用を軸とした授業開発、反転学習の意義・工夫および課題を考える。
学習課題:講義の内容をまとめておくとともに、自身の希望教科に
即して反転授業の可能性を検討。
第9回:教育目標・評価論
目標と評価の一体化の流れ、目標に準拠した評価、パフォーマンス
評価を紹介する。
学習課題:評価の具体的な取り組みについて自身の希望教科・具体
的な単元に即して検討。
第10回:中間まとめ・マイクロ・ティーチングオリエンテーション
これまでの内容の小テスト、授業における「導入」の重要性につい
て紹介し、自身の模擬授業の構想を練る。5分間の授業構想(導入
部分)を作成。学習課題:講義の復習、次回発表者は準備を行う。
第11回:マイクロ・ティーチング①
5分間の授業導入:全員必須の模擬授業を行う。学習者の思考と教
師の指導言、「居方」がどのように相乗効果を生むのか、あるいは学
習目標・評価規準との整合性を具体的に検討する。
学習課題:終了者は振り返りシート作成、次回発表者は準備を行う。
第12回:マイクロ・ティーチング②
5分間の授業導入:全員必須の模擬授業を行う。学習者の思考と教
師の指導言、「居方」がどのように相乗効果を生むのか、あるいは学
習目標・評価規準との整合性を具体的に検討する。
学習課題:終了者は振り返りシート作成及び講義の整理をする。
第13回:学習指導案の作成・構想①
目標、内容の練り直しを行う。具体的な単元を想定して、学習目標
と単元目標を明確にする。学習指導案構想メモの目標・内容部分を
完成させる。
学習課題:講義の復習とあわせてまとめておくこと。
第14回:学習指導案の作成・構想②
発問・教材の検討を中心として、アクティブ・ラーニングや学びの
共同体・学び合いの特徴をもった授業構想を行う。
自身の教科における先進的な取り組みを調べた上で、学習指導案構
想メモの発問・教材部分を完成させる。
学習課題:講義の復習とあわせてまとめておくこと。
第15回:教育方法論のまとめ
教育方法の歴史や構造など、後半の講義で扱った内容を総括する。
そのうえで、ペアやグループでこれまで構想してきた学習指導案構
想メモの相互評価・相互検討を行う。
フォーマットに合わせて指導案(の骨子となるもの)を作成する。
学習課題:教育方法についてまとめておくこと。
■評価方法
①レポート(学習指導案の構想)50点
②日常的な評価 50点
〔内訳〕ア:基礎テスト(第10回)20点
イ:マイクロ・ティーチング 20点(実施10点、振り返り10点)
ウ:毎回のワークシート 10点
■教科書
特に指定はしない。適宜、資料を配布する。
■参考書
佐藤学(2010)『教育の方法』左右社。
田中耕治編『時代を拓いた教師たち』日本標準、2005年
田中耕治編『時代を拓いた教師たちⅡ』日本標準、2009年
奈須正裕『教師という仕事と授業技術』ぎょうせい、2006年
天野正輝編『教育方法 教育の方法と技術』協同出版、そのほか、適宜紹介。
■履修上の注意事項
第1回のオリエンテーションにおいて、講義の進め方や評価の方法について詳細を説明しますので、受講を希望する者は必ず出席してください。
■受講生へのメッセージ
小学校・中学校・高等学校と、みなさんは非常に長い時間、授業を受けてきました。しかし、先生方が一体どのように授業を構成・展開してい
たのかというのは、児童・生徒の側からはわかりにくいものです。授業とはどのように作られるものなのか、その際に留意すべきポイントは何か、
一緒に学んでいきましょう。
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生徒・進路指導論
【担当】高柳 真人
■授業概要
この授業では、
「ガイダンス」の考え方に基づき、子どもの社会的自己実現を支援する生徒指導及び進路指導に関する理論と方法について学んで
いく。消極的生徒指導ともいわれる、暴力行為、いじめ、不登校といった生徒指導上の諸問題への対応について理解するとともに、子どもの社会
的自己実現を支援する進路指導も含んだ積極的生徒指導の理論と進め方について理解することを目標とする。
■到達目標
生徒指導の理論がわかる
生徒指導の進め方がわかる
生徒指導上の諸問題の現状を理解するとともに、それら諸課題に対し、一定の対応策を考えられる
進路指導の現状や課題がわかる
進路指導の理論がわかる
進路指導の進め方がわかる
■講義計画
第1回:生徒指導の意義と課題1
第8回:生徒指導上の諸問題3(不登校)
生徒指導の現状と課題
不登校の定義、学校と子どものそれぞれに焦点を当てた理解と対応
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
第2回:生徒指導の意義と課題2
第9回:懲戒と体罰、校則
機能としての生徒指導、ガイダンスの考え方
懲戒の理解、体罰の理解、校則の理解
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
第3回:生徒指導の意義と課題3
第10回:居場所としての学校
積極的生徒指導(社会的自己実現、自己指導能力の育成)と消極的
居場所の構造と機能、居場所と自己実現
生徒指導(不適応支援)
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
第11回:教師と子ども、子ども相互の人間関係
第4回:生徒指導の推進体制
教師の関わり、子ども相互の人間関係
校務分掌と生徒指導部、担任の役割、カウンセリング・マインド
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
第12回:進路指導の意義と課題1
第5回:生徒理解の視点と方法
進路指導の現状と課題
生徒理解の視点、生徒理解の方法
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
第13回:進路指導の意義と課題2
第6回:生徒指導上の諸問題1(暴力行為)
進路指導の意義、キャリア教育、キャリア発達
攻撃性の理解と対応を中心に
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
第14回:進路指導の進め方1
第7回:生徒指導上の諸問題2(いじめ)
