④ ⑧ 堀llulコンクリートlダダ:耶占欠課徹公`鷲iii【治丈1k19112 [61]ディープビームのせん断耐荷機構のFEM解析'二よる評価 正会員○二 羽埣一郎 (東京大学大学院) 中 根宏行 (東京大学工学肺) 正会員間 付前 (東京大学工学部) Iはじめに ディープピームは,政荷点および支点における鉛脳方向の応力の影唇が大哩い部材であり.その雛動は副/UZ3 程度の梁とは異なって,斜めひびわれの発生以後も,かなりの荷Hfの畑加に抵抗する。そのせん断酎荷力に対 しては‘多くの卿定式が提案されているのだが,その多くは英験から柳られたデータを基痩にした実験式であり 一般的に耐荷機餌を明確にし、さらにその耐荷機構に華づいて耐荷力を算定していくという方向での研究は少な いのが現状である。実験的に認められるディーフ゛ビームの破壊モードとしては,載荷点と支点間を結ぶコンク リートストラソトの圧縮破壊型と,顕著な斜めひびわれの発生後.その仲匹に伴って河る,ずれ破壊型があるよ うに思われる。このうち.ディープピーム内部の2軸の応力状態か比較的一抹に近い状態で破壊すると思われ る圧縮碇顛型については,2次元非線形のI、EMによる解析が有効であると考えられる。そこで,ディープピ ームの砿壊実験を行なって,FHM解研の妥当性を検証し,さらにその解析結果に基づいて耐荷柵樽を毒え,耐 荷力須定を行なう方法について琴醸した。 2実験の概要 ティープピームが圧鰯卓越型で破壊するためには,ある程度、/Uか小さい必要があるということが,既往のデー l) 夕等エウ睦められた゜堂允,そCD槻合の耐荷力はし敬荷点や支点での支圧板の大きさに,大§〈依存すること か予想されるのだが,支圧板の大きさを実験パラメータとして大きく変化させて行たった実験はあまりたい。 そこで今回の実駄では,句/aを05とし,支圧敬の大 きさ「を2,5,10,15mと変化させた。なお 各供試体とも.主筋の定着を諦保するために.主筋は 支点の外側で曲げ上げられており,さらにそれに加え てDIOのスターラップを3本配世してある。なお ●-己 供試体の形状および雛元を図-1に示した。主筋に は.、16(ノフー417〃/■」)を6本便剛した。 言 文圧板の大きさ以外の他の条件はすべてla1-である。 I bs10 せん断スパン部では.せん断補強を行なっていない。 I□) 便1ドルたコンクリートは,骨材最大寸法10回で,圧P■ハョノ■垂0.O37Ofy再4171kg/□f,ECO弱29kヅゴ ピ・2,5010,15-V=せん断ブ」.P=何Mn.P=2V 締強度は529AP/劇である。荷jMiは変位連座を一 四一1似圦仏の喉状 定にして2点政荷し,岫調に加力して破壊させた。 3実験結果 衷一U実験蛤果(荷即=P=2V) 実験結果を表-1に示す。各供試体とも,砿壊の近 く室では,ほとんど同様な餓向を示した。すなわち r(-) 】 Df9 ■■ びり硯 PSD⑥b閲 ■qq ■色■■OBU 且大口■1日 Z ’0 20.0 ”、0 2500 moB 鰭げひびわれはいずれも51程度★てに発生し,以後 Z 5 '0 荷、iの増加とともに主筋の高さ程度■で伸展するか, 3 10 00 30CO lOa6 その高さに達したのらは,ほとんど伸展しなかった。 4 15 、0 3000 139.4 ■た.最初に漣められろ斜めひびわれは.概ね251、 -241- 伍顛モート. 色■貞自T の圧頷 文向上■ の巳岱 支点上旬 の匠奴 又只と= びり耳■ !i今I後で発生した。さらに破裂近くになると,斜めひびわれか支点の文圧紋の内鰍へと伸展するとともに,敏荷 内占,>文1tミ駁の外鰍から下方へ.論「たにひひわれか発銚した。し廿・し.鍍壊モート・は,「=2mの供試体Iと. ÷21以9いつ『の大きい供試体2.3,1とでは拐左った。供試鯉lでは倣荷点の直下のコンクリート部分に, lL[上欲がめり込むようにして圧壊した⑤一方.供試悴2,3.1.でば,支点上部のコンクリートが,ディープ ビームの厚みの」j向にふくれ出すとともに荷亜か低下していき.jii4父的に斜めひびわれと載荷点の支圧敏の外緑 とを軒iふひびわれに摘ってずれて破壊した。