1年間の取り組みと学校評価 - 大分県教育委員会 学校ホームページ

1年間の取り組みと学校評価
阿南小学校
江藤きみ子
Ⅰ、はじめに
学校教育でめざしていること
学校を楽しいと感じる児童が多ければ、いじめや不登校の児童は、少なくなる。
いじめ0 不登校0をめざしたい。
「学校が楽しい」とは、
「学校が楽しい」
徳・・・①教師と児童の信頼関係がある
教師と児童の信頼関係がある
②学級に支持的風土が育ち児童同士の信頼関
学級に支持的風土が育ち児童同士の信頼関
係がある
知・・・③教師に授業力があるため、児童に知的好奇心の高まりが見られ、授業に意欲的
教師に授業力があるため、児童に知的好奇心の高まりが見られ、授業に意欲的
に取り組む
体・・・④心身ともに健康である
心身ともに健康である。
心身ともに健康である
そのような視点から、「芯の通った学校組織」を推進し、学校評価(アンケー
トの実施)をしている。
Ⅱ、アンケート結果
(
)内の太字が3学期
徳
①教師と児童の信頼関係がある
教師と児童の信頼関係がある
(1)先生は、児童の悩みに誠意を持って対応している。(保)
(2)先生は、命・人権の大切さに気を配っている。(保)
1学期
(1)(2)の項目も90%を達成している。2学期84%
3学期は、(87%
87% 90%)
3学期
90%
②学級に支持的風土が育っている
学級に支持的風土が育っている
(1)進んであいさつをしている。(保 児)
(2)やさしく思いやりのある言動が見受けられる。(保 児)
(3)よい言葉遣いができた。(児)
(4)友達に優しくできた。(児)
86%
結果と分析
(1)については、児童アンケート85% 83% (90%
90%)
保護者アンケートで
90%
は、78% 76% (78%
78%)である。
78%
(2)については、児童アンケート85% 86% (88%
88%)保護者アンケートでは
88%
、73%
77%
(77%
77%)である。
77%
(3)については、児童アンケート83% 74% (88%
88%)である。
88%
(4)については、児童アンケート85% 86% (95%
95%)である。
95%
この項目は、家庭での影響が大きいので通信を通して呼びかけ、連携を図っていくこと
が大切である。
知
③教師に授業力があるため、児童に知的好奇心の高まりが見られ、意欲的に取り組む
教師に授業力があるため、児童に知的好奇心の高まりが見られ、意欲的に取り組む
(1)勉強に意欲的に取り組んでいる。(保)
(2)先生は、分かりやすい授業をしている。(保)
(3)勉強がよく分かる。(児)
(4)児童の発言や活動が多い。(参観 保)
(5)授業のねらいがよく分かる。(参観 保)
結果と分析
1学期は、(1)83% 79% (82%
82%)(2)88%
83% (88%
88%)(3)
82%
88%
88% 78% (90%
90%)(4)77%
(5)62%であった。3学期は、90パ
90%
ーセントをめざしている。全体として、研修を通して、自力解決の時間や学び合いの時
間を保障するなどの工夫や、落ち着いて学習に取り組めるような集団づくり、また、個
に応じた対応をしていく必要がある。
体
④心身ともに健康である
心身ともに健康である
(1)外遊びをしている。(児)
(2)中休みに縄跳び マラソンをしている。(教)
(3)体育の時間に決まった運動を取入れている。(教)
(4)早寝 早起き 朝ご飯の習慣ができている。(保)
結果と分析
85%)(2)93%
83% (94%
94%)
(
1学期は、(1)79% 75% (8
5%
94%
3)93% 80% (95%
95%)(4)83%
82% (82%
82%)であった。「一日
95%
82%
一回は、外に出て遊ぼうよ」と担任が声かけをする。特に、早寝 早起き 朝ご飯につ
いては、100パーセントをめざしたい。家庭へ呼びかけ、生活リズムの徹底を図って
いく必要がある。
保護者アンケート結果
4
3.5
3
2.5
2
1.5
1
進んであいさつをしている。
学校や社会のきまりを守ろうとしている。
早寝 早起き 朝ご飯の習慣ができている。
家庭で仕事をしている。
先生は、分かりやすい授業をしている。
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
学校は、安全に過ごせるように管理をされてい …
粘り強く頑張る子に育っている。
4
学校は、地域に開かれた学校(授業公開・地域 …
やさしく思いやりのある言動が見受けられる。
3
学校には、相談しやすい雰囲気がある。
家庭学習を必ずしている。
2
先生は、学校の様子を通信や懇談で知らせ、 …
勉強に意欲的に取り組んでいる。
1
先生は、命・人権の大切さに気を配っている。
学校へ行くのを楽しみにしている。
0
先生は、児童の悩みに誠意を持って対応して …
0.5
15
16
1学期
2学期
3学期
児童アンケート結果
4
3.5
3
2.5
2
1.5
1
0.5
0
友達にやさしい
勉強がよくわかる
学校は楽しい
3
学び合い
掃除
2
家庭学習
よい言葉づかい
1
外遊び
あいさつ
1学期
4
5
6
7
8
9
2学期
3学期
教職員アンケート結果
4
3.5
3
2.5
2
1.5
1
0.5
6
7
8
帰りの会でさしすせ掃除ができた子をほ
めていますか
体育の時間に決まった運動を取り入れて
いますか
5
月 水 金の中休みになわとび、マラソン
をしていますか
4