自己理解と職業理解
いじめの定義、いじめと教師、いじめの理解と対応
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
第15回:進路指導の進め方2
職業観・勤労観の育成、進路相談
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返し、復習する
■評価方法
期末試験70%、その回の授業内容に関するミニレポート(30%)で評価する。
■教科書
なし
■参考書
文部科学省 2010 生徒指導提要
キャリア教育の推進に関する総合的調査研究協力者会議報告書 2004
松田文子・高橋超(編) 2002 生きる力が育つ生徒指導と進路指導 北大路書房
前田基成ら 1999 生徒指導と学校カウンセリングの心理学 八千代出版
白井利明 1999 生活指導の心理学 勁草書房
国分康孝・国分康子(監)飯野哲郎 2003「なおす」生徒指導「育てる」生徒指導 図書文化
吉田辰雄(編) 1992 最近の生徒指導と進路指導 図書文化
坂本昇一 1998 <子どもの心>を癒し育てる 小学館
小林利宣・倉田侃司(編著) 1992 生徒指導 ミネルヴァ書房
■履修上の注意事項
教職必修科目なので、教員免許状取得希望者は必ず履修すること。
「介護等の体験」、「教育実習」を履修するためには、この科目が履修済みであること(ゲート科目)。
■受講生へのメッセージ
生徒指導とは子どもを管理すること、進路指導は受験指導や就職あっせんをすることのように思われがちだが、生徒指導や進路指導が本来持っ
ている意義や役割は、子どもがその人らしい大人になり、社会の一員として充実した人生を送ることを支援するということである。その理論や
進め方について取り上げていく。これまでの自分の学校体験を振り返りながら、子どもを育てていくことについて積極的に学んでいこう。
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学校カウンセリング
【担当】高柳 真人
■授業概要
この授業では、カウンセリングに関する基礎的な知識を含む、教育相談に関する理論と方法を学ぶ。教育相談の基本的な考え方や進め方、その教
育的な意義、学校内外のスタッフや専門機関等の連携も含めた、組織的な教育相談体制の構築、カウンセリングの諸理論について理解することを
目標とする。
■到達目標
教育相談の意義がわかる
教育相談の体制や組織的な教育相談のあり方がわかる
教育相談の進め方がわかる
スクールカウンセラーや専門機関と連携した教育相談の進め方がわかる
生徒理解や支援につながるカウンセリングの諸理論がわかる
■講義計画
第1回:教育相談の意義1
第9回:教育相談の進め方6
生徒指導と教育相談
スクールカウンセラーとの連携
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返すなどして、復習する
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返すなどして、復習する
第2回:教育相談の意義2
第10回:教育相談の進め方7
学校における教育相談の特質
専門機関との連携
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返すなどして、復習する
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返すなどして、復習する
第3回:教育相談体制の構築
第11回:教育相談の進め方8
教育相談の体制づくりと組織的な教育相談
育てる教育相談
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返すなどして、復習する
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返すなどして、復習する
第4回:教育相談の進め方1
第12回:カウンセリングの理論1
教育相談の対象、実施者及び場面、学校管理職の役割
精神分析と交流分析
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返すなどして、復習する
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返すなどして、復習する
第5回:教育相談の進め方2
第13回:カウンセリングの理論2
教育相談担当が行う教育相談
自己理論、来談者中心療法
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返すなどして、復習する
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返すなどして、復習する
第6回:教育相談の進め方3
第14回:カウンセリングの理論3
養護教諭が行う教育相談
行動療法と認知行動療法
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返すなどして、復習する
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返すなどして、復習する
第7回:教育相談の進め方4
第15回:学校教育と教育相談
担任が行う教育相談
教育相談的教師、教育相談を生かした学校づくり
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返すなどして、復習する
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返すなどして、復習する
第8回:教育相談の進め方5
青年期危機の理解
学習課題:参考文献を読んだり、ノートを見返すなどして、復習する
■評価方法
期末試験70%、その回の学習内容に関するミニレポート(30%)で評価する。
■教科書
なし
■参考書
坂野雄二(編)2005 臨床心理学キーワード[補訂版] 有斐閣
前田基成他 1999 生徒指導と学校カウンセリングの心理学 八千代出版
杉山嘉弘 2000 子どもの自己実現とその支援 吉備人出版