しかし,こ白芒)場合《)‘藍塞の種たる原因は・荷31t低下の際の状況 から判断して,コンクリートの汗塞と老えられる. 4解斫方怯 l・田M1とよる解析を鉄筋コンクリートに蝋ノドルていく際には.以卜.Dようないくつかの問岨かある。すなわち コンクリートの非線形性および艇方性,コンクリート⑤時IH1依存性.コンクリートのひびわれ,おエび鉄筋とコ ンクリートの付希などである。と6つうち.=フンク’ノートの非報形舛については,KuPferらの実験データに蕪づ いて,主lrj刀から定義した等価Iijノ〕と=l;ひずみから竃奏した雫価ひすノム(つⅡ11に非線形の関係を与えることによっ て3t現に取り入れた:)異方怜については.ポアノン辻をw〔卜ずみ'とIiJじて変化させて毒忠した。コンクリ ートの時lH]依存性についてtt、惣期の荷1Fを対鞭としているので, 筋毎点 `鐘祝している。ひびわれI;=ついてはsmcnTcd(、rarkモテ’しをiijい E-IJ'---口 ̄」 ̄ 共通節点 []OC ひひわオ1発生後は.OひわオlAIn父方{;:ルワ剛性はoとし,貸大・ひ歴嫡{ ンクリート ひわれumでのせん断閂|j性を銃視した。付栽については!ひびわれ 面点 発生後・付着の歓下を考IFするプとめに,いIZに,Iすようi〔,駐IF 付蒲の仮定 図-2 曾楽':7)節点とコンクリート要巣6つ節.蝉§-9tj分的}Eのみ災《’させ,そ‐ 。■二■|■■ t クリ卜撰素は8節`点のアイゾパブメトリ,ク要素である「催1$り ■■■ ■■■ し0問については柚対変位が生じるようにした。鰯5【にハルbとコン し允妥業分勧を凶-3に示す。囲吋圧副械の蟷県では.鑑叢近,〈 て要蕊究のIiJ〃分布か火きく変化するu}眺竹かあるので,その変化 に対ILlできるよう,要素の厩さを支uzui6r)jlブキと1画」拝Mtに小さくし た。堂允.図-3の中で.斜鞭で示した蔓素は,立川r輪の約iILに 凶-3 よる3髄圧縮効来を考えて.他の要素よりも強1lbを割噸した。 : 瞬斫に用いた要示のメプンニ 5解斫結来 Pに)「.〕 r■2国 Pに 変位について,実験結果とともに図-4に示した㈲こオl r■5口■ 墨画 IWUr結来のうち,証ず支点頂上と畝荷点111下との間の枢rl1oo 疵雷T によれば,4.で述べた仮定に基づいてrjなったIPI:M鱗SO FTが,破巍の近く堂では,爽隙のティープピームの荷蔽 電位関係をかなり良く推定していることか認rL)られる。 0 2た砿壊モードおよび耐荷力について犬-2に7)くす。碇 、へFFWI 1 2.(回、) 2.(国 墨田 胡モーートに山しては,実験では支点上もしくは位荷点血下 O PIt Pに) のコンクリートか圧壊したのであるか,jWFTによれば,す べて支点上の要素か破壊すると予測された。これは.解 析で用いた.載荷`点直下の要素の強度を支H{板の拘束によ る3鮎効果を考えて副期すという仮定で,今回用いた宵l墹 窪か適当ではなかったことを示すものと思われる。しか し,酎荷力については.解りrによる算定Miの方か.実験仙 02.(画O よりも干均で約10岳小さかつたものの,ばらつきは小さ -242- 0 凶-0荷重一相対蜜 変位関係 Zd(■団 P■W) くし耐荷力の推定としては比較的良い総呆を与えている。 涙-2rを変化させたデ4-プピームのPEH脱斫 富左,図-5は,解柿上の最大荷煎時における主圧縮応)Jの 玄臼上■ 1 2 叫合であるか,比較的大きい圧締應刀か.支圧敏の大きさよ Z 5 . 10 江▲上= 4 咀 又▲上■ りも.かなり鉱大して擁れていることか望められた。 O孝察 CEp 解街価 熊I1T 、旦酎 ■衝且■丁 罰〃 5800 1.08 文▲と■ 71.8 、、B 1.10 Um-q lOa5 1.06 Ⅱ24二s 、9.4 l」2 』外陳 所UT 庇れを汀tしたものである。これは支圧敏の大きさが5mの 爽斑値 吐大碑 四1゜ 破取二 -卜゛ [(□則 CET 文△卜■ C巴= CED 五a上■ の圧■ ①巳宰 文▲上■ のE写 O圧■ ディープヒ.