2013年6月 研究会 - 東京大学|大学院教育学研究科・教育学部

2 0 1 3 年 度 6 月 「 グ ロ ー バ ル 社 会 の 教 育 課 題 」 研 究 会 主 催 テーマ:文化を越えて青少年の「居場所」を考える
日 時 : 2 0 1 3 年 6 月 2 1 日 ( 金 曜 日 ) 1 6 : 3 0 - 1 8 : 0 0
場所:赤門を入ってすぐ左の教育学研究科1階、第 1 会議室
16:30~17:10
「若者自立支援における『居場所』支援の立ち位置」 御 旅 屋 達 ( 社 会 科 学 研 究 所 、 特 任 研 究 員 ) 専門は教育社会学、特に子ども・若者の居場所論、ひきこもり研究。 困難を抱えた若者に「受容・共感」をベースにした「居場所」を提供する支援が存在感
を増してきた一方で、若者支援に対する「就労」の要請は強くなり続けるという二項対
立的状況が生じている。本報告では、「居場所」支援に対して利用者たちがいかなる視
点から眺め、いかなる機能を期待しているか、聞き取りデータから検討する。その上で、
支援としての「居場所」が若者支援の中で果たしうる役割について考察を行なっていく。 1 7 : 2 0 ~ 1 8 : 0 0 「移動する子どもたちの『ホーム』: アジア系アメリカ人の女の子たちのエスノグラフィー」 徳 永 智 子 ( 国 際 基 督 教 大 学 、 日 本 学 術 振 興 会 特 別 研 究 員 P D ) 東京大学大学院教育学研究科修士課程修了、メリーランド大学教育学研究科博士課程修
了(Ph.D.、教育学)。専門は、教育人類学、異文化間教育、教育社会学。 本発表では、アメリカ東海岸の高校に通うアジア系移民の女の子たちを対象としたフィ
ールドワークをもとに、彼女たちがいかにして「ホーム」(居心地の良さを感じ、帰属
意識を持つ場所・空間・コミュニティ)を意味づけ、想像、構築しているのかについて
検討する。 (主催:恒吉僚子、北村友人、教育学研究科)