《サウスウィンドコレクション2015 第1回 メロディのうたごころ 》 今回、第

《サウスウィンドコレクション2015 第1回 メロディのうたごころ 》
今回、第 21 回目と新たに歩みだした定期演奏会の新企画です。題して『サウスウィンドコレ
クション』
。毎年、次の 2 つのテーマに沿った「音楽の展示会」です。一つ目はちょうど 50
年前から日本中で人気に火がついた「吹奏楽の父」といわれる作曲家、アルフレッド・リード
の数々の名曲を。もう一つのテーマは、その年にちなんだ音楽家、その音楽をご紹介します。
アルフレッド・リード(1921~2005)について
社会人やプロで演奏し続けるほとんどの吹奏楽奏者は、1 度は彼の音楽を演奏した経験がある
ことでしょう。亡くなって今年で 10 年となりますが、未だに吹奏楽において大きな存在とし
て生き続けています。
■生涯(第一部 44 歳ごろまで)
1921 年ニューヨークに生まれたリードは、高校を卒業後すぐにトランペット奏者として仕事
をし始め、1938 年 17 歳の時、作曲家になる意志を固め、音楽の勉強をしながら「青少年局
ラジオ・ワークショップ」にて職業訓練を積みました。彼は音楽番組制作部にて著名な指揮者、
ストコフスキーなどのアシスタントとして関わりました。1939 年、第二次世界大戦が勃発す
ると、1942 年リードは陸軍航空隊バンドに入隊します。ここで 150 曲を超える軍楽隊用オ
リジナル曲と編曲を書きます。
1946 年、除隊したリードはジュリアード音楽院に入学、イタリア人作曲家ヴィットリオ・ジ
ャンニーニに師事し、作曲を学びました。卒業目前に自ら退学して NBC や ABC のラジオ番
組の音楽制作などの仕事を始め、1953 年にはハンセン出版社とも掛け持ちとなります。さら
に同時期ベイラー大学交響楽団の指導者に就いたリードは、退学したジュリアードでの実績を
認められ、ベイラー大学にて学士号を授与され、その後ハンセン出版社には 1966 年の春まで
在籍しますが、この頃リードに重要な転機が訪れます。
(このあとは来年のパンフレットに続く
予定です。
■日本との繋がり1
日本において 50 年前の 1965 年は「リード元年」です。この年リードの作品が始めて全日本
吹奏楽コンクールの課題曲に選ばれましたが、これは偶然の産物でした。当初日本人の手によ
る課題曲の予定でしたが準備の関係で間に合わず、急遽、アメリカから帰国した吹奏楽指導者・
研究者の秋山紀夫氏が自分用に持ち帰った販売楽譜 3 曲の使用となりました。その中の 1 曲が
「シンフォニック・プレリュード」(1963)でした。さらに同年、コンクールの自由曲として
高知商業高校が、今回取り上げる「フェスティヴァル・プレリュード(音楽祭のプレリュード)
」
を奏でます。
(この続きは来年以降で。
)
~演奏曲~
♪ グリーンスリーヴス
吹奏楽のための幻想曲
イングランド民謡
吹奏楽版編曲 アルフレッド・リード
♪ フェスティヴァル・プレリュード(邦題 音楽祭のプレリュード)
作曲 アルフレッド・リード
♪ 交響曲「フィンランディア」
作曲 ジャン・シベリウス
吹奏楽版編曲 今井 克己