-ムのせん断副荷力を算定する際に.支圧板の大 きさ「の影守を孝慮せねばならないことは.現在証でに礎案 ヨーヨTアフヮilllFこ されている算定式か,「をパラメータとして含んでいるとい r■凸甸 :::;川/伽; Ⅲ う上とからみても明らかである。たとえば.Manuelはiil荷 3,0J V■V9n⑭r ECU:- .′′”〃ノノ//"ノル .'’'〃ノノノノノノ'''. 刀か「に比FIIするとしているし,さたPalvaやKungらは. それぼど血接的ではないとしても、仰定式中に.せん断スパ ・’’1'〃ノノノ〃…・ 孝‘M〃ノノノノ''…. ンi、ではなくてp縄せん断スパンx=j-「を用いているの こiiMiノリ茎iH である。しかし.これらの百定式中に念をれる「の影辱は. 彼らのデータからみる限り,rを実験パラメータとして検討 したものではないようである。今回の突験でイ\られた耐荷 図-5主肛砥応力分布 〃をManuel,Panva,hLongらの式から算定し,その実験価/ I,EM以外の各瓦定式は.いずれも.ばらつきが大さく,r の影切を正確に表わしているとは言えない。さた表-4に は.Manuelの実験データのうち圧繍型で破裂したものを抽出 して.その綿元お工ぴ実験値/算定価の価を示した。この 誇区一斎「 脚定価の価を表-3に示した。これから明らかなように. 2 4.14 0.68 0.“ 1.OB Z 5 Z、34 0.90 0日的 、14 。 4 効であること,そして〒方,既往の各御定式は【/Ijか約04 正堕■□ZU■0 文29丹■ ③29 エ.48 のあることか麹ぬられる。この脱因は.既往の算定式か「 刀.DB 2.” 表-0他のデータで●敏砥 fco [(-】 町 ロ(②】 。(ロ] b(因) Pい) 両日百用■甲■、■呵面 bIqn Vu(上) ■mmF…函同雨需禺 a ZOj 40.6 心57 0.師 ②85 3コ 西ユ 102 u、1 b 葵.6 ②.‘ 輯.7 1.掴 。、1 。88 l52 10.2 刀., 句,fCo8Ikヅーロ】 程度では比較的良い伽を与えているものの,『/dがそれより も小さくなってくるとqいずれも柄度が悪くなってくる蚊向 lO ユ。55 】.ユ0 ユ.、 、05 r■■■祠■祠■両 】5 1.コ 1.]1 】.40 、12 国区句■両■戸■両 国 ̄…■面■■■両■ 2」4 1.” 1.、 、10 平均 には,酎荷力の実験航/算定値の値を,支圧敏の大きさをテ た。との図.から.PEMによる解析は,「に依存せずに有 1hV、焔n,四 wVmwn W/vn口⑰ WVbbU z(②) ユ 場合でも,FIEMは耐荷刀を樫良<維定している。図-6 ィープピー」.の有効高さdで侭次元化したしaに対して示し 各坑定式によるせん断酎荷力の推定 3 UVⅥゅ側型 Wハト、、 WYoq [(■且) WVD0 a 15.Z 1.11 1.32 1.48 0.97 b 15.Z 1.01 0.97 0.88 1.13 =10~15m程HLd=20-.10m樫肛で,「/d=0.1 前後のデータを主として用いているためとIEAわれ,一般的な 「の影巴の評価という.点から考えれば.:【だ十分なものであ るとは言えないと思われる。「の影⑪については.「のみ に依存するのか,あるいは`!/tのようなものに依存するのか, をだ明確ではないか、類似の問題は.たとえばスラブの押抜 ら) 倉せん断の場合にも生じている。スラブのAli合は,敏荷抜 の辺長をr0,スラブ゛の布効厚をdoとしたとき.「。十k.4(k; 定数)という形で耐荷力卸定式中に取り入れている場合か多 二二シ三二 い。ディープピームの娚合も.図-5に示されたさうな圧 00.10.2030.4昭 縮応力の減れ堀か支圧敏の大きさよりも拡大していくという 凶-6r/dI(Ⅱぅ巡験値/同定fAの戟化 -243- 璃析鰯采を魯孝にしていく,必金かあると思われる。(1)式は, Manuelのせん断耐荷力抑定式である。 v・=ノメb『(’-.pjYm・ノゼ)/(,十(」り/a)?)