嶋崎政男 2001 教育相談基礎の基礎 学事出版
東山紘久 2002 スクールカウンセリング 創元社
河合隼雄 1992 子どもと学校 岩波新書
山中康裕 少年期の心 中公新書
小川捷之・村山正治(編)1999 学校の心理臨床 金子書房
国分康孝 カウンセリングの理論 誠信書房
文部科学省(編)2001 思春期の子どもと向き合うために ぎょうせい
■履修上の注意事項
この科目は教職の必修科目なので、教員免許状取得希望者は必ず受講すること。
■受講生へのメッセージ
教育を効果的に進めていく上で、子どもや、子どもと子どもを取り巻く環境との相互作用を理解する実践的な力を養うことが大切だと思われる。
そうした視点や知見を提供していきたい。教育相談の理論や技法を教育実践にどう生かせるか考えながら受講しよう。
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2016/04/22
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教育相談
【担当】金子 真理子
■授業概要
この授業では、学校教育相談の意義と理論と方法について学校現場の実際に照らしながら学習します。教育相談をすべての教師が行う教育活動の
一環と捉え、
「子どもを育てるカウンセリング」のための態度を学ぶことを目標とします。
■到達目標
1.教育相談の意義と理論と方法を理解する
2.教育相談が児童生徒に与える影響を理解する
3.実際の教育現場で使える技法を習得する
■講義計画
第1回:教育相談の意義
第8回:小学校における子どもの問題
受講内容について説明する。
小学校における発達の特徴と課題について学び、問題行動について
教育相談の意義を学ぶ。
検討する。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、復習しておくこと。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、復習しておくこと。
第2回:教育相談の種類
第9回:中学校・高等学校における子どもの問題
学校組織における教育相談について理解を深める。
中学校・高等学校における発達の特徴と課題について学び、問題行
教育相談・カウンセリング・生徒指導の異同について学ぶ。
動について検討する。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、復習しておくこと。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、復習しておくこと。
第3回:教育相談の理論と技法
第10回:虐待の理解と支援
教育相談において必要となる理論を学ぶ。
虐待の理解と支援について学ぶ。
治療的・予防的・開発的カウンセリングについて学ぶ。
学習課題:虐待についての現状を予習しておくこと。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、復習しておくこと。
第11回:発達障害の理解と支援
第4回:教育相談とカウンセリング
発達障害の特徴と支援の方法を学ぶ。
教育相談で活用できるカウンセリング技術について学ぶ。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、復習しておくこと。
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、復習をしておくこと。
第12回:精神疾患の理解と支援
第5回:スクールカウンセラー・校内及び関係機関との連携
学校現場で遭遇しやすい精神疾患について学ぶ。
スクールカウンセラーの活用、校内・関係機関との連携の際に方法
学習課題:試験に向け、配布した資料を読み復習しておくこと。
などについて学ぶ。
第13回:保護者への理解と対応
学習課題:スクールカウンセラーについての現状を予習しておくこと。
保護者支援という観点から保護者への対応を学ぶ。
第6回:学級経営に生かす学校教育相談
学習課題:試験に向け、配布した資料を読み復習しておくこと。
教育相談的な個及び学級へのアプローチを学ぶ。
第14回:いじめの問題の理解と対応
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、復習をしておくこと。
学校で起こっているいじめの問題について学ぶ。
第7回:教師の自己理解
学習課題:試験に向け配布した資料を読み復習しておくこと。
指導・支援につなげる自己理解を学ぶ。
第15回:学校で使えるアセスメント
学習課題:授業後に配布資料をよく読み、復習をしておくこと。
生徒個別及び学級アセスメントについて学ぶ。
学習課題:試験に向け配布した資料を読み復習しておくこと。
■評価方法
期末試験55%、授業中の学習内容に関する課題・レポート45%で評価する。
■教科書
特になし。毎回資料を配布。
■参考書
会沢信彦・安齋順子(編著) 2010 教師のたまごのための教育相談
吉本武史(編著) 2000 教師だからできる5分間カウンセリング 学陽書房
「月刊学校教育相談」編集部編 2009 相談活動に生かせる15の心理技法 ほんの森出版
黒沢幸子 2002 指導援助に役立つ スクールカウンセリング・ワークブック 金子書房
■履修上の注意事項
講義形式ですが、個人・グループワークを取り入れます。積極的な授業参加を望みます。
■受講生へのメッセージ
児童・生徒を育てる教師になるために、自分自身も育てましょう。「自分」を知ることは案外難しいものです。一緒に学びましょう。
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教職実践演習(中・高)
【担当】教職課程専門委員会
■授業概要
第1回目の授業で、各自の履修カルテや教育実習体験の振り返りを通して、学習への動機付けや学習課題の確認を行う。第2回から第7回までの
授業では、人権教育、特別支援教育、総合的な学習の時間、生徒指導、特別活動、自然体験学習といった今日の学校教育にとって重要な課題につ
いて、その意義や実際、教育の方法等を理解し、課題解決に向けた実際的な対応について学ぶとともに、教師としての使命感や責任感、教育愛の