帰りの会で、あいさつができた子を必ずほ
めていますか
授業では、課題に対するまとめができてい
ますか(算数)
3
あいさつでは、率先垂範ができていますか
2
児童は、宿題を必ずやってきていますか
1
チャレンジタイムは、○付けや指導ができ
ましたか
学年発表等集会後再度内容について子ど
もに聞きましたか
0
1学期
2学期
3学期
9
Ⅳ、保護者との連携強化
シラ
◎学校経営の見える化を図る
学校経営の見える化を図る・・・保護者に分かる資料の提示(グランドデザイン
学校経営の見える化を図る
バスの配布・・・配布済み)と評価結果や学力調査の結果の分析をして、お知らせをす る。
(3学期の期末PTAで資料として配布)
◎教師が授業力をつけていく。
教師が授業力をつけていく。
◎保護者との連携を図る。
保護者との連携を図る。
今、子どもたちを取り巻く環境は多様であり、子どもたちはその中で日々奮闘しながら
頑張っています。時には心の平穏をなくし、自分を見失うこともあると思います。そうな
ると学級の中も落ち着きを欠き、学校生活や授業にも影響を及ぼすという実態がありまし
た。学校としては、子どものよいところも悪いところも保護者と共に把握しておくことが
大切だと考えています。ストレートに情報交換をしていく部分を増やし、機会をのがさな
いようにしていきたいと考えています。学校と家庭との連携は、子どもの健全育成にとっ
て必要な車の両輪であります。
学校では、多様な子どもたちのニーズに、TTの配置、個別の学習時間の設定、新た
な人員の確保などに努めてきました。上記のアンケート結果より、さらに成果を上げてい
くには、「子どもの学びの意欲をどう育んでいくか
子どもの学びの意欲をどう育んでいくか」教師も保護者も共に考え、実践して
子どもの学びの意欲をどう育んでいくか
いくことに尽きます。PTAの原点に立ち返って志を共にしていきましょう。
学びの「意欲」は、
A:人との関わりの中で生まれます。
B:自分と向き合う力(自律 自立)から生まれます。
学校での重点目標
A:人とうまく関わるために(だれに対しても)
①自分の気持ちをうまく言葉で伝えられること。(表現力)
目を見て話を聞いたり、話したりできること。
②気持ちのよいあいさつをすること。
③チャイムの合図(きまり)を守ること。
B:自分と向き合う力(自律 自立)を培うために
④身の回りの整理や後片付け(物の大切さ)ができること。
を取り組んでいます。
上記のことを徹底
徹底していくために
徹底
学校がやっていくこと ◎学校経営の見える化 ◎教師の授業力 そして、
1,学校だより、学級通信、連絡帳を通して、上記のこと①~④の呼びかけをする。
2,PTAの懇談では、ABCD(あ
あたりまえのことをば
ばかにしないでち
ちゃんとで
できる
)
を振り返り、そのことの大切さを委員長中心に話を進め、再確認する。
3,子育てで悩んでいる保護者も多いので、講師の先生を招いて、講演をする。
4,個人的な悩みに管理職が対応していく。第3者の意見を聞く場を提供する。
5,役員会で子どもたちの現状を話し、意見を聞く場を持つ。懇談会の進め方について
話し合いをしていく。
各家庭へお願いしたいこと
※短い時間でもよいので、子どもと本気
本気で関わりましょう。
本気
1,仲間と共に伸びていくことで、個が伸びていきます
仲間と共に伸びていくことで、個が伸びていきます。・・・トラブルや問題が発生
仲間と共に伸びていくことで、個が伸びていきます
することで、知恵が出てきます。個人追求や周りのせいにしては、同じ失敗を繰り返
すことになり、これからの将来いろんな人とうまく関わるための知恵を学べません。
2,学校の様子(学習面
学校の様子(学習面 生活面 遊びの様子)を知っていますか。聞き出すというの
遊びの様子)を知っていますか
ではなく、自然に親子の会話ができることが望ましいですね。・・・
学習面は、家庭学習に目を通し、にこにこマークでもしてあげて下さい。
生活面や人との関係で困りを感じたら、「どうすれば、楽しくなるかな?」と聞き返
して下さい。大人が気がつかない子どもの発想力のすごさに気づくことでしょう。
帰ったら、「どうだった?少し楽しくなった?」と聞いてみて下さい。
決して、親が不安を感じて、そのことが子どもに伝わったり、周りのせいで解決を図
ったりしないようにして下さい。気になる時は、「自分から先生に話してごらん」ま
たは、直接、親から学校へ連絡をして下さい。我慢する必要はありません!
3,自分の子ども以外の阿南小の子どもに積極的に関わりましょう
阿南小の子どもに積極的に関わりましょう。
阿南小の子どもに積極的に関わりましょう
登下校で、子どもたちに出会った時 PTAで学校に来た時 地域で子どもに出会っ
た時・・・子どもに声かけをしても、すぐに言葉が返ってこないかもしれません。で
も、子どもの心の中は、うれしさでいっぱいなのです。少しずつ、答えられるように
お手本や支援をしていきたいと思います。子どもを見守り、待つ姿勢が子どもの変容
につながっていくと思います。積極的に関わって下さっている方々がほとんどですが
・・・・本当にありがとうございます。
家庭へお願い
※意識調査(別紙1)より、テレビやゲームの時間が一日2時間~3時間の児童が40
パーセントいます。また、おうちの人との会話が10分以内の児童が20パーセント
います。読書の時間も10分~30分と少ない結果になっています。
そこで、①30分は、読書や新聞を読む。②30分を家庭学習の時間にプラスをする。
ご協力をお願いいたします。