……(,) 但し.b・『〔“ルル〃W/㎡〕,p〔盛〕 と分式は・函-7K示すように・政荷点と支点上郎の鉄筋位皿 を結ぶ力向の,支圧柾の大きさ「の射影艮さを考え,その左か 似ご-機に'乍鰍Iするコンクリートの![印【rjブ】満:.(’-,/》/i7../;)./; となったとQに,酎伺刀かW'られるとしたものである。し かし・支点上のコンクリートの破壊部分の,FEM解析から子 INIされる'E輸応ブ)の大Qさん、よび拡大状態を肴応し,支圧板の ㈹ 大きさかみかけ上拡大するとして,たとえば補正JロルIo3q/I を邸入し,(2)式のとうを阿定式を11作るとすれば,衷一5に示凶-7コンクリートH鰯ストつ’卜の 膨大モデル OB=06W;.b『(I+034/f)/(1十m/a)2)……(2) すように.瓦遼価の栢度はかなり向」zしていくことが睦められ 士。(2)式は.コンクリー・卜強歴や.主鉄筋比の効果,適用で 義一8袖正唄を鼻人した期把匹式の肝巴 きるa/aの限界などについて.■だ検肘したものではなく,一 E(-) WUhm且 WVm W咄ニーー 般的なものでは左いので.今後これらの点について研究してい 1 Z 0.14 1.08 0.9Z く方針である。 Z 5 2.コ0 1.20 、00 。 10 1.55 1.“ .OZ 15 1.コ] 2.1コ 、OS L=唖… 7むすび アイープピームについて,2次元非線形のP酷M璃析および検 延実験を行なった輸果.以下のことがIUlらかとなった。 l)a/tI<05秤風で.圧勧咽の砿困モードを示すディープピ 田モードをネナディープピ 4 苧、 在■仏ロ 2.30 1.10 、01 07.20 Z、98 。10 ームに対しては.PEMによる印Wfは非常に有効であり.砿忠 さ非常に有効であり.砿忠 モート.,せん断酎荷力,荷、-度位閥係など.英際の挙戯を刀. 掬係など.英際の挙戯をかなり正徳に推定することができる。 2)正価照の破函モードを'jミサティープピームのせん断酎荷力 -プピームのせん断酎荷力には,支圧数の大きさ「の影巴かI Zノ辻、麺の匝困モートーを'J:Tラーイープビームのせん断酎荷力には,支圧数の大きさ「の影巴か賭しい。しか し既往のいくつかの何定式では.その式中に舎営れている「の影轡の肝価が十分ではたく.今回行なった「を 変化させた典触のiii荷ノJを将良〈椎定で過なかった。 3)PEMによる鮒斫では.「の戒化にかかわらず.実験結果をかなり正硫に推定しており!l、HMにより予測 される応力の臓れ゜大血さなどの↑、鮒に蕪づいて,爽際のテイーブピームの酎荷扱甫をウ2〈モプル化で#れば. かなり稲度の良い耐荷刀徳遜火かillられろと思われる。 〔謝辞〕 本研究は昭和56年雌文那rifl学研究費榊肋舎(撫明符号56060123)を受けて行なわれたものである。 なお.、研究の"蝿庵にあたり鰹ノノをI!)た.悠友セメント㈱・臓磯修輔氏,長働技術料学大・前川宏一氏に深く廟但 を表し■す。 〔参考文献〕 l)Ⅱ.F、汕司nueIfl、aoIurc⑪II)cFpIle副ms・ShmTInllEInl⑪rccdConcrcte,、b1.2.ACISID`02-19 2)iTjIl・二羽’令ひ-rみ災示によるコンクリート禰成ロ(」の定式化.土木学会年次学術身浪合績要狼.1980 3)llA1Dduov布.(.、ID.S1cs5JHUrcnRIhjmdIl⑭h記、.I⑪「o【l〕PcpBGamsonShPiw・IDT⑥に.⑪rA.S、C、H・BT5.1965.10 1)I?k、1W、9.1,J.肱)bunS.八.SInRh.c、ILSha「pShm「AnnlyS8s盆、。【)PsoRn⑥illaunIor[edConCreIeDE⑪pllCdDnu、、 TheSTI(「(、Tl.'いI.’:MiINd肘H1ll1l72・IC う)、、調毎WlY.』$年鋼メ:.⑬!】I廟kご餓酪E,〆ケリートスフプ【アノ晦輪菫舎人窃計力にRU-すら'14駿的醸究.-t木予会蛸文Ou告典.19749 -244-‐
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