重要性を再確認する契機とする。生徒理解や学級経営の実態を踏まえた現実的対応について深く学ぶため、現場教員や教員経験者による具体的な
講義を受講する。講義とともに学生同士の意見交換やディスカッションの機会を取り入れ、社会性や対人能力を育成する。
第9回から14回まで、保健体育教員としての反省的実践者に必要な資質能力を育むために、教科教育、教科に関する科目担当教員の専門性を生
かした連携指導のもとで実施される3年生の教育実習事前指導における保健や体育理論、体育実技の模擬授業と体験学習に生徒役で参加し、授業
観察と授業評価を行う。授業後の検討会において、授業観察、授業評価の結果を発表する機会を持ち、指導力や対人能力を育む。
■到達目標
・生徒指導、人権教育、特別支援教育等の今日的な教育課題の現状と対応について理解を深める。
・保健体育の授業における反省的実践者に必要な資質能力を再確認し高める。
■講義計画
第1回:教職実践演習について
授業オリエンテーション、学習カルテや教育実習体験の振り返りに
より、各自の学習課題を確認する。
学習課題:各自の学習課題をまとめてレポートを作成する。
第2回:人権教育について
教員経験者による人権教育に関する講義を受け、提示された課題に
関する意見交換やディスカッションを行い、人権教育に関する課題
を明らかにし理解を深める。
学習課題:意見交換会やディスカッションで検討された内容をレポー
トにまとめる。
第3回:特別支援教育について
教員経験者による特別支援教育に関する講義を受け、提示された課
題に関する意見交換やディスカッションを行い、特別支援教育に関
する課題を明らかにし理解を深める。
学習課題:意見交換会やディスカッションで検討された内容をレポー
トにまとめる。
第4回:総合的な学習の時間について
現場教員による総合的な学習の時間に関する講義を受け、提示され
た課題に関する意見交換やディスカッションを行い、総合的な学習
の時間に関する課題を明らかにし理解を深める。
学習課題:意見交換会やディスカッションで検討された内容をレポー
トにまとめる。
第5回:生徒指導について
現場教員による生徒指導に関する講義を受け、提示された課題に関
する意見交換やディスカッションを行い、生徒指導に関する課題を
明らかにし理解を深める。
学習課題:意見交換会やディスカッションで検討された内容をレポー
トにまとめる。
第6回:特別活動について
教員経験者による特別活動に関する講義を受け、提示された課題に
関する意見交換やディスカッションを行い、特別活動に関する課題
を明らかにし理解を深める。
学習課題:意見交換会やディスカッションで検討された内容をレポー
トにまとめる。
第7回:自然体験学習について
教員経験者による自然体験学習に関する講義を受け、提示された課
題に関する意見交換やディスカッションを行い、自然体験学習に関
する課題を明らかにして理解を深める。
学習課題:意見交換やディスカッションで検討された内容をレポー
トにまとめる。
第8回:授業演習のためのオリエンテーション
授業演習に関する説明
6班のグルーピングと授業観察評価の役割分担を理解する。
学習課題:授業観察評価法について復習しておく
第9回:授業演習①
6つの班に分かれて3年生の教育実習事前指導の模擬授業や自然体
験活動に生徒役と観察者として参加する。
体つくり運動、陸上競技、器械運動、ダンス、保健・体育理論、柔
道の模擬授業の終了後、担当指導教員との連携のもと、授業検討会
に参加し、授業観察評価の結果を発表し、検討会を運営する。
学習課題:授業観察記録をまとめ、授業評価の報告書を作成する。
第10回:授業演習②
6つの班に分かれて3年生の教育実習事前指導の模擬授業や自然体
験活動に生徒役と観察者として参加する。
体つくり運動、陸上競技、器械運動、ダンス、保健・体育理論、柔
道の模擬授業の終了後、担当指導教員との連携のもと、授業検討会
に参加し、授業観察評価の結果を発表し、検討会を運営する。
学習課題:授業観察記録をまとめ、授業評価の報告書を作成する。
第11回:授業演習③
6つの班に分かれて3年生の教育実習事前指導の模擬授業や自然体
験活動に生徒役と観察者として参加する。
体つくり運動、陸上競技、器械運動、ダンス、保健・体育理論、柔
道の模擬授業の終了後、担当指導教員との連携のもと、授業検討会
に参加し、授業観察評価の結果を発表し、検討会を運営する。
学習課題:授業観察記録をまとめ、授業評価の報告書を作成する。
第12回:授業演習④
6つの班に分かれて3年生の教育実習事前指導の模擬授業や自然体
験活動に生徒役と観察者として参加する。
体つくり運動、陸上競技、器械運動、ダンス、保健・体育理論、柔
道の模擬授業の終了後、担当指導教員との連携のもと、授業検討会
に参加し、授業観察評価の結果を発表し、検討会を運営する。
学習課題:授業観察記録をまとめ、授業評価の報告書を作成する。
第13回:授業演習⑤
6つの班に分かれて3年生の教育実習事前指導の模擬授業や自然体
験活動に生徒役と観察者として参加する。
体つくり運動、陸上競技、器械運動、ダンス、保健・体育理論、柔
道の模擬授業の終了後、担当指導教員との連携のもと、授業検討会
に参加し、授業観察評価の結果を発表し、検討会を運営する。
学習課題:授業観察記録をまとめ、授業評価の報告書を作成する。
第14回:授業演習⑥
6つの班に分かれて3年生の教育実習事前指導の模擬授業や自然体
験活動に生徒役と観察者として参加する。
体つくり運動、陸上競技、器械運動、ダンス、保健・体育理論、柔
道の模擬授業の終了後、担当指導教員との連携のもと、授業検討会
に参加し、授業観察評価の結果を発表し、検討会を運営する。
学習課題:授業観察記録をまとめ、授業評価の報告書を作成する。
第15回:まとめと履修カルテの作成
15回の授業を振り返り、各自の課題を明らかにするとともに、履修
カルテを含む大学における教職関連の学びに関するポートフォリオ
を完成させる。
学習課題:教職実践演習での学びの振り返りをまとめたレポートを
作成する。
■評価方法
授業演習での評価シート(30%)、教育の諸課題に関する研究に参加してのレポート(30%)、学びの振り返りのレポート(40%)で評価する。
