速報2 - 日本赤十字社 福井県支部

赤十字国際ニュース
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2009 年 第 34 号 2009 年 10 月 2 日
( 通巻 第 760 号 )
(速報 2)スマトラ島沖地震:5,000 万円の資金援助を決定
9 月 30 日と 10 月 1 日と立て続けにインドネ
シア・スマトラ島を襲った地震により、死亡者
数は 529 人に増え、土砂崩れの下敷きになどに
よる被災者がまだ多数いることから、今後もさ
らに被害は拡大する懸念があります。
被災地は、通信、水や電気などのインフラが
機能しておらず、橋も倒壊するなど交通面での
被害もあることから、救助活動に困難をきたし
ています。
被災地のパダンで倒壊したビル
©Muhammad Fitrah/REUTERS/www.alertnet.org
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赤十字による救援活動
インドネシア赤十字社は、10 月 1 日の午前 6 時 40 分(日本時間 8 時 40 分)に医療チーム
をジャカルタからパダンに向けて出発させました。この医療チームの中には日本赤十字社か
ら派遣している槙島敏治医師と立花公恵看護師も含まれています。医療チームは被災地に到
着後、被災地近郊のベンクル支部、リアウ支部から派遣されている医療対応チームと合流し、
総勢 55 人のチームとして、支援活動を展開する予定です。
被災地では引き続き、30 の地域防災ボランティアチームが、初期の救援活動を展開してい
ます。一方、西スマトラ州支部やベンクル支部から派遣された災害対応チームは支援ニーズ
の発掘と避難・誘導活動を行っています。
ジャカルタの救援物資倉庫からはビニールシート 2,000 枚や毛布 5,000 枚、腰巻用布 5,000
枚がパダンに向けて輸送されるほか、2 基の炊き出しセット、遺体袋、テント、その他の救
援物資がトラックで搬送されています。
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日本赤十字社の対応
日本赤十字社は、国際赤十字を通じて現地の救援活動を支援するため、5,000 万円の資金
援助を行うことを決定しました。
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救援金の受付
スマトラ島沖地震被災者救援のため、日本赤十字社では皆様からの救援金を受け付けてい
ます。
日赤に寄せられた救援金は、国際赤十字が実施する救援物資の配布、医療活動、避難所運
営の支援、仮設住居の設置、家屋修理キットの提供およびその後の復興支援活動に使用する
予定です。
振込口座などは下記のとおりです。
救援金窓口
口座番号
口座名義
受付期間
郵便局・ゆうちょ銀行
00110-2-5606
日本赤十字社
平成 21 年 10 月 2 日(金)~平成 21 年 10 月 30 日(金)
※振替用紙の通信欄に「スマトラ地震」と明記してください。
※郵便局窓口での取り扱いの場合、振替手数料は免除されます。
※受領証を希望される方は、振替用紙の通信欄に「受領証希望」と明記のうえ、
お名前、ご住所、お電話番号を記載してください。
[担当窓口]日本赤十字社
Tel: 03-3437-7081
海外救援金担当
E-mail: [email protected]
今年は「赤十字思想誕生 150 周年」
「Our world. Your move」を世界のスローガンに。
赤十字の創設者アンリー・デュナンが 1859 年、イタリア・ソルフェリーノの戦いで敵味方の区別なく傷ついた兵士を
助けてから 150 年。2009 年は「赤十字思想誕生 150 周年」を記念し、日本を含む 186 の国と地域の赤十字が「Our
world. Your move」をスローガンに、一人ひとりが今日のデュナンとなって行動を起こそうと呼びかけます。世界赤十
字デーの 5 月 8 日に発売された記念切手をはじめ、さまざまな活動を展開していきます。