■教科書
なし
■履修上の注意事項
1年次から記録している教職ハンドブックの履修カルテに記録した内容を読み返して、自分が4年間に学んできたことを再確認しておくこと。
■受講生へのメッセージ
保健体育教員としての資格を得るための総まとめの授業である。今までに学んできたことの再確認と、身に付けたことを試す授業でもある。4
年後期の授業だが、教員免許状取得者としてふさわしい態度で、最後まで気を抜かずに真剣に取り組むこと。
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教育実習指導
【担当】教職課程専門委員会
■授業概要
実習校での教育実習を円滑に実施できるよう、教職の意義や役割を理解するとともに、一定水準の授業を実施する力や、教職に対する使命感を養
成する。また、教育実習を振り返り、自らの達成点や今後の課題を明らかにする。
■到達目標
1.教育実習の意義、内容、スケジュールなどについて、理解する。
2.保健体育の指導案づくりや実際の指導法について理解し、習熟する。
3.教育実習に向けて心得ておかなければならない事項について理解する。
4.教育職員として求められる資質能力をふまえながら、自分自身が身に付けるべき課題を明確にする。
■講義計画
事前指導:教育職員について
学習課題:授業計画を練り、指導案を精緻なものにする。自分の授業、
参観した授業を振り返る
学校教育において教師が果たす役割、教員に求められる資質・能力
学習課題:これまで教職課程で学んできたことを再確認する
事前指導:中間まとめと武道の指導
事前指導:教育実習の意義
模擬授業に対するコメント、武道の指導について
教育実習で学ぶこと、留意点
学習課題:模擬授業を振り返る
学習課題:教育実習ハンドブックを活用し、教育実習に対するイメー
事前指導:教育実習に向けての心構え
ジや心構えを涵養する
直前に準備すること、心構え、事務的な連絡など
事前指導:授業作り(1)
学習課題:実習校との連絡、実習のための準備を行う
保健や体育授業の設計、指導案の作り方
事後指導:教育実習を振り返り、教師の資質について考える
複数回実施する
実習生受け入れ校の教員を講師に招き、講話を伺い、考えをまとめる
学習課題:指導案を実際に作成する
学習課題:教育実習や4年間の教職の学びを振り返り、レポートを作
事前指導:授業作り(2)
成する
模擬授業の実施
授業実施者、授業参観者の立場で、複数回実施する
■評価方法
模擬授業のための指導案(30%)や、模擬授業実施に関するレポート(20%)、授業参観評価シート(30%)、模擬授業の達成度(20%)に基
づき評価する。
■教科書
びわこ成蹊スポーツ大学『教育実習ハンドブック』
■参考書
各学校種の「学習指導要領」
■履修上の注意事項
授業の日時、場所については、別途連絡(掲示等)する。教育実習に関する記録等、指示された提出物を必ず提出すること。
■受講生へのメッセージ
教育実習事前指導をきちんと受講したと認定された者(出席や提出物の条件を満たしている者)以外は、教育実習に参加することができない。
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10:29:32
教育実習Ⅰ(実習期間 3週間以上)
【担当】教職課程専門委員会
■授業概要
教育実習校における実習を通して教員になるために求められる資質・能力の習得、向上を図る。保健体育科の授業の設計と指導、学級(ホームルー
ム)活動、学校行事、生徒指導、部活動等の指導、生徒理解の方法等に関する実践的な知識や技能の向上を図るとともに、教職意識の高揚を図り、
教職を目指すことの意義について実際体験を通して学ぶ。
■到達目標
教職の重要性を理解する
教師の仕事や役割を理解する
生徒の特性や行動の背景にある思いを理解できる
一定水準の授業ができる
一定水準の学級経営ができる
生徒とよい人間関係を形成できる
■講義計画
実習校で3週間以上行われる。観察・参加・実習という展開過程で行
学習課題:教職課程におけるこれまでの学びを再確認しておくこと。
われる。具体的な内容については、授業や学級経営等の実践が、実
実習校や生徒に関する様々な情報収集、指導案の作成等、
習校の指導教員との緊密な連携・協力のもとに計画され、実施される。
教育実習を円滑に遂行するために必要なことに取り組ん
でおくこと。
■評価方法
教育実習校による評価を基本とし(80%)、教育実習日誌(10%)や、作成した指導案の達成度(10%)を加味して評価する。
■教科書
びわこ成蹊スポーツ大学『教育実習ハンドブック』を活用する。
■参考書
校種別の学習指導要領(文部科学省)
■履修上の注意事項
中学校教員免許状と高等学校教員免許状を取得しようとする者が履修する。
■受講生へのメッセージ
「教育実習(事前)指導」(1単位)に出席していない学生は教育実習に参加することはできない。
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2016/04/22
10:29:32
教育実習Ⅱ(実習期間 2週間)
【担当】教職課程専門委員会
■授業概要
教育実習校における実習を通して教員になるために求められる資質・能力の習得、向上を図る。保健体育科の授業の設計と指導、学級(ホームルー
ム)活動、学校行事、生徒指導、部活動等の指導、生徒理解の方法等に関する実践的な知識や技能の向上を図るとともに、教職意識の高揚を図り、
教職を目指すことの意義について実際体験を通して学ぶ。
■到達目標
教職の重要性を理解する。
教師の仕事や役割を理解する。
生徒の特性や行動の背景にある思いを理解できる。
一定水準の授業ができる。
一定水準の学級経営ができる。
生徒とよい人間関係を形成することができる。
■講義計画
2週間行われる。観察・参加・実習という展開過程で行われる。具体
学習課題:これまでの教職課程での学びを再確認しておくこと。実
的な内容については、授業や学級経営の実践について、実習校との
習校や生徒に関する情報収集、指導案の作成等、実習を
緊密な協力・連携のもとに、計画され、実施される。
円滑に遂行するために必要なことに取り組むこと。
■評価方法
教育実習校による評価を基本とし(80%)、教育実習生日誌(10%)や作成した指導案の達成度(10%)を加味して評価する。
■教科書
びわこ成蹊スポーツ大学『教育実習ハンドブック』を活用すること。
■参考書
各学校種の「学習指導要領」(文部科学省)
■履修上の注意事項
「教育実習Ⅱ」
(2単位)は高等学校教員免許状のみの取得を目指す者が履修する。中学校教員免許状を取得しようとする者は「教育実習Ⅰ」
(4単位)
を履修しなければならない。
■受講生へのメッセージ
「教育実習事前指導」(1単位)に出席していない学生は教育実習に参加することはできない。
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2016/04/22
10:29:32
福祉と介護
【担当】森本 創
■授業概要
教員免許取得において社会福祉施設での介護等体験実習は必須であり、そのために必要な福祉と介護に関する基礎的知識を身につける。また、教
育現場では様々なハンディのある児童生徒がいるため、主な障害とその特徴を理解しておくことは教師として重要である。さらに、福祉制度の概
要と目的を理解し、現代社会が抱える様々な福祉課題に興味関心を持つことを通して、多様な家庭背景を持つ児童生徒をより深く理解することが
できる。
■到達目標
・福祉制度全般についての基礎的知識を身につける。
・主な社会福祉施設の目的と意義を理解する。
・主な障害とその特徴を理解する。
・現代社会が抱える様々な福祉課題に興味関心を持つと共に、より深く考えようとする態度を身につける。
■講義計画
第1回:オリエンテーション(授業概要と到達目標・評価方法・そ
の他注意点)
・学生自身の社会福祉に関する知識や理解を確認する。
・学生自身の将来の目標とそれに向けての意識を確認する。
・授業の目的と意義を理解し、本授業への動機づけとする。
学習課題:自己紹介カードの記入と提出
第2回:現代社会における社会福祉の意義と目的
・社会福祉とは何かについて考え、その意義を理解する。
・社会福祉の概念と理念を理解する。
・教師を目指す学生が社会福祉を学ぶことの意義を理解する。
学習課題:資料への理解を深め、それに対する自分の意見や考えを
まとめる。
第3回:社会福祉のあゆみ1
・我が国の社会福祉の歩みと到達点を理解する。
・滋賀県の社会福祉の現状と課題への理解を深める。
学習課題:資料への理解を深め、それに対する自分の意見や考えを
まとめる。
第4回:社会福祉のあゆみ2
・ヨーロッパの社会福祉の歩みと到達点を理解する。
・我が国と諸外国の社会福祉の特徴を比較し、その違いについて考
える。
学習課題:資料への理解を深め、それに対する自分の意見や考えを
まとめる。
第5回:社会福祉の法制度と行財政
・社会福祉の法制度と行政機関を理解する。
・社会福祉財政の現状と課題への理解を深める。
学習課題:資料への理解を深め、それに対する自分の意見や考えを
まとめる。
第6回:セーフティネットと生活保護
・生活保護の意義と目的を理解する。
・生活保護の現状と課題についての理解を深める。
学習課題:資料への理解を深め、それに対する自分の意見や考えを
まとめる。
第7回:子ども家庭福祉と現代社会の課題1
・子ども家庭福祉の法制度と行政機関を理解する。
・子ども家庭福祉の相談機関と施設を理解する。
学習課題:事前に県内の児童福祉施設の役割や目的を調べておく。
第8回:子ども家庭福祉と現代社会の課題2
・子ども家庭福祉の現状と課題について理解を深める。
・少子化問題についての理解を深め、その対策を考える。
学習課題:資料への理解を深め、それに対する自分の意見や考えを
まとめる。
第9回:高齢者福祉と現代社会の課題1
・高齢者福祉の法制度と行政機関を理解する。
・高齢者福祉の相談機関と施設を理解する。
学習課題:事前に県内の高齢者施設の役割や目的を調べておく。
第10回:高齢者福祉と現代社会の課題2
・高齢者福祉の現状と課題について理解を深める。
・高齢化問題についての理解を深め、その対策を考える。
学習課題:資料への理解を深め、それに対する自分の意見や考えを
まとめる。
第11回:障害者福祉と現代社会の課題1
・障害者福祉の法制度と行政機関を理解する。
・障害者福祉の相談機関と施設を理解する。
・主な障害とその特徴を理解する。
学習課題:事前に県内の障害者施設の役割や目的を調べておく。
第12回:障害者福祉と現代社会の課題2
・障害者福祉の現状と課題についての理解を深める。
・国連
「障害者の権利条約」
について学び、
その意義や目的を理解する。
学習課題:国連「障害者の権利条約」を全文プリントアウトし、事
前に読んでおく。
第13回:これからの社会福祉のあり方
・これまでの授業を振り返り、
我が国の現状と課題への理解を深める。
・
「インクルーシブな共生社会」
の実現に向けた取り組みについて考える。
学習課題:自分の興味ある課題について、事前に調べて考えをまと
めておく。
第14回:介護等体験実習の概要と意義
・介護等体験実習の意義と目的を理解し、実習への動機づけとする。
・介護等体験実習の実習目標について考える。
学習課題:介護等体験実習への思いや目標を事前にまとめておく。
第15回:介護等体験実習の心構えと注意点
・介護等体験実習の基本的心構えと注意点を理解する。
・介護等体験実習における記録の取り方や支援計画の作成について
学ぶ。
学習課題:介護等体験実習に関する疑問や質問を事前にまとめておく。
■評価方法
授業中に提出する小課題の提出状況と内容(50%)、筆記試験またはレポート(50%)を総合的に判断して行う。
■教科書
特になし。適宜、授業内において資料を配布する。
■参考書
『新 社会福祉とは何か』(一番ケ瀬康子編著 ミネルバ書房)
『新 社会福祉とは何か』(大久保秀子著 中央法規)
『教師を目指す人の介護等体験ハンドブック』(現代教師養成研究会編 大修館書籍)
『よくわかる社会福祉施設』(社会福祉法人全国社会福祉協議会 図書印刷)
■履修上の注意事項
中学校教員免許状を取得するために「介護等体験」を行うものは、「福祉と介護」を履修しなければならない。
全講義15時間のレジュメを必ず綴じておくこと。
■受講生へのメッセージ
この講義を通して社会福祉の意義、目的、法体系、施設の種類等について理解し、社会福祉施設や特別支援学校での介護等体験を原体験として、
生ある者の尊さと共に生きることの意味や社会的弱者に対する人権意識を高め、ノーマライゼーションの思想を深め、さらに他者との共感的受
容的な人間理解を深める自己変革の契機となることを願っています。
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2016/04/22
10:29:33
特別支援教育論
【担当】森本 創
■授業概要
教員免許取得において特別支援学校での介護等体験実習は必須であり、そのために必要な特別支援教育に関する基礎的知識を身につける。また、
教育現場では様々なハンディのある児童生徒がいるため、主な障害とその特徴を理解しておくことは教師として重要である。さらに、障害への理
解を通して、
「生命の尊さ」を学ぶと共に、我が国が目指す「インクルーシブな共生社会」の実現に積極的に貢献できる社会人を育成する。
■到達目標
・特別支援学校で介護等体験を行うことの意義と目的を理解する。
・特別支援教育の理念と基本的考え方を理解する。
・特別支援教育の対象となる主な障害とその特徴を理解する。
・現代社会が抱える様々な教育課題に興味関心を持つと共に、より深く考えようとする態度を身につける。
■講義計画
第1回:オリエンテーション(授業概要と到達目標・評価方法・そ
の他注意点)
・学生自身の障害に対する知識や理解を確認する。
・学生自身の将来の目標とそれに向けての意識を確認する。
・本授業の目的と意義を理解し、授業への動機づけとする。
学習課題:自己紹介カードの記入と提出
第2回:特別支援教育の理念と基本的な考え
・特別支援教育とは何かについて考え、その理念と基本的な考え方
を理解する。
・教師を目指す学生が特別支援教育を学ぶことの意義を理解する。
・特別支援教育の対象となる児童について理解を深める。
学習課題:資料への理解を深め、それに対する自分の意見や考えを
まとめる。
第3回:特別支援教育のあゆみ
・我が国の特別支援教育の歩みと到達点を理解する。
・滋賀県の特別支援教育の現状と課題への理解を深める。
学習課題:滋賀県の特別支援学校について事前に調べておく。
第4回:特別支援教育の制度と支援システム
・特別支援教育の現行制度を理解する。
・特別支援教育の支援システムについての理解を深める。
学習課題:資料への理解を深め、それに対する自分の意見や考えを
まとめる。
第5回:特別支援教育コーディネーターと個別指導・支援計画
・特別支援教育コーディネーターの役割と意義を理解する。
・個別指導・支援計画についての理解を深める。
学習課題:資料への理解を深め、それに対する自分の意見や考えを
まとめる。
第6回:LD(学習障害)
・ADHD(注意欠陥多動性障害)の理解と指導・
支援
・LD(学習障害)の特性を理解し、指導・支援方法について学ぶ。
・ADHD(注意欠陥多動性障害)の特性を理解し、指導・支援方法
について学ぶ。
学習課題:LD(学習障害)・ADHD(注意欠陥多動性障害)の障害特
性について事前に調べておく。
第7回:PDD(広汎性発達障害)
・自閉症スペクトラムの理解と指導・
支援
・PDD(広汎性発達障害)・自閉症スペクトラムの概念と特性を理解
する。
・PDD(広汎性発達障害)・自閉症スペクトラムの指導・支援方法に
ついて学ぶ。
学習課題:PDD(広汎性発達障害)・自閉症スペクトラムの障害特性
について事前に調べておく。
第8回:情緒障害・言語障害の理解と指導・支援
・情緒障害の特性を理解し、指導・支援方法について学ぶ。
・言語障害の特性を理解し、指導・支援方法について学ぶ。
学習課題:情緒障害・言語障害の理解の障害特性について事前に調
べておく。
第9回:知的障害の理解と指導・支援
・知的障害の特性を理解し、指導・支援方法について学ぶ。
・代表的な発達検査の方法と特徴を理解する。
学習課題:知的障害の理解の障害特性について事前に調べておく。
第10回:肢体不自由・病弱・身体虚弱・重複障害の理解・支援
・肢体不自由・病弱・身体虚弱・重複障害の特性を理解し、指導・
支援方法について学ぶ。
・障害の原因となる主な病気への理解を深める。
学習課題:障害の原因となる主な病気について事前に調べておく。
第11回:その他特別に支援を必要とする子どもの理解と指導・支援
・その他特別に支援を必要とする子どもを理解し、指導・支援方法
について学ぶ。
・不登校やいじめの原因について考え、その対応方法についての理
解を深める。
学習課題:いじめが原因と思われる事件や事故について事前に調べ
ておく。
第12回:保護者との連携
・保護者の障害受容とストレスへの理解を深める。
・保護者への具体的支援と連携について考える。
学習課題:資料への理解を深め、それに対する自分の意見や考えを
まとめる。
第13回:専門機関や地域との連携
・各専門機関の役割と意義を理解する。
・専門機関や地域との連携についての理解を深める。
学習課題:特別支援教育との関係が深い専門機関について事前に調
べておく。
第14回:介護等体験実習の概要と意義
・介護等体験実習の意義と目的を理解し、実習への動機づけとする。
・介護等体験実習の実習目標について考える。
学習課題:介護等体験実習への思いや目標を事前にまとめておく。
第15回:介護等体験実習の心構えと注意点
・介護等体験実習の基本的心構えと注意点を理解する。
・介護等体験実習における記録の取り方や授業案の作成について学ぶ。
学習課題:介護等体験実習に関する疑問や質問を事前にまとめておく。
■評価方法
授業中に提出する小課題の提出状況と内容(50%)、筆記試験またはレポート(50%)を総合的に判断して評価を行う。
■教科書
特になし。適宜、授業内において資料を配布する。
■参考書
『はじめての特別支援教育』(柘植雅義他編 有斐閣アルマ)
『教師を目指す人の介護等体験ハンドブック』(現代教師養成研究会編 大修館書籍)
■受講生へのメッセージ
この講義を通して障害特性を理解し、さらに特別支援学校での介護等体験を原体験として、生ある者の尊さと共に生きることの意味や社会的弱
者に対する人権意識を高め、ノーマライゼーションの思想を深め、さらに他者との共感的受容的な人間理解を深める自己変革の契機となること
を願っています。
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2016/04/22
10:29:33
アスレティックトレーナー特別講座(1)
【担当】佃 文子
■授業概要
スポーツ現場で求められる医科学的支援について、アスレティックトレーナーの役割と業務の内容を理解する。
またスポーツ現場を取りまく他の支援者らとの協働について、各専門性と関係性を学ぶ。
■到達目標
アスレティックトレーナーに求められる役割と、基本的に備えるべき知識と技能を理解する。
またスポーツ現場を取りまく他の支援者らとの協働について理解する。
■講義計画
第1回:ガイダンス、アスレティックトレーナー特別講座の概説
や被支援者の関係について討議する
授業の概要を理解し、アスリートの支援者としての基本的姿勢を理
学習課題:身近なスポーツ現場の支援者と被支援者との関係性を振り
返り、良い点と悪い点についてまとめ改善策を提案する
解する
学習課題:スポーツを支援する人の心構えについて考える
第9回:コミュニケーションの取り方と工夫
第2回:アスレティックトレーナーの歴史
さまざまなコミュニケーションの方法を学ぶ
世界各国の医療の仕組みとスポーツトレーナー制度について、また
学習課題:講義内容を振り返り、自己のコミュニケーション方法の
課題をまとめる
日本のアスレティックトレーナー制度ができるまでの歴史的変遷に
ついて理解する
第10回:医科学関係者との連携
学習課題:世界各国及び日本の医療の仕組みとスポーツトレーナー
医科学スタッフとの連携として、特にスポーツドクターや医療機関
との連携方法と注意点について学ぶ
制度について予習復習をする
第3回:アスレティックトレーナーの役割と業務内容
学習課題:具体的な専門家との連携の事例に触れ、自己の身近なス
ポーツ環境での連携方策について討議する
アスレティックトレーナーの役割と業務内容の基礎を学ぶ
学習課題:講義内容について予習復習する
第11回:コーチとの連携
第4回:競技特性に応じたアスレティックトレーナーの役割
コーチングスタッフとの連携として、特にチーム指揮者(監督・コー
活動現場の特性、競技特性、アマチュアスポーツとプロスポーツな
チ)との連携方法と注意点について学ぶ
ど競技レベル別に求められる、アスレティックトレーナーの役割に
学習課題:具体的な専門家との連携の事例に触れ、自己の身近なス
ポーツ環境での連携方策について討議する
ついて理解する。
学習課題:自己の専門競技のトレーナー像についてまとめてみる。
復習では専門競技外のトレーナー像についてまとめる。
第12回:アスリートのメディカルチェック
集団的健康k診断とアスリートのためのメディカルチェックの仕組み
第5回:スポーツ指導としてのアスレティックトレーナーの役割
を学ぶ
指導する世代別に注意する事項や、効果的な指導法について理解する
学習課題:復習として、身近なスポーツにおけるメディカルチェッ
クを企画してみる
学習課題:各種年代への運動指導について、予習してくる
第6回:スポーツ現場の支援スタッフ
第13回:メディカルチェック後の管理とフィードバック
スポーツ現場を取りまく各種のスタッフの専門性と協働について学ぶ。
メディカルチェックで扱ったデータの管理と、フィードバック方法
学習課題:身近なスポーツ現場の各種の支援スタッフの連携状況に
について演習する
ついて振り返り、良い点と悪い点についてまとめ改善策
学習課題:身近なスポーツ現場に実施したメディカルチェックを
フィードバックする
を提案する
第7回:トレーナー組織の管理運営
第14回:アスレティックトレーナーの社会的立場
医科学スタッフとの各種情報の取扱いと管理方法について、特に個
日本における医療保険制度内での制約と、アスレティックトレーナー
人情報の取り扱いについて守秘義務と倫理的配慮を学ぶ
として求められる行動規範と範囲について討議する。
学習課題:身近なスポーツ現場の各種の情報の取り扱いについて振り
学習課題:日本の社会保険の仕組みを予習する
返り、良い点と悪い点についてまとめ改善策を提案する
第15回:まとめ及び総括
第8回:他者支援と倫理
スポーツ指導者としてのアスレティックトレーナーはどうあるべき
支援する際の心構えを学ぶとともに、トラブルになりやすい支援者
か、授業で学んだ内容から考えをまとめる
■評価方法
複数の授業内課題(毎時のリフレクションシート)70点+トレーナー活動に関するレポート30点
■教科書
1.公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト1 ¥2.900、日本体育協会
※ 授業のガイダンス時に注文を取りまとめます。
■受講生へのメッセージ
日本体育協会公認アスレティックトレーナーの適応コース申請に必要な科目です。
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2016/04/22
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講義概要
SYLLABUS 2016
Syllabus
2016 講義概要
〒520-0503
滋 賀 県 大 津 市 北 比 良 1 2 0 4 番 地
http://www.bss.ac.jp E-mail:[email protected]
〒520-0503
滋 賀 県 大 津 市 北 比 良 1 2 0 4 番 地
http://www.bss.ac.jp E-mail:[email protected]
表紙_講義概要.indd
1
〒520-0503
滋 賀 県 大 津 市 北 比 良 1 2 0 4 番 地
http://www.bss.ac.jp E-mail:[email protected]
この制作物は、みんなの文字を
使用しています。みんなの文字は、
一般社団法人UCDAが「読みや
すさ」を認証した書体です。
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